JPH09271880A - 鍛造加工用潤滑剤 - Google Patents
鍛造加工用潤滑剤Info
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- JPH09271880A JPH09271880A JP8123696A JP8123696A JPH09271880A JP H09271880 A JPH09271880 A JP H09271880A JP 8123696 A JP8123696 A JP 8123696A JP 8123696 A JP8123696 A JP 8123696A JP H09271880 A JPH09271880 A JP H09271880A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 素材の切断面に対する密着性に優れた被膜を
形成するインライン潤滑処理方法に好適な鍛造加工用潤
滑剤を提供する。 【解決手段】 本発明の鍛造加工用潤滑剤は、母体とし
て、40℃で10000センチストークス以下の粘度を
有する油30〜90重量%、固体潤滑成分として黒鉛な
どの固体潤滑剤3〜60重量%、バインダーとして金属
石鹸など5〜50重量%を含む。長尺の素材をインライ
で加熱し、鍛造装置内で所定の寸法に切断し、切断した
素材の切断面に潤滑剤を吹きつけ、押しつけなどの方法
によって塗布して使用する。潤滑剤塗布後に加熱しても
よい。切断新生面に付着性の良い潤滑被膜を形成でき
る。
形成するインライン潤滑処理方法に好適な鍛造加工用潤
滑剤を提供する。 【解決手段】 本発明の鍛造加工用潤滑剤は、母体とし
て、40℃で10000センチストークス以下の粘度を
有する油30〜90重量%、固体潤滑成分として黒鉛な
どの固体潤滑剤3〜60重量%、バインダーとして金属
石鹸など5〜50重量%を含む。長尺の素材をインライ
で加熱し、鍛造装置内で所定の寸法に切断し、切断した
素材の切断面に潤滑剤を吹きつけ、押しつけなどの方法
によって塗布して使用する。潤滑剤塗布後に加熱しても
よい。切断新生面に付着性の良い潤滑被膜を形成でき
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鍛造装置内で、鍛
造加工素材の表面に潤滑用乾燥被膜を形成するための潤
滑剤に関する。
造加工素材の表面に潤滑用乾燥被膜を形成するための潤
滑剤に関する。
【0002】
【従来の技術】金属素材を鍛造成形する場合、鍛造工具
と鍛造材の摩擦を低減し、焼付きを防止することによっ
て、鍛造材の変形を容易にし、また工具寿命を延長する
と同時に鍛造品の表面を美麗にすることが行われてい
る。ところで、長尺の棒材や線材を供給して連続的に素
材の切断、鍛造が行われる連続多段鍛造加工で、特に、
ボルトやナットの成形のように据込み鍛造や穴抜きなど
の軸方向の加工が行われる場合には、素材の切断によっ
て生じた切断面は、活性な金属面が露出した状態にある
ため、素材の切断面と工具との焼付きが頻発する。この
ため、工具の早期交換が余儀なくされるばかりでなく、
鍛造品表面に発生した疵によって製品の表面品質が損わ
れることも多く、生産性が著しく低下する。このような
問題は、ステンレス鋼に代表される難加工材の鍛造加工
において特に顕著となる。
と鍛造材の摩擦を低減し、焼付きを防止することによっ
て、鍛造材の変形を容易にし、また工具寿命を延長する
と同時に鍛造品の表面を美麗にすることが行われてい
る。ところで、長尺の棒材や線材を供給して連続的に素
材の切断、鍛造が行われる連続多段鍛造加工で、特に、
ボルトやナットの成形のように据込み鍛造や穴抜きなど
の軸方向の加工が行われる場合には、素材の切断によっ
て生じた切断面は、活性な金属面が露出した状態にある
ため、素材の切断面と工具との焼付きが頻発する。この
ため、工具の早期交換が余儀なくされるばかりでなく、
鍛造品表面に発生した疵によって製品の表面品質が損わ
れることも多く、生産性が著しく低下する。このような
問題は、ステンレス鋼に代表される難加工材の鍛造加工
において特に顕著となる。
【0003】ステンレス鋼製のボルトおよびナットは、
耐食性に優れるため、腐食環境に曝される部材の締結用
としては理想的である。しかし、上記のような問題があ
るため、ステンレス鋼製のボルトおよびナットは高価と
なり、潜在的な需要が多いにもかかわらず普及が遅れて
いる。ステンレス鋼製のボルトおよびナットを安価に提
供するには、鍛造加工時の焼付きの低減が不可欠であ
る。
耐食性に優れるため、腐食環境に曝される部材の締結用
としては理想的である。しかし、上記のような問題があ
るため、ステンレス鋼製のボルトおよびナットは高価と
なり、潜在的な需要が多いにもかかわらず普及が遅れて
いる。ステンレス鋼製のボルトおよびナットを安価に提
供するには、鍛造加工時の焼付きの低減が不可欠であ
る。
【0004】焼付きは、硬質な薄膜を表面に形成させた
工具を用いることによって低減される。このため、膜の
成分および厚さ、工具表面への膜の形成方法などが詳細
に研究されてきた。また、鍛造加工に際しては潤滑油も
併用される。前述の鍛造素材の切断面の焼付きの問題
は、高性能な潤滑油を用いることによって有る程度改善
できることが知られている。このため、油の成分および
粘度、ならびに添加剤の種類および量などが詳細に研究
され、多くの鍛造加工用潤滑油が開発されてきた。
工具を用いることによって低減される。このため、膜の
成分および厚さ、工具表面への膜の形成方法などが詳細
に研究されてきた。また、鍛造加工に際しては潤滑油も
併用される。前述の鍛造素材の切断面の焼付きの問題
は、高性能な潤滑油を用いることによって有る程度改善
できることが知られている。このため、油の成分および
粘度、ならびに添加剤の種類および量などが詳細に研究
され、多くの鍛造加工用潤滑油が開発されてきた。
【0005】従来は、工具寿命を延長すると同時に、鍛
造品の表面を美麗にするため、表面処理した工具を用
い、これに適合する最適成分および粘度を有する潤滑油
を適用してきた。しかし、工具表面と活性な金属面であ
る素材切断面の直接接触を潤滑剤のみで防ぐことは極め
て困難で、依然として焼付きの問題が残されている。焼
付きを低減し、工具寿命を延長するには、素材を潤滑被
膜被覆することが極めて効果的である。この場合、長尺
の材料から切断された素材に対して鍛造装置外で潤滑被
膜剤を処理する必要が生じる。このため、オフラインで
の潤滑被膜処理には、製造工程の複雑化のため生産コス
トの増大を招くという問題があった。以上の経緯から、
製造工程の複雑化による生産コストの増大を最小限に押
えつつ焼付きを可能なかぎり低減するため、インライン
での潤滑被膜処理方法、すなわち鍛造装置内において鍛
造加工の直前に潤滑被膜剤を素材表面に形成する技術の
研究が進められてきた。この結果、いくつかの方法が工
業的に実現されるに至った。インライン潤滑被膜処理方
法に対する関心は高まる一方であり、様々な方法が提案
され続けている。最近の例としては、特開平4−190
915、特開平5−57389、特開平5−22053
8、特開平5−317954などの各公報を挙げること
ができる。
造品の表面を美麗にするため、表面処理した工具を用
い、これに適合する最適成分および粘度を有する潤滑油
を適用してきた。しかし、工具表面と活性な金属面であ
る素材切断面の直接接触を潤滑剤のみで防ぐことは極め
て困難で、依然として焼付きの問題が残されている。焼
付きを低減し、工具寿命を延長するには、素材を潤滑被
膜被覆することが極めて効果的である。この場合、長尺
の材料から切断された素材に対して鍛造装置外で潤滑被
膜剤を処理する必要が生じる。このため、オフラインで
の潤滑被膜処理には、製造工程の複雑化のため生産コス
トの増大を招くという問題があった。以上の経緯から、
製造工程の複雑化による生産コストの増大を最小限に押
えつつ焼付きを可能なかぎり低減するため、インライン
での潤滑被膜処理方法、すなわち鍛造装置内において鍛
造加工の直前に潤滑被膜剤を素材表面に形成する技術の
研究が進められてきた。この結果、いくつかの方法が工
業的に実現されるに至った。インライン潤滑被膜処理方
法に対する関心は高まる一方であり、様々な方法が提案
され続けている。最近の例としては、特開平4−190
915、特開平5−57389、特開平5−22053
8、特開平5−317954などの各公報を挙げること
ができる。
【0006】インライン潤滑処理方法が脚光を浴びた当
初、工具寿命が著しく延長されることによって、製造工
程の複雑かに伴う生産コストの上昇分が十分に補われる
ため、全体としては大幅なコスト低減が期待されてい
た。しかし実際には、期待されていた程のコスト低減が
得られないのが現状である。確かに工具寿命は延長する
が、製造工程の複雑化に伴う生産コストの上昇分を十分
に補うだけの工具寿命が得られないため、製品1つあた
りの製造原価はインライン潤滑処理方法の導入以前と大
差がなくなってしまうからである。工具寿命が予想され
ていたほど延長されないのは、鍛造素材表面に形成され
た被膜が鍛造加工中に剥離するためか、あるいは被膜の
潤滑性能が不十分であるためである。
初、工具寿命が著しく延長されることによって、製造工
程の複雑かに伴う生産コストの上昇分が十分に補われる
ため、全体としては大幅なコスト低減が期待されてい
た。しかし実際には、期待されていた程のコスト低減が
得られないのが現状である。確かに工具寿命は延長する
が、製造工程の複雑化に伴う生産コストの上昇分を十分
に補うだけの工具寿命が得られないため、製品1つあた
りの製造原価はインライン潤滑処理方法の導入以前と大
差がなくなってしまうからである。工具寿命が予想され
ていたほど延長されないのは、鍛造素材表面に形成され
た被膜が鍛造加工中に剥離するためか、あるいは被膜の
潤滑性能が不十分であるためである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の観点
に立ってなされたもので、その目的とするところは、鍛
造素材表面との密着性、特に鍛造装置内で切断した素材
の切断面に対する密着性、および鍛造加工中の潤滑性に
優れた被膜を形成するインライン潤滑処理方法に好適な
鍛造加工用潤滑剤を提供することにある。
に立ってなされたもので、その目的とするところは、鍛
造素材表面との密着性、特に鍛造装置内で切断した素材
の切断面に対する密着性、および鍛造加工中の潤滑性に
優れた被膜を形成するインライン潤滑処理方法に好適な
鍛造加工用潤滑剤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の鍛造加工用潤滑剤は、 (1)母体として、40℃の温度において10000セ
ンチストークス以下の粘度を有する油:30〜92重量
%、固体潤滑成分として、鉱物質固体潤滑剤および合成
物質固体潤滑のうちいずれか1種または2種以上:3〜
60重量%、バインダーとして、金属石鹸バインダー、
ワニス系バインダーおよび有機高分子バインダーのうち
いずれか1種または2種以上:5〜50重量%を含むこ
とを特徴とする鍛造加工用潤滑剤。 (2)供給位置から連続的に送り出され、100〜10
00℃の温度に加熱された長尺の材料を鍛造装置内にお
いて所定の寸法に切断して素材とし、該素材を鍛造加工
するに際し、前記鍛造加工に先立って、前記鍛造装置内
において前記素材の切断面に潤滑剤を吹付けるか、ある
いは前記鍛造装置内において前記素材を潤滑剤中に浸漬
し引上げるかのいずれかの方法によって前記素材の切断
面に乾燥被膜を形成して用いる、請求項1記載の鍛造加
工用潤滑剤において、前記母体とする油の含有率が65
〜92重量%であることを特徴とする。 (3)供給位置から連続的に送り出され、100〜10
00℃の温度に加熱された長尺の材料を鍛造装置内にお
いて所定の寸法に切断して素材とし、該素材を鍛造加工
するに際し、該鍛造加工に先立って、前記鍛造装置内に
おいて前記素材の切断面に潤滑剤を押しつけることによ
って前記素材の切断面に乾燥被膜を形成して用いる、請
求項1記載の鍛造加工用潤滑剤において、前記母体とす
る油の含有率が30〜65重量%であることを特徴とす
る。 (4)供給位置から連続的に送り出された長尺の材料を
鍛造装置内において所定の寸法に切断して素材とし、該
素材を鍛造加工するに際し、前記鍛造加工に先立って、
前記鍛造装置内において前記素材の切断面に潤滑剤を吹
付けるか、あるいは前記鍛造装置内において前記素材を
潤滑剤中に浸漬し引上げるかのいずれかの方法によって
前記素材の切断面に潤滑剤を塗布した後、引続き前記鍛
造装置内において該素材を100〜1000℃の温度に
加熱することによって前記切断面に乾燥被膜を形成して
用いる、請求項1記載の鍛造加工用潤滑剤において、前
記母体とする油の含有率が65〜92重量%、バインダ
ーの含有率が10〜30重量%であることを特徴とす
る。 (5)供給位置から連続的に送り出された長尺の材料を
鍛造装置内において所定の寸法に切断して素材とし、該
素材を鍛造加工するに際し、該鍛造加工に先立って、前
記鍛造装置内において前記素材を100〜1000℃の
温度に加熱し、引続き前記鍛造装置内において前記素材
の切断面に潤滑剤を押しつけることによって前記素材の
切断面に乾燥被膜を形成して用いる、請求項1記載の鍛
造加工用潤滑剤において、前記母体とする油の含有率が
30〜65重量%であることを特徴とする。 (6)供給位置から連続的に送り出された長尺の材料を
鍛造装置内において所定の寸法に切断して素材とし、該
素材を鍛造加工するに際し、該鍛造加工に先立って、前
記鍛造装置内において前記素材を100〜1000℃の
温度に加熱し、引続き前記鍛造装置内において前記素材
の切断面に潤滑剤を吹付けるか、あるいは前記鍛造装置
内において前記素材を潤滑剤中に浸漬し引上げるかのい
ずれかの方法によって前記素材の切断面に乾燥被膜を形
成して用いる、請求項1記載の鍛造加工用潤滑剤におい
て、前記母体とする油の含有率が65〜92重量%であ
ることを特徴とする。
に、本発明の鍛造加工用潤滑剤は、 (1)母体として、40℃の温度において10000セ
ンチストークス以下の粘度を有する油:30〜92重量
%、固体潤滑成分として、鉱物質固体潤滑剤および合成
物質固体潤滑のうちいずれか1種または2種以上:3〜
60重量%、バインダーとして、金属石鹸バインダー、
ワニス系バインダーおよび有機高分子バインダーのうち
いずれか1種または2種以上:5〜50重量%を含むこ
とを特徴とする鍛造加工用潤滑剤。 (2)供給位置から連続的に送り出され、100〜10
00℃の温度に加熱された長尺の材料を鍛造装置内にお
いて所定の寸法に切断して素材とし、該素材を鍛造加工
するに際し、前記鍛造加工に先立って、前記鍛造装置内
において前記素材の切断面に潤滑剤を吹付けるか、ある
いは前記鍛造装置内において前記素材を潤滑剤中に浸漬
し引上げるかのいずれかの方法によって前記素材の切断
面に乾燥被膜を形成して用いる、請求項1記載の鍛造加
工用潤滑剤において、前記母体とする油の含有率が65
〜92重量%であることを特徴とする。 (3)供給位置から連続的に送り出され、100〜10
00℃の温度に加熱された長尺の材料を鍛造装置内にお
いて所定の寸法に切断して素材とし、該素材を鍛造加工
するに際し、該鍛造加工に先立って、前記鍛造装置内に
おいて前記素材の切断面に潤滑剤を押しつけることによ
って前記素材の切断面に乾燥被膜を形成して用いる、請
求項1記載の鍛造加工用潤滑剤において、前記母体とす
る油の含有率が30〜65重量%であることを特徴とす
る。 (4)供給位置から連続的に送り出された長尺の材料を
鍛造装置内において所定の寸法に切断して素材とし、該
素材を鍛造加工するに際し、前記鍛造加工に先立って、
前記鍛造装置内において前記素材の切断面に潤滑剤を吹
付けるか、あるいは前記鍛造装置内において前記素材を
潤滑剤中に浸漬し引上げるかのいずれかの方法によって
前記素材の切断面に潤滑剤を塗布した後、引続き前記鍛
造装置内において該素材を100〜1000℃の温度に
加熱することによって前記切断面に乾燥被膜を形成して
用いる、請求項1記載の鍛造加工用潤滑剤において、前
記母体とする油の含有率が65〜92重量%、バインダ
ーの含有率が10〜30重量%であることを特徴とす
る。 (5)供給位置から連続的に送り出された長尺の材料を
鍛造装置内において所定の寸法に切断して素材とし、該
素材を鍛造加工するに際し、該鍛造加工に先立って、前
記鍛造装置内において前記素材を100〜1000℃の
温度に加熱し、引続き前記鍛造装置内において前記素材
の切断面に潤滑剤を押しつけることによって前記素材の
切断面に乾燥被膜を形成して用いる、請求項1記載の鍛
造加工用潤滑剤において、前記母体とする油の含有率が
30〜65重量%であることを特徴とする。 (6)供給位置から連続的に送り出された長尺の材料を
鍛造装置内において所定の寸法に切断して素材とし、該
素材を鍛造加工するに際し、該鍛造加工に先立って、前
記鍛造装置内において前記素材を100〜1000℃の
温度に加熱し、引続き前記鍛造装置内において前記素材
の切断面に潤滑剤を吹付けるか、あるいは前記鍛造装置
内において前記素材を潤滑剤中に浸漬し引上げるかのい
ずれかの方法によって前記素材の切断面に乾燥被膜を形
成して用いる、請求項1記載の鍛造加工用潤滑剤におい
て、前記母体とする油の含有率が65〜92重量%であ
ることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の鍛造加工用の潤滑剤は、
長尺の材料を供給位置から連続的に送り出して鍛造加工
する際に、鍛造装置内において所定の寸法を有する素材
に切断した後、その素材の鍛造加工に先立って、鍛造装
置内において素材表面に適当な厚みを有する乾燥被膜剤
を形成させる方法によって、素材表面に極めて強固に付
着し、かつ極めて優秀な潤滑性能を有する被膜を形成す
るものである。該潤滑剤は、母体である油と、潤滑成分
である固体潤滑剤と、強力な付着力を有するバインダー
を最適な比率で混合したことが特徴である。
長尺の材料を供給位置から連続的に送り出して鍛造加工
する際に、鍛造装置内において所定の寸法を有する素材
に切断した後、その素材の鍛造加工に先立って、鍛造装
置内において素材表面に適当な厚みを有する乾燥被膜剤
を形成させる方法によって、素材表面に極めて強固に付
着し、かつ極めて優秀な潤滑性能を有する被膜を形成す
るものである。該潤滑剤は、母体である油と、潤滑成分
である固体潤滑剤と、強力な付着力を有するバインダー
を最適な比率で混合したことが特徴である。
【0010】以下、構成物質の種類および量を限定した
理由を述べる。本発明の鍛造加工用潤滑剤においては、
該潤滑剤の母体は油であって、潤滑成分とバインダーと
を懸濁し、被加工材に塗布するのに適当な流動性を保持
する効果を有する。本発明の鍛造加工用潤滑剤において
母体を油とするのは以下の理由による。鍛造装置の可動
部分の潤滑剤としては、一般に潤滑油が用いられてい
る。もし、鍛造加工用潤滑剤として水を母体とする潤滑
剤を用い、これが鍛造装置内を循環する潤滑油に混入し
た場合、水が混入することによって潤滑油の潤滑性能が
劣化し、鍛造装置の潤滑状態に深刻な影響を与える恐れ
がある。また、水を母体とする潤滑剤は、装置を腐食す
る可能性がある。さらに、切断工程においては素材切断
面に潤滑油が付着することが多く、この場合に水を母体
とする鍛造加工用潤滑剤では、素材の切断面に強固に付
着する被膜を形成することができない。本発明の鍛造加
工用潤滑剤においては、油を母材とすることによって上
記の問題点を回避することができる。
理由を述べる。本発明の鍛造加工用潤滑剤においては、
該潤滑剤の母体は油であって、潤滑成分とバインダーと
を懸濁し、被加工材に塗布するのに適当な流動性を保持
する効果を有する。本発明の鍛造加工用潤滑剤において
母体を油とするのは以下の理由による。鍛造装置の可動
部分の潤滑剤としては、一般に潤滑油が用いられてい
る。もし、鍛造加工用潤滑剤として水を母体とする潤滑
剤を用い、これが鍛造装置内を循環する潤滑油に混入し
た場合、水が混入することによって潤滑油の潤滑性能が
劣化し、鍛造装置の潤滑状態に深刻な影響を与える恐れ
がある。また、水を母体とする潤滑剤は、装置を腐食す
る可能性がある。さらに、切断工程においては素材切断
面に潤滑油が付着することが多く、この場合に水を母体
とする鍛造加工用潤滑剤では、素材の切断面に強固に付
着する被膜を形成することができない。本発明の鍛造加
工用潤滑剤においては、油を母材とすることによって上
記の問題点を回避することができる。
【0011】本発明の鍛造加工用潤滑剤においては、母
体である油に、固体潤滑剤とバインダーを混合して構成
するが、油の粘度が高いと、固体潤滑剤とバインダーを
懸濁させることが困難となるので、母体とする油の粘度
は40℃の温度で10000センチストークス以下の流
動性を有する油とする。固体潤滑剤とバインダーとを混
合して懸濁するためには、油の量は少なくとも30%以
上とするが必要である。また、鍛造加工用潤滑剤として
必要な最小限の固体潤滑剤とバインダーとを含むために
油含有量の上限は92重量%とする。なお、母体となる
油には油の劣化を防ぐための添加剤および不可避的不純
物を含有していても差し支えない。
体である油に、固体潤滑剤とバインダーを混合して構成
するが、油の粘度が高いと、固体潤滑剤とバインダーを
懸濁させることが困難となるので、母体とする油の粘度
は40℃の温度で10000センチストークス以下の流
動性を有する油とする。固体潤滑剤とバインダーとを混
合して懸濁するためには、油の量は少なくとも30%以
上とするが必要である。また、鍛造加工用潤滑剤として
必要な最小限の固体潤滑剤とバインダーとを含むために
油含有量の上限は92重量%とする。なお、母体となる
油には油の劣化を防ぐための添加剤および不可避的不純
物を含有していても差し支えない。
【0012】本発明の鍛造加工用潤滑剤において、被膜
の潤滑性能は、含有する固体潤滑成分によって決まる。
鍛造加工において、固体潤滑剤として一般的に、二硫化
モリブデン、黒鉛、雲母、滑石、カオリンなどの鉱物
や、BN、二硫化タングステン、ふっ化炭素、酸化チタ
ンなどの合成物質が用いられ、その効果が知られてい
る。本発明の鍛造加工用潤滑剤においても、固体潤滑成
分として前記の鉱物質固体潤滑剤および合成物質固体潤
滑剤を用いる。
の潤滑性能は、含有する固体潤滑成分によって決まる。
鍛造加工において、固体潤滑剤として一般的に、二硫化
モリブデン、黒鉛、雲母、滑石、カオリンなどの鉱物
や、BN、二硫化タングステン、ふっ化炭素、酸化チタ
ンなどの合成物質が用いられ、その効果が知られてい
る。本発明の鍛造加工用潤滑剤においても、固体潤滑成
分として前記の鉱物質固体潤滑剤および合成物質固体潤
滑剤を用いる。
【0013】本発明の鍛造加工用潤滑剤は、前記固体潤
滑剤のうちいずれか1種または2種以上を3〜60重量
%の範囲で含有する。前記固体潤滑剤の量が3重量%未
満では鍛造加工に際して十分な潤滑作用が得られない。
また、60重量%を超えて添加してもその効果が飽和
し、徒にコストが上昇するばかりでなく、潤滑剤の粘度
を高め、鍛造素材切断面への潤滑剤の塗布、付着を困難
にする。
滑剤のうちいずれか1種または2種以上を3〜60重量
%の範囲で含有する。前記固体潤滑剤の量が3重量%未
満では鍛造加工に際して十分な潤滑作用が得られない。
また、60重量%を超えて添加してもその効果が飽和
し、徒にコストが上昇するばかりでなく、潤滑剤の粘度
を高め、鍛造素材切断面への潤滑剤の塗布、付着を困難
にする。
【0014】本発明の鍛造加工用潤滑剤において、バイ
ンダーは、被膜の付着力を決める重要な構成成分であ
る。本発明の鍛造加工用潤滑剤は、加熱した素材に潤滑
剤を付着せしめるか、あるいは、潤滑剤を付着した素材
を加熱するかのいずれかの方法によって潤滑剤を加熱し
て使用する。このとき、バインダーは炭化することによ
って他の潤滑成分を素材に強固に付着し、乾燥被膜を形
成する。
ンダーは、被膜の付着力を決める重要な構成成分であ
る。本発明の鍛造加工用潤滑剤は、加熱した素材に潤滑
剤を付着せしめるか、あるいは、潤滑剤を付着した素材
を加熱するかのいずれかの方法によって潤滑剤を加熱し
て使用する。このとき、バインダーは炭化することによ
って他の潤滑成分を素材に強固に付着し、乾燥被膜を形
成する。
【0015】上記の機能を有するものとして、本発明の
鍛造加工用潤滑剤には、Liステアレート、Naステア
レート、Caステアレート、Baステアレート、Znス
テアレート、Alステアレートなどの金属石鹸、エステ
ルワニスなどのワニス類、ポリエチレン、ポリエステ
ル、ポリビニルアルコール、テフロン、シリコン樹脂、
セルロースなどの有機高分子を用いる。
鍛造加工用潤滑剤には、Liステアレート、Naステア
レート、Caステアレート、Baステアレート、Znス
テアレート、Alステアレートなどの金属石鹸、エステ
ルワニスなどのワニス類、ポリエチレン、ポリエステ
ル、ポリビニルアルコール、テフロン、シリコン樹脂、
セルロースなどの有機高分子を用いる。
【0016】本発明の鍛造加工用潤滑剤においては、上
記バインダー成分のうちいずれか1種または2種以上を
合計して5〜50重量%含有する。バインダー量が、5
重量%未満では前記潤滑成分の固着効果が十分ではな
く、また、過大に添加してもその効果が飽和し、徒にコ
ストを高めるのでバインダー量の上限を50重量%とす
る。
記バインダー成分のうちいずれか1種または2種以上を
合計して5〜50重量%含有する。バインダー量が、5
重量%未満では前記潤滑成分の固着効果が十分ではな
く、また、過大に添加してもその効果が飽和し、徒にコ
ストを高めるのでバインダー量の上限を50重量%とす
る。
【0017】本発明の鍛造加工用潤滑剤は、加熱した素
材に潤滑剤を付着せしめるか、あるいは、潤滑剤を付着
した素材を加熱するかのいずれかの方法によって潤滑剤
を加熱することにより、潤滑成分を素材に強固に付着
し、乾燥被膜を形成して使用する。前記加熱温度として
は300〜800℃が好ましい。加熱温度が300℃未
満ではバインダー成分が十分に炭化せず、素材への固着
力が高い乾燥被膜を得ることができない。加熱温度が高
すぎれば乾燥被膜の固着力は低下するので、加熱の上限
温度は800℃とする。
材に潤滑剤を付着せしめるか、あるいは、潤滑剤を付着
した素材を加熱するかのいずれかの方法によって潤滑剤
を加熱することにより、潤滑成分を素材に強固に付着
し、乾燥被膜を形成して使用する。前記加熱温度として
は300〜800℃が好ましい。加熱温度が300℃未
満ではバインダー成分が十分に炭化せず、素材への固着
力が高い乾燥被膜を得ることができない。加熱温度が高
すぎれば乾燥被膜の固着力は低下するので、加熱の上限
温度は800℃とする。
【0018】素材に潤滑剤を塗布する方法として、吹付
けまたは浸漬によるときは、母体とする油の含有率が6
5重量%未満であると、潤滑剤の流動性が不足して、吹
付けまたは浸漬の作業が困難となるので、油の含有率の
下限を65重量%とする。また、素材に潤滑剤を塗布す
る方法として、素材に潤滑剤を押しつける方法によると
きは、母体とする油の含有率が65重量%以上である
と、潤滑剤の流動性が高すぎて、押しつけ作業が困難と
なるので、油の含有率は65重量%未満とする。さら
に、素材を切断し、潤滑剤を塗布した後に加熱して乾燥
被膜とする方法の場合には、バインダーの含有量が10
重量%未満であると、形成する乾燥被膜の素材に対する
付着力が十分強固にならないので、バインダーの含有量
は10重量%以上とする。
けまたは浸漬によるときは、母体とする油の含有率が6
5重量%未満であると、潤滑剤の流動性が不足して、吹
付けまたは浸漬の作業が困難となるので、油の含有率の
下限を65重量%とする。また、素材に潤滑剤を塗布す
る方法として、素材に潤滑剤を押しつける方法によると
きは、母体とする油の含有率が65重量%以上である
と、潤滑剤の流動性が高すぎて、押しつけ作業が困難と
なるので、油の含有率は65重量%未満とする。さら
に、素材を切断し、潤滑剤を塗布した後に加熱して乾燥
被膜とする方法の場合には、バインダーの含有量が10
重量%未満であると、形成する乾燥被膜の素材に対する
付着力が十分強固にならないので、バインダーの含有量
は10重量%以上とする。
【0019】
(実験1)長尺の素材をインラインで加熱し、鍛造装置
内で所定の寸法に切断し、切断した素材の切断面に潤滑
剤を吹きつけて塗布する方法で潤滑した場合の実施例を
示す。
内で所定の寸法に切断し、切断した素材の切断面に潤滑
剤を吹きつけて塗布する方法で潤滑した場合の実施例を
示す。
【0020】図1において、図示しないコイルより順次
繰出されて来る素材10をピンチローラ12によって導
入し、まず、誘導加熱装置14で加熱した上、ガイドブ
ロック16によって案内してカッター18に送る。カッ
ター18の前方にはストッパー20が配置されており、
素材10はこのストッパー20に当接して切断長さが規
定される。ストッパー20に当接した素材10は、続い
てカッター18の移動と共に所定長さに切断された上カ
ッター18の移動方向に送られ、その移動先においてプ
ッシャー24により送り出されて金型による鍛造加工位
置へと供給される。そしてここにおおいて所定寸法に切
断された素材10の端面に鍛造加工が施される。
繰出されて来る素材10をピンチローラ12によって導
入し、まず、誘導加熱装置14で加熱した上、ガイドブ
ロック16によって案内してカッター18に送る。カッ
ター18の前方にはストッパー20が配置されており、
素材10はこのストッパー20に当接して切断長さが規
定される。ストッパー20に当接した素材10は、続い
てカッター18の移動と共に所定長さに切断された上カ
ッター18の移動方向に送られ、その移動先においてプ
ッシャー24により送り出されて金型による鍛造加工位
置へと供給される。そしてここにおおいて所定寸法に切
断された素材10の端面に鍛造加工が施される。
【0021】ストッパー20の素材10に対する当接面
側にはスプレー22が配設されており、供給口26より
供給された潤滑剤がこのスプレー22より素材10の切
断面に対して霧状に吹付けられるようになっている。な
お、スプレー22からの潤滑剤の吹付けは、素材10が
ストッパー20に当接する以前に行われる。他方、前記
プッシャー24の前面においてもスプレー23が設けら
れており、供給口27より供給された潤滑剤が切断後の
素材10の今一方の断面にも潤滑剤が霧状に吹付けられ
るようになっている。この潤滑剤の吹付けは、プッシャ
ー24が素材10の端面に当接する前に行われる。そし
て、スプレー23からの潤滑剤の吹付けにより、素材1
0の端面に所定厚みの潤滑剤が形成される。
側にはスプレー22が配設されており、供給口26より
供給された潤滑剤がこのスプレー22より素材10の切
断面に対して霧状に吹付けられるようになっている。な
お、スプレー22からの潤滑剤の吹付けは、素材10が
ストッパー20に当接する以前に行われる。他方、前記
プッシャー24の前面においてもスプレー23が設けら
れており、供給口27より供給された潤滑剤が切断後の
素材10の今一方の断面にも潤滑剤が霧状に吹付けられ
るようになっている。この潤滑剤の吹付けは、プッシャ
ー24が素材10の端面に当接する前に行われる。そし
て、スプレー23からの潤滑剤の吹付けにより、素材1
0の端面に所定厚みの潤滑剤が形成される。
【0022】これらの潤滑剤の吹付けにより素材10の
両端面に所定厚みの潤滑剤の膜が形成されると同時に、
材料が保有する熱によって、潤滑剤のうち主にバインダ
ー成分が炭化することにより、素材に強固に付着する乾
燥被膜を形成する。上記の方法によって、表1に示す組
成を有する、難加工材料であるオーステナイト系ステン
レス鋼SUS304に対して、表2に示す組成を有する
工具を用いて、図2に示す形状の製品1の鍛造加工を実
施した。製品1は、一般にフレアーナットと呼ばれてお
り、ステンレス鋼化が強く望まれている部品の一つであ
る。
両端面に所定厚みの潤滑剤の膜が形成されると同時に、
材料が保有する熱によって、潤滑剤のうち主にバインダ
ー成分が炭化することにより、素材に強固に付着する乾
燥被膜を形成する。上記の方法によって、表1に示す組
成を有する、難加工材料であるオーステナイト系ステン
レス鋼SUS304に対して、表2に示す組成を有する
工具を用いて、図2に示す形状の製品1の鍛造加工を実
施した。製品1は、一般にフレアーナットと呼ばれてお
り、ステンレス鋼化が強く望まれている部品の一つであ
る。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】ここに、製品1の鍛造加工は、図2に示す
工程I、II、III、IV、Vに従い、それぞれ表3に示す
潤滑剤を用いて実施した。工具冷却油としてはいずれの
場合にも市販品のセンターオイルSPL(中京化成株式
会社製)を用いた。表4に工具の交換なしに鍛造加工で
きた製品1の個数を金型寿命として示す。表4の結果か
ら明らかな通り、本発明の実施例によれば金型寿命が著
しく延長し、本発明の鍛造加工用潤滑剤の潤滑効果が顕
著に認められる。
工程I、II、III、IV、Vに従い、それぞれ表3に示す
潤滑剤を用いて実施した。工具冷却油としてはいずれの
場合にも市販品のセンターオイルSPL(中京化成株式
会社製)を用いた。表4に工具の交換なしに鍛造加工で
きた製品1の個数を金型寿命として示す。表4の結果か
ら明らかな通り、本発明の実施例によれば金型寿命が著
しく延長し、本発明の鍛造加工用潤滑剤の潤滑効果が顕
著に認められる。
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】
【0028】(実験2)長尺の素材をインラインで加熱
し、鍛造装置内で所定の寸法に切断し、切断した素材の
切断面に潤滑剤を押しつけて塗布する方法で潤滑する場
合の実施例を示す。図3は鍛造装置の素材切断部、潤滑
剤塗布部を示す。図3において、図示しないコイルより
順次繰出されて来る素材30は、誘導加熱装置44で加
熱された上、ガイドブロック37によって案内されつつ
カッター38に送られる。
し、鍛造装置内で所定の寸法に切断し、切断した素材の
切断面に潤滑剤を押しつけて塗布する方法で潤滑する場
合の実施例を示す。図3は鍛造装置の素材切断部、潤滑
剤塗布部を示す。図3において、図示しないコイルより
順次繰出されて来る素材30は、誘導加熱装置44で加
熱された上、ガイドブロック37によって案内されつつ
カッター38に送られる。
【0029】カッター38の前方にはストッパー47が
配置されており、素材30はこのストッパー47に当接
させられることによって切断長さが規定される。ストッ
パー47に当接した素材30は、続いてカッター38の
移動と共に所定長さに切断された上カッター38の移動
方向に送られ、その移動先においてプッシャーピン51
により送り出されて金型による鍛造加工位置へと供給さ
れる。そしてここにおおいて所定寸法に切断された素材
40の端面に鍛造加工が施される。
配置されており、素材30はこのストッパー47に当接
させられることによって切断長さが規定される。ストッ
パー47に当接した素材30は、続いてカッター38の
移動と共に所定長さに切断された上カッター38の移動
方向に送られ、その移動先においてプッシャーピン51
により送り出されて金型による鍛造加工位置へと供給さ
れる。そしてここにおおいて所定寸法に切断された素材
40の端面に鍛造加工が施される。
【0030】素材40の切断面に潤滑剤を塗布するため
の潤滑装置31は、カッター38および素材40を押出
すプッシャーピン51を利用したものである。すなわ
ち、プッシャーピン51は太径部511と小径部512
とよりなり、太径部511はシリンダー32内を摺動可
能となっている。シリンダー32と小径部512とで形
成される空間部分が潤滑剤受入れ部34に形成されてい
る。
の潤滑装置31は、カッター38および素材40を押出
すプッシャーピン51を利用したものである。すなわ
ち、プッシャーピン51は太径部511と小径部512
とよりなり、太径部511はシリンダー32内を摺動可
能となっている。シリンダー32と小径部512とで形
成される空間部分が潤滑剤受入れ部34に形成されてい
る。
【0031】また、シリンダー32の端部には、前記小
径部512と貫通させるプッシャーピンガイド孔351
を有するとともに、潤滑剤受入れ部34とカッター38
の移動部分側に設けた潤滑剤溜り36を連通する潤滑剤
供給孔352を形成したガイド部材35を備える。カッ
ター38の移動部分において、カッター38とガイド部
材35およびガイドブロック37との間に設ける潤滑剤
溜り36は、その間隔をおよそ0.8〜2.0mmとし
た。
径部512と貫通させるプッシャーピンガイド孔351
を有するとともに、潤滑剤受入れ部34とカッター38
の移動部分側に設けた潤滑剤溜り36を連通する潤滑剤
供給孔352を形成したガイド部材35を備える。カッ
ター38の移動部分において、カッター38とガイド部
材35およびガイドブロック37との間に設ける潤滑剤
溜り36は、その間隔をおよそ0.8〜2.0mmとし
た。
【0032】シリンダー32の中間部には、潤滑剤受入
れ部34に潤滑剤39を供給する潤滑剤供給口321を
設け、図には示さない高粘度潤滑剤定量供給装置から潤
滑剤39を送給する。以上の装置を用いて潤滑剤を塗布
するには、矢印A方向に送られた加熱した長尺の素材3
0はストッパー47に当って停止し、所定の長さの素材
40が得られる長さだけ突出した状態とする。次いで、
カッター38を図3の矢印Bの下方向に移動する移動し
て素材30を所定寸法の素材40に切断しプッシャーピ
ン51の位置まで移動する。
れ部34に潤滑剤39を供給する潤滑剤供給口321を
設け、図には示さない高粘度潤滑剤定量供給装置から潤
滑剤39を送給する。以上の装置を用いて潤滑剤を塗布
するには、矢印A方向に送られた加熱した長尺の素材3
0はストッパー47に当って停止し、所定の長さの素材
40が得られる長さだけ突出した状態とする。次いで、
カッター38を図3の矢印Bの下方向に移動する移動し
て素材30を所定寸法の素材40に切断しプッシャーピ
ン51の位置まで移動する。
【0033】次にプッシャーピン51を図3の矢印Cの
左方向に移動するが、このとき、潤滑剤受入れ部34に
あった潤滑剤39は押出されて潤滑剤溜り36に充満す
る。プッシャーピン51を更に突出して素材40を金型
による鍛造加工位置へと供給するとき、プッシャーピン
51の先端部にあった潤滑剤39は、プッシャーピン5
1によって素材40の端面に押しつけられ塗布される。
素材40に塗布された潤滑剤39は素材40が保有する
熱によって潤滑剤成分のうち主にバインダー成分が炭化
することにより、素材に強固に付着する乾燥被膜を形成
する。
左方向に移動するが、このとき、潤滑剤受入れ部34に
あった潤滑剤39は押出されて潤滑剤溜り36に充満す
る。プッシャーピン51を更に突出して素材40を金型
による鍛造加工位置へと供給するとき、プッシャーピン
51の先端部にあった潤滑剤39は、プッシャーピン5
1によって素材40の端面に押しつけられ塗布される。
素材40に塗布された潤滑剤39は素材40が保有する
熱によって潤滑剤成分のうち主にバインダー成分が炭化
することにより、素材に強固に付着する乾燥被膜を形成
する。
【0034】次に、プッシャーピン51を図3の矢印C
のみぎ方向に移動し、カッター38を図3の矢印Bの上
方向に移動する。このとき、潤滑剤溜り36にあった潤
滑剤39はカッター38の中心孔部分にすくわれる格好
となって矢印Bの上方向に持込まれるので、長尺の素材
30の新生切断面およびこの近傍の潤滑剤溜り36の部
分にも潤滑剤39が大量に付着する。
のみぎ方向に移動し、カッター38を図3の矢印Bの上
方向に移動する。このとき、潤滑剤溜り36にあった潤
滑剤39はカッター38の中心孔部分にすくわれる格好
となって矢印Bの上方向に持込まれるので、長尺の素材
30の新生切断面およびこの近傍の潤滑剤溜り36の部
分にも潤滑剤39が大量に付着する。
【0035】その後、素材30を矢印A方向に移動して
先端をストッパー47に当接するとき素材30の切断面
に付着していた潤滑剤39は押しつけられ、また、素材
30が保有する熱によって、潤滑剤成分のうち主にバイ
ンダー成分が炭化することにより、素材に強固に付着す
る乾燥被膜を形成する。以上のようにして実験1で用い
たのと同じ素材にそれぞれ表5に示す潤滑剤を塗布し、
実験1で用いたのと同じ工具、工具冷却油を用いて、製
品1の鍛造加工を実施した。表6に工具の交換なしに鍛
造加工できた製品1の個数を金型寿命として示す。
先端をストッパー47に当接するとき素材30の切断面
に付着していた潤滑剤39は押しつけられ、また、素材
30が保有する熱によって、潤滑剤成分のうち主にバイ
ンダー成分が炭化することにより、素材に強固に付着す
る乾燥被膜を形成する。以上のようにして実験1で用い
たのと同じ素材にそれぞれ表5に示す潤滑剤を塗布し、
実験1で用いたのと同じ工具、工具冷却油を用いて、製
品1の鍛造加工を実施した。表6に工具の交換なしに鍛
造加工できた製品1の個数を金型寿命として示す。
【0036】表6の結果から明らかな通り、本発明の実
施例によれば金型寿命が著しく延長し、本発明の鍛造加
工用潤滑剤の潤滑効果が顕著に認められる。
施例によれば金型寿命が著しく延長し、本発明の鍛造加
工用潤滑剤の潤滑効果が顕著に認められる。
【0037】
【表5】
【0038】
【表6】
【0039】(実験3)長尺の素材鍛造装置内で所定の
寸法に切断し、切断した素材の切断面に潤滑剤を吹きつ
けて塗布した後加熱する方法によって潤滑剤の乾燥被膜
を形成した場合の実施例を示す。図1に示す装置におい
て、誘導加熱装置14を除き、プッシャー24に対向し
て誘導加熱装置15を設ける。
寸法に切断し、切断した素材の切断面に潤滑剤を吹きつ
けて塗布した後加熱する方法によって潤滑剤の乾燥被膜
を形成した場合の実施例を示す。図1に示す装置におい
て、誘導加熱装置14を除き、プッシャー24に対向し
て誘導加熱装置15を設ける。
【0040】誘導加熱装置14による長尺の素材10を
加熱することを除いて実験1と同様に操作し、潤滑剤を
塗布した定寸切断素材11を誘導加熱装置15内に導
き、誘導加熱装置15によって定寸切断素材11を所定
温度に加熱する。以上のようにして実験1で用いたのと
同じ素材にそれぞれ表7に示す潤滑剤を塗布し、実験1
で用いたのと同じ工具、工具冷却油を用いて、製品1の
鍛造加工を実施した。表8に工具の交換なしに鍛造加工
できた製品1の個数を金型寿命として示す。
加熱することを除いて実験1と同様に操作し、潤滑剤を
塗布した定寸切断素材11を誘導加熱装置15内に導
き、誘導加熱装置15によって定寸切断素材11を所定
温度に加熱する。以上のようにして実験1で用いたのと
同じ素材にそれぞれ表7に示す潤滑剤を塗布し、実験1
で用いたのと同じ工具、工具冷却油を用いて、製品1の
鍛造加工を実施した。表8に工具の交換なしに鍛造加工
できた製品1の個数を金型寿命として示す。
【0041】表8の結果から明らかな通り、本発明の実
施例によれば金型寿命が著しく延長し、本発明の鍛造加
工用潤滑剤の潤滑効果が顕著に認められる。
施例によれば金型寿命が著しく延長し、本発明の鍛造加
工用潤滑剤の潤滑効果が顕著に認められる。
【0042】
【表7】
【0043】
【表8】
【0044】(実験4)長尺の素材を鍛造装置内で所定
の寸法に切断し、切断した素材の切断面に潤滑剤を押し
つけて塗布した後加熱する方法によって潤滑剤の乾燥被
膜を形成した場合の実施例を示す。潤滑剤の乾燥被膜の
形成には、鍛造装置内に素材切断装置、誘導加熱装置、
および潤滑剤押しつけ塗布装置を備える鍛造装置を用い
た。前記装置に長尺の素材を供給し、順次に切断、加
熱、潤滑剤の押しつけ塗布を行って潤滑剤の乾燥被膜を
形成した。
の寸法に切断し、切断した素材の切断面に潤滑剤を押し
つけて塗布した後加熱する方法によって潤滑剤の乾燥被
膜を形成した場合の実施例を示す。潤滑剤の乾燥被膜の
形成には、鍛造装置内に素材切断装置、誘導加熱装置、
および潤滑剤押しつけ塗布装置を備える鍛造装置を用い
た。前記装置に長尺の素材を供給し、順次に切断、加
熱、潤滑剤の押しつけ塗布を行って潤滑剤の乾燥被膜を
形成した。
【0045】以上のようにして実験1で用いたのと同じ
素材にそれぞれ表9に示す潤滑剤を塗布し、実験1で用
いたのと同じ工具、工具冷却油を用いて、製品1の鍛造
加工を実施した。表10に工具の交換なしに鍛造加工で
きた製品1の個数を金型寿命として示す。表10の結果
から明らかな通り、本発明の実施例によれば金型寿命が
著しく延長し、本発明の鍛造加工用潤滑剤の潤滑効果が
顕著に認められる。
素材にそれぞれ表9に示す潤滑剤を塗布し、実験1で用
いたのと同じ工具、工具冷却油を用いて、製品1の鍛造
加工を実施した。表10に工具の交換なしに鍛造加工で
きた製品1の個数を金型寿命として示す。表10の結果
から明らかな通り、本発明の実施例によれば金型寿命が
著しく延長し、本発明の鍛造加工用潤滑剤の潤滑効果が
顕著に認められる。
【0046】
【表9】
【0047】
【表10】
【0048】(実験5)長尺の素材を鍛造装置内で所定
の寸法に切断し、切断した素材を加熱した後、前記切断
面に潤滑剤を吹きつけて塗布する方法によって潤滑剤の
乾燥被膜を形成した場合の実施例を示す。潤滑剤の乾燥
被膜の形成には、鍛造装置内に素材切断装置、誘導加熱
装置、および潤滑剤吹付け装置を備える鍛造装置を用い
た。前記装置に長尺の素材を供給し、順次に切断、加
熱、潤滑剤の吹付けを行って潤滑剤の乾燥被膜を形成し
た。
の寸法に切断し、切断した素材を加熱した後、前記切断
面に潤滑剤を吹きつけて塗布する方法によって潤滑剤の
乾燥被膜を形成した場合の実施例を示す。潤滑剤の乾燥
被膜の形成には、鍛造装置内に素材切断装置、誘導加熱
装置、および潤滑剤吹付け装置を備える鍛造装置を用い
た。前記装置に長尺の素材を供給し、順次に切断、加
熱、潤滑剤の吹付けを行って潤滑剤の乾燥被膜を形成し
た。
【0049】以上のようにして実験1で用いたのと同じ
素材にそれぞれ表11に示す潤滑剤を塗布し、実験1で
用いたのと同じ工具、工具冷却油を用いて、製品1の鍛
造加工を実施した。表12に工具の交換なしに鍛造加工
できた製品1の個数を金型寿命として示す。表12の結
果から明らかな通り、本発明の実施例によれば金型寿命
が著しく延長し、本発明の鍛造加工用潤滑剤の潤滑効果
が顕著に認められる。
素材にそれぞれ表11に示す潤滑剤を塗布し、実験1で
用いたのと同じ工具、工具冷却油を用いて、製品1の鍛
造加工を実施した。表12に工具の交換なしに鍛造加工
できた製品1の個数を金型寿命として示す。表12の結
果から明らかな通り、本発明の実施例によれば金型寿命
が著しく延長し、本発明の鍛造加工用潤滑剤の潤滑効果
が顕著に認められる。
【0050】
【表11】
【0051】
【表12】
【0052】以上、潤滑剤の塗布方法として、吹付けに
よる方法および押しつけによる方法について実施例を示
したが、潤滑剤を流しかけあるいは滴下して塗布するこ
ともできる。これらの場合には、潤滑剤の母体、固体潤
滑剤およびバインダーの比率を本発明の範囲において調
整することによって、それぞれの方法に適した粘度の潤
滑剤を調合することによって対応することができる。
よる方法および押しつけによる方法について実施例を示
したが、潤滑剤を流しかけあるいは滴下して塗布するこ
ともできる。これらの場合には、潤滑剤の母体、固体潤
滑剤およびバインダーの比率を本発明の範囲において調
整することによって、それぞれの方法に適した粘度の潤
滑剤を調合することによって対応することができる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明の鍛造加工用潤滑
剤によれば、鍛造素材表面との密着性、特に鍛造装置内
で切断した素材の切断面に対する密着性、および鍛造加
工中の潤滑性に優れた被膜を形成するインライン潤滑処
理方法に好適な鍛造加工用潤滑剤を提供することができ
る。
剤によれば、鍛造素材表面との密着性、特に鍛造装置内
で切断した素材の切断面に対する密着性、および鍛造加
工中の潤滑性に優れた被膜を形成するインライン潤滑処
理方法に好適な鍛造加工用潤滑剤を提供することができ
る。
【図1】本発明の実施例において、潤滑剤を吹きつけて
塗布することにより潤滑被膜を形成するために用いた装
置の概要を示す該略図である。
塗布することにより潤滑被膜を形成するために用いた装
置の概要を示す該略図である。
【図2】本発明の実施例として製作した製品の鍛造工程
図である。
図である。
【図3】本発明の実施例において、潤滑剤を押しつけて
塗布することにより潤滑被膜を形成するために用いた装
置の概要を示す該略図である。
塗布することにより潤滑被膜を形成するために用いた装
置の概要を示す該略図である。
1 製品 10 素材 12 ピンチローラ 14 誘導加熱装置 15 誘導加熱装置 16 ガイドブロック 18 カッター 20 ストッパー 22 スプレー 23 スプレー 24 プッシャー 26 供給口 27 供給口 30 素材 31 潤滑装置 32 シリンダー 321 潤滑剤供給口 34 潤滑剤受入れ部 35 ガイド部材 351 プッシャーピンガイド孔 352 潤滑剤供給孔 36 潤滑剤溜り 37 ガイドブロック 38 カッター 39 潤滑剤 40 素材 44 誘導加熱装置 45 誘導加熱装置 47 ストッパー 51 プッシャーピン 511 太径部 512 小径部
Claims (6)
- 【請求項1】 母体として、40℃の温度において10
000センチストークス以下の粘度を有する油:30〜
92重量%、固体潤滑成分として、鉱物質固体潤滑剤お
よび合成物質固体潤滑のうちいずれか1種または2種以
上:3〜60重量%、バインダーとして、金属石鹸バイ
ンダー、ワニス系バインダーおよび有機高分子バインダ
ーのうちいずれか1種または2種以上:5〜50重量%
を含むことを特徴とする鍛造加工用潤滑剤。 - 【請求項2】 供給位置から連続的に送り出され、30
0〜800℃の温度に加熱された長尺の材料を鍛造装置
内において所定の寸法に切断して素材とし、該素材を鍛
造加工するに際し、前記鍛造加工に先立って、前記鍛造
装置内において前記素材の切断面に潤滑剤を吹付ける
か、あるいは前記鍛造装置内において前記素材を潤滑剤
中に浸漬し引上げるかのいずれかの方法によって前記素
材の切断面に乾燥被膜を形成して用いる、請求項1記載
の鍛造加工用潤滑剤において、前記母体とする油の含有
率が65〜92重量%であることを特徴とする鍛造加工
用潤滑剤。 - 【請求項3】 供給位置から連続的に送り出され、30
0〜800℃の温度に加熱された長尺の材料を鍛造装置
内において所定の寸法に切断して素材とし、該素材を鍛
造加工するに際し、該鍛造加工に先立って、前記鍛造装
置内において前記素材の切断面に潤滑剤を押しつけるこ
とによって前記素材の切断面に乾燥被膜を形成して用い
る、請求項1記載の鍛造加工用潤滑剤において、前記母
体とする油の含有率が30〜65重量%であることを特
徴とする鍛造加工用潤滑剤。 - 【請求項4】 供給位置から連続的に送り出された長尺
の材料を鍛造装置内において所定の寸法に切断して素材
とし、該素材を鍛造加工するに際し、前記鍛造加工に先
立って、前記鍛造装置内において前記素材の切断面に潤
滑剤を吹付けるか、あるいは前記鍛造装置内において前
記素材を潤滑剤中に浸漬し引上げるかのいずれかの方法
によって前記素材の切断面に潤滑剤を塗布した後、引続
き前記鍛造装置内において該素材を300〜800℃の
温度に加熱することによって前記切断面に乾燥被膜を形
成して用いる、請求項1記載の鍛造加工用潤滑剤におい
て、前記母体とする油の含有率が65〜92重量%、バ
インダーの含有率が10〜30重量%であることを特徴
とする鍛造加工用潤滑剤。 - 【請求項5】 供給位置から連続的に送り出された長尺
の材料を鍛造装置内において所定の寸法に切断して素材
とし、該素材を鍛造加工するに際し、該鍛造加工に先立
って、前記鍛造装置内において前記素材を300〜80
0℃の温度に加熱し、引続き前記鍛造装置内において前
記素材の切断面に潤滑剤を押しつけることによって前記
素材の切断面に乾燥被膜を形成して用いる、請求項1記
載の鍛造加工用潤滑剤において、前記母体とする油の含
有率が30〜65重量%であることを特徴とする鍛造加
工用潤滑剤。 - 【請求項6】 供給位置から連続的に送り出された長尺
の材料を鍛造装置内において所定の寸法に切断して素材
とし、該素材を鍛造加工するに際し、該鍛造加工に先立
って、前記鍛造装置内において前記素材を300〜80
0℃の温度に加熱し、引続き前記鍛造装置内において前
記素材の切断面に潤滑剤を吹付けるか、あるいは前記鍛
造装置内において前記素材を潤滑剤中に浸漬し引上げる
かのいずれかの方法によって前記素材の切断面に乾燥被
膜を形成して用いる、請求項1記載の鍛造加工用潤滑剤
において、前記母体とする油の含有率が65〜92重量
%であることを特徴とする鍛造加工用潤滑剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8123696A JPH09271880A (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 鍛造加工用潤滑剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8123696A JPH09271880A (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 鍛造加工用潤滑剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09271880A true JPH09271880A (ja) | 1997-10-21 |
Family
ID=13740812
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8123696A Pending JPH09271880A (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 鍛造加工用潤滑剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09271880A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003039132A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-12 | Showa Denko Kk | 鍛造用金型、鍛造方法、鍛造製品および鍛造生産システム |
-
1996
- 1996-04-03 JP JP8123696A patent/JPH09271880A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003039132A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-12 | Showa Denko Kk | 鍛造用金型、鍛造方法、鍛造製品および鍛造生産システム |
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