JPH09258901A - 座標入力装置と座標入力装置によるカーソル制御方式 - Google Patents

座標入力装置と座標入力装置によるカーソル制御方式

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JPH09258901A
JPH09258901A JP9471896A JP9471896A JPH09258901A JP H09258901 A JPH09258901 A JP H09258901A JP 9471896 A JP9471896 A JP 9471896A JP 9471896 A JP9471896 A JP 9471896A JP H09258901 A JPH09258901 A JP H09258901A
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pressing
cursor
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control data
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JP9471896A
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Hirotoshi Ishibashi
弘敏 石橋
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SMK Corp
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SMK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タブレットシート(6)の一度の押圧でカー
ソルをディスプレー(5)上の離れた位置に移動させる
ことができ、押圧を一時解除してもカーソル移動制御の
連続性が損なわれることない座標入力装置と、座標入力
装置によるカーソル制御方式を提供する。 【解決手段】 押圧位置データ(xn,yn)をそのまま
用いてカーソル制御データ(Xn,Yn)とする絶対値出
力モードと、タブレットシート(6)の押圧移動前後の
押圧位置データを比較して相対位置データを算出し、相
対位置データを用いてカーソル制御データ(Xn,Yn
とする相対値出力モードのいずれかのモードを選択的に
切り換え可能として、カーソルを目的の位置まで一度押
圧するだけで移動させる際には、絶対値出力モードと
し、カーソルを連続移動制御する際には、相対値出力モ
ードとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タブレットシート
を押圧して、パーソナルコンピュータのディスプレーに
表示されたカーソルを移動制御する座標入力装置と、座
標入力装置によるカーソル制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、GUI(グラフィカル ユーザー
インターフェース)環境の進展に伴い、パーソナルコ
ンピュータ(以下パソコンという)の座標入力装置にマ
ウスが広く用いられている。
【0003】すなわち、マウスを操作パッド上で移動さ
せ、その移動操作量を相対位置データとしてパソコンへ
出力する。パソコンのデバイスドライバは、マウスから
I/Oポートを経て入力されたその相対位置データ(x
n−xn-1,yn−yn-1)を、その直前に生成されたカー
ソル制御データ(Xn-1,Yn-1)すなわち、そのときの
ディスプレー上のカーソルの絶対位置を表すカーソル制
御データ(Xn-1,Yn-1)に加えて新たなカーソル制御
データ(Xn,Yn)を生成し、このカーソル制御データ
(Xn,Yn)でディスプレーに表示されたカーソルの移
動を制御する。そして、カーソルをディスプレーに表示
させたアイコン上に移動させながら、マウスに備えられ
たマウススイッチを操作して、アイコンに連動した命令
をパソコンへ入力するものである。
【0004】マウスは、このように操作パッド上で移動
させる必要があるため、持ち運び先で操作スペースを確
保できないノート型パソコンなどポータブルタイプのパ
ソコンにあっては、図8に示すようなタブレットシート
6を入力面とした薄板状のタッチパッド7がマウスの替
わりに座標入力装置として用いられている。
【0005】このタッチパッド7は、タブレットシート
6の押圧位置を、公知の静電容量方式、抵抗接触方式な
どタブレットにおいて用いられる位置検出手段と同じ手
段によって検出するものである。
【0006】タブレットシート6を指、専用のペン等で
押圧しながら移動させると、押圧位置を検出する毎に、
タブレットシート6の押圧位置を表す押圧位置データ
(xn,yn)が検出される。この押圧位置データ
(xn,yn)は、図1に示すようにタッチパッド7から
パソコン1のI/Oポート4へ出力され、パソコン1の
デバイスドライバ3において、そのままパソコン1のデ
ィスプレー5に表示されたカーソルの絶対位置を表すカ
ーソル制御データ(Xn,Yn)とされ、前述のマウス2
と同様にこのカーソル制御データ(Xn,Yn)によって
カーソルの移動制御がなされる。従って、タブレットシ
ート6を押圧移動操作することによって、マウス2と同
様にカーソルを移動制御することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来のマ
ウスは、マウスを操作する操作スペースが必要である。
また、移動操作量を相対位置データ(xn−xn-1,yn
−yn-1)としてパソコンへ出力するものであるため、
図7のように、パソコン1のディスプレー5上でカーソ
ルの表示位置(O)とアイコンの表示位置(A)が離れ
ている場合には、アイコンの表示位置(A)までカーソ
ルを移動させるのに何度も相対位置データ(xn
n-1,yn−yn-1)を出力させる必要があり、O´か
らA´までの相当する距離だけマウス2を移動操作する
必要があった。
【0008】相対位置データ(xn−xn-1,yn
n-1)に1以上の所定の速度係数kを乗じてパソコン
1へ出力すれば、カーソルの移動速度が増してこの問題
はある程度改善されるが、逆にカーソル位置を微量制御
する場合には、却って操作性が悪くなるものであった。
【0009】また、直前に生成されたカーソル制御デー
タ(Xn-1,Yn-1)に相対移動データ(xn−xn-1,y
n−yn-1)を加えてカーソル制御データ(Xn,Yn)と
するために、カーソルの軌跡は常に連続し、例えば文字
認識の文字入力には適さないものであった。すなわち図
7のように、ディスプレー5上で文字「け」を描くため
には、Aまで移動したカーソルの移動軌跡を再びBの位
置から開始する必要があり、単に操作パッド上のA´か
らB´までマウス2を移動させると、図のように、Aと
Bの間にもカーソルの移動軌跡が生じるものである。従
って、この間の移動によるカーソルの移動軌跡を無効と
する必要があり、別のスイッチ入力によりこの間の操作
を他の操作と識別する必要があった。
【0010】一方、前述の従来のタッチパッド7によれ
ば、タブレットシート6の押圧位置(xn,yn)を絶対
位置としてそのままカーソル制御データ(Xn,Yn)と
するものであるため、図8のように、タブレットシート
6上で、ディスプレー5のアイコンに対応する位置(C
´)を押圧すれば、直ちにその押圧位置に対応する位置
(C)にカーソルが移動し、押圧位置データ(xn
n)を一度出力するだけでカーソルを離れた所定の位
置まで移動制御することができる。また、上記文字入力
においても、タブレットシート6の押圧を解除して、別
の位置から押圧を開始することによって、互いに離れた
カーソルの移動軌跡を形成することができる。
【0011】しかしながら、この従来のタッチパッドに
は、次のような問題があった。第1には、常にディスプ
レーのカーソル位置と対応するタブレットシート6の位
置を押圧する必要があるため、例えば、図8のようにデ
ィスプレー上の(C)の位置から更に(D)までカーソ
ルを移動させる場合には、タブレットシート6の右上隅
の狭いエリアで(C´)から(D´)まで押圧移動操作
を行う必要があり、タブレットシート6の操作面が狭い
ことと相俟って、押圧操作が煩わしいものであった。
【0012】第2には、カーソルの移動軌跡によって例
えば図形などを入力しようとする場合に、一度タブレッ
トシート6の押圧を解除すると再び同じ位置を押圧する
ことが困難であり、カーソルの移動軌跡によって図形を
描く場合などでは、押圧移動操作の連続性が失われ、再
び始めから操作をやり直さなければならないという問題
があった。
【0013】更に、第3には、タッチパッド7が携帯用
のノートパソコン等の付属の座標入力装置として用いら
れるため、そのタブレットシート6の操作面は狭く、デ
ィスプレー5に合わせるため、押圧位置データ(xn
n)に所定の倍率を乗じてカーソル制御データ(Xn
n)としている。従って、カーソルの位置を微量制御
して、正確に所定位置にカーソルを移動させることは困
難なものであった。
【0014】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたものであり、タブレットシート6の一度の押圧でカ
ーソルをディスプレー5上の離れた位置に移動させるこ
とができ、しかも押圧移動操作をタブレットシート6の
中央で行うことができ、また、押圧を一時解除してもカ
ーソル移動制御の連続性が損なわれることない座標入力
装置と、座標入力装置によるカーソル制御方式を提供す
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の座標入力装置
によるカーソル制御方式は、座標入力装置に備えられた
タブレットシートの押圧位置を検出し、タブレットシー
トの押圧位置を表す押圧位置データ(xn,yn)からデ
ィスプレー上のカーソルの絶対位置を表すカーソル制御
データ(Xn,Yn)を生成し、パーソナルコンピュータ
のディスプレーに表示されたカーソルの移動をカーソル
制御データ(Xn,Yn)により制御する座標入力装置に
よるカーソル制御方式において、カーソル制御データ
(Xn,Yn)を、押圧位置データ(xn,yn)をそのま
ま用いてカーソル制御データ(Xn,Yn)とする絶対値
出力モードと、タブレットシートの押圧移動前後の押圧
位置データを比較して相対位置データを算出し、相対位
置データを用いてカーソル制御データ(Xn,Yn)とす
る相対値出力モードの、いずれかのモードを選択的に切
り換えて、生成することを特徴とする。
【0016】絶対値出力モードが選択されると、押圧位
置データをそのまま用いてカーソル制御データが生成さ
れ、相対値出力モードが選択されると、相対位置データ
を用いてカーソル制御データが生成される。従って、一
度の操作でカーソルをディスプレー上の離れた位置に移
動させるときには、絶対値出力モードを選択し、カーソ
ルを連続移動操作させるときには、相対値出力モードを
選択すれば、操作性に優れ、しかも押圧移動操作中にタ
ブレットシートの押圧を解除しても押圧移動操作の連続
性が損なわることがない。
【0017】請求項2の座標入力装置によるカーソル制
御方式は、相対位置データを、押圧位置データ(xn
n)とその直前に検出した押圧位置データ(xn-1,y
n-1)との差(xn−xn-1,yn−yn-1)に速度係数k
を乗じて算出し、直前に生成したカーソル制御データ
(Xn-1,Yn-1)と相対位置データk(xn−xn-1,y
n−yn-1)の和によって相対値出力モードにおけるカー
ソル制御データ(Xn,Yn)を生成することを特徴とす
る。
【0018】速度係数kが1より大きい場合には、絶対
値出力モードから相対値出力モードに移行すると、押圧
移動操作において絶対値出力モードよりもディスプレー
上のカーソルの移動速度が増す。速度係数kが1未満で
ある場合には、逆にカーソルの移動速度が落ちる。従っ
て、速度係数kを調整することによって、押圧移動操作
中にカーソルの移動速度を変化させることができる。
【0019】請求項3の座標入力装置によるカーソル制
御方式は、相対位置データを、押圧位置データ(xn
n)とタブレットシートを押圧したときに検出した押
圧位置データ(x0,y0)との差(xn−x0,yn
0)により算出し、直前に生成したカーソル制御デー
タ(Xn-1,Yn-1)と相対位置データ(xn−x0,yn
−y0)の和によって相対値出力モードにおけるカーソ
ル制御データ(Xn,Yn)を生成することを特徴とす
る。
【0020】相対位置データは、タブレットシートを押
圧したときに検出した押圧位置データとの差によって算
出されるので、タブレットシートが最初に押圧された位
置を基準位置として新たに押圧された位置の方向にカー
ソルが移動する。従って、基準位置の周囲を押圧するこ
とによって、ディスプレー上のカーソルの移動方向を制
御することができ、押圧位置を移動せずにカーソルを移
動させることができる。
【0021】請求項4の座標入力装置は、タブレットシ
ートと、タブレットシートの押圧位置を検出し、タブレ
ットシートの押圧位置を表す押圧位置データ(xn
n)を発生させる位置検出手段と、押圧位置データ
(xn,yn)からディスプレー上のカーソルの絶対位置
を表すカーソル制御データ(Xn,Yn)を生成するカー
ソル制御データ生成手段と、カーソル制御データ
(Xn,Yn)をパーソナルコンピュータへ出力するデー
タ出力手段とを備え、タブレットシートの押圧操作に従
ってカーソル制御データ(Xn,Yn)をパーソナルコン
ピュータへ出力し、パーソナルコンピュータのディスプ
レーに表示されたカーソルの移動を制御する座標入力装
置において、カーソル制御データ生成手段は、押圧位置
データ(xn,yn)をそのまま用いてカーソル制御デー
タ(Xn,Yn)とする絶対値出力モードと、タブレット
シートの押圧移動前後の押圧位置データを比較して相対
位置データを算出し、相対移動データを用いてカーソル
制御データ(Xn,Yn)とする相対値出力モードを選択
可能で、モード選択手段により選択したいずれか一方の
モードによって、カーソル制御データを生成することを
特徴とする。
【0022】絶対値出力モードが選択されると、押圧位
置データをそのまま用いて生成されたカーソル制御デー
タがパーソナルコンピュータに出力される。相対値出力
モードが選択されると、相対位置データを用いて生成さ
れたカーソル制御データがパーソナルコンピュータに出
力される。従ってモード選択手段によって、絶対値出力
モードを選択すると、一度の操作でカーソルをディスプ
レー上の離れた位置に移動させることができ、また、互
いに離れたカーソルの移動軌跡を形成することができ
る。相対値出力モードを選択すると、タブレットシート
の任意の位置で押圧移動操作ができ、また、押圧移動操
作中にタブレットシートの押圧を解除しても押圧移動操
作の連続性が損なわることがない。
【0023】請求項5の座標入力装置は、相対位置デー
タを、押圧位置データ(xn,yn)とその直前に検出し
た押圧位置データ(xn-1,yn-1)との差(xn
n-1,yn−yn-1)に速度係数kを乗じて算出し、直
前に生成したカーソル制御データ(Xn-1,Yn-1)と相
対位置データk(xn−xn-1,yn−yn-1)の和によっ
て相対値出力モードにおけるカーソル制御データ
(Xn,Yn)を生成することを特徴とする。
【0024】速度係数kが1より大きい場合には、絶対
値出力モードから相対値出力モードに移行すると、押圧
移動操作において絶対値出力モードよりもディスプレー
上のカーソルの移動速度が増す。速度係数kが1未満で
ある場合には、逆にカーソルの移動速度が落ちる。従っ
て、速度係数kを調整することによって、押圧移動操作
中にカーソルの移動速度を変化させることができる。
【0025】請求項6の座標入力装置は、相対位置デー
タを、押圧位置データ(xn,yn)とタブレットシート
を押圧したときに検出した押圧位置データ(x0,y0
との差(xn−x0,yn−y0)により算出し、直前に生
成したカーソル制御データ(Xn-1,Yn-1)と相対位置
データ(xn−x0,yn−y0)の和によって相対値出力
モードにおけるカーソル制御データ(Xn,Yn)を生成
することを特徴とする。
【0026】相対位置データは、タブレットシートを押
圧したときに検出した押圧位置データとの差によって算
出されるので、タブレットシートが最初に押圧された位
置を基準位置として新たに押圧された位置の方向にカー
ソルが移動する。従って、基準位置の周囲を押圧するこ
とによって、ディスプレー上のカーソルの移動方向を制
御することができ、押圧位置を移動せずにカーソルを移
動させることができる。
【0027】請求項7の座標入力装置は、モード選択手
段は、タブレットシートの押圧と押圧解除を検出するペ
ンオン検出手段を備え、ペンオン検出手段と位置検出手
段によって、タブレットシートの押圧移動操作を検出し
たときに、絶対値出力モードから相対値出力モードに、
ペンオン検出手段によってタブレットシートの押圧解除
を検出したときに、相対値出力モードから絶対値出力モ
ードに、それぞれ移行するようにカーソル制御データ生
成手段のモードを選択することを特徴とする。
【0028】タブレットシートが押圧されていない状態
から最初にタブレットシートを押圧したときには、カー
ソル制御データ生成手段は絶対値出力モードであり、押
圧位置に対応するディスプレー上の位置にカーソルが移
動する。従って、カーソル制御データを一度出力するだ
けで、所定の位置までカーソルを移動制御できる。その
後、タブレットシートを押圧しながら移動すると、カー
ソル制御データ生成手段は相対値出力モードに移行し、
相対位置データによってカーソルが移動する。その後タ
ブレットシートの押圧を解除する毎に、絶対値出力モー
ドに移行するので、モード選択にスイッチなどの操作を
行うことなく、一連の操作で、カーソルの移動軌跡が互
いに離れるような図形入力を行うことができる。
【0029】請求項8の座標入力装置は、モード選択手
段は、タブレットシートの押圧と押圧解除を検出するペ
ンオン検出手段とモード選択スイッチを備え、ペンオン
検出手段と位置検出手段によって、タブレットシートの
押圧移動操作を検出したときに、絶対値出力モードから
相対値出力モードに、モード選択スイッチの動作を検出
したときに、相対値出力モードから絶対値出力モード
に、それぞれ移行するようにモードを選択することを特
徴とする。
【0030】タブレットシートを押圧移動する際には、
カーソル制御データ生成手段は相対値出力モードに移行
するので、押圧移動中にタブレットシートの押圧を解除
してもカーソル移動制御の連続性を損なうことがない。
モード選択スイッチを動作させると、カーソル制御デー
タ生成手段は絶対値出力モードに移行し、タブレットシ
ートの押圧位置に対応するディスプレー上の位置にカー
ソルが移動する。従って、タブレットシートの押圧移動
操作においては、操作連続性に優れた相対値出力モード
とし、カーソルを直接ディスプレー上の所定位置まで移
動させるような押圧操作においては、モード選択スイッ
チを動作させて絶対値出力モードとすることにより、そ
れぞれのモードの欠点を補い、いずれの操作においても
操作性に優れたものとなる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一の
構成については、同一の符号を用いてその説明を省略す
る。
【0032】図1は、本発明の実施の形態に係る座標入
力装置であるタッチパッド7の斜視図であり、平面上に
タブレットシート6を入力面として形成したものであ
る。図のように、タッチパッド7の前方には、マウスの
スイッチに対応させた左右一組の押釦スイッチ8、9が
備えられ、また、後方には、後述するモード選択スイッ
チ10と、タッチパッド7のモードを表示する2個の発
光素子11、12が取り付けられている。
【0033】このタッチパッド7は、背面に接続された
接続ケーブル13によってパソコン1に接続され、タッ
チパッド7から出力される送信データをパソコン1のI
/Oポート4を介してデバイスドライバ3へ出力する。
【0034】図2は、このタッチパッド7の構成を示す
ブロック図である。
【0035】本実施の形態に係るタッチパッド7に備え
られたタブレットシート6は、いわゆる抵抗接触方式の
タブレットを利用したものである。この抵抗接触方式
は、絶縁間隙を隔てて対向配置された二枚のタブレット
シート6の一方に均一の電位勾配を形成し、タブレット
シート6の押圧による接触位置の電位を他方のタブレッ
トシート6を介して読み取り、該電位からその接触位置
(押圧位置)を読み取るものである。押圧位置のx座標
とy座標は、二枚のタブレットシート6に交互に互いに
直交するように電位勾配を形成し、他方から読み取るこ
とにより検出している。
【0036】この電位勾配は、タブレットシート6に接
続し、中央制御回路14により制御された入力面駆動回
路15によって形成される。
【0037】タブレットシート6には、更にペンオン検
出回路16と押圧位置検出回路17が接続されている。
ペンオン検出回路16は、一方のタブレットシート6の
電位を監視し、押圧若しくは押圧解除によって、表面の
タブレットシート6と他方のシートとが接離することに
より生じる電位変動から、その押圧及び押圧解除を検出
するものである。
【0038】押圧位置検出回路17は、非印加側のタブ
レットシート6に交互に接続し、x座標とy座標の押圧
位置での電位をA/D変換して12ビットの押圧位置デ
ータ(xn,yn)とするもので、周期的にA/D変換し
たx座標とy座標の押圧位置データ(xn,yn)は、押
圧位置データ補正・発生回路18へ出力される。
【0039】押圧位置データ補正・発生回路18は、ペ
ンオン検出回路16、押圧位置検出回路17と中央制御
回路14と接続し、ペンオン検出回路16でタブレット
シート6の押圧を検出した後、押圧位置検出回路17か
ら入力された複数の押圧位置データ(x,y)の互いの
相関をとり、異常値の押圧位置データ(x,y)を排除
して、押圧位置データ(xn,yn)とするものである。
【0040】押圧位置データ補正・発生回路18の出力
には、押圧位置データ記憶回路19が接続している。押
圧位置データ記憶回路19は、後述するカーソル制御デ
ータ生成回路21がカーソル制御データ(Xn,Yn)を
生成する毎に、そのときの押圧位置データ補正・発生回
路18の押圧位置データ(xn,yn)を記憶する。
【0041】相対位置データ算出回路20は、押圧位置
データ補正・発生回路18から押圧位置データ(xn
n)が直接入力される毎に、前回カーソル制御データ
(Xn-1,Yn-1)が生成されたときに記憶した押圧位置
データ(xn-1,yn-1)を押圧位置データ記憶回路19
から呼び出し、これらの差に速度係数kを乗じて相対位
置データk(xn−xn-1,yn−yn-1)とするものであ
る。相対位置データの算出は、x座標とy座標毎に行わ
れ、従って相対位置データは、タブレットシート6の押
圧移動操作量をx方向とy方向の12ビットの移動量で
表したものとなる。本実施の形態において、速度係数k
は1より小さい0.5とし、後述するようにカーソルの
微小移動制御を容易にしている。この相対位置データk
(xn−xn-1,yn−yn-1)は、押圧位置データ補正・
発生回路18から新たに押圧位置データ(xn,yn)が
入力される毎に算出され、カーソル制御データ生成回路
21へ出力される。
【0042】タッチパッド7に備えられた左右の押釦ス
イッチ8、9とモード選択スイッチ10は、それぞれス
イッチ押圧検出回路22に接続し、いずれかのスイッチ
が押し下げられたときに、その押し下げ動作を検出でき
るようになっている。スイッチ押圧検出回路22は、中
央制御回路14とカーソル制御データ生成回路21に接
続し、検出した各スイッチの動作状態を示すスイッチデ
ータを出力している。
【0043】押釦スイッチ8、9は、マウス2に備えら
れている左右のスイッチに対応するもので、これらのス
イッチを操作すると、マウスの左右のスイッチを操作し
たときと同じカーソル制御データが生成される。ドラッ
グなどマウス2特有の操作は、マウス2の左スイッチに
対応する押釦スイッチ8を操作することによって行うこ
とができる。
【0044】中央制御回路14は、ペンオン検出回路1
6とスイッチ押圧検出回路22の出力側と押圧位置デー
タ補正・発生回路18に接続し、タブレットシート6の
押圧状態、押圧位置データの変化状態、モード選択スイ
ッチ10の動作状態を監視し、これらの状態からモード
選択信号を発生する。このモード選択信号は、カーソル
制御データ生成回路21に出力される。
【0045】カーソル制御データ生成回路21は、スイ
ッチデータと押圧位置データ(xn,yn)若しくは相対
位置データk(xn−xn-1,yn−yn-1)をもとに、表
1のフォーマットのカーソル制御データ(Xn,Yn)を
生成する。表1は、1バイト10ビットの5バイトから
なるデータフォーマットで、パソコン1のディスプレー
5上のカーソル移動制御先を絶対値が、2進数の座標値
X、Yで表わされている。
【0046】
【表1】
【0047】表1において、Pはパリティビット、Fは
有効領域指定ビットで、有効領域指定ビットが”0”は
タッチパッドが有効座標読取り可能時にあることを、”
1”はタッチパッドが有効座標読取り不可能時にあるこ
とを各々示している。すなわち、Fが”0”であるとき
有効データとして扱われる。X0〜X11(12ビッ
ト)はディスプレー5の横軸座標値(X)を2進表示す
るビット、Y0〜Y11(12ビット)は同縦軸座標値
(Y)を2進表示するビットで、数値の小さいほど下位
のビットを表わし、X0,Y0が各々最下位ビットを表
わしている。
【0048】S0,S1は、左右の押釦スイッチ8、9
の動作状態を表すスイッチデータのビットで、例えば、
押釦スイッチ8、9が押し下げらると、対応するビット
S0,S1のデータが”0”から”1”に変化する。
【0049】出力データ形成手段であるカーソル制御デ
ータ生成回路21は、中央制御回路14からモード選択
信号を入力する毎に、絶対値出力モードと相対値出力モ
ードとの間で、モードが切り替わる。絶対値出力モード
においては、押圧位置データ補正・発生回路18から直
接入力されたx、y各12ビットの押圧位置データ(x
n,yn)をそのままX0〜X11とY0〜Y11のデー
タとして、カーソル制御データ(Xn,Yn)を生成す
る。
【0050】また、相対値出力モードにおいては、その
直前に生成したカーソル制御データ(Xn-1,Yn-1)に
相対位置データ算出回路20から出力された相対位置デ
ータk(xn−xn-1,yn−yn-1)を加えて、新たなカ
ーソル制御データ(Xn,Yn)を生成するものである。
すなわち、直前に生成したカーソル制御データ
(Xn-1,Yn-1)のX0〜X11で表される12ビット
の座標値Xn-1にk(xn−xn-1)を加えて、新たなカ
ーソル制御データ(Xn,Yn)のX0〜X11で表され
る座標値Xnとする。また、同様に、カーソル制御デー
タ(Xn-1,Yn-1)のY0〜Y11で表される12ビッ
トの座標値Yn-1にk(yn−yn-1)を加えて、新たな
カーソル制御データ(Xn,Yn)のY0〜Y11で表さ
れる座標値Ynとする。
【0051】この相対値出力モードにおける生成のため
に、カーソル制御データ生成回路21にはカーソル制御
データ記憶回路23が接続され、カーソル制御データ
(Xn,Yn)が生成される毎に記憶している。そして、
相対値出力モードで新たにカーソル制御データ(Xn
n)を生成する際には、その前にカーソル制御データ
記憶回路23で記憶したカーソル制御データを直前に生
成したカーソル制御データ(Xn-1,Yn-1)として呼び
出すものである。
【0052】カーソル制御データ生成回路21で形成さ
れたカーソル制御データ(Xn,Yn)は、送信データと
して入出力インターフェース24を経て、パソコン1へ
出力される。尚、図中波線内に示す各回路は、中央制御
回路14とともに1チップのマイコンとして集積化する
ことができる。
【0053】このように構成されたタッチパッド7の作
用を、図2、図3及び図4で説明する。図3は、タッチ
パッド7の操作とディスプレー5上のカーソルの移動の
関係を示した説明図、図4は、タッチパッド7でカーソ
ル制御データを出力するまでの処理を示したフローチャ
ートである。
【0054】図4のステップS1に示すように、初期状
態では、カーソル制御データ生成モードを示すmは0す
なわち絶対値出力モードに、押圧位置データの発生回数
を示すnは0に設定されている。モード選択スイッチ1
0を操作していなければ、ステップS3でペンオン待機
状態となり、ペンオン検出回路16でタブレットシート
6の押圧を検出しない限り、ステップ3、ステップS1
2、ステップ2を繰り返す。
【0055】図3において、ディスプレー5上のアイコ
ン表示位置「P」にカーソルを移動させるものとすれ
ば、このディスプレー5の右上隅に対応するタブレット
シート6の位置「a」を押圧する。タブレットシート6
が押圧されると、図4において、ステップ3からステッ
プ4に移行し、その押圧位置「a」の座標(x0,y0
を検出し、押圧位置データ(x0,y0)とする。
【0056】続いて、ステップS5でカーソル制御デー
タ生成回路21のモードが判定される。mは0であるか
ら絶対値出力モードと判定され、カーソル制御データ生
成回路21は、押圧位置データ(x0,y0)をそのまま
用いてカーソル制御データ(X0,Y0)とする(ステッ
プS6)。
【0057】カーソル制御データ(X0,Y0)が生成さ
れると、そのときの押圧位置データ(x0,y0)が押圧
位置データ記憶回路19に記憶され(ステップS7)、
カーソル制御データ(X0,Y0)は、カーソル制御デー
タ記憶回路23に記憶された後(ステップS8)、送信
データとしてパソコン1へ出力される(ステップS
9)。上述のように、カーソル制御データ(X0,Y0
は、押圧位置データ(x0,y0)をそのまま用いたもの
であるから、図3のように、カーソルは、タブレットシ
ート6の押圧位置「a」に対応する位置「a´」に移動
し、直接、目的とするアイコンの表示位置「P」近傍に
移動させることができる。
【0058】カーソル制御データ(X0,Y0)を出力す
ると、nに1が加えられ(ステップS10)、またmは
相対値出力モード移行を示す1に変更され(ステップS
11)、ステップS2に戻る。このとき中央制御回路1
4は、カーソル制御データ生成回路21のモードを相対
値出力モードに変更するためモード選択信号を出力す
る。
【0059】この後、図3において、タブレットシート
6の押圧を一時解除し、再び「b」から「c」まで押圧
移動させることによって、「a´」の位置にあるカーソ
ルをアイコン表示位置「P」まで微小移動させる。この
操作において、「a」の位置で押圧を解除し再び「b」
の位置から押圧を開始するが、カーソル制御データ生成
回路21は、相対値出力モードとなっているので、
「b」の位置に対応する位置にカーソルが移動すること
はない。従って、タブレットシート6の押圧移動しやす
い位置を選択してカーソルの微小移動調整が可能とな
る。以下この操作を引き続き図4のフローチャートで説
明する。
【0060】「a」の位置で押圧を解除すると、ステッ
プS3で押圧解除と判定されるので、ステップS12で
n=0とリセットされ、再びタブレットシート6の
「b」の位置が押圧されるまで、ステップ3、ステップ
S12、ステップ2を繰り返す。
【0061】「b」の位置での押圧を検出すると、その
押圧位置(x0,y0)が検出され(ステップS4)、ス
テップS5でモード判定が行われる。mは1で相対値出
力モードとなっているので、ステップS13へ進みタブ
レットシートを押圧した直後か(n=0)、押圧移動中
であるか(n≠0)が判定される。
【0062】押圧直後(n=0)であるので、ステップ
S14に進みステップS4で検出した「b」の押圧位置
の押圧位置データ(x0,y0)が記憶される。この後、
ステップS10に進むので、新たなカーソル制御データ
は生成されず、またパソコンに出力されることもない。
前述と同様に、ステップS10とステップS11を経
て、ステップS2に戻るが、このときnは1、mは1と
なっている。
【0063】タブレットシートが押圧されたまま、
「b」の位置から「c」に向かって押圧移動操作が行わ
れると、ステップS3からステップS4に進み、新たな
押圧位置(x1,y1)が検出され(ステップS4)、ス
テップS5でモード判定が行われる。
【0064】モード判定において、mは1となっている
ので、相対値出力モードの処理を選択するステップS1
3へ進み、再びタブレットシートを押圧した直後か(n
=0)、押圧移動中であるか(n≠0)が判定される。
nは1で押圧移動中であるので、ステップS15へ進み
相対位置データの算出が行われる。
【0065】ステップS15においては、ステップS1
4で記憶した直前の押圧位置データ(x0,y0)を呼び
出し、新たに押圧位置データ補正・発生回路18から入
力した押圧位置データ(x1,y1)とから、k(x1
0,y1−y0)の相対位置データを算出する。この相
対位置データは、タブレットシート6上の押圧移動方向
と移動距離を示すものであるが、kが0.5に設定され
ていることから通常出力される押圧移動距離に対して1
/2の移動量を示すものとなる。
【0066】カーソル制御データ生成回路21は、相対
値出力モードとなっているので、この相対位置データk
(xn−xn-1,yn−yn-1)を直前のカーソル制御デー
タ(Xn-1,Yn-1)に加えて、新たなカーソル制御デー
タ(X1,Y1)とする(ステップS16)。この直前の
カーソル制御データは、「b」を押圧したときには生成
されていないので、ステップS6で生成したカーソル制
御データ(X0,Y0)である。すなわち、X1は、X0
k(x1−x0)と、Y1は、Y0+k(y1−y0)とな
る。
【0067】新たなカーソル制御データ(X1,Y1)を
生成すると、そのときの押圧位置データ(x1,y1)が
記憶され(ステップS7)、カーソル制御データ
(X1,Y1)は、ステップS8で記憶された後、パソコ
ン1へ出力される(ステップS9)。
【0068】この後、ステップS10でnに1が加えら
れ、mは1のままステップS2に戻る。モード選択スイ
ッチ10が操作されない限り、「b」から「c」への押
圧移動においては、同様の処理が繰り返され、カーソル
は、タブレットシート6上の「b」から「c」への押圧
移動によって、「a´」から「P」の方向へ移動する。
【0069】このカーソル移動制御を絶対値出力モード
で行うとすると、図3において破線で示すようにタブレ
ットシート6の右上隅の狭い範囲で押圧操作を行う必要
があり操作しずらく、また微小移動調整は困難なもので
ある。しかしながら、本実施の形態によれば、タブレッ
トの中央で操作することができ、しかも速度係数kを
0.5に設定することによって、カーソルの移動量は押
圧移動量の1/2となるので、微小調整が容易である。
また、押圧移動中に誤ってタブレットシート6の押圧が
解除されることがあっても、カーソル移動制御を連続さ
せることができる。
【0070】タブレットシート6を押圧していないとき
に、モード選択スイッチ10を押し下げると、スイッチ
押圧検出回路22でこの動作を検出してステップS2か
らステップS1に戻り、nとmはともに0にリセットさ
れる。すなわち、カーソル制御データ生成回路21は、
絶対値出力モードに移行し、前述の「a」を押圧したと
きと同様の処理が行われる。
【0071】従って、タブレットシート6の押圧を
「c」で解除した後、モード選択スイッチ10を押し下
げると絶対値出力モードに移行し、次に「e」を押圧し
たときにカーソルは、ディスプレー5上の対応する位置
「e´」に移動する。その後は、押圧を解除してモード
選択スイッチ10を押し下げない限り、相対値出力モー
ドに移行し、「e」から「f」まで押圧移動すれば、前
述と同様にカーソル制御データ(Xn,Yn)がパソコン
1に順次出力され、「e´」から「f´」とカーソルが
移動する。
【0072】尚、カーソル制御データ生成回路21がい
ずれのモードであるかを識別するために、相対値出力モ
ードであるときには発光素子11が、絶対値出力モード
であるときには発光素子12が、それぞれ点灯する。
【0073】図5と図6は、本発明の第2の実施の形態
に係る座標入力装置と座標入力装置によるカーソル制御
方式を説明するもので、第1の実施の形態のモード選択
スイッチ10を省略したものである。以下、この第2の
実施の形態について、第1の実施の形態と異なる構成に
ついて説明し、上記実施の形態と同一の構成について
は、同一の符号を用いてその説明を省略する。
【0074】図5は、タッチパッド30の操作とディス
プレー5上のカーソルの移動の関係を示した説明図、図
6は、タッチパッド30でカーソル制御データを出力す
るまでの処理を示したフローチャートである。
【0075】図6のステップS21に示すように、初期
状態では、押圧位置データの発生回数を示すnは0に設
定されている。本実施の形態では、タブレットシート6
を押圧した直後に検出した押圧位置データを絶対値出力
モードで処理し、押圧移動中に検出した押圧位置データ
は、相対値出力モードで処理することとしている。従っ
て、n=0は、絶対値出力モードであることを示してい
る。
【0076】タブレットシート6を押圧しない限りステ
ップS22でペンオン待機状態となり、ステップ21と
ステップS22を繰り返す。
【0077】タブレットシート6には、図5に示すよう
に絶対値出力モードでの押圧領域を図中破線で示される
押圧枠線6a内で示し、相対値出力モードすなわち押圧
移動が可能な押圧領域と識別している。この押圧枠線6
aは、タブレットシート6の有効入力領域の周囲から内
側に例えば1cmの等距離で描かれたものである。同図
において、ディスプレー5上のアイコン表示位置「Q」
にカーソルを移動させるものとすれば、この「Q」の位
置に対応する押枠線6a内の右上隅の「g」の位置を押
圧する。
【0078】タブレットシート6が押圧されると、図6
において、ステップ22からステップ23に移行し、そ
の押圧位置「g」の座標(x0,y0)が検出され、押圧
位置データ(x0,y0)となる。
【0079】続いて、ステップS24でカーソル制御デ
ータ生成回路21のモードが判定される。nは絶対値出
力モードを示す0であるので、ステップS25で検出し
た押圧位置データ(x0,y0)が記憶され、押圧位置デ
ータ(x0,y0)をそのまま用いたカーソル制御データ
(X0,Y0)が生成される(ステップS26)。
【0080】生成されたカーソル制御データ(X0
0)は、カーソル制御データ記憶回路23に記憶され
た後(ステップS27)、送信データとしてパソコン1
へ出力される(ステップS28)。上述のように、カー
ソル制御データ(X0,Y0)は、押圧位置データ
(x0,y0)をそのまま用いたものであるから、図5の
ように、カーソルは、タブレットシート6の押圧位置
「g」に対応する位置「g´」に移動し、直接、カーソ
ルを目的とするアイコンの表示位置「P」近傍に移動制
御させることができる。
【0081】カーソル制御データ(X0,Y0)を出力す
ると、nに1が加えられ(ステップS29)、ステップ
S22に戻る。この後、図5において「g´」の位置に
あるカーソルを更にアイコン表示位置「Q」の方向に移
動させるため、タブレットシート6を最初の押圧位置
「g」から同方向の「h」まで押圧移動する。
【0082】タブレットシート6が押圧されたまま、
「g」の位置から「h」に向かって押圧移動操作が行わ
れると、ステップS22からステップS23に進み、新
たな押圧位置(x1,y1)が検出される。
【0083】続いて、ステップS24でモード判定が行
われ、nは1であるので、相対値出力モードと判定され
る。このとき中央制御回路14は、カーソル制御データ
生成回路21のモードを相対値出力モードに変更するた
めモード選択信号を出力する。
【0084】相対値出力モードと判定されると、相対値
出力モードの処理を行うステップS30へ進み、ステッ
プS25で記憶した押圧直後の押圧位置データ(x0
0)を呼び出し、新たに押圧位置データ補正・発生回
路18から入力した押圧位置データ(x1,y1)とか
ら、(x1−x0,y1−y0)の相対位置データを算出す
る。
【0085】カーソル制御データ生成回路21は、相対
値出力モードとなっているので、この相対位置データ
(x1−x0,y1−y0)を直前のカーソル制御データ
(X0,Y0)に加えて、新たなカーソル制御データ(X
1,Y1)とする(ステップS31)。すなわち、X
1は、X0+(x1−x0)と、Y1は、Y0+(y1−y0
となる。
【0086】新たなカーソル制御データ(X1,Y1)を
生成すると、カーソル制御データ(X1,Y1)は、ステ
ップS27で記憶された後、パソコン1へ出力される
(ステップS28)。
【0087】この後、ステップS29で更にnに1が加
えられ、ステップS22に戻る。このように、新たなカ
ーソル制御データ(X1,Y1)に含まれる相対位置デー
タ(xn−x0,yn−y0)は、タブレットシート6の最
初の押圧位置「g」に対する現在の押圧位置の方向と距
離を示すものであるので、ディスプレー5上のカーソル
は、常に最初の押圧位置「g」を中心とした新たな押圧
位置の方向と距離に従って移動する。
【0088】従って、タブレットシート6の「h」が押
圧され続けている限り、同様の処理が繰り返され、カー
ソルは、「h´」から更に「h1´」「h2´」のように
「Q」の方向へ移動する。
【0089】このカーソル移動制御を絶対値出力モード
で行うとすると、タブレットシート6を右上隅の狭い範
囲で押圧移動し続ける必要があり、タブレットシート6
の有効入力領域を外れてしまうと押圧操作をやり直す必
要があるが、本実施の形態によれば、おおよその位置を
最初に押圧した後、その周囲を押圧することによって、
簡単にカーソルの移動方向と速度を調整できる。従っ
て、本実施の形態は、特に有効入力領域の狭いタブレッ
トシート6を備えたタッチパッドのような座標入力装置
に用いると効果的である。
【0090】タブレットシート6の押圧を一時解除する
と、ペンオン検出回路16でこの押圧解除を検出してス
テップS22からステップS21に戻り、nは0に戻
る。すなわち、カーソル制御データ生成回路21は、絶
対値出力モードに移行し、前述の「g」を押圧したとき
と同様の処理が行われる。
【0091】従って、タブレットシート6の押圧を
「h」で解除すると絶対値出力モードに移行し、次に
「k」を押圧したときにカーソルは、ディスプレー5上
の対応する位置「k´」に移動する。その後は、押圧を
解除しない限り相対値出力モードに移行し、「r」を押
圧し続けるだけでカーソル制御データ(Xn,Yn)が一
定周期でパソコン1に出力され、「r」の「k」に対す
る方向と距離に応じて、「k´」から「r1´」「r
2´」「r3´」「r4´」とカーソルが移動する。
【0092】尚、第1の実施の形態と同様にカーソル制
御データ生成回路21がいずれのモードであるかを識別
するために、相対値出力モードであるときには発光素子
11が、絶対値出力モードであるときには発光素子12
が、それぞれ点灯する。
【0093】上述の第1、第2の実施の形態において
は、タッチパッド7において、カーソル制御データを生
成するものであるが、これに限らず座標入力装置から
は、押圧位置データと相対位置データを選択的に送信デ
ータとして出力し、パソコン1のデバイスドライバ3に
おいてカーソル制御データを生成するものであってもよ
い。押圧位置データと相対位置データを同一のフォーマ
ットでパソコン1へ出力する場合には、いずれのデータ
であるかを表すフラッグを送信データに含めて両者を識
別する。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
押圧位置データ(xn,yn)をそのまま用いてカーソル
制御データ(Xn,Yn)とすることができるので、カー
ソルの移動先に対応する位置を一度押圧するだけで、カ
ーソルを目的の位置まで移動させることができる。更
に、文字入力等タブレットシート6の押圧を一時解除し
てカーソルを移動制御させる場合にも、タブレットシー
ト6の押圧位置に対応したディスプレー5上の位置から
カーソルを移動させることができる。
【0095】また、相対移動データを用いてカーソル制
御データとすることができるので、タブレットシートの
押圧移動を任意のシート上の位置で操作することができ
る。
【0096】更に、一度タブレットシート6の押圧を解
除しても、押圧移動操作の連続性を保つことができる。
【0097】請求項2と請求項5の発明によれば、速度
係数kを調整することによって、押圧移動操作中にカー
ソルの移動速度を変化させることができる。
【0098】請求項3と請求項6の発明によれば、基準
位置の周囲を押圧することによって、ディスプレー上の
カーソルの移動方向を制御することができ、有効入力領
域が狭いタブレットシート6を備えた座標入力装置7で
あっても押圧操作を繰り返すことなく、カーソルを移動
制御できる。
【0099】請求項7の発明によれば、タブレットシー
ト6を最初に押圧したときには絶対値出力モードで、押
圧移動操作中には相対値出力モードでカーソル制御デー
タが生成され、それぞれのモードの特徴を活かすことが
できる。また、このモード選択にモード選択スイッチな
どを設ける必要がなく、更にモード切り換えの操作を行
う必要もない。
【0100】請求項8の発明によれば、タブレットシー
トの押圧移動操作においては、操作連続性に優れた相対
値出力モードとし、カーソルを直接ディスプレー上の所
定位置まで移動させるような押圧操作においては、モー
ド選択スイッチを動作させて絶対値出力モードとするこ
とができ、それぞれのモードの欠点を補い、いずれの操
作においても操作性に優れたものとなる。
【0101】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る座標入力装置である
タッチパッド7の斜視図である。
【図2】タッチパッド7の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】第1の実施の形態に係るタッチパッド7の操作
とディスプレー5上のカーソルの移動の関係を示した説
明図である。
【図4】図3のタッチパッド7で、カーソル制御データ
を出力するまでの処理を示したフローチャートである。
【図5】第2の実施の形態に係るタッチパッド30の操
作とディスプレー5上のカーソルの移動の関係を示した
説明図である。
【図6】図5のタッチパッド30で、カーソル制御デー
タを出力するまでの処理を示したフローチャートであ
る。
【図7】従来のマウス2の操作とディスプレー5上のカ
ーソルの移動の関係を示した説明図である。
【図8】従来のタッチパッド7の操作とディスプレー5
上のカーソルの移動の関係を示した説明図である。
【符号の説明】
5 ディスプレー 6 タブレットシート 7 座標入力装置 10 モード選択スイッチ 16 ペンオン検出手段 18 位置検出手段 21 カーソル制御データ生成手段 24 データ出力手段 k 速度係数 xn,yn 押圧位置データ Xn,Yn カーソル制御データ xn-1,yn-1 直前に検出した押圧位置データ Xn-1,Yn-1 直前に生成したカーソル制御データ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座標入力装置(7)に備えられたタブレ
    ットシート(6)の押圧位置を検出し、 タブレットシート(6)の押圧位置を表す押圧位置デー
    タ(xn,yn)からディスプレー(5)上のカーソルの
    絶対位置を表すカーソル制御データ(Xn,Yn)を生成
    し、 パーソナルコンピュータのディスプレー(5)に表示さ
    れたカーソルの移動をカーソル制御データ(Xn,Yn
    により制御する座標入力装置によるカーソル制御方式に
    おいて、 カーソル制御データ(Xn,Yn)を、 押圧位置データ(xn,yn)をそのまま用いてカーソル
    制御データ(Xn,Yn)とする絶対値出力モードと、 タブレットシート(6)の押圧移動前後の押圧位置デー
    タを比較して相対位置データを算出し、相対位置データ
    を用いてカーソル制御データ(Xn,Yn)とする相対値
    出力モードの、 いずれかのモードを選択的に切り換えて、生成すること
    を特徴とする座標入力装置によるカーソル制御方式。
  2. 【請求項2】 相対位置データを、押圧位置データ(x
    n,yn)とその直前に検出した押圧位置データ
    (xn-1,yn-1)との差(xn−xn-1,yn−yn-1)に
    速度係数kを乗じて算出し、直前に生成したカーソル制
    御データ(Xn-1,Yn-1)と相対位置データk(xn
    n-1,yn−yn-1)の和によって相対値出力モードに
    おけるカーソル制御データ(Xn,Yn)を生成すること
    を特徴とする請求項1記載の座標入力装置によるカーソ
    ル制御方式。
  3. 【請求項3】 相対位置データを、押圧位置データ(x
    n,yn)とタブレットシート(6)を押圧したときに検
    出した押圧位置データ(x0,y0)との差(xn−x0
    n−y0)により算出し、直前に生成したカーソル制御
    データ(Xn-1,Yn-1)と相対位置データ(xn−x0
    n−y0)の和によって相対値出力モードにおけるカー
    ソル制御データ(Xn,Yn)を生成することを特徴とす
    る請求項1記載の座標入力装置によるカーソル制御方
    式。
  4. 【請求項4】タブレットシート(6)と、 タブレットシート(6)の押圧位置を検出し、タブレッ
    トシート(6)の押圧位置を表す押圧位置データ
    (xn,yn)を発生させる位置検出手段(18)と、 押圧位置データ(xn,yn)からディスプレー(5)上
    のカーソルの絶対位置を表すカーソル制御データ
    (Xn,Yn)を生成するカーソル制御データ生成手段
    (21)と、 カーソル制御データ(Xn,Yn)をパーソナルコンピュ
    ータ(1)へ出力するデータ出力手段(24)とを備
    え、 タブレットシート(6)の押圧操作に従ってカーソル制
    御データ(Xn,Yn)をパーソナルコンピュータ(1)
    へ出力し、パーソナルコンピュータ(1)のディスプレ
    ー(5)に表示されたカーソルの移動を制御する座標入
    力装置において、 カーソル制御データ生成手段(21)は、押圧位置デー
    タ(xn,yn)をそのまま用いてカーソル制御データ
    (Xn,Yn)とする絶対値出力モードと、タブレットシ
    ート(6)の押圧移動前後の押圧位置データを比較して
    相対位置データを算出し、相対移動データを用いてカー
    ソル制御データ(Xn,Yn)とする相対値出力モードを
    選択可能で、モード選択手段により選択したいずれか一
    方のモードによって、カーソル制御データを生成するこ
    とを特徴とする座標入力装置。
  5. 【請求項5】 相対位置データを、押圧位置データ(x
    n,yn)とその直前に検出した押圧位置データ
    (xn-1,yn-1)との差(xn−xn-1,yn−yn-1)に
    速度係数kを乗じて算出し、直前に生成したカーソル制
    御データ(Xn-1,Yn-1)と相対位置データk(xn
    n-1,yn−yn-1)の和によって相対値出力モードに
    おけるカーソル制御データ(Xn,Yn)を生成すること
    を特徴とする請求項4記載の座標入力装置。
  6. 【請求項6】 相対位置データを、押圧位置データ(x
    n,yn)とタブレットシート(6)を押圧したときに検
    出した押圧位置データ(x0,y0)との差(xn−x0
    n−y0)により算出し、直前に生成したカーソル制御
    データ(Xn-1,Yn-1)と相対位置データ(xn−x0
    n−y0)の和によって相対値出力モードにおけるカー
    ソル制御データ(Xn,Yn)を生成することを特徴とす
    る請求項4記載の座標入力装置。
  7. 【請求項7】 モード選択手段は、タブレットシート
    (6)の押圧と押圧解除を検出するペンオン検出手段
    (16)を備え、 ペンオン検出手段(16)と位置検出手段(18)によ
    って、タブレットシート(6)の押圧移動操作を検出し
    たときに、絶対値出力モードから相対値出力モードに、 ペンオン検出手段(16)によってタブレットシート
    (6)の押圧解除を検出したときに、相対値出力モード
    から絶対値出力モードに、 それぞれ移行するようにカーソル制御データ生成手段
    (21)のモードを選択することを特徴とする請求項4
    乃至6のいずれか1項記載の座標入力装置。
  8. 【請求項8】 モード選択手段は、タブレットシート
    (6)の押圧と押圧解除を検出するペンオン検出手段
    (16)とモード選択スイッチ(10)を備え、 ペンオン検出手段(16)と位置検出手段(18)によ
    って、タブレットシート(6)の押圧移動操作を検出し
    たときに、絶対値出力モードから相対値出力モードに、 モード選択スイッチ(10)の動作を検出したときに、
    相対値出力モードから絶対値出力モードに、 それぞれ移行するようにモードを選択することを特徴と
    する請求項4乃至6のいずれか1項記載の座標入力装
    置。
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