JPH09253448A - 蓄熱型脱臭処理装置 - Google Patents

蓄熱型脱臭処理装置

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JPH09253448A
JPH09253448A JP8069932A JP6993296A JPH09253448A JP H09253448 A JPH09253448 A JP H09253448A JP 8069932 A JP8069932 A JP 8069932A JP 6993296 A JP6993296 A JP 6993296A JP H09253448 A JPH09253448 A JP H09253448A
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JP
Japan
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exhaust gas
heat storage
heating chamber
temperature
chamber
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JP8069932A
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English (en)
Inventor
Hideaki Nakadokoro
所 英 明 中
Yoshihiro Sano
野 善 博 佐
Kenji Sumida
田 健 二 隅
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Trinity Industrial Corp
Cataler Corp
Original Assignee
Cataler Industrial Co Ltd
Trinity Industrial Corp
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Publication date
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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排ガス加熱室の室内温度が予め設定された上
限温度を超えたときに、排ガスの温度低下に伴うヤニの
発生を生ずることなく、確実に室内温度を低下させて触
媒の劣化を未然に防止できるようにした。 【解決手段】 触媒層(2)と蓄熱層(3)とを備えた
複数の蓄熱室 (Ha〜Hc)が、排ガス加熱室(5)に対し
て並設されて成り、未処理排ガスを一の蓄熱室 (Ha〜H
c) から流入させ、その蓄熱層(3)で予熱して前記排
ガス加熱室(5)に導入した後、他の蓄熱室 (Ha〜Hc)
から外部に排出させる場合、排ガス加熱室(5)の室内
温度が予め設定された上限温度に達したときに、給気ダ
クト(12)を介して外部空気を排ガス加熱室(5)内に
送給する外部空気送給手段(A)を設けたので、排ガス
加熱室(5)の室内温度が高くなると外部空気が直接導
入されて室内温度が低下され、過熱による触媒層(2)
の劣化が未然に防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱された排ガス
を脱臭処理する触媒層と、これを通過した高温ガスの熱
を蓄熱する蓄熱層とを備えた複数の蓄熱室が、バーナを
有する排ガス加熱室に対して並設されて成る触媒酸化式
の蓄熱型脱臭処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】塗装ブース,塗装乾燥炉、印刷用乾燥
炉,プラスチックや合板の製造設備,食品加工設備,産
業廃棄物処理設備,消化剤製造設備あるいは香料製造設
備などの各種施設内においては、塗料,インキ,溶剤,
接着剤,合成樹脂,あるいは化学薬品等から、アルコー
ル類,エステル類や,有毒で特有の臭気を持つフェノー
ル類,アルデヒド類等の可燃性有害悪臭成分が発生す
る。
【0003】そして、このような有害悪臭成分を含んだ
排ガスは、公害防止の観点から直接大気中に放出するこ
とはできないので、通常は、脱臭処理を施して、無毒無
臭化した状態で放出している。代表的な脱臭処理方法と
しては、排ガス中の有害悪臭成分を700〜900℃の
高温下で燃焼させて炭酸ガスと水に変化させて無臭化す
る直接燃焼法が知られている。これは、脱臭効果が抜群
であって他のいかなる脱臭法と比較しても劣らず、ま
た、可燃性の臭気成分に対しては全般的に適用できると
いう長所があるが、その反面、燃料消費量が大であり、
燃費が嵩むことによりランニングコストが嵩むという短
所がある。
【0004】そして、燃費を抑えてランニングコストを
軽減させるために、排ガス中に含まれる有害悪臭成分を
触媒の存在下で酸化分解反応させる触媒酸化法が提案さ
れている。これは、白金系,コバルト系,ニッケル系な
どの触媒の存在下において酸化分解反応を進行させ、可
燃性の有毒悪臭成分を炭酸ガスと水とに分解させて無毒
無臭化する方法であり、直接燃焼法に比して低温の35
0〜400℃程度で脱臭処理することができるので、低
燃費で運転することができる。また、最近では、酸化分
解により脱臭処理された比較的高温の処理済排ガスの熱
を有効に利用して、さらにランニングコストを軽減する
触媒酸化式の蓄熱型脱臭処理装置が提案されている。
【0005】図2はこのような触媒酸化式の蓄熱型脱臭
処理装置51であって、加熱された排ガスを酸化燃焼又
は熱分解させて脱臭処理する触媒層52と、この触媒層
52を通過した高温の処理済排ガスの熱を蓄熱する蓄熱
層53とを備えた複数の蓄熱室Ha〜Hcが、バーナ5
4を有する排ガス加熱室55に対して並設されて成る。
前記各蓄熱室Ha〜Hcには、ダンパ58,59,61
を介装した未処理排ガス流入ダクト56,処理済排ガス
排出ダクト57,パージダクト60が夫々接続されてい
る。
【0006】ここで、一の蓄熱室(例えばHa)から流
入した未処理排ガスをその蓄熱層53で予熱し、前記排
ガス加熱室55に導入して加熱した後、その高温排ガス
のほとんどを他の蓄熱室(例えばHb)の触媒層52で
酸化燃焼又は熱分解させて脱臭処理させて、高温の処理
済排ガスが蓄熱層53を通過する際にその熱を回収し、
前記排ガス加熱室55で加熱された高温排ガスの一部を
もう一つの蓄熱室(例えばHc)の触媒層52で酸化燃
焼又は熱分解させて脱臭処理すると共に、当該蓄熱室
(例えばHc)内に残る未処理排ガスを流出させてパー
ジダクトを介して流入側の蓄熱室(例えばHa)に還流
する。
【0007】したがって、前記各ダンパ58,59,6
1により各ダクト56,57,60を切り換えて蓄熱室
Ha〜Hcを順次交互に使用し、例えば、未処理排ガス
を蓄熱室Haから流入させて処理済排ガスを蓄熱室Hb
から排出させ、蓄熱室Hcから流出する未処理排ガスを
蓄熱層Haに還流し、次いで、未処理排ガスを蓄熱室H
bから流入させて処理済排ガスを蓄熱室Hcから排出さ
せ、蓄熱室Haから流出する未処理排ガスを蓄熱層Hb
に還流し、さらに、未処理排ガスを蓄熱室Hcから流入
させて処理済排ガスを蓄熱室Haから排出させ、蓄熱室
Hbから流出する未処理排ガスを蓄熱層Hcに還流cす
れば、連続して排ガスを脱臭処理することができる。
【0008】この場合において、排ガス中の可燃性有害
悪臭成分は触媒により350〜400℃程度で酸化燃焼
又は熱分解させて脱臭処理することができ、処理済排ガ
スの熱は蓄熱層53に蓄熱されて、排ガス加熱室55に
流入される未処理排ガスの処理排ガスを排ガス加熱室に
流入する際の予熱する熱源として有効に利用される。す
なわち、未処理排ガスは各蓄熱室Ha〜Hcを通って排
ガス加熱室55に流入される際に、各蓄熱室Ha〜Hc
の蓄熱層53で処理温度近くまで予熱されるので、バー
ナ54は処理温度近くまで予熱された未処理排ガスを処
理温度まて加熱すれば足り、したがって、ランニングコ
ストを大幅に軽減することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の蓄熱型脱臭処理装置は、触媒層52で脱臭処理された
高温排ガスが蓄熱層53を通過する際に回収した熱を、
未処理排ガスが流入したときにその予熱源として用いる
場合の熱効率がη=90〜95%と極めて高いので、未
処理排ガスが処理温度に近い温度に予熱されて排ガス加
熱室55に流入され、しかも、触媒の存在下で排ガスに
含まれる可燃性の有害悪臭成分を酸化燃焼又は熱分解さ
せるときにその濃度が高いと反応が促進されて反応温度
が高くなり、バーナ54を消火しても加熱室55の室内
温度がコントロール可能な上限温度を超えて制御不能に
なるだけでなく、過熱により触媒が劣化して処理能力が
低下し、製品寿命が短くなるというおそれがある。
【0010】このため、蓄熱室Ha〜Hcに排ガスを導
入する排ガス流入ダクト56に外気取入口62を形成
し、排ガス加熱室55の室内温度が前記上限温度を超え
たときに前記取入口62のダンパ63を開いて外気を導
入し、蓄熱室Ha〜Hcに導入される排ガス温度を下げ
ることにより、排ガス加熱室55の室内温度を低下させ
るようにしているが、この場合、排ガスの温度が例えば
100℃程度に低下すると排ガス中に含まれる有害悪臭
線分が凝集し、これらが蓄熱層53の表面に付着してい
わゆるヤニが発生し、これを放置すると目詰まりを生ず
るという新たな問題を生ずる。そこで本発明は、排ガス
加熱室の室内温度が予め設定された上限温度を超えたと
きに、排ガスの温度低下に伴うヤニの発生を起こすこと
なく、確実に室内温度を低下させて触媒の劣化を未然に
防止することを技術的課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、加熱された排ガス中に含まれる可燃性有
害悪臭成分を酸化燃焼又は熱分解させて脱臭処理する触
媒層と、この触媒層を通過した高温の処理済排ガスの熱
を蓄熱する蓄熱層とを備えた複数の蓄熱室が、バーナを
有する排ガス加熱室に対して並設されて成り、前記各蓄
熱室には未処理排ガス流入ダクト及び処理済排ガス排出
ダクトが接続され、当該各ダクトを切り換えて前記各蓄
熱室を順次交互に使用し、脱臭処理しようとする排ガス
を一の蓄熱室から流入させ、その蓄熱層で予熱して前記
排ガス加熱室に導入した後、他の蓄熱室から外部に排出
するように成された蓄熱型脱臭処理装置において、前記
加熱室には、その室内温度を検出する温度センサが配設
されると共に、当該加熱室内に外部空気を導入する給気
ダクトが接続され、当該給気ダクトには、前記温度セン
サにより検出された加熱室の室内温度が予め設定された
上限温度に達したときに外部空気を加熱室内に送給する
外部空気送給手段が配設されていることを特徴とする。
【0012】これによれば、例えば処理しようとする排
ガスに含まれる可燃性の有害悪臭成分の濃度が高いと、
触媒で酸化燃焼又は熱分解されるときの反応温度が高く
なって排ガス加熱室の温度が上昇する。そして、加熱室
の室内温度が予め設定された上限温度(例えば450
℃)に達すると、これが温度センサで検出され、給気ダ
クトを介して排ガス加熱室に外部空気が直接導入され、
排ガス加熱室の室内温度が低下されて、過熱による触媒
の劣化が未然に防止される。このとき外部空気は、排ガ
ス流入ダクトから蓄熱室を介して排ガス加熱室に導入さ
れるのではなく、給気ダクトを介して排ガス加熱室に直
接導入されるので、蓄熱室に導入される排ガス温度が低
下することはない。したがって、排ガス内に含まれる有
害悪臭成分が凝集することはなく、ヤニとなって蓄熱層
の表面に付着することもない。また、排ガス加熱室に外
部空気が導入されても、排ガス加熱室の室内温度はヤニ
が発生する温度(100℃程度)より高い所定の処理温
度(例えば380℃程度)に維持されるので、排ガス加
熱室内でヤニが発生することもない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態に基づいて具体的に説明する。図1は本発明に係る蓄
熱型脱臭処理装置を示すフローシートである。
【0014】図中1は触媒酸化式の蓄熱型脱臭処理装置
であって、加熱された排ガス中の可燃性有害悪臭成分を
酸化燃焼又は熱分解させて脱臭処理する白金系,コバル
ト系,ニッケル系などの触媒で形成される触媒層2と、
この触媒層2を通過した高温ガスの熱を蓄熱する蓄熱層
3とを備えた複数の蓄熱室Ha〜Hcが、バーナ4を有
する排ガス加熱室5に対して並設されている。そして、
前記各蓄熱室Ha〜Hcには未処理排ガス流入ダクト6
a〜6c,処理済排ガス排出ダクト7a〜7c,パージ
ダクト8a〜8cが接続され、前記各ダクト6a〜6
c,7a〜7c,8a〜8cには切換ダンパ9a〜9
c,10a〜10c,11a〜11cが介装されてい
る。
【0015】ここで、脱臭処理しようとする排ガスを未
処理排ガス流入ダクト6a〜6cを介して一の蓄熱室
(例えばHa)から流入させ、その蓄熱層3の熱で予熱
した状態で排ガス加熱室5に導入して加熱した後、その
高温排ガスのほとんどを他の蓄熱室(例えばHb)の触
媒層2で酸化燃焼又は熱分解させて脱臭処理し、高温の
処理済排ガスが蓄熱層53を通過して処理済排ガス排出
ダクト7a〜7cから外部に排出される際にその熱を回
収し、前記排ガス加熱室55で加熱された高温排ガスの
一部をもう一つの蓄熱室(例えばHc)の触媒層52で
酸化燃焼又は熱分解させて脱臭処理すると共に、当該蓄
熱室(例えばHc)内に残る未処理排ガスを流出させて
パージダクト8a〜8cを介して流入側の蓄熱室(例え
ばHa)に還流させる。そして、前記各切換ダンパ9a
〜9c,10a〜10c,11a〜11cを切換操作す
ることにより、蓄熱室Ha〜Hcを順次交互に使用して
連続的に脱臭処理を行う。
【0016】また、前記排ガス加熱室5には、その室内
温度を検出する温度センサSが配設されると共に、外部
空気を導入する給気ダクト12がバーナ4の近傍に開口
形成されており、当該給気ダクト12にはオートダンパ
13が介装され、当該オートダンパ13は、開閉制御装
置14の制御信号により開閉されるようになされてい
る。また、排ガス加熱室5に配設されたバーナ4には、
燃焼用空気送給ダクト15と燃料ガス供給管16が接続
されており、燃焼用空気送給ダクト15が前記給気ダク
ト12と共にブロア17に接続されている。そして、前
記燃焼用空気送給ダクト15及び燃料ガス供給管16に
は夫々オートダンパ18及びガス調整弁19が介装さ
れ、当該ダンパ18及び調整弁19は燃焼用空気及び燃
料ガスを所定の空燃比に維持した状態で供給できるよう
に連動して開閉されるようになされている。
【0017】開閉制御装置14は、その入力側に前記温
度センサSが接続されると共に、その出力側には各オー
トダンパ13,18などを開閉するモータ20,21が
接続されており、排ガス加熱室5の室内温度が予め設定
された処理温度(例えば380℃)に維持されるように
オートダンパ18及び調整弁19の開度を調節すると共
に、室内温度が予め設定された上限温度(例えば450
℃)を超えたときには、給気ダクト12のオートダンバ
13を開いて外部空気を排ガス加熱室5に導入するよう
にしている。したがって、本例の場合、給気ダクト12
を介して外部空気を排ガス加熱室5内に送給する外部空
気送給手段Aが、開閉制御装置14,モータ20,オー
トダンパ13及びブロア17により構成されている。
【0018】なお、前記未処理排ガス流入ダクト6a〜
6cは、排ガス発生源に接続された排ガスダクト6が分
岐して形成され、当該排ガスダクト6には前記排ガス発
生源から送給される排ガスを各蓄熱室Ha〜Hcを介し
て排ガス加熱室5に押し込む送風機22が介装されてい
る。また、処理済排ガス排出ダクト7a〜7cは、その
下流側で一本のダクト7に集合されて形成され、パージ
ダクト8a〜8cは、前記排ガスダクト6に介装された
送風機22の上流側に接続されている。
【0019】以上が本発明の一例構成であって次にその
作用について説明する。まず、蓄熱室Haから排ガス加
熱室5に導入した未処理排ガスを蓄熱室Hbで脱臭処理
して排出させると共に、その一部をもう一つの蓄熱室H
cで脱臭処理して当該蓄熱室Hc内の空気を蓄熱室Ha
に還流し、次いで、蓄熱室Hbから排ガス加熱室5に導
入した未処理排ガスを蓄熱室Hcで脱臭処理して排出さ
せると共に、その一部をもう一つの蓄熱室Haで脱臭処
理して当該蓄熱室Ha内の空気を蓄熱室Hbに還流し、
さらに、蓄熱室Hcから排ガス加熱室5に導入した未処
理排ガスを蓄熱室Haで脱臭処理して排出させると共
に、その一部をもう一つの蓄熱室Hbで脱臭処理して当
該蓄熱室Hb内の空気を蓄熱室Hcに還流し、これを例
えば60秒おきに順次交互に切り換える。
【0020】具体的には、切換ダンパ9a,10b,1
1cを開くと、未処理排ガスが蓄熱室Haを介して排ガ
ス加熱室5に導入され、ここで処理温度(380℃)ま
で加熱された後、その高温ガスのほとんどが蓄熱室Hb
を介して処理済ガス排出ダクト7bへ排出されると共
に、高温ガスの一部が蓄熱室Hcを介してパージダクト
8cから排ガスダクト6へ還流される。
【0021】そして、未処理排ガスは蓄熱室Haの蓄熱
層3を通過する際に、蓄熱層3に蓄熱されている熱で予
熱されるので、処理温度に近い温度で排ガス加熱室5に
導入される。次いで、排ガス加熱室5のバーナ4で処理
温度まで加熱された後、その高温ガスが蓄熱室Hbの触
媒層2を通過する際に酸化燃焼されて脱臭処理される。
このとき、排ガスに含まれる可燃性の有害悪臭成分が酸
化燃焼して発熱するので、脱臭処理された処理済排ガス
は触媒層2を通過しても高温に維持され、蓄熱層3を通
過して外部に排出される際に、その熱が蓄熱層3に回収
される。また、排ガス加熱室5からの高温排ガスの一部
がもう一つの蓄熱室Hcに供給され、当該蓄熱室Hc内
に残る未処理排ガスを排ガスダクト6の上流側に還流す
るパージ運転が行われる。
【0022】そして、例えば60秒経過したときに切換
ダンパ9b,10c,11aを開くと、今度は蓄熱の終
了した蓄熱室Hbから未処理排ガスを流入し、パージ運
転が終了した蓄熱室Hcを介して処理済排ガスを排出
し、いままで排ガスが流入して内部に未処理ガスの残る
蓄熱室Haのパージ運転を行う。さらに60秒経過した
ときに切換ダンパ9c,10a,11bを開いて再び流
路を切り換えて、蓄熱室Hcから排ガスを流入させ、蓄
熱室Haを介して排ガスを流出させ、蓄熱室Hbでパー
ジ運転を行い、これを順次繰り返して連続的に脱臭処理
を行う。
【0023】この間、排ガス加熱室5内が処理温度(3
80℃)に維持されるように温度センサSの検出信号に
基づいて制御装置14によりバーナ4の燃焼制御が行わ
れ、室内温度が処理温度より低い場合にはオートダンパ
18及び調整弁19が開かれて燃料ガス供給量が増大
し、室内温度が処理温度より高い場合にはオートダンパ
18及び調整弁19が絞られて燃料ガス供給量が減少さ
れる。
【0024】そして、未処理排ガスに含まれる可燃性の
有害悪臭成分の濃度が高い場合などには、排ガス加熱室
5のバーナ4の炎が着火して直接燃焼されたり、排ガス
加熱室5に流入する前に流入側の蓄熱層Ha〜Hcの触
媒層2で酸化燃焼又は熱分解が開始されて反応温度が上
昇するので、オートダンパ18及び調整弁19を完全に
遮断してバーナ4を消火しても、排ガス加熱室5がオー
バーヒートすることがある。
【0025】この場合は、室内温度が予め設定された上
限温度(450℃)に達したときに、制御装置14から
出力される制御信号により給気ダクト12のオートダン
パ13が開かれ、排ガス加熱室5の室内温度が前記上限
温度より低い温度に下がるまで、給気ダクト12を介し
て冷たい外部空気を排ガス加熱室5内に導入する。した
がって、排ガス加熱室5の室内温度が上昇すると外部空
気が導入され、室内温度は上限温度より低い温度まで冷
却されるので、触媒がオーバーヒートされて劣化するこ
とを未然に防止できる。
【0026】なお、外部空気は、排ガス流入ダクト6a
〜6cから蓄熱室Ha〜Hcを介して排ガス加熱室5に
導入されるのではなく、給気ダクト12を介して排ガス
加熱室5に直接導入されるので、蓄熱室Ha〜Hcに導
入される排ガス温度が低下することはなく、したがっ
て、排ガス内に含まれる有機成分やタールが凝集して蓄
熱層3の表面にヤニが付着することもない。また、給気
ダクト12を介して排ガス加熱室5に外部空気が導入さ
れても、排ガス加熱室5の室内温度はヤニが発生する温
度より高い所定の処理温度(例えば380℃程度)に維
持され、ヤニが発生する温度(例えば100℃程度)ま
で低下することはないので、排ガス加熱室5内でヤニが
発生することもない。
【0027】なお、上述した説明では、排ガス加熱室5
に外気を導入する給気ダクト12を、バーナ4に燃焼用
空気を供給する燃焼用空気送給ダクト15から分岐さ
せ、ブロア17を共用する場合について説明したが、本
発明はこれに限らず、各ダクト12及び15を独立して
配設し、夫々を別々のブロアに接続するようにしてもよ
い。ただし、ブロア17を共用させれば、新たなブロア
を設置するスペースを確保する必要がないだけでなぐ、
ダクトの取回しも簡単になり、設備が簡単で、低コスト
で済むというメリットがある。
【0028】また、排ガス加熱室5に三つの蓄熱室Ha
〜Hcを並設する場合について説明したが、蓄熱室の数
は二以上であれば任意である。例えば、二つの蓄熱室を
排ガス加熱室を挟んで上下に配設する場合であってもよ
い。ただし、蓄熱室が二つの場合は、未処理排ガスの流
入と処理済排ガスの排出を交互に行い、脱臭処理運転終
了後あるいは一定時間間隔でパージ運転を行えばよい。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、温
度センサで検出された排ガス加熱室の室内温度が予め設
定された上限温度に達すると、給気ダクトを介して排ガ
ス加熱室に外部空気が直接導入されるので、排ガス加熱
室の室内温度が確実に低下されて触媒の過熱による劣化
が未然に防止されるという大変すぐれた効果を有する。
また、蓄熱室に流入される排ガス温度が低下したり、そ
の温度低下に伴って排ガス内に含まれる有害悪臭成分が
凝集しヤニが発生したりすることがなく、さらに、排ガ
ス加熱室に外部空気が導入されても、排ガス加熱室の室
内温度はヤニが発生する温度よりは高い所定の処理温度
に維持されるので、排ガス加熱室内でヤニが発生するこ
とがないという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蓄熱型脱臭処理装置の一例を示す
フローシート。
【図2】従来装置を示すフローシートである。
【符号の説明】
1・・・・・・蓄熱型脱臭処理装置 2・・・・・・触媒層 3・・・・・・蓄熱層 Ha〜Hc・・蓄熱室 4・・・・・・バーナ 5・・・・・・排ガス加熱室 12・・・・・・給気ダクト S・・・・・・温度センサ A・・・・・・外部空気送給手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 隅 田 健 二 静岡県小笠郡大東町千浜7800番地 キャタ ラー工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱された排ガス中に含まれる可燃性有
    害悪臭成分を酸化燃焼又は熱分解させて脱臭処理する触
    媒層(2)と、この触媒層(2)を通過した高温の処理
    済排ガスの熱を蓄熱する蓄熱層(3)とを備えた複数の
    蓄熱室 (Ha〜Hc) が、バーナ(4)を有する排ガス加熱
    室(5)に対して並設されて成り、前記各蓄熱室 (Ha〜
    Hc) には未処理排ガス流入ダクト(6a〜6c)及び処理済
    排ガス排出ダクト(7a〜7c)が接続され、当該各ダクト
    (6a〜6c,7a〜7c)を切り換えて前記各蓄熱室 (Ha〜H
    c) を順次交互に使用し、脱臭処理しようとする排ガス
    を一の蓄熱室 (Ha〜Hc) から流入させ、その蓄熱層
    (3)で予熱して前記排ガス加熱室(5)に導入した
    後、他の蓄熱室 (Ha〜Hc) から外部に排出するように成
    された蓄熱型脱臭処理装置において、 前記加熱室(5)には、その室内温度を検出する温度セ
    ンサ(S)が配設されると共に、当該加熱室(5)内に
    外部空気を導入する給気ダクト(12)が接続され、当該
    給気ダクト(12)には、前記温度センサ(S)により検
    出された加熱室(5)の室内温度が予め設定された上限
    温度に達したときに外部空気を加熱室(5)内に送給す
    る外部空気送給手段(A)が配設されていることを特徴
    とする蓄熱型脱臭処理装置。
JP8069932A 1996-03-26 1996-03-26 蓄熱型脱臭処理装置 Pending JPH09253448A (ja)

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JP8069932A Pending JPH09253448A (ja) 1996-03-26 1996-03-26 蓄熱型脱臭処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021063507A (ja) * 2021-01-12 2021-04-22 ボルカノ株式会社 内燃機関の排ガス処理装置用の加熱ガス発生装置

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