JPH0925941A - スプライン嵌合構造 - Google Patents

スプライン嵌合構造

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JPH0925941A
JPH0925941A JP7198996A JP19899695A JPH0925941A JP H0925941 A JPH0925941 A JP H0925941A JP 7198996 A JP7198996 A JP 7198996A JP 19899695 A JP19899695 A JP 19899695A JP H0925941 A JPH0925941 A JP H0925941A
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JP
Japan
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spline
tooth
shaft
fitting
hole
Prior art date
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Application number
JP7198996A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Oya
日登志 大矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Machine Industry Co Ltd
Original Assignee
Aichi Machine Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプライン軸の正逆いずれの回転においても
抜け作用を受けることなく回転トルクを伝達することが
できるスプライン嵌合構造の提供を目的とする。 【構成】 スプライン軸とスプライン孔との嵌合構成に
おいて、スプライン軸の軸歯型11の左右の歯型面に、
スプライン孔のスプライン溝部の左右の歯面4a,4b
に喰込み状となる係止凸状部14a,14bを一体に形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、軸継手におけるスプ
ライン軸とスプライン孔との嵌合構造に係わり、詳しく
は軸方向への固定嵌合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の軸方向固定形のスプライ
ン嵌合構造としては、一般的には図8に示すようにスプ
ライン軸1のスプライン歯型2は一定幅に形成され、こ
のスプライン軸1をスプライン孔3に圧入固定する場
合、スプライン軸1のスプライン歯型2の歯幅がスプラ
イン孔3のスプライン溝部4に対し細いと相互間に隙間
を生じ、回転時にガタによる伝達不良、打音を発生する
問題があり、また、この逆の場合、圧入代が大きくなっ
て破損を生じ、このため特殊な圧入装置を必要とする問
題があり、このためスプライン軸1およびスプライン孔
3にシビアな成形精度が要求され、製造性が著しく低下
し、コスト面にも問題があった。
【0003】これらの問題を解決するため、例えば特開
昭58−211020号公報のものがある。この公報に
開示されたものは、図9に示すようにスプライン軸1と
スプライン孔3とを嵌合させて軸方向に固定する嵌合構
成のもので、スプライン軸1の各スプライン歯型2をス
プライン孔3のスプライン溝部4に対する挿入端部に所
定の角度θの捩じりを与えて残留ひずみを生じさせてお
き、この捩じりを与えたスプライン軸1をスプライン孔
3に形成された標準の平行歯のスプライン溝部4に圧入
固定するように構成したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このス
プライン軸1とスプライン孔3との圧入嵌合状態におい
ては、図10に示すように、スプライン軸1のスプライ
ン歯型2はスプライン孔3のスプライン溝部4に対し、
同スプライン歯型2の一方の歯面2aの先端はスライン
溝4の溝縁4aに対し角度θで喰込み状に嵌合されてい
き、また、スプライン歯型2の他方の歯面2bはスプラ
イン溝4の他方の溝縁4bに対して角度θで喰込み状に
嵌合されている。すなわち、この捩じり角度θを与えら
れたスプライン軸1のスプライン歯型2はスプライン孔
3に対しその嵌合中心線Cに対して同方向の角度θで嵌
合されていることから、同嵌合中心線Cに対して例えば
スプライン軸1が実線矢印a方向へ回転された場合に
は、その回転力Fa の回転分力Fa´は回転トルクの伝
達方向へ作用し、また、破線矢印b方向へ逆転された場
合には、その回転力Fb の回転分力Fb´は回転トルク
の伝達方向に対し図示のように抜け方向に作用すること
となる。したがって、a方向への回転においては回転ト
ルクを確実に伝達することができるが、b方向への回転
においては抜け方向に回転分力Fb´が作用するので、
抜けを防止するための格別の抜け止め手段を設けなけれ
ばならない問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、スプライン軸の正逆いずれの回転
においても抜け作用を受けることなく回転トルクを伝達
することができるスプライン軸と標準のスプライン孔と
によるスプライン嵌合構造を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題
を解決するためなされたもので、スプライン軸とスプラ
イン孔との嵌合構成において、前記スプライン軸の軸歯
型の左右の歯型面に前記スプライン孔のスプライン溝部
の左右の歯面に喰込み状となる係止凸部を一体に形成し
たことであり、また、前記係止凸部は前記軸歯型が嵌合
先端より嵌合歯基部に向かって開拡状のテーパー状で、
スプライン溝部の左右の歯面に喰込み状となる係止凸部
であり、さらに、前記係止凸部は前記軸歯型の一方の歯
型面の嵌合先端側と嵌合歯基部側に、また、他方の歯型
面の中央部にスプライン溝部の左右の歯面に喰込み状と
なる係止凸部としたスプライン嵌合構造である。
【0007】
【作用】上記構成としたことにより、スプライン軸の正
・逆方向の回転力は、係止凸部を介してスプライン溝部
の左右の歯面に対し垂直方向へ作用し、抜けを防止する
ことができる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面にしたがって説
明すると、図1はスプライン軸1の斜視図であって、こ
のスプライン軸1の軸歯型11は例えば図2に示すよう
に先端側より基部に向けて、標準のスプライン孔3のス
プライン溝部4に対し、その嵌合歯先12側より嵌合歯
基部13に向かって左右の歯型面11a,11bは軸歯
型11の中心線Cに対し所定の角度θのテーパー状に形
成され、この嵌合歯先12の軸歯幅ta1はスプライン孔
3のスプライン溝部4の溝歯幅tb に嵌合可能な歯幅に
形成され(図3参照)、また、嵌合歯基部13の軸歯幅
ta2はスプライン溝部4の溝歯幅tb より若干大きく形
成されて、嵌合歯基部13にはスプライン溝部4の両歯
面4a,4bより側方へ張出す平面形状が略三角形状の
係止凸状部14a,14bが形成されている。
【0009】このように形成された軸歯型11を複数本
有するスプライン軸1の嵌合歯先12側より標準のスプ
ライン孔3を圧入嵌合していくことで、図3に示すよう
に、スプライン溝部4の両歯面4a,4bに軸歯型11
の嵌合歯基部13の両歯型面11a,11bに形成され
た略三角形状の係止凸状部14a,14bがくさび状に
食込まれてスプライン孔3はスプライン軸1に固定され
る。
【0010】このように嵌合歯先12から嵌合歯基部1
3に向けて歯型面11a,11bが所定の角度θのテー
パー状に開拡する軸歯型11を有するスプライン軸1に
圧入嵌合された標準のスプライン溝部4を有するスプラ
イン孔3を圧入嵌合した状態で、スプライン軸1側より
回転トルクを伝達した場合、例えばスプライン軸1が実
線矢印a方向へ回転された場合には、略三角形状の係止
凸状部14bの喰込み部において、その回転力Fa の回
転分力Fa´は回転トルクの伝達方向へ作用し、また、
破線矢印b方向へ逆転された場合には、略三角形状の係
止凸状部14aの喰込み部において、その回転力Fb の
回転分力Fb´は回転方向aと同様に回転トルクの伝達
方向に作用する。
【0011】このように本例スプライン軸1は、その正
逆a,b方向の回転において、その回転分力Fa´, Fb
´はともに回転トルクの伝達方向へ作用するものである
から、抜けを生ずることがなく、したがって、ガタを生
じて打音等を発生することがないので、特別な抜け止め
手段を施す必要がなく、スナップリング程度のもので良
い。また、標準のスプライン孔3のスプライン溝部4の
左右の歯面4a,4bに喰込み状に嵌合する構成である
から、スプライン軸1自体、高い精度を要することがな
いので製作面においても容易に製作することができる。
また、軸歯型11はストレートなテーパー状に形成した
ので格別な圧入装置によることなく、通常の装置により
圧入固定することのできる経済性がある。
【0012】なお、上記実施例では軸歯型11の左右の
歯型面11a,11bを嵌合歯先12より嵌合歯基部1
3に向けて角度θのテーパー状に形成して例示したが、
これに限定するものではなく、例えば、軸歯型11の両
歯型面11a,11bの所定の位置より嵌合歯基部13
に向けて所定の角度でテーパー状に開拡状の係止凸状部
14a,14bを設ける構成としても良い。
【0013】次に、図4はスプライン軸1の軸歯型の他
の態様を示すもので、このスプライン軸1の軸歯型15
の歯幅ta と、標準のスプライン孔3のスプライン溝部
4の溝幅tb との間には、その中心線Cを振れ分けとし
て間隔Δtを有し、この軸歯型15の左右の歯型面15
a,15bにおいて、図示のように一方の歯型面15a
の嵌合歯先12と嵌合歯基部13には、略円弧状の係止
凸部16a,16bが突出高さΔhで突出形成され、ま
た、他方の歯型面15bのほぼ中央部には略円弧状の係
止凸部17が突出高さΔhで突出形成されている。な
お、この係止凸部16a,16b,17の突出高さΔh
と間隔Δtは、Δh>Δtの関係にある。
【0014】このように係止凸部16a,16b,17
を形成したスプライン軸1を標準のスプライン孔3のス
プライン溝部4に挿入嵌合すると、図示のように各係止
凸部16a,16b,17の突出高さΔhの先端側の一
部は喰込み代Δh1 として標準のスプライン孔3のスプ
ライン溝部4の両歯面4a,4bにそれぞれ喰込み状に
嵌合される。
【0015】このようにスプライン軸1とスプライン孔
3とが嵌合された状態において、例えばスプライン軸1
がa方向へ回転されると、各軸歯型15とスプライン溝
部4との間においては、図5(a)(b)に示すように、位置
(イ)の係止凸部16a,16bにおいては回転力Fは
その喰込み代Δh1 の円弧面に対し分力fとして作用す
るものの、図示のように回転力Fは歯型面4bに垂直方
向に作用し、また、位置(ロ)の係止凸部17側におい
ては円弧面の中心に向けて各分力fが作用して回転力F
はスプライン孔3の歯面4bに垂直状に作用し、また、
スプライン軸1のb方向への回転おいては、回転力Fは
各係止凸部16a,16b,17の喰込み代Δh1 に同
様の回転力Fが作用することとなる。
【0016】したがって、係止凸部16a,16b,1
7を形成したスプライン軸1は、その正逆a,b方向の
回転において、その回転力Fは係止凸部16a,16
b,17を介して標準のスプライン孔3の歯面4bに垂
直状に作用して回転トルクを伝達することができるもの
であるから、抜けを生ずることがなく、したがって、ガ
タを生じて打音等を発生することがないので、特別な抜
け止め手段を施す必要がなく、スナップリング程度のも
ので良い。また、格別な圧入装置によることなく、通常
の装置により圧入固定することができる。
【0017】なお、各軸歯型15に対する係止凸部16
a,16b,17の形成は同一方向に形成するように例
示したが、これに限定するものではなく、例えば図6に
示すように、一軸歯型15置きに係止凸部16a,16
b,17を逆に形成する構成とすることが好ましい。ま
た、軸歯型15はストレート状に形成し、その左右の歯
型面15a,15bに係止凸部16a,16b,17を
形成するように例示したがこれに限定するものではな
く、例えば図7に示すように、軸歯型20を蛇行状に成
形する構成としても良く、この場合、蛇行先端部が係止
凸部20aの喰込み部となる。このようにテーパー状の
軸歯型11および係止凸部16a,16b,17を有す
る軸歯型15は転造により容易に成形することができ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成したもので
あるから、スプライン軸の正・逆の回転において、その
回転力は軸歯型の左右の歯型面に形成した係止凸部によ
りスプライン孔のスプライン溝の左右の歯面に対し垂直
状に作用されるので、抜けを生ずることがなく、したが
って、ガタを生じて打音等を発生することがないので、
特別な抜け止め手段を施す必要がなく、スナップリング
程度のもので良い。また、標準のスプライン孔の左右の
歯面に喰込み状に嵌合する構成であるから、スプライン
軸自体、高い精度を要することがないので製作面におい
ても容易に製作することができる。また、スプライン軸
とスプライン孔との嵌合は格別な圧入装置によることな
く、通常の装置により圧入固定することのできる経済性
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】スプライン軸の斜視図である。
【図2】スプライン軸の軸歯型の斜視図である。
【図3】スプライン軸とスプライン孔との嵌合状態での
作用説明図である。
【図4】他のスプライン軸の軸歯型と、標準スプライン
孔の溝部との嵌合図である。
【図5】(a)(b)は図4における係止凸部の作用説明図で
ある。
【図6】軸歯型に付設する係止凸部の変更例の展開図で
ある。
【図7】軸歯型の変更例の斜視構成図である。
【図8】従来のスプライン軸とスプライン孔との斜視図
である。
【図9】従来の固定型スプラインの説明図である。
【図10】従来の固定型スプラインの作用説明図であ
る。
【符号の説明】
1 スプライン軸 3 スプライン孔 4 スプライン溝部 4a,4b 歯面 11,15,20 軸歯型 12 嵌合歯先 13 嵌合歯基部 14a,14b 係止凸状部 16a,16b,17,20a 係止凸部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプライン軸とスプライン孔との嵌合構
    造において、前記スプライン軸の軸歯型の左右の歯型面
    に、前記スプライン孔のスプライン溝部の左右の歯面に
    喰込み状となる係止凸部を一体に形成する構成としたス
    プライン嵌合構造。
  2. 【請求項2】 前記係止凸部は、前記軸歯型が嵌合先端
    より嵌合歯基部に向かって開拡状のテーパー状で、その
    基部側がスプライン溝部の左右の歯面に喰込み状となる
    係止凸部である請求項1のスプライン嵌合構造。
  3. 【請求項3】 前記係止凸部は、前記軸歯型の一方の歯
    型面の嵌合先端側と嵌合歯基部側に、また、他方の歯型
    面の中央部に形成したスプライン溝部の左右の歯面に喰
    込み状となる係止凸部である請求項1のスプライン嵌合
    構造。
JP7198996A 1995-07-11 1995-07-11 スプライン嵌合構造 Pending JPH0925941A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014169694A (ja) * 2013-02-08 2014-09-18 Welco Co Ltd ポンプ
WO2016158036A1 (ja) * 2015-04-02 2016-10-06 株式会社Ihi スプライン接続構造及びスプラインシャフト

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