JPH09255771A - 芳香族ポリカーボネートの製造方法 - Google Patents
芳香族ポリカーボネートの製造方法Info
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- JPH09255771A JPH09255771A JP6803196A JP6803196A JPH09255771A JP H09255771 A JPH09255771 A JP H09255771A JP 6803196 A JP6803196 A JP 6803196A JP 6803196 A JP6803196 A JP 6803196A JP H09255771 A JPH09255771 A JP H09255771A
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Abstract
トの製造方法において、凝縮器の内部や排気管へのフェ
ノール等による固着及び閉塞トラブルが無く、真空吸気
能力を低下することなく、着色のない芳香族ポリカーボ
ネートを長時間分子量一定に連続的に製造することが可
能な、工業的に好ましい製造方法を提供する。 【解決手段】 エステル交換法による芳香族ポリカーボ
ネートの製造方法において、真空ポンプとして湿式真空
ポンプを用い、該湿式真空ポンプ中の封液に含まれる芳
香族モノヒドロキシ化合物濃度を1重量%以上に保ちな
がら、該湿式真空ポンプより、封液を連続的に又はバッ
チ的に抜き出す芳香族ポリカーボネートの製造方法。
Description
ネートの製造方法に関するものである。
性、耐衝撃性、透明性などに優れたエンジニアリングプ
ラスチックスとして、多くの分野において幅広く用いら
れている。この芳香族ポリカーボネートの製造方法につ
いては、従来種々の研究が行われ、その中で、芳香族ジ
ヒドロキシ化合物、例えば2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン(以下、ビスフェノールAとい
う。)とホスゲンとの界面重縮合法が工業化されてい
る。
は、有毒なホスゲンを用いなければならないこと、副生
する塩化水素や塩化ナトリウム及び、溶媒として大量に
用いる塩化メチレンなどの含塩素化合物により装置が腐
食すること、ポリマー物性に悪影響を及ぼす塩化ナトリ
ウムなどの不純物や残留塩化メチレンの分離が困難なこ
となどの問題があった。
ールカーボネートとから、芳香族ポリカーボネートを製
造する方法としては、例えば、ビスフェノールAとジフ
ェニルカーボネートを溶融状態でエステル交換し、副生
するフェノールを抜き出しながら重合するエステル交換
法が以前から知られている。エステル交換法は、界面重
縮合法と異なり、溶媒を使用しないなどの利点がある。
交換法で製造するための重合装置としては、種々の重合
装置が知られている。これらは重合の進行と共に副生す
るフェノール等を凝縮器に導いて凝縮させている。しか
しながら、重合器から発生するフェノールを直ちに凝縮
器に導いて凝縮させる場合、凝縮させるためには、凝縮
器の温度をフェノールの凝固点以下の低温に保つ必要が
あるためフェノールやフェノールに同伴する未反応物及
び低重合物によって、凝縮器の内部や凝縮器と真空ポン
プを結ぶ排気管に固着してゆき、次第に真空吸気能力を
低下させ、ついには管を閉塞して装置の連続運転を不可
能にするという問題を有している。
除去するための工夫が種々なされている。例えば特開平
6−49197号公報では、−10〜40℃の冷媒を用
いた熱交換部を有するフリーズコンデンサー二基以上を
切り替え用いる方法、さらに特開平6−65367号公
報では、190℃における蒸気圧が10mmHg以下であ
る化合物をスクラビング液体とするスクラバー二基以上
を切り替え用いる方法が具体的に開示されている。
縮器を並列に備え切り替え方式で運転を行うものであ
る。すなわち、一基の凝縮器にフェノール等がたまる
と、切り替えて他の凝縮器を用い、その間にフェノール
等のたまった凝縮器には、洗浄処理等を施すという方法
である。これらの方法では、いずれも、装置が複雑にな
り操作も煩雑になる上、冷却及びフェノール回収のため
の加熱操作に多大のエネルギーを必要とする。また、切
り替え操作を行う際には、重合系内に微量の酸素が混入
しやすく、芳香族ポリカーボネートが着色するという問
題が生じやすい。さらに、前者の方法は、運転中の圧力
変動により、芳香族ポリカーボネートの分子量が変動す
る問題、後者の方法は、スクラビング液中のフェノール
等の固化析出により、装置の閉塞等の非常に多くのトラ
ブルが発生する等、工業的には好ましくない問題を有し
ていた。
テル交換法により芳香族ポリカーボネートを製造する方
法において、凝縮器の内部や凝縮器と真空ポンプを結ぶ
排気管へのフェノール等による固着及び閉塞トラブルが
無く、真空吸気能力を低下することなく、かつ、二基以
上の凝縮器を並列に備えて切り替えながら運転する必要
のない、着色のない芳香族ポリカーボネートを長時間分
子量一定に連続的に製造することが可能な、工業的に好
ましい方法を提供する事である。
を解決するため鋭意検討を進めた結果、真空ポンプに芳
香族モノヒドロキシ化合物を含有する封液を用いる湿式
真空ポンプを用い、該封液を連続的にまたはバッチ的に
抜き出す事によりその目的を達成できる事を見いだし、
本発明を完成させるに至った。
ドロキシ化合物とジアリールカーボネートから、エステ
ル交換法により副生する芳香族モノヒドロキシ化合物を
真空ポンプを用いて減圧下に抜き出しながら芳香族ポリ
カーボネートを製造するにあたり、真空ポンプとして湿
式真空ポンプを用い、該湿式真空ポンプの封液中に重合
器で副生する芳香族モノヒドロキシ化合物の全量または
一部を溶解及び/または混合させて、芳香族モノヒドロ
キシ化合物の封液中の濃度を1重量%以上に保ちなが
ら、上記湿式真空ポンプより封液を連続的にまたはバッ
チ的に抜き出すことを特徴とする芳香族ポリカーボネー
トの製造方法、(B) 重合器から抜き出す芳香族モノ
ヒドロキシ化合物の全量に対して3重量%以上の芳香族
モノヒドロキシ化合物を、湿式真空ポンプの封液に溶解
及び/または混合させて抜き出すことを特徴とする上記
(A)の芳香族ポリカーボネートの製造方法、(C)
重合器と湿式真空ポンプの間に乾式真空ポンプを設ける
ことを特徴とする上記(A)または(B)の芳香族ポリ
カーボネートの製造方法、(D) 湿式真空ポンプの温
度が−10〜100℃であることを特徴とする上記
(A)、(B)または(C)の芳香族ポリカーボネート
の製造方法、(E) 湿式真空ポンプの排気口を除害塔
に接続することを特徴とする上記(A)、(B)、
(C)または(D)の芳香族ポリカーボネートの製造方
法、を提供するものである。
ーボネートを製造する方法において、前述した如く、二
基以上の凝縮器を並列に備え、切り替えながら運転する
試みがなされてきた。しかしながら、驚くべき事に湿式
真空ポンプの封液中に重合器で副生する芳香族モノヒド
ロキシ化合物の全量または一部を連続的に溶解及び/ま
たは混合させて芳香族モノヒドロキシ化合物の濃度を1
重量%以上に保ちながら、該湿式真空ポンプより封液を
連続的にまたはバッチ的に抜き出す事により、固着、閉
塞の原因となる低温の凝縮器が不必要となり、切り替え
操作等を行うことなく芳香族ポリカーボネートを長時間
連続して製造できる事が明らかになった。
ヒドロキシ化合物の全量に対して3重量%以上の芳香族
モノヒドロキシ化合物を該湿式真空ポンプの封液に溶解
及び/または混合させて抜き出すことにより、従来のよ
うに重合器と真空ポンプの間に必ずしも凝縮器を設ける
必要が無くなり、凝縮の為に温度を下げる必要が無くな
るため、芳香族モノヒドロキシ化合物の閉塞は起こらな
い。また、封液中に芳香族モノヒドロキシ化合物がたま
ってきた場合には、封液を一部抜き出すだけで良い。こ
のような抜き出し操作は、バッチ操作でも可能である
が、連続的に行うことも可能であり、従来のような切り
替え操作の煩雑さは全くない。さらに、運転中の圧力変
動が無く、芳香族ポリカーボネートの分子量の変動が無
い。
重合器と湿式真空ポンプの間に設置することで、所望の
真空度まで、真空度を高めることも可能である。このこ
とは、通常、高真空を要求される後半の重合器では特に
有用であり、本発明の大きな特徴の一つである。以下に
本発明について詳細に説明する。
物とは、次式で示される化合物である。 HO−Ar−OH (式中、Arは2価の芳香族基を表す。)。2価の芳香
族基Arは、好ましくは例えば、次式で示されるもので
ある。 −Ar1 −Y−Ar2 − (式中、Ar1 及びAr2 は、各々独立にそれぞれ炭素
数5〜70を有する2価の炭素環式又は複素環式芳香族
基を表し、Yは炭素数1〜30を有する2価のアルカン
基を表す。)。
1つ以上の水素原子が、反応に悪影響を及ぼさない他の
置換基、例えばハロゲン原子、炭素数1〜10のアルキ
ル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、フェニル基、フ
ェノキシ基、ビニル基、シアノ基、エステル基、アミド
基、ニトロ基等などによって置換されたものであっても
良い。
は、1ないし複数の環形成窒素原子、酸素原子又は硫黄
原子を有する芳香族基を挙げる事ができる。2価の芳香
族基Ar1 、Ar2 は、例えば、置換又は非置換のフェ
ニレン、置換又は非置換のビフェニレン、置換または非
置換のピリジレンなどの基を表す。ここでの置換基は前
述のとおりである。
で示される有機基である。
独立に水素、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜
10のアルコキシ基、環構成炭素数5〜10のシクロア
ルキル基、環構成炭素数5〜10の炭素環式芳香族基、
炭素数6〜10の炭素環式アラルキル基を表す。kは3
〜11の整数を表し、R5 およびR6 は、各Xについて
個々に選択され、お互いに独立に、水素または炭素数1
〜6のアルキル基を表し、Xは炭素を表す。また、
R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 において、1つ以
上の水素原子が反応に悪影響を及ぼさない範囲で他の置
換基、例えばハロゲン原子、炭素数1〜10のアルキル
基、炭素数1〜10のアルコキシ基、フェニル基、フェ
ノキシ基、ビニル基、シアノ基、エステル基、アミド
基、ニトロ基等によって置換されたものであっても良
い。) このような2価の芳香族基Arとしては、例えば、下記
化2で示されるものが挙げられる。
子、ハロゲン原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素
数1〜10のアルコキシ基、環構成炭素数5〜10のシ
クロアルキル基またはフェニル基であって、mおよびn
は1〜4の整数で、mが2〜4の場合には各R7 はそれ
ぞれ同一でも異なるものであってもよいし、nが2〜4
の場合には各R8 はそれぞれ同一でも異なるものであっ
てもよい。) さらに、2価の芳香族基Arは、次式で示されるもので
あっても良い。 −Ar1 −Z−Ar2 − (式中、Ar1 、Ar2 は前述の通りで、Zは単結合又
は−O−、−CO−、−S−、−SO2 −、−SO−、
−COO−、−CON(R1 )−などの2価の基を表
す。ただし、R1 は前述のとおりである。) このような2価の芳香族基Arとしては、例えば、下記
化3で示されるものが挙げられる。
のとおりである。) また、2価の芳香族基Arは、置換又は非置換のフェニ
レン、置換又は非置換のビフェニレン、置換又は非置換
のピリジレンなどであっても良い。ここでの置換基は、
反応に悪影響を及ぼさない、例えばハロゲン原子、炭素
数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ
基、フェニル基、フェノキシ基、ビニル基、シアノ基、
エステル基、アミド基、ニトロ基等などが挙げられる。
合物は、単一種類でも2種類以上でもかまわない。芳香
族ジヒドロキシ化合物の代表的な例としてはビスフェノ
ールAが挙げられる。本発明で用いられるジアリールカ
ーボネートは、下記化4で表される。
芳香族基を表す。) Ar3 及びAr4 は、1価の炭素環式又は複素環式芳香
族基を表すが、このAr3 、Ar4 において、1つ以上
の水素原子が、反応に悪影響を及ぼさない他の置換基、
例えば、ハロゲン原子、炭素数1〜10のアルキル基、
炭素数1〜10のアルコキシ基、フェニル基、フェノキ
シ基、ビニル基、シアノ基、エステル基、アミド基、ニ
トロ基などによって置換されたものであっても良い。A
r3 、Ar4 は同じものであっても良いし、異なるもの
であっても良い。
としては、フェニル基、ナフチル基、ビフェニル基、ピ
リジル基を挙げる事ができる。これらは、上述の1種以
上の置換基で置換されたものでも良い。好ましいAr3
及びAr4 としては、それぞれ例えば、下記化5などが
挙げられる。
ては、下記化6で示される。
原子、炭素数1〜10を有するアルキル基、炭素数1〜
10を有するアルコキシ基、環構成炭素数5〜10のシ
クロアルキル基又はフェニル基を示し、p及びqは1〜
5の整数で、pが2以上の場合には、各R9 はそれぞれ
異なるものであっても良いし、qが2以上の場合には、
各R10は、それぞれ異なるものであっても良い。) このジフェニルカーボネート類の中でも、非置換のジフ
ェニルカーボネートや、ジトリルカーボネート、ジ−t
−ブチルフェニルカーボネートのような低級アルキル置
換ジフェニルカーボネートなどの対称型ジアリールカー
ボネートが好ましいが、特にもっとも簡単な構造のジア
リールカーボネートであるジフェニルカーボネートが好
適である。
で用いても良いし、2種以上を組み合わせて用いても良
い。芳香族ジヒドロキシ化合物とジアリールカーボネー
トとの使用割合(仕込比率)は、用いられる芳香族ジヒ
ドロキシ化合物とジアリールカーボネートの種類や、重
合温度その他の重合条件によって異なるが、ジアリール
カーボネートは、芳香族ジヒドロキシ化合物1モルに対
して、通常0.8〜2.5モル、好ましくは0.9〜
2.0モル、より好ましくは0.95〜1.5モルの割
合で用いられる。
ーボネートを反応させて芳香族ポリカーボネートを製造
するに当たり、反応の温度は、通常50〜350℃、好
ましくは100〜290℃の温度の範囲で選ばれる。反
応の進行にともなって、芳香族モノヒドロキシ化合物が
生成してくる。本発明の芳香族モノヒドロキシ化合物と
は、下記化7で示される。
る。) この芳香族モノヒドロキシ化合物やジアリールカーボネ
ート等を減圧下で反応系外へ除去する事によって反応速
度が高められる。好ましい反応圧力は、製造する芳香族
ポリカーボネートの種類や分子量、重合温度等によって
も異なるが、例えばビスフェノールAとジフェニルカー
ボネートから芳香族ポリカーボネートを製造する場合、
数平均分子量が1000以下の範囲では、50mmHg
〜常圧の範囲が好ましく、数平均分子量が1000〜2
000の範囲では、3mmHg〜50mmHgの範囲が
好ましく、数平均分子量が2000以上の範囲では、2
0mmHg以下、更に10mmHg以下が好ましく、特
に2mmHg以下が好ましい。
る事ができるが、重合速度を高めるため、必要に応じて
触媒の存在下で行われる。重合触媒としては、この分野
で用いられているものであれば特に制限はないが、水酸
化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化カルシウムなどのアルカリ金属及びアルカリ土類金属
の水酸化物類;水素化アルミニウムリチウム、水素化ホ
ウ素ナトリウム、水素化ホウ素テトラメチルアンモニウ
ムなどのホウ素やアルミニウムの水素化物のアルカリ金
属塩、アルカリ土類金属塩、第四級アンモニウム塩類;
水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カルシウム
などのアルカリ金属及びアルカリ土類金属の水素化合物
類;リチウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カル
シウムメトキシドなどのアルカリ金属及びアルカリ土類
金属のアルコキシド類;リチウムフェノキシド、ナトリ
ウムフェノキシド、マグネシウムフェノキシド、LiO
−Ar−OLi、NaO−Ar−ONa(Arはアリー
ル基)などのアルカリ金属及びアルカリ土類金属のアリ
ーロキシド類;酢酸リチウム、酢酸カルシウム、安息香
酸ナトリウムなどのアルカリ金属及びアルカリ土類金属
の有機酸塩類;酸化亜鉛、酢酸亜鉛、亜鉛フェノキシド
などの亜鉛化合物類;酸化ホウ素、ホウ酸、ホウ酸ナト
リウム、ホウ酸トリメチル、ホウ酸トリブチル、ホウ酸
トリフェニル、(R1 R2 R3 R4)NB(R1 R2 R3 R4)または(R
1 R2 R3 R4)PB(R1 R2 R3 R4)で表されるアンモニウムボ
レート類またはホスホニウムボレート類(R1、R2、R3、
R4は前記化3の説明通りである。)などのホウ素の化合
物類;酸化ケイ素、ケイ酸ナトリウム、テトラアルキル
ケイ素、テトラアリールケイ素、ジフェニル−エチル−
エトキシケイ素などのケイ素の化合物類;酸化ゲルマニ
ウム、四塩化ゲルマニウム、ゲルマニウムエトキシド、
ゲルマニウムフェノキシドなどのゲルマニウムの化合物
類;酸化スズ、ジアルキルスズオキシド、ジアルキルス
ズカルボキシレート、酢酸スズ、エチルスズトリブトキ
シドなどのアルコキシ基またはアリーロキシ基と結合し
たスズ化合物、有機スズ化合物などのスズの化合物類;
酸化鉛、酢酸鉛、炭酸鉛、塩基性炭酸塩、鉛及び有機鉛
のアルコキシドまたはアリーロキシドなどの鉛の化合
物;第四級アンモニウム塩、第四級ホスホニウム塩、第
四級アルソニウム塩などのオニウム化合物類;酸化アン
チモン、酢酸アンチモンなどのアンチモンの化合物類;
酢酸マンガン、炭酸マンガン、ホウ酸マンガンなどのマ
ンガンの化合物類;酸化チタン、チタンのアルコキシド
またはアリーロキシドなどのチタンの化合物類;酢酸ジ
ルコニウム、酸化ジルコニウム、ジルコニウムのアルコ
キシド又はアリーロキシド、ジルコニウムアセチルアセ
トンなどのジルコニウムの化合物類などの触媒を挙げる
事ができる。
けで用いても良いし、2種以上を組み合わせて用いても
良い。また、これらの触媒の使用量は、原料の芳香族ジ
ヒドロキシ化合物に対して、通常10-8〜1重量%、好
ましくは10-7〜10-1重量%の範囲で選ばれる。本発
明で用いる湿式真空ポンプとは、液体または凝縮性の気
体を用いて真空度を高める真空ポンプである。具体的に
は、液封式ポンプ、油回転ポンプ、ゼットポンプ、スチ
ームエジェクター、油エジェクター、油拡散エジェクタ
ー、油拡散ポンプ等の公知の種々の湿式真空ポンプを用
いることができる(社団法人化学工業協会編;丸善株式
会社発行;化学工学便覧改訂五版;昭和63年3月18
日発行;P319;表5・26を参照)。これらの湿式
真空ポンプの中でも液封式ポンプ、油回転ポンプ、ゼッ
トポンプが好ましい。また湿式真空ポンプに用いること
の出来る材質に特に限定はないが、鉄系金属、非鉄系金
属、セラミックスが用いられ、具体例としては、鋳鉄、
ステンレス鋼、チタン、アルミニウム合金、銅合金等が
挙げられる。
において真空度を高めるために用いる液体又は凝縮性の
気体を意味する。本発明の封液中の芳香族モノヒドロキ
シ化合物の濃度は1重量%以上、好ましくは5重量%以
上に保たれることが必要である。芳香族モノヒドロキシ
化合物の濃度が1重量%未満の場合は、重合器で副生す
る芳香族モノヒドロキシ化合物と共に抜き出す封液の量
が極端に多くなるので好ましくない。芳香族モノヒドロ
キシ化合物以外の封液の成分に特に限定はないが、真空
度を高めるためには、フェノールと同等以上の沸点を有
するものが好ましい。具体例としては、炭素数が2〜8
であるジオール類、分子量が106〜6000のポリア
ルキレングリコール類、炭素数が8〜18であるアルコ
ール類、炭素数が10〜18である高級脂肪族炭化水素
類、置換するアルキル基の総炭素数が4〜54のモノ、
ジまたはトリアルキル置換ベンゼン、置換するアルキル
基の総炭素数が1〜72のモノ、ジ、トリまたはテトラ
アルキル置換ビフェニル、置換するアルキル基の総炭素
数が1〜72のモノ、ジ、トリまたはテトラアルキル置
換ジフェニルエーテル、シリコーンオイル等が挙げられ
る。
抜き出す芳香族モノヒドロキシ化合物の全量に対して3
重量%以上、好ましくは7重量%以上、さらに好ましく
は10重量%以上の芳香族モノヒドロキシ化合物を湿式
真空ポンプより封液に溶解及び/または混合させて抜き
出す。湿式真空ポンプから抜き出す以外の残りの芳香族
モノヒドロキシ化合物は、凝縮器や、スクラバーから抜
き出される。この際、凝縮器や、除害塔で芳香族モノヒ
ドロキシ化合物を完全に抜き出す必要がなく、従って凝
縮器の温度は芳香族モノヒドロキシ化合物の凝固点以上
の温度で操作されるため、閉塞トラブルを起こさないこ
とも本発明の大きな特徴である。また、重合器から、芳
香族モノヒドロキシ化合物を抜き出す際、同時に抜き出
されるジアリールカーボネートや芳香族ジヒドロキシ化
合物等も、その全量または一部を湿式真空ポンプの封液
に溶解または混合させて抜き出すことが出来る。
真空を得る為に、重合器と液封式ポンプの間に一基また
は二基以上の乾式真空ポンプを設ける方法が挙げられ
る。具体例としては、往復式ポンプ、メカニカルブース
ター(ルーツ型、スクリュー型)、ガスエジェクター等
の公知の種々の乾式真空ポンプを用いることができる
(社団法人化学工業協会編;丸善株式会社発行;化学工
学便覧改訂五版;昭和63年3月18日発行;P31
9;表5・26を参照)。また、乾式真空ポンプは、芳
香族モノヒドロキシ化合物の融点以上の温度で使用する
ことが好ましい。
温度は、−10〜100℃、より好ましくは40〜80
℃である。100℃より高い場合は真空度を高めにくく
なり、−10℃より低い場合は真空ポンプ内で芳香族モ
ノヒドロキシ化合物の析出等が生じ易くなる。さらに、
本発明において湿式真空ポンプの排気口11を除害塔に
接続する方法も好ましい態様として挙げられる。封液に
溶解及び/または混合されなかった微量の芳香族モノヒ
ドロキシ化合物は、除害塔により吸収させることができ
る。
場合の具体例である。芳香族モノヒドロキシ化合物は吸
気口1から吸入される。一方、芳香族モノヒドロキシ化
合物が1重量%以上である封液2は、液入口3から入
る。この時ポンプ本体4で、吸気口1から吸引された芳
香族モノヒドロキシ化合物は、液入口3から入った封液
2に溶解及び/または混合する。芳香族モノヒドロキシ
化合物が溶解及び/または混合した封液2と該封液に溶
解しないガスは、ともに排出口5より気液分離兼封液貯
槽6へ排出される。気液分離兼封液貯槽6において、該
封液に溶解しないガスは、排気口7から排気ガスとして
排出される。一方、芳香族モノヒドロキシ化合物が溶解
及び/または混合した封液2は、液出口8から熱交換器
9に移送される。熱交換器9において、封液2の温度を
−10〜100℃、好ましくは40〜80℃の範囲の所
定の温度に制御する。熱交換器9から流出した芳香族モ
ノヒドロキシ化合物が溶解及び/または混合した封液2
は、再び、液入口3からポンプ本体4に入る事により循
環される。また、封液2は芳香族モノヒドロキシ化合物
が溶解又は混合することにより希釈されるので、封液2
の組成を保つために気液分離兼封液貯槽の液注口10よ
り、新たにメイクアップ封液11を注入しても良いが、
必ずしも注入しなくても良い。メイクアップ封液11の
芳香族モノヒドロキシ化合物の濃度に特に制限はない。
メイクアップ封液11を注入した場合その増加分、及び
芳香族モノヒドロキシ化合物が溶解及び/または混合す
ることによる増加分は、気液分離兼封液貯槽6の液抜き
出し口12よりオーバーフローもしくはポンプにより抜
き出す。メイクアップ封液11の注入及び封液2の抜き
出しは連続式であっても良いし、バッチ式であっても良
い。
ローの一例を、図2に基づき説明する。図2では前重合
工程に3基の撹拌槽型重合器、後重合工程に多孔板を有
する円筒状の多孔板型重合器と多孔板及び複数の円柱状
支持体を有する円筒状の多孔板型重合器を各一基用いて
いる。
物及びジアリールカーボネートは、それぞれ原料供給口
1より撹拌槽型第1(A)重合器3に導入される。な
お、撹拌槽型第1(B)重合器3′は、撹拌槽第1
(A)重合器と全く同様であり、バッチ的に運転する場
合などに切り替えて使用する事ができる。重合器内部は
窒素などの不活性ガス雰囲気下となっており、通常常圧
付近でコントロールされている。撹拌下で所定時間反応
して得られた重合中間体4は排出口5から排出され、移
送ポンプ6で連続移送されて、供給口7より撹拌槽型第
2重合器8に導入される。重合器内部は所定の圧力にコ
ントロールされており、留出する芳香族モノヒドロキシ
化合物はベント口9から蒸留塔10へ導入され精製され
る。芳香族モノヒドロキシ化合物は凝縮器11で冷却さ
れた後、液抜き出しポンプ12により系外に出され、未
反応物及び低重合物は液戻し口13から重合器に戻され
る。撹拌下で所定の分子量に達した重合中間体14は、
重合器内の重合物融液量を一定に保つようにコントロー
ルしながら排出口15から排出され、移送ポンプ16で
移送される。
17より循環ライン18に供給される。多孔板19を通
って多孔板型第1重合器20の内部に導入されフィルム
状、糸状、液滴状、霧状の重合中間体21になる。重合
中間体21は、重合器内部を自由に落下させる。重合器
内部は、所定の圧力にコントロールされており、溶融混
合物または重合中間体から留出した芳香族モノヒドロキ
シ化合物などや必要に応じてガス供給口22より導入さ
れる窒素等の不活性ガスなどは、ベント口23より排出
される。フィルム状、糸状、液滴状、霧状で重合器ボト
ムに達した重合中間体は循環ポンプ24を備えた循環ラ
イン18を通じて、多孔板19から再び重合器内部に供
給される。所定の分子量に達した重合中間体25は、移
送ポンプ26により排出口27から排出され、供給口2
8より供給され、多孔板29を通って多孔型第2重合器
30の内部に導入され、円柱状支持体31に添ってフィ
ルム状または糸状の重合中間体32になる。重合中間体
32は、重合器内部を円柱状支持体31に添わせて落下
させる。重合器内部は、所定の圧力にコントロールされ
ており、重合中間体から留出した芳香族モノヒドロキシ
化合物などや必要に応じてガス供給口33より導入され
る窒素等の不活性ガスなどは、ベント口34より排出さ
れる。重合物は排出ポンプ35により排出口36から排
出される。
重合器を減圧する真空ポンプには、本発明に従い特定の
真空ポンプが用いられる。図2において、撹拌槽型第2
重合器8は、蒸留塔10、凝縮器11、配管37を介し
て、図1に示したものと同様の液封式ポンプ42に接続
されている。多孔板を有する円筒状の第3重合器20
は、配管38を介して、液封式ポンプ42の前に直列に
2基接続されているルーツ型メカニカルブースター4
0、41に接続されている。同様に、複数の円柱状支持
体を有する円筒状の重合器30も、配管39を介して、
液封式ポンプ42の前に直列に2基接続されているルー
ツ型メカニカルブースター40、41に接続されてい
る。液封式ポンプ42の排気は配管43を介して、除害
塔44に接続されている。封液に吸収される芳香族モノ
ヒドロキシ化合物は、連続的、またはバッチ的に液封式
ポンプ42より抜き出される。
ラインなどはいずれもジャケットまたはヒーター等で加
熱され、かつ保温されている。
る。なお、分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグ
ラフィー(GPC)で測定した数平均分子量(以下、M
nと略す。)である。カラーは、CIELAB法により
試験片厚み3.2mmで測定し、黄色度をb* 値で示し
た。
カーボネートを製造した。ただし、撹拌槽第1重合器は
(A)と(B)を切り替えながらバッチ的に運転し、撹
拌槽第2重合器は連続的に運転した。撹拌槽第1重合器
(A)、(B)の内容積は100リットル、撹拌槽第2
重合器の内容積は50リットルであり、撹拌翼はいずれ
もアンカー型である。芳香族ジヒドロキシ化合物として
ビスフェノールA、ジアリールカーボネートとしてジフ
ェニルカーボネート(対ビスフェノールAモル比1.0
6)を撹拌槽型第1(A)、(B)重合器に導入し、そ
の溶融混合物を撹拌槽型第2重合器に2リットル/hr
で供給した。撹拌槽型第1(A)、(B)重合器は17
0℃、大気圧、撹拌槽型第2重合器は240℃、5mm
Hgで、運転開始前の液封式ポンプの封液の組成はフェ
ノール80.0重量%、ジフェニルカーボネート19.
0重量%、ビスフェノールA1.0重量%の混合液を用
いた。液封式ポンプは60℃で運転した。また封液の供
給は行わず、運転と共に増加する封液は定期的に抜き出
した。この条件で1000時間連続に運転した。その結
果、重合器は一定の圧力で安定に運転され、Mnの経時
変化は200時間後2810、400時間後2870、
600時間後2850、800時間後2820、100
0時間後2850と安定であり、無色透明な芳香族ポリ
カーボネート(b* 値 3.1)が得られた。また、運
転中の液封式ポンプの封液のフェノールの組成は常に8
0.0重量%以上であり、運転終了後の液封ポンプの封
液の組成はフェノール95.2重量%、ジフェニルカー
ボネート4.7重量%、ビスフェノールA0.1重量%
であった。また、液封式ポンプから抜き出されたフェノ
ールは、重合器から抜き出すフェノールの全量に対して
16重量%であった。
カーボネートを製造した。ただし、前重合工程の撹拌槽
第1重合器は(A)と(B)を切り替えながらバッチ的
に運転し、撹拌槽第2重合器は連続的に運転した。撹拌
槽第1重合器(A)、(B)の内容積は100リット
ル、撹拌槽第2重合器の内容積は50リットルであり、
撹拌翼はいずれもアンカー型である。後重合工程の循環
ラインを有する多孔板から落下させる多孔板型第1重合
器は連続的に運転した。多孔板型第1重合器は、孔径
3.5mmの孔を40個有する多孔板を備えており落下
する高さは4mである。芳香族ジヒドロキシ化合物とし
てビスフェノールA、ジアリールカーボネートとしてジ
フェニルカーボネート(対ビスフェノールAモル比1.
03)を撹拌槽型第1(A)、(B)重合器に導入し、
その溶融混合物を撹拌槽型第2重合器に4リットル/h
rで供給した。撹拌槽型第1(A)、(B)重合器は温
度180℃、圧力大気圧、撹拌槽型第2重合器は温度2
30℃、圧力50mmHg、多孔板型第1重合器は温度
260℃、圧力1.5mmHg、循環流量100リット
ル/hr、窒素ガス流量1リットル/hrで、運転開始
前の液封式ポンプの封液の組成はテトラエチレングリコ
ール96.0重量%、フェノール4.0重量%の混合液
を用いた。液封式ポンプは45℃で運転した。また供給
する封液はテトラエチレングリコール99.5重量%、
フェノール0.5重量%の組成の混合液を用い、供給は
封液中のフェノールの組成が5.0重量%を保つように
行った。運転と共に増加する封液は定期的に抜き出し
た。この条件で500時間連続に運転した。その結果、
重合器は一定の圧力で安定に運転され、Mnの経時変化
は100時間後5980、200時間後5970、30
0時間後5960、400時間後6010、500時間
後5980と安定であり、無色透明な芳香族ポリカーボ
ネート(b* 値 3.4)が得られた。また、230時
間後から250時間後の間5時間ごとに抜き出された芳
香族ポリカーボネートのMnは、230時間後598
0、235時間後5990、240時間後5970、2
45時間後5990、250時間後5980と非常に安
定であった。また、液封ポンプから抜き出されたフェノ
ールは、重合器から抜き出すフェノールの全量に対して
21重量%であった。
カーボネートを製造した。ただし、液封式ポンプの前に
直列に2基、ルーツ型メカニカルブースターが接続され
ている以外は実施例2と同様の装置を用い、前重合工程
および後重合工程は実施例2と同様の条件で運転した。
運転開始前の液封式ポンプの封液の組成はフェノール8
5.0重量%、ジフェニルカーボネート14.2重量
%、ビスフェノールA0.8重量%の混合液を用い、7
0℃で運転した。また封液の供給は行わず、運転と共に
増加する封液は定期的に抜き出した。この条件で750
時間連続に運転した。その結果、重合器は一定の圧力で
安定に運転され、Mnの経時変化は150時間後602
0、300時間後5960、450時間後5980、6
00時間後5990、750時間後5970と安定であ
り、無色透明な芳香族ポリカーボネート(b* 値 3.
3)が得られた。また、運転中の液封式ポンプの封液の
フェノールの組成は常に85.0重量%以上であり、運
転終了後の液封式ポンプの封液の組成はフェノール9
6.3重量%、ジフェニルカーボネート3.6重量%、
ビスフェノールA0.1重量%であった。また、液封式
ポンプから抜き出されたフェノールは、重合器から抜き
出すフェノールの全量に対して17重量%であった。
カーボネートを製造した。ただし、真空ポンプは油回転
ポンプを用い、油回転ポンプの前に並列に2基、シェル
アンドチューブ式フリーズコンデンサーが接続されてい
る以外は実施例2と同様の装置を用い、前重合工程およ
び後重合工程は実施例2と同様の条件で運転した。シェ
ルアンドチューブ式フリーズコンデンサー(A)と
(B)は定期的に切り替えながらバッチ的に運転し、一
方が再生運転中の時にもう一方は反応系に接続される。
プロセス流は下から上へ流され、冷媒は5℃の冷水を用
いた。また、再生は180℃のスチームを用いた。油回
転ポンプの封液はシリコーンオイルを用い、25℃で封
液を抜き出さずに運転した。この条件で500時間連続
に運転した。その結果、得られた芳香族ポリカーボネー
トのMnおよびカラーの経時変化は100時間後617
0(b* 値 3.4)、200時間後5990(b* 値
3.6)、300時間後6110(b* 値 3.
9)、400時間後5920(b*値 3.8)、50
0時間後6090(b* 値 3.9)とMnは不安定で
あり、カラーも良好でなかった。また、240時間後に
シェルアンドチューブ式フリーズコンデンサーの切り替
えを行った。その前後の230時間後から250時間後
の5時間ごとに抜き出された芳香族ポリカーボネートの
Mnは、230時間後5950、235時間後583
0、240時間後5740、245時間後6230、2
50時間後6180と非常に不安定であった。また、運
転後の油回転ポンプの封液中のフェノールの組成は1重
量%以下であった。
カーボネートを製造した。ただし、後重合工程に横型攪
拌第1重合器を用いる以外は実施例3と同様の装置を用
い、前重合工程は実施例3と同様の条件で運転し、後重
合工程の横型攪拌第1重合器は280℃、2mmHgで
運転した。運転開始前の液封式ポンプの封液の組成はフ
ェノール90.0重量%、ジフェニルカーボネート9.
5重量%、ビスフェノールA0.5重量%の混合液を用
い、75℃で運転した。また封液の供給は行わず、運転
と共に増加する封液は定期的に抜き出した。この条件で
500時間連続に運転した。その結果、重合器は一定の
圧力で安定に運転され、Mnの経時変化は100時間後
6220、200時間後6310、300時間後628
0、400時間後6240、500時間後6270と安
定であり、無色透明な芳香族ポリカーボネート(b* 値
3.6)が得られた。また、運転中の液封式ポンプの
封液のフェノールの組成は常に90.0重量%以上であ
り、運転終了後の液封ポンプの封液の組成はフェノール
95.3重量%、ジフェニルカーボネート4.5重量
%、ビスフェノールA0.2重量%であった。また、液
封式ポンプから抜き出されたフェノールは、重合器から
抜き出すフェノールの全量に対して15重量%であっ
た。
カーボネートを製造した。ただし、前重合工程の撹拌槽
第1重合器は(A)と(B)を切り替えながらバッチ的
に運転し、撹拌槽第2重合器は連続的に運転した。撹拌
槽第1重合器(A)、(B)の内容積は100リット
ル、撹拌槽第2重合器の内容積は50リットルであり、
撹拌翼はいずれもアンカー型である。後重合工程の循環
ラインを有する多孔板から落下させる多孔板型第1重合
器と多孔板から円柱支持体に添わせて落下させる多孔板
型第2重合器は連続的に運転した。多孔板型第1重合器
は、孔径3.0mmの孔を50個有する多孔板を備えて
おり落下する高さは4mである。多孔板型第2重合器
は、孔径4.0mmの孔を25個有する多孔板を備えて
おり、多孔板の25個の口全てに、孔の中心から鉛直に
1.0mmφのSUS316製ワイヤを重合器下部の液
溜まで垂らして設置されている。ワイヤに添わせて落下
させる高さは8mである。液封式ポンプの前に直列に2
基、ルーツ型メカニカルブースターが接続されている。
芳香族ジヒドロキシ化合物としてビスフェノールA、ジ
アリールカーボネートとしてジフェニルカーボネート
(対ビスフェノールAモル比1.02)を撹拌槽型第1
(A)、(B)重合器に導入し、その溶融混合物を撹拌
槽型第2重合器に3リットル/hrで供給した。撹拌槽
型第1(A)、(B)重合器は温度180℃、圧力大気
圧、撹拌槽型第2重合器は温度230℃、圧力60mm
Hg、多孔板型第1重合器は温度250℃、圧力3mm
Hg、循環流量80リットル/hr、窒素ガス流量2リ
ットル/hr、多孔板型第2重合器は温度245℃,圧
力0.7mmHg、窒素ガス流量1リットル/hrで、
液封式ポンプの封液の組成はフェノール75.0重量
%、ジフェニルカーボネート23.6重量%、ビスフェ
ノールA1.4重量%の混合液を用い、70℃で運転し
た。また封液の供給は行わず、運転と共に増加する封液
は定期的に抜き出した。この条件で2500時間連続に
運転した。その結果、重合器は一定の圧力で安定に運転
され、Mnの経時変化は500時間後10260、10
00時間後10210、1500時間後10270、2
000時間後10190、2500時間後10230と
安定であり、無色透明な芳香族ポリカーボネート(b*
値 3.4)が得られた。また、運転中の液封式ポンプ
の封液のフェノールの組成は常に75.0重量%以上で
あり、運転終了後の液封ポンプの封液の組成はフェノー
ル95.1重量%、ジフェニルカーボネート4.7重量
%、ビスフェノールA0.2重量%であった。また、液
封ポンプから抜き出されたフェノールは、重合器から抜
き出すフェノールの全量に対して18重量%であった。
ネートの製造方法において、フェノール等による固着及
び閉塞トラブルが無く、長期間連続して安定な真空に保
つことができ、一定した分子量の着色のない高品質の芳
香族ポリカーボネートを得ることが可能となった。
である液封式ポンプの説明図である。
を示す系統図である。
を示す系統図である。
を示す系統図である。
を示す系統図である。
示す系統図である。
を示す系統図である。
ンサー 46 油回転ポンプ 47 横型攪拌第1重合器
Claims (5)
- 【請求項1】 芳香族ジヒドロキシ化合物とジアリール
カーボネートから、エステル交換法により副生する芳香
族モノヒドロキシ化合物を真空ポンプを用いて減圧下に
抜き出しながら芳香族ポリカーボネートを製造するにあ
たり、真空ポンプとして湿式真空ポンプを用い、該湿式
真空ポンプの封液中に重合器で副生する芳香族モノヒド
ロキシ化合物の全量または一部を溶解及び/または混合
させて芳香族モノヒドロキシ化合物の封液中の濃度を1
重量%以上に保ちながら、上記湿式真空ポンプより封液
を連続的にまたはバッチ的に抜き出すことを特徴とする
芳香族ポリカーボネートの製造方法。 - 【請求項2】 重合器から抜き出す芳香族モノヒドロキ
シ化合物の全量に対して3重量%以上の芳香族モノヒド
ロキシ化合物を、湿式真空ポンプの封液に溶解及び/ま
たは混合させて抜き出すことを特徴とする請求項1記載
の芳香族ポリカーボネートの製造方法。 - 【請求項3】 重合器と湿式真空ポンプの間に乾式真空
ポンプを設けることを特徴とする請求項1または2記載
の芳香族ポリカーボネートの製造方法。 - 【請求項4】 湿式真空ポンプの温度が−10〜100
℃であることを特徴とする請求項1、2または3記載の
芳香族ポリカーボネートの製造方法。 - 【請求項5】 湿式真空ポンプの排気口を除害塔に接続
することを特徴とする請求項1、2、3または4記載の
芳香族ポリカーボネートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06803196A JP3164504B2 (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 芳香族ポリカーボネートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06803196A JP3164504B2 (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 芳香族ポリカーボネートの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09255771A true JPH09255771A (ja) | 1997-09-30 |
| JP3164504B2 JP3164504B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=13362036
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06803196A Expired - Lifetime JP3164504B2 (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 芳香族ポリカーボネートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3164504B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003012792A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-15 | Teijin Ltd | ポリカーボネートの製造方法および装置 |
| JP2019127567A (ja) * | 2018-01-26 | 2019-08-01 | 旭化成株式会社 | 芳香族ポリカーボネートの製造方法 |
| WO2023243592A1 (ja) * | 2022-06-13 | 2023-12-21 | 旭化成株式会社 | ポリカーボネートの製造方法、ジヒドロキシ化合物の回収方法、及びポリカーボネートの製造装置 |
-
1996
- 1996-03-25 JP JP06803196A patent/JP3164504B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003012792A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-15 | Teijin Ltd | ポリカーボネートの製造方法および装置 |
| JP2019127567A (ja) * | 2018-01-26 | 2019-08-01 | 旭化成株式会社 | 芳香族ポリカーボネートの製造方法 |
| WO2023243592A1 (ja) * | 2022-06-13 | 2023-12-21 | 旭化成株式会社 | ポリカーボネートの製造方法、ジヒドロキシ化合物の回収方法、及びポリカーボネートの製造装置 |
| JPWO2023243592A1 (ja) * | 2022-06-13 | 2023-12-21 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3164504B2 (ja) | 2001-05-08 |
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