JPH09268206A - 重合体ラテックスから低沸点物質を回収する方法 - Google Patents

重合体ラテックスから低沸点物質を回収する方法

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JPH09268206A
JPH09268206A JP8103611A JP10361196A JPH09268206A JP H09268206 A JPH09268206 A JP H09268206A JP 8103611 A JP8103611 A JP 8103611A JP 10361196 A JP10361196 A JP 10361196A JP H09268206 A JPH09268206 A JP H09268206A
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polymer latex
evaporator
latex
temperature
vinyl chloride
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JP8103611A
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Yoichi Takeyama
洋一 武山
Masahiro Yoshida
昌弘 吉田
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Zeon Corp
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Nippon Zeon Co Ltd
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01D—SEPARATION
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B01D—SEPARATION
    • B01D3/00—Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01D—SEPARATION
    • B01D3/00—Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping
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    • C08F6/00—Post-polymerisation treatments
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塩化ビニル系重合体ラテックスなどの発泡性
に富んだ重合体ラテックスから、実質的に消泡剤を使用
することなく、または機械的消泡器を実質的に用いるこ
となく、発泡を抑止しつつ、未反応塩化ビニルモノマー
などの低沸点物質を高効率で回収することができる重合
体ラテックスから低沸点物質を回収する方法および装置
を提供すること。 【解決手段】 低沸点物質を含む重合体ラテックスを蒸
発缶内上部のノズルから噴霧して低沸点物質を蒸発させ
て回収する方法において、圧力50〜130torrの
第1の蒸発缶で前記重合体ラテックスを蒸発缶内に貯留
された重合体ラテックスの液面全面に噴霧し、次いで圧
力100〜240torrで第1の蒸発缶より高い圧力
の第2の蒸発缶で前記重合体ラテックスを蒸発缶内に貯
留された重合体ラテックスの液面全面に噴霧するに際
し、各々噴霧に付す時の前記重合体ラテックスの温度を
各々の蒸発缶における飽和水蒸気温度より10〜30℃
高い温度にすることを特徴とする低沸点物質を回収する
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば塩化ビニ
ル系重合体ラテックスなどの発泡性に富んだ重合体ラテ
ックスから塩化ビニルモノマーや連鎖移動剤などの低沸
点物質を、多段連続装置を用いて、より高効率で回収す
ることができる方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】塩化ビニル系重合体ラテックス、ポリス
チレンラテックス、アクリルゴムラテックス等の各種重
合体ラテックスは、コーティング剤、塗料、他のポリマ
ーとのブレンド用材料など多岐の用途に用いられてい
る。また、ペースト加工用塩化ビニル樹脂の場合には、
塩化ビニル系重合体ラテックスは乾燥されて粉体として
供され、可塑剤等と混練されて使用される。これら各種
重合体ラテックスは、粒径0.1〜10μmの微細な重
合体が、水媒体中に均一に浮遊している。この微細粒子
を得るための重合方法としては、乳化重合法、播種乳化
重合および微細懸濁重合法が代表的であるが、これらの
方法では、通常、いずれもアニオン性界面活性剤または
ノニオン性界面活性剤などの界面活性剤が用いられる。
このような重合体ラテックス中には、低沸点物質である
未反応のモノマーやt−ドデシルメルカプタン、四塩化
炭素等の連鎖移動剤やn−ヘキサン等のラジカル開始剤
の溶剤等が残留している。
【0003】重合体ラテックス中に含まれる、水より低
沸点の低沸点物質は、原料の無駄をなくす観点、品質上
の観点、衛生上の観点等から、高効率で回収されること
が好ましい。そのような低沸点物質を回収する方法とし
ては、たとえば塩化ビニル系重合体ラテックス中から未
反応モノマーを回収する方法として、回分方式または連
続方式で、蒸発缶内に重合体ラテックスを一時貯留し、
ラテックスを加熱することにより、未反応モノマーを蒸
発させて回収する方法が知られている。ところが、通
常、重合体の平均粒子径が約0.1μm〜10μmの重
合体ラテックスでは、界面活性剤を含んでいるので蒸発
缶内のラテックス液面から発泡し易く、未反応モノマー
の回収ライン(吸引ライン)を通して、樹脂粒子が流出
し易いという問題を有する。そのため、従来、蒸発缶内
でのラテックスの液面からの発泡の度合を抑制するため
に、ラテックスの処理量および処理流量を小さくしてい
た。または、未反応モノマーの回収ラインの吸引の度合
を小さくしていた。このため、未反応モノマーを回収す
るために要する処理時間が長い、重合体ラテックスの供
給ラインで重合体が析出して閉塞するなどの問題を有し
ていた。また、処理温度を低くして発泡を抑制すること
はできるが、低沸点物質の回収率が低下する。これらの
問題を解決するために、蒸発缶または蒸発缶の外に、回
転ディスク式消泡器を設置することがあった。しかしな
がら、消泡器では、泡に含有される塩化ビニル系重合体
が析出し、長期間運転すると、その析出した重合体が消
泡機内に付着、堆積し、消泡器の運転が不能になるとい
う課題を有していた。
【0004】そこで、消泡器の代わりに、消泡剤の添加
も考えられるが、重合体の加工時の加熱にともない熱劣
化する、発泡体成形の場合抑泡されるなどの問題から微
量にしか添加できず、ラテックスの発泡を有効に抑制す
ることができなかった。未反応モノマーの回収方法とし
て、蒸発缶以外の方法として、たとえば特公昭61−1
1241号公報に示すようなストリッピングカラムによ
る方法がある。この方法は、界面活性剤を使用しない懸
濁重合法による塩化ビニルスラリーに対して適用され
る。このストリピングカラムは、蒸発缶に比べて泡保持
空間が小さいので、発泡性に富んだラテックスを処理す
るには適さない。ところで、蒸発缶を複数連ねる連続多
段槽方式にすれば、ある操作圧力と温度に対する低沸点
物質の(気−液−固)平衡濃度まで低減することが期待
できる。しかしながら連続多段槽にすると、設備投資額
が大きくなる上、メンテナンス費用がかかるので製造コ
ストの増大につながる虞れがある。更にスタートアップ
やシャットダウン時の運転が煩雑にならないことが要求
される。従って、連続多段槽方式では、より少ない槽数
で、高効率に低沸点物質濃度の低減を安定した操業で実
施できることが必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
実状に鑑みてなされ、たとえば塩化ビニル系重合体ラテ
ックスなどの発泡性に富んだ重合体ラテックスから、実
質的に消泡剤を使用することなく、または実質的に機械
的消泡器を用いることなく、発泡を抑止しつつ、未反応
塩化ビニルモノマーなどの低沸点物質を安定した操業の
中で高効率で回収することができる方法および装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、(1)低沸点物質を含む重合体ラテックスを蒸発缶
内上部のノズルから噴霧して低沸点物質を蒸発させて回
収する方法において、圧力50〜130torrの第1
の蒸発缶で前記重合体ラテックスを蒸発缶内に貯留され
た重合体ラテックスの液面全面に噴霧し、次いで圧力1
00〜240torrで第1の蒸発缶より高い圧力の第
2の蒸発缶で前記重合体ラテックスを蒸発缶内に貯留さ
れた重合体ラテックスの液面全面に噴霧するに際し、各
々噴霧に付す時の前記重合体ラテックスの温度を各々の
蒸発缶における飽和水蒸気温度より10〜30℃高い温
度にすることを特徴とする低沸点物質を回収する方法、
及び、(2)前記二つの蒸発缶の噴霧ノズルに向かう重
合体ラテックスの導入速度が、共に0.5m/秒以上で
あることを特徴とする上記低沸点物質を回収する方法、
を採用する。前記重合体ラテックスを、飽和水蒸気温度
より10〜30℃高い温度に設定する方法は、前記蒸発
缶のノズルへ向かうラテックス供給ラインへ、水蒸気を
エジェクタで導入することにより行なわれることが好ま
しい。前記蒸発缶のノズルへ向かう重合体ラテックスの
導入速度は、好ましくは0.5m/秒以上、さらに好ま
しくは1.0m/秒以上である。前記蒸発缶の底部に貯
留する重合体ラテックスの一部を、前記ノズルへ向かう
重合体ラテックスに含ませ、還流させることが好まし
い。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る回収方法および回収
装置が用いられる重合体ラテックスとしては、特に限定
されないが、塩化ビニル系重合体ラテックスの場合に特
に有益である。塩化ビニル系重合体とは、重合体中の塩
化ビニルモノマー単位を60重量%以上含有しているも
のであり、塩化ビニルモノマーの単独重合体または塩化
ビニルモノマーとこれと共重合可能なモノマーとの共重
合体を含む。塩化ビニル系重合体ラテックスは、塩化ビ
ニル系重合体を30〜55重量%と、アニオン性界面活
性剤および/またはノニオン系界面活性剤を0.1〜
4.0重量%と、水68〜46重量%と、低沸点物質
(未反応の塩化ビニルモノマー、共重合の場合の未反応
共単量体、ラジカル開始剤溶剤、連鎖移動剤等)1.0
〜2.5重量%等の成分を含み、重合体の平均粒子径
が、0.1〜10μmである。その他の重合体を得るた
めのモノマーとしては、たとえば、フッ化ビニルなどの
ハロゲン化ビニル;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルな
どのカルボン酸ビニルエステル;メチルビニルエーテ
ル、ヒドロキシブチルビニルエーテル、セチルビニルエ
ーテルなどのビニルエーテル;アリルクロリド、アリル
アルコール、アリルエチルエーテル、アリル−2−ヒド
ロキシエチルエーテルなどのアリル化合物;塩化ビニリ
デン、フッ化ビニリデンなどのビニリデン化合物;マレ
イン酸モノメチル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸モ
ノブチル、マレイン酸ブチルベンジル、マレイン酸−ジ
−2−ヒドロキシエチル、イタコン酸ジメチル、(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アンリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸−2
−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸−2−N,
N−ジメチルアミノエチルなどの不飽和カルボン酸エス
テル;無水マレイン酸、無水イタコン酸、マレイン酸、
フマル酸、(メタ)アクリル酸などの不飽和カルボン酸
及びその酸無水物;N−フェニルマレイミド、アクリル
アミド、N−メチロールアクリルアミドなどの不飽和カ
ルボン酸アミド;エチレン、プロピレンなどのオレフィ
ン;(メタ)アクリロニトリルなどの不飽和ニトリル;
スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレンな
どの芳香族ビニル化合物;アリルグリシジルエーテル、
(メタ)アクリル酸グリシジルなどのエポキシ基含有化
合物などを挙げることができる。これらは、前記塩化ビ
ニル系重合体における共重合可能な単両体でもある。
【0008】微細懸濁重合法では、有機過酸化物等の油
溶性のラジカル開始剤が用いられる。油溶性ラジカル開
始剤は温度や衝撃に過敏で爆発の危険を有しているの
で、通常n−ヘキサン、ミネラルスピリット等の低沸点
の有機液体の溶液として貯蔵されている。重合開始前に
水性媒体中に、モノマー、ラジカル開始剤、界面活性剤
および所望に応じて連鎖移動剤、その他の添加剤を加え
てプレミックスし、ホモジナイザにより均質化処理して
油滴の粒径調整を行う。均質処理された液は重合缶に送
られ、通常、30〜80℃の範囲に温度において重合反
応が行われる。界面活性剤活性剤としては、ラウリル硫
酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウムなどのアルキ
ル硫酸エステル塩類;ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム、ドデシルベンゼンスルホン酸カリウムなどのア
ルキルアリールスルホン酸塩類;ジオクチルスルホコハ
ク酸ナトリウム、ジヘキシルスルホコハク酸ナトリウム
などのスルホコハク酸エステル塩類;ラウリン酸アンモ
ニウム、ステアリン酸カリウムなどの脂肪酸塩類;ポリ
オキシエチレンアルキル硫酸エステル塩類;ポリオキシ
エチレンアルキルアリール硫酸エステル類などのアニオ
ン性界面活性剤類;ソルビタンモノオレエート、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノスチアレートなどのソルビ
タンエステル類;ポリオキシエチレンアルキルエーテル
類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類;
ポリオキシエチレンアルキルエステル類などのノニオン
性界面活性剤類等が挙げられ、これらは1種用いてもよ
いし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。重合缶で
は、重合反応熱を除去する必要上攪拌が行われる。通
常、重合転化率85〜99%にて反応が終了すると、平
均粒子径が通常0.2〜5μmに広がった分布をもつ単
一粒子を含有するラテックスが得られる。
【0009】一方、乳化重合法は、アニオン性界面活性
剤などを乳化剤とし、水性媒体中に乳化分散された塩化
ビニルモノマーのミセルを反応の場として、過硫酸塩等
の水溶性ラジカル開始剤を用いて重合反応を開始させ
る。重合の進行に伴って粒子が肥大するので、その安定
化に必要かつ最小限の界面活性剤活性剤を追加供給す
る。こうすることにより微細粒子の発生を抑止して、初
期に発生した重合体粒子の個数を概ね維持しつつ重合反
応を進行させる。一般に乳化重合法で転化率85〜99
%にて得られるポリマー粒子の粒径は非常に小さく、約
0.1μmであるが、プラスチゾル用塩化ビニル樹脂の
場合には平均粒子径が0.4〜0.6μmに達するまで
粒子を肥大化させた粒子を含むラテックスが製造され
る。また、播種乳化重合法は、予め通常の乳化重合や微
細懸濁重合により調製された重合体粒子を核として、上
記の乳化重合法と同様の界面活性剤およびレジカル開始
剤を用いて、水性媒体中で粒子の肥大化重合反応を行わ
せる重合方法である。この方法によれば、平均粒子径が
1〜2μmで、これに0.2μm前後の副生小粒子が加
わったシャープな2ピークの粒径分布を有する重合体ラ
テックスが得られる。
【0010】
【作用】以下、塩化ビニル系重合体ラテックスから主と
して未反応モノマーを回収する場合を例にして本発明を
説明する。本発明では、未反応塩化ビニルモノマーのよ
うに、沸点が低く(一気圧下で、−14.0℃)、揮発
し易い低沸点物質の性質を利用し、蒸発面積を増大させ
るために蒸発缶内で上部に取り付けたノズルからラテッ
クスを噴霧し、気化した未反応モノマーを、コンプレッ
サなどで吸引する回収ラインを通して回収する。しかも
本発明では、重合体ラテックスの媒体である水をも水蒸
気として揮発させるに足る温度(飽和水蒸気温度より1
0〜30℃高い温度)に、重合体ラテックスを加熱し
て、ノズルから、蒸発缶内に貯留された重合体ラテック
スの液面の全面に向けて、噴霧状態で重合体ラテックス
を吹き付ける。このような温度範囲に加熱することによ
り、ノズルから噴霧された重合体ラテックスは、その中
に含まれる水分と未反応モノマーとが気化蒸発し、ノズ
ルを頂点とする円錐状の噴霧状態で、貯留された重合体
ラテックスの液面全面に吹き出される。この噴霧状態の
重合体ラテックスが、その液面からの発泡の立ち上がり
を抑止し、しかも、未反応モノマーは、都合良く揮発し
て、回収ラインから高収率で回収される。本発明におい
て、第1の蒸発缶の圧力を50〜130torrに、好
ましくは80〜130torrに設定する。その理由は
次による。すなわち、蒸発缶内の圧力を、50torr
より小さい高真空にするためには、大型の真空ポンプを
必要とし、電力コスト高となるし、蒸発缶内の液温度が
下がるので未反応モノマーの回収効率が低下する。一
方、蒸発缶内の圧力を130torrより大きくする
と、蒸発缶内の液温度が上がるが、蒸発缶に供給される
重合体ラテックスの温度をその圧力での飽和水蒸気温度
より10〜30℃上の一層高い温度にすることになるの
で、重合体ラテックスの供給ラインでラテックスが一部
破壊されてクリーム状となり、重合体が析出してライン
を閉塞したり、蒸発缶内壁にスケールが付着し易くなる
ので好ましくない。
【0011】本発明において、第1の蒸発缶で処理され
た重合体ラテックスは続いて第2の蒸発缶に送られる。
第2の蒸発缶の圧力は、第1の蒸発缶の圧力より高い、
100〜240torrに、好ましくは130〜180
torrに設定する。仮に、第2の蒸発缶の圧力を、第
1の蒸発缶と同様の80〜130torrに設定すれ
ば、運転上の問題はなく、段数増加による効果によって
樹脂中の残留モノマー濃度はそれなりの低い残留モノマ
ー濃度、樹脂当たり0.03〜0.05重量%まで低減
することが期待できる。しかし、第2の蒸発缶に供給さ
れるラテックス中の残留モノマー濃度は、第1の蒸発缶
に供給されるラテックスより低いため、第2の蒸発缶の
圧力を100torr以上に採って運転ができるのであ
る。すなわち、その圧力での飽和水蒸気温度より10〜
30℃高い温度としても、重合体ラテックスの供給ライ
ンにおいて、ラテックスが一部破壊されてクリーム状と
なることなく、したがって重合体が析出し易いこともな
いので、ラインの閉塞や缶壁のスケール発生が起きにく
いのである。噴霧ラテックスの温度を高くすることによ
りモノマーが揮散し易くなるので、樹脂中の残留モノマ
ー濃度は0.01重量%(測定限界)以下まで低減する
ことが可能である。本発明に係る未反応モノマーの回収
方法では、たとえば塩化ビニル系重合体ラテックスなど
の発泡性に富んだ重合体ラテックスから、実質的に消泡
剤を使用することなく、または実質的に機械的消泡器を
用いることなく、発泡を抑止しつつ、塩化ビニルモノマ
ーなどの未反応モノマーを高効率に回収することができ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る重合体ラテックスから未
反応モノマーを回収する方法および装置を、実施例に基
づき、詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定
されない。尚、単位は特に表示する以外は重量基準であ
る。重合体ラテックス中の未反応塩化ビニルモノマー濃
度の測定は次によった。熱伝導度型検出器ガスクロマト
グラフィーを用い、イソプロピルアルコールを内部標準
物質とする。カラム条件は、充填剤10%PEG−20
MクロモソルブP(A・W)30〜60メッシュ、径4
mm、長さ2m、温度120℃、注入温度130℃。キ
ャリアーはヘリウム60ml/分。50ml三角フラス
コに重合体濃度c%の塩化ビニルラテックス約40ml
採り、その重量Wgrを知る。次に、この三角フラスコ
を氷水で冷却した後、イソプロピルアルコール1.0m
lを三角フラスコに追加し、静かに振り混ぜてから注射
筒で0.025mlを採取し、速やかにガスクロマトグ
ラフィーにかける。ラテックス中の塩化ビニルモノマー
濃度x%を次式で求める。
【0013】
【数1】
【0014】注 F :イソプロピルアルコール
を1.00とした時の塩化ビニルモノマーのファクタ
ー、1.010 A :ガスクロマトグラムの塩化ビニルモノマー
のピークの面積 AS :ガスクロマトグラムのイソプロピルアルコ
ールのピークの面積 0.786:イソプロピルアルコール1.0mlの重量
(gr)
【0015】図1は本発明の一実施態様に係る重合体ラ
テックスから未反応モノマーを回収する装置の全体構成
図、図2は図1に示す蒸発缶の概略図である。図1に示
す本実施態様の装置では、微細懸濁重合などの方法を行
うことにより重合体ラテックスを生成するための重合缶
から、ラテックス供給ライン4を通じて、重合体ラテッ
クスが送られてくるブローダウンタンク2を有する。ブ
ローダウンタンク2の内部は、たとえば絶対圧で836
〜1064torrに設定される。このブローダウンタ
ンク2には、重合体ラテックスが一時的に貯留され、コ
ーン状の複数の回転ディスクを用いた消泡器8を有する
セパレータ6により、ラテックスから未反応モノマーを
分離して、予め回収が容易な未反応モノマー部分を第1
回収ライン14で回収する。第1回収ライン14には、
制御弁12が装着してあり、タンク2内の圧力を圧力計
10が検知して、タンク2内の圧力が一定となるよう
に、回収ライン14の流量を制御する。タンク2では、
実質的に発泡問題を起こさないように未反応モノマーの
自己圧力で揮散する分を回収することが好ましい。タン
ク2の底部には、第1ラテックス供給ライン16が接続
してある。その供給ライン16には、ポンプ18、制御
弁22および流量計20が装着してあり、予備的に未反
応モノマーが一部除去された重合体ラテックスを、供給
ライン16を通して、一定流量で、合流配管部24まで
搬送する。合流配管部24では、第1ラテックス供給ラ
イン16と、還流ライン32とから送られてくる重合体
ラテックスを合流させて、第2ラテックス供給ライン2
6へ送る。
【0016】第2ラテックス供給ライン26には、流量
計28および制御弁30が装着してあり、ライン26に
流れる流量を一定に制御することができる。制御弁30
の後流側に位置する第2ラテックス供給ライン26に
は、エジェクタ38が装着してある。エジェクタ38で
は、蒸気供給ライン39から水蒸気が吸引されて重合体
ラテックス中に混入し、その重合体ラテックスを直接加
熱するようになっている。この水蒸気により重合体ラテ
ックスを加熱する温度は、飽和水蒸気温度よりも10〜
30℃高い温度である。そのような温度範囲に重合体ラ
テックスを温度制御するために、エジェクタ38からノ
ズル46に向かう第2ラテックス供給ライン26内の重
合体ラテックスの温度は、温度計測計42により計測さ
れ、その検知温度に基づき、蒸気ライン39の制御弁4
0の開度を調節するようになっている。ブローダウンタ
ンク2の後に、第1および第2の蒸発缶36、136を
設置した。すなわち、蒸発缶を二段にした。蒸発缶3
6、136は、その上部略中央に、各々ノズル46、1
46が設置してある。ノズル46、146は、特に限定
されないが、たとえばラテックス流量22m3 /hで
1.22m/秒の流速が出るように内径80mm、長さ
300mmの短管などで構成することができる。蒸発缶
36、136の底部には、ノズル46、146から噴射
された重合体ラテックス35、135が貯留可能になっ
ている。噴射された重合体ラテックスは直ちに温度降下
し、噴霧前より15〜25℃低い温度で貯留されるの
で、高温に曝される時間が短かく、重合体は熱変色を起
こしにくい。
【0017】第1蒸発缶36には、ブローダウンタンク
2からの第1ラテックス供給ライン16を通して、ノズ
ル46から重合体ラテックスが供給される。この供給ラ
イン16には、エジェクタ38が装着してある。エジェ
クタ38では、蒸気供給ライン39から水蒸気が吸引さ
れて重合体ラテックス中に混入し、その重合体ラテック
スを直接加熱するようになっている。所定温度に重合体
ラテックスを温度制御するために、エジェクタ38から
ノズル46に向かう重合体ラテックスの温度は、温度計
測計42により計測され、その検知温度に基づき、蒸気
ライン39の制御弁40の開度を調節するようになって
いる。第1蒸発缶36の底部には、ドレインライン62
が接続してある。ドレインライン62は、還流ライン3
2と第3ラテックス供給ライン70とが接続してある。
これらライン32、70には、それぞれポンプ34、6
4が装着してある。還流ライン32は、第1蒸発缶36
内に貯留してある重合体ラテックス35の一部を、第2
ラテックス供給ライン26へ送るためのものである。第
3ラテックス供給ライン70は、第1蒸発缶36により
未反応モノマーが回収された重合体ラテックス35を、
第2蒸発缶に送るためのラインである。このライン70
には、制御弁68が装着してあり、第1蒸発缶36内の
重合体ラテックス35の役面を役面計66で検知し、そ
の役面が一定に保持されるように、制御弁68の開度が
制御される。第3ラテックス供給ライン126には、エ
ジェクタ138が装着してある。エジェクタ138で
は、蒸気供給ライン139から水蒸気が吸引されて重合
体ラテックス中に混入し、その重合体ラテックスを直接
加熱するようになっている。所定温度に重合体ラテック
スを温度制御するために、エジェクタ138からノズル
146に向かう第3ラテックス供給ラインの重合体ラテ
ックスの温度は、温度計測計142により計測され、そ
の検知温度に基づき、蒸気ライン139の制御弁140
の開度を調節するようになっている。
【0018】第2蒸発缶136の底部には、ドレインラ
イン162が接続してある。ドレインライン162は、
還流ライン132と第4ラテックス供給ライン170と
が接続してある。これらライン132、170には、そ
れぞれポンプ134、164が装着してある。還流ライ
ン132は、第2蒸発缶136内に貯留してある重合体
ラテックス135の一部を、第3ラテックス供給ライン
126へ送るためのものである。第4ラテックス供給ラ
イン170は、第2蒸発缶136により未反応モノマー
が回収された重合体ラテックス135を、次の工程(た
とえば乾燥工程)に送るためのラインである。このライ
ン170には、制御弁168が装着してあり、第2蒸発
缶136内の重合体ラテックス135の役面を役面計1
66で検知し、その役面が一定に保持されるように、制
御弁168の開度が制御される。第1蒸発缶36および
第2蒸発缶136の上部には、第2、第3回収ライン5
0、150を通して、セパレータ48が接続してある。
セパレータ48では第1、第2蒸発缶36、136内で
蒸発した未反応モノマーおよび水蒸気と、重合体ラテッ
クスミストを含んだガスとを分離し、重合体ラテックス
ミストを第1蒸発缶36へ戻す。このセパレータ48に
は、第4回収ライン54が接続してある。第4回収ライ
ン54には、水封式コンプレッサ60が接続してある。
また、コンプレッサ60には、並列に、戻りライン61
が配置してあり、戻りライン61に制御弁58を設け、
第1蒸発缶36内部の圧力を圧力計56で計測し、その
圧力が一定になるように、制御弁58の開度を制御す
る。また、第2蒸発缶の圧力は、制御弁158で制御す
る。
【0019】次に、本発明を実施例に基づき説明する
が、本発明は、これら実施例に限定されない。実施例1 重合缶で微細懸濁重合させた重合体ラテックスを、図1
に示すブローダウンタンク2へ移送し、タンク2内の圧
力を0.3kg/cm2 (ゲージ圧)に設定し、ここ
で、塩化ビニルモノマーを予備的に回収した。この時の
重合体ラテックスの組成は、平均粒径1.0μmの塩化
ビニル樹脂が48重量%、アニオン性界面活性剤が0.
34重量%、水分が50重量%、未反応塩化ビニルモノ
マー(VCM)が1.2重量%であった。すなわち、塩
化ビニル樹脂に対するVCMの濃度は、2.5重量%で
あった。第1の蒸発缶36および第2の蒸発缶136に
各々水1.0m3 をはりこみ、供給ライン26および1
26での水の流量は、22m3 /時間に制御した。エジ
ェクタ38および138では、水蒸気を水に混入し、水
の温度を、エジェクタ38では飽和水蒸気温度(52
℃)+18℃である70℃に設定し、エジェクタ138
では飽和水蒸気温度(60℃)+15℃である75℃に
設定し、暖気運転した。その後、重合体ラテックスを、
図1に示す供給ライン16を通して、6.0m3 /時間
の流速で、還流ライン32からの水と合流させ、供給ラ
イン26へ移送した。エジェクタ38からノズル46お
よびエジェクタ138からノズル146へ至るラインの
配管の内径は80mm、長さは6000mmであり、水
の導入速度(線速度)は、1.22m/秒であった。
尚、蒸発缶36の内部の圧力は、110±7torr
に、および蒸発缶136の内部の圧力は、150±7t
orrに設定した。
【0020】この時、蒸発缶36および136の覗き孔
から、共に内径80mm、長さ300mmノズル46お
よび146から噴射される重合体ラテックスを観察した
ところ、図2に示すようにコーン状のスプレー液滴とな
って、蒸発缶36および136内に貯留された重合体ラ
テックスの液面の全面に噴射されることが確認された。
蒸発缶36および136は、共に内径は、2,400m
m、高さが3,400mmであった。表1に示すよう
に、重合体ラテックス35および135の液面からは、
発泡の立上がりは観察されなかった。蒸発缶36および
136内で蒸発したVCM、水蒸気および重合体ラテッ
クスのミスト(霧)を含んだガスを、セパレータ48で
分離し、重合体ラテックスのミストを、蒸発缶36内に
戻した。VCMと水蒸気とは、コンデンサ52へ送ら
れ、水蒸気を濃縮分離し、回収されたVCMは、コンプ
レッサ60により吸引され、後工程の回収VCM精製液
化工程に移送した。この操作において、蒸発缶36およ
び136内の重合体ラテックス35および135の液面
の水位を、全体高さの25%に制御し、定常運転となっ
たところで、抜き出しライン70および170中の重合
体ラテックスのサンプルを採取し、塩化ビニル樹脂に対
する塩化ビニルモノマーの濃度を分析したところ、表1
に示すように、塩化ビニル樹脂に対し、抜き出しライン
70で0.15重量%、抜き出しライン170で0.0
2重量%まで低減できたことが確認された。また、エジ
ェクタ38からノズルまでの供給ラインの詰まり頻度を
調べたところ、800日以上詰まらなかった。さらに、
エジェクタ138からノズルまでの供給ラインの目詰ま
り頻度を調べたところ、100日以上詰まらなかった。
【0021】
【表1】
【0022】実施例2 重合缶で微細懸濁重合させた塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体(塩化ビニル94重量%)ラテックスを、図1に
示すブローダウンタンク2へ移送し、タンク2内の圧力
を0.3kg/cm2 (ゲージ圧)に設定し、ここで、
塩化ビニルモノマーを予備的に回収した。この時の共重
合体ラテックスの組成は、平均粒径1.0μmの塩化ビ
ニル系共重合体樹脂が45重量%、アニオン性界面活性
剤が0.5重量%、水分が53重量%、未反応塩化ビニ
ルモノマー(VCM)が0.8重量%であった。すなわ
ち、塩化ビニル系共重合体樹脂に対するVCMの濃度
は、1.78重量%であった。この重合体ラテックス
を、前記実施例1と同様な条件で同様にして、蒸発缶3
6および136を用いて、脱塩化ビニルモノマー回収操
作を行なったところ、表1に示すように、共重合体樹脂
に対し、抜き出しライン70で0.07重量%、抜き出
しライン170で0.01重量%未満まで低減できたこ
とが確認された。また、エジェクタ38からノズルまで
の供給ラインの目詰まり頻度を調べたところ、800日
以上詰まらなかった。さらに、エジェクタ138からノ
ズルまでの供給ラインの詰まり頻度を調べたところ、1
00日以上詰まらなかった。
【0023】比較例1 前記実施例1で用いたものと同様な重合体ラテックスお
よび同様な装置(図1)を用いて、下記に示す方法によ
りVCMの回収を行なった。この比較例では、図1に示
すブローダウンタンク2へ移送し、タンク2内の圧力を
0.3kg/cm2 (ゲージ圧)に設定し、ここで、塩
化ビニルモノマーを予備的に回収した。この時の重合体
ラテックスの組成は、平均粒径1.0μmの塩化ビニル
樹脂が48重量%、アニオン性界面活性剤が0.34重
量%、水分が50重量%、未反応塩化ビニルモノマー
(VCM)が1.2重量%であった。すなわち、塩化ビ
ニル樹脂に対するVCMの濃度は、2.5重量%であっ
た。実施例1との相違点は、第2槽の蒸発缶136の内
部の圧力を、第1槽の蒸発缶36の内部の圧力と同じ1
10±7torrに、そして、第2槽のエジェクタ13
8でのラテックス温度を、エジェクタ38でのラテック
スの温度と同じ飽和水蒸気温度(52℃)+18℃であ
る70℃に設定した。この2点以外は、実施例1と同じ
条件および同じ操作(運転)をした。定常運転となった
ところで、残留VCM濃度を調べた。抜き出しライン7
0および170中の重合体ラテックスのサンプルを採取
し、塩化ビニル樹脂に対する塩化ビニルモノマーの濃度
を分析したところ、表1に示すように、塩化ビニル樹脂
に対し、抜き出しライン70では0.15重量%と実施
例1と同じであるが、抜き出しライン170では0.0
5重量%と実施例1の0.02重量%より高かった。
【0024】比較例2 前記実施例2の処理前の塩化ビニル系共重合体ラテック
スを用いた以外は、前記比較例1と同様にして、塩化ビ
ニル系共重合体樹脂に対するVCMの濃度を調べたとこ
ろ、上記の表1に示すように、共重合体樹脂当り、抜き
出しライン170では0.03重量%と実施例1の0.
01重量%未満より高かった。比較例3 この比較例では、実施例1での第1槽の操作圧力および
操作温度を第2槽の条件と同じ条件にして、実施例1と
同様にして、VCMの回収を行なった。実施例1と同様
にして、塩化ビニル樹脂に対するVCMの濃度を調べた
ところ表1に示すように、塩化ビニル樹脂に対し、抜き
出しライン70では0.10重量%、抜き出しライン1
70では0.01重量%未満と実施例1より低かった。
ところが、エジェクタ38からノズル46までの供給ラ
インの詰まり頻度を調べたところ、重合体の析出により
約2日で詰まった。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る未反応モノマーの回収方法
によれば、たとえば、塩化ビニル系重合体ラテックスな
どの発泡性に富んだ重合体ラテックスから実質的に消泡
剤を使用することなく、または、機械的消泡器を実質的
に用いることなく、発泡を抑止しつつ、塩化ビニルモノ
マーなどの未反応モノマーを、現行の分析法の検出限界
またはそれ以下まで、高効率に回収することができる。
また、本発明では、重合体が高温に曝される時間が短い
ので熱変色が起きにくい。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施態様に係る重合体ラテッ
クスから未反応モノマーを回収する装置の全体構成図で
ある。
【図2】図2は図1に示す第1の蒸発缶、または第2の
蒸発缶の概略図である。
【符号の説明】 14 第1回収ライン 16 第1ラテックス供給ライン 26 第2ラテックス供給ライン 32 第1還流ライン 35 重合体ラテックス 36 第1蒸発缶 38 第1エジェクタ 46 ノズル 50 第2回収ライン 54 第4回収ライン 126 第2ラテックス供給ライン 132 第2還流ライン 135 重合体ラテックス 136 第2蒸発缶 138 エジェクタ 146 ノズル 150 第3回収ライン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低沸点物質を含む重合体ラテックスを蒸
    発缶内上部のノズルから噴霧して低沸点物質を蒸発させ
    て回収する方法において、圧力50〜130torrの
    第1の蒸発缶で前記重合体ラテックスを蒸発缶内に貯留
    された重合体ラテックスの液面全面に噴霧し、次いで圧
    力100〜240torrで第1の蒸発缶より高い圧力
    の第2の蒸発缶で前記重合体ラテックスを蒸発缶内に貯
    留された重合体ラテックスの液面全面に噴霧するに際
    し、各々噴霧に付す時の前記重合体ラテックスの温度を
    各々の蒸発缶における飽和水蒸気温度より10〜30℃
    高い温度にすることを特徴とする低沸点物質を回収する
    方法。
  2. 【請求項2】 前記二つの蒸発缶のノズルに向かう重合
    体ラテックスの導入速度が、共に0.5m/秒以上であ
    ることを特徴とする請求項1記載の低沸点物質を回収す
    る方法。
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