JPH09257651A - 軸受の傷検出方法 - Google Patents
軸受の傷検出方法Info
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Testing Of Balance (AREA)
- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
Abstract
定を行う。 【解決手段】 内輪11または外輪10を回転させてい
る軸受1で生じる振動をセンサー3で測定して得た振動
波形を包絡線処理の後に周波数分析する。回転する内輪
11または外輪10の1点が転動体12を通過する周波
数f1と、固定した外輪または内輪の1点が転動体を通
過する周波数f2と、転動体の1点が内輪及び外輪に接
触する周波数fbと、回転する内輪または外輪の回転周
波数frと、リテーナの回転周波数fcとに対応する周
波数での振幅値を基準値と比較する。周波数f1と周波
数frとの比の値にかかわらず、傷のある部材の特定を
行うことができる。
Description
受の傷を検出する軸受の傷検出方法に関するものであ
る。
るこれら両輪に転接する転動体及び転動体を保持するリ
テーナとからなる軸受において、内輪と外輪と転動体の
いずれかに傷がある時、軸受を分解することなくいずれ
に傷があるかを検出することができるものとして、特公
平7−26942号公報に示されたものがある。
内輪を回転させて、この時に生じる振動をセンサーで測
定し、得られた振動波形を包絡線処理の後に基準値と比
較して基準値を越えた時に損傷信号を出力させる。そし
て損傷信号の発生周期が内輪の回転周期(1/fr)も
しくは内輪の1点が転動体を通過する周期(1/f1)
に同期しているならば内輪に損傷があると判断し、ラジ
アル荷重が加えられている外輪の負荷圏を転動体が通過
する周期(1/f2)に上記発生周期が同期しているな
らば外輪に損傷があると判断し、更に上記発生周期がリ
テーナの回転周期(1/fc)に対して±1/2fcの
許容範囲内に入る場合には転動体に損傷があると判断す
るものである。
る内輪の回転周期(1/fr)に対して、内輪の1点が
転動体を通過する周期(1/f1)が0.25倍より大
きい(fr/f1>0.25)時には、負荷圏において
最低一度しか振動が発生しないために、傷による振動発
生周期の特定ができないという問題を有しているほか、
傷とともに内外輪の変形を伴っている軸受においては、
fr/f1≦0.25であっても、振動が負荷圏におい
て一度も発生しない場合があるために、傷による振動発
生周期の特定ができないという問題を有している。
であり、その目的とするところはどのような軸受に対し
ても傷のある部材の特定を行うことができる軸受の傷検
出方法を提供するにある。
または外輪を回転させている軸受で生じる振動をセンサ
ーで測定して得た振動波形を包絡線処理の後に周波数分
析して、回転する内輪または外輪の1点が転動体を通過
する周波数f1と、固定した外輪または内輪の1点が転
動体を通過する周波数f2と、転動体の1点が内輪及び
外輪に接触する周波数fbと、回転する内輪または外輪
の回転周波数frと、リテーナの回転周波数fcとに対
応する周波数での振幅値を基準値と比較することに特徴
を有している。周波数f1と周波数frとの比の値にか
かわらず、傷のある部材の特定を行うことができる。
として、回転する内輪または外輪の回転周波数frの
(n+1)倍(nは1以上の整数)の周波数、あるいは
リテーナの回転周波数fcの(n+1)倍の周波数と、
回転する内輪または外輪の回転周波数frとリテーナの
回転周波数fcの差fr−fcのn倍の周波数とを加え
るようにしてもよい。更には基準値と比較する振幅値を
抽出する周波数として、うなり成分であるf1±n×f
r、f2±n×fr、fb±n×fc、fb±n×(f
r−fc)の周波数を加えるようにしてもよい。
として、(n+1)×f1、(n+1)×f2、(n+
1)×fbの周波数を加えることも好ましい。比較にあ
たっては、抽出した複数の周波数での振幅値を評価式で
統合化して基準値と比較するようにしたり、抽出した複
数の周波数での振幅値を複数の評価式で統合化して基準
値と比較するようにしてもよい。傷位置別に評価式を作
成して基準値と比較したり、異常の種類別に評価式を作
成して基準値と比較してもよい。更には評価式の各要素
を変換式で変換して基準値と比較してもよい。抽出した
複数の周波数での振幅値を入力とし、傷位置を出力とす
る学習済みのニューラルネットを用いることも好まし
い。
せている軸受で生じる振動をセンサーで測定して得た振
動波形を基準値と比較し、基準値を越える振動の発生時
刻の時間的間隔を、回転する内輪または外輪の1点が転
動体を通過する周期1/f1の整数倍周期と、固定した
外輪または内輪の1点が転動体を通過する周期1/f2
の整数倍周期と、転動体の1点が内輪及び外輪に接触す
る周期1/fbの整数倍周期との各周期と比較すること
に別の特徴を有している。
越えてから所定時間内は基準値を越えた時の最大振動振
幅値を用いることが好ましい。振動の発生時刻の時間的
間隔パターンを、軸受の変形形状に応じて設定したパタ
ーンと比較することも好ましい。更には、振動の発生時
刻の時間的間隔パターンを入力とし、軸受の変形形状を
出力とする学習済みのニューラルネットを用いてもよ
い。
を加えた状態としておいてもよい。この時、固定輪とし
ている外輪または内輪を一定の角度毎に回転させて各角
度毎に振動測定を行ったり、固定輪としている外輪また
は内輪を、回転させている内輪または外輪と異なる回転
数で回転させつつ振動測定を行ってもよい。
1及びリテーナ(図示せず)で保持されて外輪10と内
輪11とに転接する複数個の転動体12とからなる軸受
1は、その外輪10が固定されているとともに内輪11
がモータ2に接続されており、さらに外輪10には振動
センサー3が取り付けられている。モータ2によって内
輪11を回転させている時の軸受1の振動を振動センサ
ー3にて検出する。
示すように、まず包絡線処理を行い、次いでフーリエ変
換によって周波数分析を行うことで次の5つの周波数の
振幅を抽出する。すなわち、回転する内輪11の1点が
転動体12を通過する周波数f1と、固定した外輪10
の1点が転動体12を通過する周波数f2と、転動体1
2の1点が内輪11及び外輪10に接触する周波数fb
と、回転する内輪の回転周波数frと、リテーナの回転
周波数(転動体12の公転周波数)fcでの振幅を抽出
する。なお、これら周波数はモータ2による内輪11の
回転数によって変化するが、この回転数はエンコーダ等
により実測するのが好ましい。
値と比較し、いずれも基準値以下であれば軸受に異常無
しと判断し、前3者の接触周波数f1,f2,fbのう
ちの回転する内輪11の1点が転動体12を通過する周
波数f1での振幅値が基準値を越える場合は内輪11に
傷があると判断し、固定した外輪10の1点が転動体1
2を通過する周波数f2での振幅値が基準値を越える場
合は外輪10に傷があると判断し、転動体12の1点が
内輪11及び外輪10に接触する周波数fbでの振幅値
が基準値を越える場合は転動体12に傷があると判断す
る。
ち、回転する内輪11の回転周波数frでの振幅値が基
準値を越える場合には外輪10に傷があると同時に内輪
11に変形があると判断するものであり、リテーナの回
転周波数fcでの振幅値が基準値を越える場合には転動
体12に傷があると同時に内輪11に変形があると判断
するのである。
1との比がどのような値の軸受1であっても傷の検出及
び特定が可能であり、しかも固定された外輪10や回転
する内輪11の変形は、接触周波数f1,f2,fb等
で発生する衝撃波形を回転周波数fr,fcで振幅変調
したかたちで現れるために、回転周波数fr,fcの振
幅値を抽出することで変形異常を伴う不良の検出も可能
となっているものである。ここでは外輪10を固定し、
内輪11を回転させるものについて説明したが、内輪1
1を固定し、外輪10を回転させるとともにこの外輪1
0の回転周波数をfrとすることで軸受1の傷検出を上
記と同様に行うことができる。
1の内輪11を固定軸40で固定し、外輪10の外周に
固着したプーリ41とモータ2の出力軸に取り付けたプ
ーリ42との間にベルト43を架け渡して、外輪10を
回転させることができるようにしてある。振動センサー
3は上記固定軸40を備えた取付台44に取り付けてあ
る。
て軸受1の傷検出を行うのであるが、軸受1にはベルト
43によってラジアル方向の荷重Fが付与されているこ
とになる。この時、軸受1におけるラジアル隙間は上記
ラジアル方向荷重Fのために荷重が大で小さくなってい
るエリアA1(図4中の軸受1の右半分)と荷重が小で
大きくなっているエリアA2(図4中の軸受1の左半
分)とが生じる。そして軸受1に傷が存在していても、
ラジアル隙間が大きいエリアA2では傷と他の部分との
接触が弱いか接触しないために衝撃波形は殆ど見られ
ず、逆にラジアル隙間が小さいエリアA1では相対的に
大きい振幅の衝撃波形が見られることになる。
では図5に示すように外輪10の回転周波数frで振幅
変調されたものとなり、固定された内輪11に傷がある
軸受1では図6に示すようにラジアル方向荷重Fの方向
に対する傷位置の角度θ(図6(a)はθ=0°、(b)はθ
=90°または270°、(c)はθ=180°)によっ
て異なった振幅のものとなり、転動体12に傷がある軸
受1では図7に示すようにリテーナの回転周波数fcで
振動波形が振幅変調されたものとなる。
b,fr,fcでの振幅値と基準値との比較を行うにあ
たり、周波数f1または周波数frの振幅値が基準値を
越えた場合には回転する外輪10に傷があるとし、周波
数f2の振幅値が基準値を越えた場合には固定された内
輪11に傷があるとし、周波数fbまたは周波数fcの
振幅値が基準値を越えた場合には転動体12に傷がある
と判断すればよく、更に固定された内輪11については
その傷位置とラジアル方向荷重Fの方向との関係から、
内輪11を一定の角度毎に360°回転させて各角度θ
毎に振動測定を行うものとし、最大振幅値を記録した角
度θでの周波数f2の振幅値を基準値と比較する。この
作業を効率的に行うには、回転させている外輪10と異
なる回転数で内輪11を回転させつつ振動測定を行えば
よい。そして周波数分析に際しては、回転させた内輪1
1を固定したものと見做すことができるように、内輪1
1の回転周波数をfin(回転させている外輪10と同
方向の回転を正方向とする)とすると、各周波数f1,
f2,fb,fr,fcに代えて、f1×(fr−fi
n)/fr,f2×(fr−fin)/fr,fb×
(fr−fin)/fr,fr−fin,fc×(fr
−fin)/frの周波数の振幅を抽出する。なお、外
輪10を固定し、内輪11をモータ2で回転させる場合
においても同様に傷の検出を行うことができる。
ていたりする場合を考慮するならば、図8に示すよう
に、振幅を抽出する周波数として、前記f1,f2,f
b,fr,fcのほかに、周波数(n+1)×fr(n
は1以上の整数)も用いるとよい。この周波数(n+
1)×frの振動は、回転する外輪10または内輪11
が真円に近い場合には殆ど現れないが、たとえば図9に
示すように回転する外輪10の3カ所が歪んでいる場合
には、固定された内輪11の傷による振動波形は、図1
0に示すように3×frの周波数で振動波形が振幅変調
される。従って周波数(n+1)×frの振幅を抽出し
て基準値と比較することで、固定された内輪11あるい
は外輪10に傷があり且つ回転する外輪10あるいは内
輪11に変形が存在する軸受1について、これを検出す
ることができるとともに傷と変形の存在を指摘すること
ができる。
(fr−fc)の振幅も抽出して基準値と比較するよう
にすれば、転動体12に傷があり且つ固定された内輪1
1あるいは外輪10に変形が存在する軸受1及び転動体
12に傷があり且つ回転する外輪10あるいは内輪11
に変形が存在する軸受1について、その傷と変形とを検
出することができる。
周波数として、うなり波形成分であるf1±n×fr、
f2±n×fr、fb±n×fc、fb±n×(fr−
fc)の周波数を加えるならば、更に高精度な傷及び変
形の検出を行うことができる。また、複数の傷がある場
合を考慮するならば、基準値と比較する振幅値を抽出す
る周波数として、(n+1)×f1、(n+1)×f
2、(n+1)×fbの周波数を加えるとよい。複数の
傷が存在する場合でも、回転する外輪10に傷があれば
接触周波数f1に、固定された内輪11に傷があれば接
触周波数f2に、転動体12に傷があれば接触周波数f
bにその影響が現れるために傷の検出ができるが、2カ
所の傷がそれぞれの接触周波数に対してπラジアン離れ
て存在している場合、それぞれ2×f1,2×f2,2
×fbの周波数に影響が現れるものの、周波数f1,f
2,fbには現れなくなってしまうからである。
2…pnの基準値との比較にあたっては、周波数毎に基
準値を設定して比較するのではなく、複数の振幅値p
1,p2…pnを統合化した総合的な評価式E(p1,
p2…pn)の値で比較するようにしてもよい。たとえ
ばすべての周波数の振幅値p1,p2…pnを要素とす
るベクトルを考えて、そのベクトルの大きさ、つまりは
各要素の2乗和の平方根の値を評価式として基準値とし
て比較するのである。この時、ベクトルの各要素を変換
式によって変換し、変換後要素からなるベクトルの大き
さを評価式として基準値と比較することにより、各要素
の基準化や重み付けを行うことができるために、更に高
精度な傷や変形の検出が可能となる。この時の係数は、
例えば基準となる複数の軸受の振動から得られた各周波
数振幅値の分布(平均値や標準偏差)によって被検査軸
受の周波数振幅値を pa’=(pa−AVGpa)/STDpa pa’:基準化周波数振幅値 pa :周波数振幅値 AVGpa:基準軸受の周波数振幅値paの平均値 STDpa:基準軸受の周波数振幅値paの標準偏差値 で基準化すればよい。
p2…pi,pi+1,pi+2…pm,pm+1,p
m+2,…pn)を複数の評価式 E1(p1,p2…pi) E2(pi+1,pi+2…pm) E3(pm+1,pm+2…pn) で統合化して、これら評価式の値を基準値と比較するな
らば、単一の評価式では得られない評価結果を得ること
ができる。
の評価式では軸受の傷や変形により発生する基本周波
数、たとえばf1,f2,fb,n×fr,n×fc,
n×(fr−fc)の振幅値を統合化し、第2の評価式
では軸受の傷や変形により発生する振幅変調成分の周波
数、たとえばf1±n×fr、f2±n×fr、fb±
n×fc、fb±n×(fr−fc)の振幅値を統合化
すると、第1の評価式において軸受の良/不良/要チェ
ックに大別し、要チェックの軸受についてのみ第2の評
価式で高精度な検査を行うというような異常検出精度の
調整を行うことができる。
(または内輪)の傷により発生する周波数、たとえばf
1,n×fr,f1±n×frの振幅値を統合化し、第
2の評価式では固定された内輪(または外輪)の傷によ
り発生する周波数、たとえばf2,n×fr,f2±n
×frの振幅値を統合化し、更に第3の評価式で転動体
の傷により発生する周波数、つまりfb,n×fc,f
b±n×(fr−fc)の振幅値を統合化すれば、傷位
置の特定を高精度に行うことができるものとなり、更に
は異常の種類別に評価式を作成すれば、つまり第1の評
価式で各部の傷により発生する周波数f1,f2,fb
の振幅値を統合化し、第2の評価式で各部の変形により
発生する周波数n×fr,n×fc,n×(fr−f
c)の振幅値を統合化すれば、異常原因の特定を高精度
に行うことができるものとなる。
の3倍とする等の統計的な手法で行えばよいが、この場
合、基準レベルをどこに設定すれば最適となるかを実験
的に繰り返し行うことが必要となり、多大な手間と時間
がかかる。このために図11に示すような各周波数の振
幅値を入力とし、傷位置を出力として傷の有無や傷位置
の特定及び変形について学習させたニューラルネットを
用いると、容易に最適基準値の設定を行うことができ
る。
の振動波形を包絡線処理した後、周波数分析することな
く基準値と比較して基準値の超過時刻を求め、超過した
時刻の時間的間隔(図13のt1,t2,t3)を次の
3つの周期と比較することによっても傷位置の特定を行
うことができる。すなわち回転する内輪の1点が転動体
を通過する周期1/f1の整数倍周期n/f1に上記時
間的間隔が一致すれば回転する内輪に傷があり、固定し
た外輪の1点が転動体を通過する周期1/f2の整数倍
周期n/f2に上記時間的間隔が一致すれば外輪に傷が
あり、転動体の1点が内輪及び外輪に接触する周期1/
fbの整数倍周期n/fbに上記時間的間隔が一致すれ
ば転動体に傷があると判定し、また該当する周期が無け
れば非定常振動であるので軸受内への異物混入不良等と
判定するのである。
共に、内輪あるいは外輪が変形している不良も検出する
ことができる。内輪あるいは外輪が変形している場合、
傷による衝撃振動波形にうなりを生じさせることになる
ために、一定の振幅の衝撃波形が一定の周期で現れるこ
とがなくなって、図13に示すように非周期波形とな
り、前記周波数分析による分析手法では各部の接触周波
数f1,f2,fbに影響が現れにくく、分析が困難と
なるが、軸受各部の接触周期の整数倍周期n/f1,n
/f2,n/fbとの比較を行うことでこれに対処する
ことができる。
過時刻であるが、図14に示すような振動波形の場合、
単に予め設定した基準値s0だけを用いたのではある衝
撃振動波形について複数の基準値超過時刻が検出されて
しまうために、基準値を超過した時点T1でその時の立
ち上がりの最大振幅値を新たな基準値s1とし、一定時
間t内にその基準値を再度超過したならばその時T2の
立ち上がり波形の最大振幅値を再度新たな基準値s2と
するとともに基準値超過時刻をT1からT2に更新する
ということを繰り返し、最後の基準値超過時刻T3から
一定時間t内に基準値s3を超過することがない場合に
は、基準値超過時刻をT3に確定するとともに基準値を
初期値s0に戻すことを行う。これによってある衝撃振
動波形について単一の基準値超過時刻を得ることができ
る。
畳されるうなりの周期が異なると、前記時間的間隔t
1,t2,t3のパターンも異なってくる。このために
時間的間隔パターンを軸受の変形形状に応じて予め設定
したパターンと比較すれば、変形形状の検出を行うこと
ができる。そして図15に示すように変形形状と時間的
間隔パターンとにより学習させたニューラルネットを設
けて、該ニューラルネットに時間的間隔パターンを入力
すれば軸受の変形形状を出力するようにしておけば、各
変形形状に対するパターンの設定が容易となる。
生じる振動をセンサーで測定して得た振動波形を包絡線
処理の後に周波数分析して、回転する内輪または外輪の
1点が転動体を通過する周波数f1と、固定した外輪ま
たは内輪の1点が転動体を通過する周波数f2と、転動
体の1点が内輪及び外輪に接触する周波数fbと、回転
する内輪または外輪の回転周波数frと、リテーナの回
転周波数fcとに対応する周波数での振幅値を基準値と
比較するために、周波数f1と周波数frとの比の値に
かかわらず、傷のある部材の特定を行うことができるも
のであり、また周波数fr,fcとから変形異常を伴う
不良の検出も行うことができる。
として、回転する内輪または外輪の回転周波数frの
(n+1)倍(nは1以上の整数)の周波数も用いる時
には、内輪または外輪の一方に傷があり且つ他方に変形
がある場合に傷と変形との検出を行うことができる。基
準値と比較する振幅値を抽出する周波数として、リテー
ナの回転周波数fcの(n+1)倍の周波数と、回転す
る内輪または外輪の回転周波数frとリテーナの回転周
波数fcの差fr−fcのn倍の周波数も用いる時に
は、転動体の傷と内輪または外輪の変形がある場合に傷
と変形との検出を行うことができる。
として、うなり成分であるf1±n×fr、f2±n×
fr、fb±n×fc、fb±n×(fr−fc)の周
波数も用いる時には、傷と変形の検出をより正確に行う
ことができ、さらに基準値と比較する振幅値を抽出する
周波数として、(n+1)×f1、(n+1)×f2、
(n+1)×fbの周波数も用いる時には、複数の傷が
存在している時にも傷位置を特定することができる。
周波数での振幅値を評価式で統合化して基準値と比較す
るならば、傷検出の精度向上を図ることができ、抽出し
た複数の周波数での振幅値を複数の評価式で統合化して
基準値と比較するようにしたならば、精度をより高める
ことができる。特に複数の評価式の作成にあたって傷位
置別に評価式を作成したり、異常の種類別に評価式を作
成する時には異常の原因をより正確に判定することがで
きる。
基準値と比較するならば、各要素の基準化や重み付けを
行うことができるために、更に高精度な傷や変形の検出
が可能となる。抽出した複数の周波数での振幅値を入力
とし、傷位置を出力とする学習済みのニューラルネット
を用いる時には、基準値の設定が容易となる。振動波形
を基準値と比較し、基準値を越える振動の発生時刻の時
間的間隔を、回転する内輪または外輪の1点が転動体を
通過する周期1/f1の整数倍周期と、固定した外輪ま
たは内輪の1点が転動体を通過する周期1/f2の整数
倍周期と、転動体の1点が内輪及び外輪に接触する周期
1/fbの整数倍周期との各周期と比較する場合にも、
周波数f1と周波数frとの比の値にかかわらず、傷の
ある部材の特定を行うことができるとともに変形異常を
伴う不良の検出も行うことができる。
てから所定時間内は基準値を越えた時の最大振動振幅値
を用いることで、時間的間隔を正確に捕らえることがで
きるために、精度の高い傷検出が可能となり、振動の発
生時刻の時間的間隔パターンを軸受の変形形状に応じて
設定したパターンと比較する時には変形形状の特定が可
能となり、振動の発生時刻の時間的間隔パターンを入力
とし、軸受の変形形状を出力とする学習済みのニューラ
ルネットを用いるならば、変形形状に応じたパターンの
設定が容易となる。
を加えた状態としておいてもよい。傷が振動に与える影
響がより顕著に現れることになって傷の検出が容易とな
る。この時、固定輪としている外輪または内輪を一定の
角度毎に回転させて各角度毎に振動測定を行うことで、
固定輪としている外輪または内輪の傷検出を高精度に行
うことができ、固定輪としている外輪または内輪を、回
転させている内輪または外輪と異なる回転数で回転させ
つつ振動測定を行うならば効率のよい傷検出を行うこと
ができる。
ある。
図、(b)は側面図である。
る。
=0°、(b)はθ=90°または270°、(c)はθ=1
80°の時のタイムチャートである。
る。
る。
る。
ある。
Claims (18)
- 【請求項1】 内輪及び外輪と少なくとも一方が回転す
るこれら両輪に転接する転動体及び転動体を保持するリ
テーナとからなる軸受の傷検出方法であって、内輪また
は外輪を回転させている軸受で生じる振動をセンサーで
測定して得た振動波形を包絡線処理の後に周波数分析し
て、回転する内輪または外輪の1点が転動体を通過する
周波数f1と、固定した外輪または内輪の1点が転動体
を通過する周波数f2と、転動体の1点が内輪及び外輪
に接触する周波数fbと、回転する内輪または外輪の回
転周波数frと、リテーナの回転周波数fcとに対応す
る周波数での振幅値を基準値と比較することを特徴とす
る軸受の傷検出方法。 - 【請求項2】 基準値と比較する振幅値を抽出する周波
数として、回転する内輪または外輪の回転周波数frの
(n+1)倍(nは1以上の整数)の周波数を加えるこ
とを特徴とする請求項1記載の軸受の傷検出方法。 - 【請求項3】 基準値と比較する振幅値を抽出する周波
数として、リテーナの回転周波数fcの(n+1)倍
(nは1以上の整数)の周波数と、回転する内輪または
外輪の回転周波数frとリテーナの回転周波数fcの差
fr−fcのn倍の周波数とを加えることを特徴とする
請求項1記載の軸受の傷検出方法。 - 【請求項4】 基準値と比較する振幅値を抽出する周波
数として、うなり成分であるf1±n×fr、f2±n
×fr、fb±n×fc、fb±n×(fr−fc)の
周波数(nは1以上の整数)を加えることを特徴とする
請求項2または3記載の軸受の傷検出方法。 - 【請求項5】 基準値と比較する振幅値を抽出する周波
数として、(n+1)×f1、(n+1)×f2、(n
+1)×fbの周波数(nは1以上の整数)を加えるこ
とを特徴とする請求項1記載の軸受の傷検出方法。 - 【請求項6】 抽出した複数の周波数での振幅値を評価
式で統合化して基準値と比較することを特徴とする請求
項1〜5のいずれかの項に記載の軸受の傷検出方法。 - 【請求項7】 抽出した複数の周波数での振幅値を複数
の評価式で統合化して基準値と比較することを特徴とす
る請求項1〜6のいずれかの項に記載の軸受の傷検出方
法。 - 【請求項8】 傷位置別に評価式を作成して基準値と比
較することを特徴とする請求項6または7記載の軸受の
傷検出方法。 - 【請求項9】 異常の種類別に評価式を作成して基準値
と比較することを特徴とする請求項6または7記載の軸
受の傷検出方法。 - 【請求項10】 評価式の各要素を変換式で変換して基
準値と比較することを特徴とする請求項6〜9のいずれ
かの項に記載の軸受の傷検出方法。 - 【請求項11】 抽出した複数の周波数での振幅値を入
力とし、傷位置を出力とする学習済みのニューラルネッ
トを用いることを特徴とする請求項1記載の軸受の傷検
出方法。 - 【請求項12】 内輪及び外輪とこれら両輪に転接する
転動体及び転動体を保持するリテーナとからなる軸受の
傷検出方法であって、内輪または外輪を回転させている
軸受で生じる振動をセンサーで測定して得た振動波形を
基準値と比較し、基準値を越える振動の発生時刻の時間
的間隔を、回転する内輪または外輪の1点が転動体を通
過する周期1/f1の整数倍周期と、固定した外輪また
は内輪の1点が転動体を通過する周期1/f2の整数倍
周期と、転動体の1点が内輪及び外輪に接触する周期1
/fbの整数倍周期との各周期と比較することを特徴と
する軸受の傷検出方法。 - 【請求項13】 基準値として、振幅が基準値を越えて
から所定時間内は基準値を越えた時の最大振動振幅値を
用いることを特徴とする請求項12記載の軸受の傷検出
方法。 - 【請求項14】 振動の発生時刻の時間的間隔パターン
を、軸受の変形形状に応じて設定したパターンと比較す
ることを特徴とする請求項12記載の軸受の傷検出方
法。 - 【請求項15】 振動の発生時刻の時間的間隔パターン
を入力とし、軸受の変形形状を出力とする学習済みのニ
ューラルネットを用いることを特徴とする請求項12記
載の軸受の傷検出方法。 - 【請求項16】 軸受にラジアル荷重を加えた状態で振
動を測定することを特徴とする請求項1〜15のいずれ
かに記載の軸受の傷検出方法。 - 【請求項17】 固定輪としている外輪または内輪を一
定の角度毎に回転させて各角度毎に振動測定を行うこと
を特徴とする請求項16記載の軸受の傷検出方法。 - 【請求項18】 固定輪としている外輪または内輪を、
回転させている内輪または外輪と異なる回転数で回転さ
せつつ振動測定を行うことを特徴とする請求項16記載
の軸受の傷検出方法。
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|---|---|---|---|
| JP06466196A JP3373718B2 (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | 軸受の傷検出方法 |
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| JPH09257651A true JPH09257651A (ja) | 1997-10-03 |
| JP3373718B2 JP3373718B2 (ja) | 2003-02-04 |
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