JPH09260317A - 基板研磨装置 - Google Patents

基板研磨装置

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JPH09260317A
JPH09260317A JP18200196A JP18200196A JPH09260317A JP H09260317 A JPH09260317 A JP H09260317A JP 18200196 A JP18200196 A JP 18200196A JP 18200196 A JP18200196 A JP 18200196A JP H09260317 A JPH09260317 A JP H09260317A
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JP
Japan
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substrate
film thickness
polishing
head
thickness measuring
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Application number
JP18200196A
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English (en)
Inventor
Shuzo Sato
修三 佐藤
Suguru Otorii
英 大鳥居
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インプロセスでの高精度な膜厚測定を実現す
ることで、研磨の終点をより的確に検出可能とした基板
研磨装置を提供する。 【解決手段】 研磨加工中における基板24の被加工面
に対向可能に配設されたもので、その被加工面から研磨
剤を含む測定阻害物を除去する洗浄ユニットとして、タ
ービンノズル41を含むタービンエアー供給系および純
水の噴出ノズル46を含む純水供給系を有するととも
に、基板24上での膜厚を測定するための光路を、オプ
ティカルフラット33から軸孔45に至るヘッド軸上に
形成してなる膜厚測定用ヘッド27と、この膜厚測定用
ヘッド27の光路を通して基板24上での膜厚を光学的
に測定する膜厚測定器28とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研磨保持台にて保
持した基板に研磨プレート上のパッド面を押し付けつつ
研磨を行う基板研磨装置に関するもので、特に、半導体
基板上に形成された絶縁膜等を高精度に平坦化する際に
用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】半導体プロセス技術は、サブハーフミク
ロンからクォータミクロン時代に突入し、VLSIプロ
セスにおける平坦化技術は他の微細化加工技術と同様
に、独立した要素技術の一つとして取り上げられるよう
になっている。その理由は、平坦化技術が半導体素子の
高密度化・微細化にとってきわめて重要であり、デバイ
スのスケールダウンのための技術的な決め手とされるか
らである。特に、デバイス構造が3次元化し、電極配線
が多層構造化するにつれてその重要性は高まりつつあ
る。ところで近年では、半導体プロセスにおける層間絶
縁膜のグローバル平坦化技術として、CMP(ケミカル
・メカニカル・ポリッシング)法が注目を集めている。
このCMP法に用いられる基板研磨装置では、基板保持
台に装着した基板(被加工基板)と研磨プレート上の研
磨パッドとを互いに圧接しつつ、加工中に供給した研磨
剤(スラリー)の化学的研磨作用と機械的研磨作用によ
って基板表面をグローバルに研磨する。
【0003】しかしながら、この種の基板研磨装置は、
いずれも既存のポリッシング装置の延長線上のものであ
り、高度化する加工精度の要求を十分に満足していない
のが現状である。特に、ロット内またはロット間での膜
厚のバラツキについては、加工時間の設定による管理が
行われているものの、単位時間あたりの研磨量(研磨レ
ート)の変動要因、例えば研磨パッドの目詰まり、研磨
加工圧、研磨剤の供給量、基板周辺の温度環境など、そ
の時々に変動する種々の要因に対応できていない。ま
た、加工後の膜厚を専用の測定装置(エリプソメータ
等)で測定し、これを基板研磨装置にフィードバックし
て膜厚を制御することも行われているが、研磨済の基板
から得た膜厚の測定データでも上記変動要因には対応で
きないため、やはりロット内またはロット間での膜厚の
バラツキが生じてしまう。
【0004】そこで従来においては、時間管理によって
研磨終点を検出すること以外にも、インプロセス(研磨
加工中)での終点検出法として、研磨プレートを駆動す
るモータのトルク変動を利用した検出法や、流体マクク
ロメータと光ピックアップを組み合わせた検出ヘッドに
よる検出法が提案されている。このうち前者は、研磨終
点時に被加工面の材質が変化することでの研磨抵抗の変
動を利用したもので、その研磨抵抗の変動をモータトル
クからモニターし、研磨終点を検出するものである。こ
れに対して後者は、絶縁膜の被加工面までの距離を流体
マイクロメータで検出するとともに、膜厚測定の基準面
となる反射面の位置を光ピックアップにより光学的に検
出し、それらの差から絶縁膜の残膜を検出することで研
磨終点を検出するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前者の場
合は、研磨終点で材質変化が起こるケース(例えば、酸
化膜を研磨していく過程で下地のシリコンが露出する場
合など)では有効であるが、同一膜の表面の凹凸を高精
度(±1μm程度)で平坦化したいケースでは、精度的
に不十分であるうえ、研磨終点でモータトルクの変動が
顕著に現れないため、実質的に終点検出ができなくなっ
てしまう。また、後者の場合でも、研磨加工中は基板と
検出ヘッドとの間に研磨剤が介在したり、研磨屑やダス
トなどの異物が介在するため、光ピックアップによる反
射面(測定基準面)の位置検出がきわめて困難になる。
そのため、加工終了時または加工中断時のリンス中にし
か終点検出が行えず、完全なるインプロセスでの膜厚測
定が実現されているとは言えなかった。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、インプロセスでの高精度な膜
厚測定を実現することで、研磨の終点をより的確に検出
可能とした基板研磨装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたもので、基板保持台にて保持した
基板に研磨プレート上のパッド面を押し付けつつ、研磨
剤の研磨作用によって基板を研磨する基板研磨装置にお
いて、研磨加工中における基板の被加工面に対向可能に
配設されたもので、被加工面から研磨剤を含む測定阻害
物を除去する洗浄ユニットを有するとともに、基板上で
の膜厚を測定するための光路を形成してなる膜厚測定用
ヘッドと、この膜厚測定用ヘッドの光路を通して基板上
での膜厚を光学的に測定する膜厚測定手段とを備えた構
成となっている。
【0008】上記構成からなる基板研磨装置において
は、基板保持台で保持した基板に研磨プレート上のパッ
ド面を押し付けて研磨加工を行っている最中に、膜厚測
定用ヘッドが基板の被加工面に対向して配置され、この
状態で研磨剤を含む測定阻害物が膜厚測定ヘッドの洗浄
ユニットにより被加工面から除去される。これにより膜
厚測定手段では、研磨加工中であっても研磨剤等の測定
阻害物に阻害されることなく、膜厚測定用ヘッドの光路
を通して基板上での膜厚を光学的に測定することが可能
となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明に係わる基
板研磨装置の一実施形態を示す要部断面図であり、図2
は一実施形態における基板研磨装置の全体構造を示す斜
視図である。
【0010】先ず、基板研磨装置の全体構造について図
2を参照しつつ説明する。図示した基板研磨装置1にお
いては、本体ベース2上に本体コラム3が設けられてい
る。本体コラム3の前面側には、Z軸スライダ4がZ軸
方向(上下方向)に移動自在に取り付けられている。Z
軸スライダ4は、本体コラム3に組み込まれたZ軸駆動
モータ5によりZ軸方向に移動し、同方向での位置決め
がなされるようになっている。また、Z軸スライダ4に
は、主軸エアーベアリング6とこれにビルトインされた
主軸スピンドルモータ7とが同軸状態で取り付けられて
いる。このうち、主軸エアーベアリング6の回転軸に
は、研磨プレート(研磨定盤)8が取り付けられてい
る。これにより、主軸スピンドルモータ7が駆動する
と、その駆動力が主軸エアーベアリング6を介して研磨
プレート8に伝達され、これにより研磨プレート8が回
転駆動される。
【0011】さらに、研磨プレート8の下面には、発砲
ポリウレタン等からなる研磨パッド9が張設されてい
る。また、研磨プレート8の中心には、パッド表面に連
通する研磨剤噴出用の孔(不図示)が設けられている。
これに対して、主軸スピンドルモータ7の上端には研磨
剤供給用のジョイント10が設けられている。これによ
り、図示せぬ研磨剤供給系から送り出された研磨剤(ス
ラリー)は、ジョイント10から主軸系に導入され、研
磨プレート8中心の孔より放射状に噴出供給されるよう
になっている。
【0012】一方、本体ベース2の上面には、Z軸方向
と直交するX軸方向(左右方向)にガイド溝(不図示)
が形成されており、このガイド溝にX軸スライダ11が
移動自在に係合されている。このX軸スライダ11の下
面には、ボールネジ機構のナット(不図示)側が固定さ
れており、このナットにボールネジ機構のネジ軸12が
螺合している。また、本体ベース2の側面にはX軸駆動
モータ13が取り付けられており、このX軸駆動モータ
13の出力軸にカップリング等を介してネジ軸12の一
端が連結されている。この構成により、X軸駆動モータ
13が駆動すると、その駆動力がボールネジ機構によっ
てX軸スライダ11の直進運動に変換されるため、X軸
駆動モータ13の駆動状態(回転速度、回転方向等)に
応じてX軸スライダ11がX軸方向に移動するようにな
る。
【0013】さらに、X軸スライダ11の上面には、X
軸ロータリテーブル14が搭載されており、そのテーブ
ル上に基板保持台となるチャックプレート15が取り付
けられている。チャックプレート15上にはウレタンゴ
ム等からなる基板吸着フィルム(バッキングフィルム)
16が張設されており、この基板吸着フィルム16を介
してウエハ等の基板(被加工基板)がチャックプレート
15に吸着保持される構成になっている。また、X軸ロ
ータリテーブル14には図示せぬ駆動モータが内蔵され
ており、この駆動モータによってチャックプレート15
が回転駆動される構成になっている。
【0014】ここで、X軸ロータリテーブル14に対す
るチャックプレート15の取付構造について図3を参照
しつつ詳細に説明する。先ず、X軸ロータリテーブル1
4上には、上記駆動モータ(不図示)によって回転駆動
されるロータリプレート17が設けられている。ロータ
リープレート17の中心には真空引き用のバキューム孔
18が穿設されている。また、ロータリプレート17の
上面には、断面凹状のガイドリング溝19が形成され、
さらにその周縁部にはゴム状弾性を有するシールリング
20が二重に取り付けられている。これに対して、チャ
ックプレート15の下面には、同じく断面凹状のガイド
リング溝21が形成され、さらにその周縁部にシール溝
22が二重に形成されている。これら両プレート15,
17間には、位置決め用のリング部材23が介装され
る。このリング部材23は、両プレート面に形成された
ガイドリング溝19,21に嵌め込まれるもので、その
内周面側をプレート位置決めのための基準面としてい
る。
【0015】ここで、ロータリプレート17にチャック
プレート15を装着する場合は、位置決め用のリング部
材23をロータリプレート17側のガイドリング溝19
に嵌め入れる。このとき、リング部材23の上部は、ロ
ータリプレート17の上面から所定量だけ突出した状態
となる。この状態で、プレート下面のガイドリング溝2
1をリング部材23の突出部分に嵌め込みつつ、ロータ
リプレート17上にチャックプレート17を載せる。こ
のとき、ロータリプレート17側のシールリング20も
チャックプレート15のシール溝22に嵌合した状態と
なる。
【0016】この状態で、バキューム孔18からの真空
引きを行うことにより、ロータリプレート17に真空吸
着力をもってチャックプレート15が位置決め固定され
る。また、シールリング20とシール溝22の嵌合によ
り、両プレート間への異物(研磨剤等)の侵入も阻止さ
れる。これに対して、ロータリプレート17からチャッ
クプレート15を取り外す場合は、バキューム孔18か
らの真空引きを停止して、チャックプレート15を真っ
直ぐに引き上げる。これにより、プレート下面のガイド
リング溝21がリング部材23から外れるとともに、シ
ール溝22がシールリング20から外れて、チャックプ
レート15だけが持ち上がる。
【0017】一方、チャックプレート15に基板吸着フ
ィルム16を介して基板(ウエハ等)24を吸着保持し
た状態では、プレート外周部分にリテーナリング25が
嵌め込まれる。このリテーナリング25は、その内周面
の上部を基板24の外周面に対向させて、研磨加工時に
おける基板24の飛び出しを防止するものである。
【0018】このようにロータリテーブル14に着脱自
在なチャックプレート15は、先の図2に示したX軸駆
動モータ13の駆動によってX軸スライダ11と一体に
X軸方向に移動する。また、そのX軸方向においては、
研磨プレート8の回転軸とチャックプレート15の回転
軸とが略同一線上に設定されている。さらに、X軸スラ
イダ11の移動によって研磨プレート8の下方にチャッ
クプレート15を進出させ、双方の回転によってチャッ
クプレート15上の基板24全面に研磨パッド9を接触
可能に配置した状態では、少なくとも基板24の被加工
面(図例では上面)の一部が研磨プレート8から外側に
はみ出た状態となるよう、研磨プレート8の外径が設定
されている。ちなみに本実施形態では、研磨プレート8
の外径を基板24の外径と略同一に設定することによ
り、研磨加工中において基板24の被加工面の一部が、
研磨プレート8から外側にはみ出るように構成した。
【0019】さらに本実施形態においては、研磨加工中
での膜厚測定を実現するため、本体コラム3に膜厚測定
ユニット26が取り付けられている。この膜厚測定ユニ
ット26は、主として膜厚測定用ヘッド27と膜厚測定
器(膜厚測定手段)28とからなるもので、研磨プレー
ト8の駆動系(主軸エアーベアリング6,主軸スピンド
ルモータ7)に隣接して、X軸スライダ11の移動経路
の上方に配設されている。また、膜厚測定用ヘッド27
は、ユニット本体の下部に昇降可能に取り付けられてい
る。さらに、X軸方向における膜厚測定用ヘッド27の
位置は、研磨加工中に研磨プレート8からはみ出した基
板24の被加工面に対向し得るように設定されている。
【0020】ここで、膜厚測定用ヘッド27の構成につ
き、図1を参照しつつ説明する。図1に示す膜厚測定用
ヘッド27は、大きくは、ベースとなるヘッド本体29
と、このヘッド本体29の下部に一対のガイドピン30
により支持されたトレース部材31と、このトレース部
材31の中心部に組み込まれたフラッシングヘッド32
とから構成されている。このうち、ベースとなるヘッド
本体29の中央部は凹状に形成されており、その凹部底
面に、例えば研磨ガラス等からなるオプティカルフラッ
ト33が押えプレート34にて留め付けられている。ま
た、オプティカルフラット33の真下には小孔を介して
純水チャンバ35が形成されている。この純水チャンバ
35は、オプティカルフラット33とフラッシングヘッ
ド32のフランジ部分にて区画形成されている。また、
純水チャンバ35には2系統の給水路36(図上では1
系統のみ表示)が連通しており、それぞれの給水路36
の入口部分にジョイント37を介して純水供給系(不図
示)が接続されている。
【0021】さらに、ヘッド本体29の内部には、左右
一対をなす加圧シリンダ38がスライド自在に組み込ま
れている。この加圧シリンダ38は、膜厚測定時におい
てトレース部材31を下方に付勢するもので、その下端
面がトレース部材31の上面に突き当てられている。ま
た、加圧シリンダ38の組込空間にはエアー供給路39
が連通しており、このエアー供給路39の入口部分にジ
ョイント40を介して加圧エアー供給系(不図示)が接
続されている。この構成により、ジョイント40を通し
て加圧エアーを供給すると、そのエアー圧がエアー供給
路39を介して加圧シリンダ38に加えられるため、こ
れを受けて加圧シリンダ38がトレース部材31を下方
に付勢する。
【0022】一方、トレース部材31には、タービンノ
ズル41と静圧軸受給気孔42とがそれぞれ円周方向に
90°位相をずらして2系統ずつ形成されている。この
うち、タービンノズル41の出口部分はフラッシングヘ
ッド32の下端外周面に向けて開口しており、その反対
の入口部分にジョイント43を介してタービンエアー供
給系(不図示)が接続されている。一方、静圧軸受給気
孔42の出口部分はガイドピン30の小径部を経由して
フラッシングヘッド31のテーパ面に開口し、さらにそ
こから上方に屈曲してフラッシングヘッド31のフラン
ジ部分にも開口している。また、その反対側の入口部分
にはジョイント44を介して静圧軸受用のエアー供給系
(不図示)が接続されている。
【0023】フラッシングヘッド32は、組立上の理由
から、断面略T字形のヘッド半体と略円錐形のヘッド半
体とを圧入等の結合手段により一体化したもので、その
ヘッド中心軸には、上記純水チャンバー35に連通する
軸孔45が穿設されている。また、フラッシングヘッド
32には、軸孔45の途中から二股状に分かれたかたち
で噴出ノズル46が形成されており、そのノズル出口部
分がヘッド下面に開口している。これにより、図示せぬ
純水供給系からジョイント37を通して供給された純水
は、給水路36を流れて純水チャンバ35に充填される
とともに、その純水チャンバ35に連通するフラッシン
グヘッド32の軸孔45を流下してヘッド下面から排出
される。このとき、軸孔45から二股に分かれた噴出ノ
ズル46からも純水が排出される。これにより、膜厚測
定用ヘッド27の中心軸上には、オプティカルフラット
30と、純水チャンバ35及び軸孔45に充填された純
水とによって膜厚測定のための光路が形成される。
【0024】さらに、フラッシングヘッド32の下端外
周面には、図4に示すように、所定の円周ピッチで複数
のタービンフィン47が形成されている。なお、図4中
の(a)〜(c)のうち、(a)はフラッシングヘッド
32の側面図、(b)はフラッシングヘッド32の下端
外周面の展開図、さらに(c)は展開した中心線Lの断
面図を示している。このような形状をなすフラッシング
ヘッド32の下端外周面に対しては、上記タービンノズ
ル41からのタービンエアーの噴出方向が、図4(c)
の破線矢印で示すようにタービンフィン47のテーパ形
状に沿って設定されている。これにより、タービンノズ
ル41からタービンエアーを噴出させた際には、そのタ
ービンエアーが連続的にタービンフィン47に噴き付け
られることで、フラッシングヘッド32に回転力が付与
される。
【0025】また、給水路36に純水を供給しつつ、タ
ービンエアーの供給によってフラッシングヘッド32を
回転させた際には、軸孔45と噴出ノズル46とから純
水が放射状に噴射されるとともに、上記タービンフィン
47に噴き付けられたタービンエアーがフラッシングヘ
ッド32の下端外周面から下方に噴射される。これら純
水の噴射とタービンエアーの噴射が、研磨加工中におけ
る基板24の被加工面から測定阻害物を除去する役目を
果たす。つまり、上述した純水供給ユニットおよびター
ビンエアー供給ユニットは、膜厚測定用の光路を形成し
たり、フラッシングヘッド32に回転力を付与したりす
る機能の他にも、膜厚測定用ヘッド27の中で、研磨加
工中に基板24の被加工面から測定阻害物を除去する洗
浄ユニットとしての機能も兼ねている。
【0026】ここで「測定阻害物」とは、基板24上で
の膜厚測定を光学的に測定するにあたり、光学系からの
出射光を吸収・散乱させて膜厚測定を阻害する物質のこ
とをいう。したがって、測定阻害物の中には、研磨加工
中に供給される研磨剤は勿論のこと、研磨によって発生
する研磨屑や研磨中に混入する異物等が含まれる。
【0027】加えて本実施形態においては、膜厚測定器
28の付加的な機能として、膜厚測定用ヘッド27の直
上に対物レンズ48が設けられている。この対物レンズ
48は、膜厚測定器28から出射された光を収束させ
て、測定反射面でのスポット径を縮小するものである。
【0028】膜厚測定器28は、繰り返し反射干渉法
(multiple bean interferometry)の原理を利用して基
板24上での膜厚を光学的に測定するもので、測定系の
構成として例えば、入射光を出射する光源(レーザー
等)、入射光の光路上に配置された偏光ビームスプリッ
タ(PBS)、基板への入射光量を光電変換する第1の
フォトダイオード、基板からの反射光量を光電変換する
第2のフォトダイオード、反射光の光路上に配置された
アパーチャ等を有するものである。
【0029】この繰り返し反射干渉の原理を用いた膜厚
測定は、基板上の薄膜に入射した光の反射率が、その膜
と基板の屈折率が既知であれば繰り返し多重反射の計算
式から、ある膜厚に対する反射率が正確に算出されるた
め、これに基づいて膜厚を推定するものである。この種
の測定方法は、薄膜の膜厚測定法として広く利用されて
いる標準的なもので、測定系の構造が簡単で、しかも反
射光量を光電変換するだけでポイント測定できるため、
基板全域をくまなく測定することができる。なお、繰り
返し反射干渉の原理を示す計算式等については、既に数
多くの文献で示されているため、ここでは説明を省略す
る。
【0030】続いて、上記構成からなる基板研磨装置1
の動作手順について図5を参照しつつ説明する。先ず、
研磨処理にあたっては、図5(a)に示すように、ロー
タリテーブル14からチャックプレート15を取り外
し、そのチャックプレート15に基板吸着フィルム16
を介して基板24を取り付ける。基板24を取り付けた
後は、チャックプレート15を再びロータリテーブル1
4の上に装着する。このチャックプレート15の脱着作
業は、X軸スライダ11が最もX軸駆動モータ13寄り
に配置された状態で行われる。次に、チャックプレート
15の装着を終えたら、X軸駆動モータ23の駆動によ
ってX軸スライダ11と一緒にロータリテーブル14お
よびチャックプレート15をX軸方向に移動し、これに
よって研磨プレート8の下方に基板24を進出させる。
【0031】次いで、主軸スピンドルモータ7の駆動に
より研磨プレート8を回転させるとともに、図示せぬ研
磨剤供給系からジョイント10を通して研磨剤を供給す
る。これにより、回転中の研磨プレート8の中心から研
磨剤が放射状に噴出した状態となる。これに対して、ロ
ータリテーブル14側でも内蔵モータの駆動によりチャ
ックプレート15を回転させ、この状態でZ軸モータ5
の駆動によりZ軸スライダ4を下降させる。これによ
り、図5(b)に示すように、研磨プレート8とチャッ
クプレート15とが互いに回転した状態で、研磨パッド
9が基板24の被加工面に押し付けられ、実質的な研磨
加工が開始される。ちなみに、研磨加工中はX軸駆動モ
ータ13の駆動によってX軸スライダ11がトラバース
運動(往復運動)するが、このトラバース運動中でも基
板24の被加工面(上面)の一部は常に研磨プレート8
からはみ出し、外部に露出した状態となる。
【0032】続いて、図5(c)に示すように、膜厚測
定ユニット26の膜厚測定用ヘッド27が下降し、その
ヘッド下端、つまり図1に示したフラッシングヘッド3
2の下端面が、研磨プレート8からはみ出した基板24
の被加工面に近接して対向配置される。このとき、純水
供給系(不図示)からジョイント37を介して純水が供
給されるとともに、加圧エアー供給系(不図示)からジ
ョイント40を介して加圧エアーが供給される。また、
タービンエアー供給系(不図示)からはジョイント43
を介してタービンエアーが供給され、さらに静圧軸受用
のエアー供給系(不図示)からはジョイント44を介し
て静圧軸受エアーが供給される。
【0033】このうち、ジョイント37を介して供給さ
れた純水は、給水路36を通して純水チャンバ35に充
填されるとともに、フラッシングヘッド32の軸孔45
と噴出ノズル46を通して基板24の被加工面に噴射さ
れる。その際、膜厚測定用ヘッド27の中心軸上に、オ
プティカルフラット33、純水チャンバ35および軸孔
45による膜厚測定用の光路が形成される。一方、ジョ
イント40を介して供給された加圧エアーは、エアー供
給路39を通して加圧シリンダ38に作用する。これに
より加圧シリンダ38は、ヘッド下端からの純水の噴射
に伴う反動に対抗して、トレース部材31とともにフラ
ッシングヘッド32を基板24側に付勢する。
【0034】また、ジョイント43を介して供給された
タービンエアーは、タービンノズル41を通してフラッ
シングヘッド32の下端外周面に噴き付けられ、これに
よってフラッシングヘッド32に回転力を付与される。
これに対し、ジョイント44を介して供給された静圧軸
受エアーは、図6中の破線矢印で示すように、フラッシ
ングヘッド32のテーパ面とフランジ面とに噴き付けら
れ、これによりトレース部材31とフラッシングヘッド
32との嵌合部分に微小なエアーギャップが形成され
る。つまり、フラッシングヘッド32が回転フリーの状
態となる。この状態で、上述のごとくタービンエアーが
フラッシングヘッド32の下端外周面に噴き付けられる
と、そこに形成された複数のタービンフィン47がター
ビンエアーを受けることで、フラッシングヘッド32が
高速(例えば、100000rpm)で回転するように
なる。
【0035】これにより、高速回転中のフラッシングヘ
ッド32からは、基板24の被加工面に向けて純水が放
射状に高速噴射され、それと同時にフラッシングヘッド
32の外周部分からは、基板24の被加工面に向けてタ
ービンエアーが高速噴射される。したがって、図6に示
すように、研磨加工中に供給された研磨剤や研磨加工で
発生する研磨屑、そして研磨中に混入する異物等の測定
阻害物49は、純水の噴射とタービンエアーの噴射によ
って基板24の被加工面から除去される。その結果、研
磨加工中においても、膜厚測定用ヘッド27の真下に位
置する基板24の被加工面は、常に測定阻害物の介在し
ない清浄面に保持されるようになるため、そこを測定領
域として膜厚測定器28では、膜厚測定用ヘッド27の
光路を通して基板24上での膜厚を光学的に測定する。
【0036】こうして研磨加工中に得られる膜厚測定デ
ータは、図5(c)に示すように、膜厚測定器28から
電気信号に変換されて装置全体の主制御部に出力され
る。この出力信号を受けて主制御部では、膜厚測定器2
8の出力信号から得た膜厚情報と規定の膜厚情報とを比
較し、その比較結果に基づいて各駆動系に制御信号を出
力する。すなわち、実際に測定された膜厚が規定の膜厚
に達していない間は、研磨加工を継続する旨の制御信号
を出力し、その後、測定膜厚が規定膜厚に達した時点で
研磨終点と判断し、研磨加工を終了する旨の制御信号を
出力する。
【0037】このように主制御部から研磨終了の制御信
号が出力されると、図5(d)に示すように、Z軸駆動
モータ15の駆動によってZ軸スライダ4とともに研磨
プレート8が上昇する。これにより、基板24の被加工
面から研磨パッド9が離れ、実質的な研磨加工が終了す
る。続いて、X軸駆動モータ13の駆動によりチャック
プレート15は膜厚測定用ヘッド27寄りに移動し、そ
こで再びトラバース運動を開始する。その間、膜厚測定
用ヘッド27の下端からは、基板24の被加工面に向け
た純水とタービンエアーの噴射が継続して行われてお
り、これによって基板24の被加工面がその全域にわた
って膜厚測定用ヘッド27により洗浄される。その結
果、インプロセスでの膜厚測定とともに、インプロセス
での基板洗浄が実現されるため、従来における研磨完了
後のスクラブ洗浄を省略することができる。
【0038】その後、膜厚測定用ヘッド27による基板
24の洗浄が終了すると、膜厚測定用ヘッド27が上方
に退避するとともに、X軸駆動モータ13の駆動によっ
てX軸スライダ11とともにチャックプレート15が初
期位置(プレート脱着が行われる位置)に戻り、これに
よって一連の研磨処理が完了する。
【0039】このように本実施形態の基板研磨装置1に
おいては、インプロセスでの膜厚測定を実施するにあた
って、研磨加工中における基板24の被加工面に膜厚測
定用ヘッド27を対向させた際に、そのヘッド下端から
の純水の噴射やタービンエアーの噴射によって被加工面
から研磨剤等の測定阻害物49が除去される。これによ
り膜厚測定器28では、研磨剤等の測定阻害物49に阻
害されることなく、膜厚測定用ヘッド27の光路を通し
て基板24上での膜厚を光学的に測定することが可能と
なる。その結果、インプロセスでの高精度な膜厚測定が
実現されるため、研磨パッド9の目詰まり、研磨加工
圧、周辺温度環境などの変動要因に惑わされることな
く、研磨加工中に測定した膜厚データに基づいて研磨終
点を的確に検出することが可能となる。参考までに、基
板研磨装置1による膜厚測定データの信頼性を確認すべ
く、同一の基板24を測定サンプルとして、基板研磨装
置1で測定した膜厚データと、オフラインのエリプソメ
ータで測定した膜厚データとを比較してみたところ、双
方のデータには殆ど誤差が生じなかった。
【0040】ちなみに、インプロセスでの測定対象とな
る基板24上での膜構造としては、図7(a)に示すよ
うにSi−Substrate50上にSiO2 膜(層
間絶縁膜)51を形成した、いわゆるベタ膜としてのS
iO2 膜51の膜厚T1 や、図7(b)に示すようにS
i−Substrate50上にAl配線52を形成
し、その上にSiO2 膜51を形成した場合のSiO2
膜51の膜厚T2 、さらにはSi−Substrate
50上にAl配線52とSiO2 膜51とを二重に形成
した、いわゆる多層構造としてのSiO2 膜51の膜厚
3 などが一例として考えられる。
【0041】また、図7に示す膜構造の中で、例えばA
l配線52の間隔が狭く、光源から出射した光を平行光
のままで基板24上に入射すると、スポット中に反射率
の異なる面が混在してしまう場合は、正確な膜厚測定が
できなくなる。そうした場合は、図1に示したように、
膜厚測定器28の光軸上に対物レンズ48を設けて、光
源からの出射光を対物レンズ48で収束させて基板24
上に入射する。これにより、平行光に比べて反射面での
スポット径が小さくなるため、配線間隔が狭くても、正
確な膜厚測定が可能となる。
【0042】続いて、本発明に係わる基板研磨装置の他
の実施形態について説明する。図8は、本発明の他の実
施形態として、膜厚測定ユニットの主要部となる膜厚測
定用ヘッドの構造を示しており、図中(a)はその平面
図、(b)はその側断面図、(c)はその底面図を示し
ている。
【0043】図8に示す膜厚測定用ヘッド60は、大き
くは、ベースとなるヘッド本体61と、このヘッド本体
61に組み込まれたフラッシングヘッド62とから構成
されている。このうち、ヘッド本体61の上面中央部は
凹状に形成されており、その凹部底面に、例えば透明平
行板からなるレーザ照射窓63が押えプレート64にて
留め付けられている。また、レーザ照射窓63の真下に
は、純水チャンバ65とともに給水ノズル66が形成さ
れ、この給水ノズル66の軸芯に沿って軸孔66aがあ
けられている。そして、上述したフラッシングヘッド6
2はヘッド本体61の給水ノズル66にスライド自在に
係合されている。
【0044】図9は本形態におけるフラッシングヘッド
62の外観図であり、図中(a)はその平面図、(b)
はその側面図、(c)はその底面図を示している。図9
に示すフラッシングヘッド62は略円錐形の一体構造を
なすもので、その中心にはヘッド本体61側の給水ノズ
ル66に係合する係合孔67があけられている。またフ
ラッシングヘッド62の円錐面62aには動圧発生用の
ポケット68が4か所にわたって設けられている。各々
のポケット68は、ヘッド円錐面62aを基準にして、
例えばポケット深さ:t1 =0.1mm、t2 =0.3
mm、t3 =0.5mmといったように階段状に形成さ
れている。
【0045】一方、フラッシングヘッド62の下端外周
面62bには、先の実施形態と同様に、所定の円周ピッ
チで複数のタービンフィン69が形成されている。さら
に、フラッシングヘッド62の底面62cには、動圧発
生用のポケット70が4か所にわたって設けられてお
り、これらのポケット70も上記ポケット68と同様に
階段状に形成されている。
【0046】ちなみに、ヘッド円錐面62aのポケット
68とヘッド底面62cのポケット70については、タ
ービンフィン69の形状で決まるフラッシングヘッド6
2の回転方向θにしたがって、各々のポケット深さが段
階的に深くなるように設定されている。
【0047】上記構成からなるフラッシングヘッド62
をヘッド本体61に組み込んだ状態では、フラッシング
ヘッド62に係合する給水ノズル66の基端部にバキュ
ームチャンバ71が確保される。そして、このバキュー
ムチャンバ71に連通するかたちでヘッド本体61にバ
キュームライン72が形成され、そのバキュームライン
72の導出部分、つまりヘッド本体61の上端面に吸引
口73が設けられている。なお、ヘッド本体61の端面
に組み込まれたセットスクリュー74は上記バキューム
ライン72を一本化するための栓の役目を果たしてい
る。
【0048】さらにヘッド本体61の内部には、純水チ
ャンバ65に連通する第1の給水路75や、フラッシン
グヘッド62の円錐面(ポケット形成面)62aに臨む
第2の給水路76、さらにはフラッシングヘッド62の
下端外周面62b(タービンフィン形成面)に臨むエア
ー供給路77が形成されている。そして、第1の給水路
75の導出部分にはレーザ光路充填用の給水口78、第
2の給水路76の導出部分には円錐軸受用の給水口7
9、エアー供給路77の導出部分にはタービンエアー供
給口80が、それぞれ設けられている。
【0049】ちなみに本形態においても、先述の実施形
態と同様に、膜厚測定用ヘッド60の直上に対物レンズ
等のレーザーフォーカスレンズ81を配設し、このレー
ザーフォーカスレンズ81にて収束させたレーザビーム
を、基板(ウエハ等)82の被加工面82aに照射する
構成を採用しているが、これ以外にも例えば、先述のオ
プティカルフラット33(図1)やレーザ照射窓63
(図8)を、上側に凸の凸レンズに置き換えることによ
り、対物レンズ等を用いることなく、膜厚測定用ヘッド
27,60側でレーザビームを収束(フォーカシング)
させることが可能となる。
【0050】続いて、上記構成からなる膜厚測定用ヘッ
ド60を備えた基板研磨装置の動作手順について説明す
る。先ず、研磨処理にあたっては、図10(a)に示す
ように、加工対象となる基板(半導体ウエハ等)82を
回転テーブル(基板保持台)83にセットしたのち、加
工主軸部84の下端に連結した研磨プレート85の下ま
でスライダ86を移動させる。このとき膜厚測定用ヘッ
ド60は、研磨プレート85の近傍にて図11(a)の
状態で待機している。
【0051】すなわち、図11(a)の状態では、吸引
口73(図8参照)からの強制排気により、バキューム
ライン72を通してバキュームチャンバ71が負圧とな
り、これによってフラッシングヘッド62がヘッド本体
61に吸い付いた状態で支持されている。このとき、フ
ラッシングヘッド62とその下を移動する基板82との
クリアランスC1 は、基板82が自由に左右方向に移動
できるよう、例えば140μm程度に確保されている。
ちなみに、半導体ウエハ等の場合は、基板82の平面度
が約0.3μmで、高さ方向のバラツキが20μm以下
となっているため、上述のように両者間のクリアランス
1 を設定すれば、フラッシングヘッド62が基板82
の移動を妨げることはない。
【0052】次いで、図10(b)に示すように、加工
主軸部84とともに研磨プレート85を下降させて、研
磨プレート85上のパッド面を基板82の表面(被加工
面)に押し付け、加工主軸部84の回転(300rp
m)と回転テーブル82の回転(60rpm)、さらに
はスライダ86のトラバース運動により研磨加工を開始
する。
【0053】この研磨加工時において、膜厚測定用ヘッ
ド60では、図11(b)に示すように、バキュームラ
イン72による強制排気が継続されるとともに、タービ
ンエアー供給口80からタービンエアー(圧縮エアー)
が供給される。また、それとともに、レーザ光路充填用
の給水口78及び円錐軸受用の給水口79からは、それ
ぞれ所定の給水圧をもって純水が供給される。
【0054】このうち、タービンエアー供給口80から
供給されたタービンエアーは、エアー供給路77を通し
てフラッシングヘッド62の下端外周面62cに噴射さ
れ、この噴射されたタービンエアーが4つのタービンフ
ィン69に順次噴き付けられることで、フラッシングヘ
ッド62に回転力が付与される。さらに、こうして供給
されたタービンエアーは、フラッシングヘッド62の外
周部分から基板82の被加工面82aに向けて排気・噴
射される。ちなみに、タービンエアーの圧力を0.4M
Paに設定したところ、フラッシングヘッド62の回転
数が約20000rpmとなり、さらにタービンエアー
圧を上げたところ、30000rpmもの高速回転が達
成できた。
【0055】一方、給水口78から供給された純水は、
第1の給水路75を通して純水チャンバ65に充填され
るとともに、給水ノズル66の軸孔66aを通して基板
82の被加工面82aに噴射される。これにより、フラ
ッシングヘッド62と基板82との間には、純水による
安定した洗浄水膜が形成される。さらに、膜厚測定用ヘ
ッド60の中心軸上には、レーザー照射窓63、純水チ
ャンバ65、軸孔66aによる膜厚測定用の光路が形成
される。
【0056】これに対して、他方の給水口79から供給
された純水は、フラッシングヘッド62の円錐面62a
に噴射され、その水圧を受けてフラッシングヘッド62
が給水ノズル66上をスライド下降し、フラッシングヘ
ッド62の円錐面62aの外側に水膜が形成される。こ
れによりフラッシングヘッド62の円錐面62aには、
基板82に対する加圧力とともに回転半径方向に対する
調心力が発生し、それと同時にフラッシングヘッド62
の底面62cには、上記円錐面62aからの加圧力に対
抗するスラスト力が発生する。
【0057】その際、円錐面62aの外側に形成される
水膜の膜厚は、給水ノズル66の軸孔66aから基板8
2に向けて噴射される純水の水圧と、フラッシングヘッ
ド62の円錐面62aに向けて噴射される純水の水圧と
のバランスによって決まる。ちなみに本形態において
は、フラッシングヘッド62が給水ノズル66上を40
μmだけスライド下降するように上記水圧バランスを調
整し、これによってフラッシングヘッド62と基板82
との間に約100μmのクリアランスC2 を確保するよ
うにした。
【0058】ここで本形態においては、フラッシングヘ
ッド62の円錐面62aに動圧発生用のポケット68が
形成され、同下端外周面62bにも動圧発生用のポケッ
ト70が形成されていることから、フラッシングヘッド
62の回転に伴って、上記円錐面62aでの圧力レベル
と上記ヘッド底面62cでの圧力レベルとが、ポケット
68、70による増圧効果によって増幅される。これに
より、フラッシングヘッド62と基板82との間には高
速かつ高圧の洗浄水膜が形成されることから、強力な洗
浄効果を得ることができる。その結果、先の実施形態に
比較して、より少量の純水を0.5MPa以下の水圧を
もって供給するだけで、基板82の被加工面82aから
測定阻害物を強力に排除し、きわめて清浄な面に保持す
ることが可能となる。
【0059】ちなみに、純水の給水圧を0.3MPaに
設定したところ、上記円錐面62a及びヘッド底面62
cではその7倍に相当する約2MPaの圧力が得られ
た。この圧力値は、フラッシングヘッド62の回転数の
2乗に比例して上昇するため、さらにフラッシングヘッ
ド62を高速回転させても安定性は低下せず、より強力
な洗浄効果を得ることが可能となる。
【0060】こうした膜厚測定用ヘッド60の動作機能
により、研磨加工中は、基板82の測定領域、すなわち
フラッシングヘッド62との対向領域が測定阻害物の介
在しない清浄面に保持されるため、膜厚測定用ヘッド6
0の中心軸上に形成された光路を通してレーザービーム
(膜厚測定用)が基板82に照射され、先の実施形態と
同様の原理で基板82上での膜厚が光学的に測定され
る。そして、これにより得られた測定膜厚が規定膜厚に
達した時点で、図11(c)に示すように加工主軸部8
4が上昇する。これにより、基板82の被加工面82a
から研磨プレート85が離間し、実質的な研磨加工が終
了する。
【0061】その後、スライダ86とともに基板82が
元の初期位置に向けて移動するが、その移動途中で膜厚
測定用ヘッド60による基板82の洗浄が行われ、基板
82の被加工面82aが全域にわたって清浄化される。
そして基板82の洗浄が終了すると、膜厚測定用ヘッド
60に対する純水及びタービンエアーの供給がストップ
し、バキュームライン72からの強制排気だけが継続さ
れる。これによりフラッシングヘッド62は再び膜厚測
定用ヘッド60に吸い付けられた状態、つまり図11
(a)の待機状態となる。その後、図11(d)に示す
ように、スライダ86が初期位置に戻った段階で加工・
洗浄済の基板82が取り外され、これによって一連の研
磨処理が完了となる。
【0062】このように本形態で採用した膜厚測定用ヘ
ッド60では、フラッシングヘッド62と基板82との
間にきわめて安定した高速洗浄水膜が得られ、これによ
って測定対象となる基板82の被加工面82aから測定
阻害物を完全に除去することができるため、より安定し
た確度の高い膜厚測定が実現される。またヘッド本体6
1に組み込まれたフラッシングヘッド62を、バキュー
ムにて吸引保持する構造を採用したことで、膜厚測定用
ヘッド60を昇降させるための機構が不要となるため、
装置全体の小型化並びに構成の簡素化を図ることが可能
となる。
【0063】なお、上記実施形態においては、繰り返し
反射干渉法の原理を利用して基板上での膜厚を測定する
ようにしたが、膜厚測定手段としては他の原理、例えば
吸光度測定法、干渉多波長分光法、赤外線干渉法、紫外
線干渉法など、膜厚測定用ヘッドに形成した光路を利用
して基板上での膜厚を光学的に測定し得るものであれ
ば、いずれの方式を採用してもかまわない。
【0064】また、膜厚測定用ヘッドの洗浄ユニットと
しても、純水とエアーの噴射によって測定阻害物を除去
する以外にも、例えば基板の被加工面に対向するヘッド
面に、膜厚測定用の光路を囲むようにして洗浄用のパッ
ドやブラシを取り付け、純水との相乗作用によって測定
阻害物を除去するものであってもよい。
【0065】さらに研磨加工中の膜厚測定以外の用途と
して、例えば、給水による光路の径を大きく設定するこ
とにより、加工中の加工面及び劣悪な環境下での鏡面
を、観察・撮影する目的で使用したり、動力源がエアー
及び水のみであるため水中での洗浄を行う目的で使用す
ることも可能である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明の基板研磨装
置によれば、研磨加工中における基板の被加工面に膜厚
測定用ヘッドが対向した状態で、研磨剤を含む測定阻害
物が膜厚測定ヘッドの洗浄ユニットにより被加工面から
除去されるため、膜厚測定手段では、たとえ研磨加工中
であっても研磨剤等の測定阻害物に阻害されることな
く、膜厚測定用ヘッドの光路を通して基板上での膜厚を
光学的に測定することができる。これにより、インプロ
セスでの高精度な膜厚測定が実現されるため、研磨加工
中に測定した膜厚データに基づいて研磨終点を的確に検
出することが可能となる。その結果、従来のように研磨
時間等に依存することなく、常に規定の残膜厚で研磨加
工を終了できるようになるため、基板研磨工程でのロッ
ト内またはロット間での膜厚のバラツキを最小限に抑え
ることが可能となる。さらに、研磨レートの変動要因と
なるパッド目詰まり、研磨加工圧、研磨剤の供給量、温
度環境などの影響を受けずに研磨終点を的確に検出でき
ることから、種々の変動パラメータの管理を簡素化する
ことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる基板研磨装置の一実施形態を示
す要部断面図である。
【図2】一実施形態での基板研磨装置の全体構造を示す
斜視図である。
【図3】チャックプレートの取付構造を示す分解断面図
である。
【図4】膜厚測定用ヘッドの部分的な構造を説明する図
である。
【図5】基板研磨装置の動作手順を説明する図である。
【図6】研磨加工時における膜厚測定用ヘッドの動作を
説明する図である。
【図7】測定対象となる膜構造の一例を示す図である。
【図8】本発明に係わる基板研磨装置の他の実施形態を
説明する図である。
【図9】他の実施形態におけるフラッシングヘッドの外
観図である。
【図10】他の実施形態における基板研磨装置の動作手
順を説明する図である。
【図11】他の実施形態における膜厚測定用ヘッドの動
作説明図である。
【符号の説明】
1 基板研磨装置 8 研磨プレート 9 研磨パ
ッド 15 チャックプレート(基板保持台) 24,82
基板 26 膜厚測定ユニット 27,60 膜厚測定用ヘ
ッド 28 膜厚測定器(膜厚測定手段) 29,61 ヘ
ッド本体 31 トレース部材 32,62 フラッシングヘッ
ド 33 オプティカルフラット 35,65 純水チャ
ンバ 41 タービンノズル 45,66a 軸孔 46
噴出ノズル 49 測定阻害物 66 給水ノズル 68,70
ポケット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板保持台にて保持した基板に研磨プレ
    ート上のパッド面を押し付けつつ、研磨剤の研磨作用に
    よって前記基板を研磨する基板研磨装置において、 研磨加工中における前記基板の被加工面に対向可能に配
    設されたもので、前記被加工面から前記研磨剤を含む測
    定阻害物を除去する洗浄ユニットを有するとともに、前
    記基板上での膜厚を測定するための光路を形成してなる
    膜厚測定用ヘッドと、 前記膜厚測定用ヘッドの光路を通して前記基板上での膜
    厚を光学的に測定する膜厚測定手段とを備えたことを特
    徴とする基板研磨装置。
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