JPH09252268A - 音声および雑音の除去装置、音声認識装置 - Google Patents
音声および雑音の除去装置、音声認識装置Info
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Abstract
手話者の周囲の雑音をも除去し、高性能な音声および雑
音の除去装置と、音声認識装置を提供することにある。 【解決手段】 電話の受信信号をスペクトルに変換する
第1のDFT部11と、電話の送信信号をスペクトルに
変換する第2のDFT部12と、第1のDFT部11の
出力から相手の話者の音声の周囲雑音を除去する1入力
スペクトルサブトラクション部13と、第1のDFT部
11の出力と第2のDFT部12の出力とから送信信号
の受信側への回り込みに関する伝送特性を推定し、第2
のDFT部12の出力信号を受信側の特性に合わせて補
正する特性補正部14と、1入力スペクトルサブトラク
ション部13の出力から特性補正部14の出力を差し引
くことにより2入力のスペクトルサブトラクションを行
なう2入力スペクトルサブトラクション部15とで構成
される。
Description
に用いられる音声除去装置に関し、特に相手の話者の周
囲雑音と送信信号の受信側への回り込みとの両方を除去
する技術に関する。
は通常ガイダンス音声を用いて対話的なシステムを構成
する場合が多い。例えば、以下にこの種の対話の例を示
すと、 (ガイダンス)こちらは、○○商事でございます。御用
件を発声して下さい。 (相手の話者)在庫照会 (ガイダンス)在庫照会でございますね。はいまたはい
いえでお答え下さい。 (相手の話者)はい この対話の例において、相手の話者がある程度システム
に習熟してくると、ガイダンスの終了を待たずに発声を
行なう場合がある。例えば、第1番目のガイダンスにお
いて「こちらは、○○商事でございます。」の直後に相
手の話者が「在庫照会」の発声を行なう場合や第2番目
の「在庫照会でございますね。」の直後に相手の話者が
「はい」を発声する場合が考えられる。従来、音声認識
装置はシステムが出力したガイダンスと相手の話者の音
声とが同時に行なわれた場合、認識装置に入力される音
声は2線−4線変換器(ハイブリッド)で両者が混合さ
れたものとなる。このような2つの音声が重畳する場合
には正しく認識が行なえないため、このような発声を受
理することが出来なかった。したがって、ある程度習熟
した利用者においても、ガイダンスが終了するまで必ず
待たなければならず、極めて冗長な、使い勝手の悪いシ
ステムとなり、ひいてはシステムが利用されなくなる要
因ともなっていた。
に対処するものであり、ガイダンス音声と相手の話者の
音声とが重畳した信号から、相手の話者の音声のみを抽
出して音声認識を行なうことにより、利用者がガイダン
スの終了を待たずに発声した音声を高精度に認識するこ
と(いわゆるバージイン)を可能とするものである。例
えば、辻井(監修):“エコーキャンセラ技術”、日本
工業技術センター、p.4(昭和61年12月)、(以
下引用文献[1]とする)に示される音声除去装置を、
図10を用いて説明する。図10に示した音声除去装置
はいわゆるエコーキャンセラと呼ばれる技術を長距離電
話回線の中継用交換機内部のハイブリッドにおける回り
込み除去に応用した例であり、時間波形上の適応フィル
タを用いて送信側の音声を受信側の音声に等価せしめ、
時間波形上で引き算を行なうものである。ここでは、引
用文献[1]記載の音声除去装置を加入者側の電話器に
用いた音声認識装置に応用した場合について説明する。
すなわち、ガイダンス音声が出力されるとハイブリッド
101で漏洩し、4線部分の受話側へ回り込む。疑似エ
コー発生部103は、残留エコーが最小となるように回
り込み音声の伝送特性を補正し、疑似エコーを発生す
る。減算器102は、回り込みのガイダンス音声から疑
似エコー発生部103が出力した疑似エコーを引き算す
ることにより、ガイダンス音声のみをキャンセルする。
電話回線から伝送された相手話者の音声とガイダンス音
声とが重なった状態では、疑似エコー発生部103は最
も直前に推定した伝送特性を利用して疑似エコーを発生
し、減算器102はガイダンスに関するエコーのみを除
去する。音声認識部104は、減算器102が処理し
た、ガイダンス音声除去後の音声を用いて音声認識を行
なう。
ルタを用いた例を示したが、これをパワースペクトル上
の引き算(いわゆる2入力のスペクトルサブトラクショ
ン)で実現することも可能である。例えば、有吉、松
下、藤本:“2入力による騒音下の音声認識方式”、音
響学会秋季講演論文集、1−8−5、pp.9−10
(1990.9).(以下引用文献[2]とする)に用
いられている2入力スペクトルサブトラクションを用い
れば、図10と同様の構成をパワースペクトル上の適応
フィルタと引き算で実現することも可能である。なお、
引用文献[2]では、その応用として自動車内の音声認
識を行なった場合を示しており、この場合の除去対象は
自動車内の周囲雑音となっているが、原理的には電話に
おける音声除去技術と同一である。この方式は引用文献
[1]記載の音声除去装置に比べて、パワースペクトル
上で位相を除去した後に演算を行なうことで処理量を大
きく低減化が可能であり、より廉価なシステムを構成す
ることが可能である。
音声除去装置では、除去する対象が自己の送出したガイ
ダンス音声のみであり、相手話者の周囲の雑音レベルが
高い場合にもこの雑音に対する対処がなされておらず、
音声認識性能が劣化するという問題点があった。
場合には、その影響により電話の送信信号の受話器側へ
の回り込みに関する伝送特性が正しく推定出来ず、ひい
てはガイダンス音声の除去性能が低下するという問題点
があった。
り、その目的は、自己の送出したガイダンス音声だけで
なく相手話者の周囲の雑音をも除去し、高性能な音声お
よび雑音の除去装置と、音声認識装置を提供することに
ある。
音影響をとり除くことで、自己の送出したガイダンス音
声を高精度に除去することにある。
および雑音の除去装置は、電話の受信信号をスペクトル
に変換する第1のDFT部(図1の11)と、電話の送
信信号をスペクトルに変換する第2のDFT部(図1の
12)と、第1のDFT部(図1の11)の出力から相
手の話者の音声の周囲雑音を除去する1入力スペクトル
サブトラクション部(図1の13)と、第1のDFT部
(図1の11)の出力と第2のDFT部(図1の12)
の出力とから送信信号の受信側への回り込みに関する伝
送特性を推定し、第2のDFT部(図1の12)の出力
信号を受信側の特性に合わせて補正する特性補正部(図
1の14)と、1入力スペクトルサブトラクション部
(図1の13)の出力から特性補正部(図1の14)の
出力を差し引くことにより2入力のスペクトルサブトラ
クションを行なう2入力スペクトルサブトラクション部
(図1の15)とで構成される。
装置は、電話の受信信号をスペクトルに変換する第1の
DFT部(図2の21)と、電話の送信信号をスペクト
ルに変換する第2のDFT部(図2の22)と、第1の
DFT部(図2の21)の出力から相手の話者の音声の
周囲雑音を除去する1入力スペクトルサブトラクション
部(図2の23)と、1入力スペクトルサブトラクショ
ン部(図2の23)の出力と第2のDFT部(図2の2
2)の出力とから送信信号の受信側への回り込みに関す
る伝送特性を推定し、第2のDFT部(図2の22)の
出力信号を受信側の特性に合わせて補正する特性補正部
(図2の24)と、1入力スペクトルサブトラクション
部(図2の23)の出力から特性補正部(図2の24)
の出力を差し引くことにより2入力のスペクトルサブト
ラクションを行なう2入力スペクトルサブトラクション
部(図2の25)とで構成される。
装置は、本発明による第1または第2の音声および雑音
の除去装置の特性補正部(図3の34)が送信信号の存
在する区間を用いて電話の送信信号の受信側への回り込
みに関する伝送特性を推定し、DFT部2(図3の3
2)の出力信号を受信側の特性に合わせて補正する。
装置は、本発明による第1または第2の音声および雑音
の除去装置に加えて2入力スペクトルサブトラクション
部(図4の45)の出力を用いて相手の話者の音声の存
在する区間の検出を行なう音声検出部(図4の46)を
備え、1入力スペクトルサブトラクション部(図4の4
3)は音声検出部(図4の46)が音声区間検出中でな
い区間から除去する雑音を求めることを特徴とする。
装置は、本発明による第4の音声および雑音の除去装置
の1入力スペクトルサブトラクション部(図5の53)
が音声検出部(図5の56)が音声区間検出中でない区
間かつ電話の送信信号の存在しない区間から除去する雑
音を求めることを特徴とする。
装置は、本発明による第4または第5の音声および雑音
の除去装置の特性補正部(図6の64)が音声検出部
(図6の66)が音声区間検出中でない区間から電話の
送信信号の受話器側への回り込みに関する伝送特性を推
定し、第2のDFT部(図6の62)の出力信号を受信
側の特性に合わせて補正することを特徴とする。
装置は、本発明による第6の音声および雑音の除去装置
の特性補正部(図7の74)が音声検出部(図7の7
6)が音声区間検出中でない区間かつ電話の送信信号の
存在する区間から電話の送信信号の受話器側への回り込
みに関する伝送特性を推定し、第2のDFT部(図7の
72)の出力信号を受信側の特性に合わせて補正するこ
とを特徴とする。
装置は、本発明による第3の音声および雑音の除去装置
の2入力スペクトルサブトラクション部(図8の85)
の出力を用いて相手の話者の音声の存在する区間の検出
を行なう音声検出部(図8の86)を備え、特性補正部
(図8の84)が音声検出部(図8の86)が音声区間
検出中でない区間かつ電話の送信信号の存在する区間を
用いて送信信号の受信側への回り込みに関する伝送特性
を推定し、第2のDFT(図8の82)の出力信号を受
信側の特性に合わせて補正することを特徴とする。
声および雑音の除去装置の出力を用いて音声認識を行な
う音声認識部(図9の91)を有する。
送信したガイダンス音声とが重畳した信号から相手話者
の音声のみを取りだし、しかも相手話者の周囲雑音を除
去することにより、高性能な雑音および音声の除去装置
を提供出来るという効果を得るものであり、従来の音声
の除去装置では得られなかった高い雑音および音声の除
去性能を得るものである。
の作用を図2を用いて説明する。まず、ガイダンスとし
て送出した信号はハイブリッドを経て電話回線に送出さ
れるのと同時にハイブリッドの受信信号線にも漏洩す
る。相手話者がガイダンス音声と時間的に重なった位置
で発声を行なった場合は、受信信号線には両方の音声が
重畳した信号が観測される。相手話者の音声に周囲雑音
が存在する場合は、受信信号にはさらに相手話者の周囲
雑音が重畳される。相手話者の音声をs(t)、周囲雑
音をn(t)とし、相手話者の周囲雑音が重畳された観
測信号をx(t)とすると、 x(t)=s(t)+n(t) (1) 送出するガイダンス信号をy(t)、ハイブリッドの回
り込みのインパルス応答特性をh(t)とすると、ハイ
ブリッドの受信側信号線の観測信号w(t)は以下のよ
うに表される。
る。また、実際は相手話者の音声と周囲雑音との合成信
号x(t)自体もハイブリッドの伝達特性により変形を
受けるが、本発明の目的とは直接関係がないので考慮に
入れないものとする。DFT部1(図2の21)および
DFT部2(図2の22)は、それぞれハイブリッドの
送信信号および受信信号をパワースペクトルに変換す
る。各々の出力のパワースペクトルをW(f)、V
(f)とすると、 W(f)=S(f)+N(f)+H(f)Y(f) V(f)=Y(f) (3) の関係が得られる。ここで、S(f)、N(f)、H
(f)、Y(f)はそれぞれ、s(t)、n(t)、h
(t)、y(t)のパワースペクトルを表すものとす
る。
であると仮定すれば、N(f)は、相手話者の音声S
(f)およびガイダンス音声Y(f)がどちらも存在し
ない部分で直接観測することが可能である。例えば、相
手話者と回線が接続された瞬間かつガイダンス音声を出
力していない時間位置で観測することが出来る。また、
音声検出手段を設けて観測することももちろん可能であ
る。1入力スペクトルサブトラクション部(図2の2
3)は、この様にして求めた周囲雑音N′(f)をDF
T部1(図2の21)の出力スペクトルから引き算する
ことにより話者の周囲雑音の除去を行なう。1入力スペ
クトルサブトラクション(図2の23)の出力スペクト
ルをW1 (f)とすると、
なる。特性補正部(図2の24)は、まずDFT部2
(図2の22)と1入力スペクトルサブトラクション部
(図2の23)とから、ハイブリッドのパワー伝送特性
H(f)を推定する。いま相手話者の音声が存在せずガ
イダンス音声のみが存在する場合、1入力スペクトルサ
ブトラクション部(図2の23)の出力は、
ダンス音声のみとなり、この時間位置を用いて伝送特性
H′(f)を事前に推定することが出来る。
H′(f)をDFT部2(図2の22)の出力に掛ける
ことにより出力V′(f)を得る。2入力スペクトルサ
ブトラクション部(図2の25)は、1入力スペクトル
サブトラクション部(図2の23)の出力W1 (f)か
ら特性補正部(図2の24)の出力V′(f)を引くこ
とにより、W2 (f)を出力する。
ラクションを行なう前に相手話者の周囲雑音を除去する
1入力スペクトルサブトラクション部(図2の23)を
設けることで、相手話者の周囲雑音が大きい場合にも最
終的に得られたスペクトルW2 (f)は相手話者の周囲
雑音およびガイダンス音声の両方が除去されており、高
精度な音声および雑音の除去装置の提供が可能である。
部を設けない従来の音声除去装置においては、2入力の
スペクトルサブトラクション部が出力するスペクトルに
相手話者の周囲雑音および除去できなかったガイダンス
音声が混入することはここで述べた方法により容易に導
出可能であることはいうまでもない。
ら本発明の実施の形態について説明する。
去装置の実施の形態のブロック図である。この音声およ
び雑音の除去装置は、電話の受信信号をスペクトルに変
換する第1のDFT部11と、ガイダンス等の電話の送
信信号をスペクトルに変換する第2のDFT部12と、
第1のDFT部11の出力から相手の話者の音声の周囲
雑音を除去する1入力スペクトルサブトラクション部1
3と、第1のDFT部11の出力と第2のDFT部12
の出力とから電話の送信信号の受信側への回り込みに関
する伝送特性を推定し、第2のDFT部12の出力信号
を受信側の特性に合わせて補正する特性補正部14と、
1入力スペクトルサブトラクション部13の出力から特
性補正部14の出力を差し引くことにより2入力のスペ
クトルサブトラクションを行なう2入力スペクトルサブ
トラクション部15とで構成される。
ッドを経て電話回線に送出されるのと同時にハイブリッ
ドの受信信号線にも漏洩する。相手話者がガイダンス音
声と時間的に重なった位置で発声を行なった場合は、受
信信号線には両方の音声が重畳した信号が観測される。
相手話者の音声に周囲雑音が存在する場合は、受信信号
にはさらに相手話者の周囲雑音が重畳される。相手話者
の音声をs(t)、周囲雑音をn(t)とし、相手話者
の周囲雑音が重畳された観測信号をx(t)とすると、 x(t)=s(t)+n(t) (8) 送出するガイダンス信号をy(t)、ハイブリッドの回
り込みのインパルス応答特性をh(t)とすると、ハイ
ブリッドの受信側信号線の観測信号w(t)は以下のよ
うに表される。
る。また、実際は相手話者の音声と周囲雑音との合成信
号x(t)自体もハイブリッドの伝達特性により変形を
受けるが、本発明の目的とは直接関係がないので考慮に
入れないものとする。第1のDFT部11および第2の
DFT部12は、それぞれハイブリッドの送信信号およ
び受信信号をパワースペクトルに変換する。ここでは、
ディジタル信号に変換した後にDFT(離散的フーリエ
変換)を行なう例を用いたが、他のスペクトル変換手法
や、フィルタバンクなどを利用することも可能である。
第1のDFT部11および第2のDFT部12各々の出
力のパワースペクトルをW(f)、V(f)とすると、 W(f)=S(f)+N(f)+H(f)Y(f) V(f)=Y(f) (10) の関係が得られる。ここで、S(f)、N(f)、H
(f)、Y(f)はそれぞれ、s(t)、n(t)、h
(t)、y(t)のパワースペクトルを表すものとす
る。いま、相手話者の周囲雑音N(f)が定常であると
仮定すれば、N(f)は、相手話者の音声S(f)およ
びガイダンス音声Y(f)がどちらも存在しない部分で
直接観測することが可能である。例えば、相手話者と回
線が接続された瞬間かつガイダンス音声を出力していな
い時間位置で観測することが出来る。また、1入力スペ
クトルサブトラクション部13は、この様にして求めた
周囲雑音N′(f)を第1のDFT部11の出力スペク
トルから引き算することにより話者の周囲雑音の除去を
行なう。1入力スペクトルサブトラクションは従来より
種々の方式が公知例として知られているので、ここでは
詳細な説明は省略する。例えば、S.F.Boll:
“Suppression of AcousticN
oise in Speech Using Spec
tral Subtraction”,IEEE Tr
ans.on ASSP.,Vol.ASSP−27,
No.2,pp.113−120(1979.4).
(以下引用文献[3]とする)などがその一例である。
1入力スペクトルサブトラクション部13の出力スペク
トルをW1 (f)とすると、
なる。引き算の結果スペクトルが負になった成分は0と
したり、あるいは引き算の結果の下限を設けてそれ以下
の値を取らないような工夫が引用文献[3]で述べられ
ており、この様な工夫を設けることももちろん可能であ
り、この他1入力のスペクトルサブトラクションの原理
を応用した方式であればどの様な方法も利用することが
可能である。また、推定した雑音N′(f)は、比較的
長時間の平均値を用いることも可能である。特性補正部
14は、まず第2のDFT部12と第1のDFT部11
とから、ハイブリッドのパワー伝送特性H(f)を推定
する。いま相手話者の音声および周囲雑音が存在せずガ
イダンス音声のみが存在する場合、第1のDFT部11
の出力は、
ダンス音声のみとなり、この時間位置あるいはその区間
の平均値を用いて伝送特性H′(f)を事前に推定する
ことが出来る。
を第2のDFT部12の出力に掛けることにより出力
V′(f)を得る。2入力スペクトルサブトラクション
部15は、1入力スペクトルサブトラクション部13の
出力W1 (f)から特性補正部14の出力V′(f)を
引くことにより、W2 (f)を出力する。
ても従来より種々の方法が公知となっているが、引用文
献[2]で挙げた方法の他、2入力スペクトルサブトラ
クションの原理を応用したものであればどのような方法
も利用可能である。
ラクションを行なう前に相手話者の周囲雑音を除去する
1入力スペクトルサブトラクション部13を設けること
で、相手話者の周囲雑音が大きい場合にも最終的に得ら
れたスペクトルW2 (f)は相手話者の周囲雑音および
ガイダンス音声の両方が除去されており、高精度な音声
および雑音の除去装置の提供が可能である。
去装置の実施の形態を示すブロック図である。この音声
および雑音の除去装置は、電話の受信信号をスペクトル
に変換する第1のDFT部21と、ガイダンス等の電話
の送信信号をスペクトルに変換する第2のDFT部22
と、第1のDFT部21の出力から相手の話者の音声の
周囲雑音を除去する1入力スペクトルサブトラクション
部23と、1入力スペクトルサブトラクション部23の
出力と第2のDFT部22の出力とから電話の送信信号
の受信側への回り込みに関する伝送特性を推定し、第2
のDFT部22の出力信号を受信側の特性に合わせて補
正する特性補正部24と、1入力スペクトルサブトラク
ション部23の出力から特性補正部24の出力を差し引
くことにより2入力のスペクトルサブトラクションを行
なう2入力スペクトルサブトラクション部25とで構成
される。
に図1の音声および雑音の除去装置と同じ動作をする
が、その違いは、図2の特性補正部24が、第1のDF
T部21の出力を用いるのではなく、1入力スペクトル
サブトラクション部23と第2のDFT部22の出力と
から回り込みに関する伝送特性を推定する点にある。こ
れは、周囲雑音が存在しない場合を仮定した図1の方法
より相手話者の音声のみ存在しない場合を仮定した図2
の場合の方が特性推定に利用可能な区間候補が長く取れ
る場合があるという理由による。すなわち、特性補正部
24は、相手話者の周囲雑音のみ存在する状況におい
て、ガイダンス音声のみが存在する場合、1入力スペク
トルサブトラクション部13の出力は、
H′(f)を事前に推定することが出来る。
2入力スペクトルサブトラクション部25の出力は相手
話者の周囲雑音およびガイダンス音声の両方が除去され
たものとなる。
去装置の実施の形態を示すブロック図である。この音声
および雑音の除去装置は、本発明の第1または第2の音
声および雑音の除去装置の特性補正部34が、電話の送
信信号の存在する区間を用いて送信信号の受信側への回
り込みに関する伝送特性を推定し、第2のDFT部32
の出力信号を受信側の特性に合わせて補正する。なお、
図3は図1に示す本発明の第1の音声および雑音の除去
装置に対して実施した場合について示してある。
いては種々の方法が考えられる。図3にはガイダンス区
間信号を外部から供給し、その信号を利用した場合につ
いてのみ示してあるが、この他第2のDFT部32の出
力を直接利用してガイダンス音声区間を求めたり、ある
いは簡易なパワー判定を利用してガイダンス信号そのも
のを用いることが可能である。なお、従来より音声の検
出方法については種々のものが公知となっており、音声
の存在する区間を同定出来るものであればどのような方
法を用いても良い。ガイダンス音声は通常相手話者との
対話のなかで開始、終了、中断が頻繁に繰り返されるた
め、ガイダンス音声が存在しない区間がある。このよう
な場合、ガイダンス音声のない部位の信号を用いたり、
あるいはガイダンス音声のない部位の信号を含めて平均
を求めたりすると伝送特性H′(f)の推定精度が低下
する虞がある。図3の本発明の第3の音声および雑音の
除去装置はこのような問題点に対処したものである。
去装置の実施の形態を示すブロック図である。この音声
および雑音の除去装置は、本発明の第1または第2の音
声および雑音の除去装置の2入力スペクトルサブトラク
ション部45の出力を用いて相手の話者の音声の存在す
る区間の検出を行なう音声検出部46を有し、1入力ス
ペクトルサブトラクション部43が音声検出部46が音
声区間検出中でない区間から除去する雑音を求める構成
となっている。なお、図4は図1の音声および雑音の除
去装置に対して実施した場合について示してある。
は、相手の話者の周囲雑音のみ存在する区間を用いて周
囲雑音のスペクトルを推定する。例えば、簡便な方法と
して電話回線が接続された直後の部位を用いて周囲雑音
のスペクトルを推定することが可能であるが、相手話者
がすぐに発声を始めた場合などには推定したスペクトル
に音声が混入し1入力スペクトルサブトラクションの雑
音除去効果が低下する場合がある。このような場合にお
いても安定に動作する装置の提供が可能である。音声検
出部46は、2入力スペクトルサブトラクション部45
が出力したスペクトル情報を用いて相手話者の音声の開
始、終了を検出する。なお、従来より音声の検出方法に
ついては種々のものが公知となっており、音声の存在す
る区間を同定出来るものであればどのような方法を用い
ても良い。なお、音声検出部46は、最終的に求めたス
ペクトルのみ出力しても良いが、検出した音声の始端終
端情報を出力したり、あるいは検出した音声の始端から
終端までのスペクトルのみ出力するような構成も可能で
ある。
去装置の実施の形態を示すブロック図である。この音声
および雑音の除去装置は、本発明の第4の音声および雑
音の除去装置に加えて、1入力スペクトルサブトラクシ
ョン部53は音声検出部56が音声区間検出中でない区
間かつ電話の送信信号の存在しない区間から除去する雑
音を求める。
は、相手の話者の周囲雑音のみ存在する区間かつガイダ
ンス音声が存在しない区間を用いて周囲雑音のスペクト
ルを推定する。このような構成により、図4の本発明の
第4の音声および雑音の除去装置の効果に加えてガイダ
ンス音声のない部位の信号を用いたり、あるいはガイダ
ンス音声のない部位の信号を含めて平均を求めたりする
と求めた推定雑音にガイダンス音声が混入し雑音の推定
精度が低下する虞があるものを解決するものである。
去装置の実施の形態を示すブロック図である。この音声
および雑音の除去装置は、本発明の第4または第5の音
声および雑音の除去装置に加えて、特性補正部64が音
声検出部66が音声区間検出中でない区間から電話の送
信信号の受話器側への回り込みに関する伝送特性を推定
し、第2のDFT部62の出力信号を受信側の特性に合
わせて補正する。
の第4または第5の音声および雑音の除去装置が有して
いる効果に加えて、特性補正部64の回り込みに関する
特性の推定時に相手話者の音声が混入して推定精度が低
下することを防ぎ、ひいては高い除去性能を得ることが
可能であるという効果を有する。
去装置の実施の形態を示すブロック図である。この音声
および雑音の除去装置は、本発明の第6の音声および雑
音の除去装置に加えて、特性補正部74が音声検出部7
6が音声区間検出中でない区間かつ電話の送信信号の存
在する区間から電話の送信信号の受話器側への回り込み
に関する伝送特性を推定し、第2のDFT部72の出力
信号を受信側の特性に合わせて補正する。
の第6の音声および雑音の除去装置が有している効果に
加えて、ガイダンスが確実に存在する区間のみを用いて
特性推定を行なうことが出来、ひいては高い除去性能を
得ることが可能であるという効果を有する。
去装置の実施の形態を示すブロック図である。この音声
および雑音の除去装置は、本発明の第3の音声および雑
音の除去装置に加えて、2入力スペクトルサブトラクシ
ョン部85の出力を用いて相手の話者の音声の存在する
区間の検出を行なう音声検出部86を備え、特性補正部
84が音声検出部86が音声区間検出中でない区間かつ
電話の送信信号の存在する区間を用いて送信信号の受信
側への回り込みに関する伝送特性を推定し、第2のDF
T部82の出力信号を受信側の特性に合わせて補正す
る。
の第3の音声および雑音の除去装置が有している効果に
加えて、ガイダンスが確実に存在し、しかも相手話者の
音声が存在しない区間で回り込みに関する伝送特性を推
定するため、推定の精度が高く、ひいては高い除去性能
を得ることが可能であるという効果を有する。なお、音
声検出部86は、最終的に求めたスペクトルのみ出力し
ても良いが、検出した音声の始端終端情報を出力した
り、あるいは検出した音声の始端から終端までのスペク
トルのみ出力するような構成も可能である。
を用いた音声認識装置の実施の形態を示すブロック図で
ある。前記音声および雑音の除去装置の出力を用いて音
声認識を行なう音声認識部91を有する。
去装置が出力するスペクトルを元に音声認識のための特
徴ベクトルの時系列に変換し、音声認識を行ない、認識
結果を出力する。認識部91は通常音声検出手段を有し
ているが、本発明の第4〜第8の音声および雑音の除去
装置においては音声検出部46、56、66、76、8
6を有しており、この場合にはこれらの検出情報を利用
したり、あるいは音声検出部46、56、66、76、
86が切り出した音声区間のスペクトルのみを利用する
ような構成にすることも可能である。このような構成に
より、本発明の音声および雑音の除去装置が有する高い
雑音と音声の除去性能により高性能な音声認識装置が提
供可能となる。
および雑音の除去装置によれば、1入力のスペクトルサ
ブトラクションを用いて事前に相手話者の周囲雑音を除
去することで、相手の話者の周囲雑音をも除去可能な高
精度な装置の提供が可能となった。
囲の雑音レベルが高い場合にも、その雑音に影響され
ず、回り込みに関する伝送特性が正しく推定出来るた
め、ガイダンス音声を高精度に除去可能であるという効
果を有する。
在する区間のみを用いて回り込みに関する伝送特性を推
定することで、より正確な推定伝送特性の推定が可能と
なり、高精度な装置の提供が可能となった。
の出力を利用し、相手話者の音声が存在しない区間で回
り込みに関する伝送特性を推定することで、より正確な
推定伝送特性の推定が可能となり、高精度な装置の提供
が可能となった。
在しない区間のみを用いて1入力スペクトルサブトラク
ションのための周囲雑音の推定を行なうことで、より正
確な周囲雑音の除去が可能となり、ひいては高精度な装
置の提供が可能となった。
の出力を利用し、相手話者の音声が存在しない区間で1
入力スペクトルサブトラクションのための周囲雑音の推
定を行なうことで、より正確な周囲雑音の除去が可能と
なり、ひいては高精度な装置の提供が可能となった。
雑音の除去装置を利用した音声認識装置は、その高精度
な除去性能により従来にない高性能な音声認識装置の提
供が可能となる。
施の形態を示すブロック図である。
施の形態を示すブロック図である。
施の形態を示すブロック図である。
施の形態を示すブロック図である。
施の形態を示すブロック図である。
施の形態を示すブロック図である。
施の形態を示すブロック図である。
施の形態を示すブロック図である。
た音声認識装置の一実施の形態を示すブロック図であ
る。
図である。
1のDFT部 12,22,32,42,52,62,72,82 第
2のDFT部 13,23,33,43,53,63,73,83 1
入力スペクトルサブトラクション部 14,24,34,44,54,64,74,84 特
性補正部 15,25,35,45,55,65,75,85 2
入力スペクトルサブトラクション部 46,56,66,76,86 音声検出部 91,104 音声認識部 101 ハイブリッド 102 減算器 103 疑似エコー発生部
Claims (11)
- 【請求項1】電話の受信信号をスペクトルに変換する第
1のDFT部と、 電話の送信信号をスペクトルに変換する第2のDFT部
と、 前記第1のDFT部の出力から相手の話者の音声の周囲
雑音を除去する1入力スペクトルサブトラクション部
と、 前記第1のDFT部の出力と前記第2のDFT部の出力
とから送信信号の受信側への回り込みに関する伝送特性
を推定し、前記第2のDFT部の出力信号を受信側の特
性に合わせて補正する特性補正部と、 前記1入力スペクトルサブトラクション部の出力から前
記特性補正部の出力を差し引くことにより2入力のスペ
クトルサブトラクションを行なう2入力スペクトルサブ
トラクション部とで構成される音声および雑音の除去装
置。 - 【請求項2】電話の受信信号をスペクトルに変換する第
1のDFT部と、 電話の送信信号をスペクトルに変換する第2のDFT部
と、 前記第1のDFT部の出力から相手の話者の音声の周囲
雑音を除去する1入力スペクトルサブトラクション部
と、 前記1入力スペクトルサブトラクション部の出力と前記
第2のDFT部の出力とから送信信号の受信側への回り
込みに関する伝送特性を推定し、前記第2のDFT部の
出力信号を受信側の特性に合わせて補正する特性補正部
と、 前記1入力スペクトルサブトラクション部の出力から前
記特性補正部の出力を差し引くことにより2入力のスペ
クトルサブトラクションを行なう2入力スペクトルサブ
トラクション部とで構成される音声および雑音の除去装
置。 - 【請求項3】前記特性補正部が電話の送信信号の存在す
る区間を用いて送信信号の受信側への回り込みに関する
伝送特性を推定し、前記第2のDFT部の出力信号を受
信側の特性に合わせて補正することを特徴とする請求項
1または2記載の音声および雑音の除去装置。 - 【請求項4】前記2入力スペクトルサブトラクション部
の出力を用いて相手の話者の音声の存在する区間の検出
を行なう音声検出部を備え、 前記1入力スペクトルサブトラクション部は前記音声検
出部が音声区間検出中でない区間から除去する雑音を求
めることを特徴とする請求項1または2記載の音声およ
び雑音の除去装置。 - 【請求項5】前記1入力スペクトルサブトラクション部
は前記音声検出部が音声区間検出中でない区間かつ電話
の送信信号の存在しない区間から除去する雑音を求める
ことを特徴とする請求項4記載の音声および雑音の除去
装置。 - 【請求項6】前記特性補正部は前記音声検出部が音声区
間検出中でない区間から電話の送信信号の受話器側への
回り込みに関する伝送特性を推定し、前記第2のDFT
部の出力信号を受信側の特性に合わせて補正することを
特徴とする請求項4または5記載の音声および雑音の除
去装置。 - 【請求項7】前記特性補正部は音声検出部が音声区間検
出中でない区間かつ電話の送信信号の存在する区間から
電話の送信信号の受話器側への回り込みに関する伝送特
性を推定し、前記第2のDFT部の出力信号を受信側の
特性に合わせて補正することを特徴とする請求項6記載
の音声および雑音の除去装置。 - 【請求項8】前記2入力スペクトルサブトラクション部
の出力を用いて相手の話者の音声の存在する区間の検出
を行なう音声検出部を備え、 前記特性補正部が前記音声検出部が音声区間検出中でな
い区間かつ電話の送信信号の存在する区間を用いて送信
信号の受信側への回り込みに関する伝送特性を推定し、
前記第2のDFT部の出力信号を受信側の特性に合わせ
て補正することを特徴とする請求項3記載の音声および
雑音の除去装置。 - 【請求項9】電話の受信信号をスペクトルに変換する第
1のDFT部と、 電話の送信信号をスペクトルに変換する第2のDFT部
と、 前記第1のDFT部の出力から相手の話者の音声の周囲
雑音を除去する1入力スペクトルサブトラクション部
と、 前記第1のDFT部の出力と前記第2のDFT部の出力
とから送信信号の受信側への回り込みに関する伝送特性
を推定し、前記第2のDFT部の出力信号を受信側の特
性に合わせて補正する特性補正部と、 前記1入力スペクトルサブトラクション部の出力から前
記特性補正部の出力を差し引くことにより2入力のスペ
クトルサブトラクションを行なう2入力スペクトルサブ
トラクション部を備え、前記2入力スペクトルサブトラ
クション部の出力を用いて音声認識を行なうことを特徴
とする電話音声認識装置。 - 【請求項10】電話の受信信号をスペクトルに変換する
第1のDFT部と、 電話の送信信号をスペクトルに変換する第2のDFT部
と、 前記第1のDFT部の出力から相手の話者の音声の周囲
雑音を除去する1入力スペクトルサブトラクション部
と、 前記1入力スペクトルサブトラクション部の出力と前記
第2のDFT部の出力とから送信信号の受信側への回り
込みに関する伝送特性を推定し、前記第2のDFT部の
出力信号を受信側の特性に合わせて補正する特性補正部
と、 前記1入力スペクトルサブトラクション部の出力から前
記特性補正部の出力を差し引くことにより2入力のスペ
クトルサブトラクションを行なう2入力スペクトルサブ
トラクション部を備え、前記2入力スペクトルサブトラ
クション部の出力を用いて音声認識を行なうことを特徴
とする電話音声認識装置。 - 【請求項11】前記2入力スペクトルサブトラクション
部の出力を用いて相手の話者の音声の存在する区間の検
出を行なう音声検出部を備え、 前記1入力スペクトルサブトラクション部は前記音声検
出部が音声区間検出中でない区間から除去する雑音を求
めることを特徴とする請求項9または10記載の電話音
声認識装置。
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