JPH09250404A - エンジンの吸気制御装置 - Google Patents

エンジンの吸気制御装置

Info

Publication number
JPH09250404A
JPH09250404A JP8062799A JP6279996A JPH09250404A JP H09250404 A JPH09250404 A JP H09250404A JP 8062799 A JP8062799 A JP 8062799A JP 6279996 A JP6279996 A JP 6279996A JP H09250404 A JPH09250404 A JP H09250404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
intake
egr
opening
exhaust gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8062799A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Yonemura
幸夫 米村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP8062799A priority Critical patent/JPH09250404A/ja
Publication of JPH09250404A publication Critical patent/JPH09250404A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低負荷域における少量のEGRの高精度制御
と高負荷域における大量のEGR供給とを簡易かつ低コ
ストで達成すると共に、吸気制御弁と付加開閉バルブと
の協調動作により広いエンジン運転条件にわたって最適
なEGRを実現すること。 【解決手段】 第1のEGR通路54aとは別にEGR
バルブ56をバイパスする第2の(付加)EGR通路5
4bを設け、この第2のEGR通路56bに付加開閉バ
ルブ80を設ける。スロットル開度に基づいてエンジン
運転条件を低負荷域、中負荷域、高負荷域及び全開走行
近傍域の4段階に分け、各段階毎に付加開閉バルブ80
とTCV86の動作を協調させることにより、最適なE
GRを実現する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリンダ内に流入す
る吸気を制御するエンジンの吸気制御装置に関し、特
に、排気ガスの一部を吸気通路に還流させる排気還流制
御手段とシリンダ内にタンブル、スワール等のガス流動
を発生させる吸気制御手段とを備えたエンジンの吸気制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、排気通路内の排気ガスの一部
を吸気通路に還流させる排気還流(以下、単にEGRと
いう)システムと吸入通路の一部を閉塞することにより
シリンダ内にタンブル(縦旋回流)、スワール(横旋回
流)等の所望のガス流動を生じさせる吸気制御弁とを備
えたエンジンの吸気制御装置が知られている。
【0003】一般的なEGRシステムでは、排気通路と
吸気通路とを連通するEGR通路の途中に設けられたE
GRバルブの開度を制御して、排気通路内から吸気通路
内に還流させる排気ガスの量を調整し、これにより、燃
焼温度を下げてNOx発生量を低減させるとともに、ポ
ンピングロス低減による燃費の向上を図っている。ここ
で、EGRバルブとしては、吸気管内の負圧を利用して
ダイヤフラムを変位させる負圧式のものや、電動モータ
を利用して弁体を開閉させる電子制御式のものがあり、
更に、電子制御式のものには、ステッピングモータ等の
パルスモータを利用してバルブのリフト量を制御するも
のや、電磁ソレノイドへの通電を時間比例制御するもの
等が知られている。
【0004】上記負圧式のEGRバルブは、スロットル
開度に応じてEGR率が制御されるものであるため、そ
の制御範囲は自ずと限られたものとなっている。そこ
で、近年は、よりエンジンの運転状態に最適なEGR率
を実現するために、電子制御式のEGRバルブが比較的
多く提案されている。このような従来のEGRシステム
では、EGRバルブ駆動用のステッピングモータへ出力
するパルス信号を、エンジンの吸入空気量、回転数、吸
気管圧力等の各運転状態パラメータに応じて設定された
値によって調整し、これにより、運転状態に最適なEG
R率を実現するようにEGRバルブのリフト量を制御し
ている。従って、エンジンの各運転状態毎に最適なEG
R率が予めマップ化されて設定されており、エンジンの
運転状態が変化した場合には、その変化後の運転状態に
応じたEGR率を実現すべく、ステッピングモータに必
要なパルス信号が出力される。
【0005】一方、吸気通路に設けられる吸気制御弁
は、シリンダ内にタンブル、スワール等のガス流動を発
生させ、これにより、火炎伝播速度を早めて低負荷走行
時の燃焼状態を改善し、燃費の向上等を達成するもので
ある。ここで、この吸気制御弁には、主として、シリン
ダの略縦断面方向に沿ったタンブルを生成するタンブル
制御弁と、シリンダの略横断面方向に沿ったスワールを
生成するスワール制御弁とがあり、これらタンブル、ス
ワールの別に応じて、吸気ポートの形状も適宜選定され
る。
【0006】また、特開平5−99081号公報の技術
では、EGR通路の途中にステッピングモータを用いた
電子制御式のEGRバルブを小流量制御用バルブとして
設けると共に、この電子制御式EGRバルブと並列に負
圧式のEGRバルブを大流量制御用バルブとして設けて
いる。そして、負圧式EGRバルブのバルブ開度に基づ
いて電子制御式EGRバルブの開度を調整することによ
り、負圧式EGRバルブで調整されるEGR量と電子制
御式EGRバルブで調整されるEGR量との合計流量が
エンジンの運転条件に応じた最適流量となるように、電
子制御式EGRバルブの開度を制御している。
【0007】更に、特開昭59−49359号公報に
は、スワールを発生させる吸気制御弁が閉弁している
間、すなわちスワールを生じさせている間のみEGRを
許可するようにした技術が開示されている。
【0008】また、特開平5−113154号公報の技
術では、スワールを停止する前にEGRを先行して開始
し、これにより、スワール停止によるトルク増大とEG
R開始によるトルク減少とを相殺してトルクショックの
低減を図っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような電子制御
式のEGRバルブを用いたEGR装置においては、エン
ジン運転条件に基づいてバルブ開度を微調整することが
できる。従って、例えば要求されるEGR量の少ない低
負荷域等の運転条件でのEGR制御精度を高めることが
可能である。しかし、この反面、低負荷側での制御精度
に合わせてEGRバルブの仕様を決定すると、高負荷域
では、要求されるEGR量を確保できない可能性があ
る。
【0010】即ち、EGRバルブを通過するEGR量
は、圧力(例えば、排気側の圧力と吸気側の圧力との差
圧)とEGRバルブの開度によって定まるため、高負荷
域で要求される大量のEGR流量を確保するためには、
EGRバルブの弁体が開閉する部分の開口面積(絞り面
積)を十分大きくしておく必要がある。しかし、その開
口面積を高負荷側に合わせて広げておくと、僅かなバル
ブリフトの変化でその部分の開口面積が急変するため、
EGR量も急激に変化する。
【0011】従って、高負荷側に設定されたEGRバル
ブによって低負荷域におけるEGR量を制御しようとす
れば、実質的にEGRオンかEGRオフの2段階的制御
状態に近いものとなり、このラフなEGR制御が失火の
原因となったり運転性を低下させるおそれがある。すな
わち、低負荷域では吸入空気量が少なくEGRが燃焼に
与える影響が大きいため、微小なEGRを高精度で制御
する必要があり、一方、高負荷域では吸入空気量が多く
大量のEGRをかけても燃焼にはほとんど影響が出ない
ため、高負荷域では、EGRによる燃費改善などの効果
を得るためにも大量のEGRを確保することが求めら
れ、このように両者は相反する関係にある。
【0012】一方、吸気制御弁によって生成されるタン
ブル、スワールあるいはタンブルとスワールとが混合し
た筒内ガス流動により、燃焼状態が安定化し、リ−ン燃
焼運転等が可能となる。従って、EGR制御と吸気制御
弁の制御とは、共に燃焼性に関与しており、両者は密接
な関係を有する。しかし、従来技術では、両制御を別個
のものとして制御しているので、エンジン運転状態に応
じた最適なEGRを実現することができず、排気エミッ
ションおよび燃費に改善の余地がある。
【0013】このような欠点を解消するために、前記特
開平5−99081号公報に記載の技術では、ステッピ
ングモータを用いた電子制御式EGRバルブと並列に高
負荷域用の負圧式EGRバルブを設け、高負荷域での大
量のEGR流量と低負荷域での小量のEGR流量との両
立を図っている。しかし、高負荷域での大流量の確保の
ために、負圧式EGRバルブを設けることは、製造コス
トの増大につながる。しかも、この従来技術では、EG
R制御と吸気制御弁の制御との関連付けがされていない
ため、エンジン運転状態に応じた最適なEGRを得るこ
とができない。
【0014】また、特開昭59−49359号公報に記
載の技術では、スワールを生じさせている間のみEGR
を実行することにより、NOx発生量の低減を図ってい
る。しかし、この従来技術によるものでは、低負荷域で
の高精度EGRと高負荷域での大量EGRとを両立させ
るという課題は考慮されておらず、また、低負荷域での
みEGRとスワールとを部分的に関連付けて作動させる
に過ぎないから、広いエンジン運転状態における最適な
EGRを得ることができない。
【0015】更に、特開平5−113154号公報に記
載の技術では、スワール停止に先だってEGRを開始す
ることにより、トルクショックの低減を図っている。し
かし、この従来技術でも、上記特開昭59−49359
号公報の技術と同様に、高精度EGR制御と大量EGR
とを無理なく両立させる点は考慮されておらず、また、
エンジン運転状態に応じてEGR制御と吸気制御弁の制
御とを協調させるものではないので、燃焼性改善の余地
が残されている。
【0016】本発明は、上記のような種々の課題に鑑み
なされたものであり、その目的は、低負荷域での高精度
の排気還流と高負荷域での大量の排気還流とを簡易な構
造で両立できるとともに、広い運転状態にわたって最適
なEGR制御と燃焼性改善が同時に実現できるようにし
た吸気制御装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明に係る吸気制御装置は、通常のEGR通路とは別に
設けられた新たなEGR通路を連通または遮断するオン
オフ動作の付加開閉バルブを用いて、低負荷域での高精
度制御と高負荷域での大量のEGRとの両立を達成する
とともに、EGR制御とガス流動を発生させる吸気制御
弁の制御とを協調させている。
【0018】即ち、通常の排気還流制御手段とは別に付
加排気還流制御手段を設け、エンジン運転条件に応じて
付加排気還流制御手段と吸気制御手段とを所定の制御パ
ターンに基づき協調させて制御することにより、低負荷
域での高精度なEGR制御と高負荷域での大量のEGR
とを両立させるとともに、広い運転条件にわたって最適
なEGRを実現することができる。
【0019】また、低負荷域、中負荷域、高負荷域およ
び全開走行近傍域の4段階のそれぞれについて、付加排
気還流通路を開閉する付加開閉バルブの開閉動作と前記
吸気制御弁の開閉動作とをパターン化し制御することに
より、各運転条件に応じた最適なEGRを容易に得るこ
とができる。
【0020】具体的には、制御パターンを以下の4パタ
ーンで形成することにより、エンジン運転条件に応じた
最適なEGRを得ることができる。第1に、低負荷域で
は、付加開閉バルブおよび吸気制御弁を共に閉弁させる
ことにより、吸気制御弁のガス流動によって燃焼状態が
安定化され、かつシリンダ内には少量のEGRが精度よ
く供給されることとなる。
【0021】第2に、中負荷域では、付加開閉バルブを
開弁させる一方吸気制御弁を閉弁させることにより、吸
気制御弁のガス流動によって燃焼状態が安定化され、シ
リンダ内には大量のEGRをかけることができる。第3
に、高負荷域では、付加開閉バルブおよび吸気制御弁を
共に開弁させることにより、吸入抵抗を減らして大量の
空気を供給しつつ、大量のEGRをかけることができ
る。第4に、全開走行近傍域では、付加開閉バルブを閉
弁させる一方、吸気制御弁を開弁させることにより、吸
入抵抗を減らして大量の空気を供給しつつ、EGRをカ
ットしてエンジンの出力を高めることができる。
【0022】更に、EGRの排気還流バルブを、電気的
駆動手段によってバルブ開度を調整可能な電子式排気還
流バルブから構成することにより、エンジン運転条件に
応じてEGR量を微調整することができ、低負荷域での
高精度なEGR制御を実現することができ、本発明の作
用をより効果的なものとすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0024】まず、図1には、本発明の実施の形態に係
る吸気制御装置が適用される自動車用エンジン装置の基
本的な全体構成が示されている。水平対向型のエンジン
本体10には吸気通路12及び排気通路14が連通して
設けられている。吸気通路12の上流側には吸気チャン
バ16が図示せぬ車体前方に開口し、吸気通路12の下
流側には各シリンダ18に対応するようにサージタンク
20から分岐した吸気管22が連通し、これら各吸気管
22の下流端は吸気ポート24を介して各燃焼室26に
連通している。一方、排気通路14の下流側は車体後部
に取り付けられたマフラ28に接続され、排気通路14
の上流側は各排気ポート30を介して各燃焼室26に排
気管32が連通されている。
【0025】そして、上記吸気通路12には、その上流
側から順に、空気中の塵埃を除去するエアクリーナ3
4、吸入空気量Qを検出するエアフローメータ36、図
示していないアクセルペダルの踏込量に応じて吸入空気
量を制御するスロットルバルブ38が設けられている。
このスロットルバルブ38をバイパスして吸気通路12
に設けられたアイドルスピードコントロール(以下、単
に「ISC」という)通路40の途中には、アイドリン
グ時の吸入空気量を調整するためのISCバルブ42が
取り付けられており、このISCバルブ42はデューテ
ィ比によって開閉調整されている。
【0026】また、各吸気管22の下流側にはインジェ
クタ44が吸気ポート24を指向して設けられており、
これら各インジェクタ44は、燃料ポンプ46から燃料
配管48を介して圧送供給された燃料を微粒化して噴射
するものである。更に、吸気管22には図3において詳
述する「吸気制御弁」としてのタンブル制御弁(以下、
「TCV」という)86が設けられている。
【0027】一方、排気通路14のエンジン本体10側
寄りには例えば三元触媒等の触媒50が介装され、この
触媒50の上流側には排気ガス中の空燃比を検出する空
燃比センサとしてのO2 センサ52が設けられている。
【0028】そして、吸気管22及び排気管32よりも
小径の流路面積をもって形成されたEGR通路54は、
排気管32と吸気管22の集合部とを連通して設けられ
ており、このEGR通路54の途中には例えばステッピ
ングモータを駆動源とするEGRバルブ56が取り付け
られている。このEGR通路54及びEGRバルブ56
の詳細については、さらに図3と共に後述する。
【0029】また、シリンダヘッド58には燃焼室26
内に臨んで点火プラグ60が設けられており、この点火
プラグ60は、イグナイタ62及びイグニッションコイ
ル64を介して給電された高電圧によって、燃焼室26
内の混合気を所定の点火時期で強制着火するようになっ
ている。
【0030】なお、図において、66はクランク角度と
エンジン回転数Nとを検出するクランク角センサ、68
はエンジン本体10のノッキングを検出するノックセン
サ、70は冷却水の温度を検出する水温センサ、72は
カムシャフト74に設けられたカムの回転角度を検出す
るカム角センサ、76はスロットルバルブ38の開度T
hを検出する「エンジン運転状態検出手段」としてのス
ロットル開度センサである。
【0031】そして、上記各部材の駆動制御並びに各セ
ンサからの検出信号を入力するエンジンコントロールユ
ニット(以下、単に「ECU」という)78は、EGR
バルブ56、後述の付加開閉バルブ80、TCV86等
とともに「排気還流制御手段」、「付加排気還流制御手
段」、「吸気制御手段」及び「バルブ動作制御手段」を
実現するものである。
【0032】このECU78は、図2に示したように、
各センサからの信号を入力する入力インターフェース7
8a、各部材への駆動制御信号を出力する出力インター
フェース78b、主演算装置としてのCPU78c、制
御プログラムや予め設定された固定データを記憶するR
OM78d、各センサからの検出信号等を格納するRA
M78e、タイマ78f等をバスライン78gで相互に
接続してなるマイクロコンピュータシステムとして構成
されている。
【0033】また、このECU78は、図3中に示した
ように、上記CPU78c(図2)等のハードウエア資
源の利用によって以下の各機能を実現している。即ち、
エンジン運転状態が所定の負荷域にあるか否かを判定す
る負荷判定手段79aと、この判定された負荷域に応じ
て付加開閉バルブ80及びTCV86の動作を協調制御
するバルブ動作制御手段79bと、各運転条件毎に最適
な協調制御パターンをマップ化して記憶した制御マップ
79cとであり、前記負荷判定手段79aと制御マップ
79cとで「制御パターン設定手段」を構成している。
なお、負荷判定手段79bの負荷判定に基づいて、バル
ブ制御手段79aが直接制御マップ79cを読み出す構
成でも良い。
【0034】次に、本実施の形態に係る吸気制御装置の
構成を図3に基づき説明する。
【0035】図1中に単一の通路として図示されたEG
R通路54は、第1のEGR通路54aと付加EGR通
路である第2のEGR通路54bとから構成されてい
る。より具体的には、第1のEGR通路54aの途中に
介装されたEGRバルブ56をバイパスするようにして
第2のEGR通路54bが設けられており、第2のEG
R通路54bの流入口はEGRバルブ56の上流側で第
1のEGR通路54aの途中に接続され、第2のEGR
通路54bの流出口は第1のEGR通路54aの流出口
とは別個独立に吸気管22の集合部に接続されている。
なお、図3では、各EGR通路54a,54bを別体に
形成した例を示しているが、管壁を共有して形成すれば
構造を簡素化して取付作業を低減することができる。
【0036】EGRバルブ56は、図3中に示す如く、
弁体56aと、弁体56aを常時閉弁方向に付勢するリ
ターンスプリング56bと、リターンスプリング56b
のばね力に抗して弁体56aを開弁方向に変位させる
「電気的駆動手段」としてのステッピングモータ56c
とを含んで構成されている。そして、このEGRバルブ
56は、ECU78からの制御パルス信号に応じてバル
ブ開度を可変に制御するようになっている。
【0037】また、このEGRバルブ56は、低負荷域
での少量のEGRを微小調整できるように、その弁体5
6aの形状や1ステップあたりのバルブリフト量等が予
め設定されている。なお、電気的駆動手段としてはステ
ッピングモータ56cに限らず、サーボモータ等の他の
手段を用いることもできる。
【0038】第2のEGR通路54bの途中には、付加
開閉バルブ80が設けられている。この付加開閉バルブ
80は、バタフライバルブとして構成されるもので、そ
の弁軸に連結された負圧アクチュエータ81により開閉
されるようになっている。なお、図3では、説明の便宜
のためEGR通路54bの付加開閉バルブ80設置部分
を拡径して示した。
【0039】負圧アクチュエータ81は、その制御負圧
室81aが3方向電磁弁82に接続されており、この電
磁弁82によって大気圧またはスロットルバルブ38下
流側の吸入負圧が選択的に導入されることにより、付加
開閉バルブ80を開弁または閉弁させるものである。な
お、比較的高出力の電磁アクチュエータを利用すること
により、その電磁アクチュエータによって直接付加開閉
バルブ80をオンオフ的に開閉することもできる。ま
た、3方向電磁弁82に替えて2個の2方向電磁弁を用
い、大気圧と吸入負圧とを選択的に供給する構成として
もよい。
【0040】一方、吸気ポート24内を図中上側に位置
する主通路24aと図中下側に位置する副通路24bと
に画成する隔壁84の流入側端部(吸気の流入側)に
は、図中下側の副通路24bを開閉するためのTCV8
6が回動可能に設けられている。このTCV86は、例
えば負圧アクチュエータよりなるTCVアクチュエータ
88によって開閉されるものであり、図中実線で示す閉
弁時には、副通路24bを閉じて吸気を上側の主通路2
4aに導くことにより、シリンダ18内にタンブルを生
成させるものである。一方、図中点線で示す如く、TC
V86が開弁すると、吸気は主通路24a及び副通路2
4bの両方を介してシリンダ18内に流入するため、吸
入抵抗が減少するとともに、タンブルも消滅する。
【0041】次に、図4を参照しつつ制御マップ79c
の具体的内容を説明する。この制御マップ79cは、横
軸にエンジン回転数N、縦軸にスロットル開度Thがと
られ、予め設定された各スロットル開度A,B,C,D
によってエンジン運転状態が低負荷域、中負荷域、高負
荷域及び全開走行近傍域の4段階のうちいずれであるか
判別している。即ち、スロットル開度Aまでが低負荷
域、スロットル開度AからBまでが中負荷域、スロット
ル開度BからCまでが高負荷域、スロットル開度Cから
Dまでが全開走行近傍域である。そして、制御マップ7
9cには、これらの各運転状態毎に付加開閉バルブ80
(図中では「FCV」と表示)及びTCV86の開閉動
作が記憶されている。
【0042】次に、図5のフローチャートに基づいて本
実施の形態の動作について説明する。
【0043】まず、最初のステップ(以下、単に「S」
という)200ではスロットル開度センサ76が検出し
たスロットル開度Thを読み込み、S201では、この
読込んだスロットル開度Thが「0からAまで」の低負
荷域に対応した範囲内にあるか否かを判定する。スロッ
トル開度Thが「0からAまで」の範囲内にあるとき
は、このS201では「YES」と判定されてS202
に移る。
【0044】そして、このS202では、図4に示す制
御マップ79cから各バルブの協調動作を読み出し、T
CV86及び付加開閉バルブ80の両方を閉弁させる。
TCV86の閉弁によりシリンダ18内にはタンブルが
生成されて燃焼性が改善され、付加開閉バルブ80の閉
弁により、EGR量はEGRバルブ56のみによってエ
ンジン運転状態に応じて少量で高精度に制御される。
【0045】一方、前記S201で「NO」と判定され
たときは、S203において、スロットル開度Thが
「AからBまで」の中負荷域に対応した範囲内に入って
いるか否かが判定される。中負荷域である場合は、S2
03では「YES」と判定されてS204に移る。この
S204では、前記制御マップ79cに基づいて、TC
V86を閉弁させるとともに、付加開閉バルブ80を開
弁させる。従って、TCV86の閉弁によるタンブル生
成によって燃焼性が改善され、更にシリンダ18内には
大量のEGRが導入され、これにより、燃焼温度の上昇
を抑制する。
【0046】前記S203で「NO」と判定された場合
は、更にS205に移って、スロットル開度Thが「B
からCまで」の高負荷域に対応した範囲内にあるか否か
が判定される。そして、高負荷域の場合は、「YES」
と判定されS206に移り、このS206では、制御マ
ップ79cに基づいてTCV86及び付加開閉バルブ8
0の両方を開弁させる。このTCV86の開弁によって
吸入抵抗が低下し、大量の吸入空気がシリンダ18内に
流入して出力低下が抑制される。また、高負荷域では吸
入空気量が多く大量のEGRをかけても燃焼にはほとん
ど影響がでないためシリンダ18内に、付加開閉バルブ
80の開弁による多量のEGRが導入され、燃焼温度の
上昇が防止される。
【0047】一方、S205で「NO」と判定した場合
は、スロットル開度Thが「CからDまで」の全開走行
近傍域に相当する範囲内に入っているときであるから、
S207に移る。このS207では、制御マップ79c
に基づいてTCV86を開弁させるとともに、付加開閉
バルブ80を閉弁させる。このTCV86の開弁によっ
て吸入抵抗が減少し、また、付加開閉バルブ80の閉弁
によってEGRが確実にカットされる。ここで、EGR
バルブ56は、図示せぬ通常のEGR制御プログラムに
従い、エンジン運転条件に応じてバルブ開度を調整する
ため、全開走行近傍域では閉弁している。従って、付加
開閉バルブ80の閉弁により、EGRは確実に停止さ
れ、これによって高いエンジン出力が引き出される。
【0048】以上のように、電子制御式のEGRバルブ
56によって流路面積が制御される第1のEGR通路5
4aとは別個独立に、付加開閉バルブ80によってオン
オフ的に流路面積が調整される付加通路たる第2のEG
R通路54bを設ける基本的構成を備えているので、要
求EGR量の少ない低負荷域ではEGRバルブ56によ
ってEGR量を高精度で制御できる一方、高負荷域では
大量のEGRを確保できる。
【0049】従って、低負荷域での高精度制御と高負荷
域での大量EGRとの両立を複雑な構成を伴わず簡易に
実現することができ、低負荷域から高負荷域にわたる広
い範囲で最適なEGRを実現し、排気ガスの悪化防止、
燃費の向上を図ることができる。即ち、低負荷域では、
第1のEGR通路54aのみを介してEGRが行われる
ため、この少量のEGRをEGRバルブ56のバルブ開
度によって高精度に制御することができる。
【0050】そして、高負荷域では第2のEGR通路5
4bによるEGR流路面積の加算によって大量のEGR
を確保できる。高負荷域の場合、全EGR流路面積の略
半分である第1のEGR通路54aのみしか流路面積を
制御できないため、制御精度は低負荷域よりも低下する
が、もともと高負荷域では吸入空気量が多く、大量のE
GRをかけても燃焼悪化はほとんど見られないため、運
転性能上何ら問題はない。
【0051】特に、バタフライバルブにより構成される
付加開閉バルブ80は、第2のEGR通路54bを連通
または遮断するだけのオンオフ動作を行うバルブである
から、負圧式EGRバルブを用いる従来技術とは異な
り、全体構造を簡素化して製造コストを低減することが
できる。
【0052】また、エンジン運転条件が低負荷域から高
負荷域へ、あるいは高負荷域から低負荷域へ急激に変化
した場合には、付加開閉バルブ80を速やかに開・閉さ
せることにより、この急激な変化に追従して最適なEG
Rを行うことができる。
【0053】更に、エンジン運転条件に応じて付加開閉
バルブ80とTCV86とを協調させて動作させる構成
のため、より一層、エンジン運転条件に最適なEGRを
実現することができ、広いエンジン運転条件にわたっ
て、NOx発生量及び燃費の低減を達成することができ
る。
【0054】また、エンジン運転条件として、低負荷
域、中負荷域、高負荷域及び全開走行近傍域の4段階に
分け、図4に示す如く、これら各段階毎に最適なバルブ
動作を予めマップ化して制御する構成のため、各運転条
件毎に最適なEGRを実現することができる。特に、低
負荷域では付加開閉バルブ80及びTCV86の両方を
閉弁するため、タンブルによって燃焼状態が安定化した
シリンダ18内に少量のEGRを精度良く供給すること
ができ、燃焼安定性を損なうことなくNOx発生量及び
燃費の改善を実現できる。
【0055】また、中負荷域では、TCV86を閉弁す
る一方で付加開閉バルブ80を開弁するため、タンブル
によって燃焼状態が安定化したシリンダ18内に大量の
EGRを供給して燃焼温度の上昇を抑制することができ
る。更に、高負荷域では、TCV86及び付加開閉バル
ブ80の両方を開弁するため、吸入抵抗を減らして多量
の空気を供給しつつ燃焼温度の上昇を防止できる。ま
た、全開走行近傍域では、TCV86を開弁すると共に
付加開閉バルブ80を閉弁するため、吸入抵抗を減らし
つつEGRをカットして、高いエンジン出力を得ること
ができる。
【0056】なお、本発明は上記実施の形態に記載され
た構成に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲
内で種々の変更等が可能である。例えば、前記実施の形
態では、水平対向型エンジンに適用する場合を例示した
が、これに限らず、V型エンジン、直列型エンジン等の
他の形式のエンジンにも適用することができる。また、
前記実施の形態では、スロットル開度Thによってエン
ジン運転条件を判別する場合を例示したが、これに限ら
ず、例えば燃料噴射量、エンジン回転数、吸入負圧等の
他のエンジン運転状態を反映するパラメータを用いても
良い。
【0057】更に、前記実施の形態は、吸気制御弁の一
例としてタンブルを生成するTCV86を例示したが、
これに限らず、スワールを生成するスワール制御弁等の
他の型式の吸気制御弁を用いても良い。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るエン
ジンの吸気制御装置によれば、吸気制御手段と付加排気
還流制御手段とを協調するという動作条件の下で、付加
開閉バルブを閉じることにより、排気還流バルブによる
高精度なEGRを行うことができ、一方、付加開閉バル
ブを開けることにより大量のEGRを容易に確保するこ
とができる。これにより、吸気制御弁の開閉動作と相俟
って広いエンジン運転条件にわたって最適なEGRを実
現しつつ吸気制御弁の開閉制御が可能となり、燃焼性の
向上、NOX発生量の低減、燃費の向上等を達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態が適用されるエンジン装置
の全体構成説明図である。
【図2】図1中のECUの内部構成を示す構成説明図で
ある。
【図3】実施の形態による吸気制御装置の構成説明図で
ある。
【図4】制御マップの具体的内容を示す説明図である。
【図5】実施の形態による吸気制御方法を示すフローチ
ャート図である。
【符号の説明】
10 エンジン本体 12 吸気通路 54 EGR通路 54a 第1のEGR通路 54b 第2のEGR通路 56 EGRバルブ 80 付加開閉バルブ 76 スロットルセンサ(運転状態検出手段) 78 ECU(排気還流制御手段、吸気制御手段) 79a 負荷判定手段(制御パターン設定手段) 79b バルブ動作制御手段 79c 制御マップ(制御パターン設定手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気通路の排気ガスをエンジン運転状態
    に応じて吸気通路に還流させる排気還流制御手段と、シ
    リンダ内に所定のガス流動を発生させる吸気制御手段と
    を備えたエンジンの吸気制御装置において、 前記排気還流制御手段とは別に排気通路の排気ガスを吸
    気通路に還流させる付加排気還流制御手段と、 エンジン運転条件に応じて前記付加排気還流制御手段と
    前記吸気制御手段とを所定の制御パターンに基づき協調
    させて制御するバルブ動作制御手段とを設けたことを特
    徴とするエンジンの吸気制御装置。
  2. 【請求項2】 吸気通路と排気通路とを連通する排気還
    流通路の途中に設けられた排気還流バルブのバルブ開度
    をエンジン運転条件に応じて制御する排気還流制御手段
    と、吸気制御弁の開閉動作を制御することによりシリン
    ダ内に所定のガス流動を発生させる吸気制御手段とを備
    えたエンジンの吸気制御装置において、 前記排気還流バルブをバイパスして吸気通路と排気通路
    とを連通する付加排気還流通路と該付加排気還流通路を
    開閉する付加開閉バルブとを有する付加排気還流制御手
    段と、 エンジン運転状態を検出する運転状態検出手段と、 この検出されたエンジン運転状態に応じて所定の制御パ
    ターンを設定する制御パターン設定手段と、 この設定された制御パターンに基づいて前記付加開閉バ
    ルブの開閉動作と前記吸気制御弁の開閉動作を協調させ
    て制御するバルブ動作制御手段とを設けたことを特徴と
    するエンジンの吸気制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御パターンは、低負荷域、中負荷
    域、高負荷域および全開走行近傍域の4段階のそれぞれ
    について、前記付加開閉バルブの開閉動作と前記吸気制
    御弁の開閉動作とをパターン化してなることを特徴とす
    る請求項1または請求項2のいずれかに記載のエンジン
    の吸気制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御パターンは、低負荷域では前記
    付加開閉バルブおよび前記吸気制御弁を共に閉弁させ、
    中負荷域では前記付加開閉バルブを開弁させる一方前記
    吸気制御弁を閉弁させ、高負荷域では前記付加開閉バル
    ブおよび前記吸気制御弁を共に開弁させ、全開走行近傍
    域では前記付加開閉バルブを閉弁させる一方前記吸気制
    御弁を開弁させる動作パターンを有してなることを特徴
    とする請求項3に記載のエンジンの吸気制御装置。
  5. 【請求項5】 前記排気還流バルブは、電気的駆動手段
    によってバルブ開度を調整可能な電子式排気還流バルブ
    であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか
    に記載の吸気制御装置。
JP8062799A 1996-03-19 1996-03-19 エンジンの吸気制御装置 Pending JPH09250404A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8062799A JPH09250404A (ja) 1996-03-19 1996-03-19 エンジンの吸気制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8062799A JPH09250404A (ja) 1996-03-19 1996-03-19 エンジンの吸気制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09250404A true JPH09250404A (ja) 1997-09-22

Family

ID=13210764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8062799A Pending JPH09250404A (ja) 1996-03-19 1996-03-19 エンジンの吸気制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09250404A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3250475B2 (ja) 筒内噴射型内燃機関の制御装置
JPH04272463A (ja) Ffv用エンジンのegr制御方法
JPH076395B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
US20030192517A1 (en) Diesel EGR control
JP3175601B2 (ja) 希薄燃焼エンジンの吸気量制御装置
JP2004324428A (ja) 可変動弁式内燃機関及び制御方法
US5575248A (en) Induction system and method of operating an engine
JPH1193731A (ja) 筒内噴射内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2824663B2 (ja) 内燃機関の燃料供給装置
JPH09228902A (ja) エンジンの排気還流装置
JP3985419B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JPH0861072A (ja) エンジンの吸気制御装置
JPH09250404A (ja) エンジンの吸気制御装置
JPH03225044A (ja) 内燃機関の制御装置
JPH04191433A (ja) エンジンの燃焼制御装置
JPH05113154A (ja) 内燃機関の可変吸気制御装置
JP2651202B2 (ja) エンジンの燃料噴射装置
JPH03100361A (ja) ディーゼルエンジンの排気ガス還流制御装置
JP2987675B2 (ja) 内燃機関の吸気制御装置
JP2020153343A (ja) Egr装置
JP2001050052A (ja) エンジンの吸気制御装置
JPH0810679Y2 (ja) 内燃機関の吸気装置
JP3430549B2 (ja) エンジンの吸気装置
JP2699122B2 (ja) アシストエア供給装置を有する内燃機関の制御装置
JPS60230529A (ja) 燃料噴射装置付エンジン