JPH09250381A - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents
内燃機関の燃料噴射制御装置Info
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- JPH09250381A JPH09250381A JP5919796A JP5919796A JPH09250381A JP H09250381 A JPH09250381 A JP H09250381A JP 5919796 A JP5919796 A JP 5919796A JP 5919796 A JP5919796 A JP 5919796A JP H09250381 A JPH09250381 A JP H09250381A
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- cut
- purge gas
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エバポパージシステムを持つ内燃機関におけ
る燃料カット時の吸気通路内に残るパージガスの影響を
無くして運転性、エミッションを向上させる。 【解決手段】 燃料タンク21からのベーパをキャニスタ
22に吸着し、キャニスタ22から吸気管2に導入するパー
ジガス供給量を、運転状態に応じて制御するパージ流量
制御手段を持つエバポパージシステムEPと、運転状態に
応じて燃料噴射量を制御する燃料噴射制御手段とを備え
る内燃機関の燃料噴射制御装置において、燃料カット条
件検出手段の燃料カット条件の検出時に、パージガスカ
ット指令手段が直ちにパージ流量制御手段にパージガス
の供給カット指令を出力し、燃料カット指令手段が燃料
カット条件になってから所定時間経過後に、燃料噴射制
御手段に燃料の供給をカットする指令を出力するように
構成する。この結果、燃料カット時には残留パージガス
の影響がなく、良好な燃料カットが実行できる。
る燃料カット時の吸気通路内に残るパージガスの影響を
無くして運転性、エミッションを向上させる。 【解決手段】 燃料タンク21からのベーパをキャニスタ
22に吸着し、キャニスタ22から吸気管2に導入するパー
ジガス供給量を、運転状態に応じて制御するパージ流量
制御手段を持つエバポパージシステムEPと、運転状態に
応じて燃料噴射量を制御する燃料噴射制御手段とを備え
る内燃機関の燃料噴射制御装置において、燃料カット条
件検出手段の燃料カット条件の検出時に、パージガスカ
ット指令手段が直ちにパージ流量制御手段にパージガス
の供給カット指令を出力し、燃料カット指令手段が燃料
カット条件になってから所定時間経過後に、燃料噴射制
御手段に燃料の供給をカットする指令を出力するように
構成する。この結果、燃料カット時には残留パージガス
の影響がなく、良好な燃料カットが実行できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の燃料噴射
制御装置に関し、特に、大気汚染防止及び燃料損失防止
を目的として、燃料タンクから蒸発した燃料蒸気(以
下、「ベーパ」という。)を一時的に貯蔵し、運転状態
に応じて吸気系に放出する処理を行う蒸発燃料処理装置
(エバポパージシステム)を備える内燃機関において、
良好な燃料カットを行うことができる内燃機関の燃料噴
射制御装置に関する。
制御装置に関し、特に、大気汚染防止及び燃料損失防止
を目的として、燃料タンクから蒸発した燃料蒸気(以
下、「ベーパ」という。)を一時的に貯蔵し、運転状態
に応じて吸気系に放出する処理を行う蒸発燃料処理装置
(エバポパージシステム)を備える内燃機関において、
良好な燃料カットを行うことができる内燃機関の燃料噴
射制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車用内燃機関において
は、活性炭などの吸着剤を収納したキャニスタにベーパ
を吸着させ、機関稼働時にキャニスタに吸着させたベー
パを離脱(パージ)させ、機関運転中の吸入負圧を利用
してパージ通路からベーパを吸気系に放出する蒸発燃料
処理が一般的に行われている。キャニスタからのベーパ
を吸気通路に導くパージ通路(ベーパ還流管とも言われ
る)は、一般にスロットル弁より下流側の吸気通路に接
続しており、パージ通路の途中には通路を開閉する制御
弁が設けられていて、機関の運転状態に応じてその制御
弁の開度が調節されてベーパのパージ流量が制御されて
いる。
は、活性炭などの吸着剤を収納したキャニスタにベーパ
を吸着させ、機関稼働時にキャニスタに吸着させたベー
パを離脱(パージ)させ、機関運転中の吸入負圧を利用
してパージ通路からベーパを吸気系に放出する蒸発燃料
処理が一般的に行われている。キャニスタからのベーパ
を吸気通路に導くパージ通路(ベーパ還流管とも言われ
る)は、一般にスロットル弁より下流側の吸気通路に接
続しており、パージ通路の途中には通路を開閉する制御
弁が設けられていて、機関の運転状態に応じてその制御
弁の開度が調節されてベーパのパージ流量が制御されて
いる。
【0003】一方、燃料噴射量を電子制御する電子制御
式の内燃機関においては、機関の所定運転状況の下にお
いて燃費向上を目的として燃料カットを行うことが一般
に普及している。このような内燃機関において燃料カッ
トを実行する場合、燃料カットによる衝撃やドライバビ
リティの悪化を防止するために、スロットル弁が急閉さ
れた後の所定の遅延時間が経過した後に燃料をカットす
るのが一般的である。そして、エバポパージシステムを
備える内燃機関において燃料カットを行う場合は、燃料
カットの開始時期に合わせて燃料のパージをカットして
いる。
式の内燃機関においては、機関の所定運転状況の下にお
いて燃費向上を目的として燃料カットを行うことが一般
に普及している。このような内燃機関において燃料カッ
トを実行する場合、燃料カットによる衝撃やドライバビ
リティの悪化を防止するために、スロットル弁が急閉さ
れた後の所定の遅延時間が経過した後に燃料をカットす
るのが一般的である。そして、エバポパージシステムを
備える内燃機関において燃料カットを行う場合は、燃料
カットの開始時期に合わせて燃料のパージをカットして
いる。
【0004】ところが、燃料カット時に高いパージ率で
燃料パージが実行されていた時は、パージのカット指令
を与えてもパージ流量の制御機構の応答遅れによって燃
料が一時的にリッチになって排気エミッションを悪化さ
せていた。そこで、内燃機関の燃料カット時におけるス
ロットル弁の全閉からの燃料カットの遅延時間をパージ
率が高いほど短く設定し、パージ率が低くてパージガス
が内燃機関の運転状態にさほど影響を与えない状況下で
は、燃料カット時の衝撃を緩和するに十分な遅延時間を
確保し、パージ率が高く、燃料カット後は多量のパージ
ガスが内燃機関に供給される状況下では、遅延時間を短
く設定して過剰な燃料供給による排気エミッションの悪
化を防止するようにした空燃比制御装置が提案されてい
る(特開平7−63078号公報参照)。
燃料パージが実行されていた時は、パージのカット指令
を与えてもパージ流量の制御機構の応答遅れによって燃
料が一時的にリッチになって排気エミッションを悪化さ
せていた。そこで、内燃機関の燃料カット時におけるス
ロットル弁の全閉からの燃料カットの遅延時間をパージ
率が高いほど短く設定し、パージ率が低くてパージガス
が内燃機関の運転状態にさほど影響を与えない状況下で
は、燃料カット時の衝撃を緩和するに十分な遅延時間を
確保し、パージ率が高く、燃料カット後は多量のパージ
ガスが内燃機関に供給される状況下では、遅延時間を短
く設定して過剰な燃料供給による排気エミッションの悪
化を防止するようにした空燃比制御装置が提案されてい
る(特開平7−63078号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−63078号公報に開示の技術によって、パージ率
が高い時にスロットル弁の全閉からの燃料カットの遅延
時間を短く設定してしまうと、パージ流量の制御機構の
応答遅れによるパージガス中の燃料だけでは、燃焼には
到底不足(リーン)であり、燃料カット後に正常な燃焼
が望めず、ドライバビリティの悪化を招く恐れがあると
いう問題がある。また、仮に、パージガス中の燃料だけ
で正常な燃焼が得られると仮定しても、燃料カット後の
パージガス中の燃料はパージ率だけで決まるものではな
く、パージ濃度、機関回転数によって変化するので、パ
ージ率だけで燃料カットの遅延時間を決定すると、燃料
カット時にパージガスが既に吸気通路内から掃気されて
いることがあり、燃料カット時に安定してパージガスを
供給できず、ドライバビリティ、エミッションの悪化を
招く恐れがある。
7−63078号公報に開示の技術によって、パージ率
が高い時にスロットル弁の全閉からの燃料カットの遅延
時間を短く設定してしまうと、パージ流量の制御機構の
応答遅れによるパージガス中の燃料だけでは、燃焼には
到底不足(リーン)であり、燃料カット後に正常な燃焼
が望めず、ドライバビリティの悪化を招く恐れがあると
いう問題がある。また、仮に、パージガス中の燃料だけ
で正常な燃焼が得られると仮定しても、燃料カット後の
パージガス中の燃料はパージ率だけで決まるものではな
く、パージ濃度、機関回転数によって変化するので、パ
ージ率だけで燃料カットの遅延時間を決定すると、燃料
カット時にパージガスが既に吸気通路内から掃気されて
いることがあり、燃料カット時に安定してパージガスを
供給できず、ドライバビリティ、エミッションの悪化を
招く恐れがある。
【0006】そこで、本発明の目的は、エバポパージシ
ステムを備える内燃機関において、燃料カット条件の時
には吸気通路内に残るパージガスを全て掃気してから燃
料カットを行うことにより、ドライバビリティ、エミッ
ションの悪化を招くことなく良好な燃料カットを行うこ
とができる内燃機関の燃料噴射制御装置を提供すること
にある。
ステムを備える内燃機関において、燃料カット条件の時
には吸気通路内に残るパージガスを全て掃気してから燃
料カットを行うことにより、ドライバビリティ、エミッ
ションの悪化を招くことなく良好な燃料カットを行うこ
とができる内燃機関の燃料噴射制御装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の原理構成が図1に示される。図1に示すように、本
発明の内燃機関の燃料噴射制御装置は、内燃機関の燃料
タンク21からのベーパを一時的にキャニスタ22に吸
着し、このキャニスタ22から吸気管2に吸入されるパ
ージガスの供給量を、内燃機関の運転状態に応じて制御
するパージ流量制御手段とを備えたエバポパージシステ
ムEPと、内燃機関の運転状態に応じて吸気中に噴射す
る燃料量を制御する燃料噴射制御手段と、を備える内燃
機関の燃料噴射制御装置において、燃料カット条件検出
手段は内燃機関の燃料カット条件を検出し、パージガス
カット指令手段は燃料カット条件になった時に、直ちに
パージ流量制御手段にパージガスの供給カット指令を出
力し、燃料カット指令手段は燃料カット条件になってか
ら所定時間経過後に、燃料噴射制御手段に燃料の供給を
カットする指令を出力することを特徴としている。
明の原理構成が図1に示される。図1に示すように、本
発明の内燃機関の燃料噴射制御装置は、内燃機関の燃料
タンク21からのベーパを一時的にキャニスタ22に吸
着し、このキャニスタ22から吸気管2に吸入されるパ
ージガスの供給量を、内燃機関の運転状態に応じて制御
するパージ流量制御手段とを備えたエバポパージシステ
ムEPと、内燃機関の運転状態に応じて吸気中に噴射す
る燃料量を制御する燃料噴射制御手段と、を備える内燃
機関の燃料噴射制御装置において、燃料カット条件検出
手段は内燃機関の燃料カット条件を検出し、パージガス
カット指令手段は燃料カット条件になった時に、直ちに
パージ流量制御手段にパージガスの供給カット指令を出
力し、燃料カット指令手段は燃料カット条件になってか
ら所定時間経過後に、燃料噴射制御手段に燃料の供給を
カットする指令を出力することを特徴としている。
【0008】この場合、燃料カット指令手段は、所定時
間を、パージガスのパージ率、パージガス濃度、及び機
関回転数のうちの少なくとも1つの値に応じて、パージ
率、パージガス濃度が高い時には延長し、機関回転数が
高い時には短縮するようにしても良い。また、燃料カッ
ト指令手段は、パージガスのパージ率、パージガス濃
度、及び機関回転数のうちの少なくとも1つの値に基づ
いて、パージガスの供給カット後に吸気中からパージガ
スが掃気される掃気完了時間を演算し、掃気完了時間が
所定時間よりも長い場合には、掃気完了時間経過後に燃
料の供給をカットする指令を出力するようにしても良
い。
間を、パージガスのパージ率、パージガス濃度、及び機
関回転数のうちの少なくとも1つの値に応じて、パージ
率、パージガス濃度が高い時には延長し、機関回転数が
高い時には短縮するようにしても良い。また、燃料カッ
ト指令手段は、パージガスのパージ率、パージガス濃
度、及び機関回転数のうちの少なくとも1つの値に基づ
いて、パージガスの供給カット後に吸気中からパージガ
スが掃気される掃気完了時間を演算し、掃気完了時間が
所定時間よりも長い場合には、掃気完了時間経過後に燃
料の供給をカットする指令を出力するようにしても良
い。
【0009】本発明によれば、エバポパージシステムを
備える内燃機関であって、所定の運転条件の時に燃料カ
ットを行うものにおいて、燃料カット条件になった時に
はまず、パージ流量制御手段にパージガスの供給カット
指令が出力されてパージがカットされる。そして、燃料
カット条件になってから所定時間の経過後に、燃料噴射
制御手段に燃料の供給をカットする指令が出力されて燃
料の供給がカットされる。このように、本発明では、吸
気通路内に残るパージガスが全て掃気されてから燃料カ
ットが行なわれることにより、燃料カット後にパージガ
スの影響が残らず、ドライバビリティ、エミッションの
悪化を招く恐れのない良好な燃料カットを行うことがで
きる。
備える内燃機関であって、所定の運転条件の時に燃料カ
ットを行うものにおいて、燃料カット条件になった時に
はまず、パージ流量制御手段にパージガスの供給カット
指令が出力されてパージがカットされる。そして、燃料
カット条件になってから所定時間の経過後に、燃料噴射
制御手段に燃料の供給をカットする指令が出力されて燃
料の供給がカットされる。このように、本発明では、吸
気通路内に残るパージガスが全て掃気されてから燃料カ
ットが行なわれることにより、燃料カット後にパージガ
スの影響が残らず、ドライバビリティ、エミッションの
悪化を招く恐れのない良好な燃料カットを行うことがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の内燃機関の燃料噴射制御装置の実施形態について説明
する。図2は、本発明の一実施例に係る燃料噴射制御装
置と、エパポパージシステムとを備えた電子制御燃料噴
射式内燃機関の全体概要図である。図2において、内燃
機関1の吸気通路2には空気流量を測定するエアフロー
メータ(図示せず)が設けられており、その下流側にス
ロットル弁18が設けられている。このスロットル弁1
8の軸には、スロットル弁18の開度を検出するスロッ
トル開度センサ19が設けられている。このスロットル
開度センサ19の下流側の吸気通路2には各気筒毎に燃
料供給系から加圧燃料を吸気ポートへ供給するための燃
料噴射弁7が設けられている。
の内燃機関の燃料噴射制御装置の実施形態について説明
する。図2は、本発明の一実施例に係る燃料噴射制御装
置と、エパポパージシステムとを備えた電子制御燃料噴
射式内燃機関の全体概要図である。図2において、内燃
機関1の吸気通路2には空気流量を測定するエアフロー
メータ(図示せず)が設けられており、その下流側にス
ロットル弁18が設けられている。このスロットル弁1
8の軸には、スロットル弁18の開度を検出するスロッ
トル開度センサ19が設けられている。このスロットル
開度センサ19の下流側の吸気通路2には各気筒毎に燃
料供給系から加圧燃料を吸気ポートへ供給するための燃
料噴射弁7が設けられている。
【0011】ディストリビュータ4には、その軸が例え
ばクランク角(CA)に換算して720 ゜CA毎に基準位置検出
用パルス信号を発生するクランク角センサ5及び30゜CA
毎に基準位置検出用パルス信号を発生するクランク角セ
ンサ6が設けられている。これらクランク角センサ5,
6のパルス信号は、燃料噴射時期の割込要求信号、点火
時期の基準タイミング信号、燃料噴射量演算制御の割込
要求信号等として作用する。これらの信号は制御回路1
0の入出力インタフェース102に供給され、このうち
クランク角センサ6の出力はCPU103の割込端子に
供給される。
ばクランク角(CA)に換算して720 ゜CA毎に基準位置検出
用パルス信号を発生するクランク角センサ5及び30゜CA
毎に基準位置検出用パルス信号を発生するクランク角セ
ンサ6が設けられている。これらクランク角センサ5,
6のパルス信号は、燃料噴射時期の割込要求信号、点火
時期の基準タイミング信号、燃料噴射量演算制御の割込
要求信号等として作用する。これらの信号は制御回路1
0の入出力インタフェース102に供給され、このうち
クランク角センサ6の出力はCPU103の割込端子に
供給される。
【0012】また、内燃機関1のシリンダブロックの冷
却水通路8には、冷却水の温度を検出するための水温セ
ンサ9が設けられている。水温センサ9は冷却水の温度
THWに応じたアナログ電圧の電気信号を発生する。この
出力もA/D変換器101に供給されている。排気マニ
ホルド11より下流の排気系には、排気ガス中の3つの
有害成分HC,CO,NOxを同時に浄化する三元触媒
コンバータ12が設けられている。また、排気マニホル
ド11の下流側であって、触媒コンバータ12の上流側
の排気パイプ14には、空燃比センサの一種であるO2
センサ13が設けられている。O2 センサ13は排気ガ
ス中の酸素成分濃度に応じて電気信号を発生する。すな
わち、O2 センサ13は空燃比が理論空燃比に対してリ
ッチ側かリーン側かに応じて、異なる出力電圧を制御回
路10の信号処理回路111を介してA/D変換器101
に供給する。また、入出力インタフェース102には図
示しないキースイッチのオン/オフ信号が供給されるよ
うになっている。
却水通路8には、冷却水の温度を検出するための水温セ
ンサ9が設けられている。水温センサ9は冷却水の温度
THWに応じたアナログ電圧の電気信号を発生する。この
出力もA/D変換器101に供給されている。排気マニ
ホルド11より下流の排気系には、排気ガス中の3つの
有害成分HC,CO,NOxを同時に浄化する三元触媒
コンバータ12が設けられている。また、排気マニホル
ド11の下流側であって、触媒コンバータ12の上流側
の排気パイプ14には、空燃比センサの一種であるO2
センサ13が設けられている。O2 センサ13は排気ガ
ス中の酸素成分濃度に応じて電気信号を発生する。すな
わち、O2 センサ13は空燃比が理論空燃比に対してリ
ッチ側かリーン側かに応じて、異なる出力電圧を制御回
路10の信号処理回路111を介してA/D変換器101
に供給する。また、入出力インタフェース102には図
示しないキースイッチのオン/オフ信号が供給されるよ
うになっている。
【0013】また、内燃機関1には燃料タンク21から
蒸発するペーバが大気中に逃げるのを防止するエバポパ
ージシステムが設けられている。このシステムはチャコ
ールキャニスタ (以後単にキャニスタという)22、及
び電気式パージ流量制御弁(D−VSV26)を備えて
いる。キャニスタ22にはパージポート22a、大気ポ
ート22b、およびタンクポート22cがあり、パージ
ポート22aとタンクポート22cとはキャニスタ22
内で中継室22dによって連通されている。キャニスタ
22のタンクポート22cは燃料タンク21の上底とベ
ーパ捕集管25で結ばれ、燃料タンク21から蒸発する
ベーパを吸着する。キャニスタ22の大気ボート22b
は大気に開放されており、パージポート22cはパージ
管27によって吸気通路2のパージポート15に接続さ
れている。
蒸発するペーバが大気中に逃げるのを防止するエバポパ
ージシステムが設けられている。このシステムはチャコ
ールキャニスタ (以後単にキャニスタという)22、及
び電気式パージ流量制御弁(D−VSV26)を備えて
いる。キャニスタ22にはパージポート22a、大気ポ
ート22b、およびタンクポート22cがあり、パージ
ポート22aとタンクポート22cとはキャニスタ22
内で中継室22dによって連通されている。キャニスタ
22のタンクポート22cは燃料タンク21の上底とベ
ーパ捕集管25で結ばれ、燃料タンク21から蒸発する
ベーパを吸着する。キャニスタ22の大気ボート22b
は大気に開放されており、パージポート22cはパージ
管27によって吸気通路2のパージポート15に接続さ
れている。
【0014】ベーパ捕集管25の途中には、燃料タンク
21内のベーパの圧力が所定圧以上になった時に開くタ
ンク内圧制御弁23が設けられている。この内圧制御弁
23にはスイッチが取り付けられており、内圧制御弁2
3の開閉状況は入出力インタフェース102に入力され
るようになっている。この内圧制御弁23の開弁時間に
よって、制御回路10はキャニスタ22に吸着されるベ
ーパ量を検出することができる。D−VSV26はキャ
ニスタ22に吸着されたベーパを吸気通路2のスロット
ル弁18の下流側に戻すパージ管27の途中に設けられ
た電磁開閉弁であり、制御回路10からの電気信号を受
けて開閉し、吸気通路2に流入させるベーパ量をデュー
ティ制御することが可能である。
21内のベーパの圧力が所定圧以上になった時に開くタ
ンク内圧制御弁23が設けられている。この内圧制御弁
23にはスイッチが取り付けられており、内圧制御弁2
3の開閉状況は入出力インタフェース102に入力され
るようになっている。この内圧制御弁23の開弁時間に
よって、制御回路10はキャニスタ22に吸着されるベ
ーパ量を検出することができる。D−VSV26はキャ
ニスタ22に吸着されたベーパを吸気通路2のスロット
ル弁18の下流側に戻すパージ管27の途中に設けられ
た電磁開閉弁であり、制御回路10からの電気信号を受
けて開閉し、吸気通路2に流入させるベーパ量をデュー
ティ制御することが可能である。
【0015】以上のような構成において、図示しないキ
ースイッチがオンされると、制御回路10が通電されて
プログラムが起動し、各センサからの出力を取り込み、
燃料噴射弁7やその他のアクチュエータを制御する。制
御回路10は、例えばマイクロコンピュータを用いて構
成され、前述のA/D変換器101,入出力インタフェ
ース102,CPU103の他に、ROM104,RA
M105,キースイッチのオフ後も情報の保持を行うバ
ックアップRAM106,クロック(CLK)107等が設
けられており、これらはバス113で接続されている。
ースイッチがオンされると、制御回路10が通電されて
プログラムが起動し、各センサからの出力を取り込み、
燃料噴射弁7やその他のアクチュエータを制御する。制
御回路10は、例えばマイクロコンピュータを用いて構
成され、前述のA/D変換器101,入出力インタフェ
ース102,CPU103の他に、ROM104,RA
M105,キースイッチのオフ後も情報の保持を行うバ
ックアップRAM106,クロック(CLK)107等が設
けられており、これらはバス113で接続されている。
【0016】この制御回路10において、ダウンカウン
タ, フリップフロップ, 及び駆動回路を含む噴射制御回
路110は燃料噴射弁7を制御するためのものである。
即ち、吸入空気量と機関回転数とから演算された基本噴
射量Tpを機関の運転状態で補正した燃料噴射量TAU
が演算されると、燃料噴射量TAU が噴射制御回路
110のダウンカウンタにプリセットされると共に、フ
リップフロップもセットされて駆動回路が燃料噴射弁7
の付勢を開始する。他方、ダウンカウンタがクロック信
号 (図示せず) を計数して最後にそのキャリアウト端子
が“1”レベルになった時に、フリップフロップがリセ
ットされて駆動回路は燃料噴射弁7の付勢を停止する。
つまり、前述の燃料噴射量TAUだけ燃料噴射弁7は付
勢され、したがって、燃料噴射量TAUに応じた量の燃
料が内燃機関1の燃焼室に送り込まれることになる。
タ, フリップフロップ, 及び駆動回路を含む噴射制御回
路110は燃料噴射弁7を制御するためのものである。
即ち、吸入空気量と機関回転数とから演算された基本噴
射量Tpを機関の運転状態で補正した燃料噴射量TAU
が演算されると、燃料噴射量TAU が噴射制御回路
110のダウンカウンタにプリセットされると共に、フ
リップフロップもセットされて駆動回路が燃料噴射弁7
の付勢を開始する。他方、ダウンカウンタがクロック信
号 (図示せず) を計数して最後にそのキャリアウト端子
が“1”レベルになった時に、フリップフロップがリセ
ットされて駆動回路は燃料噴射弁7の付勢を停止する。
つまり、前述の燃料噴射量TAUだけ燃料噴射弁7は付
勢され、したがって、燃料噴射量TAUに応じた量の燃
料が内燃機関1の燃焼室に送り込まれることになる。
【0017】なお、CPU103の割込発生は、A/D
変換器101のA/D変換終了後、入出力インタフェー
ス102がクランク角センサ6のパルス信号を受信した
時、クロック発生回路107からの割込信号を受信した
時、等である。以上のように構成された内燃機関の燃料
噴射制御装置において、本発明の制御回路10は、内燃
機関の運転状態が燃料カット状態になった時に、まず、
D−VSV26を閉じてパージをカットし、次いで、パ
ージカット後の所定時間の後に、燃料カットを行うよう
に動作する。
変換器101のA/D変換終了後、入出力インタフェー
ス102がクランク角センサ6のパルス信号を受信した
時、クロック発生回路107からの割込信号を受信した
時、等である。以上のように構成された内燃機関の燃料
噴射制御装置において、本発明の制御回路10は、内燃
機関の運転状態が燃料カット状態になった時に、まず、
D−VSV26を閉じてパージをカットし、次いで、パ
ージカット後の所定時間の後に、燃料カットを行うよう
に動作する。
【0018】図3(a) は図2に示した燃料噴射制御装置
を備えた内燃機関の制御回路10の燃料カット制御に係
わるメインルーチンの一部を示すものである。ステップ
301ではスロットル弁18が全閉状態か否かを判定す
る。そして、スロットル弁18が全閉状態の時にはステ
ップ302に進み、スロットル弁18が全閉でない時は
ステップ307に進む。ステップ302では、機関回転
数Neが所定回転数X以上か否かを判定する。機関回転
数がX以上の時にはステップ303に進み、車速がYk
m/h以上か否かを判定する。
を備えた内燃機関の制御回路10の燃料カット制御に係
わるメインルーチンの一部を示すものである。ステップ
301ではスロットル弁18が全閉状態か否かを判定す
る。そして、スロットル弁18が全閉状態の時にはステ
ップ302に進み、スロットル弁18が全閉でない時は
ステップ307に進む。ステップ302では、機関回転
数Neが所定回転数X以上か否かを判定する。機関回転
数がX以上の時にはステップ303に進み、車速がYk
m/h以上か否かを判定する。
【0019】ステップ301〜303において全てYE
Sとなった場合が燃料カット条件が成立した時であり、
ステップ304に進む。一方、ステップ301〜303
の何れかのステップでNOとなった場合は、燃料カット
条件が成立していない状態である。ステップ301でN
Oとなった場合はステップ307で燃料カット遅延時間
計数カウンタの計数値をクリアしてからステップ308
に進み、ステップ302,303でNOとなった場合は
そのままステップ308に進む。
Sとなった場合が燃料カット条件が成立した時であり、
ステップ304に進む。一方、ステップ301〜303
の何れかのステップでNOとなった場合は、燃料カット
条件が成立していない状態である。ステップ301でN
Oとなった場合はステップ307で燃料カット遅延時間
計数カウンタの計数値をクリアしてからステップ308
に進み、ステップ302,303でNOとなった場合は
そのままステップ308に進む。
【0020】燃料カット条件が成立した時に進むステッ
プ304では、パージカットの実行を許可するパージカ
ットフラグPCFの値を1にする。パージカットフラグ
PCFが1にされると、図2で説明した制御回路10か
らの指令でD−VSV26が遮断される。パージカット
フラグPCFの値を1にした後は、ステップ305にお
いて燃料カット遅延時間カウンタの計数値が燃料カット
遅延時間αを経過したか否かを判定する。この実施例で
は燃料カット遅延時間αは予め設定された固定値であ
る。また、燃料カット遅延時間カウンタは制御回路10
の中に設定されたカウンタであり、図3(b) のステップ
309に示すように、所定時間毎のタイミングで計数値
が増大(インクリメント)されている。なお、燃料カッ
ト遅延時間カウンタの計数値は、ステップ301におい
て、スロットル弁18が全閉でないと判定された燃料カ
ット条件の非成立時に、ステップ307においてクリア
する。
プ304では、パージカットの実行を許可するパージカ
ットフラグPCFの値を1にする。パージカットフラグ
PCFが1にされると、図2で説明した制御回路10か
らの指令でD−VSV26が遮断される。パージカット
フラグPCFの値を1にした後は、ステップ305にお
いて燃料カット遅延時間カウンタの計数値が燃料カット
遅延時間αを経過したか否かを判定する。この実施例で
は燃料カット遅延時間αは予め設定された固定値であ
る。また、燃料カット遅延時間カウンタは制御回路10
の中に設定されたカウンタであり、図3(b) のステップ
309に示すように、所定時間毎のタイミングで計数値
が増大(インクリメント)されている。なお、燃料カッ
ト遅延時間カウンタの計数値は、ステップ301におい
て、スロットル弁18が全閉でないと判定された燃料カ
ット条件の非成立時に、ステップ307においてクリア
する。
【0021】ステップ305において、燃料カット遅延
時間カウンタの計数値が燃料カット遅延時間α以上にな
った時は、ステップ306に進んで燃料カットフラグF
CFを1にし、燃料カット遅延時間カウンタの計数値が
まだ燃料カット遅延時間αに達していない時は、ステッ
プ308に進んで燃料カットフラグFCFを0にする。
燃料カットフラグFCFが1にされると、制御回路10
によって燃料噴射が強制的に停止される。燃料カットフ
ラグFCFが0の時は、機関の運転状態に応じて演算さ
れた燃料量が燃料噴射弁7から噴射される。
時間カウンタの計数値が燃料カット遅延時間α以上にな
った時は、ステップ306に進んで燃料カットフラグF
CFを1にし、燃料カット遅延時間カウンタの計数値が
まだ燃料カット遅延時間αに達していない時は、ステッ
プ308に進んで燃料カットフラグFCFを0にする。
燃料カットフラグFCFが1にされると、制御回路10
によって燃料噴射が強制的に停止される。燃料カットフ
ラグFCFが0の時は、機関の運転状態に応じて演算さ
れた燃料量が燃料噴射弁7から噴射される。
【0022】このように、本発明では、機関の運転条件
が燃料カット条件になった場合には、まず、パージカッ
トが実行され、パージカット実行後にパージガスが全て
燃料室に入るのに十分な時間である所定時間αが経過し
てから燃料カットが実行される。従って、吸気通路内に
パージガスがなくなった状態で燃料カットが実行される
ので、パージガス量の変動によるドライバビリティの悪
化やエミッションの悪化の影響を抑制することができ
る。
が燃料カット条件になった場合には、まず、パージカッ
トが実行され、パージカット実行後にパージガスが全て
燃料室に入るのに十分な時間である所定時間αが経過し
てから燃料カットが実行される。従って、吸気通路内に
パージガスがなくなった状態で燃料カットが実行される
ので、パージガス量の変動によるドライバビリティの悪
化やエミッションの悪化の影響を抑制することができ
る。
【0023】次に、前述の燃料カット遅延時間αを、機
関回転数Ne、ベーパ濃度FGPG、或いはパージ率
(パージ流量/吸入空気量)で変更し、必ず、吸気通路
内にパージガスがなくなった状態で燃料カットが実行さ
れる制御回路10の第2の制御について説明するが、そ
の前に、電子制御内燃機関におけるベーパ濃度FGPG
の求め方の一例を説明する。
関回転数Ne、ベーパ濃度FGPG、或いはパージ率
(パージ流量/吸入空気量)で変更し、必ず、吸気通路
内にパージガスがなくなった状態で燃料カットが実行さ
れる制御回路10の第2の制御について説明するが、そ
の前に、電子制御内燃機関におけるベーパ濃度FGPG
の求め方の一例を説明する。
【0024】ここでは、空燃比の学習制御を行う内燃機
関において、空燃比の学習が完了、未完了を問わずにキ
ャニスタからのベーパの濃度を更新して空燃比の荒れを
防止して燃料噴射を行う例を、図4から図6のフローチ
ャートを用いて説明する。図4では、空燃比フィードバ
ック補正係数(FAF)、ベース空燃比学習値の演算に
ついて説明する。なお、この内燃機関では、機関の運転
領域が機関の運転状態に応じてn個に分けられ、各領域
毎に学習値を有するベース空燃比学習制御が行われるも
のとする。
関において、空燃比の学習が完了、未完了を問わずにキ
ャニスタからのベーパの濃度を更新して空燃比の荒れを
防止して燃料噴射を行う例を、図4から図6のフローチ
ャートを用いて説明する。図4では、空燃比フィードバ
ック補正係数(FAF)、ベース空燃比学習値の演算に
ついて説明する。なお、この内燃機関では、機関の運転
領域が機関の運転状態に応じてn個に分けられ、各領域
毎に学習値を有するベース空燃比学習制御が行われるも
のとする。
【0025】まず、ステップ401では内燃機関の運転
状態パラメータ(水温、負荷、機関回転数等)を読み込
み、続くステップ402では内燃機関の運転領域(D1
〜Dn:nは自然数)を機関の負荷等により判定する。
そして、続くステップ403では機関の運転状態がベー
ス空燃比(A/F)学習条件か否かを判定し、ベースA
/F学習条件でない時にはステップ408に進んでベー
パ濃度FGPGを0にしてこのルーチンを終了する。一
方、ステップ403でベースA/F学習条件である時は
ステップ404に進み、公知のベースA/F学習(FA
Fの演算、運転領域(D1〜Dn)毎のベースA/F学
習値の演算)を行う。
状態パラメータ(水温、負荷、機関回転数等)を読み込
み、続くステップ402では内燃機関の運転領域(D1
〜Dn:nは自然数)を機関の負荷等により判定する。
そして、続くステップ403では機関の運転状態がベー
ス空燃比(A/F)学習条件か否かを判定し、ベースA
/F学習条件でない時にはステップ408に進んでベー
パ濃度FGPGを0にしてこのルーチンを終了する。一
方、ステップ403でベースA/F学習条件である時は
ステップ404に進み、公知のベースA/F学習(FA
Fの演算、運転領域(D1〜Dn)毎のベースA/F学
習値の演算)を行う。
【0026】ステップ404が終了するとステップ40
5においてベースA/F学習が完了した領域が有るか否
かを判定する。ベースA/F学習が完了した領域が全く
ない場合はパージ制御は実行されない。従って、ステッ
プ405でベースA/F学習が完了した領域がない場合
はステップ408に進んでベーパ濃度FGPGを0にし
てこのルーチンを終了する。一方、ステップ405でベ
ースA/F学習が完了した領域があると判定した場合は
ステップ406に進み、パージ制御が実行中であるか否
かを判定する。
5においてベースA/F学習が完了した領域が有るか否
かを判定する。ベースA/F学習が完了した領域が全く
ない場合はパージ制御は実行されない。従って、ステッ
プ405でベースA/F学習が完了した領域がない場合
はステップ408に進んでベーパ濃度FGPGを0にし
てこのルーチンを終了する。一方、ステップ405でベ
ースA/F学習が完了した領域があると判定した場合は
ステップ406に進み、パージ制御が実行中であるか否
かを判定する。
【0027】ステップ406においてパージ制御が実行
中でないと判定した時はステップ408に進んでベーパ
濃度FGPGを0にしてこのルーチンを終了する。一
方、ステップ406でパージ制御が実行中であると判定
した時にはステップ407において後述するベーパ濃度
の演算を行った後にこのルーチンを終了する。図5は図
4のステップ407におけるベーパ濃度の演算の一実施
例を詳細に示すものである。
中でないと判定した時はステップ408に進んでベーパ
濃度FGPGを0にしてこのルーチンを終了する。一
方、ステップ406でパージ制御が実行中であると判定
した時にはステップ407において後述するベーパ濃度
の演算を行った後にこのルーチンを終了する。図5は図
4のステップ407におけるベーパ濃度の演算の一実施
例を詳細に示すものである。
【0028】ステップ501ではまず、ステップ402
で判定した現在の運転領域(D1〜Dn)の読み込みを
行い、続くステップ502では積算パージ流量の演算を
行う。この積算パージ流量の演算はD−VSV26が開
弁した時間と開度、及びその時の吸気通路2内の負圧に
よって演算することができるが、積算パージ流量の演算
は本発明の主旨ではないので、ここでは詳しい説明は省
略する。
で判定した現在の運転領域(D1〜Dn)の読み込みを
行い、続くステップ502では積算パージ流量の演算を
行う。この積算パージ流量の演算はD−VSV26が開
弁した時間と開度、及びその時の吸気通路2内の負圧に
よって演算することができるが、積算パージ流量の演算
は本発明の主旨ではないので、ここでは詳しい説明は省
略する。
【0029】続くステップ503ではステップ501で
読み込んだ現在の運転領域がベースA/F学習の完了領
域か否かを判定する。この実施例では、このステップ5
03の判定により、ベースA/F学習完了領域では、F
AFのずれは全てパージの影響としてこれからベーパ濃
度FGPGを演算によって求め、ベースA/F学習未完
了領域では、ステップ502において求めた積算パージ
流量と、予め求めて制御回路10のROM104に記憶
してあるベーパ濃度の減衰率KFGPGDECとからベ
ーパ濃度FGPGを演算するようにしている。
読み込んだ現在の運転領域がベースA/F学習の完了領
域か否かを判定する。この実施例では、このステップ5
03の判定により、ベースA/F学習完了領域では、F
AFのずれは全てパージの影響としてこれからベーパ濃
度FGPGを演算によって求め、ベースA/F学習未完
了領域では、ステップ502において求めた積算パージ
流量と、予め求めて制御回路10のROM104に記憶
してあるベーパ濃度の減衰率KFGPGDECとからベ
ーパ濃度FGPGを演算するようにしている。
【0030】最初に、現在の運転領域がベースA/F学
習の完了領域である場合について説明する。この場合は
ステップ504において空燃比センサからの出力信号に
より演算される現在のFAFの値を読み込み、続くステ
ップ505でこのFAFの値のパージによるずれがリッ
チ側に所定値b以上ずれているか否かを1−FAF≧b
により判定する。この判定はベースA/F学習の完了領
域ではFAFの値が1となっていることによる。そし
て、1−FAF≧bの場合(FAFがリッチ側にb以上
ずれている)はステップ506に進み、ベースA/F学
習完了領域におけるベーパ濃度FGPG(R)の値を下
式によりベーパ濃度FGPGから所定値Bだけ減らすこ
とによって求めてステップ509に進む。
習の完了領域である場合について説明する。この場合は
ステップ504において空燃比センサからの出力信号に
より演算される現在のFAFの値を読み込み、続くステ
ップ505でこのFAFの値のパージによるずれがリッ
チ側に所定値b以上ずれているか否かを1−FAF≧b
により判定する。この判定はベースA/F学習の完了領
域ではFAFの値が1となっていることによる。そし
て、1−FAF≧bの場合(FAFがリッチ側にb以上
ずれている)はステップ506に進み、ベースA/F学
習完了領域におけるベーパ濃度FGPG(R)の値を下
式によりベーパ濃度FGPGから所定値Bだけ減らすこ
とによって求めてステップ509に進む。
【0031】FGPG(R)=FGPG − B 一方、ステップ505で1−FAF<bの時はステップ
507に進み、FAFの値のパージによるずれがリーン
側に所定値b以上ずれているか否かを1−FAF≦−b
により判定する。そして、1−FAF≦−bの場合(F
AFがリーン側にb以上ずれている)はステップ508
に進み、ベースA/F学習完了領域におけるベーパ濃度
FGPG(R)の値を下式によりベーパ濃度FGPGか
ら所定値Bだけ増やすことによって求めてステップ50
9に進む。
507に進み、FAFの値のパージによるずれがリーン
側に所定値b以上ずれているか否かを1−FAF≦−b
により判定する。そして、1−FAF≦−bの場合(F
AFがリーン側にb以上ずれている)はステップ508
に進み、ベースA/F学習完了領域におけるベーパ濃度
FGPG(R)の値を下式によりベーパ濃度FGPGか
ら所定値Bだけ増やすことによって求めてステップ50
9に進む。
【0032】FGPG(R)=FGPG + B そして、ステップ509ではベースA/F学習完了領域
におけるベーパ濃度FGPG(R)の値をベーパ濃度F
GPGに置き換えてこのルーチンを終了する。また、F
AFの値のパージによるリッチ側またはリーン側へのず
れが所定値b未満の時(ステップ505,507で共に
NO)はベースA/F学習完了領域におけるベーパ濃度
FGPG(R)の値は変更せずにこのルーチンを終了す
る。
におけるベーパ濃度FGPG(R)の値をベーパ濃度F
GPGに置き換えてこのルーチンを終了する。また、F
AFの値のパージによるリッチ側またはリーン側へのず
れが所定値b未満の時(ステップ505,507で共に
NO)はベースA/F学習完了領域におけるベーパ濃度
FGPG(R)の値は変更せずにこのルーチンを終了す
る。
【0033】次に、ステップ503における現在の運転
領域の判定が、ベースA/F学習の未完了領域である場
合について説明する。この場合はステップ510に進
み、ステップ502で演算した積算パージ流量から、ベ
ースA/F学習未完了領域におけるベーパ濃度の減衰率
KFGPGDECを制御回路10のROM104に記憶
されているマップから補間演算して求める。そして、続
くステップ511において、ベースA/F学習未完了領
域におけるベーパ濃度FGPG(K)を、下式により演
算し、ベースA/F学習未完了領域におけるベーパ濃度
FGPG(K)の値をベーパ濃度FGPGに置き換えて
このルーチンを終了する。
領域の判定が、ベースA/F学習の未完了領域である場
合について説明する。この場合はステップ510に進
み、ステップ502で演算した積算パージ流量から、ベ
ースA/F学習未完了領域におけるベーパ濃度の減衰率
KFGPGDECを制御回路10のROM104に記憶
されているマップから補間演算して求める。そして、続
くステップ511において、ベースA/F学習未完了領
域におけるベーパ濃度FGPG(K)を、下式により演
算し、ベースA/F学習未完了領域におけるベーパ濃度
FGPG(K)の値をベーパ濃度FGPGに置き換えて
このルーチンを終了する。
【0034】FGPG(K)=(FGPG−1)×KF
GPGDEC+1 なお、以上説明した実施例において、図2の制御回路1
0の入出力インタフェース102に入力される内圧制御
弁23の開閉状況によって、キャニスタ22へのベーパ
の吸着量を演算して求めてRAM105に記憶してお
き、一方、ROM104にはパージ開始前のキャニスタ
22へのベーパの吸着量に応じて複数の減衰率マップを
記憶させておき、パージ開始時にキャニスタ22へのベ
ーパの吸着量に応じて複数の減衰率マップを使い分ける
ようにしても良い。
GPGDEC+1 なお、以上説明した実施例において、図2の制御回路1
0の入出力インタフェース102に入力される内圧制御
弁23の開閉状況によって、キャニスタ22へのベーパ
の吸着量を演算して求めてRAM105に記憶してお
き、一方、ROM104にはパージ開始前のキャニスタ
22へのベーパの吸着量に応じて複数の減衰率マップを
記憶させておき、パージ開始時にキャニスタ22へのベ
ーパの吸着量に応じて複数の減衰率マップを使い分ける
ようにしても良い。
【0035】図6は燃料噴射量TAUを演算するルーチ
ンであって、所定クランク角、例えば、360°CA毎
に実行される。ステップ601では基本噴射量TPを演
算する。即ち、機関の吸入空気量Q及び回転速度Neの
データをRAM105から読み出して、式TP=KQ/
Ne(但し、Kは定数)により演算する。そして、暖機
増量補正量、吸気温補正量、水温補正量、過渡時補正量
等の機関の運転状態に応じた補正量FWを演算する。続
くステップ602では燃料噴射量TAUを、フィードバ
ック補正量FAFとこの補正量FWとベーパ濃度FGP
Gを含む式 TAU=TP×(FW+FAF−FGPG) によって演算する。次いで、ステップ603において噴
射量TAUを噴射制御回路110のダウンカウンタとフ
リップフロップにセットする。このセットにより燃料噴
射が実行される。
ンであって、所定クランク角、例えば、360°CA毎
に実行される。ステップ601では基本噴射量TPを演
算する。即ち、機関の吸入空気量Q及び回転速度Neの
データをRAM105から読み出して、式TP=KQ/
Ne(但し、Kは定数)により演算する。そして、暖機
増量補正量、吸気温補正量、水温補正量、過渡時補正量
等の機関の運転状態に応じた補正量FWを演算する。続
くステップ602では燃料噴射量TAUを、フィードバ
ック補正量FAFとこの補正量FWとベーパ濃度FGP
Gを含む式 TAU=TP×(FW+FAF−FGPG) によって演算する。次いで、ステップ603において噴
射量TAUを噴射制御回路110のダウンカウンタとフ
リップフロップにセットする。このセットにより燃料噴
射が実行される。
【0036】以上が空燃比の学習制御を行う内燃機関に
おけるベーパの濃度を更新、およびベーパ濃度を加味し
た燃料噴射量TAUの演算例である。なお、パージ率
(パージ流量/吸入空気量)は、D−VSV26の開度
と開弁時間、およびエアフローメータより求めた吸入空
気量によって求めることができるので、ここではこれ以
上の説明は省略する。
おけるベーパの濃度を更新、およびベーパ濃度を加味し
た燃料噴射量TAUの演算例である。なお、パージ率
(パージ流量/吸入空気量)は、D−VSV26の開度
と開弁時間、およびエアフローメータより求めた吸入空
気量によって求めることができるので、ここではこれ以
上の説明は省略する。
【0037】吸気通路内にパージガスがなくなった状態
で燃料カットを実行する制御回路10の第2の制御で
は、図3で説明した制御を実行し、その燃料カット遅延
時間αだけを、機関回転数Ne、ベーパ濃度FGPG、
およびパージ率(パージ流量/吸入空気量)で変更す
る。この燃料カット遅延時間αの変更を図7を用いて説
明する。
で燃料カットを実行する制御回路10の第2の制御で
は、図3で説明した制御を実行し、その燃料カット遅延
時間αだけを、機関回転数Ne、ベーパ濃度FGPG、
およびパージ率(パージ流量/吸入空気量)で変更す
る。この燃料カット遅延時間αの変更を図7を用いて説
明する。
【0038】ステップ701ではパージカットフラグP
CFが1が否かを判定し、PCF≠1の時は燃料カット
遅延時間αの演算をせずにこのルーチンを終了する。一
方、ステップ701でPCF=1の時はステップ702
に進み、基本燃料カット遅延時間α0を読み込む。この
基本燃料カット遅延時間α0の値は、機関回転数、ベー
パ濃度、及びパージ率が、予め定めた基本機関回転数、
基本ベーパ濃度、及び基本パージ率の時に、吸気通路内
にパージガスがなくなる時間であり、予め計算して制御
回路10のROM104に格納してある。
CFが1が否かを判定し、PCF≠1の時は燃料カット
遅延時間αの演算をせずにこのルーチンを終了する。一
方、ステップ701でPCF=1の時はステップ702
に進み、基本燃料カット遅延時間α0を読み込む。この
基本燃料カット遅延時間α0の値は、機関回転数、ベー
パ濃度、及びパージ率が、予め定めた基本機関回転数、
基本ベーパ濃度、及び基本パージ率の時に、吸気通路内
にパージガスがなくなる時間であり、予め計算して制御
回路10のROM104に格納してある。
【0039】基本燃料カット遅延時間α0を読み込む
と、続くステップ703において、現在の機関回転数N
e、ベーパ濃度FGPG、及びパージ率を読み込む。そ
して、ステップ704では機関回転数Neの大小に応じ
た第1の補正係数K1を、ROM104に格納された補
正係数マップに基づいて演算する。第1の補正係数K1
は、機関回転数が前述の基本回転数の時に1であり、機
関回転数が基本回転数より大きい時には吸気通路内にパ
ージガスがなくなる時間が早まるので1より小さく、逆
に、機関回転数が基本回転数より小さい時には吸気通路
内にパージガスがなくなる時間が遅くなるので1より大
きい値である。
と、続くステップ703において、現在の機関回転数N
e、ベーパ濃度FGPG、及びパージ率を読み込む。そ
して、ステップ704では機関回転数Neの大小に応じ
た第1の補正係数K1を、ROM104に格納された補
正係数マップに基づいて演算する。第1の補正係数K1
は、機関回転数が前述の基本回転数の時に1であり、機
関回転数が基本回転数より大きい時には吸気通路内にパ
ージガスがなくなる時間が早まるので1より小さく、逆
に、機関回転数が基本回転数より小さい時には吸気通路
内にパージガスがなくなる時間が遅くなるので1より大
きい値である。
【0040】ステップ704で第1の補正係数K1を演
算した後は、ステップ705においてベーパ濃度FGP
Gの大小に応じた第2の補正係数K2を、ROM104
に格納された補正係数マップに基づいて演算する。第2
の補正係数K2は、ベーパ濃度が前述の基本ベーパ濃度
の時に1であり、ベーパ濃度が基本ベーパ濃度より大き
い時には吸気通路内にパージガスがなくなる時間が遅く
なるので1より大きく、逆に、ベーパ濃度が基本ベーパ
濃度より小さい時には吸気通路内にパージガスがなくな
る時間が早まるので1より小さい値である。
算した後は、ステップ705においてベーパ濃度FGP
Gの大小に応じた第2の補正係数K2を、ROM104
に格納された補正係数マップに基づいて演算する。第2
の補正係数K2は、ベーパ濃度が前述の基本ベーパ濃度
の時に1であり、ベーパ濃度が基本ベーパ濃度より大き
い時には吸気通路内にパージガスがなくなる時間が遅く
なるので1より大きく、逆に、ベーパ濃度が基本ベーパ
濃度より小さい時には吸気通路内にパージガスがなくな
る時間が早まるので1より小さい値である。
【0041】ステップ705で第2の補正係数K2を演
算した後は、ステップ706においてパージ率の大小に
応じた第3の補正係数K3を、ROM104に格納され
たマップに基づいて演算する。第3の補正係数K3は、
パージ率が前述の基本パージ率の時に1であり、パージ
率が基本パージ率より大きい時には1より大きく、逆
に、パージ率が基本パージ率より小さい時には1より小
さい値である。
算した後は、ステップ706においてパージ率の大小に
応じた第3の補正係数K3を、ROM104に格納され
たマップに基づいて演算する。第3の補正係数K3は、
パージ率が前述の基本パージ率の時に1であり、パージ
率が基本パージ率より大きい時には1より大きく、逆
に、パージ率が基本パージ率より小さい時には1より小
さい値である。
【0042】このようにして第1、第2及び第3の補正
係数K1、K2、K3を演算した後は、ステップ707
において、ステップ702で演算した基本燃料カット遅
延時間α0の値に、補正係数K1、K2、K3を乗算
し、図3のステップ305で使用する燃料カット遅延時
間αを演算する。この結果、機関回転数が大きい時には
燃料カット遅延時間αが短くなり、ベーパ濃度及びパー
ジ率が大きい時には燃料カット遅延時間αが長くなる。
係数K1、K2、K3を演算した後は、ステップ707
において、ステップ702で演算した基本燃料カット遅
延時間α0の値に、補正係数K1、K2、K3を乗算
し、図3のステップ305で使用する燃料カット遅延時
間αを演算する。この結果、機関回転数が大きい時には
燃料カット遅延時間αが短くなり、ベーパ濃度及びパー
ジ率が大きい時には燃料カット遅延時間αが長くなる。
【0043】なお、図7のフローチャートでは、機関回
転数、ベーパ濃度、及びパージ率の全ての変数に対して
燃料カット遅延時間αを補正する例を示したが、この3
つの変数のうち、少なくとも1つの変数を用いて燃料カ
ット遅延時間αを補正するようにしても十分効果はあ
る。このように、燃料カット遅延時間αを機関回転数、
ベーパ濃度、又はパージ率の少なくとも1つの変数で変
更すると、燃料噴射弁の燃料をカットするタイミングを
最適にすることができ、燃費の悪化を抑制することがで
きる。
転数、ベーパ濃度、及びパージ率の全ての変数に対して
燃料カット遅延時間αを補正する例を示したが、この3
つの変数のうち、少なくとも1つの変数を用いて燃料カ
ット遅延時間αを補正するようにしても十分効果はあ
る。このように、燃料カット遅延時間αを機関回転数、
ベーパ濃度、又はパージ率の少なくとも1つの変数で変
更すると、燃料噴射弁の燃料をカットするタイミングを
最適にすることができ、燃費の悪化を抑制することがで
きる。
【0044】次に、機関の運転条件が燃料カット条件に
なった時に、前述の燃料カット遅延時間αは固定値にし
ておいてパージガスの流入をまずカットし、パージカッ
ト状態で吸気通路内に残るパージガスが全量掃気される
掃気時間βを演算し、この掃気時間βが燃料カット遅延
時間αよりも長い場合は、燃料カットをこの掃気時間β
の経過後に実行する制御回路10の第3の制御について
説明する。
なった時に、前述の燃料カット遅延時間αは固定値にし
ておいてパージガスの流入をまずカットし、パージカッ
ト状態で吸気通路内に残るパージガスが全量掃気される
掃気時間βを演算し、この掃気時間βが燃料カット遅延
時間αよりも長い場合は、燃料カットをこの掃気時間β
の経過後に実行する制御回路10の第3の制御について
説明する。
【0045】なお、この制御回路10の第3の制御は、
図3で説明した制御回路10の第1の制御のステップ3
05とステップ306の間にステップ801が挿入され
るだけであるので、図3で説明した制御と同じ手順を示
すステップには同じステップ番号を付してその説明を簡
略化する。制御回路10の第3の制御手順においては、
ステップ301〜304で燃料カット条件を判定し、ス
テップ304でパージカットフラグPCFを1にした
後、ステップ305に進む。ステップ305では、燃料
カット遅延時間計数カウンタの計数値が燃料カット遅延
時間α以上になったか否かを判定し、燃料カット遅延時
間計数カウンタの計数値が燃料カット遅延時間α以上に
なった場合は、ステップ306に進む前にステップ80
1に進む。
図3で説明した制御回路10の第1の制御のステップ3
05とステップ306の間にステップ801が挿入され
るだけであるので、図3で説明した制御と同じ手順を示
すステップには同じステップ番号を付してその説明を簡
略化する。制御回路10の第3の制御手順においては、
ステップ301〜304で燃料カット条件を判定し、ス
テップ304でパージカットフラグPCFを1にした
後、ステップ305に進む。ステップ305では、燃料
カット遅延時間計数カウンタの計数値が燃料カット遅延
時間α以上になったか否かを判定し、燃料カット遅延時
間計数カウンタの計数値が燃料カット遅延時間α以上に
なった場合は、ステップ306に進む前にステップ80
1に進む。
【0046】ステップ801では、パージ停止時間計数
カウンタの計数値がパージ掃気時間β以上になったか否
かを判定し、パージ停止時間計数カウンタの計数値がパ
ージ掃気時間β以上になった場合はステップ306に進
み、燃料カットフラグFCFを1にしてこのルーチンを
終了する。一方、ステップ301でNOになった場合は
ステップ307で燃料カット遅延時間計数カウンタの計
数値をクリアしてからステップ308に進み、燃料カッ
トフラグFCFを0にしてこのルーチンを終了する。ま
た、ステップ302、303、ステップ305、及びス
テップ801の何れかのステップでNOとなった場合も
ステップ308に進み、燃料カットフラグFCFを0に
してこのルーチンを終了する。
カウンタの計数値がパージ掃気時間β以上になったか否
かを判定し、パージ停止時間計数カウンタの計数値がパ
ージ掃気時間β以上になった場合はステップ306に進
み、燃料カットフラグFCFを1にしてこのルーチンを
終了する。一方、ステップ301でNOになった場合は
ステップ307で燃料カット遅延時間計数カウンタの計
数値をクリアしてからステップ308に進み、燃料カッ
トフラグFCFを0にしてこのルーチンを終了する。ま
た、ステップ302、303、ステップ305、及びス
テップ801の何れかのステップでNOとなった場合も
ステップ308に進み、燃料カットフラグFCFを0に
してこのルーチンを終了する。
【0047】以上のような制御回路10の第3の制御手
順において、パージ停止時間計数カウンタの計数値は、
図9に示すようなパージ停止時間計数ルーチンにより、
所定時間毎、或いは所定クランク角毎に更新されてい
る。このパージ停止時間計数ルーチンでは、ステップ9
01においてパージ実行中か否かを判定し、パージ実行
中と判定した場合はステップ902においてパージ停止
時間計数カウンタの計数値をクリアしてこのルーチンを
終了する。一方、ステップ901においてパージ実行中
でないと判定した場合はステップ903に進み、パージ
停止時間計数カウンタの計数値をインクリメントしてこ
のルーチンを終了する。
順において、パージ停止時間計数カウンタの計数値は、
図9に示すようなパージ停止時間計数ルーチンにより、
所定時間毎、或いは所定クランク角毎に更新されてい
る。このパージ停止時間計数ルーチンでは、ステップ9
01においてパージ実行中か否かを判定し、パージ実行
中と判定した場合はステップ902においてパージ停止
時間計数カウンタの計数値をクリアしてこのルーチンを
終了する。一方、ステップ901においてパージ実行中
でないと判定した場合はステップ903に進み、パージ
停止時間計数カウンタの計数値をインクリメントしてこ
のルーチンを終了する。
【0048】図8の制御回路10の第3の制御手順にお
けるパージ掃気時間βは、図10に示す手順によって演
算される。まず、ステップ1001ではパージカットフ
ラグPCFが1か否かを判定し、PCF≠1の場合はこ
のままこのルーチンを終了し、PCF=1の時にはステ
ップ1002に進んで、クランク角の読み込み、及び機
関回転数Neの読み込みを行う。
けるパージ掃気時間βは、図10に示す手順によって演
算される。まず、ステップ1001ではパージカットフ
ラグPCFが1か否かを判定し、PCF≠1の場合はこ
のままこのルーチンを終了し、PCF=1の時にはステ
ップ1002に進んで、クランク角の読み込み、及び機
関回転数Neの読み込みを行う。
【0049】吸気通路2へのパージ管27の接続部から
下流側(燃焼室側)の燃焼室の容積も含む容積は予め分
かっているので、ステップ1003では、クランク角、
機関回転数Ne、及びパージ管27の接続部から下流側
の吸気通路2の容積に基づいて、パージ掃気時間βを演
算してこのルーチンを終了する。このように、制御回路
10の第3の制御手順によれば、機関の運転条件が燃料
カット条件になってパージカットを実行した後に、吸気
通路2内に大量のパージガスが残っていた場合でも、吸
気通路内に残るパージガスが全量掃気される掃気時間β
が経過するまでは、燃料カットが行われないので、パー
ジガスの残留によるドライバビリティの悪化の影響を抑
制することができる。
下流側(燃焼室側)の燃焼室の容積も含む容積は予め分
かっているので、ステップ1003では、クランク角、
機関回転数Ne、及びパージ管27の接続部から下流側
の吸気通路2の容積に基づいて、パージ掃気時間βを演
算してこのルーチンを終了する。このように、制御回路
10の第3の制御手順によれば、機関の運転条件が燃料
カット条件になってパージカットを実行した後に、吸気
通路2内に大量のパージガスが残っていた場合でも、吸
気通路内に残るパージガスが全量掃気される掃気時間β
が経過するまでは、燃料カットが行われないので、パー
ジガスの残留によるドライバビリティの悪化の影響を抑
制することができる。
【0050】最後に、制御回路10の第3の制御の変形
例である第4の制御について図11を用いて説明する。
第4の制御では、第3の制御で演算した掃気時間βを、
ベーパ濃度FGPG、或いはパージ率(パージ流量/吸
入空気量)で変更し、掃気時間βの精度を向上させたも
のである。まず、ステップ1101ではパージカットフ
ラグPCFが1か否かを判定し、PCF≠1の場合はこ
のままこのルーチンを終了し、PCF=1の時にはステ
ップ1102に進んで、クランク角、機関回転数Ne、
ベーパ濃度FGPG、及びパージ率の読み込みを行う。
例である第4の制御について図11を用いて説明する。
第4の制御では、第3の制御で演算した掃気時間βを、
ベーパ濃度FGPG、或いはパージ率(パージ流量/吸
入空気量)で変更し、掃気時間βの精度を向上させたも
のである。まず、ステップ1101ではパージカットフ
ラグPCFが1か否かを判定し、PCF≠1の場合はこ
のままこのルーチンを終了し、PCF=1の時にはステ
ップ1102に進んで、クランク角、機関回転数Ne、
ベーパ濃度FGPG、及びパージ率の読み込みを行う。
【0051】続くステップ1103では前述のステップ
1003と同様に、クランク角、機関回転数Ne、及び
パージ管27の接続部から下流側の吸気通路2の容積に
基づいて、基本パージ掃気時間β0を演算する。この時
のベーパ濃度とパージ率は、それぞれ固定値の基本ベー
パ濃度と基本パージ率を使用する。ステップ1104で
は、ベーパ濃度FGPGの大小に応じた第1の掃気時間
補正係数J1を、ROM104に格納された補正係数マ
ップに基づいて演算する。第1の掃気時間補正係数J1
は、ベーパ濃度が基本ベーパ濃度の時に1であり、ベー
パ濃度が基本ベーパ濃度より大きい時には吸気通路内に
パージガスがなくなる時間が遅くなるので1より大き
く、逆に、ベーパ濃度が基本ベーパ濃度より小さい時に
は吸気通路内にパージガスがなくなる時間が早まるので
1より小さい値である。
1003と同様に、クランク角、機関回転数Ne、及び
パージ管27の接続部から下流側の吸気通路2の容積に
基づいて、基本パージ掃気時間β0を演算する。この時
のベーパ濃度とパージ率は、それぞれ固定値の基本ベー
パ濃度と基本パージ率を使用する。ステップ1104で
は、ベーパ濃度FGPGの大小に応じた第1の掃気時間
補正係数J1を、ROM104に格納された補正係数マ
ップに基づいて演算する。第1の掃気時間補正係数J1
は、ベーパ濃度が基本ベーパ濃度の時に1であり、ベー
パ濃度が基本ベーパ濃度より大きい時には吸気通路内に
パージガスがなくなる時間が遅くなるので1より大き
く、逆に、ベーパ濃度が基本ベーパ濃度より小さい時に
は吸気通路内にパージガスがなくなる時間が早まるので
1より小さい値である。
【0052】ステップ1104で第1の掃気時間補正係
数J1を演算した後は、ステップ1105においてパー
ジ率の大小に応じた第2の掃気時間補正係数J2を、R
OM104に格納されたマップに基づいて演算する。第
2の掃気時間補正係数J2は、パージ率が前述の基本パ
ージ率の時に1であり、パージ率が基本パージ率より大
きい時には1より大きく、逆に、パージ率が基本パージ
率より小さい時には1より小さい値である。
数J1を演算した後は、ステップ1105においてパー
ジ率の大小に応じた第2の掃気時間補正係数J2を、R
OM104に格納されたマップに基づいて演算する。第
2の掃気時間補正係数J2は、パージ率が前述の基本パ
ージ率の時に1であり、パージ率が基本パージ率より大
きい時には1より大きく、逆に、パージ率が基本パージ
率より小さい時には1より小さい値である。
【0053】このようにして第1と第2の掃気時間補正
係数J1、J2を演算すると、ステップ1106におい
て、ステップ1103で演算した基本パージ掃気時間β
0の値に、掃気時間補正係数J1、J2を乗算し、図8
のステップ801で使用するパージ掃気時間βを演算す
る。この結果、ベーパ濃度及びパージ率が大きい時には
パージ掃気時間βが長くなる。
係数J1、J2を演算すると、ステップ1106におい
て、ステップ1103で演算した基本パージ掃気時間β
0の値に、掃気時間補正係数J1、J2を乗算し、図8
のステップ801で使用するパージ掃気時間βを演算す
る。この結果、ベーパ濃度及びパージ率が大きい時には
パージ掃気時間βが長くなる。
【0054】なお、図11のフローチャートでは、ベー
パ濃度とパージ率の2つの変数に対してパージ掃気時間
βを補正する例を示したが、この2つの変数のうち、何
れかを用いてパージ掃気時間βを補正するようにしても
十分効果はある。このように、パージ掃気時間βをベー
パ濃度、又はパージ率の少なくとも1つの変数で変更す
ると、パージカット後の吸気通路2内に残留するパージ
ガスの掃気時間をより正確に求めることができるので、
パージガスの残留によるドライバビリティの悪化の影響
を抑制することができると共に、燃料噴射弁の燃料をカ
ットするタイミングを最適にすることができ、燃費を向
上させることができる。
パ濃度とパージ率の2つの変数に対してパージ掃気時間
βを補正する例を示したが、この2つの変数のうち、何
れかを用いてパージ掃気時間βを補正するようにしても
十分効果はある。このように、パージ掃気時間βをベー
パ濃度、又はパージ率の少なくとも1つの変数で変更す
ると、パージカット後の吸気通路2内に残留するパージ
ガスの掃気時間をより正確に求めることができるので、
パージガスの残留によるドライバビリティの悪化の影響
を抑制することができると共に、燃料噴射弁の燃料をカ
ットするタイミングを最適にすることができ、燃費を向
上させることができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エバポパージシステムを備える内燃機関であって、所定
の運転条件の時に燃料カットを行うものにおいて、燃料
カット条件になった時にはまず、パージ流量制御手段に
パージガスの供給カット指令が出力されてパージがカッ
トされ、燃料カット条件になってから所定時間の経過後
に、燃料噴射制御手段に燃料の供給をカットする指令が
出力されて燃料の供給がカットされる。この結果、パー
ジガスカット時の応答遅れがあっても、パージガスの掃
気中はメイン噴射が実行されているため、メイン噴射で
パージガスカット時の応答遅れの補正が可能であり、絶
えず良好な空燃比が得られると共に、燃料カット時にパ
ージガスの影響が残らず、ドライバビリティ、エミッシ
ョンの悪化を招く恐れのない良好な燃料カットを行うこ
とができるという効果がある。
エバポパージシステムを備える内燃機関であって、所定
の運転条件の時に燃料カットを行うものにおいて、燃料
カット条件になった時にはまず、パージ流量制御手段に
パージガスの供給カット指令が出力されてパージがカッ
トされ、燃料カット条件になってから所定時間の経過後
に、燃料噴射制御手段に燃料の供給をカットする指令が
出力されて燃料の供給がカットされる。この結果、パー
ジガスカット時の応答遅れがあっても、パージガスの掃
気中はメイン噴射が実行されているため、メイン噴射で
パージガスカット時の応答遅れの補正が可能であり、絶
えず良好な空燃比が得られると共に、燃料カット時にパ
ージガスの影響が残らず、ドライバビリティ、エミッシ
ョンの悪化を招く恐れのない良好な燃料カットを行うこ
とができるという効果がある。
【図1】本発明の内燃機関の燃料噴射制御装置の原理的
な構成を示すブロック図である。
な構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に係る燃料噴射制御装置を備
えた電子制御式内燃機関の全体概要図である。
えた電子制御式内燃機関の全体概要図である。
【図3】(a) は図2の制御装置による燃料カット制御の
第1の制御手順を説明するフローチャート、(b) は燃料
カット遅延時間の計数手順を説明するフローチャートで
ある。
第1の制御手順を説明するフローチャート、(b) は燃料
カット遅延時間の計数手順を説明するフローチャートで
ある。
【図4】空燃比の学習制御を行う内燃機関における、空
燃比フィードバック補正係数、ベース空燃比学習値の演
算の手順を説明するフローチャートである。
燃比フィードバック補正係数、ベース空燃比学習値の演
算の手順を説明するフローチャートである。
【図5】図4のベーパ濃度の演算手順の詳細を説明する
フローチャートである。
フローチャートである。
【図6】空燃比の学習制御を行う内燃機関における燃料
噴射量の演算手順を説明するフローチャートである。
噴射量の演算手順を説明するフローチャートである。
【図7】本発明の制御回路による燃料カット制御の第2
の制御手順を示すもので、図3の燃料カットルーチンに
おける燃料カット遅延時間を機関回転数、ベーパ濃度、
及びパージ率で補正する手順を説明するフローチャート
である。
の制御手順を示すもので、図3の燃料カットルーチンに
おける燃料カット遅延時間を機関回転数、ベーパ濃度、
及びパージ率で補正する手順を説明するフローチャート
である。
【図8】本発明の制御回路による燃料カット制御の第3
の制御手順を示すフローチャートである。
の制御手順を示すフローチャートである。
【図9】図8に示した制御手順におけるパージ停止時間
計数カウンタの計数手順を説明するフローチャートであ
る。
計数カウンタの計数手順を説明するフローチャートであ
る。
【図10】図8に示した制御手順におけるパージ掃気時
間βの演算手順を説明するフローチャートである。
間βの演算手順を説明するフローチャートである。
【図11】本発明の制御回路による燃料カット制御の第
4の制御手順を示すフローチャートであり、第3の制御
手順におけるパージ掃気時間のベーパ濃度とパージ率に
よる補正の手順を説明するフローチャートである。
4の制御手順を示すフローチャートであり、第3の制御
手順におけるパージ掃気時間のベーパ濃度とパージ率に
よる補正の手順を説明するフローチャートである。
1…内燃機関 2…吸気通路 7…燃料噴射弁 10…制御回路 15…パージポート 18…スロットル弁 21…燃料タンク 22…キャニスタ 23…内圧制御弁 25…ベーパ捕集管 26…電気式パージ流量制御弁(D−VSV) 27…パージ管
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 25/08 301 F02M 25/08 301N 301U
Claims (3)
- 【請求項1】 内燃機関の燃料タンクからのベーパを一
時的にキャニスタに吸着し、このキャニスタから吸気管
に吸入されるパージガスの供給量を、内燃機関の運転状
態に応じて制御するパージ流量制御手段と、内燃機関の
運転状態に応じて吸気中に噴射する燃料量を制御する燃
料噴射制御手段と、を備える内燃機関の燃料噴射制御装
置において、 前記内燃機関の燃料カット条件を検出する燃料カット条
件検出手段と、 前記燃料カット条件になった時に、直ちに前記パージ流
量制御手段にパージガスの供給カット指令を出力するパ
ージガスカット指令手段と、 前記燃料カット条件になってから所定時間経過後に、前
記燃料噴射制御手段に燃料の供給をカットする指令を出
力する燃料カット指令手段と、を設けたことを特徴とす
る内燃機関の燃料噴射制御装置。 - 【請求項2】 前記燃料カット指令手段は、前記所定時
間を、前記パージガスのパージ率、パージガス濃度、及
び機関回転数のうちの少なくとも1つの値に応じて、パ
ージ率、パージガス濃度が高い時には延長し、機関回転
数が高い時には短縮することを特徴とする請求項1に記
載の内燃機関の燃料噴射制御装置。 - 【請求項3】 前記燃料カット指令手段は、前記パージ
ガスのパージ率、パージガス濃度、及び機関回転数のう
ちの少なくとも1つの値に基づいて、前記パージガスの
供給カット後に吸気中からパージガスが掃気される掃気
完了時間を演算し、掃気完了時間が前記所定時間よりも
長い場合には、この掃気完了時間経過後に前記燃料の供
給をカットする指令を出力することを特徴とする請求項
1に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5919796A JPH09250381A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5919796A JPH09250381A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09250381A true JPH09250381A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13106465
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5919796A Pending JPH09250381A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09250381A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015102077A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-04 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
| KR20200104020A (ko) * | 2019-02-26 | 2020-09-03 | 현대자동차주식회사 | 액티브 퍼지 시스템 작동시 퍼지 잔류 가스 제거 방법 |
-
1996
- 1996-03-15 JP JP5919796A patent/JPH09250381A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015102077A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-04 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
| KR20200104020A (ko) * | 2019-02-26 | 2020-09-03 | 현대자동차주식회사 | 액티브 퍼지 시스템 작동시 퍼지 잔류 가스 제거 방법 |
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