JPH09267396A - 脱泡ローラー装置及びそれを用いた脱泡方法 - Google Patents

脱泡ローラー装置及びそれを用いた脱泡方法

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JPH09267396A
JPH09267396A JP10205696A JP10205696A JPH09267396A JP H09267396 A JPH09267396 A JP H09267396A JP 10205696 A JP10205696 A JP 10205696A JP 10205696 A JP10205696 A JP 10205696A JP H09267396 A JPH09267396 A JP H09267396A
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JP
Japan
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sheet
roller
adhesive
films
defoaming
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JP10205696A
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Yoshiya Yasuda
善哉 安田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で、経費増も問題にならず、連続
的に貼合わせが可能で、しかも作業効率が良い脱泡ロー
ラー装置及びそれを用いた脱泡方法を提供する。 【解決手段】 複数枚のシート状フィルム1,2を接着
剤Pで連続的に貼合わせて送られてくる工程で用いられ
るものであって、貼合わされて送られてくるシート状フ
ィルム同士を挟み込むように配置される一対のローラー
部材20,21を備え、ローラー部材の一方20が円柱
状であり、他方21が外周にスパイラル形状の突起圧延
部22を形成しており、接着剤Pで貼合わせたときに内
包される気泡を、ローラー部材21の突起圧延部22に
沿って幅方向へ移動して、側端部に誘導可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属すの技術分野】本発明は、シート状フィルム
同士を接着剤で貼合わせたときに内包される気泡を排除
する脱泡ローラー装置及びそれを用いた脱泡方法に関す
るものである。なお、本明細書中、特に、シート状フィ
ルムと表現するときは、シート(厚さが0.25mm以
上のもの)及びフィルム(厚さが0.25mm未満のも
の)を含む意味で使用する。
【0002】
【従来の技術】シートやフィルム同士を貼合わせる分野
においては、シートないしはフィルムを接着剤で貼合わ
せたとき、特に接着層を比較的厚くするような場合、間
に気泡が内包され易く、このように気泡が内包される
と、品質的に問題となるばかりでなく、例えば、フィル
ムの貼合わせ面に印刷などが施されている場合にその印
刷がぼけたり歪むこととなる。そこで、従来から、例え
ば、接着剤を予め真空脱泡処理したり、各フィルムの間
に接着剤を塗布ないしは供給する方法を改良するなど個
々的に工夫されている。また、より完全な脱泡対策とし
ては、真空室内でシートやフィルム同士を接着剤で貼合
わせることによって、間に気泡が含まれるのを防止する
こともある。具体的には、接着設備または接着工程が真
空可能状態に設けられており、シートやフィルム同士を
貼合わせるために使用するローラー部材等に配置した
後、その真空室内を真空排気して真空度を上昇させてか
ら、シートやフィルム同士を接着剤により貼合わせると
ともに、必要に応じ圧延処理した後、真空室を大気圧に
戻し、貼り合わされたシートやフィルムを真空室外に取
り出す方式である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方式では、真
空室等の真空設備を備えなければならないが、この真空
設備に伴う投資費用が増大する。特に、連続的に貼合わ
せたり、所定の厚さまで圧延処理する様な場合は設備が
大型化し、維持経費的にも増大するという不具合があ
る。また、真空室内で貼合わせる工程では、前記のよう
に真空室を真空排気してから、シートやフィルム同士を
接着剤で貼合わせ、そして、それが終了した後に、真空
室を大気圧に戻してから、貼り合わされたシートやフィ
ルムを真空室外に取り出すというバッチ処理となる。こ
のため、接着剤で連続的に貼合わせたり、貼合わせとと
もに圧延処理するような場合は、作業効率が悪くなる等
の問題がある。
【0004】本発明は、以上のような背景に鑑みて検討
を重ねてきた結果、達成されたものであり、その目的
は、簡易な構成で、経費増も問題にならず、連続的に貼
合わせが可能で、しかも作業効率が良い脱泡ローラー装
置及びそれを用いた脱泡方法を提供することにある。そ
の他の目的は以下の内容説明とともに明らかにする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の脱泡ローラー装
置は、上記目的を達成するため、複数枚のシート状フィ
ルムを接着剤で連続的に貼合わせて送られてくる工程で
用いられるものであって、前記貼合わされて送られてく
るシート状フィルム同士を挟み込むように配置される一
対のローラー部材を備え、前記ローラー部材の一方が円
柱状であり、前記ローラー部材の他方が外周にスパイラ
ル形状の突起圧延部を形成しており、前記接着剤で貼合
わせたときに内包される気泡を、前記他方のローラー部
材の突起圧延部に沿って幅方向へ移動して、シート状フ
ィルム同士の側端部に誘導可能にしたことを要部として
いる。
【0006】また、本発明の脱泡方法は、上記目的を達
成するため、複数枚のシート状フィルムを接着剤で貼合
わせて送られてくるシート状フィルム同士を、円柱状の
ローラー部材とスパイラル形状の突起圧延部付きのロー
ラー部材とで挟み込みながら圧延することにより、前記
シート状フィルム同士を接着剤で貼合わせたときに内包
される気泡を、前記ローラー部材の突起圧延部に沿って
幅方向へ移動して、シート状フィルム同士の側端部から
押し出すことを要部としている。
【0007】以上の構成によれば、シート状フィルム同
士を接着剤で貼合わせて送られて工程で、円柱状(筒状
を含む)のローラー部材とスパイラル形状の突起圧延部
付きのローラー部材とで挟み込みながら圧延する。この
突起圧延部による圧延では、接着剤を塗布ないしは供給
する過程などで内包される気泡が、接着剤を移送媒体と
しスパイラル形状の突起圧延部に沿って幅方向へ移動さ
れて、側端部から押し出される。このような、本発明の
脱泡機構は以下の知見により完成されたものである。先
ず、シート状フィルム同士の間に入り込んだ気泡は、順
次にないしは連続的に加圧されていく過程で、内包され
た気泡が当初の大きさから次第に拡大されていくことで
ある。また、内包された気泡は所定の大きさになったと
ころでほぼ停滞する。したがって、この停滞が起こる前
に本発明のローラー装置を適用することにより、その気
泡は接着剤を移送媒体としスパイラル形状の突起圧延部
に沿って効率よく誘導ないしは移動されることが分かっ
た。
【0008】本発明を適用する場合には、前記気泡が停
滞する前にローラー部材とスパイラル形状の突起圧延部
付きのローラー部材とで挟み込みながら圧延することが
好ましい。より具体的には、接着層を比較的厚く設ける
ような態様、特にシート状フィルム同士の合計厚さに対
し接着層を1.5倍以上の厚さに設ける態様において、
前記気泡の大きさが平均外径として2〜5mm、少なく
とも約6mmより大きくなる前の工程部に本発明を作用
させると、気泡がスパイラル形状の突起圧延部に沿っ
て、フイルム幅方向へ移動され易い。この数値特定は、
前記気泡が停滞するときの大きさが使用接着剤の種類、
特に粘性やその塗布ないしは供給量などによって多少異
なることから一般的な目安である。しかし、通常のシー
ト状フイルムを貼合わせる場合は、平均外径として6m
mより大きくなると気泡が接着剤を移送媒体とし移動し
難くなることも確認されている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例につ
いて図面を参照しながら説明する。図1は本発明の貼合
わせフィルム用脱泡ローラー装置を模式的に示す要部斜
視図、図2は前記脱泡ローラー装置を用いた貼合わせ工
程の全体を示す模式図である。この形態例では、シート
状フィルム1(厚さt1が0.125±0.01mmの
樹脂フィルムであり、以下、フィルム1と称する)と、
シート状フィルム2(厚さt2が0.125±0.01
mmの樹脂フィルムであり、以下、フィルム2と称す
る)を接着剤P(エポキシ系樹脂接着剤)を介在して貼
合わせるとともに、貼合わせ時の初期厚さ(各フィルム
1.2と接着剤Pとの合計厚さ)が1mmに設定され、
所定の厚さ0.8±0.02mmになるまで徐々に圧延
処理したときの例である。なお、本発明の貼合わせ対象
は、この例に限られないことは言うまでもなく、例え
ば、シート同士、フィルム同士、シートとフィルムとを
貼合わせる各態様を共に含むものである。
【0010】図2において、この貼合わせ工程では、各
フィルム1,2が巻軸3A,3Bに巻回されて上下に配
置されて、各巻軸3A,3Bから所定速さで引き出され
る。上方より送られてくるフィルム1と、下方より送ら
れてくるフィルム2とは、前記巻軸3A,3Bと同期し
て回転されている貼合わせ用ローラー部材4,5で挟み
込まれる。この際には、各フィルム1,2の間に接着剤
Pがノズル6を通じて定量づつ供給され、両者の接着が
開始される。なお、接着剤Pは、予め真空脱泡されてい
るとともに、ノズル6から空気を巻き込まないよう所定
量づつ供給されるようにしている。しかし、接着剤Pの
粘度が高い(約36000cp)ため空気の巻き込みを
完全に防ぐことは不可能であり、ローラー部材4,5に
よる貼合わされたフィルム1,2の間には空気の微細な
気泡が巻き込まれる。
【0011】接着の開始されたフィルム1,2同士(以
下、貼合わせシート7と言う)は、その後、第1の搬送
兼貼合わせ用ローラー部材8,9と、第2の搬送兼貼合
わせ用ローラー部材10,11とにより所定圧を受けな
がら、熱硬化炉12内に向けて移送され、また熱硬化炉
12の出口側に設けられた搬送用ローラー部材13,1
4を経て次の工程に移送される。ここで、熱硬化炉12
は、出入り口が不図示の開閉シャッターにより貼合わせ
シート7を移送可能に閉じられており、内部温度がエポ
キシ系樹脂の接着剤Pに対応し最適条件として設定され
た50度に制御されている。また、内部には、入口から
出口に沿って複数箇所に圧延用のローラー装置15,1
6,17,18,19が設けられており、貼合わせシー
ト7がこれらのローラー装置15,16,17,18,
19によって厚さが0.8±0.02mmになるまで序
々に圧延されるようになっている。そして、これらロー
ラー装置の内、4番目に位置するものが本発明を適用し
た脱泡ローラー装置18であり、他は従来(巻軸3A,
3Bに同期して回転される一対の円柱状ローラーの間に
貼合わせシート7を所定の圧力で挟み込んだ構造)のも
のである。
【0012】本発明の脱泡ローラー装置18は、図1に
その詳細を示している如く、下側ローラー部材20と上
側ローラー部材21とを備え、両ローラー部材20,2
1の間に連続的に送られてくる貼合わせシート7を挟む
ように配置されている。この配置は、貼合わせシート7
の進行方向に対して直角方向、即ち、貼合わせシート7
の幅方向である。ここで、下側ローラー部材20は従来
と同様に円柱状をしているが、上側ローラー部材21
は、表面である外周に複数のスパイラル形状の突起圧延
部22が形成されている。このスパイラル形状は、各ロ
ーラー部材20,21が軸20A,21Aを介して回転
される方向に対応して、右ネジ方向に形成されている。
また、各突起圧延部22は貼合わせシート7の幅寸法よ
り長くなっているとともに、各突起圧延部22の間に溝
部23を形成している。なお、このような突起圧延部2
2の圧延コーナー部はエッジがなくなるよう切削処理さ
れていることが好ましい。
【0013】このような脱泡ローラー装置18が組み込
まれた構成において、貼合わせシート7の進行に従って
両ローラー部材20,21が軸20A,21Aを介して
回転されると、貼合わせシート7内に内包された気泡2
4は下側ローラー部材20に対し、上側ローラー部材2
1の適位置の突起圧延部22により矢印25の方向に移
動される。この移動は、図1に模式的に示されている如
く、例えば、気泡24が貼合わせシート7の中間部にあ
り、両ローラー部材20,21の手前まで送られてきた
ときを想定すると、対応する突起圧延部22の回転に沿
って符号24aから符号24b、さらに符号24cへと
幅方向に動かされて、最終的には貼合わせシート7の側
端部から外部、つまり大気中に開放され、脱泡が完了す
る。この場合、接着剤Pは気泡24を運ぶ移送媒体、つ
まりキャリアとしての役割を果たしている。図1の符号
25は気泡24の移動軌跡を示している。
【0014】なお、このような、本発明の脱泡ローラー
装置18を適用する場合は、貼合わせシート7が順次に
ないしは連続的に加圧されていく過程で、内包された気
泡24が当初の大きさから次第に拡大されていき、ある
大きさになると停滞することから、気泡24が停滞する
前の段階で適用することが好ましい。この形態例では、
接着剤Pの層が比較的厚く設けられる例であり、気泡2
4が平均外径として約3から4mmになったときに脱泡
ローラー装置18を作用するように設定されている。ま
た、本発明の主要部であるローラー部材21はそのスパ
イラル形状の突起圧延部16を多条ネジ状に形成した
り、貼合わせシート7の進行方向に回転が同期する範囲
で傾斜するように配置してもよいものである。要は、本
発明の要旨の範囲でさらに展開できるものである。
【0015】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば次の
ような効果が得られる。 、構成部材的には、圧延用ローラー部材の内、一方の
ローラー部材がスパイラル形状の突起圧延部を形成して
いるだけなので簡易であり、採用及び設置も従来の圧延
用ローラーの一部を変更するだけでよく、最小経費で容
易に実施できる。 、脱泡機構的には、間に内包された気泡がローラー部
材の突起圧延部に沿って、接着剤を媒体として移動しつ
つフィルム側端部へ誘導され、外に押し出されることか
ら、連続して貼合わせる工程に好適であり、作業効率も
優れている。 、なお、連続ないしは順次に圧延するような場合、本
発明のローラー部材は他の従来の圧延用ローラー部材と
同期回転可能であるため、貼合わせシートにキズをつけ
ることもない。 、本発明を適用して得られる貼合わせシート状フィル
ムは、コスト増になることなく、例えば、貼合わせ面に
印刷などが施されている場合、シート状フィルム同士の
間にIC等の薄状物を介装するなどの理由により接着層
を比較的厚くしたいような場合にも、接着時に内包され
た気泡が効率よく脱泡されていることから、品質低下を
防止し、信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態例として示す要部の概略斜視図
である。
【図2】本発明を適用したシート状フィルムの貼合わせ
工程を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1,2・・・・・フィルム(シート状フィルム) 7・・・・・・・貼合わせシート 18・・・・・・脱泡ローラー装置 20,21・・・ローラー部材 22・・・・・・突起圧延部 24・・・・・・気泡 P・・・・・・・接着剤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のシート状フィルムを接着剤で連
    続的に貼合わせて送られてくる工程で用いられるもので
    あって、 前記貼合わされて送られてくるシート状フィルム同士を
    挟み込むように配置される一対のローラー部材を備え、
    前記ローラー部材の一方が円柱状であり、前記ローラー
    部材の他方が外周にスパイラル形状の突起圧延部を形成
    しており、 前記接着剤で貼合わせたときに内包される気泡を、前記
    他方のローラー部材の突起圧延部に沿って幅方向へ移動
    して、シート状フィルム同士の側端部に誘導可能にした
    ことを特徴とする脱泡ローラー装置。
  2. 【請求項2】 前記スパイラル形状の突起圧延部が、多
    条ネジ状に形成されている請求項1に記載の脱泡ローラ
    ー装置
  3. 【請求項3】 複数枚のシート状フィルムを接着剤で貼
    合わせて送られてくるシート状フィルム同士を、円柱状
    のローラー部材とスパイラル形状の突起圧延部付きのロ
    ーラー部材とで挟み込みながら圧延することにより、 前記シート状フィルム同士を接着剤で貼合わせたときに
    内包される気泡を、前記ローラー部材の突起圧延部に沿
    って幅方向へ移動して、シート状フィルム同士の側端部
    から押し出すことを特徴とする脱泡方法。
JP10205696A 1996-04-02 1996-04-02 脱泡ローラー装置及びそれを用いた脱泡方法 Pending JPH09267396A (ja)

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