JPH09268113A - 水系ネールエナメル - Google Patents

水系ネールエナメル

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JPH09268113A
JPH09268113A JP10442096A JP10442096A JPH09268113A JP H09268113 A JPH09268113 A JP H09268113A JP 10442096 A JP10442096 A JP 10442096A JP 10442096 A JP10442096 A JP 10442096A JP H09268113 A JPH09268113 A JP H09268113A
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JP
Japan
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water
nail enamel
component
based nail
weight
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Withdrawn
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JP10442096A
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English (en)
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Yoshiyuki Ogusu
芳之 小楠
Masaaki Sugiura
正明 杉浦
Arata Nakamura
新 中村
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全で、しかも塗りやすく、塗膜の光沢や色
味に優れるとともに、爪への接着性が良好ではがれ特性
に優れ、さらには、経時での系の安定性に優れる水系ネ
ールエナメルを提供する。 【解決手段】 (a)水と、(b)多価アルコールまた
はその誘導体と、(c)セルロース誘導体と、(d)下
記一般式(I) 【化1】 (式中、Rは炭素原子数1〜20のアルキル基であり;
m、nはそれぞれ300〜700の整数である)で表さ
れるメタクリル酸エステルと、さらには所望により
(e)水膨潤性粘土鉱物を配合してなる、水系ネールエ
ナメル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水系ネールエナメル
に係り、さらに詳しくは、塗りやすく、塗膜の光沢や色
味に優れるとともに、爪への接着性が良好ではがれ特性
に優れ、さらには、経時での系の安定性に優れる水系ネ
ールエナメルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネールエナメルは、ニトロセルロ
ース等の皮膜形成成分と、アルキッド樹脂、スルホンア
ミド樹脂、シュークロース系樹脂、アクリル樹脂等の樹
脂類に、可塑剤、色材等の添加成分を加えたものを、エ
ステル系、ケトン系等の溶剤に溶解したいわゆる溶剤系
のものが一般的であった。これら溶剤系ネールエナメル
には水が配合されていない。
【0003】ところで爪には7〜12%の水分と0.1
〜1.0%の脂質が含まれているが、爪の先端部は、爪
床からの水分の補給等が爪甲に比較して少なく乾燥して
おり、そのため欠けや折れ、2枚爪等を生じやすくな
る。しかるに溶剤系ネールエナメルでは、水が配合され
ていないため使用時に爪先への水の補給ができず、さら
には溶剤による脱水作用、脱脂作用のため、連用により
2枚爪を生じさせやすいなど、安全性が十分でないとい
う問題があった。
【0004】そこで系中に水を配合した水系ネールエナ
メルが研究、開発されるようになった。水系ネールエナ
メルは、上述の安全性などの点においては十分な効果が
得られるものの、溶剤系ネールエナメルに通常用いられ
ている樹脂を水系ネールエナメルに配合すると爪に対す
る刺激が強く爪への負担がかかり過ぎ、爪の薄皮がはが
れやすくなるという問題がある。また、光沢付与、塗膜
形成などに寄与する皮膜形成成分についても、溶剤系ネ
ールエナメルに配合されているものは一般に水不溶性
で、水系溶剤に配合させるのが難しいため、水系ネール
エナメルは溶剤系ネールエナメルに比べて塗膜が薄く、
光沢に劣るという問題があった。
【0005】このように、水系ネールエナメルは、溶剤
系ネールエナメルに比べて耐水性、爪への接着性が劣
り、はがれ特性が十分でないという問題や、塗膜が薄
く、そのため色味の出方が悪いという問題点があった。
【0006】さらに、添加成分として比重の重い酸化鉄
系の色材やパール剤等を配合した場合、長期保存におい
てこれら成分が沈殿してしまうという現象が生じ、経時
での系の安定性に劣るという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、その課題は、安全で、しかも塗り
やすく、塗膜の光沢や色味に優れるとともに、爪への接
着性が良好ではがれ特性に優れ、さらには、経時での系
の安定性に優れる水系ネールエナメルを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究を
重ねた結果、水系溶剤に、セルロース誘導体および特定
のメタクリル酸エステルを配合することにより、さらに
はここに水膨潤性粘土鉱物を配合することにより、上記
課題を解決し得るということを見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0009】すなわち本発明は、(a)水と、(b)多
価アルコールまたはその誘導体と、(c)セルロース誘
導体と、(d)下記一般式(I)
【0010】
【化3】 (式中、Rは炭素原子数1〜20のアルキル基であり;
m、nはそれぞれ300〜700の整数である)で表さ
れるメタクリル酸エステルとを配合してなる水系ネール
エナメルを提供するものである。
【0011】さらに本発明は、上記(a)〜(d)成分
に加えて、さらに(e)水膨潤性粘土鉱物を配合してな
る水系ネールエナメルを提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
【0013】(a)成分としての水は、イオン交換水、
蒸留水等が挙げられる。この水の配合量は、1〜70重
量%であり、より好ましくは30〜60重量%である。
1重量%未満では爪への水分補給が十分でなく、一方、
70重量%を超えるとネールエナメル塗布時、乾燥する
のに時間がかかり、また系の安定性が悪くなり好ましく
ない。
【0014】(b)成分としての多価アルコールまたは
その誘導体は、本水系ネールエナメルにおいていわば水
系溶剤の役割をなす。本発明で用いられる多価アルコー
ルは、従来より化粧品に用いられているものを任意に使
用することができ、例えば、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−
ブチレングリコール、ダイナマイトグリセリン、ソルビ
トール、マルチトール等が挙げられる。また多価アルコ
ールの誘導体としては、具体的には、エチレングリコー
ルモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチル
エーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、
ジエチレングリコールモノエチルエーテル、エチレング
リコールモノメチルエーテル、エチレングリコールジメ
チルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、エチレングリコールメチルエーテルアセテート、メ
チレングリコールエチルエーテルアセテート等が挙げら
れる。これらのなかでもエチレングリコールジエチルー
テル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等が特に
好適である。本発明ではこれら多価アルコールの誘導体
の1種または2種以上を用いることができる。この
(b)成分の好ましい配合量は、組成物全量中20重量
%以下とするのが好ましく、より好ましくは10重量%
以下である。上記範囲内とすることにより系の安定性が
良好となる。2種以上を用いた場合は、その合計量が上
記範囲内となるようにすればよい。
【0015】本発明における(a)、(b)成分の配合
割合は、(b)成分に対し、(a)成分が3〜8(重量
比)の割合で配合されるのが好ましく、より好ましくは
4.5〜7である。両者の配合割合を上記範囲内とする
ことにより、ネールエナメル塗布時、数分以内で乾燥さ
せることができ、また系の安定性も良好となる。
【0016】(c)成分としてのセルロース誘導体とし
ては、下記式(II)
【0017】
【化4】 (式中、lは10〜100の整数である)で表されるニ
トロセルロースカルボキシメチルエーテル(cellulose
nitrate carboxymethyl ether ;CNC)、ヒドロキシ
プロピルセルロース等が好適なものとして挙げられる
が、これらに限定されるものでない。本発明ではこれら
セルロース誘導体のなかから1種または2種以上を任意
に用い得る。本発明ではCNCが最も好適に用いられ
る。なお、CNCを用いる場合、上記式(I)中、lが
70〜100であるのが好ましい。分子量としては5,
000〜25,000が好ましく、特には10,000
〜18,000である。この(c)成分は、ネールエナ
メル全量中に0.1〜20重量%の割合で配合させるの
が好ましく、より好ましくは0.5〜15重量%であ
る。0.1重量%未満ではネールエナメル塗布後のはが
れが悪くなる傾向となり、一方、20重量%超ではネー
ルエナメル塗布時の使用感が重くなる傾向となる。
【0018】(d)成分としてのメタクリル酸エステル
は、上記一般式(I)(式中、R、m、nは上記で定義
したとおり)で表される化合物で、アルキルメタクリレ
ートとジメチルアミノエチルメタクリレートの共重合体
からなる水可溶性樹脂である。本発明においては、Rが
C1 (メチル基)、C4 (ブチル基)、C6 〜C13のア
ルキル基、C18(ステアリル基)の場合が特に好適であ
る。また、mが300〜700、nが300〜700の
場合が好ましい。さらに分子量が60,000〜25
0,000が好ましく、特には120,000〜18
0,000である。この(c)成分は、ネールエナメル
全量中に1〜30重量%の割合で配合させるのが好まし
く、より好ましくは5〜20重量%である。1重量%未
満ではネールエナメル塗布後、良好なつやが得られず、
一方、30重量%超ではネールエナメル塗布時の使用性
が重くなる傾向にある。
【0019】本発明では、皮膜形成成分としての(c)
成分と、水可溶性樹脂としての(d)成分を組み合わせ
ることにより、塗膜をより効果的に軟らかくすることが
でき、また塗膜に優れた光沢を付与することができる。
【0020】本発明においてはさらに、(e)成分とし
て水膨潤性粘土鉱物を配合するのが好ましい。
【0021】水膨潤性粘土鉱物としては、例えばスメク
タイト属に属する層状ケイ酸塩鉱物が挙げられ、具体的
にはモンモリロナイト、バイデライト、ノントロライ
ト、サポナイト、ヘラクライト等が例示される。これら
は天然または合成品のいずれであってもよく、市販品と
してクニピア、スメクトン(いずれもクニミネ工業
(株)製)、ビーガム(バンダービルド(株)製)、ダ
イモナイト、フッ素四ケイ素雲母(いずれもトピー工業
(株)製)、ラポナイト(ラポルテ(株)製)等があ
り、これらを好適に用いることができる。これら水膨潤
性粘土鉱物は1種または2種以上を任意に選択して用い
ることができる。
【0022】この(e)成分を添加することにより系に
チキソトロピー性を付与することができる。チキソトロ
ピー性付与により、例えば安定性の面では、比重の重い
酸化鉄系の色材やパール剤等を配合した場合、これら成
分の沈殿を長期間に亘って防ぐことができ、また使用性
の点からは、塗膜を厚くすることができ、従来の水系ネ
ールエナメルの欠点であった塗膜が薄く色味の出方が悪
い等の欠点を解消することができる。
【0023】本発明において(e)成分は、ネールエナ
メル全量中に0.1〜15重量%の割合で配合させるの
が好ましく、より好ましくは0.8〜10重量%であ
る。0.1重量%未満では系の安定性が悪くなり、一
方、15重量%超ではネールエナメル塗布時の使用性が
重くなる。
【0024】本発明の水系ネールエナメルは常法により
調製することができる。また本発明の水系ネールエナメ
ルにおいては、上記成分に加えて、本発明の効果を損な
わない範囲において、所望により、顔料、染料、パール
剤、保湿剤、薬剤、紫外線吸収剤等、通常のネールエナ
メルに配合し得る添加成分を配合することができる。
【0025】
【実施例】以下に実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例によってなんら限定さ
れるものでないことはいうまでもない。なお、配合量は
すべて重量%である。
【0026】各特性の評価は以下のようにして行った。 [塗膜の光沢]ガラス基板上に試料を0.35mmのド
クターブレードを用いて均一に塗布し、24時間室温に
て乾燥後、D−2型光沢計を用いて塗膜の光沢を入射角
60°−反射角60°の値でもって測定した。 (評価) ◎: 光沢度良好(測定値が100以上120未満) ○: 光沢度やや良好(測定値が90以上100未満) △: 光沢度やや不良(測定値が70以上90未満) ×: 光沢度不良(測定値が70未満) [はがれ特性(爪への付着性)]ナイロン板上に試料を
0.35mmのドクターブレードを用いて均一に塗布
し、24時間室温にて乾燥後、25℃の水に2時間浸漬
し、この後、一般の塗料の付着性評価で用いられている
クロスカットテスト(1mm×1mmゴバン目100
個)を実施した。乾燥塗膜が1mm×1mmの正方形で
残っている度合いではがれ特性を評価した。 (評価) ◎: はがれ特性良好(非常にきれいに残っている) ○: はがれ特性やや良好(ややきれにに残っている) △: はがれ特性やや不良(正方形でなくなっている) ×: はがれ特性不良(正方形がかなりの程度で脱落している) [塗布時の色味の出方]試料を10mlの筆付きガラス
びんに充填し、これを用いて爪に塗布(一度塗り、二度
塗り)し、色味の出方を目視により評価した。 (評価) ◎: 色味の出方良好(エナメルの外観色に非常に近い色味である) ○: 色味の出方やや良好(エナメルの外観色に近い色味である) △: 色味の出方やや不良(エナメルの外観色とやや異なる色味である) ×: 色味の出方不良(エナメルの外観色とかなり異なる色味である) [塗りやすさ]試料を10mlの筆付きガラスびんに充
填し、爪への塗りやすさ(一度塗り、二度塗り)を評価
した。 (評価) ◎: 塗りやすさ良好(非常にきれいに滑らかに塗るこができた) ○: 塗りやすさやや良好(滑らかに塗ることができた) △: 塗りやすさやや不良(やや塗りにくかった) ×: 塗りやすさ不良(非常に塗りにくかった) [系の安定性(沈殿)]試料を15mlのガラスびんに
充填し、これを室温(1か月)、50℃(3か月)に放
置し、系の沈殿の状態を目視で観察し、評価した。 (評価) ◎: 安定特性良好(まったく沈殿が生じなかった) ○: 安定特性やや良好(わずかに沈殿が生じた) △: 安定特性やや不良(沈殿が生じた) ×: 安定特性不良(非常に沈殿が生じた)実施例1〜5、比較例1〜2 表1に示す組成のネールエナメルを常法により得た。す
なわち、水、エタノール、エチレングリコールモノブチ
ルエーテルの中にCNCを分散させた後、メタクリル酸
エステル等の水系樹脂およびモンモリロナイト等の増粘
剤を添加し、分散、混合後、色材その他の添加成分を加
え、分散させた。
【0027】このようにして調製したネールエナメル
(試料)を、上記の評価方法により評価した。結果を表
1に示す。
【0028】
【表1】 実施例6〜10、比較例3 表2に示す組成のネールエナメルを、実施例1の場合と
同様にして常法により調製した。このようにして得たネ
ールエナメル(試料)を、上記の評価方法により評価し
た。結果を表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の水系ネー
ルエナメルは、多価アルコールまたはその誘導体と、セ
ルロース誘導体と、特定のメタクリル酸エステルを配合
してなるので、安全で、しかも塗りやすく、塗膜の光沢
や色味に優れるとともに、爪への付着性が良好ではがれ
特性に優れる。さらに水膨潤性粘土鉱物を配合すること
により、長期間保存してもパール剤等の沈殿を生じるこ
とがなく、経時における系の安定性に優れる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)水と、(b)多価アルコールまた
    はその誘導体と、(c)セルロース誘導体と(d)下記
    一般式(I) 【化1】 (式中、Rは炭素原子数1〜20のアルキル基であり;
    m、nはそれぞれ300〜700の整数である)で表さ
    れるメタクリル酸エステルとを配合してなる、水系ネー
    ルエナメル。
  2. 【請求項2】 (c)成分が下記式(II) 【化2】 (式中、lは10〜100の整数である)で表されるニ
    トロセルロースカルボキシメチルエーテルである、請求
    項1記載の水系ネールエナメル。
  3. 【請求項3】 (b)成分に対し、(a)成分が4〜8
    (重量比)の割合で配合されている、請求項1または2
    に記載の水系ネールエナメル。
  4. 【請求項4】 (b)成分の配合量が20重量%以下で
    ある、請求項1〜3のいずれかに記載の水系ネールエナ
    メル。
  5. 【請求項5】 (c)成分の配合量が0.1〜20重量
    %である、請求項1〜4のいずれかに記載の水系ネール
    エナメル。
  6. 【請求項6】 (d)成分の配合量が1〜30重量%で
    ある、請求項1〜5のいずれかに記載の水系ネールエナ
    メル。
  7. 【請求項7】 さらに(e)水膨潤性粘土鉱物を配合し
    てなる、請求項1〜6のいずれかに記載の水系ネールエ
    ナメル。
  8. 【請求項8】 (e)成分の配合量が0.1〜15重量
    %である、請求項7記載の水系ネールエナメル。
JP10442096A 1996-03-30 1996-03-30 水系ネールエナメル Withdrawn JPH09268113A (ja)

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