JPH09257828A - 加速度センサ - Google Patents
加速度センサInfo
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- JPH09257828A JPH09257828A JP6338996A JP6338996A JPH09257828A JP H09257828 A JPH09257828 A JP H09257828A JP 6338996 A JP6338996 A JP 6338996A JP 6338996 A JP6338996 A JP 6338996A JP H09257828 A JPH09257828 A JP H09257828A
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- acceleration sensor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 温度依存性がなく、しかも構造が簡単で故障
が少ない高感度な加速度センサーを提供する。 【解決手段】 加速度により変位する錘部12と距離を
おいて位置するシリコン製の部材(例えば、上下カバー
6,8)を有し、この部材には、錘部12に向けて光を
照射する光出射手段18が設けてある。また、錘部12
で反射した反射光を検出する受光手段20が、この部材
に一体に形成してある。錘部12と梁部14と支持部
(例えば、フレーム10)とをシリコン基板から一体に
形成し、その厚さ方向に部材(上下カバー6,8等)を
位置させると薄型化ができる。錘部12の検出位置に反
射膜16を設けると、光の利用効率の面で好ましい。
が少ない高感度な加速度センサーを提供する。 【解決手段】 加速度により変位する錘部12と距離を
おいて位置するシリコン製の部材(例えば、上下カバー
6,8)を有し、この部材には、錘部12に向けて光を
照射する光出射手段18が設けてある。また、錘部12
で反射した反射光を検出する受光手段20が、この部材
に一体に形成してある。錘部12と梁部14と支持部
(例えば、フレーム10)とをシリコン基板から一体に
形成し、その厚さ方向に部材(上下カバー6,8等)を
位置させると薄型化ができる。錘部12の検出位置に反
射膜16を設けると、光の利用効率の面で好ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的手段により加速
度を検出する加速度センサーに関する。
度を検出する加速度センサーに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等に搭載される加速度センサーと
して、従来多くの種類が知られている。例えば、図9に
示すようなピエゾ抵抗器を用いた片持梁式の加速度セン
サーがある。この加速度センサーは、3×2mm平面の
小型なセンサーで、その錘部と梁部と支持部とは一体に
シリコンで構成され、水酸化カリウムを用いたエッチン
グ(食刻)により形成されている。このセンサの梁部に
はピエゾ抵抗器が配設されている。この加速度センサで
は、加速度により錘部が変位するにつれて梁部が撓むと
ピエゾ抵抗器の抵抗が変化するので、その抵抗の変化を
加速度として検出する。
して、従来多くの種類が知られている。例えば、図9に
示すようなピエゾ抵抗器を用いた片持梁式の加速度セン
サーがある。この加速度センサーは、3×2mm平面の
小型なセンサーで、その錘部と梁部と支持部とは一体に
シリコンで構成され、水酸化カリウムを用いたエッチン
グ(食刻)により形成されている。このセンサの梁部に
はピエゾ抵抗器が配設されている。この加速度センサで
は、加速度により錘部が変位するにつれて梁部が撓むと
ピエゾ抵抗器の抵抗が変化するので、その抵抗の変化を
加速度として検出する。
【0003】また、光を用いた加速度センサとしては、
図10に示すようなものが提案されている(特開平6−
50984号公報)。この加速度センサは、第1光ファ
イバaの端部がフレームbから梁部cを通って錘部dに
固定され、フレームb上には第2光ファイバeが第1光
ファイバaと向かい合わせに配置されている。この加速
度センサでは、錘部dに加速度が加わると、この加速度
に応じた量で第1光ファイバaも変位する。したがっ
て、第1光ファイバaから光を照射しておけば、受光側
の第2光ファイバeで光の変動を加速度として検出でき
る。
図10に示すようなものが提案されている(特開平6−
50984号公報)。この加速度センサは、第1光ファ
イバaの端部がフレームbから梁部cを通って錘部dに
固定され、フレームb上には第2光ファイバeが第1光
ファイバaと向かい合わせに配置されている。この加速
度センサでは、錘部dに加速度が加わると、この加速度
に応じた量で第1光ファイバaも変位する。したがっ
て、第1光ファイバaから光を照射しておけば、受光側
の第2光ファイバeで光の変動を加速度として検出でき
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ピ
エゾ抵抗器を用いた加速度センサは、ピエゾ抵抗器の抵
抗体自体の温度依存性が高い上、梁部構成材の熱による
膨張や収縮の影響を受けやすく、温度による補正が必要
であるという問題がある。
エゾ抵抗器を用いた加速度センサは、ピエゾ抵抗器の抵
抗体自体の温度依存性が高い上、梁部構成材の熱による
膨張や収縮の影響を受けやすく、温度による補正が必要
であるという問題がある。
【0005】また、上記光を用いた加速度センサは、第
1光ファイバaが梁部cから錘部dにかけて横たわるよ
うに配置されているため、第1光ファイバaが梁部cの
撓みに悪影響を及ぼし、加速度の高感度検出を阻害する
という問題があるほか、第1光ファイバaと第2光ファ
イバeの位置ずれが起きたときは調整が困難であるとい
う問題もある。
1光ファイバaが梁部cから錘部dにかけて横たわるよ
うに配置されているため、第1光ファイバaが梁部cの
撓みに悪影響を及ぼし、加速度の高感度検出を阻害する
という問題があるほか、第1光ファイバaと第2光ファ
イバeの位置ずれが起きたときは調整が困難であるとい
う問題もある。
【0006】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、温度依存性がなく、しかも構造が簡単で故障が少な
い高感度な加速度センサーを提供することを目的とす
る。
れ、温度依存性がなく、しかも構造が簡単で故障が少な
い高感度な加速度センサーを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した従来技術の問題
点を解決し、上記目的を達成するために、本発明の加速
度センサは、加速度により変位する錘部と距離をおいて
位置するシリコン製の部材を有し、このシリコン製の部
材には、錘部に向けて光を照射する光出射手段が設けて
あるとともに、錘部で反射した反射光を検出する受光手
段が、この部材に一体に形成してあることを特徴とす
る。
点を解決し、上記目的を達成するために、本発明の加速
度センサは、加速度により変位する錘部と距離をおいて
位置するシリコン製の部材を有し、このシリコン製の部
材には、錘部に向けて光を照射する光出射手段が設けて
あるとともに、錘部で反射した反射光を検出する受光手
段が、この部材に一体に形成してあることを特徴とす
る。
【0008】光出射手段からの光は、錘部で反射した
後、受光手段に入射し検出される。錘部が加速度により
変位すると、例えば、錘部の反射面が角度変化し、受光
手段側の反射光の到達点(光点)がずれる。この光点の
ずれを直接に、或いは光量変化として検出すれば、加速
度に対応したパラメータの検出ができる。
後、受光手段に入射し検出される。錘部が加速度により
変位すると、例えば、錘部の反射面が角度変化し、受光
手段側の反射光の到達点(光点)がずれる。この光点の
ずれを直接に、或いは光量変化として検出すれば、加速
度に対応したパラメータの検出ができる。
【0009】本発明では、錘部に臨むシリコン製の部材
に、光出射手段や受光手段が設けられており、特に受光
手段はシリコンに一体形成されていることから、受光手
段を取り付ける必要がなく位置決めが容易である。ま
た、半導体の微細加工技術が使用できて当該加速度セン
サの小型化が図れ、信頼性も高い。さらに、本発明によ
り、他の半導体センサやマイクロマシン等の機能部品と
複合させた小型の高機能センサを実現することも可能と
なる。
に、光出射手段や受光手段が設けられており、特に受光
手段はシリコンに一体形成されていることから、受光手
段を取り付ける必要がなく位置決めが容易である。ま
た、半導体の微細加工技術が使用できて当該加速度セン
サの小型化が図れ、信頼性も高い。さらに、本発明によ
り、他の半導体センサやマイクロマシン等の機能部品と
複合させた小型の高機能センサを実現することも可能と
なる。
【0010】ここで、シリコン製の部材とは、変位可能
な錘部に対し、その動きを邪魔しないように距離をおい
て位置する固定のシリコン部材又は部分をいう。例え
ば、加速度センサを単体で構成させた場合に錘部保護の
ために設けたシリコン製カバ−、或いは高機能センサに
おいては他の機能部品と共有するシリコン部分等が、広
くこれに該当する。
な錘部に対し、その動きを邪魔しないように距離をおい
て位置する固定のシリコン部材又は部分をいう。例え
ば、加速度センサを単体で構成させた場合に錘部保護の
ために設けたシリコン製カバ−、或いは高機能センサに
おいては他の機能部品と共有するシリコン部分等が、広
くこれに該当する。
【0011】本発明は、加速度による錘部の変位を光学
的に検出するため、従来のピエゾ抵抗器の抵抗体にくら
べ、検出器自体の温度依存性が比較的に小さいものを使
用できる。また、検出器が変位部位と非接触なことか
ら、その熱による膨張や収縮の悪影響を受けない。従っ
て、変位検出の精度が極めてよい。さらに、錘部にはな
んら付加的な部品を配設しなくてもよいので、錘部の動
きを拘束することがなく、感度が良好である上、構造が
簡単で故障が少ない。
的に検出するため、従来のピエゾ抵抗器の抵抗体にくら
べ、検出器自体の温度依存性が比較的に小さいものを使
用できる。また、検出器が変位部位と非接触なことか
ら、その熱による膨張や収縮の悪影響を受けない。従っ
て、変位検出の精度が極めてよい。さらに、錘部にはな
んら付加的な部品を配設しなくてもよいので、錘部の動
きを拘束することがなく、感度が良好である上、構造が
簡単で故障が少ない。
【0012】錘部と梁部と支持部とをシリコン基板から
一体に形成し、上記シリコン製の部材を錘部の厚さ方向
に位置させると、半導体微細加工による小型化、特に薄
型化が図れ信頼性も増し、この意味で好ましい。この場
合の前記シリコン製の部材は、支持部に設けた2枚のカ
バーの何れか一方で構成させるとよい。
一体に形成し、上記シリコン製の部材を錘部の厚さ方向
に位置させると、半導体微細加工による小型化、特に薄
型化が図れ信頼性も増し、この意味で好ましい。この場
合の前記シリコン製の部材は、支持部に設けた2枚のカ
バーの何れか一方で構成させるとよい。
【0013】受光手段としては、光点のずれを直接測定
できる意味で、電荷結合デバイス(CCD)が望まし
い。光出射手段を、シリコン製の部材に外側から埋め込
み或いは外付けにすると、組み付けや角度づけが容易で
ある。この場合、シリコンは赤外線透過性であるので、
光出射手段からの光は赤外線を含む必要がある。
できる意味で、電荷結合デバイス(CCD)が望まし
い。光出射手段を、シリコン製の部材に外側から埋め込
み或いは外付けにすると、組み付けや角度づけが容易で
ある。この場合、シリコンは赤外線透過性であるので、
光出射手段からの光は赤外線を含む必要がある。
【0014】また、錘部の検出位置に反射膜を設ける
と、光の利用効率の面で好ましい。
と、光の利用効率の面で好ましい。
【0015】
【本発明の実施の形態】上記したように、本加速度セン
サは、受光手段が一体に組込まれ光出射手段を取付けた
シリコン製の部材を有している。このシリコン製の部材
は、先に定義ししたように、変位可能な錘部に対し、そ
の動きを邪魔しないように距離をおいて位置する固定の
シリコン部材又は部分をいい、これが設けてある目的を
問わない。例えば、錘部保護のためのシリコン製カバー
或いは他の機能部品と共有するシリコン部分など、広く
これに該当する。
サは、受光手段が一体に組込まれ光出射手段を取付けた
シリコン製の部材を有している。このシリコン製の部材
は、先に定義ししたように、変位可能な錘部に対し、そ
の動きを邪魔しないように距離をおいて位置する固定の
シリコン部材又は部分をいい、これが設けてある目的を
問わない。例えば、錘部保護のためのシリコン製カバー
或いは他の機能部品と共有するシリコン部分など、広く
これに該当する。
【0016】以下、加速度センサを単体で構成させた場
合を例に、本発明に係る加速度センサを図面を参照しな
がら具体的に説明する。第1実施形態図1は本発明の加
速度センサの一例を示すもので、(A)は概略断面構造
図、(B)はセンサ本体の平面図(上面図)である。
合を例に、本発明に係る加速度センサを図面を参照しな
がら具体的に説明する。第1実施形態図1は本発明の加
速度センサの一例を示すもので、(A)は概略断面構造
図、(B)はセンサ本体の平面図(上面図)である。
【0017】この加速度センサ2は、センサ本体4と、
これを上下から挟んで覆うシリコン製のカバー(上カバ
ー6及び下カバー8)とを具備する。センサ本体4は、
支持部(例えば、上下カバー6,8が取付け可能な枠状
のフレーム10)と、フレーム10の内方に位置する錘
部12と、この錘部12をフレーム10の内周壁に接続
して錘部12を支持する梁部14とからなる。
これを上下から挟んで覆うシリコン製のカバー(上カバ
ー6及び下カバー8)とを具備する。センサ本体4は、
支持部(例えば、上下カバー6,8が取付け可能な枠状
のフレーム10)と、フレーム10の内方に位置する錘
部12と、この錘部12をフレーム10の内周壁に接続
して錘部12を支持する梁部14とからなる。
【0018】錘部12は、加速度により支持部(フレー
ム10)を支点として、厚さ方向(図1(A)において
上下方向)に変位する質量体である。これを弾性変形可
能に支える梁部14の大きさや支持位置は、その材質や
錘部12の質量を考慮して、梁部14の機械的強度に問
題がない範囲で出来るだけ錘部12の変位(より詳しく
は、錘部12外面の角度変化)が大きくなるように設計
してある。この図示例では、錘部12の一辺中央におけ
る厚み方向上端側で、梁部14を介して錘部12を支持
している。
ム10)を支点として、厚さ方向(図1(A)において
上下方向)に変位する質量体である。これを弾性変形可
能に支える梁部14の大きさや支持位置は、その材質や
錘部12の質量を考慮して、梁部14の機械的強度に問
題がない範囲で出来るだけ錘部12の変位(より詳しく
は、錘部12外面の角度変化)が大きくなるように設計
してある。この図示例では、錘部12の一辺中央におけ
る厚み方向上端側で、梁部14を介して錘部12を支持
している。
【0019】センサ本体4の材質は、特に限定はない
が、例えばシリコン単結晶で一体に形成される。また、
錘部12,梁部14,支持部10の大きさや形状にも限
定はない。さらに、支持構造も図示例に限定されない。
錘部12外面の角度変化が大きくなるという意味では、
図示ような片持梁式が望ましい。とはいっても、梁部1
4の個数や位置が図示例に限る訳ではない。
が、例えばシリコン単結晶で一体に形成される。また、
錘部12,梁部14,支持部10の大きさや形状にも限
定はない。さらに、支持構造も図示例に限定されない。
錘部12外面の角度変化が大きくなるという意味では、
図示ような片持梁式が望ましい。とはいっても、梁部1
4の個数や位置が図示例に限る訳ではない。
【0020】本実施形態では、図1(A)に示すよう
に、変位方向側の面(例えば、上面)で錘部12の変位
を光学的に検出する。検出箇所は、この図示例に限定さ
れず下面であってもよい。この図示した支持構造におけ
る検出箇所は、変位が大きいという意味で、錘部12の
自由端面12a(支持されている面と反対側の面)に近
いほどよい。
に、変位方向側の面(例えば、上面)で錘部12の変位
を光学的に検出する。検出箇所は、この図示例に限定さ
れず下面であってもよい。この図示した支持構造におけ
る検出箇所は、変位が大きいという意味で、錘部12の
自由端面12a(支持されている面と反対側の面)に近
いほどよい。
【0021】本実施形態では、この検出箇所を反射膜1
6で被膜してある。反射膜の材質及び大きさや膜厚に、
特に限定はない。また、センサ本体4が高反射率の材料
で構成されている場合等では、反射膜16は省略しても
よい。上カバー6と下カバー8の内側面には、それぞれ
錘部12が厚み方向に変位したときに当たらないように
凹み6a,8aが中央に大きく形成され、周辺の肉厚部
がフレーム10に固着されている。これにより錘部12
は、上下カバー6,8とで封入されている。
6で被膜してある。反射膜の材質及び大きさや膜厚に、
特に限定はない。また、センサ本体4が高反射率の材料
で構成されている場合等では、反射膜16は省略しても
よい。上カバー6と下カバー8の内側面には、それぞれ
錘部12が厚み方向に変位したときに当たらないように
凹み6a,8aが中央に大きく形成され、周辺の肉厚部
がフレーム10に固着されている。これにより錘部12
は、上下カバー6,8とで封入されている。
【0022】錘部12に臨む上カバー6の肉薄部には、
反射膜16に向けて光を照射する光出射手段18と、反
射膜16で反射した光(反射光)を受光する受光手段2
0とが配設してある。光出射手段18としては、例えば
光ファイバ、より詳しくは外部の光源(不図示)から光
を誘導し放出する光ファイバの端部を用いることができ
る。図1ではこれらを外側からフレーム10内に所定角
度で差し込み、光ファイバ端面を錘部12上面の反射膜
16方向に臨ませている。
反射膜16に向けて光を照射する光出射手段18と、反
射膜16で反射した光(反射光)を受光する受光手段2
0とが配設してある。光出射手段18としては、例えば
光ファイバ、より詳しくは外部の光源(不図示)から光
を誘導し放出する光ファイバの端部を用いることができ
る。図1ではこれらを外側からフレーム10内に所定角
度で差し込み、光ファイバ端面を錘部12上面の反射膜
16方向に臨ませている。
【0023】受光手段20は、シリコン製の上カバー6
に直接作り込んである受光素子、例えばCCD(電荷結
合デバイス)である。そして、光出射手段18からの光
が、反射膜16により反射されて他方の受光手段20に
入射するように、これらの位置出しがしてある。
に直接作り込んである受光素子、例えばCCD(電荷結
合デバイス)である。そして、光出射手段18からの光
が、反射膜16により反射されて他方の受光手段20に
入射するように、これらの位置出しがしてある。
【0024】本発明では、光出射手段18及び受光手段
20の種類について、種々の変形が考えられる。近年で
は小型の半導体レーザーや発光ダイオードが供給されて
おり、これらを光出射手段18として、例えば上カバー
6の凹み6a底面(内側面)に配設することができる。
20の種類について、種々の変形が考えられる。近年で
は小型の半導体レーザーや発光ダイオードが供給されて
おり、これらを光出射手段18として、例えば上カバー
6の凹み6a底面(内側面)に配設することができる。
【0025】受光手段20としては、CCDの他に、例
えばフォトダイオードやフォトトランジスタ等を上カバ
ー6又は下カバー8に作り込むことができる。直接的な
作り込みが可能であれば、CdSやCdSe等の光導電
効果を利用したものであっても構わない。
えばフォトダイオードやフォトトランジスタ等を上カバ
ー6又は下カバー8に作り込むことができる。直接的な
作り込みが可能であれば、CdSやCdSe等の光導電
効果を利用したものであっても構わない。
【0026】光出射手段18及び受光手段20の配置
は、図示例に限定されない。勿論、光出射手段18と受
光手段20は、位置が逆であってもよいし下カバー8に
あってもよい。また、光出射手段18及び受光手段20
を上カバー6の外側に配し、シリコンを介して行う変位
検出も可能である。この場合、シリコン単結晶は可視光
は通さず赤外線を通すので、光出射手段18からの光
は、少なくとも赤外線を含んでいる必要がある。この種
の検出方法では、波長がおよそ1μm以上の光束のみ変
位検出に有用であり、光利用効率の面からは、赤外線を
発する発光素子や赤外線に受光感度のピークを持つ受光
素子を選択することが望ましい。このような加速度セン
サでは、カバーにはなんら穴を設ける必要がなく、受光
手段20の作り込みも平坦な外側面に行うので容易であ
る。
は、図示例に限定されない。勿論、光出射手段18と受
光手段20は、位置が逆であってもよいし下カバー8に
あってもよい。また、光出射手段18及び受光手段20
を上カバー6の外側に配し、シリコンを介して行う変位
検出も可能である。この場合、シリコン単結晶は可視光
は通さず赤外線を通すので、光出射手段18からの光
は、少なくとも赤外線を含んでいる必要がある。この種
の検出方法では、波長がおよそ1μm以上の光束のみ変
位検出に有用であり、光利用効率の面からは、赤外線を
発する発光素子や赤外線に受光感度のピークを持つ受光
素子を選択することが望ましい。このような加速度セン
サでは、カバーにはなんら穴を設ける必要がなく、受光
手段20の作り込みも平坦な外側面に行うので容易であ
る。
【0027】本発明の加速度センサにより、錘部12の
変位を測定する方法を具体的に説明する。図2に示すよ
うに、錘部12が変位しない無加速度状態(実線で示
す)では光出射手段18からの光束Lが錘部12の反射
膜16で反射しP1に達するが、図中一点鎖線で示した
如く、加速度による錘部12の変位により錘部12の面
がΔθだけ傾斜すると、反射光がΔθの2倍ほど角度変
化して、その到達点P2がP1からΔdだけずれる。こ
の反射光の到達点(以下、光点ともいう)のずれを受光
手段20によって検出すれば、錘部12の変位を測定で
きる。
変位を測定する方法を具体的に説明する。図2に示すよ
うに、錘部12が変位しない無加速度状態(実線で示
す)では光出射手段18からの光束Lが錘部12の反射
膜16で反射しP1に達するが、図中一点鎖線で示した
如く、加速度による錘部12の変位により錘部12の面
がΔθだけ傾斜すると、反射光がΔθの2倍ほど角度変
化して、その到達点P2がP1からΔdだけずれる。こ
の反射光の到達点(以下、光点ともいう)のずれを受光
手段20によって検出すれば、錘部12の変位を測定で
きる。
【0028】CCDのように多数の小さな受光素子を集
積化した受光手段20では、光点のずれ量Δdを直接測
定できる。その他(例えば、フォトダイオードやフォト
トランジスタ等)の場合では、無加速度状態で反射受光
量が最大となるように受光手段20を配置し、光束Lの
反射面の角度変化にともなう受光量の低下を検出するこ
とにより、錘部12の変位を測定する。また、光束Lの
反射面での角度変化にともなって反射光が横切るように
受光手段20を配置し、受光量とその増減方向により錘
部12の変位を測定してもよい。
積化した受光手段20では、光点のずれ量Δdを直接測
定できる。その他(例えば、フォトダイオードやフォト
トランジスタ等)の場合では、無加速度状態で反射受光
量が最大となるように受光手段20を配置し、光束Lの
反射面の角度変化にともなう受光量の低下を検出するこ
とにより、錘部12の変位を測定する。また、光束Lの
反射面での角度変化にともなって反射光が横切るように
受光手段20を配置し、受光量とその増減方向により錘
部12の変位を測定してもよい。
【0029】光点のずれ量Δdが大きい場合は、その方
向に受光手段20を複数個配置すると検出レンジを広く
できる。単一の受光手段20内で、複数のフォトダイオ
ードやフォトトランジスタ等を配置することによって
も、同様な効果が得られる。また、CCDの中央に、或
いは受光手段20を複数個並べた中点に、無加速状態の
受光位置を設定しておけば、錘部12の上下方向双方の
変位に対応できる。
向に受光手段20を複数個配置すると検出レンジを広く
できる。単一の受光手段20内で、複数のフォトダイオ
ードやフォトトランジスタ等を配置することによって
も、同様な効果が得られる。また、CCDの中央に、或
いは受光手段20を複数個並べた中点に、無加速状態の
受光位置を設定しておけば、錘部12の上下方向双方の
変位に対応できる。
【0030】つぎに、加速度センサ2の製造方法につい
て説明する。図3,4は、センサ本体4の各製造過程を
示す概略断面構造図である。なお、このセンサ本体4の
製造過程を示す図3,4では、便宜上、シリコンウェー
ハに単一の大きなセンサ本体4が作られるように描いて
あるが、実際は、例えば一辺が2.0〜5.0mmほど
のセンサ本体4を単位として、これを数多くシリコンウ
ェーハにバッチ処理で作り込み、最後にダイシングで切
り離す方法が採られる。
て説明する。図3,4は、センサ本体4の各製造過程を
示す概略断面構造図である。なお、このセンサ本体4の
製造過程を示す図3,4では、便宜上、シリコンウェー
ハに単一の大きなセンサ本体4が作られるように描いて
あるが、実際は、例えば一辺が2.0〜5.0mmほど
のセンサ本体4を単位として、これを数多くシリコンウ
ェーハにバッチ処理で作り込み、最後にダイシングで切
り離す方法が採られる。
【0031】まず、図3(A)で、(110)面のシリ
コンウェーハ30を準備する。シリコンウェーハ30の
厚みは、たとえば500μm程度である。シリコンウェ
ーハ30周面に酸化シリコン膜等のエッチングマスク材
32aを成膜した後、同図(B)に示すように、前記フ
レーム10と錘部12の境界部に裏面側から開口したエ
ッチングマスク32を形成する。
コンウェーハ30を準備する。シリコンウェーハ30の
厚みは、たとえば500μm程度である。シリコンウェ
ーハ30周面に酸化シリコン膜等のエッチングマスク材
32aを成膜した後、同図(B)に示すように、前記フ
レーム10と錘部12の境界部に裏面側から開口したエ
ッチングマスク32を形成する。
【0032】同図(C)で、梁部14の厚みを残して、
水酸化カリウム(KOH)によるウェット又はVapo
rエッチングを行う。このKOHによるエッチングは、
シリコンの結晶方位を利用した異方性エッチングであ
り、横方向にはエッチングが進まず垂直に切り立った
(111)面が得られる。なお、本実施形態では、錘部
12の側面は検出面でないことから、エッチングマスク
32をドライエッチング耐性の高い材料で構成し、この
図3(C)のエッチングをドライで行ってもよい。
水酸化カリウム(KOH)によるウェット又はVapo
rエッチングを行う。このKOHによるエッチングは、
シリコンの結晶方位を利用した異方性エッチングであ
り、横方向にはエッチングが進まず垂直に切り立った
(111)面が得られる。なお、本実施形態では、錘部
12の側面は検出面でないことから、エッチングマスク
32をドライエッチング耐性の高い材料で構成し、この
図3(C)のエッチングをドライで行ってもよい。
【0033】同様な理由から、次に行う梁部14以外の
残存部分の除去も、本実施形態ではドライエッチングで
行う。具体的には、エッチングマスク32を除去後、ま
ず図3(D)で、例えば酸化シリコンなどの膜34を被
膜した後、少なくともシリコンウェーハ30の上部側
に、Ni等から構成されるドライエッチングマスク材3
6aを被膜する(同図(E))。本実施形態では、この
下層側の膜34は、上層側のドライエッチングマスク材
36aとシリコンとの密着性向上等のために設けられ
る。従って、両者の密着性が確保できれば、省略しても
よい。つぎに、図4(F)に示すように、先に図3
(C)でエッチングした部分のうち梁部14以外が開口
するように、例えば両面マスクアライナー等で位置合わ
せを行いドライエッチングマスク材36aをパターンニ
ングして、ドライエッチングマスク36を形成する。そ
の後、このドライエッチングマスク36の開口部を介し
て下層側の膜34を開口し、ドライエッチングを施せ
ば、梁部14以外の残存部分を上下に貫通させることが
できる。図4(F),(G),(I)の右側には、ドラ
イエッチングマスク36の開口部内の変化を上面から見
た図で示している。
残存部分の除去も、本実施形態ではドライエッチングで
行う。具体的には、エッチングマスク32を除去後、ま
ず図3(D)で、例えば酸化シリコンなどの膜34を被
膜した後、少なくともシリコンウェーハ30の上部側
に、Ni等から構成されるドライエッチングマスク材3
6aを被膜する(同図(E))。本実施形態では、この
下層側の膜34は、上層側のドライエッチングマスク材
36aとシリコンとの密着性向上等のために設けられ
る。従って、両者の密着性が確保できれば、省略しても
よい。つぎに、図4(F)に示すように、先に図3
(C)でエッチングした部分のうち梁部14以外が開口
するように、例えば両面マスクアライナー等で位置合わ
せを行いドライエッチングマスク材36aをパターンニ
ングして、ドライエッチングマスク36を形成する。そ
の後、このドライエッチングマスク36の開口部を介し
て下層側の膜34を開口し、ドライエッチングを施せ
ば、梁部14以外の残存部分を上下に貫通させることが
できる。図4(F),(G),(I)の右側には、ドラ
イエッチングマスク36の開口部内の変化を上面から見
た図で示している。
【0034】ドライエッチングマスク36,膜34を順
次除去し(同図(I))、全面にAu等の反射膜16を
被膜すればセンサ本体4が完成する(同図(J))。な
お、検出位置周囲のみに反射膜16を形成したい場合
は、その後、部分的に反射膜16をレジスト等でマスク
し、他を除去すればよい。
次除去し(同図(I))、全面にAu等の反射膜16を
被膜すればセンサ本体4が完成する(同図(J))。な
お、検出位置周囲のみに反射膜16を形成したい場合
は、その後、部分的に反射膜16をレジスト等でマスク
し、他を除去すればよい。
【0035】一方、上下カバー6,8の形成では、特に
図示しないが、まず、所定厚さのシリコンウェーハを用
意し、このウェーハの中央部に凹み6a,8aをエッチ
ングなどにより形成し、所定位置に受光手段20を常法
に従って形成する。その後は、上下カバー6,8の周辺
部に残った厚肉部をフレーム10に陽極接合などの手段
により接合するとともに、所定の光出射手段18を配設
すれば、当該加速度センサ2が完成する。
図示しないが、まず、所定厚さのシリコンウェーハを用
意し、このウェーハの中央部に凹み6a,8aをエッチ
ングなどにより形成し、所定位置に受光手段20を常法
に従って形成する。その後は、上下カバー6,8の周辺
部に残った厚肉部をフレーム10に陽極接合などの手段
により接合するとともに、所定の光出射手段18を配設
すれば、当該加速度センサ2が完成する。
【0036】本発明は、上記説明に限定されるものでは
ない。例えば、上記例ではシリコンでセンサ本体4を一
体に形成したが、水晶やMgO等の他の材料で構成して
もよく、更にシリコンウェーハに窒化シリコンや酸化シ
リコン等の膜を形成し、この膜を梁部14として残存さ
せるようにしてもよい。
ない。例えば、上記例ではシリコンでセンサ本体4を一
体に形成したが、水晶やMgO等の他の材料で構成して
もよく、更にシリコンウェーハに窒化シリコンや酸化シ
リコン等の膜を形成し、この膜を梁部14として残存さ
せるようにしてもよい。
【0037】第2実施形態上述した第1実施形態では、
シリコン製の上カバー6又は下カバー8に、凹み6a,
8aを形成し、この底面等に受光手段20を作り込むこ
ととした。しかし、上記第1実施形態で、現在のリソグ
ラフィ技術を用いる限り、ウェーハの凹部分にフォトダ
イオード等は形成できても、微細パターン形成が必要な
CCD等を作り込みことには困難性を伴う。すなわち、
微細加工を行うためには、通常、レジストを薄く均一に
塗布する必要があるが、これを凹部内で行うには限界が
ある。
シリコン製の上カバー6又は下カバー8に、凹み6a,
8aを形成し、この底面等に受光手段20を作り込むこ
ととした。しかし、上記第1実施形態で、現在のリソグ
ラフィ技術を用いる限り、ウェーハの凹部分にフォトダ
イオード等は形成できても、微細パターン形成が必要な
CCD等を作り込みことには困難性を伴う。すなわち、
微細加工を行うためには、通常、レジストを薄く均一に
塗布する必要があるが、これを凹部内で行うには限界が
ある。
【0038】本第2実施形態は、このような実情を考慮
し、上下カバー6,8として平坦な板状のものを使用し
た場合である。図5は、本実施形態に係る加速度センサ
の一例を示す概略断面構造図である。図示のように、上
下カバー6,8を平坦化したことに伴い、センサ本体4
側では、錘部12の変位空間を確保するため、その分だ
けフレーム10が錘部12より厚く形成されている。
し、上下カバー6,8として平坦な板状のものを使用し
た場合である。図5は、本実施形態に係る加速度センサ
の一例を示す概略断面構造図である。図示のように、上
下カバー6,8を平坦化したことに伴い、センサ本体4
側では、錘部12の変位空間を確保するため、その分だ
けフレーム10が錘部12より厚く形成されている。
【0039】このような構成のセンサ本体4の形成は、
第1実施形態の製法を示す図3に先立って、フレーム1
0と錘部12及び梁部14との段差を設けるためのマス
ク形成及びエッチングの工程を挿入することにより達成
できる。すなわち、用意したシリコンウェーハ周囲に酸
化シリコン膜などを成膜し、これをフレーム10部分を
残して上下に開口させ、この開口した酸化シリコン膜等
をマスクにKOHによる異方性エッチングを施す。本実
施形態では、図5に示すように錘部12の上面(下面で
も可)で変位検出を行うので、このエッチングは鏡面を
得るため、KOHによる異方性エッチングが望ましい。
第1実施形態の製法を示す図3に先立って、フレーム1
0と錘部12及び梁部14との段差を設けるためのマス
ク形成及びエッチングの工程を挿入することにより達成
できる。すなわち、用意したシリコンウェーハ周囲に酸
化シリコン膜などを成膜し、これをフレーム10部分を
残して上下に開口させ、この開口した酸化シリコン膜等
をマスクにKOHによる異方性エッチングを施す。本実
施形態では、図5に示すように錘部12の上面(下面で
も可)で変位検出を行うので、このエッチングは鏡面を
得るため、KOHによる異方性エッチングが望ましい。
【0040】その後は、第1実施形態と同様な方法によ
り、センサ本体4の形成を行う。本実施形態における上
下カバー6,8の形成は、シリコンウェーハにCCD等
の受光手段20を形成した後、所定サイズで切り出すだ
けでよい。従って、平坦な面に受光手段20の形成が行
え、微細加工が容易であるといった特徴がある。
り、センサ本体4の形成を行う。本実施形態における上
下カバー6,8の形成は、シリコンウェーハにCCD等
の受光手段20を形成した後、所定サイズで切り出すだ
けでよい。従って、平坦な面に受光手段20の形成が行
え、微細加工が容易であるといった特徴がある。
【0041】なお、反射膜16,光出射手段18,受光
手段20の構成や位置関係、及び錘部12の検出原理等
は、先に説明した第1実施形態と同様であり、ここでの
説明は省略する。第3実施形態本実施形態は、錘部12
の自由端面12aを検出面とした場合である。ここでの
説明は、第1実施形態と同様なセンサ本体4や上下カバ
ー6,8において、検出面を異にする場合を述べるが、
第2実施形態の構成でも、同様にして自由端面12aで
の検出は可能である。
手段20の構成や位置関係、及び錘部12の検出原理等
は、先に説明した第1実施形態と同様であり、ここでの
説明は省略する。第3実施形態本実施形態は、錘部12
の自由端面12aを検出面とした場合である。ここでの
説明は、第1実施形態と同様なセンサ本体4や上下カバ
ー6,8において、検出面を異にする場合を述べるが、
第2実施形態の構成でも、同様にして自由端面12aで
の検出は可能である。
【0042】図6は、本実施形態に係る加速度センサの
一例を示す概略断面構造図である。同図に示すように、
錘部12の自由端面12aが反射膜16で被膜され、上
下カバー6,8の一方側に光出射手段18が、他方側に
受光手段20が設けられてる。なお、反射膜16,光出
射手段18,受光手段20の構成や位置関係、及び錘部
12の検出原理等は、先に説明した第1実施形態と同様
であり、ここでの説明は省略する。
一例を示す概略断面構造図である。同図に示すように、
錘部12の自由端面12aが反射膜16で被膜され、上
下カバー6,8の一方側に光出射手段18が、他方側に
受光手段20が設けられてる。なお、反射膜16,光出
射手段18,受光手段20の構成や位置関係、及び錘部
12の検出原理等は、先に説明した第1実施形態と同様
であり、ここでの説明は省略する。
【0043】第1実施形態の説明では、自由端面12a
をドライエッチングによる加工で形成できるとした。す
なわち、図3(C)の裏面側からのエッチングは、ドラ
イエッチングでもよいとした。また、同図(D)〜
(G)では、酸化シリコンなどの膜34をドライエッチ
ングマスク36の密着性向上等のために設け、この膜3
4及びドライエッチングマスク36を、梁部14となる
部分を残して開口した後、ドライエッチングを施して上
下を貫通させるとした。
をドライエッチングによる加工で形成できるとした。す
なわち、図3(C)の裏面側からのエッチングは、ドラ
イエッチングでもよいとした。また、同図(D)〜
(G)では、酸化シリコンなどの膜34をドライエッチ
ングマスク36の密着性向上等のために設け、この膜3
4及びドライエッチングマスク36を、梁部14となる
部分を残して開口した後、ドライエッチングを施して上
下を貫通させるとした。
【0044】これに対し、本実施形態では、自由端面1
2aは、検出面であることからセンサ本体4の製造過程
で鏡面にすることが望ましく、この場合、少なくとも自
由端面12a部分は、KOHによる異方性エッチングで
形成する必要がある。すなわち、図3(C)の裏面側か
らのエッチングは、KOHによる異方性エッチングで行
う。
2aは、検出面であることからセンサ本体4の製造過程
で鏡面にすることが望ましく、この場合、少なくとも自
由端面12a部分は、KOHによる異方性エッチングで
形成する必要がある。すなわち、図3(C)の裏面側か
らのエッチングは、KOHによる異方性エッチングで行
う。
【0045】また、図4(G)の上下の貫通工程では、
ドライエッチングとKOHによる異方性エッチングとの
組み合わせで行うとよい。なぜなら、全てをKOHによ
りエッチングすると錘部12の角がとれ、錘部12が小
さい場合やエッチング量が多い場合では自由端面12a
の平坦部分が得にくい一方、全てをドライエッチングで
行うと鏡面が得にくいからである。
ドライエッチングとKOHによる異方性エッチングとの
組み合わせで行うとよい。なぜなら、全てをKOHによ
りエッチングすると錘部12の角がとれ、錘部12が小
さい場合やエッチング量が多い場合では自由端面12a
の平坦部分が得にくい一方、全てをドライエッチングで
行うと鏡面が得にくいからである。
【0046】具体的には、図4(F)でドライエッチン
グマスク36を形成後、次の同図(G)では、錘部12
の自由端面12a部分のみ開口する不図示のパターンを
用いて、ドライエッチングマスク36の開口部を介して
膜34を一部除去する。次に、同図(H)で、この自由
端面12a部分のみKOHによる異方性エッチングを施
して上下を貫通させる。ドライエッチングマスク36の
開口部を介して膜34の残り部分を除去し、最後にドラ
イエッチングを全面に施すと、この上下の貫通工程が終
了する。このように、本製法における酸化シリコンなど
の膜34は、ドライエッチングマスク36の密着性向上
のためだけでなく、2度目のKOHエッチング用のエッ
チングマスクとして機能する。
グマスク36を形成後、次の同図(G)では、錘部12
の自由端面12a部分のみ開口する不図示のパターンを
用いて、ドライエッチングマスク36の開口部を介して
膜34を一部除去する。次に、同図(H)で、この自由
端面12a部分のみKOHによる異方性エッチングを施
して上下を貫通させる。ドライエッチングマスク36の
開口部を介して膜34の残り部分を除去し、最後にドラ
イエッチングを全面に施すと、この上下の貫通工程が終
了する。このように、本製法における酸化シリコンなど
の膜34は、ドライエッチングマスク36の密着性向上
のためだけでなく、2度目のKOHエッチング用のエッ
チングマスクとして機能する。
【0047】その後は、第1実施形態と同様な方法によ
り、センサ本体4の形成を行う。本実施形態の加速度セ
ンサは、上記したように製造工程か多少複雑になるもの
の、錘部12の変位が最も大きい自由端面12aを検出
することから、高感度であるといった特徴を有してい
る。
り、センサ本体4の形成を行う。本実施形態の加速度セ
ンサは、上記したように製造工程か多少複雑になるもの
の、錘部12の変位が最も大きい自由端面12aを検出
することから、高感度であるといった特徴を有してい
る。
【0048】ここで、反射膜16を錘部12の自由端面
12aにのみ形成する製法例を、図7に沿って簡単に述
べておく。図7は、図4の(I),(J)工程に対応す
る。上述した方法で図4(H)まで行い、ドライエッチ
ングマスク36を除去した後、図7(K)に示すよう
に、酸化シリコンなどの膜34を更に厚く積んでエッチ
ング部分を充填し、自由端面12a寄りに開口する選択
マスクパターン38を形成して(同図(L))、この選
択マスクパターン38をマスクに自由端面12aのシリ
コンを露出させる(同図(M))。
12aにのみ形成する製法例を、図7に沿って簡単に述
べておく。図7は、図4の(I),(J)工程に対応す
る。上述した方法で図4(H)まで行い、ドライエッチ
ングマスク36を除去した後、図7(K)に示すよう
に、酸化シリコンなどの膜34を更に厚く積んでエッチ
ング部分を充填し、自由端面12a寄りに開口する選択
マスクパターン38を形成して(同図(L))、この選
択マスクパターン38をマスクに自由端面12aのシリ
コンを露出させる(同図(M))。
【0049】その後、この露出シリコン面に反射膜16
の組成金属を選択被膜するか、全面に反射膜16を被膜
した後、膜34の除去時に自由端面12aに反射膜16
を残して他を除去(リフトオフ)すれば、同図(N)の
如く、反射膜16の部分形成を行うことができる。
の組成金属を選択被膜するか、全面に反射膜16を被膜
した後、膜34の除去時に自由端面12aに反射膜16
を残して他を除去(リフトオフ)すれば、同図(N)の
如く、反射膜16の部分形成を行うことができる。
【0050】他方、自由端面12aを含む錘部12の側
面や、これに対面するフレーム10の内側の側面部分に
も反射膜16を残してもよければ、もっと簡単な方法を
採り得る。すなわち、図4(J)の後に、全ての貫通部
分や凹部をレジストや絶縁膜等で埋め込み、これをエッ
チバック(全面異方性エッチング)した後、表裏面側の
Au等をエッチングし、埋込んだ部分のレジストや絶縁
膜等を除去すればよい。
面や、これに対面するフレーム10の内側の側面部分に
も反射膜16を残してもよければ、もっと簡単な方法を
採り得る。すなわち、図4(J)の後に、全ての貫通部
分や凹部をレジストや絶縁膜等で埋め込み、これをエッ
チバック(全面異方性エッチング)した後、表裏面側の
Au等をエッチングし、埋込んだ部分のレジストや絶縁
膜等を除去すればよい。
【0051】第4実施形態本実施形態は、上記第3実施
形態と同じ自由端面反射型の他の例である。図8に示す
ように、本実施形態では、光出射手段18を設ける側の
上カバー6又は下カバー8の少なくとも一方について、
その凹み6a(又は8a)の側面を傾斜面6b(又は8
b)にしてある。
形態と同じ自由端面反射型の他の例である。図8に示す
ように、本実施形態では、光出射手段18を設ける側の
上カバー6又は下カバー8の少なくとも一方について、
その凹み6a(又は8a)の側面を傾斜面6b(又は8
b)にしてある。
【0052】上下カバー6,8はシリコン製なので、周
知のように(100)面ウェーハをKOH等を用いてエ
ッチングすると所定角度(水平面に対して54.74
°)の(111)面が得られる。この所定角度の(11
1)面を利用すれば光出射手段18の角度出しが容易と
なる。
知のように(100)面ウェーハをKOH等を用いてエ
ッチングすると所定角度(水平面に対して54.74
°)の(111)面が得られる。この所定角度の(11
1)面を利用すれば光出射手段18の角度出しが容易と
なる。
【0053】一方、自由端面12aが垂直のままだと、
上下カバー6,8の凹み6a,8a形状を変えても、受
光手段20の配置スペース確保が難しい。この場合、図
示のように、自由端面12a側も傾斜面にするとよい。
このためには、例えば(100)面ウェーハを用い、予
め梁部14となるべき部分に高濃度でホウ素等をドープ
する。その後、先に説明した図3(B)と同様な方法で
フレーム10と錘部12との境界部を開口したマスクパ
ターン32を形成した後、KOHによるエッチングによ
り、水平線から所定角度傾斜した溝を形成することがで
きる。このとき梁部14は、不純物をドープしたことで
選択的にエッチングされないため残存し、図8に示した
断面形状のセンサ本体4を得ることができる。
上下カバー6,8の凹み6a,8a形状を変えても、受
光手段20の配置スペース確保が難しい。この場合、図
示のように、自由端面12a側も傾斜面にするとよい。
このためには、例えば(100)面ウェーハを用い、予
め梁部14となるべき部分に高濃度でホウ素等をドープ
する。その後、先に説明した図3(B)と同様な方法で
フレーム10と錘部12との境界部を開口したマスクパ
ターン32を形成した後、KOHによるエッチングによ
り、水平線から所定角度傾斜した溝を形成することがで
きる。このとき梁部14は、不純物をドープしたことで
選択的にエッチングされないため残存し、図8に示した
断面形状のセンサ本体4を得ることができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の加速
度センサによれば、受光手段を取り付ける必要がないば
かりか、これを基準に他の光学手段(例えば、光出射手
段や反射膜)の位置決めが容易である。
度センサによれば、受光手段を取り付ける必要がないば
かりか、これを基準に他の光学手段(例えば、光出射手
段や反射膜)の位置決めが容易である。
【0055】また、シリコン製の加速度センサに適した
構造を有し、半導体微細加工技術を用いて当該センサの
小型化、高信頼性が図れる。さらに、錘部の変位を光学
的に検出するので、梁部にはなんらの部品を付ける必要
がなく、梁部の撓みを阻害することがなく、高感度であ
る。しかも、環境温度が高くなっても低くなっても影響
を受けることがなく精度に優れ、構造が簡単で故障も少
ないため、振動の多い自動車用として特に好適である。
構造を有し、半導体微細加工技術を用いて当該センサの
小型化、高信頼性が図れる。さらに、錘部の変位を光学
的に検出するので、梁部にはなんらの部品を付ける必要
がなく、梁部の撓みを阻害することがなく、高感度であ
る。しかも、環境温度が高くなっても低くなっても影響
を受けることがなく精度に優れ、構造が簡単で故障も少
ないため、振動の多い自動車用として特に好適である。
【図1】本発明の第1実施形態に係る加速度センサの一
例を示すもので、(A)は概略断面構造図、(B)はセ
ンサ本体の平面図(上面図)である。
例を示すもので、(A)は概略断面構造図、(B)はセ
ンサ本体の平面図(上面図)である。
【図2】錘部の変位を検出する様子を示す説明図であ
る。
る。
【図3】図1の加速度センサの製造過程の一部を示す概
略断面図である。
略断面図である。
【図4】図3に続く同製法過程の一部を示す概略断面図
である。
である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る加速度センサの一
例を示す概略断面構造図である。
例を示す概略断面構造図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る加速度センサの一
例を示す概略断面構造図である。
例を示す概略断面構造図である。
【図7】反射膜を部分形成する場合の概略断面図で、図
4の(I),(J)に対応する。
4の(I),(J)に対応する。
【図8】本発明の第4実施形態に係る加速度センサの一
例を示す概略断面構造図である。
例を示す概略断面構造図である。
【図9】従来のピエゾ抵抗器を用いた加速度センサの一
例を示すもので、(a)は平面図、(b)は断面図であ
る。
例を示すもので、(a)は平面図、(b)は断面図であ
る。
【図10】従来の光学型加速度センサの一例を示す斜視
図である。
図である。
【符号の説明】 2…加速度センサ、4…センサ本体、6…上カバー(カ
バー,シリコン製の部材)、8…下カバー(カバー,シ
リコン製の部材)、6a,8a…凹み、6b,8b…傾
斜面、10…フレーム(支持部)、12…錘部、12a
…自由端面、14…梁部、16…反射膜、18…光出射
手段、20…受光手段、30…シリコンウェーハ、32
…エッチングマスク、34…酸化シリコンなどの膜、3
6…ドライエッチングマスク、38…選択マスクパター
ン。
バー,シリコン製の部材)、8…下カバー(カバー,シ
リコン製の部材)、6a,8a…凹み、6b,8b…傾
斜面、10…フレーム(支持部)、12…錘部、12a
…自由端面、14…梁部、16…反射膜、18…光出射
手段、20…受光手段、30…シリコンウェーハ、32
…エッチングマスク、34…酸化シリコンなどの膜、3
6…ドライエッチングマスク、38…選択マスクパター
ン。
Claims (8)
- 【請求項1】 加速度により変位する錘部と、該錘部に
距離をおいて位置するシリコン製の部材とを有し、該シ
リコン製の部材には、錘部に向けて光を照射する光出射
手段が設けてあるとともに、光出射手段から出射されて
錘部で反射した反射光を検出する受光手段が、該部材に
一体に形成してある加速度センサ。 - 【請求項2】 前記錘部の他に、弾性変形可能な梁部
と、該梁部を介して錘部を支持する支持部とを備え、こ
れら錘部と梁部と支持部とは、前記シリコン製の部材と
は別のシリコン基板から一体に形成したものである請求
項1に記載の加速度センサ。 - 【請求項3】 前記支持部には、前記錘部と梁部とを囲
む2枚のカバーを設け、該2枚のカバーのうち少なくと
も何れか一方が、前記シリコン製の部材で構成してある
請求項2に記載の加速度センサ。 - 【請求項4】 前記受光手段は、電荷結合デバイスであ
る請求項1〜3のいずれか1項に記載の加速度センサ。 - 【請求項5】 前記光射出手段は、外部の光源から光フ
ァイバ内を誘導されてきた光を放出する該光ファイバー
の端部である請求項1〜4のいずれか1項に記載の加速
度センサ。 - 【請求項6】 前記光射出手段は、前記シリコン製の部
材に外側から埋め込まれ或いは外付けされており、該光
出射手段からの光には赤外線を含む請求項1〜5のいず
れか1項に記載の加速度センサ。 - 【請求項7】 前記錘部には、前記光出射手段からの光
が反射する錘部表面を少なくとも含む位置に、反射膜が
設けてある請求項1〜6のいずれか1項に記載の加速度
センサ。 - 【請求項8】 前記光出射手段により照射され錘部で反
射した光について、該反射光が前記受光手段に当たる光
点の位置又は光量の変化から前記錘部の変位を求め、こ
れにより加速度を検出する請求項1〜7のいずれか1項
に記載の加速度センサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6338996A JPH09257828A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 加速度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6338996A JPH09257828A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 加速度センサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09257828A true JPH09257828A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=13227907
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6338996A Withdrawn JPH09257828A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 加速度センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09257828A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11165324A (ja) * | 1997-12-03 | 1999-06-22 | Meidensha Corp | エポキシ注型品に対する光ファイバの埋め込み方法及びその埋め込み注型品 |
-
1996
- 1996-03-19 JP JP6338996A patent/JPH09257828A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11165324A (ja) * | 1997-12-03 | 1999-06-22 | Meidensha Corp | エポキシ注型品に対する光ファイバの埋め込み方法及びその埋め込み注型品 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030603 |