JPH09251945A - 重ね合わせ精度管理用パターンおよびこれを用いた重ね合わせ精度管理方法 - Google Patents

重ね合わせ精度管理用パターンおよびこれを用いた重ね合わせ精度管理方法

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JPH09251945A
JPH09251945A JP8059619A JP5961996A JPH09251945A JP H09251945 A JPH09251945 A JP H09251945A JP 8059619 A JP8059619 A JP 8059619A JP 5961996 A JP5961996 A JP 5961996A JP H09251945 A JPH09251945 A JP H09251945A
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JP8059619A
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Atsushi Someya
篤志 染矢
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 重ね合わせ精度の管理において、真の合わせ
ずれ量に極めて近い測定値を与え得る測定パラメータを
短時間に設定する。 【解決手段】 重ね合わせ精度管理用パターンに予め既
知量の変位を設定しておき、重ね合わせ精度測定装置を
用いてこのパターンを測定した際に、上記の変位が最も
正しく測定される場合の測定パラメータを選択し、これ
を以後の測定のための設定値とする。かかるパターン
は、レンズ収差やステージ姿勢誤差等の影響が排除でき
る程度の微小距離d10/20 を置いて近接配置された2個
の単位パターン10,20からなり、単位パターン10
では下層側パターン1aと上層側パターン2aの合わせ
ずれが無いが、単位パターン20では既知の合わせずれ
量S1を設定する。両単位パターン10,20の合わせ
ずれ量の測定値の差がS1 に最も近くなる場合の測定パ
ラメータを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォトリソグラフ
ィを経て形成される上下パターンの重ね合わせ精度の管
理において、絶対誤差の検出を可能とする重ね合わせ精
度管理用のパターンおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】リソグラフィは、縮小投影露光装置の投
影レンズ(対物レンズ)の高NA化、高圧水銀ランプの
輝線からエキシマ・レーザ光への移行にみられる露光波
長の短波長化、あるいは位相シフト法や変形照明法とい
った超解像技術の採用により、その解像度を着実に向上
させてきた。
【0003】一方、これに呼応して重ね合わせ精度の管
理技術も進歩している。ただし、これまでの重ね合わせ
精度の向上は、露光ステージの制振や温調、あるいは投
影光学系の収差の改善といった、装置性能の地道な改善
が積み重ねられてきた結果である。一般に、重ね合わせ
精度としてはデザイン・ルール(最小加工寸法)の1/
3〜1/4の値が要求され、0.3μmルール以降では
0.1μm以下の高い重ね合わせ精度が管理目標値とし
て要求されることになる。しかし、かかる高精度を従来
どおりの改善方針のみで達成することは次第に困難とな
っており、露光技術の限界がむしろ重ね合わせ技術にあ
ると言われる由縁となっている。
【0004】重ね合わせ精度の管理項目としては、一般
に測定再現性3σとTIS(Tool Induced Shift:測定
装置に起因するシフト)とが挙げられる。
【0005】測定再現性は、基板上に形成された複数の
重ね合わせ精度管理用パターンについて重ね合わせ精度
の測定を繰り返し複数回行い、同一パターンについて得
られた測定値のばらつき(すなわち標準偏差σ)を評価
基準とするものである。3σの値が大きいほど、重ね合
わせ精度測定装置の精度が低いと言える。
【0006】一方のTISは、ある重ね合わせ精度管理
用パターンの位置座標(X0 ,Y0)を測定した後、基
板を180゜回転させて同じパターンの位置座標(X
180,Y1 80)を測定した時の平均位置座標((X0+X
180)/2,(Y0+Y180)/2)として定義される。
0 =−X180, Y0 =−Y180 が理想的に成り立つ場
合には、平均位置座標は(0,0)となる筈であるが、
実際には重ね合わせ精度測定装置の光学系の不完全さ、
特に照明光の光軸の垂直性の不十分さを反映して若干の
絶対値を持つ値となるのが普通であり、この絶対値が大
きくなるほど重ね合わせ精度測定装置の精度が低いこと
になる。
【0007】上述の重ね合わせ精度管理用パターンの一
例として、図3にいわゆるボックス・イン・ボックス(B
ox-in-Box)型パターンを示す。このパターンは、その上
面図を(a)図、C−C線断面図を(b)図に示すよう
に、基板11に形成された矩形(ここでは正方形)の凹
部である下層側パターン12と、この凹部の内部に形成
される矩形(同じく正方形)の凸部である上層側パター
ン14との組み合わせからなる。ここでは、上層側パタ
ーン14がフォトレジスト・パターンである場合を想定
しており、したがってこの上層側パターン14の下地
は、基板11の全面に被着され該上層側パターン14を
マスクとして加工される何らかの被加工膜13sym (添
字sym は、被加工膜が下層側パターン12を対称的に被
覆していることを表す。)である。
【0008】かかるボックス・イン・ボックス型パター
ンの測定は、一般に次のような方法で行われる。すなわ
ち、重ね合わせ精度測定装置の照明系の光軸をパターン
中心に合致させた状態で該パターンに所定の波長と強度
を有する光を照射し、反射光をリニアCCDに取り込
み、電気信号に変換して図3の(c)図に示されるよう
な電気信号波形を得、この波形からたとえば閾値法にも
とづいて上下パターンのエッジ間中点位置をそれぞれ割
り出し、両者を比較するのである。
【0009】この方法を、(b)図を参照しながら具体
的に説明すると、上層側パターン14のエッジ間距離を
14,そのエッジ間中心位置をC14,下層側パターン1
2のエッジ間距離をd12,そのエッジ間中心位置をC12
とするとき、上下パターンが重ね合わせずれを起こして
いないければエッジ間中心位置C12,C14が一致する
が、図示されるように重ね合わせずれを生じている場合
には両者が一致しない。このときの合わせずれ量St
(添字tは真値であることを表す。)について、3σや
TISを検討するのである。
【0010】ところで、上述のようにして測定される合
わせずれ量St は、いかに3σやTISの値が良好であ
っても、絶対誤差、すなわち真の合わせずれ量ではな
い。これは、測定される合わせずれ量には、実際に基板
上で発生している真の合わせずれ量の他に、重ね合わせ
精度測定装置に内在する測定誤差が必然的に加わってし
まうからである。したがって、誤った値を再現性良く読
み取っている可能性も高いのである。
【0011】従来のハーフミクロン・レベルあるいはサ
ブハーフミクロン・レベルのデザイン・ルールの下で
は、この真の合わせずれ量を知ることは必ずしも必須で
はなく、それ故に従来、真の合わせずれ量に関して大き
く注意が払われることはなかった。しかし、今後のクォ
ーターミクロン・レベルあるいはそれ以降の微細レベル
では、最小解像寸法に占める重ね合わせずれ量の比率が
増大するため、重ね合わせ精度測定装置に内在する測定
誤差をできるだけ排し、測定値を真値に近づける努力が
必要となる。
【0012】上述のような問題に対処するため、本願出
願人は先に特開平6−132189号公報において、真
の重ね合わせずれ量を測定することなく重ね合わせ精度
測定装置の測定条件を最適化する方法を提案している。
この方法ではまず、フォトリソグラフィの1ショット内
の周辺部に配された周辺測定マークに生じた合わせずれ
量(ΔXs,ΔYs)と、中央部に配された中央測定マ
ークに生じた合わせずれ量(ΔXc,ΔYc)とをそれ
ぞれ測定し、前者から後者を減ずることにより重ね合わ
せずれ量差分(ΔXs−ΔXc,ΔYs−ΔYc)を算
出し、この差分のばらつき(3σxa ,3σya )を求
める。以上の操作により、露光装置の投影レンズの収
差,基板の熱伸縮,基板の回転(ローテーション)の影
響が相殺され、結局、重ね合わせずれ量差分のばらつき
(3σxa ,3σya )が重ね合わせ精度測定装置に内
在する重ね合わせ測定誤差に対応することになる。この
ばらつきが最小となるように、重ね合わせ精度測定装置
の測定条件を調整することにより、測定値を真値に近づ
けることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の特開
平6−132189号公報に記載された方法は、「ショ
ット内の合わせずれ量が基板面内では不変である」こと
を前提としている。しかしながら、現実には基板を支持
するステージがヨー,ピッチ,ロール等の姿勢誤差を生
ずるために、厳密には基板面内でもショット内成分はば
らつく。上記の方法では、基板上で多数のショットを測
定して平均化操作を行うことにより、このばらつきによ
る影響を低減させているが、かかる手法は煩雑であり、
測定の所要時間も長くなる。また上記の方法は、重ね合
わせ精度の測定条件、すなわち重ね合わせ精度測定装置
のパラメータ設定の最適化の観点からはもちろん十分で
あるが、依然として重ね合わせずれ量の真値そのものを
知り得るものではない。
【0014】また、基板上における下地膜の非対称性に
より、重ね合わせ精度測定装置による測定精度に限界が
生ずることもある。この問題を、図4を参照しながら説
明する。この図は前掲の図3と同様、ボックス・イン・
ボックス型パターンを例示するものであり、(a)図は
上面図、(b)図はそのC−C線断面図、(c)図はこ
のパターンを重ね合わせ精度測定装置で測定した場合に
得られる電気信号波形である。本図が図3と異なるとこ
ろは、下層側パターン12を被覆する被加工膜13asym
(添字asymは非対称であることを表す。)のステップ・
カバレージが非対称となっていることである。この非対
称性は、たとえばECR−CVD法における基板近傍の
発散磁界等の影響、あるいはスパッタリング法における
基板への堆積種の入射方向の偏り等の影響により生ずる
ものである。
【0015】このパターンに発生している真の合わせず
れ量St は、上層側パターン14のエッジ間距離d14
中点に相当するエッジ間中心位置C14と、下層側パター
ン12のエッジ間距離d12の中点に相当するエッジ間中
心位置C12との間の距離として定義される。しかし、被
加工膜13asymの膜厚が下層側パターン12の両エッジ
で異なる場合、閾値法により検出される下層側パターン
12のエッジ間距離d12a がたとえば図示されるように
真のエッジ間距離d12よりも小さくなっていると、これ
に伴ってエッジ間中点位置C12a もシフトする。この結
果、測定される合わせずれ量Sm (添字mは測定値であ
ることを表す。)、すなわち上層側パターン14のエッ
ジ間中心位置C14と下層側パターンのエッジ間中点位置
12a との間の距離は、真の値St よりも小さくなって
しまう。これでは、いかに測定パラメータを最適化した
としても、測定値を真値に近づけるには自ずと限度が生
ずる。
【0016】かかる事情から、合わせずれ量の真値を知
るには、測長SEM(走査型電子顕微鏡)あるいはデバ
イス特性の測定等の別手段に頼らざるを得ないのが実情
である。しかし、これらの手段はプロセス途中の基板に
対して随時適用することは難しい。そこで本発明は、こ
れらの別手段を用いることなく、真の合わせずれ量に極
めて近い測定値を与え得る測定パラメータを短時間に設
定できる重ね合わせ精度管理用パターンおよびこれを用
いた重ね合わせ精度管理方法を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め既知量の
変位を内在させた重ね合わせ精度管理用パターンを基板
上に形成し、これを実際に重ね合わせ装置で測定した場
合に、その変位を最も正しく測定し得る測定パラメータ
を設定してその後の測定を行うことにより、上述の目的
を達成しようとするものである。
【0018】ここで、上記の既知量の変位は、近接配置
された複数の単位パターン間に設定しても、あるいは単
一パターンの内部に設定しても良い。複数の単位パター
ン間に変位を設定する場合とは、言い替えれば、下層側
パターンとこれに幾何学的関連性を有する上層側パター
ンとの組合せからなる単位パターンが複数個近接して配
されている場合に、該単位パターンの少なくとも1個に
おいて該下層側パターンと該上層側パターンとの相対位
置を正位置から既知量だけ変位させる場合である。一
方、単一パターンの内部に変位を設定する場合とは、下
層側パターンと上層側パターンのいずれか一方が少なく
とも2段階に変化するエッジ間距離を有し、かつそのエ
ッジ間中点位置の少なくともひとつを他方のパターンの
エッジ間中点位置から既知量だけ変位させる場合であ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について説明する。
【0020】第1の実施の形態 ここでは、合わせずれを生じていないボックス・イン・
ボックス型パターンと、既知の合わせずれ量を有するボ
ックス・イン・ボックス型パターンを近接配置した重ね
合わせ精度管理用パターンと、これを用いた重ね合わせ
精度管理方法について、図1を参照しながら説明する。
【0021】この図は、共に正方形の2つの単位パター
ン10,20が距離d10/20 を置いて隣接配置された重
ね合わせ精度管理用パターンを示している。これら両単
位パターン10,20の下層側パターン1a,1bのエ
ッジ間距離d1a,d1bは共に10〜30μmで等しく、
また上層側パターン2a,2bのエッジ間距離d2a,d
2bも共に5〜20μmで互いに等しい。ここで、図中向
かって左側のパターン10では、下層側パターン1aの
エッジ間中点位置C1aと上層側パターン2aのエッジ間
中点位置C2aとは一致している。つまり、フォトマスク
における設計上のずれが無い状態(正位置)である。一
方、向かって右側のパターン20では、下層側パターン
2aのエッジ間中点位置C1bと上層側パターン2bのエ
ッジ間中点位置C2bとの間に既知の合わせずれ量S1
設定されている。すなわち、正位置から変位を生じた状
態である。この合わせずれ量S1 をたとえば0.05μ
mとする。つまり、フォトマスクにおける設計上のずれ
は、ステッパの縮小比を1/5として、0.25μmで
ある。また、上記距離d10/20 は20〜30μmであ
り、ステッパの縮小投影レンズの収差,ウェハ・ステー
ジの姿勢誤差,レチクル精度確認時の測定誤差等の影響
を排除するに十分な微小距離とされている。
【0022】上述のような重ね合わせ精度管理用パター
ンを用いた測定は、従来の重ね合わせ精度測定装置を用
い、ステージ移動を行いながら各単位パターン10,2
0の中心を検出して測定光を照射することにより、逐次
的に行われる。このとき、測定が理想的に行われれば、
(単位パターン20の合わせずれ量の測定値)−(単位
パターン10の合わせずれ量の測定値)=0.05μm
となるはずである。したがって、この値に最も近い測定
値が得られる場合の測定パラメータを見出し、この測定
パラメータを上記装置に設定して以降の測定を行えば、
真の重ね合わせずれ量に実質的に等しいかあるいは極め
て近い測定値を得ることができるようになる。この測定
パラメータとは、焦点位置,レンズの開口数,照明光の
波長,照明光量,光軸位置の少なくともひとつである。
【0023】このように、本発明では重ね合わせ精度管
理用パターンに予め設定された既知量の変位が正しく測
定される場合の測定パラメータを選択するので、とりあ
えず単位パターン20だけを単独で用いても、測定パラ
メータの最適化は行うことができる。ただし、かかる単
独使用の場合には、重ね合わせ精度測定装置のソフトウ
ェアの関連ファイル中に予めオフセット値を入力する等
の対策をとる必要があり、煩雑である。上述のように2
つの単位パターンを用いるのは、このような煩雑さを解
消し、既存の装置をそのまま使用可能とするためであ
る。
【0024】なお、近接配置される単位パターンの数は
特に限定されるものではなく、また相互間の距離がステ
ッパの縮小投影レンズの収差,ウェハ・ステージの姿勢
誤差,レチクル精度確認時の測定誤差等の影響を受けな
い限りにおいて、互いにいかなる位置関係をとるもので
あっても良い。ただし、単位パターンの数が増えればそ
れだけ重ね合わせ精度管理用パターンの占有面積が増加
し、また、ステージを各パターンの場所まで移動させて
その数と同じ回数の測定を行わなければならないので、
このことを考慮して実用上好ましい個数を決定すること
が必要である。原理的には2個で本発明の実施は可能で
ある。
【0025】上記複数の単位パターンにおいては、その
各々に既知量の変位が設定されていても良いが、上述の
例のように前記単位パターンの少なくとも1個において
下層側パターンと上層側パターンとの相対位置を正位
置、すなわち合わせずれ量をゼロとしておけば、他の単
位パターンについて測定された合わせずれ量がそのまま
真の合わせずれ量を表すことになり、便利である。
【0026】なお、 前記上層側パターンは典型的には
フォトレジスト・パターンであるが、このフォトレジス
ト・パターンをマスクとしてエッチングされた被加工膜
のパターンであっても良い。ただし、後者の場合には当
然のことながらエッチングの精度も含めた重ね合わせ精
度を管理することになり、フォトリソグラフィの段階で
生じた重ね合わせずれをエッチング前に発見してレジス
ト・パターンを再生する様な管理は行えないことにな
る。
【0027】第2の実施の形態 ここでは、パターン形状そのものの工夫により既知量の
変位をパターンに内在させ、単独使用でも真の合わせず
れ量を検出可能とする重ね合わせ精度管理用パターン
と、これを用いた重ね合わせ精度管理方法について、図
2を参照しながら説明する。
【0028】図2より明らかなように、このパターンは
通常の正方形のボックス・イン・ボックス型パターンの
変形例である。その発想は、前掲の図1に示したような
互いに変位を生じた位置関係にある2つの上層側パター
ンを、まとめてひとつの下層側パターンに重ねることに
より、パターン自身に始めから合わせずれを内在させる
ことにある。すなわち、下層側パターン3の形状は正方
形であるが、これに重ね合わせられる上層側パターン4
は略L字型、すなわち図中の水平方向に沿ってエッジ間
距離が2段階に変化する形状とされている。この上層側
パターン4は、エッジ間距離d4aを有する領域4aと、
エッジ間距離d4bを有する領域4bから構成され、領域
4aのエッジ間中点位置C4aと領域4bのエッジ間中点
位置C4bとの間に既知の合わせずれ量S2 が設定されて
いる。さらに、上層側パターン4aの2種類のエッジ間
中点位置C4a,C4bのうち、後者のエッジ間中点位置C
4bは下層側パターン3のエッジ間中点位置C3 と一致さ
れている。
【0029】上述のような重ね合わせ精度管理用パター
ンを用いた測定は、従来の重ね合わせ精度測定装置のソ
フトウェアを変更した上で行う。これは、このパターン
の測定が従来のようにパターン中心を検出して測定光を
照射する方法では行うことができず、検出されたパター
ン中心に対してある方向(図2では上下方向)に自動的
に一定量のオフセットをかけ、各オフセット地点にそれ
ぞれ測定光を照射する必要があるからである。このオフ
セットをかける際は、ステージを実際に移動させて測定
光学系の光軸をパターンに対して常に垂直に保つことが
収差の影響を排する上で最も有効であるが、ステージを
移動させずに両地点からの信号を同時に取り込むことも
可能である。これにより、図中断面Aに対応する信号波
形と、断面Bに対応する信号波形が得られることにな
る。この2つの信号波形からエッジ間中点位置C4a,C
4bを検出し、両者間の距離に相当する合わせずれ量が既
知の合わせずれ量S2 に最も近い値となる場合の測定パ
ラメータを見出し、この測定パラメータを上記装置に設
定して以降の測定を行えば、真の重ね合わせずれ量に極
めて近い測定値を得ることができるようになる。この測
定パラメータとは、焦点位置,レンズの開口数,照明光
の波長,照明光量,光軸位置の少なくともひとつであ
る。
【0030】本実施の形態にかかる重ね合わせ精度管理
用パターンは、前掲の図1に示したものに比べてステー
ジ移動量が遥かに少なくて済む。また、パターンの単独
使用が可能なので、複数の単位パターンを形成する場合
に比べて占有面積も少なくて済む。
【0031】なお、上記パターンにおいては、上層側パ
ターン4aの2個のエッジ間中点位置C4a,C4bの両方
を、下層側パターン3のエッジ間中点位置C3 から変位
させておくこともできる。しかし、上述のようにエッジ
間中点位置C4bをエッジ間中点位置C3 に一致させてお
けば、上下パターンの合わせずれを極めて簡単に知るこ
とができる。
【0032】以上、本発明を2つの実施の形態にもとづ
いて説明したが、本発明はこれらの実施の形態に何ら限
定されるものではない。たとえば、本発明の重ね合わせ
精度管理用パターンは、上層側パターンと下層側パター
ンとの間に何らかの幾何学関連性があり、かつパターン
内外に既知量の変位を設定できるものであれば、その形
状を問わない。たとえば、ボックス・イン・ボックス型
パターンの下層側パターンは、上述のような凹部ではな
く、凸部により構成されても良い。あるいは、ボックス
・イン・ボックス型のような入れ子構造のパターンでは
なく、下層側パターンと上層側パターンとが並列配置さ
れるようなパターンであっても良い。
【0033】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば重ね合わせ精度管理における最適な測定パラ
メータの設定を短時間に行うことができ、しかも真の合
わせずれ量に極めて近い値を得ることができる。本発明
は微細なデザイン・ルールにもとづいて製造される半導
体デバイスや液晶デバイスの信頼性向上、コスト削減、
スループット向上に大きく貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】近接配置された2個の単位パターン間に既知量
の変位が設定された本発明の重ね合わせ精度管理用パタ
ーンの上面図である。
【図2】既知量の変位が単一のパターンの内部に設定さ
れた本発明の重ね合わせ精度管理用パターンの上面図で
ある。
【図3】従来のボックス・イン・ボックス型パターンを
用いた合わせずれ量の検出方法の理想例を説明する図で
あり、(a)図はパターンの上面図、(b)図はそのC
−C線断面図、(c)図は測定で得られる電気信号波形
をそれぞれ表す。
【図4】従来のボックス・イン・ボックス型パターンを
用いた合わせずれ量の検出における問題点を説明する図
であり、(a)図はパターンの上面図、(b)図はその
C−C線断面図、(c)図は測定で得られる電気信号波
形をそれぞれ表す。
【符号の説明】
10,20 単位パターン 1a,1b,3 下層側パ
ターン 2a,2b,4上層側パターン S1 ,S2
既知の合わせずれ量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/30 525W

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下層側パターンとこれに幾何学的関連性
    を有する上層側パターンとの相対位置が正位置から既知
    量だけ変位されてなる重ね合わせ精度管理用パターン。
  2. 【請求項2】 下層側パターンとこれに幾何学的関連性
    を有する上層側パターンとの組合せからなる単位パター
    ンが複数個近接して配されてなり、該単位パターンの少
    なくとも1個においては該下層側パターンと該上層側パ
    ターンとの相対位置が正位置から既知量だけ変位されて
    なる重ね合わせ精度管理用パターン。
  3. 【請求項3】 前記単位パターンの少なくとも1個にお
    いては前記下層側パターンと前記上層側パターンとの相
    対位置が正位置とされる請求項2記載の重ね合わせ精度
    管理用パターン。
  4. 【請求項4】 複数個の前記単位パターンは、互いに微
    小距離をおいて近接されてなる請求項2記載の重ね合わ
    せ精度管理用パターン。
  5. 【請求項5】 前記正位置は、ある方向に沿った前記下
    層側パターンのエッジ間中点位置と同じ方向に沿った前
    記上層側パターンのエッジ間中点位置との一致をもって
    定義され、前記変位は、これら両エッジ間中点位置の不
    一致をもって定義される請求項2記載の重ね合わせ精度
    管理用パターン。
  6. 【請求項6】 前記上層側パターンがフォトレジスト・
    パターンである請求項2記載の重ね合わせ精度管理用パ
    ターン。
  7. 【請求項7】 下層側パターンとこれに幾何学的関連性
    を有する上層側パターンとの組み合わせからなり、これ
    ら両パターンのいずれか一方のパターンはある方向に沿
    って少なくとも2段階に変化するエッジ間距離を有し、
    かつそのエッジ間中点位置の少なくともひとつは他方の
    パターンのエッジ間中点位置から既知量だけ変位されて
    なる重ね合わせ精度管理用パターン。
  8. 【請求項8】 前記下層側パターンと前記上層側パター
    ンのうち、ある方向に沿って少なくとも2段階に変化す
    るエッジ間距離を有するパターンのエッジ間中点位置の
    ひとつは、他方のパターンのエッジ間中点位置と一致さ
    れてなる請求項7記載の重ね合わせ精度管理用パター
    ン。
  9. 【請求項9】 基板上でフォトリソグラフィの各ショッ
    トごとに少なくとも1個形成される重ね合わせ精度管理
    用パターンを重ね合わせ精度測定装置を用いて測定する
    ことにより基板上の上下パターン間の重ね合わせ精度を
    管理する重ね合わせ精度管理方法であって、 前記重ね合わせ精度管理用パターンに予め既知量の変位
    を設定し、この既知量を最も正確に測定し得る測定パラ
    メータを前記重ね合わせ精度測定装置に設定して測定を
    行う重ね合わせ精度の管理方法。
  10. 【請求項10】 前記重ね合わせ精度管理用パターン
    を、下層側パターンとこれに幾何学的関連性を有する上
    層側パターンとの組合せからなり前記基板上に近接配置
    される複数個の単位パターンより構成し、前記既知量の
    変位を該単位パターンの相互間に設定する請求項9記載
    の重ね合わせ精度管理方法。
  11. 【請求項11】 前記既知量の変位を、単一の重ね合わ
    せ精度管理用パターンの内部に設定する請求項9記載の
    重ね合わせ精度管理方法。
  12. 【請求項12】 前記測定パラメータが焦点位置,レン
    ズの開口数,照明光の波長,照明光量,光軸位置の少な
    くともひとつである請求項9記載の重ね合わせ精度管理
    方法。
JP8059619A 1996-03-15 1996-03-15 重ね合わせ精度管理用パターンおよびこれを用いた重ね合わせ精度管理方法 Withdrawn JPH09251945A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001230195A (ja) * 2000-02-21 2001-08-24 Nec Corp 位置合わせ精度計測マーク
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