JPH09260630A - 固体撮像素子及びその製造方法 - Google Patents

固体撮像素子及びその製造方法

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JPH09260630A
JPH09260630A JP8070463A JP7046396A JPH09260630A JP H09260630 A JPH09260630 A JP H09260630A JP 8070463 A JP8070463 A JP 8070463A JP 7046396 A JP7046396 A JP 7046396A JP H09260630 A JPH09260630 A JP H09260630A
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JP
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drain
drain region
type solid
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JP8070463A
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Hideji Abe
秀司 阿部
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 増幅型固体撮像素子の画素MOSトランジス
タにおけるゲート−ドレイン間容量を低減し、ドレイン
端での垂直電界を低減して暗電流の低減を図る。 【解決手段】 画素MOSトランジスタ41におけるゲ
ート電極37が一部かかるドレイン領域40端上の絶縁
膜43をゲート絶縁膜36より厚く形成した構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、増幅型固体撮像素
子及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、固体撮像素子の高解像度化の要求
に従って、CCD固体撮像素子に代わってスミアが無
く、微細画素の実現が可能である増幅型固体撮像素子が
開発されている。この増幅型固体撮像素子は、画素毎に
光信号を増幅するためのMOS型トランジスタを備え、
画素に光電変換により蓄積された電荷をトランジスタの
電流変調として信号を読み出すように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図10及び図11は、
先に提案した増幅型固体撮像素子の第1の比較例を示
す。この増幅型固体撮像素子1は、図11に示すよう
に、第1導電型例えばp型のシリコン半導体基板2上に
第2導電型即ちn型の半導体領域、即ちオーバーフロー
バリア領域3及びp型の半導体ウエル領域4が形成さ
れ、このp型半導体ウエル領域4上にSiO2 等による
ゲート絶縁膜5を介して光を透過しうる環状のゲート電
極6が形成され、その環状のゲート電極6の中心孔及び
外周に対応するp型半導体ウエル領域4にゲート電極6
をマスクとするセルファラインにて夫々n型のソース領
域7及びドレイン領域8が形成され、ここに1画素とな
るMOS型トランジスタ(以下、画素MOSトランジス
タと称する)9が構成される。環状のゲート電極6は、
光をできるだけ吸収しないように薄いか、透明の材料が
選ばれ、この例では薄膜の多結晶シリコンが用いられ
る。
【0004】この画素MOSトランジスタ9が、図10
に示すように、複数個マトリックス状に配列され、各列
に対応する画素MOSトランジスタ9のソース領域7が
垂直方向に沿って形成された例えば第1層Alによる共
通の信号線11に接続され、この信号線11と直交する
ように画素MOSトランジスタ9の各行間に対応する位
置に例えば第2層Alによる垂直選択線12が水平方向
に沿って形成される。
【0005】そして、水平方向に隣り合う2つの画素M
OSトランジスタ9の環状のゲート電極6に夫々またが
り、且つ対応する垂直選択線12に延長するように、例
えばV字型の画素間配線層13が形成され、この画素間
配線層13の両端が夫々2つの画素MOSトランジス
タ、即ちそのゲート電極6,6に電気的に接続されると
共に、中間部が垂直選択線12に電気的に接続される。
14は画素間配線層13と垂直選択線12とのコンタク
ト部、15は画素間配線層13とゲート電極6とのコン
タクト部である。16はソース領域7と信号線11との
コンタクト部である。
【0006】更に、画素間配線層13にまたがらない画
素MOSトランジスタ9間に、ドレイン領域8に接続し
た例えば第1層Alによるドレイン電源線18が形成さ
れる。17はドレイン領域8とドレイン電源線18との
コンタクト部である。尚、19は画素MOSトランジス
タ9が形成されている画素領域を示す。
【0007】この画素MOSトランジスタ9では、図1
1に示すように、環状のゲート電極6を透過した光がシ
リコン中で光電変換して電子−正孔を発生し、このうち
の一方の電荷、この例では正孔hが信号電荷として環状
のゲート電極6下のp型半導体ウエル領域4に蓄積され
る。垂直選択線12を通して環状のゲート電極6に高い
電圧が印加され、画素MOSトランジスタ9がオンされ
ると、ドレイン電流(いわゆるチャネル電流)Idが表
面のチャネルに流れ、このドレイン電流Idが信号電荷
hにより変化を受けるので、このドレイン電流Idを信
号線11を通して出力し、その変化量を信号出力とす
る。
【0008】図8及び図9は、更に改良した増幅型固体
撮像素子の第2の比較例を示す。この増幅型固体撮像素
子21は、その画素MOSトランジスタ22において、
ソース領域7及びドレイン領域8の下方にソース領域7
及びドレイン領域8と同導電型、即ちn型の不純物領域
24及び25が形成され、ゲート電極6下のチャネルに
対応する領域にp型半導体ウエル領域4より不純物濃度
の高いp型の電荷蓄積ウエル領域、いわゆるセンサウエ
ル領域26が形成される。また、隣り合う画素のゲート
電極6,6は、之と一体に延長するゲート電極6と同一
材料の画素間配線層27によって互に接続される。その
他の構成は、前述の図10及び図11と同じであるた
め、対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略
する。
【0009】この画素MOSトランジスタ22では、ゲ
ート電極6を通過し、シリコン中で光電変換した電荷、
即ち正孔hがゲート電極6下のセンサウエル領域26内
に蓄積される。このセンサウエル領域26は、浅いソー
ス領域7及びドレイン領域8と、深い位置の不純物領域
24及び25とさらにそれより深い位置のオーバーフロ
ーバリア領域3によって電気的に囲まれる。大光量を受
光した時の余分な蓄積電荷hは、オーバーフローバリア
領域3を通して基板2側に排出される。赤色の感度を得
るため、オーバーフローバリア領域3は、数μmの深い
位置に形成されることが普通である。
【0010】それゆえ、深い不純物領域24及び25
は、浅いソース領域7及びドレイン領域8と、オーバー
フローバリア領域3に電位的に繋がっていなくてはなら
ない。即ち、ドレイン領域8の下方の不純物領域25
は、光電変換した電子と正孔のうちの非蓄積側の電荷を
浅いドレイン領域8に逃がすことと、隣接画素とのブル
ーミング防止の電位障壁(ポテンシャルバリア)の役を
している。
【0011】この画素MOSトランジスタ22の形成に
おいては、ゲート電極6が薄いため、深い不純物領域を
形成するときのイオン注入用マスクとならないことか
ら、ゲート電極形成前に別のレジストマスクを用いて、
同時にイオン注入し、浅いソース領域7及びドレイン領
域8と、深い不純物領域24及び25とを同時にセルフ
ァライン的に形成する。その後、ゲート電極6となる多
結晶シリコン層を形成し、他のレジストマスクを用いて
パターニングし、ゲート電極6と之より延長する画素間
配線層27とを同時に形成する。ゲート電極6へのコン
タクトは、この画素間配線層27で行う。
【0012】かかる増幅型固体撮像素子21では、前述
の図10及び図11の増幅型固体撮像素子1に比べて画
素MOSトランジスタ22におけるソース領域7及びド
レイン領域8下に設けた不純物領域24及び25によっ
て隣接画素へのブルーミングが確実に防止され、また、
画素間配線層27がゲート電極6と一体に形成されるこ
とによって、従来の画素間配線層13が省略され配線構
造の簡素化が図られる。
【0013】ところで、図8及び図9に示す増幅型固体
撮像素子21においては、図9に示すように、画素間配
線層27の下の絶縁膜は、画素MOSトランジスタ22
のゲート絶縁膜5であり、薄いことに加え、ドレイン領
域8の形成の際にこの絶縁膜を通して通常1×1013
-2以上のドース量がイオン注入されるため、絶縁耐圧
が低く、製造歩留りの悪化及び信頼性の点で問題があっ
た。
【0014】また、ドレイン−ゲート間の容量がどうし
ても大きくなるため、ゲートを駆動する回路が大きいも
のになること、ドレインとゲート間のクロストーク(即
ち、ゲートに電圧が印加されると、ドレイン電位も変化
する)が大きくなるという問題があった。そのため、画
素間配線層27の面積を小さくしなければならないが、
図10中のコンタクト部14との合わせ余裕を確保する
ため、小さくするには限界があった。
【0015】別の問題として、ゲート絶縁膜5が薄いの
で、ドレイン領域8の近傍で垂直方向の電界が強くな
る。このため、画素信号を読み出すときなどチャネル電
流が流れる際、ドレインアバランシェによるホットキャ
リアが発生しやすい。このホットキャリアは、暗電流の
一原因となっており、暗電流発生を抑える画素の駆動が
非常に難しいものとなっている。
【0016】また、ホットキャリアの発生は、画素MO
Sトランジスタ21のドレイン領域端で絶縁膜、即ち酸
化膜中に固定電荷を発生するとか、界面準位を発生する
とかの問題があり、画質の経時劣化を引き起こす原因と
なっている。
【0017】本発明は、上述の点に鑑み、画素の基本特
性を維持しつつ、より好ましくは、ソース領域及びドレ
イン領域と之より深い位置の不純物領域をセルファライ
ン的に形成し画素の基本特性を維持しつつ、ゲート−ド
レイン間容量を低減し、アバランシェ起因の暗電流も低
減できる増幅型固体撮像素子及びこの増幅型固体撮像素
子を歩留りよる製造できる製造方法を提供するものであ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る増幅型固体
撮像素子は、画素トランジスタにおけるドレイン領域端
上の絶縁膜がゲート絶縁膜より厚く形成された構成とす
る。
【0019】この構成においては、ドレイン領域端上の
絶縁膜がゲート絶縁膜より厚く形成されることにより、
ドレイン−ゲート間容量が減少する。また、ドレイン近
傍の垂直電界の低減が図られ、暗電流発生が抑えられ
る。
【0020】本発明に係る増幅型固体撮像素子の製造方
法は、画素領域でゲート絶縁膜となる酸化膜上のシリコ
ン窒化膜を画素のチャネル形状にパターニングし、ソー
ス領域及びドレイン領域を形成した後、酸化処理してソ
ース領域及びドレイン領域上に厚い酸化膜を形成し、シ
リコン窒化膜を除去してゲート電極を形成する。
【0021】この製法においては、ソース領域及びドレ
イン領域、之等の上に厚い酸化膜がセルファライン的に
形成され、本発明に係る増幅型固体撮像素子を歩留り良
く製造できる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明に係る増幅型固体撮像素子
は、画素トランジスタにおけるドレイン領域上、即ち少
くともゲート電極が一部かかるドレイン領域端上の絶縁
膜が、ゲート絶縁膜より厚く形成された構成とする。
【0023】本発明は、上記増幅型固体撮像素子におい
て、隣り合う画素トランジスタのゲート電極が、該ゲー
ト電極より之と一体にドレイン領域の絶縁膜上に延長す
る画素間配線層で接続された構成とする。
【0024】本発明に係る増幅型固体撮像素子の製造方
法は、画素領域において、ゲート絶縁膜となる酸化膜と
シリコン窒化膜を順次形成する工程と、シリコン窒化膜
を画素のチャネル形状にパターニングし、ソース領域及
びドレイン領域を形成する工程と、酸化処理してソース
領域及びドレイン領域上にゲート絶縁膜より厚い酸化膜
を形成する工程と、シリコン窒化膜を除去し、画素のゲ
ート電極を形成する工程を有する。
【0025】本発明は、上記増幅型固体撮像素子の製造
方法において、シリコン窒化膜をパターニングしたとき
のレジスト層をマスクにして、イオン注入にてソース領
域及びドレイン領域を形成する。
【0026】本発明は、上記増幅型固体撮像素子の製造
方法において、シリコン窒化膜をパターニングしたとき
のレジスト層をマスクにして、イオン注入し、ソース領
域及びドレイン領域と、このソース領域及びドレイン領
域より深い位置の不純物領域とをセルファライン的に形
成する。
【0027】本発明は、上記増幅型固体撮像素子の製造
方法において、シリコン窒化膜を除去した後、厚い酸化
膜をマスクに電荷蓄積ウエル領域(いわゆるセンサウエ
ル領域)をイオン注入で形成する。
【0028】以下、図面を参照して本発明の実施例につ
いて説明する。
【0029】本例に係る増幅型固体撮像素子31は、例
えば図1及び図2に示すように、第1導電型例えばp型
のシリコン半導体基板32上に第2導電型即ちn型の半
導体層、即ちオーバーフローバリア領域33及びp型半
導体ウエル領域34が形成され、さらにチャネルを構成
するp型の電荷蓄積ウエル領域、いわゆるセンサウエル
領域35が形成され、このセンサウエル領域35上にS
iO2 等によるゲート絶縁膜36を介して光を透過しう
る環状のゲート電極37が形成され、この環状のゲート
電極37の中心孔及び外周に対応するp型半導体ウエル
領域34に夫々イオン注入法でn型のソース領域39及
びドレイン領域40が形成されて、1画素となる画素M
OSトランジスタ41が構成される。
【0030】本例では、さらに、この画素OSトランジ
スタ41において、そのソース領域39及びドレイン領
域40上の絶縁膜として所謂選択酸化(LOCOS)法
により絶縁膜(いわゆる酸化膜)43が形成される。ま
た、浅いソース領域39及びドレイン領域40の夫々対
応する下方に、ソース領域39及びドレイン領域40と
同導電型のいわゆるn型の不純物領域44及び45が形
成される。特に、ドレイン領域40下の不純物領域45
は、前述の図8及び図9で説明したと同様に、光電変換
した電子とホールのうちの非蓄積側の電荷(本例では電
子)を浅いドレイン領域40に逃がすことと、隣接画素
とのブルーミング防止の電位障壁(ポテンシャルバリ
ア)いわゆるチャネルストップ領域としての役をなす。
【0031】また、隣り合う画素MOSトランジスタ4
1のゲート電極37,37が、ゲート電極37から之と
一体にドレイン領域40の厚い絶縁膜43上を延長する
画素間配線層47によって接続される。ゲート電極37
と画素間配線層47は同一電極材料によって同時のパタ
ーニングで形成される。
【0032】n型不純物領域44及び45は、夫々浅い
ソース領域39及びドレイン領域40とオーバーフロー
バリア領域33間を電位的に繋がるように形成される。
例えば、n型不純物領域44及び45は、夫々ソース領
域39及びドレイン領域40からオーバーフローバリア
領域33に亘って形成してもよく、或は、ソース領域3
9及びドレイン領域40からオーバーフローバリア領域
33に亘ってポテンシャルデップが形成されるように、
ソース領域39及びドレイン領域40とオーバーフロー
バリア領域33の中間に形成するようにしてもよい。
【0033】n型不純物領域44及び45の不純物濃度
は、ソース領域39及びドレイン領域40の不純物濃度
より低く、オーバーフローバリア領域33の不純物濃度
より高く設定される。
【0034】一方、p型半導体基板32、p型半導体ウ
エル領域34及びp型のセンサウエル領域35の不純物
濃度関係は、センサウエル領域35が最も高く、次いで
p型半導体基板32、p型半導体ウエル領域34の順に
低くなっている。
【0035】環状のゲート電極37は、光をできるだけ
吸収しないように薄いか、透明の材料が選ばれ、例えば
多結晶シリコン、タングステンポリサイド、タングステ
ンシリサイド等を用いうる。本例では透光性のよい薄膜
の多結晶シリコンが用いられる。
【0036】この画素MOSトランジスタ41が、図1
に示すように、複数個マトリックス状に配列され、各列
に対応する画素MOSトランジスタ41のソース領域3
9が垂直方向に沿って形成された例えば第1層Alによ
る共通の信号線51に接続され、この信号線51と直交
するように画素MOSトランジスタ41の各行間に対応
する位置に例えば第2層Alによる垂直選択線52が水
平方向に沿って形成され、この垂直選択線52とゲート
電極に接続された画素間配線層47とが接続される。
【0037】さらに、画素間配線層47によって接続さ
れない画素MOSトランジスタ41間に、ドレイン領域
40に接続した例えば第1層Alによるドレイン電極線
53が形成される。55はドレイン電源線54とドレイ
ン領域40とのドレインコンタクト部、56はソース領
域39と信号線51とのソースコンタクト部、57は画
素間配線層47と垂直選択線52とのコンタクト部であ
る。尚、図1において、58は画素MOSトランジスタ
41が配列されている画素領域を示す。
【0038】この増幅型固体撮像素子31の動作は、前
述と同様に、環状のゲート電極37を通過した光が光電
変換して一方の電荷、即ち正孔hがゲート電極37下の
センサウエル領域35内に蓄積される。そして、垂直選
択線52を通して環状のゲート電極37に高い電圧が印
加され、画素MOSトランジスタ41がオンされると、
ドレイン電流(いわゆるチャネル電流)がセンサウエル
領域34の表面のチャネルに流れ、このドレイン電流が
信号電荷hにより変化を受けることによって、このドレ
イン電流を信号線51を通して出力し、その変化量を信
号出力とする。
【0039】上述した増幅型固体撮像素子31によれ
ば、ドレイン領域40及びソース領域39上にゲート絶
縁膜36より厚い絶縁膜43を有するので、ゲート−ド
レイン間、ゲート−ソース間の絶縁耐圧が高くなり、製
造歩留りを良好にし、信頼性を向上することができる。
【0040】また、厚い絶縁膜43によってドレイン−
ゲート間の容量が減り、ドレイン−ゲート間のクロスト
ークも低減する。このため、画素間配線層47を余裕を
もった面積とすることができ、コンタクト部57との合
わせ余裕を確保することができる。
【0041】また、ドレイン領域40端上での絶縁膜4
3が厚いので、ドレイン領域40端の近傍で垂直方向の
電界が弱くなる。即ち、電界集中が緩和される。このた
め、画素信号を読み出すときなどのチャネル電流が流れ
る際、ドレインアバランシェによるホットキャリアの発
生が大きく低減し、暗電流の発生を低減することができ
る。
【0042】ドレインアバランシェによるホットキャリ
アの発生が低減できるので、ホットキャリアによるゲー
ト絶縁膜36中の固定電荷や界面準位の発生も減り、画
質の経時劣化を抑えることができる。
【0043】ゲート電極37と画素間配線層47が同一
の多結晶シリコン薄膜で一体に形成されるので、図10
に示すような画素間配線層を別体に形成する配線構造に
比べて配線構造が簡素化される。また、画素間配線層4
7とゲート電極37が同じ電極材料(多結晶シリコン薄
膜)で形成されることから、図10で示したような仕事
関数差によるコンタクト部15下のチャネルポテンシャ
ルの局所的変化は回避される。これは画素毎の特性の均
一化、高画質化につながる。更に図10の画素間配線層
13を別体に設けた構造に比べて受光利用率が高くなり
受光感度が向上する。
【0044】次に、上述の増幅型固体撮像素子31の製
造例を説明する。
【0045】本例においては、図3Aに示すように、p
型シリコン基板32上にn型のオーバーフローバリア領
域33、p型半導体ウエル領域34を順次形成した後、
p型半導体ウエル領域34の表面に例えばSiO2 等の
酸化膜によるゲート絶縁膜36及びこの上のシリコン窒
化膜61を順次形成する。
【0046】次に、図3Bに示すように、画素のチャネ
ル形状(即ち環状のゲート電極の形状)にパターニング
されたレジスト層62をマスクにしてシリコン窒化膜6
1を選択エッチングしてソース領域及びドレイン領域に
対応する部分を開口する。
【0047】次に、レジスト層62をマスクに第1の不
純物63のイオン注入で浅いn型のソース領域39及び
ドレイン領域40を形成し、同じレジスト層62をマス
クに第2の不純物64のイオン注入で深い位置にn型の
不純物領域44及び45を形成する。これによって、ソ
ース領域39及びドレイン領域40と、之に対応する不
純物領域44及び45とはセルファライン的に形成され
る。
【0048】深い不純物領域44及び45のイオン打込
みエネルギーは、突き抜けない厚さのレジスト層62に
することで、かなり自由に選べるため、デバイス的に最
適化できる。もし、シリコン窒化膜61をイオン注入用
マスクに適用できるくらい厚く形成できれば、レジスト
層62無でイオン注入することも可能である。
【0049】次に、図3Cに示すように、レジスト層6
2を剥離した後、シリコン窒化膜を残した状態で熱酸化
処理を行ってソース領域39及びドレイン領域40上に
絶縁膜、即ち熱酸化膜43を少なくともゲート絶縁膜3
6よりも厚く成長する。シリコン窒化膜61で覆われた
領域は酸化されず、チャネル領域となる。この結果、L
OCOS(選択酸化)工程の形状に近いものが得られ
る。
【0050】ここで、熱処理が多いと、ソース領域39
及びドレイン領域40の不純物が横方向に拡散し、後述
のセンサウエル領域と画素MOSトランジスタのチャネ
ル領域を狭め、ダイナミックレンジの低下や、画素のゲ
ートオフ特性を悪化させる。しかし、900℃以下のウ
エット酸化で熱酸化膜43の膜厚が数100nm以下で
あれば、ソース領域39及びドレイン領域40の不純物
をそれほど横方向に拡散させることはなく、その横方向
の不純物拡散をバーズビーク65の長さ程度の0.2μ
mに容易に制御可能である。なお、このバーズビーク長
は、シリコン窒化膜61と、ゲート絶縁膜(酸化膜)3
6と、厚い酸化膜43でほぼ決定される。
【0051】次に、図4Dに示すように、シリコン窒化
膜61を剥離した後、厚い酸化膜43をマスクにイオン
注入を行い、p型のセンサウエル領域35を形成する。
このときのイオン打込みエネルギーは、ゲート絶縁膜3
6を突き抜けるが、厚い酸化膜43を突き抜けない程度
で行う。もっとも、厚い酸化膜43下にもイオン注入不
純物が突き抜けるのであれば、初めにソース領域39及
びドレイン領域40を形成する際のイオン注入量を多め
にして置けばよい。
【0052】また、さかのぼって、図3Aのシリコン窒
化膜61のパターニング前か、シリコン窒化膜61の成
長前に、p型半導体ウエル領域34の表面全面にイオン
注入によりセンサウエル領域35を形成して置いても同
様に構わない。ともかく、このままでの工程で、完全に
チャネルと、センサウエル領域35と、ソース領域39
及びドレイン領域40と、深い位置のn型の不純物領域
44及び45とは、セルファライン的に形成され、画素
のセンサウエル領域35は画素内で均一に形成される。
【0053】次に、ゲート絶縁膜36及び厚い酸化膜4
3上の全面にゲート電極材料である例えば多結晶シリコ
ン薄膜を形成し、之に不純物のドーピングをし、レジス
ト層によるマスクを介してパターニングして、多結晶シ
リコン薄膜によるゲート電極37及び画素間配線層47
を形成する。このとき、ゲート電極37は、一部ソース
領域39及びドレイン領域40上にかかるように形成す
る。斯くして、図4Eに示す目的の増幅型固体撮像素
子、即ちその画素MOSトランジスタ41を得る。
【0054】上述の製法によれば、画素のチャネルと、
ソース領域39及びドレイン領域40と、深い位置のn
型不純物領域44及び45と、さらにセンサウエル領域
35とを、セルファライン的に形成することができ、均
一性に優れた画素特性をもたせることができる。
【0055】ゲート絶縁膜36上に形成したシリコン窒
化膜61を利用して、ソース領域39及びドレイン領域
40を形成した後に熱酸化処理することにより、シリコ
ン窒化膜61が覆われないソース領域39及びドレイン
領域40上にゲート絶縁膜36より厚い絶縁膜、即ち熱
酸化膜43を形成することができる。これによって、ド
レイン領域40、ゲート電極37が一部重なる端部上の
絶縁膜43が厚くなるので、ドレイン領域端の近傍で垂
直方向の電界が弱くなる。
【0056】また、ドレイン領域端の近傍では、熱拡散
によってバーズビーク65まで達したドレイン拡散層は
それ自身かなり不純物分布がゆるやか(いわゆるブロー
ド)になっていること、さらに上記したように、ドレイ
ン領域端の近傍でチャネル電流の流れる方向に垂直な電
界が弱くなるため、チャネルがピンチオフしたときのド
レインアバランシェによるホットキャリアの発生を効果
的に低減できる。当然、このことよりホットキャリアに
よるゲート絶縁膜36中の固定電荷や界面準位の発生も
大きく低減できる。
【0057】また、単純に、一般に不純物を多くドープ
したシリコン酸化膜は、絶縁耐圧が理想的な酸化膜より
低いが、本実施例ではドレイン領域40上に厚さが十分
に大きい絶縁膜43を形成できるので、ゲート−ドレイ
ン間の絶縁耐圧は全く問題なくなる。
【0058】また、画素間配線層47とドレイン領域4
0間にはゲート絶縁膜36より厚い絶縁膜43が設けら
れるため、容量の面からは画素間配線層47の幅を広く
とれる。例えばゲート絶縁膜36の膜厚が30nm、ド
レイン領域40上の絶縁膜43の膜厚が150nmであ
れば、前述の図9の場合に比べて5倍の幅を有する画素
間配線層47を確保できる。
【0059】図5及び図6は、夫々本発明に係る増幅型
固体撮像素子の画素領域での配線パターンの他の例を示
す。
【0060】上述したように、画素間配線層47の幅を
広くとれることから、例えば図5に示すように、水平方
向(横方向)の画素MOSトランジスタ41のゲート電
極37を全て繋ぐように、ゲート部を全て覆う幅広の共
通電極、即ちゲート電極37と画素間配線層47を兼ね
る共通電極66を形成して構成することができる。その
他は図1と同様の信号線51、垂直選択線52及びドレ
イン電源線53が形成される。本発明では、図5に示す
ような電極パターニングが、比較例よりも少ないゲート
−ドレイン間容量で実現できる。そして、かかる電極パ
ターンを有する構成では、ゲート電極37の横方向の合
わせずれを回避することができる。
【0061】また、図6に示すように、水平方向(横方
向)の画素MOSトランジスタ41のゲート電極を繋ぐ
ように、ゲート部を全て覆う同一幅の帯状共通電極、即
ちゲート電極37及び画素間配線層47を兼ねる共通電
極67を形成し、その共通電極67の有効画素領域58
の外部に導出された端部において、配線71を接続し、
更に有効画素領域58の端部のみで配線72を接続した
構成とすることができる。この構成では、配線構造が更
に単純化すると共に、さらに早いフレームレートで駆動
することができ、適用デバイスの範囲が広がる。
【0062】尚、上例では、画素間配線層47とゲート
電極37とを同じ電極材料によって一体に形成した構成
としたが、その他、図7に示すように、画素間配線層6
8をゲート電極37とは別体に形成し、前述の図10と
同様に、この画素間配線層68を隣り合うゲート電極3
7にコンタクト部69を介して接続した構造の画素MO
Sトランジスタ70にも適用することができる。画素間
配線層68としては、例えばゲート電極と同じ多結晶シ
リコンで形成することもできる。
【0063】この構成においても、ゲート電極47にか
かるドレイン領域40の端部上の絶縁膜43が選択酸化
により厚く形成されているので、ゲート−ドレイン間容
量が減り、ゲート−ドレイン間クロストークが低減し、
消費電力を低減できる。また、ドレインアバランシェに
よるホットキャリアの発生も抑えられ、暗電流の低減が
図れる。また、ゲート−ソース間、ゲート−ドレイン間
の絶縁耐圧も向上する等、上例と同様の作用効果を奏す
る。
【0064】また、図示せざるも、不純物領域44及び
45が形成される、深さ程度に対応する位置において、
全域に亘ってセンサウエル領域35と同一極性のポテン
シャル調整用領域を形成することもできる。
【0065】上述したように、本実施例に係る増幅型固
体撮像素子は、画素特性に影響するセンサのチャネル
と、浅いソース領域及びドレイン領域と、深い不純物領
域の形成、さらにセンサウエル領域をセルファライン的
に形成し、画素特性の均一性に優れた特性をもたせつ
つ、以下の優れて点を実現できる。
【0066】ゲート−ドレイン間容量が減り、クロスト
ークが低減し、消費電力を低減することができる。
【0067】画素間配線層を面積的に広げることがで
き、コンタクトのマージンを広げることかできる。究極
的には、有効画素端で別配線でコンタクトすることが可
能となり、画素領域内に横方向の配線を無くした構造が
可能となる。
【0068】ドレインアバランシェによるホットキャリ
アの発生が大きく低減し、暗電流の低減が図られつつ、
画素MOSトランジスタの長期信頼性に優れる。ゲート
とソース、ドレインとの間の絶縁耐圧が良くなり、歩留
りが向上する。
【0069】尚、上例では、画素MOSトランジスタ4
1としてnチャネル型について説明したが、pチャネル
型についても同様である。
【0070】
【発明の効果】本発明に係る増幅型固体撮像素子によれ
ば、画素トランジスタにおいて、ゲート−ドレイン間容
量が減少し、ゲート−ドレイン間のクロストークが低減
し、消費電極を低減することができる。ドレインアバン
ンシェによるホットキャリアの発生を大きく低減するこ
とができ、暗電流を低減することができ、且つ画素トラ
ンジスタの長期信頼性に優れる。
【0071】ゲート−ドレイン間の絶縁耐圧が良くな
り、製造歩留りが向上する。画素間配線層を面積的に広
げることができ、画素間配線層と垂直選択線とのコンタ
クトマージンを広げることができる。
【0072】本発明に係る増幅型固体撮像素子の製造方
法によれば、画素トランジスタにおけるチャネルとソー
ス領域及びドレイン領域をセルファライン的に形成する
ことができ、画素特性の均一性に優れた特性をもつ増幅
型固体撮像素子を製造することができる。
【0073】画素トランジスタにおけるチャネルとソー
ス領域及びドレイン領域と、深い位置の不純物領域とを
フルファライン的に形成することができ、画素特性の均
一性に優れた特性をもつ増幅型固体撮像素子を製造する
ことができる。
【0074】画素トランジスタにおけるチャネルと、ソ
ース領域及びドレイン領域と、深い位置の不純物領域
と、電荷蓄積ウエル領域とをセルファライン的に形成す
ることができ、画素特性の均一性に優れた特性をもつ増
幅型固体撮像素子を製造することができる。
【0075】ソース領域及びドレイン領域上に選択的に
ゲート絶縁膜より厚い絶縁膜を形成することができ、ゲ
ート−ドレイン間容量が低減し、ドレインアバランシェ
に起因する暗電流が低減した信頼性の高い増幅型固体撮
像素子を歩留り良く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る増幅型固体撮像素子の一例を示す
平面図である。
【図2】図1の画素MOSトランジスタの断面である。
【図3】A 本発明に係る増幅型固体撮像素子の製造方
法の一例を示す製造工程図である。 B 本発明に係る増幅型固体撮像素子の製造方法の一例
を示す製造工程図である。 C 本発明に係る増幅型固体撮像素子の製造方法の一例
を示す製造工程図である。
【図4】D 本発明に係る増幅型固体撮像素子の製造方
法の一例を示す製造工程図である。 E 本発明に係る増幅型固体撮像素子の製造方法の一例
を示す製造工程図である。
【図5】本発明に係る増幅型固体撮像素子の他の例を示
す平面図である。
【図6】本発明に係る増幅型固体撮像素子のさらに他の
例を示す平面図である。
【図7】本発明に係る増幅型固体撮像素子の画素MOS
トランジスタの他の例を示す断面図である。
【図8】第2の比較例に係る増幅型固体撮像素子の平面
図である。
【図9】図8の画素MOSトランジスタの断面図であ
る。
【図10】第1比較例に係る増幅型固体撮像素子の平面
図である。
【図11】画素MOSトランジスタの断面図である。
【符号の説明】
31 増幅型固体撮像素子、36 ゲート絶縁膜、37
ゲート電極、39ソース領域、40 ドレイン領域、
41 画素MOSトランジスタ、43 厚い絶縁膜、4
7 画素間配線層、51 信号線、52 垂直選択線、
53 ドレイン電源線、58 画素領域、61 シリコ
ン窒化膜、62 レジスト層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素トランジスタにおけるドレイン領域
    端上の絶縁膜が、ゲート絶縁膜より厚く形成されて成る
    ことを特徴とする増幅型固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 隣り合う画素トランジスタのゲート電極
    が、該ゲート電極から之と一体に前記ドレイン領域の絶
    縁膜上に延長する画素間配線層で接続されて成ることを
    特徴とする請求項1に記載の増幅型固体撮像素子。
  3. 【請求項3】 画素領域において、ゲート絶縁膜となる
    酸化膜とシリコン窒化膜を順次形成する工程と、 前記シリコン窒化膜を画素のチャネル形状にパターニン
    グし、ソース領域及びドレイン領域を形成する工程と、 酸化処理して前記ソース領域及びドレイン領域上に前記
    ゲート絶縁膜より厚い酸化膜を形成する工程と、 前記シリコン窒化膜を除去し、画素のゲート電極を形成
    する工程を有することを特徴とする増幅型固体撮像素子
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記シリコン窒化膜をパターニングした
    ときのレジスト層をマスクにして、イオン注入にて前記
    ソース領域及びドレイン領域を形成することを特徴とす
    る請求項3に記載の増幅型固体撮像素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記シリコン窒化膜をパターニングした
    ときのレジスト層をマスクにしてイオン注入し、前記ソ
    ース領域及びドレイン領域と、該ソース領域及びドレイ
    ン領域より深い位置の不純物領域とを、セルファライン
    的に形成することを特徴とする請求項3に記載の増幅型
    固体撮像素子。
  6. 【請求項6】 前記シリコン窒化膜を除去した後、前記
    厚い酸化膜をマスクに電荷蓄積ウエル領域をイオン注入
    で形成することを特徴とする請求項3に記載の増幅型固
    体撮像素子の製造方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000049322A (ja) * 1998-07-06 2000-02-18 Inst Fuer Mikroelektronik Stuttgart Stiftung Des Oeffentlichen Rechts フォトセル用mos型トランジスタ
CN101458430A (zh) * 2007-12-11 2009-06-17 索尼株式会社 光传感器和显示器
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