JPH09269733A - インビジブルマーキング被膜及びその読取方法 - Google Patents

インビジブルマーキング被膜及びその読取方法

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JPH09269733A
JPH09269733A JP8106141A JP10614196A JPH09269733A JP H09269733 A JPH09269733 A JP H09269733A JP 8106141 A JP8106141 A JP 8106141A JP 10614196 A JP10614196 A JP 10614196A JP H09269733 A JPH09269733 A JP H09269733A
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film
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coating
invisible
light
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JP8106141A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Maruyama
孜 丸山
Toshiaki Nagano
利昭 長野
Kouji Tsumanuma
孝司 妻沼
Tomoaki Toritani
智晶 鳥谷
Masanobu Hidaka
正伸 日高
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Kansai Paint Co Ltd
Fujikura Ltd
Matsuo Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Fujikura Ltd
Matsuo Sangyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 それ自体肉眼では見ることは不可能であるが
光線を照射することによってマ−キングを識別できるイ
ンビジブルマ−キング被膜を提供する。 【解決手段】 下地被膜A表面の一部にインビジブルマ
−キング用インキで情報を印刷して印刷被膜Bを形成
し、更に下地被膜A、及び印刷被膜Bの表面を上塗り被
膜Cで被覆した印刷物であって、上記A、B、及びCの
被膜の屈折率がA≧C>Bであるインビジブルマ−キン
グ被膜。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なインビジブル
マ−キング被膜及びその読取方法に係わる。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、付属品、部品、商品
等の物体に白と黒の線でできたバ−コ−ドを貼付け、こ
のものを光学的装置によって読取り、種類、価格、販売
数、在庫管理等を管理するために多く使用されており、
その利用範囲も今後さらに広くなると思われる。しか
し、これまでのバ−コ−ドは肉眼で見えるように白黒に
印刷されているために、商品自体のデザイン上好ましく
なく、また汚れやすい部分には適用できない等の欠点が
あった。本来、バ−コ−ドそのものは商品管理のみに使
用されており一般消費者にとっては意味のないものであ
る。
【0003】そこで、肉眼では見えず、かつ赤外線照射
で情報識別可能なバ−コ−ドが提案されている。例え
ば、赤外線吸収性化合物としてインジウム−錫酸化物微
粉末を樹脂に分散してなるインキをバ−コ−ド印刷し、
この部分を赤外線照射して識別する方法が提案されてい
るが、この方法では該微粉末の粒子径を0.001〜
0.5ミクロンの範囲に調整する必要があるため該微粉
末の製造に手間が掛かること、及び高価となるため経済
的に不利であるといった問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記した問
題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、下地被
膜、インビジブルマ−キングインキで情報を印刷して得
られる印刷被膜、及び上塗り被膜の屈折率を調整するこ
とにより、従来からの問題点を全て解消することを見出
だし、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は、 1.下地被膜(A)表面の一部にインビジブルマ−キン
グ用インキで情報を印刷して印刷被膜(B)を形成し、
更に下地被膜(A)、及び印刷被膜(B)の表面を上塗
り被膜(C)で被覆した印刷物であって、上記(A)、
(B)、及び(C)の被膜の屈折率が(A)≧(C)>
(B)であるインビジブルマ−キング被膜; 2.被膜の屈折率が、(A)が(C)よりも0.01〜
0.3大きい上記のインビジブルマ−キング被膜; 3.被膜の屈折率が、(C)が(B)よりも0.01〜
0.3大きい上記のインビジブルマ−キング被膜;並び
に 4.光源、受光器、出力信号処理装置、及びデ−タ−外
部出力端末を有する読取り器により上記のインビジブル
マ−キング被膜に印刷した情報を検出し識別するインビ
ジブルマ−キング被膜の読取方法を提供するものであ
る。
【0005】本発明のインブジブルマ−キング被膜及び
その読取方法は、屈折率が夫々異なる下地被膜(A)、
インビジブルマ−キング印刷被膜(B)、及び上塗り被
膜(C)を積層させてなるインビジブルマ−キング被膜
の上塗り被膜(C)の表面に光線を照射(入射光線)す
ることによりインビジブルマ−キング印刷被膜部分と非
インビジブルマ−キング印刷被膜部分(下地被膜)との
反射光線量(吸収量)の違いによりインビジブルマ−キ
ング印刷被膜部分を検出し、該印刷被膜の情報を識別、
管理できるものである。
【0006】上記した反射光線量の違いについて図1を
用いて説明する。図1はインビジブルマ−キング被膜表
面に光線を照射させた際の光線の反射及び透過の様子を
示す。図1において、Iは上塗り被膜(C)、インビジ
ブルマ−キング印刷被膜(B)、及び下地被膜(A)で
積層されるインビジブルマ−キング印刷部分であり、I
Iは上塗り被膜(C)、及び下地被膜(A)で積層され
る非インビジブルマ−キング印刷部分である。Iにおい
て、上塗り被膜(C)表面に入射角θ0 で入射した光線
(a)は上塗り被膜(C)層に入射角θ1 で入射し次い
で屈折率が小さいインビジブルマ−キング印刷被膜
(B)表面で反射し、入射光線(a)の多くが反射光線
(a″)として戻り検出される。また、一部の光線
(a′)はインビジブルマ−キング印刷被膜(B)を透
過するが下地被膜(A)層で吸収される。一方、IIに
おいて、上塗り被膜(C)表面に入射角θ0 で入射した
光線(b)は上塗り被膜(C)層に入射角θ1 で入射し
次いで屈折率が大きい下地被膜(A)層に入射角θ3
入射する。該光線(b)は下地被膜(A)の下層に反射
物等の基材がない場合には下地被膜(A)を透過して戻
ってこないか、もしくは反射物が存在する場合には反射
物により反射(図は基材が存在する場合を示す)した光
線(b′)は屈折率の小さい上塗り被膜(C)との界面
部分で大部分の光線(b″)が図1のように反射するの
で反射光線として検出されない。また、残りの光線
(b′)は上塗り被膜(C)を透過して反射光線
(b″′)として若干戻ってくるがその光線量は反射光
線(a″)と比較して小さい。屈折率と入射角とは次式
Sinθ0 =n1 Sinθ1 、n1 Sinθ1 =n2
Sinθ2 、及びn1 Sinθ1 =n3 Sinθ3 (n
1 は上塗り被膜(C)の屈折率、n2 はインビジブルマ
−キング印刷被膜(B)の屈折率、及びn3 は下地被膜
(A)の屈折率を示す)の関係がある。
【0007】これらのことから、インビジブルマ−キン
グ印刷被膜(B)、及び上塗り被膜(C)を透過した光
線(a、b)は下地被膜(A)からの反射光線(a′、
b″′)の量は少なく、また、インビジブルマ−キング
印刷被膜(B)からの反射光線(a″)が多く検出さ
れ、その反射光線量の差をS/N比で検出することによ
りインビジブルマ−キングを識別、管理することができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で使用する下地被膜
(A)、インビジブルマ−キング印刷被膜(B)、及び
上塗り被膜(C)の屈折率は、(A)≧(C)>(B)
の順で高いものが使用される。(A)の屈折率が(C)
の屈折率よりも低くなると(A)及び(C)の被膜界面
で光線が反射し、(B)の反射光線との区別が付かなく
なるためインビジブルマ−キングが識別できなくなり、
また、(B)の屈折率が(C)の屈折率と同じか又は高
くなると入射光線が(B)を透過するため(B)のイン
ビジブルマ−キングそのものを識別することができなく
なる。また、上記(A)〜(C)の屈折率は、より鮮明
にインビジブルマ−キングを識別するためには好ましく
はこれらの差が夫々0.01以上、好ましくは0.1以
上である。また、これらの差があまり大きくなると、外
観が低下するので、好ましくは0.3以下、好ましくは
0.2以下である。
【0009】該屈折率の差は、(A)〜(C)の夫々の
単独被膜を温度約20℃、光線入射角(マ−キング部と
非マ−キング部とで反射光量が大きくなる角度を適宜決
定すれば良いが、通常、20°〜70°で行われる)で
検知波長(例えば、赤外線、可視光線、紫外線)光線を
照射し屈折率を測定し、それらの測定した値から屈折率
の差を求めた値である。
【0010】上記(A)の被膜は、上記した屈折率の範
囲を満足させるものであれば、特に制限なしに、従来か
ら公知のプラスチックシ−ト類(フィルムも含む)や塗
料及びインキによって形成された被膜等が使用できる。
【0011】上記プラスチックシ−ト類としては、例え
ば、プラスチックチップを溶融、延伸加工して得られる
シ−ト類等が使用できる。具体的には、例えば、ポリ塩
化ビニリデン(1.63)、ポリクロロスチレン(1.
61)、ポリスチレン(1.59)、ポリカ−ボネ−ト
(1.58)、スチレンアクリロニトリル共重合体
(1.56)、ポリエチレン(低密度1.51〜高密度
1.54)、ポリアミド(1.53)、ポリ塩化ビニル
(1.52〜1.55)、ポリイソブチレン(1.5
1)、ポリメチルメタクリレ−ト(1.49)、ポリプ
ロピレン(1.49)、ポリアセタ−ル(1.48)、
ポリ酢酸ビニル(1.47)、ポリメチルペンテン
(1.46)等が挙げられる。該プラスチックシ−ト類
は円筒状、箱状、袋状、球状に成型されてあっても差し
つかえない。
【0012】該プラスチックシ−ト類を使用して得られ
る(A)〜(C)被膜は(A)被膜裏面に金属(アルミ
ニウム、ブリキ、鉄、ステンレス、銅、これらを含む合
金等)、プラスチック、紙、布、木材、ガラス等の基材
に接着して使用することができる。 上記した塗料、及
びインキとしては、被膜の屈折率が上記した範囲に入る
塗料及びインキ用樹脂を必要に応じて有機溶剤や水など
の溶媒もしくは分散媒等を配合したものを使用すること
によって形成することができる。塗料及びインキ用樹脂
としては、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ビニル樹
脂、ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂等が
挙げられる。これらは熱可塑性、常温硬化又は加熱硬化
型のいずれのものであっても差しつかえない。該樹脂を
硬化させるのに、必要に応じてメラミン樹脂、尿素樹
脂、ポリイソシアネ−ト化合物、ポリカルボン酸、エポ
キシ化合物等の硬化剤を配合することができる。該塗料
及びインキは基材(例えば、上記した基材等が挙げられ
る)に塗装、印刷することによりこれらの被膜を形成す
ることができる。塗装としては、例えば、スプレ−塗
装、刷毛塗装、ロ−ラ−塗装、バ−コ−タ−塗装、ナイ
フコ−タ−塗装等によって行うことができ、また、印刷
としては、例えば、グラビア印刷、シルク印刷、オフセ
ット印刷、インクジェット方式等によって行うことがで
きる。
【0013】上記(A)の下地被膜はクリア−被膜であ
っても着色被膜であっても差しつかえない。また、この
ものの膜厚は、一般的にはプラスチックシ−ト類では約
20〜10000ミクロン、好ましくは約30〜500
0ミクロンの範囲であり、また、塗膜及び印刷被膜(乾
燥)では約1〜100ミクロン、好ましくは約2〜80
ミクロンの範囲である。
【0014】上記(B)の被膜は、上記した屈折率の範
囲を満足させるものであれば、特に制限なしに、従来か
ら公知のインキを(A)の下地被膜に印刷することによ
り得ることができる。該インキとしては上記したインキ
と同様のものが使用できる。また、印刷は上記と同様の
方法で行うことができる。また、このものの膜厚(乾
燥)は、一般的には約0.5〜50ミクロン、好ましく
は約1〜20ミクロンの範囲である。
【0015】上記(B)の被膜はクリア−被膜であって
も着色被膜であっても差しつかえないが、着色被膜を使
用する場合には上に被覆する(C)の被膜は(B)の被
膜が肉眼で識別できないように着色被膜を使用する。
【0016】印刷する情報は特に制限されず、例えば、
文字、数字、記号、マ−ク、模様等が使用でき、具体的
には、バ−コ−ド、製造年月日、ロット番号等が挙げら
れる。
【0017】上記(C)の被膜は、上記した屈折率の範
囲を満足させるものであれば、特に制限なしに、従来か
ら公知の塗料を(A)の下地被膜、及び(B)の被膜に
塗装することにより得ることができる。該塗料用樹脂と
しては上記した塗料用樹脂と同様のものが使用できる。
また、塗装は上記と同様の方法で行うことができる。こ
のものの膜厚は、一般的には約1〜100ミクロン、好
ましくは約3〜50ミクロンの範囲である。該(C)の
被膜はクリア−被膜であっても着色被膜であっても差し
つかえない。
【0018】本発明は、また光源、受光器、及び出力信
号処理装置を有する読取り器により上記のインビジブル
マ−キング被膜のインビジブルマ−キング用インキで印
刷した情報を検出し識別するインビジブルマ−キング被
膜の読取方法を提供する。
【0019】本発明に従うインビジブルマ−キング被膜
の読取り方法について以下に説明する。
【0020】該読取方法は、インビジブルマ−キング被
膜のインビジブルマ−キング被膜部分と非インビジブル
マ−キング被膜部分との光線反射量(吸収量)の違いに
よりインビジブルマ−キング被膜部分を検出し、該被膜
によって表現される情報を識別するものである。
【0021】図2に読取り器の構成の概要について示
す。構成は光源、受光器、インビジブルマ−キング部の
読込みデ−タ−を解読処理するための出力信号処理装
置、及びデ−タ−外部出力端末である。
【0022】光源としては単一波長光線を用いることが
好ましい。光線の波長は約1mm〜10nmの範囲のも
のが使用できる。また、光線の種類としては赤外線、紫
外線、及びレ−ザ−光線(He−Neレ−ザ−光源、L
Dレ−ザ−光源等)などを使用することができる。これ
らの中でも、特にレ−ザ−光線が好適である。光源から
発せられた光線は、コリメ−トレンズでコリメ−ト(平
行)してインビジブルマ−キング被膜表面に入射する
か、もしくは光源から所定位置に光ファイバ−を用いて
導光し、光ファイバ−の出射光線をコリメ−トレンズで
コリメ−トしてインビジブルマ−キング被膜表面に入射
することができる。インビジブルマ−キング被膜表面に
入射させる有効な光線入射角度(θ0 )はインビジブル
マ−キング被膜を構成する夫々の被膜の屈折率、及びこ
れらの屈折率の差によって適宜決定すればよい。具体的
には、例えば、上塗り被膜(C)表面に入射する光線角
度をθ0 とし、上塗り被膜(C)の屈折率をn1 とし、
及びインビジブルマ−キング印刷被膜(B)の屈折率を
2 とした場合に、入射光線角度θ0 が次式 Sinθ
0 ≧(n2 /n1 )の条件を満たせば全反射となり理想
的な入射条件となる。また、上記した入射条件を満たさ
なくてもインビジブルマ−キング印刷被膜(B)の反射
光線に対してインビジブルマ−キング印刷被膜を透過し
た光線や非インビジブルマ−キング被膜を透過した光線
を下地被膜(A)により吸収させ反射光線量が少なくな
るように設定すればよい。入射光線角度は、特に制限さ
れないが、約20〜70°、好ましくは約30〜60゜
の範囲が望ましい。光源とインビジブルマ−キング被膜
表面との距離は、迷光または散乱光が検出に悪影響を与
えない長さがあればよく、一般的には約20mm〜10
0mmの範囲が好適である。光源が所定の位置に設置で
きない場合には光ファイバ−を使用して適当な距離にな
るように導光することができる。
【0023】受光器としては光源の波長に合わせて光信
号を電気信号に変換する受光器を使用することができ
る。具体的には、シリコンフォトダイオ−ド、ゲルマニ
ウムフォトダイオ−ド等の受光器を使用することができ
る。また、反射光線が受光器に導光する前に導光線をコ
リメ−トレンズでコリメ−トする。受光器とインビジブ
ルマ−キング被膜表面との距離は、光源とインビジブル
マ−キング被膜との距離と同様に迷光または散乱光が検
出に悪影響を与えない長さがあればよく、一般的には約
20mm〜100mmの範囲が好適である。光源が所定
の位置に設置できない場合には光ファイバ−を使用して
適当な距離になるように導光することができる。
【0024】出力信号処理装置は受光器で検出された出
力信号(マ−キング)を読取る装置である。該読取方法
の概要について図3及び図4に示す。図3はインビジブ
ルマ−キング被膜表面に光線を入射して反射する様子を
示す断面概略図である。図4は図3のインビジブルマ−
キング印刷被膜表面の反射光線をS信号とし、また、非
インビジブルマ−キング被膜表面の反射光線をN信号と
し、得られたS/N比より読取のしきい値を設定する概
略図である。該信号の読取をおこなってマ−キング部分
の検出が可能となる。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に具体的に
説明する。
【0026】実施例1 アルミニウム板(厚さ0.3mm、以下、同様)基材に
ビニデラックスホワイト(関西ペイント株式会社製、商
標名、アクリル樹脂エマルション塗料、塗膜屈折率ND
≧1.485)を乾燥膜厚が約5ミクロンになるように
バ−コ−タ−塗装し、乾燥を行って下地被膜を形成し、
次いで該下地被膜の表面の一部にシリコ−ン系クリア−
インキ(被膜屈折率ND =1.467)をグラビアコ−
タ−により乾燥膜厚が約5ミクロンになるように印刷を
行い、乾燥を行ってインビジブルマ−キング印刷被膜を
形成し、更に、これらの被膜の表面にパラロイドA−1
1(ロ−ム&ハ−ス社製、商標名、アクリル樹脂有機溶
剤溶液、被膜屈折率ND =1.484)を乾燥膜厚が5
ミクロンになるようにバ−コ−タ−塗装して燥を行って
上塗り被膜を形成してインビジブルマ−キング被膜を得
た。該被膜はインビジブルマ−キング印刷の目視による
識別は不可能であった。
【0027】25℃の室温の雰囲気で、上記で得られた
インビジブルマ−キング被膜面に光線(波長633n
m、He−Neレ−ザ−光線)をコリメ−トレンズを介
して入射角60°で照射(光源と被膜の照射点との距離
は50mm)し、反射光線をコリメ−トレンズを介して
受光器(シリコンフォトダイオ−ド、受光器と被膜の反
射光点との距離は50mm)で受光した。反射光量の減
衰を測定した結果、インビジブルマ−キング部と非イン
ビジブルマ−キング部との間で−10デシベルの減衰が
あり、マ−キング部を明確に識別することができ良好で
あった。
【0028】実施例2 アルミニウム板基材にレタンPG−80ブル−(関西ペ
イント株式会社製、商標名、2液ウレタンアクリル塗
料、塗膜屈折率ND ≧1.458)を乾燥膜厚が約50
ミクロンになるようにバ−コ−タ−塗装し、乾燥硬化を
行って下地被膜を形成し、次いで該下地被膜の表面の一
部に弗素系クリア−インキ(被膜屈折率ND =1.43
9)をグラビアコ−タ−により乾燥膜厚が約5ミクロン
になるように印刷を行い、乾燥を行ってインビジブルマ
−キング印刷被膜を形成し、更に、これらの被膜の表面
にエポキシ系塗料(被膜屈折率ND =1.457)を乾
燥膜厚が80ミクロンになるようにバ−コ−タ−塗装
し、乾燥を行って上塗り被膜を形成し、インビジブルマ
−キング被膜を得た。該被膜はインビジブルマ−キング
印刷の目視による識別は不可能であった。
【0029】25℃の室温の雰囲気で、上記で得られた
インビジブルマ−キング被膜面に光線(波長670n
m、LD−レ−ザ−光線)を光ファイバ−を用いて導光
しコリメ−トレンズを介して入射角30°で照射(光フ
ァイバ−と被膜の照射点との距離は20mm)し、反射
光線をコリメ−トレンズを介して受光器(シリコンフォ
トダイオ−ド、受光器と被膜の反射光点との距離は20
mm)で受光した。反射光量の減衰を測定した結果、イ
ンビジブルマ−キング部と非インビジブルマ−キング部
との間で−8デシベルの減衰があり、マ−キング部を明
確に識別することができ良好であった。
【0030】実施例3 ポリ塩化ビニルシ−トホワイト(厚さ30ミクロン、被
膜屈折率ND ≧1.478)を下地被膜とし、このもの
の表面の一部にポリシロキサンクリア−インキ(被膜屈
折率ND =1.400)をグラビアコ−タ−により乾燥
膜厚が約2ミクロンになるように印刷を行い、乾燥硬化
を行ってインビジブルマ−キング印刷被膜を形成し、更
に、これらの被膜の表面にアクリル系クリア−塗料(被
膜屈折率ND =1.477)を乾燥膜厚が20ミクロン
になるようにバ−コ−タ−塗装して乾燥を行って上塗り
被膜を形成した。該被膜はインビジブルマ−キング印刷
の目視による識別は不可能であった。
【0031】実施例1と同様の方法で光線(但し、光線
の入射角は40°で行った)を照射してその反射光量の
減衰を測定した結果、インビジブルマ−キング部と非イ
ンビジブルマ−キング部との間で−12デシベルの減衰
があり、マ−キング部を明確に識別することができ良好
であった。
【0032】実施例4 アクリル板(厚さ100ミクロン、屈折率ND ≧1.4
82)を下地とし、このものの表面の一部にポリ酢酸ビ
ニルクリア−インキ(被膜屈折率ND =1.471)を
インジェットで文字サイズ10ポイントの数字を印刷
(約10ミクロン)し、乾燥後、エポキシフェノ−ル系
クリア−塗料(被膜屈折率ND =1.481)を乾燥膜
厚が約20ミクロンになるようにバ−コ−タ−塗装し、
乾燥硬化を行って上塗り被膜を形成し、インビジブルマ
−キング被膜を得た。該被膜はインビジブルマ−キング
印刷の目視による識別は不可能であった。
【0033】25℃の室温の雰囲気で、上記で得られた
インビジブルマ−キング被膜面に光線(LEDレ−ザ−
光線)をコリメ−トレンズを介して入射角45°で照射
(光源と被膜の照射点との距離は100mm)し、反射
光線をコリメ−トレンズを介して受光器(ゲルマニウム
フォトダイオ−ド、受光器と被膜の反射光点との距離は
100mm)で受光した。反射光量の減衰を測定した結
果、インビジブルマ−キング部と非インビジブルマ−キ
ング部との間で−10デシベルの減衰があり、マ−キン
グ部を明確に識別することができ良好であった。
【0034】
【発明の効果】本発明によって形成されたマ−キング
は、マ−キング自体肉眼では見ることは不可能であるが
光線を照射することによって印刷物を識別することがで
きるのでインビジブルマ−キングとして有用なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】インビジブルマ−キング被膜表面に光線を照射
させた際の光線の反射及び透過の様子を示す。
【図2】読取り器の構成の概要について示す
【図3】インビジブルマ−キング被膜表面に光線を入
射、及び反射させた様子を示す。
【図4】インビジブルマ−キング印刷被膜表面の反射光
線をS信号とし、また非インビジブルマ−キング被膜表
面の反射光線をN信号(図3)とし、得られたS/N比
より読取のしきい値を設定した概略を示す。
【符号の説明】
I インビジブルマ−キング印刷部分 II 非インビジブルマ−キング印刷部分 a 入射光線 a′ 透過光線 a″ 反射光線 b 入射光線 b′〜b″′ 反射光線 θ 角度 A 下地被膜 B インビジブルマ−キング印刷被膜 C 上塗り被膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長野 利昭 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 (72)発明者 妻沼 孝司 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 鳥谷 智晶 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 日高 正伸 神奈川県横浜市港北区新横浜2−3−8 東伸24新横浜ビルB棟 松尾産業株式会社 内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地被膜(A)表面の一部にインビジブ
    ルマ−キング用インキで情報を印刷して印刷被膜(B)
    を形成し、更に下地被膜(A)、及び印刷被膜(B)の
    表面を上塗り被膜(C)で被覆した印刷物であって、上
    記(A)、(B)、及び(C)の被膜の屈折率が(A)
    ≧(C)>(B)であることを特徴とするインビジブル
    マ−キング被膜。
  2. 【請求項2】 被膜の屈折率が、(A)が(C)よりも
    0.01〜0.3大きいことを特徴とする請求項1に記
    載のインビジブルマ−キング被膜。
  3. 【請求項3】 被膜の屈折率が、(C)が(B)よりも
    0.01〜0.3大きいことを特徴とする請求項1に記
    載のインビジブルマ−キング被膜。
  4. 【請求項4】 光源、受光器、出力信号処理装置、及び
    デ−タ−外部出力端末を有する読取り器により請求項1
    に記載のインビジブルマ−キング被膜に印刷した情報を
    検出し識別することを特徴とするインビジブルマ−キン
    グ被膜の読取方法。
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