JPH0925469A - 熱硬化性樹脂組成物、硬化方法、木質材料および成形物 - Google Patents
熱硬化性樹脂組成物、硬化方法、木質材料および成形物Info
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- JPH0925469A JPH0925469A JP19587095A JP19587095A JPH0925469A JP H0925469 A JPH0925469 A JP H0925469A JP 19587095 A JP19587095 A JP 19587095A JP 19587095 A JP19587095 A JP 19587095A JP H0925469 A JPH0925469 A JP H0925469A
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Abstract
熱によって速やかに硬化する熱硬化性樹脂組成物を提供
することにある。 【構成】1価フェノールおよび/または多価フェノール
とアルデヒドとの初期縮合物に硬化剤としてウロン系化
合物を添加する。
Description
は無機粉末の成形物を製造する際に用いられるバインダ
ー、不織布、繊維編織物、紙等の塗布または含浸剤、あ
るいは木材の接着剤等に有用な熱硬化性樹脂組成物およ
びその硬化方法および該熱硬化性樹脂組成物を用いた木
質材料および成形物に関するものである。
末の成形物を製造する際に用いられる水溶性のバインダ
ー、不織布、繊維編織物、紙等の塗布または含浸剤、あ
るいは木材の接着剤としては、レゾール型フェノール・
アルデヒド系初期縮合物やフェノール・レゾルシン・ア
ルデヒド系初期共縮合物が用いられている。
ゾール型フェノール・アルデヒド系初期縮合物は室温で
は不安定なため低温で保存せねばならず、保存可能期間
が極めて短い欠点がある。しかもその硬化には通常18
0〜200℃の高温加熱が必要であり、このような高温
加熱によれば繊維や木材チップ等の成形材料に熱劣化を
生じるし、また熱エネルギーコストも高くなる。フェノ
ール・レゾルシン・アルデヒド系初期共縮合物のような
1価フェノール・多価フェノール・アルデヒド系初期共
縮合物の場合は、使用の際硬化剤としてアルデヒドを加
える必要があり、ホルマリン、パラホルムアルデヒドの
ようなアルデヒドを硬化剤として使用する場合には、反
応性が高すぎるために硬化剤添加後の室温でのポットラ
イフが短く、可使時間は長くとも2〜3時間であり、作
業性が非常に悪いという欠点がある。またホルマリン、
パラホルムアルデヒドの代わりに加熱反応型のヘキサメ
チレンテトラミンを硬化剤として使用する場合には、該
1価フェノール・多価フェノール・アルデヒド系初期共
縮合物をバインダーとして混合したり、塗布または含浸
剤として塗布含浸した後の予備乾燥の段階でも硬化がか
なり進行し、更にこの予備乾燥物は室温で急速に硬化が
進行して成形性を喪失し、長期間保存できないと云う問
題点があった。レゾルシノール系樹脂の硬化剤添加後の
ポットライフを改良するために、硬化剤としてアルデヒ
ドの代わりにメチロール尿素、尿素ホルムアルデヒド樹
脂、メチル化メチロール尿素、メチロールメラミン、メ
ラミンホルムアルデヒド樹脂、メチル化メチロールメラ
ミン等のアミノ系樹脂を添加し、pH7以上で加熱硬化
させる硬化方法が開示されている(特開昭57−053
536号)。しかしこの方法を上記1価フェノール・多
価フェノール・アルデヒド系初期共縮合物に適用する
と、硬化剤添加後の可使時間は延長されるが、硬化には
180℃以上の加熱が必要となり、加熱をより低温短時
間にするという硬化促進の効果は期待できないと云う問
題点があった。
を解決するための手段として、1価フェノールおよび/
または多価フェノールとアルデヒドとの初期縮合物とウ
ロン系化合物との混合物を主成分とすることを特徴とす
る熱硬化性樹脂組成物および該熱硬化性樹脂組成物の硬
化方法および該熱硬化性樹脂組成物を使用した成形物を
提供するものである。
熱硬化性樹脂組成物は1価フェノール・アルデヒド系初
期共縮合物および/または多価フェノール・アルデヒド
系初期共縮合物および/または1価フェノール・多価フ
ェノール・アルデヒド系初期共縮合物(以下初期共縮合
物Aと云う)とウロン系化合物Bとの混合物を主体とす
るものである。 [1価フェノール]本発明の初期共縮合物Aに使用する
1価フェノールを例示すれば、フェノールやo−クレゾ
ール,m−クレゾール,p−クレゾール,エチルフェノ
ール,iso−プロピルフェノール,キシレノール,
3,5−キシレノール,ブチルフェノール,t−ブチル
フェノール,ノニルフェノール等のアルキルフェノー
ル,o−フルオロフェノール,m−フルオロフェノー
ル,p−フルオロフェノール,o−クロロフェノール,
m−クロロフェノール,p−クロロフェノール,o−ブ
ロモフェノール,m−ブロモフェノール,p−ブロモフ
ェノール,o−ヨードフェノール,m−ヨードフェノー
ル,p−ヨードフェノール,o−アミノフェノール,m
−アミノフェノール,p−アミノフェノール,o−ニト
ロフェノール,m−ニトロフェノール,p−ニトロフェ
ノール,2,4−ジニトロフェノール,2,4,6−ト
リニトロフェノール等の1価フェノール置換体およびナ
フトール等のような1価フェノールの単独または二種以
上の混合物である。
Aに使用する多価フェノールを例示すれば、レゾルシ
ン,アルキルレゾルシン,ピロガロール,カテコール,
アルキルカテコール,ハイドロキノン,アルキルハイド
ロキノン,フロログルシン,ビスフェノール,ジヒドロ
キシナフタリン等の多価フェノールの単独または二種以
上の混合物である。、これら多価フェノールのうち望ま
しいものはレゾルシンまたはアルキルレゾルシンであ
り、特に望ましいものはレゾルシンよりもアルデヒドと
の反応速度が速いアルキルレゾルシンである。上記アル
キルレゾルシンとしては、例えば5−メチルレゾルシ
ン,5−エチルレゾルシン,5−プロピルレゾルシン,
5−n−ブチルレゾルシン,4,5−ジメチルレゾルシ
ン,2,5−ジメチルレゾルシン,4,5−ジエチルレ
ゾルシン,2,5−ジエチルレゾルシン,4,5−ジプ
ロピルレゾルシン,2,5−ジプロピルレゾルシン,4
−メチル−5−エチルレゾルシン,2−メチル−5−エ
チルレゾルシン,2−メチル−5−プロピルレゾルシ
ン,2,4,5−トリメチルレゾルシン,2,4,5−
トリエチルレゾルシン等がある。エストニア産オイルシ
ェールの乾留によって得られる多価フェノール混合物は
安価であり、かつ5ーメチルレゾルシンのほか反応性の
高い各種アルキルレゾルシンを多量に含むので、本発明
において最も好ましい多価フェノール原料である。
与体]本発明の初期共縮合物Aを製造するには、上記1
価フェノールおよび/または多価フェノールとアルデヒ
ドおよび/またはアルデヒド供与体を縮合する。上記ア
ルデヒド供与体とは分解するとアルデヒドを生成供与す
る化合物を意味する。上記アルデヒドならびにアルデヒ
ド供与体を例示すれば、ホルマリン,ホルムアルデヒ
ド,パラホルムアルデヒド,トリオキサン,アセトアル
デヒド,プロピオンアルデヒド,ポリオキシメチレン,
クロラール,ヘキサメチレンテトラミン,フルフラー
ル,グリオキザール,n−ブチルアルデヒド,カプロア
ルデヒド,アリルアルデヒド,ベンツアルデヒド,クロ
トンアルデヒド,アクロレイン,テトラオキシメチレ
ン,フェニルアセトアルデヒド,o−トルアルデヒド,
サルチルアルデヒド等の単独または二種以上の混合物で
ある。
ルおよび/または多価フェノールとアルデヒドおよび/
またはアルデヒド供与体との縮合の際、必要ならば酸性
またはアルカリ性の縮合触媒を添加する。その添加量は
1価フェノールおよび/または多価フェノールに対し通
常6重量%(以下単に%とする)以下の量とする。上記
酸性触媒としては、例えば塩酸、硫酸、オルト燐酸、ホ
ウ酸、蓚酸、蟻酸、酢酸、酪酸、ベンゼンスルホン酸、
フェノールスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、ナフ
タリン−α−スルホン酸、ナフタリン−β−スルホン酸
等の無機または有機酸、あるいは蓚酸ジメチルエステル
等の有機酸のエステル類、マレイン酸無水物等の酸無水
物、水酸化マンガン、水酸化クロム、水酸化鉄、水酸化
鉛、水酸化銅、酢酸亜鉛、ギ酸亜鉛、安息香酸亜鉛、塩
化亜鉛、塩化第2鉄、酢酸マンガン、酢酸カドミウム、
塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウ
ム、蓚酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、燐酸アンモ
ニウム、チオシアン酸アンモニウム、イミドスルホン酸
アンモニウム等のアンモニウム塩、モノクロル酢酸およ
びそのナトリウム塩、α,α’ジクロロヒドリン等の有
機ハロゲン化物、トリエタノールアミン塩酸塩、塩酸ア
ニリン等のアミン類の塩酸塩、サルチル酸尿素アダク
ト、ステアリン酸尿素アダクト、ヘプタン酸尿素アダク
ト等の尿素アダクト,N−トリメチルタウリン等があ
る。上記アルカリ性触媒としては、例えば水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化カルシ
ウム、酸化カルシウム、酸化バリウム、酸化マグネシウ
ム、酸化亜鉛、酸化コバルト、酸化鉛、酸化ニッケル、
酸化アルミニウム等の金属の水酸化物や酸化物、炭酸ナ
トリウム、亜硫酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、燐酸ナ
トリウム等のアルカリ金属の弱酸塩類、アンモニア、ト
リメチルアミン、トリエタノールアミン、ヘキサメチレ
ンテトラミン、ピリジン等のアミン類が例示される。上
記酸性またはアルカリ性触媒は二種以上併用してもよ
い。
溶媒として通常水が用いられるが、必要ならば更にメタ
ノール,エタノール,イソプロパノール,n−プロパノ
ール,イソプロパノール,n−ブタノール,イソブタノ
ール,sec−ブタノール,t−ブタノール,n−アミ
ルアルコール,イソ−アミルアルコール,n−ヘキサノ
ール,メチルアミルアルコール,2−エチルブチノー
ル,n−ヘプタノール,n−オクタノール,トリメチル
ノニルアルコール,シクロヘキサノール,ベンジルアル
コール,フルフリルアルコール,テトラヒドロフルフリ
ルアルコール,アビエチルアルコール,ジアセトンアル
コール等のアルコール類、アセトン,メチルアセトン,
メチルエチルケトン,メチル−n−プロピルケトン,メ
チル−n−ブチルケトン,メチルイソブチルケトン,ジ
エチルケトン,ジ−n−プロピルケトン,ジイソブチル
ケトン,アセトニルアセトン,メチルオキシド,シクロ
ヘキサノン,メチルシクロヘキサノン,アセトフェノ
ン,ショウノウ等のケトン類、エチレングリコール,ジ
エチレングリコール,トリエチレングリコール,プロピ
レングリコール,トリメチレングリコール,ポリエチレ
ングリコール等のグリコール類、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル,エチレングリコールモノエチルエー
テル,エチレングリコールイソプロピルエーテル,ジエ
チレングリコールモノメチルエーテル,トリエチレング
リコールモノメチルエーテル等のグリコールエーテル
類、エチレングリコールジアセテート,ジエチレングリ
コールモノエチルエーテルアセテート等の上記グリコー
ル類のエステル類やその誘導体、1,4−ジオキサン等
のエーテル類、ジエチルセロソルブ,ジエチルカルビト
ール,エチルラクテート,イソプロピルラクテート,ジ
グリコールジアセテート,ジメチルホルムアミド等の水
可溶性有機溶剤の単独または2種以上の混合物を添加使
用出来る。アセトン等は溶剤であると同時に、アルキル
レゾルシンを使用する場合にはその錯化剤としても作用
し、より穏やかな反応をもたらす。
は、1価フェノールおよび/または多価フェノールとア
ルデヒドおよび/またはアルデヒド供与体とを、酸性ま
たはアルカリ性縮合触媒存在下もしくは縮合触媒を存在
させることなく、加熱下でもしくは常温で縮合反応せし
めて得られる。この際のアルデヒドおよび/またはアル
デヒド供与体の添加量は、1価フェノール1モルに対し
通常0.2〜3モルで、多価フェノールに対しては通常
0.1〜0.8モル程度である。1価フェノールと多価
フェノールとを共縮合する場合、1価フェノール1モル
に対し多価フェノールを通常0.1〜2モル程度共縮合
するのが望ましい。1価フェノールと多価フェノールと
アルデヒドおよび/またはアルデヒド供与体とを共縮合
せしめるにはアルカリまたは酸性触媒の存在下でもしく
は触媒の存在なしで、1価フェノールと多価フェノール
とアルデヒドおよび/またはアルデヒド供与体とを同時
に縮合する方法、1価フェノールおよび/または1価フ
ェノール・アルデヒド初期縮合物に多価フェノールおよ
びまたは多価フェノール・アルデヒド初期縮合物と必要
ならばアルデヒドおよび/またはアルデヒド供与体を加
えて共縮合する方法等任意であるが、望ましい方法は1
価フェノールとアルデヒドおよび/またはアルデヒド供
与体とをアルカリ触媒存在下で縮合してメチロール基を
有するレゾール型フェノール・アルデヒド初期縮合物と
し、次いで該縮合物に多価フェノールおよび/または多
価フェノール・アルデヒド系初期縮合物を加え、必要な
らばアルデヒドおよび/またはアルデヒド供与体を加え
て共縮合する方法である。この場合の1価フェノール1
モルに対し、アルデヒド0.2〜6.0モル、多価フェ
ノール0.1〜2.0モルの割合で共縮合される。ここ
に初期縮合物Aの水溶液は、通常pH8〜9以上のアル
カリ性側では安定であるが、中性または酸性側で不安定
で層分離を起こす問題が生ずる。この問題点を解決する
には該初期縮合物Aにスルホメチル基および/またはス
ルフィメチル基を導入することが望ましい。上記スルホ
メチル基および/またはスルフィメチル基の導入によっ
て該初期縮合物Aのアルカリ性から酸性に至る広いpH
領域での水溶性が著しく改善され安定な本発明の熱硬化
性樹脂組成物が得られる。
れば尿素,メラミン,チオ尿素,ベンゾグアナミン,ト
ルエン,キシレン,クマロン,シクロヘキサノン,カシ
ューオイル,タンニン類,ダンマー,セラック,ロジン
またはロジン誘導体,石油樹脂,メタノール,エタノー
ル,イソプロパノール,n−ブタノール,イソブタノー
ル,エチレングリコール,ジエチレングリコール,ポリ
エチレングリコール,グリセリン,フルフリルアルコー
ル,アマニ油,桐油,ひまし油、アセトン、メチルエチ
ルケトン等の一種または二種以上を共縮合剤または変性
剤または錯化剤として、縮合または共縮合の反応開始
時、反応中、あるいは反応終了後、添加して共縮合ある
いは混合することによって変性してもさしつかえない。
化物]本発明のフェノール・アルデヒド系初期縮合物A
のスルホメチル化物およびスルフィメチル化物とは、1
価フェノールおよび/または多価フェノールとアルデヒ
ドおよび/またはアルデヒド供与体とを縮合せしめる
際、該縮合反応開始時または反応途中または反応終了後
にスルホメチル化剤および/もしくはをスルフィメチル
化剤を添加反応せしめて得られるスルホメチル化初期縮
合物または初期共縮合物もしくはスルフィメチル化初期
縮合物または初期共縮合物を云う。スルホメチル化剤ま
たはスルフィメチル化剤は1価フェノールとアルデヒド
および/またはアルデヒド供与体とをアルカリ触媒存在
下で縮合してフェノール・アルデヒド系初期縮合物とす
る際に添加するのが望ましく、またこの場合1価フェノ
ールはあらかじめスルホメチル化および/またはスルフ
ィメチル化してからアルデヒドおよび/またはアルデヒ
ド供与体と縮合または共縮合しても差し支えない。上記
初期縮合物Aをスルホメチル化および/またはスルフィ
メチル化すると、該初期縮合物Aのアルデヒドとの反応
活性が低下し硬化剤としてアルデヒドおよび/またはア
ルデヒド供与体を加えた場合の可使時間が延長される。
またスルホメチル基および/またはスルフィメチル基の
導入によって該初期縮合物Aの水溶性が増大し、中性や
酸性側の広いpH領域で良好な水溶性を示すようになる
が、一般にpHを中性から微酸性に保つと該共縮合物の
アルデヒドとの反応活性が最も低下するので、可使時間
はもっとも長くなる。初期縮合物Aが1価フェノール初
期縮合物である場合にはスルホメチル化および/または
スルフィメチル化によってアルデヒドとの反応活性の低
下が著しい場合があり、後記するウロン化合物を添加し
ても硬化が遅すぎるおそれがあるので、本発明では初期
縮合物Aとして1価フェノール・多価フェノール・アル
デヒド系初期共縮合物を選択することが望ましい。スル
ホメチル化は1価フェノール1モルに対し、スルホメチ
ル基を0.05〜0.5モルの範囲とするのが望まし
い。スルホメチル基が0.05モル以下であると、アル
デヒドとの反応活性の低下が不十分で可使時間が短かす
ぎる欠点がある。またスルホメチル基が0.5モル以上
であるとアルデヒドとの反応活性が低下しすぎて、12
0〜140℃以下の加熱で十分な強度を持つ硬化物が得
られず、また硬化物の耐水性が悪いという欠点が生ず
る。スルフィメチル化の場合も、スルホメチル化の場合
と同様な理由から、一価フェノール1モルに対し、スル
フィメチル基を0.05〜0.5モルの範囲とするのが
望ましい。初期縮合物Aをスルホメチル化および/また
はスルフィメチル化すると、中性および酸性下でもウロ
ン系化合物との安定な混合組成物が得られる。すなわち
ウロン系化合物の反応活性がより高くなるpH領域にお
いて、該混合組成物を使用でき、より低温、短時間の加
熱で硬化反応を進行させ得る利点が生ずる。
化剤]本発明において使用されるスルホメチル化剤とし
ては、亜硫酸、重亜硫酸またはメタ重亜硫酸とアルカリ
金属またはトリメチルアミンやベンジルトリメチルアン
モニウム等の第四級アミンまたは第四級アンモニウムと
の水溶性亜硫酸塩や、これらの水溶性亜硫酸塩とアルデ
ヒドとの反応によって得られるヒドロキシメタンスルホ
ン酸塩等のヒドロキシアルカンスルホン酸が例示され
る。 本発明において使用されるスルフィメチル化剤と
しては、ホルムアルデヒドナトリウムスルホキシラート
(ロンガリット)、ベンズアルデヒドナトリウムキシラ
ート等の脂肪族、芳香族アルデヒドのアルカリ金属スル
ホキシラート類、ナトリウムハイドロサルファイト、マ
グネシウムハイドロサルハイト等のアルカリ金属、アル
カリ土金属のハイドロサルファイト類、ナトリウムエチ
ルスルホキシラート等のアルキルスルホキシラート類等
が例示される。スルフィメチル化剤として亜2チオン酸
アルカリ金属塩を使用する場合は、スルフィメチル化反
応と並行してスルホメチル化反応が進行するので、スル
フィメチル化物とともにスルホメチル化物が生成する。
組成物においては、該初期縮合物Aに硬化剤としてウロ
ン系化合物Bが添加される。上記ウロン系化合物Bと
は、尿素および/またはチオ尿素とアルデヒドおよび/
またはアルデヒド供与体との反応生成物であり、通常下
記化1の構造式を持つ。ここにRはアルキル基またはア
リール基であり、使用される原料アルデヒドの種類に依
存する。さらにROH基は下記化2または化3の構造式
のようにアルコキシ化されてもよい。ここにR’はアル
キル基またはアリール基である。
とホルムアルデヒド4モルとの反応生成物であるジメチ
ロールウロンであり、さらにそのジメトキシ化生成物が
あげられる。ウロン系化合物Bは常温では比較的安定で
あるが、数十℃以上に加熱すると活性化を開始し、さら
に酸性下でこれを行うといっそう活発に活性化して、フ
ェノール・アルデヒド系初期縮合物に対する硬化剤とし
て作用する。かつその硬化反応に対する活性は他のアル
キロール基を有するウレイン、エチレン尿素、プロピレ
ン尿素、トリアゾン系等の異節環状化合物またはメチロ
ール尿素、尿素ホルムアルデヒド樹脂、メチロールメラ
ミン、メラミンホルムアルデヒド樹脂等よりも著しく高
いという特性がある。従ってウロン系化合物はフェノー
ル・アルデヒド系初期縮合物を低温短時間で加熱硬化せ
しめる極めて効果的な硬化剤となる。
チル基が導入されている初期縮合物Aとウロン系化合物
Bとからなる本発明の熱硬化性樹脂組成物には硬化の際
上記ウロン系化合物Bに加えて更に酸性またはアルカリ
性の化合物を硬化触媒として添加しても差し支えない。
上記酸性硬化触媒を例示すれば、塩酸、硫酸、硝酸、リ
ン酸、ピロリン酸、ポリリン酸、スルホン酸、臭化水素
酸、ヨウ化水素酸、トリクロル酢酸、ベンゼンスルホン
酸、クロルスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、フェ
ノールスルホン酸、エタンスルホン酸、混合アルカンス
ルホン酸、メタベンゼンジスルホン酸、ナフタリンα−
スルホン酸、1−ナフトール−8−スルホン酸、メタキ
シレンスルホン酸、キシレンスルホン酸、ポリメリック
スルホン酸、スチレンスルホン酸、アントラキノン−2
−スルホン酸、アントラキノン−2・7−ジスルホン
酸、ブロムベンゼン−4−スルホン酸、メタクレゾール
スルホン酸、レゾルシノールスルホン酸等の強酸性無機
酸または有機酸、硼酸、蓚酸、蟻酸、酢酸、乳酸、酪酸
等の無機または有機酸、あるいは蓚酸ジメチルエステル
等の有機酸のエステル類、マレイン酸無水物、フタル酸
無水物等の酸無水物、塩化アンモニウム、硫酸アンモニ
ウム、硝酸アンモニウム、蓚酸アンモニウム、酢酸アン
モニウム、リン酸アンモニウム、チオシアン酸アンモニ
ウム、イミドスルホン酸アンモニウム等のアンモニウム
塩類、モノクロル酢酸およびそのナトリウム塩、α,
α’ジクロロヒドリン等の有機ハロゲン化物、トリエタ
ノールアミン塩酸塩、塩酸アニリン等のアミン類の塩酸
塩、サリチル酸尿素アダクト、ステアリン酸尿素アダク
ト、ヘプタン酸尿素アダクト等の尿素アダクト、N−ト
リメチルタウリン、塩化亜鉛、塩化第2鉄等の酸性硬化
触媒を使用してもよい。また例えばアルカリ金属、アル
カリ土類金属等の水酸化物、酸化物、炭酸塩、アミン類
等が用いられ、水酸化ナトリウム,水酸化カリウム,水
酸化バリウム,水酸化カルシウム,炭酸ナトリウム,石
灰,亜硫酸ナトリウム,酢酸ナトリウム,リン酸ナトリ
ウム,アンモニア,トリメチルアミン,トリエチルアミ
ン,モノエタノールアミン,ジエタノールアミン,トリ
エタノールアミン,ヘキサメチレンテトラミン,ピリジ
ン等のアミン類等の単独または二種以上の混合物であ
る。上記酸性硬化触媒を添加した場合には該熱硬化性樹
脂組成物の硬化反応が急速に進行するので、低温加熱ま
たは常温でも該熱硬化性樹脂組成物は容易に硬化する。
特に強酸性硬化触媒を使用すれば該熱硬化性樹脂組成物
は常温でも極めて速やかに硬化し、均一で高品位の硬化
物が得られる。本発明の熱硬化性樹脂組成物の初期縮合
物Aがスルホメチル化および/またはスルフィメチル化
されている場合は、このような強酸性硬化触媒を添加し
ても、アミノ樹脂や水溶性レゾール型フェノール樹脂等
の他の熱硬化性樹脂の場合に起こる相分離や凝固等の不
具合を生じない。また本発明の熱硬化性樹脂組成物には
潜在性硬化触媒を使用しても差し支えない。ここに潜在
性硬化触媒とは、加熱時に酸性またはアルカリ性を呈す
る物質を遊離するもの、または加熱加圧によって生じた
アルデヒドあるいは縮合物中のメチロール基との反応に
よって酸性物質を遊離するものなどを言い、蟻酸、酢
酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、蓚酸、
マロン酸、琥珀酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン
酸等の脂肪族カルボン酸、安息香酸、トルイル酸、クロ
ロ安息香酸、ブロモ安息香酸、ニトロ安息香酸、フタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、サリチル酸、P−ヒ
ドロキシ安息香酸、アントラニル酸等の芳香族カルボン
酸等のアンモニウム塩、アミン塩、アニリン塩、モノ、
ジ、トリアルキルアニリン塩あるいはフタルアニリド、
フタルアミド、フタルアミド酸、塩化アンモニウム、硫
酸アンモニウム、サリチル酸尿素アダクト、ステアリン
酸尿素アダクト、ヘプタン酸尿素アダクトの如き尿素ア
ダクト、N−トリメチルタウリン等の一種または二種以
上の混合物である。
発明の熱硬化性樹脂組成物においては、通常該初期縮合
物A100重量部(以下単に部という)に対して上記ウ
ロン系化合物1〜500部が添加混合され、必要ならば
上記酸性またはアルカリ性硬化触媒が通常0.1〜50
部添加される。該熱硬化性樹脂組成物は常温では比較的
安定であり、通常数十時間以上のポットライフを持ち、
該組成物を繊維、木材チップ、あるいは無機粉末に混合
したり、不織布、繊維編織物、紙、木材単板等に塗布あ
るいは含浸した後、120〜140℃以上に加熱し硬化
せしめる。さらに必要ならば該熱硬化性組成物の混合、
塗布または含浸後、いったん数十℃以下で予備乾燥をし
ても常温では比較的安定であり、数日から数週間以上の
長期間にわたって保存した後、あらためて120〜14
0℃以上に加熱硬化せしめることも可能である。加熱は
加熱炉やホットプレス等の通常の加熱以外に高周波によ
る加熱も有効である。
縮合物A、ウロン系化合物B、酸性またはアルカリ性硬
化触媒以外に、必要ならば溶剤、アルデヒドおよび/ま
たはアルデヒド供与体、錯化剤、尿素系樹脂,メラミン
系樹脂等のアミノ系樹脂、天然ゴムおよびその誘導体,
スチレン−ブタジエンゴム,アクリロニトリル−ブタジ
エンゴム,クロロプレンゴム,エチレン−プロピレンゴ
ム,イソプレンゴム,イソプレン−イソブチレンゴム等
の合成ゴム、酢酸ビニル,プロピオン酸ビニル,スチレ
ン,アクリルエステル,メタクリルエステル,アクリロ
ニトリル,アクリル酸,メタクリル酸,マレイン酸,塩
化ビニル,塩化ビニリデン,ビニルピリジン等のビニル
単量体の単独重合体またはこれらビニル単量体の2種以
上の共重合体、ポリウレタン,ポリアミド,エポキシ樹
脂,ブチラール樹脂,ポリエチレン,ポリプロピレン,
酢酸ビニル−エチレン共重合体,塩素化ポリエチレン,
塩素化ポリプロピレン,ポリエステル等の各種合成樹脂
のエマルジョンやラテックスあるいは水溶液、またポリ
ビニルアルコール,アルギン酸ナトリウム,澱粉,澱粉
誘導体,ニカワ,ゼラチン,血粉,メチルセルロース,
カルボキシメチルセルロース,ヒドロキシエチルセルロ
ース,ポリアクリル酸塩,ポリアクリルアミド等の水溶
性高分子や天然ガム類、更に炭酸カルシューム,タル
ク,石膏,カーボンブラック,木粉,クルミ粉,ヤシガ
ラ粉,小麦粉,米粉等の充填剤、界面活性剤、ステアリ
ン酸、パルミチン酸等の高級脂肪酸、パルミチルアルコ
ール、ステアリルアルコール等の高級アルコール、ブチ
ルステアレート、グリセリンモノステアレート等の脂肪
酸のエステル類、脂肪酸アミド類、カルナバワックス等
の天然ワックス類、合成ワックス類、パラフィン類、パ
ラフィン油、シリコンオイル、シリコン樹脂、フッ素樹
脂、ポリビニルアルコール、グリス等の離型剤、ヘキサ
ン、ブタン、n−ペンタン、アルコール、エーテル、塩
化メチレン、四塩化炭素、クロルフルオロメタン、二塩
化メチレン、1,1,2−トリクロル−1,2,2−ト
リフルオルエタン等の低沸点溶剤や、アゾジカルボンア
ミド、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、P,P’
−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、アゾ
ビス−2,2’−(2−メチルプロピオニトリル)等の
ガスを発生するもの、また炭酸ガスを発生しながら酸性
硬化剤と反応する物質、例えば、炭素または重炭酸ナト
リウム、カリウム、アンモニウムまたはカルシウムや、
n−ペンタン、イソペンタン、ブタン、イソブタン等を
マイクロカプセル化した熱可塑性膨張性微小球等の発泡
剤やシラスバルーン、パーライト、ガラスバルーン、発
泡ガラス、中空セラミックス等の中空粒体、発泡ポリエ
チレン、発泡スチレン、発泡ポリプロピレン等の発泡体
や発泡粒、顔料,染料,難燃剤,防炎剤、防虫剤,防腐
剤,老化防止剤,紫外線吸収剤やDBP,DOP,ジシ
クロヘキシルフタレートのようなフタール酸エステル系
可塑剤やその他のトリクレジルホスフェート等の可塑剤
等の第三成分を該縮合物に添加して共縮合や混合等によ
り該共縮合物を変性させてもよい。
混合物は、ポットライフが長くて可使時間が長く、作業
性が良好である。該混合物は繊維、木材チップ、無機粉
末、不織布、繊維編織物、紙、木材単板、合板、ハード
ボード、パーチクルボード、ファイバーボードに混合、
塗布または含浸後120〜140℃以上に加熱硬化せし
めるが、混合、塗布または含浸した上記材料の低温での
乾燥物は比較的安定なので、必要ならば混合、塗布また
は含浸物をいったん数十℃以下で乾燥し、常温で数日〜
数週間以上保存した後、あらためて120〜140℃以
上に加熱して硬化を完了させる2段階法をとることがで
きる。ウロン系化合物Bを数十℃以上に加熱すると活性
化されて、主としてウロン系化合物のメチロール基が変
化し、メチロールフェノールおよび/または多価フェノ
ールのベンゼン核の活性水素と反応して架橋し、硬化が
進行するものと思われる。この際、ウロン系化合物はメ
チロール尿素、尿素ホルムアルデヒド樹脂、メチル化メ
チロール尿素、メチロールメラミン、メラミンホルムア
ルデヒド樹脂、メチル化メチロールメラミン等のその他
のアミノ系樹脂よりもはるかに活性があり、より低温短
時間で硬化反応が進行する。そして得られた硬化物は残
留ホルマリンが少なく、遊離ホルマリンが発生しにく
い。さらにウロン系化合物は酸性下でより活性化し易
く、したがって本発明の熱硬化性樹脂組成物の硬化はp
H3〜7で行うことが望ましい。そこで該熱硬化性樹脂
組成物を中性および酸性領域においても安定な溶液とす
るために、該熱硬化性樹脂組成物に初期縮合物Aのスル
ホメチル化物および/またはスルフィメチル化物を使用
する事が推奨される。また該初期縮合物Aとして1価フ
ェノール・多価フェノール・アルデヒド系初期共縮合物
を選択すると、該熱硬化性樹脂組成物は酸性下において
極めて速やかに硬化する。
成物を作り、JIS−K6802に準じて、各組成物の
35℃および140℃におけるゲルタイムを測定した。
の樹脂混合組成物を作り、JIS−K6802に準じ
て、各組成物の35℃および140℃におけるゲルタイ
ムを測定した。
添加した場合は、ジメチロール尿素やメラミン・ホルム
アルデヒド樹脂を硬化剤とした場合より常温での保存安
定性が優れ、また140℃での加熱硬化の場合、実施例
1〜5は比較例1〜5より短時間に硬化し、また硬化物
の性状は、比較例1〜5の場合はいずれも硬化が不十分
で、特に強度、耐水・対煮沸性が実施例の場合より劣っ
た。
の配合割合の樹脂混合組成物50部に水50部を加え、
均一に溶解した後、竹繊維80%、ガラス繊維20%か
らなる混合繊維100%に対し、固形分で9%の量の上
記水溶液をスプレーで均一に塗布混合し、70℃で1時
間乾燥させた混合物を混合直後および室温で7日および
14日間保存してから、140℃、3kg/cm2 の圧力で
40秒間熱圧し、密度0.9、厚さ2.5mmの板を成形
し、曲げ強さ(単位 kgf/cm2)を測定して、表3に示す
結果を得た。
の配合割合の樹脂混合組成物を用い、実施例6と同様な
方法で密度0.9、厚さ2.5mmの板を成形し、曲げ強
さ(単位 kgf/cm2)を測定して、表4に示す結果を得
た。
よる樹脂組成物は、予備乾燥後の常温での安定性が優秀
で、硬化完了後の強度も良好で、予備乾燥品を長期間保
存できることがわかる。
脂混合組成物を厚さ20mmのエゾマツ(含水率7%)を
用い、220g/m2 の塗布量で塗布し、5層に重ねて
圧締後、出力3KW、電流0.5Aで5分間高周波加熱
し、接着した集成材の常態および煮沸繰り返し後の圧縮
せん断強度をJIS6802に準じ測定したところ、1
15 kgf/cm2 (木破率100%)、煮沸繰り返し強度
68 kgf/cm2 (木破率100%)の結果を得た。
脂混合組成物を用い、下記のように合板を作成しその接
着力を測定した。 配合 実施例2樹脂混合組成物 100部 小麦粉 20 塩化アンモニウム 1 接着条件 単板材質 ラワン 単板水分 10% 単板構成 1.0−1.5−1.0mm3プライ 接着剤塗布量 30g/30×30cm2 冷圧 10 kgf/cm2 熱圧 120℃;10 kgf/cm2 ; 3分間 構造用合板の日本農林規格による試験結果 常態接着力 10.3 kgf/cm2 ( 木破率100%) 煮沸繰り返し接着力 10.0 kgf/cm2 ( 木破率100%) 72時間連続煮沸試験 8.5 kgf/cm2 ( 木破率95%)
配合割合の樹脂混合組成物を用い、実施例8と同様な配
合割合の接着剤を夫々調製したが、接着剤は層分離を起
こし使用不能であった。
・シェールオイルアルキルレゾルシン・ホルムアルデヒ
ド初期共縮合物(固形分55%、pH5.0)100部
に50%パラフィンエマルジョン10部、20%塩化ア
ンモニウム水溶液10部を加え、均一に混合した接着剤
を、含水率4%のアカマツからなるチップに、フェース
11%、コアー7%の割合で塗布した後、直後および室
温で7日放置後に、150℃10分間熱圧(35 kgf/
cm2 ×3分+15 kgf/cm2 ×3分+5 kgf/cm2 ×4
分)成形し、直後の熱圧で510 kgf/cm2 、7日後で
500 kgf/cm2 の曲げ強さを持つ厚さ15mmのパーテ
ィクルボードを得た。
エステル不織布に表1に記載した実施例1の配合割合の
樹脂混合組成物をポリエステル不織布の5%塗布量にな
るように含浸したものを80℃で乾燥させたものを20
枚積層し、120℃で1分熱圧成形したところ曲げ強さ
120 kgf/cm2 の強度の良好な積層物ができた。
合割合の樹脂混合組成物を表2に記載した比較例1を用
いた他は実施例10と同様にして積載物を製造したとこ
ろ硬化不十分で成形ができなかった。実施例10と比較
例8の結果から、本発明による樹脂組成物は低温で硬化
することが認められる。
樹脂配合組成物100部に10%パラトルエンスルホン
酸10部、および気泡安定剤としてポリエチレンエーテ
ルソルビタンモノラウレート(Tween20)5部、
発泡剤としてノルマルペンタン10部を加え、均一に混
合したものを所定の金型に注入し、70℃で加熱したと
ころ均一な発泡成形体が得られた。
カルシウム20部からなる無機質微粉末に表1に記載し
た実施例5の樹脂配合組成物15部および軽量骨材とし
てひる石30部、シラスバルーン20部を添加し均一に
混合後60℃で乾燥させ、水分を蒸発後140℃で5分
間熱圧成形したところ、厚さ25mm,密度0.5kg/cm
3 の軽量成形物が得られた。
し、表1に示す実施例2の樹脂配合組成物を固形分で3
%になるようにスプレー塗布したものを130℃で1分
熱成形したところ均一な成形物が得られた。また該樹脂
配合組成物をスプレー塗布したガラス短繊維を室温で3
0日放置したものを同様にして成形したが十分硬化し均
一な成形物が得られた。
表1に記載した実施例5の樹脂配合組成物3部を加え、
攪拌混合したものを所定の成形型に充填して硬化させ、
シェルモールドとした。該シェルモールドは常温で60
kgf/cm2 、300℃焼成後、50 kgf/cm 2 の大きな
曲げ強度を示した。
樹脂配合組成物10部にブタンをマイクロカプセル化し
た発泡剤5部混合したものを竹繊維/麻繊維が10/9
0%の比率からなるニードルパンチ不織物に対し固形分
で10%の添加量となるように含浸し、その後60℃で
乾燥させ水分を蒸発させた。該ニードルパンチ不織物を
140℃で60秒間熱圧成形し、比重0.3、厚さ10
mmの様に成形したところ、軽量かつ高剛性の構造材を得
た。
間を有し作業性が良好な熱硬化性樹脂組成物が得られ、
該樹脂組成物は材料に混合、塗布または含浸後、必要な
らば予備乾燥しても、該乾燥物は常温で長期間保存可能
であり、そして120〜140℃以上のに加熱によって
該樹脂組成物は速やかに硬化せしめることができる。ま
た該樹脂組成物のpHを中性または酸性下で硬化せしめ
ると硬化反応はいっそう促進される。生成した硬化樹脂
は高強度でかつ耐水、耐油、耐候性は極めて良好であ
る。また初期縮合物Aにスルホメチル基および/または
スルフィメチル基を導入した場合は生成した硬化樹脂は
通常のフェノール樹脂に比してはるかに淡色である。し
たがって本発明の熱硬化性樹脂組成物は、その硬化性と
生成硬化樹脂の物性から、注型成形や射出成形用の成形
材料あるいは発泡成形材料として、あるいは木材、竹、
合板、集成材、パーチクルボード、ファイバーボード、
OSB、紙、段ボール、フェルト、不織布、編織物、竹
繊維、麻繊維、椰子繊維、ガラス繊維、岩綿、アラミド
繊維、セラミック繊維あるいはカーボン繊維等の有機・
無機繊維、あるいは該有機・無機繊維の不織布、編織物
等の製品、合成樹脂の成型品,シート,フィルム,フォ
ーム等、セラミック粉、セメント、高炉スラグ、フライ
アッシュ、石粉、金属粉、ガラス粉、プラスチック粉等
の無機・有機粉末、金属等の各種有機材料、無機物材料
の接着剤、バインダー、コーチング剤、塗料ビヒクル、
あるいは砥石、シェルモールド、ブレーキライニング等
のバインダーやゴム配合用等として利用出来る。特に繊
維材料と本発明の熱硬化性樹脂組成物からなる繊維成形
物はドアトリム、ダッシュボード、天井材、床材、イン
シュレーターフード、ダッシュインナー、ダッシュアウ
ター、エンジンアンダーカバー、トランクサイドトリム
等の車輌用の内装材、あるいは建築用材料等の製造に特
に有用である。
Claims (11)
- 【請求項1】1価フェノールおよび/または多価フェノ
ールとアルデヒドとの初期縮合物とウロン系化合物との
混合物を主成分とすることを特徴とする熱硬化性樹脂組
成物 - 【請求項2】請求項1の1価フェノールおよび/または
多価フェノールとアルデヒドとの初期縮合物にはスルホ
メチル基および/またはスルフィメチル基が導入されて
いることを特徴とする熱硬化性樹脂組成物 - 【請求項3】請求項2の熱硬化性樹脂組成物を中性もし
くは酸性下で硬化せしめることを特徴とする熱硬化性樹
脂組成物の硬化方法 - 【請求項4】請求項1の熱硬化性樹脂組成物の硬化物に
よって接着された木材単板および/または木材片および
/または木材チップおよび/または木材フレークおよび
/または木毛および/または木粉からなることを特徴と
する木質材料 - 【請求項5】請求項1の熱硬化性樹脂組成物の硬化物に
よって結着された繊維からなり、所定形状に成形されて
いることを特徴とする繊維成形物 - 【請求項6】請求項1の熱硬化性樹脂組成物の硬化物に
よって結着された無機粉体からなり、所定形状に成形さ
れていることを特徴とする無機粉体成形物 - 【請求項7】請求項1の熱硬化性樹脂組成物の硬化物を
含浸している多孔質体であって所定形状に成形されてい
ることを特徴とする多孔質体成形物 - 【請求項8】請求項1の熱硬化性樹脂組成物の硬化物か
らなり、所定形状に成形されていることを特徴とする熱
硬化性樹脂成形物 - 【請求項9】該熱硬化性樹脂成形物には無機充填材が添
加されている請求項9に記載の熱硬化性樹脂成形物 - 【請求項10】請求項1の熱硬化性樹脂組成物の硬化物
を含浸している発泡成形体であって所定形状に成形され
ていることを特徴とする熱硬化性樹脂発泡成形物 - 【請求項11】該熱硬化性樹脂発泡成形物には無機充填
材が添加されている請求項10に記載の熱硬化性樹脂発
泡成形物
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19587095A JP3654689B2 (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 熱硬化性樹脂組成物、硬化方法、木質材料および成形物 |
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|---|---|---|---|
| JP19587095A JP3654689B2 (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 熱硬化性樹脂組成物、硬化方法、木質材料および成形物 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0925469A true JPH0925469A (ja) | 1997-01-28 |
| JP3654689B2 JP3654689B2 (ja) | 2005-06-02 |
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ID=16348364
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|---|---|---|---|
| JP19587095A Expired - Fee Related JP3654689B2 (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 熱硬化性樹脂組成物、硬化方法、木質材料および成形物 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3654689B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005056902A1 (ja) * | 2003-12-08 | 2005-06-23 | Nagoya Oilchemical Co., Ltd. | 伸縮性不織布 |
| KR100733650B1 (ko) * | 1999-12-28 | 2007-06-28 | 미츠비시 가스 가가쿠 가부시키가이샤 | 엣지비드 리무버 |
-
1995
- 1995-07-07 JP JP19587095A patent/JP3654689B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100733650B1 (ko) * | 1999-12-28 | 2007-06-28 | 미츠비시 가스 가가쿠 가부시키가이샤 | 엣지비드 리무버 |
| WO2005056902A1 (ja) * | 2003-12-08 | 2005-06-23 | Nagoya Oilchemical Co., Ltd. | 伸縮性不織布 |
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| JP3654689B2 (ja) | 2005-06-02 |
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