JPH0925290A - テンサイに含まれる新規化合物、医薬組成物および機能性食品 - Google Patents
テンサイに含まれる新規化合物、医薬組成物および機能性食品Info
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- JPH0925290A JPH0925290A JP7177220A JP17722095A JPH0925290A JP H0925290 A JPH0925290 A JP H0925290A JP 7177220 A JP7177220 A JP 7177220A JP 17722095 A JP17722095 A JP 17722095A JP H0925290 A JPH0925290 A JP H0925290A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明はテンサイに含まれる新規化合物、そ
れらの化合物を含むテンサイ抽出エキスおよび上記新規
化合物または抽出エキスを含む血糖降下剤および機能性
食品に関する。 【解決手段】 ペータブルガロシドI〜Vに代表される
新規テンサイサポニン化合物、上記化合物を含む抽出エ
キス、上記化合物および抽出エキスを含む血糖低下活性
医薬組成物および機能性食品。
れらの化合物を含むテンサイ抽出エキスおよび上記新規
化合物または抽出エキスを含む血糖降下剤および機能性
食品に関する。 【解決手段】 ペータブルガロシドI〜Vに代表される
新規テンサイサポニン化合物、上記化合物を含む抽出エ
キス、上記化合物および抽出エキスを含む血糖低下活性
医薬組成物および機能性食品。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテンサイに含まれる
新規化合物およびこれらの化合物を含む血糖降下剤およ
び機能性食品に関する。
新規化合物およびこれらの化合物を含む血糖降下剤およ
び機能性食品に関する。
【0002】テンサイ(Beta vulgaris)はアカザ科の
植物で、ヨーロッパ原産の野生種から改良されたもの
で、本州北部、北海道などで栽培される多年草である。
高さ60〜90cmで根が肉質で紡錘形に肥大し、肉は
白黄または紅色である。根ぎわから長い柄のある長卵形
の葉が群生し、質があつい。夏、高さ1mばかりの茎を
延ばし、多数の黄緑色の小花を穂状花序に付ける。葉は
食用になる。根はしょ糖を15〜18%含み、テンサイ
糖(ビートシュガー)の原料となる。根をくだいて、し
ぼり汁に石灰を加えて煮て、浮き上がった不純物を除
き、煮詰めて白下糖を製造し、精製する。
植物で、ヨーロッパ原産の野生種から改良されたもの
で、本州北部、北海道などで栽培される多年草である。
高さ60〜90cmで根が肉質で紡錘形に肥大し、肉は
白黄または紅色である。根ぎわから長い柄のある長卵形
の葉が群生し、質があつい。夏、高さ1mばかりの茎を
延ばし、多数の黄緑色の小花を穂状花序に付ける。葉は
食用になる。根はしょ糖を15〜18%含み、テンサイ
糖(ビートシュガー)の原料となる。根をくだいて、し
ぼり汁に石灰を加えて煮て、浮き上がった不純物を除
き、煮詰めて白下糖を製造し、精製する。
【0003】根は漢方薬では鎮静作用および通経作用を
示すことが知られている。テンサイの化学成分として
は、サポニン、ベータシアニンおよびフェノール性化合
物の存在が知られており、最近では、この植物の葉から
数種類のオレアノール酸配糖体が確認された。
示すことが知られている。テンサイの化学成分として
は、サポニン、ベータシアニンおよびフェノール性化合
物の存在が知られており、最近では、この植物の葉から
数種類のオレアノール酸配糖体が確認された。
【0004】
【課題を解決するための手段】食用植物の生物学的活性
物質の研究において、テンサイの根および葉に由来する
サポニン画分が、ラットにおける経口ブドウ糖負荷試験
における血漿ブドウ糖値の上昇を阻害する効果を示すこ
とが判明した。このたびは低血糖性サポニン成分の研究
の続きとして、テンサイの根および葉の活性成分の化学
的研究を行い、ベータブルガロシドI(1)、II
(2)、III(3)、IV(4)およびV(5)を分離、
精製した。さらに、これらの成分が血糖降下作用を示す
ことも確認された。
物質の研究において、テンサイの根および葉に由来する
サポニン画分が、ラットにおける経口ブドウ糖負荷試験
における血漿ブドウ糖値の上昇を阻害する効果を示すこ
とが判明した。このたびは低血糖性サポニン成分の研究
の続きとして、テンサイの根および葉の活性成分の化学
的研究を行い、ベータブルガロシドI(1)、II
(2)、III(3)、IV(4)およびV(5)を分離、
精製した。さらに、これらの成分が血糖降下作用を示す
ことも確認された。
【0005】本発明は、式A:
【化5】 [式中、R1は、Hまたはβ−D−Gluであり、R3およ
びR4は、HまたはCH3である]で示される化合物、よ
り具体的には、ベータブルガロシドIおよびIIに代表さ
れるものであり、さらに、式B:
びR4は、HまたはCH3である]で示される化合物、よ
り具体的には、ベータブルガロシドIおよびIIに代表さ
れるものであり、さらに、式B:
【化6】 [式中、R1、R3およびR4は前記と同じ意味であり、
R2は、Hまたはβ−D−Gluである]で示される化合
物、より具体的には、ベータブルガロシドIII、IVおよ
びVに代表される化合物である。
R2は、Hまたはβ−D−Gluである]で示される化合
物、より具体的には、ベータブルガロシドIII、IVおよ
びVに代表される化合物である。
【0006】本発明はさらに上記の化合物の少なくとも
1種を含むテンサイの抽出エキス、および上記の化合物
の少なくとも1種またはこれを含む抽出エキスを有効成
分とする血糖降下活性医薬組成物および機能性食品を提
供するものである。
1種を含むテンサイの抽出エキス、および上記の化合物
の少なくとも1種またはこれを含む抽出エキスを有効成
分とする血糖降下活性医薬組成物および機能性食品を提
供するものである。
【0007】本発明は、また、式A:
【化7】 [式中、R1は、Hまたはβ−D−Gluであり、R3およ
びR4は、Hまたは低級アルキルである]で示される化
合物、および式B:
びR4は、Hまたは低級アルキルである]で示される化
合物、および式B:
【化8】 [式中、R1、R3およびR4は前記と同じ意味であり、
R2は、Hまたはβ−D−Gluである]で示される化合物
の少なくとも1種を有効成分として含む血糖降下活性医
薬組成物を提供するものである。
R2は、Hまたはβ−D−Gluである]で示される化合物
の少なくとも1種を有効成分として含む血糖降下活性医
薬組成物を提供するものである。
【0008】上記において、β−D−Gluとはβ−D−グ
ルコースの略称である。また低級アルキルとは、飽和の
直鎖または分枝状の、炭素原子1〜6個、好ましくは1
〜5個、より好ましくは1〜4個を含む炭化水素残基を
いう。例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、t−ブチルなどが含まれる。
ルコースの略称である。また低級アルキルとは、飽和の
直鎖または分枝状の、炭素原子1〜6個、好ましくは1
〜5個、より好ましくは1〜4個を含む炭化水素残基を
いう。例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、t−ブチルなどが含まれる。
【0009】医薬組成物は、好ましくは経口投与される
ものであり、その形態には、散剤、顆粒剤、細粒剤、カ
プセル剤、錠剤、丸剤、液剤などが含まれる。上記の化
合物および抽出エキスがビート・シュガーの成分であ
り、食品の製造に用いられ得るところから、血糖値降下
を期待し得る機能性食品が含まれる。機能性食品の形態
としては、例えば、ドリンク、飴、ガム、クッキーなど
を挙げることができる。
ものであり、その形態には、散剤、顆粒剤、細粒剤、カ
プセル剤、錠剤、丸剤、液剤などが含まれる。上記の化
合物および抽出エキスがビート・シュガーの成分であ
り、食品の製造に用いられ得るところから、血糖値降下
を期待し得る機能性食品が含まれる。機能性食品の形態
としては、例えば、ドリンク、飴、ガム、クッキーなど
を挙げることができる。
【0010】一般的には、テンサイ(北海道にて栽培)
の新鮮な根の水性抽出液を逆相SiO2カラムクロマトグ
ラフィー(ODSコスモジル、H2O−MeOH)および
通常のSiO2カラムクロマトグラフィー(CHCl3−
MeOH−H2O)および最後にHPLC(YMC−パッ
クODS、MeOH−1%トリフルオロ酢酸)にかけ、
ベータブルガロシドI(1:新鮮な根から0.0061
%)、II(2:0.0004%)、III(3:0.0029
%)、およびIV(4:0.0005%)、さらに、チク
セツサポニンIVa(8:0.0002%)の分離を行っ
た。一方、ベータブルガロシドV(5:0.0011
%)は同様の分離方法により、テンサイの葉から分離す
る。また、通常用いられるMeOHまたはジアゾメタン
による処理方法を用いて、メチルエステル誘導体を得る
ことができる(ヘテロサイクルズ(Heterocycles)第41
巻第8号参照(投稿中))。
の新鮮な根の水性抽出液を逆相SiO2カラムクロマトグ
ラフィー(ODSコスモジル、H2O−MeOH)および
通常のSiO2カラムクロマトグラフィー(CHCl3−
MeOH−H2O)および最後にHPLC(YMC−パッ
クODS、MeOH−1%トリフルオロ酢酸)にかけ、
ベータブルガロシドI(1:新鮮な根から0.0061
%)、II(2:0.0004%)、III(3:0.0029
%)、およびIV(4:0.0005%)、さらに、チク
セツサポニンIVa(8:0.0002%)の分離を行っ
た。一方、ベータブルガロシドV(5:0.0011
%)は同様の分離方法により、テンサイの葉から分離す
る。また、通常用いられるMeOHまたはジアゾメタン
による処理方法を用いて、メチルエステル誘導体を得る
ことができる(ヘテロサイクルズ(Heterocycles)第41
巻第8号参照(投稿中))。
【0011】薬理実験 ラットにおける血糖降下活性試験 体重125〜155gの雄ウイスターラットを水は自由
に接種させるが、20〜24時間絶食させた。被験化合
物を水に溶解し所定の各投与量を経口投与した(5ml/k
g)。30分後にD−グルコース(ブドウ糖)(5g/kg)
(ショ糖1.0g/kgでもよい)を経口投与した(5ml/k
g)。D−グルコース投与の0.5、1.0および2.0時間
後に、無麻酔拘束下に血液を頚動脈から採取し(0.4m
l)、氷水にて冷却後、遠心分離により血清を分離後、
血漿中のグルコース濃度をグルコースオキシダーゼ法に
て測定した。
に接種させるが、20〜24時間絶食させた。被験化合
物を水に溶解し所定の各投与量を経口投与した(5ml/k
g)。30分後にD−グルコース(ブドウ糖)(5g/kg)
(ショ糖1.0g/kgでもよい)を経口投与した(5ml/k
g)。D−グルコース投与の0.5、1.0および2.0時間
後に、無麻酔拘束下に血液を頚動脈から採取し(0.4m
l)、氷水にて冷却後、遠心分離により血清を分離後、
血漿中のグルコース濃度をグルコースオキシダーゼ法に
て測定した。
【0012】ベータブルガロシドI(1)、II(2)、
III(3)、IV(4)およびV(5)、およびプロサポ
ゲノール(6)のラットにおける経口ブドウ糖負荷試験
における血糖値の上昇での抑制効果を表1中に要約す
る。
III(3)、IV(4)およびV(5)、およびプロサポ
ゲノール(6)のラットにおける経口ブドウ糖負荷試験
における血糖値の上昇での抑制効果を表1中に要約す
る。
【表1】 ベータブルガロシド I(1)、II(2)、III(3)、IV(4) およびV(5)、およびプロサポゲノール(6)の経口ブドウ糖負荷試験 における血糖値上昇抑制効果 投与量 ラット 血 糖 値 (mg/dl) (mg/kg, 数 0.5時間 1時間 2時間 経口) 正常群 10 72.4±3.3** 95.8±5.0** 90.6±4.8* 対照群 9 148.6±4.7 138.3±4.6 107.9±4.1 (76.2±4.7) (42.5±4.6) (17.3±4.1) 1 100 5 153.5±5.9 144.7±4.7 114.0±5.3 (81.1±5.9) (48.9±4.7) (23.4±5.3) 2 100 5 108.5±9.1** 137.7±5.4 121.8±4.9 (36.1±9.1**) (41.9±5.4) (31.2±4.9) 3 100 5 139.3±3.3 135.1±4.9 103.0±1.9 (66.9±3.3) (39.3±4.9) (12.4±1.9) 4 100 3 111.5±5.7** 125.8±5.9 114.0±0.6 (39.1±5.7**) (30.0±5.9) (23.4±0.6) 5 100 5 147.0±3.4 138.5±3.1 108.3±5.7 (74.6±3.4) (42.7±3.1) (17.7±5.7) 6 100 6 124.1±5.9** 139.3±4.8 119.3±3.0 (51.7±5.9**) (43.5±4.8) (28.7±3.0) *p<0.05,**p<0.01 各被験化合物はD−ブドウ糖(0.5g/kg)の経口
投与の30分前にラットに経口投与した。カッコ内の数
値は、正常な対照と各被験化合物処置間の血糖値(血漿
ブドウ糖濃度)の差異を示す。
投与の30分前にラットに経口投与した。カッコ内の数
値は、正常な対照と各被験化合物処置間の血糖値(血漿
ブドウ糖濃度)の差異を示す。
【0013】ブドウ糖負荷試験において、ベータブルガ
ロシド II(2)、III(3)およびIV(4)、プロサポ
ゲノール(6)は低血糖活性を示した。3−O−モノデ
スモシド(2、4、6)が、3,28−O−ビスデスモ
シド(3)よりもさらに強力な活性を示したことは注目
すべきである。これは構造と低血糖活性の特徴化を示唆
するものと思われる。
ロシド II(2)、III(3)およびIV(4)、プロサポ
ゲノール(6)は低血糖活性を示した。3−O−モノデ
スモシド(2、4、6)が、3,28−O−ビスデスモ
シド(3)よりもさらに強力な活性を示したことは注目
すべきである。これは構造と低血糖活性の特徴化を示唆
するものと思われる。
【0014】本発明の式AおよびBで示されるベータブ
ルガロシド類化合物およびテンサイの抽出エキスは低血
糖活性を示し、血糖降下剤として有用である。また、一
般に生体内において遊離形と実質的に同様の生理活性ま
たは薬理活性を発揮するもの、例えば、本発明の化合物
の誘導体および医薬的に許容される塩、付加塩、水和物
などは本発明の技術的範囲の含まれるものである。
ルガロシド類化合物およびテンサイの抽出エキスは低血
糖活性を示し、血糖降下剤として有用である。また、一
般に生体内において遊離形と実質的に同様の生理活性ま
たは薬理活性を発揮するもの、例えば、本発明の化合物
の誘導体および医薬的に許容される塩、付加塩、水和物
などは本発明の技術的範囲の含まれるものである。
【0015】投与方法としては経口、非経口のいずれで
もよいが、経口投与が好ましい。経口投与医薬組成物の
調製にあたっては、通常用いられる製薬学的に許容され
得る添加剤(担体、賦形剤、崩壊剤、滑沢剤、結合剤、
表面活性剤、防腐剤、懸濁化剤、着香料等)を用いるこ
とができる。ベータブルガロシド類化合物は毒性が低い
ため投与量に特に制限はない。
もよいが、経口投与が好ましい。経口投与医薬組成物の
調製にあたっては、通常用いられる製薬学的に許容され
得る添加剤(担体、賦形剤、崩壊剤、滑沢剤、結合剤、
表面活性剤、防腐剤、懸濁化剤、着香料等)を用いるこ
とができる。ベータブルガロシド類化合物は毒性が低い
ため投与量に特に制限はない。
【0016】
実施例1 テンサイからベータブルガロシドI〜Vの分
離 細切したテンサイ[北海道産(1994年度)新鮮根、
12kg]に50%含水メタノール(エタノールでもよ
い)(10リットル)を加え、加熱還流下3時間抽出す
る。抽出液を濾別した後、残渣に50%含水メタノール
(10リットル)を加え同様の抽出操作を計3回行う。
抽出液を合わし、減圧下メタノールを留去した後、凍結
乾燥して含水メタノール抽出エキス(2kg)を得た。
含水メタノール抽出エキスを逆相シリカゲルカラム[C
hromatorex ODS(Fuji Silysia Chemical LT
D.)、2kg]に付し、水で溶出してショ糖を除いた
後、メタノール(エタノールでもよい)で溶出してメタ
ノール溶出部(粗サポニン分画、15g)を得た。
離 細切したテンサイ[北海道産(1994年度)新鮮根、
12kg]に50%含水メタノール(エタノールでもよ
い)(10リットル)を加え、加熱還流下3時間抽出す
る。抽出液を濾別した後、残渣に50%含水メタノール
(10リットル)を加え同様の抽出操作を計3回行う。
抽出液を合わし、減圧下メタノールを留去した後、凍結
乾燥して含水メタノール抽出エキス(2kg)を得た。
含水メタノール抽出エキスを逆相シリカゲルカラム[C
hromatorex ODS(Fuji Silysia Chemical LT
D.)、2kg]に付し、水で溶出してショ糖を除いた
後、メタノール(エタノールでもよい)で溶出してメタ
ノール溶出部(粗サポニン分画、15g)を得た。
【0017】メタノール溶出部をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー[silica gel 60(Merck)]に付し、
クロロホルム−メタノール水混液で溶出して、クロロホ
ルム−メタノール水混液[7:3:1(下層)]溶出部
(Fr.2、2.05g)とクロロホルム−メタノール水
混液(6:4:1)溶出部(Fr.4、0.6g)を得
た。Fr.2及びFr.4は更にシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー[silicagel 60 Fr.2へは220
g、Fr.4へは70g、クロロホルム−メタノール水
混液]で分離した後、高速液体クロマトグラフィー[装
置:Shimadzu LC−10AS(島津社製)、カラム:
YMC−Pack ODS−A(YMC Co.,Ltd.)、溶出
溶媒:75%メタノール−1%トリフッ化酢酸]で精製
してベータブルガロシドI(0.0061%)、II(0.
0004%)、III(0.0029%)、IV(0.000
5%)及びchikusetsusaponin IVa(0.0002%)を
得た。
マトグラフィー[silica gel 60(Merck)]に付し、
クロロホルム−メタノール水混液で溶出して、クロロホ
ルム−メタノール水混液[7:3:1(下層)]溶出部
(Fr.2、2.05g)とクロロホルム−メタノール水
混液(6:4:1)溶出部(Fr.4、0.6g)を得
た。Fr.2及びFr.4は更にシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー[silicagel 60 Fr.2へは220
g、Fr.4へは70g、クロロホルム−メタノール水
混液]で分離した後、高速液体クロマトグラフィー[装
置:Shimadzu LC−10AS(島津社製)、カラム:
YMC−Pack ODS−A(YMC Co.,Ltd.)、溶出
溶媒:75%メタノール−1%トリフッ化酢酸]で精製
してベータブルガロシドI(0.0061%)、II(0.
0004%)、III(0.0029%)、IV(0.000
5%)及びchikusetsusaponin IVa(0.0002%)を
得た。
【0018】一方、細切したテンサイ新鮮葉(2.6k
g)を新鮮根の場合と同様に含水メタノール抽出(5リ
ットル×3回)して含水メタノール抽出エキス(115
g)を得た。含水メタノール抽出エキスを逆相シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィ−に付し、メタノール溶出部
(粗サポニン分画、8.6g)を得た。メタノール溶出
部をシリカゲルカラムクロマトグラフィー、ついで高速
液体クロマトグラフィー(いずれも根と同条件)で分離
精製してベータブルガロシド V(0.0011%)を得
た。
g)を新鮮根の場合と同様に含水メタノール抽出(5リ
ットル×3回)して含水メタノール抽出エキス(115
g)を得た。含水メタノール抽出エキスを逆相シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィ−に付し、メタノール溶出部
(粗サポニン分画、8.6g)を得た。メタノール溶出
部をシリカゲルカラムクロマトグラフィー、ついで高速
液体クロマトグラフィー(いずれも根と同条件)で分離
精製してベータブルガロシド V(0.0011%)を得
た。
【0019】ベータブルガロシドI(1) 式A(式中、R1はβ−D−Gluであり、R3およびR4は
Hである)で示される。無色微細結晶、mp215〜21
7℃ [α]D+44.9°(MeOH) 正モードFAB−MS:m/z977(M+Na)+
C47H70O20Na、 負モードFAB−MS:953(M−H)- C47H69
O20 1 H NMR(ピリジン−d5) IR(KBr):3453、1740、1736、10
78cm-1 メタノール分解(9%HCl−MeOH、還流)により、
オレアノール酸、メチル−D−グルコシドおよびメチル
−D−グルクロニドを分離した。
Hである)で示される。無色微細結晶、mp215〜21
7℃ [α]D+44.9°(MeOH) 正モードFAB−MS:m/z977(M+Na)+
C47H70O20Na、 負モードFAB−MS:953(M−H)- C47H69
O20 1 H NMR(ピリジン−d5) IR(KBr):3453、1740、1736、10
78cm-1 メタノール分解(9%HCl−MeOH、還流)により、
オレアノール酸、メチル−D−グルコシドおよびメチル
−D−グルクロニドを分離した。
【0020】ベータブルガロシドI−1"'−メチルエス
テル(1a) 式A(式中、R1はβ−D−Gluであり、R3はHであり、
R4はCH3である)で示される。 無色微細結晶 mp200〜202℃ [α]D+57.3°(MeOH) 正モードFAB−MS:m/z991(M+Na)+ C48
H72O20Na IR(KBr):3474、1743、1736、10
76cm-1 1 H NMR(ピリジン−d5):δ3.28(dd-like,3
−H),5.00(d,J=7.6,1'−H),4.72
(m,3'−H),5.38(m,4'−H),5.82(s,3"
−H),4.63(s,2"'−H2),6.33(d,J=7.
9,1""−H) (1a)のHMBCデータで1"'−OCH3および1"'
−C間に遠隔スピン結合が観察され、(1a)の1"'−
メチル化構造を確認した。最後に、MeOH中過剰のジ
アゾメタンでの1のメチル化は、6',1",2",1"'−テ
トラ−O−メチル誘導体(1b)を生成し、アキラント
シド A(achyranthoside A)メチルエステル(イダ
ら、テトラヘドロン・レターズ35巻6887頁(19
94年))と同定した。上記の結果に基づいてベータブ
ルガロシド I(1)およびII(2)の構造を決定し
た。
テル(1a) 式A(式中、R1はβ−D−Gluであり、R3はHであり、
R4はCH3である)で示される。 無色微細結晶 mp200〜202℃ [α]D+57.3°(MeOH) 正モードFAB−MS:m/z991(M+Na)+ C48
H72O20Na IR(KBr):3474、1743、1736、10
76cm-1 1 H NMR(ピリジン−d5):δ3.28(dd-like,3
−H),5.00(d,J=7.6,1'−H),4.72
(m,3'−H),5.38(m,4'−H),5.82(s,3"
−H),4.63(s,2"'−H2),6.33(d,J=7.
9,1""−H) (1a)のHMBCデータで1"'−OCH3および1"'
−C間に遠隔スピン結合が観察され、(1a)の1"'−
メチル化構造を確認した。最後に、MeOH中過剰のジ
アゾメタンでの1のメチル化は、6',1",2",1"'−テ
トラ−O−メチル誘導体(1b)を生成し、アキラント
シド A(achyranthoside A)メチルエステル(イダ
ら、テトラヘドロン・レターズ35巻6887頁(19
94年))と同定した。上記の結果に基づいてベータブ
ルガロシド I(1)およびII(2)の構造を決定し
た。
【0021】ベータブルガロシドII(2) 式A(式中、R1、R3およびR4はHである)で示され
る。(1)のアルカリ加水分解(5%aq.NaOH、還
流)により、ベータブルガロシドII(2)が得られた。 無色微細結晶 mp173〜174℃ [α]D+98.0°(MeOH) 負モードFAB−MS:m/z791(M−H)- C
41H59O15 IR(KBr):3432、1741、1731、10
80cm-1)1 H NMR(ピリジン−d5):δ3.30(dd-like,3
−H),4.99(d,J=7.3,1'−H),4.85(m,
3'−H),5.38(dd-like,4'−H),5.99(s,
3"−H),4.80(m,2"'−H2)1 H NMR(ピリジン−d5)および(1)および
(2)の13C NMR(表2参照)をCOSY(1H−1
H,1H−13C)、HOHAHAおよびROESY実験
により帰属させ、3−オキソピルビン酸およびグリコー
ル酸からなるビス−アセタールグルクロニド部分の存在
を示した[(1):δ5.00(d,J=7.3,1'−
H),4.75(m,3'−H),5.38(dd-like,4'−
H),5.99(s,3"−H),4.80(m,2"'−
H2)]。(1)における3−O−グルクロニド部分のC
−3'および4'位のビス−アセタール構造をHMBC実
験により確認した。すなわち、(1)の下記の炭素およ
びプロトン間に遠隔スピン結合が存在する(1'−Hお
よび3−C;3'−Hおよび3"−C;3"−Hおよび3'
−C,2"'−C;4'−Hおよび2"−C;2"'−H2お
よび3"−C,1"'−C)。還流下MeOHで処理するこ
とにより、(1)は容易に1"'−メチルエステル(1
a)に変化し、弱アルカリ加水分解[2%aq.K2CO3
−CH3CN(1:1),r.t.]で(1)に戻った。
る。(1)のアルカリ加水分解(5%aq.NaOH、還
流)により、ベータブルガロシドII(2)が得られた。 無色微細結晶 mp173〜174℃ [α]D+98.0°(MeOH) 負モードFAB−MS:m/z791(M−H)- C
41H59O15 IR(KBr):3432、1741、1731、10
80cm-1)1 H NMR(ピリジン−d5):δ3.30(dd-like,3
−H),4.99(d,J=7.3,1'−H),4.85(m,
3'−H),5.38(dd-like,4'−H),5.99(s,
3"−H),4.80(m,2"'−H2)1 H NMR(ピリジン−d5)および(1)および
(2)の13C NMR(表2参照)をCOSY(1H−1
H,1H−13C)、HOHAHAおよびROESY実験
により帰属させ、3−オキソピルビン酸およびグリコー
ル酸からなるビス−アセタールグルクロニド部分の存在
を示した[(1):δ5.00(d,J=7.3,1'−
H),4.75(m,3'−H),5.38(dd-like,4'−
H),5.99(s,3"−H),4.80(m,2"'−
H2)]。(1)における3−O−グルクロニド部分のC
−3'および4'位のビス−アセタール構造をHMBC実
験により確認した。すなわち、(1)の下記の炭素およ
びプロトン間に遠隔スピン結合が存在する(1'−Hお
よび3−C;3'−Hおよび3"−C;3"−Hおよび3'
−C,2"'−C;4'−Hおよび2"−C;2"'−H2お
よび3"−C,1"'−C)。還流下MeOHで処理するこ
とにより、(1)は容易に1"'−メチルエステル(1
a)に変化し、弱アルカリ加水分解[2%aq.K2CO3
−CH3CN(1:1),r.t.]で(1)に戻った。
【0022】ベータブルガロシド III(3) 式B(式中、R1はβ−D−Gluであり、R2、R3および
R4はHである)で示される。 無色微細結晶 mp212〜214℃ [α]D+11.0°(MeOH) 正モードFAB−MS:m/z979(M+Na)+
C47H72O20Na 負モードFAB−MS:m/z955(M−H)- C
47H71O20 1 H NMR(ピリジン−d5):δ3.55(dd-like,3
−H),4.98(d,J=7.6,1'−H),4.51(m,
3'−H),4.65(m,4'−H),5.34(brs,2"−
H),6.31(br s,3"−H),5.06,5.35(AB
q,J=16.5,2"'−H2) IR(KBr):3429、1742、1736、10
76cm-1)
R4はHである)で示される。 無色微細結晶 mp212〜214℃ [α]D+11.0°(MeOH) 正モードFAB−MS:m/z979(M+Na)+
C47H72O20Na 負モードFAB−MS:m/z955(M−H)- C
47H71O20 1 H NMR(ピリジン−d5):δ3.55(dd-like,3
−H),4.98(d,J=7.6,1'−H),4.51(m,
3'−H),4.65(m,4'−H),5.34(brs,2"−
H),6.31(br s,3"−H),5.06,5.35(AB
q,J=16.5,2"'−H2) IR(KBr):3429、1742、1736、10
76cm-1)
【0023】(3)のMeOH処理は1"'−メチルエス
テル(3a)が生成し、これは弱アルカリ加水分解で
(3)に戻った。1"'−メチルエステル構造(3a)は
(3a)の1"'−OCH3および1"'−C間のHMBC
相関関係の観察されたことにより確認された。(3)の
1H NMRおよび13C NMRと(3a)および(4)
の1H NMRおよび13C NMRの詳細な比較により
(表2参照)、ベータブルガロシド III(3)およびIV
(4)の構造式が決定された。
テル(3a)が生成し、これは弱アルカリ加水分解で
(3)に戻った。1"'−メチルエステル構造(3a)は
(3a)の1"'−OCH3および1"'−C間のHMBC
相関関係の観察されたことにより確認された。(3)の
1H NMRおよび13C NMRと(3a)および(4)
の1H NMRおよび13C NMRの詳細な比較により
(表2参照)、ベータブルガロシド III(3)およびIV
(4)の構造式が決定された。
【0024】ベータブルガロシド III−1"'−メチルエ
ステル(3a) 式B(式中、R1はβ−D−Gluであり、R2およびR3は
Hであり、R4はCH3である)で示される。 無色微細結晶 mp191〜192℃ [α]D+13.5°(MeOH) 負モードFAB−MS:m/z969(M−H)- C48
H73O20 IR(KBr):3410、1740、1736、10
76cm-1 1 H NMR(ピリジン−d5):δ3.34(dd-like,3
−H),4.97(d,J=7.6,1'−H),4.46(m,
3'−H),4.46(m,3'−H),4.60(m,4'−
H),5.40(br s,2"−H),6.25(br s,3"−
H),4.92,5.33(ABq,J=16.5,2"'−H
2),6.33(d,J=7.6,1""−H)ヘ゛ータフ゛ルカ゛ロシト゛ IIIは部分的酸加水分解により化合物O(I.
Yoshioka,M.Fujio,M.Osamura,I.Kitagawa,Tetra
hedron Lett.,1966,6303)を生成した。他方、(3)の
アルカリ加水分解でベータブルガロシド IV(4)を生
成した。
ステル(3a) 式B(式中、R1はβ−D−Gluであり、R2およびR3は
Hであり、R4はCH3である)で示される。 無色微細結晶 mp191〜192℃ [α]D+13.5°(MeOH) 負モードFAB−MS:m/z969(M−H)- C48
H73O20 IR(KBr):3410、1740、1736、10
76cm-1 1 H NMR(ピリジン−d5):δ3.34(dd-like,3
−H),4.97(d,J=7.6,1'−H),4.46(m,
3'−H),4.46(m,3'−H),4.60(m,4'−
H),5.40(br s,2"−H),6.25(br s,3"−
H),4.92,5.33(ABq,J=16.5,2"'−H
2),6.33(d,J=7.6,1""−H)ヘ゛ータフ゛ルカ゛ロシト゛ IIIは部分的酸加水分解により化合物O(I.
Yoshioka,M.Fujio,M.Osamura,I.Kitagawa,Tetra
hedron Lett.,1966,6303)を生成した。他方、(3)の
アルカリ加水分解でベータブルガロシド IV(4)を生
成した。
【0025】ベータブルガロシド IV(4) 式B(式中、R1、R2、R3およびR4はHである)で示さ
れる。 無色微細結晶 mp186〜187℃ [α]D+10.4°(MeOH) 負モードFAB−MS:m/z793(M−H)- C
41H61O15 1 H NMR(ピリジン−d5):δ3.37(dd-like,3
−H),5.00(d,J=5.9,1'−H),4.52(m,
3'−H),4.68(m,4'−H),5.34(brs,2"−
H),6.34(br s,3"−H),5.07,5.38(AB
q,J=16.7,2"'−H2) IR(KBr):30,34、1740、1736、1
076cm-1)
れる。 無色微細結晶 mp186〜187℃ [α]D+10.4°(MeOH) 負モードFAB−MS:m/z793(M−H)- C
41H61O15 1 H NMR(ピリジン−d5):δ3.37(dd-like,3
−H),5.00(d,J=5.9,1'−H),4.52(m,
3'−H),4.68(m,4'−H),5.34(brs,2"−
H),6.34(br s,3"−H),5.07,5.38(AB
q,J=16.7,2"'−H2) IR(KBr):30,34、1740、1736、1
076cm-1)
【0026】(3)および(4)の1H NMR12)およ
び13C NMR(表2参照)スペクトルは、(3)の3
−O−グルクロニド部分の3'−ヒドロキシル基にタル
トロンアルデヒド酸およびグリコール酸からなるアセタ
ール置換基の存在を示した(HMBCの関係:1'−H
および3−C;3"−Hおよび3'−C;2"'−C;2"
−Hおよび1"−C,3"−C;2"'−H2および3”−
C,1"'−C)。この結果および(3)とチクセツサポ
ニンIVa(I.Yoshioka,M.Fujio,M.Osamura,I.
Kitagawa,Tetrahedron Lett.,1966,6303)の13C NM
Rデータの比較に基づいて(3)の構造を決定した。
び13C NMR(表2参照)スペクトルは、(3)の3
−O−グルクロニド部分の3'−ヒドロキシル基にタル
トロンアルデヒド酸およびグリコール酸からなるアセタ
ール置換基の存在を示した(HMBCの関係:1'−H
および3−C;3"−Hおよび3'−C;2"'−C;2"
−Hおよび1"−C,3"−C;2"'−H2および3”−
C,1"'−C)。この結果および(3)とチクセツサポ
ニンIVa(I.Yoshioka,M.Fujio,M.Osamura,I.
Kitagawa,Tetrahedron Lett.,1966,6303)の13C NM
Rデータの比較に基づいて(3)の構造を決定した。
【0027】ベータブルガロシドV(5) 式B(式中、R1およびR2はβ−D−Gluであり、R3お
よびR4はHである)で示される。 無色微細結晶 mp205〜206℃ [α]D+23.8°(MeOH) 正モードFAB−MS:m/z1141(M+Na)+
C53H82O25Na 負モードFAB−MS:m/z1117(M−H)-
C53H81O25 IR(KBr):3432、1740、1736、10
76cm-1 5の1H NMRおよび13C NMR(表2参照)データ
は、2'−O−β−D−グルコピラノシル[δ5.69
(d,J=7.3,1""'−H)]および3'−O−アセタル
置換基[δ4.40(m,3'−H),4.63(m,4'−
H)]を有する3−O−グルクロニド部分[δ4.97
(d,J=8.9,1'−H)]の存在を示し、タルトロン
アルデヒド酸[δ5.38(brs,2"−H),(brs,3"−
H)]およびグリコール酸[δ4.92,5.17(AB
q,J=16.1,2"'−H2)]から構成された。HMB
C相関を、以下のプロトンとカーボン(1'−Hおよび
3−C;1""'−Hおよび2'−C;3"−Hおよび3'−
C;2"−C;2"'−C;2"−Hおよび1"−C,2"'
−Hおよび1"'−C)の間で観察した。この証拠および
5とチクセツサポニン V(T.D.Lin,N.Kndo,J.S
hoji, Chem,Pharm.Bull.,24,253(1976))に基づいて5
の構造を推測した。
よびR4はHである)で示される。 無色微細結晶 mp205〜206℃ [α]D+23.8°(MeOH) 正モードFAB−MS:m/z1141(M+Na)+
C53H82O25Na 負モードFAB−MS:m/z1117(M−H)-
C53H81O25 IR(KBr):3432、1740、1736、10
76cm-1 5の1H NMRおよび13C NMR(表2参照)データ
は、2'−O−β−D−グルコピラノシル[δ5.69
(d,J=7.3,1""'−H)]および3'−O−アセタル
置換基[δ4.40(m,3'−H),4.63(m,4'−
H)]を有する3−O−グルクロニド部分[δ4.97
(d,J=8.9,1'−H)]の存在を示し、タルトロン
アルデヒド酸[δ5.38(brs,2"−H),(brs,3"−
H)]およびグリコール酸[δ4.92,5.17(AB
q,J=16.1,2"'−H2)]から構成された。HMB
C相関を、以下のプロトンとカーボン(1'−Hおよび
3−C;1""'−Hおよび2'−C;3"−Hおよび3'−
C;2"−C;2"'−C;2"−Hおよび1"−C,2"'
−Hおよび1"'−C)の間で観察した。この証拠および
5とチクセツサポニン V(T.D.Lin,N.Kndo,J.S
hoji, Chem,Pharm.Bull.,24,253(1976))に基づいて5
の構造を推測した。
【0028】(5)のMeOH処理により1"'−メチル
エステル(5a)が得られ、これは弱アルカリ加水分解
で(5)に戻った。1"'−メチルエステル構造(5a)
をHMBC実験により確認した。他方、(5)のジアゾ
メタンによるメチル化によりテトラメチル誘導体(5
b)が得られ、(5)をアルカリ加水分解することによ
りプロサポゲノール(6)が得られた。これらの結果お
よび(5)の1H NMRと13C NMRデータと(5
a)、(5b)および(6)の1H NMRと13C NM
Rデータの比較に基づいて、ベータブルガロシド V
(5)を構造決定した。
エステル(5a)が得られ、これは弱アルカリ加水分解
で(5)に戻った。1"'−メチルエステル構造(5a)
をHMBC実験により確認した。他方、(5)のジアゾ
メタンによるメチル化によりテトラメチル誘導体(5
b)が得られ、(5)をアルカリ加水分解することによ
りプロサポゲノール(6)が得られた。これらの結果お
よび(5)の1H NMRと13C NMRデータと(5
a)、(5b)および(6)の1H NMRと13C NM
Rデータの比較に基づいて、ベータブルガロシド V
(5)を構造決定した。
【0029】ベータブルガロシド V−1"'−メチルエ
ステル(5a) 式B(式中、R1およびR2はβ−D−Gluであり、R3は
Hであり、R4はCH3である)で示される。 無色微細結晶、mp211〜213℃ [α]D+26.6°(MeOH) 正モードFAB−MS:m/z1155(M+Na)+
C54H84O25Na IR(KBr):3473,1742,1736,107
6cm-1 1 H NMR(ピリジン−d5):δ3.26(dd-like,3−
H),4.99(d,J=6.9,1'−H),4.43(m,3'
−H),4.60(m,4'−H),5.41(br s,2"−
H),6.36(br s,3"−H),4.77,5.69(AB
q,J=16.5,2"'−H2),6.33(d,J=7.9,
1""−H),5.69(d,J=7.3,1""'−H)
ステル(5a) 式B(式中、R1およびR2はβ−D−Gluであり、R3は
Hであり、R4はCH3である)で示される。 無色微細結晶、mp211〜213℃ [α]D+26.6°(MeOH) 正モードFAB−MS:m/z1155(M+Na)+
C54H84O25Na IR(KBr):3473,1742,1736,107
6cm-1 1 H NMR(ピリジン−d5):δ3.26(dd-like,3−
H),4.99(d,J=6.9,1'−H),4.43(m,3'
−H),4.60(m,4'−H),5.41(br s,2"−
H),6.36(br s,3"−H),4.77,5.69(AB
q,J=16.5,2"'−H2),6.33(d,J=7.9,
1""−H),5.69(d,J=7.3,1""'−H)
【0030】ベータブルガロシド V−テトラメチルエ
ステル(5b) 式B(式中、R1およびR2はβ−D−Gluであり、R3お
よびR4はCH3である)で示される。 無色微細結晶 mp155〜157℃ [α]D+38.2°(MeOH) 正モードFAB−MS:m/z1197(M+Na)+ C
57H90O25Na IR(KBr):3432、1747、1736、107
6cm-1 1 H NMR(ピリジン−d5):δ3.21(dd-like,3−
H),5.00(d-like,1'−H),4.42(m,3'−
H),4.38(m,4'−H),4.80(br s,2"−H),
6.10(br s,3"−H),4.76,5.08(ABq,J
=16.3,2"'−H2),6.35(d,J=7.6,1""
−H),5.42(d,J=7.2,1""'−H)
ステル(5b) 式B(式中、R1およびR2はβ−D−Gluであり、R3お
よびR4はCH3である)で示される。 無色微細結晶 mp155〜157℃ [α]D+38.2°(MeOH) 正モードFAB−MS:m/z1197(M+Na)+ C
57H90O25Na IR(KBr):3432、1747、1736、107
6cm-1 1 H NMR(ピリジン−d5):δ3.21(dd-like,3−
H),5.00(d-like,1'−H),4.42(m,3'−
H),4.38(m,4'−H),4.80(br s,2"−H),
6.10(br s,3"−H),4.76,5.08(ABq,J
=16.3,2"'−H2),6.35(d,J=7.6,1""
−H),5.42(d,J=7.2,1""'−H)
【0031】プロサポゲノール(6) 式B(式中、R1はHであり、R2はβ−D−Gluであり、
R3およびR4はHである)で示される。 無色微細結晶、mp174〜176℃ [α]D+30.0°(MeOH) 負モードFAB−MS:m/z955(M−H)- C47
H71O20 IR(KBr):3432,1748,1736,10
78cm-1 1 H NMR(ピリジン−d5):δ3.38(dd-like,3
−H),4.99(d,J=7.0,1'−H),4.48(m,
3'−H),4.52(m,4'−H),5.41(brs,2"−
H),6.35(br s,3"−H),4.94,5.21(AB
q,J=16.2,2"'−H2),5.72(d,J=7.6,
1""'−H)
R3およびR4はHである)で示される。 無色微細結晶、mp174〜176℃ [α]D+30.0°(MeOH) 負モードFAB−MS:m/z955(M−H)- C47
H71O20 IR(KBr):3432,1748,1736,10
78cm-1 1 H NMR(ピリジン−d5):δ3.38(dd-like,3
−H),4.99(d,J=7.0,1'−H),4.48(m,
3'−H),4.52(m,4'−H),5.41(brs,2"−
H),6.35(br s,3"−H),4.94,5.21(AB
q,J=16.2,2"'−H2),5.72(d,J=7.6,
1""'−H)
【0032】
【表2】 ベータブルガロシド I(1)、II(2)、III(3)、IV(4) およびV(5)および関連化合物(1a,3a,5a,5b,6)* のための13C NMRデータ 1 1a 2 3 3a 4 5 5a 5b 6 C-1 38.4 38.5 38.5 38.6 38.6 38.6 38.6 38.6 38.6 38.5 C-2 26.4 26.5 26.5 26.6 26.6 26.6 26.4 26.5 26.5 26.5 C-3 89.2 89.4 89.3 89.2 89.2 89.2 89.5 89.5 89.6 89.3 C-4 39.3 39.5 39.5 39.5 39.5 39.5 39.5 39.5 39.5 39.5 C-5 55.5 55.6 55.7 55.7 55.7 55.7 55.8 55.8 55.6 55.7 C-6 18.3 18.5 18.4 18.5 18.5 18.4 18.5 18.5 18.5 18.4 C-7 33.0 33.0 33.3 33.1 33.1 33.1 33.1 33.1 33.2 33.3 C-8 39.7 39.9 39.7 39.9 39.9 39.7 39.9 39.9 39.9 39.7 C-9 47.8 47.9 47.9 48.0 48.0 48.0 48.0 48.0 48.0 47.9 C-10 36.7 36.9 36.9 36.9 36.9 36.9 36.9 36.9 36.9 36.9 C-11 23.2 23.4 23.8 23.4 23.4 23.4 23.4 23.4 23.2 23.8 C-12 122.7 122.9 122.5 122.8 122.8 122.5 122.8 122.8 122.9 122.5 C-13 144.0 144.1 144.8 144.1 144.1 144.8 144.1 144.1 144.2 144.8 C-14 42.0 42.1 42.1 42.1 42.1 42.2 42.1 42.1 42.2 42.1 C-15 28.1 28.2 28.3 28.2 28.2 28.3 28.2 28.2 28.3 28.3 C-16 23.6 23.7 23.8 23.7 23.7 23.8 23.6 23.7 23.7 23.8 C-17 46.8 47.0 46.6 47.0 47.0 46.7 47.0 47.0 47.0 46.6 C-18 41.6 41.8 42.0 41.7 41.7 42.0 41.7 41.7 41.8 42.0 C-19 46.0 46.0 46.4 46.4 46.2 46.4 46.2 46.1 46.0 46.4 C-20 30.6 30.8 31.0 30.7 30.8 31.0 30.7 30.8 30.8 31.0 C-21 33.8 34.0 34.2 34.0 34.0 34.2 34.0 34.0 34.0 34.2 C-22 32.4 32.5 33.2 32.5 32.5 32.1 32.5 32.5 32.6 33.2 C-23 27.9 28.0 28.1 28.1 28.1 28.2 28.0 28.0 28.0 28.1 C-24 16.7 16.9 16.9 16.9 16.9 16.9 16.7 16.7 16.8 16.9 C-25 15.3 15.5 15.4 15.5 15.5 15.4 15.5 15.5 15.5 15.4 C-26 17.3 17.4 17.3 17.4 17.4 17.4 17.4 17.4 17.6 17.3 C-27 26.0 26.1 26.2 26.1 26.1 26.2 26.1 26.1 26.1 26.2 C-28 176.3 176.4 180.1 176.4 176.4 180.2 176.4 176.4 176.4 180.1 C-29 33.0 33.0 33.3 32.1 33.1 33.1 33.1 33.1 33.2 33.3 C-30 23.5 23.6 23.8 23.6 23.6 23.8 23.4 23.6 23.4 23.8 3-O-Gluc.A C-1' 107.4 107.6 107.6 106.7 106.8 106.8 105.1 105.2 104.8 105.3 C-2' 71.9 72.0 72.1 74.8 74.7 74.8 78.3 78.2 79.1 78.3 C-3' 72.4 72.5 72.5 85.4 85.1 85.5 83.9 82.9 84.0 83.9 C-4' 70.0 70.1 70.1 72.3 72.3 72.4 72.9 73.2 71.1 72.9 C-5' 75.1 75.3 75.3 77.5 77.5 77.6 77.2 77.2 76.5 77.3 C-6' 171.4 171.4 171.6 172.4 172.4 172.4 172.2 172.3 170.3 172.2 6'-OMe 51.9 C-1" 171.0 171.1 171.2 174.8 174.6 174.6 174.5 177.4 170.3 174.5 1"-OMe 52.1 C-2" 93.8 93.8 94.0 74.2 74.2 74.2 73.0 72.6 82.8 72.8 2"-OMe 58.9 C-3" 97.9 98.2 98.1 105.4 104.9 105.4 105.2 104.6 102.3 105.2 C-1"' 172.2 170.0 172.3 173.9 171.3 173.9 173.7 171.0 170.3 173.7 1"'-OMe 51.5 51.3 51.2 51.4 C-2"' 64.7 64.5 64.9 65.1 64.2 64.3 65.7 64.8 64.1 65.7 28-O-Glu. C-1"" 95.7 95.7 95.7 95.7 95.7 95.7 95.8 C-2"" 74.0 74.1 74.1 74.1 74.1 74.1 74.2 C-3"" 78.7 78.9 78.8 78.9 78.8 78.9 79.0 C-4"" 70.9 71.1 71.1 71.1 71.1 71.1 71.1 C-5"" 79.1 79.3 79.3 79.3 79.2 79.3 79.4 C-6"" 62.0 62.2 62.2 62.2 62.2 62.2 62.2 2'-O-Glu. C-1""' 103.6 103.6 103.6 103.7 C-2""' 76.3 76.4 76.1 76.4 C-3""' 78.1 78.2 78.3 78.2 C-4""' 72.4 72.3 72.4 72.5 C-5""' 77.8 78.0 78.4 77.8C-6""' 63.2 63.1 63.1 63.3 *(68MHz,ピリジン−d5,δc)
【0033】実施例2 テンサイ抽出軟エキスの調製 テンサイ根抽出工程 原料のテンサイ根12kgを秤量し、50%エタノール
10lを加え、90℃にて3時間加熱抽出し、冷却後、
150メッシュのふるいを通した後、濾紙(東洋濾紙N
o.2)を用いて濾紙し固液分離し、加熱抽出液(A)
を得る。濾取した加熱抽出残渣に50%エタノール10
lを加え、同じ操作を2回行い、加熱抽出液(B)、
(C)を得る。濾取した残渣は廃棄する。上記の加熱抽
出液(A)および(B)、(C)を約60℃にて減圧下
濃縮し、濃縮液(約4.5kg)を得る。この濃縮液を
90℃にて1時間加熱滅菌した後、滅菌精製水を用いて
テンサイ抽出軟エキスとしての製品規格であるブリック
ス40.0に調整する。テンサイ抽出軟エキスとしての
製品約5.0kgを得た。
10lを加え、90℃にて3時間加熱抽出し、冷却後、
150メッシュのふるいを通した後、濾紙(東洋濾紙N
o.2)を用いて濾紙し固液分離し、加熱抽出液(A)
を得る。濾取した加熱抽出残渣に50%エタノール10
lを加え、同じ操作を2回行い、加熱抽出液(B)、
(C)を得る。濾取した残渣は廃棄する。上記の加熱抽
出液(A)および(B)、(C)を約60℃にて減圧下
濃縮し、濃縮液(約4.5kg)を得る。この濃縮液を
90℃にて1時間加熱滅菌した後、滅菌精製水を用いて
テンサイ抽出軟エキスとしての製品規格であるブリック
ス40.0に調整する。テンサイ抽出軟エキスとしての
製品約5.0kgを得た。
【0034】実施例3 テンサイ抽出乾燥エキス(粉末)の製造 テンサイ抽出軟エキス5.0kgのブリックスを滅菌精
製水を用いてブリックス50に調整し、90℃で30分
滅菌する。これを憤霧乾燥させて、テンサイ抽出乾燥エ
キス2.0kgを得る。
製水を用いてブリックス50に調整し、90℃で30分
滅菌する。これを憤霧乾燥させて、テンサイ抽出乾燥エ
キス2.0kgを得る。
【0035】実施例4 テンサイ抽出エキス細粒の製造 乳糖30kgを秤量し、フローコーターに入れ1分間造
粒し、これを予めデンプン1kgおよびテンサイ抽出軟
エキス10kgを加えて混合しておいたものを添加しな
がら、フローコーターで60分間憤霧造粒し、さらにフ
ローコーター中で10分間乾燥する。40〜80メッシ
ュのふるいを用いて整粒し、テンサイ抽出エキス細粒を
得た。
粒し、これを予めデンプン1kgおよびテンサイ抽出軟
エキス10kgを加えて混合しておいたものを添加しな
がら、フローコーターで60分間憤霧造粒し、さらにフ
ローコーター中で10分間乾燥する。40〜80メッシ
ュのふるいを用いて整粒し、テンサイ抽出エキス細粒を
得た。
【0036】実施例5 テンサイ抽出エキス入り顆粒の製造 テンサイ乾燥エキス10kg、乳糖64.38kg、乾
燥デンプン7.37kg、ツェインDP(商品名)(ト
ウモロコシタンパク)0.8kgを混合機で約20分間
混合する。これにさらに無水エタノール22kgを添加
しハイスピードミキサーで約10分間練り合わせる。円
筒造粒機に移し、30回転/分にて造粒し、棚式乾燥機
で5時間乾燥する。16メッシュのふるいを用いて整粒
する。
燥デンプン7.37kg、ツェインDP(商品名)(ト
ウモロコシタンパク)0.8kgを混合機で約20分間
混合する。これにさらに無水エタノール22kgを添加
しハイスピードミキサーで約10分間練り合わせる。円
筒造粒機に移し、30回転/分にて造粒し、棚式乾燥機
で5時間乾燥する。16メッシュのふるいを用いて整粒
する。
【0037】実施例6 テンサイ抽出エキス入り錠剤の製造 実施例5で得られた顆粒約80kgに滑沢剤としてしょ
糖脂肪酸エステル3kgを加え、混合機で15分間混合
した後、回転式(湿式)の打錠機で1錠約400mgの
錠剤に打錠した。
糖脂肪酸エステル3kgを加え、混合機で15分間混合
した後、回転式(湿式)の打錠機で1錠約400mgの
錠剤に打錠した。
【0038】実施例7 テンサイ抽出エキス入りドリンクの製造 300リットルの精製水を70℃に加熱する。これにテ
ンサイ抽出軟エキス3kgおよび最終製品用の他のエキ
ス類少量を加えて撹拌および混合し、さらに少量のビタ
ミン類および酸類を加えて、再度撹拌および混合する。
これに糖類約300kgおよび1500リットル精製水
を加えて撹拌および溶解する。1μのフィルターで濾過
し、さらに適量の精製水を加えて、最終製品約3000
lに液量調整し、少量の香料を加えて撹拌する。中間タ
ンクでブリックスおよび酸度調整し、85℃に達するま
で加温し、80℃にて充填し缶またはびん入り製品とす
る。
ンサイ抽出軟エキス3kgおよび最終製品用の他のエキ
ス類少量を加えて撹拌および混合し、さらに少量のビタ
ミン類および酸類を加えて、再度撹拌および混合する。
これに糖類約300kgおよび1500リットル精製水
を加えて撹拌および溶解する。1μのフィルターで濾過
し、さらに適量の精製水を加えて、最終製品約3000
lに液量調整し、少量の香料を加えて撹拌する。中間タ
ンクでブリックスおよび酸度調整し、85℃に達するま
で加温し、80℃にて充填し缶またはびん入り製品とす
る。
【0039】実施例8 テンサイエキス入り飴(キャンディー)の製造 水飴77.48kg、グラニュー糖66.71kg、テン
サイ抽出軟エキス0.94kgおよび黒糖14.84k
gを配合加熱器を用いて102〜109℃にて溶解す
る。60℃にて30分間撹拌し、バキュームクッカーで
水分が2%になるまで濃縮する。これに少量の香料を加
えて取りナベ中で混合し、冷却機を用いて冷却後混和す
る。バッチロールおよびサイジングローラーで圧延し、
スタンピングマシンを用いて成型して冷却コンベヤーで
室温まで冷却する。金属探知機にかけた後、目視検査す
る。これに、グラニュー糖22.2kg、色素少量、ア
ラビアゴム0.18kgおよびその他のものを加えてシ
ロップ調整して糖衣する。室温で1時間放置して乾燥さ
せて艶出しさせ、室温で一夜放置して乾燥させて目視検
査する。テンサイ抽出軟エキス入り飴(キャンデー)約
160kgを得た。
サイ抽出軟エキス0.94kgおよび黒糖14.84k
gを配合加熱器を用いて102〜109℃にて溶解す
る。60℃にて30分間撹拌し、バキュームクッカーで
水分が2%になるまで濃縮する。これに少量の香料を加
えて取りナベ中で混合し、冷却機を用いて冷却後混和す
る。バッチロールおよびサイジングローラーで圧延し、
スタンピングマシンを用いて成型して冷却コンベヤーで
室温まで冷却する。金属探知機にかけた後、目視検査す
る。これに、グラニュー糖22.2kg、色素少量、ア
ラビアゴム0.18kgおよびその他のものを加えてシ
ロップ調整して糖衣する。室温で1時間放置して乾燥さ
せて艶出しさせ、室温で一夜放置して乾燥させて目視検
査する。テンサイ抽出軟エキス入り飴(キャンデー)約
160kgを得た。
【0040】実施例9 テンサイエキス入りクッキーの製造 三温糖20kgおよびショートニング10kgを秤量し
て撹拌および混合する。これにテンサイ軟エキス1kg
および甘味料0.2kgおよび適量の香料などの液体原
料類を加え、撹拌および混合し、大豆タンパク16k
g、大豆繊維4kgなどのその他の原料類20kgを加
え、再度撹拌および混合する。これに卵20kgおよび
小麦粉30kgを加えて練り合わせて生地を作成する。
生地を厚さ4mmのローラーに成型器で型を抜く。型抜
きしたものをバンドオーブンに入れて、180℃で15
分間焼き上げる。冷却後約100kgのテンサイ抽出軟
エキス入りクッキー100kgを得た。
て撹拌および混合する。これにテンサイ軟エキス1kg
および甘味料0.2kgおよび適量の香料などの液体原
料類を加え、撹拌および混合し、大豆タンパク16k
g、大豆繊維4kgなどのその他の原料類20kgを加
え、再度撹拌および混合する。これに卵20kgおよび
小麦粉30kgを加えて練り合わせて生地を作成する。
生地を厚さ4mmのローラーに成型器で型を抜く。型抜
きしたものをバンドオーブンに入れて、180℃で15
分間焼き上げる。冷却後約100kgのテンサイ抽出軟
エキス入りクッキー100kgを得た。
【0041】実施例10 テンサイ抽出軟エキス含有チュウインガムの製造 ガムベース60kg、砂糖168kg、水飴39kg、
ブドウ糖30kg、軟化剤3kgに、あらかじめテンサ
イ抽出軟エキスを2倍量の水で希釈して得られたテンサ
イ抽出軟エキス水溶液3kgを添加して、常法に従って
テンサイ抽出エキスを含有するチュウインガムを作製し
た。
ブドウ糖30kg、軟化剤3kgに、あらかじめテンサ
イ抽出軟エキスを2倍量の水で希釈して得られたテンサ
イ抽出軟エキス水溶液3kgを添加して、常法に従って
テンサイ抽出エキスを含有するチュウインガムを作製し
た。
Claims (7)
- 【請求項1】 式A: 【化1】 [式中、R1は、Hまたはβ−D−Gluであり、 R3およびR4は、HまたはCH3である]で示される化
合物、または式B: 【化2】 [式中、R1、R3およびR4は前記と同じ意味であり、 R2は、Hまたはβ−D−Gluである]で示される化合
物。 - 【請求項2】 請求項1に記載の化合物の少なくとも1
種を含むテンサイの抽出エキス。 - 【請求項3】 請求項1に記載の化合物の少なくとも1
種を有効成分として含む血糖降下活性医薬組成物。 - 【請求項4】 請求項2に記載の抽出エキスを有効成分
として含む血糖降下活性医薬組成物。 - 【請求項5】 式A: 【化3】 [式中、R1は、Hまたはβ−D−Gluであり、 R3およびR4は、Hまたは低級アルキルである]で示さ
れる化合物、および式B: 【化4】 [式中、R1、R3およびR4は前記と同じ意味であり、 R2は、Hまたはβ−D−Gluである]で示される化合物
の少なくとも1種を有効成分として含む血糖降下活性医
薬組成物。 - 【請求項6】 請求項1に記載の化合物の少なくとも1
種を有効成分として含む機能性食品。 - 【請求項7】 請求項2に記載の抽出エキスを有効成分
として含む機能性食品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7177220A JPH0925290A (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | テンサイに含まれる新規化合物、医薬組成物および機能性食品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7177220A JPH0925290A (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | テンサイに含まれる新規化合物、医薬組成物および機能性食品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0925290A true JPH0925290A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=16027264
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7177220A Pending JPH0925290A (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | テンサイに含まれる新規化合物、医薬組成物および機能性食品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0925290A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005053860A (ja) * | 2003-08-06 | 2005-03-03 | Yoshimitsu Ida | トリテルペン誘導体 |
| JP2013035794A (ja) * | 2011-08-09 | 2013-02-21 | Nippon Beet Sugar Mfg Co Ltd | Rxr及び/又はppar活性化剤 |
| US8697145B2 (en) | 2005-06-03 | 2014-04-15 | Horizon Science Pty. Ltd. | Substances having body mass redistribution properties |
| US9161562B2 (en) | 2004-06-04 | 2015-10-20 | Horizon Science Pty Ltd | Natural sweetener |
| US9364016B2 (en) | 2006-09-19 | 2016-06-14 | The Product Makers (Australia) Pty Ltd | Extracts derived from sugar cane and a process for their manufacture |
| US9572852B2 (en) | 2011-02-08 | 2017-02-21 | The Product Makers (Australia) Pty Ltd | Sugar extracts |
| US10350259B2 (en) | 2013-08-16 | 2019-07-16 | The Product Makers (Australia) Pty Ltd | Sugar cane derived extracts and methods of treatment |
| US11730178B2 (en) | 2012-08-28 | 2023-08-22 | Poly Gain Pte Ltd | Extraction method |
-
1995
- 1995-07-13 JP JP7177220A patent/JPH0925290A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005053860A (ja) * | 2003-08-06 | 2005-03-03 | Yoshimitsu Ida | トリテルペン誘導体 |
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| US9572852B2 (en) | 2011-02-08 | 2017-02-21 | The Product Makers (Australia) Pty Ltd | Sugar extracts |
| US9717771B2 (en) | 2011-02-08 | 2017-08-01 | The Product Makers (Australia) Pty Ltd | Sugar extract |
| US10226502B2 (en) | 2011-02-08 | 2019-03-12 | The Product Makers (Australia) Pty Ltd | Sugar extract |
| JP2013035794A (ja) * | 2011-08-09 | 2013-02-21 | Nippon Beet Sugar Mfg Co Ltd | Rxr及び/又はppar活性化剤 |
| US11730178B2 (en) | 2012-08-28 | 2023-08-22 | Poly Gain Pte Ltd | Extraction method |
| US10350259B2 (en) | 2013-08-16 | 2019-07-16 | The Product Makers (Australia) Pty Ltd | Sugar cane derived extracts and methods of treatment |
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