JPH09249475A - 生分解性プラスチックのコンポスト化処理方法及びこれに用いる装置 - Google Patents
生分解性プラスチックのコンポスト化処理方法及びこれに用いる装置Info
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- JPH09249475A JPH09249475A JP8058904A JP5890496A JPH09249475A JP H09249475 A JPH09249475 A JP H09249475A JP 8058904 A JP8058904 A JP 8058904A JP 5890496 A JP5890496 A JP 5890496A JP H09249475 A JPH09249475 A JP H09249475A
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- plastic
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- composting
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
Landscapes
- Biological Depolymerization Polymers (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 生分解性プラスチックを破砕し、この破
砕物と易分解性の有機性廃棄物とを混合し、得られた混
合物を発酵処理に付すことを特徴とする生分解性プラス
チックのコンポスト化処理方法及びこれに用いる装置。 【効果】 生分解性プラスチックを迅速かつ、完全に分
解することができる。
砕物と易分解性の有機性廃棄物とを混合し、得られた混
合物を発酵処理に付すことを特徴とする生分解性プラス
チックのコンポスト化処理方法及びこれに用いる装置。 【効果】 生分解性プラスチックを迅速かつ、完全に分
解することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生分解性プラスチ
ックを工業的に有利に分解し、コンポスト化する方法及
びこれに用いる装置に関する。
ックを工業的に有利に分解し、コンポスト化する方法及
びこれに用いる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックは現代の社会生活において
は不可欠のものとなっているが、従来のプラスチックは
微生物等で分解することがないので、その廃物処理はプ
ラスチック公害と称され大きな社会問題となっている。
は不可欠のものとなっているが、従来のプラスチックは
微生物等で分解することがないので、その廃物処理はプ
ラスチック公害と称され大きな社会問題となっている。
【0003】廃プラスチックの処理として、一部は焼却
処理によっているが、プラスチックは、燃焼時の熱量が
大きく、かつ断熱作用があるため、炉が高温となり、炉
が痛むので通常の焼却炉では処理できないという問題が
あった。更にプラスチックを焼却すると猛毒のダイオキ
シン等を発生するという問題もある。従って、ほとんど
の市町村では、プラスチックを焼却せず、そのまま不燃
ごみとして、最終処分場へ埋めているのが現状である。
しかし埋めただけではプラスチックはそのまま分解せず
に残る。
処理によっているが、プラスチックは、燃焼時の熱量が
大きく、かつ断熱作用があるため、炉が高温となり、炉
が痛むので通常の焼却炉では処理できないという問題が
あった。更にプラスチックを焼却すると猛毒のダイオキ
シン等を発生するという問題もある。従って、ほとんど
の市町村では、プラスチックを焼却せず、そのまま不燃
ごみとして、最終処分場へ埋めているのが現状である。
しかし埋めただけではプラスチックはそのまま分解せず
に残る。
【0004】このようなプラスチック公害の解決策の一
つとして現在開発されつつあるものが生分解性プラスチ
ックである。生分解性プラスチックとは自然界に存在す
る微生物によって分解されるプラスチックで、その構造
や製造方法など生分解性プラスチックに関連した技術は
現在開発、確立中である。よって、生分解性プラスチッ
クは一般ではまださほど利用されていない。そのため、
この生分解性プラスチックの処理を考慮した専用の処理
方法及び装置は従来技術として存在しない。
つとして現在開発されつつあるものが生分解性プラスチ
ックである。生分解性プラスチックとは自然界に存在す
る微生物によって分解されるプラスチックで、その構造
や製造方法など生分解性プラスチックに関連した技術は
現在開発、確立中である。よって、生分解性プラスチッ
クは一般ではまださほど利用されていない。そのため、
この生分解性プラスチックの処理を考慮した専用の処理
方法及び装置は従来技術として存在しない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、生分解
性プラスチックの処理方法を確立しなければ、生分解性
プラスチックを開発する意味が半減する。そこで、生分
解性プラスチックの処理方法を検討すると、生分解性で
あるから、焼却処理はあまり意味がなく、コンポスト化
処理等の微生物を利用した分解処理が有利と考えられ
る。しかし、この場合、次のような課題が考えられる。
性プラスチックの処理方法を確立しなければ、生分解性
プラスチックを開発する意味が半減する。そこで、生分
解性プラスチックの処理方法を検討すると、生分解性で
あるから、焼却処理はあまり意味がなく、コンポスト化
処理等の微生物を利用した分解処理が有利と考えられ
る。しかし、この場合、次のような課題が考えられる。
【0006】まず、生分解性プラスチックの処理速度に
関することである。プラスチックの使用量、これはすな
わち排出量でもあるが、その量は莫大である。今後生分
解性プラスチックが現在のプラスチックにどの程度代替
されるかわからないが、処理速度が排出される速度より
も大きくなければ生分解性プラスチックがごみとして蓄
積されることになるわけで、高速で分解処理される必要
がある。その処理としては、土壌に放置されるより、微
生物密度の大きいコンポスト化処理が望ましい。しか
し、従来のコンポスト化方法及び装置では、生分解性プ
ラスチックを効率的に分解するための前処理装置などが
具備されておらず、生分解性プラスチックを高速で分解
処理することはできない。
関することである。プラスチックの使用量、これはすな
わち排出量でもあるが、その量は莫大である。今後生分
解性プラスチックが現在のプラスチックにどの程度代替
されるかわからないが、処理速度が排出される速度より
も大きくなければ生分解性プラスチックがごみとして蓄
積されることになるわけで、高速で分解処理される必要
がある。その処理としては、土壌に放置されるより、微
生物密度の大きいコンポスト化処理が望ましい。しか
し、従来のコンポスト化方法及び装置では、生分解性プ
ラスチックを効率的に分解するための前処理装置などが
具備されておらず、生分解性プラスチックを高速で分解
処理することはできない。
【0007】次に、生分解性プラスチックの分解度に関
することである。コンポスト化処理でできるコンポスト
を土壌へ還元する場合などを想定すると、土壌中で分解
されにくい生分解性プラスチックが残存していることは
好ましくない。よって、コンポスト化処理の中で生分解
性プラスチックを完全に分解しておく必要がある。しか
し、従来のコンポスト化方法及び装置は、生分解性プラ
スチックを完全に分解できるものではなかった。
することである。コンポスト化処理でできるコンポスト
を土壌へ還元する場合などを想定すると、土壌中で分解
されにくい生分解性プラスチックが残存していることは
好ましくない。よって、コンポスト化処理の中で生分解
性プラスチックを完全に分解しておく必要がある。しか
し、従来のコンポスト化方法及び装置は、生分解性プラ
スチックを完全に分解できるものではなかった。
【0008】従って本発明の目的は、生分解性プラスチ
ックを迅速かつ完全に分解し、コンポスト化する方法及
び装置を提供することにある。
ックを迅速かつ完全に分解し、コンポスト化する方法及
び装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】斯かる実状に鑑み本発明
者らは鋭意研究を行った結果、まず、生分解性プラスチ
ックを破砕し、この破砕物と易分解性の有機性廃棄物と
を混合し、得られた混合物を発酵処理に付せば、迅速に
コンポスト化できることを見出し本発明を完成した。
者らは鋭意研究を行った結果、まず、生分解性プラスチ
ックを破砕し、この破砕物と易分解性の有機性廃棄物と
を混合し、得られた混合物を発酵処理に付せば、迅速に
コンポスト化できることを見出し本発明を完成した。
【0010】すなわち本発明は、生分解性プラスチック
を破砕し、この破砕物と易分解性の有機性廃棄物とを混
合し、得られた混合物を発酵処理に付すことを特徴とす
る生分解性プラスチックのコンポスト化処理方法を提供
するものである。また、本発明は、(a)発酵処理前の
生分解性プラスチックを破砕することのできる破砕装
置、(b)破砕されたプラスチックと易分解性の有機性
廃棄物とを混合することのできる混合装置及び(c)発
酵槽を具備する生分解性プラスチックのコンポスト化処
理装置を提供するものである。
を破砕し、この破砕物と易分解性の有機性廃棄物とを混
合し、得られた混合物を発酵処理に付すことを特徴とす
る生分解性プラスチックのコンポスト化処理方法を提供
するものである。また、本発明は、(a)発酵処理前の
生分解性プラスチックを破砕することのできる破砕装
置、(b)破砕されたプラスチックと易分解性の有機性
廃棄物とを混合することのできる混合装置及び(c)発
酵槽を具備する生分解性プラスチックのコンポスト化処
理装置を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に適用される生分解性プラ
スチックとしては、特に限定されないが、例えば、デン
プン系、ポリヒドロキシアルカノエート系、脂肪族ポリ
エステル系等が挙げられる。また形状も特に限定され
ず、ごみの収集袋や、使い捨ての皿、コップ、スプー
ン、フォークといったファーストフード店やキャンプな
どで使用されるもの、化粧品や飲料品の容器等種々のも
のを適用することができる。これらのほとんどのものは
コンポスト化装置に廃プラスチックとして届いた時点で
は、その初期の形状を保ったままであろう。しかし、こ
のままでは、微生物との接触面積が少ないので、破砕
し、プラスチックの分解速度を高める必要がある。
スチックとしては、特に限定されないが、例えば、デン
プン系、ポリヒドロキシアルカノエート系、脂肪族ポリ
エステル系等が挙げられる。また形状も特に限定され
ず、ごみの収集袋や、使い捨ての皿、コップ、スプー
ン、フォークといったファーストフード店やキャンプな
どで使用されるもの、化粧品や飲料品の容器等種々のも
のを適用することができる。これらのほとんどのものは
コンポスト化装置に廃プラスチックとして届いた時点で
は、その初期の形状を保ったままであろう。しかし、こ
のままでは、微生物との接触面積が少ないので、破砕
し、プラスチックの分解速度を高める必要がある。
【0012】本発明者らは、この点について実験を重ね
た結果、生分解性プラスチックを5〜50mm、特に5〜
20mm程度に破砕することがプラスチックの発酵、分解
を進める上で好ましいことを見出した。ここでプラスチ
ックの破砕後の大きさは5mm未満でも発酵・分解上なん
ら問題はないが、破砕の作業量が極端に増加し、工業的
に有利でないので、5mmの下限を設けたわけである。従
って、工業的に有利な破砕方法があれば、5mm未満に破
砕することは何らさしつかえない。一方、破砕後のプラ
スチックが50mmを超えると、微生物とプラスチックの
接触面積が少なくなり、発酵、分解の速度が遅くなるこ
とがある。なお破砕前のプラスチックの形状は、薄物が
ほとんどであると考えられるので、特に限定はない。
た結果、生分解性プラスチックを5〜50mm、特に5〜
20mm程度に破砕することがプラスチックの発酵、分解
を進める上で好ましいことを見出した。ここでプラスチ
ックの破砕後の大きさは5mm未満でも発酵・分解上なん
ら問題はないが、破砕の作業量が極端に増加し、工業的
に有利でないので、5mmの下限を設けたわけである。従
って、工業的に有利な破砕方法があれば、5mm未満に破
砕することは何らさしつかえない。一方、破砕後のプラ
スチックが50mmを超えると、微生物とプラスチックの
接触面積が少なくなり、発酵、分解の速度が遅くなるこ
とがある。なお破砕前のプラスチックの形状は、薄物が
ほとんどであると考えられるので、特に限定はない。
【0013】本発明で用いる易分解性の有機性廃棄物と
は炭水化物、蛋白質を主としたものであり、食品系残
渣、いわゆる生ごみ、農産廃棄物、家畜糞等が例示され
る。
は炭水化物、蛋白質を主としたものであり、食品系残
渣、いわゆる生ごみ、農産廃棄物、家畜糞等が例示され
る。
【0014】上記破砕された生分解性プラスチックと有
機性廃棄物を混合し、得られた混合物が発酵処理に付さ
れる。この混合物中、生分解性プラスチックの配合割合
は2〜20重量%とすることが好ましい。生分解性プラ
スチックの配合割合が2重量%未満であると、相対的に
有機性廃棄物が多くなり、体積が増え発酵槽が大きくな
る割に、処理されるプラスチックの絶対量が少ないため
不経済である。一方、生分解性プラスチックの割合が2
0重量%を超えると生分解性プラスチックが十分分解す
る前に有機性廃棄物が分解、減少し、これを資化してい
るプラスチック分解微生物の増殖・活性が低下するので
好ましくない。なお、適当な量の生分解性プラスチック
を混合すると通気性がよくなり、プラスチックの分解速
度を向上させることができる。従って、特に好ましい生
分解性プラスチックの量は、5〜10重量%である。一
方、有機性廃棄物の配合割合はこの残量であるので80
〜98重量%、特に90〜95重量%とすることが好ま
しい。
機性廃棄物を混合し、得られた混合物が発酵処理に付さ
れる。この混合物中、生分解性プラスチックの配合割合
は2〜20重量%とすることが好ましい。生分解性プラ
スチックの配合割合が2重量%未満であると、相対的に
有機性廃棄物が多くなり、体積が増え発酵槽が大きくな
る割に、処理されるプラスチックの絶対量が少ないため
不経済である。一方、生分解性プラスチックの割合が2
0重量%を超えると生分解性プラスチックが十分分解す
る前に有機性廃棄物が分解、減少し、これを資化してい
るプラスチック分解微生物の増殖・活性が低下するので
好ましくない。なお、適当な量の生分解性プラスチック
を混合すると通気性がよくなり、プラスチックの分解速
度を向上させることができる。従って、特に好ましい生
分解性プラスチックの量は、5〜10重量%である。一
方、有機性廃棄物の配合割合はこの残量であるので80
〜98重量%、特に90〜95重量%とすることが好ま
しい。
【0015】上記混合物は、発酵処理に付される。ここ
で用いる生分解性プラスチックを分解する微生物として
は、例えばBacillus属、Pseudomonas属、Flavobacerium
属の細菌が挙げられる。Bacillus属の細菌としては、Ba
cillus subtilis, Bacillusfluorescens liquefaciens,
Bacillus mycoides、またPseudomonas属ではPseudomon
as candatus, Pseudomonas candidum、Flavobacterium
属ではFlavobacte rium candidum等が挙げられる。生分
解性プラスチックの分解を司る微生物は生分解性プラス
チックの構造によって決まり、微生物の生存温度域から
分類すると、常温性微生物によるものと高温性微生物に
よるものがある。常温性微生物に分解される生分解性プ
ラスチックは、それがコンポスト中に残存しても土壌内
で分解されるためさほど問題がないが、高温性微生物に
分解される生分解性プラスチックは、コンポスト中に残
存すると土壌にそのまま残り、堆肥として使用するには
好ましくない。この場合、生分解性プラスチックを完全
に分解するため、更に発酵処理が終了したコンポスト又
はコンポストから分別した生分解性プラスチックを、前
記の生分解性プラスチックと易分解性の有機性廃棄物と
の混合物に加え、発酵処理に付せばよい。
で用いる生分解性プラスチックを分解する微生物として
は、例えばBacillus属、Pseudomonas属、Flavobacerium
属の細菌が挙げられる。Bacillus属の細菌としては、Ba
cillus subtilis, Bacillusfluorescens liquefaciens,
Bacillus mycoides、またPseudomonas属ではPseudomon
as candatus, Pseudomonas candidum、Flavobacterium
属ではFlavobacte rium candidum等が挙げられる。生分
解性プラスチックの分解を司る微生物は生分解性プラス
チックの構造によって決まり、微生物の生存温度域から
分類すると、常温性微生物によるものと高温性微生物に
よるものがある。常温性微生物に分解される生分解性プ
ラスチックは、それがコンポスト中に残存しても土壌内
で分解されるためさほど問題がないが、高温性微生物に
分解される生分解性プラスチックは、コンポスト中に残
存すると土壌にそのまま残り、堆肥として使用するには
好ましくない。この場合、生分解性プラスチックを完全
に分解するため、更に発酵処理が終了したコンポスト又
はコンポストから分別した生分解性プラスチックを、前
記の生分解性プラスチックと易分解性の有機性廃棄物と
の混合物に加え、発酵処理に付せばよい。
【0016】発酵処理の温度は、発酵処理が終了したコ
ンポストを加える方法又は加えない前記方法のいずれで
あっても、生分解性プラスチックの種類及びこれを分解
する微生物により適宜決定すればよい。また発酵槽内に
投入された水分含有率も、プラスチックの種類及び微生
物により適宜決定すればよいが、一般的には、30〜7
5重量%、特に40〜70重量%、更に50〜70重量
%とすることが好ましい。水分含有率が30重量%未満
であると発酵槽内における微生物の生育が著しく阻害さ
れるため不適であり、75重量%を超えると発酵槽内で
コンポストが塊状となり、均一でかつ効率的な発酵が行
えないことがあり好ましくない。上記の水分含有率が低
い場合は、発酵槽内に適宜水を散布してこれを調整する
ことができ、水分含有率が高い場合は、本発明工程で得
られたコンポストを加え、水分含有率を30〜75重量
%の範囲に調整し、発酵・分解を行うこともできる。こ
のように水分含有率を調整すれば、効率的に発酵が実現
できる。また、通気、攪拌を適宜行うことが、効率的な
発酵のため好ましく、発酵処理時間は、生分解性プラス
チック、有機性廃棄物、微生物、温度等により変化する
が、20日前後が好ましい。
ンポストを加える方法又は加えない前記方法のいずれで
あっても、生分解性プラスチックの種類及びこれを分解
する微生物により適宜決定すればよい。また発酵槽内に
投入された水分含有率も、プラスチックの種類及び微生
物により適宜決定すればよいが、一般的には、30〜7
5重量%、特に40〜70重量%、更に50〜70重量
%とすることが好ましい。水分含有率が30重量%未満
であると発酵槽内における微生物の生育が著しく阻害さ
れるため不適であり、75重量%を超えると発酵槽内で
コンポストが塊状となり、均一でかつ効率的な発酵が行
えないことがあり好ましくない。上記の水分含有率が低
い場合は、発酵槽内に適宜水を散布してこれを調整する
ことができ、水分含有率が高い場合は、本発明工程で得
られたコンポストを加え、水分含有率を30〜75重量
%の範囲に調整し、発酵・分解を行うこともできる。こ
のように水分含有率を調整すれば、効率的に発酵が実現
できる。また、通気、攪拌を適宜行うことが、効率的な
発酵のため好ましく、発酵処理時間は、生分解性プラス
チック、有機性廃棄物、微生物、温度等により変化する
が、20日前後が好ましい。
【0017】本発明は、上記の如き方法で実施するた
め、これに用いる生分解性プラスチックのコンポスト化
処理装置は、(a)発酵処理前の生分解性プラスチック
を破砕することのできる破砕装置、(b)破砕されたプ
ラスチックと易分解性の有機性廃棄物とを混合すること
のできる混合装置及び(c)発酵槽を具備するものが好
ましく、更にこの混合装置が発酵処理が終了したコンポ
スト又はコンポストから生分解性プラスチックをも混合
可能であるものが好ましい。なお、このような装置は、
本発明用に特別に製作する必要はなく、市販のものから
適宜選択すればよい。
め、これに用いる生分解性プラスチックのコンポスト化
処理装置は、(a)発酵処理前の生分解性プラスチック
を破砕することのできる破砕装置、(b)破砕されたプ
ラスチックと易分解性の有機性廃棄物とを混合すること
のできる混合装置及び(c)発酵槽を具備するものが好
ましく、更にこの混合装置が発酵処理が終了したコンポ
スト又はコンポストから生分解性プラスチックをも混合
可能であるものが好ましい。なお、このような装置は、
本発明用に特別に製作する必要はなく、市販のものから
適宜選択すればよい。
【0018】本発明方法により得られたコンポストは、
更に養生工程を経て、最終的にコンポスト製品となる。
また得られたコンポストは前記の如く、必要により再び
発酵処理に付してもよい。なお、本発明としてはできた
コンポストを堆肥として使用することを目的としてコン
ポスト化処理する場合に適用するのが最適であるが、こ
れに限定されず、減容化を目的とする場合にも適用する
ことが可能である。
更に養生工程を経て、最終的にコンポスト製品となる。
また得られたコンポストは前記の如く、必要により再び
発酵処理に付してもよい。なお、本発明としてはできた
コンポストを堆肥として使用することを目的としてコン
ポスト化処理する場合に適用するのが最適であるが、こ
れに限定されず、減容化を目的とする場合にも適用する
ことが可能である。
【0019】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明は、これに限定されるものではない。
明するが、本発明は、これに限定されるものではない。
【0020】実施例1 自社内で製造したデンプンを主成分とした生分解性プラ
スチックを直径15cm、深さ2cmの皿状に成形したもの
を用いてコンポスト化処理を行った。この皿状生分解性
プラスチックをローターリーカッター式破砕機で10mm
角に破砕した。この材料は10kgに、家庭から排出され
た厨芥ごみを同じロータリーカッター式破砕機により5
〜20mmに破砕したもの40kgを横型ドラムパドル式混
合機により混合し、発酵槽(スクープ式)に投入した。
発酵は、通気を行いながら1〜2回/日の頻度で攪拌し
ながら行い、また発酵が順調に進むように適宜散水し混
合物の水分含有率を45〜60重量%とした。混合物の
温度は発酵槽投入3日目に材料温度は60℃を超え、そ
の後60℃以上の高温域で発酵が連続的に行われたた
め、順調な発酵がなされたと判断できる。20日間発酵
させた材料を取り出し分析したが、生分解性プラスチッ
クを残存していなかった。
スチックを直径15cm、深さ2cmの皿状に成形したもの
を用いてコンポスト化処理を行った。この皿状生分解性
プラスチックをローターリーカッター式破砕機で10mm
角に破砕した。この材料は10kgに、家庭から排出され
た厨芥ごみを同じロータリーカッター式破砕機により5
〜20mmに破砕したもの40kgを横型ドラムパドル式混
合機により混合し、発酵槽(スクープ式)に投入した。
発酵は、通気を行いながら1〜2回/日の頻度で攪拌し
ながら行い、また発酵が順調に進むように適宜散水し混
合物の水分含有率を45〜60重量%とした。混合物の
温度は発酵槽投入3日目に材料温度は60℃を超え、そ
の後60℃以上の高温域で発酵が連続的に行われたた
め、順調な発酵がなされたと判断できる。20日間発酵
させた材料を取り出し分析したが、生分解性プラスチッ
クを残存していなかった。
【0021】比較例1 実施例1で用いた皿状の生分解性プラスチックを破砕せ
ずそのまま用いた以外は、実施例1と同様にコンポスト
化処理を行った。20日間発酵させた後の生分解性プラ
スチックの量は、投入時の55重量%であり、半分以上
分解されずに残った。
ずそのまま用いた以外は、実施例1と同様にコンポスト
化処理を行った。20日間発酵させた後の生分解性プラ
スチックの量は、投入時の55重量%であり、半分以上
分解されずに残った。
【0022】
【発明の効果】本発明のコンポスト化処理方法によれ
ば、生分解性プラスチックを迅速かつ、完全に分解する
ことができ、今後の生分解性プラスチックの廃棄物の増
大に十分対応できる。
ば、生分解性プラスチックを迅速かつ、完全に分解する
ことができ、今後の生分解性プラスチックの廃棄物の増
大に十分対応できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 公治 広島県広島市安芸区船越南1丁目6番1号 株式会社日本製鋼所内 (72)発明者 大野 秋夫 広島県広島市安芸区船越南1丁目6番1号 株式会社日本製鋼所内 (72)発明者 横田 正和 広島県広島市安芸区船越南1丁目6番1号 株式会社日本製鋼所内
Claims (4)
- 【請求項1】 生分解性プラスチックを破砕し、この破
砕物と易分解性の有機性廃棄物とを混合し、得られた混
合物を発酵処理に付すことを特徴とする生分解性プラス
チックのコンポスト化処理方法。 - 【請求項2】 更に発酵処理が終了したコンポスト又は
このコンポストから分別した生分解性プラスチックを混
合物に加えて発酵処理に付すことを特徴とする請求項1
記載の生分解性プラスチックのコンポスト化処理方法。 - 【請求項3】 (a)発酵処理前の生分解性プラスチッ
クを破砕することのできる破砕装置、(b)破砕された
プラスチックと易分解性の有機性廃棄物とを混合するこ
とのできる混合装置及び(c)発酵槽を具備する生分解
性プラスチックのコンポスト化処理装置。 - 【請求項4】 混合装置が、更に発酵処理が終了したコ
ンポスト又はこのコンポストから分別した生分解性プラ
スチックも混合可能である請求項3記載の装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8058904A JPH09249475A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 生分解性プラスチックのコンポスト化処理方法及びこれに用いる装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8058904A JPH09249475A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 生分解性プラスチックのコンポスト化処理方法及びこれに用いる装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09249475A true JPH09249475A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13097802
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8058904A Pending JPH09249475A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 生分解性プラスチックのコンポスト化処理方法及びこれに用いる装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09249475A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001269652A (ja) * | 2000-03-28 | 2001-10-02 | Unitika Ltd | 有機性廃棄物の処理方法 |
| JP2003003052A (ja) * | 2001-06-20 | 2003-01-08 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 樹脂組成物、フィルム及び廃棄方法 |
| CN115259908A (zh) * | 2022-05-12 | 2022-11-01 | 湖南工业大学 | 一种可降解塑料垃圾回收堆肥一体化装置及其控制方法 |
-
1996
- 1996-03-15 JP JP8058904A patent/JPH09249475A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN115259908A (zh) * | 2022-05-12 | 2022-11-01 | 湖南工业大学 | 一种可降解塑料垃圾回收堆肥一体化装置及其控制方法 |
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