JPH09260294A - 電気炉の温度制御方法 - Google Patents
電気炉の温度制御方法Info
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- JPH09260294A JPH09260294A JP9064096A JP9064096A JPH09260294A JP H09260294 A JPH09260294 A JP H09260294A JP 9064096 A JP9064096 A JP 9064096A JP 9064096 A JP9064096 A JP 9064096A JP H09260294 A JPH09260294 A JP H09260294A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 基板を電気炉内に投入した時に電気炉の炉内
温度を迅速に設定した目標温度に安定維持させる。 【解決手段】 目標温度設定器9の入力する目標温度に
したがって第1調節器12と第2調節器13とにヒータ
7を制御させて電気炉1を加熱する電気炉の温度制御方
法において、基板wの投入の際に温度補正器11が電気
炉1の炉内温度と設定した目標温度との温度差の時間変
化パターンを求める。そして、以降の基板wを投入する
際には、温度補正器11が前記求めた温度差の時間変化
パターンを目標温度パターンに加えて、この補正した目
標温度パターンにしたがって第1調節器12と第2調節
器13とがヒータ7を制御して電気炉1を加熱する。こ
れによって、基板w投入の際に生じる電気炉1の炉内温
度の変化を抑えることができ、電気炉1の炉内温度を迅
速に設定した目標温度に安定維持する。
温度を迅速に設定した目標温度に安定維持させる。 【解決手段】 目標温度設定器9の入力する目標温度に
したがって第1調節器12と第2調節器13とにヒータ
7を制御させて電気炉1を加熱する電気炉の温度制御方
法において、基板wの投入の際に温度補正器11が電気
炉1の炉内温度と設定した目標温度との温度差の時間変
化パターンを求める。そして、以降の基板wを投入する
際には、温度補正器11が前記求めた温度差の時間変化
パターンを目標温度パターンに加えて、この補正した目
標温度パターンにしたがって第1調節器12と第2調節
器13とがヒータ7を制御して電気炉1を加熱する。こ
れによって、基板w投入の際に生じる電気炉1の炉内温
度の変化を抑えることができ、電気炉1の炉内温度を迅
速に設定した目標温度に安定維持する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造用の拡
散装置やCVD装置等に用いられる電気炉の温度制御方
法に関し、特に、ウェーハ等の基板を投入したときの電
気炉の温度制御方法に関する。
散装置やCVD装置等に用いられる電気炉の温度制御方
法に関し、特に、ウェーハ等の基板を投入したときの電
気炉の温度制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CVD装置のように電気炉を有する半導
体製造装置では、炉内の温度を適切な温度に維持する必
要があるため、予め設定した目標温度の温度変化パター
ンに基づいて制御装置がヒータの温度制御を行ってい
る。この温度制御は、基板に成膜処理等のプロセス処理
を施す場合のみならず、電気炉内に基板を投入する場合
においても行われ、電気炉内の温度を規定値の温度に維
持している。このような温度制御を行っている半導体製
造装置の一例を図7を参照して説明する。この半導体製
造装置では、基板wはボート2に保持され、ボートロー
ダ3により上下方向へ駆動されて電気炉1内に投入或い
は引き出される。この基板投入の際には、第1調節器1
2及び第2調節器13のPID(比例、積分、微分)演
算に基づいてヒータ7をカスケード制御し、電気炉1内
温度の維持を図っている。
体製造装置では、炉内の温度を適切な温度に維持する必
要があるため、予め設定した目標温度の温度変化パター
ンに基づいて制御装置がヒータの温度制御を行ってい
る。この温度制御は、基板に成膜処理等のプロセス処理
を施す場合のみならず、電気炉内に基板を投入する場合
においても行われ、電気炉内の温度を規定値の温度に維
持している。このような温度制御を行っている半導体製
造装置の一例を図7を参照して説明する。この半導体製
造装置では、基板wはボート2に保持され、ボートロー
ダ3により上下方向へ駆動されて電気炉1内に投入或い
は引き出される。この基板投入の際には、第1調節器1
2及び第2調節器13のPID(比例、積分、微分)演
算に基づいてヒータ7をカスケード制御し、電気炉1内
温度の維持を図っている。
【0003】すなわち、基板wを電気炉1内に投入する
際には、第1調節器12は炉内温度センサ5からの測定
温度と目標温度設定器9から入力される予め設定された
目標温度とをPID演算して第2調節器への目標値を算
出し、第2調節器13は当該目標値と炉外温度センサ6
の測定値とをPID演算してヒータ7に供給する電力値
を算出する。そして、電力変換器8は算出された電力値
に基づいてヒータ7に電力を供給してヒータ7により電
気炉1を予め設定された目標温度に維持する。
際には、第1調節器12は炉内温度センサ5からの測定
温度と目標温度設定器9から入力される予め設定された
目標温度とをPID演算して第2調節器への目標値を算
出し、第2調節器13は当該目標値と炉外温度センサ6
の測定値とをPID演算してヒータ7に供給する電力値
を算出する。そして、電力変換器8は算出された電力値
に基づいてヒータ7に電力を供給してヒータ7により電
気炉1を予め設定された目標温度に維持する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、電気炉1内へ
の基板wの投入処理は、電気炉1外のボート2に処理対
象の基板wを装填し、電気炉1内に当該ボート2を投入
することにより行われる。このような基板wの投入処理
においては、ボート2に装填される基板wは室温といっ
たように炉内温度より低い温度であるため、基板wを装
填したボート2が電気炉1内に投入されると、電気炉1
内の熱が奪われて炉内温度が低下してしまう。また、基
板wを投入するボート2自体も電気炉1から引き出され
て炉内温度より低下した状態にあり、電気炉1に投入さ
れると炉内温度を低下させてしまうこともある。
の基板wの投入処理は、電気炉1外のボート2に処理対
象の基板wを装填し、電気炉1内に当該ボート2を投入
することにより行われる。このような基板wの投入処理
においては、ボート2に装填される基板wは室温といっ
たように炉内温度より低い温度であるため、基板wを装
填したボート2が電気炉1内に投入されると、電気炉1
内の熱が奪われて炉内温度が低下してしまう。また、基
板wを投入するボート2自体も電気炉1から引き出され
て炉内温度より低下した状態にあり、電気炉1に投入さ
れると炉内温度を低下させてしまうこともある。
【0005】このため、上記のように規定の温度を目標
温度としたヒータ7の温度制御を行っても、基板wの投
入によって炉内温度が大幅に低下し、ヒータ7による加
熱により実際に炉内温度が目標温度に達するまでにはか
なりの時間を要してしまう。すなわち、図8に示すよう
に、規定の目標温度に基づいた温度制御を行っていて
も、基板wの投入を開始すると電気炉1の炉内温度の低
下が始まり、基板wの投入が完了したときも目標温度よ
り電気炉1の炉内温度が低下した状態になってしまって
おり、上記のようなヒータ7のよる温度制御を行っても
基板投入を完了してから炉内温度が目標温度で安定する
までかなりの時間がかかってしまっていた。
温度としたヒータ7の温度制御を行っても、基板wの投
入によって炉内温度が大幅に低下し、ヒータ7による加
熱により実際に炉内温度が目標温度に達するまでにはか
なりの時間を要してしまう。すなわち、図8に示すよう
に、規定の目標温度に基づいた温度制御を行っていて
も、基板wの投入を開始すると電気炉1の炉内温度の低
下が始まり、基板wの投入が完了したときも目標温度よ
り電気炉1の炉内温度が低下した状態になってしまって
おり、上記のようなヒータ7のよる温度制御を行っても
基板投入を完了してから炉内温度が目標温度で安定する
までかなりの時間がかかってしまっていた。
【0006】このように、炉内温度が目標温度で安定す
るまでにかなりの時間を要してしまうため、基板投入後
の処理工程が遅延してしまい、半導体製造の生産効率を
低下させていた。また、このような炉内温度の制御の遅
れは、生産効率の低下ばかりか製品となる基板の品質の
低下をももたらし、改善を強く望まれていた。本発明は
上記従来の事情に鑑みなされたもので、基板を電気炉内
に投入した後に電気炉内温度を迅速に設定した目標温度
に安定させることのできる電気炉の温度制御方法を提供
することを目的とする。
るまでにかなりの時間を要してしまうため、基板投入後
の処理工程が遅延してしまい、半導体製造の生産効率を
低下させていた。また、このような炉内温度の制御の遅
れは、生産効率の低下ばかりか製品となる基板の品質の
低下をももたらし、改善を強く望まれていた。本発明は
上記従来の事情に鑑みなされたもので、基板を電気炉内
に投入した後に電気炉内温度を迅速に設定した目標温度
に安定させることのできる電気炉の温度制御方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係る温度制御方法は、ヒータにより加熱さ
れる電気炉内に基板を投入するに際して、ヒータを制御
して電気炉内の温度を規定の目標温度に維持する電気炉
の温度制御方法において、基板の投入に際して生ずる電
気炉内の温度変化を計測し、前記目標温度と当該計測し
た温度との温度差の時間変化パターンを求めておき、以
降の基板投入に際して、目標温度に時間毎の前記温度差
を加え、当該補正された目標温度パターンに基づいてヒ
ータ制御を行うことを特徴とする。
に請求項1に係る温度制御方法は、ヒータにより加熱さ
れる電気炉内に基板を投入するに際して、ヒータを制御
して電気炉内の温度を規定の目標温度に維持する電気炉
の温度制御方法において、基板の投入に際して生ずる電
気炉内の温度変化を計測し、前記目標温度と当該計測し
た温度との温度差の時間変化パターンを求めておき、以
降の基板投入に際して、目標温度に時間毎の前記温度差
を加え、当該補正された目標温度パターンに基づいてヒ
ータ制御を行うことを特徴とする。
【0008】上記した請求項1に係る温度制御方法で
は、基板の投入処理において、電気炉の炉内温度と規定
の目標温度との差を連続して求め、この温度差の時間変
化パターンを求める。そして、以降の基板投入に際して
の温度制御では基板投入の際に生じる炉内温度の変化を
抑えるために、規定の目標温度パターンに前記求めた温
度差パターンを加えて補正し、この補正した目標温度パ
ターンに基づいてヒータを制御する。
は、基板の投入処理において、電気炉の炉内温度と規定
の目標温度との差を連続して求め、この温度差の時間変
化パターンを求める。そして、以降の基板投入に際して
の温度制御では基板投入の際に生じる炉内温度の変化を
抑えるために、規定の目標温度パターンに前記求めた温
度差パターンを加えて補正し、この補正した目標温度パ
ターンに基づいてヒータを制御する。
【0009】請求項2に係る温度制御方法は、請求項1
に記載した温度制御方法において、前記温度差の時間変
化パターンを直線で構成するパターンに近似し、以降の
基板投入に際して、目標温度へ近似された温度差パター
ンを時間毎に加え、当該補正された目標温度パターンに
基づいてヒータ制御を行うことを特徴とする。
に記載した温度制御方法において、前記温度差の時間変
化パターンを直線で構成するパターンに近似し、以降の
基板投入に際して、目標温度へ近似された温度差パター
ンを時間毎に加え、当該補正された目標温度パターンに
基づいてヒータ制御を行うことを特徴とする。
【0010】請求項2に係る温度制御方法では、炉内温
度と目標温度との温度差パターンを直線で構成する温度
差パターンに近似する。そして、以降の基板を投入する
際には、目標温度パターンを直線近似した温度差パター
ンで補正してヒータを制御し、この補正制御を容易に行
う。
度と目標温度との温度差パターンを直線で構成する温度
差パターンに近似する。そして、以降の基板を投入する
際には、目標温度パターンを直線近似した温度差パター
ンで補正してヒータを制御し、この補正制御を容易に行
う。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る電気炉の温度制御方
法を説明する。まず、本実施例の温度制御方法を実施す
る半導体製造装置の一例を図1を参照して説明する。な
お、図7に示した従来例と同一部分には同一の符号を付
してある。この縦型半導体製造装置は、基板wに所定の
処理を施す電気炉1と、基板wを装填するボート2と、
ボート2を昇降させて電気炉1への投入或いは電気炉1
からの引き出しを行うボートローダ3と、ボートローダ
3によるボート2の昇降動を検出するエンコーダ4と、
電気炉1内の温度を測定する炉内温度センサ5と、電気
炉1の炉外温度を測定する炉外温度センサ6と、電気炉
1を加熱するヒータ7と、ヒータ7に電力を供給する電
力変換器8と、電気炉1内の目標温度を入力する目標温
度設定器9と、電気炉1内の温度を目標温度に基づいて
制御する制御装置10と、を備えている。
法を説明する。まず、本実施例の温度制御方法を実施す
る半導体製造装置の一例を図1を参照して説明する。な
お、図7に示した従来例と同一部分には同一の符号を付
してある。この縦型半導体製造装置は、基板wに所定の
処理を施す電気炉1と、基板wを装填するボート2と、
ボート2を昇降させて電気炉1への投入或いは電気炉1
からの引き出しを行うボートローダ3と、ボートローダ
3によるボート2の昇降動を検出するエンコーダ4と、
電気炉1内の温度を測定する炉内温度センサ5と、電気
炉1の炉外温度を測定する炉外温度センサ6と、電気炉
1を加熱するヒータ7と、ヒータ7に電力を供給する電
力変換器8と、電気炉1内の目標温度を入力する目標温
度設定器9と、電気炉1内の温度を目標温度に基づいて
制御する制御装置10と、を備えている。
【0012】ボート2は、例えば高純度の石英で形成さ
れており、複数の基板w(例えば20枚)を装填させ
て、電気炉1への投入或いは取り出しに使用される。ボ
ートローダ3は軸部3aを備え、軸部3aを回転駆動す
ることでボート2を上下に移動させて電気炉1への投入
或いは取り出しを行う。エンコーダ4はボートローダ3
の軸部3aの駆動状態を検知し、検知に基づいてボート
ローダ3の軸部3aの駆動を制御し、ボート2の電気炉
1への投入或いは取り出しの動作を行わせるとともに、
駆動動作に基づいて基板wの投入の開始と完了を検知し
て制御装置10に通知する。
れており、複数の基板w(例えば20枚)を装填させ
て、電気炉1への投入或いは取り出しに使用される。ボ
ートローダ3は軸部3aを備え、軸部3aを回転駆動す
ることでボート2を上下に移動させて電気炉1への投入
或いは取り出しを行う。エンコーダ4はボートローダ3
の軸部3aの駆動状態を検知し、検知に基づいてボート
ローダ3の軸部3aの駆動を制御し、ボート2の電気炉
1への投入或いは取り出しの動作を行わせるとともに、
駆動動作に基づいて基板wの投入の開始と完了を検知し
て制御装置10に通知する。
【0013】炉内温度センサ5及び炉外温度センサ6は
熱電対等の温度センサで構成されており、炉内温度セン
サ5は電気炉1内に備えられて炉内温度を測定し、炉外
温度センサ6はヒータ7近傍に備えられてヒータ7の温
度を測定し、測定結果を制御装置10に通知する。ヒー
タ7は白熱線等で構成され、供給される電力によって発
熱する熱量を変化させて電気炉1を加熱する。電力変換
器8は制御装置10から送られてくる電力値に基づいた
電力をヒータ7へ供給する。
熱電対等の温度センサで構成されており、炉内温度セン
サ5は電気炉1内に備えられて炉内温度を測定し、炉外
温度センサ6はヒータ7近傍に備えられてヒータ7の温
度を測定し、測定結果を制御装置10に通知する。ヒー
タ7は白熱線等で構成され、供給される電力によって発
熱する熱量を変化させて電気炉1を加熱する。電力変換
器8は制御装置10から送られてくる電力値に基づいた
電力をヒータ7へ供給する。
【0014】目標温度設定器9は半導体製造処理中にお
いて電気炉1が維持すべき目標の温度を設定し、この目
標温度を制御装置10に入力する。制御装置10は、温
度補正器11と、第1調節器12と、第2調節器13
と、を備え、目標温度設定器9から入力された目標温度
に基づいて電力変換器8へ電力値を入力し、電力変換器
8によりヒータ7を制御して電気炉1の炉内温度を目標
温度へ加熱維持させる。
いて電気炉1が維持すべき目標の温度を設定し、この目
標温度を制御装置10に入力する。制御装置10は、温
度補正器11と、第1調節器12と、第2調節器13
と、を備え、目標温度設定器9から入力された目標温度
に基づいて電力変換器8へ電力値を入力し、電力変換器
8によりヒータ7を制御して電気炉1の炉内温度を目標
温度へ加熱維持させる。
【0015】温度補正器11は、炉内温度センサ5が測
定する炉内温度と目標温度設定器9が入力する目標温度
との温度差から温度差パターンを求めて直線に近似する
機能と、当該直線に近似した温度差パターンを目標温度
設定器9が入力する目標温度に加えて補正する機能とを
有する。そして、前者の機能の場合には、目標温度設定
器9が入力する目標温度をそのまま第1調節器12に供
給し、また、後者の機能の場合には補正した目標温度を
第1調節器12に供給する。なお、上記した両機能で求
められる温度差パターン及び温度差パターンを求める際
に使用されるパラメータ等の情報を適宜温度補正器内の
メモリ(図示せず)に格納する。
定する炉内温度と目標温度設定器9が入力する目標温度
との温度差から温度差パターンを求めて直線に近似する
機能と、当該直線に近似した温度差パターンを目標温度
設定器9が入力する目標温度に加えて補正する機能とを
有する。そして、前者の機能の場合には、目標温度設定
器9が入力する目標温度をそのまま第1調節器12に供
給し、また、後者の機能の場合には補正した目標温度を
第1調節器12に供給する。なお、上記した両機能で求
められる温度差パターン及び温度差パターンを求める際
に使用されるパラメータ等の情報を適宜温度補正器内の
メモリ(図示せず)に格納する。
【0016】第1調節器12はPID演算器であり、炉
内温度センサ5が測定した温度と温度補正器11が供給
する目標温度とをPID演算し、第2調節器13への目
標値を算出し、算出した目標値を第2調節器13へ供給
する。第2調節器13はPID演算器であり、炉外温度
センサ6が測定した温度と第1調節器12が供給する目
標値とをPID演算し、ヒータ7に供給する電力の値を
算出する。
内温度センサ5が測定した温度と温度補正器11が供給
する目標温度とをPID演算し、第2調節器13への目
標値を算出し、算出した目標値を第2調節器13へ供給
する。第2調節器13はPID演算器であり、炉外温度
センサ6が測定した温度と第1調節器12が供給する目
標値とをPID演算し、ヒータ7に供給する電力の値を
算出する。
【0017】上記した半導体製造装置で実施される電気
炉1の温度制御方法を説明するにあたって、まず、半導
体製造装置が電気炉1内へ基板wを投入する動作を説明
する。電気炉1外に位置しているボート2に処理対象の
基板wを装填し、エンコーダ4の制御によってボートロ
ーダ3を駆動させてボート2を上昇させ、基板wを電気
炉1内に投入する。この基板投入処理では、ボート2の
昇降位置に基づいてエンコーダ4は基板wの投入開始及
び基板wの投入完了を温度補正器11に通知する。
炉1の温度制御方法を説明するにあたって、まず、半導
体製造装置が電気炉1内へ基板wを投入する動作を説明
する。電気炉1外に位置しているボート2に処理対象の
基板wを装填し、エンコーダ4の制御によってボートロ
ーダ3を駆動させてボート2を上昇させ、基板wを電気
炉1内に投入する。この基板投入処理では、ボート2の
昇降位置に基づいてエンコーダ4は基板wの投入開始及
び基板wの投入完了を温度補正器11に通知する。
【0018】次に、電気炉の温度制御方法を説明する。
この電気炉の温度制御方法は、次のような二つの段階に
分けることができ、上記した基板wの投入動作に基づい
て目標温度設定器9から入力される目標温度と炉内温度
との温度差の時間変化パターンを直線で構成する温度差
パターンへと近似する準備段階と、準備段階で求めた温
度差パターンを目標温度に加えて目標温度パターンを補
正し、実プロセスでの基板投入処理に際して、補正後の
目標温度パターンによって基板wを投入する際の電気炉
1の温度制御を行う実行段階とに分けることができる。
この電気炉の温度制御方法は、次のような二つの段階に
分けることができ、上記した基板wの投入動作に基づい
て目標温度設定器9から入力される目標温度と炉内温度
との温度差の時間変化パターンを直線で構成する温度差
パターンへと近似する準備段階と、準備段階で求めた温
度差パターンを目標温度に加えて目標温度パターンを補
正し、実プロセスでの基板投入処理に際して、補正後の
目標温度パターンによって基板wを投入する際の電気炉
1の温度制御を行う実行段階とに分けることができる。
【0019】準備段階においては、目標温度設定器9に
よって設定された目標温度を温度補正器11が受け取る
と、その目標温度をそのまま第1調節器12に供給す
る。したがって、従来例と同様に目標温度設定器9が設
定する目標温度パターンによって電気炉1の温度制御が
なされるが、それと同時に、温度補正器11は目標温度
と実際の炉内温度とに基づいて後述するように両者間の
温度差パターンを作成する処理を行う。
よって設定された目標温度を温度補正器11が受け取る
と、その目標温度をそのまま第1調節器12に供給す
る。したがって、従来例と同様に目標温度設定器9が設
定する目標温度パターンによって電気炉1の温度制御が
なされるが、それと同時に、温度補正器11は目標温度
と実際の炉内温度とに基づいて後述するように両者間の
温度差パターンを作成する処理を行う。
【0020】この温度差パターンの作成処理は本実施例
においては一定の時間周期(例えば1秒ごと)に繰り返
し行われ、図2に示す手順に従って実行される。温度補
正器11は、基板wの投入開始通知をエンコーダ4から
受け取ると(ステップS1)、補正設定値P1と時間カ
ウンタtxとを初期値”0”にし、開始フラグW1ST
ARTに”1”を設定する(ステップS2)。なお、開
始フラグW1STARTは基板wの投入が開始されてか
ら温度差パターンの作成が終了するまで”1”が設定さ
れることとなり、基板の投入が開始されていないときの
ように開始フラグW1STARTが”1”以外の場合に
は(ステップS3)、処理の一周期を終了する。
においては一定の時間周期(例えば1秒ごと)に繰り返
し行われ、図2に示す手順に従って実行される。温度補
正器11は、基板wの投入開始通知をエンコーダ4から
受け取ると(ステップS1)、補正設定値P1と時間カ
ウンタtxとを初期値”0”にし、開始フラグW1ST
ARTに”1”を設定する(ステップS2)。なお、開
始フラグW1STARTは基板wの投入が開始されてか
ら温度差パターンの作成が終了するまで”1”が設定さ
れることとなり、基板の投入が開始されていないときの
ように開始フラグW1STARTが”1”以外の場合に
は(ステップS3)、処理の一周期を終了する。
【0021】開始フラグW1STARTが”1”の場合
には、すなわち温度差パターン作成途中には(ステップ
S3)、目標温度設定器9より入力される目標温度SV
から炉内温度センサ5が測定した炉内測定温度PVを減
算して、時間カウンタの値txにおける温度差WORK
(tx)とする(ステップS4)。そして、時間カウン
タの値txにおける温度差WORK(tx)と補正設定
値P1とを比較し(ステップS5)、時間カウンタの値
txにおける温度差WORK(tx)が補正設定値P1
より大きい場合には、時間カウンタの値txにおける温
度差WORK(tx)を補正設定値P1として、また、
そのときの時間カウンタtxの値を補正設定時間t1と
して、前記2つの値を温度補正器11内のメモリに格納
する(ステップS6、S7)。時間カウンタの値txに
おける温度差WORK(tx)が補正設定値P1以下の
場合及び補正設定時間t1を温度補正器11内のメモリ
に格納した場合には、基板wの投入完了通知をエンコー
ダ4から受け取ったか否かを検出し(ステップS8)、
受け取っていない場合には、基板投入完了フラグWEN
Dが”1”ではないと検出し(ステップS10)、時間
カウンタtxに”1”を加算し(ステップS17)、温
度差パターン作成処理の一周期を終了する。基板の投入
開始の通知を受け取ってから基板の投入の完了通知を受
け取るまでは、上記した処理を一周期毎に繰り返して行
う。
には、すなわち温度差パターン作成途中には(ステップ
S3)、目標温度設定器9より入力される目標温度SV
から炉内温度センサ5が測定した炉内測定温度PVを減
算して、時間カウンタの値txにおける温度差WORK
(tx)とする(ステップS4)。そして、時間カウン
タの値txにおける温度差WORK(tx)と補正設定
値P1とを比較し(ステップS5)、時間カウンタの値
txにおける温度差WORK(tx)が補正設定値P1
より大きい場合には、時間カウンタの値txにおける温
度差WORK(tx)を補正設定値P1として、また、
そのときの時間カウンタtxの値を補正設定時間t1と
して、前記2つの値を温度補正器11内のメモリに格納
する(ステップS6、S7)。時間カウンタの値txに
おける温度差WORK(tx)が補正設定値P1以下の
場合及び補正設定時間t1を温度補正器11内のメモリ
に格納した場合には、基板wの投入完了通知をエンコー
ダ4から受け取ったか否かを検出し(ステップS8)、
受け取っていない場合には、基板投入完了フラグWEN
Dが”1”ではないと検出し(ステップS10)、時間
カウンタtxに”1”を加算し(ステップS17)、温
度差パターン作成処理の一周期を終了する。基板の投入
開始の通知を受け取ってから基板の投入の完了通知を受
け取るまでは、上記した処理を一周期毎に繰り返して行
う。
【0022】上記した処理を繰り返して行っていると、
基板wの投入完了通知をエンコーダ4から受け取ること
となり(ステップS8)、受け取った場合には基板投入
完了フラグWENDに”1”を設定する(ステップS
9)。基板投入完了フラグWENDに”1”を設定した
後は、基板投入完了フラグWENDが”1”であると検
出し(ステップS10)、時間カウンタの値txにおけ
る温度差WORK(tx)が0以下か否か、すなわち炉
内温度が目標温度に達しているか否かを検出する(ステ
ップS11)。
基板wの投入完了通知をエンコーダ4から受け取ること
となり(ステップS8)、受け取った場合には基板投入
完了フラグWENDに”1”を設定する(ステップS
9)。基板投入完了フラグWENDに”1”を設定した
後は、基板投入完了フラグWENDが”1”であると検
出し(ステップS10)、時間カウンタの値txにおけ
る温度差WORK(tx)が0以下か否か、すなわち炉
内温度が目標温度に達しているか否かを検出する(ステ
ップS11)。
【0023】基板投入が完了した後にわずかな時間しか
経過していない場合には、炉内温度はまだ目標温度には
達していないために、時間カウンタの値txにおける温
度差WORK(tx)が0以下になっておらず、時間カ
ウンタtxに”1”を加算し(ステップS17)、温度
差パターン作成処理の一周期を終了する。基板wの投入
完了通知を受け取ってから、炉内温度が目標温度に到達
するまでは上記の処理を一周期毎に繰り返して行う。
経過していない場合には、炉内温度はまだ目標温度には
達していないために、時間カウンタの値txにおける温
度差WORK(tx)が0以下になっておらず、時間カ
ウンタtxに”1”を加算し(ステップS17)、温度
差パターン作成処理の一周期を終了する。基板wの投入
完了通知を受け取ってから、炉内温度が目標温度に到達
するまでは上記の処理を一周期毎に繰り返して行う。
【0024】上記処理を繰り返すうちに炉内温度が目標
温度に到達して、時間カウンタの値txにおける温度差
WORK(tx)を0以下と検出する(ステップS1
1)。なお、この検出をした場合には、一周期毎に繰り
返し行っていたステップS5、S6、S7によって、温
度補正器11に格納している補正設定時間t1は目標温
度と炉内温度との温度差が最大になる時間を示し、補正
設定値P1は、そのときの温度差を示すようになってい
る。
温度に到達して、時間カウンタの値txにおける温度差
WORK(tx)を0以下と検出する(ステップS1
1)。なお、この検出をした場合には、一周期毎に繰り
返し行っていたステップS5、S6、S7によって、温
度補正器11に格納している補正設定時間t1は目標温
度と炉内温度との温度差が最大になる時間を示し、補正
設定値P1は、そのときの温度差を示すようになってい
る。
【0025】そして、検出したときの時間カウンタtx
を目標温度達成時間を示す補正設定時間t3として温度
補正器11のメモリに格納し(ステップS12)、温度
差が最大となった時と目標温度に到達した時との中間の
時間を、補正設定時間t3から補正設定時間t1を減算
し、減算した結果を2で除算して求め、補正設定時間t
2として温度補正器11のメモリに格納する(ステップ
S13)。更に、温度差が最大となった時から中間の時
間になるまでの温度差の時間変化の割合を、中間の時点
における温度差WORK(t2)から最大の温度差WO
RK(t1)を減算し、その結果を両時間の差(t2−
t1)で除算して求め、補正設定値P2として温度補正
器11のメモリに格納する(ステップS14)。
を目標温度達成時間を示す補正設定時間t3として温度
補正器11のメモリに格納し(ステップS12)、温度
差が最大となった時と目標温度に到達した時との中間の
時間を、補正設定時間t3から補正設定時間t1を減算
し、減算した結果を2で除算して求め、補正設定時間t
2として温度補正器11のメモリに格納する(ステップ
S13)。更に、温度差が最大となった時から中間の時
間になるまでの温度差の時間変化の割合を、中間の時点
における温度差WORK(t2)から最大の温度差WO
RK(t1)を減算し、その結果を両時間の差(t2−
t1)で除算して求め、補正設定値P2として温度補正
器11のメモリに格納する(ステップS14)。
【0026】次に、中間の時間から目標温度達成時間ま
での温度差の時間変化の割合を、目標温度達成時の温度
差”0”から中間の時点における温度差WORK(t
2)を減算し、その結果を両時間の差(t3−t2)で
除算して求め、補正設定値P3として温度補正器11の
メモリに格納する(ステップS15)。ステップS15
を終えることで直線近似した温度差パターンを得ること
となり、基板投入完了フラグWEND及び開始フラグW
1STARTを”0”に設定し、温度差パターン作成処
理の一周期の処理を終了する。
での温度差の時間変化の割合を、目標温度達成時の温度
差”0”から中間の時点における温度差WORK(t
2)を減算し、その結果を両時間の差(t3−t2)で
除算して求め、補正設定値P3として温度補正器11の
メモリに格納する(ステップS15)。ステップS15
を終えることで直線近似した温度差パターンを得ること
となり、基板投入完了フラグWEND及び開始フラグW
1STARTを”0”に設定し、温度差パターン作成処
理の一周期の処理を終了する。
【0027】上記した準備段階の処理によって、実際の
図3に示す温度差パターンでの各点の情報を求め、その
情報から目標温度と炉内温度との温度差が最大になる時
点(図3中のA点)での時間及び温度差、炉内温度が目
標温度に到達した時点(図3中のC点)での時間及び温
度差、温度差が最大となる時間と目標温度到達時間との
中間の時点(図3中のB点)での時間及び温度差を求め
ることができ、この結果、上記求めた3点での時間及び
温度差から図4に示す直線で構成された温度差パターン
に近似することができる。更に、上記求めた3点での時
間及び温度差に基づいて、温度差が最大になった時点と
中間時点との温度差の時間変化の割合と、中間時点と目
標温度到達時点との温度差の時間変化の割合を求めて、
近似した温度差パターンをウェーハ投入からの時間によ
って表している。
図3に示す温度差パターンでの各点の情報を求め、その
情報から目標温度と炉内温度との温度差が最大になる時
点(図3中のA点)での時間及び温度差、炉内温度が目
標温度に到達した時点(図3中のC点)での時間及び温
度差、温度差が最大となる時間と目標温度到達時間との
中間の時点(図3中のB点)での時間及び温度差を求め
ることができ、この結果、上記求めた3点での時間及び
温度差から図4に示す直線で構成された温度差パターン
に近似することができる。更に、上記求めた3点での時
間及び温度差に基づいて、温度差が最大になった時点と
中間時点との温度差の時間変化の割合と、中間時点と目
標温度到達時点との温度差の時間変化の割合を求めて、
近似した温度差パターンをウェーハ投入からの時間によ
って表している。
【0028】実行段階においては、目標温度設定器9か
ら入力された目標温度のパターンに準備段階で求めた温
度差パターンを加えて目標温度パターンにする補正処理
を行う。この目標温度パターンの補正処理は準備段階と
同様な一定の規定時間を周期として繰り返し行われ、図
5に示す手順に従って行われる。温度補正器11は、基
板wの投入開始通知をエンコーダ4から受け取ると(ス
テップS18)、基板w投入からの時間カウンタtxを
初期値”0”にし、開始フラグW2STARTに”1”
を設定する(ステップS19)。なお、開始フラグW2
STARTは基板wの投入が開始されてから温度差パタ
ーンを加える補正が終了するまで”1”が設定されるこ
ととなり、補正制御が終了した以降のように開始フラグ
W2STARTが”1”以外の場合には(ステップS2
0)、目標温度設定器9が供給する目標温度SVを補正
をせずに第1調節器目標温度SVXにし(ステップS2
1)、処理の一周期を終了する。開始フラグW2STA
RTが”1”の場合には、すなわち、目標温度を補正す
る場合には(ステップS20)、時間カウンタtxに”
1”を加算する(ステップS22)。
ら入力された目標温度のパターンに準備段階で求めた温
度差パターンを加えて目標温度パターンにする補正処理
を行う。この目標温度パターンの補正処理は準備段階と
同様な一定の規定時間を周期として繰り返し行われ、図
5に示す手順に従って行われる。温度補正器11は、基
板wの投入開始通知をエンコーダ4から受け取ると(ス
テップS18)、基板w投入からの時間カウンタtxを
初期値”0”にし、開始フラグW2STARTに”1”
を設定する(ステップS19)。なお、開始フラグW2
STARTは基板wの投入が開始されてから温度差パタ
ーンを加える補正が終了するまで”1”が設定されるこ
ととなり、補正制御が終了した以降のように開始フラグ
W2STARTが”1”以外の場合には(ステップS2
0)、目標温度設定器9が供給する目標温度SVを補正
をせずに第1調節器目標温度SVXにし(ステップS2
1)、処理の一周期を終了する。開始フラグW2STA
RTが”1”の場合には、すなわち、目標温度を補正す
る場合には(ステップS20)、時間カウンタtxに”
1”を加算する(ステップS22)。
【0029】加算が行われると、まず、時間カウンタt
xが補正設定時間t1未満の場合は(ステップS2
3)、目標温度SVに補正設定値P1を加算したものを
補正後の目標温度SVXとして、第1調節器12に供給
し(ステップS24)、目標温度パターン補正処理の一
周期を終了する。そして、時間カウンタtxが補正設定
時間t1以上になるまで上記処理を繰り返し行い、この
繰り返しによって補正された目標温度パターンは図6に
示す直線b−1のようになる。
xが補正設定時間t1未満の場合は(ステップS2
3)、目標温度SVに補正設定値P1を加算したものを
補正後の目標温度SVXとして、第1調節器12に供給
し(ステップS24)、目標温度パターン補正処理の一
周期を終了する。そして、時間カウンタtxが補正設定
時間t1以上になるまで上記処理を繰り返し行い、この
繰り返しによって補正された目標温度パターンは図6に
示す直線b−1のようになる。
【0030】上記処理を繰り返して行い、時間カウンタ
txが補正設定時間t1以上に達し、補正設定時間t2
未満の場合には(ステップS25)、一周期前の補正後
の目標温度SVXに補正設定値P2を加算したものを新
たな補正後の目標温度SVXとして第1調節器12に供
給し(ステップS26)、目標温度パターン補正処理の
一周期を終了する。そして、時間カウンタtxが補正設
定時間t2以上になるまで上記処理が繰り返し行われ、
この繰り返しによって補正された目標温度パターンは図
6に示す直線b−2のようになる。
txが補正設定時間t1以上に達し、補正設定時間t2
未満の場合には(ステップS25)、一周期前の補正後
の目標温度SVXに補正設定値P2を加算したものを新
たな補正後の目標温度SVXとして第1調節器12に供
給し(ステップS26)、目標温度パターン補正処理の
一周期を終了する。そして、時間カウンタtxが補正設
定時間t2以上になるまで上記処理が繰り返し行われ、
この繰り返しによって補正された目標温度パターンは図
6に示す直線b−2のようになる。
【0031】更に時間が経過し、時間カウンタtxが補
正設定時間t2以上に達し、補正設定時間t3未満の場
合は(ステップS27)、一周期前の補正後の目標温度
SVXに補正設定値P3を加算したものを新たな補正後
の目標温度SVXとして第1調節器12に供給し(ステ
ップS28)、目標温度パターン補正処理の一周期を終
了する。そして、時間カウンタtxが補正設定時間t3
以上になるまで上記処理が繰り返し行われ、この繰り返
しによって補正された目標温度パターンは図6に示す直
線b−3のようになる。
正設定時間t2以上に達し、補正設定時間t3未満の場
合は(ステップS27)、一周期前の補正後の目標温度
SVXに補正設定値P3を加算したものを新たな補正後
の目標温度SVXとして第1調節器12に供給し(ステ
ップS28)、目標温度パターン補正処理の一周期を終
了する。そして、時間カウンタtxが補正設定時間t3
以上になるまで上記処理が繰り返し行われ、この繰り返
しによって補正された目標温度パターンは図6に示す直
線b−3のようになる。
【0032】更に時間が経過し、時間カウンタtxが補
正設定時間t3以上に達した場合には目標温度の補正を
終了することとなるので(ステップS27)、目標温度
設定器9の供給する目標温度SVを補正後の目標温度S
VXとして第1調節器12に供給する(ステップS2
9)とともに、開始フラグW2STARTを”0”にし
(ステップS30)、目標温度パターン補正処理の一周
期を終了する。
正設定時間t3以上に達した場合には目標温度の補正を
終了することとなるので(ステップS27)、目標温度
設定器9の供給する目標温度SVを補正後の目標温度S
VXとして第1調節器12に供給する(ステップS2
9)とともに、開始フラグW2STARTを”0”にし
(ステップS30)、目標温度パターン補正処理の一周
期を終了する。
【0033】このように目標温度が補正されることによ
って、第1調節器12には、図6のaに示す目標温度設
定器9が入力する目標温度と、準備段階で求めた図4に
示す温度差パターンとを加えた、図6のbに示す補正後
の目標温度パターンが供給されることとなる。そして、
この補正された目標温度パターンに基づいて、第1調節
器12は炉内温度センサ5の測定する温度とをPID演
算して第2調節器13の目標値を算出し、第2調節器1
3は当該目標値と炉外温度センサ6の測定値とをPID
演算してヒータ7に供給する電力値を算出する。そし
て、電力変換器8は算出された電力値に基づいた電力を
ヒータ7に供給して電気炉1の温度制御を行う。
って、第1調節器12には、図6のaに示す目標温度設
定器9が入力する目標温度と、準備段階で求めた図4に
示す温度差パターンとを加えた、図6のbに示す補正後
の目標温度パターンが供給されることとなる。そして、
この補正された目標温度パターンに基づいて、第1調節
器12は炉内温度センサ5の測定する温度とをPID演
算して第2調節器13の目標値を算出し、第2調節器1
3は当該目標値と炉外温度センサ6の測定値とをPID
演算してヒータ7に供給する電力値を算出する。そし
て、電力変換器8は算出された電力値に基づいた電力を
ヒータ7に供給して電気炉1の温度制御を行う。
【0034】この温度制御を行うことによって電気炉1
の炉内温度は図6のcに示す変化をし、図6のdに示す
従来の温度制御による炉内温度の温度変化よりも迅速に
目標温度設定器9が設定する目標温度に安定して維持さ
せることができる。
の炉内温度は図6のcに示す変化をし、図6のdに示す
従来の温度制御による炉内温度の温度変化よりも迅速に
目標温度設定器9が設定する目標温度に安定して維持さ
せることができる。
【0035】なお、上記した実施例では、準備段階及び
実行段階において、一定の規定した周期毎に処理を行っ
ていたが、一定の周期毎で処理を行うことに限らず、例
えば、処理を行う時間を予め設定しておき、その時間に
処理を行うようにしてもよい。また、上記した実施例で
は、実行段階において準備段階で求めた温度差の時間変
化パターンにおける時間毎の温度差を目標温度設定器9
が供給する目標温度に加えて補正していたが、温度差パ
ターンの時間毎の温度差を一定倍(例えば1.5倍)に
して目標温度設定器9が設定する目標温度に加えるよう
にしてもよい。
実行段階において、一定の規定した周期毎に処理を行っ
ていたが、一定の周期毎で処理を行うことに限らず、例
えば、処理を行う時間を予め設定しておき、その時間に
処理を行うようにしてもよい。また、上記した実施例で
は、実行段階において準備段階で求めた温度差の時間変
化パターンにおける時間毎の温度差を目標温度設定器9
が供給する目標温度に加えて補正していたが、温度差パ
ターンの時間毎の温度差を一定倍(例えば1.5倍)に
して目標温度設定器9が設定する目標温度に加えるよう
にしてもよい。
【0036】また、上記した実施例では、簡単に目標温
度パターンの補正制御を行うことができるように、準備
段階では温度差パターンを直線で構成される温度差パタ
ーンに近似し、実行段階では近似した温度差パターンに
基づいて目標温度パターンを補正して電気炉1の温度制
御を行っていたが、準備段階において温度差パターンを
直線に近似せず、実行段階では近似していない温度差パ
ターンに基づいて目標温度パターンを補正して温度制御
を行っても、電気炉1の炉内温度を迅速に目標温度に安
定維持させることができる。
度パターンの補正制御を行うことができるように、準備
段階では温度差パターンを直線で構成される温度差パタ
ーンに近似し、実行段階では近似した温度差パターンに
基づいて目標温度パターンを補正して電気炉1の温度制
御を行っていたが、準備段階において温度差パターンを
直線に近似せず、実行段階では近似していない温度差パ
ターンに基づいて目標温度パターンを補正して温度制御
を行っても、電気炉1の炉内温度を迅速に目標温度に安
定維持させることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る電気炉の温度制御方法によると、準備段階として
予め設定された目標温度と電気炉内温度の温度差パター
ンを求めておき、実行段階では求めた温度差パターンに
基づいて目標温度パターンを補正して電気炉の温度制御
を行い、基板投入の際に生じる温度変化を抑えるように
したために、迅速に電気炉の炉内温度を目標温度に安定
維持させることができる。また、請求項2に係る電気炉
の温度制御方法によると、準備段階で予め設定された目
標温度と電気炉の炉内温度との温度差パターンを求め、
この温度差パターンを直線で構成する温度差パターンに
近似しておき、実行段階では近似した温度差パターンに
基づいて目標温度パターンを補正して電気炉の温度制御
を行い、基板投入の際に生じる温度変化を抑えるように
したために、制御に必要なデータ量を削減するとともに
制御を簡単にし、迅速に炉内温度を目標温度に安定維持
させることができる。このため、半導体製造の処理時間
を短縮することができ、半導体製造の生産効率を向上さ
せるとともに、基板の品質低下をも防ぐことができる。
に係る電気炉の温度制御方法によると、準備段階として
予め設定された目標温度と電気炉内温度の温度差パター
ンを求めておき、実行段階では求めた温度差パターンに
基づいて目標温度パターンを補正して電気炉の温度制御
を行い、基板投入の際に生じる温度変化を抑えるように
したために、迅速に電気炉の炉内温度を目標温度に安定
維持させることができる。また、請求項2に係る電気炉
の温度制御方法によると、準備段階で予め設定された目
標温度と電気炉の炉内温度との温度差パターンを求め、
この温度差パターンを直線で構成する温度差パターンに
近似しておき、実行段階では近似した温度差パターンに
基づいて目標温度パターンを補正して電気炉の温度制御
を行い、基板投入の際に生じる温度変化を抑えるように
したために、制御に必要なデータ量を削減するとともに
制御を簡単にし、迅速に炉内温度を目標温度に安定維持
させることができる。このため、半導体製造の処理時間
を短縮することができ、半導体製造の生産効率を向上さ
せるとともに、基板の品質低下をも防ぐことができる。
【図1】 本発明の温度制御方法を実施する電気炉の構
成図である。
成図である。
【図2】 補正目標温度パターンを作成する処理手順を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図3】 設定された目標温度と炉内温度の測定値との
温度差の時間変化パターンを示す図である。
温度差の時間変化パターンを示す図である。
【図4】 図3を直線で構成する温度差パターンに近似
した図である。
した図である。
【図5】 目標温度の補正を行う処理手順を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図6】 本発明を実施した電気炉の炉内温度を示す図
である。
である。
【図7】 従来の温度制御方法を実施する電気炉の構成
図である。
図である。
【図8】 従来の電気炉における炉内温度の測定値を示
す図である。
す図である。
w・・基板、 1・・電気炉、4・・エンコーダ、
5・・炉内温度センサ、7・・ヒータ、 9・・目
標温度設定器、10・・制御装置、 11・・温度補正
器、
5・・炉内温度センサ、7・・ヒータ、 9・・目
標温度設定器、10・・制御装置、 11・・温度補正
器、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/324 H01L 21/324 D (72)発明者 秋田 幸男 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 ヒータにより加熱される電気炉内に基板
を投入するに際して、ヒータを制御して電気炉内の温度
を規定の目標温度に維持する電気炉の温度制御方法にお
いて、 基板の投入に際して生ずる電気炉内の温度変化を計測
し、前記目標温度と当該計測した温度との温度差の時間
変化パターンを求めておき、 以降の基板投入に際して、目標温度に時間毎の前記温度
差を加え、当該補正された目標温度パターンに基づいて
ヒータ制御を行うことを特徴とする電気炉の温度制御方
法。 - 【請求項2】 請求項1に記載した温度制御方法におい
て、前記温度差の時間変化パターンを直線で構成するパ
ターンに近似し、以降の基板投入に際して、目標温度へ
近似された温度差パターンを時間毎に加え、当該補正さ
れた目標温度パターンに基づいてヒータ制御を行うこと
を特徴とする電気炉の温度制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9064096A JPH09260294A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 電気炉の温度制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9064096A JPH09260294A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 電気炉の温度制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09260294A true JPH09260294A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=14004109
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9064096A Pending JPH09260294A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 電気炉の温度制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09260294A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007123843A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-05-17 | Tokyo Electron Ltd | 載置台、基板処理装置、プラズマ処理装置、載置台の制御方法、プラズマ処理装置の制御方法、制御プログラム、及び記憶媒体 |
| JP2008047683A (ja) * | 2006-08-15 | 2008-02-28 | Tokyo Electron Ltd | 熱処理装置、熱処理方法及び記憶媒体 |
| JP2010056568A (ja) * | 2009-11-30 | 2010-03-11 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 半導体製造装置、半導体製造装置における表示方法及び異常処理方法 |
| US7740185B2 (en) | 2002-12-17 | 2010-06-22 | Koenig & Bauer Aktiengesellschaft | Tempering method, control device and tempering device |
| JP2010147486A (ja) * | 1998-10-07 | 2010-07-01 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 半導体製造装置 |
| US8164033B2 (en) | 2005-09-30 | 2012-04-24 | Tokyo Electron Limited | Stage, substrate processing apparatus, plasma processing apparatus, control method for stage, control method for plasma processing apparatus, and storage media |
| CN110377069A (zh) * | 2019-07-02 | 2019-10-25 | 昆明理工大学 | 基于黄磷电炉料层厚度的炉气出口温度控制方法 |
-
1996
- 1996-03-19 JP JP9064096A patent/JPH09260294A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010147486A (ja) * | 1998-10-07 | 2010-07-01 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 半導体製造装置 |
| US7740185B2 (en) | 2002-12-17 | 2010-06-22 | Koenig & Bauer Aktiengesellschaft | Tempering method, control device and tempering device |
| JP2007123843A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-05-17 | Tokyo Electron Ltd | 載置台、基板処理装置、プラズマ処理装置、載置台の制御方法、プラズマ処理装置の制御方法、制御プログラム、及び記憶媒体 |
| US8164033B2 (en) | 2005-09-30 | 2012-04-24 | Tokyo Electron Limited | Stage, substrate processing apparatus, plasma processing apparatus, control method for stage, control method for plasma processing apparatus, and storage media |
| JP2008047683A (ja) * | 2006-08-15 | 2008-02-28 | Tokyo Electron Ltd | 熱処理装置、熱処理方法及び記憶媒体 |
| TWI419231B (zh) * | 2006-08-15 | 2013-12-11 | 東京威力科創股份有限公司 | 熱處理裝置、熱處理方法及儲存媒體 |
| JP2010056568A (ja) * | 2009-11-30 | 2010-03-11 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 半導体製造装置、半導体製造装置における表示方法及び異常処理方法 |
| CN110377069A (zh) * | 2019-07-02 | 2019-10-25 | 昆明理工大学 | 基于黄磷电炉料层厚度的炉气出口温度控制方法 |
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