JPH09251124A - 光ファイバケーブル増設用クロージャ - Google Patents

光ファイバケーブル増設用クロージャ

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JPH09251124A
JPH09251124A JP8059698A JP5969896A JPH09251124A JP H09251124 A JPH09251124 A JP H09251124A JP 8059698 A JP8059698 A JP 8059698A JP 5969896 A JP5969896 A JP 5969896A JP H09251124 A JPH09251124 A JP H09251124A
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JP
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existing
optical fiber
closure
fiber cable
sleeve
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JP8059698A
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English (en)
Inventor
Makoto Uenoyama
真 上野山
Yutaka Kurosawa
豊 黒沢
Kunihiko Jinbo
邦彦 神保
Hideo Hirao
秀夫 平尾
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバケーブルを増設する作業が効率よ
く行え、光ファイバを破断させるおそれも少ない光ファ
イバケーブル増設用クロージャを提供する。 【解決手段】 既設クロージャ内部ユニットU1を収容
する既設ユニット収容空間Sが内部に形成されたスリー
ブ20と、スリーブ20内に設けられた増設用連結体2
2と、増設用連結体22と既設クロージャ内部ユニット
U1を着脱可能に固定する連結体固定手段29とを具備
する。連結体固定手段は、既設クロージャ内部ユニット
U1を着脱するためのボルト32を有し、これらボルト
32は、既設クロージャ内部ユニットU1および既設光
ファイバケーブル10に干渉せずに操作可能な位置に配
置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既設の光ファイバ
ケーブルを接続しているクロージャに、新たな光ファイ
バケーブル等を増設する場合に好適な光ファイバケーブ
ル増設用クロージャに関する。
【0002】
【従来の技術】現在一般的に使用されている光ファイバ
ケーブル用クロージャは、開閉可能な円筒状のスリーブ
の内部に、スリーブ長手方向に延びる連結棒と、この連
結棒の両端に固定され、スリーブ端部から差し込まれた
光ファイバケーブルの端部を固定するためのケーブル把
持部と、これらケーブル把持部よりも連結棒の中央寄り
に取り付けられ、ケーブルから延びるテンションメンバ
を固定するためのテンションメンバ固定部と、連結棒の
中央部に固定されケーブルから延びる光ファイバ心線の
接続余長と光コネクタを収容する、多数段に積層された
余長収納トレイとを具備するものである。
【0003】ところで最近では、通信回線数の増大に伴
い、クロージャ内の余長収納トレイの数が不足したり、
クロージャに接続しているケーブルを他のケーブルに分
岐する必要が生じたり、クロージャ内に導入するケーブ
ルを増やす必要がある等の理由により、余長収納トレ
イ、ケーブル把持部、およびテンションメンバ固定部の
いずれかまたは全てを増設しなければならない事態が頻
繁に生じている。
【0004】このような場合、従来は、既設の光ファイ
バケーブル用クロージャから個々の光ファイバケーブル
を完全に取り外し、あるいは、光ファイバ心線を接続し
たままの余長収納トレイのみをクロージャから取り出し
て、それらを新たな大容量光ファイバケーブルクロージ
ャに組み付け直す方法が採られていた。
【0005】この種の大容量光ファイバケーブルクロー
ジャの一例を図13〜図15に示す。簡単に構造を説明
すると、スリーブ1の内部中央には一本の連結棒2が配
置され、この連結棒2の両端部にはそれぞれ3基のケー
ブル把持部4およびテンションメンバ固定部6が固定さ
れている。ケーブル把持部4は光ファイバケーブル10
の端部を挟んで固定し、テンションメンバ固定部6はテ
ンションメンバ12を固定するものである。
【0006】連結棒2の中央部には、余長収納トレイ8
が多数段に積層され、2列に並べて取り付けられてお
り、その内部に、光ファイバ心線の接続余長、および接
続余長同士を接続する光コネクタ(共に図示略)が収納
されるようになっている。
【0007】スリーブ1の両端部には、各一対のケーブ
ル挿通孔(図示略)およびパッキン収容部18が形成さ
れ、一方、パッキン収容部18に対応する光ファイバケ
ーブル10の外周にはシール材を介してゴムパッキン1
6が取り付けられ、これらゴムパッキン16がパッキン
収容部18に挿入されることにより、スリーブ1と光フ
ァイバケーブル10との間が気密的に封止される。
【0008】図示するように、従来の大容量クロージャ
は、接続すべきケーブル本数に見合った全ての部品を具
備している。したがって、既設の小容量クロージャをこ
のような大容量クロージャに交換する場合には、既設の
クロージャをいったん分解して、既設の光ファイバケー
ブル10を取り外してから、改めて大容量クロージャに
組み付け直す必要があったのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したような繁雑な
作業が必要だったため、従来は、光ファイバケーブルの
増設に多大な手間がかかり、作業効率が悪いばかりか、
不注意により作業中に光ファイバ心線に無理な張力や屈
曲力を加えて断線させるおそれもあった。したがって、
そのような作業を、光ファイバケーブルが実際に通信に
供されている現場で行うには危険が大きすぎ、ほとんど
不可能に近かった。しかし、現実には既設クロージャの
大容量化、多分岐化に対する潜在需要は大きい。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、光ファイバケーブルを増設する作業が効率よく行え
るとともに、光ファイバを破断させるおそれも少ない光
ファイバケーブル増設用クロージャを提供することを課
題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る光ファイバケーブル増設用クロージャ
は、既設の光ファイバケーブルが接続されている既設の
クロージャ内部ユニットに、新たな光ファイバケーブル
を増設するための光ファイバケーブル増設用クロージャ
であって、前記既設のクロージャ内部ユニットを収容す
るための既設ユニット収容空間が内部に形成された開閉
可能なスリーブと、前記スリーブ内に設けられた増設用
連結体と、この増設用連結体に固定され、前記既設ユニ
ット収容空間に配置された前記既設のクロージャ内部ユ
ニットを着脱可能に固定するための連結体固定手段と、
前記増設用連結体の両端部にそれぞれ設けられ、増設す
べき光ファイバケーブルの端部を把持するための増設用
ケーブル把持部と、前記増設用連結体に固定され、前記
増設すべき光ファイバケーブルの端部から延びる光ファ
イバ心線の接続余長を収容するための複数の増設用余長
収納部とを具備し、前記連結体固定手段は、前記既設の
クロージャ内部ユニットの着脱を行うための被操作部を
具備し、これら被操作部は、前記既設のクロージャ内部
ユニットおよび前記既設の光ファイバケーブルに干渉せ
ずに操作可能な位置に配置されていることを特徴として
いる。
【0012】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]図1〜図7は、本発明に係る光ファイ
バケーブル増設用クロージャの第1実施形態を示してい
る。符号20はスリーブであり、このスリーブ20は筒
体の両端をスリーブ端面板で一体的に塞いだ形状をな
し、その中心軸線を含む分割面を境として上下2つに分
割可能とされている。なお、この明細書でいう上下とは
便宜上、図1の上下に基づくものとし、クロージャ使用
時の姿勢によるものではない。スリーブ20の外周に
は、スリーブ20を閉じた状態で固定するための複数の
締結バンド(図示略)が設けられている。
【0013】各スリーブ端面板には、既設用および増設
用の光ファイバケーブル10を通すための増設用ケーブ
ル挿通孔(図示略)がスリーブ分割面に沿って一列に並
んで形成されている。少なくとも、既設用光ファイバケ
ーブル10を通すための増設用ケーブル挿通孔は、それ
らの中心軸線間の距離がケーブル増設の対象となる既設
のクロージャとほぼ等しくされている。この実施形態で
はケーブル挿通孔の個数が片側4個づつにされている
が、本発明はこれに限定されず、取り扱うケーブル本数
に応じて適宜変更してよいのは勿論である。
【0014】スリーブ20の内部には、スリーブ20の
幅方向片側へ寄った位置に、スリーブ軸線方向へ延びる
一本の増設用連結棒22が収容されている。この増設用
連結棒22は、増設用クロージャ内部ユニットU2の基
部を構成するものであり、対をなす増設用ケーブル挿通
孔の軸線同士の中間に、その中心線を合わせて配置され
ている。一方、増設用クロージャ内部ユニットU2の隣
には、既設クロージャ内部ユニットU1を収容するため
の既設ユニット収容空間Sが形成されている(図1,図
2は既設クロージャ内部ユニットU1を収容した状態を
示す)。
【0015】ここで、クロージャ内部ユニットとは、光
ファイバケーブルクロージャからスリーブのみを取り除
いた残りの部分、すなわち、連結棒、ケーブル把持部、
テンションメンバ固定部、および余長収納トレイの集合
体を指している。具体的に説明すると、この実施形態の
既設クロージャ内部ユニットU1は、図1および図2に
示すような既設連結棒24を有し、その両端部に矩形状
の取付板27がそれぞれ固定され、これら取付板27上
に、スリーブ端部から近い側から順に、ケーブル把持部
36およびテンションメンバ固定部42が固定されてい
る。これにより、スリーブ20の増設用ケーブル挿通孔
から挿入された光ファイバケーブル10の端部をケーブ
ル把持部36で固定するとともに、光ファイバケーブル
10から延びるテンションメンバ12をテンションメン
バ固定部42により固定できる。ケーブル把持部36
は、図7に示すように、取付板27に固定された金具取
付部材40と、円弧部を有する2対のケーブル把持金具
38とから構成され、これらケーブル把持金具38で光
ファイバケーブル10の端部を挟んで固定するものであ
る。
【0016】既設連結棒24の中央部には、図2および
図3に示すように、多数段に水平積層された余長収納ト
レイ44が取り付けられている。個々の余長収納トレイ
44はそれぞれ一つ下の余長収納トレイ44に対してヒ
ンジで連結され、ヒンジを中心として傾動させることに
より、その下の余長収納トレイ44が開く。余長収納ト
レイ44内には、光コネクタ(図示略)で相互に接続さ
れた光ファイバ心線の接続余長が一定以上の曲率半径を
保つように曲げた状態で収容される。
【0017】増設用クロージャ内部ユニットU2も、既
設クロージャ内部ユニットU1と同じ構造でよい。な
お、本発明では既設、増設用のいずれのユニットにおい
ても、ケーブル把持部,テンションメンバ固定部,余長
収納トレイの構造は従来品と同様でよく、図示の例に限
定されることはない。
【0018】増設用連結棒22には、各ケーブル把持部
36とテンションメンバ固定部42との間に対応して、
それぞれ連結体固定部材26が取り付けられている。こ
れら連結体固定部材26は、図4に示すように、それら
の一端部が増設用連結棒22の下面にボルト23で固定
され、既設ユニット収容空間S側へ向けて延ばされてお
り、他端部の上面には、既設クロージャ内部ユニットU
1の既設連結棒24を取り付けるための連結体固定手段
29が取り付けられている。
【0019】この連結体固定手段29は、既設連結棒2
4を配置すべき箇所の両側において連結体固定部材26
に固定された一対の端部固定部材28と、これら端部固
定部材28間に掛け渡される押さえ板(固定部材)30
とを有している。端部固定部材28は、その下端部が既
設連結棒24の各側面に当接して幅方向への移動を規制
する一方、その上端には、既設連結棒24から見て幅方
向外方へ向かうにつれ下方へ傾斜する屈折端部28Aが
形成されている。
【0020】押さえ板30は図5および図6に示すよう
に細長い矩形状をなし、その両端部は前記端部28Aに
面接触するように同じ角度に屈折されている。そして、
これら屈折した端部のうち、スリーブ外側に対応する端
部には、スリーブ長手方向に延びるようにスリット34
が形成され、他方のスリーブ中央側に対応する端部に
は、スリーブ幅方向へ延びるようにスリット34が形成
されている。これらスリット34を通してボルト(被操
作部,締結手段)32が端部28Aに締め込まれること
により、押さえ板30が、既設クロージャ内部ユニット
U1の取付板27および既設連結棒24を、連結体固定
部材26との間で水平に挟んで固定するようになってい
る。押さえ板30を装着するには、図3に示すように、
まずスリーブ中央側の端部のスリット34をボルト32
にはめ合わせ、そのうえで押さえ板30を水平回動さ
せ、スリーブ外側の端部のスリット34をボルト32に
はめ合わせる。さらに、両ボルト32を締めれば容易に
装着が完了する。逆の操作を行えば取り外しも速やかに
行える。
【0021】この実施形態では、図1に示すように、ボ
ルト32の軸線が、上方へ行くにつれ幅方向外側へ広が
るように設定されている。ボルト操作角度αをこのよう
に上方外方へ向けているのは、ボルト32の軸線を鉛直
方向へ一致させると、ボルト32を回すためのドライバ
等の工具が、既設クロージャ内部ユニットU1の光ファ
イバケーブル10または光ファイバ心線に接触し、既設
の光ファイバ心線に損傷を与えるおそれがあるからであ
る。損傷のおそれを低減するには、ボルト32をより外
側へ配置することも考えられるが、スリーブ20の内幅
による制限があって困難である。
【0022】これに対し、ボルト操作角度αを上述のよ
うに設定すれば、既設の光ファイバケーブル10等に干
渉することなく、ボルト32の操作を容易に行うことが
可能で、スリーブ20の内幅を増大させる必要もないと
いう効果が得られる。この効果は、本発明のように複数
のクロージャ内部ユニットU1,U2を一つのスリーブ
20内に収容し、しかも着脱可能とする場合に特に重要
である。
【0023】次に、上記構成からなる光ファイバケーブ
ル増設用クロージャの使用方法を説明する。増設を行う
にはまず、既設のクロージャのスリーブを開き、4本の
光ファイバケーブル10が接続されたままのクロージャ
内部ユニットU1をスリーブから取り出す。一方、スリ
ーブ20から、一対の連結体固定部材26が固定されて
いる増設用クロージャ内部ユニットU2を取り出し、こ
れら連結体固定部材26に、4本の光ファイバケーブル
10が接続されたままのクロージャ内部ユニットU1を
押さえ板30で固定する。この時、ボルト32の操作角
度αが上述したように設定されているから、光ファイバ
ケーブル10および光ファイバ心線を避けて工具を挿入
することができ、工具と光ファイバ心線との干渉が防止
でき、光ファイバ心線を断線させるおそれがない。
【0024】次に、光ファイバケーブル10をクロージ
ャ内部ユニットU1,U2間で適宜接続した後、これら
一体化されたクロージャ内部ユニットU1,U2をスリ
ーブ20内に収容し、各光ファイバケーブル10を挿通
孔内にセットして、スリーブ20を閉じることにより増
設作業が完了する。
【0025】このように、この実施形態の光ファイバケ
ーブル増設用クロージャでは、既設のクロージャからス
リーブを外した状態のクロージャ内部ユニットU1を、
そのまま、既設ユニット収容空間Sに移し替えることが
可能であるから、従来のように既設のクロージャを完全
に分解して光ファイバケーブル10を既設のクロージャ
から外し、再び新たなクロージャに対して接続し直すな
どの手間がかからず、極めて容易にケーブル増設作業を
行うことができる。
【0026】また、増設作業中に、既設の光ファイバケ
ーブル10はケーブル把持部36やテンションメンバ固
定部42に固定された状態に保たれるので、光ファイバ
心線に過剰の張力や屈曲力がかかることを防止でき、作
業中の不注意による光ファイバ心線の断線のおそれが大
幅に低減できる。また、一対の連結体固定部材26によ
り、増設用連結棒22と既設連結棒24とを強固に連結
するので、光ファイバケーブル10に力が掛かった場合
にも連結棒22,24の相対変位を確実に防ぐことがで
き、光ファイバ心線に過剰な力がかかる危険を回避でき
る。
【0027】さらに、ボルト32は、既設クロージャ内
部ユニットU1および既設の光ファイバケーブル10に
干渉せずに操作可能な位置に配置されているため、光フ
ァイバ心線に悪影響を与えるおそれなくボルト32の操
作を行うことが可能で、スリーブ20の内幅を増大させ
る必要もない。
【0028】[第2実施形態]図8〜図10は、本発明
の第2実施形態を示し、先の第1実施形態と同一の構成
要素には同一符号を付して説明を省略する。この第2実
施形態は、既設クロージャ内部ユニットU1と増設用ク
ロージャ内部ユニットU2との連結構造が、前記第1実
施形態と異なっている。この実施形態における連結体固
定部材52は、図10に示すように、その一端が増設用
連結棒22の下面に対し、余長収納トレイ54の下方に
おいてボルト等で固定され、既設ユニット収容空間Sに
向けて延びる他端部の上面には、図9に示すように連結
体固定手段55が設けられている。また、連結体固定部
材52同士の中央部間には、スリーブ20に対して連結
体固定部材52を支持するための中央支持体50が掛け
渡して固定されている。
【0029】連結体固定手段55は、図9に示すよう
に、既設連結棒24の一側面に対向して連結体固定部材
52に固定された側面挟持体56と、既設連結棒24の
他面側に対向して連結体固定部材52に固定された支持
体取付部材58とを有している。側面挟持体56は、連
結体固定部材52上に置かれた既設連結棒24の側面に
平行に当接して位置規制する断面L字状の部材であり、
その高さは既設連結棒24の高さとほぼ等しく、その上
端には係止爪66が取り付けられている。この係止爪6
6は、余長収納トレイ44と既設連結棒24との隙間に
進入して、既設連結棒24の上端の曲面エッジ(アール
部)を係止する。
【0030】一方、支持体取付部材58も断面L字状を
なし、その直立板部を覆って、断面コ字状の側面挟持体
60が取り付けられている。側面挟持体60の上面の高
さは既設連結棒24の高さとほぼ等しく、その上端には
係止爪64が取り付けられている。係止爪66は、係止
爪64と同様に、余長収納トレイ44と既設連結棒24
との隙間に進入し、既設連結棒24の上端の曲面エッジ
(アール部)を係止する。したがって、側面挟持体5
6,60による既設連結棒24の締付が緩んだとして
も、係止爪64,66の作用により既設連結棒24は脱
落することがない。
【0031】支持体取付部材58と側面挟持体60と
は、両者を貫通する一対の締付ボルト62によって連結
され、これら締付ボルト62を回すと、側面挟持体60
が既設連結棒24に接近離間する方向へ平行移動するよ
うになっている。各締付ボルト62の軸線はスリーブ幅
方向に向けられており、水平方向外側からドライバ等の
工具で締付ボルト62を操作できるようになっている。
【0032】このような構成からなる第2実施形態によ
っても、第1実施形態と同様に、既設のクロージャから
スリーブを外した状態のクロージャ内部ユニットU1
を、そのまま既設ユニット収容空間Sに移し替えること
が可能であるから、極めて容易にケーブル増設作業を行
うことができる。また、締付ボルト62は、連結体固定
部材52をスリーブ20から取り出せば水平方向から操
作することができるので、既設の光ファイバケーブル1
0等に干渉することなく、ボルト62の操作を容易に行
うことが可能で、スリーブ20の内幅を増大させる必要
もない。また、連結体固定部材52を、光ファイバ心線
が近くを通らない余長収納トレイ44,54の下方に配
置したため、締付ボルト62の操作時に光ファイバ心線
を損傷するおそれがなく、操作の信頼性が高められる。
【0033】[第3実施形態]図11および図12は、
第2実施形態における連結体固定手段55を変更した第
3実施形態を示し、第2実施形態と同一の構成要素には
同一符号を付して説明を省略する。第2実施形態では、
連結体固定手段55からの既設連結棒24の脱落を防止
するために係止爪64,66を使用していたが、その代
わりにこの実施形態の連結体固定手段71では、既設連
結棒24の上面を押さえる押さえ板70を設けたことを
特徴としている。
【0034】押さえ板70は細長い矩形状をなし、既設
連結棒24と余長収納トレイ44との間に通常形成され
ている間隙に通すことができる厚さを有している。押さ
え板70の一端には下方へ屈折した折曲部70Aが形成
され、この折曲部70Aがボルト72を介して側面挟持
体60の側面に固定される。また、押さえ板70の他端
には端部70Bが形成され、この端部70Bがボルト7
4を介して連結体固定部材52に固定される。これによ
り、既設連結棒24は押さえ板70で押さえ込まれるた
め、万一、締付ボルト62が緩んで側面挟持体60によ
る締付が緩くなったとしても、既設連結棒24が脱落す
ることはない。
【0035】このような構造からなる第3実施形態にお
いて、既設連結棒24を固定する場合は、まずスリーブ
20から中身を取り出したうえで、連結体固定部材52
上に既設連結棒24を載せ、締付ボルト62を回して既
設連結棒24の両側面を固定する。次に、余長収納トレ
イ44と既設連結棒24との隙間を通して側方から押さ
え板70を差し込み、折曲部70Aを側方からボルト7
2で固定する。
【0036】次に、ボルト74により押さえ板70の端
部70Bを固定する。クロージャ内部ユニットU1,U
2の余長収納トレイ同士の間では、光ファイバ心線が露
出していないので、このような位置にボルト74を配置
すれば光ファイバ心線を損傷するおそれなく、操作する
ことができる。そして全ての接続が完了した後に、クロ
ージャ内部ユニットU1,U2をスリーブ20内に収容
する。
【0037】なお、本発明は上記実施形態のみに限定さ
れるものではなく、既設のクロージャの形状等に応じて
適宜構成を変更してよいことは勿論である。例えば、既
設のクロージャ複数個分のクロージャ内部ユニットUを
収容し、さらにケーブルを増設する構成にすることなど
も可能である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光フ
ァイバケーブル増設用クロージャによれば、既設のクロ
ージャからスリーブを外してなるクロージャ内部ユニッ
トをそのまま既設ユニット収容空間に収容することが可
能であるから、従来のように光ファイバケーブルを既設
クロージャから外し、再び新たな大容量クロージャに組
み付け直す手間がかからず、ケーブル増設作業が容易か
つ迅速に行える。
【0039】また、連結体固定手段の被操作部が、既設
の光ファイバケーブルに干渉せずに操作可能な位置に配
置されているため、光ファイバ心線を断線させるおそれ
なく既設クロージャ内部ユニットの着脱を容易に行うこ
とが可能で、スリーブの内幅を増す必要も生じない。さ
らに、増設作業中には、既設の光ファイバケーブルが既
設のクロージャ内部ユニットで強固に支持された状態に
保たれるから、既設の光ファイバ心線に過剰の張力や屈
曲力がかかることを防止できる。したがってこの点から
も、光ファイバ心線の断線のおそれが低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバケーブル増設用クロー
ジャの第1実施形態の正断面図である。
【図2】第1実施形態の側断面図である。
【図3】第1実施形態の要部の平面図である。
【図4】第1実施形態の連結体固定手段の斜視図であ
る。
【図5】第1実施形態の連結体固定手段の平面図であ
る。
【図6】第1実施形態の連結体固定手段の正面図であ
る。
【図7】第1実施形態のケーブル把持部の正面図であ
る。
【図8】本発明の第2実施形態の正断面図である。
【図9】第2実施形態の連結体固定手段の斜視図であ
る。
【図10】第2実施形態のスリーブを開いた状態の平面
図である。
【図11】第3実施形態の連結体固定手段の斜視図であ
る。
【図12】第3実施形態の連結体固定手段の縦断面図で
ある。
【図13】従来の大容量光ファイバケーブル用クロージ
ャを開いた状態の平面図である。
【図14】同光ファイバケーブル用クロージャの側断面
図である。
【図15】同光ファイバケーブル用クロージャの正断面
図である。
【符号の説明】
U1…既設クロージャ内部ユニット、U2…増設用クロ
ージャ内部ユニット、20…スリーブ、22…増設用連
結棒、24…既設連結棒、26…連結体固定部材、2
9,55,71…連結体固定手段、30…押さえ板、3
2…ボルト(被操作部、締結手段)、34…スリット、
36…ケーブル把持部、α…ボルト操作角度、42…テ
ンションメンバ固定部、44…余長収納トレイ、52…
連結体固定部材、54…増設余長収納トレイ、56,6
0…側面挟持体、62…締付ボルト(被操作部、締結手
段)、64,66…係止爪、70…押さえ板、74…ボ
ルト(被操作部、締結手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平尾 秀夫 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設の光ファイバケーブル(10)等が
    接続されている既設のクロージャ内部ユニット(U1)
    に、新たな光ファイバケーブル(10)を増設するため
    の光ファイバケーブル増設用クロージャであって、 前記既設のクロージャ内部ユニット(U1)を収容する
    ための既設ユニット収容空間が内部に形成された開閉可
    能なスリーブ(20)と、前記スリーブ(20)内に設
    けられた増設用連結体(22)と、この増設用連結体
    (22)に固定され、前記既設ユニット収容空間に配置
    された前記既設のクロージャ内部ユニット(U1)を着
    脱可能に固定するための連結体固定手段(29,55,
    71)と、前記増設用連結体(22)の両端部にそれぞ
    れ設けられ、増設すべき光ファイバケーブル(10)の
    端部を把持するための増設用ケーブル把持部(36)
    と、前記増設用連結体(22)に固定され、前記増設す
    べき光ファイバケーブル(10)の端部から延びる光フ
    ァイバ心線の接続余長を収容するための複数の増設用余
    長収納部(44,54)とを具備し、 前記連結体固定手段(29,55,71)は、前記既設
    のクロージャ内部ユニット(U1)の着脱を行うための
    被操作部(32)を具備し、これら被操作部(32)
    は、前記既設のクロージャ内部ユニット(U1)および
    前記既設の光ファイバケーブル(10)に干渉せずに操
    作可能な位置に配置されていることを特徴とする光ファ
    イバケーブル増設用クロージャ。
  2. 【請求項2】 前記連結体固定手段(29,55,7
    1)は、前記既設のクロージャ内部ユニット(U1)の
    連結体(24)を固定するための固定部材(30,6
    0)を有するとともに、前記被操作部として、前記固定
    部材(30,60)を連結体固定部材(52)に固定す
    るための締結手段(32,62)を有し、前記締結手段
    (32,62)は、既設クロージャ内部ユニット(U
    1)の外側斜め上方または側方から操作可能な位置に配
    置されていることを特徴とする請求項1記載の光ファイ
    バケーブル増設用クロージャ。
JP8059698A 1996-03-15 1996-03-15 光ファイバケーブル増設用クロージャ Pending JPH09251124A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021089404A (ja) * 2019-12-06 2021-06-10 東日本電信電話株式会社 光ケーブル接続用クロージャ外装交換用ケーブル移動ツール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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