JPH0925987A - 制振制御方法及び装置 - Google Patents
制振制御方法及び装置Info
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- JPH0925987A JPH0925987A JP17371495A JP17371495A JPH0925987A JP H0925987 A JPH0925987 A JP H0925987A JP 17371495 A JP17371495 A JP 17371495A JP 17371495 A JP17371495 A JP 17371495A JP H0925987 A JPH0925987 A JP H0925987A
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- time
- data
- speed
- signal
- vibration
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 最小自乗法を利用した信号処理により、観測
信号に含まれる雑音成分の影響の少ない制御信号を得
て、この制御信号発生装置とスカイフックダンパ制御の
組み合わせにより、雑音による影響の少ない振動の抑圧
を行う制振制御方法及び装置。 【構成】 速度センサ部、非巡回形ディジタルフィル
タ、アクチュエータとを具える。速度センサ部20は、
速度センサ22とA/D変換器24とから成り、制御対
象10の速度を観測し、サンプリングを行う。非巡回形
ディジタルフィルタ26は、メモリ28、重み付け部3
0および加算器32とを有する。非巡回形ディジタルフ
ィルタ26の出力信号はD/A変換器34によりアナロ
グ信号に変換された後、アクチュエータ16により制御
対象10に加えられる。
信号に含まれる雑音成分の影響の少ない制御信号を得
て、この制御信号発生装置とスカイフックダンパ制御の
組み合わせにより、雑音による影響の少ない振動の抑圧
を行う制振制御方法及び装置。 【構成】 速度センサ部、非巡回形ディジタルフィル
タ、アクチュエータとを具える。速度センサ部20は、
速度センサ22とA/D変換器24とから成り、制御対
象10の速度を観測し、サンプリングを行う。非巡回形
ディジタルフィルタ26は、メモリ28、重み付け部3
0および加算器32とを有する。非巡回形ディジタルフ
ィルタ26の出力信号はD/A変換器34によりアナロ
グ信号に変換された後、アクチュエータ16により制御
対象10に加えられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は制御対象の振動の抑圧
を行う制振制御方法及び装置に関する。
を行う制振制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、制御対象の振動を抑圧する手段と
して、例えば文献:「自動車技術,Vol.46,N
o.12,1992,pp.13−19」に開示された
ものがある。この文献に挙げられているスカイフックダ
ンパ制御とは、制御対象の速度に比例した制御力をアク
チュエータで発生させることにより、制御対象の振動を
理想的に低減させる手法である。ここで、制御力は、制
御対象の振動方向の速度に比例した力であり、速度と逆
の向きに働く。スカイフックダンパ制御では、共振点に
おける伝達比を1以下にすることが出来るので、通常の
サスペンション制御に比べ、有効に振動制御を行うこと
が可能である。このスカイフックダンパ制御を行うシス
テムは、制御対象の速度を測定する速度センサ部と、速
度センサ部の出力に応じた力を制御対象に加えるアクチ
ュエータとを有している。
して、例えば文献:「自動車技術,Vol.46,N
o.12,1992,pp.13−19」に開示された
ものがある。この文献に挙げられているスカイフックダ
ンパ制御とは、制御対象の速度に比例した制御力をアク
チュエータで発生させることにより、制御対象の振動を
理想的に低減させる手法である。ここで、制御力は、制
御対象の振動方向の速度に比例した力であり、速度と逆
の向きに働く。スカイフックダンパ制御では、共振点に
おける伝達比を1以下にすることが出来るので、通常の
サスペンション制御に比べ、有効に振動制御を行うこと
が可能である。このスカイフックダンパ制御を行うシス
テムは、制御対象の速度を測定する速度センサ部と、速
度センサ部の出力に応じた力を制御対象に加えるアクチ
ュエータとを有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たスカイフックダンパ制御を行うに当たり、制御対象の
速度観測信号が雑音成分を含む場合には、その雑音成分
の影響により、振動の抑圧が十分に行われなくなるとい
う問題があった。発生する雑音には、(1)センサ部自
体で発生する雑音と、(2)センサ部以外からセンサ部
に加わる雑音、例えば電気系統からの電気的雑音の二種
類がある。これらの雑音成分の影響により、制御対象の
状態(変移、速度、加速度)は大きな高調波成分を含む
ようになり、振動の低減が十分になされなくなる。
たスカイフックダンパ制御を行うに当たり、制御対象の
速度観測信号が雑音成分を含む場合には、その雑音成分
の影響により、振動の抑圧が十分に行われなくなるとい
う問題があった。発生する雑音には、(1)センサ部自
体で発生する雑音と、(2)センサ部以外からセンサ部
に加わる雑音、例えば電気系統からの電気的雑音の二種
類がある。これらの雑音成分の影響により、制御対象の
状態(変移、速度、加速度)は大きな高調波成分を含む
ようになり、振動の低減が十分になされなくなる。
【0004】従って、従来より、このような雑音に影響
されずに振動の抑圧を行う制御方法及び装置が望まれて
いた。
されずに振動の抑圧を行う制御方法及び装置が望まれて
いた。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の制振制御方法
によれば、先ず、制御対象の制御振動方向の速度を観測
してこれを速度観測信号とし、予め定められた一定時間
間隔で速度観測信号をサンプリングする。サンプリング
された速度観測信号は、その観測時刻に従い順序を付し
たデータとして、予め定められた一定時間メモリに蓄積
される。次いで、現時刻にそのメモリ内に蓄積されてい
るデータに対して最小自乗法を適用してN次の時間関数
を求める。求めたN次の時間関数から前述の現時刻に対
応する関数値を演算する。そして、その関数値に比例し
た力を制御対象に加えることにより、制御対象の振動を
制御することを特徴とする。
によれば、先ず、制御対象の制御振動方向の速度を観測
してこれを速度観測信号とし、予め定められた一定時間
間隔で速度観測信号をサンプリングする。サンプリング
された速度観測信号は、その観測時刻に従い順序を付し
たデータとして、予め定められた一定時間メモリに蓄積
される。次いで、現時刻にそのメモリ内に蓄積されてい
るデータに対して最小自乗法を適用してN次の時間関数
を求める。求めたN次の時間関数から前述の現時刻に対
応する関数値を演算する。そして、その関数値に比例し
た力を制御対象に加えることにより、制御対象の振動を
制御することを特徴とする。
【0006】さらに、この発明の装置によれば、制御対
象の制御振動方向の速度を観測して、予め定められた一
定時間間隔でサンプリングを行い出力する速度センサ部
と、この速度センサ部の出力を入力とし、i番目のタッ
プ係数A(i)がタップ数をMとすると、
象の制御振動方向の速度を観測して、予め定められた一
定時間間隔でサンプリングを行い出力する速度センサ部
と、この速度センサ部の出力を入力とし、i番目のタッ
プ係数A(i)がタップ数をMとすると、
【0007】
【数3】
【0008】または、
【0009】
【数4】
【0010】である非巡回形ディジタルフィルタと、こ
の非巡回形ディジタルフィルタの出力に比例した力を制
御対象に加えるアクチュエータとを具えることを特徴と
する。
の非巡回形ディジタルフィルタの出力に比例した力を制
御対象に加えるアクチュエータとを具えることを特徴と
する。
【0011】
【作用】このような方法及び装置によれば、先ず、制御
対象の振動方向の速度信号を観測し、その速度観測信号
を一定時間間隔でサンプリングすることにより、時間的
に離散化し、また、その値が離散化したデータになる。
さらに、得られたデータは、メモリ内に一定時間格納さ
れる。従って、これらのデータは測定された時間順にメ
モリ内に格納されてゆき、時間の古いものから順に消去
される。次に、現時刻のメモリ内の全データを用いて、
最小自乗法によりN次の時間関数を求める。そして、こ
の時間関数に先に述べた現時刻を代入して対応する関数
値を演算する。この結果、速度観測信号は、一定の時間
幅内(サンプリングを行う時間間隔)において、最小自
乗法により求めた関数値に変換され出力される。ここで
入力信号に含まれる雑音成分は、ランダムであり時間平
均すると0になると仮定される。従って、このような処
理の結果、速度観測信号に含まれる雑音成分は低減し、
時間的に平滑であり、かつ実際の制御対象の速度に忠実
な出力信号を得る。この出力信号に比例した力をアクチ
ュエータで制御対象の速度の向きと逆の向きに加えるこ
とにより、雑音の影響が小さい振動の抑圧が可能とな
る。
対象の振動方向の速度信号を観測し、その速度観測信号
を一定時間間隔でサンプリングすることにより、時間的
に離散化し、また、その値が離散化したデータになる。
さらに、得られたデータは、メモリ内に一定時間格納さ
れる。従って、これらのデータは測定された時間順にメ
モリ内に格納されてゆき、時間の古いものから順に消去
される。次に、現時刻のメモリ内の全データを用いて、
最小自乗法によりN次の時間関数を求める。そして、こ
の時間関数に先に述べた現時刻を代入して対応する関数
値を演算する。この結果、速度観測信号は、一定の時間
幅内(サンプリングを行う時間間隔)において、最小自
乗法により求めた関数値に変換され出力される。ここで
入力信号に含まれる雑音成分は、ランダムであり時間平
均すると0になると仮定される。従って、このような処
理の結果、速度観測信号に含まれる雑音成分は低減し、
時間的に平滑であり、かつ実際の制御対象の速度に忠実
な出力信号を得る。この出力信号に比例した力をアクチ
ュエータで制御対象の速度の向きと逆の向きに加えるこ
とにより、雑音の影響が小さい振動の抑圧が可能とな
る。
【0012】
(実施例1:装置)以下、図面を参照して、この発明の
制振制御方法及び装置の実施例を説明する。
制振制御方法及び装置の実施例を説明する。
【0013】図1は、この発明の方法及び装置の説明に
供するブロック回路図である。この実施例の装置は速度
センサ部20、非巡回形ディジタルフィルタ26および
アクチュエータ16から成る。速度センサ部20は、速
度センサ22と入力される速度観測信号のサンプリング
を行う部分すなわちこの実施例ではA/D変換器24と
を有している。アクチュエータ16は、非巡回形ディジ
タルフィルタ26の出力信号に比例した力を制御対象1
0に加えるものである。
供するブロック回路図である。この実施例の装置は速度
センサ部20、非巡回形ディジタルフィルタ26および
アクチュエータ16から成る。速度センサ部20は、速
度センサ22と入力される速度観測信号のサンプリング
を行う部分すなわちこの実施例ではA/D変換器24と
を有している。アクチュエータ16は、非巡回形ディジ
タルフィルタ26の出力信号に比例した力を制御対象1
0に加えるものである。
【0014】制御対象10は、バネ12、ダンパ14お
よびアクチュエータ16により、接地面18に接地され
ている。バネ12は制御対象10と接地面18との相対
位置に比例した力を制御対象10に加え、ダンパ14は
制御対象10の接地面18に対する相対速度に比例した
力を制御対象10に加える。アクチュエータ16は、入
力された信号に比例した力を制御対象10に加える。
よびアクチュエータ16により、接地面18に接地され
ている。バネ12は制御対象10と接地面18との相対
位置に比例した力を制御対象10に加え、ダンパ14は
制御対象10の接地面18に対する相対速度に比例した
力を制御対象10に加える。アクチュエータ16は、入
力された信号に比例した力を制御対象10に加える。
【0015】制御対象10には、制御対象10の振動方
向の速度を観測するために速度センサ22が取り付けら
れている。この速度センサ22は、周知の通り、例え
ば、加速度センサと積分回路とから構成される。観測さ
れた速度信号は、A/D変換器24により一定の時間間
隔でサンプリングされ、これより離散的速度観測信号が
サンプリングデータとして出力される。
向の速度を観測するために速度センサ22が取り付けら
れている。この速度センサ22は、周知の通り、例え
ば、加速度センサと積分回路とから構成される。観測さ
れた速度信号は、A/D変換器24により一定の時間間
隔でサンプリングされ、これより離散的速度観測信号が
サンプリングデータとして出力される。
【0016】この装置の非巡回形ディジタルフィルタは
図1の点線で囲まれた領域26で示されており、メモリ
28、重み付け部30および加算器32を具えている。
図1の点線で囲まれた領域26で示されており、メモリ
28、重み付け部30および加算器32を具えている。
【0017】今、非巡回形ディジタルフィルタ26に、
速度センサ部20から一定時間間隔(サンプリング間
隔)でデータX(1)、X(2)・・・、X(M−1)
が入力された場合を考える。速度センサ部20から入力
されたこれらのサンプリングデータX(1)、X
(2)、・・・、X(M−1)は、(M−1)個の格納
場所281 〜28M-1 を有するメモリ28に収容され
る。この結果、各データは、サンプリングされた順に、
1から(M−1)まで番号付けされることになる。
速度センサ部20から一定時間間隔(サンプリング間
隔)でデータX(1)、X(2)・・・、X(M−1)
が入力された場合を考える。速度センサ部20から入力
されたこれらのサンプリングデータX(1)、X
(2)、・・・、X(M−1)は、(M−1)個の格納
場所281 〜28M-1 を有するメモリ28に収容され
る。この結果、各データは、サンプリングされた順に、
1から(M−1)まで番号付けされることになる。
【0018】現時刻にサンプリングデータX(1)がメ
モリ281 に収容されたとすると、このデータより一つ
前にサンプリングされたデータX(2)がメモリ282
に収容されており、二つ前にサンプリングされたデータ
X(3)がメモリ283 に収容されている状態となって
いる。このようにして、各データは、メモリ281 〜2
8M-1 に、そのサンプリング時刻に対応する場所に収容
されている状態である。
モリ281 に収容されたとすると、このデータより一つ
前にサンプリングされたデータX(2)がメモリ282
に収容されており、二つ前にサンプリングされたデータ
X(3)がメモリ283 に収容されている状態となって
いる。このようにして、各データは、メモリ281 〜2
8M-1 に、そのサンプリング時刻に対応する場所に収容
されている状態である。
【0019】次に、新しいデータX(0)が入力される
と、その新しいデータX(0)がメモリ281 に収容さ
れ、281 〜28M-2 のメモリに収容されていた各デー
タX(1)〜X(M−2)は、番号が1つ増えた格納場
所に移動する。つまり、メモリ281 に収容されていた
データX(1)は、メモリ282 に移動し、メモリ28
2 のデータX(2)は、メモリ283 に移動するという
具合である。そして、メモリ28M-1 に収容されていた
データX(M−1)は、後述の重み付け部30M-1 に送
られる。このメモリ28を例えば通常のシフトレジスタ
により構成することが出来る。
と、その新しいデータX(0)がメモリ281 に収容さ
れ、281 〜28M-2 のメモリに収容されていた各デー
タX(1)〜X(M−2)は、番号が1つ増えた格納場
所に移動する。つまり、メモリ281 に収容されていた
データX(1)は、メモリ282 に移動し、メモリ28
2 のデータX(2)は、メモリ283 に移動するという
具合である。そして、メモリ28M-1 に収容されていた
データX(M−1)は、後述の重み付け部30M-1 に送
られる。このメモリ28を例えば通常のシフトレジスタ
により構成することが出来る。
【0020】この様に、(M−1)個の各データは、そ
れぞれの番号に従い時間的な情報を付されている。すな
わち、1番のデータが現時刻に入力されたデータである
とすると、2番のデータは、現時刻からサンプリング間
隔を引いた時刻に入力されたデータである。また、3番
のデータは、現時刻からサンプリング間隔に2を掛けた
時間を引いた時刻に入力されたデータである。従って、
i番のデータは現時刻からサンプリング間隔に(i−
1)を掛けた時間を引いた時刻に入力されたデータであ
ることが分かる(この様に、iは時間(サンプリング時
刻)を表す量であるから、例えば、「iの関数」のこと
を「時間の関数」と呼ぶ。)。以上の動作はサンプリン
グ間隔毎に行われる。上述した動作と同時に、次のよう
な動作が行われる。
れぞれの番号に従い時間的な情報を付されている。すな
わち、1番のデータが現時刻に入力されたデータである
とすると、2番のデータは、現時刻からサンプリング間
隔を引いた時刻に入力されたデータである。また、3番
のデータは、現時刻からサンプリング間隔に2を掛けた
時間を引いた時刻に入力されたデータである。従って、
i番のデータは現時刻からサンプリング間隔に(i−
1)を掛けた時間を引いた時刻に入力されたデータであ
ることが分かる(この様に、iは時間(サンプリング時
刻)を表す量であるから、例えば、「iの関数」のこと
を「時間の関数」と呼ぶ。)。以上の動作はサンプリン
グ間隔毎に行われる。上述した動作と同時に、次のよう
な動作が行われる。
【0021】現時刻にサンプリングデータX(0)がメ
モリ281 に収容されたとき、これと同時に、このサン
プリングデータX(0)は重み付け部300 に送られ
る。また、メモリ281 〜28M-2 に収容されていた各
データX(1)〜X(M−2)は、番号が1つ増えた格
納場所282 〜28M-1 に移動すると同時に、各々の番
号と同一の番号の重み付け部301 〜30M-2 に送られ
る。そして、メモリ28M-1 に収容されていたデータX
(M−1)は、重み付け部30M-1 に送られる。各重み
付け部300 〜30M-1 では、予め設定されていた数
(重み:タップ係数)を各入力データX(0)〜X(M
−1)に乗算して出力する。
モリ281 に収容されたとき、これと同時に、このサン
プリングデータX(0)は重み付け部300 に送られ
る。また、メモリ281 〜28M-2 に収容されていた各
データX(1)〜X(M−2)は、番号が1つ増えた格
納場所282 〜28M-1 に移動すると同時に、各々の番
号と同一の番号の重み付け部301 〜30M-2 に送られ
る。そして、メモリ28M-1 に収容されていたデータX
(M−1)は、重み付け部30M-1 に送られる。各重み
付け部300 〜30M-1 では、予め設定されていた数
(重み:タップ係数)を各入力データX(0)〜X(M
−1)に乗算して出力する。
【0022】この実施例では、この非巡回形ディジタル
フィルタ26の各重み付け部30i(但し、i=0,
1,・・・,M−1)で乗算されるタップ係数A(i)
は、次式(1)または(2)のように定められている。
フィルタ26の各重み付け部30i(但し、i=0,
1,・・・,M−1)で乗算されるタップ係数A(i)
は、次式(1)または(2)のように定められている。
【0023】
【数5】
【0024】
【数6】
【0025】これらの各重み付け部30i に送られた各
データX(i)には、それぞれのタップ係数A(i)が
積算され、これらの積算値は加算器32に送られ、加算
されて出力される。すなわち、ΣA(i)X(i)が出
力される。ここで、Σはiについて0から(M−1)ま
での加算を取ることを意味する。この加算器32の出力
の意味を、次の二つの場合、に分けて考える。
データX(i)には、それぞれのタップ係数A(i)が
積算され、これらの積算値は加算器32に送られ、加算
されて出力される。すなわち、ΣA(i)X(i)が出
力される。ここで、Σはiについて0から(M−1)ま
での加算を取ることを意味する。この加算器32の出力
の意味を、次の二つの場合、に分けて考える。
【0026】すなわち、この出力値は、タップ係数が
式(1)で表される場合には、各データの値がiの1次
の関数S(i)=W0 +W1 iで近似される場合を仮定
して最小自乗法により求めた係数W0 の値に相当する。
ここで、W1 は直線の傾きを表す。
式(1)で表される場合には、各データの値がiの1次
の関数S(i)=W0 +W1 iで近似される場合を仮定
して最小自乗法により求めた係数W0 の値に相当する。
ここで、W1 は直線の傾きを表す。
【0027】また、この出力値は、タップ係数が式
(2)で表される場合には、各データの値がiの2次の
関数S(i)=W0 +W1 i+W2 i2 で近似される場
合を仮定して最小自乗法により求めた係数W0 の値に相
当する。ここで、W1 、W2 はそれぞれiの係数、i2
の係数である。
(2)で表される場合には、各データの値がiの2次の
関数S(i)=W0 +W1 i+W2 i2 で近似される場
合を仮定して最小自乗法により求めた係数W0 の値に相
当する。ここで、W1 、W2 はそれぞれiの係数、i2
の係数である。
【0028】尚、W0 はS(0)であり、すなわち現時
刻のデータ(重み付け部300 に入力されたデータ)が
S(0)に変換されて出力されたことになる。
刻のデータ(重み付け部300 に入力されたデータ)が
S(0)に変換されて出力されたことになる。
【0029】この様に、非巡回形ディジタルフィルタ2
6は、現時刻(i=0)のデータと、現時刻から或る一
定時間前にサンプリングされた複数のデータから、それ
らの番号i、すなわち時刻iに対するデータの値X
(i)の母平均がS(i)であると仮定し、最小自乗法
によりS(i)を推定し、その推定した時間関数S
(i)から現時刻(i=0)の関数値S(0)を演算す
るものである。
6は、現時刻(i=0)のデータと、現時刻から或る一
定時間前にサンプリングされた複数のデータから、それ
らの番号i、すなわち時刻iに対するデータの値X
(i)の母平均がS(i)であると仮定し、最小自乗法
によりS(i)を推定し、その推定した時間関数S
(i)から現時刻(i=0)の関数値S(0)を演算す
るものである。
【0030】加算器32の出力信号は、D/A変換器3
4によりアナログ信号に変換され、この信号に比例した
力がアクチュエータ16により制御対象10に加えられ
る。
4によりアナログ信号に変換され、この信号に比例した
力がアクチュエータ16により制御対象10に加えられ
る。
【0031】(実施例2:最小自乗法による関数の決
定)次に、前述した最小自乗法による関数の決定、合わ
せて信号処理の過程について説明する。
定)次に、前述した最小自乗法による関数の決定、合わ
せて信号処理の過程について説明する。
【0032】図2は、実施例2の説明に供するブロック
回路図であり、図1の重み付け部30および加算器32
を推定部36で置き換えた構成である。尚、図1に示し
た構成成分と同一の構成成分については同一符号を付し
て示し、特に必要なもの以外は詳細な説明を省略する。
回路図であり、図1の重み付け部30および加算器32
を推定部36で置き換えた構成である。尚、図1に示し
た構成成分と同一の構成成分については同一符号を付し
て示し、特に必要なもの以外は詳細な説明を省略する。
【0033】この実施例では、制御対象10の速度の時
間変化は、短い時間範囲内においては時間のN次の関数
で表せると仮定する。また、速度観測信号に含まれる雑
音成分はランダムであり、時間平均は0であると仮定す
る。
間変化は、短い時間範囲内においては時間のN次の関数
で表せると仮定する。また、速度観測信号に含まれる雑
音成分はランダムであり、時間平均は0であると仮定す
る。
【0034】今、現時刻t0 にデータX(0)がサンプ
リングされた場合を考える。また、現時刻t0 にサンプ
リングされたデータX(0)よりi回数前にサンプリン
グされた各データ、すなわちサンプリング間隔をtS と
すると時刻(t0 −itS )にサンプリングされた各デ
ータをX(i)で表す(但し、i=0,1,・・・,M
−1である。)。
リングされた場合を考える。また、現時刻t0 にサンプ
リングされたデータX(0)よりi回数前にサンプリン
グされた各データ、すなわちサンプリング間隔をtS と
すると時刻(t0 −itS )にサンプリングされた各デ
ータをX(i)で表す(但し、i=0,1,・・・,M
−1である。)。
【0035】これらM個のデータX(0)〜X(M−
1)が推定部36に入力され、次のような処理が施され
る。尚、このように、サンプリングされた順に、すなわ
ち時間的に直列にしか扱えないデータを、複数のデータ
を同時に、つまり並列に扱うことを可能にするのがメモ
リ28である。
1)が推定部36に入力され、次のような処理が施され
る。尚、このように、サンプリングされた順に、すなわ
ち時間的に直列にしか扱えないデータを、複数のデータ
を同時に、つまり並列に扱うことを可能にするのがメモ
リ28である。
【0036】サンプリング間隔がtS であるとき、入力
されたデータのサンプリング時刻の時間範囲は(M−
1)tS である。この時間内にサンプリングされたデー
タに対して、最小自乗法を適用する。上述したように、
この時間内ではサンプリング時刻に対するデータの値
は、N次の時間関数で与えられると仮定する。その時間
関数を次式のように置く。
されたデータのサンプリング時刻の時間範囲は(M−
1)tS である。この時間内にサンプリングされたデー
タに対して、最小自乗法を適用する。上述したように、
この時間内ではサンプリング時刻に対するデータの値
は、N次の時間関数で与えられると仮定する。その時間
関数を次式のように置く。
【0037】 S(i)=W0 +W1 i+・・・+WN iN (3) データX(i)のサンプリング時刻は(t0 −itS )
で表されるから、ここでは時間をiで表す。
で表されるから、ここでは時間をiで表す。
【0038】それぞれのサンプリングデータX(0),
X(1),・・・,X(M−1)と、関数値S(0),
S(1),・・・,S(M−1)との差の二乗が最小に
なるように(3)式中の係数W0 ,W1 ,・・・WN を
決定する。ここではすべての係数を求める必要はなく、
現時刻i=0に対応する値S(0)=W0 のみを求めれ
ばよい。次のN個の方程式からなる連立方程式(正規方
程式)を解くことにより、W0 は決定される。
X(1),・・・,X(M−1)と、関数値S(0),
S(1),・・・,S(M−1)との差の二乗が最小に
なるように(3)式中の係数W0 ,W1 ,・・・WN を
決定する。ここではすべての係数を求める必要はなく、
現時刻i=0に対応する値S(0)=W0 のみを求めれ
ばよい。次のN個の方程式からなる連立方程式(正規方
程式)を解くことにより、W0 は決定される。
【0039】
【数7】
【0040】ここで、(4)式中のΣはiについて0か
ら(M−1)までたし合わせることを意味している。
ら(M−1)までたし合わせることを意味している。
【0041】N=1の場合に(4)式を解くと(5)式
となり、N=2の場合に(4)式を解くと(6)式とな
る。
となり、N=2の場合に(4)式を解くと(6)式とな
る。
【0042】
【数8】
【0043】
【数9】
【0044】式(5)または(6)のW0 は、A(i)
をそれぞれ式(1)または(2)としたとき、ΣA
(i)X(i)で表される。
をそれぞれ式(1)または(2)としたとき、ΣA
(i)X(i)で表される。
【0045】従って、時刻t0 のサンプリングデータの
値X(0)は、以上の処理によってW0 という値に変換
される。このような動作がサンプリング間隔毎に行われ
る。
値X(0)は、以上の処理によってW0 という値に変換
される。このような動作がサンプリング間隔毎に行われ
る。
【0046】出力値W0 は、サンプリングされた複数の
データから求められ、雑音成分が低減されている。ま
た、時刻t0 を含むそれ以前のデータの値から時刻t0
のデータの値を推定するので、W0 に及ぼす雑音成分の
影響は小さく、実際の制御対象の速度に則した値となっ
ている。
データから求められ、雑音成分が低減されている。ま
た、時刻t0 を含むそれ以前のデータの値から時刻t0
のデータの値を推定するので、W0 に及ぼす雑音成分の
影響は小さく、実際の制御対象の速度に則した値となっ
ている。
【0047】次に、観測されたデータが、上述した処理
過程においてどのように変化してゆくのかを図3を参照
して説明する。
過程においてどのように変化してゆくのかを図3を参照
して説明する。
【0048】図3の各グラフの横軸は時間、縦軸は信号
値であり、N=1、M=6の場合において、各処理過程
の信号の様子を模式的に示したものである。
値であり、N=1、M=6の場合において、各処理過程
の信号の様子を模式的に示したものである。
【0049】先ず、速度センサ22の出力波形が図3の
(A)の様であるとする。この速度センサ22の出力
は、A/D変換器24により図3の(B)で表される離
散的信号に変換される。t0 が現時刻であるとし、この
時刻t0 にサンプリングされたデータをX(0)とす
る。また、各時刻ti にサンプリングされたデータを、
それぞれX(i)とする(但し、i=0,1,・・・,
M−1)。時刻間隔(ti−ti-1 )は、サンプリング
間隔tS である。
(A)の様であるとする。この速度センサ22の出力
は、A/D変換器24により図3の(B)で表される離
散的信号に変換される。t0 が現時刻であるとし、この
時刻t0 にサンプリングされたデータをX(0)とす
る。また、各時刻ti にサンプリングされたデータを、
それぞれX(i)とする(但し、i=0,1,・・・,
M−1)。時刻間隔(ti−ti-1 )は、サンプリング
間隔tS である。
【0050】推定部36は、データX(0)〜X(5)
を入力として前述した処理を行い、図3の(C)の様な
直線関数S(i)を得る。そして、現時刻に相当する関
数値S(0)=W0 を決定して、これを出力する。D/
A変換器34では次の推定部出力が発生するまで、この
値W0 を保持する。D/A変換器34の出力信号は、図
3の(D)に示されている。
を入力として前述した処理を行い、図3の(C)の様な
直線関数S(i)を得る。そして、現時刻に相当する関
数値S(0)=W0 を決定して、これを出力する。D/
A変換器34では次の推定部出力が発生するまで、この
値W0 を保持する。D/A変換器34の出力信号は、図
3の(D)に示されている。
【0051】新しいデータX(−1)がサンプリングさ
れると図3の(E)の様に、各データはシフトし、X
(−1)とX(0)〜X(4)が推定部36に入力され
て、再び関数S(i)を推定する。この様に、図3の
(A)の信号が、図3の(D)の信号に変換されること
がわかる。
れると図3の(E)の様に、各データはシフトし、X
(−1)とX(0)〜X(4)が推定部36に入力され
て、再び関数S(i)を推定する。この様に、図3の
(A)の信号が、図3の(D)の信号に変換されること
がわかる。
【0052】以上のように信号は処理され、変化する。
図3の(A)の信号に含まれる雑音成分は低減してお
り、時間的に平滑であり、かつ実際の制御対象の速度に
忠実な図3の(D)の信号が得られる。この出力信号を
制御信号として、スカイフックダンパ制御を行うので、
雑音の影響が小さい振動の抑圧が可能である。
図3の(A)の信号に含まれる雑音成分は低減してお
り、時間的に平滑であり、かつ実際の制御対象の速度に
忠実な図3の(D)の信号が得られる。この出力信号を
制御信号として、スカイフックダンパ制御を行うので、
雑音の影響が小さい振動の抑圧が可能である。
【0053】アクチュエータは、制御対象の振動方向の
速度に比例した力を制御対象に加える。これを利用した
スカイフックダンパ制御は、制御対象の速度を測定し
て、この測定値に基づいて制御対象に加える力を決定す
る。従って、測定された速度信号に雑音が含まれている
場合、この雑音信号に基づいた力を対象に加えてしまう
から、上述の処理を入力信号に施し、雑音による影響を
小さくしている。
速度に比例した力を制御対象に加える。これを利用した
スカイフックダンパ制御は、制御対象の速度を測定し
て、この測定値に基づいて制御対象に加える力を決定す
る。従って、測定された速度信号に雑音が含まれている
場合、この雑音信号に基づいた力を対象に加えてしまう
から、上述の処理を入力信号に施し、雑音による影響を
小さくしている。
【0054】以上の実施例2において、推定部36は、
正規方程式を解いて出力する回路であればどのような構
成でもよい。但し、式(3)のすべての係数を求める方
法では、次数Nが大きくなると演算量が多くなり、大規
模な演算回路が必要となり、従って、高速な信号処理に
対しては現実的ではない。一方、この実施例2と実施例
1のように、W0 のみを求める方法によれば、演算量は
次数Nに依存せず、タップ数Mにのみ依存する。従っ
て、装置の構成が簡単となり、演算量も少なくて済む。
正規方程式を解いて出力する回路であればどのような構
成でもよい。但し、式(3)のすべての係数を求める方
法では、次数Nが大きくなると演算量が多くなり、大規
模な演算回路が必要となり、従って、高速な信号処理に
対しては現実的ではない。一方、この実施例2と実施例
1のように、W0 のみを求める方法によれば、演算量は
次数Nに依存せず、タップ数Mにのみ依存する。従っ
て、装置の構成が簡単となり、演算量も少なくて済む。
【0055】実施例1および実施例2において好適な結
果を得るために、次のように種々の定数を決定する。
果を得るために、次のように種々の定数を決定する。
【0056】先ず、実際の制御対象の振動の時間波形
が、何次の時間関数で最もよく近似されるかということ
は、近似する時間幅との関係、すなわちNと(M−1)
tS との関係から決められる。NとMの値には特に上限
はないが、Nは、1または2のときが好適である。雑音
を含まない制御対象の振動の時間波形(以下、真の時間
波形と呼ぶ。)が複雑であると考えるのは妥当ではな
く、従って、高々2次の時間関数で近似されると考えら
れる。
が、何次の時間関数で最もよく近似されるかということ
は、近似する時間幅との関係、すなわちNと(M−1)
tS との関係から決められる。NとMの値には特に上限
はないが、Nは、1または2のときが好適である。雑音
を含まない制御対象の振動の時間波形(以下、真の時間
波形と呼ぶ。)が複雑であると考えるのは妥当ではな
く、従って、高々2次の時間関数で近似されると考えら
れる。
【0057】例えば、真の時間波形が正弦関数で表さ
れ、近似する時間幅(M−1)tS が、真の時間波形の
1周期よりも十分短い場合には、2次に比べ1次すなわ
ち直線近似の方が推定性能がよい(ケース1)。また、
時間幅(M−1)tS が、真の時間波形の1周期の1/
4程度である場合には、放物線近似が妥当となり、2次
の方が推定性能が高い(ケース2)。また、ケース2の
方がケース1より、推定性能は高いが、タップ数Mが多
くなるために演算量は多くなる。また、サンプリング間
隔tS はサンプリング定理に基づいて決められるが、時
間幅(M−1)tS との関係も考慮して決定される。
れ、近似する時間幅(M−1)tS が、真の時間波形の
1周期よりも十分短い場合には、2次に比べ1次すなわ
ち直線近似の方が推定性能がよい(ケース1)。また、
時間幅(M−1)tS が、真の時間波形の1周期の1/
4程度である場合には、放物線近似が妥当となり、2次
の方が推定性能が高い(ケース2)。また、ケース2の
方がケース1より、推定性能は高いが、タップ数Mが多
くなるために演算量は多くなる。また、サンプリング間
隔tS はサンプリング定理に基づいて決められるが、時
間幅(M−1)tS との関係も考慮して決定される。
【0058】また、制御対象に加える力は、推定部で求
めた出力W0 に比例した力をアクチュエータにより加え
るが、この比例定数は振動減衰量の周波数特性を考慮し
て決めなければならない。
めた出力W0 に比例した力をアクチュエータにより加え
るが、この比例定数は振動減衰量の周波数特性を考慮し
て決めなければならない。
【0059】以上の装置及び方法の実施例の効果を次に
まとめて述べる。先ず、前述した実施例の装置及び方法
によれば、速度観測信号に含まれる雑音成分が低減し、
時間的に平滑であり、かつ実際の制御対象の速度に忠実
な出力信号を得ることが出来る。この出力信号に比例し
た力をアクチュエータで制御対象の速度の向きと逆の向
きに加えることにより、雑音の影響が小さい振動の抑圧
が可能となる。
まとめて述べる。先ず、前述した実施例の装置及び方法
によれば、速度観測信号に含まれる雑音成分が低減し、
時間的に平滑であり、かつ実際の制御対象の速度に忠実
な出力信号を得ることが出来る。この出力信号に比例し
た力をアクチュエータで制御対象の速度の向きと逆の向
きに加えることにより、雑音の影響が小さい振動の抑圧
が可能となる。
【0060】また、前述した実施例の動作は、現時刻ま
での入力データを用いて、現時刻の入力データに対する
推定値を求めているので、処理速度による時間遅れを除
き、遅延時間なしで推定値が得られる。遅延時間がある
場合というのは、現時刻までの入力データを用いて、過
去の入力データに対する推定値を求める場合である。
での入力データを用いて、現時刻の入力データに対する
推定値を求めているので、処理速度による時間遅れを除
き、遅延時間なしで推定値が得られる。遅延時間がある
場合というのは、現時刻までの入力データを用いて、過
去の入力データに対する推定値を求める場合である。
【0061】そして、この実施例の制振制御方法及び装
置は、現時刻の推定値W0 のみを求めるので、演算量が
近似する時間関数の次数Nに依存せず、タップ数Mにの
み依存し、従って、装置の構成が簡単であり、演算量も
少なくて済む。
置は、現時刻の推定値W0 のみを求めるので、演算量が
近似する時間関数の次数Nに依存せず、タップ数Mにの
み依存し、従って、装置の構成が簡単であり、演算量も
少なくて済む。
【0062】
【発明の効果】上述した説明からも理解できるように、
この発明の制振制御方法及び装置によれば、最小自乗法
を利用した信号処理により、観測信号に含まれる雑音成
分の影響の少ない制御信号を得ることが出来る。この制
御信号発生装置とスカイフックダンパ制御の組み合わせ
により、雑音による影響の少ない振動の抑圧を行うこと
が可能である。
この発明の制振制御方法及び装置によれば、最小自乗法
を利用した信号処理により、観測信号に含まれる雑音成
分の影響の少ない制御信号を得ることが出来る。この制
御信号発生装置とスカイフックダンパ制御の組み合わせ
により、雑音による影響の少ない振動の抑圧を行うこと
が可能である。
【図1】この発明の実施例の説明に供するブロック回路
図である。
図である。
【図2】この発明の実施例の説明に供するブロック回路
図である。
図である。
【図3】この発明の実施例の説明に供する模式図であ
る。
る。
10:制御対象 12:バネ 14:ダンパ 16:アクチュエータ 18:接地面 20:速度センサ部 22:速度センサ 24:A/D変換器 26:非巡回形ディジタルフィルタ 28、281 〜28M-1 :メモリ 30、300 〜30M-1 :重み付け部 32:加算器 34:D/A変換器 36:推定部
Claims (4)
- 【請求項1】 制御対象の制御振動方向の速度に応じて
制御信号を発生させる制振制御方法において、 制御対象の制御振動方向の速度を観測して、これを速度
観測信号とし、 該速度観測信号を予め定められた一定時間間隔でサンプ
リングし、 サンプリングされた離散的速度観測信号を、その観測時
刻に従い順序を付したデータとして、予め定められた一
定時間メモリに蓄積し、 現時刻において該メモリ内に蓄積されている前記データ
から最小自乗法によりN次の時間関数(但し、N≧1を
満たす整数)を求め、 該N次の時間関数の前記現時刻に対応する関数値を演算
し、 前記現時刻に対応する前記関数値に比例した力を前記制
御対象に加えることを特徴とする制振制御方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の制振制御方法におい
て、iを現時刻を基準として現時刻より前のサンプリン
グの順番と、この順番に対応する時間を表す変数とし、
或る一つの前記データがサンプリングされた時刻を前記
現時刻(i=0)としたとき、該データと該データより
i回数前(但し、i=0,1,・・・,M−1)にサン
プリングされたデータとのこれら合計M(但し、Mは正
の整数)個のデータから、推定される前記N次の時間関
数を S(i)=W0 +W1 i+・・・+WN iN とし、前記現時刻に対応する時間関数の値S(0)を知
るために、展開係数W0、W1 、・・・、WN を決定す
る正規方程式よりW0 を求めることを特徴とする制振制
御方法。 - 【請求項3】 制御対象の制御振動方向の速度に応じて
制御信号を発生させる制振制御装置において、 制御対象の制御振動方向の速度を観測して、予め定めら
れた一定時間間隔でサンプリングを行って離散的速度観
測信号を出力する速度センサ部と、 該速度センサ部の出力を入力とし、i回数前に得られた
離散的速度観測信号に対する重み付け用のタップ係数A
(i)をタップ数をM(但し、Mは正の整数)とする
と、 【数1】 で与えられる非巡回形ディジタルフィルタと、 該非巡回形ディジタルフィルタの出力に比例した力を前
記制御対象に加えるアクチュエータとを具えることを特
徴とする制振制御装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の制振制御装置におい
て、i回数前に得られた離散的速度観測信号に対する重
み付け用のタップ係数A(i)が、 【数2】 で与えられることを特徴とする制振制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17371495A JPH0925987A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 制振制御方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17371495A JPH0925987A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 制振制御方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0925987A true JPH0925987A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=15965779
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17371495A Withdrawn JPH0925987A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 制振制御方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0925987A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010098399A1 (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-02 | 国際計測器株式会社 | 除振装置 |
| JP5551153B2 (ja) * | 2009-04-03 | 2014-07-16 | 国際計測器株式会社 | サスペンション装置 |
| CN112776553A (zh) * | 2019-11-07 | 2021-05-11 | 爱信精机株式会社 | 控制装置 |
-
1995
- 1995-07-10 JP JP17371495A patent/JPH0925987A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010098399A1 (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-02 | 国際計測器株式会社 | 除振装置 |
| JP5103549B2 (ja) * | 2009-02-27 | 2012-12-19 | 国際計測器株式会社 | 除振装置 |
| JP5551153B2 (ja) * | 2009-04-03 | 2014-07-16 | 国際計測器株式会社 | サスペンション装置 |
| CN112776553A (zh) * | 2019-11-07 | 2021-05-11 | 爱信精机株式会社 | 控制装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021001 |