JPH09261579A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JPH09261579A
JPH09261579A JP8067665A JP6766596A JPH09261579A JP H09261579 A JPH09261579 A JP H09261579A JP 8067665 A JP8067665 A JP 8067665A JP 6766596 A JP6766596 A JP 6766596A JP H09261579 A JPH09261579 A JP H09261579A
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JP
Japan
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recording
signal
value
video
magnetic tape
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Application number
JP8067665A
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English (en)
Inventor
Takashi Yuki
隆 結城
Mitsuo Funayama
三男 船山
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープの利得特性に対して最適な記録電
流値を速やかに設定することができる磁気記録再生装置
を提供すること。 【解決手段】 記録開始直後の所定の期間、磁気テープ
の未消去領域から音声信号を検出すると共に、該検出の
結果に基づいて記録電流値を定める記録電流調節手段を
備え、前記記録電流調節手段は、検出された音声信号の
信号強度が大きい場合に記録電流値を増加させ、逆に、
音声信号の信号強度が小さい場合に前記記録電流値を減
少させて、深層記録された音声信号の記録領域に重ねる
ように映像信号を記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、VHS方式または
S−VHS方式のVCR(Video Cassette Recoder)の磁
気記録再生装置に関し、特に磁気テープの利得特性に応
じて最適な記録電流を自動設定して、深層記録された音
声信号に映像信号を重ねて記録する磁気記録再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気テープに深層記録された音声
信号記録領域に映像信号を重ねて記録する場合、この磁
気テープの利得特性に応じて最適な記録電流を定めて映
像信号を記録する磁気記録再生装置がある。この磁気記
録再生装置は、磁気テープに記録される音声信号強度を
過剰とせずに、映像信号強度を可能な限り大きくして記
録することによりS/N比を改善して、再生画像品質の
向上を図らんとするものである。
【0003】一般に、映像信号は、高密度に記録される
ため、音声信号に比較してS/N比が低下する傾向にあ
り、このS/N比が低下すると、再生画像に色ムラなど
が生じ、再生画像の品質が著しく損なわれる。磁気テー
プに記録された信号のS/N比は、磁気テープの利得特
性にも影響される。すなわち、磁気テープの利得が十分
でないと、記録された信号強度が低下してS/N比も低
下する。
【0004】このため、従来、利得特性が十分でない磁
気テープ上の音声信号記録領域に映像信号を重ねて記録
するにあたって、深層記録された音声信号が再生品質に
影響を及ぼさない範囲で、映像信号の記録電流を大きく
設定して記録することにより、映像信号のS/N比の改
善を図っている。
【0005】以下、図4及び図5を参照して、従来の磁
気記録再生装置について説明する。ここで、図4は、音
声信号の記録再生系を省略した従来の磁気記録再生装置
の構成を表す回路ブロック図であり、また、図5は、こ
の従来の装置の記録電流の特性を説明するための特性図
である。
【0006】図4に示す従来の磁気記録再生装置は、記
録時に映像入力端子42に入力された映像信号を、後述
する映像ヘッド29を励磁するための映像記録信号に変
換する映像記録系100と、再生時に後述する映像ヘッ
ド29により検出された信号を増幅して映像信号に再生
する映像再生系200と、励磁コイルの一端および他端
が前記映像記録系100の出力および前記映像再生系2
00の入力にそれぞれ接続された映像ヘッド29と、再
生時に制御されて映像ヘッド29を構成する励磁コイル
の一端を接地するスイッチ30と、記録時に映像ヘッド
29を構成する励磁コイルの他端を接地するスイッチ3
1と、前記映像再生系100が映像ヘッド29から入力
して増幅した信号のピーク値を検出するピーク検波回路
36と、該ピーク検波回路36が検出したピーク値をホ
ールドして前記映像記録系100に出力するホールド回
路44と、図示しない磁気テープの走行速度を制御する
キャプスタンモーター48とから構成されている。な
お、スイッチ30および31は、記録または再生動作を
制御する記録再生制御信号RECに制御されて、記録時
にはそれぞれオン状態およびオフ状態に固定され、再生
時には記録時とは逆の状態に固定されるものとなってい
る。
【0007】ここで、映像記録系100は、映像入力端
子42に入力された映像信号を輝度信号と色信号に分離
するY/C分離回路41と、該Y/C分離回路41で分
離された輝度信号をFM信号に変調するFM変調回路4
0と、同じくY/C分離回路41で分離された色信号を
周波数変換する低域変換回路45と、前記FM変調回路
40の出力と低域変換回路45の出力とを混合する混合
器39と、該混合器39の出力信号の信号レベルを調整
して所定の記録電流値の映像記録信号を生成するオート
ゲインコントローラ(以下、「AGC」と記す)38と
から構成されている。
【0008】なお、AGC38には、前記AGC38の
出力電流を制御するための可変抵抗器43が接続され、
該可変抵抗器43の抵抗値は、前述のホールド回路44
から与えられるピーク値に基づいて制御される結果、映
像記録信号の記録電流値が制御されるものとなってい
る。
【0009】また、映像再生系200は、再生時に映像
ヘッド29を構成する励磁コイルに誘導された信号を増
幅する再生ヘッドアンプ32と、該再生ヘッドアンプ3
2で増幅された信号を輝度信号に復調するFM復調回路
33と、同じく再生ヘッドアンプ32で増幅された信号
を色信号に復調する周波数変換回路37と、前記FM復
調回路33の出力と前記周波数変換回路37の出力とを
混合して映像信号に復調する混合器34とから構成され
ている。前述のピーク検波回路36は、前記再生ヘッド
アンプ32により増幅された信号を入力して、このピー
ク値を検出する。
【0010】このように構成された従来の磁気記録再生
装置の記録動作について説明する。この従来の装置で映
像信号を記録する場合、まず、記録開始直後の例えば5
秒間程度の所定期間、記録電流値を標準値に設定して、
磁気テープに映像信号を記録する。この後、テープを巻
き戻して、この記録部分を再生し、この再生により得ら
れる信号強度に基づいて記録電流値の調整が行われる。
以後、この調整された記録電流値で映像信号の本番の記
録が行われる。
【0011】以下、詳細に動作を説明する。まず、記録
動作が開始されると、スイッチ30および31のそれぞ
れは、記録再生制御信号RECに制御されて、所定期
間、オフ状態およびオン状態に固定されると共に、映像
記録系100の出力段を構成するAGC38の出力が、
ハイインピーダンスに制御されてカットされる。これに
より、映像ヘッド29が映像記録系100から出力され
る映像記録信号を受け付けるための状態が整えられる。
【0012】一方、ホールド回路44にそれまでホール
ドされている値はリセットされて、標準値がセットされ
る。この標準値がホールド回路44にセットされると、
可変抵抗器43の抵抗値は、AGC38の出力電流を標
準電流値とするような値に制御される。
【0013】したがって、映像記録系100は、標準記
録電流値の映像記録信号で映像ヘッド29を励磁すると
共に、映像ヘッド29が、キャプスタンモーター48に
より走行速度が制御された磁気テープ上をヘリカルスキ
ャンして、映像信号を記録する。すなわち、記録動作開
始直後の所定期間では、標準記録電流値の映像記録信号
で記録が行われる。
【0014】つぎに、上述の記録動作開始直後の所定期
間での記録動作が終了すると、巻き戻し信号REWに制
御されて、キャプスタンモーター48が磁気テープを巻
き戻し、記録した領域の再生が行われる。この再生にあ
たっては、まず、スイッチ30および31のそれぞれ
は、記録再生制御信号RECに制御されて、オン状態お
よびオフ状態に固定される。これにより、映像ヘッド2
9は再生が可能な状態とされる。
【0015】そして、映像ヘッド29が、キャプスタン
モーター48により走行速度が制御された磁気テープ上
をヘリカルスキャンする結果、磁気ヘッド29を構成す
る励磁コイルには、磁気テープに記録された信号が誘導
される。この誘導された信号は、再生ヘッドアンプ32
により増幅されてFM復調回路33、周波数変換回路3
7およびピーク検波回路36に与えられる。FM復調回
路33および周波数変換回路37に与えられた信号は、
輝度信号および色信号に復調された後、混合器34によ
り混合されて映像信号に戻される。
【0016】一方、ピーク検波回路36は、再生ヘッド
アンプ32が出力する信号のピーク値を検出してホール
ド回路44に与え、このホールド回路44は、ピーク検
波回路36から与えられた信号のピーク値を記憶して保
持する。このピーク値はAGCコントロール信号として
AGC38に接続された可変抵抗器43に与えられ、こ
の可変抵抗器43の抵抗値はAGCコントロール信号に
より制御される。
【0017】ここで、可変抵抗器43の抵抗値は、前述
のように、映像ヘッド29を構成する励磁コイルを励磁
する映像記録信号の電流値を定めるものであるが、この
映像記録信号の電流値と可変抵抗器43の抵抗値を制御
するAGCコントロール信号との間には、図5の特性図
に示す関係が成り立つように、可変抵抗器43とAGC
38との特性上の整合がとられている。ここで、図5
は、ホールド回路44が出力するAGCコントロール信
号とAGC38が出力する映像記録信号の記録電流値と
の関係を表す特性図である。
【0018】すなわち、図5に示すように、AGCコン
トロール信号の信号レベルが小さいと、記録電流は大き
く設定され、AGCコントロール信号の信号レベルが増
加するに伴って、記録電流は小さくなるように、可変抵
抗器43とAGC38との特性が定められている。
【0019】図5に示す特性線に沿って、AGC38が
出力する映像記録信号の記録電流値が制御される結果、
標準記録電流値で記録して再生された信号強度が小さい
場合には、映像記録信号の記録電流値を増加させ、逆に
信号強度が大きい場合には、記録電流値を減少させて、
映像ヘッド29が磁気テープに記録する映像信号強度を
調節する。
【0020】以上、説明したように、従来の磁気記録再
生装置は、記録動作開始直後の所定期間、予備的に標準
記録電流値の記録電流で記録動作した後、磁気テープを
巻き戻して、この予備的に記録された信号を再生する。
そして、この再生された信号の信号レベルに基づいて、
再生時に必要な映像信号強度が得られるように映像記録
電流値を調節することにより、磁気テープの利得特性に
応じて最適な映像記録電流を設定して、以後の本番の記
録を行うものとなっている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
磁気記録再生装置では、前述したように、本番の記録動
作にあたって、磁気テープの利得特性に対して最適な記
録電流値を得るために、記録動作開始直後の所定期間、
標準記録電流で記録した後、磁気テープを巻き戻し、さ
らに前記標準記録電流で記録されたテープ領域を再生し
なけばならず、記録電流値の設定のために時間を要する
という問題があった。
【0022】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、磁気テープの利得特性に対して最適な記
録電流値を速やかに設定することができる磁気記録再生
装置を提供することを課題とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決達成するため、以下の構成を有する。請求項1記載の
発明にかかる磁気記録再生装置は、音声信号が記録され
た磁気テープ上の音声トラック領域に重ねて映像信号を
記録するに際し、前記映像信号を前記磁気テープに記録
するための記録電流値を前記磁気テープの利得特性に対
して最適な値に定める磁気記録再生装置であって、記録
開始直後の所定の期間、前記磁気テープの未消去領域か
ら前記音声信号を検出すると共に、該検出の結果に基づ
いて前記記録電流値を定める記録電流調節手段を備え、
前記記録電流調節手段は、前記音声信号の信号強度が大
きい場合に前記記録電流値を増加させ、前記音声信号の
信号強度が小さい場合に前記記録電流値を減少させるよ
うに構成されている。
【0024】また、請求項2記載の発明にかかる磁気記
録再生装置は、記録開始直後の所定の期間、磁気テープ
から音声信号を検出するための音声信号検出手段と、前
記音声信号検出手段により検出された音声信号のピーク
値を検出するピーク値検出手段と、前記記録開始直後に
その記憶内容がリセットされて前記ピーク値を記憶する
記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記ピーク値に
基づいて記録電流値を定め、該記録電流値で映像信号を
磁気テープに記録する信号記録手段と、を備えて構成さ
れている。
【0025】さらに、請求項3記載の発明にかかる磁気
記録再生装置は、記録開始直後の所定の期間、磁気テー
プから音声信号を検出するための音声信号検出手段と、
前記音声信号検出手段により検出された音声信号のピー
ク値を検出するピーク値検出手段と、前記記録開始直後
にその記憶内容がリセットされて前記ピーク値または所
定値を選択して記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記
憶された前記ピーク値または前記所定値に基づいて記録
電流値を定め、該記録電流値で映像信号を磁気テープに
記録する信号記録手段とを備え、前記記憶手段は、所定
の基準値に基づいて前記ピーク値または所定値を選択し
て記憶し、前記信号記録手段は、前記記憶手段に記憶さ
れた前記所定値に基づいて前記記録電流を定める場合、
該記録電流値を標準の記録電流値とするように構成され
ている。
【0026】請求項1および請求項2記載の発明にかか
る磁気記録再生装置によれば、記録動作が開始してから
所定期間、磁気テープの未消去領域から音声信号を検出
して、この検出された音声信号のピーク値(信号強度)
に基づいて記録電流値を調整する。この所定期間が経過
した後は、調整された記録電流値を用いて映像信号を音
声信号領域に重ねて記録する。これにより、テープを巻
き戻すことなく、速やかに記録電流を調整することが可
能となる。
【0027】請求項3記載の発明にかかる磁気記録再生
装置によれば、テープの未消去領域に有為な音声信号が
存在しない場合に、所定値に基づいて記録電流を設定す
る。これにより、たとえば、バージンテープに記録する
場合、映像信号の記録電流が過大に設定されて音声信号
の強度が著しく低下することを防止することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態例にかかる磁
気記録再生装置は、記録動作開始直後に、全幅消去ヘッ
ドがトレースしない磁気テープの未消去領域に残された
音声信号を再生し、この音声信号の信号強度に基づい
て、磁気テープの利得特性に対して最適な映像記録電流
を設定するものである。
【0029】以下、図1から図3を参照して、本発明の
実施の形態例にかかる磁気記録再生装置について説明す
る。ここで、図1は、映像信号再生系が省略された本発
明の実施形態例の磁気記録再生装置の構成を表すブロッ
ク図である。また、図2は、本実施形態例の装置が、最
適な映像記録電流を設定するにあたって、再生する磁気
テープの未消去領域を説明するための図であり、磁気テ
ープがロードされて装着される各種ヘッドの配置と装着
された磁気テープとの関係を表す図である。さらに、図
3は、図1に示す本実施形態例の装置の映像記録電流の
特性を説明するための特性図である。なお、図1に示す
本実施形態例の装置の構成要素のうち、図4に示した従
来の装置の構成要素と同一要素には同一符号を付して、
この説明を省略する。
【0030】図1に示す本実施形態例の磁気記録再生装
置は、記録時に音声入力端子6に入力された音声信号を
音声記録信号に変換する音声記録系300と、再生時に
後述するハイファイヘッド1により検出された音声記録
信号を増幅して音声信号に再生する音声再生系400
と、その励磁コイルの一端および他端が前記音声記録系
300の出力および前記音声再生系400の入力にそれ
ぞれ接続されたハイファイヘッド1と、再生時にハイフ
ァイヘッド1を構成する励磁コイルの一端を接地するス
イッチ2と、記録時にハイファイヘッド1を構成する励
磁コイルの他端を接地するスイッチ3と、記録時に映像
入力端子42に入力された映像信号を映像記録信号に変
換する映像記録系500と、励磁コイルの一端が前記映
像記録系500の出力に接続された映像ヘッド14と、
該映像ヘッド14の励磁コイルの他端と接地との間に接
続されたスイッチ15と、記録再生制御信号RECの遷
移を検出してリセットパルスを生成するパルスジェネレ
ータ600と、記録再生制御信号RECを所定時間だけ
遅延させる遅延回路13と、前記音声再生系400から
再生増幅された音声信号を入力して前記映像記録系50
0が出力する映像記録信号の記録電流値を制御する記録
電流制御系700と、から構成されている。なお、スイ
ッチ2および3は、遅延回路13により遅延された記録
再生制御信号RECに制御されて、記録時にはそれぞれ
オフ状態およびオン状態に固定され、再生時には記録時
と逆の状態に固定されるものとなっている。
【0031】ここで、音声記録系300は、音声入力端
子6に入力された音声信号を周波数変調するFM変調回
路5と、該FM変調回路5により周波数変調された音声
信号の信号レベルを調整するAGC4とから構成され、
音声再生系400は、再生時にハイファイヘッド1を構
成する励磁コイルに誘導された音声信号を増幅する再生
ヘッドアンプ7と、該再生ヘッドアンプ7で増幅された
音声信号を復調するFM復調回路8と、該FM復調回路
8により復調された音声信号を増幅して出力端子10に
与える出力アンプ9とから構成されている。
【0032】また、パルスジェネレータ600は、容量
18および抵抗19とからなる微分回路で構成され、記
録再生制御信号RECの立ち上がりで正方向パルスが生
成されるものとなっている。ホールド回路20は、パル
スジェネレータ600が出力する正方向パルスによりリ
セットされて、その内容が更新されるように構成されて
いる。
【0033】さらに、記録電流制御系700は、音声再
生系400を構成する再生ヘッドアンプ7により増幅さ
れた音声信号のピーク値を検出するピーク検波回路11
と、該ピーク検波回路11により検出されたピーク値と
判定閾値VJとを比較する比較器27と、該比較器27
の比較の結果に基づいて前記ピーク検波回路11により
検出されたピーク値または標準値VSを選択する選択ス
イッチ25と、該選択スイッチ25により選択された前
記ピーク値または標準値VSの一方をホールドして前記
映像記録系500に出力するホールド回路20とから構
成されている。
【0034】さらにまた、本実施形態例の磁気記録再生
装置は、図2に示すように、ハイファイヘッド1および
映像ヘッド14が装着されたドラムDの周辺に、磁気テ
ープTPをガイドして各種ヘッドに装着するためのガイ
ドローラーと、ドラムDに対して所定の間隔を置いて巻
き出しリール側に配置された全幅消去ヘッドHEと、ド
ラムDに対して巻き取りリール側に配置されたリニアト
ラック音声消去ヘッドおよび音声/コントロールヘッド
と、磁気テープTPの走行速度を制御するためのキャプ
スタンおよびピンチローラーとを備えている。
【0035】なお、図1に示す映像記録系500は、図
4に示すAGC38に換えて、このAGC38とは逆の
記録電流特性を有するAGC16を備えた点で、従来の
装置が備える映像記録系100と異なったものとなって
おり、映像記録系500のその他の構成は、映像記録系
100と同一である。
【0036】以下、このように構成された本実施形態例
の磁気記録再生装置の動作について、図1から図3を参
照して説明する。本実施形態例の磁気記録再生装置は、
前述のように、音声信号および映像信号の記録に際し
て、磁気テープの未消去部分に残留する音声信号を再生
して、この残留音声信号の信号強度に基づいて映像信号
の記録電流値を定めて、記録を行うものである。したが
って、記録動作であっても、記録動作直後の所定期間、
再生状態に設定されて残留音声信号の再生が行われるも
のであり、以下の動作の説明では、この点を中心に説明
する。
【0037】まず、音声信号の記録再生動作について、
詳細に説明する。使用者がこの装置に対して記録動作を
指示すると、記録再生制御信号RECが活性化されて、
この信号が立ち上がる。遅延回路13は、活性化された
記録再生制御信号RECを所定時間だけ遅らせてスイッ
チ2および3に与える。これらスイッチ2および3は、
遅延回路13により遅延された記録再生制御信号REC
に制御されて、記録再生制御信号RECが遷移してから
所定遅延時間後にそれぞれオフ状態およびオン状態に固
定され、これによりハイファイヘッド1は記録可能な状
態に設定される。
【0038】ただし、記録再生制御信号RECが活性化
されてから所定時間が経過するまでの期間は、記録動作
期間中であるにもかかわらず、遅延回路13の出力は、
非活性状態の記録再生制御信号RECが維持されるの
で、この間、スイッチ2および3は、それぞれオン状態
およびオフ状態を継続する。このため、ハイファイヘッ
ド1は、記録再生制御信号RECが活性化されてから所
定時間が経過するまでの所定期間、再生可能な状態に継
続して維持される。
【0039】ここで、図2に示すように、磁気テープT
Pに音声信号または映像信号を記録する場合、ハイファ
イヘッド1または映像ヘッド14が信号を記録する前
に、磁気テープTPに既に記録されている信号を消去す
る必要があり、このため、ハイファイヘッド1および映
像ヘッド14が装着されているドラムの前段側に全幅消
去ヘッドHEが配置されている。
【0040】したがって、記録動作が開始されても、図
2に示す全幅消去ヘッドHEとドラムDとの間のテープ
領域A(未消去領域)に既に記録されている信号(以
下、「残留音声信号」と記す)は消去されずに、ドラム
Dを通過する。このとき、ドラムDに装着されたハイフ
ァイヘッド1は、前述のように、所定期間、再生が可能
な状態に制御されるので、このテープ領域Aに既に記録
されている残留音声信号が再生される。
【0041】すなわち、記録が開始されてから所定の期
間、再生可能状態とされたハイファイヘッド1が、トラ
ッキング制御されて磁気テープTP上の音声トラックを
ヘリカルスキャンする結果、ハイファイヘッド1を構成
する励磁コイルには、磁気テープTPの残留音声信号が
誘導される。この励磁コイルに誘導された残留音声信号
は、音声再生系400を構成する再生ヘッドアンプ7に
より増幅された後、FM復調回路8に与えられて、もと
の音声信号に復調される。FM復調回路8により復調さ
れた音声信号は、出力アンプ9により増幅されて音声出
力端子10に与えられる。
【0042】このように、本実施形態例の装置は、記録
が開始されてから所定の期間、残留音声信号を再生する
ものであり、この再生は記録開始直後の所定期間に行わ
れる。したがって、記録開始直後の所定期間を定めるに
あたっては、記録が開始してから図2に示す磁気テープ
TPの消去領域BがドラムDに到達するまでの短時間内
に定める必要があるが、例えば、この所定期間を1秒程
度に定めても、残留音声信号の再生を十分に行うことが
できる。
【0043】つぎに、記録が開始されてから所定の期間
が過ぎると、遅延回路13の出力がやがて遷移して、活
性化された記録再生制御信号RECがスイッチ2および
3に与えられる。これらスイッチ2および3は、この活
性化された記録再生制御信号RECに制御されて、それ
ぞれオフ状態およびオン状態に固定され、これにより、
ハイファイヘッド1は記録可能な状態に設定される。
【0044】これと同時に、音声再生系400が非活性
化されると共に、音声記録系300が活性化されて、音
声信号の記録が開始される。すなわち、入力端子6に入
力された音声信号は、FM変調回路5により周波数変調
されてFM音声信号に変換された後、AGC4により増
幅されて、記録可能状態とされたハイファイヘッド1を
介して磁気テープTPの領域Bに記録される。
【0045】つぎに、映像信号の記録動作について説明
する。前述の記録が開始されてから所定の期間、磁気テ
ープTPの未消去領域Aから残留音声信号を再生する場
合、映像ヘッド14が、音声信号の再生を妨害しないよ
うに、映像ヘッド14は、記録不能な状態に制御され
る。すなわち、記録再生制御信号RECが活性化してか
ら所定時間を経過するまでの所定期間は、遅延回路13
の出力は遷移しないので、この間、スイッチ15は非活
性状態の記録再生制御信号RECに制御されて、オフ状
態に固定される。
【0046】これにより、映像ヘッド14を構成する励
磁コイルの一端がオープンとされるので、仮に、映像記
録系500から信号が出力されたとしても、映像ヘッド
14が励磁されることはなく、映像ヘッド14が未消去
領域Aの音声信号の再生に与える影響は、除かれる。
【0047】つぎに、記録が開始されてから所定の期間
が過ぎると、遅延回路13の出力が遷移して、活性化さ
れた記録再生制御信号RECがスイッチ15に与えられ
る。このスイッチ15は、活性化された記録再生制御信
号RECに制御されて、オン状態に固定される。これに
より、映像ヘッド14は記録可能な状態とされ、さら
に、映像記録系500が活性化されて、映像信号が記録
される。
【0048】この映像信号を記録する場合、映像記録系
500の出力である映像記録信号の映像記録電流値は、
以下に説明する記録電流制御回路700に制御されて、
定められる。すなわち、記録電流制御回路700は、記
録が開始されてから所定の期間に、音声再生系400が
再生した音声信号のピーク値に基づいて、映像記録系5
00が出力する映像記録電流の記録電流値を制御する。
【0049】以下、記録電流制御回路700の動作につ
いて詳細に説明する。まず、ピーク検波器11は、記録
が開始されてから所定の期間、音声再生系400を構成
する再生ヘッドアンプ7により増幅された音声信号のピ
ーク値を検出する。比較器27は、判定閾値VJと比較
して、この比較の結果が反映された判定信号を出力す
る。ここで、判定閾値VJは、音声再生系400により
再生された音声信号が有為なものであるか否かを判定す
るための基準となる値であり、未消去領域Aにもともと
信号が記録されていない場合などを識別するためのもの
である。
【0050】つぎに、選択スイッチ25は、比較器27
の比較の結果、ピーク検波器11が出力するピーク値が
判定閾値VJより大きく、音声再生系400により再生
された音声信号が有為であると判定された場合、ピーク
検波器11から入力される音声信号のピーク値を選択す
る。逆に、ピーク値が判定閾値VJより小さい場合に
は、標準値VSを選択する。この標準値VSは、後述する
AGC16が出力する映像記録信号の記録電流値を標準
値に設定するように定められた所定の値である。
【0051】この選択スイッチ25の後段に接続される
ホールド回路20は、選択スイッチ25により選択され
たピーク値または標準値VSの一方をホールドし、これ
をAGCコントロール信号として映像記録系500を構
成する可変抵抗器43に与える。この可変抵抗器43の
抵抗値は、従来例の装置と同様に、ホールド回路20の
出力に制御され、この結果、可変抵抗器43が接続され
るAGC16の出力電流、すなわち映像ヘッド14を励
磁する映像記録信号の記録電流値が制御される。
【0052】図3に示すように、AGC16が出力する
映像記録信号の記録電流値は、AGCコントロール信号
の信号レベルに依存して増加するものとなっている。す
なわち、図3に示す従来の装置を構成するAGC38の
特性とは、逆の特性となっている。
【0053】したがって、図3に示す特性に従えば、残
留音声信号の信号強度が大きい場合、ピーク検波器11
が出力するピーク値は大きくなり、映像記録系500が
出力する映像記録信号の記録電流値が大きく設定され
る。この結果、記録が開始されてから所定の期間が経過
して、磁気テープの消去領域Bに映像信号を記録する場
合、映像ヘッド14は、記録電流値が大きく設定された
映像記録信号に励磁されて、映像信号を磁気テープTP
に記録する。
【0054】逆に、残留音声信号の信号強度が小さい場
合、ピーク検波器11が出力するピーク値は小さくな
り、映像記録系500が出力する映像記録信号の記録電
流値が小さく設定される。この結果、記録が開始されて
から所定の期間が経過して、磁気テープTPの消去領域
Bに映像信号を記録する場合、映像ヘッド14は、記録
電流が小さく設定された映像記録信号に励磁されて、映
像信号を磁気テープTPに記録する。
【0055】ここで、深層記録された残留音声信号の信
号強度が大きいと言うことは、その上に重ねて記録する
映像信号の信号強度を大きくすることにより、仮に音声
信号の信号強度が低下しても、再生音質に影響がおよぶ
程ではないことを意味するので、映像信号のS/N比改
善のために映像信号強度を大きくする余地があると考え
ることができる。
【0056】逆に、深層記録された残留音声信号の信号
強度が小さいと言うことは、その上に重ねて記録する映
像信号の信号強度を大きくすることにより、再生音質に
与える影響があることを意味するので、映像信号のS/
N比改善のために映像信号強度を大きくする余地はない
と考えることができる。
【0057】したがって、AGC16の記録電流特性
は、図3に示すように、AGCコントロール信号の増加
に伴って、記録電流値が増加するものに設定される必要
があり、このような特性に従って、映像記録信号の記録
電流値を制御することにより、深層記録された音声信号
の信号強度を過剰とせずに、映像信号の信号強度を大き
くして記録することができ、この映像信号のS/N比を
改善することができる。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、記録動作が開始されてから所定の期間、磁気
テープの未消去領域に深層記録された音声信号を再生
し、この再生された音声信号の信号強度に基づいて、映
像信号の記録電流値を定めて記録するので、磁気テープ
に記録される音声信号の信号強度を過剰とすることな
く、磁気テープの利得特性に応じた記録電流値を極めて
速やかに設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる磁気記録再生装置
の構成を表す回路ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる磁気記録再生装置
に装着される各種ヘッドの配置と磁気テープとの関係を
表す図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる磁気記録再生装置
の映像記録電流の特性図である。
【図4】従来の磁気記録再生装置の構成を表す回路ブロ
ック図である。
【図5】従来の磁気記録再生装置の映像記録電流の特性
図である。
【符号の説明】
1 ハイファイヘッド 2,3,15 スイッチ 4,16 オートゲインコントローラ(AGC) 5 FM変調回路 6 音声入力端子 7 再生ヘッドアンプ 8 FM復調回路 9 出力アンプ 10 音声出力端子 11 ピーク検波器 13 遅延回路 14 映像ヘッド 18 容量 19 抵抗 20 ホールド回路 25 選択スイッチ 27 比較器 39 混合器 40 FM変調回路 41 Y/C分離回路 42 映像入力端子 43 可変抵抗器 45 低域変換回路 300 音声記録系 400 音声再生系 500 映像記録系 600 パルスジェネレータ 700 記録電流制御系 REC 記録再生制御信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号が記録された磁気テープ上の音
    声トラック領域に重ねて映像信号を記録するに際し、前
    記映像信号を前記磁気テープに記録するための記録電流
    値を前記磁気テープの利得特性に対して最適な値に定め
    る磁気記録再生装置であって、 記録開始直後の所定の期間、前記磁気テープの未消去領
    域から前記音声信号を検出すると共に、該検出の結果に
    基づいて前記記録電流値を定める記録電流調節手段を備
    え、 前記記録電流調節手段は、前記音声信号の信号強度が大
    きい場合に前記記録電流値を増加させ、前記音声信号の
    信号強度が小さい場合に前記記録電流値を減少させるこ
    と、 を特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 記録開始直後の所定の期間、磁気テープ
    から音声信号を検出するための音声信号検出手段と、 前記音声信号検出手段により検出された音声信号のピー
    ク値を検出するピーク値検出手段と、 前記記録開始直後にその記憶内容がリセットされて前記
    ピーク値を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記ピーク値に基づいて記録
    電流値を定め、該記録電流値で映像信号を磁気テープに
    記録する信号記録手段と、 を備えたことを特徴とする磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 記録開始直後の所定の期間、磁気テープ
    から音声信号を検出するための音声信号検出手段と、 前記音声信号検出手段により検出された音声信号のピー
    ク値を検出するピーク値検出手段と、 前記記録開始直後にその記憶内容がリセットされて前記
    ピーク値または所定値を選択して記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記ピーク値または前記所定
    値に基づいて記録電流値を定め、該記録電流値で映像信
    号を磁気テープに記録する信号記録手段と、を備え、 前記記憶手段は、所定の基準値に基づいて前記ピーク値
    または所定値を選択して記憶すること、 前記信号記録手段は、前記記憶手段に記憶された前記所
    定値に基づいて前記記録電流を定める場合、該記録電流
    値を標準の記録電流値とすることを特徴とする磁気記録
    再生装置。
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