JPH09268222A - エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物

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JPH09268222A
JPH09268222A JP8099579A JP9957996A JPH09268222A JP H09268222 A JPH09268222 A JP H09268222A JP 8099579 A JP8099579 A JP 8099579A JP 9957996 A JP9957996 A JP 9957996A JP H09268222 A JPH09268222 A JP H09268222A
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JP
Japan
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epoxy resin
resin composition
bisphenol
weight
manufactured
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JP8099579A
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Naomi Mori
直美 森
Nobuo Takahashi
信雄 高橋
Haruki Niimoto
昭樹 新本
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業性に優れ、且つ耐クラック性に優れた注型
用エポキシ樹脂組成物を開発する。 【解決手段】エポキシ等量200以下のビスフェノール
A型又はビスフェノールF型エポキシ樹脂とエポキシ等
量300〜1000のビスフェノールA型エポキシ樹脂
とからなる混合エポキシ樹脂(a)、酸無水物系硬化剤
(b)、無機粉末(c)からなるエポキシ樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエポキシ樹脂組成物に関
する。更に詳しくは作業性に優れ、耐クラック性に優れ
る、注型用に適したエポキシ樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】重電機器等で用いる注型用エポキシ樹脂
組成物は、従来固形のエポキシ樹脂及び硬化剤を用いた
エポキシ樹脂組成物が使用されていたが、100℃以上
の高温で加熱溶融して使用しなければならず作業性が極
めて悪かった。また溶融時の粘度が高いため充分な量の
無機充填剤を加える事が出来ないため耐クラック性にも
問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】作業性に優れ、かつ耐
クラック性に優れたエポキシ樹脂組成物の開発が望まれ
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記した課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成さ
せたものである。即ち本発明は、(1)エポキシ当量2
00以下のビスフェノ−ルAまたはF型エポキシ樹脂と
エポキシ当量300〜1000のビスフェノ−ルA型エ
ポキシ樹脂とからなる混合エポキシ樹脂(a)、酸無水
物系硬化剤(b)、及び無機粉末(c)からなるエポキ
シ樹脂組成物、(2)混合エポキシ樹脂(a)全量に対
するエポキシ当量200以下のビスフェノ−ルAまたは
F型エポキシ樹脂の使用量が50〜90重量%であり、
エポキシ当量300〜1000のビスフェノ−ルA型エ
ポキシ樹脂の使用量が10〜50重量%である(1)の
エポキシ樹脂組成物、(3)(1)または(2)記載の
エポキシ樹脂組成物を硬化して得られる硬化物、に関す
る。
【0005】本発明で使用する混合エポキシ樹脂(a)
は、エポキシ当量200以下のビスフェノ−ルAまたは
F型エポキシ樹脂とエポキシ当量300〜1000のビ
スフェノ−ルA型エポキシ樹脂とを混合したもので、そ
の使用割合は、可撓性、耐クラック性の観点から、混合
エポキシ樹脂全量に対し、前者が好ましくは50〜90
重量%、より好ましくは60〜85重量%、後者が好ま
しくは10〜50重量%、より好ましくは15〜40重
量%である。また、アリサイクリックジエポキシカルボ
キシレ−トを0〜40重量%含有しても良い。但しこの
樹脂は、組成物の粘度を下げる為には有用であるが、堅
くて脆い性質も持っている為、多くなると、耐クラック
性が低下するので、ビスフェノ−ル型エポキシ樹脂の粘
性が低い場合は使用しない方が好ましい。尚、エポキシ
樹脂組成物の全量に対する混合エポキシ樹脂(a)の割
合は、5〜40重量%、好ましくは7〜38重量%、よ
り好ましくは7〜30重量%である。
【0006】エポキシ当量200以下のビスフェノ−ル
AまたはF型エポキシ樹脂としては、例えばRE−31
0S(エポキシ当量190、日本化薬社製)、エピコ−
ト807(エポキシ当量170、油化シェル社製)等が
あげられる。又、エポキシ当量300〜1000のビス
フェノ−ルA型エポキシ樹脂としては、例えばエポミッ
クR−302(エポキシ当量650、三井石油化学社
製)、YD900(エポキシ当量400、東都化成社
製)等があげられる。アリサイクリックジエポキシカル
ボキシレ−トは、例えば商品名セロキサイド(ダイセル
化学社製)として市販されている。
【0007】本発明で使用する酸無水物系硬化剤(b)
として好ましい例としては、室温で液状のものであり、
例えばメチルテトラヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサ
ヒドロ無水フタル酸、無水メチルナジック酸が挙げられ
る。酸無水物系硬化剤(b)の使用量は、1エポキシ当
量のエポキシ樹脂に対し0.8〜1.1化学当量、好ま
しくは0.9〜1.0化学当量である。通常混合エポキ
シ樹脂(a)100重量部に対し、60〜130重量部
使用する。エポキシ樹脂組成物全量に対する酸無水物系
硬化剤(b)の割合は、10〜25重量%、好ましくは
12〜22重量%である。
【0008】本発明で使用する無機粉末(c)は特に制
限ないが、硬化物の色相の関係から白色系のものが好ま
しく、例えば溶融シリカ、結晶シリカ、シリコンカーバ
イド、窒化珪素、窒化ホウ素、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、マイカ、
タルク、クレー、酸化アルミニウム、酸化マグネシウ
ム、酸化ジルコニウム、水酸化アルミニウム、水酸化マ
グネシウム、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、珪酸
リチウムアルミニウム、珪酸ジルコニウム、チタン酸バ
リウム、硝子繊維、炭素繊維、二硫化モリブデン、アス
ベスト、アルミニウム粉末、鉄粉末、銅粉末、亜鉛粉末
等が挙げられ、好ましくは溶融シリカ、結晶シリカ、炭
酸カルシウム、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウ
ム、マイカ、タルク、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウ
ム、珪酸リチウムアルミニウム等のケイ素系、カルシウ
ム系、アルミニウム系の無機粉末、及びアルミニウム粉
末、鉄粉末、銅粉末、亜鉛粉末が挙げられる。その好ま
しい50%平均粒径は3〜30μ、更に好ましくは5〜
25μである。エポキシ樹脂組成物全量に対する無機粉
末(c)の割合は、50〜70重量%、好ましくは60
〜70重量%である。これらの無機粉末(c)は目的に
応じ選択される。例えば、重電機分野の注型部品に使用
する場合には結晶シリカ又は溶融シリカが、電子部品の
注型には結晶シリカ、溶融シリカ、炭酸カルシウム、マ
イカ、タルク、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、
水酸化アルミニウムが、又、樹脂金型の場合にはアルミ
ニウム粉末、鉄粉末、銅粉末、亜鉛粉末が好ましく、こ
の場合これらの粉末の好ましい50%平均粒径は3〜3
0μ、更に好ましくは5〜25μである。又、その使用
量はエポキシ樹脂組成物全重量の50〜80重量%、好
ましくは55〜75重量%になる量を添加して用いる。
【0009】本発明のエポキシ樹脂組成物の硬化は、通
常硬化促進剤を用いて行う。硬化促進剤の種類は通常エ
ポキシ樹脂の硬化に使用されるものであれば特に限定さ
れないが、例えばイミダゾ−ル類、トリスジメチルアミ
ノメチルフェノ−ル、ジアザビシクロウンデセン(DB
U)、トリフェニルホスフィン等があげられ、その使用
量は任意であるが、通常混合エポキシ樹脂(a)100
重量部に対し0.1〜5重量部好ましくは0.2〜3重
量部用いる。
【0010】本発明のエポキシ樹脂組成物は、前記した
エポキシ樹脂(または混合エポキシ樹脂(a))、酸無
水物(b)、無機粉末(c)、及び硬化促進剤、更に必
要で有ればカップリング剤、着色剤等の所定量を公知の
混合装置、例えばニ−ダ、ロ−ル等により混合した後、
脱気することにより容易に製造する事が出来る。
【0011】本発明のエポキシ樹脂組成物の硬化物は、
本発明のエポキシ樹脂組成物を型に注入し、好ましくは
80〜160℃、より好ましくは100℃〜150℃で
3〜24時間硬化する事によって得ることが出来る。こ
の硬化物からなる注型品としては例えば、重電機分野で
用いる注型部品、フライバックトランス、コンデンサ、
イグニッションコイル、サーミスタ、パワートランジス
タ等の電子電気部品、衛生陶器等の注型品、射出成形、
押し出し成形等に用いられる樹脂金型等が挙げられる。
【0012】
【実施例】以下に実施例をあげ本発明を更に詳しく説明
する。 実施例1 真空脱泡装置付きニ−ダを用い、エポキシ当量190の
ビスフェノ−ルA型エポキシ樹脂(RE−310S、日
本化薬社製)160g、エポキシ当量650のビスフェ
ノ−ルA型エポキシ樹脂(エポミックR−302、三井
石油化学社製)40gを70℃で加熱溶解した。次いで
同温度を保ちながらメチルヘキサヒドロ無水フタル酸
(リカシッドMH−700、新日本理化社製)140
g、平均粒径15ミクロンのシリカ粉末(ヒュ−ズレッ
クスRD−8、龍森社製)700g、ジアザビシクロウ
ンデセン(DBU)のフェノ−ル塩(U−CAT SA
−1、サンアプロ社製)0.6g、及びカップリング剤
(サイラエ−スS−510、チッソ社製)5gを加え均
一になるまでかき混ぜて本発明のエポキシ樹脂組成物1
040gを得た(70℃の粘度60ポイズ)。
【0013】性能試験 得られた本発明のエポキシ樹脂組成物165gを、六角
ボルト(JIS B1180、M16×45)の頭部が
中心に埋め込まれるようにセットされた型枠に注型し、
140℃で12時間硬化し、直径55ミリ、高さ90ミ
リの上記ボルトの埋め込まれた成形物を作成した。次に
この成形物を150℃2時間〜−50℃2時間のヒ−ト
サイクルテストを20回行いクラックの発生を見た。そ
の結果クラックは認められず、耐クラック性に優れる事
が解った。
【0014】実施例2 実施例1で使用したメチルヘキサヒドロ無水フタル酸1
40gの代わりに、無水メチルナジック酸(MCD、日
本化薬社製)150gを使用した以外は、実施例1と同
様にして本発明のエポキシ樹脂組成物1050gを得た
(70℃の粘度100ポイズ)。得られた本発明のエポ
キシ樹脂組成物を使用し、実施例1と同様にして成形物
を作成し、実施例1と同じ条件でヒ−トサイクルテスト
を行った。その結果クラックは認められず耐クラック性
に優れる事が解った。
【0015】実施例3 実施例1で使用したエポキシ当量190のビスフェノ−
ルA型エポキシ樹脂(RE−310S、日本化薬社製)
160gの代わりに、エポキシ当量170のビスフェノ
−ルF型エポキシ樹脂(RE−304、日本化薬社製)
160gを使用した以外は、実施例1と同様にして本発
明のエポキシ樹脂組成物1040gを得た(70℃の粘
度50ポイズ)。得られた本発明のエポキシ樹脂組成物
を使用し、実施例1と同様にして成形物を作成し、実施
例1と同じ条件でヒ−トサイクルテストを行った。その
結果クラックは認められず耐クラック性に優れる事が解
った。
【0016】実施例4 実施例1で使用したエポキシ当量650のビスフェノ−
ルA型エポキシ樹脂(エポミックR−302、三井石油
化学社製)40gの代わりにエポキシ当量400のビス
フェノ−ルA型エポキシ樹脂(YD−900、東都化成
社製)40gを、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸(リ
カシッドMH−700、新日本理化社製)140gの代
わりに、メチルテトラヒドロ無水フタル酸(リカシッド
MT−500、新日本理化社製)140gを使用した以
外は、実施例1と同様にして本発明のエポキシ樹脂組成
物1040gを得た(70℃の粘度60ポイズ)。得ら
れた本発明のエポキシ樹脂組成物を使用し、実施例1と
同様にして成形物を作成し、実施例1と同じ条件でヒ−
トサイクルテストを行った。その結果クラックは認めら
れず耐クラック性に優れる事が解った。
【0017】比較例1 実施例1で使用したエポキシ当量190のビスフェノ−
ルA型エポキシ樹脂(RE−310S、日本化薬社製)
160g、エポキシ当量650のビスフェノ−ルA型エ
ポキシ樹脂(エポミックR−302、三井石油化学社
製)40gの代わりに、エポキシ当量185のビスフェ
ノ−ルA型エポキシ樹脂(エピコ−ト828、油化シェ
ル社製)200gを使用した以外は、実施例1と同様に
してエポキシ樹脂組成物1040gを得た(70℃の粘
度30ポイズ)。得られたエポキシ樹脂組成物を使用
し、実施例1と同様にして成型物を作成し、実施例1と
同じ条件でヒ−トサイクルテストを行った。その結果6
回の繰り返しでクラックが発生した。
【0018】実施例5 シリカの替わりに炭酸カルシウムを用いた以外は実施例
1と同様にして得たエポキシ樹脂組成物をPPS(ポリ
フェニレンサルファイト)容器にフィルムコンデンサを
装填した部品中に注型し、120℃で3時間硬化した。
硬化した製品はPPSと硬化物との間に剥離が見られ
ず、PPSとの密着性に優れていた。
【0019】実施例6 シリカの替わりに酸化アルミニウムを用いた以外は実施
例1と同様にして得たエポキシ樹脂組成物を、アルミニ
ウム容器にパワートランジスタ等の電子電気部品を搭載
したモジュール中に注型し、120℃で3時間硬化し
た。硬化した製品はアルミニウムと硬化物との間に剥離
が見られず、アルミニウムとの密着性に優れていると共
に、熱伝導度の大きい酸化アルミニウムを用いているた
め作動中に生じる発熱を効果的に外部へ放出することが
出来た。
【0020】実施例7 アセタル樹脂で作った箱に台形状の物品を設置し、シリ
コン樹脂を注型して100℃で5時間硬化させる。硬化
後硬化したシリコン樹脂を取り出し硬化物を二つに分割
して中にある台形状の物品を取り除き鋳型とする。この
鋳型に石膏を注ぎ込んで硬化させた後シリコンの鋳型を
除きマスターピースを得る。アセタル樹脂で作った箱に
マスターピースを設置し、シリカの替わりに、平均粒径
10μの鉄粉と銅粉を8:2の割合で用いた以外は実施
例2と同様にして得たエポキシ樹脂組成物を注ぎ120
℃で4時間硬化した。硬化後、マスターピースを取り除
き射出成型用樹脂型を得た。こうして得た樹脂型は線膨
張係数が1.8×10-5と小さく金属金型に変わる簡易
金型として用いることが出来た。
【0021】
【発明の効果】本発明の組成物は、粘性が低く、又その
硬化物の耐クラック性は良好である。従って、本発明に
より、注型時間の短縮が可能で、作業性に非常に優れ、
かつ、耐クラック性にも優れた成型物(注型品)の製造
が可能になった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エポキシ当量200以下のビスフェノ−ル
    AまたはF型エポキシ樹脂とエポキシ当量300〜10
    00のビスフェノ−ルA型エポキシ樹脂とからなる混合
    エポキシ樹脂(a)、酸無水物系硬化剤(b)、及び無
    機粉末(c)からなるエポキシ樹脂組成物。
  2. 【請求項2】混合エポキシ樹脂(a)全量に対するエポ
    キシ当量200以下のビスフェノ−ルAまたはF型エポ
    キシ樹脂の使用量が50〜90重量%であり、エポキシ
    当量300〜1000のビスフェノ−ルA型エポキシ樹
    脂の使用量が10〜50重量%である請求項1のエポキ
    シ樹脂組成物。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のエポキシ樹脂組
    成物を硬化して得られる硬化物。
JP8099579A 1996-03-29 1996-03-29 エポキシ樹脂組成物 Pending JPH09268222A (ja)

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Cited By (5)

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