JPH09257124A - 車両用駆動状態制御装置 - Google Patents

車両用駆動状態制御装置

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JPH09257124A
JPH09257124A JP8066524A JP6652496A JPH09257124A JP H09257124 A JPH09257124 A JP H09257124A JP 8066524 A JP8066524 A JP 8066524A JP 6652496 A JP6652496 A JP 6652496A JP H09257124 A JPH09257124 A JP H09257124A
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JP
Japan
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vehicle
neural network
output
control
drive state
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Application number
JP8066524A
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English (en)
Inventor
Yoshio Ito
良雄 伊藤
Hiroya Nakamura
泰也 中村
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Supercharger (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ニューラルネットワークの出力により車両の
駆動状態を運転指向に即して制御できる車両用駆動状態
制御装置を提供する。 【解決手段】 登降坂制御終了手段110では、登降坂
制御手段108の終了条件が成立してからの経過時間C
TGが予め決定された判断基準時間KTGを越えると登降
坂制御手段108により登降坂制御が終了させられる。
そして、判断基準時間決定手段112では、登降坂制御
終了手段110において用いられる判断基準時間KTG
が実際のニューラルネットワークNNの出力値NNOUT
に基づいて決定される。このため、加速指向となるほ
ど、上記判断基準時間KTGが長くされて登降坂制御か
ら変速制御手段100による通常の変速制御すなわち最
高速ギヤ段への復帰が遅らされることにより、駆動力が
得られて運転性が改善されるので、車両の駆動状態が運
転指向に即して制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の運転指向に基づ
いて駆動力を制御する車両用駆動状態制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、特開平4−102757号公
報に記載されているように、車両の走行状態に関連する
変数を予め学習したニューラルネットワークへ入力し、
そのニューラルネットワークから自動変速機の変速出力
或いはエンジンと自動変速機との間の流体伝動装置を直
結するために設けられたロックアップクラッチのオンオ
フ出力を行うようにした変速制御装置が提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決すべき課題】ところで、車両においては、
登坂或いは降坂に際して最高速ギヤ段を禁止する登坂制
御および降坂制御からの復帰制御、制動操作中において
減速度に関連するダウン変速制御、変速期間内における
変速時間や摩擦係合装置の油圧などを制御する変速過渡
制御、ロックアップクラッチのスリップ量を補正するス
リップ制御、登坂制御および降坂制御におけるロックア
ップクラッチのスリップ制御、アイドル回転制御、吸入
空気をエンジンへ圧送する過給機の過給圧制御、エンジ
ンへ供給する混合気の空燃比を制御する空燃比制御、ア
クセルペダル操作量に対するスロットル弁開度の関係を
制御するスロットル弁開度制御などのように、車両の駆
動状態に関連する駆動状態制御装置が備えられる場合が
ある。そして、このような駆動状態制御装置では、車両
の運転指向に即した駆動状態となることが望まれる。
【0004】しかしながら、前記従来の変速制御装置の
ニューラルネットワークからは変速出力とロックアップ
クラッチのオンオフ出力とが得られるだけで、上記のよ
うな他の駆動状態制御装置には適用できないという欠点
があった。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、ニューラルネッ
トワークの出力により車両の駆動状態を運転指向に即し
て制御できる車両用駆動状態制御装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための第1の手段】
【0007】すなわち、本発明の要旨とするところは、
車両の走行状態に基づいてその車両の運転指向に対応す
る値を出力するニューラルネットワークを備え、そのニ
ューラルネットワークの出力に基づいて車両の駆動状態
を制御する車両用駆動状態制御装置であって、(a) 車両
の登坂走行或いは降坂走行において高速側ギヤ段を禁止
する登降坂制御手段と、(b) その登降坂制御手段の終了
条件が成立してからの経過時間が予め決定された判断基
準時間を越えるとその登降坂制御手段を終了させる登降
坂制御終了手段と、(c) その登降坂制御終了手段におい
て用いられる判断基準時間を前記ニューラルネットワー
クの出力に基づいて決定する判断基準時間決定手段と
を、含むことにある。
【0008】
【第1発明の効果】このようにすれば、登降坂制御手段
は、車両の登坂走行或いは降坂走行において高速側ギヤ
段を禁止する制御を実行し、登降坂制御終了手段は、そ
の登降坂制御手段の終了条件が成立してからの経過時間
が予め決定された判断基準時間を越えるとその登降坂制
御手段を終了させる。そして、判断基準時間決定手段
は、その登降坂制御終了手段において用いられる判断基
準時間を前記ニューラルネットワークの出力に基づいて
決定する。このため、本第1発明によれば、たとえば加
速指向となるほど、上記判断基準時間が長くされて上記
登降坂制御から通常の変速制御への復帰が遅らされるこ
とにより、駆動力が得られて運転性が改善されるので、
車両の駆動状態が運転指向に即して制御される。
【0009】
【課題を解決するための第2の手段】また、前記目的を
達成するための第2発明の要旨とするところは、車両の
走行状態に基づいてその車両の運転指向に対応する値を
出力するニューラルネットワークを備え、そのニューラ
ルネットワークの出力に基づいて車両の駆動状態を制御
する車両用駆動状態制御装置であって、(a) 車両の制動
中の減速度が予め決定された判断基準減速度を上回る
と、自動変速機をダウン変速させる制動時ダウン変速手
段と、(b) その制動時ダウン変速手段において用いられ
る判断基準減速度を前記ニューラルネットワークの出力
に基づいて決定する判断基準減速度決定手段とを、含む
ことにある。
【0010】
【第2発明の効果】このようにすれば、制動時ダウン変
速手段は、車両の制動中の減速度が予め決定された判断
基準減速度を上回ると自動変速機をダウン変速させ、判
断基準減速度決定手段は、その制動時ダウン変速手段に
おいて用いられる判断基準減速度を前記ニューラルネッ
トワークの出力に基づいて決定する。このため、本第2
発明によれば、たとえば加速指向となるほど、判断基準
減速度が小さい値に決定されて早期にダウン変速させら
れることから、制動中のエンジンブレーキ感や再加速性
が得られるので、車両の駆動状態が運転指向に即して制
御される。
【0011】
【課題を解決するための第3の手段】また、前記目的を
達成するための第3発明の要旨とするところは、車両の
走行状態に基づいてその車両の運転指向に対応する値を
出力するニューラルネットワークを備え、そのニューラ
ルネットワークの出力に基づいて車両の駆動状態を制御
する車両用駆動状態制御装置であって、(a) 自動変速機
の変速過渡期間を調節する変速過渡期間調節手段と、
(b) 前記ニューラルネットワークの出力に基づいてその
変速過渡期間調節手段により前記自動変速機の変速過渡
期間を調節させる変速過渡期間制御手段とを、含むこと
にある。
【0012】
【第3発明の効果】このようにすれば、変速過渡期間制
御手段は、前記ニューラルネットワークの出力に基づい
てその変速過渡期間調節手段により自動変速機の変速過
渡期間を調節させる。このため、本第3発明によれば、
たとえば加速指向となるほど、変速過渡期間調節手段に
より変速過渡期間が短く変更されることから、加速指向
に適した速やかな変速とされるので、車両の駆動状態が
運転指向に即して制御される。
【0013】ここで、上記変速過渡期間調節手段は、変
速判断から変速出力までの時間、自動変速機の変速に関
与する油圧式摩擦係合装置に接続されたアキュムレータ
の背圧、自動変速機の変速に関与する油圧式摩擦係合装
置に作動油を供給する油路の流通抵抗、自動変速機の変
速に関与する油圧式摩擦係合装置に供給される作動油圧
の少なくとも1つを変更することにより、変速過渡期間
を変化させる。
【0014】
【課題を解決するための第4の手段】また、前記目的を
達成するための第4発明の要旨とするところは、車両の
走行状態に基づいてその車両の運転指向に対応する値を
出力するニューラルネットワークを備え、そのニューラ
ルネットワークの出力に基づいて車両の駆動状態を制御
する車両用駆動状態制御装置であって、(a) エンジンと
自動変速機との間に設けられた流体伝動装置を直結する
ためのロックアップクラッチのスリップ量が予め設定さ
れた目標値となるように制御するスリップ量制御手段
と、(b) 前記ニューラルネットワークの出力に基づいて
そのスリップ量制御手段において用いられる目標値を決
定する目標値決定手段とを、含むことにある。
【0015】
【第4発明の効果】このようにすれば、スリップ量制御
手段は、スリップ量が予め設定された目標値となるよう
に制御し、目標値決定手段は、前記ニューラルネットワ
ークの出力に基づいてスリップ量制御手段において用い
られる目標値を決定する。これにより、本第4発明によ
れば、たとえば加速指向となるほど、目標値決定手段に
より上記目標値が小さくされてロックアップクラッチの
スリップ量が小さくされることから、ダイレクト感によ
って運転性が高められるので、車両の駆動状態が運転指
向に即して制御される。
【0016】
【課題を解決するための第5の手段】また、前記目的を
達成するための第5発明の要旨とするところは、車両の
走行状態に基づいてその車両の運転指向に対応する値を
出力するニューラルネットワークを備え、そのニューラ
ルネットワークの出力に基づいて車両の駆動状態を制御
する車両用駆動状態制御装置であって、(a) エンジンと
自動変速機との間に設けられた流体伝動装置を直結する
ためのロックアップクラッチの係合状態を切り換えるロ
ックアップクラッチ切換手段と、(b) 前記ニューラルネ
ットワークの出力に基づいて前記ロックアップクラッチ
をそのロックアップクラッチ切換手段に係合側へ切り換
えさせるロックアップクラッチ係合制御手段とを、含む
ことにある。
【0017】
【第5発明の効果】このようにすれば、ロックアップク
ラッチ係合制御手段は、前記ニューラルネットワークの
出力に基づいて前記ロックアップクラッチをロックアッ
プクラッチ切換手段に係合側へ切り換えさせる。これに
より、本第5発明によれば、たとえば加速指向が強くな
るとロックアップクラッチが係合させられることから、
ダイレクト感によって運転性が高められるので、車両の
駆動状態が運転指向に即して制御される。
【0018】
【課題を解決するための第6の手段】また、前記目的を
達成するための第6発明の要旨とするところは、車両の
走行状態に基づいてその車両の運転指向に対応する値を
出力するニューラルネットワークを備え、そのニューラ
ルネットワークの出力に基づいて車両の駆動状態を制御
する車両用駆動状態制御装置であって、(a) エンジンの
アイドル回転速度を調節するためのアイドル回転速度調
節弁と、(b) 前記ニューラルネットワークの出力に基づ
いてそのアイドル回転速度調節弁により調節されるエン
ジン回転速度を制御するアイドル回転速度制御手段と
を、含むことにある。
【0019】
【第6発明の効果】このようにすれば、アイドル回転速
度制御手段は、前記ニューラルネットワークの出力に基
づいてそのアイドル回転速度調節弁により調節されるエ
ンジン回転速度を制御する。これにより、本第6発明に
よれば、たとえば加速指向となるほど、アイドル回転速
度調節弁が閉じられて走行中のアイドル回転速度が低く
されることから、エンジンブレーキ性能が向上させられ
るので、車両の駆動状態が運転指向に即して制御され
る。
【0020】
【課題を解決するための第7の手段】また、前記目的を
達成するための第7発明の要旨とするところは、車両の
走行状態に基づいてその車両の運転指向に対応する値を
出力するニューラルネットワークを備え、そのニューラ
ルネットワークの出力に基づいて車両の駆動状態を制御
する車両用駆動状態制御装置であって、(a) 過給機から
エンジンへ供給される過給圧を調節する過給圧調節手段
と、(b) 前記ニューラルネットワークの出力に基づいて
その過給圧調節手段により調節される過給圧を制御する
過給圧制御手段とを、含むことにある。
【0021】
【第7発明の効果】このようにすれば、過給圧制御手段
は、前記ニューラルネットワークの出力に基づいてその
過給圧調節手段により調節される過給圧を制御する。こ
れにより、本第7発明によれば、たとえば加速指向とな
るほど、過給圧調節手段により過給圧が高くされること
から、エンジンの出力が向上させられるので、車両の駆
動状態が運転指向に即して制御される。
【0022】
【課題を解決するための第8の手段】また、前記目的を
達成するための第8発明の要旨とするところは、車両の
走行状態に基づいてその車両の運転指向に対応する値を
出力するニューラルネットワークを備え、そのニューラ
ルネットワークの出力に基づいて車両の駆動状態を制御
する車両用駆動状態制御装置であって、(a) エンジンへ
供給される混合気の空燃比を調節する空燃比調節手段
と、(b) 前記ニューラルネットワークの出力に基づいて
その空燃比調節手段により調節される空燃比を制御する
空燃比制御手段とを、含むことにある。
【0023】
【第8発明の効果】このようにすれば、空燃比制御手段
は、前記ニューラルネットワークの出力に基づいてその
空燃比調節手段により調節される空燃比を制御する。こ
れにより、本第8発明によれば、たとえば加速指向とな
るほど、空燃比調節手段により空燃比がストイキ領域ま
たはリッチ領域とされることから、エンジンの出力が向
上させられるので、車両の駆動状態が運転指向に即して
制御される。
【0024】
【課題を解決するための第9の手段】また、前記目的を
達成するための第9発明の要旨とするところは、車両の
走行状態に基づいてその車両の運転指向に対応する値を
出力するニューラルネットワークを備え、そのニューラ
ルネットワークの出力に基づいて車両の駆動状態を制御
する車両用駆動状態制御装置であって、(a) 予め設定さ
れたアクセルペダル操作量とスロットル弁開度との関係
から実際のアクセルペダル操作量に対応したスロットル
弁開度へ位置決めするスロットル弁駆動制御手段と、
(b) 前記ニューラルネットワークの出力に基づいてその
スロットル弁駆動制御手段により用いられる関係を修正
する関係修正手段とを、含むことにある。
【0025】
【第9発明の効果】このようにすれば、関係修正手段
は、前記ニューラルネットワークの出力に基づいてスロ
ットル弁駆動制御手段により用いられる関係を修正す
る。これにより、本第9発明によれば、たとえば加速指
向となるほど、アクセルペダル操作量に対するスロット
ル弁開度が大きくなるように、関係修正手段により、ス
ロットル弁駆動制御手段により用いられる関係が修正さ
れることから、エンジンの出力が向上させられるので、
車両の駆動状態が運転指向に即して制御される。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0027】図1には、車両の自動変速機および変速制
御装置が示されている。図1において、車両のエンジン
10から出力された動力は、トルクコンバータ12、自
動変速機14、および図示しない差動歯車装置および車
軸を経て図示しない駆動輪へ伝達されるようになってい
る。
【0028】上記トルクコンバータ12は、クランク軸
16に連結されたポンプ翼車18と、自動変速機14の
入力軸20に連結され且つ流体を介してポンプ翼車18
から動力が伝達されるタービン翼車22と、一方向クラ
ッチ24を介して位置固定のハウジング26に固定され
た固定翼車28と、ポンプ翼車18およびタービン翼車
22をダンパ30を介して直結するロックアップクラッ
チ32とを備えている。このロックアップクラッチ32
は、解放側油室33と係合側油室35との圧力差により
係合制御される。
【0029】上記自動変速機14は、同軸上に配設され
た3組のシングルピニオン型遊星歯車装置34,36,
38と、前記入力軸20と、遊星歯車装置38のリング
ギヤとともに回転する出力歯車39と前記差動歯車装置
との間で動力を伝達するカウンタ軸(出力軸)40とを
備えている。それら遊星歯車装置34,36,38の構
成要素の一部は互いに一体的に連結されるだけでなく、
3つのクラッチC0 ,C1 ,C2 によって互いに選択的
に連結されている。また、上記遊星歯車装置34,3
6,38の構成要素の一部は、4つのブレーキB0 ,B
1 ,B2 ,B3 によってハウジング26に選択的に連結
されるとともに、さらに、構成要素の一部は3つの一方
向クラッチF0 ,F1 ,F2 によってその回転方向によ
り相互に若しくはハウジング26と係合させられるよう
になっている。
【0030】上記クラッチC0 ,C1 ,C2 、ブレーキ
0 ,B1 ,B2 ,B3 は、例えば多板式のクラッチや
1本または巻付け方向が反対の2本のバンドを備えたバ
ンドブレーキ等にて構成され、それぞれ図示しない油圧
アクチュエータによって作動させられるようになってい
る。後述の電子制御装置42からの指令に従って作動す
る油圧制御回路44によりそれ等の油圧アクチュエータ
の作動がそれぞれ制御されることにより、図2に示され
ているように変速比γ(=入力軸20の回転速度/カウ
ンタ軸40の回転速度)がそれぞれ異なる前進4段・後
進1段の変速段が得られる。図2において、「1st」,
「2nd」,「3rd」,「O/D(オーバドライブ)」は、そ
れぞれ前進側の第1速ギヤ段,第2速ギヤ段,第3速ギ
ヤ段,第4速ギヤ段を表しており、上記変速比は第1速
ギヤ段から第4速ギヤ段に向かうに従って順次小さくな
る。なお、上記トルクコンバータ12および自動変速機
14は、軸心に対して対称的に構成されているため、図
1においては入力軸20の回転軸線の下側およびカウン
タ軸40の回転軸線の上側を省略して示してある。
【0031】上記油圧制御回路44には、ロックアップ
クラッチ32の係合を制御するための係合制御用油圧制
御回路と、自動変速機14のギヤ段を制御するための変
速制御用油圧制御回路とが設けられている。上記係合制
御用油圧制御回路は、ロックアップクラッチ32を解放
状態とする解放側位置とロックアップクラッチ32を係
合状態とする係合側位置とに切り換える図示しないクラ
ッチ切換弁をオンオフ作動させる切換用信号圧を発生す
る第3電磁弁50と、係合側油室35および解放側油室
33の圧力差ΔPを調節してロックアップクラッチ32
のスリップ量を制御する図示しないスリップ制御弁を作
動させるスリップ制御用信号圧を電子制御装置42から
の駆動電流に従って発生させるリニアソレノイド弁SL
Uとを備えている。また、上記変速制御用油圧制御回路
は、ソレノイドNo.1およびソレノイドNo.2によってそれ
ぞれオンオフ駆動される第1電磁弁46および第2電磁
弁48を備えており、それら第1電磁弁46および第2
電磁弁48の作動の組み合わせによって切り換えられる
シフト弁により図2に示すようにクラッチおよびブレー
キが選択的に作動させられて前記第1速ギヤ段乃至第4
速ギヤ段のうちのいずれかが達成されるようになってい
る。
【0032】また、図3は、上記変速制御用油圧制御回
路の一部を示している。図において、リニヤソレノイド
弁SLTはスロットル弁開度TAに応じたスロットル圧
を出力する。ライン圧調圧弁51は、スロットル圧に応
じた大きさのライン圧PL を調圧する。1−2シフト弁
52は、第1電磁弁46および第2電磁弁48の作動の
組み合わせにより発生させられる油圧に従って第1速ギ
ヤ段と第2速ギヤ段との間で切り換えられる。2−3シ
フト弁53は、第1電磁弁46および第2電磁弁48の
作動の組み合わせにより発生させられる油圧に従って第
2速ギヤ段と第3速ギヤ段との間で切り換えられ、第3
速ギヤ段への変速出力が行われたときに、第3速ギヤ段
を達成させるためのクラッチC2 へ作動油を供給する。
2−3シフト弁53とクラッチC2 との間には、第1オ
リフィスOF1 を備えた第1供給油路SP1 、第1オリ
フィスOF1 よりも小径の第2オリフィスOF2 を備え
た第2供給油路SP2 、逆止弁CVを備えた排出油路D
Pが並列に設けられており、上記第1供給油路SP1
よび第2供給油路SP2 は、供給速度切換弁54によっ
て択一的に選択されるようになっている。上記クラッチ
2 には、係合速度を制御するためにリニヤソレノイド
弁SLNの出力圧が背圧として供給されるアキュムレー
タ55が接続されており、図4に示すように、クラッチ
2 の係合圧が背圧に応じて変化させられるようになっ
ている。
【0033】前記電子制御装置42は、CPU60、R
AM62、ROM64、図示しない入出力インターフェ
ースなどを含む所謂マイクロコンピュータであって、そ
れには、エンジン10の吸気配管66に設けられてスロ
ットルアクチュエータ67により駆動されるスロットル
弁68の開度TAを検出するスロットルセンサ70、エ
ンジン10の回転速度を検出するエンジン回転速度セン
サ72、自動変速機14の入力軸20の回転速度を検出
する入力軸回転速度センサ74、車速Vを検出するため
に自動変速機14のカウンタ軸40の回転速度を検出す
る車速センサ76、シフトレバー78の操作位置、すな
わちL、S、D、N、R、Pレンジのいずれかを検出す
る操作位置センサ80、O/Dオフスイッチ81、ブレ
ーキペダル82の操作を検出するブレーキスイッチ8
4、アクセルペダル58の操作量を検出するアクセルセ
ンサ86から、スロットル弁開度TAを表す信号、エン
ジン回転速度NE を表す信号、入力軸回転速度NINを表
す信号、出力軸(カウンタ軸40)の回転速度NOUT
表す信号、シフトレバー78の操作位置PS を表す信
号、O/Dオフスイッチの操作を表す信号、ブレーキペ
ダル82の操作を表す信号SBK、アクセルペダル58の
操作量AACC を表す信号がそれぞれ供給されるようにな
っている。
【0034】電子制御装置42のCPU60は、予めR
OM64に記憶されたプログラムに従って上記入力信号
を処理することにより複数種類の制御を実行する。この
複数種類の制御とは、たとえば実際の運転操作関連変数
に基づいて運転指向を推定する運転指向推定制御、予め
設定された変速線図から実際の車両状態(スロットル弁
開度TAおよび車速V)に基づいて変速判断を行い、そ
の変速判断されたギヤ段を達成するための変速出力を行
うことにより自動変速機14のギヤ段を自動的に切り換
える変速制御、実際の車両状態(スロットル弁開度TA
および車速V)が予め設定された3つの領域(係合領
域、解放領域、スリップ領域)のいずれに属するかを判
定し、属する領域に対応してロックアップクラッチ32
を係合、解放、スリップ制御のいずれかに切り換えるロ
ックアップクラッチ切換制御、登坂或いは降坂を判定し
て最高速ギヤ段(第4速ギヤ段)を禁止する登降坂制
御、制動中における減速度GNBK が所定の判断基準減速
度KDNGを上回ると自動変速機14をダウン変速させ
る制動ダウンシフト制御、自動変速機14の変速判断か
ら変速終了までの変速過渡時間を制御する変速過渡制
御、ロックアップクラッチ32の実際のスリップ量を目
標スリップ量に一致させるロックアップクラッチスリッ
プ制御、アキュムレータ55の背圧を制御するアキュム
背圧制御、オリフィスを切り換えるオリフィス切換制
御、スロットル弁開度TAなどに応じてライン圧を制御
するライン圧制御、ISC弁88によりエンジン10の
アイドル回転を所定の値に制御するアイドル回転制御、
過給機90からエンジン10に供給される過給圧をバイ
パス弁92により制御する過給圧制御、エンジン10に
供給される混合気の空燃比を燃料噴射弁94により制御
する空燃比制御、アクセルペダル58の操作量に応じて
スロットル弁開度TAを制御する電子スロットル制御な
どを実行する。したがって、本実施例では、電子制御装
置42が運転指向推定装置、変速制御装置、ロックアッ
プクラッチ切換制御装置、登降坂制御装置、制動ダウン
シフト制御装置、変速過渡制御装置、ロックアップクラ
ッチスリップ制御装置、アキュム背圧制御装置、オリフ
ィス切換制御装置、アイドル回転制御装置、過給圧制御
装置、空燃比制御装置、電子スロットル制御装置として
も機能している。
【0035】図8は、上記電子制御装置42の制御機能
を説明する機能ブロック線図である。図において、変速
制御手段100は、ROM64に予め記憶された複数種
類の変速線図から変速線図選択手段102により選択さ
れた変速線図から、車速センサ76により検出された実
際の車速Vおよびスロットルセンサ70により検出され
た実際のスロットル弁開度TAに基づいて所定のギヤ段
への変速判断を実行し、その変速判断により判断された
ギヤ段を達成するための電磁弁46、48に対して変速
出力を行って自動変速機14のギヤ段を切換制御する。
上記変速線図選択手段102は、予めROM64に記憶
された複数種類の変速線図すなわち図5の加速指向の変
速線図、図6の中間指向(通常)の変速線図、図7の燃
費指向の変速線図から、運転指向推定手段104のニュ
ーラルネットワークNNの出力値NNOUT により表され
た運転指向に対応する変速線図が選択される。なお、図
5、図6、図7において、実線はシフトアップ線を示
し、破線はシフトダウン線を示し、1点鎖線はロックア
ップクラッチの係合線を示し、2点鎖線はロックアップ
クラッチの解放線を示している。図5の加速指向の変速
線図では、図6と比較して、高エンジン回転速度で変速
が実行されるように変速線が設定されている。また、図
7の燃費指向の変速線図では、図6と比較して、低エン
ジン回転速度で変速が実行されるように変速線が設定さ
れている。
【0036】上記運転指向推定手段104は、複数種類
の運転操作関連変数のいずれかの算出毎にその運転操作
関連変数が入力されて推定演算が起動されるニューラル
ネットワークNNを備え、そのニューラルネットワーク
NNの出力値NNOUT に基づいて車両の運転指向が示さ
れる。たとえば、運転指向推定手段104では、前記各
センサ70、72、74、76、84などからの検出信
号が比較的短い所定の周期で読み込まれ、逐次読み込ま
れた信号から、運転指向に密接に関連する複数種類の運
転操作関連変数、すなわちスロットル弁開度TA、アク
セルペダルOFFからブレーキペダル操作までの踏み替
え時間TABなどがそれぞれ算出され、ニューラルネット
ワークNNへ入力される。そのニューラルネットワーク
NNの出力値NNOUT は、加速指向となるに伴って連続
的に増加する連続値或いは加速指向となるに伴って段階
的に増加する段階値であり、上記変速線図選択手段10
2へ供給されるとともに、車両に搭載され且つ運転指向
に関連して制御を変更することが必要な他の制御装置へ
供給される。
【0037】上記の運転指向推定手段104に備えられ
たニューラルネットワークNNは、コンピュータプログ
ラムによるソフトウエアにより、或いは電子的素子の結
合から成るハードウエアにより生体の神経細胞群をモデ
ル化して構成され得るものであり、たとえば図9に示す
ように、r個の神経細胞要素(ニューロン)Xi (X 1
〜Xr )から構成された入力層と、s個の神経細胞要素
j (Y1 〜Ys )から構成された中間層と、t個の神
経細胞要素Zk (Z1 〜Zt )から構成された出力層と
から構成された3層構造の階層型である。そして、上記
入力層から出力層へ向かって神経細胞要素の状態を伝達
するために、結合係数(重み)WXij を有して上記r個
の神経細胞要素Xi とs個の神経細胞要素Yj とをそれ
ぞれ結合する伝達要素DXij と、結合係数(重み)W
Yjk を有してs個の神経細胞要素Y j とt個の神経細胞
要素Zk とをそれぞれ結合する伝達要素DYjk が設けら
れている。
【0038】上記ニューラルネットワークNNは、その
結合係数(重み)WXij 、結合係数(重み)WYjk を所
謂誤差逆伝搬学習アルゴリズムによって学習させられた
パターン連想型のシステムである。その学習は、前記運
転操作関連変数の値と運転指向とを対応させる走行実験
によって予め完了させられているので、車両組み立て時
では、上記結合係数(重み)WXij 、結合係数(重み)
Yjk は固定値が与えられている。上記の学習に際して
は、複数の運転者についてそれぞれ燃費指向、加速指
向、それらの中間的な中間(ノーマル)指向の運転がた
とえば高速道路、郊外道路、山岳道路、市街道路などの
種々の道路において実施され、そのときの運転指向を教
師信号とし、教師信号とセンサ信号を前処理したn個の
指標(入力信号)とがニューラルネットワークNNに入
力させられる。なお、上記教師信号は運転指向を0から
1までの値に数値化し、たとえば燃費指向を0、中間指
向を0.5、加速指向を1とする。また、上記入力信号
は−1から+1までの間あるいは0から1までの間の値
に正規化して用いられる。
【0039】図8に戻って、登降坂制御手段108は、
実際の加速度と実際のスロットル弁開度TAに対応する
平坦路での加速度とを比較することにより車両の登坂路
或いは降坂路であるか否かを判定し、登坂路或いは降坂
路であると判定したときには自動変速機14における最
高速ギヤ段を優先的に禁止する。登降坂制御終了手段1
10は、上記登降坂制御手段108の終了条件たとえば
平坦路であることが成立してからの経過時間が予め決定
された判断基準時間KTGを越えるとその登降坂制御手
段108を終了させる。判断基準時間決定手段112
は、たとえば図10に示す関係から実際のニューラルネ
ットワークNNの出力値NNOUT に基づいて上記登降坂
制御終了手段110において用いられる判断基準時間K
TGを決定する。なお、上記図10に示す関係は、ニュ
ーラルネットワークNNの出力値NNOUT が大きくなる
ほど判断基準時間KTGが増加するように設定されたも
のであり、たとえば、一次式(KTG=KDTG×NN
OUT +KTG1、但しKDTGは傾斜を示す定数であ
り、KTG1は切片を示す定数である。)により表され
る。
【0040】図8の制動時ダウン変速手段114は、車
両の制動中の減速度GNBK が予め決定された判断基準減
速度KDNGを上回ると、優先的に自動変速機14をダ
ウン変速させる。判断基準減速度決定手段116は、た
とえば図11に示す関係から実際のニューラルネットワ
ークの出力値NNOUT に基づいてその制動時ダウン変速
手段114において用いられる判断基準減速度KDNG
を決定する。なお、上記制動中の減速度GNBK は、制動
中に発生する負の加速度の大きさを示す正の値である。
また、加速指向となるほど早期にダウン変速が行われる
ように、上記図11に示す関係は、ニューラルネットワ
ークNNの出力値NNOUT が大きくなるほど判断基準減
速度KDNGが減少するように設定されたものであり、
たとえば、一次式(KDNG=−KDDNG×NNOUT
+KDNG1、但し−KDDNGは負傾斜を示す定数で
あり、KDNG1は切片を示す定数である。)により表
される。
【0041】変速過渡期間調節手段118は、変速判断
から変速出力までの時間、自動変速機14の変速に関与
する油圧式摩擦係合装置たとえば2−3変速に関与する
クラッチC2 に接続されたアキュムレータ55の背圧K
BP、上記クラッチC2 へ作動油を供給する油路の流通
抵抗ROIL 、クラッチC2 に供給される作動油の元圧す
なわちライン油圧KLPのうちの少なくとも1つを変化
させることにより、自動変速機14の変速過渡期間すな
わち変速制御手段100による変速判断からその変速完
了までの期間を調節する。変速過渡期間制御手段120
は、前記ニューラルネットワークNNの出力値NNOUT
に基づいて上記変速過渡期間調節手段118により自動
変速機14の変速過渡期間を加速指向となるほど短くな
るように変更させる。
【0042】スリップ量制御手段122は、エンジン1
0と自動変速機14との間に設けられたトルクコンバー
タ(流体伝動装置)12を直結するためのロックアップ
クラッチ32のスリップ量NSLIPが予め設定された目標
値KMSLとなるように制御する。目標値決定手段12
4は、たとえば図12に示す関係から実際のニューラル
ネットワークNNの出力値NNOUT に基づいて上記スリ
ップ量制御手段122において用いられる目標値KMS
Lを決定する。なお、加速指向となるほどロックアップ
クラッチ32の直結感(ダイレクト感)が出るように、
上記図12に示す関係は、ニューラルネットワークNN
の出力値NNOUT が大きくなるほど目標値KMSLが減
少するように設定されたものであり、たとえば、一次式
(KMSL=−KDMSL×NNOUT +KMSL1、但
し−KDMSLは負傾斜を示す定数であり、KMSL1
は切片を示す定数である。)により表される。
【0043】第3電磁弁50に対応するロックアップク
ラッチ切換手段126は、エンジン10と自動変速機1
4との間に設けられたトルクコンバータ(流体伝動装
置)12を直結するためのロックアップクラッチ32の
係合状態を切り換える。ロックアップクラッチ係合制御
手段128は、前記登降坂制御手段108による登降坂
制御中において前記ニューラルネットワークNNの出力
値NNOUT に基づいて、たとえばその出力値NNOUT
大きくなって所定の判断基準値K1を越えると前記ロッ
クアップクラッチ32をロックアップクラッチ切換手段
126により係合側へ優先的に切り換えさせる。
【0044】アイドル回転速度制御手段130は、前記
ニューラルネットワークNNの出力値NNOUT に基づい
て、たとえば加速指向となるほどエンジン10のアイド
ル回転速度を調節するためのISC弁88が閉じられて
走行中のアイドル回転速度が低くされるように、ISC
弁88により調節されるアイドル回転速度を制御する。
【0045】バイパス弁92に対応する過給圧調節手段
132は、過給機90からエンジン10へ供給される過
給圧を調節する。過給圧制御手段134は、たとえば加
速指向となるほど過給圧が高くなるように、前記ニュー
ラルネットワークNNの出力値NNOUT に基づいて上記
過給圧調節手段132により調節される過給圧を制御す
る。
【0046】空燃比調節手段136は、エンジン10へ
供給される混合気の空燃比を調節する。この空燃比調節
手段136は、たとえば燃料噴射弁94から噴射される
噴射量を調節することにより空燃比を調節する。空燃比
制御手段138は、たとえば加速指向となるほど空燃比
がストイキ領域またはリッチ領域となるように、前記ニ
ューラルネットワークNNの出力値NNOUT に基づいて
上記空燃比調節手段136により調節される空燃比を制
御する。
【0047】スロットル弁駆動制御手段140は、予め
設定されたアクセルペダル操作量とスロットル弁開度と
の関係から実際のアクセルペダル操作量AACC に対応し
たスロットル弁開度TAが得られるようにスロットルア
クチュエータ67によりスロットル弁68を位置決めす
る。関係修正手段142は、前記ニューラルネットワー
クNNの出力値NNOUT に基づいて上記スロットル弁駆
動制御手段140により用いられる関係を修正する。上
記関係修正手段142は、加速指向となるほど、アクセ
ルペダル操作量に対するスロットル弁開度が大きくなる
ように上記関係を修正するものであり、たとえば、出力
値NNOUT が予め設定された判断基準値K10を越える
と、図13に示す燃費指向側の関係から図14に示す加
速指向側の関係に切り換える。
【0048】図15以下は、電子制御装置42の制御作
動の要部、すなわち推定された運転指向に基づく制御作
動をそれぞれ説明するフローチャートである。図15
は、運転指向推定ルーチン、図16は登降坂制御からの
復帰処理制御ルーチン、図17は制動ダウンシフト制御
ルーチン、図18は自動変速機14の変速過渡期間制御
ルーチン、図19はロックアップクラッチ32のロック
アップスリップ制御ルーチン、図20はロックアップク
ラッチ32の登降坂路完全ロック制御ルーチン、図21
は最高速ギヤ段遅延ルーチン、図22はアキュム背圧制
御ルーチン、図23は作動油供給速度制御ルーチン、図
24はライン圧変更制御ルーチン、図25はアイドル回
転制御ルーチン、図26は過給圧制御ルーチン、図27
は混合気の空燃比制御ルーチン、図28は電子スロット
ル制御ルーチンをそれぞれ示している。
【0049】先ず、図15においてステップ(以下、ス
テップを省略する)SA1では、各センサからの入力信
号が読み込まれる。続くSA2では、運転指向に密接に
関連する複数種類の運転操作関連変数、すなわちスロッ
トル弁開度TA、アクセルペダルOFFからブレーキペ
ダル操作までの踏み替え時間TABなどが所定の算出式に
基づいてそれぞれ算出される。次いで、SA3では、上
記SA2において運転操作関連変数が新たに算出される
ことによりその運転操作関連変数が更新されたか否かが
判断される。このSA3の判断が否定された場合は上記
SA1以下が繰り返し実行されるが、肯定された場合
は、SA4において上記更新されたものを含む複数種類
の運転操作関連変数がニューラルネットワークNNへ入
力され、そのニューラルネットワークNNの出力値NN
OUT が算出される。そして、SA5において、種々の制
御に用いられる判断基準値KTG、KDNGなどが予め
設定された関係(図10、図11)から実際の出力値N
OUT に基づいて算出される。
【0050】図16の登降坂制御からの復帰処理制御ル
ーチンでは、SB1では、降坂路が検出されたときに最
高速ギヤ段を禁止する降坂制御中であるか否かが判断さ
れ、このSB1の判断が否定された場合には、SB2に
おいて登坂路が検出されたときに最高速ギヤ段を禁止す
る登坂制御中であるか否かが判断される。それらSB1
およびSB2の判断が共に否定された場合には、SB3
において、登坂制御或いは降坂制御の終了条件が成立し
てからの経過時間を計時するための復帰タイマCTGが停
止させられてから本ルーチンが終了させられる。
【0051】しかし、上記SB1の判断が肯定された場
合は、SB4において降坂路であるか否かが、実際の加
速度と予め設定された実際のスロットル弁開度TAに対
応する平坦路での加速度とを比較することにより判定さ
れる。また、上記SB2の判断が肯定された場合は、S
B5において登坂路であるか否かが、実際の加速度と予
め設定された実際のスロットル弁開度TAに対応する平
坦路での加速度とを比較することにより判定される。上
記SB4或いはSB5の判断が肯定された場合は、SB
6において、登坂制御或いは降坂制御が継続される。
【0052】しかし、上記SB4或いはSB5の判断が
否定された場合は、SB7において復帰タイマCTGの計
時作動中であるか否かが判断される。このSB7の判断
が否定された場合は、SB8において復帰タイマCTG
計時作動が開始されるが、肯定された場合は、SB9に
おいて、復帰タイマCTGの計時内容が予め設定された判
断基準時間KTGを越えたか否かが判断される。この判
断基準時間KTGは、前記SA5において図10に示す
関係(KTG=KDTG×+KTG1、但しKDTGは
傾きを示す定数、KTG1は切片を示す定数である。)
から実際のニューラルネットワークNNの出力値NN
OUT に基づいて算出されたものである。このSB9の判
断が否定された場合は上記SB8が実行されてから本ル
ーチンが終了させられるが、肯定された場合は、SB1
0において、登坂制御或いは降坂制御が終了させられ
て、前記変速制御手段100による通常の変速線図を用
いた変速制御へ復帰させられるとともに、復帰タイマC
TGが停止させられてから本ルーチンが終了させられる。
【0053】すなわち、図16の登降坂復帰処理制御ル
ーチンでは、登降坂制御の終了条件が成立したと判定さ
れ(SB4、SB5)てからの経過時間が、ニューラル
ネットワークNNの出力値NNOUT が大きくなるほど大
きい値に予め設定された判断基準時間KTGを越えると
(SB9)、登降坂制御が終了させられる(SB10)
ことから、運転指向となるほど、最高速ギヤ段(第4速
ギヤ段)への復帰が遅らされて、第3速ギヤ段での走行
時間が多くされる。
【0054】制動ダウンシフト制御ルーチンを示す図1
7において、SC1では、車両の制動中であるか否かが
たとえばブレーキスイッチ84からの信号に基づいて判
断される。このSC1の判断が否定された場合は本ルー
チンが終了させられるが、肯定された場合には、SC2
において、制動中の減速度GNBK が予め設定された判断
基準減速度KDNGを上回ったか否かが判断される。こ
の判断基準減速度KDNGは、前記SA5において図1
1に示す関係(KDNG=−KDDNG×NN OUT +K
DNG1、但しKDDNGは傾きを示す定数、KDNG
1は切片を示す定数である。)から実際のニューラルネ
ットワークNNの出力値NNOUT に基づいて算出された
ものである。上記SC2の判断が否定された場合は本ル
ーチンが終了させられるが、肯定された場合には、SC
3において、ダウンシフト変速の出力が行われる。これ
により、運転指向の程度を表すニューラルネットワーク
NNの出力値NNOUT が大きくなる(加速指向を示す)
ほど上記判断基準減速度KDNGが小さい値とされるこ
とから、上記制動中の減速度GNBK に基づくダウン変速
が加速指向となるほど早期に実行されるので、加速指向
となるほど早期にエンジンブレーキ作用が得られてダイ
レクト走行感が得られるとともに、再加速性が高められ
る。
【0055】変速過渡期間制御ルーチンを示す図18に
おいて、SD1では、変速制御手段100における変速
判断が行われたか否かが判断される。このSD1の判断
が否定された場合は本ルーチンが終了させられるが、肯
定された場合には、SD2において、変速出力タイマX
Tの計時作動中であるか否かが判断される。このSD2
の判断が否定された場合は、SD3において変速出力タ
イマXTの計時が開始させられるが、肯定された場合
は、SD4において変速出力タイマXTの計時内容が、
前記SA5において予め設定された関係から実際のニュ
ーラルネットワークNNの出力値NNOUT に基づいて算
出されることにより予め設定された判断基準値KXTを
越えたか否かが判断される。このSD4の判断が否定さ
れた場合は本ルーチンが終了させられるが、肯定された
場合には、SD5において変速出力が行われる。上記判
断基準値KXTは、前記SA5において、たとえば図1
1と同様の、出力値NNOUT が大きくなるほど判断基準
値KXTが減少するように設定された関係(KXT=−
KDXT×NNOUT +KXT1、但しKDXTは傾きを
示す定数、KXT1は切片を示す定数である。)から、
実際の出力値NNOUTに基づいて算出されたものであ
る。これにより、運転指向の程度を表すニューラルネッ
トワークNNの出力値NNOUT が大きくなるほど上記判
断基準値KXTが小さい値とされることから、変速判断
から変速完了までの変速過渡期間が加速指向となるほど
短縮されるので、加速指向となるほど速やかに変速期間
が完了してダイレクト走行感が得られる。
【0056】ロックアップクラッチ32のスリップ制御
に用いる目標スリップ量を変更するための目標スリップ
量変更制御ルーチンを示す図19において、SE1で
は、たとえばシフトレバー78がエンジンブレーキ
(S、L)レンジとされたり或いは登降坂制御中など
の、ロックアップクラッチ32のスリップ禁止状態であ
るか否かが判断される。このSE1の判断が肯定された
場合は本ルーチンが終了させられるが、否定された場合
は、SE2において、たとえば図12に示す関係(KM
SL=−KDMSL×NNOUT +KMSL1、但し−K
DMSLは傾きを示す定数、KMSL1は切片を示す定
数である。)から実際のニューラルネットワークNNの
出力値NNOUT に基づいて目標スリップ量KMSLが算
出される。次いで、SE3においてその目標スリップ量
KMSLが出力される。これにより、スリップ量制御手
段122は、実際のスリップ量が上記目標スリップ量K
MSLと一致するようにロックアップクラッチ32の押
圧力を調節する。これにより、ニューラルネットワーク
NNの出力値NNOUT が大きくなるほど、目標スリップ
量KMSLが小さい値に決定されることから、加速指向
となるほどロックアップクラッチ32が直結状態に近づ
いてダイレクト走行感が得られる。
【0057】登降坂制御中はロックアップクラッチ32
を完全係合させる完全ロック制御ルーチンを示す図20
において、SF1では、登降坂制御手段108による登
坂制御中であるか否かが判断される。このSF1の判断
が否定された場合には、SF2において登降坂制御手段
108による降坂制御中であるか否かが判断される。上
記SF1或いはSF2の判断が肯定された場合には、S
F3において、実際のニューラルネットワークNNの出
力値NNOUT が予め設定された判断基準値K1よりも大
きいか否かが判断される。このSF3の判断が否定され
た場合は本ルーチンが終了させられるが、肯定された場
合は、SF8において、ロックアップクラッチ32を完
全係合させるための出力が行われる。
【0058】上記SF1およびSF2の判断が共に否定
された場合には、SF4において登坂路であるか否かが
判断され、そのSF4の判断が否定された場合は、SF
5において降坂路であるか否かが判断される。上記SF
4およびSF5の判断が共に否定された場合には、本ル
ーチンが終了させられるが、上記SF4またはSF5の
判断が肯定された場合は、登坂制御或いは降坂制御の開
始条件が成立した状態であるので、SF6およびSF7
の判断が肯定されることを条件としてロックアップクラ
ッチ32が完全係合させられる。すなわち、SF6で
は、実際のニューラルネットワークNNの出力値NN
OUT が予め設定された判断基準値K2よりも大きいか否
かが判断される。この判断基準値K2は作動上のヒステ
リシスを設けるために上記判断基準値K1よりも大きい
値に設定される。このSF6の判断が否定された場合は
本ルーチンが終了させられるが、肯定された場合は、S
F7において、ロックアップクラッチ32が完全係合さ
せられているか否かが判断される。このSF7の判断が
否定された場合は本ルーチンが終了させられるが、肯定
された場合は、SF8において、ロックアップクラッチ
32を完全係合させるための出力が行われる。これによ
り、登坂制御或いは降坂制御中においては、加速指向と
なるほど、早期にロックアップクラッチ32が完全係合
させられてダイレクト走行感が得られる。また、実際の
ニューラルネットワークNNの出力値NN OUT に基づく
ロックアップクラッチ32が完全係合は、既にロックア
ップクラッチ32が完全係合させられている状態で開始
されるので、係合による違和感が好適に解消される。
【0059】最高速ギヤ段遅延制御ルーチンを示す図2
1において、SG1では、実際のニューラルネットワー
クNNの出力値NNOUT が予め設定された判断基準値K
3よりも大きいか否かが判断される。このSG1の判断
が肯定された場合は、SG2において、実際のギヤ段が
第1速ギヤ段乃至第3速ギヤ段のいずれかであるか否か
が判断される。このSG2の判断が否定された場合は本
ルーチンが終了させられるが、肯定された場合は、SG
3において、変速制御手段100による変速判断に拘わ
らず最高速ギヤ段すなわち第4速ギヤ段が阻止されてそ
の達成が遅延させられる。
【0060】しかし、上記SG1の判断が否定された場
合は、SG4において、実際のニューラルネットワーク
NNの出力値NNOUT が予め判断基準値K3よりも低い
値に設定された判断基準値K4よりも小さいか否かが判
断される。このSG4の判断が否定された場合は本ルー
チンが終了させられるが、肯定された場合は、SG5に
おいて最高速ギヤ段よりも1段下のギヤ段すなわち第3
速ギヤ段であるか否かが判断される。このSG5の判断
が否定された場合は本ルーチンが終了させられるが、肯
定された場合は、SG6において第4速ギヤ段の達成が
許可されるので、変速制御手段100による第4速ギヤ
段への変速判断が行われている場合には直ちに第4速ギ
ヤ段が達成される。これにより、加速指向となるほど、
最高速ギヤ段への達成が遅延されてスポーティな運転が
可能となる。また、最高速ギヤ段よりも1段下のギヤ段
であるときに最高速ギヤ段への変速が許可されるので、
第1速ギヤ段或いは第2速ギヤ段などの低速ギヤ段から
最高速ギヤ段への変速による違和感が防止される。
【0061】図22に示すアキュム背圧制御ルーチン
は、前記図18の変速過渡期間制御ルーチンと同様に、
変速過渡期間を実際のニューラルネットワークNNの出
力値NNOUT に応じて変化させることを目的とするもの
であり、その図18の変速過渡期間制御と並列的に実行
され、或いはそれに換えて実行される。図22におい
て、SH1では、前記変速制御手段100により変速出
力たとえば2→3変速出力が行われたか否かが判断され
る。このSH1の判断が否定された場合は本ルーチンが
終了させられるが、肯定された場合は、SH2におい
て、たとえば図10に示すものと同様に、出力値NN
OUT が大きくなるほどアキュムレータ55の背圧値KB
Pが増加する関係(KBP=KDBP×NNOUT +KB
P1、但しKDBPは傾きを示す定数、KBP1は切片
を示す定数である。)から実際のニューラルネットワー
クNNの出力値NNOUT に基づいてアキュムレータ55
の背圧値KBPが算出される。そして、SH3では、上
記SH2において算出された背圧値KBPがリニヤソレ
ノイド弁SLNへ出力される。これにより、運転指向の
程度を表すニューラルネットワークNNの出力値NN
OUT が大きくなるほど上記背圧値KBPが大きい値とさ
れて図4の1点鎖線に示すようにクラッチC2 の係合圧
が高められることから、変速判断から変速完了までの変
速過渡期間が加速指向となるほど短縮されるので、加速
指向となるほど速やかに変速期間が完了してダイレクト
走行感が得られる。
【0062】図23に示す作動油供給速度制御も、前記
図18の変速過渡期間制御ルーチンと同様に、変速過渡
期間を実際のニューラルネットワークNNの出力値NN
OUTに応じて変化させることを目的とするものであり、
その図18の変速過渡期間制御と並列的に実行され、或
いはそれに換えて実行される。図23において、SI1
では、前記変速制御手段100によりたとえば2→3変
速出力が行われたか否かが判断される。このSI1の判
断が否定された場合は本ルーチンが終了させられるが、
肯定された場合は、SI2において、実際のニューラル
ネットワークNNの出力値NNOUT が予め設定された判
断基準値K5よりも大きいか否かが判断される。このS
I2の判断が肯定された場合は、SI3において、クラ
ッチC2への作動油供給路として供給速度切換弁54に
より第1供給路SP1 が選択されることにより、第1オ
リフィスOF1 を通して作動油が比較的速やかに供給さ
れる。しかし、上記SI2の判断が否定された場合は、
SI4において、クラッチC2 への作動油供給路として
供給速度切換弁54により第2供給路SP2 が選択され
ることにより、第2オリフィスOF2 を通して作動油が
比較的緩やかに供給される。これにより、運転指向の程
度を表すニューラルネットワークNNの出力値NNOUT
が大きくなるほど上記第1オリフィスOF1 が選択され
て作動油が比較的速やかに摩擦係合装置(クラッチ
2 )へ供給されることから、変速判断から変速完了ま
での変速過渡期間が加速指向となるほど短縮されるの
で、加速指向となるほど速やかに変速期間が完了してダ
イレクト走行感が得られる。
【0063】図24に示すライン圧変更制御も、前記図
18の変速過渡期間制御ルーチンと同様に、変速過渡期
間を実際のニューラルネットワークNNの出力値NN
OUT に応じて変化させることを目的とするものであり、
その図18の変速過渡期間制御と並列的に実行され、或
いはそれに換えて実行される。図24において、SJ1
では、変速制御手段100により変速出力が行われたか
否かが判断される。このSJ1の判断が否定された場合
は本ルーチンが終了させられるが、肯定された場合は、
SJ2において、たとえば図10に示すものと同様に、
出力値NNOUT が大きくなるほどライン圧KLPが増加
する関係(KLP=KDLD×NNOUT +KLP1、但
しKDLDは傾きを示す定数、KLP1は切片を示す定
数である。)から、実際のニューラルネットワークNN
の出力値NNOUT に基づいてライン圧KLPが算出され
る。そして、SJ3では、上記SJ2において算出され
たライン圧KLPを得るための駆動信号がリニヤソレノ
イドSLTへ出力される。これにより、運転指向の程度
を表すニューラルネットワークNNの出力値NNOUT
大きくなるほど、元圧であるライン圧KLPが高められ
て作動油が比較的速やかに摩擦係合装置(クラッチ
2 )へ供給されることから、変速判断から変速完了ま
での変速過渡期間が加速指向となるほど短縮されるの
で、加速指向となるほど速やかに変速期間が完了してダ
イレクト走行感が得られる。
【0064】アイドル回転制御ルーチンの要部を示す図
25において、SK1では、ニューラルネットワークN
Nの出力値NNOUT が予め設定された判断基準値K6よ
りも大きいか否かが判断される。このSK1の判断が否
定された場合は本ルーチンが終了させられるが、肯定さ
れた場合は、SK2において、ISC弁88を閉じるた
めの出力を行う。これにより、運転指向の程度を表すニ
ューラルネットワークNNの出力値NNOUT が大きくな
るほど、早期にISC弁88が閉じられて走行中のエン
ジン回転速度が低下させられることから、加速指向とな
るほど走行中のエンジンブレーキ作用が大きく得られる
ので、運転指向に適した駆動状態が得られる。
【0065】過給圧制御ルーチンの要部を示す図26に
おいて、SL1では、ニューラルネットワークNNの出
力値NNOUT が予め設定された判断基準値K7よりも大
きいか否かが判断される。このSL1の判断が肯定され
た場合は、SL2においてたとえばバイパス弁92が通
常時の開度よりも閉じられることにより、過給機90か
らエンジン10へ供給される過給圧が通常圧よりも高め
られる。しかし、上記SL1の判断が否定された場合に
は、SL3において、ニューラルネットワークNNの出
力値NNOUT が予め上記判断基準値K7よりも小さい値
に設定された判断基準値K8よりも小さいか否かが判断
される。このSL3の判断が肯定された場合は、上記バ
イパス弁92が通常時の開度よりも開かれることによ
り、過給機90からエンジン10へ供給される過給圧が
通常圧よりも低くされるが、否定された場合は、予め設
定された通常の過給圧が得られるように、バイパス弁9
2が中間的な開度に維持される。これにより、運転指向
の程度を表すニューラルネットワークNNの出力値NN
OUT が大きくなるほど過給圧が高められることから、加
速指向となるほどエンジン10の出力が高められて、好
適な加速走行感が得られる。
【0066】空燃比制御ルーチンの要部を示す図27に
おいて、SM1では、ニューラルネットワークNNの出
力値NNOUT が予め設定された判断基準値K9よりも大
きいか否かが判断される。このSM1の判断が肯定され
た場合は、SM2においてたとえば燃料噴射弁94から
の燃料噴射量を増大させることにより、エンジン10へ
供給される混合気の空燃比(A/F)が小さくされて混
合気がリッチ側の状態たとえばストイキ状態とされる。
しかし、上記SM1の判断が否定された場合には、SM
3においてたとえば燃料噴射弁94からの燃料噴射量を
減少させることにより、エンジン10へ供給される混合
気の空燃比(A/F)が大きくされて混合気がリーン側
の状態とされる。これにより、運転指向の程度を表すニ
ューラルネットワークNNの出力値NNOUT が大きくな
るほど、混合気がエンジン10の出力を高めるリッチ側
へ変化させられることから、加速指向となるほどエンジ
ン10の出力が高められて、好適な加速走行感が得られ
る。
【0067】電子スロットル制御ルーチンの要部を示す
図28において、SN1では、ニューラルネットワーク
NNの出力値NNOUT が予め設定された判断基準値K1
0よりも大きいか否かが判断される。このSN1の判断
が否定された場合は、SN2においてたとえば図13に
示す非線型性が大きい関係が選択されるが、肯定された
場合は、SN3においてたとえば図14に示す非線型性
が小さい関係が選択される。これにより、スロットルア
クチュエータ67により駆動されるスロットル弁68の
開度TAは、同じアクセルペダル操作量AACC に対し
て、実際のニューラルネットワークNNの出力値NN
OUT が大きくなるほど大きくされることから、加速指向
となるほどエンジン10の出力が高められて、好適な加
速走行感が得られる。
【0068】上述のように、本実施例によれば、登降坂
制御手段108は、車両の登坂走行或いは降坂走行にお
いて高速側ギヤ段を禁止する制御を実行する一方、登降
坂制御終了手段110に対応するSB9およびSB10
では、上記登降坂制御手段108の終了条件が成立して
からの経過時間CTGが予め決定された判断基準時間KT
Gを越えると登降坂制御手段108により登降坂制御が
終了させられる。そして、判断基準時間決定手段112
に対応するSA5では、登降坂制御終了手段110にお
いて用いられる判断基準時間KTGが実際のニューラル
ネットワークNNの出力値NNOUT に基づいて決定され
る。このため、加速指向となるほど、上記判断基準時間
KTGが長くされて登降坂制御から変速制御手段100
による通常の変速制御すなわち最高速ギヤ段への復帰が
遅らされることにより、駆動力が得られて運転性が改善
されるので、車両の駆動状態が運転指向に即して制御さ
れる。
【0069】また、本実施例によれば、制動時ダウン変
速手段114に対応するSC2およびSC3では、車両
の制動中の減速度GNBK が予め決定された判断基準減速
度KDNGを上回ると自動変速機14を優先的にダウン
変速させ、判断基準減速度決定手段116に対応するS
A5では、その制動時ダウン変速手段114において用
いられる判断基準減速度KDNGが実際のニューラルネ
ットワークNNの出力値NNOUT に基づいて決定され
る。このため、加速指向となるほど、判断基準減速度K
DNGが小さい値に決定されて早期にダウン変速させら
れることから、制動中のエンジンブレーキ感や再加速性
が得られるので、車両の駆動状態が運転指向に即して制
御される。
【0070】また、本実施例によれば、変速過渡期間調
節手段118に対応するSD4およびSD5、SH3、
SI3およびSI4、SJ3では、変速判断から変速出
力までの時間、自動変速機14の変速に関与する油圧式
摩擦係合装置たとえば2−3変速に関与するクラッチC
2 に接続されたアキュムレータ55の背圧KBP、上記
クラッチC2 へ作動油を供給する油路の流通抵抗
OIL 、クラッチC2 に供給される作動油の元圧すなわ
ちライン油圧KLPが変化させられることにより、自動
変速機14の変速過渡期間すなわち変速制御手段100
による変速判断からその変速完了までの期間を調節す
る。変速過渡期間制御手段120に対応するSA5、S
H2、SI2、SJ2では、前記ニューラルネットワー
クNNの出力値NNOUT に基づいて、判断基準時間KX
T、背圧値KBP、ライン圧KLPが決定され、或いは
オリフィスOF1 およびOF2 が切り換えられることに
より、自動変速機14の変速過渡期間が加速指向となる
ほど短くされる。このように、加速指向となるほど、変
速過渡期間調節手段118により変速過渡期間が短く変
更されることから、加速指向に適した速やかな変速とさ
れるので、車両の駆動状態が運転指向に即して制御され
る。
【0071】また、本実施例によれば、目標値決定手段
124に対応するSE2では、加速指向の増加に伴って
目標値KMSLが減少するように設定された図12に示
す関係から実際のニューラルネットワークNNの出力値
NNOUT に基づいて、上記スリップ量制御手段122に
おいて用いられる目標値KMSLが決定され、スリップ
量制御手段122では、トルクコンバータ(流体伝動装
置)12を直結するためのロックアップクラッチ32の
スリップ量NSLIPが予め設定された目標値KMSLと一
致するように制御される。これにより、加速指向となる
ほど、目標値決定手段124により上記目標値KMSL
が小さくされてロックアップクラッチ32のスリップ量
SLIPが小さくされることから、ダイレクト感によって
運転性が高められるので、車両の駆動状態が運転指向に
即して制御される。
【0072】また、本実施例によれば、ロックアップク
ラッチ係合制御手段128に対応するSF3およびSF
8では、前記登降坂制御手段108による登降坂制御中
において前記ニューラルネットワークNNの出力値NN
OUT に基づいて、たとえばその出力値NNOUT が大きく
なって所定の判断基準値K1を越えると前記ロックアッ
プクラッチ32がロックアップクラッチ切換手段126
に対応する第3電磁弁50により係合側へ優先的に切り
換えられる。このようにすれば、加速指向が強くなる
程、早期にロックアップクラッチ32が係合させられる
ことから、ダイレクト感によって運転性が高められるの
で、登坂制御中における車両の駆動状態が運転指向に即
して制御される。また、上記ロックアップクラッチ係合
制御手段128に対応するSF6、SF7およびSF8
では、登坂制御中ではない状態において、出力値NN
OUT が判断基準値K2を越え且つロックアップクラッチ
32が係合中であるときにロックアップクラッチ32を
係合させるので、違和感が解消される。
【0073】また、本実施例によれば、アイドル回転速
度制御手段130に対応するSK1およびSK2では、
実際のニューラルネットワークNNの出力値NNOUT
基づいて、加速指向となるほどエンジン10のアイドル
回転速度を調節するためのISC弁88が閉じられて走
行中のアイドル回転速度が低くされるように、ISC弁
88により調節されるアイドル回転速度が制御される。
これにより、加速指向となるほど、ISC弁88が閉じ
られて走行中のアイドル回転速度が低くされることか
ら、走行中のエンジンブレーキ性能が向上させられるの
で、車両の駆動状態が運転指向に即して制御される。
【0074】また、本実施例によれば、過給圧制御手段
134に対応するSL1乃至SL5では、加速指向とな
るほど過給圧が高くなるように、前記ニューラルネット
ワークNNの出力値NNOUT に基づいてバイパス弁92
により調節される過給圧が制御される。これにより、加
速指向となるほど、バイパス弁92により過給圧が高く
されることから、エンジン10の出力が向上させられる
ので、車両の駆動状態が運転指向に即して制御される。
【0075】また、本実施例によれば、空燃比調節手段
136に対応するSM1乃至SM3では、加速指向とな
るほど空燃比が高出力側すなわちストイキ領域またはリ
ッチ領域となるように、実際のニューラルネットワーク
NNの出力値NNOUT に基づいて、エンジン10に供給
される混合気の空燃比(A/F)を制御する。これによ
り、加速指向となるほど、空燃比調節手段136により
空燃比がストイキ領域またはリッチ領域とされることか
ら、エンジン10の出力が向上させられるので、車両の
駆動状態が運転指向に即して制御される。
【0076】また、本実施例によれば、関係修正手段1
42に対応するSN1乃至SN3では、出力値NNOUT
が予め設定された判断基準値K10を越えると、図13
に示す燃費指向側の関係から図14に示す加速指向側の
関係に切り換えられることにより、実際のニューラルネ
ットワークNNの出力値NNOUT に基づいてスロットル
弁駆動制御手段140により用いられる関係が修正され
る。すなわち、関係修正手段142では、加速指向とな
るほど、アクセルペダル操作量に対するスロットル弁開
度が大きくなるようにスロットル弁駆動制御手段140
により用いられる関係が修正されることから、加速指向
となるほど、エンジン10の出力が向上させられるの
で、車両の駆動状態が運転指向に即して制御される。
【0077】以上、本発明の一実施例を示す図面に基づ
いて説明したが、本発明はその他の態様においても適用
される。
【0078】たとえば、前述の実施例の電子制御装置4
2では、図16に示す制御から図28に示す制御の13
種類の制御が実行されていたが、それら13種類の制御
のうちの一部が実行されるものでも差し支えない。
【0079】また、前述の実施例において、運転指向推
定手段104のニューラルネットワークNNには、発進
時のスロットル弁開度TA、アクセルペダルOFFから
ブレーキペダル操作までの踏み替え時間TABが入力され
ていたが、それらのうちの一部が入力されたり、或いは
他の変数が入力されていても一応の信頼性のある推定が
可能である。
【0080】また、高速道路、郊外道路、山岳道路、市
街道路などの道路状況を示す信号値が、所定の道路状況
検出手段により或いは手動入力手段により、前記ニュー
ラルネットワークNNへの指標信号として入力されても
よい。前述の実施例においてニューラルネットワークN
Nへ指標として入力されている信号は道路状況によって
も影響を受けるので、上記のようにすれば、運転指向の
推定精度が一層高められる。
【0081】また、前述の実施例の運転指向推定手段1
04のニューラルネットワークNNは、入力層、中間
層、出力層からなる3層構造であったが、4層以上の階
層型であってもよいし、各神経細胞要素が相互に結合さ
れた相互結合型であっても差支えない。
【0082】また、前述の実施例では、関係修正手段1
42は、図13および図14に示す関係を択一的に選択
することにより、スロットル弁駆動制御手段140に用
いられる関係を修正するものであったが、単一の関係か
ら求められたスロットル弁開度TAに乗算される修正係
数を出力値NNOUT に基づいて変更するものであっても
よい。
【0083】また、前述の実施例では、スロットル弁6
8がスロットルアクチュータ67によって電気的に駆動
される所謂電子スロットル形式であったが、図28の制
御が搭載されていない場合には、リンク機構或いはケー
ブル機構などを介してスロットル弁68と作動的に連結
されたアクセルペダル58によってスロットル弁開度T
Aが調節されるものであってもよい。
【0084】また、前述の実施例では、スロットル弁開
度TAが用いられていたが、ディーゼルエンジン搭載車
のようにスロットル弁68が設けられていない車両など
では、それらスロットル弁開度TAに替えてアクセルペ
ダル操作量が用いられ得る。
【0085】また、前述の実施例の自動変速機14は所
謂A/Tとして知られる遊星歯車式の多段変速機であっ
たが、たとえば特開平2−271149号公報に記載さ
れているベルト式無段変速機であってもよい。
【0086】なお、上述したのはあくまでも本発明の一
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の運転指向推定機能を備えた
車両用自動変速機の変速制御装置を説明する図である。
【図2】図1の自動変速機におけるギヤ段とそれを成立
させるための電磁弁或いは摩擦係合装置の作動状態との
組み合わせを示す図表である。
【図3】図1の油圧制御回路の一部であって、第3速ギ
ヤ段を達成するためのクラッチC2 に作動油を供給する
回路を説明する図である。
【図4】図3のアキュムレータによるクラッチC2 の係
合油圧の立ち上がり特性を説明する図である。
【図5】図1の変速制御装置において用いられる変速線
図であって、運転が加速(スポーツ)指向であると推定
されたときに選択される変速線図である。
【図6】図1の変速制御装置において用いられる変速線
図であって、運転が中間(ノーマル)指向であると推定
されたときに選択される変速線図である。
【図7】図1の変速制御装置において用いられる変速線
図であって、運転が燃費(エコノミー)指向であると推
定されたときに選択される変速線図である。
【図8】図1の電子制御装置の制御機能の要部を説明す
る機能ブロック線図である。
【図9】図8の運転指向推定手段に設けられたニューラ
ルネットワークNNの構成を詳しく説明する図である。
【図10】図8の判断基準時間決定手段において用いら
れる関係を説明する図である。
【図11】図8の判断基準減速度決定手段において用い
られる関係を説明する図である。
【図12】図8の目標値決定手段において用いられる関
係を説明する図である。
【図13】図8の関係修正手段により加速指向の弱いと
きに選択される関係であって、非線型性が大きく設定さ
れた関係を説明する図である。
【図14】図8の関係修正手段により加速指向の強いと
きに選択される関係であって、非線型性が小さく設定さ
れた関係を説明する図である。
【図15】図1の電子制御装置の制御作動の要部であっ
て、運転指向推定ルーチンを説明する図である。
【図16】図1の電子制御装置の制御作動の要部であっ
て、登降坂制御復帰処理ルーチンを説明する図である。
【図17】図1の電子制御装置の制御作動の要部であっ
て、制動ダウンシフト制御ルーチンを説明する図であ
る。
【図18】図1の電子制御装置の制御作動の要部であっ
て、変速過渡期間制御ルーチンを説明する図である。
【図19】図1の電子制御装置の制御作動の要部であっ
て、目標スリップ量変更制御ルーチンを説明する図であ
る。
【図20】図1の電子制御装置の制御作動の要部であっ
て、登降坂完全ロック制御ルーチンを説明する図であ
る。
【図21】図1の電子制御装置の制御作動の要部であっ
て、最高速ギヤ段遅延制御ルーチンを説明する図であ
る。
【図22】図1の電子制御装置の制御作動の要部であっ
て、アキュム背圧制御ルーチンを説明する図である。
【図23】図1の電子制御装置の制御作動の要部であっ
て、作動油供給速度制御ルーチンを説明する図である。
【図24】図1の電子制御装置の制御作動の要部であっ
て、ライン圧変更制御ルーチンを説明する図である。
【図25】図1の電子制御装置の制御作動の要部であっ
て、アイドル回転制御ルーチンを説明する図である。
【図26】図1の電子制御装置の制御作動の要部であっ
て、過給圧制御ルーチンを説明する図である。
【図27】図1の電子制御装置の制御作動の要部であっ
て、空燃比制御ルーチンを説明する図である。
【図28】図1の電子制御装置の制御作動の要部であっ
て、電子スロットル制御ルーチンを説明する図である。
【符号の説明】
88:ISC弁(アイドル回転速度調節弁) NN:ニューラルネットワーク 104:運転指向推定手段 108:登降坂制御手段 110:登降坂制御終了手段 112:判断基準時間決定手段 114:制動時ダウン変速手段 116:判断基準減速度決定手段 118:変速過渡期間調節手段 120:変速過渡期間制御手段 122:スリップ量制御手段 124:目標値決定手段 126:ロックアップクラッチ切換手段 128:ロックアップクラッチ係合制御手段 130:アイドル回転速度制御手段 132:過給圧調節手段(バイパス弁92) 134:過給圧制御手段 136:空燃比調節手段(燃料噴射弁94) 138:空燃比制御手段 140:スロットル弁駆動制御手段 142:関係修正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 23/00 F02D 23/00 Z 29/00 29/00 H 41/04 310 41/04 310G 41/14 310 41/14 310L 41/16 41/16 N 41/34 9523−3G 41/34 W F16H 61/14 601 F16H 61/14 601R

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行状態に基づいて該車両の運転
    指向に対応する値を出力するニューラルネットワークを
    備え、該ニューラルネットワークの出力に基づいて車両
    の駆動状態を制御する車両用駆動状態制御装置であっ
    て、 車両の登坂走行或いは降坂走行において高速側ギヤ段を
    禁止する登降坂制御手段と、 該登降坂制御手段の終了条件が成立してからの経過時間
    が予め決定された判断基準時間を越えると該登降坂制御
    手段を終了させる登降坂制御終了手段と、 該登降坂制御終了手段において用いられる判断基準時間
    を前記ニューラルネットワークの出力に基づいて決定す
    る判断基準時間決定手段とを、含むことを特徴とする車
    両用駆動状態制御装置。
  2. 【請求項2】 車両の走行状態に基づいて該車両の運転
    指向に対応する値を出力するニューラルネットワークを
    備え、該ニューラルネットワークの出力に基づいて車両
    の駆動状態を制御する車両用駆動状態制御装置であっ
    て、 車両の制動中の減速度が予め決定された判断基準減速度
    を上回ると、自動変速機をダウン変速させる制動時ダウ
    ン変速手段と、 該制動時ダウン変速手段において用いられる判断基準減
    速度を前記ニューラルネットワークの出力に基づいて決
    定する判断基準減速度決定手段とを、含むことを特徴と
    する車両用駆動状態制御装置。
  3. 【請求項3】 車両の走行状態に基づいて該車両の運転
    指向に対応する値を出力するニューラルネットワークを
    備え、該ニューラルネットワークの出力に基づいて車両
    の駆動状態を制御する車両用駆動状態制御装置であっ
    て、 自動変速機の変速過渡期間を調節する変速過渡期間調節
    手段と、 前記ニューラルネットワークの出力に基づいてその変速
    過渡期間調節手段により前記自動変速機の変速過渡期間
    を調節させる変速過渡期間制御手段とを、含むことを特
    徴とする車両用駆動状態制御装置。
  4. 【請求項4】 車両の走行状態に基づいて該車両の運転
    指向に対応する値を出力するニューラルネットワークを
    備え、該ニューラルネットワークの出力に基づいて車両
    の駆動状態を制御する車両用駆動状態制御装置であっ
    て、 エンジンと自動変速機との間に設けられた流体伝動装置
    を直結するためのロックアップクラッチのスリップ量が
    予め設定された目標値となるように制御するスリップ量
    制御手段と、 前記ニューラルネットワークの出力に基づいて該スリッ
    プ量制御手段において用いられる目標値を決定する目標
    値決定手段とを、含むことを特徴とする車両用駆動状態
    制御装置。
  5. 【請求項5】 車両の走行状態に基づいて該車両の運転
    指向に対応する値を出力するニューラルネットワークを
    備え、該ニューラルネットワークの出力に基づいて車両
    の駆動状態を制御する車両用駆動状態制御装置であっ
    て、 エンジンと自動変速機との間に設けられた流体伝動装置
    を直結するためのロックアップクラッチの係合状態を切
    り換えるロックアップクラッチ切換手段と、 前記ニューラルネットワークの出力に基づいて前記ロッ
    クアップクラッチを該ロックアップクラッチ切換手段に
    切り換えさせるロックアップクラッチ係合制御手段と
    を、含むことを特徴とする車両用駆動状態制御装置。
  6. 【請求項6】 車両の走行状態に基づいて該車両の運転
    指向に対応する値を出力するニューラルネットワークを
    備え、該ニューラルネットワークの出力に基づいて車両
    の駆動状態を制御する車両用駆動状態制御装置であっ
    て、 エンジンのアイドル回転速度を調節するためのアイドル
    回転速度調節弁と、 前記ニューラルネットワークの出力に基づいて該アイド
    ル回転速度調節弁により調節されるエンジン回転速度を
    制御するアイドル回転速度制御手段とを、含むことを特
    徴とする車両用駆動状態制御装置。
  7. 【請求項7】 車両の走行状態に基づいて該車両の運転
    指向に対応する値を出力するニューラルネットワークを
    備え、該ニューラルネットワークの出力に基づいて車両
    の駆動状態を制御する車両用駆動状態制御装置であっ
    て、 過給機からエンジンへ供給される過給圧を調節する過給
    圧調節手段と、 前記ニューラルネットワークの出力に基づいて該過給圧
    調節手段により調節される過給圧を制御する過給圧制御
    手段とを、含むことを特徴とする車両用駆動状態制御装
    置。
  8. 【請求項8】 車両の走行状態に基づいて該車両の運転
    指向に対応する値を出力するニューラルネットワークを
    備え、該ニューラルネットワークの出力に基づいて車両
    の駆動状態を制御する車両用駆動状態制御装置であっ
    て、 エンジンへ供給される混合気の空燃比を調節する空燃比
    調節手段と、 前記ニューラルネットワークの出力に基づいて該空燃比
    調節手段により調節される空燃比を制御する空燃比制御
    手段とを、含むことを特徴とする車両用駆動状態制御装
    置。
  9. 【請求項9】 車両の走行状態に基づいて該車両の運転
    指向に対応する値を出力するニューラルネットワークを
    備え、該ニューラルネットワークの出力に基づいて車両
    の駆動状態を制御する車両用駆動状態制御装置であっ
    て、 予め設定されたアクセルペダル操作量とスロットル弁開
    度との関係から実際のアクセルペダル操作量に対応した
    スロットル弁開度へ位置決めするスロットル弁駆動制御
    手段と、 前記ニューラルネットワークの出力に基づいて該スロッ
    トル弁駆動制御手段により用いられる関係を修正する関
    係修正手段とを、含むことを特徴とする車両用駆動状態
    制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012081857A (ja) * 2010-10-12 2012-04-26 Toyota Motor Corp 車両走行制御装置
JP2014151797A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Toyota Motor Corp 運転支援装置

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