JPH09257572A - 測光装置 - Google Patents
測光装置Info
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- JPH09257572A JPH09257572A JP8062338A JP6233896A JPH09257572A JP H09257572 A JPH09257572 A JP H09257572A JP 8062338 A JP8062338 A JP 8062338A JP 6233896 A JP6233896 A JP 6233896A JP H09257572 A JPH09257572 A JP H09257572A
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- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
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Abstract
光出力値が飽和せずに、正確な測光値が得られる測光装
置を提供する。 【解決手段】 蓄積型の測光素子を用いて被写界の測光
を行う測光部10と、測光部10の出力値とそのときの
蓄積時間の値とに基づいて、測光素子の次回の蓄積時間
の値を決定する蓄積時間決定部12とを備え、蓄積時間
決定部12は、次回測光時の測光出力値が所定の目標値
に近づくように、次回の蓄積時間の値を決定する(S3
07)。
Description
定する測光装置に関し、特に、カメラの自動露出制御等
に好適に用いられる測光装置に関するものである。
型の測光素子を用いられたものがあり、次回の蓄積時間
を前回の測光値と蓄積時間とから求める場合には、次回
の測光時での被写界の明るさが前回とほぼ等しいと仮定
して算出する。この測光装置は、太陽光に照らされた通
常の被写体の場合には、被写体の動きよりも、測光周期
の方が速いので、特に問題は起こらない。しかし、AC
電源によって作られた照明では、その電源周期に応じた
周期によって(例えば、50Hz電源の場合には100
Hz)、光量が強弱を繰り返す、いわゆるフリッカー現
象が起きる。このフリッカー周期は、被写体の動きに比
べて極めて速く、通常の測光装置の測光周期に比べても
速いので、次の測光時に前回の測光時と照明状態が等し
いということがなくなってしまう。このような場合に
は、上記のように、前回の測光値と蓄積時間とから次回
の蓄積時間を求める方法では、予測不可能になってしま
う。
に示したように、2回の測光を照明用光源のフリッカー
周期の1/2の周期で行い、それらの測光値の平均値に
基づいて、測光値や次回の蓄積時間を算出することによ
って、安定した測光を実現しようという測光装置が提案
されている(特開平6−95200号公報等)。
の測光装置は、測光を行うときには、フリッカーのばら
つきを安定化させる代わりに、1回毎の測光値がフリッ
カーの強さ分だけばらつくことになる。測光出力値の大
きさは、そのときの蓄積時間に依存し、通常、蓄積時間
は、測光ダイナミックレンジをなるべく広く取るため
に、測光出力値が飽和出力電圧よりやや低い値となるよ
うに設定されている。このような設定において、フリッ
カー光源を測光した場合には、上記の理由により、1回
毎の測光値がばらつき、図13(B)に示したように、
測光出力値が大きいときに、測光ダイナミックレンジを
越えて出力が飽和してしまい、正しい測光値が得られな
い場合があった。本発明の解決しようとする課題は、フ
リッカー光源の測光を行った場合にも、測光出力値が飽
和せずに、正確な測光値が得られる測光装置を提供する
ことである。
に、請求項1の発明は、蓄積型の測光素子を用いて被写
界の測光を行う測光部と、前記測光部の出力値とそのと
きの蓄積時間の値とに基づいて、前記測光素子の次回の
蓄積時間の値を決定する蓄積時間決定部とを備えた測光
装置において、前記蓄積時間決定部は、次回測光時の測
光出力値が所定の目標値に近づくように、次回の蓄積時
間の値を決定することを特徴としている。
装置において、前記蓄積時間決定部は、前回の蓄積時間
の値に応じて前記目標値を変更することを特徴とする。
に記載の測光装置において、前記測光素子は、複数の測
光出力を出力可能な分割型の素子であり、前記蓄積時間
決定部は、前記測光素子の複数の測光出力の最大値が目
標値に近づくように、次回の蓄積時間の値を決定するこ
とを特徴とする。
までのいずれか1項に記載の測光装置において、前記蓄
積時間決定部は、前回の蓄積時間が長い場合には、前記
目標値を高く設定し、短い場合には、前記目標値を低く
設定することを特徴としている。
実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形
態に係わるカメラの測光装置の概略の構成を示すブロッ
ク図である。測光回路10は、被写界の測光を行ない測
光データを出力する回路であり、その測光データは、A
/D変換部11によって数値化された後に、輝度算出部
14へ出力される。輝度算出部14は、A/D変換部1
1からの測光データと、撮影レンズ内に納められたレン
ズデータ記憶部15から入力される撮影レンズの焦点距
離、開放絞り値、射出瞳、及びケラレ等に関するデータ
に基づいて、被写体の輝度値を算出する部分であり、そ
の出力は、露出演算部16に出力される。露出演算部1
6は、輝度演算部14からの輝度値に基づいて、被写体
の適正露出値を算出する部分である。
ーズボタンが押されることにより、露出演算部16によ
って求められた適正露出値に基づいて、ミラー2、絞り
18、シャッター19を制御することによりフィルムへ
の露光を行う部分である。
によって数値化されたデータと前回の蓄積時間とから、
次回の蓄積時間を算出する部分であり、蓄積制御部13
を通し、測光回路10に対して次回の測光のための設定
を行なう。ここで、A/D変換部11、蓄積時間設定部
12、蓄積制御部13、輝度算出部14、露出演算部1
6は、全て制御回路であるマイクロプロセッサ(以下、
マイコンと略す)20によって実現される。マイコン2
0内のプログラムについては、後に詳しく説明する。
系を示すブロック図である。撮影レンズ1を通過した光
束は、クイックリターンミラー2、拡散スクリーン3、
コンデンサレンズ4、ペンタプリズム5、接眼レンズ6
を通って、撮影者の目に到達する。一方、光束の一部
は、拡散スクリーン3によって拡散された後に、コンデ
ンサレンズ4、ペンタプリズム5、測光用プリズム7、
測光用レンズ8を通して、測光素子9へ到達する。
割状態を被写界に照らし合わせて示した図である。測光
素子9は、例えばCCD等の蓄積型センサーによって構
成されており、上下方向に12分割、左右方向に20分
割された合計240領域からなり、被写界のほぼ全面を
分割して測光できるようになっている。
造を示した模式図である。撮像画素21は、上下方向に
12画素、左右方向に20画素に分割された光電変換部
から成っている。また、補正用画素22は、撮像画素2
1の隣に、図中に斜線で塗りつぶして示したように、上
下方向に3行、左右方向に20画素に分割された形で配
置されている。この補正用画素22は、撮像画素21と
構成はほぼ同等であるが、光電変換部が遮光された構造
である。補正用画素22の出力は、暗電流補正、アンプ
ゲイン補正等に用いられる。アンプゲインの補正につい
ては、本発明には直接関係ないので説明を省略するが、
暗電流補正については、後に説明を加える。
報は、蓄積が終了すると、各画素に隣接して配置されて
いる不図示のHレジスタによって1列ずつVレジスタ2
3へ転送され、さらに、Vレジスタ23によって1画素
ずつ出力回路24へ出力される。出力回路24は、各画
素信号の電荷出力を電圧に変換した後に、1倍(ゲイン
L)又は4倍(ゲインH)のアンプによって増幅した後
に、測光素子9から出力させる。
out端子から出力される出力信号の信号形態を示した
図である。図5は、Vレジスタ1列分の信号を示したも
のである。各出力信号は、信号取り込みのための同期ク
ロックSYNCの立ち下がりに同期して取り込まれる。
まず、最初に基準電圧となるVorefが出力される。
各画素の信号成分は、このVorefを基準として、電
位の低い方向に現れる。従って、各画素信号は、全てV
orefからの差として求められる。次に、暗電流信号
であるVopbが出力される。その後に、このVopb
成分を再びVorefレベルにクランプする処理が行わ
れる。従って、これ以降の出力は、全てこのVopb成
分が差し引かれた形となって出力される。次いで、アン
プゲイン補正用の出力V1、V2が出力され、その後に
12個の測光データが出力され、1列分の出力を完了す
る。この動作を20回繰り返すことにより1画面分の読
み出しが完了する。
ナミックレンジとの関係を示した図である。既に述べた
ように、Vopb出力後に、再びVorefレベルへの
クランプを行うことにより、V1以降の出力は、実線で
示したように、全てVopb成分が除去された形で出力
されている。ところが、クランプを行わなければ、出力
は、点線で示したようなものになっているはずである。
出力回路の構成上、測光素子9の出力ダイナミックレン
ジは、各信号出力とVopbとの和によって制限されて
いる。すなわち、点線で示した出力値が飽和電圧に達し
たところで出力の上限となる。従って、Vopbが大き
ければ大きいほど、測光成分の出力ダイナミックレンジ
は小さくなる。
を示す説明図である。図の左側は、光源のフリッカーの
様子と蓄積時間の長さ及びタイミングを示し、右側は、
その時の測光出力(240領域の内の最大値)を示して
いる。次回の蓄積時間は、前回の測光値と蓄積時間とか
ら次回の測光値が目標値に近づくように計算されてい
る。まず、(A)は、光源にフリッカーがない場合であ
る。この場合には、光源が安定しているので、測光値も
安定して目標値に近い値が得られる。
た場合であり、かつ、測光間隔がフリッカーの周波数の
約2分の奇数倍であった場合である。この場合は、最初
の測光値が目標値通りであったとしても、次回測光で
は、フリッカーの谷にきて目標値よりアンダーとなる。
そして、その次の測光では、測光値を上げるために蓄積
時間が長くなるので、今度は目標値よりオーバーとな
る。さらにその次には、再び蓄積時間が短くなり目標値
よりアンダーになる。以後、この動作を繰り返すように
なり、極めて不安定な結果となる。
めた次回蓄積時間の値を、前回の蓄積時間値と加重平均
し、蓄積時間が急激に変わらないようにして安定化させ
たものである。加重平均の重みは、適当に調節すればよ
い。これによって、蓄積時間が発振することはなくなっ
た。しかし、やはりフリッカーによる測光値の揺らぎは
残っているので、場合によっては、測光値が飽和レベル
まで達してしまう場合がある。そこで、(D)は、目標
値を少し低めに設定したものである。(D)では、フリ
ッカーによる揺らぎは残っているものの、目標値が低め
に設定されているので、測光値が飽和することなく、正
確な測光データが得られる。
たフローチャートである。不図示のカメラのレリーズボ
タンが半押しされることによってカメラの電源が入り、
本プログラムが実行される。まず、ステップS101に
おいて、電源立ち上げ後の最初の測光であるか否かを判
別する。最初の測光であった場合には、ステップS10
2において、測光素子9の初期化を行い、出力回路24
のゲインをL、蓄積時間tを10mSに設定する。この
10mSの蓄積時間は、フリッカー周期の約1周期分に
相当するものである。この理由は、蓄積時間をフリッカ
ー周期程度まで長くすると、蓄積中にフリッカーの強弱
が相殺されて、フリッカーの影響を受けにくい測光値を
得ることができるからである。特に、初回の測光では、
どの様な条件下で測光が行われているかが分からないの
で、フリッカーの影響を受けない測光値を得ることは、
その後の安定した測光を行う上で重要である。その後
に、ステップS103によって測光ループ変数であるF
Nを0に初期化する。
S104において、セットされた蓄積時間によって測光
を行い、240領域それぞれの測光データを読み出す。
次に、ステップS105において、得られた測光データ
が有効であるか否かの判定を行う。判定の仕方は、後に
説明する(図9参照)。
時間と測光素子9のアンプゲイン(H/L)の組み合わ
せを決定する。次回蓄積時間とアンプゲインの求め方
は、後に説明を加える(図10参照)。
が有効であったか否かを判定し、有効であった場合に
は、ステップS112でFNを0にクリアして、ステッ
プS113に進み、有効でなかった場合には、ステップ
S108によってFNに1を加える。ステップS109
では、FN=5であるか否か、すなわち測光エラーが5
回連続であるか否かを判別する。FN=5であった場合
には、測光出力が長時間更新されない。このために、撮
影者にカメラが故障したと思われる可能性があり、性能
として望ましくないために、データが有効でなくてもそ
の後の演算を行い、露出制御値を更新するために、ステ
ップS110によってFNをクリアして、次のステップ
S113へ進む。
111によって電源立ち上げ後の2回目の測光であるか
否かを判定する。電源立ち上げ時において、まだ測光が
完了していない期間には、制御すべき露出値がまだ求め
られていない。従って、その間は、露出制御が不能とな
るので、撮影者がレリーズボタンを押しても露光禁止と
しなければならない。露光禁止期間が長いと速写性に欠
けると共に、撮影者にカメラが壊れたと思われる場合が
あり、性能として望ましくない。そこで、電源立ち上げ
後の2回目の測光であった場合には、露光禁止期間を最
小限にとどめるために、データの有効性が確保されてい
なくても何らかの露出制御値を算出するようにステップ
S113へ進む。
に、このような処理を施す理由は、以下の通りである。
1回目の測光時は、ステップS102で述べたとおり、
蓄積時間が10mSに固定されているので、1回目の測
光によってデータが有効になる確率は比較的少ない。2
回目の測光時には、1回目の測光データに基づいて、蓄
積時間を調節しているので、データが有効である確率が
高い。そのために、1回目のデータが有効でなかった場
合には、そのまま直ちに測光をやり直し、2回目の測光
時に速写性を確保するために、強制的に次のステップへ
進ませるようにしたものである。
ば、1回目の測光時にデータが有効であり、2回目の測
光時に何らかの理由でデータが有効でなかった場合に
は、既に1回目の測光データを用いて露出制御値が算出
されているので、この場合に限り、2回目のデータが有
効でなければ再測光をするようにしてもよい。
ップS104へ戻って蓄積をやり直す。ステップS11
3では、測光データのアンプゲインなどを補正するため
の各補正データを算出する。これらの補正データは、本
発明には、直接関係しないので説明を省略する。ステッ
プS114では、得られた測光データに基づいて、各測
光領域においての絶対輝度値を算出する。そして、ステ
ップS115では、求められた絶対輝度値に基づいて、
被写界の適正露出値を算出する。適正露出値の求め方
は、本出願人による特開平6−95200号公報等に詳
しく記載されているので、ここでは説明を省略する。
ボタンが全押しされたか否かを判定し、その場合には、
ステップS117において、求められた適正露出値に基
づいて、フィルムへの露光を行った後に、全押しでない
場合には、直接、ステップS118へ進む。ステップS
118では、半押しタイマーにより半押し解除後に所定
時間経過したか否かを判定し、半押し継続中又は所定時
間内であった場合には、ステップS101へ戻って処理
を繰り返し、タイマー切れであった場合には、プログラ
ムを終了する。
ブルーチンを示すフローチャートである。図8のステッ
プS105が実行されることにより、本サブルーチンが
呼び出されて実行される。まず、ステップS201によ
り、オーバーフローフラグOV及びアンダーフローフラ
グUNを0にクリアする。次に、ステップS202によ
り、Vomax,Vopbを求める。Vomaxは、2
40領域の測光データの内の、信号成分が最大である領
域の測光データであり、Vopbは、Vomaxが存在
する測光領域と同列にあるVopb出力である。例え
ば、図5に示したデータ1からデータ12の中にVom
axが存在した場合に、Vopbは、図中に示したOP
Bとなる。
す数式(1)が成立するか否かを判定する。 Vomax+Vopb<Vov …(1) ここで、Vovは、測光素子9の飽和出力電圧値であ
り、ゲインH、ゲインL毎にカメラ内の不図示の不揮発
性メモリに記憶されているものである。既に説明したよ
うに、測光素子9の出力は、暗電流成分があらかじめ引
かれたかたちで出力されているために、信号成分と暗電
流成分の合計が測光素子9の飽和出力電圧値を越えるこ
とができない。従って、信号が飽和しているか否かを判
別するときには、信号成分と暗電流成分との和を取った
値で比較する必要がある。数式(1)が成立した場合に
は、ステップS206へ進み、成立しなかった場合に
は、ステップS204へ進む。
ntが、あらかじめ定められているint_min、す
なわち最小蓄積時間に等しいか否かを判定する。そし
て、もし、蓄積時間が最小蓄積時間であった場合には、
ステップS205へ進んでオーバーフローフラグOVに
1を代入して次のステップへ進む。int_minは、
例えば、10μS程度の数値である。
が成立するか否かを判定する。 Vomax+Vopb≧640mV …(2) ここで、右辺の640mVとは、測光素子9の飽和出力
電圧が3V〜4Vの場合を想定した場合の値である。例
えば、測光素子9の飽和出力電圧が3.5Vであった場
合には、数式(2)の左辺は、それに近い値であればあ
るほど被写界内の明るい部分から暗い部分までを測光ダ
イナミックレンジ内におさめることができるので、ダイ
ナミックレンジの広いよい測光結果を得ることができ
る。しかし、左辺の値が小さくなると、それよりも暗い
部分の出力はもっと小さくなるので、ノイズに埋もれて
しまい正確な測光結果が得られなくなってしまう。そこ
で、有効な測光結果といえる左辺の値を設定する必要が
ある。ここではその値を640mVとした。
210へ進んで有効性を示すフラグOKに1を代入して
処理を終了し、そうでない場合には、ステップS207
へ進み、前回の蓄積時間intが、あらかじめ定められ
ているint_max、すなわち最大蓄積時間に等しい
か否かを判定する。そして、もし蓄積時間が最大蓄積時
間であった場合には、ステップS208へ進んでアンダ
ーフローフラグUNに1を代入して、ステップS209
へ進み、有効性フラグOKに0を代入して処理を終了す
る。int_maxは、例えば100mS程度の数値で
ある。
る有効性判定は、基本的にはOK=1であるか否かによ
って判定されるが、OK=0の場合でも、OV=1又は
UN=1のときには、それぞれ測光上限、測光下限であ
るので、有効でなくとも測光限界とみなして、測光のや
り直しはせずに、次のステップへ進むようにする。
ゲインを求めるサブルーチンを示すフローチャートであ
る。図8のステップS106が実行されることにより、
本サブルーチンが呼び出されて実行される。本サブルー
チンが呼び出される前には、電源立ち上げ後に少なくと
も1回は測光が行われているので、直前の測光データが
マイコン20内の不図示のメモリに残っている。ステッ
プS301では、図9のステップS203と同様に数式
(1)の判定を、すなわち信号出力の最大値が飽和して
いないか否かの判定を行う。数式(1)が肯定の場合に
は、ステップS302へ進み、メモリに格納された測光
データが電源立ち上げ後の初回測光のものであるか否か
を判定し、そうであれば、ステップS303へ進んで、
Vomax<40mVであるか否かを判定する。Vom
axが40mVより小だった場合には、被写界はかなり
暗いと予想される。
すぐに全押しされた場合を想定して、できるだけ早くに
適正露出値を出力する必要があるので、この場合には、
ステップS304にあるように、測光素子9のゲインを
Hにし、次回蓄積時間を40mSに無条件に決定する。
この40mSという数値は、カメラの測光装置に要求さ
れる測光下限から、1回目の測光によって検出不可能で
あった明るさまでをできるだけカバーできるような蓄積
時間として、使用する測光系に合わせて決定されたもの
である。従って、この数値は、カメラに要求される即写
性と、測光装置に要求される低輝度限界と、測光系の明
るさから最適値を決定すればよい。
40mV以上であった場合には、次回蓄積時間を計算に
よって最適化が可能であるので、ステップS305へ進
む。ステップS305では、Vomax=0Vであるか
否かを判定し、そうであれば、ステップS306で次回
蓄積時間を前回の4倍とする。
ップS307において、以下の数式(3)によって次回
蓄積時間候補値int’を求める。 int’=int・(Vagc・X)/(Vomax+Vopb)…(3) 数式(3)の与えるint’の意味するところは、仮に
前回と次回の測光時の被写界の明るさが等しいとする
と、int’の蓄積時間によって次回の測光を行えば、
次回測光時に求められるVomax+Vopbが、Va
gc・Xに等しくなるというものである。
gcはVomax+Vopbの目標値であり、測光素子
9の飽和出力電圧値Vovを基にして設定するものであ
り、カメラ内の不図示の不揮発性メモリに格納されてい
る。例えば、Vov=3.5Vの場合に、Vagcは、
それよりやや小さい3V程度に設定される。Xは、フリ
ッカーによる測光データのばらつきを予想した場合の目
標値補正係数であり、前回の蓄積時間intに応じて、
図11のような値をとる。
域では10mS、60Hz地域では約8.3mSであ
る。一般に、蓄積時間がフリッカー周期程度、ここでは
長い方を取って約10mSまではフリッカーの影響を考
慮しなければならないので、Xは0.5と小さな値をと
る。その後は、徐々にフリッカーの影響が少なくなるの
でXも次第に大きくなっていき、20mSで完全に1に
なるようになっている。これを数式3に当てはめて考え
ると、蓄積時間が10mS以下の場合には、測光目標値
は1.5Vであり、20mS以上の場合には3Vにな
り、その中間では徐々に目標値が変化するようになって
いる。測光目標値をフリッカーの程度によって変化させ
た方がよい理由については、図7の説明において示した
とおりである。なお、Xの値に関してはカメラの測光系
や対象とする光源の特性によって最適化することが望ま
しいので図11の値に限定するものではない。
数式(4)によって次回蓄積時間を決定する。 int=K・int’+(1−K)・int …(4) ここで、int’はステップS307で求めた値、in
tは前回の蓄積時間、Kは蓄積時間が急激に変化しない
ための安定係数であり、前回の蓄積時間に応じて図12
のような値を取る変数である。これを数式(4)に当て
はめて考えると、蓄積時間が10mS以下の場合には、
K=0.25であるので、次回の蓄積時間はintが3
に対してint’が1の割合での加重平均となる。
は、フリッカーの影響はほとんどないのでK=1とな
り、100%int’の値となる。蓄積時間が10mS
と20mSの中間では、徐々にKの値が変化するように
なっている。蓄積時間をフリッカーの程度によってあま
り変化させないようにした方がよい理由については、図
7の説明において示したとおりである。なお、Kの値に
関しては、カメラの測光系や対象とする光源の特性によ
って最適化することが望ましいので、図12の値に限定
するものではない。
定が否定だった場合には、ステップS309へ進み、2
40領域の内でオーバーフローした領域数をカウント
し、変数ovfへ代入する。ここで、オーバーフローと
は、その領域の信号出力+暗電流出力がVovに達して
いるか否かによって判定する。ovfの最小値は1(飽
和領域が1つだけ)、最大値は240(全領域オーバー
フロー)である。
を判定し、そうであれば、ステップS311において、
次回蓄積時間intを前回の蓄積時間の2分の1に設定
する。次に、ステップS312ではovf<30か否か
を判定し、そうであれば、ステップS313において、
次回蓄積時間intを前回の蓄積時間の4分の1に設定
する。次に、ステップS314ではovf<60か否か
を判定し、そうであれば、ステップS315において、
次回蓄積時間intを前回の蓄積時間の8分の1に設定
する。次に、ステップS316ではovf<120か否
かを判定し、そうであれば、ステップS317におい
て、次回蓄積時間intを前回の蓄積時間の16分の1
に設定する。ovfが121以上の場合には、ステップ
S318によってintを20μSに設定する。つま
り、ステップS310からステップS318までは、オ
ーバーフローした測光領域の数が多ければ多いほど、被
写界が明るいとみなして次回蓄積時間を前回よりも短く
するようにしている。
時間とゲインの関係が、ゲインLかつint>int_
L_minであるか否かを判定する。ここで、int_
L_minは、ゲイン切り換えのためのしきい値であ
り、40mS程度の数値を代入すればよい。ステップS
319を満たしている場合には、ステップS320へ進
んで、次回の測光時にはゲインHに切り換え、蓄積時間
intを上で求めた値の4分の1とする。ステップS3
21では逆に、ゲインHかつint<int_H_mi
nであるか否かを判定し、そうであれば、ステップS3
22によって次回の測光時のゲインをLに、蓄積時間を
上で求めた値の4倍とする。ここで、int_H_mi
nは、5mS程度の数値を代入すればよい。また、上の
例でも分かるように、int_L_maxとint_H
_minの比は、ゲインH/Lの比である4倍以上の値
であることが望ましい。これによって、測光データに多
少の揺らぎがあってもゲイン切り換えにヒステリシス特
性ができるために、必要以上にゲイン切り換えが行われ
て測光値が不安定になることを防止できる。ステップS
323では、次回の蓄積時間が、あらかじめ設定された
最小蓄積時間int_minを下回っていないか否かを
判定し、下回っていた場合には、ステップS324によ
り蓄積時間をint_minにクリップする。同様に、
ステップS325では、次回蓄積時間があらかじめ定め
られた最大蓄積時間int_maxを上回っていないか
否かを判定し、上回っていた場合には、ステップS32
6によって蓄積時間をint_maxにクリップする。
ここでは、int_min=10μS、int_max
=100mSとする。
よれば、次回蓄積時間の値を決定するときの測光出力の
目標値を、前回の蓄積時間の値によって変更するように
したので、前回の測光出力値がフリッカーの影響を受け
て不安定な場合にも次回測光出力値が測光ダイナミック
レンジ内におさまる確率が高くなる。従って、蓄積型の
測光素子を用いた測光装置において、照明光源にフリッ
カーがあって測光出力値が不安定になりやすい場合で
も、測光値を測光ダイナミックレンジ内に入れることが
可能になり安定した測光値を得ることが可能になる。
標値に近くなるように制御するので、全ての測光出力が
飽和することなく正確な測光出力が得られる。
標値を低くするので比較的フリッカーの影響を受けやす
い短い蓄積時間の時に正確な測光値を得ることができ
る。
る。
る。
る。
示した図である。
た図である。
である。
トである。
トである。
ートである。
る。
る。
クリターンミラー 3 拡散スクリーン 4 コンデ
ンサレンズ 5 ペンタプリズム 6 接眼レ
ンズ 7 測光用プリズム 8 測光用
レンズ 9 測光素子 10 測光素
子 11 A/D変換部 12 蓄積
時間設定部 13 蓄積制御部 14 輝度
算出部 15 レンズデータ 16 露出
演算部 17 露出制御部 18 絞り 19 シャッター 20 マイ
クロプロセッサ 21 撮像画素 22 補正
用画素 23 Vレジスタ 24 出力
回路
Claims (4)
- 【請求項1】 蓄積型の測光素子を用いて被写界の測光
を行う測光部と、 前記測光部の出力値とそのときの蓄積時間の値とに基づ
いて、前記測光素子の次回の蓄積時間の値を決定する蓄
積時間決定部とを備えた測光装置において、 前記蓄積時間決定部は、次回測光時の測光出力値が所定
の目標値に近づくように、次回の蓄積時間の値を決定す
ることを特徴とする測光装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の測光装置において、 前記蓄積時間決定部は、前回の蓄積時間の値に応じて前
記目標値を変更することを特徴とする測光装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の測光装置
において、 前記測光素子は、複数の測光出力を出力可能な分割型の
素子であり、 前記蓄積時間決定部は、前記測光素子の複数の測光出力
の最大値が目標値に近づくように、次回の蓄積時間の値
を決定することを特徴とする測光装置。 - 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記
載の測光装置において、 前記蓄積時間決定部は、前回の蓄積時間が長い場合に
は、前記目標値を高く設定し、短い場合には、前記目標
値を低く設定することを特徴とする測光装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06233896A JP3584272B2 (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 測光装置 |
| US08/748,032 US5768540A (en) | 1995-12-13 | 1996-11-12 | Photometric apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06233896A JP3584272B2 (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 測光装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09257572A true JPH09257572A (ja) | 1997-10-03 |
| JP3584272B2 JP3584272B2 (ja) | 2004-11-04 |
Family
ID=13197249
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06233896A Expired - Lifetime JP3584272B2 (ja) | 1995-12-13 | 1996-03-19 | 測光装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3584272B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011061371A1 (es) * | 2009-11-17 | 2011-05-26 | Simulacions Optiques S.L. | Dispositivo fotometrico electro-optico dinamico y su procedimiento para la medicion dinamica de la cantidad y distribucion de luz policromatica |
| JP2012044244A (ja) * | 2010-08-12 | 2012-03-01 | Nikon Corp | 測光装置、撮像装置、およびフリッカの検出方法 |
| EP1404124B1 (en) * | 2001-06-26 | 2013-01-02 | Sony Corporation | Image pickup apparatus and image pickup method |
-
1996
- 1996-03-19 JP JP06233896A patent/JP3584272B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1404124B1 (en) * | 2001-06-26 | 2013-01-02 | Sony Corporation | Image pickup apparatus and image pickup method |
| WO2011061371A1 (es) * | 2009-11-17 | 2011-05-26 | Simulacions Optiques S.L. | Dispositivo fotometrico electro-optico dinamico y su procedimiento para la medicion dinamica de la cantidad y distribucion de luz policromatica |
| ES2359797A1 (es) * | 2009-11-17 | 2011-05-27 | Simulacions Òptiques, S.L. | Dispositivo fotométrico electro-óptico dinámico y su procedimiento para la medición dinámica de la cantidad y distribución de luz policromática. |
| JP2012044244A (ja) * | 2010-08-12 | 2012-03-01 | Nikon Corp | 測光装置、撮像装置、およびフリッカの検出方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3584272B2 (ja) | 2004-11-04 |
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