JPH09270776A - 遅延ダイバーシティプロセッサ - Google Patents
遅延ダイバーシティプロセッサInfo
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Abstract
ット同期論理が多重路信号を追跡する際に急激な強度変
化に原因する誤った再同期を起こしにくくさせる。 【解決手段】多重路信号を積分して変動を補償するよう
にする。遅廷ダイバーシティプロセッサ10において、
マグニチュード回路20によって個々のデータビットに
ついての複数の相関信号に対するマグニチュードを求
め、さらに加算回路31、遅廷ライン32、減衰回路3
3からなる積分回路30によってデータビットそれぞれ
に対しての数ビット時間分にわたる傾向を連続して算出
する。マグニチュードの短期的な変動が除去され、本物
の変化だけが受信条件変化として新たな信号経路への同
期シフトに寄与することとなる。
Description
拡散通信、特に、多重路に富む環境における動作のため
に受信機の性能を高めるディジタル信号処理技術を利用
した無線通信システムに関する。
伝送”として知られている現象の影響を受ける。無線信
号は、送信機と受信機との間の直接的な経路に沿って進
行することが理想的である。しかし、実際には、無線信
号は、送信機と受信機との間の複数の物体によって反射
するので、その進行経路はあまり直接的なものではな
い。住居、オフィスおよび産業的に利用される建造物内
で使用される屋内無線通信システムは、特に、使用環境
内に配設された多くの反斜面による多重路反射を発生し
やすい。受信機に与えられるオリジナル信号の多くの時
間遅延バージョンによって所望の信号が不明瞭になるの
で、このような多重路伝送は、前記無線通信システムの
全体的な性能を低下させる。その結果、前記無線通信シ
ステムの有効動作レンジが小さくなる。
も簡単な方法は、最も強度が大きい無線信号を様々な多
重路信号から分離することである。各経路からの受信信
号のマグニチュード(大きさ)は、該信号の進行距離、
各反斜面から反射した信号エネルギの量および相対的な
アンテナ極性の関数である。一般的に、無線受信機は、
最大マグニチュードの信号を追跡し、他の多重路信号
を、該無線受信機によって単にフィルタ除去されるノイ
ズとして処理する。この技術は、実施するのが容易であ
るが、ノイズを識別するためのしきい値レベルを大きく
することによって前記無線通信システムの感度を低下さ
せ、該無線通信システムの有効動作レンジを狭くするの
で理想的なものではない。
ては、複数のアンテナの各々で受信された信号を選択す
るアンテナダイバーシティ技術を利用している。最大の
時間積分値を有するアンテナを真の信号源として選択す
るために、各アンテナによって受信された電界レベル
は、所定の時間にわたって積分される。このようなアン
テナダイバーシティ技術を利用した無線通信システムの
従来例は、“SPACE DIVERSITY RECEPTION SYSTEM”とい
う発明に関してHirayamaらに付与された米国特許No.5、2
63、180、“ANTENNA SELECTION SWITCH FOR A DIVERSITY
ANTENNA”という発明に関してKuismaに付与された米国
特許No.5、276、920、および、“ANTENNA SELECTING DIVE
RSITY RECEIVING APPARATUS”という発明に関してAndoh
に付与された米国特許No.5、241、701に開示されている。
アンテナ間の選択は無線通信システムの性能を高める
が、選択されたアンテナには依然として多重路信号が存
在し、該多重路信号は干渉ノイズ源として処理される。
このため、ノイズとして現れる多重路信号による影響を
最小化するためには、受信機の感度をさらに下げなけれ
ばならず、無線通信システムの有効動作レンジが狭くな
っていた。
信、ナビゲーション、レーダおよびその他の用途に普及
してきている。スペクトル拡散方式によると、伝送信号
は、その情報を送信するために必要な最小帯域幅より広
い周波数帯域にわたって拡散される。この信号拡散の結
果、スペクトル拡散方式は、干渉またはジャミングに対
する感受性が低下し、高いデータ完全性および安全性を
実現する。さらに、広い帯域幅にわたって送信エネルギ
を拡散することによって、前記帯域幅内の特定周波数に
おけるエネルギレベルがかなり低下し、これにより、他
の無線装置に対する干渉が軽減される。これらの利点に
より、スペクトル拡散通信方式は、商業的なデータ通信
にとって大いに望ましいものである。
おいて、無線周波数(RF)搬送波は、情報信号のビット
レートよりかなり高いビットレートを有するディジタル
コードシーケンスによって変調される。これらの通信方
式は、“直接拡散”変調方式として知られている。直接
スペクトル拡散方式の一例にあっては、直角位相の2つ
のデータストリームによって無線周波数搬送波が変調さ
れるようになっており、各データストリームは、コード
シーケンスがデータ“1”を示す時には1つの位相を有
し、コードシーケンスがデータ“0”を示す時には18
0゜の位相シフトを有する。一般的に、この種の変調
は、四分割相シフトキー(QPSK:Quadrature Phase Shif
t Key)と呼ばれている。
各データビットの送信時間に数回、受信信号のサンプリ
ングを行う。“ビン(bin)”と称される離散的なサン
プルは、有効データを示す“ヒット(hit)”または一
致を確認するために、オリジナルのディジタルコードシ
ーケンスと相関させられる。ここでは、特定のビン信号
に関するヒット数を、該信号のマグニチュードと言うこ
とにする。最大のマグニチュードを有するビンは、信頼
できる有効なデータを含む可能性が最も高いものとし
て、前記受信機によって受信される。
受信信号は伝送経路内における無線装置および/または
物体の移動によって変化するので、各々のビンに関する
ヒット数も予測不能な形態で変化する。前記受信機は有
効データを提供するものとして特定のビンを追跡する
が、多重路反射によってそのビン番号に関するヒット数
が急激に低下すると、ビット同期論理は異なるビンを追
跡しようとする。前記異なるビンが有効なまたは信頼で
きるデータを含んでいない場合、これはデータコラプシ
ョン(データの消失または改悪を意味する)の可能性を
高め、または、受信信号の時間遅延に応じて、前記受信
機が正しくないビツトを検出したり、完全にビットを検
出しそこなったりすることがある。多重路信号に関する
誤同期を最少限に抑えるために、通常、追跡しきい値
は、マグニチュードの小さい信号をマスキングできるよ
うな高いレベルに設定される。これは、誤同期を減少さ
せるが、前記無線通信システムが低いエネルギレベルの
信号を追跡する能力をさらに低下させる。
化し、しかも、低エネルギ信号を追跡するのに十分な感
度を有する無線受信機を実現することが望ましい。受信
したすべての多重路信号を利用して誤同期を最少化する
直接スペクトル拡散通信用の無線受信機は、より大きな
全体的なシステム感度が得られるよう、その追跡感度を
下げることを可能にする。この発明は上述の点に鑑みて
なされたもので、多重路干渉による誤同期を最少化し、
しかも、低エネルギ信号を追跡するのに十分な感度を有
する無線受信機を実現できるようにする遅延ダイバーシ
ティプロセッサを提供しようとするものである。
に、この発明に係る遅延ダイバーシティプロセッサは、
受信されたスペクトル拡散データの少なくとも1つのデ
ータストリームにおける、個々のデータビットの複数の
相関信号サンプルの各々のマグニチュード値を求める手
段と、複数の前記データビットの受信に対応する所定期
間にわたる各前記マグニチュード値を積分する手段であ
って、積分された前記マグニチュード値が、特定の1つ
の前記相関信号サンプルの、残りの前記相関信号サンプ
ルに対する相対的な信頼測度を提供するものと、前記ス
ペクトル拡散データの受信が中断した後、前記積分する
手段内の前記積分されたマグニチュード値をリセットす
る手段とを具備したものである。
受信するために使用される遅延ダイバーシティプロセッ
サを提供する。該遅延ダイバーシティプロセッサは、多
重路信号を利用するものであり、各多重路信号のマグニ
チュードを積分して該多重路信号の不規則な変動を補償
することによって、ビット同期性能を向上する。その結
果、無線受信機は、誤ったビット再同期をトリガする可
能性のある急激な信号マグニチュード変化を起こしにく
くなる。
信されたスペクトル拡散データの複数のデータストリー
ムにおける、個々のデータビットの複数の相関信号サン
プルの各々のマグニチュード値を求める第1の回路を備
えている。第2の回路は、各前記マグニチュード値を、
複数のデータビットの受信に対応する所定期間にわたる
先行ビットの対応するサンプルビンと加算する。このよ
うに加算されたマグニチュード値は、特定の1つの前記
相関信号サンプルの、残りの前記相関信号サンプルに対
する相対的な信頼測度を提供する。こうして、最も一貫
して高い信頼測度に対応する相関信号サンプルは、信頼
できる有効データを含む可能性が最も高い。
データストリームごとの前記相関信号サンプルの絶対値
を求めることによって、マグニチュード値を求める。前
記複数のデータストリームの絶対値は、合計され、個々
のデータビットのサンプルレートに同期させられる。前
記第1の回路は、少なくとも1つの絶対値回路と、第1
の加算回路と、ラッチ回路とを備えている。前記第2の
回路は、前記信頼測度を提供するために、前記信号サン
プルのうちの対応するものの前記合計絶対値をフィード
バック合計値と加算し、その加算結果を1データビット
に対応する時間だけ遅延することによって、前記マグニ
チュード値を積分する。前記信頼測度の値は、フィード
バック減衰定数によって減衰され、前記フィードバック
合計値を提供する。前記第2の回路は、第2の加算回路
と、ディジタル遅延回路と、前記第2の加算回路へのフ
ィードバックループに設けられた減衰回路とを備えてい
る。
おいて、前記第2の回路の前記ディジタル遅延回路は、
スペクトル拡散データの受信の中断後に、積分された前
記マグニチュード値のリセットを行う。前記ディジタル
遅延回路は、前記信頼測度を1データビットに対応する
時間だけ遅延させる直列接続された複数のフリップフロ
ップ回路を備えている。前記複数のフリップフロップ回
路内のデータ値は、ゼロまたは所定の値にリセットされ
ることができる。所定の値を使用することによって、ス
ペクトル拡散データの受信の中断後に、前記遅延ダイバ
ーシティプロセッサが有効データを発生する能力を向上
させることができる。
明の一実施の形態を詳細に説明する。この発明は、すべ
ての多重路信号を利用して最も一貫して強い信号を選択
する、直接スペクトル拡散通信用の無線受信機を提供す
るものである。この発明に従って構成された無線受信機
は、従来の無線受信機より高い全体的なシステム感度を
得るために、該受信機の捕捉しきい値を下げることがで
きる。
重路伝送現象が示されている。送信機アンテナ5から送
信される無線信号は、受信機アンテナ7で受信される前
に、複数の経路のいずれかを辿って進む。図1では信号
経路A,B,Cである3つの信号経路が示されている
が、もちろん、潜在的には無数の信号経路が存在する。
信号経路Aは他の信号経路B,Cより直接的な経路であ
り、無線周波数反斜面を有する物体9は、信号の伝送を
遮断する。信号経路B,Cに沿って進む信号は、それぞ
れ、無線周波数反斜面RAおよびRBによって反射す
る。こうして、前記受信機は、信号経路B,Cに沿って
伝送される信号を受信するが、信号経路Aに沿って伝送
される信号は受信しない。さらに、(前記物体9が信号
を遮断しないと仮定した場合には)前記信号経路B,C
に沿って伝送される信号は、直接的な信号経路Aに沿っ
て伝送される信号に比べて時間的に幾分遅延する。
し、他の多重路信号を無視する。図1において、信号経
路Bに沿う距離は信号経路Aに沿う距離より短く、その
結果、前記受信機は、最も強い信号となる前記経路Bを
進む信号を追跡する。各反射は信号からそのエネルギの
一部を奪うので、信号が進む距離が長いほど、該信号の
質が低下することになる。実際には、前記送信機、受信
機および/または反斜面は動いていることがあり、前記
反斜面は様々な異なる特性を有することになり、これ
は、相対的な信号経路における変化をさらに複雑にす
る。例えば、前記送信機が、移動可能であって、多数の
反斜面および移動物体を含む屋内位置に固定された受信
機に対して連続的に送信している場合がある。この場
合、前記送信機が前記反斜面RBに近づくのに伴い、各
々の信号経路間の遅延時間および各々の信号の相対的な
マグニチュードが連続的に変化することになり、その結
果、信号経路Cを辿る信号が信号経路Bを辿る信号より
強くなる。その時点において、前記受信機は、信号経路
Cによって受信された信号に同期する。同様に、前記送
信機または物体9が移動するのに伴って、信号経路Aを
辿る信号が最も強い信号となることもある。
て、多重路環境の変化による受信信号マグニチュードに
対する影響が示されている。各前記グラフは、各々が1
つの離散的な直接スペクトル拡散信号の1データビット
送信に対応する複数のサンプルまたはビンの信号マグニ
チュードを示している。これらのグラフは、数データビ
ットの送信に対応する時間にわたる各ビンごとの信号変
化を示している。図2の(A)において、ビン3の受信
信号は最大の相対的マグニチュードを有し、これによ
り、前記受信機は、有効データを有する可能性が最も高
いものとして前記ビン3を追跡する。該ビン3のマグニ
チュードは、前記受信機が小さいマグニチュードの信号
をマスキングするために使用する追跡しきい値を超えて
いる。しかし、図2の(B)では、前記ビン3の信号マ
グニチュードは、例えば、物体が信号を遮断しまたは偏
向させることにより、かなり低下している。ここでは、
ビン4が最大の相対信号強度を有し、これにより、前記
受信機の同期は該ビン4にシフトする。該ビン4のデー
タが有効でない場合、この同期シフトは、そのサンプル
に関するデータのコラプションをもたらすことになる。
ビン4のデータは前記追跡しきい値未満であるので、デ
ータの完全損失となることもある。その後、図2の
(C)に示すように、前記ビン3の信号強度が高レベル
に戻るが、この時、前記受信機は依然としてビン4を追
跡している可能性があり、その結果、ビン3の有効デー
タが失われることになる。
ティプロセッサ10の一例がブロック図で示されてい
る。該遅延ダイバーシティプロセッサ10は、Sおよび
Cと称される2つの相関データ入力を取り込む。これら
のS,C相関データ入力は、各々の位相が互いに90°
ずれるよう、直角位相で伝送されるものである。前記
S,C相関データ入力の各々は、ディジタル整合フィル
タによって相関させられており、情報信号のデータビッ
トを変調するために使用されるディジタルコードシーケ
ンスとのヒットまたは相関の数に対応する二進数値から
なる。これらの相関データ入力は、データ速度よりはる
かに速い速度でサンプリングされ、離散的なサンプルま
たはビンが前記S,C入力12,14に現れる。
値回路22,24、第1の加算回路26およびラッチ回
路28で構成されたマグニチュード回路20に与えられ
る。該マグニチュード回路20は、前記信号の各ビン毎
のベクトルマグニチュード値を求める。前記S,C入力
12,14は、それぞれ、絶対値回路22,24に接続
されている。前記S,C相関データ入力の各々は、該デ
ータの符号を示す最上位ビットを有する。前記絶対値回
路22,24は、前記最上位ビットを除去することによ
って各ビン信号の絶対値を求める。その後、これらの絶
対値は、連続する各ビンのベクトルマグニチュード値を
求める前記加算回路26によって数学的に合計される。
次に、前記ベクトルマグニチュード値は、該マグニチュ
ード値をクロックに同期させるラッチ回路28に供給さ
れる。前記クロックは、前記ビンデータのサンプルレー
トで動作する。前記ラッチ回路28は、D入力に与えら
れる前記ベクトルマグニチュード値が前記クロックのパ
ルスの入力に応じてQ出力に現れるよう、前記クロック
パルスによってトリガされる通常のフリップフロップ回
路であってよい。
ュード値は、第2の加算回路31、遅延ライン32およ
び減衰回路33で構成された積分回路30に与えられ
る。後述するように、前記マグニチュード回路20から
供給されるベクトルマグニチュード値は、フィードバッ
ク信号と共に前記加算回路31の入力に与えられる。前
記加算回路31の出力はディジタル遅延ライン32に与
えられ、該遅延ライン32は、前記加算回路31によっ
て算出された合計値を、1データビットに等しい時間だ
け遅延させる。前記遅延ライン32は、前記クロックに
も接続されており、各々のビンのベクトルマグニチュー
ド値が算出されるのと同じ速度でトリガされる。後述す
るように、前記遅延ライン32の出力40は、特定のビ
ンに関するエネルギ測定値を提供するものである。前記
出力40は減衰回路33にも与えられ、該減衰回路33
は、前記遅延ライン32からの出力40のマグニチュー
ドを減少させる。前記減衰回路33の出力は、前記第2
の加算回路31の第2の入力に与えられる。
述したビンデータの例を参照して、図3の遅延ダイバー
シティプロセッサ10の動作を説明する。上述のよう
に、複数のビン信号は、連続した各データビットごと
に、遅延ダイバーシティプロセッサ10の前記S,C入
力12,14に与えられる。図2の(A)から(C)の
相対信号強度の測定値は、前記マグニチュード回路20
によって求められる各ビンごとのマグニチュードに対応
する。前記積分回路30は、各ビンごとに現在のビン値
を前回の合計値に加算することによって、各ビンごとの
連続合計値(ランニングトータル)を算出する。前記減
衰回路33は、積分合計値が各ビンごとに検出された相
対信号マグニチュードの長期(数ビット時間にわたる)
傾向に従うようにする。こうして、この遅延を伴う積分
は、短期的なマグニチュード変動がビット同期に対して
ほとんどまたは全然影響を及ばさないよう、ビットサン
プルに関する平滑機能として作用する。
ニチュードにおける急激な変化を平滑化することによ
り、多重路信号の瞬間的な質低下を補償する。その結果
としての積分されたマグニチュードを追跡することによ
り、受信エネルギ値は、再同期をトリガしまたはデータ
コラプションを発生することになる急激で誤った変化を
起こしにくくなる。その代りに、受信信号マグニチュー
ドにおける本物の変化は、受信条件変化として、新たな
信号経路への円滑な同期シフトを可能にする。前記受信
機の感度が上がるよう前記追跡しきい値を低レベルに設
定できるようにすることによって、前記遅延ダイバーシ
ティプロセッサ10は、無線通信システムの性能を向上
させる。前記エネルギ値は高いマグニチュードの受信信
号に対応するピークを提供するが、前記減衰定数は、ノ
イズに関連する信号マグニチュードが小さな値に減衰す
ることを可能にする。こうして、前記小さな追跡しきい
値によって、低いマグニチュードを有する本物の信号を
検出可能になる。
よって提供される無線通信システムにおける性能向上に
も関わらず、ある用途においては、前記無線通信システ
ムの断続的な使用によって発生するエラーを防止するた
めに、前記遅延ライン32から旧いデータを除去する必
要がある。前記無線通信システムが受信モードに維持さ
れている間、相関信号が無いときには、ビンサンプル値
の積分合計値は、上述の減衰回路33の動作によって自
然減衰することになる。しかし、ある無線通信システム
は、無線通信は連続受信モードでは動作しない。その代
り、この種の無線通信システムは、例えば、無線通信が
送信モードである間は受信機が動作しない半二重バース
トモードで動作可能である。代案として、電力節約のた
めに、無線通信を短期間だけオンするようにしてもよ
い。前記無線通信システムを“オフ”し、その後“オ
ン”すると、前回の“オン/オフ”からの旧いデータが
前記ディジタル遅延ライン32に残ることになる。前記
旧いデータの影響が前記減衰回路33を介して完全に除
去され、新たなデータが該減衰回路33における値を支
配するまで、次の“オン”期間に関する適切なデータ追
跡は遅延される。ある情況において、追跡同期における
このような遅延は、前記無線通信システムの応答時間を
長くするおそれがある。
延ライン32の一実施の形態が例示されている。この遅
延ライン32は、複数のセット/リセット可能なフリッ
プフロップ回路341ー34nを備えている。ここで、n
はデータの1ビットを送信するために使用されるビンの
数に等しい数値である。前記フリップフロップ回路34
1ー34nは、各フリップフロップのQ出力が次のフリッ
プフロップのD入力に接続される状態に、鎖状に接続さ
れている。さらに、前記フリップフロップ回路341ー
34nは、クロック入力(CLK)と、クリア入力(C
LR)と、プリセット入力(PRE)とを有する。当該
技術において知られているように、フリップフロップ回
路は、そのD入力に与えられる二進データ値を一時的に
ラッチする。クロック入力に与えられるクロックパルス
に応じて、前記フリップフロップ回路は、そのQ出力に
前記二進データ値を出力し、そのD入力に次のデータ値
をラッチする。前記クリア入力は、該フリップフロップ
回路に格納されたデータ値のすべてをゼロにリセットす
る。また、前記プリセット入力は、前記D入力のデータ
値の代りに、所定の二進データ値が該フリップフロップ
回路にロードされるようにする。
場合、上述のように、データ値は、各クロックパルスに
よって前記遅延ライン32を直列的に送られる。受信モ
ードでの動作が中断すると、前記フリップフロップ回路
341ー34n内に格納されたデータ値は、クリア信号に
よりゼロにリセットされることによって該フロップ回路
341ー34nから除去され、または、プリセット信号に
より所定の値にセットされることができる。前記データ
をゼロにクリアすることは、先在する旧いデータによる
間違った“ヒット”を除去するが、前記遅延ライン32
のゼロ状態からの立ち上がり(ramp up)時間は、数ビ
ット周期を要する。前記フリップフロップ回路341ー
34nにプリセットされるべき適当な値を選択すること
によって、有効データの検出は、前記減衰回路33が有
効データに対応しない値を除去する数ビット周期内に行
われることができる。その結果、遅延ダイバーシティ回
路に固有の遅延を、全体的なシステム性能を向上するの
に必要な高速での信号取得の必要性と平衡させることが
できる。プリセット信号によって前記フリップフロップ
回路341ー34nにロードされる特定の値は、所定の固
定値、または、旧いデータを考慮することによって調節
可能に発生される値とすることができる。
理、または、マイクロプロセッサによって実行されるソ
フトウエアによって実現されてよい。また、上記のマグ
ニチュード値は、一例にすぎず、実際のデータ値と一致
しなくてもよい。また、図3の減衰定数値Cdは、0〜
1の範囲の値であり、入力マグニチュードの変化に対す
る積分回路30の所望の出力応答時間に基づいて選択さ
れる。前記定数値Cdが1に向けて増加するのに伴い、
入力変化に対する積分回路30の出力応答が遅くなる。
逆に、前記定数値Cdが0に向けて減少するのに伴い、
入力変化に対する積分回路30の出力応答が速くなる。
多重路干渉による誤同期を最少化し、しかも、低エネル
ギ信号を追跡するのに十分な感度を有する無線受信機を
実現できるという、優れた効果を奏する。
重路伝送現象を例示する図。
なマグニチュードを例示するグラフ。
示するブロック図。
タル遅延ラインの一実施の形態を例示する図。
Claims (24)
- 【請求項1】 直接スペクトル拡散データを受信するた
めに使用される遅延ダイバーシティプロセッサであっ
て、 受信されたスペクトル拡散データの少なくとも1つのデ
ータストリームにおける、個々のデータビットの複数の
相関信号サンプルの各々のマグニチュード値を求める手
段と、 複数の前記データビットの受信に対応する所定期間にわ
たる各前記マグニチュード値を積分する手段であって、
積分された前記マグニチュード値が、特定の1つの前記
相関信号サンプルの、残りの前記相関信号サンプルに対
する相対的な信頼測度を提供するものと、 前記スペクトル拡散データの受信が中断した後、前記積
分する手段内の前記積分されたマグニチュード値をリセ
ットする手段とを具備した遅延ダイバーシティプロセッ
サ。 - 【請求項2】 前記積分する手段が、前記信頼測度を1
つのデータビットに対応する時間だけ遅延させる手段を
更に備えている請求項1に記載の遅延ダイバーシティプ
ロセッサ。 - 【請求項3】 前記遅延させる手段が、直列接続された
複数のフリップフロップ回路を含む請求項2に記載の遅
延ダイバーシティプロセッサ。 - 【請求項4】 前記リセットする手段が、前記積分され
たマグニチュード値をゼロにクリアする手段を備えた請
求項1乃至3のいずれかに記載の遅延ダイバーシティプ
ロセッサ。 - 【請求項5】 前記リセットする手段が、前記積分され
たマグニチュード値を所定の値にリセットする手段を備
えた請求項1乃至3のいずれかに記載の遅延ダイバーシ
ティプロセッサ。 - 【請求項6】 前記マグニチュード値を求める手段が、
前記少なくとも1つのデータストリームの前記相関信号
サンプルの絶対値を求める手段を備えた請求項1乃至5
のいずれかに記載の遅延ダイバーシティプロセッサ。 - 【請求項7】 前記マグニチュード値を求める手段が、
前記少なくとも1つのデータストリームの前記相関信号
サンプルを取り込むよう接続された入力を有する絶対値
回路をさらに備えた請求項6に記載の遅延ダイバーシテ
ィプロセッサ。 - 【請求項8】 前記マグニチュード値を求める手段が、
前記少なくとも1つのデータストリームの前記絶対値を
合計する手段をさらに備えた請求項6に記載の遅延ダイ
バーシティプロセッサ。 - 【請求項9】 前記合計する手段が、前記相関信号サン
プルの合計絶対値を提供する出力を有する第1の加算回
路をさらに備えた請求項8に記載の遅延ダイバーシティ
プロセッサ。 - 【請求項10】 前記マグニチュード値を求める手段
が、前記相関信号サンプルの合計絶対値を前記個々のデ
ータビットのサンプルレートに同期させる手段をさらに
備えた請求項8に記載の遅延ダイバーシティプロセッ
サ。 - 【請求項11】 前記同期させる手段が、クロックによ
って駆動されるラッチ回路を備えた請求項10に記載の
遅延ダイバーシティプロセッサ。 - 【請求項12】 前記積分する手段が、前記信号サンプ
ルのうちの対応するものの前記合計絶対値をフィードバ
ック合計値と加算することによって、前記信頼測度を提
供する加算手段をさらに備えた請求項10に記載の遅延
ダイバーシティプロセッサ。 - 【請求項13】 前記加算手段が、前記合計絶対値を取
り込むよう接続された第1の入力と、前記フィードバッ
ク合計値を取り込むよう接続された第2の入力とを有す
る第2の加算回路をさらに備えており、該第2の加算回
路が、前記合計絶対値と前記フィードバック合計値との
合計を提供する出力を有する請求項12に記載の遅延ダ
イバーシティプロセッサ。 - 【請求項14】 前記積分する手段が、前記信頼測度を
1つのデータビットに対応する時間だけ遅延させること
によって前記フィードバック合計値を提供する遅延手段
をさらに備えた請求項12に記載の遅延ダイバーシティ
プロセッサ。 - 【請求項15】 前記遅延手段が、前記サンプルレート
に同期され、前記加算手段の出力に接続された入力を有
する遅延回路を備えた請求項14に記載の遅延ダイバー
シティプロセッサ。 - 【請求項16】 前記積分する手段が、フィードバック
減衰定数によって前記フィードバック合計値を減衰させ
る手段をさらに備えた請求項14に記載の遅延ダイバー
シティプロセッサ。 - 【請求項17】 前記減衰させる手段が、前記遅延手段
の出力に接続された入力と、前記加算手段の前記第2の
入力に接続された出力とを有する減衰回路を備えた請求
項16に記載の遅延ダイバーシティプロセッサ。 - 【請求項18】 前記少なくとも1つのデータストリー
ムが、複数のデータストリームである請求項1乃至17
のいずれかに記載の遅延ダイバーシティプロセッサ。 - 【請求項19】 前記積分する手段が、各前記信号サン
プルに対応する前記マグニチュード値をフィードバック
合計値と合算する手段を含み、この合算によって前記信
頼測度を提供する請求項1乃至18のいずれかに記載の
遅延ダイバーシティプロセッサ。 - 【請求項20】 前記合算する手段が、前記マグニチュ
ード値を取り込むよう接続された第1の入力と、前記フ
ィードバック合計値を取り込むよう接続された第2の入
力とを有する第2の加算回路をさらに備えており、該第
2の加算回路が、前記合計マグニチュード値と前記フィ
ードバック合計値との合計を提供する出力を有する請求
項19に記載の遅延ダイバーシティプロセッサ。 - 【請求項21】 前記積分する手段が、前記信頼測度を
1つのデータビットに対応する時間だけ遅延させること
によって前記フィードバック合計値を提供する遅延手段
をさらに備えた請求項18又は19に記載の遅延ダイバ
ーシティプロセッサ。 - 【請求項22】 前記遅延手段が、前記サンプルレート
に同期され、前記加算手段の出力に接続された入力を有
する遅延回路を備えた請求項20に記載の遅延ダイバー
シティプロセッサ。 - 【請求項23】 前記積分する手段が、フィードバック
減衰定数によって前記フィードバック合計値を減衰させ
る手段をさらに備えた請求項20に記載の遅延ダイバー
シティプロセッサ。 - 【請求項24】 前記減衰させる手段が、前記遅延手段
の出力に接続された入力と、前記加算手段の前記第2の
手段に接続された出力とを有する減衰回路を備えた請求
項23に記載の遅延ダイバーシティプロセッサ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/535,947 | 1995-09-28 | ||
| US08/535,947 US6118807A (en) | 1994-12-23 | 1995-09-28 | Methodology for received signal enhancement utilizing delay diversity processing |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09270776A true JPH09270776A (ja) | 1997-10-14 |
| JP4208977B2 JP4208977B2 (ja) | 2009-01-14 |
Family
ID=24136482
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27729196A Expired - Fee Related JP4208977B2 (ja) | 1995-09-28 | 1996-09-27 | 遅延ダイバーシティプロセッサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4208977B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7792181B2 (en) | 2004-06-23 | 2010-09-07 | Nec Corporation | Linearity evaluation method using integrations weighted by probability density function, and circuit simulator, evaluation device, communication circuit, and program using the method |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103152071B (zh) * | 2011-12-06 | 2014-12-10 | 福建联拓科技有限公司 | 一种搜索同步序列的方法和设备 |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP27729196A patent/JP4208977B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7792181B2 (en) | 2004-06-23 | 2010-09-07 | Nec Corporation | Linearity evaluation method using integrations weighted by probability density function, and circuit simulator, evaluation device, communication circuit, and program using the method |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4208977B2 (ja) | 2009-01-14 |
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