JPH09250072A - ニット・デニットによるインジゴ染色法 - Google Patents

ニット・デニットによるインジゴ染色法

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JPH09250072A
JPH09250072A JP8070496A JP8070496A JPH09250072A JP H09250072 A JPH09250072 A JP H09250072A JP 8070496 A JP8070496 A JP 8070496A JP 8070496 A JP8070496 A JP 8070496A JP H09250072 A JPH09250072 A JP H09250072A
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JP
Japan
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dyeing
indigo
knitted fabric
tumbler
dye
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JP8070496A
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Nobutaka Ono
信孝 小野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インジゴ染色において、ニット・デニットに
よる染色手段を採り入れることにより糸切れをなくして
作業効率を高めると共に染料濃度の制御を容易ならしめ
てその自動化を促し生産性向上をはかる。 【解決手段】 セルローズ系糸のインジゴ染色におい
て、セルローズ系糸を予め編地に編成して該編地Fをイ
ンジゴ染料で建てた染液により一定時間、染色を施し、
次いで染液の脱液及び空気による酸化を行ない、以後、
染色と、上記脱液、空気による酸化を繰り返し所要の染
料濃度になるまで行なって所要の染色を完了した後、編
地を取り出し、解舒、分繊を行なう染色法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインジゴ染料による
セルローズ系糸の染色方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インジゴ染料によるセルローズ系
糸の染色には糸の表面を染色し、心部を白く残すいわゆ
る中白染色があるが、これは大別すると次のような染色
方法に分けられる。即ち、その1つは綛による方法であ
り、他の1つはロープによる方法である。
【0003】このうち前者はボビンに巻かれたチーズ糸
を綛に作りこの綛をインジゴ染料で建てた染液に一定時
間浸漬し、取り出して絞り、空気中で一定時間酸化さ
せ、又、染液に浸漬し、絞り、酸化という工程を所要の
濃度になるまで繰り返し、染色後、綛を再びチーズ状に
巻取るという方法であり、一方、後者は糸を多数束ねた
ロープに緩く撚りをかけ、連設された所要数の槽に従っ
て、煮沸槽で約18秒煮沸、水洗槽で約15秒水洗した
後、染色槽に約50秒浸漬して染色、次いで取り出して
約2.5 分空気に触れさせ酸化という染色と酸化の工程を
夫々上記一定の時間かけて5〜6回繰り返し最後に洗浄
槽で2〜3回、各15〜18秒洗浄し、10分程度、乾
燥させるという方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の綛によ
る方法は綛作り、綛の巻き取りに多くの人手と時間を要
すると共に、この方法により得られた中白糸は、その大
半がジーンズ用糸であるが、これに使用される糸は10
番手以下の比較的太い糸が多くこれでは継目がふえて織
成時の織機の効率を著しく阻害する欠点があり、一方、
後者のロープよる方法は設備の関係上、相当に広い場所
を必要とする外、緩くではあるが撚りをかけた糸をその
後、撚戻しかけながら分繊しなければならないので、こ
の分繊時に糸切れが起これば切れた糸が他の糸に絡み、
その処理に大変、手間がかかり面倒を生じるという問題
があった。
【0005】本発明は上述の如き従来のインジゴ染色の
もつ各欠点に着目し、その解決を図るべく提案されたも
のであり、特にニット・デニットによる染色手段を採り
入れることにより糸切れをなくして作業効率を高めると
共に染料濃度の制御を容易ならしめてその自動化を促し
生産性向上をはかることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明の特徴はセルローズ系糸のインジゴ染色におい
て、セルローズ系糸を予め編地に編成して該編地をイン
ジゴ染料で建てた染液を収容したタンブラ式染色機内の
染液に浸漬し、一定時間、回転させて染色を施した後、
次に染液をタンブラ内より戻し編地をタンブラ内に収容
したままタンブラを回転させて脱液及び空気による酸化
を行ない、以後、染液をタンブラ内に導入して染色と、
上記染液を戻して脱液、空気による酸化を繰り返し所要
の染料濃度になるまで行なって所要の染色を完了した
後、編地をタンブラ内より取り出し、解舒、分繊を行な
う染色法にある。
【0007】また、本発明は上記タンブラ式染色機の
外、染液を収容した複数の染色槽を並設して用いること
により、予め編地に編成して該編地を先ず第1の染色槽
に浸漬し、所定時間染色した後、引上げてマングルで絞
り、所定の時間、空気による酸化を行って、次の第2の
染色槽に浸漬し、以後、マングルによる絞り、空気によ
る酸化、次の染色槽への浸漬を繰り返して所要の染料濃
度になるまで染色を行った後、編地の解舒、分繊を行な
うことも特徴である。そして、本発明は上記各方法にお
いて、染色、脱液、酸化の各工程を自動制御により制御
すること可能であり、他の特徴である。
【0008】また編地を解舒し、分繊した糸はチーズに
巻取ることが好ましく、更に解舒に先立ち、染色された
編地にストンウオッシュ処理を施すことも効果的であ
る。
【0009】なお、タンブラ式染色機使用の場合は、染
色時のタンブラ回転数を遅く、毎分5〜20回転程度と
し、脱液、酸化時のタンブラ回転数を早く、毎分100
〜200回転位で絞り効果と同じ効果の回転数を出すこ
とが好ましい。
【0010】
【作用】上記方法によるときはタンブラ式染色機にせ
よ、あるいは並設した染色槽配置であるにせよ、何れも
生地糸となるセルローズ系糸は編地に編成されて染色さ
れるため綛あるいはロープの如く糸同志の絡み付きは起
こらず、従って殆ど糸切れもなく、均一に中白のインジ
ゴ染色を施すことができると共に、爾後のチーズへの巻
取りを円滑かつ、簡易化する。しかも各処理は所要の染
料濃度を得るまでの繰り返し工程を自動制御することが
容易であり、また染色された編地はそのままストンウオ
ッシュ加工が可能であるため頗る効率よく良好なインジ
ゴ染色糸を得ることができる。また本発明方法によれば
従来の生地糸の太さに比し稍細い糸に対するインジゴ染
色が可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、更に本発明の具体的な実施
態様について説明する。
【0012】本発明染色法は先ず、染色しようとする生
地糸であるセルローズ系糸を綛又はロープにすることな
く、編地に編成することを基本とするものである。
【0013】編成は既知の円型編機を用いて筒状に編成
するが、染色に際しては扁手な状態として、タンブラ式
染色機の場合には、網袋内に収容されてタンブラ内に投
入され、一方、染色槽を並設した場合には扁手な状態で
染色槽に浸漬され、マングルで絞られる。
【0014】以下、先ず、ダンブラ式染色機使用の場合
について述べると、上記編成された編地は網袋内に収容
されてタンブラ内に投入される。タンブラはその内部に
インジゴ染料で建てた染液が入れられ、回転数を自在に
調節することができるようになっていて編地を投入し浸
漬して染色を施す場合はあまり回転数が早くては良好な
染色は得難いので可及的遅く通常、毎分5〜20回転程
度の回転数で回転させ、約50秒間位にわたり染色す
る。このとき染液の温度は中白にするためには20〜5
0℃位がよく、余り高温にしては中白は得られない。こ
こで所定時間の染色が終わると、一旦、染色機内の染液
を貯溜部に戻し編地を残してタンブラの回転数を上げ遠
心脱水の原理により脱液し、同時に空気に接触すること
により酸化が行われる。このとき、タンブラの回転数は
しぼり効果と同じ位でよく通常、毎分100〜200回
転位である。
【0015】かくて、2.5 分前後で所定の脱液、酸化が
なされると、次に再び、タンブラ内に染液を導入して編
地の染色を行ない、その後、前記と同様にして染液戻
し、脱液、酸化が行われ、以後は、これを順次複数回、
通常4〜8回続けて所定の染料濃度まで繰り返し行う。
このようして所定染料濃度に達したインジゴ染料による
染色編地が得られると、編地を引上げ乾燥させた後、次
の工程に移す。乾燥は公知の乾燥方法でよい。そして、
乾燥した編地はそのまま解舒し、分繊して染色糸とし、
ワインダーによりチーズ状に巻き取ることも差支えない
が、編地の状態でジーンズ等で行われるストンウオッシ
ュ処理を行ない、その後、解舒、分繊してチーズに巻き
取るのが好適である。
【0016】なお、巻取りにあたっては適宜オイリング
工程を加える。
【0017】また、上記タンブラ式染色機を使用する場
合でも水洗、洗滌など適宜、必要な段階があればこれら
を行うことは当然である。
【0018】以上は、タンブラ式染色機を使用する場合
であるが、本発明インジゴ染色法には、従来と同様、イ
ンジゴ染料で建てた染液を収容した染色槽を複数並設す
ることによっても行うことができる。
【0019】図1及び図2はかかる染色槽並設による場
合を示し、図において、1〜6は染色槽、7は煮沸槽、
8は水洗槽、9及び10は洗滌槽、11は還元液槽であ
り、セルローズ系糸で編成された編地Fは扁平な筒状で
矢示の方向に導入され、煮沸、水洗を経て還元液が還元
液槽11から導入された染色槽1に入り、第1の染色の
後、上方に引上げられマングル12で絞られて空気によ
り酸化部13で酸化されて、次の染色槽2に入る。そし
て再び染色槽で染色された後、マングル12で絞られ、
酸化される。これが複数回、図では6回の染色を経て洗
滌され、最後に乾燥されて取り出される。
【0020】上記の方法において煮沸、水洗、染色、酸
化等の処理時間は従来と変わらないが、酸化は図2に示
すように編地を扁平筒状で上下に蛇行させて所要の時
間、通常、略2.5 分間、空気酸化させ、染色槽内では約
50秒間浸漬させる。
【0021】なお、染液の温度は中白にする関係上、2
0〜50℃位であり、染色槽の使用数は適宜、増減され
る。この方法による場合も、乾燥を経た編地は必要に応
じストンウオッシュ処理が施されて編地の解舒、分繊さ
れ、チーズに巻取られる。
【0022】本発明は以上のように一旦、編地として染
色を行なうものであり、その処理は繰り返しであるため
自動制御が容易であり、自動制御を行なえば染料濃度の
チェックも自動化でき、円型編機の高能率から生産量の
大巾な向上が達成れる。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、セルロー
ズ系糸を一旦、編地にして染色し、染め上がり後、解舒
して分繊するというニット・デニットによる方法であ
り、従来の綛あるいはロープの如く互いの糸の絡み付き
は全くなく、又編地に編成されているため、強度もあ
り、従来の太番手の糸に比し、細い糸の中白染色処理が
可能であり、更に殆ど糸切れもないので作業効率を大巾
に向上することができる顕著な効果を有する。
【0024】また、本発明は上記の如く編地にしての処
理であるから染色に要する空間は少なくて済み、殊にタ
ンブラ式染色機の場合は染色と、脱液、酸化が同一機で
行なわれるので装置は頗る簡素化されると共に、ストン
ウオッシュ処理も編地で行うことにより種々の異なる外
観の染色糸の作成も容易である実効が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施に使用する染色槽並設装置の
概要図である。
【図2】図1の染色槽の詳細拡大図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】この場合にはセルローズ系糸で編成された
地は扁平な筒状で導入され、煮沸、水洗を経て還元液
が導入された染色槽に入り、第1の染色の後、上方に引
上げられマングルで絞られて空気により酸化されて、次
の染色に入る。そして再び染色槽で染色された後、マ
ングルで絞られ、酸化される。これが複数回繰り返され
夫々の染色を経て洗滌され、最後に乾燥されて取り出さ
れる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】上記の方法において煮沸、水洗、染色、酸
化等の処理時間は従来と変わらないが、酸化は編地を扁
平筒状で上下に蛇行させて所要の時間、通常、略2.5
分間、空気酸化させ、染色槽内では約50秒間浸漬させ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】削除

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルローズ系糸のインジゴ染色におい
    て、セルローズ系糸を予め編地に編成して該編地をイン
    ジゴ染料で建てた染液を収容したタンブラ式染色機内の
    染液に浸漬し、一定時間、回転させて染色を施した後、
    次に染液をタンブラ内より戻し編地をタンブラ内に収容
    したままタンブラを回転させて脱液及び空気による酸化
    を行ない、以後、染液をタンブラ内に導入して染色と、
    上記染液を戻して脱液、空気による酸化を繰り返し所要
    の染料濃度になるまで行なって所要の染色を完了した
    後、編地をタンブラ内より取り出し、解舒、分繊を行な
    うことを特徴とするニット・デニットによるインジゴ染
    色法。
  2. 【請求項2】 染色時のタンブラ回転は遅く毎分5〜2
    0回転であり、脱液、酸化時のタンブラ回転は早く、略
    100〜200回転である請求項1記載のニット・デニ
    ットによるインジゴ染色法。
  3. 【請求項3】 染液導入による染色と、染液を戻して脱
    液及び空気による酸化を行う工程が自動的に制御されて
    行なわれる請求項1または2記載のニット・デニットに
    よるインジゴ染色法。
  4. 【請求項4】 染色完了後、編地を取り出し、ストンウ
    オッシュ処理した後、解舒、分繊し、チーズに巻取る請
    求項1,2または3記載のニット・デニットによるイン
    ジゴ染色法。
  5. 【請求項5】 セルローズ系のインジゴ染色において、
    インジゴ染料で建てた染液を収容した複数の染色槽を並
    設し、セルローズ系糸を予め編地に編成して、該編地を
    第1の染色槽に浸漬した後、引上げてマングルで絞り、
    空気酸化を行なって次の第2の染色槽に浸漬し、以後、
    マングルによる絞り、空気酸化と染色槽への浸漬を所要
    の染料濃度になるまで繰り返し、所要の染色を完了した
    後、編地を解舒し、分繊を行うことを特徴とするニット
    ・デニットによるインジゴ染色法。
  6. 【請求項6】 染色、絞り、酸化の工程が自動的に制御
    されて行われる請求項5記載のニット・デニットによる
    インジゴ染色法。
  7. 【請求項7】 染色した編地にストンウオッシュ処理を
    施した後、編地を解舒し、分繊してワインダーによりチ
    ーズに巻取る請求項5または6記載のニット・デニット
    によるインジゴ染色法。
JP8070496A 1996-03-08 1996-03-08 ニット・デニットによるインジゴ染色法 Pending JPH09250072A (ja)

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