JPH09262277A - 廃樹脂の溶融,固化方法および装置 - Google Patents

廃樹脂の溶融,固化方法および装置

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JPH09262277A
JPH09262277A JP10408996A JP10408996A JPH09262277A JP H09262277 A JPH09262277 A JP H09262277A JP 10408996 A JP10408996 A JP 10408996A JP 10408996 A JP10408996 A JP 10408996A JP H09262277 A JPH09262277 A JP H09262277A
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JP
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tank
processed
resin
solidification
melting
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JP10408996A
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Tasuku Sato
藤 佐 佐
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Tamagawa Machinery Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Machinery Co Ltd
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    • Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
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  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂を主体とした被処理物を能率よく処理で
き、被処理物が医療用の使用済み注射針つき注射器等の
樹脂容器であっても、完全に滅菌でき、廃樹脂である被
処理物を大幅に減容でき、かつリサイクルに有効に供し
得る樹脂塊に造成可能な廃樹脂の溶融,固化方法を提供
すること。 【解決手段】 樹脂を主体とした被処理物を固化槽20
に入れ、固化槽20を加熱することによって被処理物を
加熱滅菌し、溶融させるとともに、固化槽20内の上部
より被処理物を加圧し、固化槽20内の被処理物の下層
部が溶融されるに伴い上層部を沈下させ、かつ被処理物
の中に入っていた空気と、被処理物の溶融途中で発生す
る発生ガスとを追い出し、被処理物の溶融後、設定時間
保温し熟成した後、溶融した被処理物を冷却,固化さ
せ、樹脂塊を造成した後、固化槽20から樹脂塊を取り
出すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用済み注射針を
含む注射器等を加熱滅菌処理する廃樹脂の溶融,固化方
法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種、使用済み注射針を含む注射器等
の廃樹脂を加熱,溶融させ、処理する従来技術として
は、例えば特開平3−31515号公報,特開平5−2
3657号公報,特開平5−317371号公報,実公
平5−46447号公報等に記載の技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
では、次の問題のいずれかを有していた。樹脂を主体と
した被処理物の処理能率が悪い。医療用の注射器等の樹
脂容器を処理するに当たって、針差し事故が多く、ため
に国の指導要項に沿って滅菌処理を行う。廃樹脂を必ず
しも十分に減容できない。廃樹脂を溶融後,固化し、リ
サイクルに供し得る樹脂塊に造成できない。
【0004】本発明が解決しようとする課題は、前記従
来技術の問題を解決し、樹脂を主体とした被処理物を能
率よく処理でき、被処理物が医療用の例えば使用済み注
射針を含む注射器等の樹脂容器であっても、国の指針に
沿って完全に滅菌でき、廃樹脂である被処理物を大幅に
減容でき、かつリサイクルに有効に供し得る樹脂塊に造
成可能な廃樹脂の溶融,固化方法を提供することにあ
る。
【0005】また、本発明が解決しようとする他の課題
は、前記本発明方法を簡素で取り扱いやすい設備により
的確に実施し得る廃樹脂の溶融,固化装置を提供するこ
とにある。
【0006】さらに、本発明が解決しようとする他の課
題は、使用済み注射針付き注射器等の廃樹脂の一部に鋭
利な角を持った金属片やイラストマー等の夾雑物が入っ
ている場合にも、安全に処理できかつ安全に取り扱い得
る樹脂塊に造成し得る廃樹脂の溶融,固化装置を提供す
ることにある。
【0007】さらにまた、本発明が解決しようとする他
の課題は、被処理物の処理後に、脱空気用プレス板と樹
脂塊とを固化槽から簡単に取り出し得る使い勝手のよい
廃樹脂の溶融,固化装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では樹脂を主体とした被処理物を固化槽に入
れ、固化槽を加熱することによって被処理物を加熱,溶
融させるとともに、固化槽内の上部より被処理物を加圧
し、固化槽内の被処理物の下層部が溶融されるに伴い上
層部を沈下させ、かつ被処理物の中に入っていた空気
と、被処理物の溶融途中で発生する発生ガスとを追い出
し、医療機関で感染性菌に汚染された注射器等を必要充
分条件で加熱滅菌処理し、被処理物の溶融後、設定時間
保温し熟成した後、溶融した被処理物を冷却,固化さ
せ、樹脂塊を造成した後、固化槽から樹脂塊を取り出す
ようにしている。
【0009】また、前記課題を解決するため、本発明で
は密閉容器である保温槽と、金属製で内部に被処理物を
入れ、保温槽内に設置される固化槽と、前記固化槽の下
部側から加熱し、固化槽内の被処理物を溶融させる熱源
と、大重量に形成されかつ前記固化槽内の被処理物上に
載置され、固化槽内の被処理物の下層部が溶融されるに
伴い被処理物の上層部を加圧し、被処理物の中に入って
いた空気と、溶融途中で被処理物から発生する発生ガス
とを追い出す脱空気用プレス板と、高温ヒーターに接触
し滅菌するヒーター槽と、前記保温槽内から吸引された
発生ガス中の有害成分を吸着し、浄化するガス吸着槽、
および前記保温槽内から前記空気と発生ガスとを吸引す
るガス吸引ポンプと、前記固化槽の回りに冷却媒体を送
り込み、固化槽内で溶融された被処理物を冷却し固化さ
せる冷却媒体の供給装置と、運転中の所定時間は、蓋扉
が開放できないロック装置とを備えて構成している。
【0010】さらに、前記課題を解決するため、本発明
では前記固化槽内の底部に、金属板または金網製の保護
容器を収容し、樹脂製の収納容器に被処理物を収納し、
その収納容器を固化槽内に入れ、廃樹脂に夾雑物が入っ
ている危険性を有する被処理物を処理するようにしてい
る。
【0011】さらにまた、前記課題を解決するため、本
発明では前記固化槽の深さ方向の所定位置に、脱空気用
プレス板の受け止め手段を設けている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0013】図1〜図8は本発明方法を実施するための
装置の一例を示すもので、図1は廃樹脂の溶融,固化装
置全体の概要を示す一部破断正面図、図2は図1の平面
図、図3は廃樹脂の溶融,固化装置の系統図、図4は固
化槽の縦断面図、図5は図4の平面図、図6は脱空気用
プレス板の縦断面図、図7は図6の平面図、図8は制御
装置の回路図である。
【0014】これらの図に示す実施例の廃樹脂の溶融,
固化装置は、その図1および図3に示すように、載置台
1と、外装ケース3と、保温槽8と、色々な部材の支持
フレーム18と、被処理物溶融用の熱源である電熱ヒー
タ19と、固化槽20と、保護容器23と、収納容器2
4と、脱空気用プレス板25と、被処理物の発生ガスの
ガス吸着槽30と、ガス吸引ポンプ32と、冷却外気取
り入れ供給装置33と、制御装置38とを備えて構成さ
れている。
【0015】前記載置台1には、図1に示すように、キ
ャスタ2が取り付けられていて、被処理物の保管場所の
近傍に移動させ得るようになっている。この載置台1に
は、外装ケース3をはじめとして色々な部材が搭載さ
れ、またガス吸着槽30や制御装置38等が取り付けら
れている。
【0016】前記外装ケース3は、図1に示すように、
載置台1上に搭載されている。この外装ケース3の上部
には、開口部4が設けられている。この開口部4には、
蓋体5が取り付けられており、この蓋体5は図2に示す
ように、ヒンジ6を介して開閉可能に取り付けられてお
り、また把手7が設けられている。そして、前記外装ケ
ース3の上部の開口部4を通じて保温槽8、固化槽20
や収納容器24を出し入れするようになっている。
【0017】前記保温槽8は、図1に示すように、前記
外装ケース3内に収容され、かつ載置台1上に載置され
ている。この保温槽8の上部には、開口部9が設けられ
ており、この開口部9には蓋体10が被嵌されている。
この蓋体10には、把手11が設けられており、また図
3に示すように、蓋体10はクランプ12により止めら
れるようになっている。さらに、この保温槽8には比較
的厚い底板13が取り付けられている。そして、この保
温槽8は密閉容器に形成されていて、被処理物の溶融途
中で発生する発生ガス等をいったん封止し、溶融された
被処理物を保温するようになっている。さらにまた、前
記保温槽8の外側には操作盤14が取り付けられてい
る。
【0018】前記操作盤14は、図1から分かるよう
に、作業者が操作しやすい位置に設けられている。この
操作盤14には、装置の運転開始時に押す押し釦15
と、停止時に押す押し釦16と、ガス吸着槽の入れ替え
時に押す押し釦17とが設けられており、これらの押し
釦15〜17によって、装置の運転状態が作業者はもと
より、他者も分かるようになっている。
【0019】前記支持フレーム18は、図1に示すよう
に、前記保温槽8の底板13上に架設されている。
【0020】前記熱源である電熱ヒータ19には、例え
ばシーズヒータが用いられる。この電熱ヒータ19は、
図1に示すように、前記支持フレーム18の上部に支持
されている。また、この電熱ヒータ19は温度を調節可
能に構成されている。
【0021】前記固化槽20は、ステンレス等の金属製
で、図1,図4および図5に示すように、釜型に形成さ
れている。この固化槽20の内部には、深さ方向の底部
寄りの所定位置に、脱空気用プレス板25の受け止め手
段である段部21が設けられている。また、固化槽20
の上部には、この固化槽20を出し入れするときに使用
する鍋づる型のつる22が取り付けられている。しかし
て、この固化槽20は前記保温槽8の内部に収容され、
かつ電熱ヒータ19を取り付けている支持フレーム18
上に載置されている。この固化槽20では、被処理物を
加熱,溶融した後、冷却し、所定の形状に固化させるよ
うになっている。
【0022】前記保護容器23は、金属板または金網
等、高温および溶剤等に非溶解性を有する材料により、
浅いかご型に形成されている。そして、この保護容器2
3は、被処理物に夾雑されている金属片、イラストマー
および注射針等を受け入れ、被処理物を溶融後、冷却す
るに伴い収縮,固化する際、前記金属片、イラストマー
および注射針等の夾雑物が樹脂塊から突出しないように
保護するようになっている。
【0023】前記収納容器24は、樹脂で形成されてい
て、内部に被処理物を収納し、図1に示すように、前記
固化槽20の内部に収容されている。この収納容器24
は、被処理物を加熱処理した際、被処理物と一緒に溶融
するようになっている。
【0024】前記脱空気用プレス板25は、金属製で大
重量に形成されている。また、脱空気用プレス板25に
は図1から分かるように、固化槽20の内部に嵌合し、
かつ前記固化槽20に設けられた段部21に載る大きさ
に形成されている。さらに、脱空気用プレス板25には
図6および図7に示すように、ほぼ等間隔をおいて多数
の空気逃げ孔26が設けられており、また脱空気用プレ
ス板25の上面には把手27が取り付けられている。こ
の脱空気用プレス板25は、固化槽20内に装着され、
収納容器24内の被処理物を加圧し、被処理物の中に入
っていた空気、および被処理物の溶融途中で発生する発
生ガスを、固化槽20から保温槽8へ被処理物から速や
かに追い出すようになっている。
【0025】運転初期には樹脂中の汚染空気が昇温とと
もに膨張し、加熱滅菌処理される以前に汚染空気が保温
槽より溢れでることを防止するため、700℃以上の高
温のヒーターの中でガスを通過接触させ、瞬間に滅菌処
理するヒーター槽を、保温槽8が200℃以上になるま
で作動させ感染性菌に対し周囲環境を完全に保つ。
【0026】前記ガス吸着槽30には、この実施例では
図3に示すように、上段槽30aと、下段槽30bとを
重ねた2連式ガス吸着槽が用いられている。このガス吸
着槽30には、被処理物から発生する発生ガスの有害成
分を吸着させる吸着材が装着されている。また、ガス吸
着槽30は図1に示すように、載置台1内に設置されて
おり、上段槽30aはガス取り込みノズル28を有する
ガス取り込み配管29を介して前記保温槽8に接続さ
れ、下段槽30bはガス吸引配管31を介してガス吸引
ポンプ32に接続されている。そして、このガス吸着槽
30は被処理物の中から追い出された空気と、被処理物
の溶融途中で発生する発生ガスとを保温槽8の内部の上
方からガス取り込みノズル28およびガス取り込み配管
29を通じて取り込み、吸着材に吸着させ、捕集するよ
うになっている。
【0027】前記ガス吸引ポンプ32も、前記載置台1
の内部に設置されている。このガス吸引ポンプ32は、
図3に示すように、ガス吸着槽30の下段槽30bにガ
ス吸引配管31を通じて接続され、前記ガス吸着槽30
で処理されたガスを吸引し、無害化された浄化ガスを大
気に放出するようになっている。
【0028】前記冷却外気取り入れ供給装置33は、図
3に示すように、外気取り入れ口34と、電磁弁35
と、空気量の制御弁36とを備えている。また、この冷
却外気取り入れ供給装置33は前記載置台1に取り付け
られていて、空気量の制御弁36および空気送り込み配
管37を介して保温槽8の内部の下部に冷却空気を送り
込み、固化槽20内の溶融された被処理物を冷却し、固
化させるようになっている。
【0029】前記制御装置38は、電熱ヒータ19、ガ
ス吸引ポンプ32、冷却外気取り入れ供給装置33の送
風機(図示せず)および空気量の制御弁36等の制御回
路を備え、これらの機器を制御するように構成されてい
る。また、この制御装置38には前記操作盤14が接続
されている。
【0030】次に、前記構成にかかる廃樹脂の溶融,固
化装置の作用に関連して本発明方法の一実施例を説明す
る。
【0031】この実施例において取り扱う被処理物は、
使用済み注射針付き注射器等の樹脂製の容器である。し
たがって、これの処理には安全性と衛生性に注意を払う
必要がある。
【0032】そこで、まず前述のごとき樹脂を主体とし
た被処理物を処理するに当たって、キャスタ2を介して
装置全体を被処理物の保管場所近くまで移動させる。
【0033】また、固化槽20内の底部に、金属板また
は金網製の保護容器23をセットする。一方、樹脂製の
収納容器24内に被処理物を所定量収納する。そして、
前記被処理物を入れた収納容器24を固化槽20に納め
る。
【0034】さらに、外装ケース3の蓋体5を開け、保
温槽8の蓋体10を取り外し、前記保護容器23および
被処理物を入れた収納容器24を納めた固化槽20をつ
る22を使って吊り下げ、外装ケース3の開口部4およ
び保温槽8の開口部9を通じて保温槽8の内部に入れ、
支持フレーム18に支持された電熱ヒータ19上に設置
する。
【0035】ついで、図1に示すように、固化槽20の
つる22を倒し、固化槽20内の被処理物の上に脱空気
用プレス板25を載せる。また、保温槽8の開口部9に
蓋体10を被嵌し、この蓋体10をクランプ12で止め
る。
【0036】外装ケース3の開口部4に蓋体5を装着
し、開口部4を閉じる。この状態で、保温槽8に取り付
けられた操作盤14の運転開始時に作業者が押す押し釦
15を押す。この押し釦15を押すと、制御装置38の
電熱ヒータ用の点弧側のスイッチがONとなり、電熱ヒ
ータ19に点弧される。
【0037】前述のごとく、電熱ヒータ19に点弧する
と、固化槽20が加熱され、これの内部に入れた樹脂製
の収納容器24と、廃樹脂である被処理物とが加熱,溶
融される。
【0038】そして、固化槽20に入れかつ被処理物上
に載せた脱空気用プレス板25により、固化槽20内の
上層部の被処理物が加圧され、沈下する。このとき、被
処理物の中に入っていた空気と、被処理物の溶融途中で
発生する発生ガスとが脱空気用プレス板25により追い
出され、脱空気用プレス板25に設けられた空気逃げ孔
26を通じて保温槽8内に逃がされる。前記被処理物の
中に入っていた空気や、被処理物の溶融途中で発生する
発生ガスを速やかに追い出さないと、伝熱効率が悪く、
廃樹脂である被処理物の溶融に長時間を要する。その
点、この実施例では固化槽20内の下層部から溶融が進
行するに伴い、脱空気用プレス板25により被処理物を
加圧し、沈下させると同時に、被処理物の中に入ってい
た空気と、被処理物の溶融途中で発生する発生ガスとを
追い出すようにしているので、被処理物の溶融能率を高
めることができる。
【0039】前述のごとく、被処理物の中に入っていて
追い出された空気と、被処理物の溶融途中で発生して追
い出された発生ガスとは、密閉状の保護層8内にいった
ん封じ込められ、これらの空気と発生ガスとにより保温
槽8内が高温雰囲気に保持される。保温槽内の内圧の異
常昇圧を防ぐため、且つ、汚染空気をそのままでは外気
へ放出できないため、ガスを高温のヒーター槽内部を通
過接触、瞬間滅菌し、吸着槽へリークする。
【0040】被処理物の加熱,溶融時、被処理物中に一
部鋭利な角を持った金属片、イラストマーおよび注射針
等の夾雑物がある場合、その夾雑物は金属板または金網
等で形成された保護容器23で受け止められる。これに
より、樹脂塊の造成時に、その樹脂塊の表面に被処理物
の夾雑物が突出しないようにする。
【0041】被処理物の加熱,溶融が進むに伴い、脱空
気用プレス板25が下降して行くが、所定位置まで下降
すると、脱空気用プレス板25は固化槽20の深さ方向
の下部寄りの位置に設けられた段部21で受け止められ
る。これにより、樹脂塊の造成時に、その樹脂塊に脱空
気用プレス板25が付着しないようにする。
【0042】被処理物の加熱,溶融完了後、設定時間、
固化槽20内を高温状態に保ち、溶融した被処理物を熟
成する。これにより、被処理物が医療用の樹脂製容器の
場合であっても、国の指針に沿って完全に滅菌し、樹脂
塊に造成したときに衛生上安全なものとなし得る。
【0043】溶融した被処理物を設定時間熟成後、電熱
ヒータ19を消弧し、図3に示すガス吸引ポンプ32を
起動させ、保温槽8内の上部から空気および発生ガスを
ガス吸引ノズル28、ガス取り込み配管29を通じてガ
ス吸着槽30に取り込む。このガス吸着槽30は、上段
槽30aおよび下段槽30bの2連式に構成されかつ各
段の槽内には吸着材が装着されており、前記ガス吸着槽
30内に取り込まれた発生ガスに含まれている有害成分
が吸着材に吸着され、浄化される。前記ガス吸着槽30
で浄化され、無害化されたガスは、ガス吸着槽30の下
段槽30bからガス吸引配管31を通じてガス吸引ポン
プ32に吸引され、大気に放出される。
【0044】前述のごとく、保温槽8内の空気および発
生ガスを吸引する一方、図3に示す冷却外気取り入れ供
給装置33を起動させ、外気取り入れ口34を通じて冷
却用の外気を取り入れ、制御弁36により空気量を制御
し、空気送り込み配管37を通じて保温槽8の下部から
冷却用の空気を送り込み、固化槽20内で溶融状態の被
処理物を冷却し、固化させる。
【0045】以上のように、この実施例では保温槽8内
の上部より高温の空気および発生ガスを吸引し、取り出
した後、保温槽8の内部に冷却用の空気を送り込み、固
化槽20内の被処理物を冷却するようにしているので、
冷却効率の向上を図ることができる。
【0046】冷却空気により固化槽20内の被処理物を
冷却し、固化させることにより、被処理物が収縮し、樹
脂塊が造成される。
【0047】前記樹脂塊をほぼ所定の温度まで冷却した
後、冷却外気取り入れ供給装置33を停止させる。この
停止は自動でも、手動でも良い。その後、外装ケース3
の蓋体5を開け、保温槽8の蓋体10のクランプ12を
解き、その蓋体10を取り外す。ついで、樹脂塊が入っ
ている固化槽20を、保温槽8の開口部9、および外装
ケース3の開口部4を通じて外装ケース3から取り出
す。引き続き被処理物を処理する場合は、固化槽20か
ら脱空気用プレス板25と、樹脂塊とを取り出した後、
新たに樹脂製の収納容器24に廃樹脂である被処理物を
入れ、その収納容器24を固化槽20に入れて前述の処
理工程を繰り返して行う。
【0048】また、前記造成された樹脂塊は、リサイク
ルに供する。
【0049】さらに、具体的な実施例について列挙す
る。
【0050】{実施例1} この実施例1によれば、被処理物を約4分の1に減容し
た樹脂塊を得ることができた。
【0051】{実施例2} この実施例2においても、被処理物を約4分の1に減容
した樹脂塊を得ることができた。
【0052】{実施例3} この実施例3によれば、刺し針つき注射器である被処理
物を約4.5分の1に減容でき、かつ国の安全ガイドラ
インに沿って完全に滅菌された樹脂塊を得ることができ
た。
【0053】ところで、本発明では熱源として電熱ヒー
タ19に代えて他の熱源を用いてもよい。
【0054】また、脱空気用プレス板25の受け止め手
段は、段部21に限らず、固化槽20の一部分をテーパ
面としてもよく、また同一円周上に複数個の突起を設け
てもよい。
【0055】さらに、溶融された被処理物の冷却媒体と
して、空気に限らず、水を用いてもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の発明では、樹脂を主体とした被処理物を金属製の
固化槽に入れ、この固化槽を加熱することによって被処
理物を加熱,溶融させるとともに、固化槽内の上部より
被処理物を加圧し、固化槽内の被処理物の下層部が溶融
されるに伴い、被処理物の上層部を沈下させ、かつ被処
理物の中に入っていた空気と、被処理物の溶融途中で発
生する発生ガスを追い出すようにしているので、被処理
物を能率よく溶融させ得る効果があり、被処理物の溶融
後、設定時間保温するようにしているので、被処理物が
医療用の樹脂容器であっても、国の安全ガイドラインに
沿って完全に滅菌し、衛生上全く問題がないように処理
し得る効果があり、溶融した被処理物を冷却,固化さ
せ、樹脂塊に造成するようにしているので、被処理物を
大幅に減容し得る効果があり、樹脂塊をリサイクルに供
し得る効果もある。
【0057】また、本発明の請求項2記載の発明では、
密閉容器である保温槽と、金属製の固化槽と、熱源と、
大重量の脱空気用プレス板と、被処理物から発生する発
生ガスのガス吸着槽およびガス吸引ポンプと、溶融した
被処理物の冷却媒体の供給装置とを備え、樹脂を主体と
した被処理物を前記固化槽に入れ、その固化槽を前記保
温槽に収容し、かつ前記熱源の上部に設置し、前記固化
槽内の被処理物を固化槽の下部より熱源により加熱,溶
融させ、このとき前記脱空気用プレス板により被処理物
をその上部より加圧し、被処理物の下層部が溶融するに
伴い、上層部を沈下させると同時に、被処理物の中に入
っていた空気と、被処理物の溶融途中で発生する発生ガ
スとを追い出し、被処理物の加熱滅菌、溶融後、前記保
温槽内で設定時間熟成し、熟成後、ガス吸引ポンプによ
り保温槽内の空気および発生ガスを吸引し、ガス吸着槽
により発生ガス中の有害成分を吸着し、浄化する一方、
冷却媒体の供給装置により保温槽内へ冷却媒体を送り込
み、固化槽内で溶融された被処理物を冷却,固化し、樹
脂塊を造成するようにしているので、前記本発明方法を
簡単で取り扱いやすい設備により、的確に実施し得る効
果がある。
【0058】さらに、本発明の請求項3記載の発明で
は、金属または金網製の保護容器と、樹脂製の収納容器
とを備え、前記保護容器を固化槽内の底部に収容し、被
処理物を収納容器に収納したうえで固化槽内に入れるよ
うにしているので、廃樹脂に一部鋭利な角を持った金属
片、イラストマーおよび注射針等の夾雑物が入っている
ような被処理物であっても、安全に取り扱い得る効果が
あり、被処理物が溶融する過程で、保護容器により前記
夾雑物を受け止め、溶融後、冷却,固化された樹脂塊の
表面に前記夾雑物が突出しないようにしているので、樹
脂塊をも安全に取り扱い得る効果がある。
【0059】さらにまた、本発明の請求項4記載の発明
では、固化槽の深さ方向の所定位置に、脱空気用プレス
板の受け止め手段を設け、固化槽内の被処理物が下層部
から加熱,溶融されるに伴い、脱空気用プレス板が被処
理物を加圧しながら下降したとき、その脱空気用プレス
板を受け止め手段で受け止め、固化槽内で溶融後、冷
却,固化された樹脂塊に脱空気用プレス板が付着し一体
化しないようにしているので、被処理物の処理後に、脱
空気用プレス板と樹脂塊とを固化槽から簡単に取り出す
ことができ、使い勝手の向上を図り得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】廃樹脂の溶融,固化装置全体の概要を示す一部
破断正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】廃樹脂の溶融,固化装置の系統図である。
【図4】固化槽の縦断面図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】脱空気用プレス板の縦断面図である。
【図7】図6の平面図である。
【符号の説明】 1 載置台 3 外装ケース 8 保温槽 14 操作盤 19 熱源である電熱ヒータ 20 固化槽 21 脱空気用プレス板の受け止め手段である段部 23 金属板または金網製の保護容器 24 樹脂製の収納容器 25 脱空気用プレス板 26 空気逃げ孔 29 ガス取り込み配管 30 ガス吸着槽 31 ガス吸引配管 32 ガス吸引ポンプ 33 冷却媒体の供給装置である冷却外気取り入れ供給
装置 38 制御装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B09B 3/00 303G

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済み注射針を含む注射器等樹脂を主
    体とした被処理物を固化槽に入れ、固化槽を加熱するこ
    とによって被処理物を加熱,溶融させるとともに、固化
    槽内の上部より被処理物を加圧し、固化槽内の被処理物
    の下層部が溶融されるに伴い上層部を沈下させ、かつ被
    処理物の中に入っていた空気と、被処理物の溶融途中で
    発生する発生ガスとを追い出し、医療機関で感染性菌に
    汚染された注射器等を必要充分条件で加熱滅菌処理し、
    被処理物の溶融後、設定時間保温し熟成した後、溶融し
    た被処理物を冷却,固化させ、樹脂塊を造成した後、固
    化槽から樹脂塊を取り出すことを特徴とする廃樹脂の溶
    融,固化方法。
  2. 【請求項2】 密閉容器である保温槽と、 金属製で内部に被処理物を入れ、保温槽内に設置される
    固化槽と、 前記固化槽の下部側から加熱し、固化槽内の被処理物を
    溶融させる熱源と、 大重量に形成されかつ前記固化槽内の被処理物上に載置
    され、固化槽内の被処理物の下層部が溶融されるに伴い
    被処理物の上層部を加圧し、被処理物の中に入っていた
    空気と、溶融途中で被処理物から発生する発生ガスとを
    追い出す脱空気用プレス板と、 前記空気と発生ガスを通過させ滅菌するヒーター槽と、 前記保温槽内から吸引された発生ガス中の有害成分を吸
    着し、浄化するガス吸着槽、および前記保温槽内から前
    記空気と発生ガスとを吸引するガス吸引ポンプと、 前記固化槽の回りに冷却媒体を送り込み、固化槽内で溶
    融された被処理物を冷却し固化させる冷却媒体の供給装
    置と、 運転中の所定時間は蓋扉が開放できないロック装置と、
    を備えて構成したことを特徴とする廃樹脂の溶融,固化
    装置。
  3. 【請求項3】 前記固化槽内の底部に、金属板または金
    網製の保護容器を収容し、樹脂製の収納容器に被処理物
    を収納し、その収納容器を固化槽内に入れ、廃樹脂に夾
    雑物が入っている危険性を有する被処理物を処理するよ
    うにしたことを特徴とする請求項2記載の廃樹脂の溶
    融,固化装置。
  4. 【請求項4】 前記固化槽の深さ方向の所定位置に、脱
    空気用プレス板の受け止め手段を設けたことを特徴とす
    る請求項2記載の廃樹脂の溶融,固化装置。
JP10408996A 1996-03-28 1996-03-28 廃樹脂の溶融,固化方法および装置 Pending JPH09262277A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007252986A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Minoru Sasaki 排出物処理用移動体
JP2007302039A (ja) * 2006-05-09 2007-11-22 Minoru Sasaki 排出物処理用移動体

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JP2007252986A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Minoru Sasaki 排出物処理用移動体
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