JPH09271356A - マグネシウムを含有するカルシウム組成物 - Google Patents

マグネシウムを含有するカルシウム組成物

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JPH09271356A
JPH09271356A JP8111187A JP11118796A JPH09271356A JP H09271356 A JPH09271356 A JP H09271356A JP 8111187 A JP8111187 A JP 8111187A JP 11118796 A JP11118796 A JP 11118796A JP H09271356 A JPH09271356 A JP H09271356A
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JP
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calcium
magnesium
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magnesium chloride
water
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JP8111187A
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Shigeru Nomi
茂 能美
Minoru Ezaki
穂 江崎
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AKOU KASEI KK
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AKOU KASEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分散性のよい、マグネシウム成分を含むカル
シウム組成物の提供。 【解決手段】 予め加熱済みのカルシウム天然素材の水
懸濁液と、ニガリなどの塩化マグネシウム含有物の水溶
液を混合、濾過、水洗して得られた健康食品等として有
用な、マグネシウム含有カルシウム組成物。得られた組
成物は、毒性がなく、健康食品、栄養食品、栄養補助食
品、食品添加物、栄養飲料として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マグネシウムを含
有したカルシウム組成物を主成分とする粉末に関し、得
られたカルシウム粉末は健康食品、栄養食品、栄養補助
食品、食品添加物及び栄養飲料として利用できる。
【0002】
【従来の技術】健康食品として市販されているミネラル
剤は、天然に多く存在している素材が用いられ、例えば
牛骨粉、サンゴ粉、卵殻粉、石灰石、魚骨粉、甲殻類粉
等のカルシウムを主成分とするものが知られており(特
開昭61-63263号公報、同61-111668 など) 、また鉄分な
どの他の有効成分を補強することも知られている (特開
昭3-10659 号公報、同3-160951) 。一方、マグネシウム
成分を含む化学的合成品としては、塩化マグネシウム、
硫酸マグネシウムや炭酸マグネシウム等数多く存在する
が、マグネシウム剤として利用するとなると味の面や、
食品衛生上の規制により使用が限定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】とりわけ、塩化マグネ
シウム、硫酸マグネシウムは、味が苦く、吸湿性がある
ため使い難く、炭酸マグネシウムは、食品添加物として
の使用基準によって微量しか使用できない。食品として
適する天然物としてはクロレラを除いて有効な固形物は
なかった。しかし、クロレラも特異な味があり、単独で
は経口食品として利用できなかった。このような状況か
ら、食品として適するカルシウム、マグネシウムの両成
分を含む複合剤の開発が求められていた。
【0004】この観点から、カルシウム成分に対してマ
グネシウム成分を多く含有するにがりを加えることも提
案された(特開平1-320969号公報) が、にがりの苦味は
残存しており、セラミックコーティング、糖衣コーティ
ングが必要で本質的にはにがりの苦味は改善できなかっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々検討
の結果、無味無臭で白色のマグネシウムを含むカルシウ
ム粉末を製造することに成功し、先に特願平6-284417号
として出願した。さらに、本発明者らは上記出願の製造
法により得られた粉末について、健康性に与える影響の
研究を続けた結果すぐれた効能を有することを見いだし
た。即ち、ここで得られたマグネシウム含有カルシウム
組成物は健康食品としての利用性の高い、栄養効果のき
わめてすぐれたマグネシウム兼カルシウム剤が得られ
た。本発明の錠剤タイプの健康食品は、本発明の粉末組
成物に賦形剤(デンプン、コーンスターチ、デキストリ
ン等)、結合剤、滑沢剤、崩壊剤、矯味剤、色素等と混
合後、打錠する。また、飲料の場合は、本発明の原料組
成物ををクエン酸、リンゴ酸等の有機酸で溶解し、調
味、着色して製造する。上記の塩化マグネシウム含有物
としては海水から食塩を製造するときの残渣であるにが
りを使用するのが適当である。
【0006】本発明では、カルシウムとマグネシウムが
化学反応を起こすことがなく、上記カルシウムの粉末の
水懸濁液を調製するのに先立ってカルシウム素材を加熱
しておくので、後で加えた塩化マグネシウム水溶液とカ
ルシウム素材懸濁液とを撹拌混合したときに、カルシウ
ム素材の、局所的に加熱した部分から、カルシウムとマ
グネシウムのイオン交換反応が起こり、それがカルシウ
ムの非加熱部分まで進行して両成分が結合するものと考
えられる。両者のこの結合は調理における、野菜と調味
料との煮込みしたときの両材料の結合と類似している。
本発明では天然素材である、牛骨、サンゴ、卵殻、石灰
石等のカルシウム主成分の粉末の1種又はそれ以上を、
加熱した後、水中に分散させ懸濁液とし、これに塩化マ
グネシウム含有物又は合成塩化マグネシウムの水溶液を
投入して撹拌し、十分撹拌した後、固形物を濾過し、水
洗して回収し、乾燥、さらに粉砕することによって得ら
れた微粉末状の無味無臭で白色のマグネシウムを含有す
るカルシウム粉末の安全性について、マウスを用いた急
性経口毒性試験を行なったところ、きわめて安全性の高
い健康食品であることが確かめられた。
【0007】原料の配合割合を変化させることにより、
適宜のマグネシウム−カルシウム比のものが得られる
が、調合に際しては、苦汁(にがり)又は塩化マグネシ
ウム含有物は空気中の水分を吸収する性質が大きいた
め、水溶液として使用し、さらに生成物の混和性をよく
するためにカルシウム素材粉末も水溶液中に分散させて
使用する。本発明の塩化マグネシウム含有物とは、塩化
マグネシウム自体又は塩化マグネシウムを含むものを意
味する。配合割合としては、カルシウム素材である牛骨
粉、サンゴ粉、卵殻粉及び石灰石粉の一成分以上の粉末
1重量部に対し、塩化マグネシウム含有物0.2 〜3.0 重
量部の範囲が適当である。塩化マグネシウム含有物が0.
2 重量部より少ないと、マグネシウム含有の意味が無く
なり、また、3.0 重量部を越えると水洗が難しくなり、
塩化マグネシウム自体又は塩化マグネシウム含有物によ
る苦い味が残存する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、実施例に基づき本発明を具
体的に説明する。
【実施例1】卵殻カルシウム粉末100gを800 ℃の電気炉
の中に入れ、10分間加熱した。この加熱した卵殻カルシ
ウムを、1リットルの水の中にいれ、撹拌して懸濁液と
し、これをA液とした。一方、塩化マグネシウム含有物
(にがり)75g を、1リットルの水の中に入れ、撹拌し
て水溶液とし、これをB液とした。A液にB液を撹拌混
合しながら、少しずつ添加し、十分に混合した。混合
後、フィルタープレスで濾過、水洗して、固形生成物を
得、それを乾燥、粉砕してマグネシウム・カルシウム粉
末を得た。この物を分析したところ、カルシウムとマグ
ネシウムのモル比が3対1であった。さらに、上記粉末
10kg、賦形剤デキストリン15kg及び結合剤等その他 5kg
を混合して、打錠成型して本発明の錠剤タイプの健康食
品を得た。
【0009】
【実施例2】卵殻カルシウム粉末100gを800 ℃の電気炉
の中にいれ、15分間加熱した。この加熱した卵殻カルシ
ウムを、1リットルの水の中にいれ、撹拌して懸濁液と
し、これをA液とした。別に塩化マグネシウム含有物
(にがり)250gを、1リットルの水の中に入れ、撹拌し
て水溶液とし、これをB液とした。A液にB液を撹拌混
合しながら、少しずつ添加し、十分に混合した。混合
後、フィルタープレスで濾過、水洗して、固形物を得、
それを乾燥、粉砕して本発明品のマグネシウム・カルシ
ウム粉末を得た。この物を分析したところ、カルシウム
が少量で、マグネシウム主体の組成物であった。上記粉
末10g、クエン酸30g 、リンゴ酸 20g及び調味剤等その
他を適量加えたものを水に溶解して、全量で1リットル
とし、本発明品の栄養飲料を得た。
【0010】本発明の下記試料, の栄養食品のマウ
スを用いた急性毒性試験を行なった。この毒性試験には
試料として、マグネシウム13%及びカルシウム26%を
含む卵殻カルシウム粉末、試料として、前記資料の
卵殻カルシウム粉末にデンプン賦形剤を加えたマグネシ
ウム 3.5%及びカルシウム 7.0%を含む錠剤を用いた。
急性経口毒性試験は、OECD化学物質毒性試験指針(1
987)に準拠して、マウスにおける急性経口毒性試験を実
施した。試験の結果、検体の雌雄マウスにおける単回経
口投与による資致死量は、雌雄ともに2g/kg 以上で、ま
た剖検時にも異常が見らず、安全性が確認できた。
【0011】また、亜急性毒性試験を以下のように確認
した。 〔ラットの飼育〕 (1) 飼料の調整 合成飼料中に試料, を混入したラットに摂取させ
た。表1のA群は、Johonson saltsのミネラル組成を標
準(control) とし、B,C,D群は、A群に試料をそ
れぞれ4.79g,9.58g, 19.16g 混合した。なお、試料の
含有量は、人間のCa, Mg, 必要量600mg, 300mgからラッ
トの体重100g, 摂餌量15g/日に換算し、それを5倍、10
倍、20倍したものである。EFGH群は、Johonson sal
tsのリン酸Ca、炭酸Ca、Mgを除去して試料を22.8g, 2
4.10g,25.38g, 27.95gを追加した。計8群の合成飼料で
ラットの飼育を行なった。 (2) 試験動物 3週齢の Slc Wistar 雄ラット30匹(予備+4匹) を日
本エスエルシー (株)より購入し、各群の平均体重が均
一になるよう8群に分配し、1群10匹とした。
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】
【0014】(3) 飼育環境 ステンレス製ケージに1匹づつ収容し、室温24±2 ℃に
設定した飼育室において飼育した。飲料水には再蒸留水
を自由に摂取させた。 (4) 日常の世話 体重は、週1回基本的に水曜日に測定した。摂食量、飲
水量はそれぞれ週2〜3回供給前後の重量を測定し算出
した。ケージおよびエサ箱の洗浄は月1回とし、バッ
ト、給水ビン、室内の清掃は週2回実施した。 (5) 結果 飼育時におけるラットの観察では各群とも特に異常は認
められず、死亡例も皆無であった。体重変化でも各群で
ほとんど差が無いもののE群のみ若干低値を示した。し
かし、摂食料も少なく、食餌効率としては差が無かっ
た。飼育初期(1〜3週)において、Mg含有率の高い群
ほど下痢ぎみのラットが多く、4〜5週でほとんど正常
な便に戻った。
【0015】〔結果〕解剖時の観察所見としては、特に
異常な組織は見られなかった。組織重量について一元配
置分散分析を行なった結果、組織については、全く有意
差が認められなかった。
【0016】〔ミネラルの測定〕 (1) 灰化 硬質ガラス試験管に沸石2個入れた者を空試験管とて秤
量し、その試験管に各組織片方ないし約1g 入れた物の
重量から空試験管重量を差し引いた物を、ミネラル測定
用の組織重量とする。更に、硝酸5cc、過塩素酸 100μ
l を注入し、約1 週間室温で溶解後、ホットブロックバ
ス(105℃) で湿式灰化した。硝酸残量約0.5〜1.0cc 充
分透明 (分解中は黄色) になった処で灰化を終了し、そ
れに5.0ccの再女子流水を加えたものをミネラル測定用
の試料原液とする。
【0017】(2) 測定 Ca、Mgについては、ストロンチウム(Sr)1250ppm を混入
し、適正な濃度に希釈後、島津製作所製原紙吸光光度計
AA−670 を用いて測定した。P, S. Fe, Znについて
は、イットリウム (Y)10ppm を内部標準とし、適正な濃
度に希釈後、島津製作所製シーケンシャルプラズマ発光
分析装置ICPS-1000II を用いた。 (3) 統計処理 ABCD群間で及びEFGH群間について、Scheffe の
方法による一元配置分散分析(Macintosh SYSTAT) によ
り有意差検定を行なった。
【0018】〔結果〕ABCD群間で、腎臓のCa、筋肉
のCaに有意差が認められた。腎臓中のCaは飼料中のCaと
共に増加しており、Caを吸収していることが示唆され
た。EFGH群間で、全ての組織のCaに有意差はみられ
なかった。ABCD群間で、血液のMg、心臓のMg、脛骨
のMgに有意差が認められた。血液中のMgおよび脛骨中の
Mgは、飼料中Mg量と共に増加しており、Mgが吸収され有
効利用されていると考えられる。
【0019】〔まとめ〕 (1) 亜急性毒性試験 3ヵ月のラットの飼育では、特に異常は認められず、死
亡例も皆無であった。体重変化は各群でほとんど差はな
く、解剖時の観察所見においても、異常な組織は認めら
れなかった。以上のことから、ラットでは試料を毎日
237mg (人間に換算すると172g) 摂取しても問題ないと
考えられる。 (2) 体内滞留試験 ラット組織中のミネラル分布においては、血液中のMgお
よび脛骨中のMgが試料摂取群で標準食群に比べ、有意
に上昇した。試料のMgが吸収され、有効利用されてい
る可能性が示唆された。以上のことからラルミネは、虚
血性心疾患、糖尿病、骨粗鬆症等、Mg不足によって引き
起こされる疾患の予防又は体質改善に有効な可能性があ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明で得られた製品は、無味、無臭、
白色の粉末であるので、自由に味付け、匂い付け、色付
けができる。すなわち、好きな味、臭い、色を持つ健康
食品、栄養食品、食品添加物製剤、ドリンク剤等の原料
として最適である。特に天然素材のカルシウム剤と、天
然素材である塩化マグネシウム含有物(にがり)を原料
とした、本発明品は、天然添加物製剤に該当し、苦みの
ない安全な食品である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 卵殻カルシウム、サンゴ、牛骨及び石灰
    石より選ばれた一成分の以上の天然素材を加熱後、水中
    に懸濁させて得られた懸濁液と苦汁(にがり)又は塩化
    マグネシウム含有物の水溶液とを混合してなるマグネシ
    ウムを含有するカルシウム組成物。
JP8111187A 1996-04-08 1996-04-08 マグネシウムを含有するカルシウム組成物 Pending JPH09271356A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6478985B2 (en) * 1996-07-23 2002-11-12 Eiichi Idaka Water purificant methods
JP2005194215A (ja) * 2004-01-05 2005-07-21 Ako Kasei Co Ltd ニガリ含有の口腔摂取物
JP2009280564A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Tosei O ペプチドおよびカルシウムマグネシウムを組み合わせた製造方法

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