JPH09261921A - 出力切換式ドアアクチュエータ - Google Patents

出力切換式ドアアクチュエータ

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JPH09261921A
JPH09261921A JP8066700A JP6670096A JPH09261921A JP H09261921 A JPH09261921 A JP H09261921A JP 8066700 A JP8066700 A JP 8066700A JP 6670096 A JP6670096 A JP 6670096A JP H09261921 A JPH09261921 A JP H09261921A
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JP
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gear
switching
door lock
carrier
door
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JP8066700A
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Shinichi Okamoto
進一 岡本
Mitsunobu Kato
光伸 加藤
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の駆動源を利用してオートクロージャ機
能を付加し、パワーウインド用モータとの噛合が断たれ
た場合のウインドガラス降下を防止する。 【解決手段】 出力切換式ドアアクチュエータ121に
おいて、パワーウインド用モータ51と、ウォーム53
を介してパワーウインド用モータ51の駆動軸に噛合す
る太陽歯車57と、太陽歯車57に噛合する複数の遊星
歯車59と、遊星歯車59を内側に配置して遊星歯車5
9の外周に噛合する内歯車61と、内歯車61の外周に
形成したワイヤー巻取ドラム部69と、遊星歯車59の
回動軸に固定したキャリア63と、キャリア63に連結
したオートクローズリンク67と、揺動により内歯車6
1又はキャリア63のいずれか一方に選択的に圧接して
内歯車61又はキャリア63のいずれか一方の回転を規
制する切換ロック杆73と、切換ロック杆73を揺動す
るドアロック兼切換機構83とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワーウインド用
モータの出力を、パワーウインド用、ドアオートクロー
ジャ用に切り換え可能とする出力切換式ドアアクチュエ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】車両のドアには、車体側のストライカと
協働してドアを閉状態にロックするラッチ装置が設けら
れている。周知のように、ドアを完全ラッチ状態とする
には、ある程度の押し付け力が必要であり、通常、ドア
の慣性重量を利用してこの押し付け力を得ている。しか
し、ドアの閉方向の回動速度が速すぎると、不快な騒音
を発生し、遅すぎると不完全ラッチ状態、所謂半ドア状
態となる。
【0003】このような不具合を解消したドアロック装
置で、ドア閉動時にラッチがストライカに当接して僅か
に回動した際、パワーウインド用モータを動力源として
ラッチを強制的に完全ラッチ方向に回動させるようにし
た実公平5−523号公報記載のものを図15〜図18
に基づき説明する。図15は従来のドアロック装置が設
けられた車両のフロントドアの正面図、図16は図15
のA−A矢視図、図17は図15のドアロック装置に用
いられるアクチュエータの拡大図、図18は図17のB
−B矢視図である。図15に示す車両のフロントドア1
のイ部分にはラッチ装置3が配設され、ロ部分にはウイ
ンドガラス5を昇降させるパワーウインド用の可逆転モ
ータ7が配設されている。
【0004】図16に示すように、ラッチ装置3は、車
体側に固定されたストライカ9と協働してドア1を閉位
置にロックするラッチ11を備えている。ラッチ11に
は第一リンク13の一端が枢着され、第一リンク13の
他端はケーシング15に一端が枢支された第二リンク1
7の他端に枢着されている。第二リンク17の他端には
ケーブル19が接続され、ケーブル19はプーリ21を
経てドア1の内部を車体前方側に向かって張架されてい
る。
【0005】図17に示すように、ドア1の前方部分の
ロ部には、パワーウインド用の可逆転モータ7が配設さ
れ、可逆転モータ7の出力軸にはウォーム25が設けら
れている。ウォーム25は、摺動軸27の一端にスプラ
イン連結されたウォームギヤ29と噛合している。摺動
軸27上には、ピニオン31が固着されている。摺動軸
27は、通常の状態即ちドア1を閉じるために回動して
いる僅かの時間を除く他の全ての状態で、電磁式アクチ
ュエータ33のリターンスプリング35によって、図1
7の左側に付勢され、上述のピニオン31がウインドガ
ラス昇降機構の扇形歯車37に噛合している。またこの
とき、摺動軸27上に回動自在に設けられた歯車39
は、クラッチ41の摩擦板が図17の位置から左動して
歯車39の側面から離反している。歯車39には歯車4
3が常時噛合しており、歯車43の外周部分に突設され
た取付金具45には上述のケーブル19が連結されてい
る(図18参照)。
【0006】以上のように構成されたドアロック装置に
おいて、ドア1を閉じるために回動する期間を除く全て
の状態即ち通常時は、アクチュエータ33が消勢され、
摺動軸27が図17の位置から左動し、ピニオン31が
扇形歯車37に噛合した状態となっている。従って、可
逆転モータ7を駆動すると、ウォーム25がウォームギ
ヤ29を回動させ、ウォームギヤ29の回動が摺動軸2
7、ピニオン31から扇形歯車37に伝達される。これ
により、ウインドガラス5は昇降されることとなる。
【0007】一方、ドア1が緩やかに閉方向に回動さ
れ、ストライカ9がラッチ11に当接すると、ラッチ1
1の僅かな回動により図16に示すスイッチ47が閉じ
られ、アクチュエータ33により摺動軸27が図17に
示すように右方に変位し、クラッチ41が歯車39の側
面に当接され、歯車39が摺動軸27に連結されるとと
もに、ピニオン31と扇形歯車37との噛合が解除され
る。
【0008】また、スイッチ47が閉じられることによ
り、可逆転モータ7が駆動され、ウォーム25、ウォー
ムギヤ29、摺動軸27、歯車39を介して歯車43が
図18の反時計回りに回動され、取付金具45を介して
ケーブル19が図18の左側に牽引されることとなる。
このケーブル19の牽引により第二リンク17、第一リ
ンク13を介してラッチ11が反時計回りに回動され
る。このラッチ11の回動により、凹部11aにストラ
イカ9が押し込まれることとなり、ドア1は完全に閉止
状態となる。
【0009】このようなドアロック装置によれば、ドア
1の僅かな閉方向の回動力においても、パワーウインド
用の可逆転モータ7を駆動源として利用することで、ラ
ッチ11を閉方向に駆動できるので、不快な騒音を生じ
させずに確実にドア1を閉止することができた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たドアロック装置では、可逆転モータ7の回動を摺動軸
27の摺動によって、歯車43に伝達していたため、摺
動軸27、クラッチ41を摺動させるアクチュエータ3
3が新たに必要となった。また、複数の歯車を有する摺
動軸27を摺動させなければならないため、装置が複雑
且つ大掛かりなものとなる欠点があった。更に、上述の
ドアロック装置では、ラッチ11を強制回動させる際、
摺動軸27がアクチュエータ33により図17の右方に
摺動され、ピニオン31と扇形歯車37との噛合が解除
されるため、噛合の断たれた扇形歯車37が遊転状態と
なり、その結果ウインドガラス昇降機構がウインドガラ
ス5の自重により逆転してウインドガラス5が降下して
しまう問題があった。本発明は上記状況に鑑みてなされ
たもので、アクチュエータ等を新たに加えることなく、
既存の駆動源を利用してオートクロージャ機能を付加す
ることができ、しかも、パワーウインド用モータとウイ
ンドガラス昇降機構との噛合が断たれた場合において
も、ウインドガラスが降下することのない出力切換式ド
アアクチュエータの提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る出力切換式ドアアクチュエータの構成
は、パワーウインド用モータと、少なくとも一つのウォ
ームを含むギヤ群を介して該パワーウインド用モータの
駆動軸に噛合する太陽歯車と、該太陽歯車に噛合する複
数の遊星歯車と、該遊星歯車を内側に配置して該遊星歯
車の外周に噛合する内歯車と、該内歯車の外周に形成し
たワイヤー巻取ドラム部と、前記遊星歯車の回動軸に固
定したキャリアと、該キャリアに連結したオートクロー
ズリンクと、揺動により前記内歯車又は前記キャリアの
いずれか一方に選択的に圧接して前記内歯車又は前記キ
ャリアのいずれか一方の回転を規制する切換ロック杆
と、該切換ロック杆を揺動するドアロック兼切換機構と
を具備したことを特徴とするものである。また、出力切
換式ドアアクチュエータは、パワーウインド用モータ
と、少なくとも一つのウォームを含むギヤ群を介して該
パワーウインド用モータの駆動軸に噛合する太陽歯車
と、該太陽歯車に噛合する複数の遊星歯車と、該遊星歯
車を内側に配置して該遊星歯車の外周に噛合するととも
に外周にはすばを形成したはすば歯車兼内歯車と、該は
すば歯車兼内歯車に連結固定したワイヤー巻取ドラム部
と、前記遊星歯車の回動軸に固定したキャリアと、前記
はすば歯車兼内歯車のはすばに噛合するねじギアと、該
ねじギアに形成した雌ねじと螺合して該ねじギアの回動
により直線移動するねじロッドと、揺動により前記はす
ば歯車兼内歯車又は前記キャリアのいずれか一方に選択
的に圧接して前記内歯車又は前記キャリアのいずれか一
方の回転を規制するブレーキ板と、該ブレーキ板を揺動
するドアロック兼切換機構とを具備したものであっても
よい。そして、請求項1記載又は2記載のドアロック兼
切換機構は、ドアロック切換モータを有し、該ドアロッ
ク切換モータにより可動する切換アーチを介して前記切
換ロック杆又は前記ブレーキ板を揺動するものであるこ
とが好ましい。更に、請求項2記載の出力切換式ドアア
クチュエータは、前記ブレーキ板を揺動するための当接
片を該ブレーキ板に設け、前記ドアロック切換モータの
駆動で回転するメインディスクを前記ドアロック兼切換
機構に設け、ドアロック用回転軸を回転させるドアロッ
ク用扇形ギアを前記ドアロック兼切換機構に設け、該ド
アロック用扇形ギアにリンクの一端を連結し、該リンク
の他端を前記メインディスクに回動自在に連結するとと
もに前記メインディスクの回動により前記当接片と当接
して前記ブレーキ板を揺動する連結ピンを前記メインデ
ィスクに突設したことを特徴とするものであってもよ
い。また、請求項4記載のドアロック兼切換機構は、前
記メインディスクにカム溝を形成し、前記ドアロック用
扇形ギアのロック、アンロック位置で前記ドアロック切
換モータを停止させるためのカムフォロア用ピンを前記
カム溝に係合させ且つ前記ドアロック兼切換機構のケー
シングに摺動自在に設けたことを特徴とするものであっ
てもよい。
【0012】請求項1の出力切換式ドアアクチュエータ
では、ドアロック兼切換機構の切り換え動作により、パ
ワーウインド用モータの出力をパワーウインドの昇降と
オートクローズリンクの押引とに選択的に出力可能とな
る。また、キャリア及びワイヤー巻取ドラム部は、切換
ロック杆によっていずれか一方が常にロック可能とな
る。請求項2記載の出力切換式ドアアクチュエータで
は、ねじギアに螺合したねじロッドが直線運動してオー
トクローズの操作を行うことから、オートクローズ機構
が逆転防止機能を備えることになる。請求項3記載の出
力切換式ドアアクチュエータでは、ドアロック切換モー
タが切換アーチを駆動し、切換アーチの駆動が切換ロッ
ク杆又はブレーキ板の揺動として取出される。請求項4
記載の出力切換式ドアアクチュエータでは、連結ピンを
ブレーキ板の当接片に当接して、出力の切り換えが行わ
れ、ドアロック用扇形ギアのコイルバネを利用すること
で、連結ピンの当接片への当接保持が可能となる。請求
項5記載の出力切換式ドアアクチュエータでは、メイン
ディスクに形成したカム溝をカムフォロア用ピンに係合
させることで、アンロック位置で一旦ドアロック切換モ
ータを停止させることが可能となり、従来のタイマ回路
でドアロック切換モータへの通電の遮断が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る出力切換式ド
アアクチュエータの好適な実施の形態を図面を参照して
詳細に説明する。図1は本発明による出力切換式ドアア
クチュエータの第一の実施の形態を示す概略構成図、図
2は図1のC−C矢視図、図3は図1に示した切換機構
の切り換え動作の過程を(A)〜(C)で示した説明図
である。パワーウィンド用モータ(P/Wモータ)51
の駆動軸にはウォーム53を固設してあり、ウォーム5
3はウォームホイール55と噛合している。
【0014】ウォームホイール55には同軸で太陽歯車
57を固設している。太陽歯車57は、この太陽歯車5
7の外周に噛合する三つの遊星歯車59の中央に位置し
ている。それぞれの遊星歯車59は、円環状の内歯車6
1の内周に噛合している。また、それぞれの遊星歯車5
9は、回動中心軸を略円板状のキャリア63に固設して
いる。従って、内歯車61の回動を規制すれば、キャリ
ア63が太陽歯車57を中心に回動し、キャリア63の
回動を規制すれば、内歯車61が太陽歯車57を中心に
回動することとなる。
【0015】このキャリア63にはキャリア63の回動
中心軸と同一方向の支持ピン65を固設してあり、支持
ピン65はオートクローズリンク67の末端を回動自在
に支持している。即ち、キャリア63は、回動によりオ
ートクローズリンク67を押引方向に駆動するようにな
っている。
【0016】また、内歯車61の外周にはワイヤー巻取
ドラム部69を形成し、巻取ドラム部69はウィンドウ
ガラス昇降のためのワイヤ71を巻装している。巻取ド
ラム部69の近傍にはへの字状の出力切換ロック杆73
を配設してあり、切換ロック杆73は中央部を支持する
軸75によって揺動自在となる。切換ロック杆73は、
一端にドラムブレーキ部77を有している。切換ロック
杆73は、揺動によりドラムブレーキ部77を巻取ドラ
ム部69に圧接することで、巻取ドラム部69を回動規
制することができる。
【0017】切換ロック杆73は、他端側の腕部に突子
79を設けてある。突子79は、キャリア63の外周に
形成した凹部81に嵌合可能となる。車体側と切換ロッ
ク杆73との間には不図示の付勢手段を配設しており、
この付勢手段は突子79を凹部81に嵌合するように切
換ロック杆73を付勢している。切換ロック杆73は、
突子79を凹部81に嵌合した状態で、ドラムブレーキ
部77を巻取ドラム部69から離れた位置に退避させ
る。一方、切換ロック杆73の揺動により突子79が凹
部81から抜脱すると、ドラムブレーキ部77は巻取ド
ラム部69に圧接するように配置される。
【0018】P/Wモータ51の近傍にはドアロック兼
切換機構83を設けてあり、切換機構83には揺動軸8
5に揺動自在な揺動子87を設けている。揺動子87に
は連結ロッド89を固定し、連結ロッド89は揺動子8
7の揺動によりドアロック動作をドアロック機構91に
伝達するようになっている。
【0019】揺動軸85は可動枠93を揺動自在に支持
しており、可動枠93は内側に揺動子87を収容してい
る。可動枠93は、所定の回動角度で揺動子87を揺動
させる。また、揺動軸85は切換アーチ95を揺動自在
に支持しており、切換アーチ95はロックピン97(図
3参照)により可動枠93と一体に係合可能となってい
る。ロックピン97と可動枠93との間にはスプリング
99を配設し、スプリング99はロックピン97を切換
アーチ95に係合する方向で付勢する。
【0020】また、ロックピン97には摺動子101を
設けてあり、摺動子101は傾斜面101aを有してい
る。切換機構83のケーシング103には解除壁105
を設け、解除壁105は可動枠93が揺動して接近した
際、摺動子101の傾斜面101aに当接するようにな
っている。また、切換アーチ95は、内部にスプリング
107を有している。ケーシング103には当接壁10
9を設けてあり、当接壁109は可動枠93が解除壁1
05に揺動した際、スプリング107に当接し、スプリ
ング107を圧縮できるようになっている。
【0021】ケーシング103には、切換アーチ95の
揺動端に押圧ピン111を突出自在に設けてある。押圧
ピン111は、上述した切換ロック杆73の他端を上方
向(図1の上方向)に押圧可能としている。ケーシング
103内には、ドアロック切換モータ113を設けてあ
る。ドアロック切換モータ113は、ギヤ群115を介
して切換アーチ95の外周円弧部に噛合し、切換アーチ
95を揺動自在に駆動する。
【0022】このように構成した出力切換式ドアアクチ
ュエータ121の作用を図3、図4に基づき説明する。
図4はパワーウインド用モータの出力をウインドの昇降
又はドアクローズに出力切り換えする際の過程を(A)
〜(C)で示した説明図である。図4(A)に示す通常
時、切換ロック杆73は、付勢手段による付勢力で、突
子79をキャリア63の凹部81に挿入している。従っ
て、この状態でパワーウインド用モータ51を駆動する
と、キャリア63が固定状態であることから、太陽歯車
57によって回動した遊星歯車59が内歯車61、即
ち、ワイヤー巻取ドラム部69を回動させる。これによ
り、ワイヤー巻取ドラム部69は、巻装したワイヤ71
を巻き取ることで、不図示のウインドガラスを昇降させ
る。
【0023】一方、ドアロック切換モータ113を駆動
し、切換アーチ95をアンロック状態より更に回動させ
ると、図3(A)に示すように、可動枠93に設けた摺
動子101が解除壁105と当接し、ロックピン97が
切換アーチ95から抜けることとなる。これにより、切
換アーチ95は更に回動し、図3(C)に示すように、
押圧ピン111を突出状態に押圧する。押圧ピン111
が突出すると、切換ロック杆73は、他端側(図1の左
側)が上昇し、一端側のドラムブレーキ部77をワイヤ
ー巻取ドラム部69に圧接する。これにより、ドラムブ
レーキ部77は、ワイヤー巻取ドラム部69の回動を規
制する。
【0024】また、これと同時に、突子79がキャリア
63の凹部81から退避する。これにより、キャリア6
3は、回動可能な状態となる。この状態、即ち、図4
(B)の状態でパワーウインド用モータ51を駆動する
ことで、キャリア63が回動し、図4(C)に示すよう
に、凹部81が突子79から離反することとなる。凹部
81からずれた突子79は、キャリア63の外周に当接
し、切換ロック杆73をワイヤー巻取ドラム部69で固
定状態に保持する。
【0025】従って、この状態では、切換アーチ95が
スプリング107の付勢力により戻された場合であって
も、切換ロック杆73はワイヤー巻取ドラム部69を固
定状態に保持できる。この状態(図4Cに示す状態)に
おいてパワーウインド用モータ51を駆動することで、
太陽歯車57によって遊星歯車59を内歯車61の内周
で転動し、遊星歯車59に連結したキャリア63を回動
することで、オートクローズリンク67の駆動操作を行
う。
【0026】このように、上述した出力切換式ドアアク
チュエータ121によれば、ドアロック兼切換機構83
の切り換え動作により、パワーウインド用モータ51の
出力をパワーウインドの昇降とオートクローズリンク6
7の押引とに選択的に出力可能としたので、新たなアク
チュエータ等を増設することなく、既存の駆動源を利用
するのみでオートクローズ機能を付加することができ
る。
【0027】そして、内歯車61の内部に遊星歯車59
を設けたので、コンパクトな構造が可能となり、省スペ
ース化を達成することができる。
【0028】また、キャリア63及びワイヤー巻取ドラ
ム部69は、切換ロック杆73によっていずれか一方が
常にロックできるので、オートクローズ動作時において
も、ウインドガラスが下降することがない。
【0029】更に、太陽歯車57は、ウォームホイール
55を介してパワーウインド用モータ51のウォームと
噛合するので、パワーウインド出力時のみならず、オー
トクローズ出力時においてもウォームによる逆転防止作
用を得ることができる。
【0030】次に本発明による出力切換式ドアアクチュ
エータの第二の実施の形態を説明する。図5は本発明に
よる出力切換式ドアアクチュエータの第二の実施の形態
を示す概略構成図、図6は図5のD−D矢視図である。
パワーウィンド用モータ(P/Wモータ)51の駆動軸
にはウォーム53を固設してあり、ウォーム53はウォ
ームホイール55と噛合している。
【0031】ウォームホイール55には同軸で太陽歯車
57を固設している。太陽歯車57は、この太陽歯車5
7の外周に噛合する四つの遊星歯車59の中央に位置し
ている。それぞれの遊星歯車59は、円環状のはすば歯
車兼内歯車131の内周に噛合している。はすば歯車兼
内歯車131の外周には右45°のはすば131aを形
成してあり、はすば131aははすば歯車兼内歯車13
1の回動中心軸と直交する方向の中心軸回りで回動する
ねじギア133と噛合している。ねじギア133の内周
には雌ねじ135を形成してあり、雌ねじ135はねじ
ギア133の中心軸方向のねじロッド137と螺合して
いる。
【0032】従って、はすば歯車兼内歯車131が回動
し、ねじギア133が回動することで、ねじロッド13
7はねじギア133の回動中心軸方向に直線移動するよ
うになっている。このねじロッド137の直線運動は、
オートクローズの駆動源として出力される。
【0033】それぞれの遊星歯車59は、回動中心軸を
略円板状のキャリア139に固設している。従って、は
すば歯車兼内歯車131の回動を規制すれば、キャリア
139が太陽歯車57を中心に回動し、キャリア139
の回動を規制すれば、はすば歯車兼内歯車131が太陽
歯車57を中心に回動することとなる。このキャリア1
39にはワイヤー巻取ドラム部141を固設してあり、
ワイヤー巻取ドラム部141はウィンドウガラス昇降の
ためのワイヤ71を巻装している。
【0034】はすば歯車兼内歯車131の近傍には切り
換え用回動軸143を設けてあり、切り換え用回動軸1
43にはへの字状のブレーキ板145を揺動自在に取り
付けてある。ブレーキ板145は、一端が第一ブレーキ
部147、他端が第二ブレーキ部149となっている。
ブレーキ板145は、切り換え用回動軸143を中心に
揺動することで、はすば歯車兼内歯車131又はキャリ
ア139に選択的に圧接し、これらの回動を規制できる
ようになっている。
【0035】切り換え用回動軸143にはコイルバネ1
51を配設してあり、コイルバネ151は第一ブレーキ
部147がはすば歯車兼内歯車131に圧接するように
ブレーキ板145を付勢している。つまり、ブレーキ板
145は、通常時、コイルバネ151の付勢力によりは
すば歯車兼内歯車131の回動を規制している。
【0036】パワーウインド用モータ51の近傍には、
上述の実施の形態で説明した同様のドアロック兼切換機
構83を設けてある。ドアロック兼切換機構83は、切
換アーチ95の揺動端に設けた押圧ピン111を介して
ブレーキ板145を回動するようになっている。
【0037】このように構成した出力切換式ドアアクチ
ュエータ161の作用を図7に基づき説明する。図7は
図5に示した切換機構の切り換え動作の過程を(A)
(B)で示した説明図である。図7(A)に示すよう
に、通常時、ブレーキ板145は、コイルバネ151の
付勢力で、第一ブレーキ部147をはすば歯車兼内歯車
131に圧接し、はすば歯車兼内歯車131の回動を規
制している。従って、この状態でパワーウインド用モー
タ51を駆動すると、太陽歯車57により回動した遊星
歯車59が、固定状態にあるはすば歯車兼内歯車131
の内周を転動し、キャリア139が回動することとな
る。
【0038】これにより、ワイヤー巻取ドラム部141
(図6参照)が回動し、ワイヤー巻取ドラム部141は
巻装したワイヤ71を巻き取ることで、不図示のウイン
ドガラスを昇降させる。一方、図7(B)に示すよう
に、ドアロック兼切換機構83を駆動し、切換アーチ9
5をアンロック状態より更に回動させると、可動枠93
に設けた摺動子101(図3A参照)が解除壁105と
当接し、ロックピン97が切換アーチ95から抜けるこ
ととなる。
【0039】これにより、切換アーチ95は更に回動
し、押圧ピン111を突出状態に押圧する。押圧ピン1
11が突出すると、ブレーキ板145は、コイルバネ1
51の付勢力に抗して回動し、第二ブレーキ部149を
キャリア139に圧接する。これにより、ブレーキ板1
45は、キャリア139の回動を規制するとともに、は
すば歯車兼内歯車131の回動規制を解除する。
【0040】この状態において、パワーウインド用モー
タ51を駆動することで、太陽歯車57によって回動し
た遊星歯車59がはすば歯車兼内歯車131を回動さ
せ、はすば歯車兼内歯車131の外周に噛合したねじギ
ア133が回動することとなる。ねじギア133は、回
動することで、ねじロッド137を回動軸方向に移動さ
せ、このねじロッド137の直線運動がオートクローズ
を駆動操作させることとなる。なお、オートクローズの
駆動操作では、ブレーキ板145をロックし続けるよう
に、オートクローズの操作の間ドアロック切換モータ1
13に電流を流しておく必要があり、その間にパワーウ
インド用モータ51を駆動してオートクローズの操作を
行う。
【0041】この実施の形態による出力切換式ドアアク
チュエータ161によれば、上述のドアアクチュエータ
121と同様に、パワーウインド用モータ51の出力を
パワーウインドの昇降とねじロッド137の押引とに選
択的に出力可能としたので、新たなアクチュエータ等を
増設することなく、既存の駆動源を利用するのみでオー
トクローズ機能を付加することができる。
【0042】そして、この実施の形態では、ドアクロー
ズ機構部がモジュールとなっているため、オプション対
応性を良好なものにすることができる。また、パワーウ
インドの出力をキャリア139に固定した出力軸139
a(図6参照)により取り出すことができるため、従来
と同様のワイヤ式のみならず、Xアーム式のパワーウイ
ンド出力としても利用することができる。更に、ブレー
キ板145を選択的にキャリア139又ははすば歯車兼
内歯車131に圧接し、いずれか一方の回動を規制する
ことで他方の出力を行うため、出力を行わない状態での
ロックを確実なものとすることができる。また、ねじギ
ア133に螺合したねじロッド137を直線運動させ
て、オートクローズの操作を行うこととしたので、パワ
ーウインドのみならず、オートクローズ機構においても
逆転防止機能を働かせることができる。
【0043】次に、本発明による出力切換式ドアアクチ
ュエータの第三の実施の形態を説明する。図8は本発明
による出力切換式ドアアクチュエータの第三の実施の形
態を示す概略構成図、図9は図8のE−E矢視図であ
る。この実施の形態による出力切換式ドアアクチュエー
タ171は、パワーウインド用モータ51、ウォーム5
3、ウォームホイール55、太陽歯車57、遊星歯車5
9、はすば歯車兼内歯車131、キャリア139、ねじ
ギア133、ねじロッド137を上述の第二の実施の形
態による出力切換式ドアアクチュエータ161と同様に
構成してある。
【0044】一方、本実施の形態では、はすば歯車兼内
歯車131及びキャリア139の出力を切り換えるドア
ロック兼切換機構173が第二の実施の形態によるもの
と異なったものとなっている。即ち、ドアロック兼切換
機構173には切り換え用回動軸175が設けてあり、
切り換え用回動軸175にはへの字板状のブレーキ板1
77を揺動自在に取り付けてある。ブレーキ板177に
は切り換え用回動軸175を挟んで第一ブレーキ部17
9及び第二ブレーキ部181の反対側に当接片182を
設けてあり、ブレーキ板177は当接片182によって
回動可能となっている。
【0045】ブレーキ板177は、第一ブレーキ部17
9がキャリア139の外周に圧接可能となり、第二ブレ
ーキ部181がはすば歯車兼内歯車131の外周に圧接
可能となる。切り換え用回動軸175にはコイルバネ1
83を取り付けてあり、コイルバネ183は第二ブレー
キ部181をはすば歯車兼内歯車131の外周に圧接す
る方向にブレーキ板177を付勢している。従って、ブ
レーキ板177は、通常状態で、はすば歯車兼内歯車1
31の回動を規制する一方、キャリア139を回動自在
としている。
【0046】ドアロック兼切換機構173にはドアロッ
ク切換モータ113を設けてあり、ドアロック切換モー
タ113は駆動軸にウォーム184を固着している。ウ
ォーム184にはウォームホイール185を噛合してあ
り、ウォームホイール185には同軸状でピニオン18
6を固着してある。ピニオン186は、ドアロック兼切
換機構173に設けた回動自在な円板(メインディス
ク)187の外周に噛合している。従って、ドアロック
切換モータ113の回動は、ウォームホイール185を
介してメインディスク187を回動させる。
【0047】メインディスク187の板面には連結ピン
189を介してリンク199を連結してあり、リンク1
99の先端はドアロック用扇形ギア201に連結してあ
る。ドアロック用扇形ギア201は、同一の回動中心で
配設したドアロック用回動軸203を回動させる。ドア
ロック用回動軸203とドアロック用扇形ギア201
は、同一中心軸で回動するが、それぞれ独立して回動可
能となっている。ドアロック用扇形ギア201にはコイ
ルバネ205を設けてあり、コイルバネ205はドアロ
ック用扇形ギア201を所定の角度以上回動させた際
に、ドアロック用扇形ギア201を回動方向と逆方向に
付勢するように働く。
【0048】また、ドアロック用回動軸203には不図
示のドアロック用バネを配設してあり、ドアロック用バ
ネはドアロック用回動軸203が所定角度以上回動した
際に、回動方向にドアロック用回動軸203を付勢する
ように働く。また、上述した当接片182は、メインデ
ィスク187の一方の面上に配置されており、メインデ
ィスク187を回動することで、メインディスク187
上に設けた連結ピン189と当接するようになってい
る。
【0049】ドアロックは、ドアロック用扇形ギア20
1を回動してドアロック用回動軸203を回動すること
で行う。ドアロック用回動軸203には不図示のショー
ト端子を設けてあり、ショート端子はドアロック用回動
軸203の回動位置信号を出力する不図示のセンシング
パターン基板と摺動可能に設けてある。従って、ドアロ
ック用回動軸203の回動位置、即ち、ロック或いはア
ンロックの状態は、これらセンシングパターン基板によ
り電気的に検出できるようになっている。また、ドアロ
ック切換モータ113は、このセンシングパターン基板
からの検出信号に基づき不図示のモータモジュール内の
コントローラによって制御される。
【0050】このように構成した出力切換式ドアアクチ
ュエータ171の作用を説明する。図10は図8に示し
た切換機構の切り換え動作の過程を(A)〜(E)で示
した説明図である。ドアロック切換モータ113は、モ
ータモジュール内のコントローラによって制御される。
ドアロック切換モータ113によって回動されたメイン
ディスク187は、図10の(A)位置でドアロック、
(B)位置で中立、(C)位置でアンロック、(D)位
置を越えて(E)位置で切り換え出力を可能とする。
【0051】例えば、アンロックにすると、(C)位置
までメインディスク187が回動し、位置信号によりド
アロック切換モータ113の出力を遮断する。この際、
ドアロック用回動軸203は、(A)〜(B)まで回動
せず、(B)〜(C)の間で図に示すように回動する。
ドアロック用扇形ギア201は、コイルバネ205によ
り中立位置に戻るが、ドアロック用回動軸203は、不
図示のドアロック用バネの作用によりアンロック位置ま
で回動する。なお、ドアロック用回動軸203は、逆
に、(C)位置のアンロック状態から(A)位置のロッ
ク状態に至る間においても、同様に、(C)位置から
(B)位置では回動せず、(B)位置から(A)位置の
間で回動する。
【0052】また、切り換え出力を行う時には、アンロ
ック状態である(C)位置より、更に(D)位置を越え
て、(E)までメインディスク187を回動する。
(D)位置を越える際、ドアロック用扇形ギア201の
回動は、ドアロック用回動軸203に影響を与えず、
(E)位置まで回動することとなる。(E)位置にメイ
ンディスク187を回動することにより、連結ピン18
9が当接片182に当接し、ブレーキ板177(図8参
照)は切り換え用回動軸175を中心に回動し、第一ブ
レーキ部179をキャリア139に圧接し、第二ブレー
キ部181をはすば歯車兼内歯車131から離反させ
る。
【0053】これによって、ブレーキ板177の切り換
えが完了する。この状態、即ち、(E)位置までメイン
ディスク187が回動すると、センシングパターン基板
によりドアロック切換モータ113の出力は遮断される
が、コイルバネ205の働きにより、連結ピン189は
当接片182に当接した状態を維持することとなる。こ
の状態でパワーウインド用モータ51を駆動すること
で、上述の動作と同様に、はすば歯車兼内歯車131が
回動し、ねじギア133を介してねじロッド137によ
るオートクローズの操作力が出力されることとなる。
【0054】この実施の形態による出力切換式ドアアク
チュエータ171によれば、メインディスク187に連
結ピン189を設け、連結ピン189をドアロック用扇
形ギア201にリンク199で連結し、連結ピン189
をブレーキ板177の当接片182に当接して、出力の
切り換えを行うようにしたので、ドアロック用扇形ギア
201のコイルバネ205を利用して連結ピン189を
当接片182に当接保持することができ、オートクロー
ズ出力中、ドアロック切換モータ113に電源を供給し
続ける必要がなくなる。これにより、ドアロック切換モ
ータ113への負担を軽減することができ、消費電力も
削減できる。
【0055】また、オートクローズ出力中に電源を供給
する必要のない切り換え機構を、比較的簡単な構造、即
ち、リンク199、メインディスク187、連結ピン1
89により構成することができる。
【0056】次に、本発明による出力切換式ドアアクチ
ュエータの第四の実施の形態を説明する。図11は本発
明による出力切換式ドアアクチュエータの第四の実施の
形態に用いるドアロック兼切換機構の概略構成図、図1
2は図11のF−F断面図、図13は図11に示したメ
インディスクを移動するカムフォロアー用ピンの説明図
である。
【0057】この実施の形態による出力切換式ドアアク
チュエータは、図8に示したパワーウインド用モータ5
1、ウォーム53、ウォームホイール55、太陽歯車5
7、遊星歯車59、はすば歯車兼内歯車131、キャリ
ア139、ねじギア133、ねじロッド137、切り換
え用回動軸175、ブレーキ板177、当接片182を
上述の第三の実施の形態による出力切換式ドアアクチュ
エータ171と同様に構成してある。従って、この部分
の構成は図8を参照するものとして図示は省略してあ
る。
【0058】一方、この出力切換式ドアアクチュエータ
には、第三の実施の形態で説明したドアロック兼切換機
構173と略同様のドアロック兼切換機構213(図1
1参照)を設けてあるが、このドアロック兼切換機構2
13はロック、アンロック位置でドアロック切換モータ
113を停止させるため、メインディスク187にカム
溝215、ケーシング103にカムフォロア用ピン21
7を設けてある。
【0059】図12に示すように、カムフォロア用ピン
217は、ケーシング103に形成したガイド溝219
に基部217aを摺動自在に保持させ、メインディスク
187に形成したカム溝215に基部217aから突出
したピン部分217bを挿入してある。従って、メイン
ディスク187を回動することにより、カムフォロア用
ピン217は、ガイド溝219をメインディスク187
の半径方向で移動することとなる。
【0060】このように構成した出力切換式ドアアクチ
ュエータの作用を図10、図13、図14に基づき説明
する。図14はメインディスクを回動した際のカムフォ
ロア用ピンの相対位置を示す説明図である。ドアロック
切換モータ113は、モータモジュール内のコントロー
ラによって制御する。ドアロック切換モータ113によ
って駆動されたメインディスク187は、図10の
(A)位置でドアロック、(B)位置で中立、(C)位
置でアンロック、(D)位置を越えて(E)位置で切り
換え出力となる。
【0061】例えば、図13、図14に示すように、ア
ンロック状態では、カムフォロア用ピン217は、
(C’)位置まで移動し、カム機構とタイマ出力により
ドアロック切換モータ113の出力が切れる。この際、
ドアロック用扇形ギア201はコイルバネ205によっ
て(C)位置まで戻りモータ制御により(D)(D’)
(B)と誘導され(B)位置の中立位置に戻るが、ドア
ロック用回動軸203はドアロック用バネの働きにより
アンロック位置まで回動する。
【0062】一方、切り換え出力を行う場合には、モー
タの正逆転制御により、メインディスク187は、アン
ロック位置である(C)位置より更に(D)位置を経由
して(E)位置まで回動する。メインディスク187が
(D)位置を越える際、ドアロック用扇形ギア201
は、ドアロック用回転軸203に影響を与えない。メイ
ンディスク187が(E)位置まで回動すると、モータ
出力はカム機構とタイマ出力により切れるが、ドアロッ
ク用扇形ギア201はコイルバネ205の働きにより
(E)位置を維持することとなる。そして、(E)位置
にメインディスク187を回動することにより、連結ピ
ン189が当接片182に当接し、ブレーキ板177は
切り換え用回動軸175を中心に回動し、第一ブレーキ
部179をキャリア139に圧接し、第二ブレーキ部1
81をはすば歯車兼内歯車131から離反させる。これ
によって、ブレーキ板177の切り換えが完了する。
【0063】このようにして、ドアロック兼切換機構2
13では、アンロック位置で、カム溝215とカムフォ
ロア用ピン217によって、一旦ドアロック切換モータ
113を停止させることができ、従来のタイマ回路でド
アロック切換モータ113への通電を断つことが可能と
なる。
【0064】上述の出力切換式ドアアクチュエータによ
れば、第三の実施の形態と同様に、オートクローズ出力
中にドアロック切換モータ113に電流を流す必要がな
くなり、ドアロック切換モータ113への負担を低減す
ることができる。
【0065】また、上述の第三の実施の形態では、図1
0に示した(B)位置の中立状態から(C)位置のアン
ロック状態を越えてもドアロック切換モータ113は回
動可能であるため、アンロック動作の完了をドアロック
用回転軸203の回動位置信号で判断し、ドアロック切
換モータ113を停止できるようにモータモジュール内
のコントローラによって制御していたが、本実施の形態
によるドアロック兼切換機構213では、カム溝215
とカムフォロア用ピン217を係合して、アンロック位
置で一旦ドアロック切換モータ113を停止させること
ができるため、従来のタイマ回路でドアロック切換モー
タ113への通電を断つことができ、位置検出用の部品
を削減することができる。
【0066】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。請求項1の出力切換
式ドアアクチュエータにおいては、ドアロック兼切換機
構の切り換え動作により、パワーウインド用モータの出
力をパワーウインドの昇降とオートクローズリンクの押
引とに選択的に出力可能としたので、新たなアクチュエ
ータ等を増設することなく、既存の駆動源を利用するの
みでオートクローズ機能を付加することができる。ま
た、キャリア及びワイヤー巻取ドラム部は、切換ロック
杆によっていずれか一方が常にロックできるので、オー
トクローズ動作時においても、ウインドガラスが下降す
ることがない。請求項2記載の出力切換式ドアアクチュ
エータにおいては、請求項1記載の出力切換式ドアアク
チュエータと同様の効果に加え、ドアクローズ機構部が
モジュールとなっているため、オプション対応性を良好
なものにすることができる。また、ねじギアに螺合した
ねじロッドを直線運動させて、オートクローズの操作を
行うので、パワーウインドのみならず、オートクローズ
機構においても逆転防止機能を働かせることができる。
請求項3記載の出力切換式ドアアクチュエータにおいて
は、ドアロック切換モータの駆動力を切換アーチによっ
て、切換ロック杆又はブレーキ板の揺動として取り出す
ことができる。請求項4記載の出力切換式ドアアクチュ
エータにおいては、メインディスクに連結ピンを設け、
連結ピンをドアロック用扇形ギアにリンクで連結し、連
結ピンをブレーキ板の当接片に当接して、出力の切り換
えを行うようにしたので、ドアロック用扇形ギアのコイ
ルバネを利用して連結ピンを当接片に当接保持すること
ができ、オートクローズ出力中、ドアロック切換モータ
に電源を供給し続ける必要がなくなる。請求項5記載の
出力切換式ドアアクチュエータにおいては、カム溝とカ
ムフォロア用ピンを係合して、アンロック位置で一旦ド
アロック切換モータを停止させることができるため、従
来のタイマ回路でドアロック切換モータへの通電を断つ
ことができ、位置検出用の部品を削減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による出力切換式ドアアクチュエータの
第一の実施の形態を示す概略構成図である。
【図2】図1のC−C矢視図である。
【図3】図1に示した切換機構の切り換え動作の過程を
(A)〜(C)で示した説明図である。
【図4】パワーウインド用モータの出力をウインドの昇
降又はドアクローズに出力切り換えする際の過程を
(A)〜(C)で示した説明図である。
【図5】本発明による出力切換式ドアアクチュエータの
第二の実施の形態を示す概略構成図である。
【図6】図5のD−D矢視図である。
【図7】図5に示した切換機構の切り換え動作の過程を
(A)(B)で示した説明図である。
【図8】本発明による出力切換式ドアアクチュエータの
第三の実施の形態を示す概略構成図である。
【図9】図8のE−E矢視図である。
【図10】図8に示した切換機構の切り換え動作の過程
を(A)〜(E)で示した説明図である。
【図11】本発明による出力切換式ドアアクチュエータ
の第四の実施の形態に用いるドアロック兼切換機構の概
略構成図である。
【図12】図11のF−F断面図である。
【図13】図11に示したメインディスクを移動するカ
ムフォロアー用ピンの説明図である。
【図14】メインディスクを回動した際のカムフォロア
用ピンの相対位置を示す説明図である。
【図15】従来のドアロック装置が設けられた車両のフ
ロントドアの正面図である。
【図16】図15のA−A矢視図である。
【図17】図15のドアロック装置に用いられるアクチ
ュエータの拡大図である。
【図18】図17のB−B矢視図である。
【符号の説明】
51 パワーウインド用モータ 53 ウォーム 57 太陽歯車 59 遊星歯車 61 内歯車 63、139 キャリア 67 オートクローズリンク 69、141 ワイヤー巻取ドラム部 73 切換ロック杆 83、173、213 ドアロック兼切換機構 95 切換アーチ 121、161、171 出力切換式ドアアクチュエー
タ 131 はすば歯車兼内歯車 131a はすば 133 ねじギア 135 雌ねじ 137 ねじロッド 145、177 ブレーキ板 182 当接片 187 メインディスク 189 連結ピン 199 リンク 201 ドアロック用扇形ギア 203 ドアロック用回転軸 215 カム溝 217 カムフォロア用ピン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワーウインド用モータと、 少なくとも一つのウォームを含むギヤ群を介して該パワ
    ーウインド用モータの駆動軸に噛合する太陽歯車と、 該太陽歯車に噛合する複数の遊星歯車と、 該遊星歯車を内側に配置して該遊星歯車の外周に噛合す
    る内歯車と、 該内歯車の外周に形成したワイヤー巻取ドラム部と、 前記遊星歯車の回動軸に固定したキャリアと、 該キャリアに連結したオートクローズリンクと、 揺動により前記内歯車又は前記キャリアのいずれか一方
    に選択的に圧接して前記内歯車又は前記キャリアのいず
    れか一方の回転を規制する切換ロック杆と、 該切換ロック杆を揺動するドアロック兼切換機構とを具
    備したことを特徴とする出力切換式ドアアクチュエータ
    1。
  2. 【請求項2】 パワーウインド用モータと、 少なくとも一つのウォームを含むギヤ群を介して該パワ
    ーウインド用モータの駆動軸に噛合する太陽歯車と、 該太陽歯車に噛合する複数の遊星歯車と、 該遊星歯車を内側に配置して該遊星歯車の外周に噛合す
    るとともに外周にはすばを形成したはすば歯車兼内歯車
    と、 該はすば歯車兼内歯車に固定したワイヤー巻取ドラム部
    と、 前記遊星歯車の回動軸に固定したキャリアと、 前記はすば歯車兼内歯車のはすばに噛合するねじギア
    と、 該ねじギアに形成した雌ねじと螺合して該ねじギアの回
    動により直線移動するねじロッドと、 揺動により前記はすば歯車兼内歯車又は前記キャリアの
    いずれか一方に選択的に圧接して前記はすば歯車兼内歯
    車又は前記キャリアのいずれか一方の回転を規制するブ
    レーキ板と、 該ブレーキ板を揺動するドアロック兼切換機構とを具備
    したことを特徴とする出力切換式ドアアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記ドアロック兼切換機構は、ドアロッ
    ク切換モータを有し、該ドアロック切換モータにより可
    動する切換アーチを介して前記切換ロック杆又は前記ブ
    レーキ板を揺動することを特徴とする請求項1記載又は
    2記載の出力切換式ドアアクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記ブレーキ板を揺動するための当接片
    を該ブレーキ板に設け、前記ドアロック切換モータの駆
    動で回転するメインディスクを前記ドアロック兼切換機
    構に設け、ドアロック用回転軸を回転させるドアロック
    用扇形ギアを前記ドアロック兼切換機構に設け、該ドア
    ロック用扇形ギアにリンクの一端を連結し、該リンクの
    他端を前記メインディスクに回動自在に連結するととも
    に前記メインディスクの回動により前記当接片と当接し
    て前記ブレーキ板を揺動する連結ピンを前記メインディ
    スクに突設したことを特徴とする請求項2記載の出力切
    換式ドアアクチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記ドアロック兼切換機構は、前記メイ
    ンディスクにカム溝を形成し、前記ドアロック用扇形ギ
    アのロック、アンロック位置で前記ドアロック切換モー
    タを停止させるためのカムフォロア用ピンを前記カム溝
    に係合させ且つ前記ドアロック兼切換機構のケーシング
    に摺動自在に設けたことを特徴とする請求項4記載の出
    力切換式ドアアクチュエータ。
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JP2001115715A (ja) * 1999-10-20 2001-04-24 Tooshintekku Kk 車輛用スイングドアの開閉装置
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JP2015034635A (ja) * 2014-11-05 2015-02-19 株式会社アイカムス・ラボ 動力伝達装置
JP2018135733A (ja) * 2017-02-23 2018-08-30 アイシン精機株式会社 車両用クローザ装置及び車両用ドア装置

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