JPH09253970A - 加工システムにおける被加工物の反転装置 - Google Patents
加工システムにおける被加工物の反転装置Info
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Abstract
反転させるサイクル時間も短い反転装置を得ること、お
よび、載置台と把持部の位置関係を簡単に変更すること
ができ、汎用性の高い加工機械の反転装置を得る。 【解決手段】 基台2と、被加工物を載置するとともに
搬送装置との間で被加工物の授受を行う載置台4と、搬
送経路に沿って基台の他側に設けられ搬送装置との間で
被加工物の授受を行う授受位置Aと載置台4との間に設
けられた被加工物の把持部11と、授受位置Aと載置台
4との間で把持部11を反転させる反転駆動部14とか
らなり、把持部は授受位置Aで被加工物を把持する把持
側を上方に向けて待機するとともに把持部と搬送装置と
の間で被加工物の授受を行う被加工物反転部10と、基
台2に設けられ、被加工物Wの高さ寸法hの変化に応じ
て載置台4の高さを変えることができる高さ位置調整機
構20とから構成した。
Description
工作機械で被加工物の表裏加工を行う際に、表側面の加
工を終了した前記被加工物を反転させる被加工物の反転
装置に関する。
下、ワークと記載)の表裏加工、すなわち、一側面側を
加工する表加工、他側面側を加工する裏加工を各々の工
作機械または単一の工作機械で行う加工を行うために、
工作機械からワークの搬出入を行う搬送装置の搬送経路
に沿って被加工物の反転装置を設けるのが一般的であ
る。この反転装置としては、前記搬送経路に沿って配置
された二つの載置台を有し、一側面の加工を終了し前記
搬送装置により前記工作機械から取り出されたワークを
一方の載置台に載置した後、載置台の中央に設けられた
反転アームの把持部でワークを把持して反転し、他方の
載置台に載せ換えるものがある。一方の載置台に載置さ
れたワークは、反転アームの垂直面内における反転動作
で他方の載置台に載せ換えられるので、他方の載置台に
は表裏が反転されたワークが載置されることになる。前
記搬送装置は、工作機械でワークの他側面の加工を行う
べく、他方の載置台のワークを受け取って前記工作機械
に搬入する。
装置によれば、ワークを一側または他側の載置台に載置
した後は、搬送装置との干渉を避けるために反転アーム
を搬送装置と干渉しない位置まで退避させなければなら
ず、反転装置と搬送装置との間でワークの授受を行う際
のサイクル時間が長くなるという問題がある。また、載
置台を二つ有しているため、反転装置のコストも高くな
るという問題もある。さらに、従来の反転装置は、ワー
クの切り換わりによりワークの高さ寸法が変化すると、
それに応じて載置台と反転アームの高さ位置関係を調整
しなければならないが、調整が困難で迅速な対応ができ
ないという問題もあった。なお、シリンダの駆動により
ワークの外形寸法に応じて載置台の高さ位置を換えるこ
とのできる反転装置が特開平4−365534号公報な
どに示されているが、シリンダを駆動させるための制御
が必要となり、構成が複雑になるという問題がある。
点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
簡素な構成でワークを反転させて搬送装置に受け渡すた
めのサイクル時間も短縮できる反転台を提供すること、
および、ワークの切り換わりによるワークの高さ寸法の
変化に応じて載置台と反転アームの高さ位置関係を簡単
に変更することができる汎用性の高い被加工物の反転装
置を得ることにある。
に、本発明の加工システムにおける被加工物の反転装置
は、被加工物の表裏加工を行う単一の工作機械または表
側面,裏側面の加工を分担して行う複数の工作機械と、
この工作機械に被加工物を搬出入する被加工物の搬送装
置とを有する被加工物の加工システムに設けられ、表側
面の加工が終了した前記被加工物を反転し、前記工作機
械で裏側面の加工を行わせるべく前記搬送装置に受け渡
す加工システムにおける被加工物の反転装置において、
基台と、前記搬送装置が前記被加工物を搬送する搬送経
路に沿って前記基台の一側に設けられ、前記被加工物を
載置するとともに前記搬送装置との間で前記被加工物の
授受を行う載置台と、前記搬送経路に沿って前記基台の
他側に設けられ前記搬送装置との間で前記被加工物の授
受を行う被加工物授受位置と前記載置台との間に設けら
れた前記被加工物を把持する把持部と、前記被加工物授
受位置と前記載置台との間で前記把持部を反転させる反
転駆動部とからなり、前記把持部は前記被加工物授受位
置で前記被加工物を把持する把持側を上方に向けて待機
するとともに前記把持部と前記搬送装置との間で前記被
加工物の授受を行う被加工物反転部と、前記基台に設け
られ、前記被加工物の高さ寸法の変化に応じて前記把持
部または前記載置台の相対的な高さ位置を調整する高さ
位置調整機構とを有することを特徴とする。また、前記
載置台は前記基台に対して昇降自在に設けられ、前記高
さ位置調整機構は、前記基台に回転自在に、かつ、軸線
を前記昇降方向に向けて設けられたねじ軸と、このねじ
軸のねじ部に螺入され前記載置台が取り付けられたナッ
トと、作業者が調整しやすい前記基台の適宜の位置に回
転自在に設けられた高さ調整用のハンドルと、このハン
ドルの回転を前記ねじ軸に伝達するフレキシブルシャフ
トと、前記高さ位置調整ハンドルで前記載置台の高さ調
整を行った後、前記ハンドルの回転位置を固定する固定
部材とから構成してもよい。さらに、前記高さ位置調整
機構は、前記基台の前記他側に昇降自在に設けられた第
1昇降部材と、この第1昇降部材に設けられ、前記搬送
装置から前記被加工物反転部の把持部に前記被加工物が
受け渡される際に、前記被加工物を把持する搬送装置の
ハンド部と係合して前記ハンド部の昇降動作とともに前
記第1昇降部材を昇降させる係合部と、前記基台の前記
一側に昇降自在に設けられ載置台が取り付けられた第2
昇降部材と、前記第1昇降部材と前記第2昇降部材とを
連結するとともに前記基台に揺動自在に軸支され、前記
第1昇降部材の昇降動作を前記第2昇降部材に伝達する
連結部材と、第1昇降部材または前記第2昇降部材を挟
持する挟持部材と、この挟持部材を開閉させる保持手段
と、この保持手段の駆動を制御する制御手段とからな
り、前記挟持部材が前記第1昇降部材また第2昇降部材
を挟持することにより前記載置台を所定高さ位置で保持
する保持手段と、前記第1昇降部材または前記第2昇降
部材を上方または下方に付勢する付勢手段とから構成し
てもよい。
一実施形態を図面に従って説明する。図1は本発明の反
転装置の全体構成を説明する正面図、図2は本発明の反
転装置の右側面図で、載置台の高さ位置を調整する高さ
位置調整機構の一実施形態を説明する図である。なお、
図1においては、説明の便宜のためハンドル27やシャ
フト26等の一部の部材については記載を省略してい
る。また、この実施形態では、一台の工作機械でワーク
Wの表裏加工を行うものとして説明するが、2台の工作
機械で表加工と裏加工を別々に行う加工システムにおい
ても変わりがないため、説明は省略する。 [第1実施形態]
の反転装置は、概略以下の構成からなる。すなわち、図
示しない工作機械の近傍には基台2が配置され、この基
台2の上方にはテーブル3が設けられている。符号6は
テーブル3の下方に設けられたオイルパンで、ワークW
に付着している切削油剤等を回収して反転装置下方に滴
下させないためのものである。また、前記工作機械およ
び反転装置1の上方には搬送装置Tの走行レールRが架
設されている。搬送装置Tはこの走行レールRに沿って
走行し、ワークWの搬出入を行う。搬送装置Tの搬送経
路に沿ったテーブル3の一方(図1において右側)に
は、ワークWを載置する載置台4が設けられ、前記搬送
経路に沿ったテーブル3の他方(同左側)には、搬送装
置Tとの間でワークWの授受を行うワーク授受位置Aが
設けられている。載置台4とワーク授受位置Aとの間に
は、載置台4上またはワーク授受位置AにあるワークW
の表裏を反転するワーク反転部10が設けられている。
機構20の説明]テーブル3の一方側に設けられた載置
台4は、テーブル3の一方に立設されたコラム5に沿っ
て高さ位置調整機構20により高さ位置が調節自在であ
る。コラム5の側面にはリニアガイド21が取り付けら
れ、このリニアガイド21の昇降自在なスライダ21a
に、ブラケット4aを介して載置台4が取り付けられて
いる。載置台4の両端部には、ワークWの有無を検知す
るワーク有無検知部材51が対向して設けられている。
図1において符号51aは、ワーク有無検知部材51を
取り付けるためのブラケットで、載置台4に立設されて
いるとともに、上下に形成された長孔に沿ってワーク有
無検知部材51の取付位置を調整することができるよう
になっている。ワーク有無検知部材51は、透過形の光
電センサであり、ワークWが載置台4に載置されたと
き、ワークWが一方の遮光することによりワークWの有
無を検知するものである。なお、載置台4上のワークW
の有無を検知することができるものであれば、ワーク有
無検知部材51は光電センサに限らず他の光学式センサ
であってもよいし、磁気センサやタッチセンサ等であっ
てもよい。また、図1において符号52は、載置台4上
に設けられ軸線を径方向に向けて略等角度で放射状に配
置された円柱状の支持部材である。この支持部材52の
上にワークWを載置することにより、ワークWは三点支
持で安定的に載置台4に載置される。
と平行にねじ軸22が設けられている。このねじ軸22
は、コラム5の上端部に設けられたスラスト軸受23
と、コラム5の下側にブラケット24に取り付けられた
軸受24aとにより回転自在に支持されている。ねじ軸
22の下端には、ジョイント25aを介してフレキシブ
ルシャフト26が連結され、このフレキシブルシャフト
26の先端にはジョイント25bを介してハンドル27
が連結されている。フレキシブルシャフト26は、一本
のワイヤ上に数層のワイヤを一層ごとに逆方向に巻き付
けて形成された公知のものであり、ハンドル27の回転
はフレキシブルシャフト26を介してねじ軸22に伝達
されるようになっている。
載置台4を取り付けるブラケット4aの上端がナット2
8に固定されている。この態様により、ハンドル27を
回転させると、ねじ軸22が回転してナット28がねじ
軸22に沿って昇降し、このナット28の昇降とともに
載置台4が昇降する。なお、符号29はハンドル27を
任意位置で固定する固定部材(ボルト)で、この固定部
材29を締め付けることによりハンドル27の回転を規
制し、載置台4をワークWの高さ寸法に応じた適宜の高
さ位置で保持するものである。
10は、載置台4とワーク授受位置Aとの中間位置で基
台2にブラケット(図に現れず)を介して支持された軸
13と、この軸13とともに回動自在な逆L字状の反転
アーム12と、この反転アーム12の先端に設けられ、
反転アーム12の回動動作とともにワーク授受位置Aと
載置台4との間で反転する把持部11と、軸13を回動
させて把持部11をワーク授受位置Aと載置台4との間
で反転させる反転駆動部14とからなっている。
アーム12の先端に取り付けられたチャックボディ11
bと、このチャックボディ11bに形成された溝内でチ
ャックボディ11bの径方向に進退移動自在に設けられ
たマスタジョー11cと、チャックボディ11bに設け
られマスタジョー11cを進退移動させるチャックシリ
ンダ11dと、マスタジョー11cの各々に取り付けら
れ、マスタジョー11cとともに径方向に移動してワー
クWを把持または非把持する把持爪11aとからなる公
知のものである。なお、チャックシリンダ11dへの圧
油の供給は、ワーク反転部10の外部に設けられた図示
しない圧油供給装置から、軸13の中心を挿通し反転ア
ーム12に沿って設けられた圧油供給管を経て行われ
る。上記構成の把持部11は、ワーク授受位置Aで把持
側に設けられた把持爪11aを上方に向けて待機し、搬
送装置Tとの間で直接ワークWの授受が行えるようにな
っている。
の基部が取り付けられる回転軸13は、テーブル3上に
設けられたブラケット(図には現れない)に回転自在に
支持されている。回転軸13には歯車(図には現れな
い)が一体に取り付けられている。テーブル3には反転
用ロータリアクチュエータ15が設けられ、この反転用
ロータリアクチュエータ15の回転軸に取り付けられた
歯車16aと前記歯車とが噛合している。前記歯車と歯
車16aとは歯数が1:2になるように選択されてお
り、反転用ロータリアクチュエータ15により歯車16
aが90度回動すると、前記歯車、すなわち軸13およ
び反転アーム12が垂直面内で180度回転するように
なっている。
成されているとともに、テーブル3の上面にはこの凸部
12aと当接できるストッパボルト18a,18bが軸
13を挟んで載置台4側とワーク授受位置A側の対称位
置に設けられている。そして、このストッパボルト18
a,18bに凸部12aが当接することにより、把持部
11は、ワーク授受位置A側と載置台4側の間で正確に
180度反転することができるようになっている。な
お、反転駆動部14は、把持部11をワーク授受位置A
側と載置台4側の間で反転させることができるものであ
ればよい。例えば、上記構成に限らずラック・ピニオン
機構,ベルト・プーリ機構,チェーン・スプロケット機
構であってもよい。また、駆動手段は反転用ロータリア
クチュエータに限らずサーボモータや減速機モータ等の
モータ等、他の駆動手段であってもよい。
反転装置の作用を図3および図4に従って説明する。図
3および図4は本発明の作用を説明する把持部11,載
置台4および搬送装置Tの概略図である。図3および図
4中の矢印は、搬送装置Tや把持部11の次の動作方向
を示している。初期状態(図3(イ)の状態)におい
て、把持部11は把持爪11aを上側にしてワーク授受
位置Aで待機している。把持部11は、一側面の加工を
終了したワークWの一側面側を把持している。二つのロ
ボットハンドTa,Tbを有する搬送装置Tは、図示し
ない工作機械から一側面の加工を終えたワークWを他方
のロボットハンドTbに把持し、反転装置1まで搬送し
てくる。
Tbを回動させて把持したワークWを下向きにするとと
もに下降させて、ロボットハンドTbに把持したワーク
Wを載置台4上に載置する(図3(ロ)の状態)。載置
されたことは、ワーク有無検知部材51で検知される。
ワークWを載置台4上に載置した後は、他方のロボット
ハンドTbはワークWの把持を解除して上昇し、反転装
置1と干渉しない位置まで退避する。この後、搬送装置
Tは走行レールR上を移動して一方のロボットハンドT
aを把持部11の上方に位置させる。そして、ロボット
ハンドTa,Tbを下降させて一方のロボットハンドT
aで把持部11上のワークWの他側面側を把持させる
(図3(ハ)の状態)。このとき、把持部11は把持爪
11aによる把持を解除しているので、ロボットハンド
Ta,Tbを上昇させることにより把持部11から表裏
が反転されたワークWを受け取ることができる。
b間の距離L(図3(ロ)参照)を載置台4とワーク授
受位置Aにおける把持部11との距離Sに等しくするこ
とにより、他方のロボットハンドTbが載置台4にワー
クWを受け渡すと同時に、一方のロボットハンドTaが
把持部11から反転されたワークWを受け取ることがで
きるようになるので、さらにサイクル時間を短縮するこ
とができるようになる。搬送装置Tは、この後、ロボッ
トハンドTa,Tbを回動させて搬送姿勢に復帰させ、
工作機械(図示せず)までワークWを搬送して図示しな
い主軸のチャックに一側面側を把持させるように取り付
ける(図4(イ)の状態)。工作機械はワークWの他側
面の加工を行う。
加工を行っている間に、反転用ロータリアクチュエータ
15が駆動して把持部11を載置台4側に反転させ、把
持部11が載置台4上のワークWの一側面側を把持す
る。このとき、ワークWの未加工の他側面は載置台4に
接しているので、把持部11が載置台4上のワークWを
把持して反転することにより、未加工の前記他側面がワ
ーク授受位置Aで上方を向くことになる(図4(ロ)の
状態)。この間、搬送装置Tは反転装置1および図示し
ない工作機械と干渉しない位置で待機している(待機し
ている状態を、図4(ロ)において仮想線で示す)。以
下、上記動作を繰り返す。
変更があるときは、載置台4およびワーク反転部10の
相対的な高さ位置関係を変更する必要がある。そのた
め、この実施形態においては、載置台4の高さ位置を、
高さ位置調整機構20により調整できるようにしてい
る。以下、高さ位置調整機構20による載置台4の高さ
位置の調整手順を説明する。まず、高さ位置調整機構2
0のハンドル27を固定している固定部材29を緩め、
ハンドル27をいずれかの方向に回転させる。ハンドル
27の回転は、フレキシブルシャフト26を介してねじ
軸22に伝達され、ねじ軸22を回転させる。ねじ軸2
2の回転によりナット28がねじ軸22に沿って昇降す
るので、ブラケット4aを介してナット28に取り付け
られた載置台4が、スライダ21aとともに昇降する。
作業者は載置台4の高さを目視で確認しながらワークW
の高さ寸法に応じた高さ位置まで載置台4を移動させ
る。載置台4がワークWの高さ寸法に応じた高さ位置に
なったときにハンドル27の回動動作を停止させ、固定
部材29を締めつけてハンドル27を固定すれば、載置
台4は当該高さ位置で固定される。
態]なお、上記した載置台4の高さ位置調整を、ワーク
Wの高さ寸法に応じて自動的に変更できるものとすれ
ば、長時間の連続無人運転が可能になる。以下に、ワー
クWの高さ寸法の変更にともない自動的に載置台4の高
さ位置を調整できる簡単な構成の高さ位置調整機構2
0′を、図5に従って説明する。以下の説明において把
持部11,反転アーム12,反転駆動部14等の構成は
上記のものと同じであるので、同一部位,同一部材には
同一の符号を付して詳しい説明は省略する。また、上記
の実施形態においては載置台4上のワークWを反転装置
1の把持部11で把持して反転させるようにするとして
説明したが、ワークWの反転動作はこの逆であってもよ
く、以下の実施形態に置いては把持部11をワーク授受
位置A側から載置台4側に反転させてワークWの表裏を
反転させるものとして説明する。
5において左側)には、支持部31aにより上下に昇降
自在な第1昇降部材32が、把持部11に把持されたワ
ークWと干渉しない位置に設けられている。この第1昇
降部材32の上端には、搬送装置TのロボットハンドT
a(またはTb)と係脱自在な係合部33が形成されて
いる。
5において右側)には、支持部31bにより上下に昇降
自在な第2昇降部材34が設けられ、この第2昇降部材
34の上端に載置台4が取り付けられている。すなわ
ち、載置台4は第2昇降部材34の昇降動作とともに昇
降自在である。この第2昇降部材34は、第1昇降部材
32と連結部材35でピン結合されている。この連結部
材35は、中心付近で基台2に軸36により軸支され、
この軸36を中心に揺動自在である。従って、第1昇降
部材32の昇降動作は、連結部材35を介して第2昇降
部材34に伝達されるようになっている。符号37は第
2昇降部材34の下端に取り付けられた付勢手段として
の重りで、第2昇降部材34を常時下方側に付勢するも
のである。後述する保持手段40の挟持部材41が第2
昇降部材34をアンクランプすると、この重り37の作
用により第2昇降部材34が下方へ付勢されることにな
る。なお、第1昇降部材32または第2昇降部材34の
いずれかを上方または下方へ付勢することができるもの
であれば、重り37の代わりにばね等の他の付勢手段で
あってもよい。
は、途中位置で保持手段40によりクランプ・アンクラ
ンプされるようになっている。この保持手段40は、第
2昇降部材34を挟持する挟持部材41と、この挟持部
材41をクランプまたはアンクランプ方向に動作させる
シリンダ42と、このシリンダ42のピストンロッド4
2aを弁体の切り換えにより進退移動させる切換弁43
とからなっている。挟持部材41は、ピストンロッド4
2aの先端に取り付けられている。シリンダ42が作動
して挟持部材41が第2昇降部材34を挟持すると、第
2昇降部材34の昇降動作が規制されるので、載置台4
は所定高さ位置で保持されることになる。なお、上記構
成の保持手段40は、第1昇降部材32側に設けるもの
としてもよい。
の作用の説明]次に、この実施形態における高さ位置調
整機構の作用の説明を、図6のフローチャートとともに
説明する。シリンダ42を作動させるタイミングは、搬
送装置Tを制御する図示しない制御装置からの指令信号
により行われる。すなわち、ワークWの種類が変わる
と、ワーク変更指令が前記制御装置から出力される(ス
テップS1)。このとき、制御装置は把持部11および
載置台4の上に切り換わり前の旧ワークWが載っている
か否かを判別し(ステップS2)、旧ワークWが載って
いれば旧ワークWを搬出する(ステップS3)。そし
て、旧ワークWの搬送が完了したことを確認する(ステ
ップS4)。旧ワークWの搬送が完了した場合には、シ
リンダ42を駆動して第2昇降部材34のクランプを解
除する(ステップS5)。そして、重り37が下限位置
に達したか否かを図示しないリミットスイッチで確認す
る(ステップS6)。重り37が下限位置に移動し、新
ワークWの受入れが可能となったら、ステップS7に移
行する。
で切り換わり後の新ワークWを把持する。搬送装置Tの
ロボットハンドTaは、把持部11に新ワークWを受け
渡すべく下降するが、このとき、第1昇降部材32の係
合部33がロボットハンドTa(またはTb)と係合し
て第1昇降部材32を押し下げる。ロボットハンドTa
は、予め設定された新ワークWの高さ寸法hに応じた高
さ位置(ワーク授受下降位置)まで下降して把持部11
に新ワークWを受け渡す。第1昇降部材32の下降動作
は連結部材35を介して第2昇降部材34に伝達され、
第2昇降部材34を押し上げる。軸36は連結部材35
の中間に設けられているので、第2昇降部材34の上昇
量は第1昇降部材32の下降量に等しくなる。そのた
め、搬送装置TのロボットハンドTaが下限位置まで下
降すると、載置台4の高さ位置は新ワークWの高さ寸法
hに応じた高さ位置に自動的に設定される。ロボットハ
ンドTa(またはTb)が当該ワークWに対応した下限
位置まで移動したことを示す信号が出力されると(ステ
ップS7)、制御装置はシリンダ42を作動させる指令
信号を出力し、第2昇降部材34をクランプさせ載置台
4を当該高さ位置で保持する(ステップS8)。
が、本発明は上記の実施形態により何ら限定されるもの
ではない。例えば、高さ位置調整機構は載置台4側に設
けるものとして説明したが、ワーク反転部10に設ける
ものとしてもよいし、載置台4およびワーク反転部10
の双方に設けるものとしてもよい。
で、以下のような効果を奏する。把持部を搬送経路上に
上向きで待機させることにより、搬送装置と反転アーム
との間でワークの直接の授受が可能になったので、一つ
の載置台が不要になり、反転装置の構成を簡素にできる
他、反転アームを退避させる必要がなくなるので搬送装
置とのワークの授受の際のサイクル時間を短縮すること
ができる。また、高さ位置調整機構を設けたものは、ワ
ークの高さ寸法の変更に応じて載置台の高さ位置を自由
に変更することができるので、一つの反転台を多種のワ
ークに適用することができる。さらに、搬送装置と係合
して自動的に載置台の高さ位置調整を行うことができる
ようにしたものは、複雑な制御機構が不要であるうえ、
多種類のワークにも対応することができるので、ワーク
の加工システムにおいて長時間の連続無人運転を可能に
する。
する正面図である。
置を調整する高さ位置調整機構の一実施形態を説明する
図である。
る。
の概略図である。
である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 被加工物の表裏加工を行う単一の工作機
械または表側面,裏側面の加工を分担して行う複数の工
作機械と、この工作機械に被加工物を搬出入する被加工
物の搬送装置とを有する被加工物の加工システムに設け
られ、表側面の加工が終了した前記被加工物を反転し、
前記工作機械で裏側面の加工を行わせるべく前記搬送装
置に受け渡す加工システムにおける被加工物の反転装置
において、 基台(2)と、 前記搬送装置(T)が前記被加工物(W)を搬送する搬
送経路に沿った前記基台(2)の一側に設けられ、前記
被加工物を載置するとともに前記搬送装置との間で前記
被加工物の授受を行う載置台(4)と、 前記搬送経路に沿って前記基台の他側に設けられ前記搬
送装置との間で前記被加工物の授受を行う被加工物授受
位置(A)と前記載置台(4)との間に設けられた前記
被加工物を把持する把持部(11)と、前記被加工物授
受位置(A)と前記載置台(4)との間で前記把持部
(11)を反転させる反転駆動部(14)とからなり、
前記把持部は前記被加工物授受位置(A)で前記被加工
物を把持する把持側を上方に向けて待機し、前記把持部
と前記搬送装置との間で前記被加工物の授受が可能な被
加工物反転部(10)と、 前記基台(2)に設けられ、前記被加工物(W)の高さ
寸法(h)の変化に応じて前記把持部(11)または前
記載置台(4)の相対的な高さ位置を調整する高さ位置
調整機構(20)と、 を有することを特徴とする加工システムにおける被加工
物の反転装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の加工システムにおける
被加工物の反転装置において前記載置台(4)は前記基
台(2)に対して昇降自在に設けられ、前記高さ位置調
整機構(20)は、前記基台に回転自在に、かつ、軸線
を前記昇降方向に向けて設けられたねじ軸(22)と、
このねじ軸(22)のねじ部に螺入され前記載置台が取
り付けられたナット(28)と、作業者が調整しやすい
前記基台の適宜の位置に回転自在に設けられた高さ調整
用のハンドル(27)と、このハンドルの回転を前記ね
じ軸に伝達するフレキシブルシャフト(26)と、前記
高さ位置調整ハンドルで前記載置台の高さ調整を行った
後、前記ハンドルの回転位置を固定する固定部材(2
9)とからなることを特徴とする加工システムにおける
被加工物の反転装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の被加工物の反転装置に
おいて、前記高さ位置調整機構は、 前記基台の前記他側に昇降自在に設けられた第1昇降部
材(32)と、 この第1昇降部材に設けられ、前記搬送装置から前記被
加工物反転部(10)の把持部(11)に前記被加工物
が受け渡される際に、前記被加工物を把持する搬送装置
のハンド部(Ta)と係合して前記ハンド部の昇降動作
とともに前記第1昇降部材を昇降させる係合部(33)
と、 前記基台の前記一側に昇降自在に設けられ、載置台が取
り付けられた第2昇降部材(34)と、 前記第1昇降部材と前記第2昇降部材とを連結するとと
もに前記基台に揺動自在に軸支され、前記第1昇降部材
の昇降動作を前記第2昇降部材に伝達する連結部材(3
5)と、 第1昇降部材または前記第2昇降部材を挟持する挟持部
材(41)と、この挟持部材を開閉させる保持手段(4
0)と、この保持手段の駆動を制御する制御手段とから
なり、前記挟持部材が前記第1昇降部材また第2昇降部
材を挟持することにより前記載置台を所定高さ位置で保
持する保持手段(40)と、 前記第1昇降部材または前記第2昇降部材を上方または
下方に付勢する付勢手段(37)と、 からなることを特徴とする加工システムにおける被加工
物の反転装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05903896A JP3786296B2 (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 加工システムにおける被加工物の反転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05903896A JP3786296B2 (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 加工システムにおける被加工物の反転装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09253970A true JPH09253970A (ja) | 1997-09-30 |
| JP3786296B2 JP3786296B2 (ja) | 2006-06-14 |
Family
ID=13101741
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05903896A Expired - Fee Related JP3786296B2 (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 加工システムにおける被加工物の反転装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3786296B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002346806A (ja) * | 2001-05-29 | 2002-12-04 | Hitachi Seiki Co Ltd | 主軸移動型工作機械における工作物反転装置および加工方法 |
| CN104191305A (zh) * | 2014-08-25 | 2014-12-10 | 无锡众望四维科技有限公司 | 锁芯专用上料输送装置 |
| CN107243771A (zh) * | 2017-06-01 | 2017-10-13 | 珠海迈超智能装备有限公司 | 一种零件自动翻转装置及方法 |
-
1996
- 1996-03-15 JP JP05903896A patent/JP3786296B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002346806A (ja) * | 2001-05-29 | 2002-12-04 | Hitachi Seiki Co Ltd | 主軸移動型工作機械における工作物反転装置および加工方法 |
| CN104191305A (zh) * | 2014-08-25 | 2014-12-10 | 无锡众望四维科技有限公司 | 锁芯专用上料输送装置 |
| CN107243771A (zh) * | 2017-06-01 | 2017-10-13 | 珠海迈超智能装备有限公司 | 一种零件自动翻转装置及方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3786296B2 (ja) | 2006-06-14 |
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