JPH09252408A - 多階調画像の復号装置 - Google Patents

多階調画像の復号装置

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JPH09252408A
JPH09252408A JP8584096A JP8584096A JPH09252408A JP H09252408 A JPH09252408 A JP H09252408A JP 8584096 A JP8584096 A JP 8584096A JP 8584096 A JP8584096 A JP 8584096A JP H09252408 A JPH09252408 A JP H09252408A
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image
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unit
bit plane
statistical
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JP8584096A
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Yasuyuki Nomizu
泰之 野水
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は多階調画像の符号列を簡単な構成で復
号し、画像の種類や特性に応じた画像処理を行って高品
質な画像出力を行う多階調画像の復号装置を提供する。 【解決手段】ビットプレーン復号部20は入力される符
号列を算術符号化方式により復号・再生して、画像作成
部21及び状態数統計部23に出力する。ビットプレー
ン1枚分の復号が完了すると、状態数統計部23が復号
後の各状態毎の登場回数を計数し、画像判定部24が当
該統計情報に基づいて復号画像の種類や特性等を判定す
る。画像作成部21はビットプレーン復号部20で復号
されたビットプレーン単位毎の画像の合成を行って全体
の画像を作成し、出力処理部22は画像作成部21で作
成された画像を画像判定部24から入力される判定結果
に基づいて当該画像に最適でかつ画像出力特性に最適な
画像処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多階調画像の復号
装置に関し、詳細には、白黒多値画像やカラー画像を高
速に高画質で復号する多階調画像の復号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、符号化・復号化装置、例えば、フ
ァクシミリ装置においては、送信時には、スキャナで読
み取った原稿の画像データを符号化・復号化部により、
MH(Modified Huffman)符号化方式、MR(Modufied
Relative element address designate)符号化方式、
あるいは、MMR(Modified MR )符号化方式等の2
値ファクシミリ用標準符号化方式で圧縮符号化した後、
一時的に画像メモリに蓄積して、回線に出力することに
より、相手ファクシミリ装置に送信している。また、フ
ァクシミリ装置は、受信時には、回線を介して送られて
くる符号化された画像データを受信し、一時的に画像メ
モリに蓄積した後、符号化・復号化部により元の画像デ
ータに復号して、プロッタにより記録紙に記録出力す
る。
【0003】このようなファクシミリ装置においては、
従来、2値画像データ、すなわち、白黒2値の画像デー
タのみを取り扱っていたが、近時、記録方式の発達によ
り、1画素を複数の階調で記録できるようになり、それ
に伴って、画像データの伝送方式においても、多階調画
像データを伝送することが必要となっている。
【0004】すなわち、近年ファクシミリ装置に代表さ
れる符号化復号化装置では、高速化・高画質化が進んで
きており、また、カラー画像に代表される多階調の画像
を扱える符号化復号化装置(例えば、カラーファクシミ
リ装置)も登場してきているが、従来のファクシミリ装
置に代表される符号化復号化装置では、扱うことのでき
る情報が2値情報であったため、原画像をスキャナ等で
走査して2値情報とした後に、符号化伝送を行なってい
た。そのため、原画像が階調をもつ画像であっても、2
値化されてしまうために情報の損失が発生し、画質が劣
化してしまう(特に、写真を含む画像において)という
問題があった。
【0005】この情報損失による画質劣化を少なくする
ための方法として、特開平2−122767号公報や特
開昭61−212167号公報に記載されているような
画像信号の符号化復号化方式があり、これらにおいて
は、原画像を2値化せずにある程度の階調をもたせた情
報とした後に、符号化伝送を行なう方式が提案されてい
る。これは近年登場してきたカラーファクシミリ装置等
で用いられている符号化方式に代表されるような多値符
号化方式の1つであり、多階調画像を扱うので、画質劣
化をかなり小さくできるものである。
【0006】ところが、多階調画像は、2値画像を取り
扱う場合に比較して、データ量が極端に多くなり、従来
の符号化方式により符号化してデータ伝送したのでは、
通信時間がながくなり、通信費が高くなる。例えば、白
黒2値画像と白黒256階調画像のデータ量を比べた場
合、1画素に要するビット数は、2値画像が1ビットで
あるのに対し、256階調画像は、8ビット必要になる
ため、全体として、256階調画像は、2値画像に比べ
て8倍のデータ量となる。このデータ量が多いというこ
とは、それだけ処理するデータ量が多くなり、処理時間
が増大するとともに、ファクシミリ装置等の通信装置に
おいては、通信時間が増大するという大きな問題があっ
た。
【0007】この伝送時間を短縮させる1つの方法とし
ては、多階調画像を効率良く符号化することにより、伝
送するデータ量を少なくする方法があり、多階調画像
(カラー画像も含む。)の符号化方式には、大きく分け
て次の2種類ある。
【0008】すなわち、多階調画像の符号化方式として
は、人間の視覚特性を利用して画質を損なわない程度に
原画像の情報量を一部削減して符号化を行なう符号化方
式(ロッシー符号化方式と呼ばれる。)と、原画像の情
報量を損なうことなく符号化を行なう符号化方式(ロス
レス符号化方式と呼ばれる。)と、がある。
【0009】前者の代表としては、ITU−T(旧CC
ITT)とISO(国際標準化機構)とで標準勧告化さ
れている離散コサイン変換(以下、DCT)を用いたJ
PEG方式があり、JPEG方式は、画情報を周波数情
報に変換した後に、画情報の符号化を行なう方式で、人
間の視覚特性(階調認識能力の限界)を利用して、画質
を余り損なわない程度に原画像の情報量を削減して符号
化を行なうものである。
【0010】後者の代表としては、同様に、ITU−T
とISOで標準勧告化されているJBIG方式があり、
JBIG方式は、基本的には、画像を2値のビットプレ
ーンに分解して、QM−Coderと呼ばれる2値の算
術符号化方式を用いて符号化するものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の符号化方式にも、一長一短がある。すなわち、JPE
G方式では、画質をあまり損なわずに効率良く符号化す
ることはができるが、文字画像部分がぼやけたり、符号
化効率を高くし過ぎると、画質が極端に悪くなるという
欠点がある。また、ファクシミリ装置においては、JP
EG方式では、2値画像を扱えないので、2値画像用の
符号化方式と多値画像用のJPEG方式の両方の符号化
部を搭載しなければならず、コストが高くなるという問
題がある。これに対して、JBIG方式では、基本的に
2値符号化方式であるために、ファクシミリ装置に適用
した場合においても、2種類の符号化部を搭載する必要
が無く、コスト面での問題はないが、多階調画像におい
ては、一般的にJPEG方式より符号化効率が劣るとい
う問題がある。
【0012】一方、ファクシミリ装置等の通信装置の受
信側では、送られた画像を高画質に出力するために、画
像の種類を考慮して自機の出力特性に適応した画像処理
を行なうことが多い。中でも絵文字分離を行なって画像
を処理することは、画像の品質を向上させる上で極めて
効果的である。例えば、文字画像部分では、図9に示す
ような原稿濃度と出力画像濃度の関係(γ曲線)によ
り、エッジ部分を強調することやスムージング処理とよ
ばれる輪郭を滑らかに表現する処理を行なって出力する
ことが行われ、高品位な画像の出力を行っている。ま
た、写真等の中間調画像では、図10に示すようなγ曲
線により、画像に滑らかな階調をもたせて出力すること
や周囲画素を利用して平滑化処理を行って、高画質な画
像の出力を行っている。
【0013】これらの文字画像と写真等の中間調画像の
関係は、相反しており、写真等の中間調画像に対して行
う処理を文字画像に行なうと逆効果となって画質を悪化
させ、逆に、文字画像に対して行なう処理を写真等の中
間調画像に行なうと、同様に画質を悪化させる。
【0014】そこで、請求項1記載の発明は、JBIG
方式による算術符号化では、復号時、写真画像等の中間
調画像のように微妙な階調表現が多い場合には、各状態
毎の登場回数が平均的で、状態間でのバラツキが少な
い。逆に、文字画像においては、ある特定の状態におけ
る登場回数が多く、状態間でのバラツキが大きい。そこ
で、ビットプレーン単位に符号化された符号列から白黒
多階調画像を復号再生する際に、ビットプレーン毎の符
号終了時に、状態毎の登場回数の統計処理を行って、当
該状態毎の登場回数情報に基づいて復号画像の種類及び
特性等を判定し、該判定結果を元に画像出力時の最適な
画像処理、例えば、エッジ強調やスムージング処理ある
いは平滑化処理等を行うことにより、2値画像を復号化
するとともに、白黒多階調画像を高画質で出力すること
のできる多階調画像の復号装置を提供することを目的と
している。
【0015】請求項2記載の発明は、ビットプレーン単
位に符号化された符号列からカラー画像を復号再生する
際に、最初の色成分におけるビットプレーン毎の復号終
了時に、各状態毎の登場回数の統計処理を行って、当該
状態毎の登場回数情報に基づいて符号画像の種類及び特
性等を判定し、該判定結果を元に画像出力時の最適な画
像処理を行うことにより、2値画像を復号化するととも
に、カラー多階調画像を高画質で出力することのできる
多階調画像の復号装置を提供することを目的としてい
る。
【0016】請求項3記載の発明は、特定の状態のみの
登場回数の統計処理のみの統計処理を行って、当該統計
情報に基づいて画像の種類及び特性等を判定することに
より、構成が簡単で、かつ、安価な高画質を出力するこ
とのできる多階調画像の復号装置を提供することを目的
としている。
【0017】請求項4記載の発明は、文字画像としての
特徴のある状態のみの登場回数の統計処理のみに基づい
て、文字画像であるか否かを判定することにより、構成
がより簡単で、かつ、より安価な高画質を出力すること
のできる多階調画像の復号装置を提供することを目的と
している。
【0018】請求項5記載の発明は、最初に復号される
最上位ビットプレーンについてのみ、文字画像において
所定の特徴ある状態のみの登場回数の統計処理を行な
い、当該文字画像において特徴ある状態の登場回数に基
づいて文字画像であるか否かを判定することにより、構
成がより一層簡単で、かつ、より一層安価な高画質を出
力することのできる多階調画像の復号装置を提供するこ
とを目的としている。
【0019】請求項6記載の発明は、上位ビットプレー
ンで文字画像であると判定すると、続いて行なわれる下
位のビットプレーンに対する復号処理を行なわず、復号
処理を行なわなかったビットプレーンについて、最上位
のビットプレーンを複製して画像を再生することによ
り、構成がさらにより一層簡単で、かつ、より一層安価
な高画質を出力することのできる多階調画像の復号装置
を提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の多
階調画像の復号装置は、1画素nビットで表される白黒
多階調画像をビット順位毎にn枚のビットプレーンに分
解して各ビットプレーン単位毎に符号化された符号列か
ら順次ビットプレーン単位に復号して画情報の再生を行
うビットプレーン復号手段と、前記ビットプレーン復号
手段での復号後における状態毎の登場回数の統計処理を
行う状態数統計手段と、前記状態数統計手段の統計情報
に基づいて復号画像の種類及び特性等を判定する画像判
定手段と、前記ビットプレーン復号手段で再生された前
記ビットプレーン毎の画情報を元に全体の画像を作成す
る画像作成手段と、前記画像判定手段の判定結果に基づ
いて前記画像作成手段の作成した前記画像に高画質の画
像出力を行うための所定の画像処理を行なう出力処理手
段と、を備えることにより、上記目的を達成している。
【0021】ここで、JBIG方式による算術符号化で
は、復号時、写真画像等の中間調画像のように微妙な階
調表現が多い場合には、各状態毎の登場回数が平均的
で、状態間でのバラツキが少ない。逆に、文字画像にお
いては、ある特定の状態における登場回数が多く、状態
間でのバラツキが大きい。そこで、状態毎の登場回数の
統計量(統計情報)に基づいて写真画像等の階調画像で
あるか文字画像のような線画像であるかを判定すること
ができ、画像の種類や特性等に応じて高画質出力のため
の画像処理、例えば、エッジ強調やスムージング処理あ
るいは平滑化処理等を行うことができる。
【0022】上記構成によれば、ビットプレーン単位に
符号化された符号列から白黒多階調画像を復号再生する
際に、ビットプレーン毎の符号終了時に、状態毎の登場
回数の統計処理を行って、当該状態毎の登場回数情報に
基づいて復号画像の種類及び特性等を判定し、当該判定
結果を元に画像出力時の最適な画像処理を行うことがで
き、2値画像を復号することができるとともに、白黒多
階調画像を高画質で出力することができる。
【0023】請求項2記載の発明の多階調画像の復号装
置は、1画素の色成分がmビット、色精度がnビットで
表されるカラー画像を、m×n枚のビットプレーンに分
解して各ビットプレーン単位毎に符号化された符号列か
ら順次前記ビットプレーン単位に復号して画情報の再生
を行なうビットプレーン復号手段と、最初の色成分の復
号時に、前記ビットプレーン復号手段による復号後にお
ける各状態毎の登場回数の統計処理を行なう状態数統計
手段と、前記状態数統計手段の統計情報に基づいて復号
画像の種類及び特性等を判定する画像判定手段と、前記
ビットプレーン復号手段で再生された前記ビットプレー
ン毎の画情報を元にm個の色成分毎の画像を作成する画
像作成手段と、前記画像作成手段で作成された色成分毎
の画像を元に全体のカラー画像を作成する色成分合成手
段と、前記画像判定手段の判定結果に基づいて前記色成
分合成手段の作成した前記カラー画像に高画質の画像出
力を行うための所定の画像処理を行なう出力処理手段
と、を備えることにより、上記目的を達成している。
【0024】上記構成によれば、ビットプレーン単位に
符号化された符号列からカラー画像を復号再生する際
に、最初の色成分におけるビットプレーン毎の復号終了
時に、各状態毎の登場回数の統計処理を行って、当該状
態毎の登場回数情報に基づいて復号画像の種類及び特性
等を判定し、該判定結果を元に画像出力時の最適な画像
処理を行うことができ、2値画像を復号することができ
るとともに、カラー多階調画像を高画質で出力すること
ができる。
【0025】上記各場合において、例えば、請求項3に
記載するように、前記状態数統計手段は、ある特定の状
態のみの登場回数の統計処理を行ない、前記画像判定手
段は、前記特定の状態における登場回数情報から前記画
像の種類及び特性等を判定してもよい。
【0026】上記構成によれば、特定の状態のみの登場
回数の統計処理のみの統計処理を行って、当該統計情報
に基づいて復号画像の種類及び特性等を判定することが
でき、状態数統計手段及び画像判定手段を簡単な構造の
ものとすることができる。その結果、高品質な画像出力
を行うことのできる多階調画像の復号装置を簡単で、か
つ、安価なものとすることができる。
【0027】また、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記状態数統計手段は、文字画像において所定の特
徴ある状態のみの登場回数の統計処理を行ない、前記画
像判定手段は、前記状態数統計手段の統計情報に基づい
て文字画像であるか否かを判定してもよい。
【0028】上記構成によれば、文字画像として特徴の
ある状態のみの登場回数の統計処理のみに基づいて、濃
度の高い文字画像や濃度の低い下地画像を適切に判定し
て、文字画像であるか否かを判定することができ、高品
質な画像出力を行うことのできる多階調画像の復号装置
を一層簡単な構造で、かつ、より安価なものとすること
ができる。
【0029】さらに、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記状態数統計手段は、前記最初に復号される最上
位ビットプレーンにおいてのみ、前記文字画像において
特徴ある状態のみの登場回数の統計処理を行ない、前記
画像判定手段は、前記状態数統計手段の統計情報に基づ
いて文字画像であるか否かを判定してもよい。
【0030】上記構成によれば、最初に復号される最上
位ビットプレーンのみについて、文字画像において所定
の特徴ある状態のみの登場回数の統計処理を行ない、当
該文字画像において特徴ある状態の登場回数に基づいて
文字画像であるか否かを判定することができ、高品質な
画像出力を行うことのできる多階調画像の復号装置をよ
り一層簡単な構造で、かつ、より一層安価なものとする
ことができる。
【0031】また、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記ビットプレーン復号手段は、前記画像判定手段
が文字画像であると判定すると、続いて行なわれる前記
下位のビットプレーンに対する復号処理を行なわず、前
記画像作成手段は、当該復号処理を行なわなかったビッ
トプレーンについて、最上位の前記ビットプレーンを複
製することにより画像を再生してもよい。
【0032】上記構成によれば、上位ビットプレーンで
文字画像であると判定すると、続いて行なわれる下位の
ビットプレーンに対する復号処理を行なわず、復号処理
を行なわなかったビットプレーンについて、最上位のビ
ットプレーンの復号画像を複製して画像を再生するの
で、多階調画像の復号装置をより一層簡単な構造で、か
つ、より一層安価なものとすることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に
述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態である
から、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。
【0034】図1〜図5は、本発明の多階調画像の復号
装置の第1の実施の形態を示す図であり、本実施の形態
は、ビットプレーン単位に符号化された符号列から白黒
多階調画像を復号再生する際に、ビットプレーン毎の符
号終了時に、状態毎の登場回数の統計処理を行って、当
該状態毎の登場回数情報に基づいて符号画像の種類及び
特性等を判定し、該情報を元に画像出力時の最適な画像
処理を行うもので、請求項1に対応するものである。
【0035】本実施の形態は、ファクシミリ装置に適用
したものであり、図1は、本発明の多階調画像の復号装
置の第1の実施の形態を適用した送信側のファクシミリ
装置1及び受信側のファクシミリ装置2の要部ブロック
図である。
【0036】図1において、送信側ファクシミリ装置1
は、画像読取部3、画像処理部4及び符号化部5等を備
え、受信側ファクシミリ装置2は、画像出力部6、画像
処理部7及び復号化部8等を備えている。なお、図1に
は図示しないが、送信側ファクシミリ装置1は、上記以
外に、画像メモリ、画像出力部、通信制御部及び復号化
部等を備え、受信側ファクシミリ装置2は、上記以外
に、画像メモリ、画像読取部、符号化部及び通信制御部
等を備えている。そして、送信側ファクシミリ装置1及
び受信側ファクシミリ装置2は、その通信制御部に回線
(伝送路)9が接続され、通信制御部により伝送路9を
介して画像データの送受信を行う。
【0037】まず、送信側ファクシミリ装置1について
説明すると、画像読取部3は、例えば、CCD(Charge
Coupled Device)を利用したイメージスキャナ等が利
用されており、白黒2値の画像の原稿だけでなく、白黒
多階調画像やカラーの多階調画像の原稿を走査して、原
稿の画像を所定の解像度で読み取る。画像読取部3は、
読み取った原稿の画像データを画像処理部4に出力す
る。
【0038】画像処理部4は、例えば、2値画像におい
ては、解像度変換及びサイズ変換等を行い、カラー画像
を含めた多階調画像においては、色(色成分)変換、解
像度変換及びサイズ変換等を行う。
【0039】符号化部5は、JBIG方式で用いられて
いる算術符号化方式により、画像処理部4から入力され
る画像データを圧縮符号化して、通信制御部により伝送
路9を介して受信側ファクシミリ装置2に送信する。
【0040】次に、受信側ファクシミリ装置2について
説明すると、画像出力部6は、例えば、電子写真式記録
装置が用いられ、2値画像を記録紙に記録出力するとと
もに、白黒多階調画像やカラーの多階調画像を所定の解
像度で記録紙に記録出力する。
【0041】画像処理部7は、上記画像処理部4と同様
に、例えば、2値画像においては、解像度変換及びサイ
ズ変換等を行い、カラー画像を含めた多階調画像におい
ては、色(色成分)変換、解像度変換及びサイズ変換等
を行う。
【0042】復号化部8は、上記送信側符号化部5で符
号化された符号列を符号化部5の符号化方式と同じ符号
化方式により復号する。すなわち、復号化部8は、JB
IG方式で用いられている算術符号化方式により、図示
しない通信制御部を介して受信した符号化された画像デ
ータをJBIG方式により復号して、画像処理部7に出
力する。画像処理部7は、復号された画像に必要な画像
処理を施して、画像出力部6に出力し、画像出力部6
は、画像処理部7で画像処理された画像データに基づい
て、画像を記録紙に記録出力する。
【0043】次に、上記符号化部5及び復号化部8にお
ける符号化方式であるJBIG方式の算術符号化方式に
ついて、図2に基づいて、以下説明する。
【0044】算術符号化方式においては、図2に示すよ
うに、一般に、符号化部5が、予測情報作成回路10と
算術符号化回路11を備え、復号化部8が、予測情報作
成回路12と算術復号化回路13を備えている。
【0045】符号化部5の予測情報作成回路(テンプレ
ートと呼ぶこともある)10は、符号化する画素と周囲
の画素との状況により情報源のマルコフ分離を行った予
測データ(予測情報)を作成し、算術符号化回路11に
出力する。
【0046】算術符号化回路11は、予測情報作成回路
10から入力される予測データに基づいて、予測データ
を動的に評価しながら符号化画素を符号化する。
【0047】一方、復号化部8では、符号化部5と全く
逆の動作を行う。すなわち、予測情報作成回路12は、
入力される符号化データ(符号化された画像データ)
を、既に復号された画素で復号しようとする画素の周囲
の画素との状況により情報源のマルコフ分離を行って、
復号しようとする符号化データの予測データ(予測情
報)を作成して、算術復号化回路13に出力する。
【0048】算術復号化回路13は、予測情報作成回路
12から入力される予測データに基づいて予測データを
動的に評価しながら符号化データを復号する。
【0049】この算術符号化方式について、図3に基づ
いてさらに詳しく説明すると、算術符号化方式では、図
3に示すように、[0,1]の数直線上の対応区間(2
進小数で、[0.0・・・0、0.1・・・1])を各
シンボルの生起確率に応じて不等長に分割していき、対
象シンボル系列を対応する部分区間に割り当て、再帰的
に分割を繰り返す。このようにして得られた区間内に含
まれる点の座標を、少なくとも他の区間と区別できる2
進小数で表現してそのまま符号とする。
【0050】シンボル系列’0100’を例に算術符号
化の概念を、図3に基づいて説明すると、まず、第1シ
ンボルの符号化時には、全区間が、’0’と’1’のシ
ンボルの生起確率の比に従って、A(0)とA(1)に
分割され、’0’の発生により区間A(0)が選択され
る。次に、第2シンボルの符号化の際には、その状態に
おける両シンボルの生起確率比によってA(0)がさら
に分割され、発生シンボル系列に対応する区間としてA
(01)が選択される。このような分割と選択の処理の
繰り返しにより符号化を行う。
【0051】一方、復号化では、符号化と全く逆の処理
を行い、符号が示す2進小数を元にシンボルを再生す
る。この際、シンボルの符号化を行う際の数直線の幅が
重要であり、この数直線の幅が符号化開始時と復号化開
始時とで一致していないとシンボルを正確に再現できな
くなる。普通は、この数直線の幅を符号化側と復号化側
で「1」としている。
【0052】上記算術符号化方式は、従来のランレング
ス符号化方式(MH法、MR法)よりは、一般的に、符
号化効率がよいものである。
【0053】そして、受信側ファクシミリ装置2の復号
化部8は、図4に示すように構成されている。すなわ
ち、復号化部8は、ビットプレーン復号部20、画像作
成部21、出力処理部22、状態数統計部23及び画像
判定部24等を備えている。
【0054】ビットプレーン復号部20は、ビット精度
がnである入力画情報(入力画像データ)を最上位ビッ
トから順次n枚の2値画情報(ビットプレーン)に分解
して算術符号化方式により符号化された符号列から、順
次ビットプレーンの復号を行い、画像作成部21及び状
態数統計部23に出力する。このビットプレーン復号部
20でのビットプレーンの復号方法は、送信側ファクシ
ミリ装置1の符号化部5における符号化方式と同じ符号
化方式であり、算術符号化方式である。この符号列は、
図5に示すように、当該符号列の先頭に入力画像のビッ
ト情報を示すnの情報が付加され、それに続いてビット
プレーン毎の符号がn枚分並べられている。
【0055】画像作成部(画像作成手段)21は、ビッ
トプレーン復号部20で再生されたビットプレーン単位
毎の画像を元に全体の画像を作成し、出力処理部22に
出力する。
【0056】状態数統計部(状態数統計手段)23は、
ビットプレーン復号部20での各ビットプレーンの復号
後の各状態毎の登場回数の統計処理を行い、当該統計結
果である統計情報を画像判定部24に出力する。
【0057】画像判定部(画像判定手段)24は、状態
数統計部23から入力される統計情報に基づいてビット
プレーン復号部20で復号された画像の種類や特性等を
判定し、その判定結果を出力処理部22に出力する。
【0058】出力処理部22は、画像作成部21で作成
された画像を画像判定部24から入力される判定結果に
基づいて、当該画像に最適で、かつ、画像出力部6の出
力特性に最適な画像処理、例えば、文字画像について
は、図9に示したようなγ曲線によってエッジ部分を強
調したり、スムージング処理による輪郭を滑らかにする
処理、また、写真画像については、図10に示したよう
なγ曲線を用いて、滑らかな階調を持たせたり、周囲画
素を利用した平滑化処理を行って、図1に示した画像処
理部7に出力する。画像処理部7は、上記解像度変換や
サイズ変換等を行って、画像出力部6に出力し、画像出
力部6は、画像処理部7から送られてくる画情報に基づ
いて記録紙に画像を記録出力する。
【0059】次に、動作について説明すると、受信側フ
ァクシミリ装置2は、送信側ファクシミリ装置1から送
信されてくる符号列を受信すると、復号化部8で、復号
するとともに、当該復号した画像の種類や特性等に基づ
いて高画質な画像出力に適した画像処理を施した後、画
像処理部7で解像度変換やサイズ変換等の必要な画像処
理を行った後、画像出力部6により記録紙に記録出力す
る。
【0060】そして、復号化部8は、入力される符号列
をビットプレーン復号部20で、送信側ファクシミリ装
置1の符号化部5による符号化方式、すなわち、算術符
号化方式により復号・再生して、画像作成部21及び状
態数統計部23に出力する。すなわち、ビットプレーン
復号部20は、最上位ビットのビットプレーンから順次
ビットプレーン単位で復号して、1つのビットプレーン
の復号を完了すると、1つ下位のビットプレーンに対し
て同様の復号処理を行い、最終的には、最下位のビット
プレーンまで順次同様な復号を行うことで、全体の復号
を行う。
【0061】ビットプレーン符号部20でビットプレー
ン1枚分の復号が完了すると、状態数統計部23が復号
後の各状態毎の登場回数を計数し、その計数情報を画像
判定部24に出力する。ここでいう状態とは、一般的
に、算術符号化方式で用いられるテンプレートによる情
報源分離された状態のことを指す。
【0062】画像判定部24は、状態数統計部23での
統計処理が完了し、統計情報が入力されると、当該統計
情報に基づいて、具体的には、登場回数の偏差や特定の
状態における登場回数の多さ等に基づいて、ビットプレ
ーン復号部20で復号された画像の種類や特性等を判定
する。なお、本出願人の実験によれば、一般的に、写真
画像においては、各状態毎の登場回数が平均的であり、
状態間でのバラツキが少ない。逆に、文字画像において
は、ある特定の状態における登場回数が多く、状態間で
のバラツキが大きい。また、文字画像においては、文字
部分と下地部分とに大きく分かれるため、それらを表す
特定の状態の登場回数が非常に多くなる。したがって、
これらの性質を利用することにより、写真画像のような
階調画像であるか、文字画像のような線画像であるかの
判断を行うことができる。例えば、状態毎の登場回数の
統計量に基づいて状態毎の登場回数のバラツキが大きい
場合や状態の登場する種類数が比較的少ない場合、ある
いは、その両者を満たす場合には、文字画像と判定する
ことができる。画像判定部24は、上記のような方法に
より画像の種類や特性等を判定すると、その判定結果を
出力処理部22に出力する。
【0063】そして、上記ビットプレーン復号部20で
復号されたビットプレーン単位毎の画像は、画像作成部
21に出力され、画像作成部21は、ビットプレーン単
位の画像の合成を行って、全体の画像を作成して、出力
処理部22に出力する。出力処理部22は、画像作成部
21で作成された画像を画像判定部24から入力される
判定結果に基づいて、当該画像に最適で、かつ、画像出
力部6の出力特性に最適な画像処理を行って画像処理部
7に出力する。画像処理部7は、必要な画像処理を行っ
て、画像出力部6に出力し、画像出力部6は、画像処理
部7から送られてくる画情報に基づいて記録紙に画像を
記録出力する。
【0064】このように、本実施の形態のファクシミリ
装置2によれば、JBIG方式による算術符号化で符号
化された符号列を復号した場合、中間調画像のように微
妙な階調表現が多い場合には、各状態における登場回数
が平均的で、状態間でのバラツキが少なく、逆に、文字
画像のように中間階調の画素が少なく高レベルあるいは
低レベルの階調の画素が多い場合には、ある特的の状態
における登場回数が多く、状態間でのバラツキが大きい
ことに着目して、ビットプレーン単位に符号化された符
号列から白黒多階調画像を復号再生する際に、ビットプ
レーン毎の復号終了時に、状態毎の登場回数の統計処理
を行って、当該状態毎の登場回数情報に基づいて復号画
像の種類及び特性等を判定し、当該判定結果に基づいて
画像出力に最適な画像処理を行っている。
【0065】したがって、2値画像を復号することがで
きるとともに、白黒多階調画像を復号して、高画質の多
階調画像を出力することができる。
【0066】図6及び図7は、本発明の多階調画像の復
号装置の第2の実施の形態を示す図であり、本実施の形
態は、1画素の色成分がmビット、色精度がnビットで
表されるカラー画像がビットプレーン単位に符号化され
た符号列から当該カラー画像を復号再生する際に、最初
の色成分におけるビットプレーン毎の復号終了時に、各
状態毎の登場回数の統計処理を行って、当該状態毎の登
場回数情報に基づいて復号画像の種類及び特性等を判定
し、該判定結果を元に画像出力に最適な画像処理を行う
もので、請求項2に対応するものである。
【0067】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様のファクシミリ装置に適用したものである。
【0068】図6において、復号部30は、ビットプレ
ーン復号部31、画像作成部32、色成分合成部33、
出力処理部34、状態数統計部35及び画像判定部36
等を備えている。
【0069】ビットプレーン復号部31には、受信した
符号化されたカラー画情報が入力され、このカラーの符
号列は、色成分数がmで、ビット精度がnのカラー画像
をJBIG方式の算術符号化方式により、ビット順位で
m×n枚の2値ビットプレーンに分解して符号化された
符号列である。この符号列は、図7に示すように、符号
列の先頭に、入力画像の色成分数を示すmと、入力画像
のビット精度を示すnの情報が付加され、続いて、色成
分毎及びビットプレーン毎に符号が並んでいる。ビット
プレーン復号部31は、このビットプレーン単位の符号
列を各色成分毎に順次復号して、画像作成部32及び状
態数統計部35に出力する。このビットプレーン復号部
31でのビットプレーンの復号方法は、送信側ファクシ
ミリ装置1の符号化部5における符号化方式と同じ符号
化方式であり、算術符号化方式により復号する。
【0070】画像作成部32は、ビットプレーン復号部
31で再生されたビットプレーン単位毎の画像を元に色
成分毎に画像を作成し、色成分合成部33に出力する。
【0071】色成分合成部33は、画像作成部32で色
成分毎に作成された画像から全体のカラー画像を作成
し、出力処理部34に出力する。
【0072】状態数統計部(状態数統計手段)35は、
ビットプレーン復号部31での各ビットプレーンの復号
後の各状態毎の登場回数の統計処理を行い、当該統計結
果である統計情報を画像判定部36に出力する。
【0073】画像判定部(画像判定手段)36は、状態
数統計部35から入力される統計情報に基づいてビット
プレーン復号部31で復号された画像の種類や特性等を
判定し、その判定結果を出力処理部34に出力する。
【0074】出力処理部(出力処理手段)34は、色成
分合成部33で作成されたカラー画像を画像判定部36
から入力される判定結果に基づいて、当該画像に最適
で、かつ、画像出力部6の出力特性に最適な画像処理、
例えば、文字画像については、図9に示したようなγ曲
線によってエッジ部分を強調したり、スムージング処理
による輪郭を滑らかにする処理、また、写真画像につい
ては、図10に示したようなγ曲線を用いて、滑らかな
階調を持たせたり、周囲画素を利用した平滑化処理を行
って出力する。
【0075】次に、動作について説明すると、受信側フ
ァクシミリ装置2は、送信側ファクシミリ装置1から送
信されてくる符号列を受信すると、復号化部30で、復
号するとともに、当該復号した画像の種類や特性等に適
した画像処理を施した後、画像処理部7で解像度変換や
サイズ変換等の必要な画像処理を行った後、画像出力部
6により記録紙に記録出力する。
【0076】そして、復号化部30は、入力される符号
列を各色成分毎にビットプレーン復号部31で、送信側
ファクシミリ装置1の符号部5による符号化方式、すな
わち、算術符号化方式により復号・再生して、画像作成
部32及び状態数統計部35に出力する。すなわち、ビ
ットプレーン復号部31は、色成分毎に上位ビットのビ
ットプレーンから順次ビットプレーン単位で復号して、
最初の色成分の1つのビットプレーンの復号を完了する
と、1つ下位のビットプレーンに対して同様の復号処理
を行い、最終的には、最下位のビットプレーンまで順次
同様な復号を行って、次の色成分についても同様の処理
を行うことで、全体の復号を行う。
【0077】ビットプレーン符号部31で、最初の色成
分のビットプレーン1枚分の復号が完了すると、状態数
統計部31が復号後の各状態毎の登場回数を計数し、そ
の計数情報を画像判定部36に出力する。
【0078】画像判定部36は、状態数統計部35での
統計処理が完了し、統計情報が入力されると、当該統計
情報に基づいて、ビットプレーン復号部31で復号され
た画像の種類や特性等を判定し、その判定結果を出力処
理部34に出力する。
【0079】そして、上記ビットプレーン復号部31で
復号されたビットプレーン単位毎の画像は、画像作成部
32に出力され、画像作成部32は、色成分毎にビット
プレーン単位の画像の合成を行って、色成分毎の画像を
作成し、色成分合成部33に出力する。色成分合成部3
3は、画像作成部32から入力される色成分毎の画像を
合成して、カラー画像を作成し、出力処理部34に出力
する。
【0080】出力処理部34は、色成分合成部33で作
成されたカラー画像を画像判定部36から入力される判
定結果に基づいて、当該カラー画像に最適で、かつ、画
像出力部6の出力特性に最適な画像処理を行って、画像
処理部7に出力する。画像処理部7は、上記解像度変換
やサイズ変換等を行って、画像出力部6に出力し、画像
出力部6は、画像処理部7から送られてくるカラー画情
報に基づいて記録紙にカラー画像を記録出力する。
【0081】このように、本実施の形態のファクシミリ
装置2によれば、JBIG方式による算術符号化で符号
化されたカラー画像の符号列を復号した場合、中間調画
像のように微妙な階調表現が多い場合には、各状態にお
ける登場回数が平均的で、状態間でのバラツキが少な
く、逆に、文字画像のように中間階調の画素が少なく高
レベルあるいは低レベルの階調の画素が多い場合には、
ある特的の状態における登場回数が多く、状態間でのバ
ラツキが大きいことに着目して、ビットプレーン単位に
符号化された符号列からカラー多階調画像を復号再生す
る際に、ビットプレーン毎の復号終了時に、状態毎の登
場回数の統計処理を行って、当該状態毎の登場回数情報
に基づいてカラー画像の種類及び特性等を判定し、該統
計情報に基づいてカラー画像出力時の最適な画像処理を
行っている。
【0082】したがって、2値画像を復号化することが
できるとともに、カラー多階調画像を復号し、高画質出
力に適した画像処理を行って、高画質のカラー画像を出
力することができる。
【0083】図8は、本発明の多階調画像の復号装置の
第3の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、各
色毎にビットプレーン復号部と画像作成部を設けて、処
理速度の高速化を図ったものである。
【0084】本実施の形態は、上記第2の実施の形態と
同様のファクシミリ装置に適用したものであり、本実施
の形態の説明において、上記図6と同様の構成部分に
は、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0085】図8において、復号化部40は、符号分解
部41、ビットプレーン復号部31a、31b、31
c、画像作成部32a、32b、32c、色成分合成部
33、出力処理部34、状態数統計部35及び画像判定
部36等を備えている。
【0086】符号分解部41は、入力される符号列を色
成分毎の符号列に分解し、分解した各色成分毎の符号列
をそれぞれビットプレーン符号部31a、31b、31
cに出力する。
【0087】ビットプレーン復号部31a、31b、3
1cは、上記第2の実施の形態のビットプレーン復号部
31と同様であり、本実施の形態では、入力される色成
分の数だけ設けられている。すなわち、ビットプレーン
復号部31aは、符号分解部41で分解化された最初の
色成分のビットプレーン単位の符号列を順次復号して、
画像作成部32a及び状態数統計部35に出力する。そ
して、ビットプレーン復号部31b及びビットプレーン
復号部31cには、状態数統計部35は接続されておら
ず、画像作成部32b、32cのみが接続されている。
したがって、ビットプレーン復号作成部31bは、次の
色成分のビットプレーン単位の符号列を順次復号して、
画像作成部32bに出力し、ビットプレーン復号部31
cは、さらに次の色成分のビットプレーン単位の符号列
を復号して、画像作成部32cに出力する。
【0088】画像作成部32a、32b、32cは、上
記第2の実施の形態の画像作成部32と同様であり、本
実施の形態では、入力される色成分の数だけ設けられて
いる。すなわち、画像作成部32aは、ビットプレーン
復号部31aで再生されたビットプレーン単位毎の画像
を元に当該色成分の全体の画像を作成し、色成分合成部
33に出力する。画像作成部32bは、ビットプレーン
復号部31bで再生されたビットプレーン単位毎の画像
を元に当該色成分の全体の画像を作成して、色成分合成
部33に出力し、画像作成部32cは、ビットプレーン
復号部31cで再生されたビットプレーン単位毎の画像
を元に当該色成分の全体の画像を作成して、色成分合成
部33に出力する。
【0089】色成分合成部33は、画像作成部32a、
32b、32cで色成分毎に作成された画像から全体の
カラー画像を作成し、出力処理部34に出力する。
【0090】状態数統計部35は、ビットプレーン復号
部31aでの各ビットプレーンの復号後の各状態毎の登
場回数の統計処理を行い、当該統計結果である統計情報
を画像判定部36に出力する。画像判定部36は、上記
第2の実施の形態と同様に、状態数統計部35から入力
される統計情報に基づいて続いてビットプレーン復号部
31で復号された画像の種類や特性等を判定し、その判
定結果を出力処理部34に出力する。出力処理部34
は、上記同様に、色成分合成部33で作成されたカラー
画像を画像判定部36から入力される判定結果に基づい
て、当該画像に最適で、かつ、画像出力部6の出力特性
に最適な画像処理を行って出力する。
【0091】したがって、本実施の形態によれば、カラ
ーの多階調画像を各色成分毎に、ビットプレーン単位に
符号化された符号列からカラー画像を復号再生する際
に、最初の色成分におけるビットプレーン毎の復号終了
時に、各状態毎の登場回数の統計処理を行って、当該状
態毎の登場回数情報に基づいて符号画像の種類及び特性
等を判定し、当該判定結果を元に画像出力に最適な画像
処理を行うことができる。その結果、2値画像を復号化
することができるとともに、カラー多階調画像を高画質
で出力することができる。
【0092】上記各実施の形態において、上述のよう
に、一般に、写真画像においては、各状態毎の登場回数
にあまり差がなく、登場する状態の種類数が多い。逆
に、文字画像においては、特定の状態の登場回数が多く
なり、登場する状態の種類が少ない。そこで、上記各実
施の形態においては、状態毎の登場回数の統計量に基づ
いて状態毎の登場回数のバラツキが大きい場合や状態の
登場する種類数が比較的少ない場合、あるいは、その両
者を満たす場合には、文字画像と判定している。
【0093】しかし、画像の種類によって、特定の状態
の登場回数が著しく多くなることを利用して、当該特定
の状態の登場回数のみを状態数統計部23、35で統計
処理し、画像判定部24、36で画像の種類や特性等の
判定を行うようにすると、状態数統計部23、35及び
画像判定部24、36の構成を簡単なものとすることが
でき、復号化部8、30、40、ひいてはファクシミリ
装置2を安価なものとすることができる。
【0094】また、文字画像では、文字部分と下地部分
とに大きく分かれるため、それらを表す状態の登場回数
が多くなり、これらの特定の状態の登場回数のみを状態
数統計部23、35で統計処理し、画像判定部24、3
6で画像の種類や特性等の判定を行うようにすると、状
態数統計部23、35及び符号化判定部24、36をよ
り簡単構成のものとすることができ、復号化部8、3
0、40、ひいてはファクシミリ装置2をより安価なも
のとすることができる。
【0095】さらに、文字画像の場合、最初に符号化さ
れる最上位ビットで構成されるビットプレーンにおいて
のみ、文字画像としての特徴のある状態のみの登場回数
の統計処理を状態数統計部23、35で行って、画像判
定部24、36で、当該登場回数の出現確率に基づいて
画像の種類や特性等の判定を行うようにすると、状態数
統計部23、35及び画像判定部24、36をより一層
簡単構成のものとすることができ、復号化部8、30、
40、ひいてはファクシミリ装置2をより一層安価なも
のとすることができる。
【0096】また、文字画像と判定した場合に、下位の
ビットプレーンに対する復号を行うことなく、下位のビ
ットプレーンの画像として最上位のビットプレーンの復
号画像を複製するようにすると、画像の再生処理の処理
速度を大幅に向上させることができる。
【0097】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0098】
【発明の効果】請求項1記載の発明の多階調画像の復号
装置によれば、ビットプレーン単位に符号化された符号
列から白黒多階調画像を復号再生する際に、ビットプレ
ーン毎の符号終了時に、状態毎の登場回数の統計処理を
行って、当該状態毎の登場回数情報に基づいて復号画像
の種類及び特性等を判定し、当該判定結果を元に画像出
力時の最適な画像処理を行うことができ、2値画像を復
号することができるとともに、白黒多階調画像を高画質
で出力することができる。
【0099】請求項2記載の発明の多階調画像の復号装
置によれば、ビットプレーン単位に符号化された符号列
からカラー画像を復号再生する際に、最初の色成分にお
けるビットプレーン毎の復号終了時に、各状態毎の登場
回数の統計処理を行って、当該状態毎の登場回数情報に
基づいて復号画像の種類及び特性等を判定し、該判定結
果を元に画像出力時の最適な画像処理を行うことがで
き、2値画像を復号することができるとともに、カラー
多階調画像を高画質で出力することができる。
【0100】請求項3記載の発明の多階調画像の復号装
置によれば、特定の状態のみの登場回数の統計処理のみ
の統計処理を行って、当該統計情報に基づいて復号画像
の種類及び特性等を判定することができ、状態数統計手
段及び画像判定手段を簡単な構造のものとすることがで
きる。その結果、高品質な画像出力を行うことのできる
多階調画像の復号装置を簡単で、かつ、安価なものとす
ることができる。
【0101】請求項4記載の発明の多階調画像の復号装
置によれば、文字画像として特徴のある状態のみの登場
回数の統計処理のみに基づいて、濃度の高い文字画像や
濃度の低い下地画像を適切に判定して、文字画像である
か否かを判定することができ、高品質な画像出力を行う
ことのできる多階調画像の復号装置を一層簡単な構造
で、かつ、より安価なものとすることができる。
【0102】請求項5記載の発明の多階調画像の復号装
置によれば、最初に復号される最上位ビットプレーンの
みについて、文字画像において所定の特徴ある状態のみ
の登場回数の統計処理を行ない、当該文字画像において
特徴ある状態の登場回数に基づいて文字画像であるか否
かを判定することができ、高品質な画像出力を行うこと
のできる多階調画像の復号装置をより一層簡単な構造
で、かつ、より一層安価なものとすることができる。
【0103】請求項6記載の発明の多階調画像の復号装
置によれば、上位ビットプレーンで文字画像であると判
定すると、続いて行なわれる下位のビットプレーンに対
する復号処理を行なわず、復号処理を行なわなかったビ
ットプレーンについて、最上位のビットプレーンの復号
画像を複製して画像を再生するので、多階調画像の復号
装置をより一層簡単な構造で、かつ、より一層安価なも
のとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多階調画像の復号装置の第1の実施の
形態を適用した送信側及び受信側ファクシミリ装置の要
部ブロック構成図。
【図2】図1の符号化部及び復号化部の算術符号化方式
の一般的なブロック構成図。
【図3】算術符号化方式による符号化処理の説明図。
【図4】図1の復号化部の詳細なブロック構成図。
【図5】図4の復号化部に入力される符号列の一例を示
す図。
【図6】本発明の多階調画像の復号装置の第2の実施の
形態を適用したファクシミリ装置の復号化部のブロック
構成図。
【図7】図6の復号化部に入力される符号列の一例を示
す図。
【図8】本発明の多階調画像の復号装置の第3の実施の
形態を適用したファクシミリ装置の復号化部のブロック
構成図。
【図9】文字画像に対して画像処理する際のγ曲線の一
例を示す図。
【図10】写真画像に対して画像処理する際のγ曲線の
一例を示す図。
【符号の説明】
1 送信側ファクシミリ装置 2 受信側ファクシミリ装置 3 画像読取部 4、7 画像処理部 5 符号化部 6 画像出力部 8 復号化部 9 伝送部 10、12 予測情報作成回路 11 算術符号化回路 13 算術復号化回路 20、31、31a〜31c ビットプレーン復号部 21、32、32a〜32c 画像作成部 22、34 出力処理部 23、35 状態数統計部 24、36 画像判定部 33 色成分合成部 41 符号分解部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1画素nビットで表される白黒多階調画像
    をビット順位毎にn枚のビットプレーンに分解して各ビ
    ットプレーン単位毎に符号化された符号列から順次ビッ
    トプレーン単位に復号して画情報の再生を行うビットプ
    レーン復号手段と、前記ビットプレーン復号手段での復
    号後における状態毎の登場回数の統計処理を行う状態数
    統計手段と、前記状態数統計手段の統計情報に基づいて
    復号画像の種類及び特性等を判定する画像判定手段と、
    前記ビットプレーン復号手段で再生された前記ビットプ
    レーン毎の画情報を元に全体の画像を作成する画像作成
    手段と、前記画像判定手段の判定結果に基づいて前記画
    像作成手段の作成した前記画像に高画質の画像出力を行
    うための所定の画像処理を行なう出力処理手段と、を備
    えたことを特徴とする多階調画像の復号装置。
  2. 【請求項2】1画素の色成分がmビット、色精度がnビ
    ットで表されるカラー画像を、m×n枚のビットプレー
    ンに分解して各ビットプレーン単位毎に符号化された符
    号列から順次前記ビットプレーン単位に復号して画情報
    の再生を行なうビットプレーン復号手段と、最初の色成
    分の復号時に、前記ビットプレーン復号手段による復号
    後における各状態毎の登場回数の統計処理を行なう状態
    数統計手段と、前記状態数統計手段の統計情報に基づい
    て復号画像の種類及び特性等を判定する画像判定手段
    と、前記ビットプレーン復号手段で再生された前記ビッ
    トプレーン毎の画情報を元にm個の色成分毎の画像を作
    成する画像作成手段と、前記画像作成手段で作成された
    色成分毎の画像を元に全体のカラー画像を作成する色成
    分合成手段と、前記画像判定手段の判定結果に基づいて
    前記色成分合成手段の作成した前記カラー画像に高画質
    の画像出力を行うための所定の画像処理を行なう出力処
    理手段と、を備えたことを特徴とする多階調画像の復号
    装置。
  3. 【請求項3】前記状態数統計手段は、ある特定の状態の
    みの登場回数の統計処理を行ない、前記画像判定手段
    は、前記特定の状態における登場回数情報から前記画像
    の種類及び特性等を判定することを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の多階調画像の復号装置。
  4. 【請求項4】前記状態数統計手段は、文字画像において
    所定の特徴ある状態のみの登場回数の統計処理を行な
    い、前記画像判定手段は、前記状態数統計手段の統計情
    報に基づいて文字画像であるか否かを判定することを特
    徴とする請求項3記載の多階調画像の復号装置。
  5. 【請求項5】前記状態数統計手段は、前記最初に復号さ
    れる最上位ビットプレーンにおいてのみ、前記文字画像
    において特徴ある状態のみの登場回数の統計処理を行な
    い、前記画像判定手段は、前記状態数統計手段の統計情
    報に基づいて文字画像であるか否かを判定することを特
    徴とする請求項4記載の多階調画像の復号装置。
  6. 【請求項6】前記ビットプレーン復号手段は、前記画像
    判定手段が文字画像であると判定すると、続いて行なわ
    れる前記下位のビットプレーンに対する復号処理を行な
    わず、前記画像作成手段は、当該復号処理を行なわなか
    ったビットプレーンについて、最上位の前記ビットプレ
    ーンを複製することにより画像を再生することを特徴と
    する請求項4または請求項5記載の多階調画像の復号装
    置。
JP8584096A 1996-03-14 1996-03-14 多階調画像の復号装置 Pending JPH09252408A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001268372A (ja) * 2000-01-19 2001-09-28 Xerox Corp 圧縮されたドキュメント画像内にエイリアス除去テキスト及びライングラフィックスを生成する方法
JP2003101788A (ja) * 2001-09-25 2003-04-04 Ricoh Co Ltd 復号方法、復号装置、画像処理装置、パケットヘッダ生成方法、パケットヘッダ生成装置

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