JPH09268159A - 3−アルキル−6−ニトロ−1,2,4−トリクロロベンゼン化合物の製造方法 - Google Patents

3−アルキル−6−ニトロ−1,2,4−トリクロロベンゼン化合物の製造方法

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JPH09268159A
JPH09268159A JP8082689A JP8268996A JPH09268159A JP H09268159 A JPH09268159 A JP H09268159A JP 8082689 A JP8082689 A JP 8082689A JP 8268996 A JP8268996 A JP 8268996A JP H09268159 A JPH09268159 A JP H09268159A
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JP
Japan
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acid
nitro
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compound
alkyl
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JP8082689A
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English (en)
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Koichi Hanaki
幸一 花木
Tadahisa Sato
忠久 佐藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C201/00Preparation of esters of nitric or nitrous acid or of compounds containing nitro or nitroso groups bound to a carbon skeleton
    • C07C201/06Preparation of nitro compounds
    • C07C201/12Preparation of nitro compounds by reactions not involving the formation of nitro groups

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】写真用カプラーや染料の中間体として有用な3
−アルキル−6−ニトロ−1,2,4−トリクロロベン
ゼン化合物を安価、短工程で、しかも工業的規模で製造
する。 【解決手段】p−アルキルニトロベンゼンをN−クロロ
イソシアヌル酸化合物を用いてトリクロル化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー写真用カプ
ラー及び染料の合成中間体として有用な3−アルキル−
2,4−ジクロロ−6−ニトロフェノール化合物の前駆
体である3−アルキル−6−ニトロ−1,2,4−トリ
クロロベンゼン化合物の新規製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】3−アルキル−2,4−ジクロロ−6−
ニトロフェノール化合物は、カラー写真用カプラー、特
にシアンカプラーの合成中間体として有用であり、その
製造については、これまでに、以下に示すような幾つか
の方法が知られていた。第1の方法は、3−アルキル−
4−クロロフェノール化合物を出発原料とし、6位をス
ルホン化、2位をクロル化した後、スルホン酸基をニト
ロ基へと変換する方法(特開昭47−34326号、同
平3−223235号等)であるが、置換基によっては
原料が高価となってしまう事や、工程数が多い事から、
低コストでの製造に難があった。第2の方法は、p−ア
ルキルベンゼンスルホン酸化合物を出発原料とし、2,
3,5位のトリクロル化後、スルホン酸基をニトロ化基
へ、2位クロル基を水酸基へと変換する方法(特開平1
−228943号等)、また、トリクロル化後、先に2
位クロル基を水酸基に、その後、スルホン酸基をニトロ
基に変換する方法(特開平1−258649号等)であ
るが、いずれも、工程数が多い等の問題があった。
【0003】第3の方法は、p−アルキルニトロベンゼ
ン化合物を出発原料とし、3,5位をジクロル化、6位
をニトロ化した後、ニトロ基の一方を水酸基へと変換す
る方法(特開昭63−44552号等)であるが、やは
り、工程数が多い事、また、安全性等に問題があった。
第4の方法は、同じくp−アルキルニトロベンゼン化合
物を出発原料とし、2,3,5位をトリクロル化後、2
位クロル基を水酸基へと変換する方法(特公平3−29
780号等)である。この方法は、原料も安価で工程数
も少ない。しかしながら、トリクロル化の際に、クロル
化剤として塩素を使用している事や、触媒として金属塩
を用いている事から、工業的規模での製造にはそれなり
の設備対応が必要であるし、また、後処理において触媒
を除去する操作が必要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、安価、短工程で工業的規模の製造が容易な3−アル
キル−2,4−ジクロロ−6−ニトロフェノール化合物
の製造方法を提供すべく、その前駆体である3−アルキ
ル−6−ニトロ−1,2,4−トリクロロベンゼン化合
物の新規製造方法を提供し、これまでの方法の問題点を
克服する事にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、そのよう
な目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、ある種の安
価なイミド系クロル化剤が、上記課題を解決する事を見
出し、本発明を成すに至った。即ち、本発明は、(1)
下記一般式(I)で表されるp−アルキルニトロベンゼ
ン化合物を出発原料とし、クロル化剤として下記一般式
(II)で表されるN−クロロイソシアヌル酸化合物を用
いてトリクロル化する事を特徴とする下記一般式(III)
で表される3−アルキル−6−ニトロ−1,2,4−ト
リクロロベンゼン化合物の製造方法、
【0006】
【化4】
【0007】(式中、Rはアルキル基を表す。)
【0008】
【化5】
【0009】(式中、X1 及びX2 は、塩素、水素、ア
ルカリ金属またはアルカリ土類金属を表す。)
【0010】
【化6】
【0011】(式中、Rは一般式(I)のそれと同義で
ある。)
【0012】(2)N−クロロイソシアヌル酸化合物と
して、トリクロロイソシアヌル酸を用いる事を特徴とす
る(1)記載の製造方法、(3)強酸中で行う事を特徴
とする(1)または(2)記載の製造方法、(4)強酸
として、硫酸を用いる事を特徴とする(3)記載の製造
方法を提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明について詳しく述
べる。まず、化合物について詳細に説明する。Rは直
鎖、分岐または環状のアルキル基を表すが、好ましくは
メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブ
チル基、イソブチル基、t−ブチル基、オクチル基、シ
クロプロピル基、シクロヘキシル基であり、更に好まし
くはメチル基、エチル基、イソプロピル基、特に好まし
くはエチル基である。一般式(II)で表される化合物と
しては、好ましくは、X1 が塩素、X2 がナトリウムの
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム、またはX1 、X2
が共に塩素のトリクロロイソシアヌル酸であり、更に好
ましくは、トリクロロイソシアヌル酸である。
【0014】以下に、本発明の製造方法で得られる一般
式(III) で表される化合物について具体例を示すが、本
発明はそれらに限定されるものではない。
【0015】
【化7】
【0016】
【化8】
【0017】
【化9】
【0018】次に、製造方法について詳細に説明する。
本発明の製造方法は、下記<スキーム1>によって表さ
れる。 <スキーム1>
【0019】
【化10】
【0020】(式中、Rは一般式(I)のそれと、X1
及びX2 は一般式(II)のそれと同義である。)
【0021】以下に詳しく説明する。まず、溶媒として
は、無溶媒で行う事も可能であるが、用いる場合には、
ハロゲン化炭化水素(例えば、塩化メチレン、クロロホ
ルム、四塩化炭素、テトラクロロエタン、クロロベンゼ
ン、o−ジクロロベンゼン、1,2,4−トリクロロベ
ンゼン)、ニトロ化炭化水素(例えば、ニトロベンゼ
ン、o−クロロニトロベンゼン)、二硫化炭素、無機酸
(例えば、硫酸)、有機酸(例えば、酢酸、トリフルオ
ロ酢酸、ジクロロ酢酸、メタンスルホン酸、トリフルオ
ロメタンスルホン酸)またはそれらの混合物等が挙げら
れる。好ましくは、無機酸、有機酸またはそれらの混合
物であり、更に好ましくは強酸、特に好ましくは硫酸で
ある。使用量は、原料のp−アルキルニトロベンゼンに
対し、容量にして0.1〜15倍、好ましくは0.5〜
10倍、更に好ましくは1.0〜8.0倍である。次
に、反応温度は、10〜120℃であり、好ましくは3
0〜100℃、更に好ましくは50〜80℃である。
【0022】また、クロル化剤であるN−クロロイソシ
アヌル酸化合物の使用量は、原料のp−アルキルニトロ
ベンゼンに対して0.8〜6.0倍モルであり、好まし
くは0.9〜3.3倍モル、更に好ましくは1.0〜
2.2倍モルである。なお、ここで、得られた3−アル
キル−6−ニトロ−1,2,4−トリクロロベンゼン化
合物を、抽出等の常法操作にて取り出す事も可能である
が、硫酸等を用いた場合は、反応終了時に系が2層に分
離している事から、硫酸層のみを除去し、残りをそのま
ま次反応に用いる事もできるので、後処理が非常に簡便
である。
【0023】
【実施例】以下、実施例に基づき、本発明を詳しく説明
する。例示化合物(III−2)の合成例を、実施例1〜4
に示す。
【0024】
【化11】
【0025】実施例1 p−エチルニトロベンゼン13.5ml(99.8mmol)
を硫酸50.0mlと混合し、それにトリクロロイソシア
ヌル酸34.8g(149.7mmol)を加えた。70℃
にて8時間攪拌後、分離した2層の硫酸層のみを除去
し、下記組成の生成物を得た。 薄層クロマトグラフィー(HPLC)面積%(検出波長:254nm) 6−エチル−3−ニトロ−1−クロロベンゼン : 4.1% 5−エチル−2−ニトロ−1,4−ジクロロベンゼン: 1.8% 2−エチル−5−ニトロ−1,3−ジクロロベンゼン: 6.1% 化合物(III−2) :82.2% 3−エチル−6−ニトロ−1,2,4,5−テトラクロロベンゼン : 4.0% なお、除去した硫酸層中には、上記化合物等の混入はほ
とんど認められなかった。
【0026】実施例2 実施例1記載の方法において、硫酸75.0ml、反応温
度70〜75℃、反応時間を4時間に変更したところ、
下記組成を与えた。 HPLC面積%(検出波長:254nm) 6−エチル−3−ニトロ−1−クロロベンゼン : 3.6% 5−エチル−2−ニトロ−1,4−ジクロロベンゼン: 2.0% 2−エチル−5−ニトロ−1,3−ジクロロベンゼン: 3.6% 化合物(III−2) :83.4% 3−エチル−6−ニトロ−1,2,4,5−テトラクロロベンゼン : 4.9%
【0027】実施例3 実施例1記載の方法において、トリクロロイソシアヌル
酸量を23.2g(99.8mmol)に変更したところ、
下記組成を与えた。 HPLC面積%(検出波長:254nm) 6−エチル−3−ニトロ−1−クロロベンゼン : 1.8% 5−エチル−2−ニトロ−1,4−ジクロロベンゼン: 5.9% 2−エチル−5−ニトロ−1,3−ジクロロベンゼン:24.2% 化合物(III−2) :63.4% 3−エチル−6−ニトロ−1,2,4,5−テトラクロロベンゼン : 0.9%
【0028】実施例4 実施例1記載の方法において、クロル化剤をジクロロイ
ソシアヌル酸ナトリウムとし、その使用量を22.0g
(100.0mmol)、反応温度を65〜70℃、反応時
間を9時間に変更したところ、下記組成を与えた。 HPLC面積%(検出波長:254nm) 6−エチル−3−ニトロ−1−クロロベンゼン :46.0% 5−エチル−2−ニトロ−1,4−ジクロロベンゼン:15.7% 2−エチル−5−ニトロ−1,3−ジクロロベンゼン:33.1% 化合物(III−2) : 3.1% なお、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム使用量の増量
により、目的物(III−2)の生成率アップが認められ
た。
【0029】本発明におけるクロル化剤N−クロロイソ
シアヌル酸化合物の有効性を明確にすべく、以下に、通
常良くクロル化剤として用いられる塩化スルフリル、N
CSによる例示化合物(III−2)の合成検討例を、比較
例1〜3に示す。 比較例1 実施例1記載の方法において、クロル化剤を塩化スルフ
リルとし、その使用量を16.0ml(199.2mmo
l)、反応温度を70〜75℃、反応時間を4時間に変
えて行ったが、ベンゼン環クロル化物は全く得られなか
った。
【0030】比較例2 実施例1記載の方法において、クロル化剤をN−クロロ
サクシンイミド(NCS)とし、その使用量を40.0
g(299.6mmol)、反応温度を65〜70℃に変え
て行ったところ、下記組成を与えた。 HPLC面積%(検出波長:254nm) 6−エチル−3−ニトロ−1−クロロベンゼン :60.4% 5−エチル−2−ニトロ−1,4−ジクロロベンゼン: 1.6% 2−エチル−5−ニトロ−1,3−ジクロロベンゼン: 1.8% 化合物(III−2) : 0.1%
【0031】比較例3 比較例2記載の方法において、NCS量を60.0g
(449.3mmol)、反応温度を95℃、反応時間を2
時間としたところ、下記組成を与えた。 HPLC面積%(検出波長:254nm) 6−エチル−3−ニトロ−1−クロロベンゼン :31.3% 5−エチル−2−ニトロ−1,4−ジクロロベンゼン: 1.1% 2−エチル−5−ニトロ−1,3−ジクロロベンゼン: 0.9% なお、目的物(III−2)の生成は認められなかった。
【0032】本発明により得られた一般式(III) で表さ
れる3−アルキル−6−ニトロ−1,2,4−トリクロ
ロベンゼン化合物の有用性の一例として、カラー写真用
シアンカプラーの合成中間体として有用である2,4−
ジクロロ−3−エチル−6−ニトロフェノールの合成に
ついて示す。
【0033】
【化12】
【0034】参考例 水18.0mlをメタノール150.0mlに混合し、KO
H29.0g(純度85%、439.3mmol)を徐々に
加えた。それを、還流するまで加熱後、実施例1で得ら
れた化合物(III−2)を含有する液体を滴下、そのまま
4時間加熱還流を行った。反応終了後、系を酸性にして
HPLCで定量すると、目的とする2,4−ジクロロ−
3−エチル−6−ニトロフェノールが生成率71.8%
(p−エチルニトロベンゼンからの2工程で)で生成し
ている事が確認された。
【0035】
【発明の効果】本発明の3−アルキル−6−ニトロ−
1,2,4−トリクロロベンゼン化合物の製造方法を用
いる事で、カラー写真用カプラー及び染料の合成中間体
として有用な3−アルキル−2,4−ジクロロ−6−ニ
トロフェノール化合物の製造が、安価、短工程且つ工業
的規模で容易な方法で可能となった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で表されるp−アルキ
    ルニトロベンゼン化合物を、下記一般式(II)で表され
    るN−クロロイソシアヌル酸化合物を用いてトリクロル
    化する事を特徴とする下記一般式(III) で表される3−
    アルキル−6−ニトロ−1,2,4−トリクロロベンゼ
    ン化合物の製造方法。 【化1】 (式中、Rはアルキル基を表す。) 【化2】 (式中、X1 及びX2 は、塩素、水素、アルカリ金属ま
    たはアルカリ土類金属を表す。) 【化3】 (式中、Rは一般式(I)のそれと同義である。)
  2. 【請求項2】 N−クロロイソシアヌル酸化合物とし
    て、トリクロロイソシアヌル酸を用いる事を特徴とする
    請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 強酸中で行う事を特徴とする請求項1ま
    たは2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 強酸として、硫酸を用いる事を特徴とす
    る請求項3記載の製造方法。
JP8082689A 1996-04-04 1996-04-04 3−アルキル−6−ニトロ−1,2,4−トリクロロベンゼン化合物の製造方法 Pending JPH09268159A (ja)

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