JPH09267162A - ガス抜きバルブ - Google Patents
ガス抜きバルブInfo
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- JPH09267162A JPH09267162A JP8075796A JP7579696A JPH09267162A JP H09267162 A JPH09267162 A JP H09267162A JP 8075796 A JP8075796 A JP 8075796A JP 7579696 A JP7579696 A JP 7579696A JP H09267162 A JPH09267162 A JP H09267162A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶湯が冷えて受圧部材を押す力が低下した
場合でも確実に通気路を塞ぎ、金型外部へ溶湯が漏れる
のを防止できるガス抜きバルブを提供する。 【解決手段】 金型キャビティの最終充填部から通気導
管208に流入した溶湯に押されて移動する受湯ピスト
ン201と、所定量の移動により前記通気導管208か
ら分岐して延びる分岐ダクト上端部206にある上部貫
通孔204とピストンヘッド205の間の隙間を塞ぐ弁
ピストン202と、前記受湯ピストン201と前記弁ピ
ストン202を同一方向に同一時間内で連動させ、かつ
前記弁ピストン202の移動距離が前記受湯ピストン2
01の移動距離よりも長くなるように連結するズ−ムリ
ンク208とを有するガス抜きバルブ。
場合でも確実に通気路を塞ぎ、金型外部へ溶湯が漏れる
のを防止できるガス抜きバルブを提供する。 【解決手段】 金型キャビティの最終充填部から通気導
管208に流入した溶湯に押されて移動する受湯ピスト
ン201と、所定量の移動により前記通気導管208か
ら分岐して延びる分岐ダクト上端部206にある上部貫
通孔204とピストンヘッド205の間の隙間を塞ぐ弁
ピストン202と、前記受湯ピストン201と前記弁ピ
ストン202を同一方向に同一時間内で連動させ、かつ
前記弁ピストン202の移動距離が前記受湯ピストン2
01の移動距離よりも長くなるように連結するズ−ムリ
ンク208とを有するガス抜きバルブ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金型に形成された
ガス抜きバルブに関するものであり、さらに詳しくは、
ダイカスト金型に形成された排気用の通気路を開閉する
ガス抜きバルブに関する。
ガス抜きバルブに関するものであり、さらに詳しくは、
ダイカスト金型に形成された排気用の通気路を開閉する
ガス抜きバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】ダイカスト金型のキャビティ内に溶湯が
注湯される際、キャビティ内のガスが抜けていく箇所が
必要となる。そこでダイカスト金型には、キャビティ内
から金型外部に向けて通気路が設けられている。そして
通気路の途中には、キャビティ内の全てのガスが抜けた
後、すなわち溶湯がキャビティ内に充満した後に、高温
の溶湯が通気路を通り金型外部に流出するのを避ける目
的で、ガス抜きバルブが設けられている。例えば、特開
昭54−99735号公報には次のような構造のダイカ
スト用ガス抜きバルブ600が開示されている。図6は
通気路を閉鎖した状態にあるガス抜きバルブの内部構造
を、図7は図6におけるB−B断面図を示す。図示され
ていないキャビティ最終充填部からダイカスト用ガス抜
きバルブ600の中央部付近まで通気導管608が延び
ている。通気導管608は、通気導管終端部635に達
する手前で二つの分岐ダクト614に分かれている。二
つの分岐ダクト614は、通気導管608の延びる方向
と同じ方向に延び、分岐ダクト上端部606において通
気導管608の延びる方向に対して垂直方向に延びる二
つの上部貫通孔604にそれぞれ接続している。二つの
上部貫通孔604は、側面部で金型外部と通じる出口部
607に接続している。上部貫通孔604内には、弁ピ
ストン602が摺動可能に挿設されている。弁ピストン
602には、外径が上部貫通孔604の内径以上である
ピストンヘッド605が設けられている。ガス抜きバル
ブ600が作動していない状態では、ピストンヘッド6
05と上部貫通孔604の間には隙間が開いている。通
気導管終端部635には、上部貫通孔604と並行に複
数の受湯ピストン601が設けられている。受湯ピスト
ン601は伴板633と連結した伝動ピストン634に
連結されている。伴板633は、弁ピストン602の中
央部に形成された環状溝632に嵌合している。
注湯される際、キャビティ内のガスが抜けていく箇所が
必要となる。そこでダイカスト金型には、キャビティ内
から金型外部に向けて通気路が設けられている。そして
通気路の途中には、キャビティ内の全てのガスが抜けた
後、すなわち溶湯がキャビティ内に充満した後に、高温
の溶湯が通気路を通り金型外部に流出するのを避ける目
的で、ガス抜きバルブが設けられている。例えば、特開
昭54−99735号公報には次のような構造のダイカ
スト用ガス抜きバルブ600が開示されている。図6は
通気路を閉鎖した状態にあるガス抜きバルブの内部構造
を、図7は図6におけるB−B断面図を示す。図示され
ていないキャビティ最終充填部からダイカスト用ガス抜
きバルブ600の中央部付近まで通気導管608が延び
ている。通気導管608は、通気導管終端部635に達
する手前で二つの分岐ダクト614に分かれている。二
つの分岐ダクト614は、通気導管608の延びる方向
と同じ方向に延び、分岐ダクト上端部606において通
気導管608の延びる方向に対して垂直方向に延びる二
つの上部貫通孔604にそれぞれ接続している。二つの
上部貫通孔604は、側面部で金型外部と通じる出口部
607に接続している。上部貫通孔604内には、弁ピ
ストン602が摺動可能に挿設されている。弁ピストン
602には、外径が上部貫通孔604の内径以上である
ピストンヘッド605が設けられている。ガス抜きバル
ブ600が作動していない状態では、ピストンヘッド6
05と上部貫通孔604の間には隙間が開いている。通
気導管終端部635には、上部貫通孔604と並行に複
数の受湯ピストン601が設けられている。受湯ピスト
ン601は伴板633と連結した伝動ピストン634に
連結されている。伴板633は、弁ピストン602の中
央部に形成された環状溝632に嵌合している。
【0003】注湯時、キャビティ内の空気は通気導管6
08、分岐ダクト614、ピストンヘッド605と上部
貫通孔604間の隙間を通過し、出口部607に達し、
金型外部に排出される。キャビティ内の全ての空気の排
出に引き続き、溶湯が通気導管608内に流入する。溶
湯は、通気導管終端部635に到達し、受湯ピストン6
01を押す。それに伴って受湯ピストン601に連結さ
れている伝導ピストン634が移動する。伝導ピストン
634の移動と同時に、伝導ピストン634と連結して
いる伴板633も移動する。そして、伴板633と環状
溝632を介して連結されている弁ピストン602が移
動し、弁ピストン602に設けられたピストンヘッド6
05によって上部貫通孔604との間にある隙間が塞が
れる。以上の動作により、ピストンヘッド605と上部
貫通孔604間の隙間が遮断されるため、分岐ダクト上
端部606に達した溶湯は、出口部607に流出しな
い。
08、分岐ダクト614、ピストンヘッド605と上部
貫通孔604間の隙間を通過し、出口部607に達し、
金型外部に排出される。キャビティ内の全ての空気の排
出に引き続き、溶湯が通気導管608内に流入する。溶
湯は、通気導管終端部635に到達し、受湯ピストン6
01を押す。それに伴って受湯ピストン601に連結さ
れている伝導ピストン634が移動する。伝導ピストン
634の移動と同時に、伝導ピストン634と連結して
いる伴板633も移動する。そして、伴板633と環状
溝632を介して連結されている弁ピストン602が移
動し、弁ピストン602に設けられたピストンヘッド6
05によって上部貫通孔604との間にある隙間が塞が
れる。以上の動作により、ピストンヘッド605と上部
貫通孔604間の隙間が遮断されるため、分岐ダクト上
端部606に達した溶湯は、出口部607に流出しな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のダイ
カスト用ガス抜きバルブ600には次のような問題があ
る。溶湯がキャビティ内を経てガス抜きバルブ600に
届くには時間がかかり、その間に溶湯は型によって熱を
奪われ、動圧が落ち、受湯ピストン601を確実に押せ
ない。受湯ピストン601と弁ピストン602は連動し
ていることから、各々の移動距離は同じであり、受湯ピ
ストン601が溶湯によって確実に押されなければ、弁
ピストン602の移動距離は短く、ピストンヘッド60
5と上部貫通孔604間の隙間は十分に遮断されない。
よって、高温の溶湯が出口部607から金型外部に流出
してしまう。本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、溶湯が冷えて受圧部材を押す力が低下した場合で
も確実に通気路を塞ぎ、金型外部への溶湯漏れを防ぐこ
とのできるガス抜きバルブを提供することを解決すべき
課題とする。
カスト用ガス抜きバルブ600には次のような問題があ
る。溶湯がキャビティ内を経てガス抜きバルブ600に
届くには時間がかかり、その間に溶湯は型によって熱を
奪われ、動圧が落ち、受湯ピストン601を確実に押せ
ない。受湯ピストン601と弁ピストン602は連動し
ていることから、各々の移動距離は同じであり、受湯ピ
ストン601が溶湯によって確実に押されなければ、弁
ピストン602の移動距離は短く、ピストンヘッド60
5と上部貫通孔604間の隙間は十分に遮断されない。
よって、高温の溶湯が出口部607から金型外部に流出
してしまう。本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、溶湯が冷えて受圧部材を押す力が低下した場合で
も確実に通気路を塞ぎ、金型外部への溶湯漏れを防ぐこ
とのできるガス抜きバルブを提供することを解決すべき
課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明におけるガス抜き
バルブは、金型に形成された排気用の通気路を開閉する
ガス抜きバルブにおいて、前記通気路に流入した溶湯に
押されて移動する受圧部材と、所定量の移動により前記
通気路を塞ぐ閉塞部材と、該閉塞部材によって前記通気
路が塞がれるまで前記受圧部材と前記閉塞部材を同一方
向に連動するように、かつ前記閉塞部材の前記通気路を
塞ぐまでの移動距離が前記受圧部材の移動距離よりも長
くなるように連結する連結手段と、を有することを特徴
とする。
バルブは、金型に形成された排気用の通気路を開閉する
ガス抜きバルブにおいて、前記通気路に流入した溶湯に
押されて移動する受圧部材と、所定量の移動により前記
通気路を塞ぐ閉塞部材と、該閉塞部材によって前記通気
路が塞がれるまで前記受圧部材と前記閉塞部材を同一方
向に連動するように、かつ前記閉塞部材の前記通気路を
塞ぐまでの移動距離が前記受圧部材の移動距離よりも長
くなるように連結する連結手段と、を有することを特徴
とする。
【0006】
〔第1の実施の形態〕以下、図1、2、3を参照して、
本発明の第1の実施の形態に係わるガス抜きバルブを説
明する。本実施の形態に係わるガス抜きバルブ10は、
受湯ピストン201と弁ピストン202を同一方向に連
動させ、かつ弁ピストン202の隙間237を塞ぐまで
の移動距離が受湯ピストン201の移動距離よりも長く
なるように連結する手段として、ズームリンク210を
使用したものである。図1は、第1の実施の形態に係わ
るガス抜きバルブ10の使用状態を示している。ガス抜
きバルブ10は射出プランジャー70に対向する側にあ
り、またガス抜きバルブ10内には、金型40のキャビ
ティ最終充填部30から通気導管208が延びている。
溶湯は、注湯ラドル50によって射出プランジャー70
内に流し込まれ、プランジャーロッド90の先端に設け
られたプランジャーチップ80によってキャビティ20
内に送り込まれる。図2は、ガス抜きバルブ10の縦断
面図であり、通気路が閉じていない状態での内部構造を
示している。通気導管208は、ガス抜きバルブ10内
の中央付近に位置する通気導管終端部235で、通気導
管208の延びる方向に対して垂直方向に延びる下部貫
通孔203に接続している。下部貫通孔203内には、
受湯ピストン201が摺動可能に挿設されている。受湯
ピストン201は、ガス抜きバルブ内壁211aに一端
が固定されているばね212と通気導管208と対向す
る側で連結していて、通気導管終端部235側に付勢さ
れている。受湯ピストン201の中央部には、受湯ピス
トン201が通気導管208内に突出しないための突起
部236が設けられている。ガス抜きバルブ10が作動
していない状態では、突出部236はガス抜きバルブ内
壁211bに当接している。通気導管208は、図2の
A−A断面図である図3に示されるように、受湯ピスト
ン201に達する手前で二つの分岐ダクト214に分か
れる。そしてそれぞれの分岐ダクト214は、分岐ダク
ト上端部206において下部貫通孔203の延びる方向
と平行に延びる二つの上部貫通孔204とそれぞれ接続
している。二つの上部貫通孔204は側面部で、金型外
部と通じる出口部207に接続している。上部貫通孔2
04には、弁ピストン202が摺動可能に挿設されてい
る。弁ピストン202には、外径が上部貫通孔204の
内径以上であるピストンヘッド205が設けられてい
る。ガス抜きバルブ10が作動していない状態では、ピ
ストンヘッド205と上部貫通孔204の間には隙間2
37が開いている。受湯ピストン201と二つの弁ピス
トン202は、後述する二つのズームリンク210によ
って連結されている。ズームリンク210は、下部貫通
孔203の延びる方向と垂直方向に延び、下端部がガス
抜きバルブ10内に、中央部が受湯ピストン201に、
上端部が弁ピストン202に、それぞれ回転可能に結合
されている。なお、ガス抜きバルブ10内の構造は、受
湯ピストン201を挟んで左右対象であるため、後述の
説明では片側のみの記述とする。
本発明の第1の実施の形態に係わるガス抜きバルブを説
明する。本実施の形態に係わるガス抜きバルブ10は、
受湯ピストン201と弁ピストン202を同一方向に連
動させ、かつ弁ピストン202の隙間237を塞ぐまで
の移動距離が受湯ピストン201の移動距離よりも長く
なるように連結する手段として、ズームリンク210を
使用したものである。図1は、第1の実施の形態に係わ
るガス抜きバルブ10の使用状態を示している。ガス抜
きバルブ10は射出プランジャー70に対向する側にあ
り、またガス抜きバルブ10内には、金型40のキャビ
ティ最終充填部30から通気導管208が延びている。
溶湯は、注湯ラドル50によって射出プランジャー70
内に流し込まれ、プランジャーロッド90の先端に設け
られたプランジャーチップ80によってキャビティ20
内に送り込まれる。図2は、ガス抜きバルブ10の縦断
面図であり、通気路が閉じていない状態での内部構造を
示している。通気導管208は、ガス抜きバルブ10内
の中央付近に位置する通気導管終端部235で、通気導
管208の延びる方向に対して垂直方向に延びる下部貫
通孔203に接続している。下部貫通孔203内には、
受湯ピストン201が摺動可能に挿設されている。受湯
ピストン201は、ガス抜きバルブ内壁211aに一端
が固定されているばね212と通気導管208と対向す
る側で連結していて、通気導管終端部235側に付勢さ
れている。受湯ピストン201の中央部には、受湯ピス
トン201が通気導管208内に突出しないための突起
部236が設けられている。ガス抜きバルブ10が作動
していない状態では、突出部236はガス抜きバルブ内
壁211bに当接している。通気導管208は、図2の
A−A断面図である図3に示されるように、受湯ピスト
ン201に達する手前で二つの分岐ダクト214に分か
れる。そしてそれぞれの分岐ダクト214は、分岐ダク
ト上端部206において下部貫通孔203の延びる方向
と平行に延びる二つの上部貫通孔204とそれぞれ接続
している。二つの上部貫通孔204は側面部で、金型外
部と通じる出口部207に接続している。上部貫通孔2
04には、弁ピストン202が摺動可能に挿設されてい
る。弁ピストン202には、外径が上部貫通孔204の
内径以上であるピストンヘッド205が設けられてい
る。ガス抜きバルブ10が作動していない状態では、ピ
ストンヘッド205と上部貫通孔204の間には隙間2
37が開いている。受湯ピストン201と二つの弁ピス
トン202は、後述する二つのズームリンク210によ
って連結されている。ズームリンク210は、下部貫通
孔203の延びる方向と垂直方向に延び、下端部がガス
抜きバルブ10内に、中央部が受湯ピストン201に、
上端部が弁ピストン202に、それぞれ回転可能に結合
されている。なお、ガス抜きバルブ10内の構造は、受
湯ピストン201を挟んで左右対象であるため、後述の
説明では片側のみの記述とする。
【0007】キャビティ20内に高速充填され、キャビ
ティ最終充填部30に達した溶湯は、通気導管208内
に流入する。通気導管終端部235に達した溶湯は、下
部貫通孔203内に挿設された受湯ピストン201を押
し、移動させる。受湯ピストン201の移動と同時に、
ズームリンク210が作動し、ズ−ムリンク210を介
して連結されている弁ピストン202が、受湯ピストン
201と同一方向に所定量移動し、ピストンヘッド20
5と上部貫通孔204との間の隙間237を塞ぐ。ズー
ムリンク210の動きは、下端の結合部を中心とした円
運動であるため、中央部に比べ、上端部の移動距離のほ
うが長くなる。弁ピストン202の移動距離Smは、弁
ピストン202からズームリンク210下端部までの距
離をL、受湯ピストン201から前記ズ−ムリンク21
0下端部までの距離をl、また受湯ピストン201の移
動距離をSjとすると、次のように表せる。 Sm=Sj*(L/l) Lはlよりも長いので、弁ピストン202は、受湯ピス
トン201の移動距離よりも長く移動する。また、ズー
ムリンク210下端の結合部からの距離を変えて受湯ピ
ストン201を設置することで、ズームリンク210上
端部の弁ピストン202の移動距離を調整することがで
きる。以上より、受湯ピストン201を押す力が小さい
場合でも、弁ピストン202の移動距離は受湯ピストン
201の移動距離よりも長いため、弁ピストン202は
確実に通気路を閉じることが可能となる。このため、通
気導管終端部235から分岐ダクト214を経て、分岐
ダクト上端部206に達した溶湯は、出口部207より
流出しない。
ティ最終充填部30に達した溶湯は、通気導管208内
に流入する。通気導管終端部235に達した溶湯は、下
部貫通孔203内に挿設された受湯ピストン201を押
し、移動させる。受湯ピストン201の移動と同時に、
ズームリンク210が作動し、ズ−ムリンク210を介
して連結されている弁ピストン202が、受湯ピストン
201と同一方向に所定量移動し、ピストンヘッド20
5と上部貫通孔204との間の隙間237を塞ぐ。ズー
ムリンク210の動きは、下端の結合部を中心とした円
運動であるため、中央部に比べ、上端部の移動距離のほ
うが長くなる。弁ピストン202の移動距離Smは、弁
ピストン202からズームリンク210下端部までの距
離をL、受湯ピストン201から前記ズ−ムリンク21
0下端部までの距離をl、また受湯ピストン201の移
動距離をSjとすると、次のように表せる。 Sm=Sj*(L/l) Lはlよりも長いので、弁ピストン202は、受湯ピス
トン201の移動距離よりも長く移動する。また、ズー
ムリンク210下端の結合部からの距離を変えて受湯ピ
ストン201を設置することで、ズームリンク210上
端部の弁ピストン202の移動距離を調整することがで
きる。以上より、受湯ピストン201を押す力が小さい
場合でも、弁ピストン202の移動距離は受湯ピストン
201の移動距離よりも長いため、弁ピストン202は
確実に通気路を閉じることが可能となる。このため、通
気導管終端部235から分岐ダクト214を経て、分岐
ダクト上端部206に達した溶湯は、出口部207より
流出しない。
【0008】〔第2の実施の形態〕以下、図4を参照し
て、本発明の第2の実施の形態に係わるガス抜きバルブ
を説明する。図4は、ガス抜きバルブ400の縦断面図
であり、通気路が閉じていない状態での内部構造を示し
ている。本実施の形態に係わるガス抜きバルブ400
は、受湯ピストン401と弁ピストン402とを同一方
向に連動させ、かつ弁ピストン402の隙間437を塞
ぐまでの移動距離が受湯ピストン401の移動距離より
も長くなるように連結する手段として、油圧シリンダを
使用したものである。通気導管408は、ガス抜きバル
ブ400内の中央付近に位置する通気導管終端部435
で、通気導管408の延びる方向に対して垂直方向に延
びる下部貫通孔403に接続している。下部貫通孔40
3は、内部に受湯ピストン401が摺動可能に挿設され
ており、通気導管408に対向する側で下部油圧シリン
ダ416と接続している。通気導管408は、受湯ピス
トン401に達する手前で図示されていない二つの分岐
ダクトに分かれる。そしてそれぞれの分岐ダクトは、分
岐ダクト上端部406において下部貫通孔403の延び
る方向と平行に延びる上部貫通孔404と接続してい
る。二つの上部貫通孔404は、側面部で金型外部と通
じる出口部407と接続している。上部貫通孔404に
は、弁ピストン402が摺動可能に挿設されている。弁
ピストン402には、外径が上部貫通孔404の内径以
上のピストンヘッド405が設けられている。ガス抜き
バルブ400が作動していない状態では、ピストンヘッ
ド405と上部貫通孔404の間には隙間437が開い
ている。二つの上部貫通孔404は、それぞれ分岐ダク
ト上端部406と対向した側で上部油圧シリンダ420
と接続している。二つの上部油圧シリンダ420の弁ピ
ストン側油圧室421と下部油圧シリンダ416のヘッ
ド側油圧室417bは油圧通路418により連通してい
る。上部油圧シリンダ420のヘッド側油圧室417a
にはそれぞれ、バルブ419を介して図示していない油
圧源から油が供給される。なお、ガス抜きバルブ400
内の構造は、受湯ピストン401を挟んで左右対象であ
るため、後述の説明では片側のみの記述とする。
て、本発明の第2の実施の形態に係わるガス抜きバルブ
を説明する。図4は、ガス抜きバルブ400の縦断面図
であり、通気路が閉じていない状態での内部構造を示し
ている。本実施の形態に係わるガス抜きバルブ400
は、受湯ピストン401と弁ピストン402とを同一方
向に連動させ、かつ弁ピストン402の隙間437を塞
ぐまでの移動距離が受湯ピストン401の移動距離より
も長くなるように連結する手段として、油圧シリンダを
使用したものである。通気導管408は、ガス抜きバル
ブ400内の中央付近に位置する通気導管終端部435
で、通気導管408の延びる方向に対して垂直方向に延
びる下部貫通孔403に接続している。下部貫通孔40
3は、内部に受湯ピストン401が摺動可能に挿設され
ており、通気導管408に対向する側で下部油圧シリン
ダ416と接続している。通気導管408は、受湯ピス
トン401に達する手前で図示されていない二つの分岐
ダクトに分かれる。そしてそれぞれの分岐ダクトは、分
岐ダクト上端部406において下部貫通孔403の延び
る方向と平行に延びる上部貫通孔404と接続してい
る。二つの上部貫通孔404は、側面部で金型外部と通
じる出口部407と接続している。上部貫通孔404に
は、弁ピストン402が摺動可能に挿設されている。弁
ピストン402には、外径が上部貫通孔404の内径以
上のピストンヘッド405が設けられている。ガス抜き
バルブ400が作動していない状態では、ピストンヘッ
ド405と上部貫通孔404の間には隙間437が開い
ている。二つの上部貫通孔404は、それぞれ分岐ダク
ト上端部406と対向した側で上部油圧シリンダ420
と接続している。二つの上部油圧シリンダ420の弁ピ
ストン側油圧室421と下部油圧シリンダ416のヘッ
ド側油圧室417bは油圧通路418により連通してい
る。上部油圧シリンダ420のヘッド側油圧室417a
にはそれぞれ、バルブ419を介して図示していない油
圧源から油が供給される。なお、ガス抜きバルブ400
内の構造は、受湯ピストン401を挟んで左右対象であ
るため、後述の説明では片側のみの記述とする。
【0009】キャビティ内に高速充填され、キャビティ
最終充填部に達した溶湯は、通気導管408内に流入す
る。通気導管終端部435に達した溶湯は、下部貫通孔
403内に挿設された受湯ピストン401を押し、移動
させる。受湯ピストン401が移動するにつれて、下部
油圧シリンダ416のヘッド側油圧室417bの油が押
され、油が油圧通路418を通って上部油圧シリンダ4
20の弁ピストン側油圧室421に導かれる。上部油圧
シリンダ420は弁ピストン402を引き、弁ピストン
402を受湯ピストン401と同一方向に所定量移動さ
せ、ピストンヘッド405と上部貫通孔404との間の
隙間437を塞ぐ。このときバルブ419は開かれてい
て、上部油圧シリンダ420のヘッド側油圧室417a
から流出する油が図示されていない油圧源に戻される。
以上の動作により、受湯ピストン401を押す力が小さ
い場合でも、弁ピストン402によって確実に通気路を
閉じることが可能となる。このため、通気導管終端部4
35から図示されていない分岐ダクトを経て、分岐ダク
ト上端部406に達した溶湯は、出口部407より流出
しない。
最終充填部に達した溶湯は、通気導管408内に流入す
る。通気導管終端部435に達した溶湯は、下部貫通孔
403内に挿設された受湯ピストン401を押し、移動
させる。受湯ピストン401が移動するにつれて、下部
油圧シリンダ416のヘッド側油圧室417bの油が押
され、油が油圧通路418を通って上部油圧シリンダ4
20の弁ピストン側油圧室421に導かれる。上部油圧
シリンダ420は弁ピストン402を引き、弁ピストン
402を受湯ピストン401と同一方向に所定量移動さ
せ、ピストンヘッド405と上部貫通孔404との間の
隙間437を塞ぐ。このときバルブ419は開かれてい
て、上部油圧シリンダ420のヘッド側油圧室417a
から流出する油が図示されていない油圧源に戻される。
以上の動作により、受湯ピストン401を押す力が小さ
い場合でも、弁ピストン402によって確実に通気路を
閉じることが可能となる。このため、通気導管終端部4
35から図示されていない分岐ダクトを経て、分岐ダク
ト上端部406に達した溶湯は、出口部407より流出
しない。
【0010】なお、本実施の形態では、受湯ピストン4
01と弁ピストン402を移動させる手段として油圧を
利用したが、水圧、空圧等を利用することも可能であ
る。
01と弁ピストン402を移動させる手段として油圧を
利用したが、水圧、空圧等を利用することも可能であ
る。
【0011】なお、二つの上部油圧シリンダ420の径
は、二つの弁ピストン402が同時に隙間437を塞ぐ
ためにも同一であることが望ましい。また、下部油圧シ
リンダ416の半径をr、上部油圧シリンダ420の径
をr′とおくと、弁ピストン402の移動距離が受湯ピ
ストン401の移動距離よりも長くなるためにはrと
r′は次の関係を満たしていなければならない。√2
r′<rまた、弁ピストン402の移動距離は、√2
r′とrの差が大きければ長くなり、また逆に、差が小
さければ短くなる。
は、二つの弁ピストン402が同時に隙間437を塞ぐ
ためにも同一であることが望ましい。また、下部油圧シ
リンダ416の半径をr、上部油圧シリンダ420の径
をr′とおくと、弁ピストン402の移動距離が受湯ピ
ストン401の移動距離よりも長くなるためにはrと
r′は次の関係を満たしていなければならない。√2
r′<rまた、弁ピストン402の移動距離は、√2
r′とrの差が大きければ長くなり、また逆に、差が小
さければ短くなる。
【0012】〔第3の実施の形態〕以下、図5を参照し
て、本発明の第3の実施の形態に係わるガス抜きバルブ
を説明する。図5は、ガス抜きバルブ500の縦断面図
であり、通気路が閉じていない状態での内部構造を示し
ている。本実施の形態に係わるガス抜きバルブ500
は、受湯ピストン501と弁ピストン502とを同一方
向に連動させ、かつ弁ピストン502の隙間537を塞
ぐまでの移動距離が受湯ピストン501の移動距離より
も長くなるように連結する手段として、ラック&ピニオ
ンを使用するものである。通気導管508は、ガス抜き
バルブ500内の中央付近に位置する通気導管終端部5
35で、通気導管508の延びる方向に対して垂直方向
に延びる下部貫通孔503に接続している。下部貫通孔
503は、内部に受湯ピストン501が摺動可能に挿設
されており、受湯ピストン501に達する手前で図示さ
れていない二つの分岐ダクトに分かれる。そしてそれぞ
れの分岐ダクトは、分岐ダクト上端部506において下
部貫通孔503の延びる方向と平行に延びる二つの上部
貫通孔504とそれぞれ接続している。上部貫通孔50
4には、弁ピストン502が摺動可能に挿設されてい
る。弁ピストン502には、外径が上部貫通孔504の
内径以上であるピストンヘッド505が設けられてい
る。ガス抜きバルブ500が作動していない状態では、
ピストンヘッド505と上部貫通孔504の間には隙間
537が開いている。二つの上部貫通孔504は、側面
部で金型外部と通じる出口部507に接続している。ガ
ス抜きバルブ500の内部には空間部529が形成され
ており、空間部529内で小径歯車525を挟んで同軸
に配置された二つの大径歯車530が、上方にある二つ
の歯車527とそれぞれ噛み合って位置している。小径
歯車525と二つの大径歯車530、及び二つの歯車5
27はそれぞれ、受湯ピストン501及び弁ピストン5
02の軸心に対して直角に位置決めされたシャフト52
6、シャフト528に軸心回りに回転できる状態で固定
されている。なお、小径歯車525の半径はD1に、ま
た、大径歯車530の半径はD2に設定されている。
(D2>D1)
て、本発明の第3の実施の形態に係わるガス抜きバルブ
を説明する。図5は、ガス抜きバルブ500の縦断面図
であり、通気路が閉じていない状態での内部構造を示し
ている。本実施の形態に係わるガス抜きバルブ500
は、受湯ピストン501と弁ピストン502とを同一方
向に連動させ、かつ弁ピストン502の隙間537を塞
ぐまでの移動距離が受湯ピストン501の移動距離より
も長くなるように連結する手段として、ラック&ピニオ
ンを使用するものである。通気導管508は、ガス抜き
バルブ500内の中央付近に位置する通気導管終端部5
35で、通気導管508の延びる方向に対して垂直方向
に延びる下部貫通孔503に接続している。下部貫通孔
503は、内部に受湯ピストン501が摺動可能に挿設
されており、受湯ピストン501に達する手前で図示さ
れていない二つの分岐ダクトに分かれる。そしてそれぞ
れの分岐ダクトは、分岐ダクト上端部506において下
部貫通孔503の延びる方向と平行に延びる二つの上部
貫通孔504とそれぞれ接続している。上部貫通孔50
4には、弁ピストン502が摺動可能に挿設されてい
る。弁ピストン502には、外径が上部貫通孔504の
内径以上であるピストンヘッド505が設けられてい
る。ガス抜きバルブ500が作動していない状態では、
ピストンヘッド505と上部貫通孔504の間には隙間
537が開いている。二つの上部貫通孔504は、側面
部で金型外部と通じる出口部507に接続している。ガ
ス抜きバルブ500の内部には空間部529が形成され
ており、空間部529内で小径歯車525を挟んで同軸
に配置された二つの大径歯車530が、上方にある二つ
の歯車527とそれぞれ噛み合って位置している。小径
歯車525と二つの大径歯車530、及び二つの歯車5
27はそれぞれ、受湯ピストン501及び弁ピストン5
02の軸心に対して直角に位置決めされたシャフト52
6、シャフト528に軸心回りに回転できる状態で固定
されている。なお、小径歯車525の半径はD1に、ま
た、大径歯車530の半径はD2に設定されている。
(D2>D1)
【0013】二つの弁ピストン502は、分岐ダクト上
端部506と対抗した側で、弁ピストン502の軸方向
に延びる上部ロッド523とそれぞれ連結している。上
部ロッド523の下側には、ラック状の歯524aが形
成されている。ラック状の歯524aは歯車527と噛
み合っている。受湯ピストン501は通気導管508と
対向した側で、受湯ピストン501の軸方向に延びる下
部ロッド522と連結している。下部ロッド522は、
一端部がガス抜きバルブ内壁511aに固定されている
ばね512と連結していて、通気導管508側に付勢さ
れている。下部ロッド522の中央部には、受湯ピスト
ン501が通気導管508内に突出しないための突起部
536が設けられている。ガス抜きバルブ500が作動
していない状態では、突起部536はガス抜きバルブ内
壁511bに当接している。下部ロッド522の上側に
は、ラック状の歯524bが形成されている。歯524
bは、小径歯車525と噛み合っている。なお、ガス抜
きバルブ500内の構造は、小径歯車525を挟んで左
右対象であるため、後述の説明では片側のみの記述とす
る。
端部506と対抗した側で、弁ピストン502の軸方向
に延びる上部ロッド523とそれぞれ連結している。上
部ロッド523の下側には、ラック状の歯524aが形
成されている。ラック状の歯524aは歯車527と噛
み合っている。受湯ピストン501は通気導管508と
対向した側で、受湯ピストン501の軸方向に延びる下
部ロッド522と連結している。下部ロッド522は、
一端部がガス抜きバルブ内壁511aに固定されている
ばね512と連結していて、通気導管508側に付勢さ
れている。下部ロッド522の中央部には、受湯ピスト
ン501が通気導管508内に突出しないための突起部
536が設けられている。ガス抜きバルブ500が作動
していない状態では、突起部536はガス抜きバルブ内
壁511bに当接している。下部ロッド522の上側に
は、ラック状の歯524bが形成されている。歯524
bは、小径歯車525と噛み合っている。なお、ガス抜
きバルブ500内の構造は、小径歯車525を挟んで左
右対象であるため、後述の説明では片側のみの記述とす
る。
【0014】キャビティ内に高速充填され、キャビティ
最終充填部に達した溶湯は、通気導管508内に流入す
る。通気導管終端部535に達した溶湯は、下部貫通孔
503内に挿設された受湯ピストン501を押し、移動
させる。受湯ピストン501の移動により、下部ロッド
522も一体に移動する。下部ロッド522は、小径歯
車525を時計回りに回転させる。小径歯車525が回
転すると、小径歯車525と共にシャフト526に固定
された大径歯車530が時計回りに回転する。大径歯車
530と噛み合っている歯車527が反時計回りに回転
するため、上部ロッド523及び弁ピストン502は、
受湯ピストン501と同一方向に所定量移動し、ピスト
ンヘッド505と上部貫通孔504との間の隙間537
を塞ぐ。
最終充填部に達した溶湯は、通気導管508内に流入す
る。通気導管終端部535に達した溶湯は、下部貫通孔
503内に挿設された受湯ピストン501を押し、移動
させる。受湯ピストン501の移動により、下部ロッド
522も一体に移動する。下部ロッド522は、小径歯
車525を時計回りに回転させる。小径歯車525が回
転すると、小径歯車525と共にシャフト526に固定
された大径歯車530が時計回りに回転する。大径歯車
530と噛み合っている歯車527が反時計回りに回転
するため、上部ロッド523及び弁ピストン502は、
受湯ピストン501と同一方向に所定量移動し、ピスト
ンヘッド505と上部貫通孔504との間の隙間537
を塞ぐ。
【0015】ここで、受湯ピストン501がL1だけ左
に移動したときに小径歯車525及び大径歯車530は
角度θだけ時計回りに回転したと仮定する。このとき、
小径歯車525の回転した周長さはL1に等しく、L1
=2πD1*θ/360°で表される。また、大径歯車
530の回転した周長さL2は、L2=2πD2*θ/
360°で表される。さらに、大径歯車530と噛み合
っている歯車527の回転した周長さはL2に等しく、
よって弁ピストン502は歯車527の回転した周長さ
L2だけ左に移動する。したがって、弁ピストン502
は受湯ピストン501のD2/D1倍だけ移動量が大き
くなる。また、弁ピストン502の移動速度も受湯ピス
トン501の移動速度のD2/D1倍だけ大きくなる。
なお、歯車の径を変えることで、弁ピストン502の移
動距離と移動速度とを調整することも可能である。以上
の動作により、受湯ピストン501を押す力が小さい場
合でも、弁ピストン502によって確実に通気路を閉じ
ることが可能となる。このため、通気導管終端部535
から図示されていない分岐ダクトを経て、分岐ダクト上
端部506に達した溶湯は、出口部507より流出しな
い。
に移動したときに小径歯車525及び大径歯車530は
角度θだけ時計回りに回転したと仮定する。このとき、
小径歯車525の回転した周長さはL1に等しく、L1
=2πD1*θ/360°で表される。また、大径歯車
530の回転した周長さL2は、L2=2πD2*θ/
360°で表される。さらに、大径歯車530と噛み合
っている歯車527の回転した周長さはL2に等しく、
よって弁ピストン502は歯車527の回転した周長さ
L2だけ左に移動する。したがって、弁ピストン502
は受湯ピストン501のD2/D1倍だけ移動量が大き
くなる。また、弁ピストン502の移動速度も受湯ピス
トン501の移動速度のD2/D1倍だけ大きくなる。
なお、歯車の径を変えることで、弁ピストン502の移
動距離と移動速度とを調整することも可能である。以上
の動作により、受湯ピストン501を押す力が小さい場
合でも、弁ピストン502によって確実に通気路を閉じ
ることが可能となる。このため、通気導管終端部535
から図示されていない分岐ダクトを経て、分岐ダクト上
端部506に達した溶湯は、出口部507より流出しな
い。
【0016】以上の実施の形態1、2、3では上部貫通
孔は二つで構成されているが、二つとは限らず一つでも
よく、また三つ以上でもよい。例えば、上部貫通孔を一
つにして、それぞれ二つあった第1の実施の形態でのズ
ームリンク210、第2の実施の形態での上部油圧シリ
ンダ420を一つにしてもよい。また、第3の実施の形
態での大径歯車530、歯車527もそれぞれ一つにし
て構成してもよい。なお、本発明の受湯ピストンと弁ピ
ストンが同一方向に連動するとは、通気導管を含む金型
断面を基準とする受湯ピストンの移動方向と弁ピストン
の移動方向がともに正、もしくは負であることを意味し
ている。
孔は二つで構成されているが、二つとは限らず一つでも
よく、また三つ以上でもよい。例えば、上部貫通孔を一
つにして、それぞれ二つあった第1の実施の形態でのズ
ームリンク210、第2の実施の形態での上部油圧シリ
ンダ420を一つにしてもよい。また、第3の実施の形
態での大径歯車530、歯車527もそれぞれ一つにし
て構成してもよい。なお、本発明の受湯ピストンと弁ピ
ストンが同一方向に連動するとは、通気導管を含む金型
断面を基準とする受湯ピストンの移動方向と弁ピストン
の移動方向がともに正、もしくは負であることを意味し
ている。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、金型に
形成された排気用の通気路を閉塞部材で開閉するガス抜
きバルブであって、溶湯の動圧を受ける受圧部材と、所
定量の移動により前記通気路を塞ぐ閉塞部材を、同一方
向に連動させる連結手段によって、前記閉塞部材の前記
通気路を塞ぐまでの移動距離が前記受圧部材の移動距離
よりも長くなるようにしたので、受圧部材を押す力が低
くなった場合でも、弁ピストンの所定量の移動により通
気路を塞ぐことが可能となる。
形成された排気用の通気路を閉塞部材で開閉するガス抜
きバルブであって、溶湯の動圧を受ける受圧部材と、所
定量の移動により前記通気路を塞ぐ閉塞部材を、同一方
向に連動させる連結手段によって、前記閉塞部材の前記
通気路を塞ぐまでの移動距離が前記受圧部材の移動距離
よりも長くなるようにしたので、受圧部材を押す力が低
くなった場合でも、弁ピストンの所定量の移動により通
気路を塞ぐことが可能となる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の使用状態図であ
る。
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態の縦断面図であり、
内部構造を示す図である。
内部構造を示す図である。
【図3】図2におけるA−A断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の内部構造を示す図
である。
である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の内部構造を示す図
である。
である。
【図6】弁ピストンが閉鎖位置にある従来技術のダイカ
スト用ガス抜きバルブの内部構造を示す図である。
スト用ガス抜きバルブの内部構造を示す図である。
【図7】図6におけるB−B断面図である。
201…受湯ピストン 202…弁ピストン 210…
ズームリンク 10…ガス抜きバルブ
ズームリンク 10…ガス抜きバルブ
Claims (1)
- 【請求項1】金型に形成された排気用の通気路を開閉す
るガス抜きバルブにおいて、 前記通気路に流入した溶湯に押されて移動する受圧部材
と、 所定量の移動により前記通気路を塞ぐ閉塞部材と、 該閉塞部材によって前記通気路が塞がれるまで前記受圧
部材と前記閉塞部材を同一方向に連動するように、かつ
前記閉塞部材の前記通気路を塞ぐまでの移動距離が前記
受圧部材の移動距離よりも長くなるように連結する連結
手段と、を有することを特徴とするガス抜きバルブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8075796A JPH09267162A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | ガス抜きバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8075796A JPH09267162A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | ガス抜きバルブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09267162A true JPH09267162A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=13586534
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8075796A Pending JPH09267162A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | ガス抜きバルブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09267162A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1430974A1 (en) * | 1999-07-02 | 2004-06-23 | Edoardo Bresciani | Suction valve for discharging air and gas from dies in pressure casting |
| CN109093091A (zh) * | 2018-05-14 | 2018-12-28 | 日本模具贸易株式会社 | 压铸件用开闭阀的故障预防装置 |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP8075796A patent/JPH09267162A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1430974A1 (en) * | 1999-07-02 | 2004-06-23 | Edoardo Bresciani | Suction valve for discharging air and gas from dies in pressure casting |
| CN109093091A (zh) * | 2018-05-14 | 2018-12-28 | 日本模具贸易株式会社 | 压铸件用开闭阀的故障预防装置 |
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