JPH09261002A - 弾性表面波フィルタ装置、弾性表面波フィルタ装置における阻止帯域の設定方法及び弾性表面波素子 - Google Patents

弾性表面波フィルタ装置、弾性表面波フィルタ装置における阻止帯域の設定方法及び弾性表面波素子

Info

Publication number
JPH09261002A
JPH09261002A JP7041896A JP7041896A JPH09261002A JP H09261002 A JPH09261002 A JP H09261002A JP 7041896 A JP7041896 A JP 7041896A JP 7041896 A JP7041896 A JP 7041896A JP H09261002 A JPH09261002 A JP H09261002A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acoustic wave
surface acoustic
piezoelectric substrate
filter device
reference potential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7041896A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3720900B2 (ja
Inventor
Yasushi Kuroda
泰史 黒田
Masayoshi Etsuno
昌芳 越野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP07041896A priority Critical patent/JP3720900B2/ja
Publication of JPH09261002A publication Critical patent/JPH09261002A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3720900B2 publication Critical patent/JP3720900B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本来のフィルタ特性を維持したまま高減衰領
域を通過帯域の低域側の所望の点に設定すること。 【解決手段】 並列椀に接続された弾性表面波共振子1
2d、12eが共通接続された一端と基準電位(15
d)との間には、ボンディングワイヤー16dによるイ
ンダクタンス成分とボンディングパッド部が基準電位と
の間で有するキャパシタンス成分Cとが並列に介挿され
る。これにより、通過帯域の拡大を抑えつつ、つまり本
来のフィルタ特性を維持したまま高減衰領域を通過帯域
の低域側の所望の点に設定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコードレス
電話や移動体通信等の機器に使われる弾性表面波フィル
タ装置、その弾性表面波フィルタ装置における阻止帯域
の設定方法及び弾性表面波素子に関する。
【0002】
【従来の技術】コードレス電話用やその他の移動帯通信
用に用いられる弾性表面波フィルタの構成としては、共
振子を梯子状に接続したラダー型、IDT(Inter Digi
tal Transduser)を複数並べたIIDT(Interdigitat
ed, Inter Digital Transduser)型、数個のIDTを両
側で反射器ではさんだ共振子型等が用いられている。帯
域外抑圧度を重視した場合やフィルタの入出力インピー
ダンスを50Ωに合わせたいような場合には、共振子型フ
ィルタが用いられることが多い。
【0003】図13に従来の共振子型フィルタの概略図
を示す。
【0004】同図に示す共振子型フィルタ1a、1b
は、3対のトランスジューサ2a、2b、2cの両側に
グレーティング反射器3a、3bを設けてなる。ここで
は、帯域外減衰量を向上させるため鏡面対称に2つの共
振子型フィルタ1a、1bを接続している。
【0005】移動体通信用フィルタは、受送信の両方に
おいて必要とされる。また、受送信の両方には、それぞ
れ通過帯域近傍に抑止帯がある。抑止帯では、周波数特
性として高減衰量が要求される。その上、携帯電話等の
システム自体の小型化、低消費電力化のため、移動体通
信用フィルタはさらに通過帯域内で低損失であることが
強く要求されるようになってきた。そのため、図13に
示した2段接続の共振子型フィルタでは、図14に示す
ように通過帯域外減衰量は良好とはいえ、通過帯域内損
失が劣るという欠点があった。
【0006】低損失の通過帯域内特性を実現したフィル
タとして、梯子状に弾性表面波共振子を接続してなるラ
ダー型の共振子型フィルタがある。
【0007】図15にこのラダー型の共振子型フィルタ
の構成を示す。
【0008】同図に示すフィルタは、入力端子4aと出
力端子4bとの間に導体パターン4cを介して2つの弾
性表面波共振子5a、5bを直列椀に接続し、入力端子
4aとグランドとの接続部4dとの間に弾性表面波共振
子5cを介挿し、導体パターン4cとグランドとの接続
部4eとの間に弾性表面波共振子5dを介挿し、出力端
子4bとグランドとの接続部4fとの間に弾性表面波共
振子5eを介挿してなるものである。接続部4d〜4e
はそれぞれ外囲器のグランド端子(図示を省略)に接続
される。ここで、弾性表面波共振子5c、5d、5eは
並列椀に接続されている事になる。
【0009】しかし、このラダー型の共振子型フィルタ
では、図16に示した周波数特性に示すように、帯域
近傍に鋭い高減衰領域(ノッチ)をもたせることは容易
であるが、帯域外のある程度広い周波数範囲で高減衰量
を得るのは難しく、特に図13に示した共振子型フィル
タと比較した場合に通過帯域の低域側の帯域外での減衰
量が大きく劣るという欠点があった。
【0010】最近ではスプリアス信号、イメージ信号を
抑圧するため広帯域に渡って減衰量を大きく取りたいと
いう市場要求も強く、ラダー型の共振子型フィルタに関
しては帯域外減衰量の向上が強く望まれている。特に通
過帯域から比較的離れた低周波数側の一部の周波数帯に
おける高減衰量が要求される場合も増えてきている。こ
のようなラダー型構造を用いてフィルタを構成しようと
した場合において、帯域外減衰量を改善するときには、
直列椀共振子に対する並列椀共振子の容量比を大きくす
る、あるいは接続されている共振子の素子数を増やす等
の手法が一般に知られている。しかし、この場合、帯域
外減衰量の改善に伴い通過帯域幅の減少、最小挿入損失
の悪化が生じる。また、通過帯域から離れた位置にある
周波数帯において高減衰量を達成するのは難しい。
【0011】通過帯域の低域側のある周波数帯において
高い減衰量を得る方法としては他に該周波数帯域に共振
周波数をもつ並列椀共振子あるいは反共振周波数をもつ
直列椀共振子を付加する方法がある。しかし、この場合
でも、弾性表面波共振子は比較的大きなQ値を持つため
広い周波数範囲に渡り減衰を得るには、周波数をずらし
て多数の共振子を接続する必要があり、この時には通過
帯域での平坦特性を出すことも難しくなってくる。
【0012】ラダー型の共振子型フィルタはもともと帯
域近傍には高い減衰量を持つ領域が形成される。低域の
ある周波数帯で高減衰量が必要であればこのラダー型の
本来帯域近傍に形成されている高減衰領域を低域側の所
望の点に移動させてやればよいことになる。特開平5−
183380号公報では、並列椀共振子にインダクタン
スを付加することで帯域幅を拡大し、これにより上記目
的を達成している。しかし、この方法では、帯域幅の拡
大も伴ってしまうので通過帯域近傍に減衰量が必要な領
域が存在するときは、この減衰量も損なってしまう。図
15に示した例においてインダクタンスを付加したとき
の周波数特性を図16で示す。また、インダクタンス
をチップ上に形成するとチップ面積増加により、フィル
タの小型化が難しくなり、さらにQ値の高いインダクタ
ンスの形成も難しい。一方、外囲器と圧電性基板とを電
気的に接続するためのボンディングワイヤーのインダク
タンスを用いて高減衰領域を低域側の所望の点に移動さ
せることも考えられるが、この場合にはワイヤー長がフ
ィルタのパッケージサイズに制約されるため大きなL値
を得ることは難しく、通過帯域のごく近傍にしか高減衰
領域の移動はできない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のラダ
ー型の共振子型フィルタでは、本来の特性を維持したま
ま高減衰領域を通過帯域の低域側の所望の点、特に通過
帯域からかなり離れたところに移動させることが難しか
った。
【0014】本発明の目的は、本来のフィルタ特性を維
持したまま高減衰領域を通過帯域の低域側の所望の点に
設定することができる弾性表面波フィルタ装置、弾性表
面波フィルタ装置における阻止帯域の設定方法及びこれ
に用いられる弾性表面波素子を提供することにある。
【0015】本発明の目的は、チップ面積を増大させる
ことなく上記の目的を達成できる弾性表面波フィルタ装
置、弾性表面波フィルタ装置における阻止帯域の設定方
法及びこれに用いられる弾性表面波素子を提供すること
にある。
【0016】本発明の目的は、部品点数を抑えて上記の
目的を達成できる弾性表面波フィルタ装置、弾性表面波
フィルタ装置における阻止帯域の設定方法及びこれに用
いられる弾性表面波素子を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1記載の本発明の弾性表面波フィルタ装置
は、基準電位となる端子を有する外囲器と、前記外囲器
上に配置された圧電性基板と、前記圧電性基板上に形成
され、前記基準電位に対して並列椀に接続された弾性表
面波共振子を有する共振子群と、前記圧電性基板上に形
成され、前記並列椀に接続された弾性表面波共振子を共
通接続する接続部と、前記接続部と前記基準電位となる
端子とを電気的に接続する接続手段とを具備する。
【0018】本発明では、並列椀に接続された弾性表面
波共振子が共通接続された一端と基準電位との間には、
ボンディングワイヤー等の接続手段によるインダクタン
ス成分とボンディングパッド部等の接続部が基準電位と
の間で有するキャパシタンス成分とが並列に介挿され
る。これにより、通過帯域の拡大を抑えつつ、つまり本
来のフィルタ特性を維持したまま高減衰領域を通過帯域
の低域側の所望の点に設定することができる。また、特
別な素子を使うことなく上記特性を得ているので、チッ
プ面積を増大させることもなく、また部品点数を抑える
こともできる。さらに、本発明では、上記の如く構成し
た結果、ボンディングワイヤー等の本数を減らすことが
できる。
【0019】請求項2記載の本発明の弾性表面波フィル
タ装置は、基準電位となる端子を有する外囲器と、前記
外囲器上に配置された圧電性基板と、前記圧電性基板上
に形成され、前記基準電位に対して並列椀に接続された
弾性表面波共振子を有する共振子群と、前記圧電性基板
上に形成され、前記基準電位との間でキャパシタンスを
有し、前記並列椀に接続された弾性表面波共振子を共通
接続する接続部と、前記キャパシタンスと並列なインダ
クタンスを有し、前記接続部と前記基準電位となる端子
とを接続する接続手段とを具備する。
【0020】請求項3記載の本発明の弾性表面波フィル
タ装置は、請求項1または2記載の弾性表面波フィルタ
装置において、前記接続手段が、ボンディングワイヤー
であることを特徴とする。
【0021】請求項4記載の本発明の弾性表面波フィル
タ装置は、請求項3記載の弾性表面波フィルタ装置にお
いて、前記並列椀に接続された弾性表面波共振子へのボ
ンディングワイヤーの本数が、該並列椀に接続された弾
性表面波共振子の個数よりも少ないことを特徴とする。
【0022】請求項5記載の本発明の弾性表面波フィル
タ装置は、基準電位となる端子を有する外囲器と、前記
外囲器上に配置された圧電性基板と、前記圧電性基板上
に形成され、前記基準電位に対して並列椀に接続された
弾性表面波共振子を含む複数の弾性表面波共振子を有す
る共振子群と、前記圧電性基板上に形成され、前記基準
電位との間でキャパシタンスを有し、前記並列椀に接続
された弾性表面波共振子を共通接続するボンディングパ
ッド部と、前記キャパシタンスと並列なインダクタンス
を有し、前記ボンディングパッド部と前記基準電位とな
る端子とを接続するボンディングワイヤーとを具備す
る。
【0023】請求項6記載の本発明の弾性表面波フィル
タ装置における阻止帯域の設定方法は、並列椀に接続さ
れた弾性表面波共振子を有する共振子群が形成された圧
電性基板を外囲器上に配置してなる弾性表面波フィルタ
装置における阻止帯域の設定方法において、前記並列椀
に接続された弾性表面波共振子の一端をボンディングパ
ッド部に共通に接続し、前記ボンディングパッド部と前
記外囲器上に設けられた基準電位端子とをボンディング
ワイヤーにより接続し、前記ボンディングパッド部が有
するリアクタンス成分と前記ボンディングワイヤーが有
するインダクタンス成分とにより阻止帯域を設定するこ
とを特徴とする。
【0024】請求項7記載の本発明の弾性表面波フィル
タ装置における阻止帯域の設定方法は、請求項6記載の
方法において、前記阻止帯域に応じて前記ボンディング
パッド部を所定の面積にすることを特徴とする。
【0025】請求項8記載の本発明の弾性表面波フィル
タ装置における阻止帯域の設定方法は、請求項6記載の
方法において、前記阻止帯域に応じて前記ボンディング
ワイヤーを所定の長さにすることを特徴とする。
【0026】請求項9記載の本発明の弾性表面波フィル
タ装置における阻止帯域の設定方法は、請求項6記載の
方法において、前記阻止帯域に応じて前記ボンディング
パッド部と前記ボンディングワイヤーを所定の数にする
ことを特徴とする。
【0027】請求項10記載の本発明の弾性表面波素子
は、圧電性基板と、前記圧電性基板上に形成され、基準
電位に対して並列椀に接続された弾性表面波共振子を有
する共振子群と、前記圧電性基板上に形成され、前記並
列椀に接続された弾性表面波共振子を共通接続にする接
続部とを具備する。
【0028】請求項11記載の本発明の弾性表面波素子
は、圧電性基板と、前記圧電性基板上に形成され、基準
電位に対して並列椀に接続された弾性表面波共振子を含
む複数の弾性表面波共振子を梯子状に接続してなる共振
子群と、前記圧電性基板上に形成され、前記基準電位と
の間でキャパシタンスを有し、前記並列椀に接続された
弾性表面波共振子を共通接続にする接続部とを具備す
る。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る弾性表面波素
子の平面図である。
【0030】図1において、11は圧電性基板であり、
圧電性基板11上には5つの弾性表面波共振子12a〜
12eが形成されている。
【0031】圧電性基板11上に形成された入力端子1
3aと出力端子13bとの間には、2つの弾性表面波共
振子12a、12bが直列椀に接続されている。導体パ
ターン13cは、弾性表面波共振子12aと12bとを
接続する。
【0032】弾性表面波共振子12c〜12eは、グラ
ンドに対して互いに並列椀になるように接続されてい
る。弾性表面波共振子12cは、入力端子13aとボン
ディングパッド部13dとの間に介挿されている。弾性
表面波共振子12dは、導体パターン13cとボンディ
ングパッド部13eとの間に介挿されている。弾性表面
波共振子12eは、出力端子13bとボンディングパッ
ド部13eとの間に介挿されている。つまり、弾性表面
波共振子12dと12eの一端は共にボンディングパッ
ド部13eにより共通にされている。
【0033】図2に図1に示した弾性表面波素子を外囲
器に搭載した弾性表面波フィルタ装置を示す。
【0034】図2において、14は外囲器であり、この
外囲器14には入力端子15a、出力端子15b、基準
電位としてのグランド端子15c、15dが設けられて
いる。外囲器14の入力端子15aと圧電性基板11の
入力端子13aとは、ボンディングワイヤー16aによ
り接続され、外囲器14の出力端子15bと圧電性基板
11の入力端子13bとは、ボンディングワイヤー16
bにより接続され、外囲器14のグランド端子15cと
圧電性基板11のボンディングパッド部13dとは、ボ
ンディングワイヤー16cにより接続され、外囲器14
のグランド端子15dと圧電性基板11のボンディング
パッド部13eとは、ボンディングワイヤー16dによ
り接続されている。
【0035】図3に図2に示した弾性表面波フィルタ装
置の等価回路を示す。
【0036】グランド端子15cと弾性表面波共振子1
2cとの間の抵抗RとインダクタンスLは、ボンディン
グワイヤー16cにより生じるものである。グランド端
子15dと弾性表面波共振子12d、12eとの間の抵
抗RとインダクタンスLは、ボンディングワイヤー16
dにより生じるものである。ボンディングワイヤー16
dの抵抗R及びインダクタンスLと並列に接続されたキ
ャパシタンスCは、共通に接続したボンディングパッド
部13eパターンとグランド端子15d(パッケージ側
基準電位)である。これらのR、L、Cは、ここではチ
ップとパッケージ間で考えているが、実際にはパッケー
ジ内基準電位も外部の基準電位との間にはパッケージ内
配線によるR、L、Cは有する。
【0037】図4は図3を書き直したものである。つま
り、弾性表面波共振子12aと12cからなる部分17
Aの後に、弾性表面波共振子12bからなる部分17C
と並列に、弾性表面波共振子12d、12eからなる部
分17B、17Dとパッケージへのボンディングワイヤ
ー16c、16d、容量Cからなる部分17Eによって
形成されるT型回路とが形成されたものとなっている。
【0038】
【実施例】
(実施例1)図1〜図4に示した構成の弾性表面波フィ
ルタ装置の構成であって、圧電性基板の材質を36゜Y
−XLiTaO3 、その厚さを0.35mmとし、この圧電
性基板上に厚さが3800(オーグストローム)のΑl膜を
スパッタ製膜し、ドライエッチングにより弾性表面波共
振子からなるフィルタを形成した。
【0039】このフィルタの中心周波数は 940MΗz近
傍にあり、このフィルタの周波数特性を図5に示す。
は2つの並列椀共振子基準電位側を互いに接続しない
場合の特性である。接続しない場合に通過帯域のごく近
傍にあったトラップが接続することによって低周波数側
に移動したことがわかる。また、このとき通過帯域の拡
大はトラップの低域側への移動量に比べ非常に小さく抑
える事ができるため、通過帯域の低周波数側の近傍にも
減衰が必要な場合にもそこでの減衰量を悪化させてしま
うことはない。本例でいえば 910MHz付近の減衰量を
悪化させることなく、 882MHz付近の減衰量を約10d
B増加させている。
【0040】我国におけるアナログ方式による移動体通
信では、 910MHzを越えたとところに移動局の送信周
波数帯域があり、 882MHz付近より低いところに基地
局の送信周波数帯域があることから、このフィルタを若
干の周波数変更することで移動局の送信用フィルタや基
地局の受信用フィルタとして用いることができる。
【0041】(実施例2)実施例1の弾性表面波フィル
タ装置において、ボンディングワイヤー(図2の符号1
6d)を敢えて長いワイヤーとすることにより、インダ
クタンスを 2〜 3nHとした場合である。
【0042】図6はこの結果である。図中は本発明
によらない場合、図中にすでに示した実施例1でワイ
ヤーが短い場合(1nH以下)を比較のため示した。実
施例2ではトラップはさらに低域側( 842ΜHz以下)
に移動している。また帯域近傍の 910ΜHz付近の減衰
量は大きく劣化はしていない。
【0043】(実施例3)実施例1の弾性表面波フィル
タ装置において、ボンディングワイヤーは短いままで2
つの並列椀に接続された弾性表面波共振子の共通接続さ
れたボンディングパッド部(図1または図2の符号13
e)の面積を増加させ10pF以上にした場合である。そ
の結果を図7に示す。同図、は図5と同様に本発
明を用いない場合、実施例1の場合を示した。この実施
例は図3でボンディングワイヤーと並列に入った容量C
が増大した場合に相当するが、この場合も低域側トラッ
プは862MHz近辺へ移動している。
【0044】(実施例4)図8に実施例4のここでは弾
性表面波共振子を7素子用いている(符号81〜8
7)。このうち4つの並列椀共振子(81、83、8
5、87)の基準電位側は共通に接続し、4本のワイヤ
ー91〜94でパッケージ側基準電位端子に接続した。
このときの周波数特性を図9に示す。ここでは低域側ト
ラップの位置は 800MHz付近である。ボンディングを
3、2、1本へと減らしていったときの特性を図10、
図11、図12に示す。4本ワイヤーで 800MHz付近
だったトラップは 750MHz、 640MHz、 500MHz
以下へと大きく移動していっている。このように共通に
基準電位に接続された並列椀共振子へのボンディングワ
イヤー本数を減ずることでさらに低域側トラップの位置
を低域へとずらす効果があった。またこのとき通過帯域
の大幅な増加は見られていないため帯域近傍の減衰量確
保の点でも有利となる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、並
列椀に接続された弾性表面波共振子が共通接続された一
端と基準電位との間には、ボンディングワイヤー等の接
続手段によるインダクタンス成分とボンディングパッド
部等の接続部が基準電位との間で有するキャパシタンス
成分とが並列に介挿されているので、通過帯域の拡大を
抑えつつ、高減衰領域を通過帯域の低域側の所望の点に
設定することができる。また、特別な素子を使うことな
く上記特性を得ているので、チップ面積を増大させるこ
ともなく、また部品点数を抑えこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弾性表面波素子の平面図である。
【図2】本発明に係る弾性表面波フィルタ装置の平面図
である。
【図3】図2に示した弾性表面波フィルタ装置の等価回
路図である。
【図4】図2に示した弾性表面波フィルタ装置の等価回
路図である。
【図5】実施例1における周波数特性図である。
【図6】実施例2における周波数特性図である。
【図7】実施例3における周波数特性図である。
【図8】実施例4における弾性表面波フィルタ装置の構
成図である。
【図9】実施例4における周波数特性図である。
【図10】実施例4における周波数特性図である。
【図11】実施例4における周波数特性図である。
【図12】実施例4における周波数特性図である。
【図13】従来の共振子型フィルタの概略図である。
【図14】図13の共振子型フィルタにおける周波数特
性図である。
【図15】従来のラダー型の共振子型フィルタの概略図
である。
【図16】図15の共振子型フィルタにおける周波数特
性図である。
【符号の説明】
11………圧電性基板 12a〜12e………弾性表面波共振子 13a………入力端子 13b……出力端子13b 13c……導体パターン 13d………ボンディングパッド部 13e………ボンディングパッド部 14………外囲器 15a………入力端子 15b………出力端子 15c、15d………グランド端子

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準電位となる端子を有する外囲器と、 前記外囲器上に配置された圧電性基板と、 前記圧電性基板上に形成され、前記基準電位に対して並
    列椀に接続された弾性表面波共振子を有する共振子群
    と、 前記圧電性基板上に形成され、前記並列椀に接続された
    弾性表面波共振子を共通接続する接続部と、 前記接続部と前記基準電位となる端子とを電気的に接続
    する接続手段とを具備することを特徴とする弾性表面波
    フィルタ装置。
  2. 【請求項2】 基準電位となる端子を有する外囲器と、 前記外囲器上に配置された圧電性基板と、 前記圧電性基板上に形成され、前記基準電位に対して並
    列椀に接続された弾性表面波共振子を有する共振子群
    と、 前記圧電性基板上に形成され、前記基準電位との間でキ
    ャパシタンスを有し、前記並列椀に接続された弾性表面
    波共振子を共通接続する接続部と、 前記キャパシタンスと並列なインダクタンスを有し、前
    記接続部と前記基準電位となる端子とを接続する接続手
    段とを具備することを特徴とする弾性表面波フィルタ装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の弾性表面波フィ
    ルタ装置において、 前記接続手段が、ボンディングワイヤーであることを特
    徴とする弾性表面波フィルタ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の弾性表面波フィルタ装置
    において、 前記並列椀に接続された弾性表面波共振子へのボンディ
    ングワイヤーの本数が、該並列椀に接続された弾性表面
    波共振子の個数よりも少ないことを特徴とする弾性表面
    波フィルタ装置。
  5. 【請求項5】 基準電位となる端子を有する外囲器と、 前記外囲器上に配置された圧電性基板と、 前記圧電性基板上に形成され、前記基準電位に対して並
    列椀に接続された弾性表面波共振子を含む複数の弾性表
    面波共振子を有する共振子群と、 前記圧電性基板上に形成され、前記基準電位との間でキ
    ャパシタンスを有し、前記並列椀に接続された弾性表面
    波共振子を共通接続するボンディングパッド部と、 前記キャパシタンスと並列なインダクタンスを有し、前
    記ボンディングパッド部と前記基準電位となる端子とを
    接続するボンディングワイヤーとを具備することを特徴
    とする弾性表面波フィルタ装置。
  6. 【請求項6】 並列椀に接続された弾性表面波共振子を
    有する共振子群が形成された圧電性基板を外囲器上に配
    置してなる弾性表面波フィルタ装置における阻止帯域の
    設定方法において、 前記並列椀に接続された弾性表面波共振子の一端をボン
    ディングパッド部に共通に接続し、前記ボンディングパ
    ッド部と前記外囲器上に設けられた基準電位端子とをボ
    ンディングワイヤーにより接続し、前記ボンディングパ
    ッド部が有するリアクタンス成分と前記ボンディングワ
    イヤーが有するインダクタンス成分とにより阻止帯域を
    設定することを特徴とする弾性表面波フィルタ装置にお
    ける阻止帯域の設定方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の弾性表面波フィルタ装置
    における阻止帯域の設定方法において、 前記阻止帯域に応じて前記ボンディングパッド部を所定
    の面積にすることを特徴とする弾性表面波フィルタ装置
    における阻止帯域の設定方法。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の弾性表面波フィルタ装置
    における阻止帯域の設定方法において、 前記阻止帯域に応じて前記ボンディングワイヤーを所定
    の長さにすることを特徴とする弾性表面波フィルタ装置
    における阻止帯域の設定方法。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の弾性表面波フィルタ装置
    における阻止帯域の設定方法において、 前記阻止帯域に応じて前記ボンディングパッド部と前記
    ボンディングワイヤーを所定の数にすることを特徴とす
    る弾性表面波フィルタ装置における阻止帯域の設定方
    法。
  10. 【請求項10】 圧電性基板と、 前記圧電性基板上に形成され、基準電位に対して並列椀
    に接続された弾性表面波共振子を有する共振子群と、 前記圧電性基板上に形成され、前記並列椀に接続された
    弾性表面波共振子を共通接続にする接続部とを具備する
    ことを特徴とする弾性表面波素子。
  11. 【請求項11】 圧電性基板と、 前記圧電性基板上に形成され、基準電位に対して並列椀
    に接続された弾性表面波共振子を含む複数の弾性表面波
    共振子を梯子状に接続してなる共振子群と、 前記圧電性基板上に形成され、前記基準電位との間でキ
    ャパシタンスを有し、前記並列椀に接続された弾性表面
    波共振子を共通接続にする接続部とを具備することを特
    徴とする弾性表面波素子。
JP07041896A 1996-03-26 1996-03-26 弾性表面波フィルタ装置における阻止帯域の設定方法 Expired - Fee Related JP3720900B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07041896A JP3720900B2 (ja) 1996-03-26 1996-03-26 弾性表面波フィルタ装置における阻止帯域の設定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07041896A JP3720900B2 (ja) 1996-03-26 1996-03-26 弾性表面波フィルタ装置における阻止帯域の設定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09261002A true JPH09261002A (ja) 1997-10-03
JP3720900B2 JP3720900B2 (ja) 2005-11-30

Family

ID=13430916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07041896A Expired - Fee Related JP3720900B2 (ja) 1996-03-26 1996-03-26 弾性表面波フィルタ装置における阻止帯域の設定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3720900B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6369672B1 (en) 1999-03-10 2002-04-09 Murata Manufacturing Co., Ltd. Surface acoustic wave filter and communications apparatus using the same
JP2003218668A (ja) * 2002-01-22 2003-07-31 Oki Electric Ind Co Ltd 有極型弾性表面波フィルタ
US6747530B1 (en) * 1999-07-13 2004-06-08 Epcos Ag Surface acoustic wave (saw) filter of the reactance filter type exhibiting improved stop band suppression and method for optimizing the stop band suppression
US6960966B2 (en) * 2002-01-22 2005-11-01 Oki Electric Industry Co., Ltd. Surface acoustic wave filter with attenuation poles
US7116187B2 (en) * 2001-09-25 2006-10-03 Tdk Corporation Saw element and saw device
US7145417B2 (en) * 2002-03-29 2006-12-05 Fujitsu Limited Filter chip and filter device
JP2006333012A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Fujitsu Media Device Kk 弾性波フィルタおよび弾性波分波器
USRE43958E1 (en) 2001-01-11 2013-02-05 Intellectual Ventures Fund 77 Llc Surface acoustic wave filter and saw filter package
US10097160B2 (en) 2015-06-05 2018-10-09 Taiyo Yuden Co., Ltd. Ladder-type filter, duplexer, and module

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6369672B1 (en) 1999-03-10 2002-04-09 Murata Manufacturing Co., Ltd. Surface acoustic wave filter and communications apparatus using the same
US6747530B1 (en) * 1999-07-13 2004-06-08 Epcos Ag Surface acoustic wave (saw) filter of the reactance filter type exhibiting improved stop band suppression and method for optimizing the stop band suppression
USRE43958E1 (en) 2001-01-11 2013-02-05 Intellectual Ventures Fund 77 Llc Surface acoustic wave filter and saw filter package
US7116187B2 (en) * 2001-09-25 2006-10-03 Tdk Corporation Saw element and saw device
JP2003218668A (ja) * 2002-01-22 2003-07-31 Oki Electric Ind Co Ltd 有極型弾性表面波フィルタ
US6960966B2 (en) * 2002-01-22 2005-11-01 Oki Electric Industry Co., Ltd. Surface acoustic wave filter with attenuation poles
US7145417B2 (en) * 2002-03-29 2006-12-05 Fujitsu Limited Filter chip and filter device
JP2006333012A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Fujitsu Media Device Kk 弾性波フィルタおよび弾性波分波器
EP1727281A3 (en) * 2005-05-25 2007-12-19 Fujitsu Media Devices Limited Acoustic wave filter and acoustic wave duplexer
US7459992B2 (en) 2005-05-25 2008-12-02 Fujitsu Media Devices Limited Acoustic wave filter and acoustic wave duplexer
US10097160B2 (en) 2015-06-05 2018-10-09 Taiyo Yuden Co., Ltd. Ladder-type filter, duplexer, and module

Also Published As

Publication number Publication date
JP3720900B2 (ja) 2005-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100434411B1 (ko) 탄성 표면파 장치
JP3849289B2 (ja) 弾性表面波装置
JP3498204B2 (ja) 弾性表面波フィルタ、それを用いた通信機装置
GB2388727A (en) Surface acoustic wave duplexer includes inductors
JP2002300003A (ja) 弾性波フィルタ
JP3244032B2 (ja) 弾性表面波装置
JPWO2005055423A1 (ja) フィルタ装置
JP3887037B2 (ja) 弾性表面波フィルタ装置
US20070247259A1 (en) Branching filter
JP5890670B2 (ja) フィルタ及び分波器
JP3378151B2 (ja) 表面弾性波フィルタ回路
JPH07283688A (ja) 弾性表面波フィルター
JPH0998056A (ja) 弾性表面波装置
JPH09261002A (ja) 弾性表面波フィルタ装置、弾性表面波フィルタ装置における阻止帯域の設定方法及び弾性表面波素子
JP3720930B2 (ja) 弾性表面波フィルタおよび通過周波数帯域の形成方法
JP4207836B2 (ja) 弾性表面波分波器
JP3791416B2 (ja) アンテナ共用器
JP2000059176A (ja) 弾性表面波素子
JP4359978B2 (ja) ラダー型弾性表面波フィルタ
JPH07231241A (ja) 弾性表面波装置
JP2002217680A (ja) ラダー型弾性表面波フィルタ
JP3208618B2 (ja) 弾性表面波フィルタ
JP2001007680A (ja) 平衡型弾性表面波フィルタ
JPH11340772A (ja) 弾性表面波デバイス及びその製造方法
JP2007006274A (ja) インピーダンス整合回路および分波器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20041224

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050607

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20050906

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20050909

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080916

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090916

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090916

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100916

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110916

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees