JPH09255462A - 植物育成培土 - Google Patents

植物育成培土

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JPH09255462A
JPH09255462A JP6313196A JP6313196A JPH09255462A JP H09255462 A JPH09255462 A JP H09255462A JP 6313196 A JP6313196 A JP 6313196A JP 6313196 A JP6313196 A JP 6313196A JP H09255462 A JPH09255462 A JP H09255462A
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 植物の生育を良好に行うことができる植物育
成培土、並びにVA菌根菌の効率の良い増殖法を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 浄水ケーキにVA菌根菌を添加してなる
培土で、VA菌根菌が共生しうる植物を栽培することに
より、VA菌根菌の増殖が効率良く行なわれ、植物も良
好に生育できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浄水ケーキにVA
菌根菌を混合してなる植物育成培土、この植物育成培土
を利用した植物育成方法、並びにVA菌根菌の増殖方法
に関する。更に詳細には、リン酸吸収係数が高く、有効
態リン酸が少ない土壌である浄水ケーキとVA菌根菌と
を組合わせて利用した植物育成培土、植物育成方法、並
びにVA菌根菌の増殖方法に関する。
【0002】
【従来の技術】浄水場発生土もしくは浄水ケーキの農業
利用については、日本土壌肥料学会編(博友社)“浄水
処理ケーキ:特性と農業利用上の問題点”に詳細に記載
されている。浄水処理の過程で、凝集剤としてポリ塩化
アルミニウム、または液体硫酸アルミニウムが使用され
ているために、浄水ケーキ中に可溶性アルミニウムが多
量に含まれており、この活性アルミニウムが浄水ケーキ
のリン酸吸収係数を高め、浄水ケーキ中の有効態リン酸
を引き下げ、従って浄水ケーキを作物の栽培用に用いた
場合には作物のリン酸欠乏をきたす。このため浄水ケー
キを作物の育成培土として利用するためにリン酸吸収係
数に見合う量以上のリン酸を添加しなければならない。
従って、浄水ケーキを作物の栽培に利用するには難点が
ある。植物育成培土のうち緑化用の培土は一般に、土壌
の下層土に有機質、無機質の土壌改良材と肥料を混和し
たものを用いる。また、法面の吹き付け用の成育基盤材
は土壌、ピートモス、バーク堆肥等を適量混合したもの
が用いられ、それに肥料と種子、団粒化材等を混入し施
工される。緑化に用いられる肥料分は降雨などにより容
易に溶脱し、河川や湖沼の富栄養化等の環境汚染の一因
となっている。従って、このような環境汚染のない緑化
用の培土の開発が望まれている。
【0003】一方、VA菌根菌は藻菌類に属するカビの
一種であって、多くの植物にVA菌根を形成する菌であ
り、VA菌根菌は土壌中からリン酸やミネラルを吸収し
て植物体に供給する一方で、植物は菌の生育に必要な炭
水化物やアミノ酸などを提供してお互いに共生関係を維
持する絶体共生菌である。VA菌根菌は様々の植物に感
染し、その植物の生育を促進したり、植物の耐病性を向
上させることが一般に知られている。その効果のひとつ
に、土壌中に固定されたリン酸を植物に供給することが
挙げられる(「農業及び園芸」第62巻、第8号、P.
930−937、1987年)。
【0004】しかし、VA菌根菌は絶対共生菌であるた
め純粋培養は不可能とされており、植物育成用に利用す
るために培養増殖するには植物との共生関係を利用する
以外にない。VA菌根菌を人工的に培養することは非常
に難しいとされており、その原因のひとつにVA菌根菌
を増殖させるためには宿主作物の生育を旺盛にさせる必
要があるが、宿主作物の生育に必要な肥料を与えるとV
A菌根菌の増殖が阻害されることがあげられる。VA菌
根菌の増殖法には、化成肥料を混合させる方法(特開平
3−76572号公報)や低温度の液肥を用いる方法
(特開昭55−118390号公報、特開昭60−23
7987号公報、特開昭62−19028号公報)、有
機質肥料を吸収させる方法(特開昭63−87973号
公報)、緩効性肥料を用いる方法(特開平6−2076
43号公報)等が知られている。これらの方法は肥料成
分の調製が煩雑で、植物の生育に応じて施肥回数が多く
なるなど手間がかかる等の欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者はこれらの従
来の問題点を解決すべく鋭意研究を進めた結果、VA菌
根菌を添加した浄水ケーキを植物育成培土として利用す
ることによって、VA菌根菌を効率良く増殖することが
でき、肥料を特に施用することなく植物が良好に生育
し、従って、VA菌根菌を添加した浄水ケーキが緑化用
の資材として有効であるという知見を得、この知見を基
に本発明を完成するに至った。従って、本発明の目的
は、浄水ケーキにVA菌根菌を添加することによって得
られる植物育成培土であって、VA菌根菌が効率良く増
殖し、肥料を特に施用することなく植物が生育すること
を可能とする植物育成培土、それを利用した植物育成方
法、並びにVA菌根菌の増殖方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、浄水ケーキに
VA菌根菌を混合してなる植物育成培土に関する。更に
本発明は、浄水ケーキにVA菌根菌を混合してなる植物
育成培土でVA菌根菌が共生しうる植物を栽培し、VA
菌根菌を植物に共生させてVA菌根菌を効率よく増殖さ
せて、植物を栽培することを特徴とする植物育成方法に
関する。更に本発明は、浄水ケーキからなる植物育成培
土にVA菌根菌を接種して、VA菌根菌が共生しうる植
物を栽培し、VA菌根菌を植物に共生させてVA菌根菌
を効率良く増殖させて、植物を栽培することを特徴とす
る植物育成方法に関する。更に本発明は、VA菌根菌が
共生しうる植物にVA菌根菌を共生させ、次いでVA菌
根菌が感染した植物を浄水ケーキからなる植物育成培土
で栽培することにより、VA菌根菌を効率良く増殖させ
ることを特徴とするVA菌根菌の増殖方法に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に用いる浄水ケーキは浄水
処理過程で発生する沈積泥土を濃縮脱水したものであ
る。浄水ケーキは処理過程で硫酸や石灰または高分子凝
集剤等の薬剤を注入する薬注処理と薬剤を加えず濃縮あ
るいは濃縮・凍結融解後脱水処理を行う無薬注方式があ
り、本発明における植物育成培土として利用するために
は無薬注処理法により処理された浄水ケーキを用いるの
が望ましい。浄水ケーキを製造する工程で、河川水中の
浮遊物質を凝集させるために用いる凝集剤はポリ塩化ア
ルミニウムでも液体硫酸アルミニウムでもよい。また、
脱水方法は自然濃縮処理(天日乾燥)、加圧脱水、凍結
融解処理等のいずれでもよい。本発明に用いる浄水ケー
キの性質は、リン酸吸収係数2000mg/100g以
上、有効態リン酸10mg/100g以下が望ましい。
更には、全窒素0.3%以上、全リン酸0.1〜2.0
%が望ましい。このように、土壌に吸着固定され植物が
利用できないリン酸の量を示すリン酸吸収係数が高く、
且つ植物が利用できる土壌中のリン酸の量を示す有効態
リン酸が低い、浄水ケーキとVA菌根菌とを組合わせて
用いることによって、VA菌根菌の増殖が効率良く行な
われ、そのため植物の生育が良好となる、という優れた
効果を奏する。
【0008】本発明において浄水ケーキは発生したまま
の形態でもよいが、好ましくは直径10mm以下に解砕
し、調粒したものが適する。また、乾燥、造粒したもの
でもよい。また、VA菌根菌は、雑菌などによって死滅
しやすいので、浄水ケーキは、塩素殺菌やオゾン殺菌等
の消毒を受けた浄水ケーキを用いるのが好ましい。本発
明において植物育成培土として用いる浄水ケーキは、そ
れ単独でもよいが、施工の方法にあわせて堆肥化資材、
土壌改良材を混合してもよい。植栽用の土壌として用い
る場合、混合する堆肥化資材は通常知られているいずれ
の堆肥でよく、イナワラ、麦稈、バーク、鋸屑、家畜糞
尿、都市ゴミコンボスト等の各種材料を自然堆積しある
いは人為的に機械処理して、常法により得られる堆肥で
よい。これらの堆肥化資材の混合量は通常、浄水ケーキ
に対して5〜50%容量であり、好ましくは20〜30
%容量である。浄水ケーキに混合する土壌改良材は、ピ
ートモス、泥炭、木炭等の植物質資材でも、ゼオライ
ト、パーミキュライト、パーライトなどの鉱物質資材で
もよい。これらの土壌改良材の混合量は通常、浄水ケー
キに対して5〜50%容量であり、好ましくは10〜2
5%容量である。本発明の植物育成培土を法面緑化用の
生育基盤材として用いる場合、施工の方法にあわせて浄
水ケーキ、バーク堆肥、ピートモス等を適量混合すれば
よい。浄水ケーキの混合量は通常、生育基盤材中10〜
50%容量であり、好ましくは15〜30%容量であ
る。また、本発明では、浄水ケーキにリン酸肥料として
リンスター、カリ肥料として硫酸カリ、窒素肥料として
2−オキソ−4−メチル−6−ウレイドヘキサヒドロピ
リミジンを添加した、特開平5−219832号公報に
記載の育苗培土、あるいは、マンガンを過剰に含む浄水
ケーキにリン酸、またはリン酸と多孔質無機資材を添加
した、特開平7−227144号公報に記載の育苗培土
を用いてもよい。
【0009】本発明で用いるVA菌根菌としては、具体
的には、スカテロスポラ(Scutellospor
a)属、グロムス(Glomus)属、ギガスポラ(G
igaspora)属、アカウロスポラ(Acaulo
spora)属、スクレロシスティス(Scleroc
ystis)属、エントロフォスポラ(Entroph
ospora)属等に属するVA菌根菌を例示すること
ができる。これらのVA菌根菌の中でもギガスポラ(G
igaspora)属に属するVA菌根菌が適してい
る。特に、ギガスポラ属のマルガリータ(Margar
ita)種に属するVA菌根菌が好ましい。かかるVA
菌根菌は、有効態リン酸が低い土壌中で良好に増殖する
菌であるため、浄水ケーキと組合わせて用いるのに特に
適している。これらのVA菌根菌は天然界から収集する
ほか、栄養薄膜培養法(特開昭55−118390号公
報)や器官培養した根を使用する方法(特公昭62−4
9037号公報)等により培養したものでもよく、ま
た、一般に市販されているものでもよい。また、浄水ケ
ーキを用いてVA菌根菌を培養したものを用いてもよ
い。
【0010】VA菌根菌の浄水ケーキへの添加量は、V
A菌根菌が植物に対して感染できる程度の量を用いれば
よいが、通常、本発明の植物育成培土1リットル中に胞
子が10個以上、好ましくは100個以上含まれる量
で、浄水ケーキに添加するのがよい。かくして得られ
る、浄水ケーキにVA菌根菌を混合してなる本発明の植
物育成培土で、植物を栽培することによって、VA菌根
菌が植物に共生して効率良く増殖し、植物に良好に生育
する。
【0011】栽培の対象となる植物は、VA菌根菌が共
生しうる植物であり、ダイズ、クローバ、マングビー
ン、ピーナッツ、アルファルファ、ウマゴヤシ、カラス
ノエンドウ、ハギ等のマメ科植物、メヒシバ、スダング
ラス、バヒヤグラス、ギニアグラス、シバ等のイネ科植
物、シャリンバイ、コデマリ等のバラ科植物、ヤマツツ
ジ、オオムラサキツツジ等のツツジ科植物、イロハモミ
ジ等のカエデ科植物、サイネリア、ヨモギ等のキク科植
物、ベゴニア等のシュウカイドウ科植物等ほとんどの緑
化植栽用植物が含まれる。植物の栽培は、通常の方法を
採用することによって実施でき、特に制限されない。特
に、VA菌根菌の増殖を考慮すれば、例えば、温度は5
〜40℃、特に15〜30℃で栽培するのが好ましい。
【0012】また、本発明では、浄水ケーキにあらかじ
めVA菌根菌を添加した植物育成培土を用いる代わり
に、浄水ケーキからなる植物育成培土を直接施用し、そ
こにVA菌根菌を接種して、植物を栽培することもでき
る。この場合に用いる浄水ケーキからなる植物育成培土
は、前記したように、浄水ケーキ単独でもよく、堆肥化
資材、土壌改良材などを混合したものを用いることがで
きる。VA菌根菌は、培土に植物を播種または移植する
際に、同時に種菌を施用することができる。VA菌根菌
の接種量は、植物に感染できる程度の量で十分である。
【0013】また、本発明では、VA菌根菌が共生しう
る植物にVA菌根菌を共生させ、次いで、VA菌根菌が
感染した植物を浄水ケーキからなる植物育成培土で栽培
することによって、VA菌根菌を効率良く増殖させるこ
とができる。このような増殖方法において、VA菌根菌
を植物に感染させる方法としては、特に制限はなく、ま
た施行時期としても、該当植物の発根前、発根後のいず
れであってもよい。特に、播種、挿し木、挿し芽の前処
理等、播種、挿し木、挿し芽と同時期、または苗の定植
時等が好ましい。また、施行方法としては、土壌と混
合、株元への混入、土壌下層での積層、植え穴への混入
等が好ましい。VA菌根菌の宿主となる植物の栽培環境
は、既存法に従えばよく、例えば、温度は5〜40℃、
特に15〜30℃が好ましい。
【0014】本発明におけるVA菌根菌の増殖の場とし
て天日乾燥床を利用できる。天日乾燥床は、浄水ケーキ
である濃縮された沈殿汚泥をマスの中に溜め、天日によ
って乾燥させる施設で、一定の含水率(60%以下)に
まで乾燥させるのに夏期1.5〜2ヶ月、冬期3〜6ヶ
月必要なため、その間に宿主作物を栽培し、VA菌根菌
を培養できる。より具体的には以下の方法を採用するこ
とができる。即ち、天日乾燥床に溜められた沈殿汚泥の
含水率が80%以下になったら耕耘し、宿主植物を播種
または移植する。宿主植物としてはマメ科植物のクロー
バー、ウマゴヤシ、ハギ、イネ科植物のアルファルフ
ァ、カラスノエンドウを単植、または数種類を混植す
る。宿主作物の栽培開始時にVA菌根菌(好ましくはG
igaspora属、Glomus属)を接種する。施
肥は無施肥でよいが、栽培初期にリン酸肥料を成分で
0.01〜1.0g/土1リットル添加しても良い。栽
培は3〜4月に開始し、8〜9月に完了する。ビニール
フィルム等による被覆を行ったり、加温することによっ
て栽培開始を早めることができる。灌水は自然降雨を利
用するが、降雨が少ない場合は適宜灌水を行う。
【0015】VA菌根菌の培養は、温室内に以下のよう
にして実施することもできる。浄水ケーキを0.5〜1
リットル容量のポットに詰め、宿主植物を播種または移
植する。宿主植物としてはマメ科植物のクローバー、ウ
マゴヤシ、ハギ、イネ科植物のアルファルファ、カラス
ノエンドウを用いる。宿主作物の栽培開始時にVA菌根
菌(好ましくは、Gigaspora属、Glomus
属)を接種する。施肥は無施肥でよいが、栽培初期にリ
ン酸肥料を成分で0.01〜1.0g/土1リットル添
加しても良い。気温を10〜40℃、好ましくは20〜
30℃で管理し、適宜灌水を行う。栽培を開始し、2ヶ
月以上経過後に完了する。
【0016】上記したVA菌根菌の増殖法においては、
VA菌根菌は植物に対し感染できる程度の量を用いれば
よい。特に大量の土を用いて増殖する場合は宿主植物の
播種時にVA菌根菌の種菌を同時に施用するのがよい。
宿主植物の生育とともにVA菌根菌の増殖も旺盛にな
り、この増殖したVA菌根菌が付着した基材は、そのま
ま種菌としても使用できる。通常、2ヶ月以上栽培する
と胞子を形成し始める。より多くの胞子を形成させる場
合は宿主作物が十分に生育したところで、灌水などを絶
ちしばらく放置する。この栽培土壌から湿式篩別法(鈴
木達彦著、VA菌根に対する諸問題5,農業及び園芸、
第62巻、第3号、P.28、1987年)等により胞
子を分離、回収し、必要に応じて増量剤などを加えれば
VA菌根菌製剤として用いることもできる。
【0017】
【発明の効果】以上に詳述した通り、浄水ケーキにVA
菌根菌を混合してなる植物育成培土で、VA菌根菌が共
生できる植物を栽培することによって、植物を良好に生
育させることが可能となる。また、VA菌根菌が感染し
た植物を浄水ケーキからなる植物育成培土で栽培するこ
とにより、VA菌根菌を効率良く増殖させることができ
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例により、更に詳細に説
明する。 実施例1 供試培土として、5m/mのふるいにかけた浄水ケーキ
(リン酸吸収係数2300〜2500mg/100g;
有機態リン酸3〜5mg/100g;全窒素0.8〜
1.2%;全リン酸0.1〜2.0%)にバーク堆肥を
20%容量混合し(有効態リン酸は10〜20mg/1
00gとなった)、さらに茨城県つくば市より採取した
土壌から湿式篩別法で集めたVA菌根菌Gigaspo
ra Margaritaの胞子10個/土1リットル
を混合したものを用いた。対照として茨城県つくば市よ
り採取した畑土にバーク堆肥を20%混合し、IB化成
肥料(N−P−K=10−10−10)を、0.5g/
土1リットル添加したものを用いた。10リットル容量
のポットに供試培土及び畑土をそれぞれ詰め、1995
年4月にコノテガシワ、イロハモミジ、オオムラサキツ
ツジの苗を移植、ノシバを播種した。露地にて必要に応
じて灌水を行いながら栽培し、6ヶ月後の樹高または刈
り芝重量を測定した。結果を第1表に示す。
【0019】
【表1】 第1表 ─────────────────────────────────── 供試培土 樹高伸長量 (cm) 刈り芝重量(g) コノテカ゛シワ イロハモミシ゛ オオムラサキツツシ゛ ノシバ ─────────────────────────────────── 浄水ケーキ 15.0 89.0 18.0 626 畑土 13.0 43.3 12.7 348 ───────────────────────────────────
【0020】第1表の結果から明らかなように、浄水ケ
ーキにVA菌根菌を混合した培土で植物を栽培すること
によって、良好に植物が生育できる。
【0021】実施例2 供試培土として5m/mのふるいにかけた実施例1と同
様の特性を有する浄水ケーキにバーク堆肥を20%容量
混合し、さらに茨城県つくば市より採取した土壌から湿
式篩別法で集めたVA菌根菌Gigaspora sp
の胞子20個/土1リットルを混合したものを用いた。
対照として茨城県つくば市より採取した畑土にバーク堆
肥を20%混合し、IB化成肥料(N−P−K=10−
10−10)を、0.5g/土1リットル添加したもの
を用いた。10リットル容量のポットに供試培土及び畑
土をそれぞれ詰め、1995年4月にコノテガシワ、イ
ロハモミジ、オオムラサキツツジの苗を移植、ノシバを
播種した。露地にて必要に応じて灌水を行いながら栽培
し、6ヶ月後の樹高または刈り芝重量を測定した。結果
を第2表に示す。
【0022】
【表2】 第2表 ─────────────────────────────────── 供試培土 樹高伸長量 (cm) 刈り芝重量(g) コノテカ゛シワ イロハモミシ゛ オオムラサキツツシ゛ ノシバ ─────────────────────────────────── 浄水ケーキ 16.2 85.3 17.8 721 畑土 13.0 43.3 12.7 348 ───────────────────────────────────
【0023】第2表の結果から明らかなように、浄水ケ
ーキにVA菌根菌を混合した培土で植物を栽培すること
により、良好に植物が生育できる。 実施例3 供試培土として5m/mのふるいにかけた実施例1と同
様の特性を有する浄水ケーキと、芝の目土(粒径1〜2
mm;リン酸吸収係数約1500mg/100g;有効
態リン酸0〜5mg/100g;全窒素0〜0.1%;
全リン酸0〜0.2%)にそれぞれリン酸肥料をリン酸
成分で0.2g/土1リットル添加したものを用いた。
1リットル容量のポットに供試培土を詰め、ホワイトク
ローバーを播種した。茨城県つくば市より採取した土壌
から湿式篩別法で集めたVA菌根菌Gigaspora
Margaritaの胞子10個を、播種の際に各供
試培土に接種した。気温15〜30度になるように調節
したガラス温室内で、適宜灌水しながら植物を栽培し、
3ヶ月経過後、灌水を中止し2週間放置した。その後、
供試培土中に含まれるGigaspora Marga
ritaの胞子数を測定した。結果を第3表に示す。
【0024】
【表3】 第3表 ─────────────────────────────────── 供試培土 Gigaspora Margarita 胞子数(個/土1ml) ─────────────────────────────────── 浄水ケーキ 6.67 芝の目土 2.50 ───────────────────────────────────
【0025】第3表の結果から、浄水ケーキからなる培
土でVA菌根菌を感染させた植物を栽培することによ
り、VA菌根菌を効率良く増殖できることが判る。 実施例4 供試培土として5m/mのふるいにかけた実施例3と同
様の特性を有する浄水ケーキと芝の目土(粒径1〜2m
m)にそれぞれリン酸肥料をリン酸成分で0.2g/土
1リットル添加したものを用いた。1リットル容量のポ
ットに供試培土を詰め、ホワイトクローバーを播種し
た。茨城県つくば市より採取した土壌から湿式篩別法で
集めたVA菌根菌Gigaspora spの胞子10
個を、播種の際に各供試培土に接種した。気温15〜3
0度になるように調節したガラス温室内で、適宜灌水し
ながら植物を栽培し、3ヶ月経過後、灌水を中止し2週
間放置した。その後、供試培土中に含まれるGigas
pora spの胞子数を測定した。結果を第4表に示
す。
【0026】
【表4】 第4表 ─────────────────────────────────── 供試培土 Gigaspora sp胞子数(個/土1ml) ─────────────────────────────────── 浄水ケーキ 35.5 芝の目土 15.3 ───────────────────────────────────
【0027】第4表の結果から、浄水ケーキからなる培
土でVA菌根菌を感染させた植物を栽培することによ
り、VA菌根菌を効率良く増殖できることが判る。 実施例5 供試培土として5m/mのふるいにかけた実施例3と同
様の特性を有する浄水ケーキと芝の目土(粒径1〜2m
m)にそれぞれリン酸肥料をリン酸成分で0.2g/土
1リットル添加したものを用いた。10リットル容量の
ポットに供試培土を詰め、ファルカタ(マメ科樹木)A
lbizia Falcataria(L.) Fos
bを播種した。茨城県つくば市より採取した土壌から湿
式篩別法で集めたVA菌根菌Gigaspora Ma
rgaritaの胞子10個を、播種の際に各供試培土
に接種した。気温15〜30度になるように調節したガ
ラス温室内で、適宜灌水しながら植物を栽培し、3ヶ月
経過後、灌水を中止し2週間放置した。その後、供試培
土中に含まれるGigaspora Margarit
aの胞子数を測定した。結果を第5表に示す。
【0028】
【表5】 第5表 ─────────────────────────────────── 供試培土 Gigaspora Margarita 胞子数(個/土1ml) ─────────────────────────────────── 浄水ケーキ 4.00 芝の目土 1.10 ───────────────────────────────────
【0029】第5表の結果から、浄水ケーキからなる培
土でVA菌根菌を感染させた植物を栽培することによ
り、VA菌根菌を効率良く増殖できることが判る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 1/14 C12N 1/14 B // C09K 101:00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浄水ケーキにVA菌根菌を混合してなる
    植物育成培土。
  2. 【請求項2】 浄水ケーキが、リン酸吸収係数が200
    0mg/100g以下であり且つ有効態リン酸が10m
    g/100g以下である請求項1記載の植物育成培土。
  3. 【請求項3】 VA菌根菌がギガスポラ属に属する請求
    項1記載の植物育成培土。
  4. 【請求項4】 植物育成培土1リットル中にVA菌根菌
    の胞子を10個以上混合してなる請求項1記載の植物育
    成培土。
  5. 【請求項5】 浄水ケーキにVA菌根菌を混合してなる
    植物育成培土でVA菌根菌が共生しうる植物を栽培し、
    VA菌根菌を植物に共生させてVA菌根菌を効率よく増
    殖させて、植物を栽培することを特徴とする植物育成方
    法。
  6. 【請求項6】 浄水ケーキからなる植物育成培土にVA
    菌根菌を接種して、VA菌根菌が共生しうる植物を栽培
    し、VA菌根菌を植物に共生させてVA菌根菌を効率よ
    く増殖させて、植物を栽培することを特徴とする植物育
    成方法。
  7. 【請求項7】 VA菌根菌が共生しうる植物にVA菌根
    菌を共生させ、次いでVA菌根菌が感染した植物を浄水
    ケーキからなる植物育成培土で栽培することにより、V
    A菌根菌を効率よく増殖させることを特徴とするVA菌
    根菌の増殖方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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