JPH0926888A - 排他制御装置 - Google Patents

排他制御装置

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JPH0926888A
JPH0926888A JP7177271A JP17727195A JPH0926888A JP H0926888 A JPH0926888 A JP H0926888A JP 7177271 A JP7177271 A JP 7177271A JP 17727195 A JP17727195 A JP 17727195A JP H0926888 A JPH0926888 A JP H0926888A
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JP7177271A
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Hideyuki Okamoto
秀行 岡本
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Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1つのタスクの所定時間以上の共有資源占有
を禁止し、デッドロックの防止、タスクの暴走、共有資
源の制御に関するコーディング上の誤りによるシステム
ダウンを防止可能な排他制御装置を実現する。 【構成】 CPU4はタスクコンテキストを待避用メモ
リ8に格納し、処理の実行を続行する。共有資源アクセ
ス許可判断部5は所定時間が経過したか判断し、経過の
場合は表示部7にメッセージを表示させる。オペレーテ
ィングシステム1は共有資源2の占有要求するタスクが存
在するかを判断し存在しなければタイマ6をリセットし
処理を再開し、共有資源2の要求タスクが存在すればそ
のタスクを実行可能状態にする。共有資源2を占有して
いたタスクを排他制御に入る直前の状態の処理に戻すた
めタスクを待避したタスクコンテキストをタスクコント
ロールブロックに戻し共有資源2を他のタスクが占有可
能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータシステム
における共有資源の占有を他のタスクから排他的に制御
する排他制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータシステムにおける共
有資源の排他制御にあっては、排他制御を制御するため
のセマフォは、セマフォ値と呼ばれる値を用いて、P命
令、V命令の2種類の命令を使用して排他制御を行う。
そして、P命令では、セマフォ値が0以下ならば、P命
令を発行したタスクをペンディング状態とし、1命令な
らば、セマフォ値をディクリメントする。
【0003】また、V命令では、セマフォ待ちのタスク
が存在するならば、タスクをペンディング状態から実行
可能状態とし、セマフォ値をインクリメントする(オペ
レーティングシステムの基礎(CQ出版)P.54〜
P.60)。
【0004】また、リアルタイムオペレーティングシス
テムでは、タスクがセマフォのP命令を発行した場合、
そのタスクより優先度の低いタスクがセマフォを占有し
ているならば、優先度の低いタスクがセマフォを解放す
るまで、優先度の高いタスクが待たされるプライオリテ
ィインバージョンが発生してしまう。
【0005】このため、プライオリティインバージョン
を抑止するために、セマフォを独占しているタスクの優
先度を、一時的にセマフォ待ちのタスクの優先度と等し
くするプライオリティインヘリタンスと呼ばれる処理を
行う(インターフェース(CQ出版)93年12月号、
P.96〜P.97)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
セマフォによる排他制御では、クリティカルセクション
(不可分な処理)内で共有資源の処理を行っている。そ
のため、セマフォのP命令を発行し、セマフォのV命令
を発行することによりクリティカルセクションを抜け
る。
【0007】タスクAが、クリティカルセクションを処
理している途中で、タスクBが共有資源をアクセスする
ために、セマフォのP命令を発行した場合、タスクBは
セマフォ待ちによりペンディング状態となる。
【0008】リアルタイムオペレーションシステムで
は、セマフォのP命令を発行する時に、タイマを設定す
ることにより時間監視を行い、セマフォのP命令による
ペンディング状態から抜ける処理を組み込んでいるもの
もある。
【0009】しかし、タスクAがセマフォのV命令を発
行する手続を行わないようにコーディングしてしまった
場合、タスクBは永久にぺンディング状態となってしま
い、タスクBの処理は行われず、最悪の場合にはシステ
ムダウンを発生してしまう恐れがある。
【0010】また、タスクAがセマフォ1のP命令を発
行し、セマフォを取得し、タスクBがセマフォ2のP命
令を発行し、セマフォを取得した状態において、タスク
Aがセマフォ2のP命令を発行し、タスクBがセマフォ
1のP命令を発行した場合、タスクA及びBともにセマ
フォ待ちのペンディング状態となってしまい、タスクA
及びBの処理ができなくなる。そして、最悪の場合に
は、システムダウンとなってしまう恐れがある。
【0011】これに対して、タスクAが排他制御開始命
令を発行する処理を行ったときに、タイマにタイムアウ
ト時間を設定する。タスクAがタイムアウト時間内に排
他制御終了命令を発行しないと、タイムアウトが発生す
る。
【0012】タスクAのクリティカルセクション内で、
排他制御開始命令を発行したタスクBは、ペンディング
状態となるが、タスクAがペンディング状態ではなくな
るため、排他制御処理を行うことが可能となる。この場
合、タスクAが排他制御終了命令の発行を行わなかった
としても、タスクBが永久にペンディング状態のままで
なくなり、タスクAの誤りによりタスクBが停止するこ
とを防ぐことが可能となる。
【0013】また、共有資源がディスクファイルブロッ
クとすると、タスクAがデータブロックに書き込みを行
っている途中でタイムアウトが発生した場合、処理の途
中で終了してしまった状態で終わってしまい、タスクA
は処理を正しく行うことができず、最悪の場合には、シ
ステムダウンを起こす可能性がある。
【0014】しかし、元の状態に戻すことができれば、
再び、クリティカルセクションの処理を行うことがで
き、処理を正しく終了させることができる。
【0015】また、図8に示すように、処理502にて
割り込みが発生し、処理501にてドライバ内でセマフ
ォを呼びだした場合、状態504にように、セマフォを
確保したのは現在実行中のタスクとなってしまう。しか
し、ドライバが処理501を行う以前は、タスクAは状
態503、つまり、セマフォ資源とは無関係であった。
このとき、このタスクがセマフォを解除しない場合、共
有資源を確保したい他のタスクは、待ち状態となってし
まうため、システムダウンを起こす可能性がある。
【0016】本発明の目的は、1つのタスクが所定の時
間以上に共有資源を占有することを禁止し、デッドロッ
クの防止、タスクの暴走、共有資源の制御に関するコー
ディング上の誤りによるシステムダウンを防止可能でシ
ステムのスループットを向上可能な排他制御装置を実現
することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、次のように構成される。複数のタスクを格
納するタスクメモリと、これら複数のタスクが共通して
使用する共有資源と、共有資源を占有するタスクに従
い、このタスクを処理するタスク処理手段と、タスク処
理手段により処理が開始されるタスクの実行環境を格納
するタスクコンテキスト待避手段と、タスク処理手段の
タスク処理経過時間が所定時間経過したか否かを判断す
る経過時間判断手段と、共有資源の占有を要求するタス
クのスケジューリングを行うオペレーティング手段であ
って、一つのタスクの、タスク処理途中に経過時間判断
手段により所定時間経過したことが判断された場合、他
のタスクが共有資源の占有を要求しているか否かを判断
し、他のタスクが共有資源の占有を要求していないとき
には、タスク処理途中のタスク処理の実行を許可し、他
のタスクが共有資源の占有を要求しているときには、他
のタスクに共有資源の占有を許可し、タスクコンテキス
ト待避手段に格納されたタスクコンテキストに基づい
て、処理途中のタスクを処理開始前の状態に戻すオペレ
ーティング手段とを備える。
【0018】また、複数のタスクを格納するタスクメモ
リと、これら複数のタスクが共通して使用する共有資源
と、共有資源を占有するタスクに従い、このタスクを処
理するタスク処理手段と、タスク処理手段により処理が
開始されるタスクの実行環境を格納するタスクコンテキ
スト待避手段と、タスク処理手段のタスク処理経過時間
が所定時間経過したか否かを判断する経過時間判断手段
と、共有資源の占有を要求するタスクのスケジューリン
グを行うオペレーティング手段であって、一つのタスク
のタスク処理途中に、経過時間判断手段により所定時間
経過したことが判断された場合、他のタスクが共有資源
の占有を要求しているか否かを判断し、他のタスクが共
有資源の占有を要求していないときには、タスクコンテ
キスト待避手段に格納されたタスクコンテキストに基づ
いて、処理中のタスクを処理開始前の状態に戻し、他の
タスクが共有資源の占有を要求しているときには、他の
タスクに共有資源の占有を許可した後に、タスクコンテ
キスト待避手段に格納されたタスクコンテキストに基づ
いて、処理途中のタスクを処理開始前の状態に戻すオペ
レーティング手段とを備える。
【0019】好ましくは、上記排他制御装置において、
一つのタスクの、タスク処理途中に経過時間判断手段に
より所定時間経過したことが判断された場合、この所定
時間経過したことを表示する表示手段を、さらに備え
る。
【0020】
【作用】一つのタスクが共有資源を占有し、タスク処理
途中に、所定時間が経過し、かつ、他のタスクが共有資
源の占有を要求している場合には、タスクの実行環境
(タスクコンテキスト)待避手段に格納されたタスクコ
ンテキストに基づいて、その一つのタスクの、共有資源
を占有する直前のタスクの実行環境(タスクコンテキス
ト)に戻される。
【0021】また、一つのタスクが共有資源を占有し、
タスク処理途中に、所定時間が経過した場合には、他の
タスクが共有資源の占有を要求しているしていないに拘
らず、タスクの実行環境(タスクコンテキスト)待避手
段に格納されたタスクコンテキストに基づいて、その一
つのタスクの、共有資源を占有する直前のタスクの実行
環境(タスクコンテキスト)に戻される。
【0022】タスクがデッドロック状態となった場合で
も、所定時間経過(タイムアウト)により、タスクコン
テキストを回復し、共有資源を解放して、デッドロック
状態を解除することができる。また、共有資源を占有し
ているタスクより優先度の高いタスクが処理ペンディン
グ状態であった場合には、この優先度の高いタスクは、
上記所定時間を大きく超過して、処理ペンディング状態
となることが回避可能となる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1は、本発明の第1の実施例である排他制
御装置の概略構成図である。図1において、タスクメモ
リ3には、複数のタスクA、B、C・・・が格納されて
いる。オペレーティングシステム1は、タスクスケジュ
ーリングを行い、メモリ3に格納されたタスクのうち共
有資源を要求するタスクに共有資源2を占有させたり、
タスクを処理部(CPU(タスク処理手段))4に割り
当てたりの動作を実行する。
【0024】共有資源アクセス許可判断部(経過時間判
断手段)5は、処理部4からの指令信号に従って、タイ
マ6の動作を制御し、後述するタイムアウトを判断し、
表示部7にタイムアオウトであることを表示させる。タ
スクコンテキスト待避用メモリ8は、処理部4からのタ
スクの実行環境(タスクコンテキスト)を格納するメモ
リである。
【0025】図2は、図1の例の動作を示すフローチャ
ートである。図2のステップ100において、排他制御
に入るためのシステム関数をコールする。次に、ステッ
プ101において、リード・モディファイド・ライトサ
イクルにおいて、CPU4は、占有フラグが0より大き
いか否かを判定する。
【0026】ステップ101において、占有フラグが0
と等しい場合は、他のタスクが排他制御の処理中である
ことを示すため、ステップ110に進み、システム関数
をコールしたタスクを実行状態からペンディング状態と
する。
【0027】ステップ101において、占有フラグが1
以上ならば、共有資源2にアクセスするために排他制御
を行っているタスクが存在しないことを示すため、ステ
ップ120に進み、排他制御の処理を行っていることを
宣言するために占有フラグを1だけディクリメントす
る。
【0028】次に、ステップ130において、共有資源
を占有したタスクが共有資源を強制的に解放できるよう
に、CPU4は、タスクのタスクコンテキストをタスク
コンテキスト待避用メモリ8に格納する。そして、ステ
ップ140に進み、処理の実行を続行する。共有資源ア
クセス許可判断部5は、CPU4の処理開始からタイマ
6による経時動作を開始させている。そして、ステップ
141において、所定の時間が経過したか否かを共有資
源アクセス許可判断部5が判断する。ステップ141に
おいて、所定時間経過していなければ、ステップ142
に進む。そして、ステプ142において、CPU4の処
理が終了していなければ、ステップ140に戻り、処理
が続行される。
【0029】ステップ141において、共有資源アクセ
ス許可判断部5がタイムアウトと判定すると、表示部7
にエラーメッセージを表示させるとともに、ステップ2
30に進む。そして、このステップ230において、オ
ペレーティングシステム1は、共有資源2の占有を要求
するタスクが存在するかどうかを判断する。
【0030】ステップ230において、共有資源2を要
求するタスクが存在しなければ、ステップ240に進
み、タイマ6のリセットを行い、ステップ140に戻
る。また、ステップ230において、共有資源2を要求
するタスクが存在する場合には、ステップ260に進
み、オペレーティングシステム1は、このペンディング
状態であるタスクを実行可能状態にする。処理のコーヒ
レンシィを維持するためには、タイムアウト以前に共有
資源2を占有していたタスクは、排他制御の続行を行う
ことは出来ない。
【0031】このため、ステップ270において、排他
制御に入る直前の状態の処理に戻すために、システムの
所有するエリアからタスクを待避したタスクコンテキス
トをTCB(タスクコントロールブロック)と呼ばれる
タスクを制御するブロックに戻す。そして、ステップ2
80において、共有資源2を他のタスクが占有可能状態
とするために、占有フラグに1を設定し、ステップ29
0において、タスクのスケジューリングを行う。
【0032】図3は、図2のフローチャートにおいて、
タイムアウト後、他のタスクから共有資源2の要求があ
る場合のタスクスケジューリングを示す動作フローチャ
ートであり、図4は、図2のフローチャートにおいて、
タイムアウト後、他のタスクから共有資源2の要求がな
い場合のタスクスケジューリングを示す動作フローチャ
ートである。
【0033】図3において、ステップ150でタスクス
ケジューリングを実行し、ステップ160において、タ
イマ6をセットする。そして、ステップ170におい
て、前回共有資源2を占有していたタスクからCPU4
を放棄し、ステップ180において、他のタスクを起動
する。
【0034】また、図4において、ステップ190でタ
スクスケジューリングを実行し、ステップ200におい
て、再び、共有資源2を占有していタスクと同一のタス
クにCPU4を割り当てる。そして、ステップ210に
おいて、タイマ6をリセットする。
【0035】以上のように、本発明の第1の実施例によ
れば、排他制御の誤りにより発生するデッドロックの発
生を防止でき、ソフトウェアの信頼性を向上可能な排他
制御装置を実現することができる。また、システムに何
らかの誤りが発生し、ある共有資源に対して占有を要求
するタスクが永久的にペンディング状態になることを防
止することが可能となる。このため、プログラムのバグ
によるシステムダウンを防止できるとともに、他のタス
クに対する誤りの伝搬を防止することができ、システム
の信頼性を向上することができる。
【0036】また、共有資源を占有したまま、タスクが
暴走する場合には、処理のタイムアウトを頻繁に発生す
るため、そのタスクに誤りがあることが検知可能とな
る。さらに、共有資源を占有しているタスクよりも優先
度の高いタスクが、この共有資源の占有を要求する場
合、少なくとも規定された時間以上、ペンディング状態
であることはなく、リアルタイム性を求めるシステムに
おいて、システムの応答性を保障することが可能とな
る。
【0037】図5は、本発明の第2の実施例における排
他制御装置の動作フローチャートである。なお、この第
2の実施例の構成については、図1の例と同等となるの
で、図示は省略する。そして、この図5の例は、共有資
源2を占有していたタスクの処理が所定時間を超える
と、共有資源2の占有を要求するタスクが存在していな
い場合であっても、共有資源2を占有していたタスクの
処理を強制的に終了させる例である。
【0038】なお、図5のステップ300、301、3
10、320、330は、図2のステップ100、10
1、110、120、130と同等となるので説明は省
略する。そして、処理は、図5のステップ330からス
テップ340に進む。このステップ340において、タ
スクが共有資源2を占有している時間が設定時間を超え
ないかを監視するため、タイマ6をセットする。そし
て、ステップ350に進み、処理を続行する。
【0039】次に、ステップ351において、共有資源
アクセス許可判断部5は、タイマ6にセットした時間が
経過したか否かを判定し、経過していなければ、ステッ
プ352に進む。そして、このステップ352におい
て、処理が終了していなければ、ステップ350に戻
る。
【0040】ステップ351において、タイマ6にセッ
トした時間が経過した場合には、表示部7にエラーメッ
セージを表示させるとともに、ステップ440に進み、
オペレーティングシステム1は、他のタスクから共有資
源2の占有要求があるか否かを判定する。他のタスクか
ら共有資源2の占有要求があれば、ステップ450に進
み、その占有を要求するタスクを実行可能状態とし、ス
テップ460に進む。また、ステップ440において、
他のタスクから共有資源2の要求がなければ、ステップ
460に進む。
【0041】ステップ460において、排他制御処理に
入る直前の状態の処理に戻すためにシステムの所有する
エリアから待避したタスクコンテキストをTCB(タス
クコントロールブロック)と呼ばれるブロックに戻す。
続いて、ステップ470において、共有資源2を他のタ
スクが占有可能とするために占有フラグに1を設定す
る。
【0042】そして、ステップ480において、以前供
給資源2を占有していたタスクに対して、タイムアウト
の発生を通知するため、排他制御を実行するシステム関
数の戻り値にエラーを示す−1を設定する。次に、ステ
ップ490において、タイムアウトを示すエラー番号を
グローバル変数のエラー番号データに設定する。これに
より、タイムアウトからの処理から排他制御を行うシス
テム関数の直前の処理に戻ったタスクは、システム関数
からの戻り値がエラーであることによりタイムアウトを
認識し、以下、エラーに対応した処理を行う。続いて、
ステップ500に進み、オペレーティングシステム1に
よりタスクスケジューリングが行われる。
【0043】図6は、図5に示すフローチャートにおい
て、そのタスクの処理が所定時間を超過した場合に、他
のタスクを起動する動作を示すフローチャートである。
図6のステップ360において、オペレーティングシス
テム1は、タスクのスケジューリングを実行し、ステッ
プ370において、タイマ6の経時を停止させる。
【0044】次に、ステップ380において、以前、共
有資源2を占有していたタスクからCPU4を放棄さ
せ、ステップ390において、他のタスクを起動する。
【0045】図7は、処理途中で終了され、他のタスク
に処理を移動されたタスクが、再び、オペレーティング
システム1により処理再開が行われる場合の動作フロー
チャートである。
【0046】図7のステップ400において、オペレー
ティングシステム1は、タスクのスケジューリングを実
行し、ステップ410において、スケジューリングによ
り指定されたタスクにCPU4が割り当てられる。そし
て、ステップ420において、タイマ6が再スタートさ
れる。
【0047】以上のように、本発明の第2の実施例にお
いても、第1の実施例と同様な効果を得ることができ
る。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、次のような効果がある。タスクメモリと、
共有資源と、共有資源を占有するタスクのタスク処理手
段と、タスクコンテキスト待避手段と、経過時間判断手
段と、タスク処理途中に所定時間経過した場合、他のタ
スクが共有資源の占有を要求していないときには、処理
途中のタスク処理の実行を許可し、他のタスクが共有資
源の占有を要求しているときには、他のタスクに共有資
源の占有を許可し、処理途中のタスクを処理開始前の状
態に戻すオペレーティング手段とを備える。
【0049】これにより、排他制御の誤りにより発生す
るデッドロックの発生を防止でき、ソフトウェアの信頼
性を向上可能な排他制御装置を実現することができる。
また、システムに何らかの誤りが発生し、ある共有資源
に対して占有を要求するタスクが永久的にペンディング
状態になることを防止することが可能となる。このた
め、プログラムのバグによるシステムダウンを防止でき
るとともに、他のタスクに対する誤りの伝搬を防止する
ことができ、システムの信頼性を向上することができ
る。
【0050】また、共有資源を占有したまま、タスクが
暴走する場合には、処理のタイムアウトを頻繁に発生す
るため、そのタスクに誤りがあることが検知可能とな
る。さらに、共有資源を占有しているタスクよりも優先
度の高いタスクが、この共有資源の占有を要求する場
合、少なくとも規定された時間以上、ペンディング状態
であることはなく、リアルタイム性を求めるシステムに
おいて、システムの応答性を保障することが可能とな
る。
【0051】また、タスクメモリと、共有資源と、共有
資源を占有するタスクのタスク処理手段と、タスクコン
テキスト待避手段と、経過時間判断手段と、タスク処理
途中に、所定時間経過した場合、他のタスクが共有資源
の占有を要求していないときには、処理途中のタスクを
処理開始前の状態に戻し、他のタスクが共有資源の占有
を要求しているときには、他のタスクに共有資源の占有
を許可した後に、処理途中のタスクを処理開始前の状態
に戻すオペレーティング手段とを備えるように、構成し
ても、上述と同様な、排他制御の誤りにより発生するデ
ッドロックの発生を防止でき、ソフトウェアの信頼性を
向上可能な排他制御装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である排他制御装置の概
略構成図である。
【図2】第1の実施例の動作フローチャートである。
【図3】第1の例におけるタスクスケジューリングの動
作フローチャートである。
【図4】第1の例におけるタスクスケジューリングの動
作フローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施例である排他制御装置の動
作フローチャートである。
【図6】第2の実施例におけるタスクスケジューリング
の動作フローチャートである。
【図7】第2の実施例におけるタスクスケジューリング
の動作フローチャートである。
【図8】割り込みが発生した状態の説明図である。
【符号の説明】
1 オペレーティングシステム 2 共有資源 3 タスクメモリ 4 処理部(CPU) 5 共有資源アクセス許可判断部 6 タイマ 7 表示部 8 タスクコンテキスト待避用メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のタスクを格納するタスクメモリ
    と、 これら複数のタスクが共通して使用する共有資源と、 共有資源を占有するタスクに従い、このタスクを処理す
    るタスク処理手段と、 タスク処理手段により処理が開始されるタスクの実行環
    境を格納するタスクコンテキスト待避手段と、 タスク処理手段のタスク処理経過時間が所定時間経過し
    たか否かを判断する経過時間判断手段と、 共有資源の占有を要求するタスクのスケジューリングを
    行うオペレーティング手段であって、一つのタスクの、
    タスク処理途中に経過時間判断手段により所定時間経過
    したことが判断された場合、他のタスクが共有資源の占
    有を要求しているか否かを判断し、他のタスクが共有資
    源の占有を要求していないときには、タスク処理途中の
    タスク処理の実行を許可し、他のタスクが共有資源の占
    有を要求しているときには、他のタスクに共有資源の占
    有を許可し、タスクコンテキスト待避手段に格納された
    タスクコンテキストに基づいて、処理途中のタスクを処
    理開始前の状態に戻すオペレーティング手段と、 を備えることを特徴とする排他制御装置。
  2. 【請求項2】 複数のタスクを格納するタスクメモリ
    と、 これら複数のタスクが共通して使用する共有資源と、 共有資源を占有するタスクに従い、このタスクを処理す
    るタスク処理手段と、 タスク処理手段により処理が開始されるタスクの実行環
    境を格納するタスクコンテキスト待避手段と、 タスク処理手段のタスク処理経過時間が所定時間経過し
    たか否かを判断する経過時間判断手段と、 共有資源の占有を要求するタスクのスケジューリングを
    行うオペレーティング手段であって、一つのタスクのタ
    スク処理途中に、経過時間判断手段により所定時間経過
    したことが判断された場合、他のタスクが共有資源の占
    有を要求しているか否かを判断し、他のタスクが共有資
    源の占有を要求していないときには、タスクコンテキス
    ト待避手段に格納されたタスクコンテキストに基づい
    て、処理途中のタスクを処理開始前の状態に戻し、他の
    タスクが共有資源の占有を要求しているときには、他の
    タスクに共有資源の占有を許可した後に、タスクコンテ
    キスト待避手段に格納されたタスクコンテキストに基づ
    いて、処理途中のタスクを処理開始前の状態に戻すオペ
    レーティング手段と、 を備えることを特徴とする排他制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の排他制御装置にお
    いて、一つのタスクの、タスク処理途中に経過時間判断
    手段により所定時間経過したことが判断された場合、こ
    の所定時間経過したことを表示する表示手段を、さらに
    備えることを特徴とする排他制御装置。
JP7177271A 1995-07-13 1995-07-13 排他制御装置 Pending JPH0926888A (ja)

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