JPH09272016A - 盛上げタップ - Google Patents
盛上げタップInfo
- Publication number
- JPH09272016A JPH09272016A JP8355396A JP8355396A JPH09272016A JP H09272016 A JPH09272016 A JP H09272016A JP 8355396 A JP8355396 A JP 8355396A JP 8355396 A JP8355396 A JP 8355396A JP H09272016 A JPH09272016 A JP H09272016A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- internal thread
- tap
- female screw
- thread
- valley
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 雌ねじの形成とシーム部の矯正を一工程で行
ない、雌ねじの精度とタップ研削性の向上を図る。 【解決手段】 ねじ部12における食付き部13の谷を
平行ねじ部14の谷より浅くし、雌ねじの内径寸法に略
等しい谷径とし、本体逆転の際に前記雌ねじの頂部を押
し上げるラジアル部17を形成し、止まり穴であっても
雌ねじの形成とシーム部の矯正を一工程で行ない、雌ね
じの形成と雌ねじの内径部の加工を同一工程で行ない同
芯度を一致させる。
ない、雌ねじの精度とタップ研削性の向上を図る。 【解決手段】 ねじ部12における食付き部13の谷を
平行ねじ部14の谷より浅くし、雌ねじの内径寸法に略
等しい谷径とし、本体逆転の際に前記雌ねじの頂部を押
し上げるラジアル部17を形成し、止まり穴であっても
雌ねじの形成とシーム部の矯正を一工程で行ない、雌ね
じの形成と雌ねじの内径部の加工を同一工程で行ない同
芯度を一致させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被加工素材の下穴
を塑性変形させて雌ねじを形成する盛上げタップに関
し、雌ねじ内径の精度向上を企図したものである。
を塑性変形させて雌ねじを形成する盛上げタップに関
し、雌ねじ内径の精度向上を企図したものである。
【0002】
【従来の技術】雌ねじを形成する工具の一つに盛上げタ
ップがあり、盛上げタップには、その本体外周に、形成
すべき雌ねじに対応するラジアル部がねじ状に配設され
て雄ねじが形成されている。被加工素材には、雌ねじの
有効径に略等しい下穴が設けられ、盛上げタップを被加
工素材の下穴にねじ込むことにより、下穴の内周面を塑
性変形させて雌ねじを形成する。盛上げタップを用いて
雌ねじを形成した場合、切削加工に比べて切屑が発生す
ることがなく、また、雌ねじの拡大代が小さく加工精度
が安定している。
ップがあり、盛上げタップには、その本体外周に、形成
すべき雌ねじに対応するラジアル部がねじ状に配設され
て雄ねじが形成されている。被加工素材には、雌ねじの
有効径に略等しい下穴が設けられ、盛上げタップを被加
工素材の下穴にねじ込むことにより、下穴の内周面を塑
性変形させて雌ねじを形成する。盛上げタップを用いて
雌ねじを形成した場合、切削加工に比べて切屑が発生す
ることがなく、また、雌ねじの拡大代が小さく加工精度
が安定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】盛上げタップは、被加
工素材の内周面にねじ山を盛り上げて雌ねじを形成する
ため、図7(a) に示したように、雌ねじ1の頂部にシー
ム部2が生じていた。シーム部2はばりの原因となり不
良品の対象となったり、雄ねじとの螺合により脱落して
製品に悪影響を与える虞があった。また、雌ねじが形成
された部品を鍍金加工した場合、シーム部2に鍍金液が
残留して錆の発生原因になることがあった。このような
ことから、被加工素材の全数を検査して雌ねじの頂部1
に生じたシーム部2を切除することが実施されている。
シーム部2の切除は、盛上げタップを用いて雌ねじを形
成した後に、リーマ工具によってシーム部2を切削除去
している。しかしこの場合、雌ねじの形成が2工程にな
って作業能率が著しく低下してしまう問題があった。
工素材の内周面にねじ山を盛り上げて雌ねじを形成する
ため、図7(a) に示したように、雌ねじ1の頂部にシー
ム部2が生じていた。シーム部2はばりの原因となり不
良品の対象となったり、雄ねじとの螺合により脱落して
製品に悪影響を与える虞があった。また、雌ねじが形成
された部品を鍍金加工した場合、シーム部2に鍍金液が
残留して錆の発生原因になることがあった。このような
ことから、被加工素材の全数を検査して雌ねじの頂部1
に生じたシーム部2を切除することが実施されている。
シーム部2の切除は、盛上げタップを用いて雌ねじを形
成した後に、リーマ工具によってシーム部2を切削除去
している。しかしこの場合、雌ねじの形成が2工程にな
って作業能率が著しく低下してしまう問題があった。
【0004】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、工程を分けることなく雌ねじを形成する同一工程下
で雌ねじの頂部に生じたシーム部をバニッシングにより
矯正することができ、しかも、工具長が長くなることが
ない盛上げタップを提供することを目的とする。
で、工程を分けることなく雌ねじを形成する同一工程下
で雌ねじの頂部に生じたシーム部をバニッシングにより
矯正することができ、しかも、工具長が長くなることが
ない盛上げタップを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
の本発明の構成は、本体の外周に複数のラジアル部がね
じ状に配設されて雄ねじが形成され、前記本体を一方向
に回転させて素材の内周面を前記ラジアル部によって塑
性変形させることにより雌ねじを形成する盛上げタップ
において、前記ねじ部の先端側に先端に向かって漸次小
径となる食付き部を形成し、該食付き部の谷を隣接する
平行ねじ部の谷より浅く形成して前記雌ねじの内径寸法
と略等しい谷径とし、当該谷部を前記本体が他方向に回
転する際に前記雌ねじの頂部に押し付けて仕上加工し得
るバニッシュ部としたことを特徴とする。
の本発明の構成は、本体の外周に複数のラジアル部がね
じ状に配設されて雄ねじが形成され、前記本体を一方向
に回転させて素材の内周面を前記ラジアル部によって塑
性変形させることにより雌ねじを形成する盛上げタップ
において、前記ねじ部の先端側に先端に向かって漸次小
径となる食付き部を形成し、該食付き部の谷を隣接する
平行ねじ部の谷より浅く形成して前記雌ねじの内径寸法
と略等しい谷径とし、当該谷部を前記本体が他方向に回
転する際に前記雌ねじの頂部に押し付けて仕上加工し得
るバニッシュ部としたことを特徴とする。
【0006】[作用]前記構成によれば、本体を一方向
に回転させてラジアル部によって雌ねじを盛上げる過程
では、食付き部のバニッシュ部が雌ねじに当接すること
なくラジアル部によって雌ねじが有効深さまで盛上げら
れ、本体を他方向に回転させた際に前記バニッシュ部に
よって雌ねじの頂部が仕上加工されて本体が雌ねじから
抜ける。
に回転させてラジアル部によって雌ねじを盛上げる過程
では、食付き部のバニッシュ部が雌ねじに当接すること
なくラジアル部によって雌ねじが有効深さまで盛上げら
れ、本体を他方向に回転させた際に前記バニッシュ部に
よって雌ねじの頂部が仕上加工されて本体が雌ねじから
抜ける。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る盛上げタップ
を実施例に基づいて詳細に説明する。
を実施例に基づいて詳細に説明する。
【0008】[実施例]図1は本盛上げタップの全体構
成図、図2は図1の要部拡大図、図3は図2中のA−A
線及びB−B線断面図である。
成図、図2は図1の要部拡大図、図3は図2中のA−A
線及びB−B線断面図である。
【0009】図1に示すように、本体11の外周部に形
成された雄ねじ12は、先端側(図中右側)が先端に向
かって漸次小径となる食付き部13となり、この食付き
部13の後端側に平行ねじ部14が連続している。ま
た、本体11の周方向には本体11の軸方向に延びる油
溝15が複数形成され、食付き部13の隣接する油溝1
5間に雌ねじの頂部に押し付けて仕上加工し得るバニッ
シュ部16が形成されている。図示の盛上げタップは、
メートル細目ねじM10、ピッチ1mm、食付き部13
の長さ2mmのタップである。
成された雄ねじ12は、先端側(図中右側)が先端に向
かって漸次小径となる食付き部13となり、この食付き
部13の後端側に平行ねじ部14が連続している。ま
た、本体11の周方向には本体11の軸方向に延びる油
溝15が複数形成され、食付き部13の隣接する油溝1
5間に雌ねじの頂部に押し付けて仕上加工し得るバニッ
シュ部16が形成されている。図示の盛上げタップは、
メートル細目ねじM10、ピッチ1mm、食付き部13
の長さ2mmのタップである。
【0010】図2及び図3にも示すように、雄ねじ12
は、ラジアル部17がねじ状に配設されて形成され、前
記バニッシュ部16は、このラジアル部17に一体的に
形成される。即ち、前記雄ねじ12における食付き部1
3の谷を隣接する平行ねじ部14の谷より浅く形成して
当該谷部をバニッシュ部16としている。
は、ラジアル部17がねじ状に配設されて形成され、前
記バニッシュ部16は、このラジアル部17に一体的に
形成される。即ち、前記雄ねじ12における食付き部1
3の谷を隣接する平行ねじ部14の谷より浅く形成して
当該谷部をバニッシュ部16としている。
【0011】従って、本体11の一方向の回転によって
ねじ状に配設されたラジアル部17で雌ねじが形成され
る際には、バニッシュ部16は雌ねじに干渉することが
ない。また、バニッシュ部16は食付き部13の最終の
ラジアル部17に対応する部位だけが実質的に機能し、
当該部位のバニッシュ部16の直径は、JIS 規格6H級の
雌ねじ内径引っ掛かり率100%(8.917mm) から78.3%(9.15
3mm)を満足させるために、引っ掛かり率85% (雌ねじの
内径寸法と略等しい)谷径の寸法としている。
ねじ状に配設されたラジアル部17で雌ねじが形成され
る際には、バニッシュ部16は雌ねじに干渉することが
ない。また、バニッシュ部16は食付き部13の最終の
ラジアル部17に対応する部位だけが実質的に機能し、
当該部位のバニッシュ部16の直径は、JIS 規格6H級の
雌ねじ内径引っ掛かり率100%(8.917mm) から78.3%(9.15
3mm)を満足させるために、引っ掛かり率85% (雌ねじの
内径寸法と略等しい)谷径の寸法としている。
【0012】図4乃至図6に基づいて、上記構成の盛上
げタップにより止まり穴に雌ねじを形成する場合の作用
を説明する。本実施例では、アルミ合金鋳物に引っ掛か
り率が90% から95% になるように下穴21を設けた被加
工材を用いて雌ねじ22を形成する場合について説明す
る。図4は雌ねじを形成している状態の断面図、図5は
盛上げタップを抜いている状態の断面図、図6は盛上げ
タップの各部の寸法を示す説明図である。
げタップにより止まり穴に雌ねじを形成する場合の作用
を説明する。本実施例では、アルミ合金鋳物に引っ掛か
り率が90% から95% になるように下穴21を設けた被加
工材を用いて雌ねじ22を形成する場合について説明す
る。図4は雌ねじを形成している状態の断面図、図5は
盛上げタップを抜いている状態の断面図、図6は盛上げ
タップの各部の寸法を示す説明図である。
【0013】図示しないタッピングマシン等に盛上げタ
ップを取付け、盛上げタップを一方向(図4中矢印A方
向)に回転させて食付き部13から下穴21に進入(図
4中矢印X方向)させる。被加工材は、ねじ状のラジア
ル部17による塑性流動によって盛上がり、ねじ山の形
成が始まる。図6に示したように、食付き部13での盛
上がり内径は、下穴21の径を引っ掛かり率100%に設定
した時であっても、有効径及び外径共に食付き部13の
テーパ角度に応じて小さくなるため、食付き部13では
最大80% しかねじ山は盛り上がらない。従って、バニッ
シュ部16と盛上がり途中の雌ねじ22の内径とには隙
間があいて接触することがない。
ップを取付け、盛上げタップを一方向(図4中矢印A方
向)に回転させて食付き部13から下穴21に進入(図
4中矢印X方向)させる。被加工材は、ねじ状のラジア
ル部17による塑性流動によって盛上がり、ねじ山の形
成が始まる。図6に示したように、食付き部13での盛
上がり内径は、下穴21の径を引っ掛かり率100%に設定
した時であっても、有効径及び外径共に食付き部13の
テーパ角度に応じて小さくなるため、食付き部13では
最大80% しかねじ山は盛り上がらない。従って、バニッ
シュ部16と盛上がり途中の雌ねじ22の内径とには隙
間があいて接触することがない。
【0014】続いて平行ねじ部14が進入すると、被加
工材のねじ山は更に盛上がり、平行ねじ部14にはバニ
ッシュ部16が存在しないので、頂部が仕上加工される
ことなく雌ねじ22が形成される(図4の状態)。この
時、雌ねじ22の頂部には深さ約0.15〜0.2mm のシーム
部23が存在している。
工材のねじ山は更に盛上がり、平行ねじ部14にはバニ
ッシュ部16が存在しないので、頂部が仕上加工される
ことなく雌ねじ22が形成される(図4の状態)。この
時、雌ねじ22の頂部には深さ約0.15〜0.2mm のシーム
部23が存在している。
【0015】盛上げタップの先端が下穴21の底部に達
すると、盛上げタップを他方向(図5中矢印B方向)に
逆回転させて下穴21から盛上げタップを抜き始める
(図5中矢印Y方向)。盛上げタップが抜けるにしたが
って、雌ねじ22の頂部に存在するシーム部23はバニ
ッシュ部16によって押し付けられて矯正され、盛上げ
タップが被加工材から抜けて雌ねじ22の形成が完了す
る。バニッシュ部16の直径は、引っ掛かり率が85%(9.
078mm)になっているため、加工後の雌ねじ22の内径
は、9.08〜9.10mmの範囲の一定の内径寸法に仕上げられ
る。また、図7(b)に示したように、雌ねじ22の頂部
に存在するシーム部23もほとんど矯正される。
すると、盛上げタップを他方向(図5中矢印B方向)に
逆回転させて下穴21から盛上げタップを抜き始める
(図5中矢印Y方向)。盛上げタップが抜けるにしたが
って、雌ねじ22の頂部に存在するシーム部23はバニ
ッシュ部16によって押し付けられて矯正され、盛上げ
タップが被加工材から抜けて雌ねじ22の形成が完了す
る。バニッシュ部16の直径は、引っ掛かり率が85%(9.
078mm)になっているため、加工後の雌ねじ22の内径
は、9.08〜9.10mmの範囲の一定の内径寸法に仕上げられ
る。また、図7(b)に示したように、雌ねじ22の頂部
に存在するシーム部23もほとんど矯正される。
【0016】従って、上述した盛上げタップによると、
食付き部13にバニッシュ部16を設けたことにより、
雌ねじ22を形成して盛上げタップを逆回転させること
で、雌ねじ22の頂部に存在するシーム部23を矯正す
ることができる。このため、止まり穴であっても雌ねじ
22の形成とシーム部23の矯正が一工程で行なえると
共に、雌ねじ22の形成と雌ねじ22の内径部の仕上加
工を同一工程で行なうために雌ねじ22と内径の同芯度
が一致する。また、下穴21の径が多少ばらついていて
も、雌ねじ22の内径を一定に加工することができ、し
かも、盛上げタップの工具長が長くなることがない。
食付き部13にバニッシュ部16を設けたことにより、
雌ねじ22を形成して盛上げタップを逆回転させること
で、雌ねじ22の頂部に存在するシーム部23を矯正す
ることができる。このため、止まり穴であっても雌ねじ
22の形成とシーム部23の矯正が一工程で行なえると
共に、雌ねじ22の形成と雌ねじ22の内径部の仕上加
工を同一工程で行なうために雌ねじ22と内径の同芯度
が一致する。また、下穴21の径が多少ばらついていて
も、雌ねじ22の内径を一定に加工することができ、し
かも、盛上げタップの工具長が長くなることがない。
【0017】上記実施例において、油溝15を軸方向に
沿って形成したが、渦巻き状に油溝15を形成すると共
に渦巻き状の油溝15に対応させてラジアル部17を配
置することも可能である。また、場合によっては油溝1
5を設けずに、バリの排出手段だけを設けることも可能
である。
沿って形成したが、渦巻き状に油溝15を形成すると共
に渦巻き状の油溝15に対応させてラジアル部17を配
置することも可能である。また、場合によっては油溝1
5を設けずに、バリの排出手段だけを設けることも可能
である。
【0018】また、本実施例では、上記除去の際には、
断面山形状のバニッシュ部16で雌ねじ22の頂部を拘
束した(密接した)状態で押し付け矯正することになる
ので、バリ等の発生が抑制される。また、バニッシュ部
16は食付き部13の最終の谷部のみが実質的に機能す
るので、複数の谷部におけるバニッシュ部16が機能す
る場合に比べて、矯正するための回転トルクが小さくて
済む。
断面山形状のバニッシュ部16で雌ねじ22の頂部を拘
束した(密接した)状態で押し付け矯正することになる
ので、バリ等の発生が抑制される。また、バニッシュ部
16は食付き部13の最終の谷部のみが実質的に機能す
るので、複数の谷部におけるバニッシュ部16が機能す
る場合に比べて、矯正するための回転トルクが小さくて
済む。
【0019】加えて、本実施例の盛上げタップは、食付
き部13の谷部を浅く、言い換えれば谷部を太く形成し
たので、食付き部13の強度アップが図れると共に、タ
ップ研削にあたって、研削工数削減や不良品発生低減等
で研削性の向上が図れる。
き部13の谷部を浅く、言い換えれば谷部を太く形成し
たので、食付き部13の強度アップが図れると共に、タ
ップ研削にあたって、研削工数削減や不良品発生低減等
で研削性の向上が図れる。
【0020】
【発明の効果】本発明の盛上げタップは、本体の外周に
複数のラジアル部がねじ状に配設されて雄ねじが形成さ
れ、前記本体を一方向に回転させて素材の内周面を前記
ラジアル部によって塑性変形させることにより雌ねじを
形成する盛上げタップにおいて、前記雄ねじの先端側に
先端に向かって漸次小径となる食付き部を形成し、該食
付き部の谷を隣接する平行ねじ部の谷より浅く形成して
前記雌ねじの内径寸法と略等しい谷径とし、当該谷部を
前記本体が他方向に回転する際に前記雌ねじの頂部に押
し付けて仕上加工し得るバニッシュ部とし、本体の一方
向回転によりラジアル部で雌ねじを盛上げた後に、本体
の他方向回転によりバニッシュ部で雌ねじの頂部を仕上
加工するようにしたので、止まり穴であっても、工具長
を長くすることなく雌ねじ形成と雌ねじ内径部の矯正加
工とを一工程で実施することができると共に、下穴の径
が多少ばらついていても雌ねじの内径を一定に仕上げら
れる。この結果、雌ねじの頂部の仕上げ加工が効率良く
行なえ、しかも山形状のバニッシュ刃で仕上げるのでバ
リを生じない加工が出来、雌ねじの内径精度は向上す
る。
複数のラジアル部がねじ状に配設されて雄ねじが形成さ
れ、前記本体を一方向に回転させて素材の内周面を前記
ラジアル部によって塑性変形させることにより雌ねじを
形成する盛上げタップにおいて、前記雄ねじの先端側に
先端に向かって漸次小径となる食付き部を形成し、該食
付き部の谷を隣接する平行ねじ部の谷より浅く形成して
前記雌ねじの内径寸法と略等しい谷径とし、当該谷部を
前記本体が他方向に回転する際に前記雌ねじの頂部に押
し付けて仕上加工し得るバニッシュ部とし、本体の一方
向回転によりラジアル部で雌ねじを盛上げた後に、本体
の他方向回転によりバニッシュ部で雌ねじの頂部を仕上
加工するようにしたので、止まり穴であっても、工具長
を長くすることなく雌ねじ形成と雌ねじ内径部の矯正加
工とを一工程で実施することができると共に、下穴の径
が多少ばらついていても雌ねじの内径を一定に仕上げら
れる。この結果、雌ねじの頂部の仕上げ加工が効率良く
行なえ、しかも山形状のバニッシュ刃で仕上げるのでバ
リを生じない加工が出来、雌ねじの内径精度は向上す
る。
【図1】本発明の一実施例を示す盛上げタップの全体構
成図である。
成図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2中のA−A線及びB−B線断面図である。
【図4】雌ねじを形成している状態の断面図である。
【図5】盛上げタップを抜いている状態の断面図であ
る。
る。
【図6】盛上げタップの各部の寸法説明図である。
【図7】雌ねじの形状説明図である。
11 本体 12 雄ねじ 13 食付き部 14 平行ねじ部 15 油溝 16 バニッシュ部 17 ラジアル部 18 逃げ 21 下穴 22 雌ねじ 23 シーム部
Claims (1)
- 【請求項1】 本体の外周に複数のラジアル部がねじ状
に配設されて雄ねじが形成され、前記本体を一方向に回
転させて素材の内周面を前記ラジアル部によって塑性変
形させることにより雌ねじを形成する盛上げタップにお
いて、前記ねじ部の先端側に先端に向かって漸次小径と
なる食付き部を形成し、該食付き部の谷を隣接する平行
ねじ部の谷より浅く形成して前記雌ねじの内径寸法と略
等しい谷径とし、当該谷部を前記本体が他方向に回転す
る際に前記雌ねじの頂部に押し付けて仕上加工し得るバ
ニッシュ部としたことを特徴とする盛上げタップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8355396A JPH09272016A (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | 盛上げタップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8355396A JPH09272016A (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | 盛上げタップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09272016A true JPH09272016A (ja) | 1997-10-21 |
Family
ID=13805712
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8355396A Withdrawn JPH09272016A (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | 盛上げタップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09272016A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100343004C (zh) * | 2000-03-09 | 2007-10-17 | 株式会社田野井制作所 | 冷成型丝锥和制螺纹方法 |
| WO2012161506A3 (ko) * | 2011-05-24 | 2013-01-24 | Kim Young-Jwa | 나사전조탭 |
| WO2018193515A1 (ja) | 2017-04-18 | 2018-10-25 | オーエスジー株式会社 | 盛上げタップ |
| JP2019529139A (ja) * | 2016-09-28 | 2019-10-17 | ヴァルター アーゲー | ねじ山形成工具 |
| JP2020097100A (ja) * | 2018-10-29 | 2020-06-25 | エミューゲ ヴェルク リチャード グリンペル ゲーエムベーハー ウント カンパニー ケージー ファブリック ファープレーツィシオンスヴェルクツォイゲ | フレア状隆起部を有するネジ山成形具 |
| JP2023132849A (ja) * | 2022-03-11 | 2023-09-22 | 株式会社彌満和製作所 | 盛上げタップ |
-
1996
- 1996-04-05 JP JP8355396A patent/JPH09272016A/ja not_active Withdrawn
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