JPH09269039A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

トロイダル型無段変速機

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JPH09269039A
JPH09269039A JP9948196A JP9948196A JPH09269039A JP H09269039 A JPH09269039 A JP H09269039A JP 9948196 A JP9948196 A JP 9948196A JP 9948196 A JP9948196 A JP 9948196A JP H09269039 A JPH09269039 A JP H09269039A
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英司 井上
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英隆 古賀
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H15/00Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members
    • F16H15/02Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members without members having orbital motion
    • F16H15/04Gearings providing a continuous range of gear ratios
    • F16H15/06Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B
    • F16H15/32Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line
    • F16H15/36Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface
    • F16H15/38Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface with two members B having hollow toroid surfaces opposite to each other, the member or members A being adjustably mounted between the surfaces
    • F16H2015/383Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface with two members B having hollow toroid surfaces opposite to each other, the member or members A being adjustably mounted between the surfaces with two or more sets of toroid gearings arranged in parallel

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トロイダル型無段変速機において、主軸とト
ロイダル変速部の入力ディスクとの連結を固定としてボ
ールスプラインを不要とし、加工コストを低減すると共
に主軸の移動量を少なくして装置の軸長を短縮する。 【解決手段】 主軸3とトロイダル変速部2の入力ディ
スク4との連結に固定連結を用いてボールスプラインを
不要とする。入力軸13と係合するローディングカム1
8と主軸3との間に低トルク時の摩擦接触力を確保する
皿ばね21を介装しているので、動力伝達時の主軸3の
軸方向移動量を少なくして装置全体の軸長を短縮するこ
とができる。パワーローラ9は、第2トラニオン37に
首振り運動不能に支持されるので、入出力ディスク4,
5,7,8及び出力軸22等に対するスラスト方向位置
の位置決めの基準になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両等に適用さ
れるトロイダル型無段変速機に関し、特に、2組のトロ
イダル変速部を同一軸上に配置したダブルキャビティ式
のトロイダル型無段変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】トロイダル型無段変速機は、入力ディス
ク、該入力ディスクに対向して配置される出力ディス
ク、及び両ディスクに摩擦接触するパワーローラからな
るトロイダル変速部を備えており、パワーローラの傾転
角度を変えることによって入力ディスクの回転を無段階
に変速して出力ディスクに伝達する無段変速機である。
上記トロイダル型無段変速機を車両に適用する場合に
は、一般に、上記トロイダル変速部を同一軸上に2組並
べて配置したダブルキャビティ式トロイダル型無段変速
機が適用される。
【0003】従来のダブルキャビティ式トロイダル型無
段変速機として、例えば、図3及び図4に示すようなも
のが知られている(例えば、特公平7−96901号公
報参照)。上記トロイダル型無段変速機は、ボールスプ
ライン12を介して主軸3に取り付けられた入力ディス
ク4、入力ディスク4に対向して配置され主軸3に対し
て回転可能に取り付けられた出力ディスク5、及び入力
ディスク4から出力ディスク5へトルクを伝達する傾転
可能なパワーローラ6を有するトロイダル変速部1と、
ボールスプライン28を介して主軸3に取り付けられた
入力ディスク7、入力ディスク7に対向して配置され主
軸3に対して回転可能に取り付けられた出力ディスク
8、及び入力ディスク7から出力ディスク8へトルクを
伝達する傾転可能なパワーローラ9を有するトロイダル
変速部2とを備えている。
【0004】パワーローラ6は回転支軸34によってト
ラニオン33に回転自在に支持され、また、パワーロー
ラ9は回転支軸38によってトラニオン37に回転自在
に支持されている。各トラニオン33,37は傾転軸1
1を有し、傾転軸11の軸方向に移動し、且つ傾転軸1
1を中心として回動できる。
【0005】入力ディスク4及び入力ディスク7は、ボ
ールスプライン12,28を介して主軸3にそれぞれ連
結されているので、主軸3のスラスト方向に摺動自在で
且つ主軸3と一体回転することができる。動力は入力軸
13からローディングカム18を介して入力ディスク4
へ伝達され、入力ディスク4と一体回転する主軸3を介
して入力ディスク7へも伝達される。この時、ローディ
ングカム18から入力ディスク4へ動力が伝達される際
にカムローラ61の作用により伝達されるトルクに見合
ったスラスト方向の推力が発生する。
【0006】主軸3の他端はケーシング25に軸受27
を介して回転自在に支持されている。入力ディスク7の
背面側には皿ばね29が設けられており、皿ばね29は
スペーサ30を介在させてナット31を締め込むことに
よって取り付けられる。入力ディスク7は皿ばね29に
よって出力ディスク8の方へ向けて付勢されている。入
力ディスク7から出力ディスク8へ伝達されるトルクが
小さいときでも、皿ばね29は、入力ディスク7を出力
ディスク8の方へ向けて付勢して、所定の推力を得てい
る。
【0007】入力ディスク4に伝達された動力はパワー
ローラ6を介して出力ディスク5に伝達され、入力ディ
スク7に伝達された動力はパワーローラ9を介して出力
ディスク8に伝達される。出力ディスク5,8は、主軸
3に嵌合された出力軸22によって背面同士が相互に連
結されているので、出力ディスク5,8に伝達された動
力は出力軸22から取り出される。出力ディスク5,8
は、これらが一体回転し得るように相互に連結した出力
軸22を介してラジアル方向及びスラスト方向の荷重を
支持するアンギュラボールベアリング24によってケー
シング25に回転自在に支持されているので、スラスト
方向に移動することはできない。従って、スラスト方向
推力の発生に伴って、最初にケーシング25に対する出
力ディスク5と出力ディスク8のスラスト方向の位置が
決まり、次いで、パワーローラ6とパワーローラ9の位
置が決まり、更に、入力ディスク4,7のスラスト方向
位置がそれぞれ決まることになる。
【0008】ところで、トロイダル変速部1,2におい
て、ローディングカム18により発生するスラスト方向
推力によって入力ディスク4,7と出力ディスク5,8
はパワーローラ6,9に強く押し付けられる。入力ディ
スク4,7から出力ディスク5,8への動力伝達は、ス
ラスト方向推力と両ディスク4,5,7,8とパワーロ
ーラ6,9との間に挟まれたオイルの剪断力とにより行
われる。しかし、スラスト方向推力により入力ディスク
4,7及び出力ディスク5,8は弾性変形するので、パ
ワーローラ6,9、入力ディスク4,7、出力ディスク
5,8のスラスト方向位置はスラスト方向推力の大きさ
(即ち伝達するトルク値)により変化することになる。
例えば、伝達トルクが大きいときには、トロイダル変速
部1の入力ディスク4は図の右側へ、トロイダル変速部
2の入力ディスク7は図の左側へ移動し、また、皿ばね
29の圧縮変位が大きくなるため、主軸3は図の左側に
大きく移動する。
【0009】そこで、従来のトロイダル型無段変速機で
は、スラスト方向位置の変化を吸収するために、図3に
示すように、パワーローラ6,9がそれらの回転中心か
ら傾転軸11方向へオフセットした回転支軸(即ち偏心
軸)34,38によってトラニオン33,37に支持さ
れ、パワーローラ6,9がその偏心軸を中心として首振
り運動できるように構成されている。即ち、回転支軸3
4及び回転支軸38は、どちらも両端の軸中心がずれた
軸即ち偏心軸であり、それぞれの回転支軸34,38の
一端がトラニオン33,37に回転自在に支持され、他
端がパワーローラ6,9を回転自在に支持しているの
で、各回転支軸34,38に支持されたパワーローラ
6,9は首振り運動をすることができる。パワーローラ
6,9の首振り運動によって、各ディスクのスラスト方
向位置の変化は吸収される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
トロイダル型無段変速機は、次のような問題点がある。
即ち、従来のトロイダル型無段変速機は、主軸3と入力
ディスク4,7とを軸方向には摺動自在とし回転方向に
は拘束する構造として、ボールスプライン12,28を
用いており、ボールスプライン12を構成するために主
軸3及び入力ディスク4,7の摺動部をスプライン加工
する必要があり、加工コストが嵩むという問題点があ
る。また、伝達トルクが大きくなるほど、入力ディスク
7及び出力ディスク8の弾性変形量と皿ばね29の圧縮
撓みによる変形量との総変形量が大きくなり、主軸3の
図左方向の移動量が大きくなる。従って、このような大
きな移動量を吸収するため、主軸3と、入力軸13やケ
ーシング25等の軸方向位置が規制されている部品との
間に設けるべきクリアランスを大きくする必要があり、
その結果、装置全体の軸長が伸びてしまうという問題点
もあった。
【0011】更に、ローディングカム18によって生じ
るスラスト方向の推力を支持するために、出力ディスク
5,8は、ケーシング25に対して、一体回転し得るよ
うに相互に連結した出力軸22を介してラジアル方向及
びスラスト方向の荷重を支持するアンギュラボールベア
リング24によって回転自在に支持されているので、ケ
ーシング25には高い寸法精度が要求されるとともに、
組立時にシム調整等が必要となっていた。また、出力デ
ィスク5,8、ケーシング25及び出力軸22は、用い
られる材質がそれぞれ異なっているために熱膨張率も異
なるので、温度変化に伴ってこれらの構成要素間におい
てスラスト方向にガタを生じ、ガタを生じた部分では磨
耗を生じ、また、クリアランスが少ないトラニオンとデ
ィスクとの間では、相互の干渉を生じるという問題があ
った。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は、上記
問題を解決し、主軸と一方のトロイダル変速部の第1入
力ディスクと摺動可能に取り付け且つ他方のトロイダル
変速部の第2入力ディスクとを固定的に連結することに
より、主軸と第2入力ディスクとの間の連結に設けられ
ていたボールスプラインを省略して加工コストを低減
し、第2パワーローラを第2トラニオンに対して首振り
運動不能に構成し、スラスト推力を出力ディスクを介し
て変速機ケーシングに支持するのではなく元来寸法精度
が出せる第2トラニオンで支持し、スラスト推力に基づ
く主軸の軸方向移動量を第2入力ディスクの変形分のみ
に制限して、変速機全体のスラスト方向の剛性を向上し
且つ軸長を短縮し、更に、伝達トルクが小さいときに推
力を確保する皿ばねを一対のトロイダル変速部のうちロ
ーディングカムが設けられるトロイダル変速部側に設け
て、軸長を更に短縮することができるトロイダル型無段
変速機を提供することである。
【0013】この発明は、入力軸の動力がローディング
カムを介して伝達される第1入力ディスク、前記第1入
力ディスクを回転方向には一体的に固定し且つ軸方向に
は移動可能になるように一端に取り付けた主軸、前記主
軸の他端に固定された第2入力ディスク、前記両入力デ
ィスクに対向して配置された前記主軸に対して相対回転
可能な第1と第2出力ディスク、前記入力ディスクと前
記出力ディスクとに対する傾転角度の変化に応じて前記
入力ディスクの回転を無段階に変速して前記出力ディス
クにそれぞれ伝達する第1と第2パワーローラ、前記両
パワーローラをそれぞれ一端で回転自在に支持する第1
と第2回転支軸、前記両回転支軸の他端が取り付けられ
ると共に中立位置から傾転軸方向へ変位することによっ
て傾転軸回りに傾転する第1と第2トラニオン、前記第
1出力ディスクと前記第2出力ディスクとの間に配置さ
れた出力を取り出す出力軸、及び前記両出力ディスクの
間に位置する変速機ケーシングに対して各々の前記出力
ディスクを支持する軸受を有し、前記第1回転支軸を一
端の軸心と他端の軸心とが偏心した偏心軸に構成して前
記第1回転支軸の他端を前記第1トラニオンに対して回
転自在に支持し、また、前記第2回転支軸を前記第2ト
ラニオンに対して首振り運動不能に固定したトロイダル
型無段変速機に関する。
【0014】また、このトロイダル型無段変速機では、
前記第2回転支軸を一端と他端との軸心が一致した同心
軸に構成して前記第2パワーローラを前記第2トラニオ
ンに対して首振り運動不能に構成されている。
【0015】また、このトロイダル型無段変速機では、
前記第2回転支軸を一端が他端に対して偏心した偏心軸
に構成して前記第2パワーローラを前記第2トラニオン
に対して首振り運動不能に構成されている。
【0016】更に、このトロイダル型無段変速機では、
前記ローディングカムと前記主軸との間に、前記ローデ
ィングカムを前記第1入力ディスクに向けて付勢する皿
ばねを介装したものである。
【0017】このトロイダル型無段変速機は、上記のよ
うに構成されているので、動力は入力軸からローディン
グカムを介して第1入力ディスクへ伝達され、それと同
時に第1入力ディスクの回転は主軸を介して第2入力デ
ィスクへも伝達される。このとき、ローディングカムか
ら第1入力ディスクへ動力が伝達される際にローディン
グカムのカム作用により、伝達されるトルクに見合った
スラスト方向の推力が発生する。第1入力ディスクに伝
達された動力は第1パワーローラを介して第1出力ディ
スクに伝達され、それと同時に第2入力ディスクに伝達
された動力は第2パワーローラを介して第2出力ディス
クに伝達され、両出力ディスクの背面同士を連結する出
力軸へ出力される。このような変速動作は、従来のダブ
ルキャビティ式のトロイダル型無段変速機の変速動作と
同様である。
【0018】ローディングカムの作用で発生するスラス
ト方向推力によって、第1入力ディスク、第1出力ディ
スク、及び第2入力ディスクの各ディスクは弾性変形す
る。第1出力ディスク及び第2出力ディスクは、ケーシ
ングに対してラジアル方向荷重のみを支持するラジアル
軸受で支持されているので、ケーシングに対して主軸の
軸方向に移動することができる。第1パワーローラは第
1トラニオンに対して首振り運動をすることができる。
従って、第1入力ディスク、第1出力ディスク及び第1
パワーローラを含む第1トロイダル変速部は各ディスク
の変形によってスラスト方向の位置が変化する。しか
し、第2パワーローラは第2トラニオンに首振り運動不
能に支持されている。従って、スラスト推力は、第2出
力ディスクを介して変速機ケーシングに支持されず、元
来寸法精度が出せる第2トラニオンで支持され、第2ト
ラニオンがトロイダル型無段変速機の主軸方向の位置決
めの基準となる。この基準に対して、第2入力ディスク
及び第2入力ディスクと固定の関係にある主軸の軸方向
の位置が決まり、以下、第2出力ディスク、出力軸、第
1出力ディスク、第1パワーローラそして第1入力ディ
スクの順に主軸方向の位置が決まる。
【0019】また、スラスト推力に基づく主軸の軸方向
移動量は、第2トラニオンがトロイダル型無段変速機の
主軸方向の位置決めの基準となっているため、前記他方
のトロイダル変速部の入力ディスクの変形分のみに制限
される。その結果、トロイダル型無段変速機全体のスラ
スト方向の軸長を短縮することができる。また、伝達ト
ルクが小さいときに推力を確保する皿ばねは、一対のト
ロイダル変速部のうちローディングカムが設けられるト
ロイダル変速部側に設けられているので、スラスト推力
に基づく皿ばねの弾性変形は、主軸の軸方向移動量に影
響を与えることがない。更に、スラスト方向の位置基準
がケーシングではなくなるので、ケーシングを位置基準
とする目的のためだけに、寸法精度を高くしたり或いは
シム調整をするという必要もなくなる。そして、材質の
熱膨張率が異なるためにケーシングに対して温度変化に
よる不具合を配慮する必要もなくなる。
【0020】第2パワーローラを第2トラニオンに対し
て首振り運動不能に支持するには、前記第2回転支軸の
両端の軸中心を同心とするか、或いは前記第2回転支軸
の両端の軸中心をずらす即ち偏心させると共に、前記第
2回転支軸を第2トラニオンに対して非回転状態即ち回
動不能に取り付けられる。第2パワーローラを支持する
第2回転支軸の一端と、第2トラニオンに対して支持さ
れる第2回転支軸の他端とが同心であれば、第2パワー
ローラはその同心軸回りに自転するのみであり、第2ト
ラニオンに対して首振り運動不能となる。また、前記第
2回転支軸の両端の軸中心を偏心させたとしても、第2
回転支軸の他端を第2トラニオンに対して非回転状態即
ち回動不能に取り付ければ、第2回転支軸に支持される
第2パワーローラは、その偏心した端部に対して軸回り
に自転するのみであり、第2トラニオンに対して首振り
運動不能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
によるトロイダル型無段変速機の実施例について説明す
る。図1はこの発明によるトロイダル型無段変速機の一
実施例を示す断面図、及び図2は図1のトロイダル型無
段変速機の制御装置を含んだ全体構成を示す概略図であ
る。
【0022】このトロイダル型無段変速機は、2組のト
ロイダル変速部1,2を主軸3上に並べて配置したダブ
ルキャビティ式のトロイダル型無段変速機である。トロ
イダル変速部1は、入力ディスク4と、入力ディスク4
に対向して配置された出力ディスク5と、入力ディスク
4と出力ディスク5との間に配置され、両ディスク4,
5のトロイド(環状面)に摩擦係合するパワーローラ6
から構成されている。トロイダル変速部2もトロイダル
変速部1と同様に、入力ディスク7と、入力ディスク7
に対向して配置された第2出力ディスク8と、入力ディ
スク7と出力ディスク8との間に配置され、両ディスク
7,8のトロイド(環状面)に摩擦係合するパワーロー
ラ9から構成されている。各トロイダル変速部1,2に
は、パワーローラ6,9がそれぞれ2つずつ設けられて
いる。パワーローラ6及びパワーローラ9は、それぞれ
自己の回転軸線10の周りに回転自在であり、且つ回転
軸線10に直交する傾転軸11の周りに傾転運動をす
る。
【0023】入力ディスク4は主軸3の軸方向に移動可
能で且つ主軸3と一体回転可能となるようにボールスプ
ライン12を介して主軸3の一端に取り付けられてい
る。エンジンからの動力はトルクコンバータ等を介して
入力軸13に入力される。入力軸13は主軸3と同一軸
線上に配置されている。入力軸13の先端部14は、主
軸3の一端に形成された中心孔15に嵌合され、相対回
転可能に支持されている。また、入力軸13の先端に形
成されたフランジ部16には爪17が設けられ、フラン
ジ部16と対向して配置されたローディングカム18に
は爪17に噛み合う爪19が設けられており、互いに噛
み合った両爪17,19を介して入力軸13からローデ
ィングカム18へトルクが伝達される。ローディングカ
ム18と主軸3の先端に形成されたフランジ部20との
間には皿ばね21が介在されている。皿ばね21は、入
力軸13からの入力トルクが小さいためにローディング
カム18を介して入力ディスク4を付勢するスラスト力
が小さい場合でも、ローディングカム18を介して入力
ディスク4をパワーローラ6に対して押圧するととも
に、主軸3を付勢して入力ディスク7をパワーローラ9
に対して押圧して、トロイダル変速部1,2の摩擦係合
力を確保するものである。
【0024】出力ディスク5と出力ディスク8は、一体
回転できるように背面同士を出力軸22の両側に設けた
筒状部22Aにスプライン嵌合等で連結されている。出
力軸22は主軸3に嵌合された中空軸であって、該中空
軸の中間部に出力歯車23が一体的に形成されたもので
ある。出力ディスク5及び出力ディスク8は、出力軸2
2を介してラジアル方向の荷重を支持するラジアル軸受
即ちローラ軸受24でケーシング25の壁26に支持さ
れている。
【0025】主軸3の他端はケーシング25に軸受27
を介して回転自在に支持されている。入力ディスク7は
主軸3の他端に対してねじ等の手段によって軸方向に移
動不能に固定されている。従って、主軸3と入力ディス
ク7との間の連結には、従来のトロイダル型無段変速機
において見られたようなボールスプラインが用いられて
いない。入力ディスク7の背面側は、スペーサ30を介
在させてナット31を締め込むことによって主軸3との
ガタや主軸3からの抜出しを防止している。また、主軸
3は軸方向に延びる油路32を有し、油路32は潤滑油
の通路を構成している。油路32は、分岐して各トロイ
ダル変速部1,2のトロイド(環状面)、ボールスプラ
イン12、或いは軸受24に潤滑油を供給する。
【0026】トロイダル変速部1の入力ディスク4のト
ロイド曲面と出力ディスク5のトロイド曲面とに摩擦接
触する一対のパワーローラ6は、図2に示すように、ト
ラニオン33に固定された回転支軸34によって回転自
在に支持されている。回転支軸34は両端の軸中心が偏
心しており、即ち偏心軸を構成し、一端36でパワーロ
ーラ6を回転自在に支持しており、他端35がトラニオ
ン33に固定されている。回転支軸34はトラニオン3
3に回転状態即ち回動可能に固定されているから、パワ
ーローラ6は外力が作用すると首振り運動をすることが
できる。
【0027】従って、入力ディスク4及び出力ディスク
5が弾性変形した時、スラスト方向の変位を回転支軸3
4で吸収することができる。また、出力ディスク5はケ
ーシング25の壁26に軸受24(ラジアル方向荷重を
支持)で支持されているので、出力ディスク5が弾性変
形した時には、出力ディスク5は出力ディスク8と共に
入力ディスク7の方へ軸方向に移動することができる。
【0028】トロイダル変速部2の入力ディスク7のト
ロイド曲面と出力ディスク8のトロイド曲面とに摩擦接
触する一対のパワーローラ9は、トラニオン37に回動
不能に支持された回転支軸62によって回転自在に支持
されている。即ち、回転支軸62は両端63,64の軸
中心を偏心させずに真っ直ぐにした軸であって、一端6
4でパワーローラ9を回転自在に支持しており、他端6
3がトラニオン37に回動不能に支持されている。従っ
て、入力ディスク7及び出力ディスク8が弾性変形した
としても、回転支軸62に支持されたパワーローラ9
は、首振り運動を行うことがない。
【0029】ローディングカム18の作用で発生するス
ラスト方向推力によって、入力ディスク4、出力ディス
ク5、入力ディスク7及び出力ディスク8の各ディスク
は弾性変形する。ここで、上記のとおり、トロイダル変
速部1の回転支軸34はその両端の軸中心を偏心した偏
心軸であり、回転支軸34をトラニオン33に回転状態
即ち回動可能に取り付ける一方、トロイダル変速部2の
回転支軸62をトラニオン37に回動不能に取り付けた
ので、パワーローラ6はトラニオン33に対して首振り
運動をすることができるが、パワーローラ9はトラニオ
ン37に対して首振り運動をすることができない。しか
し、出力ディスク5及び出力ディスク8はケーシング2
5に対してラジアル方向荷重のみを支持する軸受24で
支持されているので、ケーシング25の壁26は、各デ
ィスク4,5,7,8の変形に対するスラスト方向位置
の基準となり得ない。
【0030】このトロイダル型無段変速機においては、
出力ディスク5及び出力ディスク8はラジアル方向荷重
のみを支持するラジアル軸受24でケーシング25に支
持されているから、両出力ディスク5,8のケーシング
25に対するスラスト方向位置は変化し得る。その代わ
り、回転支軸62がトラニオン37に固定され、回転支
軸62によって支持されたパワーローラ9が首振り運動
をすることができないので、パワーローラ9がケーシン
グ25に対するスラスト方向位置の位置決めの基準とな
っている。即ち、ケーシング25に対する入力ディスク
7及び出力ディスク8のスラスト方向位置は両ディスク
7,8のトロイド曲面の中心がトラニオン37の傾転軸
11と一致するように決まり、順次に、出力軸22、出
力ディスク5、パワーローラ6、入力ディスク4のスラ
スト方向位置が決まる。入力ディスク4,7、出力ディ
スク5,8及び出力軸22は一般に鋼材から作製されて
いるが、軽量化のためにケーシング25をアルミ材から
作製する場合、従来のトロイダル型無段変速機のように
高い寸法精度でケーシング25を製作しなくても、この
トロイダル型無段変速機においては、各ディスク4,
5,7,8のスラスト方向の位置決めを正確に行うこと
ができる。このように元々寸法精度の高い部品即ちパワ
ーローラ6でスラスト方向の位置を決定するように構成
しているので、ケーシング25の特に壁26の寸法精度
が低くてもスラスト方向の位置決めを行うことができ、
温度変化による熱膨張差に起因するガタも発生しなくな
る。
【0031】トラニオン33は、ケーシング25に回動
可能で且つ軸方向に移動可能に支持されている。トラニ
オン33は傾転軸11を有し、傾転軸11の軸方向に移
動し、且つ傾転軸11を中心として回動できる。トラニ
オン33の傾転軸11にはピストン41が設けられ、ピ
ストン41はケーシング25に形成された油圧シリンダ
42内を摺動可能に設けられている。油圧シリンダ42
内にはピストン41によって区画された増速側シリンダ
室43Bと減速側シリンダ室43Aが形成されている。
増速側シリンダ室43Bに油圧が供給されると、増速側
に変速し、また、減速側シリンダ室43Aに油圧が供給
されると、減速側に変速する。
【0032】トラニオン37は、トラニオン33と同様
にケーシング25に回動可能で且つ軸方向に移動可能に
支持されている。トラニオン37は傾転軸11を有し、
傾転軸11の軸方向に移動し、且つ傾転軸11を中心と
して回動できる。トラニオン37の傾転軸11にはピス
トン44が固定され、ピストン44はケーシング25に
形成された油圧シリンダ45内を摺動可能に設けられて
いる。油圧シリンダ45内にはピストン44によって区
画された増速側シリンダ室46Bと減速側シリンダ室4
6Aが形成されている。増速側シリンダ室46Bに油圧
が供給されると、増速側に変速し、また、減速側シリン
ダ室46Aに油圧が供給されると、減速側に変速する。
【0033】油圧シリンダ42と油圧シリンダ45は、
油路47A,47Bを介して相互に連通されている。油
圧シリンダ42の増速側シリンダ室43Bは油路47B
を介して油圧シリンダ45の増速側シリンダ室46Bに
連通され、油圧シリンダ42の減速側シリンダ室43A
は油路47Aを介して油圧シリンダ45の減速側シリン
ダ室46Aに連通されている。また、両増速側シリンダ
室43B,46Bは油路47Bによってスプール弁48
のBポートに連通し、両減速側シリンダ室43A,46
Aは油路47Aによってスプール弁48のAポートに連
通している。
【0034】スプール弁48内にはスプール49が摺動
自在に配設されており、スプール49は軸方向両端に配
置されたスプリング50によって中立位置に保持されて
いる。スプール弁48は一端にSAポートが形成され、
他端にSBポートが形成されており、SAポートにはソ
レノイド弁51Aを介してパイロット圧が供給され、S
Bポートにはソレノイド弁51Bを介してパイロット圧
が供給される。また、スプール弁48は、ライン圧(油
圧源)へ連結されるPLポート、油路47Aを介して減
速側シリンダ室43A,46Aへ連結されるAポート、
油路47Bを介して増速側シリンダ室43B,46Bへ
連結されるBポート、タンクへ連結されるTポートを備
えている。ソレノイド弁51A,51Bはコントローラ
52から出力された制御信号に応じて作動するように構
成されており、該制御信号を受けてソレノイド弁51
A,51Bはスプール49を軸方向に変位させる。
【0035】トラニオン33の傾転軸11の先端にはプ
リセスカム53が連結されており、中央部を枢着された
レバー54の一端がこのプリセスカム53に当接し、レ
バー54の他端がポテンショメータ55に接続してい
る。ポテンショメータ55は、トラニオン33の傾転軸
11の軸方向変位及び傾転角度を合成変位量として検出
し、検出信号をコントローラ52に入力するものであ
る。また、このトロイダル型無段変速機は、車速センサ
ー56、エンジン回転センサー57、スロットル開度セ
ンサー(TPS)58等の各種センサーを備えており、
これらのセンサーで検出された車速、エンジン回転数、
スロットル開度等の変速情報信号がコントローラ52に
入力されるように構成されている。コントローラ52は
これらの変速情報を基にソレノイド弁51A,51Bへ
制御信号を送る。
【0036】次に、このトロイダル型無段変速機の作動
について説明する。エンジンの駆動に伴って、エンジン
からの動力がトルクコンバータを介して入力軸13に入
力され、入力軸13に入力されたトルクは、フランジ部
16の爪17、ローディングカム18の爪19及びカム
ローラ61を介してトロイダル変速部1の入力ディスク
4に伝達される。入力ディスク4の回転に伴ってパワー
ローラ6が回転し、その回転が出力ディスク5に伝達す
る。これと同時に、入力ディスク4に入力されたトルク
は主軸3に伝達され、更に主軸3と一体回転するトロイ
ダル変速部2の入力ディスクへ7と伝達される。そし
て、入力ディスク7の回転はパワーローラ9を介して出
力ディスク8に伝達される。
【0037】通常、トラニオン33,37は、ある変速
比において中立位置にある。即ち、トラニオン33,3
7は入力ディスク4,7及び出力ディスク5,8の回転
中心線A−Aとパワーローラ6,9の回転中心Oが交叉
する位置即ち中立位置にある。変速はトラニオン33,
37を中立位置から傾転軸11の軸方向に変位させるこ
とによって行われる。トルク伝達中に、トラニオン3
3,37が傾転軸方向に変位すると、それに伴ってトラ
ニオン33,37はその変位方向と変位量に応じた向き
と速さで傾転軸11周りに傾転し、入力ディスク4,7
とパワーローラ6,9との摩擦接触点が描く半径と出力
ディスク5,8とパワーローラ6,9との摩擦接触点が
描く半径との比が変化することによって無段変速が行わ
れる。
【0038】コントローラ52は、パワーローラ6,9
の傾転を次のようにして制御する。まず、コントローラ
52はポテンショメータ55で検出したトラニオン3
3,37の合成変位量から実際の変速比を算出し、目標
変速比と変速比との偏差に応じてトラニオン33,37
の目標変位を設定し、ソレノイド弁51A,51Bへ制
御信号を出力する。これに伴って、ソレノイド弁51
A,51Bからスプール弁48の両端に油圧SB,SA
が供給される。その際、スプール弁48に供給される油
圧SBと油圧SAの関係がSA<SBである場合には、
スプール49は図2において左側へシフトし、油路47
BはPLポートを介して圧力源へ連通し、油路47Aは
Tポートを介してタンクへ連通して、油路47Bの圧力
Pupが油路47Aの圧力Pdownよりも大きくなる
(Pup>Pdown)。その結果、シリンダ室43
A,43Bの圧力差により、図2に示したトロイダル変
速部1における右側のトラニオン33は下方へ変位し、
左側のトラニオン33は上方へ変位する。同様に、トロ
イダル変速部2における右側のトラニオン37は下方へ
変位し、左側のトラニオン37は上方へ変位する。この
変位に伴って、トラニオン33及びトラニオン37は傾
転軸11を中心としてその周りにそれぞれ傾転し、増速
側へ変速動作が開始される。実際の変速比が目標変速比
に近づくように、コントローラ52によってフィードバ
ック制御が行われる。実際の変速比が目標変速比に近づ
くにつれ、各トラニオン33,37の目標変位はゼロに
近づき、実際の変速比が目標変速比に一致した時には、
トラニオン33,37の目標変位はゼロとなって、パワ
ーローラ6,9は中立位置に戻り、変速動作は終了す
る。
【0039】入力トルクの大きさが大きくなるに応じ
て、ローディングカム18とトロイダル変速部1の入力
ディスク4との間のカム作用によって両者の間隔が増加
する。入力ディスク4が主軸3の軸方向に押圧される力
は、パワーローラ6、出力ディスク5、出力軸22及び
トロイダル変速部1の出力ディスク8へと変形を伴いな
がら伝達され、パワーローラ9及びトラニオン37にて
軸方向に位置決め支持される。一方、ローディングカム
18の上記変位は、主軸3の一端との間に介装された皿
ばね21を介して主軸3に伝わり、主軸3の他端におい
て固定した入力ディスク4をパワーローラ9に付勢し、
やはりパワーローラ9及びトラニオン37にて軸方向に
位置決め支持される。皿ばね21の設置位置は、主軸3
の他端(トロイダル変速部2側)ではなく、主軸3の一
端(トロイダル変速部1側)であるので、主軸3の他端
における変位は、皿ばね21の変形に影響されず、小さ
な値に留まる。そのため、トロイダル型無段変速機の軸
長を抑えることができる。
【0040】また、図2に示す実施例では、回転支軸6
2の一端63がトラニオン37に非回転状態即ち回動不
能に取り付けられた実施例について説明したが、回転支
軸62は両端63,64の軸中心が偏心していないの
で、トラニオン37に対して回動可能に取り付けること
もできる。逆に、回転支軸62の両端の軸心を偏心させ
たときにも、トラニオン37に対して回転不能に支持す
れば、パワーローラ9を自転可能であるが振り運動不能
に支持することができる。
【0041】
【発明の効果】この発明によるトロイダル型無段変速機
は、上記のように構成されているので、次のような効果
を有する。即ち、このトロイダル型無段変速機は、各ト
ロイダル変速部を構成する入力ディスク及び出力ディス
クのスラスト方向の位置が元々寸法精度の高い部品であ
るところの一方のパワーローラを基準にして決まるの
で、従来のようにケーシングの軸受を取り付ける部分の
加工精度を上げなくても済み、組立時のシム選択も不要
となり、コストを低減することができる。
【0042】また、軽量化のためにケーシングをアルミ
製とした場合、鋼製の入力ディスク、出力ディスク及び
出力軸との間に熱膨張率の差があるため、従来のトロイ
ダル型無段変速機では温度変化に伴うガタの発生は避け
られなかったが、このトロイダル型無段変速機は、入力
ディスク及び出力ディスクのスラスト方向の位置が元々
寸法精度の高い部品である第2トロイダル変速部のパワ
ーローラを基準にして決まるので、温度変化によるガタ
も発生しなくなり、ガタに伴う摩耗の問題やクリアラン
スの少ないトラニオンとディスク間に生じていた干渉等
の問題もなくなり、安定した性能が得られるようにな
る。
【0043】また、過少の入力トルクでもパワーローラ
と入出力ディスクとの間に所定の摩擦接触を確保するた
めの皿ばねを、第1トロイダル変速部側に設けているの
で、トロイダル変速部2における主軸と入力ディスクと
の間との連結に安価な固定連結を用いることができ、高
価なボールスプラインを用いる必要がなく、主軸と第2
入力ディスクとの加工コストを低減することができる。
【0044】更に、主軸の軸方向の移動量が、従来のト
ロイダル型無段変速機では第2入力ディスク及び第2出
力ディスクの両変形分と皿ばねの変形分との合計であっ
たのに比べて、この発明によれば、第2入力ディスクの
変形分にのみ抑えることができるので、軸方向位置が規
制されている入力軸やケーシング等の部品とのクリアラ
ンスを小さくすることができ、引いては装置全体の軸長
を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるトロイダル型無段変速機の一実
施例を示す断面図である。
【図2】図1のトロイダル型無段変速機の制御装置を含
んだ全体構成を示す概略図である。
【図3】従来のトロイダル型無段変速機を示す断面図で
ある。
【図4】図3のトロイダル型無段変速機を含んだ全体構
成を示す概略図である。
【符号の説明】
1,2 トロイダル変速部 3 主軸 4 第1入力ディスク 5 第1出力ディスク 6 第1パワーローラ 7 第2入力ディスク 8 第2出力ディスク 9 第2パワーローラ 11 傾転軸 13 入力軸 18 ローディングカム 21 皿ばね 22 出力軸 24 軸受 25 ケーシング 26 ケーシングの壁 33 第1トラニオン 34 第1回転支軸 35 第1回転支軸の一端 36 第1回転支軸の他端 37 第2トラニオン 62 第2回転支軸 63 第2回転支軸の一端 64 第2回転支軸の他端

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸の動力がローディングカムを介し
    て伝達される第1入力ディスク、前記第1入力ディスク
    を回転方向には一体的に固定し且つ軸方向には移動可能
    になるように一端に取り付けた主軸、前記主軸の他端に
    固定された第2入力ディスク、前記両入力ディスクに対
    向して配置された前記主軸に対して相対回転可能な第1
    と第2出力ディスク、前記入力ディスクと前記出力ディ
    スクとに対する傾転角度の変化に応じて前記入力ディス
    クの回転を無段階に変速して前記出力ディスクにそれぞ
    れ伝達する第1と第2パワーローラ、前記両パワーロー
    ラをそれぞれ一端で回転自在に支持する第1と第2回転
    支軸、前記両回転支軸の他端が取り付けられると共に中
    立位置から傾転軸方向へ変位することによって傾転軸回
    りに傾転する第1と第2トラニオン、前記第1出力ディ
    スクと前記第2出力ディスクとの間に配置された出力を
    取り出す出力軸、及び前記両出力ディスクの間に位置す
    る変速機ケーシングに対して各々の前記出力ディスクを
    支持する軸受を有し、前記第1回転支軸を一端の軸心と
    他端の軸心とが偏心した偏心軸に構成して前記第1回転
    支軸の他端を前記第1トラニオンに対して回転自在に支
    持し、また、前記第2回転支軸を前記第2トラニオンに
    対して首振り運動不能に固定したトロイダル型無段変速
    機。
  2. 【請求項2】 前記第2回転支軸を一端と他端との軸心
    が一致した同心軸に構成して前記第2パワーローラを前
    記第2トラニオンに対して首振り運動不能とした請求項
    1に記載のトロイダル型無段変速機。
  3. 【請求項3】 前記第2回転支軸を一端が他端に対して
    偏心した偏心軸に構成して前記第2パワーローラを前記
    第2トラニオンに対して首振り運動不能とした請求項1
    に記載のトロイダル型無段変速機。
  4. 【請求項4】 前記ローディングカムと前記主軸との間
    に、前記ローディングカムを前記第1入力ディスクに向
    けて付勢する皿ばねを介装した請求項1に記載のトロイ
    ダル型無段変速機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1157872A2 (en) 2000-05-25 2001-11-28 Isuzu Motors Limited Device for changing the speeds of the front and rear wheels in a foor-wheel-drive vehicle
EP1160486A2 (en) 2000-05-31 2001-12-05 Isuzu Motors Limited Device for changing the speeds of the front and rear wheels in a four-wheel drive vehicle
US6875151B2 (en) 2001-08-07 2005-04-05 Nsk Ltd. Toroidal-type continuously variable transmission
JP2009002489A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Toyota Motor Corp トロイダル型無段変速機
JP2012218118A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Yamaha Motor Co Ltd ロボット

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JP2012218118A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Yamaha Motor Co Ltd ロボット

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