JPH09252208A - トランス結合器 - Google Patents
トランス結合器Info
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- JPH09252208A JPH09252208A JP5970796A JP5970796A JPH09252208A JP H09252208 A JPH09252208 A JP H09252208A JP 5970796 A JP5970796 A JP 5970796A JP 5970796 A JP5970796 A JP 5970796A JP H09252208 A JPH09252208 A JP H09252208A
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小形で、且つ広周波数帯域に亙って低い挿入
損失を有するトランス結合器を提供する。 【解決手段】 ポリウレタン等の絶縁材料によって皮膜
された直径0.1mmの銅線によって主線路12及び副
線路13を構成し、これらを寄り合わせた後、それぞれ
の両端を2.0mm×1.25mm×1.0mmの矩形状を有する絶縁体
基板11上に形成された接続端子11a〜11dに接続
してトランス結合器10を構成する。これにより、主線
路12及び副線路13のそれぞれはインダクタを構成
し、さらにこれらの主線路12及び副線路13は密接し
て寄り合わされると共に、これらの間には絶縁材料が介
在されているので、主線路12と副線路13は誘導結合
及び容量結合をなす。従って、周知の容量誘導型トラン
ス結合器が構成され、主線路12上を伝搬する信号が、
副線路13に出力される。
損失を有するトランス結合器を提供する。 【解決手段】 ポリウレタン等の絶縁材料によって皮膜
された直径0.1mmの銅線によって主線路12及び副
線路13を構成し、これらを寄り合わせた後、それぞれ
の両端を2.0mm×1.25mm×1.0mmの矩形状を有する絶縁体
基板11上に形成された接続端子11a〜11dに接続
してトランス結合器10を構成する。これにより、主線
路12及び副線路13のそれぞれはインダクタを構成
し、さらにこれらの主線路12及び副線路13は密接し
て寄り合わされると共に、これらの間には絶縁材料が介
在されているので、主線路12と副線路13は誘導結合
及び容量結合をなす。従って、周知の容量誘導型トラン
ス結合器が構成され、主線路12上を伝搬する信号が、
副線路13に出力される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランス結合器に
関し、特に、自動車電話及び携帯電話等の無線機器に使
用される位相分配器或いは方向性結合器等を構成するト
ランス結合器に関するものである。
関し、特に、自動車電話及び携帯電話等の無線機器に使
用される位相分配器或いは方向性結合器等を構成するト
ランス結合器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子回路の小型化、集積化が進む
につれ、各素子部品の小型化かが望まれるようになって
きている。この様に小型化が望まれる素子部品の一つと
して、トランス結合器が知られている。
につれ、各素子部品の小型化かが望まれるようになって
きている。この様に小型化が望まれる素子部品の一つと
して、トランス結合器が知られている。
【0003】トランス結合器の一種として、図2に示す
ような構成を有する高周波に適した方向性結合器が知ら
れている。この方向性結合器は、プリント回路基板又は
セラミック等の基板1上に主線路2と、副線路3、並び
に主線路2及び副線路3の両端の電極2a,2b,3
a,3bとを成膜して形成されている。
ような構成を有する高周波に適した方向性結合器が知ら
れている。この方向性結合器は、プリント回路基板又は
セラミック等の基板1上に主線路2と、副線路3、並び
に主線路2及び副線路3の両端の電極2a,2b,3
a,3bとを成膜して形成されている。
【0004】この方向性結合器は、一対のストリップ線
路2,3間の容量による電磁結合を利用したもので側結
合方向性結合器と呼ばれている。
路2,3間の容量による電磁結合を利用したもので側結
合方向性結合器と呼ばれている。
【0005】前述した方向性結合器は、図3に示すよう
に、回路基板4上における信号検出対象となる信号線路
5の途中を切断し、該切断位置に主線路2を介在させて
使用される。
に、回路基板4上における信号検出対象となる信号線路
5の途中を切断し、該切断位置に主線路2を介在させて
使用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の方向性結合器においては、図4に示すように周
波数が高くなるにつれISN-LOSSが増加し、高周波数帯域
においての使用が困難であるという問題点があった。
た従来の方向性結合器においては、図4に示すように周
波数が高くなるにつれISN-LOSSが増加し、高周波数帯域
においての使用が困難であるという問題点があった。
【0007】例えば、900MHz帯用の方向性結合器
の周波数特性は図4に示すものとなる。図において、横
軸は周波数を示し、縦軸は挿入損失INS-LOSS進行波P
f、反射波Prを表し、ISN-LOSSの単位は1dB/DI
V、進行波Pf及び反射波Prの単位は10dB/DI
Vである。
の周波数特性は図4に示すものとなる。図において、横
軸は周波数を示し、縦軸は挿入損失INS-LOSS進行波P
f、反射波Prを表し、ISN-LOSSの単位は1dB/DI
V、進行波Pf及び反射波Prの単位は10dB/DI
Vである。
【0008】901.5MHzにおけるISN-LOSSは0.
3425dBと小さいが、1.5GHz付近では1dB
程度にまで増大している。一般に、方向性結合器におけ
る挿入損失INS-LOSSは低いほど良いとされている。
3425dBと小さいが、1.5GHz付近では1dB
程度にまで増大している。一般に、方向性結合器におけ
る挿入損失INS-LOSSは低いほど良いとされている。
【0009】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、小形
で、且つ広周波数帯域に亙って低い挿入損失を有するト
ランス結合器を提供することにある。
で、且つ広周波数帯域に亙って低い挿入損失を有するト
ランス結合器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために請求項1では、絶縁体基板上に設けられた
主線路及び該主線路にほぼ平行な副線路とからなるトラ
ンス結合器において、前記主線路及び副線路を絶縁皮膜
導線により構成し、該主線路及び副線路を寄り合わせて
なるトランス結合器を提案する。
成するために請求項1では、絶縁体基板上に設けられた
主線路及び該主線路にほぼ平行な副線路とからなるトラ
ンス結合器において、前記主線路及び副線路を絶縁皮膜
導線により構成し、該主線路及び副線路を寄り合わせて
なるトランス結合器を提案する。
【0011】該トランス結合器によれば、主線路及び副
線路が絶縁皮膜導線により構成され、該主線路及び副線
路が寄り合わせてトランス結合器が形成されているの
で、前記主線路と副線路との間の隙間を最小限とするこ
とができ、前記主線路と副線路との間の静電容量を増大
することなく結合面積が増大され、前記主線路と副線路
との間の電磁結合の状態が変化される。
線路が絶縁皮膜導線により構成され、該主線路及び副線
路が寄り合わせてトランス結合器が形成されているの
で、前記主線路と副線路との間の隙間を最小限とするこ
とができ、前記主線路と副線路との間の静電容量を増大
することなく結合面積が増大され、前記主線路と副線路
との間の電磁結合の状態が変化される。
【0012】また、請求項2では、請求項1記載のトラ
ンス結合器において、前記副線路に中間タップを設けた
トランス結合器を提案する。
ンス結合器において、前記副線路に中間タップを設けた
トランス結合器を提案する。
【0013】該トランス結合器によれば、副線路に中間
タップを設けたので、該副線路の中間タップの両側のそ
れぞれにおいて独立して信号を取り出すことができる。
タップを設けたので、該副線路の中間タップの両側のそ
れぞれにおいて独立して信号を取り出すことができる。
【0014】また、請求項3では、請求項1記載のトラ
ンス結合器において、絶縁皮膜導線よりなる第2副線路
を設け、該第2副線路を前記主線路及び副線路に寄り合
わせたトランス結合器を提案する。
ンス結合器において、絶縁皮膜導線よりなる第2副線路
を設け、該第2副線路を前記主線路及び副線路に寄り合
わせたトランス結合器を提案する。
【0015】該トランス結合器によれば、絶縁皮膜導線
よりなる第2副線路が前記主線路及び副線路に寄り合わ
されているので、副線路及び第2副線路のそれぞれから
独立して信号を取り出すことができる。
よりなる第2副線路が前記主線路及び副線路に寄り合わ
されているので、副線路及び第2副線路のそれぞれから
独立して信号を取り出すことができる。
【0016】また、請求項4では、請求項1記載のトラ
ンス結合器において、前記副線路の一端に接続された終
端抵抗器を前記絶縁体基板上に成膜形成したトランス結
合器を提案する。
ンス結合器において、前記副線路の一端に接続された終
端抵抗器を前記絶縁体基板上に成膜形成したトランス結
合器を提案する。
【0017】該トランス結合器によれば、前記副線路の
一端には、前記絶縁体基板上に成膜形成された終端抵抗
器が接続され、該終端抵抗器の抵抗値を変えることによ
り整合状態が変化される。
一端には、前記絶縁体基板上に成膜形成された終端抵抗
器が接続され、該終端抵抗器の抵抗値を変えることによ
り整合状態が変化される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図1は本発明の第1の実施形態の
トランス結合器10を示す構成図、図5はその等価回路
図である。
実施形態を説明する。図1は本発明の第1の実施形態の
トランス結合器10を示す構成図、図5はその等価回路
図である。
【0019】この第1の実施形態のトランス結合器10
は、0.45〜2.4GHz程度の周波数において用い
られるように構成されている。図において、11は例え
ばアルミナ等の誘電体からなる絶縁体基板で、2.0mm×
1.25mm×1.0mmの矩形状を有し、その上面の四隅には外
部接続用の端子11a〜11dが形成され、端子11a
と端子11bとの間には主線路12が、また端子11c
と端子11dとの間には副線路13が接続されている。
は、0.45〜2.4GHz程度の周波数において用い
られるように構成されている。図において、11は例え
ばアルミナ等の誘電体からなる絶縁体基板で、2.0mm×
1.25mm×1.0mmの矩形状を有し、その上面の四隅には外
部接続用の端子11a〜11dが形成され、端子11a
と端子11bとの間には主線路12が、また端子11c
と端子11dとの間には副線路13が接続されている。
【0020】主線路12及び副線路13のそれぞれは、
直径0.1mmの銅線に絶縁材料14、例えばポリウレ
タンによって皮膜したもので、これらの主線路12及び
副線路13は寄り合わされている。尚、図面では主線路
12と副線路13の寄り線状態を誇張して図示してあ
る。
直径0.1mmの銅線に絶縁材料14、例えばポリウレ
タンによって皮膜したもので、これらの主線路12及び
副線路13は寄り合わされている。尚、図面では主線路
12と副線路13の寄り線状態を誇張して図示してあ
る。
【0021】前述の構成によれば、主線路12及び副線
路13のそれぞれはインダクタを構成し、さらにこれら
の主線路12及び副線路13は密接して寄り合わされる
と共に、これらの間には絶縁材料14が介在されている
ので、主線路12と副線路13は誘導結合及び容量結合
をなす。従って、周知の容量誘導型トランス結合器が構
成され、主線路12上を伝搬する信号が、副線路13に
出力される。
路13のそれぞれはインダクタを構成し、さらにこれら
の主線路12及び副線路13は密接して寄り合わされる
と共に、これらの間には絶縁材料14が介在されている
ので、主線路12と副線路13は誘導結合及び容量結合
をなす。従って、周知の容量誘導型トランス結合器が構
成され、主線路12上を伝搬する信号が、副線路13に
出力される。
【0022】このトランス結合器10を用いて、例えば
方向性結合器を構成するには、図6に示すように副線路
13の一端側の接続端子11cに終端抵抗器Rを接続す
れば良い。これにより、主線路12の他端側の接続端子
11bから一端側の接続端子11aへ向かう信号のみ
が、副線路13の他端側の接続端子11dに出力され
る。
方向性結合器を構成するには、図6に示すように副線路
13の一端側の接続端子11cに終端抵抗器Rを接続す
れば良い。これにより、主線路12の他端側の接続端子
11bから一端側の接続端子11aへ向かう信号のみ
が、副線路13の他端側の接続端子11dに出力され
る。
【0023】図7は、図6に示した方向性結合器におけ
る特性の実測値を示す図である。図において、横軸は周
波数を、また縦軸は挿入損失INS-LOSS、順方向結合度P
f、及び逆方向結合度Prを表している。実測における
周波数は0.1〜3.0GHzとした。
る特性の実測値を示す図である。図において、横軸は周
波数を、また縦軸は挿入損失INS-LOSS、順方向結合度P
f、及び逆方向結合度Prを表している。実測における
周波数は0.1〜3.0GHzとした。
【0024】挿入損失INS-LOSSは周波数が変化してもほ
ぼ一定値を維持し、0.45GHz,0.9GHz,1.5GHz,1.9GHz,2.4
GHzの5つの周波数f1〜f5における値はそれぞれ0.04d
B,0.05dB,0.06dB,0.07dB,0.11dBとなり、非常に低損失
の値となっている。また、周波数f1〜f5における順方
向結合度Pfは27.90dB,21.88dB,17.53dB,15.56dB,13.7
4dBとなり、逆方向結合度Prは68.89dB,55.51dB,47.55
dB,46.70dB,43.99dBとなり、分離度ISO は40.99dB,33.6
3dB,30.02dB,31.14dB,30.25dBとなった。従って、低損
失、高アイソレーションが得られ、広帯域に亙って使用
可能な小型の方向性結合器を得ることができた。
ぼ一定値を維持し、0.45GHz,0.9GHz,1.5GHz,1.9GHz,2.4
GHzの5つの周波数f1〜f5における値はそれぞれ0.04d
B,0.05dB,0.06dB,0.07dB,0.11dBとなり、非常に低損失
の値となっている。また、周波数f1〜f5における順方
向結合度Pfは27.90dB,21.88dB,17.53dB,15.56dB,13.7
4dBとなり、逆方向結合度Prは68.89dB,55.51dB,47.55
dB,46.70dB,43.99dBとなり、分離度ISO は40.99dB,33.6
3dB,30.02dB,31.14dB,30.25dBとなった。従って、低損
失、高アイソレーションが得られ、広帯域に亙って使用
可能な小型の方向性結合器を得ることができた。
【0025】また、主線路12及び副線路13を構成す
る銅線の長さ或いは銅線を皮膜する絶縁材料14の種類
若しくは厚さ、または寄る回数等を変えることにより、
結合度及び分離度を広範囲に亙って変化させることがで
き、この場合、終端抵抗器Rの抵抗値を変えることによ
り、容易に整合をとることができる。さらに、1/4波
長結合線路を用いた方向性結合器に比べて実装時の占有
面積を1/10以下に小型化することができる。
る銅線の長さ或いは銅線を皮膜する絶縁材料14の種類
若しくは厚さ、または寄る回数等を変えることにより、
結合度及び分離度を広範囲に亙って変化させることがで
き、この場合、終端抵抗器Rの抵抗値を変えることによ
り、容易に整合をとることができる。さらに、1/4波
長結合線路を用いた方向性結合器に比べて実装時の占有
面積を1/10以下に小型化することができる。
【0026】尚、本実施形態では、終端抵抗器Rを基板
11の外部に設けて方向性結合器を形成したが、図8に
示す第2の実施形態のように、基板11上に終端抵抗器
15を成膜形成し、この終端抵抗器15を副線路13の
一端に接続して整合状態を所望の値に設定しても良い。
これにより、使用する際に整合用の抵抗器を負荷する必
要がなくなると共に、最良の整合状態に設定することが
できる。
11の外部に設けて方向性結合器を形成したが、図8に
示す第2の実施形態のように、基板11上に終端抵抗器
15を成膜形成し、この終端抵抗器15を副線路13の
一端に接続して整合状態を所望の値に設定しても良い。
これにより、使用する際に整合用の抵抗器を負荷する必
要がなくなると共に、最良の整合状態に設定することが
できる。
【0027】次に、本発明の第3の実施形態を説明す
る。図9は、第3の実施形態のトランス結合器10を示
す構成図である。図において、前述した第1の実施形態
と同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略
する。また、前述した第1の実施形態と第3の実施形態
との相違点は、主線路12及び副線路13を構成する銅
線の太さを変えたことにある。ここでは、主線路12及
び副線路13を構成する銅線の太さを0.05mmとし
た。尚、図面では寄り線状態を誇張して図示してある。
る。図9は、第3の実施形態のトランス結合器10を示
す構成図である。図において、前述した第1の実施形態
と同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略
する。また、前述した第1の実施形態と第3の実施形態
との相違点は、主線路12及び副線路13を構成する銅
線の太さを変えたことにある。ここでは、主線路12及
び副線路13を構成する銅線の太さを0.05mmとし
た。尚、図面では寄り線状態を誇張して図示してある。
【0028】前述の構成よりなるトランス結合器10を
用いて前述と同様に方向性結合器を構成し、その特性を
測定してみた。
用いて前述と同様に方向性結合器を構成し、その特性を
測定してみた。
【0029】図10は、前述した方向性結合器における
特性の実測値を示す図である。図において、横軸は周波
数を、また縦軸は挿入損失INS-LOSS、順方向結合度P
f、及び逆方向結合度Prを表している。実測における
周波数は0.1〜3.0GHzとした。
特性の実測値を示す図である。図において、横軸は周波
数を、また縦軸は挿入損失INS-LOSS、順方向結合度P
f、及び逆方向結合度Prを表している。実測における
周波数は0.1〜3.0GHzとした。
【0030】挿入損失INS-LOSSは周波数が変化してもほ
ぼ一定値を維持し、0.45GHz,0.9GHz,1.5GHz,1.9GHz,2.4
GHzの5つの周波数f1〜f5における値はそれぞれ0.04d
B,0.05dB,0.05dB,0.07dB,0.14dBとなり、非常に低損失
の値となっている。また、周波数f1〜f5における順方
向結合度Pfは28.24dB,22.20dB,17.89dB,15.95dB,14.1
8dBとなり、逆方向結合度Prは39.36dB,33.32dB,28.97
dB,26.82dB,24.43dBとなり、分離度ISO は11.12dB,11.1
2dB,11.08dB,10.87dB,10.25dBとなった。従って、広帯
域に亙って使用可能な小型の方向性結合器を得ることが
できた。
ぼ一定値を維持し、0.45GHz,0.9GHz,1.5GHz,1.9GHz,2.4
GHzの5つの周波数f1〜f5における値はそれぞれ0.04d
B,0.05dB,0.05dB,0.07dB,0.14dBとなり、非常に低損失
の値となっている。また、周波数f1〜f5における順方
向結合度Pfは28.24dB,22.20dB,17.89dB,15.95dB,14.1
8dBとなり、逆方向結合度Prは39.36dB,33.32dB,28.97
dB,26.82dB,24.43dBとなり、分離度ISO は11.12dB,11.1
2dB,11.08dB,10.87dB,10.25dBとなった。従って、広帯
域に亙って使用可能な小型の方向性結合器を得ることが
できた。
【0031】次に、本発明の第4の実施形態を説明す
る。図11は、第4の実施形態のトランス結合器10’
を示す構成図である。図において、前述した第3の実施
形態と同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を
省略する。また、第3の実施形態と第4の実施形態との
相違点は、第3の実施形態の副線路13に代えて、第4
の実施形態においては、中間タップを有する副線路16
を設けたことにある。尚、図面では寄り線状態を誇張し
て図示してある。
る。図11は、第4の実施形態のトランス結合器10’
を示す構成図である。図において、前述した第3の実施
形態と同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を
省略する。また、第3の実施形態と第4の実施形態との
相違点は、第3の実施形態の副線路13に代えて、第4
の実施形態においては、中間タップを有する副線路16
を設けたことにある。尚、図面では寄り線状態を誇張し
て図示してある。
【0032】即ち、絶縁体基板11には第5の接続端子
11eが設けられ、この接続端子11eに副線路16の
中間タップが接続されている。
11eが設けられ、この接続端子11eに副線路16の
中間タップが接続されている。
【0033】前述の構成よりなるトランス結合器10’
によれば、図12に示すように、副線路16の接続端子
11eに終端抵抗器Rを接続することにより、双方向性
の方向性結合器を簡単に構成することができる。また、
位相トランスとして使用することにより、図13に示す
ように、2個のトランス結合器10’とダイオードブリ
ッジ20を用いて高性能な小型の二重平衡型周波数混合
変換器(DBM)を容易に構成することができる。ま
た、図14に示すような小型のダブラを容易に構成する
こともできる。
によれば、図12に示すように、副線路16の接続端子
11eに終端抵抗器Rを接続することにより、双方向性
の方向性結合器を簡単に構成することができる。また、
位相トランスとして使用することにより、図13に示す
ように、2個のトランス結合器10’とダイオードブリ
ッジ20を用いて高性能な小型の二重平衡型周波数混合
変換器(DBM)を容易に構成することができる。ま
た、図14に示すような小型のダブラを容易に構成する
こともできる。
【0034】次に、本発明の第5の実施形態を説明す
る。図15は第5の実施形態のトランス結合器10”を
示す構成図である。図において、前述した第2の実施形
態と同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省
略する。また、第2の実施形態と第5の実施形態との相
違点は、主線路12及び副線路13に加えて第2の副線
路17を設けたことにある。尚、図面では寄り線状態を
誇張して図示してある。
る。図15は第5の実施形態のトランス結合器10”を
示す構成図である。図において、前述した第2の実施形
態と同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省
略する。また、第2の実施形態と第5の実施形態との相
違点は、主線路12及び副線路13に加えて第2の副線
路17を設けたことにある。尚、図面では寄り線状態を
誇張して図示してある。
【0035】即ち、絶縁体基板11にはその四隅に接続
端子11a〜11dが設けられると共に、両端中央部に
それぞれ接続端子11f,11gが設けられている。こ
こで、端子11fと端子11gとの間には主線路12
が、また端子11cと端子11dとの間には副線路13
が接続され、さらに端子11aと端子11bとの間には
第2の副線路17が接続されている。また、これらの主
線路12、副線路13及び第2の副線路17は前述と同
様に寄り合わされている。
端子11a〜11dが設けられると共に、両端中央部に
それぞれ接続端子11f,11gが設けられている。こ
こで、端子11fと端子11gとの間には主線路12
が、また端子11cと端子11dとの間には副線路13
が接続され、さらに端子11aと端子11bとの間には
第2の副線路17が接続されている。また、これらの主
線路12、副線路13及び第2の副線路17は前述と同
様に寄り合わされている。
【0036】前述の構成によれば、主線路12、副線路
13及び第2の副線路17のそれぞれはインダクタを構
成し、さらにこれらの主線路12、副線路13及び第2
の副線路17は密接して寄り合わされると共に、これら
の間には絶縁材料(図示せず)が介在されているので、
主線路12、副線路13及び第2の副線路17は誘導結
合及び容量結合をなす。従って、周知の容量誘導型トラ
ンス結合器が構成され、主線路12上を伝搬する信号
が、副線路13及び第2の副線路17に出力される。
13及び第2の副線路17のそれぞれはインダクタを構
成し、さらにこれらの主線路12、副線路13及び第2
の副線路17は密接して寄り合わされると共に、これら
の間には絶縁材料(図示せず)が介在されているので、
主線路12、副線路13及び第2の副線路17は誘導結
合及び容量結合をなす。従って、周知の容量誘導型トラ
ンス結合器が構成され、主線路12上を伝搬する信号
が、副線路13及び第2の副線路17に出力される。
【0037】このトランス結合器10”を用いて、例え
ば双方向性の方向性結合器を構成するには、図16に示
すように副線路13の一端側の接続端子11cに終端抵
抗器Rを接続すると共に、第2の副線路17の他端側の
接続端子11bに終端抵抗器Rを接続すれば良い。これ
により、主線路12の他端側の接続端子11gから一端
側の接続端子11fへ向かう信号のみが副線路13の他
端側の接続端子11dに出力され、主線路12の一端側
の接続端子11fから他端側の接続端子11gへ向かう
信号のみが第2の副線路17の一端側の接続端子11a
に出力される。
ば双方向性の方向性結合器を構成するには、図16に示
すように副線路13の一端側の接続端子11cに終端抵
抗器Rを接続すると共に、第2の副線路17の他端側の
接続端子11bに終端抵抗器Rを接続すれば良い。これ
により、主線路12の他端側の接続端子11gから一端
側の接続端子11fへ向かう信号のみが副線路13の他
端側の接続端子11dに出力され、主線路12の一端側
の接続端子11fから他端側の接続端子11gへ向かう
信号のみが第2の副線路17の一端側の接続端子11a
に出力される。
【0038】尚、前述した各実施形態は一例であり本発
明がこれに限定されることはない。例えば、寄り合わせ
た主線路及び副線路をフェライトコア等に巻き付けた
り、或いは寄り合わせた主線路及び副線路をフェライト
ビーズに通すことにより電磁結合度を増しても良い。
明がこれに限定されることはない。例えば、寄り合わせ
た主線路及び副線路をフェライトコア等に巻き付けた
り、或いは寄り合わせた主線路及び副線路をフェライト
ビーズに通すことにより電磁結合度を増しても良い。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載のトランス結合器によれば、主線路及び副線路が絶縁
皮膜導線により構成され、該主線路及び副線路が寄り合
わせてトランス結合器が形成されているので、前記主線
路と副線路との間の隙間を最小限とすることができ、前
記主線路と副線路との間の静電容量を増大することなく
結合面積が増大され、前記主線路と副線路との間の電磁
結合の状態が変化されるので、前記主線路と副線路との
間の結合度の調整範囲が広がり、結合度の周波数特性を
所望の設計値に容易に設定することができると共に、形
状を小型に形成することができる。
載のトランス結合器によれば、主線路及び副線路が絶縁
皮膜導線により構成され、該主線路及び副線路が寄り合
わせてトランス結合器が形成されているので、前記主線
路と副線路との間の隙間を最小限とすることができ、前
記主線路と副線路との間の静電容量を増大することなく
結合面積が増大され、前記主線路と副線路との間の電磁
結合の状態が変化されるので、前記主線路と副線路との
間の結合度の調整範囲が広がり、結合度の周波数特性を
所望の設計値に容易に設定することができると共に、形
状を小型に形成することができる。
【0040】また、請求項2記載のトランス結合器によ
れば、上記の効果に加えて、副線路に中間タップを設け
たため、該副線路の中間タップの両側のそれぞれにおい
て独立して信号を取り出すことができるので、双方向性
の方向性結合器等を容易に構成することができる。
れば、上記の効果に加えて、副線路に中間タップを設け
たため、該副線路の中間タップの両側のそれぞれにおい
て独立して信号を取り出すことができるので、双方向性
の方向性結合器等を容易に構成することができる。
【0041】また、請求項3記載のトランス結合器によ
れば、上記の効果に加えて、絶縁皮膜導線よりなる第2
副線路が前記主線路及び副線路に寄り合わされているた
め、副線路及び第2副線路のそれぞれから独立して信号
を取り出すことができるので、双方向性の方向性結合器
等を容易に構成することができる。
れば、上記の効果に加えて、絶縁皮膜導線よりなる第2
副線路が前記主線路及び副線路に寄り合わされているた
め、副線路及び第2副線路のそれぞれから独立して信号
を取り出すことができるので、双方向性の方向性結合器
等を容易に構成することができる。
【0042】また、請求項4記載のトランス結合器によ
れば、副線路の一端に、絶縁体基板上に成膜形成された
終端抵抗器が接続されて整合状態が所望の値に設定され
るので、使用する際に整合用の抵抗器を負荷する必要が
なくなると共に、最良の整合状態に設定することができ
る。
れば、副線路の一端に、絶縁体基板上に成膜形成された
終端抵抗器が接続されて整合状態が所望の値に設定され
るので、使用する際に整合用の抵抗器を負荷する必要が
なくなると共に、最良の整合状態に設定することができ
る。
【図1】本発明の第1の実際形態のトランス結合器を示
す構成図
す構成図
【図2】従来例を示す構成図
【図3】従来例の使用例を示す図
【図4】従来例の周波数特性を示す図
【図5】本発明の第1の実施形態の等価回路を示す図
【図6】本発明の第1の実施形態における応用例である
方向性結合器を示す構成図
方向性結合器を示す構成図
【図7】本発明の第1の実施形態における応用例である
方向性結合器の周波数特性を示す図
方向性結合器の周波数特性を示す図
【図8】本発明の第2の実施形態の方向性結合器を示す
構成図
構成図
【図9】本発明の第3の実施形態のトランス結合器を示
す構成図
す構成図
【図10】本発明の第3の実施形態における応用例であ
る方向性結合器の周波数特性を示す図
る方向性結合器の周波数特性を示す図
【図11】本発明の第4の実施形態のトランス結合器を
示す構成図
示す構成図
【図12】本発明の第4の実施形態における応用例であ
る双方向性の方向性結合器を示す構成図
る双方向性の方向性結合器を示す構成図
【図13】本発明の第4の実施形態における応用例であ
るDBMを示す構成図
るDBMを示す構成図
【図14】本発明の第4の実施形態における応用例であ
るダブラを示す構成図
るダブラを示す構成図
【図15】本発明の第5の実施形態のトランス結合器を
示す構成図
示す構成図
【図16】本発明の第5の実施形態における応用例であ
る双方向性の方向性結合器を示す構成図
る双方向性の方向性結合器を示す構成図
10,10’,10”…トランス結合器、11…絶縁体
基板、11a〜11g…接続端子、12…主線路、13
…副線路、15…終端抵抗器、16…副線路、17…副
線路、R…終端抵抗器。
基板、11a〜11g…接続端子、12…主線路、13
…副線路、15…終端抵抗器、16…副線路、17…副
線路、R…終端抵抗器。
Claims (4)
- 【請求項1】 絶縁体基板上に設けられた主線路及び該
主線路にほぼ平行な副線路とからなるトランス結合器に
おいて、 前記主線路及び副線路を絶縁皮膜導線により構成し、 該主線路及び副線路を寄り合わせてなることを特徴とす
るトランス結合器。 - 【請求項2】 前記副線路に中間タップを設けたことを
特徴とする請求項1記載のトランス結合器。 - 【請求項3】 絶縁皮膜導線よりなる第2副線路を設
け、該第2副線路を前記主線路及び副線路に寄り合わせ
たことを特徴とする請求項1記載のトランス結合器。 - 【請求項4】 前記副線路の一端に接続された終端抵抗
器を前記絶縁体基板上に成膜形成したことを特徴とする
請求項1記載のトランス結合器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5970796A JPH09252208A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | トランス結合器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5970796A JPH09252208A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | トランス結合器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09252208A true JPH09252208A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13120966
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5970796A Pending JPH09252208A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | トランス結合器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09252208A (ja) |
-
1996
- 1996-03-15 JP JP5970796A patent/JPH09252208A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050104 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050201 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050621 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |