JPH09268983A - スクロール式流体機械 - Google Patents

スクロール式流体機械

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Publication number
JPH09268983A
JPH09268983A JP10435696A JP10435696A JPH09268983A JP H09268983 A JPH09268983 A JP H09268983A JP 10435696 A JP10435696 A JP 10435696A JP 10435696 A JP10435696 A JP 10435696A JP H09268983 A JPH09268983 A JP H09268983A
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JP
Japan
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resin material
thrust
scroll
orbiting scroll
ring
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Application number
JP10435696A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Kobayashi
義雄 小林
Yuji Komai
裕二 駒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH09268983A publication Critical patent/JPH09268983A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C17/00Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing
    • F01C17/06Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements
    • F01C17/066Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements with an intermediate piece sliding along perpendicular axes, e.g. Oldham coupling

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オイルフリー化を実現できると共に、装置全
体の小型化を図ることができ、装置の耐久性や信頼性等
を大幅に向上できるようにする。 【解決手段】 オルダムリング15を基材となるポリイ
ミド樹脂材に40重量%程度のグラファイトと15重量
%程度のフッ素樹脂材とを含む耐摩耗性材料により形成
する。また、スラストリング16を基材となるポリイミ
ド樹脂材に15重量%程度のグラファイトと10重量%
程度のフッ素樹脂材とを含む耐摩耗性材料により形成す
る。そして、オルダムリング15を旋回スクロール6の
板状カバー11とスラスト受板14との間に別部材とし
て配設する。これにより、オルダムリング15とスラス
トリング16との耐摩耗性を高め、各Y軸キー溝14C
と各Y軸キー部15Cとの間および摺動面11C,16
A間等に潤滑油等の給脂を不要にする。また、旋回スク
ロール6からのスラスト荷重をスラストリング16で受
承する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば空気圧縮機
や真空ポンプ等に用いて好適なスクロール式流体機械に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ケーシングと、該ケーシングに
一体的に設けられた固定スクロールと、前記ケーシング
内に旋回可能に設けられ該固定スクロールとの間に複数
の圧縮室を画成する旋回スクロールと、該旋回スクロー
ルの自転を防止すべく前記ケーシングと旋回スクロール
との間に摺動可能に設けられる可動継手と、前記ケーシ
ングと旋回スクロールとの間に設けられ該旋回スクロー
ルからのスラスト荷重を受承するスラスト受けとを備え
たスクロール式流体機械は、例えば特願平6−8556
8号によって知られている。
【0003】この種の従来技術によるスクロール式流体
機械では、外部から駆動軸を回転駆動して旋回スクロー
ルを固定スクロールに対して一定の偏心寸法をもって旋
回運動させることにより、固定スクロールの外周側に設
けた吸込口から空気(外気)を吸込みつつ、この空気を
固定スクロールのラップ部と旋回スクロールのラップ部
との間の各圧縮室内で順次圧縮し、固定スクロールの中
心部に設けた吐出口から圧縮空気を外部に向けて吐出す
るようになっている。
【0004】そして、このような従来技術では、一部材
からなるオルダムリングを旋回スクロールとケーシング
との間に摺動可能に配設することにより、該オルダムリ
ングが旋回スクロールの自転を防止する可動継手として
の機能と、該旋回スクロールからのスラスト荷重を受承
するスラスト受けとしての機能とを併せ持つように構成
されている。
【0005】また、他の従来技術では、ケーシングと旋
回スクロールとの間に可動継手とスラスト受けとをそれ
ぞれ別部材として配設する共に、駆動軸には該駆動軸と
一体となって回転する油掻き部材を設け、該油掻き部材
により、ケーシングと旋回スクロールとの間に収容され
た潤滑油を可動継手の摺動部およびスラスト受けの摺動
部等に常時供給し、これら各摺動部に生じる摺動抵抗を
小さくするようにしたものが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるスクロール式流体機械では、一部材からな
るオルダムリングをケーシングと旋回スクロールとの間
に摺動可能に配設することにより、該オルダムリングに
旋回スクロールの自転を防止する可動継手としての機能
と、旋回スクロールからのスラスト荷重を受承するスラ
スト受けとしての機能とを併せ持たせる構成としてい
る。
【0007】このため、オルダムリングには旋回スクロ
ールからのスラスト荷重が大きな面圧となって作用して
しまう。そして、オルダムリングに作用するこのような
面圧を相対的に小さくするためには、該オルダムリング
全体を大型化して形成する必要がある。
【0008】この結果、オルダムリングの重量が大きく
なってしまい、圧縮運転時に駆動軸には前記オルダムリ
ングの摺動運動に伴う慣性力が大きく作用してしまい、
これによって該駆動軸に設けられるバランスウエイト等
を大きくせざるを得なくなり、装置全体が大型化してし
まうという問題がある。
【0009】また、このようにオルダムリングを大型化
して形成すると、圧縮室からの圧縮熱等によるオルダム
リングの熱膨張が大きくなってしまい、該オルダムリン
グをこのような熱膨張を考慮に入れて設計する必要があ
り、該オルダムリングの加工時に高度な加工精度が要求
される上に、運転初期段階等にはオルダムリングとケー
シング側およびオルダムリングと旋回スクロール側との
間に生じるクリアランスによって騒音等が生じ易くなる
という問題がある。
【0010】一方、他の従来技術では、スラスト受けと
可動継手とをそれぞれ別部材として形成しているため、
スラスト荷重が大となるときにはスラスト受けのみを大
きくすることによって、可動継手側を大型化する必要が
なくなる。
【0011】しかし、このような他の従来技術では、潤
滑油を油掻き部材により可動継手の摺動部および旋回ス
クロールの摺動部等に供給する構成としているため、こ
のような油掻き部材が必要となるばかりか、各圧縮室内
に潤滑油が浸入するのを防止するために、ケーシングと
圧縮室との間等にシール部材を配設する必要がある。
【0012】この結果、前記シール部材や油掻き部材等
によって装置全体を構成する部品点数が増えてしまい、
製作コスト等が上昇してしまう問題がある。また、前記
シール部材は可撓性を有するゴムブーツ等から形成され
るため、該シール部材の寿命等が低下し易く、装置全体
の耐久性を向上できないという問題がある。
【0013】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は可動継手およびスラスト受けの
耐摩耗性等を確実に向上させ、オイルフリー化を実現し
て、装置全体の小型化を図ることができる上に、部品点
数等を大幅に削減でき、耐久性や信頼性等を大幅に向上
できるようにしたスクロール式流体機械を提供すること
を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、ケーシングと、該ケーシングに一体的
に設けられた固定スクロールと、前記ケーシング内に旋
回可能に設けられ該固定スクロールとの間に複数の圧縮
室を画成する旋回スクロールと、該旋回スクロールの自
転を防止すべく前記ケーシングと旋回スクロールとの間
に摺動可能に設けられる可動継手と、前記ケーシングと
旋回スクロールとの間に設けられ該旋回スクロールから
のスラスト荷重を受承するスラスト受けとを備えたスク
ロール式流体機械に適用される。
【0015】そして、請求項1に記載の発明が採用する
構成の特徴は、前記可動継手とスラスト受けとのうち少
なくともいずれか一方の部材を、基材となるポリイミド
樹脂材にグラファイトとフッ素系樹脂材とを混合した耐
摩耗性樹脂材料により形成したことを特徴としたことに
ある。
【0016】このように構成することにより、可動継手
とスラスト受けのうち少なくともいずれか一方の摺動部
側を、基材となるポリイミド樹脂材にグラファイトとフ
ッ素系樹脂材とを混合した耐摩耗樹脂材料で形成するこ
とができ、これらの摺動部の耐摩耗性を摺動特性等を容
易に向上させることができ、前記摺動部への潤滑油の給
脂等を不要にすることができる。
【0017】また、請求項2に記載の発明では、前記耐
摩耗性材料を基材となるポリイミド樹脂材に、略40質
量%のグラファイトと、略15質量%のフッ素系樹脂材
とを混合して形成している。
【0018】この結果、基材となるポリイミド樹脂材の
耐摩耗性を該ポリイミド樹脂材に混合した略40質量%
のグラファイトと略15質量%のフッ素系樹脂材とから
容易に向上させることができる。
【0019】さらに、請求項3に記載の発明では、前記
耐摩耗性材料を基材となるポリイミド樹脂材に、略15
質量%のグラファイトと、略10質量%のフッ素系樹脂
材とを混合して形成している。
【0020】この結果、請求項2に記載の発明と同様
に、基材となるポリイミド樹脂材に混合した略15質量
%のグラファイトと略10質量%のフッ素系樹脂材とか
ら容易に向上させることができる。
【0021】さらにまた請求項4に記載の発明では、可
動継手とスラスト受けとのうちいずれか一方の部材を、
基材となるポリイミド樹脂材に略40質量%のグラファ
イトと略15質量%のフッ素系樹脂材とを混合した耐摩
耗性樹脂材料により形成し、他方の部材を基材となるポ
リイミド樹脂材に略15質量%のグラファイトと略10
質量%のフッ素系樹脂材とを混合した耐摩耗性樹脂材料
により形成したことにある。
【0022】これにより、可動継手とスラスト受けとの
耐摩耗性を、請求項2または3に記載の発明と同様に容
易に向上させることができる。
【0023】一方、請求項5に記載の発明では、前記ス
ラスト受けを、前記旋回スクロールからのスラスト荷重
に応じて弾性変形するようにその横断面がU字状または
H字状をなすリング体により形成したことにある。
【0024】これにより、旋回スクロールからのスラス
ト荷重に対する弾性的な対向力をスラスト受けに発生さ
せることができ、このスラスト受けの弾性力を利用して
旋回スクロールを固定スクロール側に常時押圧すること
ができる。この結果、旋回スクロールと固定スクロール
との間にガタツキが生じるのを防止でき、該固定スクロ
ールと旋回スクロールとの間に形成される各圧縮室内の
密閉度を高めることができる。
【0025】また、請求項6に記載の発明では、ケーシ
ングとスラスト受けとの間に、該スラスト受けを前記旋
回スクロール側に弾性的に押圧するバックアップリング
を設ける構成としている。
【0026】これにより、旋回スクロールからのスラス
ト荷重に対する弾性的な対向力をバックアップリングに
発生させることができ、このバックアップリングの弾性
力を利用して旋回スクロールをスラスト受けを介して固
定スクロール側に常時押圧することができる。この結
果、固定スクロールと旋回スクロールとの間に形成され
る各圧縮室内の密閉度を請求項5に記載の発明と同様に
高めることができる。また、スラスト受けの全体形状を
単純化することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態によるス
クロール式流体機械をスクロール式空気圧縮機に用いた
場合を例に挙げて説明する。
【0028】ここで、本発明の第1の実施例を図1ない
し図4に基づいて説明する。
【0029】図において、1は当該スクロール式空気圧
縮機の本体を構成する段付筒状のケーシングを示し、該
ケーシング1は、有底筒状をなしたケーシング本体1A
と、該ケーシング本体1の中央部に開口した小径筒状の
軸受部1Bと、前記ケーシング本体1Aの開口端から径
方向外向きに延設された環状の衝合部1Cとから大略構
成されている。
【0030】2はケーシング1の先端側に一体に設けら
れた固定スクロールを示し、該固定スクロール2は後述
する駆動軸3の軸線と一致するように配設された略円板
状の鏡板2Aと、該鏡板2Aの外縁側から突出し、外周
側がケーシング1の衝合部1Cにボルト等を介して固着
された取付フランジ部2Bと、鏡板2Aの表面側から軸
方向に立設され、中心側が巻始め端となり外周側が巻終
り端となった渦巻状のラップ部2Cと、鏡板2Aの背面
側に並列に多数立設された放熱フィン2D,2D,…と
から大略構成されている。また、取付フランジ2Bに
は、旋回スクロール6側となる端面2B1 に後述のフェ
イスシール17が装着される環状の凹溝2Eが形成され
ている。
【0031】3はケーシング1の軸受部1Bに軸受4を
介して回転自在に軸支された駆動軸を示し、該駆動軸3
の先端側はケーシング1内へと伸長してクランク3Aと
なり、該クランク3Aの軸線は駆動軸3の軸線に対して
所定寸法だけ偏心している。そして、駆動軸3はケーシ
ング1外に突出した基端側が駆動源(図示せず)に連結
され、駆動源で回転駆動されることにより、クランク3
Aを介して後述の旋回スクロール6を旋回運動させる。
【0032】5はバランスウェイトで、該バランスウェ
イト5はクランク3Aの基端側に固着され、旋回スクロ
ール6の旋回運動に対して駆動軸3全体の回転バランス
をとっている。
【0033】6は固定スクロール2と対向するようにケ
ーシング1内に旋回可能に配設された旋回スクロールを
示し、該旋回スクロール6は、後述する旋回スクロール
本体7と該旋回スクロール本体7の背面側に取付けられ
た板状カバー11とから一体的に構成されている。
【0034】7は旋回スクロール本体を示し、該旋回ス
クロール本体7は、円盤状に形成された鏡板7Aと、該
鏡板7Aの表面に立設され、該鏡板7Aの中心側が巻始
め端となり外周側が巻終り端となった渦巻状のラップ部
7Bと、鏡板7Aの背面側に立設された各放熱フィン7
Cから大略構成されている。
【0035】ここで、旋回スクロール本体7のラップ部
7Bは、固定スクロール2のラップ部2Cに所定角度だ
けずらして重なり合うように配設され、該ラップ部2
C,7B間に複数の圧縮室8,8,…を形成している。
【0036】そして、当該スクロール空気圧縮機の運転
時には、固定スクロール2の外周側に設けた吸込口9か
ら外周側の圧縮室8内に空気を吸込みつつ、この空気を
旋回スクロール6が旋回運動する間に各圧縮室8内で順
次圧縮し、最後に中心側の圧縮室8から固定スクロール
2の中心に設けた吐出口10から後述の吐出パイプ20
を介して外部に圧縮空気を吐出する。
【0037】11は旋回スクロール本体7の背面側に設
けられた板状カバーを示し、該板状カバー11は、図1
に示す如く旋回スクロール本体7の鏡板7Aとほぼ同一
径の段付円板状に形成されたカバー本体11Aと、該カ
バー本体11Aの中央部に位置して軸方向に突出形成さ
れたボス部11Bと、ボス部11Bの左,右両側に位置
してカバー本体11Aに形成された細長い2個のX軸キ
ー溝(図示せず)とから大略構成されている。
【0038】そして、板状カバー11は、カバー本体1
1Aが各放熱フィン7Cの先端面に当接するようにボル
ト(図示せず)等を介して旋回スクロール本体7に一体
的に取付けられると共に、ボス部11Bが駆動軸3のク
ランク3Aに旋回軸受12を介して回転可能に取付られ
ている。
【0039】ここで、板状カバー11は前記カバー本体
11Aの外周側が環状の摺動面11Cとなり、該摺動面
11Cはフェイスシール17を介して後述するスラスト
リング16の摺動面16Aに当接(摺接)し、各圧縮室
8内で生じるスラスト方向の押圧力(以下、旋回スクロ
ール6からのスラスト荷重という)を摺動面16Aとの
間で受承するようになっている。
【0040】また、板状カバー11は旋回スクロール本
体7の鏡板7A背面側との間に各放熱フィン7Cを介し
て冷却風通路13,13,…を画成し、各圧縮室8内で
生じる高温の圧縮熱を鏡板7Aの背面側から各放熱フィ
ン7Cを介して各冷却風通路13側へと効率よく放熱さ
せ、各圧縮室8内の冷却効率を高めるようになってい
る。
【0041】14はケーシング1のケーシング本体1A
側に設けられたスラスト受板で、該スラスト受板14
は、外周側がケーシング本体1Aの内周面に固着された
短尺筒状のスラスト受部14Aと、該スラスト受部14
Aの内周面から径方向内向きに突設され、内部に貫通穴
14B1 が穿設された円板状のガイド部14Bとから構
成されている。また、前記ガイド部14Bには貫通穴1
4B1 側に位置して2個のY軸キー溝14C,14Cが
形成されている。
【0042】15は板状カバー11とスラスト受板14
との間に摺動可能に配設された可動継手としてのオルダ
ムリングを示し、該オルダムリング15は図1ないし図
4に示す如く、自己潤滑性を有した耐摩耗性樹脂材料か
ら射出成形等の手段を用いて段付円板状に形成されてい
る。
【0043】ここで、前記耐摩耗性樹脂材料は、基材と
なる略45質量%のポリイミド樹脂材に、略40質量%
のグラファイトと略15質量%のフッ素系樹脂材とを混
合することによって形成するのが好ましい。また、該オ
ルダムリング15は、基材となる略75質量%のポリイ
ミド樹脂材を基材として、該ポリイミド樹脂材に略15
質量%のグラファイトと略10質量%のフッ素系樹脂材
とを混合した耐摩耗性樹脂材料から形成してもよい。な
お、前記フッ素系樹脂材はポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)を用いるのがよい。
【0044】そして、該オルダムリング15は、環状の
リング部15Aと、該リング部15Aの板状カバー11
側端面から前記各X軸キー溝と対応した位置に突出形成
された2個のX軸キー部15B,15Bと、リング部1
5Aのスラスト受板14側端面から各Y軸キー溝14C
と対応した位置に突出形成された2個のY軸キー部15
C,15Cとから構成されている。
【0045】そして、オルダムリング15は各キー部1
5B,15Cが各Y軸キー溝14C等に沿って摺動変位
する。これにより、オルダムリング15は、スラスト受
板14に対してY軸方向に相対変位しつつ、板状カバー
11を該オルダムリング15に対してX軸方向に相対変
位させ、これによって旋回スクロール6の自転を防止
し、該旋回スクロール6に所定寸法の旋回半径をもった
円運動(旋回運動)を与える構成になっている。
【0046】16は板状カバー11とスラスト受板14
との間に配設されたスラスト受けとしてのスラストリン
グを示し、該スラストリング16は、前記オルダムリン
グ15と同様に耐摩耗性樹脂材料から射出成形等の手段
を用いることによって図1および図2に示す如く形成さ
れている。
【0047】ここで、前記耐摩耗性樹脂材料は、略75
質量%のポリイミド樹脂材を基材として、該ポリイミド
樹脂材に略15質量%程度のグラファイトと略10質量
%程度のフッ素系樹脂材とを混合した耐摩耗性樹脂材料
から形成するのが好ましい。また、該オルダムリング1
5は、略45質量%のポリイミド樹脂材を基材として、
該ポリイミド樹脂材に略40質量%程度のグラファイト
と略15質量%程度のフッ素系樹脂材とを混合すること
によって形成してもよい。なお、前記フッ素系樹脂材は
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を用いるのが
よい。
【0048】そして、スラストリング16は、その外周
面がケーシング1のケーシング本体1内周面に固着さ
れ、一側端面は旋回スクロール6側に位置したスラスト
受部14A(スラスト受板14)の端面に固着されてい
る。
【0049】ここで、スラストリング16は、その他側
端面が板状カバー11の摺動面11Cに対する摺動面1
6Aとなっている。そして、スラストリング16は旋回
スクロール6からのスラスト荷重を前記摺動面11C,
16Aを介してスラスト受部14Aと共に受承し、この
ようなスラスト荷重がオルダムリング15に直接作用し
てしまうのを防止する構成になっている。
【0050】17は固定スクロール2の凹溝2E内に装
着されたフェイスシールで、該フェイスシール17は、
樹脂材料等から横断面が環状をなすように形成された弾
性リング17Aと、樹脂材料等から横断面が略長方形状
をなすように形成されたシールリング17Bとから構成
されている。なお、シールリング17Bは、前記オルダ
ムリング15およびスラストリング16と同様の耐摩耗
性樹脂材料から形成してもよい。
【0051】ここで、弾性リング17Aは、弾性変形し
た状態で凹溝2Eの奥側側に配設されると共に、シール
リング17Bは凹溝2Eの手前側(開口側)に配設され
ている。そして、フェイスシール17は、弾性リング1
7Aの弾性力を利用してシールリング17Bを旋回スク
ロール6の鏡板7A外周側となる表面に弾性的に当接
(摺接)させることにより、板状カバー11の摺動面1
1Cをスラストリング16の摺動面16Aに常時押圧す
ると共に、鏡板7Aの表面が固定スクロール2の端面2
B1 に直接摺接してしまうのを防止する構成となってい
る。
【0052】また、フェイスシール17は、固定スクロ
ール2の端面2B1 と鏡板7Aの表面との間をシールリ
ング17Bを介してシールし、各圧縮室8内の圧縮効率
を高めるようにもなっている。
【0053】18は固定スクロール2の各放熱フィン2
D先端面に固着されたカバー板を示し、該カバー板18
は各放熱フィン2Dを介して固定スクロール2の鏡板2
A背面側との間に複数の冷却風通路19,19,…を画
成し、該各冷却風通路19内に外部からの冷却風を流通
させることにより、各圧縮室8内で生じる高温の圧縮熱
等を各放熱フィン2Dを介して効率よく外部に放熱でき
るようにしている。また、カバー板18の中央部には貫
通穴18Aが穿設され、吐出パイプ20の一端側が吐出
口10に接続されると共に、他端側が前記貫通穴18A
を介して外部に開口している。
【0054】本実施例によるスクロール式空気圧縮機は
上述の如き構成を有するもので、次にその圧縮動作につ
いて説明する。
【0055】まず、駆動源により駆動軸3を回転させる
と、旋回スクロール6が旋回駆動されることにより、固
定スクロール2のラップ部2Cと旋回スクロール本体7
のラップ部7B間に画成された圧縮室8,8,…が連続
的に縮小する。これにより、固定スクロール2の吸込口
9から吸込んだ外気は該各圧縮室8内で順次圧縮され、
この圧縮空気は固定スクロール2の吐出口10から吐出
パイプ20を介して外部の空気タンク等に吐出される。
【0056】そして、このような旋回スクロール6の旋
回運動時に、オルダムリング15は各キー部15B,1
5Cが板状カバー11のX軸キー溝およびスラスト受板
14のY軸キー溝14Cに沿って摺動変位し、これによ
って旋回スクロール7の自転が防止される。
【0057】ここで、オルダムリング15は、基材とな
る略45質量%のポリイミド樹脂材に、略40質量%の
グラファイトと略15質量%のフッ素系樹脂材とを混合
した耐摩耗性樹脂材料により形成されているから、前記
各キー部15B,15Cと各Y軸キー溝14C等との間
で生じる摺動抵抗を大幅に低減することができる。
【0058】また、板状カバー11をフェイスシール1
7を介してスラストリング16の摺動面16Aに当接さ
せているから、圧縮運転時に生じる旋回スクロール6か
らのスラスト荷重を摺動面11C,16A間で受承させ
ることができ、このようなスラスト荷重が大きな面圧と
なってオルダムリング15に直接作用してしまうのを確
実に防止することができる。
【0059】ここで、スラストリング16は、基材とな
る略75質量%のポリイミド樹脂材に、略15質量%の
グラファイトと略10質量%のフッ素系樹脂材とを混合
した耐摩耗性樹脂材料により形成されているから、摺動
面16Aに生じる摺動抵抗を大幅に低減することができ
る。
【0060】従って本実施例では、オルダムリング15
とスラストリング16との耐摩耗性や摺動特性を確実に
高めることができ、各キー部15B,15Cとスラスト
受板14の各キー溝14C等との間および、摺動面11
C,16A間への潤滑油等の供給を不要にでき、当該ス
クロール式圧縮機のオイルフリー化を実現することがで
きる。
【0061】また、従来技術で述べたように油掻き部材
や、圧縮室8内に潤滑油が浸入するのを遮断するための
シール部材等を不要にでき、装置全体を構成する部品点
数を削減でき、装置全体の製作コスト等を確実に低減す
ることができると共に、装置の耐久性や信頼性等を大幅
に向上することができる。
【0062】しかも、オルダムリング15とスラストリ
ング16とを別部材として形成したから、従来技術で述
べたように旋回スクロール6からのスラスト荷重に対し
てオルダムリング15の機械的強度を高めるべく、該オ
ルダムリング15の肉厚等を大きくして形成する必要を
なくすことができ、オルダムリング15の軽量化を図る
ことができると共に、オルダムリング15の摺動変位に
伴う慣性力が駆動軸3に大きくなって作用してしまうの
を効果的に防止することができる。
【0063】この結果、オルダムオルダムリング15と
共にバランスウエイト5等を大きくして形成する必要を
なくすことができ、装置全体のコンパクト化、軽量化等
を確実に図ることができる。また、各圧縮室8からの圧
縮熱等によるオルダムリング15全体の熱膨張を小さく
でき、これによって前記各キー部15B,15Cと各Y
軸キー溝14C等との間のクリアランス等を小さくで
き、圧縮運転時に生じる振動、騒音等を大幅に低減する
ことができる。
【0064】さらに、オルダムリング15に要求される
加工精度を下げることができ、該オルダムリング15の
製作コスト、加工工数等を確実に向上することができ
る。しかも、スラストリング16全体を大きくして形成
し、摺動面16Aの面積を大きくすることができ、旋回
スクロール6からの面圧を相対的に小さくでき、該スラ
ストリング16の耐摩耗性等を確実に向上することがで
きる。
【0065】次に、図5は本発明の第2の実施例を示
し、本実施例では前記第1の実施例と同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。し
かし、本実施例の特徴は、スラストリング31が旋回ス
クロール6からのスラスト荷重に応じて弾性変形するよ
うに、スラストリング31を横断面が略U字型形状をな
すように形成したことにある。
【0066】ここで、前記スラストリング31は、前記
第1の実施例で述べたスラストリング16とほぼ同様
に、基材となるポリイミド樹脂材にグラファイトとポリ
イミド樹脂材とを混合した耐摩耗性材料から形成され、
摺動面31Aを有しているものの、該スラストリング3
1はその内周側に断面U状の環状溝31Bが形成され、
旋回スクロール6からのスラスト荷重で僅かに弾性変形
することにより、このスラスト荷重に対する弾性的な対
向力(反発力)を発生するようになっている。
【0067】そして、スラストリング31は、当該スク
ロール式空気圧縮機の定常運転時に各圧縮室8内で生じ
るスラスト方向の押圧力に対応した弾性力を発生させる
ことにより、摺動面31Aを板状カバー11の摺動面1
1Cに弾性的に摺接(当接)させている。
【0068】さらに、スラストリング31は旋回スクロ
ール6側に向けた弾性的な押圧力が過剰となるのを抑え
ると共に、固定スクロール2側のフェイスシール17と
協動して旋回スクロール6の鏡板7Aが固定スクロール
2の端面2B1 に強く摩擦接触してしまうのを規制し、
該鏡板7Aと端面2B1 との間にかじり等が発生するの
を防止する。
【0069】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の効果を得ることが
できるが、特に本実施例では、スラストリング31の横
断面を略U字形状に形成することにより、摺動面31A
を板状カバー11の摺動面11Cに大きな弾性力をもっ
て当接させることができる。
【0070】この結果、スラストリング31の摺動面3
1Aに摩耗等が生じた場合でも、該摺動面31Aと旋回
スクロール6の摺動面11Cとの間でスラスト方向に隙
間が生じるのを効果的に防止できると共に、固定スクロ
ール2に対する旋回スクロール6のガタツキを効果的に
防止することができ、このようなガタツキによって圧縮
室8内の密閉度が低下するのを防止でき、当該スクロー
ル式圧縮機の圧縮性能等を長期に亘って維持することが
できる。
【0071】次に、図6は本発明の第3の実施例を示
し、本実施例では前記第2の実施例と同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。し
かし、本実施例の特徴は、スラストリング41が旋回ス
クロール6からのスラスト荷重に応じて弾性変形するよ
うに、該スラストリング41を横断面がH字型形状をな
すように形成したことにある。
【0072】ここで、前記スラストリング41は、前記
第2の実施例で述べたスラストリング31とほぼ同様に
形成され、摺動面41Aと環状溝41Bとを有している
ものの、該スラストリング31にはその外周側に断面U
状の環状溝41Cが形成され、旋回スクロール6からの
スラスト荷重で僅かに弾性変形することにより、このス
ラスト荷重に対する弾性的な対向力(反発力)を発生す
るようになっている。
【0073】かくして、このように構成される本実施例
でも前記第2の実施例と同様の作用効果を得ることがで
きる。
【0074】次に、図7は本発明の第4の実施例を示
し、本実施例では前記第1の実施例と同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。し
かし、本実施例の特徴は、環状の凹溝51を旋回スクロ
ール6側に位置したスラスト受板14のスラスト受部1
4A端面に形成すると共に、バックアップリング52と
スラストリング53とを前記凹溝51内に装着すること
により、該スラストリング53をバックアップリング5
2を介して旋回スクロール6側に押圧させる構成とした
ことにある。
【0075】ここで、前記バックアップリング52は、
前記第1の実施例で述べたフェイスシール17の弾性リ
ング17Aと同様に、弾性を有した樹脂材料等から横断
面が環状をなすように形成され、凹溝51内の奥部側に
弾性変形した状態で配設されている。また、前記スラス
トリング53は前記第1の実施例で述べたスラストリン
グ16と同様に形成され、バックアップリング52を介
して前記凹溝51内の手前側に配設されている。
【0076】そして、バックアップリング52は、当該
スクロール式空気圧縮機の定常運転時に各圧縮室8内で
生じるスラスト方向の押圧力と対向した弾性力を発生さ
せることにより、スラストリング53の摺動面53Aを
板状カバー11の摺動面11Cに弾性的に摺接(当接)
させている。
【0077】かくして、このように構成される本実施例
でも、バックアップリング52によりスラストリング5
3に旋回スクロール6側に向けた弾性的な押圧力を発生
させることができ、前記第2および第3の実施例とほぼ
同様の作用効果を得ることができるが、特に本実施例で
は、スラストリング53に前記環状溝32B(41B,
41C)を形成するための加工等を不要にでき、該スラ
ストリング53の加工性等を向上させて、製作コスト等
を低減することができる。
【0078】なお、前記各実施例では、オルダムリング
15とスラストリング16とを、互いに異なる耐摩耗性
材料で形成するものとして述べたが、これに替えて、両
者を共に略45質量%のポリイミド樹脂材に略40質量
%のグラファイトと略15質量%のフッ素系樹脂材とを
混合した耐摩耗性樹脂材料で形成してもよい。また、両
者を共に略75質量%のポリイミド樹脂材に略15質量
%のグラファイトと略10質量%のフッ素系樹脂材とを
混合した耐摩耗性樹脂材料で形成してもよい。
【0079】また、前記各実施例では、オルダムリング
15全体およびスラストリング16(31,41,5
3)全体を耐摩耗性樹脂材料により形成するものとして
述べたが、本発明はこれに限らず、オルダムリング15
の表面側およびスラストリング16(31,41,5
3)の表面側のみをこのような耐摩耗性樹脂材料によっ
て形成する構成としてもよい。
【0080】また、本発明は、前記各実施例で述べた混
合比に限るものではなく、基材となるポリイミド樹脂材
に対するグラファイトとフッ素系樹脂材との混合比を、
例えば数質量%の範囲内で変えてもよいものである。
【0081】さらに、前記各実施例では、スクロール式
空気圧縮機を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限
らず、空気以外の気体を圧縮する圧縮機にも適用でき、
また真空ポンプ等にも適用できる。
【0082】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、請求
項1に記載の如く、可動継手とスラスト受けのうち少な
くともいずれか一方の部材を、基材となるポリイミド樹
脂材にグラファイトとフッ素系樹脂材とを混合した耐摩
耗性樹脂材料により形成したから、可動継手の摺動部側
またはスラスト受けの摺動部側への潤滑油等の供給を不
要にでき、当該スクロール式圧縮機のオイルフリー化を
実現することができる。また、従来技術で述べたように
油掻き部材や、圧縮室内に潤滑油が浸入するのを遮断す
るためのシール部材等を不要にでき、部品点数を削減し
て、装置全体の製作コスト等を確実に低減することがで
きると共に、装置の耐久性や信頼性等を大幅に向上する
ことができる。
【0083】さらに、可動継手とスラスト受けとをそれ
ぞれ別部材として形成することにより、旋回スクロール
からのスラスト荷重に応じて可動継手を大型化する必要
がなくなり、装置全体のコンパクト化、軽量化等を確実
に図ることができる。また、各圧縮室からの圧縮熱等に
よる可動継手全体の熱膨張を小さくでき、該可動継手と
ケーシング側との間および可動継手と旋回スクロール側
との間のクリアランス等を小さくでき、圧縮運転時に生
じる振動、騒音等を大幅に低減することができる。
【0084】一方、請求項2に記載の発明では、可動継
手とスラスト受けとの耐摩耗性を容易に向上させること
ができ、可動継手の摺動部側およびスラスト受けの摺動
部側への潤滑油等の供給を不要にでき、当該スクロール
式圧縮機のオイルフリー化を実現することができる。
【0085】また、請求項3に記載の発明では、請求項
2に記載の発明と同様に可動継手の摺動部側およびスラ
スト受けの摺動部側への潤滑油等の供給を不要にでき、
当該スクロール式圧縮機のオイルフリー化を実現するこ
とができる。
【0086】さらにまた、請求項4に記載の発明では、
請求項2に記載の発明と同様に可動継手の摺動部側およ
びスラスト受けの摺動部側への潤滑油等の供給を不要に
でき、当該スクロール式圧縮機のオイルフリー化を実現
することができる。
【0087】また、請求項5に記載の発明では、スラス
ト受けが摩耗した場合でも、旋回スクロールと固定スク
ロールとの間にガタツキが生じるのを防止でき、これに
よって各圧縮室内の密閉度が低下するのを防止すること
ができ、当該スクロール式流体機械の圧縮性能を長期に
亘って補償することができる。
【0088】さらに、請求項6に記載の発明では、スラ
スト受けの全体形状を単純化することができ、該スラス
ト受けの加工性等を向上でき、製作コスト等を削減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるスクロール式空気
圧縮機を示す縦断面図である。
【図2】図1中のオルダムリングおよびスラストリング
等を示す要部拡大図である。
【図3】図1中のオルダムリングを拡大して示す正面図
である。
【図4】図3中の矢示VI−VI方向断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例によるスクロール式空気
圧縮機を示す図2と同様の断面図である。
【図6】本発明の第3の実施例によるスクロール式空気
圧縮機を示す図2と同様の拡大断面図である。
【図7】本発明の第4の実施例によるスクロール式空気
圧縮機を示す図2と同様の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 固定スクロール 6 旋回スクロール 8 圧縮室 15 オルダムリング(可動継手) 16,31,41,53 スラストリング(スラスト受
け) 52 バックアップリング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、該ケーシングに一体的に
    設けられた固定スクロールと、前記ケーシング内に旋回
    可能に設けられ該固定スクロールとの間に複数の圧縮室
    を画成する旋回スクロールと、該旋回スクロールの自転
    を防止すべく前記ケーシングと旋回スクロールとの間に
    摺動可能に設けられる可動継手と、前記ケーシングと旋
    回スクロールとの間に設けられ該旋回スクロールからの
    スラスト荷重を受承するスラスト受けとを備えたスクロ
    ール式流体機械において、 前記可動継手とスラスト受けのうち少なくともいずれか
    一方の部材は、基材となるポリイミド樹脂材にグラファ
    イトとフッ素系樹脂材とを混合した耐摩耗性樹脂材料に
    より形成したことを特徴とするスクロール式流体機械。
  2. 【請求項2】 前記耐摩耗性材料は基材となるポリイミ
    ド樹脂材に、略40質量%のグラファイトと、略15質
    量%のフッ素系樹脂材とを混合して形成してなる請求項
    1に記載のスクロール式流体機械。
  3. 【請求項3】 前記耐摩耗性材料は基材となるポリイミ
    ド樹脂材に、略15質量%のグラファイトと、略10質
    量%のフッ素系樹脂材とを混合して形成してなる請求項
    1に記載のスクロール式流体機械。
  4. 【請求項4】 前記可動継手とスラスト受けのうちいず
    れか一方の部材は、基材となるポリイミド樹脂材に略4
    0質量%のグラファイトと略15質量%のフッ素系樹脂
    材とを混合した耐摩耗性樹脂材料により形成し、他方の
    部材は基材となるポリイミド樹脂材に略15質量%のグ
    ラファイトと略10質量%のフッ素系樹脂材とを混合し
    た耐摩耗性樹脂材料により形成してなる請求項1に記載
    のスクロール式流体機械。
  5. 【請求項5】 前記スラスト受けは、前記旋回スクロー
    ルからのスラスト荷重に応じて弾性変形するようにその
    横断面がU字状またはH字状をなすリング体により形成
    してなる請求項1,2,3または4に記載のスクロール
    式流体機械。
  6. 【請求項6】 前記ケーシングとスラスト受けとの間に
    は、該スラスト受けを前記旋回スクロール側に弾性的に
    押圧するバックアップリングを設ける構成としてなる請
    求項1,2,3または4に記載のスクロール式流体機
    械。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002155874A (ja) * 2000-11-21 2002-05-31 Sanden Corp スクロール型圧縮機
CN105041646A (zh) * 2015-09-02 2015-11-11 广州广涡压缩机有限公司 一种无油涡旋空气压缩机
CN108644115A (zh) * 2018-06-14 2018-10-12 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 压缩机及具有其的车辆
JP2019521860A (ja) * 2016-06-08 2019-08-08 アクアジウム・テクノロジー・リミテッドAquasium Technology Limited 電子ビームまたはレーザービーム溶接のための形成溶接ヘッド

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