JPH09251765A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JPH09251765A
JPH09251765A JP6146896A JP6146896A JPH09251765A JP H09251765 A JPH09251765 A JP H09251765A JP 6146896 A JP6146896 A JP 6146896A JP 6146896 A JP6146896 A JP 6146896A JP H09251765 A JPH09251765 A JP H09251765A
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JP
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magnetic disk
housing
mounting
magnetic
sleeve
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Haruyuki Kurihara
晴之 栗原
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的高い周波数の衝撃を充分に減衰し、機構
部の損傷を防止することのできる磁気ディスク装置を提
供することにある。 【解決手段】磁気ディスク装置の筐体内には、磁気ディ
スク、磁気ヘッド、駆動機構等が収納されている。筐体
は、磁気ディスク装置を電子機器の支持体に取り付ける
ための複数の取付け部42を備え、各取付け部は、筐体
に固定された取付け部材48を有している。各取付け部
材は、ねじ孔の形成されたスリーブ50と、スリーブと
筐体との間に介在された防振部52と、を有し、防振部
は粘弾性物質により形成され、駆動機構の共振点を含む
周波数の振動を減衰する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は磁気ディスク装
置、特に、防振構造を備えた磁気ディスク装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ、ラップ
トップ型コンピュータ、ブック型コンピュータ等の電子
機器においては、大量の情報を保存するためのメモリと
して磁気ディスク装置が広く使用されている。
【0003】この種の磁気ディスク装置は、記録媒体と
しての磁気ディスク、磁気ディスクに対して情報の記録
再生を行なう磁気ヘッド、磁気ヘッドを駆動する機構部
等を備え、これは筐体内に収納されている。
【0004】一般に、5インチ程度の比較的大型の磁気
ディスク装置においては、機構部を収納した筐体は、こ
の機構部を制御するためのプリント回路基板を保持した
シャーシに、防振ゴム等の防振機構を介して取り付けら
れ、更に、このシャーシをパーソナルコンピュータ等の
フレームにねじ止めすることによりパーソナルコンピュ
ータ内に設置される。
【0005】従来の防振機構において、振動を充分に減
衰して磁気ディスク装置の動作を保証できる範囲の下限
として、振動周波数で5Hz、衝撃は半周期11mse
cに設定されている場合が多い。
【0006】一般に、外部から強制振動を与えた場合の
防振機構の振動伝達特性は、底域に共振点を有し、この
共振点近傍の周波数に対して、防振機構は防振ではな
く、加振機構となってしまう。
【0007】一方、2.5インチ程度の比較的小型の磁
気ディスク装置は、筐体に設けられた複数のねじ孔を利
用して、パーソナルコンピュータのフレーム等にねじ止
め固定される。このような小型の磁気ディスク装置にお
いても、筐体とパーソナルコンピュータのフレームとの
間に防振機構としての防振ゴム等を設けることが考えら
れる。
【0008】しかしながら、例えば、2.5インチの磁
気ディスク装置に合わせて許容される防振ゴムのサイズ
を設定した場合、振動伝達特性の共振点は、50〜10
0Hz近傍になる場合が多く、大型の磁気ディスク装置
において耐衝撃性を必要とする50Hz近傍では衝撃を
減衰できず、逆に加振となってしまう。この様な理由か
ら、従来においては、防振ゴムを用いることなく、磁気
ディスク装置の筐体を直接フレームにねじ止め固定する
場合が多い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2.5
インチ以下の小型の磁気ディスク装置は、携帯可能なノ
ート型コンピュータ等に搭載される場合多く、このノー
ト型コンピュータにおいては、大型の磁気ディスク装置
のように、半周期11msec程度の衝撃を受けること
は希であり、むしろ、2msec以下、周波数で250
Hz以上の衝撃が加わる危険性が高い。
【0010】更に、上述した携帯型のパーソナルコンピ
ュータは、デスクトップ型のパーソナルコンピュータに
比較して、振動、衝撃を受ける可能性が高く、組み込ま
れる磁気ディスク装置に対しても一層高い耐衝撃性が要
求される。逆に、磁気ディスク装置においては、一層の
小型化および大容量化が望まれており、要求を満たすた
めには、筐体内部に収納されている機構部の実装密度を
高くする必要がある。そして、実装密度を上げる程、機
構部の剛性低下が生じるため、小型の磁気ディスク装置
では、機構部の改良によって耐衝撃性を向上されること
は困難であり、他の手段が必要となる。
【0011】また、近年において、磁気ディスク装置に
要求される耐衝撃性は、200G(G値)以上であり、
500Gが要求される場合もある。200Gを越える衝
撃を考慮した場合、機構部の共振の影響も無視できなく
なる。つまり、磁気ディスク装置が衝撃を受けた場合、
磁気ヘッドと磁気記録媒体とが衝突し損傷を生じるが、
磁気ヘッドおよびこれを駆動する駆動機構の共振点は、
共に2KHz近傍にある。そのため、2KHzの衝撃、
つまり、半周期0.25msecの衝撃に対して、耐衝
撃性が大幅に低下する。
【0012】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、比較的高い周波数の衝撃を充分に減衰
し、機構部の損傷を防止することのできる磁気ディスク
装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係るこの発明に係る磁気ディスク装置
は、磁気ディスクと、上記磁気ディスクに対して情報の
記録、再生を行う磁気ヘッドと、上記磁気ヘッドを上記
磁気ディスクに対して移動可能に支持しているととも
に、上記磁気ヘッドを磁気ディスク上の所望の位置へ移
動させる駆動機構と、上記磁気ディスク、磁気ヘッド、
および駆動機構を収納した筐体と、それぞれ上記筐体に
固定された取付け部材を有し、上記筐体を支持体に取り
付けるための複数の取付け部と、を備えている。
【0014】そして、上記各取付け部材は、ねじ孔の形
成されたスリーブと、上記スリーブと筐体との間に介在
しているとともに粘弾性物質により形成され、上記駆動
機構の共振点を含む周波数の振動を減衰する防振部と、
を有していることを特徴としている。
【0015】また、請求項2に係るこの発明の磁気ディ
スク装置は、直径65mmの磁気ディスクと、上記磁気デ
ィスクに対して情報の記録、再生を行う磁気ヘッドと、
上記磁気ヘッドを上記磁気ディスクに対して移動可能に
支持しているとともに、上記磁気ヘッドを磁気ディスク
上の所望の位置へ移動させる駆動機構と、上記磁気ディ
スク、磁気ヘッド、および駆動機構を収納した筐体と、
それぞれ上記筐体に固定された取付け部材を有し、上記
筐体を支持体に取付けするための複数の取付け部と、を
備えている。
【0016】そして、上記駆動機構は約2〜3KHzの
振動共振点を有し、また、上記各取付け部材は、ねじ孔
の形成されたスリーブと、上記スリーブと筐体との間に
介在しているとともに粘弾性物質により形成され、少な
くとも2〜3KHzの周波数の振動を減衰する防振部
と、を有していることを特徴としている。
【0017】請求項3に係るこの発明の磁気ディスク装
置は、磁気ディスクと、上記磁気ディスクに対して情報
の記録、再生を行う磁気ヘッドと、上記磁気ヘッドを上
記磁気ディスクに対して移動可能に支持しているととも
に、上記磁気ヘッドを磁気ディスク上の所望の位置へ移
動させる駆動機構と、金属材料により形成され、上記磁
気ディスク、磁気ヘッド、および駆動機構を収納した筐
体と、それぞれ上記筐体に固定された取付け部材を有
し、上記筐体を金属材料により形成された支持体に取り
付けるための複数の取付け部と、を備えている。
【0018】そして、上記各取付け部材は、ねじ孔の形
成されたスリーブと、上記スリーブと筐体との間に介在
しているとともに粘弾性物質により形成され、上記駆動
機構の共振点を含む周波数の振動を減衰する防振部と、
を有し、上記取付け部材の少なくとも1つは、上記筐体
と支持部材とを電気的に導通可能な導電性を有し、他の
取付け部材は、上記筐体と支持体とを電気的に絶縁する
絶縁性を有していることを特徴としている。
【0019】上記のように構成された磁気ディスク装置
によれば、防振部とスリーブとを組み合わせた取付け部
材を介して筐体を支持体に取り付けた場合、支持体側か
ら筐体に伝わる振動、衝撃は防振部によって減衰され
る。そのため、磁気ディスク装置の耐振動性および耐衝
撃性が向上する。特に、駆動機構の共振点が集中する周
波数の振動および衝撃が有効に減衰され、駆動機構の損
傷を確実に防止することが可能となる。
【0020】また、複数の取付け部材の内、少なくとも
1つに導電性を持たせることにより、磁気ディスク装置
内で発生した高周波の電磁波は、筐体および取付け部材
を通して支持体側へ伝わり、外部への漏洩が低減する。
更に、他の取付け部材に絶縁性を持たせることにより、
支持体側から筐体へのノイズ電流の流入が低減し、磁気
ヘッド、駆動機構等の動作の信頼性が向上する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明を磁気ディスク装置としてのハードディスクドライブ
(以下HDDと称する)に適用した実施の形態について
詳細に説明する。
【0022】図1ないし図3に示すように、HDDは、
金属材料によって形成された偏平な矩形状の筐体10を
備えている。この筐体10は、上面の開口した矩形箱状
のベース12と、複数のねじによりベースにねじ止めさ
れてベースの上端開口を閉塞したトップカバー14と、
により構成されている。
【0023】ベース12内には、磁気記録媒体としての
磁気ディスク16、磁気ディスクを支持および回転させ
るスピンドルモータ18、磁気ディスクに対して情報の
記録、再生を行なう一対の磁気ヘッド20、これらの磁
気ヘッドを磁気ディスク12に対して移動自在に支持し
たキャリッジアッセンブリ22、キャリッジアッセンブ
リを回動および位置決めするボイスコイルモータ(以下
VCMと称する)24、およびプリアンプ等を有する基
板ユニット26が収納されている。
【0024】また、ベース12の底面には、基板ユニッ
ト26を介してスピンドルモータ18、ボイスコイルモ
ータ24、および磁気ヘッド20の動作を制御するプリ
ント回路基板28がねじ止めされ、ベースの底壁と対向
して位置している。そして、プリント回路基板28の大
部分は、ベース24の底壁にねじ止めされたボトムカバ
ー30によって覆われている。
【0025】磁気ディスク16は、直径65mm(2.5 イン
チ)に形成され、上面および下面に磁気記録層を有して
いる。そして、磁気ディスク12は、スピンドルモータ
18の図示しないスリーブに嵌合され、スピンドルモー
タにより所定の速度で回転駆動される。
【0026】キャリッジアッセンブリ14は、ベース1
2の底壁上に固定された軸受ユニット32と、軸受ユニ
ットから互いに平行に延出した一対のアーム34(一方
のみを図示する)と、軸受ユニットから延出していると
ともにVCM24の図示しないコイルが搭載された支持
フレームと、を備えている。
【0027】また、各アーム34には、板ばねによって
形成された細長いサスペンション36が固定され、磁気
ディスク16上に延出している。そして、サスペンショ
ン36の延出端に磁気ヘッド20が取り付けられてい
る。それにより、磁気ヘッド20は、サスペンション3
6およびアーム34を介して、軸受ユニット32の回り
で回動自在に支持されている。
【0028】アーム34に支持された一対の磁気ヘッド
20は、磁気ディスク16を間に挟んで対向し、それぞ
れ磁気ディスクの上面および下面に対向している。ま
た、各磁気ヘッド20は、サスペンション36のばね力
により所定のヘッド荷重が印加され、磁気ディスクの停
止状態において磁気ディスク表面に押しつけられてい
る。
【0029】そして、VCM24を駆動することによ
り、キャリッジアッセンブリ22のアーム34が回動
し、磁気ヘッド20は磁気ディスク16上を半径方向に
沿って移動して所望のトラック上に位置決めされる。
【0030】上記のように構成されたキャリッジアッセ
ンブリ22およびVCM24は、磁気ヘッド20の駆動
機構として機能するとともに、約2〜3KHzに共振点
を持つ振動特性を有している。
【0031】図1ないし図3に示すように、ベース12
の左右両側面には、HDDをパーソナルコンピュータ等
の電子機器の支持フレーム(支持体)40に取り付ける
ための4つの取付け部42が設けられ、また、ベース1
2の底面にも、種類の異なる電子機器の支持体にHDD
を取り付けるための4つの取付け部44が設けられてい
る。
【0032】図2ないし図4に示すように、取付け部4
2は、ベース12の各側面に2個づつ形成された円形の
凹所46と、各凹所に嵌合された取付け部材48と、を
備えている。各取付け部材48は、円筒状のスリーブ5
0と、スリーブ50の外周に嵌合しているとともに一端
にフランジ51を有する円筒形状の防振部52と、によ
り構成されている。スリーブ50の内孔は、その周面に
ねじが切られてねじ孔を形成している。そして、取付け
部材48は、防振部52のフランジ52がベース12の
外面に当接した状態で、凹所46内に嵌合され、防振部
52は、スリーブ50とベース12との間に位置してい
る。
【0033】一方、取付け部44も同様に、ベース12
の底面の各側縁近傍に2個づつ形成された凹所と、各凹
所に嵌合された取付け部材48と、により構成されてい
る。4つの取付け部42を用いてHDDを電子機器の支
持フレーム40に取付ける場合、図2および図4に示す
ように、筐体10の両側面を支持フレーム40間に配置
した状態で、支持フレームに形成された透孔58を通し
て固定ねじ56を各取付け部材48のスリーブ50にね
じ込む。それにより、HDDの筐体10は、取付け部4
2および固定ねじ56を介して支持フレーム40に取付
けられる。
【0034】ここで、各取付け部材48のスリーブ50
は金属あるいは非金属材料により形成されている。ま
た、防振部52は、電子機器の支持フレーム40側から
伝わる衝撃、振動を減衰する防振部材として機能するも
のであり、高い振動減衰性を有する粘弾性物質、例え
ば、ブチルゴムあるいはウレタンゴム等の合成ゴムによ
り形成され、その振動減衰特性は、筐体10内に配設さ
れた駆動機構の振動特性に応じた所定の特性に設定され
ている。
【0035】すなわち、前述したように磁気ヘッド2
0、キャリッジアッセンブリ22等の駆動機構の共振点
は、それぞれ約2〜3KHzであることから、防振部5
2は、粘弾性物質の材質、および、直径、長さ等の寸法
を適当に選択することにより、少なくとも2〜3KHz
の周波数が減衰域に入るように形成されている。
【0036】また、HDDが搭載される電子機器として
携帯型のパーソナルコンピュータを考慮した場合、HD
Dには半周期2msec程度の衝撃が加わる可能性があ
るため、防振部52は減衰域の最低周波数が250Hz
となるように設定されている。この場合においても、上
記2〜3KHzの周波数は当然減衰域にある。
【0037】上記のうに構成された取付け部材48を用
いることにより、電子機器の支持フレーム40を介して
HDDに伝わる振動および衝撃を防振部52によって減
衰することができ、HDDの耐振動性および耐衝撃性を
大幅に向上することができる。特に、HDDの駆動機構
の共振点が集中する周波数の振動および衝撃を有効に減
衰でき、駆動機構の損傷を確実に防止することが可能と
なる。
【0038】各取付け部材48のスリーブ50は、接着
あるいはインサート成形により、防振部52と一体に形
成されている。スリーブ50を非金属材料、例えば、プ
ラスチックにより形成する場合、防振部52と2色成形
が可能となり、製造コストの低減を図ることができる。
また、各取付け部材48は接着によりベース12の凹所
46内に固定されるか、あるいは、インサート成形によ
りベース12と一体的に取り付けられている。
【0039】一方、電子機器の支持フレーム40および
HDDの筐体10は共に金属材料で形成されている。こ
の場合、支持フレーム40を通して、高周波のノイズ電
流が電子機器側からHDDの筐体10に流入し、磁気ヘ
ッド20の記録、再生動作に悪影響を及ぼす恐れがあ
る。また、HDDの筐体10内に配設された基板ユニッ
ト26等は動作時に高周波の電磁波を発生するため、こ
の電磁波をシールドして外部への漏洩を防止する必要も
ある。
【0040】そこで、本実施の形態によれば、4つの取
付け部42の内の少なくとも1つの取付け部材48、お
よび4つの取付け部44の内の少なくとも1つの取付け
部材48は、筐体10と支持フレーム40とを電気的に
導通可能に形成され、筐体10を電子機器側のアースに
導通させることにより、筐体に電磁シールド機能を持た
せている。また、他の取付け部材48は、筐体10と支
持フレーム40との間を電気的に絶縁するように構成さ
れ、支持フレーム40から筐体10へのノイズ電流の流
入を防止している。
【0041】詳細に述べると、全ての取付け部材48の
防振部52は、導電性を有する合成ゴムにより形成さ
れ、導電可能な取付け部材のスリーブ50は導電性材料
で形成され、他の取付け部材のスリーブは絶縁材料によ
って形成され、あるいは絶縁処理が施されている。
【0042】逆に、全ての取付け部材48のスリーブ5
0を導電性材料により形成し、導電可能な取付け部材の
防振部52を導電性を有する合成ゴムにより、他の取付
け部材の防振部を非導電性の合成ゴムにより、それぞれ
形成するようにしてもよい。
【0043】なお、導電性を有する取付け部材48を接
着によりベース12の凹所46に固定する場合には、導
電性接着剤を用いて固定する。また、磁気ヘッド20に
対するノイズ電流の影響を最小限に抑えるため、複数の
取付け部42あるいは44の内、磁気ヘッドから最も離
間した取付け部に、上述した導電可能な取付け部材48
を用いることが望ましい。
【0044】以上のように構成されたHDDによれば、
防振部52とスリーブ50とを組み合わせた取付け部材
48を筐体10の各取付け部43、44に設けることに
より、HDDが搭載される電子機器から伝わる振動、衝
撃を減衰し、耐振動性および耐衝撃性を大幅に向上させ
ることができる。特に、HDDの駆動機構の共振点が集
中する周波数の振動および衝撃を有効に減衰でき、駆動
機構の損傷を確実に防止することが可能となる。
【0045】また、複数の取付け部材48の内、少なく
とも1つは、筐体10を電子機器側に導通可能に形成さ
れ、他の取付け部材はこれらの間を絶縁可能に形成され
ているため、電子機器側からHDDへのノイズ電流の侵
入を防止して動作の信頼性向上を図れるとともに、HD
D内部で発生した高周波の電磁波をシールドして外部へ
の放射を防止することができる。
【0046】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、磁気ディスクの枚数および磁気ヘッドの
数は必要に応じて増加可能である。また、HDDの機構
部の振動特性は設計に応じて種々変更可能であり、防振
部の減衰特性も上記実施の形態に示した数値に限定され
ることなく、機構部に応じて種々変形可能である。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、防振部を有する取付け部を設けた筐体を用いること
により、耐振動性および耐衝撃性が向上し、比較的高い
周波数の振動、衝撃をも減衰して機構部の損傷を防止す
ることが可能な磁気ディスク装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るHDDのトップカ
バーを取り外した状態を示す斜視図。
【図2】上記HDDとパーソナルコンピュータの支持フ
レームとを示す斜視図。
【図3】上記HDDの側面図および底面図。
【図4】上記HDDの取付け部を拡大して示す断面図。
【符号の説明】
10…筐体 12…ベース 14…トップカバー 16…磁気ディスク 20…磁気ヘッド 22…キャリッジアッセンブリ 24…ボイスコイルモータ 40…支持フレーム 42、44…取付け部 48…取付け部材 50…スリーブ 52…防振部 56…固定ねじ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ディスクと、 上記磁気ディスクに対して情報の記録、再生を行う磁気
    ヘッドと、 上記磁気ヘッドを上記磁気ディスクに対して移動可能に
    支持しているとともに、上記磁気ヘッドを磁気ディスク
    上の所望の位置へ移動させる駆動機構と、 上記磁気ディスク、磁気ヘッド、および駆動機構を収納
    した筐体と、 それぞれ上記筐体に固定された取付け部材を有し、上記
    筐体を支持体に取り付けるための複数の取付け部と、を
    備え、 上記各取付け部材は、 ねじ孔の形成されたスリーブと、 上記スリーブと筐体との間に介在しているとともに粘弾
    性物質により形成され、上記駆動機構の共振点を含む周
    波数の振動を減衰する防振部と、を有していることを特
    徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】直径65mmの磁気ディスクと、 上記磁気ディスクに対して情報の記録、再生を行う磁気
    ヘッドと、 上記磁気ヘッドを上記磁気ディスクに対して移動可能に
    支持しているとともに、上記磁気ヘッドを磁気ディスク
    上の所望の位置へ移動させる駆動機構と、 上記磁気ディスク、磁気ヘッド、および駆動機構を収納
    した筐体と、 それぞれ上記筐体に固定された取付け部材を有し、上記
    筐体を支持体に取付けするための複数の取付け部と、を
    備え、 上記駆動機構は約2〜3KHzの振動共振点を有し、 上記各取付け部材は、 ねじ孔の形成されたスリーブと、 上記スリーブと筐体との間に介在しているとともに粘弾
    性物質により形成され、少なくとも2〜3KHzの周波
    数の振動を減衰する防振部と、を有していることを特徴
    とする磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】磁気ディスクと、 上記磁気ディスクに対して情報の記録、再生を行う磁気
    ヘッドと、 上記磁気ヘッドを上記磁気ディスクに対して移動可能に
    支持しているとともに、上記磁気ヘッドを磁気ディスク
    上の所望の位置へ移動させる駆動機構と、 金属材料により形成され、上記磁気ディスク、磁気ヘッ
    ド、および駆動機構を収納した筐体と、 それぞれ上記筐体に固定された取付け部材を有し、上記
    筐体を金属材料により形成された支持体に取り付けるた
    めの複数の取付け部と、を備え、 上記各取付け部材は、 ねじ孔の形成されたスリーブと、 上記スリーブと筐体との間に介在しているとともに粘弾
    性物質により形成され、上記駆動機構の共振点を含む周
    波数の振動を減衰する防振部と、を有し、 上記取付け部材の少なくとも1つは、上記筐体と支持部
    材とを電気的に導通可能な導電性を有し、他の取付け部
    材は、上記筐体と支持体とを電気的に絶縁する絶縁性を
    有していることを特徴とする磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】上記防振部は円筒形状を有し、インサート
    成形により上記スリーブの外周に一体成形されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    の磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】上記各取付け部材は、インサート成形によ
    り上記筐体と一体に成形されていることを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれか1項に記載の磁気ディスク装
    置。
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