JPH09263667A - 塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

塩化ビニル系樹脂組成物

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JPH09263667A
JPH09263667A JP7412996A JP7412996A JPH09263667A JP H09263667 A JPH09263667 A JP H09263667A JP 7412996 A JP7412996 A JP 7412996A JP 7412996 A JP7412996 A JP 7412996A JP H09263667 A JPH09263667 A JP H09263667A
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JP
Japan
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vinyl chloride
chloride resin
resin composition
molding
parts
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JP7412996A
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English (en)
Inventor
Hironobu Nakamura
裕信 中村
Katsuhiro Nakazato
克大 中里
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の押出成形や射出成形による成形が可能
であって、かつ長時間連続生産してもビルドアップが発
生し難く、得られる成形体の外観が良好(表面平滑性を
有し色むらがない)な塩化ビニル系樹脂組成物を提供す
る。 【解決手段】 塩化ビニル系樹脂、鉛系安定剤、フライ
アッシュ及び白色充填剤からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩化ビニル系樹脂
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、塩化ビニル系樹脂組成物は、耐衝
撃性、耐熱性等の物理的性質、耐溶剤性、耐酸性、耐ア
ルカリ性等の化学的性質が優れていることから、建材、
管材等の幅広い用途に用いられている。特に、管材の用
途の中でも、下水道の需要は、環境整備等の理由から今
後とも増加していくものと予想されている。下水道に使
用される塩化ビニル管は、JISによって規格が定めら
れているが、規格に合格する製品を、より効率的に、よ
り美麗に、より安価に提供するために鋭意検討が行われ
ている。
【0003】例えば、安価に製造するために、塩化ビニ
ル系樹脂の安定剤として鉛系安定剤の使用が主流となっ
ているが、鉛系安定剤を使用した場合、加熱溶融が遅く
なったり、表面の光沢が出にくくなるという問題点があ
った。このような問題点の解決策の一つとして、加工助
剤を添加する方法が挙げられるが、原料コストが上昇す
るため好ましくない。
【0004】また、炭酸カルシウム等の充填剤の添加も
効果があるが、金型やバレルに付着し成形体の表面が粗
くなったり、付着物を除去するための分解、掃除が必要
であり、多量に添加できないという問題点があった。
【0005】さらに、塩化ビニル管は、JIS規格(J
IS K6741)によって、色が灰色に規定されてお
り、そのため顔料が添加されている。しかし、一般にそ
の添加量が少ないために、色むらが出易くなったり、ビ
ルドアップが発生して長時間の連続生産に適さないとい
う問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みてなされたものであり、その目的は、通常の押出成
形や射出成形による成形が可能であって、かつ長時間連
続生産してもビルドアップが発生し難く、外観が良好
(表面平滑性を有し色むらがない)で、JIS規格の灰
色を満足する成形体が得られる塩化ビニル系樹脂組成物
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の塩化ビニル系樹
脂組成物は、塩化ビニル系樹脂、鉛系安定剤、フライア
ッシュ及び白色充填剤からなることを特徴とするもので
ある。
【0008】本発明で用いられる塩化ビニル系樹脂とし
ては、とくに制限はなく、例えば、塩化ビニルの単独重
合体、塩化ビニルと塩化ビニル以外の重合性単量体との
共重合体、塩化ビニル以外の重合体に塩化ビニルをグラ
フトさせたグラフト共重合体;これらの(共)重合体を
従来公知の方法で後塩素化して得られる塩素化塩化ビニ
ル系樹脂;前記(共)重合体の混合物や前記(共)重合
体と塩素化塩化ビニル系樹脂との混合物等が挙げられ
る。
【0009】上記塩化ビニル以外の重合性単量体として
は、反応性二重結合を有するものであれば特に限定され
ず、例えば、エチレン、プロピレン、ブチレン等のα−
オレフィン類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビ
ニルエステル類;ブチルビニルエーテル、セチルビニル
エーテル等のビニルエーテル類;メチルアクリレート、
エチルアクリレート等のアクリル酸エステル類;メチル
メタクリレート、エチルメタクリレート、フェニルメタ
クリレート等のメタクリル酸エステル類;スチレン、α
−メチルスチレン等の芳香族ビニル類;塩化ビニリデ
ン、ふっ化ビニル等のハロゲン化ビニル類;N−フェニ
ルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド等のN−
置換マレイミド類などが挙げら、これらは単独で用いら
れてもよく、二種以上が併用されてもよい。
【0010】上記グラフト共重合体に使用される上記塩
化ビニル以外の重合体としては、特に限定されず、例え
ば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル−一酸化炭素共重合体、エチレン−エチルアクリレ
ート共重合体、エチレン−エチルアクリレート−一酸化
炭素共重合体、エチレン−メチルメタクリレート共重合
体、エチレン−プロピレン共重合体、アクリロニトリル
−ブタジエン共重合体、ポリウレタン樹脂、塩素化ポリ
エチレン樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂等が挙げら
れ、これらは単独で用いられてもよく、二種以上が併用
されてもよい。
【0011】上記塩化ビニル系樹脂の平均重合度は、小
さくなると得られる成形体の機械的物性特に耐衝撃性が
低下し、大きくなると成形時の溶融粘度が高くなって成
形が困難となるので、400〜1,500が好ましく、
より好ましくは500〜1,200である。
【0012】本発明で使用される鉛系安定剤は、成形時
に塩化ビニル系樹脂が分解して着色するのを防止するた
めに添加される熱安定剤であって、例えば、三塩基性硫
酸鉛、二塩基性亜硫酸鉛、ステアリン酸亜鉛等が挙げら
れる。これらは単独で用いられてもよく、二種以上が併
用されてもよい。また、上記鉛系安定剤は、ステアリン
酸カルシウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸亜
鉛等の金属石鹸系安定剤と併用することができる。
【0013】上記鉛系安定剤の添加量は、少なくなると
熱安定化効果が小さくなるため分解や着色を生じ、一定
量以上多くなると熱安定化効果が飽和状態となる上に、
塩化ビニル系樹脂のゲル化が遅くなり外観や物性が低下
するので、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して1〜
8重量部に制限され、好ましくは2.5〜6重量部であ
る。
【0014】本発明で使用されるフライアッシュは、ゲ
ル化を促進すると共に顔料を代替するために用いられも
のであって、一種の廃棄物であり低価格であるため、樹
脂組成物の価格低減化に寄与する。フライアッシュの粒
径は、特に限定されないが、小さくなると原料投入時や
混合時に飛散し易くなり、大きくなると成形体の外観が
損なわれるので、平均粒径0.1〜30μmが好まし
い。
【0015】上記フライアッシュの添加量は、少なくな
るとゲル化促進効果が小さくなると共に灰色が発現し難
くなり、多くなると成形時の溶融粘度が大きくなり過ぎ
て成形が困難となるので、塩化ビニル系樹脂100重量
部に対して5〜100重量部に制限され、好ましくは1
0〜50重量部である。
【0016】本発明で使用される白色充填剤は、ゲル化
を促進すると共に顔料を代替するために用いられもので
あって、例えば、炭酸カルシウム、タルク、酸化チタン
が挙げられる。これらは単独で用いられてもよく、二種
以上が併用されてもよい。上記白色充填剤の中で、タル
クはビルドアップなく長時間連続運転できるので最も好
ましい。
【0017】上記白色充填剤は、フライアッシュと併用
することによって、JIS規格(JIS K6741)
を満足する灰色を発現することができる。白色充填剤の
形状や粒径、表面処理状態等は、特に限定されないが、
粒径は、小さくなると原料投入時や混合時に飛散し易く
なり、大きくなると成形体の外観が悪くなるので、平均
粒径0.1〜30μmが好ましい。
【0018】上記白色充填剤の添加量は、少なくなると
フライアッシュの濃い灰色を呈してJIS規格の灰色を
満足することができず、多くなると成形時の溶融粘度が
大きくなり過ぎて成形が困難となるので、塩化ビニル系
樹脂100重量部に対して5〜100重量部に制限さ
れ、好ましくは10〜50重量部である。
【0019】本発明の塩化ビニル系樹脂組成物には、必
要に応じて、成形性や熱安定性を向上させるために、補
助熱安定剤、滑剤、加工助剤、充填剤、顔料等が適宜添
加されてもよい。
【0020】上記補助熱安定剤としては、例えば、エポ
キシ化合物、有機亜燐酸エステル、フェノール誘導体、
多価アルコール等が挙げられる。
【0021】上記滑剤としては、例えば、パラフィンワ
ックス、ポリエチレンワックス及びこれらの酸付加物;
空気酸化物である脂肪族炭化水素系化合物;ステアリル
アルコール等の高級脂肪族アルコール類;ステアリン
酸、ヒドロキシステアリン酸等の高級脂肪酸類;ブチル
ステアレート等のモノアルコール脂肪酸エステル類;グ
リセリンモノステアレート、グリセリントリステアレー
ト等の多価アルコール脂肪酸エステル類;ステアリン酸
アミド、エチレンビスステアリン酸アミド等の脂肪酸ア
ミド類などが挙げられる。
【0022】上記加工助剤としては、例えば、ポリメチ
ルメタクリレート等のアクリル系材料、上記充填剤とし
ては、例えば、炭酸カルシウム、クレー、マイカ等の無
機材料が、それぞれ挙げられる。
【0023】本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は、成形
に際して粉体又は造粒したペレットのいずれの形態で使
用してもよい。上記塩化ビニル系樹脂組成物から成形体
を得る方法としては、従来公知の成形方法が採用可能で
あり、例えば、下水道パイプは押出成形によって製造す
ることができ、下水道パイプ用継手は射出成形によって
製造することができる。押出成形に使用される押出機と
しては、任意のものが使用でき、例えば、単軸押出機、
コニカル二軸押出機、パラレル二軸押出機等が挙げられ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を説明す
る。 (実施例1〜5、比較例1〜5)表1及び2に示す配合
量の、塩化ビニル樹脂(徳山積水社製、重合度100
0)、鉛系安定剤(三塩基性硫酸鉛とステアリン酸鉛を
重量比2:1で混合したもの)、フライアッシュ(小野
田セメント社製「スーパーフロー」)、炭酸カルシウム
(白石工業社製「ホワイトン305」)、タルク(富士
タルク社製「SP−40」)、酸化チタン(堺化学社製
「R−25」)、ステアリン酸(日本油脂社製「桜
印」)及び顔料(大日本インキ社製、グレー)をスーパ
ーミキサーに供給して攪拌混合し、塩化ビニル系樹脂組
成物を得た。この塩化ビニル系樹脂組成物をコニカル二
軸押出機(長田製作所製「SLM−50」)を使用し
て、下記の押し出し条件で外径20mmの塩化ビニル樹
脂製パイプを押出成形した。 (バレル温度) C1 :150℃、C2 :160℃、C3 :180℃、C
4 :905℃ H:190℃ (金型温度) AD:195℃、D1 :200℃ 押出量:30kg/時間
【0025】上記実施例及び比較例において成形性及び
得られたパイプの外観につき、下記の評価を行い、その
結果を表1及び2に示した。 (1)成形性 成形時の負荷及びビルドアップの状態につき評価した。
ビルドアップの状態は、押出成形開始後1時間後を経過
してから成形を中止し、金型を解体して付着物の有無を
目視観察した。 (2)外観 色はJIS規格に規定された灰色を満足し、かつ色むら
のないものを合格とした。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】比較例1において、成形開始後まもなく
「やけ」が発生したので、成形を中止したため負荷やビ
ルドアップの評価ができなかった。また、比較例3にお
いて、成形開始後まもなく過負荷により成形機が自動停
止したため、ビルドアップの評価ができなかった。
【0029】
【発明の効果】本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は、上
述の構成であり、通常の成形機による成形が可能であっ
て、長時間連続生産してもビルドアップが発生し難くい
ので、表面平滑性を有すると共に色むらがなく、かつJ
IS規格に規定された灰色を満足し、外観が良好な下水
道パイプを提供する。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 3/34 KGN C08K 3/34 KGN F16L 9/12 F16L 9/12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塩化ビニル系樹脂100重量部、鉛系安定
    剤1〜8重量、フライアッシュ5〜100重量及び白色
    充填剤5〜100重量からなることを特徴とする塩化ビ
    ニル系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】請求項1記載の白色充填剤が、炭酸カルシ
    ウム、タルク及び酸化チタンから選ばれる少なくとも1
    種であることを特徴とする塩化ビニル系樹脂組成物。
JP7412996A 1996-03-28 1996-03-28 塩化ビニル系樹脂組成物 Pending JPH09263667A (ja)

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