JPH09264634A - 吸収式冷凍機の再生器 - Google Patents

吸収式冷凍機の再生器

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JPH09264634A
JPH09264634A JP7196696A JP7196696A JPH09264634A JP H09264634 A JPH09264634 A JP H09264634A JP 7196696 A JP7196696 A JP 7196696A JP 7196696 A JP7196696 A JP 7196696A JP H09264634 A JPH09264634 A JP H09264634A
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JP
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regenerator
solution
heat transfer
absorption
space
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JP7196696A
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English (en)
Inventor
Tomiyuki Matsukiyo
富幸 松清
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝熱性能に優れ経済的である。更に、再生器
から凝縮器へ冷媒蒸気を直接流入させる場合に溶液ミス
トを混入させない。 【解決手段】 吸収溶液を加熱する伝熱管5及び下部マ
ニホールド7の下の吸収溶液が滞留する空間11を排除
すると共に、吸収溶液に対して耐溶液性の空間排除体1
0を設ける。空間排除体10の代わりに粒状物を設けて
も良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸収溶液に熱を加
えて冷媒蒸気と中間濃溶液又は濃溶液を発生させる再生
器及びこれを備えた吸収式冷凍機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来技術に係る吸収式冷凍機の
再生器を示し、一部断面を含む正面図である。これは、
蒸気62を熱源とする二重効用吸収式冷凍機の高温再生
器4aであり、流入する希溶液57aを蒸気62によっ
て加熱する伝熱体が設けられている。伝熱体は、コイル
状の伝熱管5と、複数の伝熱管5をそれらの一方の端及
び他方の端でそれぞれ接続する上部マニホールド6及び
下部マニホールド7とを有している。この伝熱体を設け
た高温再生器4aの場合、伝熱体の下部に下部マニホー
ルド7が有り、このため螺旋状の空間11が存在し、こ
の空間11には伝熱管5がない。
【0003】図9は、従来技術に係る他の吸収式冷凍機
の再生器を示し、一部断面を含む正面図である。この再
生器23aは、温水63を熱源とするものであり、温水
63によって、図8の高温再生器4aと同様に、流入す
る希溶液57aを加熱する伝熱体が設けられている。伝
熱体は、コイル状の伝熱管24と、伝熱管24の一方の
端及び他方の端がそれぞれ接続される上部マニホールド
25及び下部マニホールド26とを有している。この再
生器23aも上記高温再生器4aと同様に、伝熱体の下
部に下部マニホールド26が有り、このため下部マニホ
ールド26の高さ分を含む円周方向に螺旋状の空間30
が存在し、この空間30には伝熱管24がない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示した高温再生器4aにおいては、伝熱管5の下に下部
マニホールド7が有り、この下部マニホールド7の高さ
を含む円周方向の空間11には希溶液57aは存在する
が伝熱管5はないため、希溶液57aの加熱濃縮に関
し、ほとんど無駄な空間となっており、この空間の無い
状態に比べると単位伝熱面積当たりの希溶液量が多く、
高温再生器4aの伝熱性能を低下させていると共に、過
剰な希溶液の投入が必要になる。下部マニホールド7の
断面積は、伝熱管の単位コイルの断面積の総和より大き
いものが必要になるので単位コイルのサイズに比べ列数
の多い大容量の吸収式冷凍機ほど下部マニホールド7の
高さ(直径)が大きくなり、この空間11が大きくな
る。従って、過剰な希溶液によるコストアップと伝熱性
能の低下を伴う構造となっていた。
【0005】一方、図9に示した再生器23aにおいて
は、上記高温再生器4aと同様に、希溶液57aの加熱
濃縮に関し空間30がほとんど無駄になっており、再生
器23aの伝熱性能を低下させていると共に、過剰な希
溶液の投入が必要になり、過剰な希溶液によるコストア
ップと伝熱性能の低下を伴う構造となっていた。更に、
希溶液の液面が過剰な希溶液のために上昇しているので
溶液ミストが凝縮器31の方へ混入し安定した冷凍能力
を維持出来ない恐れがあった。
【0006】本発明の第1の目的は、伝熱性能に優れた
経済的な吸収式冷凍機の再生器を提供することである。
更に、再生器から凝縮器へ冷媒蒸気が直接流入する場合
の再生器において、この再生器から凝縮器への溶液ミス
トの混入しない吸収式冷凍機の再生器を提供することで
ある。
【0007】本発明の第2の目的は、上記再生器を備え
た吸収式冷凍機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、再生器、分離器、凝縮器、蒸発器、吸収
器及び溶液循環ポンプ等を接続して冷媒及び吸収溶液の
循環回路を形成した吸収式冷凍機の再生器において、前
記吸収溶液を加熱する伝熱体の下の吸収溶液が滞留する
空間を排除したものである。吸収溶液を加熱する伝熱体
の下の吸収溶液が滞留する空間を排除したものは、伝熱
体のない空間を少なくすることにより実質的に伝熱性能
を向上させることが出来る。そして、吸収溶液の滞留量
を少なくすることにより、再生器から凝縮器へ冷媒蒸気
を直接流入させる場合において、この再生器から凝縮器
への溶液ミストの混入を少なくすると共に、吸収溶液量
をはじめ再生器の製作上の材料等を節約し経済的にす
る。
【0009】更に、上記吸収式冷凍機の再生器におい
て、前記吸収溶液に対して耐溶液性の空間排除体を設け
ることによって前記伝熱体の下の吸収溶液が滞留する空
間を排除したものである。吸収溶液に対して耐溶液性の
空間排除体を設けたものは、上記吸収式冷凍機の再生器
の作用に加え、空間排除体を設けると云う簡単な手段に
より再生器の伝熱体の下の空間を排除出来ると共に、既
設の再生器においても適用することが出来る。
【0010】更に、上記先の吸収式冷凍機の再生器にお
いて、前記吸収溶液に対して耐溶液性の粒状物を設ける
ことによって前記伝熱体の下の吸収溶液が滞留する空間
を排除したものである。吸収溶液に対して耐溶液性の粒
状物を設けたものは、上記先の吸収式冷凍機の再生器の
作用に加え、再生器の伝熱体の下の空間の形状が複雑で
あっても大きな自由度をもって排除出来ると共に、既設
の再生器においても簡単に適用することが出来る。
【0011】更に、上記先の吸収式冷凍機の再生器にお
いて、前記吸収溶液を加熱する伝熱体の下部マニホール
ドを前記再生器の外側に設けることによって前記伝熱体
の下の吸収溶液が滞留する空間を排除したものである。
吸収溶液を加熱する伝熱体の下部マニホールドを再生器
の外側に設けたものは、上記先の吸収式冷凍機の再生器
の作用に加え、伝熱体のない吸収溶液溜りの空間を少な
くすることが簡単に出来る。その上、再生器の形状が単
純になり製作が容易である。
【0012】そして、上記先の吸収式冷凍機の再生器に
おいて、前記再生器の底部が前記吸収溶液を加熱する伝
熱体の下面に沿って形成されることによって前記伝熱体
の下の吸収溶液が滞留する空間を排除したものである。
再生器の底部が吸収溶液を加熱する伝熱体の下面に沿っ
て形成されたものは、上記先の吸収式冷凍機の再生器の
作用に加え、再生器の下部マニホールドも伝熱管の働き
を行ない吸収器の伝熱性能の向上に寄与する。
【0013】又、再生器、分離器、凝縮器、蒸発器、吸
収器及び溶液循環ポンプ等を接続して冷媒及び吸収溶液
の循環回路を形成した吸収式冷凍機において、上記いず
れかに記載の吸収式冷凍機の再生器を備えたものであ
る。上記いずれかに記載の吸収式冷凍機の再生器を備え
たものは、上記いずれかに記載の吸収式冷凍機の再生器
の作用を有する吸収式冷凍機である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る吸収式冷凍機
の再生器及びこれを備えた吸収式冷凍機の実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。尚、図1〜図7におい
て、同じ構造、作用部分には同じ参照番号を付けて示し
ている。
【0015】図5は、本発明に係る吸収式冷凍機の一実
施の形態を示す系統図である。本実施の形態の吸収式冷
凍機1は、作動流体として、吸収剤であるリチウムブロ
マイド(LiBr)に冷媒である水を吸収させた吸収溶液
を用いている。吸収溶液のLiBr濃度は、作動流体が装
置内を循環するにつれて変動するが、この変動はほぼ3
段階に分けることが出来、濃度レベルの低い方から、希
溶液、中間濃溶液、濃溶液と呼ぶことにする。
【0016】吸収式冷凍機1は、内包する吸収溶液であ
る希溶液を加熱する伝熱体を備えた高温再生器4と、高
温再生器4の上方に配置され該高温再生器4に上昇管1
3で接続された分離器14と、該分離器14の気相部分
に一端を接続された伝熱体を構成する伝熱管19を内装
した低温再生器18と、該低温再生器18に連通路20
で連通され前記伝熱管19に接続されると共に冷却水コ
イル32を内装した凝縮器31と、該凝縮器31に液冷
媒管33で接続され、例えば冷温水60を冷却する蒸発
コイル37を内装した蒸発器36と、該蒸発器36に蒸
発冷媒蒸気通路で連通され冷却水コイル40を内装した
吸収器39と、吸収器39の底部に希溶液吸入管42で
吸入側を接続された溶液循環ポンプ43とを備えてい
る。
【0017】更に、溶液循環ポンプ43の吐出側に被加
熱流体入口側を接続させた低温溶液熱交換器45と、低
温溶液熱交換器45の被加熱流体出口側に被加熱流体入
口側を接続させた加熱流体熱交換器51と、該加熱流体
熱交換器51の被加熱流体出口側に被加熱流体入口側を
接続させ、前記高温再生器4の希溶液入口に接続させた
高温溶液熱交換器48と、前記分離器14の液相部と高
温溶液熱交換器48の加熱流体入口を接続する中間濃溶
液管16と、高温溶液熱交換器48の加熱流体出口側と
低温再生器18を接続する中間濃溶液管49と、低温再
生器18と低温溶液熱交換器45の加熱流体入口側を接
続する濃溶液管21と、低温溶液熱交換器45の加熱流
体出口側と吸収器39の上部を接続する濃溶液管46
と、冷却水コイル40の出口側と冷却水コイル32の入
口側を接続する冷却水管41とを備えている。
【0018】更に、前記加熱流体熱交換器51の加熱流
体入口側は前記高温再生器4の伝熱体出口のトラップ5
3から排出される蒸気を導入する蒸気回路54に接続さ
れている。加熱流体熱交換器51を通過した蒸気はドレ
ンとなってドレン管55から排出される。冷却水コイル
32の出口側は、図示していない冷却塔に接続され、冷
却水コイル40の入口側は、図示されていない冷却水循
環ポンプを介して前記冷却塔に接続されている。
【0019】上記構成の吸収式冷凍機1の通常冷房運転
時の動作を以下に説明する。冷房運転では、高温再生器
4内の希溶液は伝熱管5で加熱されて気液2相状態で上
昇管13内を上昇し、分離器14に流入する。分離器1
4に流入した気液2相状態の希溶液は冷媒蒸気と中間濃
溶液に分離され、冷媒蒸気は低温再生器18に内装され
た伝熱管19を経て凝縮器31に流入し、中間濃溶液は
中間濃溶液管16を経て高温溶液熱交換器48の加熱流
体入口側に流入する。高温溶液熱交換器48に流入した
中間濃溶液は、被加熱流体側を流れる希溶液を加熱しつ
つ高温溶液熱交換器48を通過し、中間濃溶液管49を
経て低温再生器18に流入し、伝熱管19上に散布され
る。伝熱管19内を流れる冷媒蒸気は、周囲の中間濃溶
液を加熱して冷媒を蒸発させて二次冷媒蒸気を生成し、
自身は冷却されて凝縮し気液2相となって凝縮器31に
流入する。低温再生器18で生成された二次冷媒蒸気
も、連通路20を経て凝縮器31に流入し、伝熱管19
を経て流入した冷媒とともに、冷却水コイル40内を流
れる冷却水に冷却されて凝縮し、液冷媒となる。
【0020】凝縮器31で生成された液冷媒は、液冷媒
管33を経て蒸発器36に流入し、蒸発器36に内装さ
れた蒸発コイル37上に散布され、蒸発コイル37内を
流れる熱媒体である冷温水60の熱を奪って蒸発し、再
び冷媒蒸気となり、蒸発冷媒蒸気通路を経て吸収器39
に流入する。熱を奪われて冷却された冷温水は、冷房負
荷に導かれ、冷房を行ったのち再び蒸発コイル37に還
流する。低温再生器18で二次冷媒蒸気として冷媒を蒸
発させた中間濃溶液は、濃溶液となり、濃溶液管21を
経て低温溶液熱交換器45の加熱流体入口側に流入す
る。低温溶液熱交換器45に流入した濃溶液は、被加熱
流体側を流れる希溶液を加熱しつつ低温溶液熱交換器4
5を通過し、濃溶液管46を経て吸収器39に流入す
る。吸収器39に流入した濃溶液は、冷却水コイル40
上に散布され、蒸発器36から流入する冷媒蒸気を吸収
して希溶液となる。濃溶液が冷媒蒸気を吸収するときに
発生する吸収熱は、冷却水コイル40内を流れる冷却水
に移され、冷却塔に運ばれる。
【0021】吸収器39で生成された希溶液は、希溶液
吸入管42を経て溶液循環ポンプ43に吸入され、加圧
されて低温溶液熱交換器45の被加熱流体入口側に流入
する。低温溶液熱交換器45に流入した希溶液は加熱流
体側を流れる濃溶液に加熱されつつ低温溶液熱交換器4
5を通過し、加熱流体熱交換器51で伝熱体で排出され
蒸気回路54を介して送られた高温ドレンによって加熱
され、高温溶液熱交換器48の被加熱流体入口側に流入
する。高温溶液熱交換器48に流入した希溶液は、加熱
流体側を流れる中間濃溶液に加熱されつつ高温溶液熱交
換器48を通過し、高温再生器4に流入する。高温再生
器4に流入した希溶液は、再び上述のサイクルを繰り返
す。
【0022】冷却水コイル40で吸収熱を取り出し、冷
却水コイル32で凝縮熱を取り出した冷却水61bは、
冷却塔に流入し、運んできた吸収熱及び凝縮熱を大気中
に放出すると共に、再び冷却水61aとして冷却水コイ
ル40の入口側に流入する。通常運転時は以上述べたサ
イクルが繰り返される。
【0023】図1は、上記実施の形態の吸収式冷凍機1
に備えられる高温再生器4の第1実施の形態を示し、一
部断面を含む正面図、図2は、図1の一部断面を含む側
面図である。第1実施の形態の高温再生器4は、吸収溶
液である希溶液57aが流入する流入ノズル12aと冷
媒蒸気及び吸収溶液が流出する流出ノズル12bとを有
する容器12と、この容器12の内部に設けられた希溶
液57aを加熱する伝熱体である伝熱管5、上部マニホ
ールド6及び下部マニホールド7とを有している。
【0024】更に、高温再生器4は、伝熱管5の下の希
溶液57aが滞留する空間11を排除する空間排除体1
0を備えたものである。第1実施の形態の空間排除体1
0は、伝熱管の下の螺旋状面に沿って希溶液57aに対
して耐溶液性の螺旋状の空間を排するものである。尚、
参照番号59は希溶液の最適溶液液面を示す。
【0025】このような構造を有する第1実施の形態の
高温再生器4は、次のように作用する。即ち、吸収溶液
である希溶液を加熱する伝熱管5の下の吸収溶液が滞留
する空間11を排除する空間排除体10を設けたもの
は、空間排除体10を設けると云う簡単な手段により高
温再生器4の伝熱体の下の空間を排除して伝熱管5の単
位面積当たりの溶液量を減少させ高温再生器4の伝熱性
能を向上させると共に希溶液57aの量をはじめ高温再
生器4の製作の材料等を節約し経済的にする。更に、既
設の再生器においても適用することが出来る。上記高温
再生器4の空間排除手段3は、空間排除体10であった
が、希溶液に対して耐溶液性の粒状物を設けても良い。
空間排除手段3が希溶液に対して耐溶液性の粒状物であ
るものは、高温再生器4の伝熱体の下の空間の形状が複
雑であっても大きな自由度をもって排除出来ると共に、
既設の再生器においても簡単に適用することが出来る。
【0026】図3は、図1と同様の第2実施の形態の吸
収式冷凍機の再生器を示し、一部断面を含む正面図であ
る。第2実施の形態の吸収式冷凍機の再生器は、第1実
施の形態の高温再生器と略同様であるが、希溶液を加熱
する伝熱体の下部マニホールド7を高温再生器4の容器
12の外側に設けたものである。希溶液57aを加熱す
る伝熱体の下部マニホールド7を高温再生器4の外側に
設けたものは、伝熱体のない希溶液57a溜りの空間を
少なくすることが簡単に出来、且つ高温再生器4の伝熱
性能を向上させることが出来る。その上、希溶液量をは
じめ高温再生器4の形状が単純になり製作上の材料等を
節約し製作が容易で経済的にする。
【0027】図4は、本発明に係る第3実施の形態を示
し、一部断面を含む正面図である。第3実施の形態の吸
収式冷凍機の再生器は、第1、第2実施の形態の高温再
生器と略同様であるが、この高温再生器4の底部8は、
希溶液57aを加熱する伝熱体の下面9に沿って形成さ
れたものである。高温再生器4の底部8が希溶液57a
を加熱する伝熱体の下面に沿って形成されたものは、伝
熱体のない希溶液57a溜りの空間を少なくすことが出
来、且つ高温再生器4の下部マニホールド7も伝熱の働
きを行ない高温再生器4の伝熱性能を向上させることが
出来る。そして、希溶液57aをはじめ高温再生器4の
製作上の材料等を節約し経済的にする。
【0028】図6は、本発明に係る吸収式冷凍機の他の
実施の形態を示す系統図である。図5に示した吸収式冷
凍機1は、高温再生器4及び低温再生器18を有する二
重効用であったが、本実施の形態の吸収式冷凍機2は、
一重効用で、内包する吸収溶液である希溶液を例えば温
水63が内部を通過する伝熱管24によって加熱する再
生器23と、該再生器23に連通路20で連通され冷却
水コイル32を内装した凝縮器31と、該凝縮器31に
液冷媒管33で接続され、例えば冷温水60を冷却する
蒸発コイル37を内装した蒸発器36と、該蒸発器36
に蒸発冷媒蒸気通路で連通され冷却水コイル40を内装
した吸収器39と、吸収器39の底部に希溶液吸入管4
2で吸入側を接続された溶液循環ポンプ43とを備えて
いる。
【0029】更に、溶液循環ポンプ43の吐出側に被加
熱流体入口側を接続させた溶液熱交換器56と、溶液熱
交換器56の被加熱流体出口側と再生器23を接続する
希溶液管50と、溶液熱交換器56の加熱流体入口側と
再生器23を接続する濃溶液管35と、溶液熱交換器5
6の加熱流体出口側と吸収器39の上部を接続する濃溶
液管38と、冷却水コイル40の出口側と冷却水コイル
32の入口側を接続する冷却水管41と、を備えてい
る。そして、冷却水コイル32の出口側は、図示してい
ない冷却塔に接続され、冷却水コイル40の入口側は、
冷却水循環ポンプ44を介して前記冷却塔に接続されて
いる。
【0030】図7は、上記実施の形態の吸収式冷凍機2
の再生器23を示し、(A)は第4実施の形態、(B)
は第5実施の形態、(C)は第6実施の形態、を各々示
し一部断面を含む正面図である。第4、5、6実施の形
態の再生器23は、各々図1、3、4に示した高温再生
器4において、流出ノズル12bの代わりに連通路20
が設けられたものである。図7(A)は、吸収溶液であ
る希溶液に対して耐溶液性の空間排除体29を設けたも
の、図7(B)は伝熱体の下部マニホールド26を再生
器23の外側に設けたもの、図7(C)は再生器の底部
27が伝熱体の下面28に沿って形成されたもの、を各
々示す。伝熱管の存在しない希溶液57aの滞留量を少
なくすることにより、再生器の最適溶液液面59を低く
し、再生器23から凝縮器31への吸収溶液のミスト、
即ち溶液ミストの混入防止に寄与する。図7(A)、
(B)、(C)におけるその他の部分で図1、3、4と
構造、作用の同じものは同じ参照番号を付けてその説明
を省略する。
【0031】以上の説明において、二重効用吸収式冷凍
機の低温再生器18についても、本発明を適用すること
が出来ることは勿論であり、低温再生器18から凝縮器
31への溶液ミストの混入を防止する。
【0032】以上説明したように、本実施の形態の再生
器及びこれを備えた吸収式冷凍機は、高価な吸収溶液を
少なくしコストダウンを可能にすると共に、再生器単位
伝熱面積当たりの吸収溶液量を減少させるので、再生器
の伝熱性能の向上となり二重のコストダウンが可能にな
る。更に、再生器から凝縮器へ直接冷媒蒸気を流入させ
る吸収式冷凍機の再生器においては、溶液ミストの混入
をほとんど無くし、広範囲の運転条件下で安定した冷凍
出力を得ることが出来る。
【0033】
【発明の効果】本発明の吸収式冷凍機の再生器によれ
ば、再生器の伝熱体の下の空間を排除して伝熱性能を向
上させることが出来る。再生器から凝縮器へ冷媒蒸気を
直接流入させる吸収式冷凍機の再生器においては、溶液
ミストの混入をほとんど無くすることが出来る。更に、
吸収溶液量をはじめ再生器の製作上の材料等を節約し経
済的にする。その上、本発明は、既設の再生器に対して
も適用することが出来る。
【0034】又、本発明の吸収式冷凍機は、上記再生器
の効果を有する吸収式冷凍機である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吸収式冷凍機の再生器の第1実施
の形態を示し、一部断面を含む正面図である。
【図2】図1の一部断面を含む側面図である。
【図3】図1と同様の第2実施の形態を示し、一部断面
を含む正面図である。
【図4】図1と同様の第3実施の形態を示し、一部断面
を含む正面図である。
【図5】本発明に係る吸収式冷凍機の一実施の形態を示
す系統図である。
【図6】本発明に係る吸収式冷凍機の他の実施の形態を
示す系統図である。
【図7】本発明に係る吸収式冷凍機の再生器を示し、
(A)は第4実施の形態、(B)は第5実施の形態、
(C)は第6実施の形態、を各々示し一部断面を含む正
面図である。
【図8】従来技術に係る吸収式冷凍機の再生器を示し、
一部断面を含む正面図である。
【図9】従来技術に係る他の吸収式冷凍機の再生器を示
し、一部断面を含む正面図である。
【符号の説明】
1、2 吸収式冷凍機 4 高温再生器(再生器) 5、19、24 伝熱管(伝熱体) 6、25 上部マニホールド(伝熱体) 7、26 下部マニホールド(伝熱体) 8、27 底部 9、28 下面 10、29 空間排除体 11、30 空間 14 分離器 18 低温再生器(再生器) 23 再生器 31 凝縮器 36 蒸発器 39 吸収器 43 溶液循環ポンプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生器、分離器、凝縮器、蒸発器、吸収
    器及び溶液循環ポンプ等を接続して冷媒及び吸収溶液の
    循環回路を形成した吸収式冷凍機の再生器において、前
    記吸収溶液を加熱する伝熱体の下の吸収溶液が滞留する
    空間を排除したものであることを特徴とする吸収式冷凍
    機の再生器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記吸収溶液に対し
    て耐溶液性の空間排除体を設けることによって前記伝熱
    体の下の吸収溶液が滞留する空間を排除したものである
    ことを特徴とする吸収式冷凍機の再生器。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記吸収溶液に対し
    て耐溶液性の粒状物を設けることによって前記伝熱体の
    下の吸収溶液が滞留する空間を排除したものであること
    を特徴とする吸収式冷凍機の再生器。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記吸収溶液を加熱
    する伝熱体の下部マニホールドを前記再生器の外側に設
    けることによって前記伝熱体の下の吸収溶液が滞留する
    空間を排除したものであることを特徴とする吸収式冷凍
    機の再生器。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記再生器の底部が
    前記吸収溶液を加熱する伝熱体の下面に沿って形成され
    ることによって前記伝熱体の下の吸収溶液が滞留する空
    間を排除したものであることを特徴とする吸収式冷凍機
    の再生器。
  6. 【請求項6】 再生器、分離器、凝縮器、蒸発器、吸収
    器及び溶液循環ポンプ等を接続して冷媒及び吸収溶液の
    循環回路を形成した吸収式冷凍機において、請求項1乃
    至5のいずれかに記載の吸収式冷凍機の再生器を備えた
    ものであることを特徴とする吸収式冷凍機。
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