JPH09264507A - 薬液注入装置 - Google Patents
薬液注入装置Info
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- JPH09264507A JPH09264507A JP8076595A JP7659596A JPH09264507A JP H09264507 A JPH09264507 A JP H09264507A JP 8076595 A JP8076595 A JP 8076595A JP 7659596 A JP7659596 A JP 7659596A JP H09264507 A JPH09264507 A JP H09264507A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 流体の種類とは無関係に、その流体に流量比
例注入方式で薬液を注入することができる薬液注入装置
を提供する。 【解決手段】 管路内を流れる流体に流量比例方式で薬
液を注入する装置であって、管路1に配設された流速セ
ンサ3、ならびに、この流速センサ3からの流速信号が
入力されるインバータ4aと、インバータ4aからの信
号に基づいて薬液の吐出量を比例制御する薬液注入ポン
プ4dと、薬液注入ポンプ4dからの吐出薬液を管路1
内に注入する薬液注入路gとから成る薬液注入機構4を
備えている。
例注入方式で薬液を注入することができる薬液注入装置
を提供する。 【解決手段】 管路内を流れる流体に流量比例方式で薬
液を注入する装置であって、管路1に配設された流速セ
ンサ3、ならびに、この流速センサ3からの流速信号が
入力されるインバータ4aと、インバータ4aからの信
号に基づいて薬液の吐出量を比例制御する薬液注入ポン
プ4dと、薬液注入ポンプ4dからの吐出薬液を管路1
内に注入する薬液注入路gとから成る薬液注入機構4を
備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薬液注入装置に関
し、更に詳しくは、流量比例注入方式によって、対象と
する流体に比較的高精度で薬液を注入することができる
新規構造の薬液注入装置に関する。
し、更に詳しくは、流量比例注入方式によって、対象と
する流体に比較的高精度で薬液を注入することができる
新規構造の薬液注入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばボイラ給水系においては、その給
水管に流れる供給水にスケール防止剤、脱酸素剤、復水
処理剤のような薬液を注入してボイラ内におけるスケー
ル障害や腐食障害などを防止する処置が採られている。
その場合、薬液注入に関しては、供給水の水質に対応し
て薬液注入量が所定の管理幅に入るように管理される。
この管理幅より少ない薬液注入量である場合には、薬液
注入の目的が完全に達成されず、逆に管理幅より多い薬
液注入量にすると、経済的にコスト高を招き、同時に過
剰な薬液により供給水に別の不都合が生ずるようになる
からである。
水管に流れる供給水にスケール防止剤、脱酸素剤、復水
処理剤のような薬液を注入してボイラ内におけるスケー
ル障害や腐食障害などを防止する処置が採られている。
その場合、薬液注入に関しては、供給水の水質に対応し
て薬液注入量が所定の管理幅に入るように管理される。
この管理幅より少ない薬液注入量である場合には、薬液
注入の目的が完全に達成されず、逆に管理幅より多い薬
液注入量にすると、経済的にコスト高を招き、同時に過
剰な薬液により供給水に別の不都合が生ずるようになる
からである。
【0003】ところで、上記した薬液注入量を前記管理
幅内で適正な値に管理するためには、まずもって、管路
内を流れる流体の流量を正確に測定することが必要であ
る。そして、この測定された流量に目標とする薬液注入
率を積算して薬液注入量が決定される。ついで、例えば
薬液注入ポンプなどを動作させることにより、所定量の
薬液が流体に注入される。
幅内で適正な値に管理するためには、まずもって、管路
内を流れる流体の流量を正確に測定することが必要であ
る。そして、この測定された流量に目標とする薬液注入
率を積算して薬液注入量が決定される。ついで、例えば
薬液注入ポンプなどを動作させることにより、所定量の
薬液が流体に注入される。
【0004】このとき、薬液注入の過程で管路内を流れ
る流体の流量が一定であれば、薬液の注入量も一定値と
して管理すればよい。しかしながら、実際問題として
は、流体の流量は常時一定であるとはいえず、時々刻々
と変動しているので次のような不都合が発生する。例え
ば、ボイラ給水系の場合、給水ポンプとしては一般に渦
巻ポンプが使用されているが、このポンプの場合、例え
ばボイラ圧力が変動すると給水流量は当該ポンプの性能
曲線から大幅に変動することがあるため正確な給水流量
を測定することができず、したがって、正確な薬液注入
量を管理することが困難になる。
る流体の流量が一定であれば、薬液の注入量も一定値と
して管理すればよい。しかしながら、実際問題として
は、流体の流量は常時一定であるとはいえず、時々刻々
と変動しているので次のような不都合が発生する。例え
ば、ボイラ給水系の場合、給水ポンプとしては一般に渦
巻ポンプが使用されているが、このポンプの場合、例え
ばボイラ圧力が変動すると給水流量は当該ポンプの性能
曲線から大幅に変動することがあるため正確な給水流量
を測定することができず、したがって、正確な薬液注入
量を管理することが困難になる。
【0005】このような問題に対しては、流体の流量が
変動した場合には、その変動量に比例した量だけ薬液の
注入量を増減させることにより、流体に対する薬液注入
率を所定値に管理する流量比例注入方式が最適であるこ
とが知られている。そして、流体の種類によっては、現
実に、この方式を採用することが行われている。この流
量比例注入方式で使用されている流量計としては、従来
から、例えば、電磁流量計,オーバル形を典型例とする
ギヤー式流量計,パドル式流量計,超音波流量計などが
知られている。
変動した場合には、その変動量に比例した量だけ薬液の
注入量を増減させることにより、流体に対する薬液注入
率を所定値に管理する流量比例注入方式が最適であるこ
とが知られている。そして、流体の種類によっては、現
実に、この方式を採用することが行われている。この流
量比例注入方式で使用されている流量計としては、従来
から、例えば、電磁流量計,オーバル形を典型例とする
ギヤー式流量計,パドル式流量計,超音波流量計などが
知られている。
【0006】しかしながら、これら流量計には次のよう
な問題があり、実使用に際しての難点がある。例えば、
電磁流量計は、対象とする流体が純水や油のように非導
電性の流体である場合には作動せず、また対象流体が導
電性であっても、その流速が0.25m/sec以下である
場合には測定誤差が非常に大きくなって事実上使用する
ことはできない。
な問題があり、実使用に際しての難点がある。例えば、
電磁流量計は、対象とする流体が純水や油のように非導
電性の流体である場合には作動せず、また対象流体が導
電性であっても、その流速が0.25m/sec以下である
場合には測定誤差が非常に大きくなって事実上使用する
ことはできない。
【0007】また、ギヤー式流量計やパドル式流量計の
場合は、その機構内に回転部が組み込まれているため、
対象とする流体が、繊維成分を含む汚泥であったり、ま
た粘性の高い流体であったりすると、前記回転部が駆動
しなくなって実使用は不可能になる。更に、超音波流量
計の場合、そのセンサ部を配管外壁に密着させる必要が
あるため耐候性や取り付け方法に問題があり、実使用時
にセンサ機能を消失することが頻発するため、仮設では
使用できても工業設備に組み込む流量計としての実用価
値はほとんどないといってよい。
場合は、その機構内に回転部が組み込まれているため、
対象とする流体が、繊維成分を含む汚泥であったり、ま
た粘性の高い流体であったりすると、前記回転部が駆動
しなくなって実使用は不可能になる。更に、超音波流量
計の場合、そのセンサ部を配管外壁に密着させる必要が
あるため耐候性や取り付け方法に問題があり、実使用時
にセンサ機能を消失することが頻発するため、仮設では
使用できても工業設備に組み込む流量計としての実用価
値はほとんどないといってよい。
【0008】このように、従来から知られている流量計
は、いずれも実用性に乏しく、そして高価でもある。そ
のため、薬液の注入に関しては流量比例注入方式が最適
であると知られていても、その方式を可能たらしめる前
提条件の流量測定において上記したような難点があるこ
とにより、流体への薬液注入に関しては、流量比例注入
方式の普及が遅れていた。
は、いずれも実用性に乏しく、そして高価でもある。そ
のため、薬液の注入に関しては流量比例注入方式が最適
であると知られていても、その方式を可能たらしめる前
提条件の流量測定において上記したような難点があるこ
とにより、流体への薬液注入に関しては、流量比例注入
方式の普及が遅れていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、管路内を流
れる流体の種類や性状を問わず、その流体の流量を正確
に測定し、もって流量比例注入方式によって当該流体に
所定の薬液注入率で薬液を注入することができる薬液注
入装置の提供を目的とする。
れる流体の種類や性状を問わず、その流体の流量を正確
に測定し、もって流量比例注入方式によって当該流体に
所定の薬液注入率で薬液を注入することができる薬液注
入装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記した目
的を達成するために鋭意研究を重ねる過程で、対象とす
る流体が流れている管路の断面積が一定値(s)である
とすれば、そこに充満した状態で流れている流体の流量
は、流体の流速(v)と管路の断面積の積、すなわち、
s×vとして算出されることに着目した。
的を達成するために鋭意研究を重ねる過程で、対象とす
る流体が流れている管路の断面積が一定値(s)である
とすれば、そこに充満した状態で流れている流体の流量
は、流体の流速(v)と管路の断面積の積、すなわち、
s×vとして算出されることに着目した。
【0011】したがって、前記したように高価でしかも
様々な問題点を有している流量計を用いて、直接、流体
の流量を測定しなくても、その流体を断面積が一定の管
路に流し続けた状態でその流速を測定すれば、間接的に
せよ、正確に流体の流量を把握することができることに
なる。本発明者は、上記着想に基づき、後述する流速セ
ンサを用いることにより、薬液の流量比例注入方式を可
能とする本発明の薬液注入装置を開発するに至った。
様々な問題点を有している流量計を用いて、直接、流体
の流量を測定しなくても、その流体を断面積が一定の管
路に流し続けた状態でその流速を測定すれば、間接的に
せよ、正確に流体の流量を把握することができることに
なる。本発明者は、上記着想に基づき、後述する流速セ
ンサを用いることにより、薬液の流量比例注入方式を可
能とする本発明の薬液注入装置を開発するに至った。
【0012】すなわち、本発明の薬液注入装置は、管路
内を流れる流体に流量比例注入方式によって薬液を注入
する薬液注入装置であって、前記管路に配設された流速
センサ、ならびに、前記流速センサからの流速信号が入
力されるインバータと、前記インバータからの信号に基
づいて薬液の吐出量を比例制御する薬液注入ポンプと、
前記薬液注入ポンプからの吐出薬液を前記管路内に注入
する薬液注入路とから成る薬液注入機構を備えているこ
とを特徴とする。
内を流れる流体に流量比例注入方式によって薬液を注入
する薬液注入装置であって、前記管路に配設された流速
センサ、ならびに、前記流速センサからの流速信号が入
力されるインバータと、前記インバータからの信号に基
づいて薬液の吐出量を比例制御する薬液注入ポンプと、
前記薬液注入ポンプからの吐出薬液を前記管路内に注入
する薬液注入路とから成る薬液注入機構を備えているこ
とを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の薬液注入装置を
図1で示した基本構成図に基づいて詳細に説明する。こ
の装置は、まず、センサ部3aが所定断面積の管路1の
中を矢印方向に流れている流体2に挿入された流速セン
サ3と、この流速センサ3の出力信号が入力され、その
入力信号によって後述するように作動する薬液注入機構
4とをもって構成されている。
図1で示した基本構成図に基づいて詳細に説明する。こ
の装置は、まず、センサ部3aが所定断面積の管路1の
中を矢印方向に流れている流体2に挿入された流速セン
サ3と、この流速センサ3の出力信号が入力され、その
入力信号によって後述するように作動する薬液注入機構
4とをもって構成されている。
【0014】ここで、まず流速センサ3から説明する。
この流速センサ3としては、例えばフローキャプスター
(ウェーバ社製)として市販されている熱線式フロース
イッチが好適なものとして使用される。この熱線式流速
センサ3は、流体2の温度が−10〜80℃の範囲で作
動することができ、その先端のセンサ部3aが平坦な形
状をしている。そしてこの熱線式流速センサ3は、その
センサ部3aを管路1の管壁から例えば4〜5mm程度挿
入させた状態で管路1に配設され、当該センサ部3aを
流体2に接触させる。
この流速センサ3としては、例えばフローキャプスター
(ウェーバ社製)として市販されている熱線式フロース
イッチが好適なものとして使用される。この熱線式流速
センサ3は、流体2の温度が−10〜80℃の範囲で作
動することができ、その先端のセンサ部3aが平坦な形
状をしている。そしてこの熱線式流速センサ3は、その
センサ部3aを管路1の管壁から例えば4〜5mm程度挿
入させた状態で管路1に配設され、当該センサ部3aを
流体2に接触させる。
【0015】この熱線式流速センサ3は、後述する作動
原理によって流体2の流速を測定することができるの
で、管路1への挿入長さは上記した程度であればよく、
そのため、流速センサ3を配設したことによる流体2の
圧力損失はほとんど起こらない。この熱線式流速センサ
3は、図2で示したように、そのセンサ部3aが2個の
セラミックス基板から成るサーミスタ3A、3Bで構成
され、それぞれのサーミスタ3A、3Bは例えばSUS
304から成るシース3cで被包されることにより、流
体2からサーミスタ3A、3Bに例えば腐食作用が及ば
ないようになっている。なお、SUS304に代えて、
チタンのような耐食材料でシース3cを形成してもよ
い。
原理によって流体2の流速を測定することができるの
で、管路1への挿入長さは上記した程度であればよく、
そのため、流速センサ3を配設したことによる流体2の
圧力損失はほとんど起こらない。この熱線式流速センサ
3は、図2で示したように、そのセンサ部3aが2個の
セラミックス基板から成るサーミスタ3A、3Bで構成
され、それぞれのサーミスタ3A、3Bは例えばSUS
304から成るシース3cで被包されることにより、流
体2からサーミスタ3A、3Bに例えば腐食作用が及ば
ないようになっている。なお、SUS304に代えて、
チタンのような耐食材料でシース3cを形成してもよ
い。
【0016】一方のサーミスタ3Aは流体2の温度(T
1)を測定する。そのときの温度信号は信号線s1,s2
によって引き出される。他方のサーミスタ3Bは、ヒー
タ3bとの間で混成集積回路を構成していて、前記ヒー
タ3bで加熱されることにより、サーミスタ3Aが示す
温度(T1)よりも高い温度(T2:T2>T1)になって
いる。そして、このサーミスタ3Bの温度信号は信号線
s3,s4によって引き出される。
1)を測定する。そのときの温度信号は信号線s1,s2
によって引き出される。他方のサーミスタ3Bは、ヒー
タ3bとの間で混成集積回路を構成していて、前記ヒー
タ3bで加熱されることにより、サーミスタ3Aが示す
温度(T1)よりも高い温度(T2:T2>T1)になって
いる。そして、このサーミスタ3Bの温度信号は信号線
s3,s4によって引き出される。
【0017】そして、この熱線式流速センサ3と後述す
る配電盤4bとの間には、所定値の直流電圧(例えば、
DC24V)が駆動電圧として印加されていて、各サー
ミスタから引き出された信号線s1,s2,s3,s4の間
ではブリッジ回路(図示しない)が構成されている。こ
の熱線式流速センサ3は次のような作動原理で流速を測
定する。
る配電盤4bとの間には、所定値の直流電圧(例えば、
DC24V)が駆動電圧として印加されていて、各サー
ミスタから引き出された信号線s1,s2,s3,s4の間
ではブリッジ回路(図示しない)が構成されている。こ
の熱線式流速センサ3は次のような作動原理で流速を測
定する。
【0018】まず、測定対象の流体2が静止している場
合を考える。このとき、サーミスタ3Aは流体温度(T
1)の一定値を示す温度信号を発信し、サーミスタ3B
は温度T2の一定値を示す温度信号を発信している。し
たがって、サーミスタ3A、3B間における温度差(Δ
T)は一定値の(T2−T1)になっており、その状態で
センサ内のブリッジ回路は平衡を保っている。通常、上
記ΔTが10℃程度となるようにヒータ3bを作動させ
ておく。
合を考える。このとき、サーミスタ3Aは流体温度(T
1)の一定値を示す温度信号を発信し、サーミスタ3B
は温度T2の一定値を示す温度信号を発信している。し
たがって、サーミスタ3A、3B間における温度差(Δ
T)は一定値の(T2−T1)になっており、その状態で
センサ内のブリッジ回路は平衡を保っている。通常、上
記ΔTが10℃程度となるようにヒータ3bを作動させ
ておく。
【0019】今、管路1の中を流体2が流速vで流れた
とする。このとき、サーミスタ3Aの温度(T1)は変
化しない。したがって、発信する温度信号も以前と同じ
値を示し続ける。しかし、サーミスタ3Bの場合は、ヒ
ータ3bから供給される熱量が奪われることのなるの
で、その温度は、流体静止時の温度T2よりも低下す
る。
とする。このとき、サーミスタ3Aの温度(T1)は変
化しない。したがって、発信する温度信号も以前と同じ
値を示し続ける。しかし、サーミスタ3Bの場合は、ヒ
ータ3bから供給される熱量が奪われることのなるの
で、その温度は、流体静止時の温度T2よりも低下す
る。
【0020】したがって、サーミスタ3Aと3Bとの温
度差は、流体2が静止しているときに比べて小さくな
る。そして、このときの温度差(ΔT=T2−T1)は、
流体2の流速vに比例しており、次式: ΔT=kv (kは定数) として表示される。逆にいえば、流体2の流速は、2個
のサーミスタ3A、3Bが発信する直流の温度信号の差
として把握することができる。
度差は、流体2が静止しているときに比べて小さくな
る。そして、このときの温度差(ΔT=T2−T1)は、
流体2の流速vに比例しており、次式: ΔT=kv (kは定数) として表示される。逆にいえば、流体2の流速は、2個
のサーミスタ3A、3Bが発信する直流の温度信号の差
として把握することができる。
【0021】ところで、流体2の流速が変動すると、そ
の都度、サーミスタ3Aとサーミスタ3Bから発信され
る温度信号も、前記流速の変動幅に比例して変動する。
したがって、センサ内に形成されているブリッジ回路の
平衡関係もその都度崩れる。しかし、このセンサ3に
は、前記したように一定値の駆動電圧が印加されている
ので、ブリッジ回路は、流速の変動幅に対応するサーミ
スタ間の温度差の変動を解消して変動前の状態に復元す
るように作動する。このときのブリッジ回路の作動に必
要なエネルギーは、流速の変動を表示する前記サーミス
タ間の温度差の変動を解消するための直流または直流電
圧と比例する。したがって、センサ3はこれらのエネル
ギー値を算定し、それを流速信号として出力する。
の都度、サーミスタ3Aとサーミスタ3Bから発信され
る温度信号も、前記流速の変動幅に比例して変動する。
したがって、センサ内に形成されているブリッジ回路の
平衡関係もその都度崩れる。しかし、このセンサ3に
は、前記したように一定値の駆動電圧が印加されている
ので、ブリッジ回路は、流速の変動幅に対応するサーミ
スタ間の温度差の変動を解消して変動前の状態に復元す
るように作動する。このときのブリッジ回路の作動に必
要なエネルギーは、流速の変動を表示する前記サーミス
タ間の温度差の変動を解消するための直流または直流電
圧と比例する。したがって、センサ3はこれらのエネル
ギー値を算定し、それを流速信号として出力する。
【0022】ところで、この熱線式流速センサ3の配設
個所の近傍においては、管路1の断面積は一定であると
みなすことができる。したがって、管路1の中に充満し
た状態で流体2が流れている場合、その流体の流量は流
速の関数として把握しても支障は起こらない。すなわ
ち、熱線式流速センサ3が出力する前記流速信号は、そ
のまま、流量の信号として援用することができる。
個所の近傍においては、管路1の断面積は一定であると
みなすことができる。したがって、管路1の中に充満し
た状態で流体2が流れている場合、その流体の流量は流
速の関数として把握しても支障は起こらない。すなわ
ち、熱線式流速センサ3が出力する前記流速信号は、そ
のまま、流量の信号として援用することができる。
【0023】この熱線式流速センサ3の実使用に際して
は、通常、駆動電圧として直流電圧24Vを印加し、流
体2の流速が0〜3m/secのときに4〜20mAの直
流電流または1〜5Vの直流電圧が出力するように測定
レンジが調節される。次に、薬液注入機構4について説
明する。この薬液注入機構4は、熱線式流速センサ3の
流速信号が入力されるインバータ4aを組み込んだ配電
盤4bと、インバータ4aで変換された信号が入力され
る電動機4c、この電動機4cで駆動し、薬液タンク4
eと弁4fを介して接続されている薬液注入ポンプ4
d、および、薬液注入ポンプ4dと管路1とを結び、背
圧弁4hを備えた薬液注入路4gを有している。ここ
で、薬液注入ポンプ4dとしては、例えばプランジャー
ポンプ,ダイヤフラムポンプ,軸ネジポンプ,ギヤーポ
ンプなどの容積形ポンプが使用される。
は、通常、駆動電圧として直流電圧24Vを印加し、流
体2の流速が0〜3m/secのときに4〜20mAの直
流電流または1〜5Vの直流電圧が出力するように測定
レンジが調節される。次に、薬液注入機構4について説
明する。この薬液注入機構4は、熱線式流速センサ3の
流速信号が入力されるインバータ4aを組み込んだ配電
盤4bと、インバータ4aで変換された信号が入力され
る電動機4c、この電動機4cで駆動し、薬液タンク4
eと弁4fを介して接続されている薬液注入ポンプ4
d、および、薬液注入ポンプ4dと管路1とを結び、背
圧弁4hを備えた薬液注入路4gを有している。ここ
で、薬液注入ポンプ4dとしては、例えばプランジャー
ポンプ,ダイヤフラムポンプ,軸ネジポンプ,ギヤーポ
ンプなどの容積形ポンプが使用される。
【0024】この薬液注入機構4は次のように動作す
る。まず、熱線式流速センサ3から流速信号がインバー
タ4aに入力される。この流速信号は、前記したよう
に、管路1の中を流れる流体2の流速に比例した値の直
流電流または直流電圧である。入力信号はインバータ4
aで交流信号に変換され、電動機4cに入力される。こ
のときの入力信号の値は、前記した流速信号の値に比例
している。
る。まず、熱線式流速センサ3から流速信号がインバー
タ4aに入力される。この流速信号は、前記したよう
に、管路1の中を流れる流体2の流速に比例した値の直
流電流または直流電圧である。入力信号はインバータ4
aで交流信号に変換され、電動機4cに入力される。こ
のときの入力信号の値は、前記した流速信号の値に比例
している。
【0025】したがって、電動機4cはこの入力信号に
対応して変位する比例動作を行い、そのことによって薬
液注入ポンプ4dの薬液吐出量を比例制御する。すなわ
ち、薬液注入ポンプ4dからの薬液吐出量は、熱線式流
速センサ3で測定された流速信号の値に比例して制御さ
れることになる。このとき、薬液注入ポンプ4dが回転
数制御で駆動するものである場合には、インバータ,V
Sモータ,サイリスタモータなど組み合わせることによ
り、前記した流速信号を回転数信号に変換して比例制御
すればよく、また薬液注入ポンプ4dがストローク長制
御で駆動するものである場合には、例えばサーボモータ
などを使用して前記流速信号に基づいてポンプストロー
ク長の比例制御を行えばよい。
対応して変位する比例動作を行い、そのことによって薬
液注入ポンプ4dの薬液吐出量を比例制御する。すなわ
ち、薬液注入ポンプ4dからの薬液吐出量は、熱線式流
速センサ3で測定された流速信号の値に比例して制御さ
れることになる。このとき、薬液注入ポンプ4dが回転
数制御で駆動するものである場合には、インバータ,V
Sモータ,サイリスタモータなど組み合わせることによ
り、前記した流速信号を回転数信号に変換して比例制御
すればよく、また薬液注入ポンプ4dがストローク長制
御で駆動するものである場合には、例えばサーボモータ
などを使用して前記流速信号に基づいてポンプストロー
ク長の比例制御を行えばよい。
【0026】このようにして、薬液タンク4e内の薬液
は、熱線式流速センサ3の流速信号に比例した吐出量と
して薬液注入ポンプ4dから薬液注入管4gに吐出さ
れ、管路1を流れる流体2に注入される。この薬液注入
装置の場合、具体的には次のような条件設定を行うこと
により薬液の流量比例注入方式を実現することができ
る。
は、熱線式流速センサ3の流速信号に比例した吐出量と
して薬液注入ポンプ4dから薬液注入管4gに吐出さ
れ、管路1を流れる流体2に注入される。この薬液注入
装置の場合、具体的には次のような条件設定を行うこと
により薬液の流量比例注入方式を実現することができ
る。
【0027】まず、前記したように、流体2の流速が0
〜3m/secのときに熱線式流速センサ3からの流速信
号が4〜20mAの直流電流または1〜5Vの直流電圧
となるように測定レンジを調節する。また、20mAの
直流電流が入力したときに、薬液注入ポンプ4dを60
Hzで駆動させる信号を出力するようにインバータ4a
を設定する。
〜3m/secのときに熱線式流速センサ3からの流速信
号が4〜20mAの直流電流または1〜5Vの直流電圧
となるように測定レンジを調節する。また、20mAの
直流電流が入力したときに、薬液注入ポンプ4dを60
Hzで駆動させる信号を出力するようにインバータ4a
を設定する。
【0028】ついで、流速が3m/secであるときの薬
液注入率を予め設定しておき、このときの薬液注入量
(ポンプ吐出量)を算出しておく。そして、このポンプ
吐出量から、使用している薬液注入ポンプ4dがストロ
ーク長制御で駆動するものである場合には、ポンプ性能
曲線における60Hz時のストローク長(%)を求めて
ストローク長を設定する。
液注入率を予め設定しておき、このときの薬液注入量
(ポンプ吐出量)を算出しておく。そして、このポンプ
吐出量から、使用している薬液注入ポンプ4dがストロ
ーク長制御で駆動するものである場合には、ポンプ性能
曲線における60Hz時のストローク長(%)を求めて
ストローク長を設定する。
【0029】このような条件設定によりこの装置は、流
量比例注入方式で、設定された薬液注入率で薬液を流体
に注入することができる。
量比例注入方式で、設定された薬液注入率で薬液を流体
に注入することができる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
薬液注入装置は以下のような効果を奏し、その工業的価
値は大である。本発明の薬液注入装置は、対象とする流
体の流量を直接測定するのではなく、その流体の流速を
測定することによって、薬液注入率が一定のまま、流量
比例方式で薬液の注入を行うものである。
薬液注入装置は以下のような効果を奏し、その工業的価
値は大である。本発明の薬液注入装置は、対象とする流
体の流量を直接測定するのではなく、その流体の流速を
測定することによって、薬液注入率が一定のまま、流量
比例方式で薬液の注入を行うものである。
【0031】そして、流速の測定に用いる熱線式流速セ
ンサは、そのセンサ部3aが流体の温度に感応して作動
するだけであるため、対象とする流体が、純水や油のよ
うに非導電性の流体であったり、高粘性のものであった
り、繊維成分を含む汚泥のようなものであった場合で
も、それらに対応してその流速を確実に測定することが
できる。また、ギヤー式流量計やパドル式流量計のよう
に、回転部のような駆動部が組み込まれていないので、
故障は起きにくく、誤動作も起こしにくい。
ンサは、そのセンサ部3aが流体の温度に感応して作動
するだけであるため、対象とする流体が、純水や油のよ
うに非導電性の流体であったり、高粘性のものであった
り、繊維成分を含む汚泥のようなものであった場合で
も、それらに対応してその流速を確実に測定することが
できる。また、ギヤー式流量計やパドル式流量計のよう
に、回転部のような駆動部が組み込まれていないので、
故障は起きにくく、誤動作も起こしにくい。
【0032】しかも、この熱線式流速センサ3は、その
センサ部3aを管路1の管壁から4〜5mm程度挿入する
だけで作動するので、センサ3を配設したことによる流
体2の圧力損力はほとんど起こらず、薬液注入操作に支
障をきたすことはない。更に、この熱線式流速センサ
は、管路径が25〜1000mm程度まで共通して実使用
することができ、管路が大径の場合には他の流量計のよ
る流量測定の場合に比べて価格メリットが大きくなる。
センサ部3aを管路1の管壁から4〜5mm程度挿入する
だけで作動するので、センサ3を配設したことによる流
体2の圧力損力はほとんど起こらず、薬液注入操作に支
障をきたすことはない。更に、この熱線式流速センサ
は、管路径が25〜1000mm程度まで共通して実使用
することができ、管路が大径の場合には他の流量計のよ
る流量測定の場合に比べて価格メリットが大きくなる。
【0033】本発明の薬液注入装置は、多缶設置のボイ
ラ給水系において、薬液の個別注入ではなく給水元管に
設置することにより、一括した給水管理を実現すること
ができる。また、冷却塔などの冷却水系にも設置するこ
とができる。
ラ給水系において、薬液の個別注入ではなく給水元管に
設置することにより、一括した給水管理を実現すること
ができる。また、冷却塔などの冷却水系にも設置するこ
とができる。
【図1】本発明の薬液注入装置の基本構成を示す概略図
である。
である。
【図2】熱線式流速センサを示す概略図である。
1 管路 2 流体 3 熱線式流速センサ 3a 熱線式流速センサのセンサ部 3b ヒータ 3c シース 3A,3B サーミスタ 4 薬液注入機構 4a インバータ 4b 配電盤 4c 電動機 4d 薬液注入ポンプ 4e 薬液ポンプ 4f 弁 4g 薬液注入管 4h 背圧弁
Claims (1)
- 【請求項1】 管路内を流れる流体に流量比例注入方式
によって薬液を注入する薬液注入装置であって、前記管
路に配設された流速センサ、ならびに、前記流速センサ
からの流速信号が入力されるインバータと、前記インバ
ータからの信号に基づいて薬液の吐出量を比例制御する
薬液注入ポンプと、前記薬液注入ポンプからの吐出薬液
を前記管路内に注入する薬液注入路とから成る薬液注入
機構を備えていることを特徴とする薬液注入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8076595A JPH09264507A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 薬液注入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8076595A JPH09264507A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 薬液注入装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09264507A true JPH09264507A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=13609677
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8076595A Pending JPH09264507A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 薬液注入装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09264507A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101865359A (zh) * | 2010-06-24 | 2010-10-20 | 李慧岭 | 一种向管道内加注降尘剂的装置 |
| JP2011089697A (ja) * | 2009-10-22 | 2011-05-06 | Aquas Corp | 冷却塔の薬剤注入装置 |
| JP4830050B1 (ja) * | 2011-01-19 | 2011-12-07 | 強化土株式会社 | 注入材製造装置、注入材製造方法および注入材注入方法 |
| JP5017488B1 (ja) * | 2011-08-29 | 2012-09-05 | 強化土株式会社 | 地盤注入装置および地盤注入工法 |
| WO2013027822A1 (ja) * | 2011-08-25 | 2013-02-28 | 富士電機株式会社 | スケール抑制方法及び地熱発電装置 |
| WO2013161324A1 (ja) * | 2012-04-27 | 2013-10-31 | 富士電機株式会社 | スケール抑制装置、その装置を用いた地熱発電システム及びスケール抑制方法 |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP8076595A patent/JPH09264507A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011089697A (ja) * | 2009-10-22 | 2011-05-06 | Aquas Corp | 冷却塔の薬剤注入装置 |
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| JP2013043145A (ja) * | 2011-08-25 | 2013-03-04 | Fuji Electric Co Ltd | スケール抑制方法及び地熱発電装置 |
| US9187354B2 (en) | 2011-08-25 | 2015-11-17 | Fuji Electric Co., Ltd. | Method for inhibiting scale and geothermal power generating device |
| JP5017488B1 (ja) * | 2011-08-29 | 2012-09-05 | 強化土株式会社 | 地盤注入装置および地盤注入工法 |
| WO2013161324A1 (ja) * | 2012-04-27 | 2013-10-31 | 富士電機株式会社 | スケール抑制装置、その装置を用いた地熱発電システム及びスケール抑制方法 |
| JP2013230432A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Fuji Electric Co Ltd | スケール抑制装置、その装置を用いた地熱発電システム及びスケール抑制方法 |
| US9815724B2 (en) | 2012-04-27 | 2017-11-14 | Fuji Electric Co., Ltd | Scale suppression apparatus, geothermal power generation system using the same, and scale suppression method |
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