JPH09259449A - 光学的情報記録再生装置の位置決め装置 - Google Patents

光学的情報記録再生装置の位置決め装置

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JPH09259449A
JPH09259449A JP6569596A JP6569596A JPH09259449A JP H09259449 A JPH09259449 A JP H09259449A JP 6569596 A JP6569596 A JP 6569596A JP 6569596 A JP6569596 A JP 6569596A JP H09259449 A JPH09259449 A JP H09259449A
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signal
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JP6569596A
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Atsushi Okuyama
淳 奥山
Takashi Yoshida
吉田  隆
Norihisa Yanagihara
徳久 柳原
Yasuhiro Mitsui
康弘 三井
Kazuaki Souma
万哲 相馬
Hideto Yamada
英仁 山田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 障害物を通過してもフォーカスダウンおよび
トラック外れが生じないようにして、安定な記録または
再生動作を実現する。 【解決手段】 第2の演算手段18を、面振れおよび偏
心等の外乱を推定する外乱オブザーバにより構成し、こ
の推定した外乱である第2の制御信号27を一時記憶
し、制御信号としては例えば1周期前の信号を用いる。
一方、第1の演算手段17からの第1の制御信号26
は、振幅制限手段32を通過した後に加算器21に送ら
れており、この加算器21において、第1の制御信号2
6に制御信号27がフィードフォワードに加えられ、そ
の結果が第3の制御信号28として出力される。この第
3の制御信号28をドライバ23に送ることにより、フ
ォーカスダウンおよびトラック外れを生じないように対
物レンズ8の位置決めを行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの外
部記憶手段等に用いられる光学的情報記録再生装置に係
り、更に詳しくは光ディスク装置の位置決め装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスク装置の位置決め装置と
しては、例えば特開平5−53014号公報に記載され
ている。この従来技術においては、位置誤差信号をロー
パスフィルタに通すことにより高周波数成分を除去した
信号を作成し、障害物通過中は、ローパスフィルタを通
した信号に切り替えるように構成されている。また、特
開平5−82660号公報に記載の従来技術において
は、制御系のループゲインを可変にし、障害物通過中
は、ループゲインを下げるように構成されている。
【0003】一方、外乱オブザーバと記憶手段およびロ
ーパスフィルタとを用いた従来技術としては、例えば特
開平6−267211号公報に記載されている。この従
来技術においては、ディスク記憶装置のヘッド位置決め
制御系に対して外乱オブザーバと記憶手段およびローパ
スフィルタとを用いている。ディスク記憶装置では、デ
ィスク上のトラックは同心円状に配置され、ディスクは
角速度一定で回転駆動されているため、各トラック上を
ヘッドがトレースしているときに、制御系に作用する回
転に同期した外乱の周波数成分は各トラックで一定であ
る。これより、ある代表トラック上で前記記憶手段は前
記外乱オブザーバの出力を記憶しておき、その他のトラ
ック上においても、この記憶した値を用いて制御系に作
用する外乱を打ち消している。このとき、記憶した値で
打ち消せずに残った外乱を打ち消すために、前記外乱オ
ブザーバの出力をリアルタイムで併用する。その後、外
乱が小さくなった時点で前記記憶手段の内容を更新する
と、記憶した値は更新する前に比べて2倍の外乱抑圧能
力を持つので、更新動作を繰り返していくことにより、
外乱を打ち消す能力を向上させるように構成されてい
る。また、前記記憶手段に記憶される前記外乱オブザー
バの出力は、前記ローパスフィルタを通すことによりノ
イズ等の高周波数成分が除去されるように構成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】光ディスク装置では、
図2に示すように、光ディスク1上に傷(あるいはし
み、黒点等)やほこり等の障害物があると、光スポット
がこの上をトレースしている間は、光ディスク1からの
戻り光が減少または欠落することにより、フォーカス誤
差信号およびトラッキング誤差信号等の検出信号が不定
になる。その影響として、波形的には、フォーカス誤差
信号およびトラッキング誤差信号が突然大きくなる等が
あり、周波数成分としては、通常は面振れおよび偏心等
の100Hz以下の周波数成分が支配的なのに対し、約
500Hzから数kHz程度の周波数成分が支配的にな
る。
【0005】また、図3に示すように、障害物の検出に
は遅れが存在する。そのようなフォーカス誤差信号およ
びトラッキング誤差信号に基づいて制御を行うと、実際
には正しくトレースしている光スポットを変動させてし
まうことになり、フォーカスダウンおよび意図しないト
ラックジャンプ(以下では、トラック外れと記述する)
が発生することや、障害物通過後の信号の記録再生まで
の時間が長くなる等の問題が起こる。
【0006】従来の障害物通過に対処する方式として
は、位置誤差信号をローパスフィルタに通すことにより
高周波数成分を除去した信号を作成し、障害物通過中
は、ローパスフィルタを通した信号に切り替えるという
方式や、制御系のループゲインを可変にし、障害物通過
中は、ループゲインを下げるという方式があった。
【0007】しかし、上記したような、障害物通過に伴
いフォーカス誤差信号およびトラッキング誤差信号に現
れる約500Hzから数kHz程度の周波数成分に追従
しないようにしただけの方式では、障害物通過中は面振
れおよび偏心に追従できない。また、障害物の検出遅れ
を考慮していないため、障害物を通過し始めてから障害
物が検出されるまでは、制御系として対処することがで
きない。
【0008】一方、磁気ディスク装置に外乱オブザーバ
と記憶手段およびローパスフィルタを用いた方式では、
光ディスク装置は線速度一定の記憶方式を採用している
ため、光ディスク装置の再生速度および光ディスクの再
生位置により面振れおよび偏心の周波数成分が変化する
ことに対処することができない。
【0009】本発明の目的は、障害物を通過してもフォ
ーカスダウンおよびトラック外れの発生を防ぐととも
に、障害物通過後の信号の記録再生までの時間を短くし
て、安定な記録再生動作を行えるようにした光学的情報
記録再生装置の位置決め装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による光学的情報記録再生装置の位置決め装
置は、光学的情報記録媒体上のトラックに、対物レンズ
により集光されたレーザ光の光スポットをフォーカシン
グ制御およびトラッキング制御しながら照射することに
よって情報の記録再生を行う光学的情報記録再生装置の
位置決め装置において、前記トラックからの前記光スポ
ットのずれである位置誤差信号および情報信号等を生成
する増幅手段と、前記光学的情報記録媒体上の前記光ス
ポットのトレース位置に存在する障害物を検出して障害
物検出信号を出力する障害物検出手段と、前記光スポッ
トを前記光学的情報記録媒体のフォーカス方向およびト
ラッキング方向に移動させる光スポット移動手段と、前
記位置誤差信号を取り込み、位相進み遅れ補償等の位相
補償演算または状態推定器を含む状態フィードバック補
償演算を行い、該演算結果として第1の制御信号を出力
する第1の演算手段と、該第1の演算手段の後で、該第
1の制御信号を補正する第1の補正手段と、前記位置誤
差信号と所定の第3の制御信号とを取り込み、外乱オブ
ザーバによる外乱推定演算を行い、該演算結果として第
2の制御信号を出力する第2の演算手段と、前記第1の
補正手段の出力と前記第2の制御信号とを加算して前記
第3の制御信号を出力する加算手段と、該第3の制御信
号により前記光スポット移動手段を駆動する駆動手段と
を具備したことを特徴とする。
【0011】更に、本発明による光学的情報記録再生装
置の位置決め装置は、光学的情報記録媒体上のトラック
に、対物レンズにより集光されたレーザ光の光スポット
をフォーカシング制御およびトラッキング制御しながら
照射することによって情報の記録再生を行う光学的情報
記録再生装置の位置決め装置において、前記トラックか
らの前記光スポットのずれである位置誤差信号および情
報信号等を生成する増幅手段と、前記光学的情報記録媒
体上の前記光スポットのトレース位置に存在する障害物
を検出して障害物検出信号を出力する障害物検出手段
と、前記光スポットを前記光学的情報記録媒体のフォー
カス方向およびトラッキング方向に移動させる光スポッ
ト移動手段と、前記位置誤差信号を取り込み、位相進み
遅れ補償等の位相補償演算または状態推定器を含む状態
フィードバック補償演算を行い、該演算結果として第1
の制御信号を出力する第1の演算手段と、該第1の演算
手段の後で、該第1の制御信号を補正する第1の補正手
段と、前記位置誤差信号と所定の第3の制御信号とを取
り込み、外乱オブザーバによる外乱推定演算を行い、該
演算結果として第2の制御信号を出力する第2の演算手
段と、該第2の演算手段の後で、該第2の制御信号を補
正する第2の補正手段と、前記第1の補正手段の出力と
前記第2の補正手段の出力とを加算して前記第3の制御
信号を出力する加算手段と、該第3の制御信号により前
記光スポット移動手段を駆動する駆動手段とを具備した
ことを特徴とする。
【0012】更に、本発明による光学的情報記録再生装
置の位置決め装置は、前記第2の制御信号を取り込み、
該第2の制御信号の周期を検出して周期信号を出力する
周期検出手段と、前記第2の演算手段または前記第2の
補正手段の後で、該第2の制御信号または該第2の補正
手段の出力を、前記周期信号により前記光学的情報記録
媒体の回転位置に対応して記憶し、前記障害物検出信号
により記憶中の障害物の有無を判断し、前記周期信号に
より前記光学的情報記録媒体の回転位置に対応して以前
記憶した信号を出力する記憶手段を具備したことを特徴
とする。
【0013】更に、本発明による光学的情報記録再生装
置の位置決め装置は、前記第2の制御信号または前記第
2の補正手段の出力の前記記憶手段への記憶間隔を、前
記第1の演算手段の演算サンプリング間隔よりも長くし
たことを特徴とする。
【0014】更に、本発明による光学的情報記録再生装
置の位置決め装置は、前記記憶手段に記憶した信号を出
力するときに、該信号を補間する補間手段を具備したこ
とを特徴とする。
【0015】更に、本発明による光学的情報記録再生装
置の位置決め装置は、前記第2の制御信号と、前記第2
の補正手段の出力または前記記憶手段の出力または前記
補間手段の出力とを取り込み、前記障害物検出信号が発
生していないときは、該第2の制御信号を選択し、前記
障害物検出信号が発生しているときは、該第2の補正手
段の出力または該記憶手段の出力または該補間手段の出
力のいずれかを選択し、該選択した信号を出力する切り
替え手段と、前記第1の制御信号または前記第1の補正
手段の出力と前記切り替え手段の出力とを加算して前記
第3の制御信号を出力する加算手段とを具備したことを
特徴とする。
【0016】更に、本発明による光学的情報記録再生装
置の位置決め装置は、前記第1の補正手段が、取り込ん
だ前記第1の制御信号が設定値を超えた場合に、該第1
の制御信号として該設定値を出力する振幅制限手段であ
ることを特徴とする。
【0017】更に、本発明による光学的情報記録再生装
置の位置決め装置は、前記第1の補正手段が、取り込ん
だ前記第1の制御信号の高周波数成分を除去する第1の
除去手段であることを特徴とする。
【0018】更に、本発明による光学的情報記録再生装
置の位置決め装置は、前記第2の補正手段が、取り込ん
だ前記第2の制御信号の高周波数成分を除去する第2の
除去手段であることを特徴とする。
【0019】更に、本発明による光学的情報記録再生装
置の位置決め装置は、前記第2の補正手段が、取り込ん
だ前記第2の制御信号の高周波数成分を除去する第3の
除去手段であり、該第3の除去手段において、取り込ん
だ前記第2の制御信号の高周波数成分を除去する周波数
帯域が、前記光学的情報記録媒体の回転数に対応して変
化することを特徴とする。
【0020】更に、本発明による光学的情報記録再生装
置の位置決め装置は、前記第2の補正手段が、取り込ん
だ前記第2の制御信号の高周波数成分を除去する第2の
除去手段または第3の除去手段のどちらかと、その後
で、前記障害物検出信号が発生している間、該第2の除
去手段の出力または該第3の除去手段の出力のどちらか
を保持する保持手段とであることを特徴とする。
【0021】更に、本発明による光学的情報記録再生装
置の位置決め装置は、光学的情報記録媒体上のトラック
に、対物レンズにより集光されたレーザ光の光スポット
をフォーカシング制御およびトラッキング制御しながら
照射することによって情報の記録再生を行う光学的情報
記録再生装置の位置決め装置において、前記トラックか
らの前記光スポットのずれである位置誤差信号および情
報信号等を生成する増幅手段と、前記光学的情報記録媒
体上の前記光スポットのトレース位置に存在する障害物
を検出して障害物検出信号を出力する障害物検出手段
と、前記光スポットを前記光学的情報記録媒体のフォー
カス方向およびトラッキング方向に移動させる光スポッ
ト移動手段と、前記位置誤差信号を取り込み、位相進み
遅れ補償等の位相補償演算または状態推定器を含む状態
フィードバック補償演算を行い、該演算結果として第1
の制御信号を出力する第1の演算手段と、前記位置誤差
信号と所定の第3の制御信号とを取り込み、外乱オブザ
ーバによる外乱推定演算を行い、該演算結果として第2
の制御信号を出力する第2の演算手段と、該第2の演算
手段の後で、前記第2の制御信号を取り込み、取り込ん
だ該第2の制御信号の高周波数成分を除去し、該除去す
る周波数帯域が、前記光学的情報記録媒体の回転数に対
応して変化する第3の除去手段と、前記第1の制御信号
と前記第3の除去手段の出力とを加算して前記第3の制
御信号を出力する加算手段と、該第3の制御信号により
前記光スポット移動手段を駆動する駆動手段とを具備し
たことを特徴とする。
【0022】更に、本発明による光学的情報記録再生装
置の位置決め装置は、光学的情報記録媒体上のトラック
に、対物レンズにより集光されたレーザ光の光スポット
をフォーカシング制御およびトラッキング制御しながら
照射することによって情報の記録再生を行う光学的情報
記録再生装置の位置決め装置において、前記トラックか
らの前記光スポットのずれである位置誤差信号および情
報信号等を生成する増幅手段と、前記光学的情報記録媒
体上の前記光スポットのトレース位置に存在する障害物
を検出して障害物検出信号を出力する障害物検出手段
と、前記光スポットを前記光学的情報記録媒体のフォー
カス方向およびトラッキング方向に移動させる光スポッ
ト移動手段と、前記位置誤差信号を取り込み、位相進み
遅れ補償等の位相補償演算または状態推定器を含む状態
フィードバック補償演算を行い、該演算結果として第1
の制御信号を出力する第1の演算手段と、前記位置誤差
信号と所定の第3の制御信号とを取り込み、外乱オブザ
ーバによる外乱推定演算を行い、該演算結果として第2
の制御信号を出力する第2の演算手段と、該第2の制御
信号を取り込み、該第2の制御信号の周期を検出して周
期信号を出力する周期検出手段と、前記第2の演算手段
の後で、前記第2の制御信号を前記周期信号により前記
光学的情報記録媒体の回転位置に対応して記憶し、前記
障害物検出信号により記憶中の障害物の有無を判断し、
前記周期信号により前記光学的情報記録媒体の回転位置
に対応して以前記憶した信号を出力する記憶手段と、前
記第1の制御信号と前記記憶手段の出力とを加算して前
記第3の制御信号を出力する加算手段と、該第3の制御
信号により前記光スポット移動手段を駆動する駆動手段
とを具備したことを特徴とする。
【0023】更に、本発明による光学的情報記録再生装
置の位置決め装置は、光学的情報記録媒体上のトラック
に、対物レンズにより集光されたレーザ光の光スポット
をフォーカシング制御およびトラッキング制御しながら
照射することによって情報の記録再生を行う光学的情報
記録再生装置の位置決め装置において、前記トラックか
らの前記光スポットのずれである位置誤差信号および情
報信号等を生成する増幅手段と、前記光学的情報記録媒
体上の前記光スポットのトレース位置に存在する障害物
を検出して障害物検出信号を出力する障害物検出手段
と、前記光スポットを前記光学的情報記録媒体のフォー
カス方向およびトラッキング方向に移動させる光スポッ
ト移動手段と、前記位置誤差信号を取り込み、位相進み
遅れ補償等の位相補償演算または状態推定器を含む状態
フィードバック補償演算を行い、該演算結果として第1
の制御信号を出力する第1の演算手段と、前記位置誤差
信号と所定の第3の制御信号とを取り込み、外乱オブザ
ーバによる外乱推定演算を行い、該演算結果として第2
の制御信号を出力する第2の演算手段と、該第2の制御
信号を取り込み、該第2の制御信号の周期を検出して周
期信号を出力する周期検出手段と、前記第2の演算手段
の後で、前記第2の制御信号を取り込み、取り込んだ該
第2の制御信号の高周波数成分を除去し、該除去する周
波数帯域が、前記光学的情報記録媒体の回転数に対応し
て変化する第3の除去手段と、該第3の除去手段の後
で、該第3の除去手段の出力を前記周期信号により前記
光学的情報記録媒体の回転位置に対応して記憶し、前記
障害物検出信号により記憶中の障害物の有無を判断し、
前記周期信号により前記光学的情報記録媒体の回転位置
に対応して以前記憶した信号を出力する記憶手段と、前
記第1の制御信号と前記記憶手段の出力とを加算して前
記第3の制御信号を出力する加算手段と、該第3の制御
信号により前記光スポット移動手段を駆動する駆動手段
とを具備したことを特徴とする。
【0024】更に、本発明による光学的情報記録再生装
置の位置決め装置は、前記第2の制御信号または前記第
3の除去手段の出力の前記記憶手段への記憶間隔を、前
記第1の演算手段の演算サンプリング間隔よりも長くし
たことを特徴とする。
【0025】更に、本発明による光学的情報記録再生装
置の位置決め装置は、前記記憶手段に記憶した信号を出
力するときに、該信号を補間する補間手段を具備したこ
とを特徴とする。
【0026】更に、本発明による光学的情報記録再生装
置の位置決め装置は、前記第2の制御信号と、前記第3
の除去手段の出力または前記記憶手段の出力または前記
補間手段の出力とを取り込み、前記障害物検出信号が発
生していないときは、該第2の制御信号を選択し、前記
障害物検出信号が発生しているときは、該第3の除去手
段の出力または該記憶手段の出力または該補間手段の出
力のいずれかを選択し、該選択した信号を出力する切り
替え手段と、前記第1の制御信号と前記切り替え手段の
出力とを加算して前記第3の制御信号を出力する加算手
段とを具備したことを特徴とする。
【0027】更に、本発明による光学的情報記録再生装
置の位置決め装置は、前記第1の演算手段の後で、前記
障害物検出手段が障害物を検出している間、前記第1の
制御信号を零にする第3の補正手段を具備したことを特
徴とする。
【0028】更に、本発明による光学的情報記録再生装
置の位置決め装置は、前記振幅制限手段の前記設定値
が、前記フォーカシング制御または前記トラッキング制
御開始後の第1の期間とその後の第2の期間とでは、該
設定値の大きさが異なることを特徴とする。
【0029】更に、本発明による光学的情報記録再生装
置の位置決め装置は、前記振幅制限手段の前記設定値
が、前記障害物がないときの前記第1の制御信号の動作
範囲以上、該動作範囲の2倍以下であることを特徴とす
る。
【0030】更に、本発明による光学的情報記録再生装
置の位置決め装置は、前記第1の除去手段および前記第
2の除去手段および前記第3の除去手段において、取り
込んだ前記第1の制御信号または前記第2の制御信号の
高周波数成分を除去し始める周波数が、前記光学的情報
記録回転媒体の最高回転周波数以上、該最高回転周波数
の10倍以下であることを特徴とする。
【0031】更に、本発明による光学的情報記録再生装
置の位置決め装置は、前記第1の演算手段、前記第2の
演算手段、前記周期検出手段、前記記憶手段、前記加算
手段、前記切り替え手段、前記第1の補正手段、前記第
2の補正手段、および前記第3の補正手段を一つのIC
チップで構成したことを特徴とする。
【0032】次に、本発明の作用を説明する。本発明の
光学的情報記録再生装置の位置決め装置における前記第
2の演算手段は、面振れおよび偏心等の外乱を推定する
外乱オブザーバである。この推定した外乱である前記第
2の制御信号をフィードフォワード的に前記第1の制御
信号に加えることにより、高精度に面振れおよび偏心等
の外乱に追従できる。また、該第2の制御信号を前記記
憶手段に記憶し、以前の周期の信号を用いるか、該第2
の制御信号を前記第2の除去手段または前記第3の除去
手段に通し、高周波数成分を除去した信号を用いるよう
にした、併せて、該第1の制御信号を前記振幅制限手段
に通し、障害物通過中に該第1の制御信号が突然大きく
なることを防止しているので、障害物の通過による影響
を受けない。このため、フォーカスダウンおよびトラッ
ク外れを生じないようにして、併せて、障害物通過後の
信号の記録再生までの時間を短くし、安定な記録再生動
作を行うことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態による光ディスク装置のフォーカシング制御手段の構
成図である。1は光ディスクであり円周方向にトラック
2が螺旋状に形成されている。3はディスクモータであ
り、上面にチャッキングされた光ディスク1を回転駆動
する。4はピックアップであって、レーザ光5を射出す
る半導体レーザ6と、レーザ光5を集光してトラック2
上に光スポット7を形成する対物レンズ8と、トラック
2からの反射光9から光スポット7の位置誤差信号や情
報信号を検出するセンサ10と、対物レンズ8をフォー
カス方向に駆動するフォーカスアクチュエータ11およ
びトラッキング方向に駆動するトラッキングアクチュエ
ータ12と、以上の構成要素を収容し移動するスレッド
13と、スレッド13を光ディスク1の半径方向に駆動
して光スポット7をトラック2の間で移動するリニアア
クチュエータ14とからなる。
【0034】また、15は増幅手段、16はAD変換
器、17は第1の演算手段、18は第2の演算手段、1
9は第1の記憶手段、20は中央処理手段、21は加算
器、22はDA変換器、23はドライバ、24はICチ
ップ、25はフォーカス誤差信号、26は第1の制御信
号、27は第2の制御信号、28は第3の制御信号、2
9は情報信号、30は障害物検出手段、31は障害物検
出信号、32は振幅制限手段ある。
【0035】上記構成によれば、増幅手段15では、ピ
ックアップ4の検出出力に対し、所定の信号処理を行っ
て、フォーカス誤差信号25、トラッキング誤差信号
(図示省略)および情報信号29を生成する。このフォ
ーカス誤差信号25はAD変換器16に入力し、情報信
号29は障害物検出手段30に入力する。障害物検出手
段30では、情報信号29を取り込み、この情報信号2
9のレベルを設定レベルと比較することにより、障害物
の有無を検出し、障害物検出信号31を出力する。この
障害物検出信号31は中央処理手段20に入力する。
【0036】第1の演算手段17では、フォーカス誤差
信号25をAD変換器16でディジタル信号に変換して
取り込むとともに、中央処理手段20の指令により、第
1の記憶手段19からソフトウェアを読み込んで、位相
進み遅れ補償等の位相補償演算または状態推定器を含む
状態フィードバック補償演算を行い、この演算結果を第
1の制御信号26として出力する。この第1の制御信号
26は振幅制限手段32に入力する。振幅制限手段32
では、第1の制御信号26を取り込み、中央処理手段2
0の指令により、第1の記憶手段19から振幅設定値を
読み込み、第1の制御信号26の振幅値と設定振幅値と
の比較から第1の制御信号26の振幅値を制限する処理
を行う。この振幅制限手段32の出力は加算器21に入
力する。
【0037】一方、第2の演算手段18では、フォーカ
ス誤差信号25をAD変換器16でディジタル信号に変
換して取り込むとともに、第3の制御信号28を取り込
んで、中央処理手段20の指令により、第1の記憶手段
19からソフトウェアを読み込み、状態推定器から構成
された外乱オブザーバの演算を行って、この演算結果を
第2の制御信号27として出力する。この第2の制御信
号27は加算器21に入力する。
【0038】加算器21では、振幅制限手段32の出力
と第2の制御信号27を取り込み、加算した後に第3の
制御信号28として出力する。この第3の制御信号28
は第2の演算手段18とDA変換器22とに入力する。
ドライバ23では、第3の制御信号28をDA変換器2
2でアナログ信号に変換して取り込み、フォーカスアク
チュエータ11により対物レンズ8をフォーカス方向に
駆動して、光ディスク1のトラック2が対物レンズ8の
焦点深度内に入るように位置決めする。
【0039】ここで、第1の演算手段17ついて詳細に
説明する。第1の演算手段17は、状態推定器を含む状
態フィードバック補償でも実現できるが、本実施の形態
では位相進み遅れ補償とした。このときの第1の演算手
段17の離散時間伝達関数は次の式で表される。
【0040】
【数1】
【0041】ただし、z~1 は1サンプル遅延、a2,a
3,b1,b2,b3 は第1の演算手段17の周波数特性
を決定する係数、KC は第1の演算手段17のループゲ
インである。
【0042】第1の演算手段17では、サンプリング周
期TS毎にフォーカス誤差信号25を取り込み、ディジ
タル補償演算結果として第1の制御信号26を出力す
る。以下、フォーカス誤差信号25をe(k)で表し、
第1の制御信号26をU1(k)で表す。ただし、kは
各ディジタルサンプルの時間インデックスである。フォ
ーカス誤差信号e(k)から第1の制御信号U1(k)
を得るまでの出力方程式を数2に示す。
【0043】
【数2】
【0044】数2により第1の制御信号U1(k)が得
られるが、次サンプルにおいてもU1(k)を得るため
に、次の状態方程式を計算する。
【0045】
【数3】
【0046】次に、第2の演算手段18について詳細に
説明する。第2の演算手段18では、サンプリング周期
S毎にフォーカス誤差信号25と第3の制御信号28
とを取り込み、ディジタル補償演算結果として第2の制
御信号27を出力する。以下、第2の制御信号27をU
2(k)で表し、第3の制御信号28をU3(k)で表
す。フォーカス誤差信号e(k)から第2の制御信号U
2(k)を得るための出力方程式を数4に示す。
【0047】
【数4】
【0048】ただし、Hは数5で表され、定常状態にお
いて外乱をキャンセルするためのゲインである。また、
1はドライバ23の直流ゲインとフォーカスアクチュ
エータ11の直流ゲインを掛けたゲイン、K2は増幅手
段15のゲイン、L2は第2の演算手段18のフィード
バックゲインである。
【0049】
【数5】
【0050】また、次サンプルのために、次の状態方程
式を計算する。
【0051】
【数6】
【0052】ただし、Mはアクチュエータの可動部質
量、L1、L2は外乱推定の収束の速さを決定するフィー
ドバックゲインである。
【0053】次に、以上述べた演算手順を、図4の第1
の演算手段17と第2の演算手段18の演算手順の一例
を示すフローチャートを用いて説明する。まず、AD変
換器16からフォーカス誤差信号25を取り込み、併せ
て、第3の制御信号28を取り込み、それぞれe(k)
とU3(k)に入力する(図4の100)。次に、出力
方程式 数2、数4を計算し(図4の101)、第1の
制御信号U1(k)と第2の制御信号U2(k)を出力す
る(図4の102)。最後に次サンプルのために、状態
方程式 数3、数6を計算する(図4の103)。
【0054】次に、障害物検出手段30について、図3
の障害物通過時の各信号の波形を示す波形図を用いて説
明する。障害物がある光ディスク1を再生した場合、情
報信号29は図3(b)のようになる。障害物検出手段
30において、この信号の欠落した領域を、設定レベル
との比較により検出し、障害物を検出している期間中は
障害物検出信号31を図3(c)のように出力する。こ
のとき、図3(c)のように、障害物検出信号31には
検出遅れが発生する。障害物検出手段30としては、こ
の他のどのような方式でもよいが、その基本は、適当な
信号を設定レベルと比較することにあり、必ず検出遅れ
が発生する。
【0055】次に、振幅制限手段32について、図5の
振幅制限手段32の入出力特性を示す特性図を用いて説
明する。横軸は、振幅制限手段32の入力を示し、縦軸
は、振幅制限手段32の出力を示している。第1の制御
信号26の振幅値が設定振幅値を越える場合は、第1の
制御信号26の振幅値を設定振幅値に制限する。設定振
幅値は、障害物がないときの第1の制御信号26の振幅
値等により決定する。
【0056】次に、本実施の形態での効果について説明
する。図6は、フォーカス誤差信号25に加算した外乱
から、外乱を加算された後の信号までの周波数特性図で
ある。横軸は周波数、縦軸は制御系の外乱抑圧量であ
り、図中において値が小さいほど外乱の抑圧特性が高い
ことを示している。破線は、従来技術に相当する第2の
演算手段18がない場合の特性であり、実線は、本実施
の形態による第2の演算手段18がある場合の特性であ
る。
【0057】外乱オブザーバである第2の演算手段18
は、外乱オブザーバの推定帯域内の周波数成分を持つ外
乱を抽出して、それを第1の制御信号26に加えること
により外乱の影響を取り除くという作用をしている。更
に詳しく言えば、外乱オブザーバである第2の演算手段
18はフィードフォワード的補償であり、制御系に加わ
る外乱を推定したフィードフォワード補償信号である第
2の制御信号27により、面振れ等の外乱により変動し
ているトラック2に光スポット7を追従させている。ま
た、主補償器である第1の演算手段17は、フィードフ
ォワード補償により補償しきれなかった誤差をフィード
バック補償している。
【0058】このように、本実施の形態による位置決め
装置は、フィードフォワード補償部分とフィードバック
補償部分の二つの補償方式を制御系の内部に含む構成を
している。このため、図6の周波数特性に示すように、
フィードバック補償部分しか持たない従来技術に比べ
て、低周波数領域で高い外乱抑圧特性を獲得して、面振
れ等の外乱を従来よりも抑圧できる。
【0059】また、光ディスク1上に障害物があると、
光スポット7がこの上をトレースしている間は、フォー
カス誤差信号25は不定である。従来技術ではフィード
バック補償のみであるため、障害物通過中は、光スポッ
ト7を面振れ等の外乱により変動しているトラック2に
位置決め制御できていない。これに対し、本実施の形態
による位置決め装置では、フィードバック補償部分とフ
ィードフォワード補償部分とからなるため、障害物通過
中は、フィードフォワード補償の開ループ制御により、
光スポット7を面振れ等の外乱により変動しているトラ
ック2に位置決め制御でき、フォーカスダウンおよびト
ラック外れが生じない。更に、障害物通過中も光スポッ
ト7は面振れ等の外乱により変動しているトラック2に
追従しているため、障害物通過後の制御系の過渡特性に
よる変動を少なくでき、信号の記録再生までの時間を短
くできる。
【0060】更に、障害物通過中は、不定になったフォ
ーカス誤差信号25の影響により、第1の制御信号26
は図7(c)のようにパルス状になる。この第1の制御
信号26がフォーカスアクチュエータ11に加わると、
フォーカスダウンを引き起こす可能性がある。外乱オブ
ザーバと記憶手段およびローパスフィルタとを用いた従
来技術では、第1の制御信号26はそのまま用いられて
いるため、パルス状になった第1の制御信号26がフォ
ーカスアクチュエータ11に加わることになり、フォー
カスダウンを引き起こす可能性がある。これに対し、本
実施の形態による位置決め装置では、振幅制限手段32
により、第1の制御信号26がパルス状にならないよう
にしており、第1の制御信号26は図7(e)のように
なる。特に障害物の検出遅れがある場合において、障害
物検出信号31が検出されるまでに、パルス状の第1の
制御信号26が、無条件にそのままフォーカスアクチュ
エータ11に加わってしまうことを防ぐことができる。
これにより、障害物通過中は、外乱オブザーバによるフ
ィードフォワード補償の開ループ制御により、光スポッ
ト7を面振れ等の外乱により変動しているトラック2に
位置決め制御でき、フォーカスダウンおよびトラック外
れが生じない。
【0061】また、以上のような位置決め装置におい
て、トラッキング制御手段の場合も同様な構成を取るこ
とにより、同様な効果を上げることができる。更に、D
VD(ディジタルビデオディスク)装置や磁気ディスク
装置等の場合も同様な構成をとることにより、同様な効
果をあげることができることは言うまでもない。
【0062】(第2の実施の形態)以下、本発明の第2
の実施の形態について図面を用いて説明する。図8は、
本発明の第2の実施の形態による光ディスク装置のフォ
ーカシング制御手段の構成図である。本実施の形態の特
徴は、第1の実施の形態で示した図1の振幅制限手段3
2に代わって第1の除去手段33を設けたことである。
【0063】図8に示した構成によれば、第1の除去手
段33では、第1の制御信号26を取り込むとともに、
中央処理手段20の指令により、第1の記憶手段19か
らソフトウェアを読み込み、1次またはそれ以上の次数
のローパスフィルタ演算を行い、その演算結果を出力す
る。そして第1の除去手段33の出力は加算器21に入
力する。
【0064】ここで、第1の除去手段33について詳細
に説明する。第1の除去手段33は、1次またはそれ以
上の次数のローパスフィルタにより実行されるが、本実
施の形態では1次のローパスフィルタとした。このとき
の第1の除去手段33の離散時間伝達関数は数7で表さ
れる。
【0065】
【数7】
【0066】ただし、aL2,bL1,bL2 は第1の除去
手段33の周波数特性を決定する係数である。
【0067】第1の除去手段33では、サンプリング周
期TS毎に第1の制御信号26を取り込み、ディジタル
演算を行い、その演算結果を出力する。以下、第1の除
去手段33の出力をU1L(k)で表す。第1の制御信号
1(k)から第1の除去手段33の出力U1L(k)を
得るまでの出力方程式を数8に示す。
【0068】
【数8】
【0069】数8により第1の除去手段33の出力U1L
(k)が得られるが、次サンプルにおいてもU1L(k)
を得るために、次の状態方程式を計算する。
【0070】
【数9】
【0071】以上述べた第1の除去手段33の演算手順
について、図9のフローチャートを用いて説明する。ま
ず、第1の制御信号26を取り込みU1(k)に入力す
る(図9の200)。次に、出力方程式数8を計算し
(図9の201)、第1の除去手段33の出力U
1L(k)を出力する(図9の202)。最後に、次サン
プルのために、状態方程式 数9を計算する。
【0072】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。本実施の形態による位置決め装置は、フィードフォ
ワード補償部分とフィードバック補償部分の二つの補償
方式を制御系の内部に含む構成をしている。このため、
図6の周波数特性に示すように、フィードバック補償部
分しか持たない従来技術に比べて、低周波数領域で高い
外乱抑圧特性を獲得して、面振れ等の外乱を従来よりも
抑圧できる。
【0073】また、本実施の形態による位置決め装置で
は、フィードバック補償部分とフィードフォワード補償
部分とからなるため、障害物通過中は、フィードフォワ
ード補償の開ループ制御により、光スポット7を面振れ
等の外乱により変動しているトラック2に位置決め制御
でき、フォーカスダウンおよびトラック外れが生じな
い。更に、障害物通過中も光スポット7は面振れ等の外
乱により変動しているトラック2に追従しているため、
障害物通過後の制御系の過渡特性による変動を少なくで
き、信号の記録再生までの時間を短くできる。
【0074】更に、上記で示したように、障害物通過中
は、不定になったフォーカス誤差信号25の影響によ
り、第1の制御信号26は図7(c)のようにパルス状
になる。この第1の制御信号26がフォーカスアクチュ
エータ11に加わると、フォーカスダウンを引き起こす
可能性がある。これに対し、本実施の形態による位置決
め装置では、第1の除去手段33により、第1の制御信
号26からパルス状の波形を取り除いており、図7
(g)のようになる。これにより、外乱オブザーバによ
るフィードフォワード補償の開ループ制御により、光ス
ポット7を面振れ等の外乱により変動しているトラック
2に位置決め制御でき、フォーカスダウンおよびトラッ
ク外れが生じない。
【0075】また、以上のような位置決め装置におい
て、トラッキング制御手段の場合も同様な構成を取るこ
とにより、同様な効果を上げることができる。更に、D
VD(ディジタルビデオディスク)装置や磁気ディスク
装置等の場合も同様な構成をとることにより、同様な効
果をあげることができることは言うまでもない。
【0076】(第3の実施の形態)以下、本発明の第3
の実施の形態について図面を用いて説明する。図10
は、本発明の第3の実施の形態による光ディスク装置の
フォーカシング制御手段の構成図である。本実施の形態
での特徴は、第1の実施の形態で示した図1の構成に、
第2の除去手段34を加えたことである。
【0077】図10に示した構成によれば、第2の除去
手段34では、第2の制御信号27を取り込むととも
に、中央処理手段20の指令により、第1の記憶手段1
9からソフトウェアを読み込んで、1次またはそれ以上
の次数のローパスフィルタ演算を行い、その演算結果を
出力する。第2の除去手段34の出力は加算器21に入
力する。ここで、第2の除去手段34の構成は前述した
第1の除去手段33と同様であるので、その説明は省略
する。
【0078】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。本実施の形態による位置決め装置は、フィードフォ
ワード補償部分とフィードバック補償部分の二つの補償
方式を制御系の内部に含む構成をしている。このため、
図6の周波数特性に示すように、フィードバック補償部
分しか持たない従来技術に比べて、低周波数領域で高い
外乱抑圧特性を獲得して、面振れ等の外乱を従来よりも
抑圧できる。
【0079】また、本実施の形態による位置決め装置で
は、振幅制限手段32により、第1の制御信号26がパ
ルス状にならないようにしており、第1の制御信号26
は図7(e)のようになる。特に障害物の検出遅れがあ
る場合において、障害物検出信号31が検出されるまで
に、パルス状の第1の制御信号26が、無条件にそのま
まフォーカスアクチュエータ11に加わってしまうこと
を防ぐことができる。これにより、障害物通過中は、外
乱オブザーバによるフィードフォワード補償の開ループ
制御により、光スポット7を面振れ等の外乱により変動
しているトラック2に位置決め制御でき、フォーカスダ
ウンおよびトラック外れが生じない。
【0080】更に、通常、面振れ等の外乱の周波数成分
は100Hz以下であり、障害物の通過によりフォーカ
ス誤差信号25に現れる周波数成分は500Hz〜数k
Hz以下である。この点に着目し、本実施の形態による
位置決め装置は、第2の制御信号27から、第2の除去
手段34により、障害物の通過により現れる周波数成分
を除去した信号を作成する。この周波数成分を除去した
信号を用いたフィードフォワード補償の開ループ制御に
より、光スポット7を面振れ等の外乱により変動してい
るトラック2に位置決め制御でき、フォーカスダウンお
よびトラック外れが生じない。更に、障害物通過中も光
スポット7は面振れ等の外乱により変動しているトラッ
ク2に追従しているため、障害物通過後の制御系の過渡
特性による変動を少なくでき、信号の記録再生までの時
間を短くできる。
【0081】また、以上のような位置決め装置におい
て、振幅制限手段32の代わりに第1の除去手段33を
用いても同様な効果を上げることができる。更に、トラ
ッキング制御手段の場合も同様な構成を取ることによ
り、同様な効果を上げることができる。更に、DVD
(ディジタルビデオディスク)装置や磁気ディスク装置
等の場合も同様な構成をとることにより、同様な効果を
あげることができることは言うまでもない。
【0082】(第4の実施の形態)以下、本発明の第4
の実施の形態について図面を用いて説明する。図11
は、本発明の第4の実施の形態による光ディスク装置の
フォーカシング制御手段の構成図である。本実施の形態
の特徴は、第1の実施の形態で示した図1の構成に、第
3の除去手段35および周期検出手段36を加えたこと
である。図11において、37は周期検出手段36から
中央処理手段20へ出力される周期信号である。
【0083】図11の構成によれば、第3の除去手段3
5では、第2の制御信号27を取り込むとともに、中央
処理手段20の指令により、第1の記憶手段19からソ
フトウェアを読み込んで、1次またはそれ以上の次数の
ローパスフィルタ演算を行い、その演算結果を出力す
る。第3の除去手段35の出力は加算器21に入力す
る。周期検出手段36では、第2の制御信号27を取り
込んで極性判定等の処理を行い、周期に対応したパルス
を周期信号37として出力する。この周期信号37は中
央処理手段20に入力する。ここで、第3の除去手段3
5の構成は前述した第1の除去手段33と同様であるの
で、その説明は省略する。
【0084】次に、周期検出手段36の動作について図
12の波形図を用いて説明する。第2の制御信号27
は、面振れを推定した信号であるため、図12(a)の
ように、面振れの周期で振動している。周期信号37
は、極性を判定し(図12(b))、サンプル間の差分
を取り(図12(c))、正負どちらかの値を選択する
ことにより求める。本実施の形態では正値を選択した
(図12(d))。
【0085】また、第3の除去手段35は、光ディスク
装置の再生速度に応じてソフトウェアによる係数を設定
しておき、周期信号37のパルス間隔から光ディスク1
の回転周波数を求め、その周波数に対応してソフトウェ
アによる係数を入れ替える。
【0086】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。本実施の形態による位置決め装置は、フィードフォ
ワード補償部分とフィードバック補償部分の二つの補償
方式を制御系の内部に含む構成をしている。このため、
図6の周波数特性に示すように、フィードバック補償部
分しか持たない従来技術に比べて、低周波数領域で高い
外乱抑圧特性を獲得して、面振れ等の外乱を従来よりも
抑圧できる。
【0087】また、本実施の形態による位置決め装置で
は、振幅制限手段32により、第1の制御信号26がパ
ルス状にならないようにしており、第1の制御信号26
は図7(e)のようになる。特に障害物の検出遅れがあ
る場合において、障害物検出信号31が検出されるまで
に、パルス状の第1の制御信号26が、無条件にそのま
まフォーカスアクチュエータ11に加わってしまうこと
を防ぐことができる。これにより、障害物通過中は、外
乱オブザーバによるフィードフォワード補償の開ループ
制御により、光スポット7を面振れ等の外乱により変動
しているトラック2に位置決め制御でき、フォーカスダ
ウンおよびトラック外れが生じない。
【0088】更に、通常、光ディスク装置の再生速度
は、標準速およびその何倍かの速度で再生できるように
なっている。したがって、再生速度によって面振れおよ
び偏心の周波数成分が変化する。例えば、8倍速対応の
光ディスク装置では、標準速による再生時で面振れおよ
び偏心の周波数成分は約3Hz〜9Hzであり、8倍速
による再生時で面振れおよび偏心の周波数成分は約24
Hz〜72Hzである。したがって、8倍速対応の光デ
ィスク装置では、約3Hz〜72Hzの周波数成分をも
つ面振れおよび偏心が現れる。ローパスフィルタのカッ
トオフ周波数を標準速時に現れる面振れおよび偏心の周
波数成分に対応して設定しておくと、2倍速以上時に現
れる面振れおよび偏心の周波数成分を取り出すことがで
きず、8倍速時に現れる面振れおよび偏心の周波数成分
に対応して設定しておくと、8倍速以下の再生時に余分
な周波数成分を取り出すことになり、ノイズ等が増える
ことになる。また、光ディスク装置は線速度一定の記憶
方式を採用しているため、光ディスクの再生位置により
面振れおよび偏心の周波数成分が変化し、例えば、ロー
パスフィルタのカットオフ周波数を光ディスクの外周位
置の再生時に現れる面振れおよび偏心の周波数成分に対
応して設定しておくと、外周位置以外での再生時に現れ
る面振れおよび偏心の周波数成分を取り出すことができ
ず、内周位置の再生時に現れる周波数成分に対応して設
定しておくと、内周位置以外での再生時に余分な周波数
成分を取り出すことになり、ノイズ等が増えることにな
るという問題が発生する。
【0089】これに対し、本実施の形態による位置決め
装置では、第3の除去手段35により、光ディスク装置
の再生速度および光ディスクの再生位置に対応して、ロ
ーパスフィルタのカットオフ周波数を調整するので、第
2の制御信号27から、面振れおよび偏心の周波数成分
以外の余分な周波数成分およびノイズを除去した信号を
作成でき、この信号を用いたフィードフォワード補償の
開ループ制御により、光スポット7を面振れ等の外乱に
より変動しているトラック2に位置決め制御でき、フォ
ーカスダウンおよびトラック外れが生じない。更に、障
害物通過中も光スポット7は面振れ等の外乱により変動
しているトラック2に追従しているため、障害物通過後
の制御系の過渡特性による変動を少なくでき、信号の記
録再生までの時間を短くできる。
【0090】また、以上のような位置決め装置におい
て、振幅制限手段32の代わりに第1の除去手段33を
用いても同様な効果を上げることができる。更に、振幅
制限手段32または第1の除去手段33を用いない場合
でも同様に良好な効果を上げることができる。更に、ト
ラッキング制御手段の場合も同様な構成を取ることによ
り、同様な効果を上げることができる。また更に、DV
D(ディジタルビデオディスク)装置や磁気ディスク装
置等の場合も同様な構成をとることにより、同様な効果
をあげることができることは言うまでもない。
【0091】(第5の実施の形態)以下、本発明の第5
の実施の形態について図面を用いて説明する。図13
は、本発明の第5の実施の形態による光ディスク装置の
フォーカシング制御手段の構成図である。本実施の形態
が第3の実施の形態と相違する部分は、保持手段38を
設けたことである。
【0092】図13の構成によれば、第3の除去手段3
5では、第2の制御信号27を取り込むとともに、中央
処理手段20の指令により、第1の記憶手段19からソ
フトウェアを読み込んで、1次またはそれ以上の次数の
ローパスフィルタ演算を行い、その演算結果を出力す
る。第3の除去手段35の出力は保持手段38に入力す
る。保持手段38では、第3の除去手段35の出力を取
り込み、中央処理手段20の指令により、取り込んだ第
3の除去手段35の出力を保持する動作を行う。この保
持手段38の出力は加算器21に入力する。
【0093】ここで、保持手段38について詳細に説明
する。保持手段38は、第3の除去手段35の出力を取
り込み、障害物検出信号31が発生している間は、障害
物検出信号31が発生した時の第3の除去手段35の出
力を保持し、障害物検出信号31が発生していない間
は、取り込んだ第3の除去手段35の出力をそのまま出
力する。
【0094】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。本実施の形態による位置決め装置は、フィードフォ
ワード補償部分とフィードバック補償部分の二つの補償
方式を制御系の内部に含む構成をしている。このため、
図6の周波数特性に示すように、フィードバック補償部
分しか持たない従来技術に比べて、低周波数領域で高い
外乱抑圧特性を獲得して、面振れ等の外乱を従来よりも
抑圧できる。
【0095】また、本実施の形態による位置決め装置で
は、振幅制限手段32により、第1の制御信号26がパ
ルス状にならないようにしており、第1の制御信号26
は図7(e)のようになる。特に障害物の検出遅れがあ
る場合において、障害物検出信号31が検出されるまで
に、パルス状の第1の制御信号26が、無条件にそのま
まフォーカスアクチュエータ11に加わってしまうこと
を防ぐことができる。これにより、障害物通過中は、外
乱オブザーバによるフィードフォワード補償の開ループ
制御により、光スポット7を面振れ等の外乱により変動
しているトラック2に位置決め制御でき、フォーカスダ
ウンおよびトラック外れが生じない。
【0096】更に、上記で示したように、障害物通過中
は、フォーカス誤差信号25は不定になる。この影響に
より、第2の制御信号27は例えば図14(c)のよう
に変動してしまい、フォーカスダウンおよびトラック外
れを引き起こす可能性がある。ここで、障害物の通過中
は、障害物を通過し始めたときの第2の制御信号27の
値を保持するようにできると、障害物の通過に伴う影響
を少なくすることができる。しかし、障害物の検出に遅
れがある場合は、障害物を通過し始めたときの第2の制
御信号27の値を保持することができず、図14(d)
のようになり、この場合も、フォーカスダウンおよびト
ラック外れを引き起こす可能性がある。
【0097】これに対し、本実施の形態による位置決め
装置では、第3の除去手段35により、第2の制御信号
27から障害物の通過により現れる変動を取り除いてお
り、図14(e)のようになる。これより、保持手段3
8により、障害物を通過し始めたときの第2の制御信号
27の値に近い値を保持することができるので、光スポ
ット7を面振れ等の外乱により変動しているトラック2
の近傍に位置決め制御でき、フォーカスダウンおよびト
ラック外れが生じない。更に、障害物通過中も光スポッ
ト7は面振れ等の外乱により変動しているトラック2の
近傍に追従しているため、障害物通過後の制御系の過渡
特性による変動を少なくでき、信号の記録再生までの時
間を短くできる。
【0098】また、以上のような位置決め装置におい
て、振幅制限手段32の代わりに第1の除去手段33を
用いても同様な効果を上げることができる。更に、第3
の除去手段35の代わりに第2の除去手段34を用いて
も同様な効果を上げることができる。更に、トラッキン
グ制御手段の場合も同様な構成を取ることにより、同様
な効果を上げることができる。また更に、DVD(ディ
ジタルビデオディスク)装置や磁気ディスク装置等の場
合も同様な構成をとることにより、同様な効果をあげる
ことができることは言うまでもない。
【0099】(第6の実施の形態)以下、本発明の第6
の実施の形態を図面を用いて説明する。図15は、本発
明の第6の実施の形態による光ディスク装置のフォーカ
シング制御手段の構成図である。本実施の形態が第1の
実施の形態と相違する部分は、周期検出手段36と第2
の記憶手段39を設けたことである。37は周期検出手
段36から中央処理手段20へ出力される周期信号であ
る。
【0100】図15の構成によれば、周期検出手段36
では、第2の制御信号27を取り込み、極性判定等の処
理を行い、周期に対応したパルスを周期信号37として
出力する。この周期信号37は中央処理手段20に入力
する。第2の記憶手段39では、第2の制御信号27を
取り込み、中央処理手段20の指令により、第2の制御
信号27の少なくとも1周期分を記憶する記憶動作等を
行い、以前の周期の第2の制御信号27を出力する。こ
の第2の記憶手段39の出力は加算器21に入力する。
ここで、周期検出手段36の構成は、上記で説明した物
と同様であるので省略する。
【0101】次に、第2の記憶手段39について、図1
6の第2の記憶手段39の構成を示す構成図と図17の
フローチャートを用いて説明する。第2の記憶手段39
は、図16に示すように記憶領域1と記憶領域2の二つ
の領域に分かれており、それぞれ少なくとも第2の制御
信号27の1周期分の値を記憶できるだけの領域を持っ
ている。まず、第2の制御信号27を記憶領域2に記憶
するとともに、記憶領域1の値を第2の記憶手段39の
出力として出力し(図17の300)、周期信号37が
発生するまで繰り返す。周期信号37が発生した場合
は、障害物検出信号31が1周期の間に発生していたか
どうかを確認し、障害物検出信号31が発生していた場
合は300に戻り、上記手順を繰り返す。また、障害物
検出信号31が発生していなかった場合は、記憶領域2
の内容を記憶領域1へ移し(図17の303)、300
に戻って上記手順を繰り返す。
【0102】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。本実施の形態による位置決め装置は、フィードフォ
ワード補償部分とフィードバック補償部分の二つの補償
方式を制御系の内部に含む構成をしている。このため、
図6の周波数特性に示すように、フィードバック補償部
分しか持たない従来技術に比べて、低周波数領域で高い
外乱抑圧特性を獲得して、面振れ等の外乱を従来よりも
抑圧できる。
【0103】また、本実施の形態による位置決め装置で
は、振幅制限手段32により、第1の制御信号26がパ
ルス状にならないようにしており、第1の制御信号26
は図7(e)のようになる。特に障害物の検出遅れがあ
る場合において、障害物検出信号31が検出されるまで
に、パルス状の第1の制御信号26が、無条件にそのま
まフォーカスアクチュエータ11に加わってしまうこと
を防ぐことができる。これにより、障害物通過中は、外
乱オブザーバによるフィードフォワード補償の開ループ
制御により、光スポット7を面振れ等の外乱により変動
しているトラック2に位置決め制御でき、フォーカスダ
ウンおよびトラック外れが生じない。
【0104】更に、光ディスク1上に障害物があると、
光スポット7がこの上をトレースしている間は、フォー
カス誤差信号25は不定である。従来技術ではフィード
バック補償のみであるため、障害物通過中は、光スポッ
ト7を面振れ等の外乱により変動しているトラック2に
位置決め制御できていない。これに対し、本発明による
位置決め装置では、フィードバック補償部分とフィード
フォワード補償部分とからなり、第2の記憶手段39を
用いて、フィードフォワード補償信号として、障害物の
影響を受けていない例えば1周期前の第2の制御信号2
7を用いている。これにより、障害物通過中は、フィー
ドフォワード補償の開ループ制御により、光スポット7
を面振れ等の外乱により変動しているトラック2に位置
決め制御でき、フォーカスダウンおよびトラック外れが
生じない。更に、障害物通過中も光スポット7は面振れ
等の外乱により変動しているトラック2に追従している
ため、障害物通過後の制御系の過渡特性による変動を少
なくでき、信号の記録再生までの時間を短くできる。
【0105】また、以上のような位置決め装置におい
て、振幅制限手段32の代わりに第1の除去手段33を
用いても同様な効果を上げることができる。更に、振幅
制限手段32または第1の除去手段33を用いない場合
でも同様に良好な効果を上げることができる。更に、ト
ラッキング制御手段の場合も同様な構成を取ることによ
り、同様な効果を上げることができる。また更に、DV
D(ディジタルビデオディスク)装置や磁気ディスク装
置等の場合も同様な構成をとることにより、同様な効果
をあげることができることは言うまでもない。
【0106】(第7の実施の形態)以下、本発明の第7
の実施の形態について図面を用いて説明する。図18
は、本発明の第7の実施の形態による光ディスク装置の
フォーカシング制御手段の構成図である。本実施の形態
が第4の実施の形態と相違する部分は、第2の記憶手段
39を設けたことである。
【0107】図18の構成によれば、周期検出手段36
では、第2の制御信号27を取り込んで極性判定等の処
理を行い、周期に対応したパルスを周期信号37として
出力する。この周期信号37は中央処理手段20に入力
する。第2の記憶手段39では、第3の除去手段35の
出力を取り込むとともに、中央処理手段20の指令によ
り、第3の除去手段35の出力の少なくとも1周期分を
記憶する記憶動作等を行い、以前の周期の第3の除去手
段35の出力を出力する。この第2の記憶手段39の出
力は加算器21に入力する。ここで、周期検出手段36
と第2の記憶手段39の構成は前述したものと同様であ
るので、それらの説明は省略する。
【0108】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。本実施の形態による位置決め装置は、フィードフォ
ワード補償部分とフィードバック補償部分の二つの補償
方式を制御系の内部に含む構成をしている。このため、
図6の周波数特性に示すように、フィードバック補償部
分しか持たない従来技術に比べて、低周波数領域で高い
外乱抑圧特性を獲得して、面振れ等の外乱を従来よりも
抑圧できる。
【0109】また、本実施の形態による位置決め装置で
は、振幅制限手段32により、第1の制御信号26がパ
ルス状にならないようにしており、第1の制御信号26
は図7(e)のようになる。特に障害物の検出遅れがあ
る場合において、障害物検出信号31が検出されるまで
に、パルス状の第1の制御信号26が、無条件にそのま
まフォーカスアクチュエータ11に加わってしまうこと
を防ぐことができる。これにより、障害物通過中は、外
乱オブザーバによるフィードフォワード補償の開ループ
制御により、光スポット7を面振れ等の外乱により変動
しているトラック2に位置決め制御でき、フォーカスダ
ウンおよびトラック外れが生じない。
【0110】更に、光ディスク1上に障害物があると、
光スポット7がこの上をトレースしている間は、フォー
カス誤差信号25は不定である。従来技術ではフィード
バック補償のみであるため、障害物通過中は、光スポッ
ト7を面振れ等の外乱により変動しているトラック2に
位置決め制御できていない。これに対し、本発明による
位置決め装置では、フィードバック補償部分とフィード
フォワード補償部分とからなり、第2の記憶手段39を
用いて、フィードフォワード補償信号として、障害物の
影響を受けていない例えば1周期前の第2の制御信号2
7を用いており、更に、第3の除去手段35により、第
2の制御信号27からは、ノイズ等の余分な周波数成分
が除去されている。これにより、障害物通過中は、フィ
ードフォワード補償の開ループ制御により、光スポット
7を面振れ等の外乱により変動しているトラック2に位
置決め制御でき、フォーカスダウンおよびトラック外れ
が生じない。更に、障害物通過中も光スポット7は面振
れ等の外乱により変動しているトラック2に追従してい
るため、障害物通過後の制御系の過渡特性による変動を
少なくでき、信号の記録再生までの時間を短くできる。
【0111】また、以上のような位置決め装置におい
て、振幅制限手段32の代わりに第1の除去手段33を
用いても同様な効果を上げることができる。更に、振幅
制限手段32または第1の除去手段33を用いない場合
でも同様に良好な効果を上げることができる。更に、第
3の除去手段35の代わりに第2の除去手段34を用い
ても同様な効果を上げることができる。更に、トラッキ
ング制御手段の場合も同様な構成を取ることにより、同
様な効果を上げることができる。また更に、DVD(デ
ィジタルビデオディスク)装置や磁気ディスク装置等の
場合も同様な構成をとることにより、同様な効果をあげ
ることができることは言うまでもない。
【0112】(第8の実施の形態)以下、本発明の第8
の実施の形態について図面を用いて説明する。図19
は、上記第6から第7の実施の形態に補間手段40を付
加した場合の一例を示す部分構成図である。
【0113】図19の構成によれば、補間手段40で
は、第2の記憶手段39の出力を取り込んで直線近似や
2次曲線等による近似を行い、記憶間隔の間を補間す
る。この補間手段39の出力は加算器21に入力する。
【0114】ここで、補間手段40について詳細に説明
する。補間手段40は、2次曲線等による近似を行い補
間することも可能であるが、本実施の形態では、直線近
似による補間とした。以下、第2の記憶手段39の出力
をU2M(kM)で表し、補間手段40の出力をYI(k)
で表す。ただし、kMは第2の記憶手段39の記憶間隔
の時間インデックスを表す。
【0115】U2M(kM)は第2の記憶手段39に記憶さ
れた値であるために、未来値U2M(kM+1)を利用する
ことができる。ここで、第1の演算手段17のサンプリ
ング間隔を1としたときの第2の記憶手段39の記憶間
隔をTIとすると、現在値U2M(kM)から未来値U
2M(kM+1)の間の第1の演算手段17のサンプリン
グ間隔の間の増加分は、数10のようになる。
【0116】
【数10】
【0117】したがって、第1の演算手段17のサンプ
リング間隔毎にU2M(kM)に増加分を加えていくこと
により、U2M(kM)からU2M(kM+1)の間を補間す
ることができる。上記手順を示す波形図を図20に示
す。
【0118】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。上記第6〜第7の実施の形態で示した効果に加え
て、更に、第2の制御信号27は、フィードフォワード
的に面振れ等の外乱を補償する信号であるが、一般に、
面振れ等の外乱の周波数成分は100Hz以下であるた
め、第1の演算手段17を演算するときの10kHz以
上のサンプリング間隔に合わせて、第2の制御信号27
が計算される毎に記憶しなくてもよい。例えば、面振れ
等の周波数成分の10倍程度である1kHzもしくはそ
れ以下のサンプリング間隔で記憶した値を用いて、フィ
ードフォワード補償しても同程度な効果を上げることが
できる。このようにすることにより、記憶領域を少なく
することができ、回路規模を縮小できる。
【0119】更に、本実施の形態の補間手段40を用い
れば、第2の記憶手段39の出力の記憶間隔の間を補間
することにより、記憶する前の第2の制御信号27によ
り近似した、滑らかな信号を復元できるので良好な効果
が得られる。
【0120】また、以上のような位置決め装置におい
て、トラッキング制御手段の場合も同様な構成を取るこ
とにより、同様な効果を上げることができる。更に、D
VD(ディジタルビデオディスク)装置や磁気ディスク
装置等の場合も同様な構成をとることにより、同様な効
果をあげることができることは言うまでもない。
【0121】(第9の実施の形態)以下、本発明の第9
の実施の形態について図面を用いて説明する。図21
は、上記第3〜第8の実施の形態に切り替え器41を付
加した場合の一例を示す部分構成図である。
【0122】図21の構成によれば、切り替え器41で
は、第2の制御信号27と、第2の除去手段34の出
力、第3の除去手段35の出力、保持手段38の出力、
第2の記憶手段39の出力、補間手段40の出力のいず
れかとが取り込まれ、中央処理手段20の指令により、
第2の制御信号27、第2の除去手段34の出力、第3
の除去手段35の出力、保持手段38の出力、第2の記
憶手段39の出力、補間手段40の出力のいずれか一つ
が選択される。この切り替え器41の出力は加算器25
に入力する。
【0123】ここで、切り替え器41について詳細に説
明する。切り替え器41は、通常は第2の制御信号27
側に切り替えているが、障害物検出信号31が発生して
いる間は、第2の除去手段34、第3の除去手段35、
保持手段38、第2の記憶手段39、補間手段40のい
ずれかの出力側に切り替える。
【0124】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。上記第3〜第7の実施の形態で示した効果に加え
て、更に、切り替え器41は、通常は第2の制御信号2
7側に切り替えているので、障害物がない間は、リアル
タイムで面振れ等の外乱補償をしていることになる。し
たがって、本実施の形態による位置決め装置は、衝撃な
どが制御系に加わった時の過渡特性等に関して良好な効
果が得られる。
【0125】また、以上のような位置決め装置におい
て、トラッキング制御手段の場合も同様な構成を取るこ
とにより、同様な効果を上げることができる。更に、D
VD(ディジタルビデオディスク)装置や磁気ディスク
装置等の場合も同様な構成をとることにより、同様な効
果をあげることができることは言うまでもない。
【0126】(第10の実施の形態)以下、本発明の第
10の実施の形態について図面を用いて説明する。図2
2は、上記第1〜第9の実施の形態に第3の補正手段4
2を付加した場合の一例を示す部分構成図である。
【0127】図22の構成によれば、第3の補正手段4
2では、第1の制御信号26を取り込むとともに、中央
処理手段20の指令により、第1の制御信号26を補正
する。この第3の補正手段42の出力は、振幅制限手段
32、加算手段21、第1の除去手段33のいずれかへ
入力する。
【0128】ここで、第3の補正手段42について詳細
に説明する。第3の補正手段42は、第1の制御信号2
6を取り込み、障害物検出信号31が発生している間
は、第1の制御信号26を零にして出力し、障害物検出
信号31が発生していない間は、取り込んだ第1の制御
信号26をそのまま出力する。
【0129】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。上記第1〜第9の実施の形態で示した効果に加え
て、更に、上記で示したように、障害物通過中は、不定
になったフォーカス誤差信号25の影響により、第1の
制御信号26は図7(c)のようにパルス状になる。こ
の第1の制御信号26がフォーカスアクチュエータ11
に加わると、フォーカスダウンを引き起こす可能性があ
る。これに対し、本実施の形態による位置決め装置で
は、障害物検出信号31が発生している間、第3の補正
手段42により、第1の制御信号26を零にしており、
図7(d)のようになる。さらにこの後で、振幅制限手
段32を通過すると、第1の制御信号26は図7(f)
のようになる。これより、障害物通過中は、外乱オブザ
ーバによるフィードフォワード補償の開ループ制御によ
り、光スポット7を面振れ等の外乱により変動している
トラック2に位置決め制御でき、フォーカスダウンおよ
びトラック外れが生じない。
【0130】また、以上のような位置決め装置におい
て、トラッキング制御手段の場合も同様な構成を取るこ
とにより、同様な効果を上げることができる。更に、D
VD(ディジタルビデオディスク)装置や磁気ディスク
装置等の場合も同様な構成をとることにより、同様な効
果をあげることができることは言うまでもない。
【0131】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、第2
の演算手段を、面振れおよび偏心等の外乱を推定する外
乱オブザーバにより構成し、この推定した外乱である第
2の制御信号をフィードフォワード的に第1の制御信号
に加えることにより、面振れおよび偏心等の外乱に高精
度に追従することができる。
【0132】また、第2の制御信号を記憶手段に記憶し
て、以前の周期の信号を用いるか、第2の制御信号を第
2の除去手段または第3の除去手段に通し、高周波数成
分を除去した信号を用いるようにして、併せて、第1の
制御信号を振幅制限手段に通し、障害物通過中に第1の
制御信号が突然大きくなることを防止しているので、障
害物の通過による影響を受けない。このため、フォーカ
スダウンおよびトラック外れを生じないようにして、併
せて、障害物通過後の信号の記録再生までの時間を短く
し、安定な記録再生動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による光ディスク装
置のフォーカスサーボ手段の構成図である。
【図2】光ディスク上に障害物がある状態を示す拡大図
である。
【図3】障害物と障害物検出信号との関係を示す波形図
である。
【図4】フォーカスサーボ手段の演算手順を示すフロー
チャートである。
【図5】振幅制限手段の入出力特性を示す特性図であ
る。
【図6】本発明による外乱抑圧効果を示す周波数特性図
である。
【図7】障害物通過時の各信号を示す波形図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態による光ディスク装
置のフォーカスサーボ手段の構成図である。
【図9】第1の除去手段の演算手順を示すフローチャー
トである。
【図10】本発明の第3の実施の形態による光ディスク
装置のフォーカスサーボ手段の構成図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態による光ディスク
装置のフォーカスサーボ手段の構成図である。
【図12】周期検出手段の動作の概略を示す波形図であ
る。
【図13】本発明の第5の実施の形態による光ディスク
装置のフォーカスサーボ手段の構成図である。
【図14】保持手段による効果を示す波形図である。
【図15】本発明の第6の実施の形態による光ディスク
装置のフォーカスサーボ手段の構成図である。
【図16】第2の記憶手段の構成を示す構成図である。
【図17】第2の記憶手段の動作の概略を示すフローチ
ャートである。
【図18】本発明の第7の実施の形態による光ディスク
装置のフォーカスサーボ手段の構成図である。
【図19】本発明の第8の実施の形態による光ディスク
装置のフォーカスサーボ手段の構成図である。
【図20】補間手段の演算手順を示す波形図である。
【図21】本発明の第9の実施の形態による光ディスク
装置のフォーカスサーボ手段の構成図である。
【図22】本発明の第10の実施の形態による光ディス
ク装置のフォーカスサーボ手段の構成図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 トラック 3 ディスクモータ 4 ピックアップ 5 レーザ光 6 半導体レーザ 7 光スポット 8 対物レンズ 9 反射光 10 センサ 11 フォーカスアクチュエータ 12 トラッキングアクチュエータ 13 スレッド 14 リニアアクチュエータ 15 増幅手段 16 AD変換器 17 第1の演算手段 18 第2の演算手段 19 第1の記憶手段 20 中央処理手段 21 加算器 22 DA変換器 23 ドライバ 24 ICチップ 25 フォーカス誤差信号 26 第1の制御信号 27 第2の制御信号 28 第3の制御信号 29 情報信号 30 障害物検出手段 31 障害物検出信号 32 振幅制限手段 33 第1の除去手段 34 第2の除去手段 35 第3の除去手段 36 周期検出手段 37 周期信号 38 保持手段 39 第2の記憶手段 40 補間手段 41 切り替え器 42 第3の補正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三井 康弘 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 相馬 万哲 群馬県高崎市西横手町111番地 株式会社 日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 山田 英仁 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的情報記録媒体上のトラックに、対
    物レンズにより集光されたレーザ光の光スポットを、フ
    ォーカシング制御およびトラッキング制御しながら照射
    することによって、情報の記録再生を行う光学的情報記
    録再生装置の位置決め装置において、前記トラックから
    の前記光スポットのずれである位置誤差信号および情報
    信号等を生成する増幅手段と、前記光学的情報記録媒体
    上の前記光スポットのトレース位置に存在する障害物を
    検出して障害物検出信号を出力する障害物検出手段と、
    前記光スポットを前記光学的情報記録媒体のフォーカス
    方向およびトラッキング方向に移動させる光スポット移
    動手段と、前記位置誤差信号を取り込み、位相進み遅れ
    補償等の位相補償演算または状態推定器を含む状態フィ
    ードバック補償演算を行い、該演算結果として第1の制
    御信号を出力する第1の演算手段と、該第1の演算手段
    の後で、該第1の制御信号を補正する第1の補正手段
    と、前記位置誤差信号と所定の第3の制御信号とを取り
    込み、外乱オブザーバによる外乱推定演算を行い、該演
    算結果として第2の制御信号を出力する第2の演算手段
    と、前記第1の補正手段の出力と前記第2の制御信号と
    を加算して前記第3の制御信号を出力する加算手段と、
    該第3の制御信号により前記光スポット移動手段を駆動
    する駆動手段とを具備したことを特徴とする光学的情報
    記録再生装置の位置決め装置。
  2. 【請求項2】 光学的情報記録媒体上のトラックに、対
    物レンズにより集光されたレーザ光の光スポットを、フ
    ォーカシング制御およびトラッキング制御しながら照射
    することによって、情報の記録再生を行う光学的情報記
    録再生装置の位置決め装置において、前記トラックから
    の前記光スポットのずれである位置誤差信号および情報
    信号等を生成する増幅手段と、前記光学的情報記録媒体
    上の前記光スポットのトレース位置に存在する障害物を
    検出して障害物検出信号を出力する障害物検出手段と、
    前記光スポットを前記光学的情報記録媒体のフォーカス
    方向およびトラッキング方向に移動させる光スポット移
    動手段と、前記位置誤差信号を取り込み、位相進み遅れ
    補償等の位相補償演算または状態推定器を含む状態フィ
    ードバック補償演算を行い、該演算結果として第1の制
    御信号を出力する第1の演算手段と、該第1の演算手段
    の後で、該第1の制御信号を補正する第1の補正手段
    と、前記位置誤差信号と所定の第3の制御信号とを取り
    込み、外乱オブザーバによる外乱推定演算を行い、該演
    算結果として第2の制御信号を出力する第2の演算手段
    と、該第2の演算手段の後で、該第2の制御信号を補正
    する第2の補正手段と、前記第1の補正手段の出力と前
    記第2の補正手段の出力とを加算して前記第3の制御信
    号を出力する加算手段と、該第3の制御信号により前記
    光スポット移動手段を駆動する駆動手段とを具備したこ
    とを特徴とする光学的情報記録再生装置の位置決め装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第2の制御信号を取り込み、該第2
    の制御信号の周期を検出して周期信号を出力する周期検
    出手段と、前記第2の演算手段または前記第2の補正手
    段の後で、該第2の制御信号または該第2の補正手段の
    出力を、前記周期信号により前記光学的情報記録媒体の
    回転位置に対応して記憶し、前記障害物検出信号により
    記憶中の障害物の有無を判断し、前記周期信号により前
    記光学的情報記録媒体の回転位置に対応して以前記憶し
    た信号を出力する記憶手段を具備したことを特徴とする
    請求項1または2に記載の光学的情報記録再生装置の位
    置決め装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の制御信号または前記第2の補
    正手段の出力の前記記憶手段への記憶間隔を、前記第2
    の演算手段の演算サンプリング間隔よりも長くしたこと
    を特徴とする請求項3に記載の光学的情報記録再生装置
    の位置決め装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段に記憶した信号を出力する
    ときに、該信号を補間する補間手段を具備したことを特
    徴とする請求項4に記載の光学的情報記録再生装置の位
    置決め装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の制御信号と、前記第2の補正
    手段の出力または前記記憶手段の出力または前記補間手
    段の出力とを取り込み、前記障害物検出信号が発生して
    いないときは、該第2の制御信号を選択し、前記障害物
    検出信号が発生しているときは、該第2の補正手段の出
    力または該記憶手段の出力または該補間手段の出力のい
    ずれかを選択し、該選択した信号を出力する切り替え手
    段と、前記第1の制御信号または前記第1の補正手段の
    出力と前記切り替え手段の出力とを加算して前記第3の
    制御信号を出力する加算手段とを具備したことを特徴と
    する請求項1ないし5のうちいずれかに記載の光学的情
    報記録再生装置の位置決め装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の補正手段が、取り込んだ前記
    第1の制御信号が設定値を超えた場合に、該第1の制御
    信号として該設定値を出力する振幅制限手段であること
    を特徴とする請求項1ないし6のうちいずれかに記載の
    光学的情報記録再生装置の位置決め装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の補正手段が、取り込んだ前記
    第1の制御信号の高周波数成分を除去する第1の除去手
    段であることを特徴とする請求項1ないし6のうちいず
    れかに記載の光学的情報記録再生装置の位置決め装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の補正手段が、取り込んだ前記
    第2の制御信号の高周波数成分を除去する第2の除去手
    段であることを特徴とする請求項2ないし8のうちいず
    れかに記載の光学的情報記録再生装置の位置決め装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の補正手段が、取り込んだ前
    記第2の制御信号の高周波数成分を除去する第3の除去
    手段であり、該第3の除去手段において、取り込んだ前
    記第2の制御信号の高周波数成分を除去する周波数帯域
    が、前記光学的情報記録媒体の回転数に対応して変化す
    ることを特徴とする請求項2ないし8のうちいずれかに
    記載の光学的情報記録再生装置の位置決め装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の補正手段が、取り込んだ前
    記第2の制御信号の高周波数成分を除去する第2の除去
    手段または第3の除去手段のどちらかと、その後で、前
    記障害物検出信号が発生している間、該第2の除去手段
    の出力または該第3の除去手段の出力のどちらかを保持
    する保持手段とであることを特徴とする請求項2ないし
    8のうちいずれかに記載の光学的情報記録再生装置の位
    置決め装置。
  12. 【請求項12】 光学的情報記録媒体上のトラックに、
    対物レンズにより集光されたレーザ光の光スポットを、
    フォーカシング制御およびトラッキング制御しながら照
    射することによって、情報の記録再生を行う光学的情報
    記録再生装置の位置決め装置において、前記トラックか
    らの前記光スポットのずれである位置誤差信号および情
    報信号等を生成する増幅手段と、前記光学的情報記録媒
    体上の前記光スポットのトレース位置に存在する障害物
    を検出して障害物検出信号を出力する障害物検出手段
    と、前記光スポットを前記光学的情報記録媒体のフォー
    カス方向およびトラッキング方向に移動させる光スポッ
    ト移動手段と、前記位置誤差信号を取り込み、位相進み
    遅れ補償等の位相補償演算または状態推定器を含む状態
    フィードバック補償演算を行い、該演算結果として第1
    の制御信号を出力する第1の演算手段と、前記位置誤差
    信号と所定の第3の制御信号とを取り込み、外乱オブザ
    ーバによる外乱推定演算を行い、該演算結果として第2
    の制御信号を出力する第2の演算手段と、該第2の演算
    手段の後で、前記第2の制御信号を取り込み、取り込ん
    だ該第2の制御信号の高周波数成分を除去し、該除去す
    る周波数帯域が、前記光学的情報記録媒体の回転数に対
    応して変化する第3の除去手段と、前記第1の制御信号
    と前記第3の除去手段の出力とを加算して前記第3の制
    御信号を出力する加算手段と、該第3の制御信号により
    前記光スポット移動手段を駆動する駆動手段とを具備し
    たことを特徴とする光学的情報記録再生装置の位置決め
    装置。
  13. 【請求項13】 光学的情報記録媒体上のトラックに、
    対物レンズにより集光されたレーザ光の光スポットを、
    フォーカシング制御およびトラッキング制御しながら照
    射することによって、情報の記録再生を行う光学的情報
    記録再生装置の位置決め装置において、前記トラックか
    らの前記光スポットのずれである位置誤差信号および情
    報信号等を生成する増幅手段と、前記光学的情報記録媒
    体上の前記光スポットのトレース位置に存在する障害物
    を検出して障害物検出信号を出力する障害物検出手段
    と、前記光スポットを前記光学的情報記録媒体のフォー
    カス方向およびトラッキング方向に移動させる光スポッ
    ト移動手段と、前記位置誤差信号を取り込み、位相進み
    遅れ補償等の位相補償演算または状態推定器を含む状態
    フィードバック補償演算を行い、該演算結果として第1
    の制御信号を出力する第1の演算手段と、前記位置誤差
    信号と所定の第3の制御信号とを取り込み、外乱オブザ
    ーバによる外乱推定演算を行い、該演算結果として第2
    の制御信号を出力する第2の演算手段と、該第2の制御
    信号を取り込み、該第2の制御信号の周期を検出して周
    期信号を出力する周期検出手段と、前記第2の演算手段
    の後で、前記第2の制御信号を前記周期信号により前記
    光学的情報記録媒体の回転位置に対応して記憶し、前記
    障害物検出信号により記憶中の障害物の有無を判断し、
    前記周期信号により前記光学的情報記録媒体の回転位置
    に対応して以前記憶した信号を出力する記憶手段と、前
    記第1の制御信号と前記記憶手段の出力とを加算して前
    記第3の制御信号を出力する加算手段と、該第3の制御
    信号により前記光スポット移動手段を駆動する駆動手段
    とを具備したことを特徴とする光学的情報記録再生装置
    の位置決め装置。
  14. 【請求項14】 光学的情報記録媒体上のトラックに、
    対物レンズにより集光されたレーザ光の光スポットを、
    フォーカシング制御およびトラッキング制御しながら照
    射することによって、情報の記録再生を行う光学的情報
    記録再生装置の位置決め装置において、前記トラックか
    らの前記光スポットのずれである位置誤差信号および情
    報信号等を生成する増幅手段と、前記光学的情報記録媒
    体上の前記光スポットのトレース位置に存在する障害物
    を検出して障害物検出信号を出力する障害物検出手段
    と、前記光スポットを前記光学的情報記録媒体のフォー
    カス方向およびトラッキング方向に移動させる光スポッ
    ト移動手段と、前記位置誤差信号を取り込み、位相進み
    遅れ補償等の位相補償演算または状態推定器を含む状態
    フィードバック補償演算を行い、該演算結果として第1
    の制御信号を出力する第1の演算手段と、前記位置誤差
    信号と所定の第3の制御信号とを取り込み、外乱オブザ
    ーバによる外乱推定演算を行い、該演算結果として第2
    の制御信号を出力する第2の演算手段と、該第2の制御
    信号を取り込み、該第2の制御信号の周期を検出して周
    期信号を出力する周期検出手段と、前記第2の演算手段
    の後で、前記第2の制御信号を取り込み、取り込んだ該
    第2の制御信号の高周波数成分を除去し、該除去する周
    波数帯域が、前記光学的情報記録媒体の回転数に対応し
    て変化する第3の除去手段と、該第3の除去手段の後
    で、該第3の除去手段の出力を前記周期信号により前記
    光学的情報記録媒体の回転位置に対応して記憶し、前記
    障害物検出信号により記憶中の障害物の有無を判断し、
    前記周期信号により前記光学的情報記録媒体の回転位置
    に対応して以前記憶した信号を出力する記憶手段と、前
    記第1の制御信号と前記記憶手段の出力とを加算して前
    記第3の制御信号を出力する加算手段と、該第3の制御
    信号により前記光スポット移動手段を駆動する駆動手段
    とを具備したことを特徴とする光学的情報記録再生装置
    の位置決め装置。
  15. 【請求項15】 前記第2の制御信号または前記第3の
    除去手段の出力の前記記憶手段への記憶間隔を、前記第
    1の演算手段の演算サンプリング間隔よりも長くしたこ
    とを特徴とする請求項13または14に記載の光学的情
    報記録再生装置の位置決め装置。
  16. 【請求項16】 前記記憶手段に記憶した信号を出力す
    るときに、該信号を補間する補間手段を具備したことを
    特徴とする請求項15に記載の光学的情報記録再生装置
    の位置決め装置。
  17. 【請求項17】 前記第2の制御信号と、前記第3の除
    去手段の出力または前記記憶手段の出力または前記補間
    手段の出力とを取り込み、前記障害物検出信号が発生し
    ていないときは、該第2の制御信号を選択し、前記障害
    物検出信号が発生しているときは、該第3の除去手段の
    出力または該記憶手段の出力または該補間手段の出力の
    いずれかを選択し、該選択した信号を出力する切り替え
    手段と、前記第1の制御信号と、前記第1の制御信号と
    前記切り替え手段の出力とを加算して前記第3の制御信
    号を出力する加算手段とを具備したことを特徴とする請
    求項12ないし16のうちいずれかに記載の光学的情報
    記録再生装置の位置決め装置。
  18. 【請求項18】 前記第1の演算手段の後で、前記障害
    物検出手段が障害物を検出している間、前記第1の制御
    信号を零にする第3の補正手段を具備したことを特徴と
    する請求項1ないし17のうちいずれかに記載の光学的
    情報記録再生装置の位置決め装置。
  19. 【請求項19】 前記振幅制限手段の前記設定値が、前
    記フォーカシング制御または前記トラッキング制御開始
    後の第1の期間とその後の第2の期間とでは、該設定値
    の大きさが異なることを特徴とする請求項7に記載の光
    学的情報記録再生装置の位置決め装置。
  20. 【請求項20】 前記振幅制限手段の前記設定値が、前
    記障害物がないときの前記第1の制御信号の動作範囲以
    上、該動作範囲の2倍以下であることを特徴とする請求
    項7に記載の光学的情報記録再生装置の位置決め装置。
  21. 【請求項21】 前記第1の除去手段および前記第2の
    除去手段および前記第3の除去手段において、取り込ん
    だ前記第1の制御信号または前記第2の制御信号の高周
    波数成分を除去し始める周波数が、前記光学的情報記録
    回転媒体の最高回転周波数以上、該最高回転周波数の1
    0倍以下であることを特徴とする請求項8ないし12ま
    たは14のうちいずれかに記載の光学的情報記録再生装
    置の位置決め装置。
  22. 【請求項22】 前記第1の演算手段、前記第2の演算
    手段、前記周期検出手段、前記記憶手段、前記加算手
    段、前記切り替え手段、前記第1の補正手段、前記第2
    の補正手段、および前記第3の補正手段を一つのICチ
    ップで構成したことを特徴とする請求項1ないし21の
    うちいずれかに記載の光学的情報記録再生装置の位置決
    め装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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