JPH0927267A - 電子放出素子、電子源及び画像形成装置 - Google Patents
電子放出素子、電子源及び画像形成装置Info
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- JPH0927267A JPH0927267A JP19796795A JP19796795A JPH0927267A JP H0927267 A JPH0927267 A JP H0927267A JP 19796795 A JP19796795 A JP 19796795A JP 19796795 A JP19796795 A JP 19796795A JP H0927267 A JPH0927267 A JP H0927267A
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2201/00—Electrodes common to discharge tubes
- H01J2201/30—Cold cathodes
- H01J2201/316—Cold cathodes having an electric field parallel to the surface thereof, e.g. thin film cathodes
- H01J2201/3165—Surface conduction emission type cathodes
Landscapes
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
- Cold Cathode And The Manufacture (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安定な電子放出特性を有し、かつ電子放出効
率の高い表面伝導型電子放出素子を提供する。 【構成】 電極4,5間に、電子放出部2を有する導電
性膜3を備える表面伝導型電子放出素子において、導電
性膜3の一部に、電子放出時における電子放出部2の抵
抗値に対して0.2倍〜5倍の抵抗値を有する高抵抗領
域が形成されている。 【効果】 高電位側の導電性膜及び電極への放出電子の
吸い込みを抑制することができる。
率の高い表面伝導型電子放出素子を提供する。 【構成】 電極4,5間に、電子放出部2を有する導電
性膜3を備える表面伝導型電子放出素子において、導電
性膜3の一部に、電子放出時における電子放出部2の抵
抗値に対して0.2倍〜5倍の抵抗値を有する高抵抗領
域が形成されている。 【効果】 高電位側の導電性膜及び電極への放出電子の
吸い込みを抑制することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子放出素子、該
素子を多数個配置してなる電子源、及び該電子源を用い
て構成した表示装置や露光装置等の画像形成装置に関す
る。
素子を多数個配置してなる電子源、及び該電子源を用い
て構成した表示装置や露光装置等の画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子放出素子には大別して熱電子
放出素子と冷陰極電子放出素子の2種類が知られてい
る。冷陰極電子放出素子には電界放出型(以下、「FE
型」と称す。)、金属/絶縁層/金属型(以下、「MI
M型」と称す。)や表面伝導型電子放出素子等が有る。
放出素子と冷陰極電子放出素子の2種類が知られてい
る。冷陰極電子放出素子には電界放出型(以下、「FE
型」と称す。)、金属/絶縁層/金属型(以下、「MI
M型」と称す。)や表面伝導型電子放出素子等が有る。
【0003】FE型の例としては、W.P. Dyke
and W.W. Dolan,“Field Em
ission”, Advance in Elect
ron Physics, 8,89(1956)ある
いはC.A. Spindt, “Physical
Properties of thin−filmfi
eld emission cathodes wit
h molybdenum cones”, J. A
ppl. Phys. ,47,5248(1976)
等に開示されたものが知られている。
and W.W. Dolan,“Field Em
ission”, Advance in Elect
ron Physics, 8,89(1956)ある
いはC.A. Spindt, “Physical
Properties of thin−filmfi
eld emission cathodes wit
h molybdenum cones”, J. A
ppl. Phys. ,47,5248(1976)
等に開示されたものが知られている。
【0004】MIM型の例としては、C.A. Mea
d, “Operation ofTunnel−Em
ission Devices”, J. Appl.
Phys., 32,646(1961)等に開示され
たものが知られている。
d, “Operation ofTunnel−Em
ission Devices”, J. Appl.
Phys., 32,646(1961)等に開示され
たものが知られている。
【0005】表面伝導型電子放出素子の例としては、
M.I. Elinson, Radio Eng.
Electron Phys., 10,1290(1
965)等に開示されたものがある。
M.I. Elinson, Radio Eng.
Electron Phys., 10,1290(1
965)等に開示されたものがある。
【0006】表面伝導型電子放出素子は、絶縁性基板上
に形成された小面積の薄膜に、膜面に平行に電流を流す
ことにより、電子放出が生ずる現象を利用するものであ
る。この表面伝導型電子放出素子としては、前記エリン
ソン等によるSnO2 薄膜を用いたもの、Au薄膜によ
るもの[G.Dittmer:“Thin Solid
Films”, 9,317(1972)]、In2
O3 /SnO2 薄膜によるもの[M.Hartwell
and C.G. Fonstad:“IEEE T
rans. ED Conf.”, 519(197
5)]、カーボン薄膜によるもの[荒木久 他:真空、
第26巻、第1号、22頁(1983)]等が報告され
ている。
に形成された小面積の薄膜に、膜面に平行に電流を流す
ことにより、電子放出が生ずる現象を利用するものであ
る。この表面伝導型電子放出素子としては、前記エリン
ソン等によるSnO2 薄膜を用いたもの、Au薄膜によ
るもの[G.Dittmer:“Thin Solid
Films”, 9,317(1972)]、In2
O3 /SnO2 薄膜によるもの[M.Hartwell
and C.G. Fonstad:“IEEE T
rans. ED Conf.”, 519(197
5)]、カーボン薄膜によるもの[荒木久 他:真空、
第26巻、第1号、22頁(1983)]等が報告され
ている。
【0007】表面伝導型電子放出素子は、絶縁性の基板
上に形成された導電性膜に、膜面に平行に電流を流すこ
とにより電子放出が生ずる現象を利用するものである。
上に形成された導電性膜に、膜面に平行に電流を流すこ
とにより電子放出が生ずる現象を利用するものである。
【0008】表面伝導型電子放出素子の典型的な構成例
としては、絶縁性の基板上に設けた一対の素子電極間を
連絡する金属酸化物等の導電性膜に、予めフォーミング
と称される通電処理により電子放出部を形成したものが
挙げられる。フォーミングは、導電性膜の両端に直流電
圧あるいは非常にゆっくりとした昇電圧、例えば1V/
1分程度の昇電圧を印加通電することで通常行われ、導
電性膜を局所的に破壊、変形もしくは変質させて構造を
変化させ、電気的に高抵抗な状態の電子放出部を形成す
る処理である。電子放出は、上記電子放出部が形成され
た導電性膜に電圧を印加して電流を流すことにより、電
子放出部に発生した亀裂付近から行われる。
としては、絶縁性の基板上に設けた一対の素子電極間を
連絡する金属酸化物等の導電性膜に、予めフォーミング
と称される通電処理により電子放出部を形成したものが
挙げられる。フォーミングは、導電性膜の両端に直流電
圧あるいは非常にゆっくりとした昇電圧、例えば1V/
1分程度の昇電圧を印加通電することで通常行われ、導
電性膜を局所的に破壊、変形もしくは変質させて構造を
変化させ、電気的に高抵抗な状態の電子放出部を形成す
る処理である。電子放出は、上記電子放出部が形成され
た導電性膜に電圧を印加して電流を流すことにより、電
子放出部に発生した亀裂付近から行われる。
【0009】上記表面伝導型電子放出素子は、構造が単
純で製造も容易であることから、大面積に亙って多数配
列形成できる利点がある。そこで、この特徴を活かすた
めの種々の応用が研究されている。例えば表示装置等の
画像形成装置への利用が挙げられる。
純で製造も容易であることから、大面積に亙って多数配
列形成できる利点がある。そこで、この特徴を活かすた
めの種々の応用が研究されている。例えば表示装置等の
画像形成装置への利用が挙げられる。
【0010】従来、多数の表面伝導型電子放出素子を配
列形成した例としては、並列に表面伝導型電子放出素子
を配列し、個々の表面伝導型電子放出素子の両端(両素
子電極)を配線(共通配線とも呼ぶ)にて夫々結線した
行を多数行配列(梯型配置とも呼ぶ)した電子源が挙げ
られる(特開昭64−31332号公報、同1−283
749号公報、同2−257552号公報)。また、特
に表示装置においては、液晶を用いた表示装置と同様の
平板型表示装置とすることが可能で、しかもバックライ
トが不要な自発光型の表示装置として、表面伝導型電子
放出素子を多数配置した電子源と、この電子源からの電
子線の照射により可視光を発光する蛍光体とを組み合わ
せた表示装置が提案されている(アメリカ特許第506
6883号明細書)。
列形成した例としては、並列に表面伝導型電子放出素子
を配列し、個々の表面伝導型電子放出素子の両端(両素
子電極)を配線(共通配線とも呼ぶ)にて夫々結線した
行を多数行配列(梯型配置とも呼ぶ)した電子源が挙げ
られる(特開昭64−31332号公報、同1−283
749号公報、同2−257552号公報)。また、特
に表示装置においては、液晶を用いた表示装置と同様の
平板型表示装置とすることが可能で、しかもバックライ
トが不要な自発光型の表示装置として、表面伝導型電子
放出素子を多数配置した電子源と、この電子源からの電
子線の照射により可視光を発光する蛍光体とを組み合わ
せた表示装置が提案されている(アメリカ特許第506
6883号明細書)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記電子源及び画像形
成装置等に用いられる電子放出素子については、明るい
画像を安定して表示できるよう更に安定で制御された電
子放出特性及びその効率の向上が望まれて来た。
成装置等に用いられる電子放出素子については、明るい
画像を安定して表示できるよう更に安定で制御された電
子放出特性及びその効率の向上が望まれて来た。
【0012】上記の効率とは、例えば前述の表面伝導型
電子放出素子であれば、一対の対向する素子電極に電圧
を印加した際に、両電極間を流れる電流(以下、「素子
電流If」と称す)に対する真空中に放出される電流
(以下、「放出電流Ie」と称す)の比をさす。つま
り、素子電流Ifはできるだけ小さく、放出電流Ieは
できるだけ大きいことが望ましい。
電子放出素子であれば、一対の対向する素子電極に電圧
を印加した際に、両電極間を流れる電流(以下、「素子
電流If」と称す)に対する真空中に放出される電流
(以下、「放出電流Ie」と称す)の比をさす。つま
り、素子電流Ifはできるだけ小さく、放出電流Ieは
できるだけ大きいことが望ましい。
【0013】安定的に制御し得る電子放出特性と効率の
向上がなされれば、例えば蛍光体を画像形成部材とする
画像形成装置においては、低電流で明るい高品位な画像
形成装置、例えばフラットテレビが実現される。また、
低電流化にともない、画像形成装置を構成する駆動回路
等の低コスト化も図れる。
向上がなされれば、例えば蛍光体を画像形成部材とする
画像形成装置においては、低電流で明るい高品位な画像
形成装置、例えばフラットテレビが実現される。また、
低電流化にともない、画像形成装置を構成する駆動回路
等の低コスト化も図れる。
【0014】しかしながら、前記従来の電子放出素子に
あっては、安定な電子放出特性及び電子放出効率につい
て、必ずしも満足のゆくものが得られておらず、これを
用いて高輝度で動作安定性に優れた画像形成装置を提供
するのは極めて難しいというのが実状である。
あっては、安定な電子放出特性及び電子放出効率につい
て、必ずしも満足のゆくものが得られておらず、これを
用いて高輝度で動作安定性に優れた画像形成装置を提供
するのは極めて難しいというのが実状である。
【0015】本発明の目的は、上述した解決すべき技術
課題を解決し、安定な電子放出特性を有し、電子放出の
効率向上を図った電子放出素子を提供することにある。
本発明の別の目的は、高輝度で動作安定性に優れた画像
形成装置を提供することにある。
課題を解決し、安定な電子放出特性を有し、電子放出の
効率向上を図った電子放出素子を提供することにある。
本発明の別の目的は、高輝度で動作安定性に優れた画像
形成装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に成された本発明の構成は以下の通りである。
に成された本発明の構成は以下の通りである。
【0017】本発明の第一は、一対の電極間に、電子放
出部を有する導電性膜を備える電子放出素子において、
該導電性膜の一部もしくは全部が、電子放出時における
該電子放出部の抵抗値に対して0.2倍〜5倍の抵抗値
を有することを特徴とする電子放出素子にある。
出部を有する導電性膜を備える電子放出素子において、
該導電性膜の一部もしくは全部が、電子放出時における
該電子放出部の抵抗値に対して0.2倍〜5倍の抵抗値
を有することを特徴とする電子放出素子にある。
【0018】上記本発明第一は、さらにその特徴とし
て、「前記一対の電極が同一平面上に形成された平面型
である」こと、「前記一対の電極が絶縁層を介して上下
に位置し、該絶縁層の側面に電子放出部を有する導電性
膜が形成された垂直型である」こと、「前記導電性膜の
抵抗値が電子放出部を境に異なっている」こと、「前記
導電性膜の抵抗値が電子放出部を境に異なっており、そ
のうち一方の抵抗値が、電子放出時における該電子放出
部の抵抗値の10分の1以下である」こと、「前記電子
放出素子は、駆動の際、抵抗値が低い側の導電性膜に電
気的に接続している電極が低電位側となるように電圧が
印加されるものである」こと、「前記一対の電極の内、
一方の電極の段差部近傍にのみ電子放出部が配設されて
いる」こと、「前記電子放出素子は、駆動の際、前記電
子放出部が近傍に配設された側の電極が低電位側となる
ように電圧が印加されるものである」こと、「前記導電
性膜内の抵抗分布が、電子放出部に近いほど抵抗が高
く、電子放出部から遠ざかるほど抵抗が低くなるように
形成されている」こと、「前記一対の電極の間隔が、数
μm〜数十μmである」こと、「前記電子放出素子は、
表面伝導型電子放出素子である」こと、をも含むもので
ある。
て、「前記一対の電極が同一平面上に形成された平面型
である」こと、「前記一対の電極が絶縁層を介して上下
に位置し、該絶縁層の側面に電子放出部を有する導電性
膜が形成された垂直型である」こと、「前記導電性膜の
抵抗値が電子放出部を境に異なっている」こと、「前記
導電性膜の抵抗値が電子放出部を境に異なっており、そ
のうち一方の抵抗値が、電子放出時における該電子放出
部の抵抗値の10分の1以下である」こと、「前記電子
放出素子は、駆動の際、抵抗値が低い側の導電性膜に電
気的に接続している電極が低電位側となるように電圧が
印加されるものである」こと、「前記一対の電極の内、
一方の電極の段差部近傍にのみ電子放出部が配設されて
いる」こと、「前記電子放出素子は、駆動の際、前記電
子放出部が近傍に配設された側の電極が低電位側となる
ように電圧が印加されるものである」こと、「前記導電
性膜内の抵抗分布が、電子放出部に近いほど抵抗が高
く、電子放出部から遠ざかるほど抵抗が低くなるように
形成されている」こと、「前記一対の電極の間隔が、数
μm〜数十μmである」こと、「前記電子放出素子は、
表面伝導型電子放出素子である」こと、をも含むもので
ある。
【0019】また、本発明の第二は、上記本発明第一の
電子放出素子とその駆動手段とを有することを特徴とす
る電子源にある。
電子放出素子とその駆動手段とを有することを特徴とす
る電子源にある。
【0020】上記本発明第二は、さらにその特徴とし
て、「前記電子源は、複数の電子放出素子が並列に結線
された素子列を少なくとも1列以上有する電子源であ
る」こと、「前記電子源は、複数の電子放出素子が結線
された素子列の複数列がマトリクス配置されている電子
源である」こと、をも含むものである。
て、「前記電子源は、複数の電子放出素子が並列に結線
された素子列を少なくとも1列以上有する電子源であ
る」こと、「前記電子源は、複数の電子放出素子が結線
された素子列の複数列がマトリクス配置されている電子
源である」こと、をも含むものである。
【0021】更に、本発明の第三は、上記本発明第二の
電子源と、該電子源から放出される電子線の照射により
画像を形成する画像形成部材とを有することを特徴とす
る画像形成装置にある。
電子源と、該電子源から放出される電子線の照射により
画像を形成する画像形成部材とを有することを特徴とす
る画像形成装置にある。
【0022】上記本発明第三は、さらにその特徴とし
て、「前記画像形成部材が蛍光体である」ことを含むも
のである。
て、「前記画像形成部材が蛍光体である」ことを含むも
のである。
【0023】
【発明の実施の形態】上記のように、本発明は、電子放
出素子、この電子放出素子を備えた電子源、これを用い
た画像形成装置に係るもので、各発明の構成及び作用を
以下に更に説明する。
出素子、この電子放出素子を備えた電子源、これを用い
た画像形成装置に係るもので、各発明の構成及び作用を
以下に更に説明する。
【0024】本発明に係る電子放出素子は、先述したよ
うな冷陰極型の電子放出素子に分類されるもので、それ
らの中でも電子放出特性等の観点から特に表面伝導型の
電子放出素子が好適である。このため、以下では表面伝
導型電子放出素子を例に挙げて説明する。
うな冷陰極型の電子放出素子に分類されるもので、それ
らの中でも電子放出特性等の観点から特に表面伝導型の
電子放出素子が好適である。このため、以下では表面伝
導型電子放出素子を例に挙げて説明する。
【0025】本発明に係る表面伝導型電子放出素子には
平面型と垂直型がある。まず、平面型の表面伝導型電子
放出素子の基本的な構成について説明する。
平面型と垂直型がある。まず、平面型の表面伝導型電子
放出素子の基本的な構成について説明する。
【0026】図1(a),(b)は、平面型の表面伝導
型電子放出素子の基本的な構成を示す図であり、図中、
1は基板、2は電子放出部、3は導電性膜、4と5は電
極(素子電極)である。
型電子放出素子の基本的な構成を示す図であり、図中、
1は基板、2は電子放出部、3は導電性膜、4と5は電
極(素子電極)である。
【0027】基板1としては、例えば石英ガラス、Na
等の不純物含有量を減少させたガラス、青板ガラス、青
板ガラスにスパッタ法等によりSiO2 を積層した積層
体、アルミナ等のセラミックス等が挙げられる。
等の不純物含有量を減少させたガラス、青板ガラス、青
板ガラスにスパッタ法等によりSiO2 を積層した積層
体、アルミナ等のセラミックス等が挙げられる。
【0028】対向する素子電極4,5の材料としては、
一般的導体材料が用いられ、例えばNi、Cr、Au、
Mo、W、Pt、Ti、Al、Cu、Pd等の金属ある
いは合金及びPd、Ag、Au、RuO2 、Pd−Ag
等の金属あるいは金属酸化物とガラス等から構成される
印刷導体、In2 O3 −SnO2 等の透明導電体及びポ
リシリコン等の半導体導体材料等から適宜選択される。
一般的導体材料が用いられ、例えばNi、Cr、Au、
Mo、W、Pt、Ti、Al、Cu、Pd等の金属ある
いは合金及びPd、Ag、Au、RuO2 、Pd−Ag
等の金属あるいは金属酸化物とガラス等から構成される
印刷導体、In2 O3 −SnO2 等の透明導電体及びポ
リシリコン等の半導体導体材料等から適宜選択される。
【0029】素子電極間隔L、素子電極長さW1、導電
性膜3の形状等は、応用される形態等によって設計され
る。
性膜3の形状等は、応用される形態等によって設計され
る。
【0030】素子電極間隔Lは、通常は数千オングスト
ロームから数百マイクロメートルであり、素子電極の製
法の基本となるフォトリソグラフィー技術、即ち、露光
機の性能とエッチング方法等、及び素子電極4,5間に
印加する電圧等により設定されるが、特に、数マイクロ
メートルから数十マイクロメートルであるとき、大面積
の露光技術、印刷技術等の性能と整合するので好まし
い。
ロームから数百マイクロメートルであり、素子電極の製
法の基本となるフォトリソグラフィー技術、即ち、露光
機の性能とエッチング方法等、及び素子電極4,5間に
印加する電圧等により設定されるが、特に、数マイクロ
メートルから数十マイクロメートルであるとき、大面積
の露光技術、印刷技術等の性能と整合するので好まし
い。
【0031】素子電極長さW1は、電極の抵抗値や電子
放出特性を考慮すると、好ましくは数マイクロメートル
から数百マイクロメートルであり、また素子電極厚d
は、数百オングストロームから数マイクロメートルであ
る。
放出特性を考慮すると、好ましくは数マイクロメートル
から数百マイクロメートルであり、また素子電極厚d
は、数百オングストロームから数マイクロメートルであ
る。
【0032】尚、図1に示される電子放出素子は、基板
1上に、素子電極4,5、導電性膜3の順に積層された
ものとなっているが、基板1上に、導電性膜3、素子電
極4,5の順に積層したものとしてもよい。
1上に、素子電極4,5、導電性膜3の順に積層された
ものとなっているが、基板1上に、導電性膜3、素子電
極4,5の順に積層したものとしてもよい。
【0033】更に、図2に示されるように、一対の素子
電極4,5のうち一方の素子電極5部分の段差近傍にの
み電子放出部を配設する目的で、素子電極5の膜厚d1
と素子電極4の膜厚d2を異ならせても良い。
電極4,5のうち一方の素子電極5部分の段差近傍にの
み電子放出部を配設する目的で、素子電極5の膜厚d1
と素子電極4の膜厚d2を異ならせても良い。
【0034】このときの素子電極の膜厚は、後述の導電
性膜3が、膜厚の厚い方の素子電極部分の段差部(図2
では素子電極5部分の段差部)近傍で、他の部分(素子
電極間等)と比較して電気抵抗が大きい状態(膜厚が薄
い状態)に形成されるように、導電性膜3の製法に依存
した膜のモフォロジーと膜厚を考慮して設定されるもの
である。通常、高さの高い方の素子電極部分の段差部
は、好ましくは導電性膜3の膜厚の5倍以上、特に好ま
しくは10倍以上の高さを有するのが望ましい。
性膜3が、膜厚の厚い方の素子電極部分の段差部(図2
では素子電極5部分の段差部)近傍で、他の部分(素子
電極間等)と比較して電気抵抗が大きい状態(膜厚が薄
い状態)に形成されるように、導電性膜3の製法に依存
した膜のモフォロジーと膜厚を考慮して設定されるもの
である。通常、高さの高い方の素子電極部分の段差部
は、好ましくは導電性膜3の膜厚の5倍以上、特に好ま
しくは10倍以上の高さを有するのが望ましい。
【0035】上記のように素子電極膜厚を異なるように
形成した素子の場合、この後に形成される導電性膜3
を、低い段差部を有する側の素子電極4に対しては良好
なステップカバレージ、高い段差部を有する側の素子電
極5に対してはステップカバレージの不良の状態で形成
することができる。尚、ステップカバレージ不良の領域
は、特に、段差部の基板面側が好ましい形態である。
形成した素子の場合、この後に形成される導電性膜3
を、低い段差部を有する側の素子電極4に対しては良好
なステップカバレージ、高い段差部を有する側の素子電
極5に対してはステップカバレージの不良の状態で形成
することができる。尚、ステップカバレージ不良の領域
は、特に、段差部の基板面側が好ましい形態である。
【0036】このステップカバレージ不良の領域を形成
することができることにより、後述のフォーミング処理
において該領域に優先的に亀裂を発生させて、電子放出
部2を形成することができる。即ち、図2に示した素子
のように、素子電極5部分の段差部の基板面側近傍に略
直線状の電子放出部2を形成することができる。
することができることにより、後述のフォーミング処理
において該領域に優先的に亀裂を発生させて、電子放出
部2を形成することができる。即ち、図2に示した素子
のように、素子電極5部分の段差部の基板面側近傍に略
直線状の電子放出部2を形成することができる。
【0037】導電性膜3は、良好な電子放出特性を得る
ためには、微粒子で構成された微粒子膜であるのが特に
好ましく、その膜厚は、素子電極4,5へのステップカ
バレージ、素子電極4,5間の抵抗値及び後述するフォ
ーミング条件等によって、適宜設定される。この導電性
膜3の膜厚は、好ましくは数オングストローム〜数千オ
ングストロームで、特に好ましくは10オングストロー
ム〜500オングストロームであり、その抵抗値は、R
sが102 〜107 Ω/□の値である。なおRsは、厚
さがt、幅がwで長さがlの膜厚の抵抗Rを、R=Rs
(l/w)とおいたときに現れる。
ためには、微粒子で構成された微粒子膜であるのが特に
好ましく、その膜厚は、素子電極4,5へのステップカ
バレージ、素子電極4,5間の抵抗値及び後述するフォ
ーミング条件等によって、適宜設定される。この導電性
膜3の膜厚は、好ましくは数オングストローム〜数千オ
ングストロームで、特に好ましくは10オングストロー
ム〜500オングストロームであり、その抵抗値は、R
sが102 〜107 Ω/□の値である。なおRsは、厚
さがt、幅がwで長さがlの膜厚の抵抗Rを、R=Rs
(l/w)とおいたときに現れる。
【0038】上記微粒子膜とは、複数の微粒子が集合し
た膜であり、その微細構造として、微粒子が個々に分散
配置した状態のみならず、微粒子が互いに隣接、あるい
は重なり合った状態(いくつかの微粒子が集合し、全体
として島状構造を形成している場合も含む)の膜をさ
す。
た膜であり、その微細構造として、微粒子が個々に分散
配置した状態のみならず、微粒子が互いに隣接、あるい
は重なり合った状態(いくつかの微粒子が集合し、全体
として島状構造を形成している場合も含む)の膜をさ
す。
【0039】なお、本明細書では頻繁に「微粒子」とい
う言葉を用いるので、その意味について説明する。
う言葉を用いるので、その意味について説明する。
【0040】小さな粒子を「微粒子」と呼び、これより
も小さなものを「超微粒子」と呼ぶ。「超微粒子」より
もさらに小さく、原子の数が数百個程度以下のものを
「クラスター」と呼ぶことは広く行われている。
も小さなものを「超微粒子」と呼ぶ。「超微粒子」より
もさらに小さく、原子の数が数百個程度以下のものを
「クラスター」と呼ぶことは広く行われている。
【0041】しかしながら、それぞれの境は厳密なもの
ではなく、どの様な性質に注目して分類するかにより変
化する。また「微粒子」と「超微粒子」を一括して「微
粒子」と呼ぶ場合もあり、本明細書中での記述はこれに
沿ったものである。
ではなく、どの様な性質に注目して分類するかにより変
化する。また「微粒子」と「超微粒子」を一括して「微
粒子」と呼ぶ場合もあり、本明細書中での記述はこれに
沿ったものである。
【0042】例えば、「実験物理学講座14 表面・微
粒子」(木下是雄 編、共立出版1986年9月1日発
行)では、「本稿で微粒子と言うときにはその直径がだ
いたい2〜3μm程度から10nm程度までとし、特に
超微粒子というときは粒径が10nm程度から2〜3n
m程度までを意味することにする。両者を一括して単に
微粒子と書くこともあってけっして厳密なものではな
く、だいたいの目安である。粒子を構成する原子の数が
2個から数十〜数百個程度の場合はクラスターと呼
ぶ。」(195ページ 22〜26行目)と記述されて
いる。
粒子」(木下是雄 編、共立出版1986年9月1日発
行)では、「本稿で微粒子と言うときにはその直径がだ
いたい2〜3μm程度から10nm程度までとし、特に
超微粒子というときは粒径が10nm程度から2〜3n
m程度までを意味することにする。両者を一括して単に
微粒子と書くこともあってけっして厳密なものではな
く、だいたいの目安である。粒子を構成する原子の数が
2個から数十〜数百個程度の場合はクラスターと呼
ぶ。」(195ページ 22〜26行目)と記述されて
いる。
【0043】付言すると、新技術開発事業団の“林・超
微粒子プロジェクト”での「超微粒子」の定義は、粒径
の下限はさらに小さく、次のようなものであった。
微粒子プロジェクト”での「超微粒子」の定義は、粒径
の下限はさらに小さく、次のようなものであった。
【0044】「創造科学技術推進制度の“超微粒子プロ
ジェクト”(1981〜1986)では、粒子の大きさ
(径)がおよそ1〜100nmの範囲のものを“超微粒
子”(ultra fine particle) と呼ぶことにした。すると
1個の超微粒子はおよそ100〜108 個くらいの原子
の集合体という事になる。原子の尺度でみれば超微粒子
は大〜巨大粒子である。」(「超微粒子−創造科学技
術」林主税、上田良二、田崎明 編;三田出版 198
8年 2ページ1〜4行目)/「超微粒子よりさらに小
さいもの、すなわち原子が数個〜数百個で構成される1
個の粒子は、ふつうクラスターと呼ばれる」(同書2ペ
ージ12〜13行目)。
ジェクト”(1981〜1986)では、粒子の大きさ
(径)がおよそ1〜100nmの範囲のものを“超微粒
子”(ultra fine particle) と呼ぶことにした。すると
1個の超微粒子はおよそ100〜108 個くらいの原子
の集合体という事になる。原子の尺度でみれば超微粒子
は大〜巨大粒子である。」(「超微粒子−創造科学技
術」林主税、上田良二、田崎明 編;三田出版 198
8年 2ページ1〜4行目)/「超微粒子よりさらに小
さいもの、すなわち原子が数個〜数百個で構成される1
個の粒子は、ふつうクラスターと呼ばれる」(同書2ペ
ージ12〜13行目)。
【0045】上記のような一般的な呼び方をふまえて、
本明細書において「微粒子」とは多数の原子・分子の集
合体で、粒径の下限は数Å〜10Å程度、上限は数μm
程度のものを指すこととする。
本明細書において「微粒子」とは多数の原子・分子の集
合体で、粒径の下限は数Å〜10Å程度、上限は数μm
程度のものを指すこととする。
【0046】導電性膜3を構成する材料としては、例え
ばPd,Pt,Ru,Ag,Au,Ti,In,Cu,
Cr,Fe,Zn,Sn,Ta,W,Pb等の金属、P
dO,SnO2 ,In2 O3 ,PbO,Sb2 O3 等の
酸化物、HfB2 ,ZrB2,LaB6 ,CeB6 ,Y
B4 ,GdB4 等の硼化物、TiC,ZrC,HfC,
TaC,SiC,WCなどの炭化物、TiN,ZrN,
HfN等の窒化物、Si,Ge等の半導体、カーボン等
が挙げられる。
ばPd,Pt,Ru,Ag,Au,Ti,In,Cu,
Cr,Fe,Zn,Sn,Ta,W,Pb等の金属、P
dO,SnO2 ,In2 O3 ,PbO,Sb2 O3 等の
酸化物、HfB2 ,ZrB2,LaB6 ,CeB6 ,Y
B4 ,GdB4 等の硼化物、TiC,ZrC,HfC,
TaC,SiC,WCなどの炭化物、TiN,ZrN,
HfN等の窒化物、Si,Ge等の半導体、カーボン等
が挙げられる。
【0047】本発明の電子放出素子の最大の特徴は、導
電性膜3の少なくとも一部に、電子放出時における電子
放出部2の抵抗値に対して0.2〜5倍の抵抗値を有す
る領域(以下、「高抵抗領域」と称す)が存在すること
である。この高抵抗領域は、好ましくは電子放出部2か
ら素子駆動時に高電位となる側の素子電極までの間の導
電性膜3の一部もしくは全部に形成される。高抵抗領域
の抵抗値は、電子放出時の電子放出部2の抵抗値に対す
る比率λが0.2〜5倍の抵抗値になるように、導電性
膜の抵抗Rs及び素子電極間隔L、導電性膜長W2等に
よって適宜設定される。また、高抵抗領域を形成するた
めに、高抵抗領域とする部分の導電性膜の膜厚を、それ
以外の部分の導電性膜の膜厚より薄くする場合がある。
更に、高抵抗領域以外の抵抗Rsを低下させるため、高
抵抗領域以外の部分の導電性膜上に導電性材料を積層す
る場合がある。
電性膜3の少なくとも一部に、電子放出時における電子
放出部2の抵抗値に対して0.2〜5倍の抵抗値を有す
る領域(以下、「高抵抗領域」と称す)が存在すること
である。この高抵抗領域は、好ましくは電子放出部2か
ら素子駆動時に高電位となる側の素子電極までの間の導
電性膜3の一部もしくは全部に形成される。高抵抗領域
の抵抗値は、電子放出時の電子放出部2の抵抗値に対す
る比率λが0.2〜5倍の抵抗値になるように、導電性
膜の抵抗Rs及び素子電極間隔L、導電性膜長W2等に
よって適宜設定される。また、高抵抗領域を形成するた
めに、高抵抗領域とする部分の導電性膜の膜厚を、それ
以外の部分の導電性膜の膜厚より薄くする場合がある。
更に、高抵抗領域以外の抵抗Rsを低下させるため、高
抵抗領域以外の部分の導電性膜上に導電性材料を積層す
る場合がある。
【0048】電子放出部2は、導電性膜3の一部に形成
された高抵抗の亀裂が含まれており、電子放出はこの亀
裂付近から行われる。この亀裂を含む電子放出部2及び
亀裂自体は、導電性膜3の膜厚、膜質、材料及び後述す
るフォーミング条件等の製法に依存して形成される。従
って、電子放出部2の位置及び形状は図1に示されるよ
うな位置及び形状に特定されるものではない。
された高抵抗の亀裂が含まれており、電子放出はこの亀
裂付近から行われる。この亀裂を含む電子放出部2及び
亀裂自体は、導電性膜3の膜厚、膜質、材料及び後述す
るフォーミング条件等の製法に依存して形成される。従
って、電子放出部2の位置及び形状は図1に示されるよ
うな位置及び形状に特定されるものではない。
【0049】亀裂内部には、数オングストロームから数
百オングストロームの粒径の導電性微粒子が存在する場
合もある。この導電性微粒子は、導電性膜3を構成する
材料の元素の一部、あるいは総てと同様のものである。
また、亀裂を含む電子放出部2及びその近傍の導電性膜
3には、炭素及び炭素化合物を有することもある。
百オングストロームの粒径の導電性微粒子が存在する場
合もある。この導電性微粒子は、導電性膜3を構成する
材料の元素の一部、あるいは総てと同様のものである。
また、亀裂を含む電子放出部2及びその近傍の導電性膜
3には、炭素及び炭素化合物を有することもある。
【0050】次に、垂直型の表面伝導型電子放出素子の
基本的な構成について説明する。
基本的な構成について説明する。
【0051】図3は、垂直型の表面伝導型電子放出素子
の基本的な構成を示す図で、図中21は段差形成部材
で、その他図1と同じ符号は同じ部材を示すものであ
る。
の基本的な構成を示す図で、図中21は段差形成部材
で、その他図1と同じ符号は同じ部材を示すものであ
る。
【0052】基板1、電子放出部2、導電性膜3、素子
電極4,5は、前述した平面型の表面伝導型電子放出素
子と同様の材料で構成されたものである。
電極4,5は、前述した平面型の表面伝導型電子放出素
子と同様の材料で構成されたものである。
【0053】段差形成部材21は、例えば真空蒸着法、
印刷法、スパッタ法等で付設されたSiO2 等の絶縁性
材料で構成されたものである。この段差形成部材21の
膜厚は、先に述べた平面型の表面伝導型電子放出素子の
素子電極間隔L(図1参照)に対応するもので、段差形
成部材21の作成法や素子電極4,5間に印加する電圧
等により設定されるが、好ましくは数千オングストロー
ムから数百マイクロメートルであり、特に好ましくは数
マイクロメートルから数十マイクロメートルである。
印刷法、スパッタ法等で付設されたSiO2 等の絶縁性
材料で構成されたものである。この段差形成部材21の
膜厚は、先に述べた平面型の表面伝導型電子放出素子の
素子電極間隔L(図1参照)に対応するもので、段差形
成部材21の作成法や素子電極4,5間に印加する電圧
等により設定されるが、好ましくは数千オングストロー
ムから数百マイクロメートルであり、特に好ましくは数
マイクロメートルから数十マイクロメートルである。
【0054】導電性膜3は、段差形成部材21と素子電
極4,5の作成後に、素子電極4,5の上に積層され
る。また、平面型の表面伝導型電子放出素子の説明にお
いても述べたように、電子放出部2の形成は、導電性膜
3の膜厚、膜質、材料及び後述するフォーミング条件等
の製法に依存するので、その位置及び形状は図3に示さ
れるような位置及び形状に特定されるものではない。
極4,5の作成後に、素子電極4,5の上に積層され
る。また、平面型の表面伝導型電子放出素子の説明にお
いても述べたように、電子放出部2の形成は、導電性膜
3の膜厚、膜質、材料及び後述するフォーミング条件等
の製法に依存するので、その位置及び形状は図3に示さ
れるような位置及び形状に特定されるものではない。
【0055】次に、上述したような構成を有する本発明
の電子放出素子における作用を、図4を用いて説明す
る。図4(a)と図4(b)は、それぞれ従来の表面伝
導型電子放出素子と本発明の表面伝導型電子放出素子の
駆動時の電子放出部2近傍での電位分布の様子と放出電
子の軌跡を示す模式図である。
の電子放出素子における作用を、図4を用いて説明す
る。図4(a)と図4(b)は、それぞれ従来の表面伝
導型電子放出素子と本発明の表面伝導型電子放出素子の
駆動時の電子放出部2近傍での電位分布の様子と放出電
子の軌跡を示す模式図である。
【0056】図4において、54は放出電子を捕捉する
ためのアノード電極で、電子放出素子と共に真空容器内
に配置されている。そして、図4(b)に示される本発
明の電子放出素子においては、電子放出部2を境に右側
に位置する導電性膜3aに前述の高抵抗領域を有してい
るものとする。更に、アノード電極54は電子放出素子
の上方数mmに位置し、放出電子を捕捉するため、素子
よりも十分高電位になるように(例えば数kV高電位と
なるように)電位が印加されているとする。
ためのアノード電極で、電子放出素子と共に真空容器内
に配置されている。そして、図4(b)に示される本発
明の電子放出素子においては、電子放出部2を境に右側
に位置する導電性膜3aに前述の高抵抗領域を有してい
るものとする。更に、アノード電極54は電子放出素子
の上方数mmに位置し、放出電子を捕捉するため、素子
よりも十分高電位になるように(例えば数kV高電位と
なるように)電位が印加されているとする。
【0057】それぞれの電子放出素子の素子電極(不図
示)間に、電子放出部2の右側に位置する導電性膜3a
が高電位側、左側に位置する導電性膜3bが低電位側と
なるように電圧を印加すると、導電性膜に高抵抗領域が
形成されていない従来素子では、印加電圧のほとんどが
電子放出部2に集中する。このため、電子放出部近傍に
おいて、一度真空中に放出された電子の一部(図4
(a)のe2 )を再び導電性膜に引き戻してしまう下方
向電界成分(図4(a)では、電子放出部2の近傍で右
手上方の空間に発生している導電性膜3方向に向かった
電界成分)が発生し、アノード電極54への電子の到達
を阻害し、電子放出効率を低下させていた。
示)間に、電子放出部2の右側に位置する導電性膜3a
が高電位側、左側に位置する導電性膜3bが低電位側と
なるように電圧を印加すると、導電性膜に高抵抗領域が
形成されていない従来素子では、印加電圧のほとんどが
電子放出部2に集中する。このため、電子放出部近傍に
おいて、一度真空中に放出された電子の一部(図4
(a)のe2 )を再び導電性膜に引き戻してしまう下方
向電界成分(図4(a)では、電子放出部2の近傍で右
手上方の空間に発生している導電性膜3方向に向かった
電界成分)が発生し、アノード電極54への電子の到達
を阻害し、電子放出効率を低下させていた。
【0058】これに対し本発明の電子放出素子では、導
電性膜3aの高抵抗領域による電圧降下によって印加電
圧の電子放出部2のみへの集中を防ぐことができ、、図
4(b)に示されるように、電子放出部2のみへの電界
の集中と下方向電界成分の発生を緩和し、アノード電極
54に到達する電子数を増加させている。これによって
放出電流量が増大し、電子放出効率が向上する。
電性膜3aの高抵抗領域による電圧降下によって印加電
圧の電子放出部2のみへの集中を防ぐことができ、、図
4(b)に示されるように、電子放出部2のみへの電界
の集中と下方向電界成分の発生を緩和し、アノード電極
54に到達する電子数を増加させている。これによって
放出電流量が増大し、電子放出効率が向上する。
【0059】本発明の電子放出素子において、電子放出
時の電子放出部2の抵抗値に対する高抵抗領域の抵抗値
の比率λが0.2〜5倍の範囲で設定されると述べた
が、これは電子放出素子を画像形成装置等に応用する上
での実用的な構成及び駆動条件を考慮して、特に好まし
い範囲を実測値から設定したものであり、具体的には、
アノード電圧が1kV〜10kV、そしてアノード電極
と素子間距離が2mm〜8mm、素子電極間距離が数μ
m〜数十μm、素子の駆動電圧が100V以下であると
いう条件により設定されている。従って、これらの制限
条件に左右されない使用(例えば100V以上の電圧に
よる駆動)に際しては、上記比率λの値が5倍以上であ
っても良い場合がある。
時の電子放出部2の抵抗値に対する高抵抗領域の抵抗値
の比率λが0.2〜5倍の範囲で設定されると述べた
が、これは電子放出素子を画像形成装置等に応用する上
での実用的な構成及び駆動条件を考慮して、特に好まし
い範囲を実測値から設定したものであり、具体的には、
アノード電圧が1kV〜10kV、そしてアノード電極
と素子間距離が2mm〜8mm、素子電極間距離が数μ
m〜数十μm、素子の駆動電圧が100V以下であると
いう条件により設定されている。従って、これらの制限
条件に左右されない使用(例えば100V以上の電圧に
よる駆動)に際しては、上記比率λの値が5倍以上であ
っても良い場合がある。
【0060】本発明に好適な表面伝導型電子放出素子の
基本構成の製法としては様々な方法が考えられるが、図
1に示した構成の電子放出素子を例に、図5の製造工程
図に基づいてその一例を説明する。尚、図5において図
1と同じ符号は同じ部材を示すものである。
基本構成の製法としては様々な方法が考えられるが、図
1に示した構成の電子放出素子を例に、図5の製造工程
図に基づいてその一例を説明する。尚、図5において図
1と同じ符号は同じ部材を示すものである。
【0061】1)絶縁性基板1を洗剤、純水及び有機溶
剤により十分に洗浄した後、真空蒸着法、スパッタ法等
により素子電極材料を堆積させた後、フォトリソグラフ
ィー技術等により基板1の面上に素子電極4,5を形成
する(図5(a))。また、素子電極の一方、例えば素
子電極5のみの膜厚を厚くする場合には、素子電極4を
マスクし、素子電極5のみに更に電極材料を堆積させ
る。
剤により十分に洗浄した後、真空蒸着法、スパッタ法等
により素子電極材料を堆積させた後、フォトリソグラフ
ィー技術等により基板1の面上に素子電極4,5を形成
する(図5(a))。また、素子電極の一方、例えば素
子電極5のみの膜厚を厚くする場合には、素子電極4を
マスクし、素子電極5のみに更に電極材料を堆積させ
る。
【0062】2)素子電極4,5を設けた絶縁性基板1
上に有機金属溶液を塗布して、素子電極4と素子電極5
間を連絡して有機金属膜を形成する。尚、有機金属溶液
とは、前述の導電性膜3の構成材料の金属を主元素とす
る有機化合物の溶液である。この後、有機金属膜を加熱
焼成処理し、リフトオフ、エッチング等によりパターニ
ングされた導電性膜3を形成する(図5(b))。尚、
ここでは、有機金属溶液の塗布法により説明したが、こ
れに限ることなく、例えば真空蒸着法、スパッタ法、化
学的気相堆積法、分散塗布法、ディッピング法、スピン
ナー法等によって形成される場合もある。
上に有機金属溶液を塗布して、素子電極4と素子電極5
間を連絡して有機金属膜を形成する。尚、有機金属溶液
とは、前述の導電性膜3の構成材料の金属を主元素とす
る有機化合物の溶液である。この後、有機金属膜を加熱
焼成処理し、リフトオフ、エッチング等によりパターニ
ングされた導電性膜3を形成する(図5(b))。尚、
ここでは、有機金属溶液の塗布法により説明したが、こ
れに限ることなく、例えば真空蒸着法、スパッタ法、化
学的気相堆積法、分散塗布法、ディッピング法、スピン
ナー法等によって形成される場合もある。
【0063】3)続いて、フォーミング工程を施す。こ
のフォーミング工程の方法の一例として通電処理による
方法を以下に説明するが、本発明に係るフォーミング工
程はこれに限られるものではなく、導電性膜3に亀裂を
生じさせて高抵抗状態を形成させる方法であればいかな
る方法でも良い。
のフォーミング工程の方法の一例として通電処理による
方法を以下に説明するが、本発明に係るフォーミング工
程はこれに限られるものではなく、導電性膜3に亀裂を
生じさせて高抵抗状態を形成させる方法であればいかな
る方法でも良い。
【0064】素子電極4,5間に不図示の電源より通電
すると、導電性膜3の部位に構造の変化した電子放出部
2が形成される(図5(c))。この通電処理により導
電性膜3を局所的に破壊、変形もしくは変質せしめ、構
造の変化した部位が電子放出部2である。また、素子電
極の一方、例えば素子電極5のみの膜厚を厚くした場合
には、導電性膜3のうち、素子電極5部分の段差部近傍
の部位に構造の変化した略直線状の電子放出部2が形成
される。
すると、導電性膜3の部位に構造の変化した電子放出部
2が形成される(図5(c))。この通電処理により導
電性膜3を局所的に破壊、変形もしくは変質せしめ、構
造の変化した部位が電子放出部2である。また、素子電
極の一方、例えば素子電極5のみの膜厚を厚くした場合
には、導電性膜3のうち、素子電極5部分の段差部近傍
の部位に構造の変化した略直線状の電子放出部2が形成
される。
【0065】通電フォーミングの電圧波形の例を図6に
示す。
示す。
【0066】電圧波形は、特にパルス波形が好ましく、
パルス波高値を定電圧とした電圧パルスを連続的に印加
する場合(図6(a))と、パルス波高値を増加させな
がら電圧パルスを印加する場合(図6(b))とがあ
る。
パルス波高値を定電圧とした電圧パルスを連続的に印加
する場合(図6(a))と、パルス波高値を増加させな
がら電圧パルスを印加する場合(図6(b))とがあ
る。
【0067】まず、パルス波高値を定電圧とした場合に
ついて図6(a)で説明する。
ついて図6(a)で説明する。
【0068】図6(a)におけるT1及びT2は電圧波
形のパルス幅とパルス間隔であり、例えば、T1を1マ
イクロ秒〜10ミリ秒、T2を10マイクロ秒〜100
ミリ秒とし、波高値(フォーミング時のピーク電圧)を
前述した電子放出素子の形態に応じて適宜選択して、1
0の−5乗torr程度の適当な真空度の真空雰囲気下
で、数秒から数十分印加する。尚、印加する電圧波形
は、図示される三角波に限定されるものではなく、矩形
波等の所望の波形を用いても良く、その波高値及びパル
ス幅・パルス間隔等についても上述の値に限るものでは
なく、電子放出部2が良好に形成されるように、電子放
出素子の抵抗値等に合わせて所望の値を選択することが
できる。
形のパルス幅とパルス間隔であり、例えば、T1を1マ
イクロ秒〜10ミリ秒、T2を10マイクロ秒〜100
ミリ秒とし、波高値(フォーミング時のピーク電圧)を
前述した電子放出素子の形態に応じて適宜選択して、1
0の−5乗torr程度の適当な真空度の真空雰囲気下
で、数秒から数十分印加する。尚、印加する電圧波形
は、図示される三角波に限定されるものではなく、矩形
波等の所望の波形を用いても良く、その波高値及びパル
ス幅・パルス間隔等についても上述の値に限るものでは
なく、電子放出部2が良好に形成されるように、電子放
出素子の抵抗値等に合わせて所望の値を選択することが
できる。
【0069】次に、パルス波高値を増加させながら電圧
パルスを印加する場合について図6(b)で説明する。
パルスを印加する場合について図6(b)で説明する。
【0070】図6(b)におけるT1及びT2は図6
(a)と同様であり、波高値(フォーミング時のピーク
電圧)を、例えば0.1Vステップ程度ずつ増加させ、
図6(a)の説明と同様の適当な真空雰囲気下で印加す
る。
(a)と同様であり、波高値(フォーミング時のピーク
電圧)を、例えば0.1Vステップ程度ずつ増加させ、
図6(a)の説明と同様の適当な真空雰囲気下で印加す
る。
【0071】尚、パルス間隔T2中に、導電性膜3を局
所的に破壊、変形もしくは変質させない程度の電圧、例
えば0.1V程度の電圧で素子電流を測定して抵抗値を
求め、例えば1Mオーム以上の抵抗を示したときにフォ
ーミングを終了することが好ましい。
所的に破壊、変形もしくは変質させない程度の電圧、例
えば0.1V程度の電圧で素子電流を測定して抵抗値を
求め、例えば1Mオーム以上の抵抗を示したときにフォ
ーミングを終了することが好ましい。
【0072】この後、必要に応じて、導電性膜3の一部
に導電性材料を更に積層し、高抵抗領域以外の導電性膜
の抵抗を低くする場合がある。導電性材料は前述した導
電性膜3を構成する材料の中から適宜選択して使用する
ことができ、導電性膜3と同じ材料であっても構わな
い。また、本工程は後述する活性化工程後に行っても構
わない。
に導電性材料を更に積層し、高抵抗領域以外の導電性膜
の抵抗を低くする場合がある。導電性材料は前述した導
電性膜3を構成する材料の中から適宜選択して使用する
ことができ、導電性膜3と同じ材料であっても構わな
い。また、本工程は後述する活性化工程後に行っても構
わない。
【0073】上記フォーミング工程からそれ以降の工程
は、図7に示されるような測定評価系内で行うことがで
きる。この測定評価系について説明する。
は、図7に示されるような測定評価系内で行うことがで
きる。この測定評価系について説明する。
【0074】図7において、図1と同じ符号は同じ部材
を示す。また、51は素子に素子電圧Vfを印加するた
めの電源、50は素子電極4,5間の導電性膜3を流れ
る素子電流Ifを測定するための電流計、54は電子放
出部2より放出される放出電流Ieを捕捉するためのア
ノード電極、53はアノード電極54に電圧を印加する
ための高圧電源、52は電子放出部2より放出される放
出電流Ieを測定するための電流計、55は真空装置、
56は排気ポンプである。
を示す。また、51は素子に素子電圧Vfを印加するた
めの電源、50は素子電極4,5間の導電性膜3を流れ
る素子電流Ifを測定するための電流計、54は電子放
出部2より放出される放出電流Ieを捕捉するためのア
ノード電極、53はアノード電極54に電圧を印加する
ための高圧電源、52は電子放出部2より放出される放
出電流Ieを測定するための電流計、55は真空装置、
56は排気ポンプである。
【0075】電子放出素子及びアノード電極54等は真
空装置55内に設置され、この真空装置55には不図示
の真空計等の必要な機器が具備されていて、所望の真空
下で電子放出素子の測定評価ができるようになってい
る。
空装置55内に設置され、この真空装置55には不図示
の真空計等の必要な機器が具備されていて、所望の真空
下で電子放出素子の測定評価ができるようになってい
る。
【0076】排気ポンプ56は、ターボポンプ、ロータ
リーポンプ等からなる通常の高真空装置系と、イオンポ
ンプ等からなる超高真空装置系とから構成されている。
また、真空装置55全体及び電子放出素子の基板1は、
ヒーターにより300℃程度まで加熱できるようになっ
ている。尚、この測定評価系は、後述するような表示パ
ネル(図10における201参照)の組み立て段階にお
いて、表示パネル及びその内部を真空装置55及びその
内部として構成することで、フォーミング工程及び後述
するそれ以後の工程における測定評価及び処理に応用さ
れるものである。
リーポンプ等からなる通常の高真空装置系と、イオンポ
ンプ等からなる超高真空装置系とから構成されている。
また、真空装置55全体及び電子放出素子の基板1は、
ヒーターにより300℃程度まで加熱できるようになっ
ている。尚、この測定評価系は、後述するような表示パ
ネル(図10における201参照)の組み立て段階にお
いて、表示パネル及びその内部を真空装置55及びその
内部として構成することで、フォーミング工程及び後述
するそれ以後の工程における測定評価及び処理に応用さ
れるものである。
【0077】4)フォーミングを終えた素子には活性化
工程と呼ばれる処理を施すのが好ましい。活性化工程と
は、素子電流If、放出電流Ieの状態を著しく向上さ
せることができる工程である。
工程と呼ばれる処理を施すのが好ましい。活性化工程と
は、素子電流If、放出電流Ieの状態を著しく向上さ
せることができる工程である。
【0078】活性化工程は、例えば、有機物質のガスを
含有する雰囲気下で、通電フォーミングと同様に、素子
電極4,5間にパルスの印加を繰り返すことで行うこと
ができる。上記雰囲気は、例えば油拡散ポンプやロータ
リーポンプなどを用いて真空容器内を排気した場合に雰
囲気内に残留する有機ガスを利用して形成することがで
きる他、イオンポンプなどにより一旦十分に排気した真
空中に適当な有機物質のガスを導入することによっても
得られる。このときの好ましい有機物質のガス圧は、前
述の応用の形態、真空容器の形状や、有機物質の種類な
どにより異なるため、適宜設定される。
含有する雰囲気下で、通電フォーミングと同様に、素子
電極4,5間にパルスの印加を繰り返すことで行うこと
ができる。上記雰囲気は、例えば油拡散ポンプやロータ
リーポンプなどを用いて真空容器内を排気した場合に雰
囲気内に残留する有機ガスを利用して形成することがで
きる他、イオンポンプなどにより一旦十分に排気した真
空中に適当な有機物質のガスを導入することによっても
得られる。このときの好ましい有機物質のガス圧は、前
述の応用の形態、真空容器の形状や、有機物質の種類な
どにより異なるため、適宜設定される。
【0079】適当な有機物質としては、アルカン、アル
ケン、アルキンの脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素
類、アルコール類、アルデヒド類、ケトン類、アミン
類、フェノール、カルボン、スルホン酸等の有機酸類等
を挙げることが出来、具体的には、メタン、エタン、プ
ロパンなどCn H2n+2で表される飽和炭化水素、エチレ
ン、プロピレンなどCn H2n等の組成式で表される不飽
和炭化水素、ベンゼン、トルエン、メタノール、エタノ
ール、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルアミン、エチルアミ
ン、フェノール、蟻酸、酢酸、プロピオン酸等が使用で
きる。この処理により、雰囲気中に存在する有機物質か
ら、炭素あるいは炭素化合物が素子上に堆積し、素子電
流If,放出電流Ieが、著しく変化するようになる。
ケン、アルキンの脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素
類、アルコール類、アルデヒド類、ケトン類、アミン
類、フェノール、カルボン、スルホン酸等の有機酸類等
を挙げることが出来、具体的には、メタン、エタン、プ
ロパンなどCn H2n+2で表される飽和炭化水素、エチレ
ン、プロピレンなどCn H2n等の組成式で表される不飽
和炭化水素、ベンゼン、トルエン、メタノール、エタノ
ール、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルアミン、エチルアミ
ン、フェノール、蟻酸、酢酸、プロピオン酸等が使用で
きる。この処理により、雰囲気中に存在する有機物質か
ら、炭素あるいは炭素化合物が素子上に堆積し、素子電
流If,放出電流Ieが、著しく変化するようになる。
【0080】上記活性化工程の終了判定は、素子電流I
fや放出電流Ieを測定しながら、適宜行う。尚、活性
化工程で印加する電圧パルスのパルス幅、パルス間隔、
パルス波高値などは適宜設定される。
fや放出電流Ieを測定しながら、適宜行う。尚、活性
化工程で印加する電圧パルスのパルス幅、パルス間隔、
パルス波高値などは適宜設定される。
【0081】素子に堆積される炭素及び炭素化合物と
は、例えばグラファイト(いわゆるHOPG,PG,G
Cを包含し、HOPGはほぼ完全なグラファイト結晶構
造、PGは結晶粒が200Å程度で結晶構造がやや乱れ
たもの、GCは結晶粒が20Å程度になり結晶構造の乱
れがさらに大きくなったものを指す。)、非晶質カーボ
ン(アモルファスカーボン及び、アモルファスカーボン
と前記グラファイトの微結晶の混合物を指す)であり、
その膜厚は、500Å以下の範囲とするのが好ましく、
300Å以下の範囲とすることがより好ましい。
は、例えばグラファイト(いわゆるHOPG,PG,G
Cを包含し、HOPGはほぼ完全なグラファイト結晶構
造、PGは結晶粒が200Å程度で結晶構造がやや乱れ
たもの、GCは結晶粒が20Å程度になり結晶構造の乱
れがさらに大きくなったものを指す。)、非晶質カーボ
ン(アモルファスカーボン及び、アモルファスカーボン
と前記グラファイトの微結晶の混合物を指す)であり、
その膜厚は、500Å以下の範囲とするのが好ましく、
300Å以下の範囲とすることがより好ましい。
【0082】5)このような工程を経て得られた電子放
出素子は、安定化工程を行うことが好ましい。この工程
は、真空容器内の有機物質を排気する工程である。
出素子は、安定化工程を行うことが好ましい。この工程
は、真空容器内の有機物質を排気する工程である。
【0083】上記有機化合物が排気された真空容器内の
圧力は、例えば1〜3×10-7torr以下が好まし
く、さらには1×10-8torr以下が特に好ましい。
真空容器の排気に用いる真空排気装置は、装置から発生
するオイルが素子の特性に影響を与えないように、オイ
ルを使用しないものを用いるのが好ましい。具体的に
は、ソープションポンプ、イオンポンプ等の真空排気装
置を挙げることが出来る。さらに、真空容器内を排気す
るときには、真空容器全体を加熱して、真空容器内壁
や、電子放出素子に吸着した有機物質分子を排気しやす
くするのが好ましい。このときの加熱条件は、80〜2
00℃で5時間以上が望ましいが、特にこの条件に限る
ものではなく、真空容器の大きさや形状、電子放出素子
の構成などの諸条件により適宜選ばれる条件により行
う。
圧力は、例えば1〜3×10-7torr以下が好まし
く、さらには1×10-8torr以下が特に好ましい。
真空容器の排気に用いる真空排気装置は、装置から発生
するオイルが素子の特性に影響を与えないように、オイ
ルを使用しないものを用いるのが好ましい。具体的に
は、ソープションポンプ、イオンポンプ等の真空排気装
置を挙げることが出来る。さらに、真空容器内を排気す
るときには、真空容器全体を加熱して、真空容器内壁
や、電子放出素子に吸着した有機物質分子を排気しやす
くするのが好ましい。このときの加熱条件は、80〜2
00℃で5時間以上が望ましいが、特にこの条件に限る
ものではなく、真空容器の大きさや形状、電子放出素子
の構成などの諸条件により適宜選ばれる条件により行
う。
【0084】安定化工程を行った後の、駆動時の雰囲気
は、上記安定化処理終了時の雰囲気を維持するのが好ま
しいが、これに限るものではなく、有機物質が十分除去
されていれば、真空度自体は多少低下しても十分安定な
特性を維持することが出来る。このような真空雰囲気を
採用することにより、新たな炭素あるいは炭素化合物の
堆積を抑制でき、結果として素子電流If,放出電流I
eが安定する。
は、上記安定化処理終了時の雰囲気を維持するのが好ま
しいが、これに限るものではなく、有機物質が十分除去
されていれば、真空度自体は多少低下しても十分安定な
特性を維持することが出来る。このような真空雰囲気を
採用することにより、新たな炭素あるいは炭素化合物の
堆積を抑制でき、結果として素子電流If,放出電流I
eが安定する。
【0085】以上のようにして得られる本発明の表面伝
導型電子放出素子の基本特性について、以下に説明す
る。
導型電子放出素子の基本特性について、以下に説明す
る。
【0086】以下に述べる表面伝導型電子放出素子の基
本特性は、図7の測定評価系のアノード電極54の電圧
を1kV〜10kVとし、アノード電極54と表面伝導
型電子放出素子の距離Hを2〜8mmとして、通常測定
を行う。また、測定に際しての素子電極4,5の電位
は、アノード電極54への電子ビームの有効な到達を鑑
みれば、電子放出部2を境に導電性膜3の抵抗値を異な
らせた素子に関しては、抵抗が低い方の導電性膜に電気
的に接続した素子電極(図7では素子電極5)側を他方
の素子電極に比べて低電位とし、また、一方の素子電極
の段差近傍に電子放出部を形成した素子(図2参照)に
関しては、電子放出部2を形成した側の素子電極(図2
では素子電極5)側を他方の素子電極に比べて低電位と
するのが好ましい。
本特性は、図7の測定評価系のアノード電極54の電圧
を1kV〜10kVとし、アノード電極54と表面伝導
型電子放出素子の距離Hを2〜8mmとして、通常測定
を行う。また、測定に際しての素子電極4,5の電位
は、アノード電極54への電子ビームの有効な到達を鑑
みれば、電子放出部2を境に導電性膜3の抵抗値を異な
らせた素子に関しては、抵抗が低い方の導電性膜に電気
的に接続した素子電極(図7では素子電極5)側を他方
の素子電極に比べて低電位とし、また、一方の素子電極
の段差近傍に電子放出部を形成した素子(図2参照)に
関しては、電子放出部2を形成した側の素子電極(図2
では素子電極5)側を他方の素子電極に比べて低電位と
するのが好ましい。
【0087】図7に示した測定評価系を用いて測定され
た放出電流Ie及び素子電流Ifと、素子電圧Vfとの
関係の典型的な例を図8に示す。尚、図8において、放
出電流Ieは素子電流Ifに比べて著しく小さいので、
任意単位で示されている。なお、縦・横軸ともリニアス
ケールである。
た放出電流Ie及び素子電流Ifと、素子電圧Vfとの
関係の典型的な例を図8に示す。尚、図8において、放
出電流Ieは素子電流Ifに比べて著しく小さいので、
任意単位で示されている。なお、縦・横軸ともリニアス
ケールである。
【0088】図8の(a)から明らかなように、本発明
の表面伝導型電子放出素子は、放出電流Ieに対する次
の3つの特徴的特性を有する。
の表面伝導型電子放出素子は、放出電流Ieに対する次
の3つの特徴的特性を有する。
【0089】まず第1に、表面伝導型電子放出素子はあ
る電圧(しきい値電圧と呼ぶ:図8の(a)中のVt
h)を超える素子電圧Vfを印加すると急激に放出電流
Ieが増加し、一方しきい値電圧Vth以下では放出電
流Ieが殆ど検出されない。即ち、放出電流Ieに対す
る明確なしきい値電圧Vthを持った非線形素子であ
る。
る電圧(しきい値電圧と呼ぶ:図8の(a)中のVt
h)を超える素子電圧Vfを印加すると急激に放出電流
Ieが増加し、一方しきい値電圧Vth以下では放出電
流Ieが殆ど検出されない。即ち、放出電流Ieに対す
る明確なしきい値電圧Vthを持った非線形素子であ
る。
【0090】第2に、放出電流Ieが素子電圧Vfに対
して単調増加する特性(MI特性と呼ぶ)を有するた
め、放出電流Ieは素子電圧Vfで制御できる。
して単調増加する特性(MI特性と呼ぶ)を有するた
め、放出電流Ieは素子電圧Vfで制御できる。
【0091】第3に、アノード電極54(図7参照)に
補足される放出電荷は、素子電圧Vfを印加する時間に
依存する。即ち、アノード電極54に捕捉される電荷量
は、素子電圧Vfを印加する時間により制御できる。
補足される放出電荷は、素子電圧Vfを印加する時間に
依存する。即ち、アノード電極54に捕捉される電荷量
は、素子電圧Vfを印加する時間により制御できる。
【0092】放出電流Ieが素子電圧Vfに対してMI
特性を有すると同時に、素子電流Ifも素子電圧Vfに
対してMI特性を有する場合もある。このような表面伝
導型電子放出素子の特性の例が図8の(a)に示す特性
である。一方、図8の(b)に示すように、素子電流I
fは素子電圧Vfに対して電圧制御型負性抵抗特性(V
CNR特性と呼ぶ)を示す場合もある。いずれの特性を
示すかは、表面伝導型電子放出素子の製法及び測定時の
測定条件等に依存する。但し、素子電流Ifが素子電圧
Vfに対してVCNR特性を有する表面伝導型電子放出
素子でも、放出電流Ieは素子電圧Vfに対してMI特
性を有する。
特性を有すると同時に、素子電流Ifも素子電圧Vfに
対してMI特性を有する場合もある。このような表面伝
導型電子放出素子の特性の例が図8の(a)に示す特性
である。一方、図8の(b)に示すように、素子電流I
fは素子電圧Vfに対して電圧制御型負性抵抗特性(V
CNR特性と呼ぶ)を示す場合もある。いずれの特性を
示すかは、表面伝導型電子放出素子の製法及び測定時の
測定条件等に依存する。但し、素子電流Ifが素子電圧
Vfに対してVCNR特性を有する表面伝導型電子放出
素子でも、放出電流Ieは素子電圧Vfに対してMI特
性を有する。
【0093】以上のような本発明による表面伝導型電子
放出素子の特徴的特性のため、複数の素子を配置した電
子源や画像形成装置でも、入力信号に応じて、容易に放
出電子量を制御することができることとなり、多方面へ
の応用が可能である。
放出素子の特徴的特性のため、複数の素子を配置した電
子源や画像形成装置でも、入力信号に応じて、容易に放
出電子量を制御することができることとなり、多方面へ
の応用が可能である。
【0094】次に、本発明の電子源の一例として前述の
表面伝導型電子放出素子を複数配置した電子源について
述べる。まず、表面伝導型電子放出素子の配列方式につ
いて説明する。
表面伝導型電子放出素子を複数配置した電子源について
述べる。まず、表面伝導型電子放出素子の配列方式につ
いて説明する。
【0095】本発明の電子源における表面伝導型電子放
出素子の配列方式としては、従来の技術の項で述べたよ
うな梯型配置の他、m本のX方向配線の上にn本のY方
向配線を層間絶縁層を介して設置し、表面伝導型電子放
出素子の一対の素子電極に夫々X方向配線、Y方向配線
を接続した配置方式が挙げられる。これを以後単純マト
リクス配置と呼ぶ。まず、この単純マトリクス配置につ
いて詳述する。
出素子の配列方式としては、従来の技術の項で述べたよ
うな梯型配置の他、m本のX方向配線の上にn本のY方
向配線を層間絶縁層を介して設置し、表面伝導型電子放
出素子の一対の素子電極に夫々X方向配線、Y方向配線
を接続した配置方式が挙げられる。これを以後単純マト
リクス配置と呼ぶ。まず、この単純マトリクス配置につ
いて詳述する。
【0096】前述した表面伝導型電子放出素子の基本的
特性によれば、単純マトリクス配置された表面伝導型電
子放出素子における放出電子は、しきい値電圧を超える
電圧では、対向する素子電極間に印加するパルス状電圧
の波高値とパルス幅で制御できる。一方、しきい値電圧
以下では殆ど電子は放出されない。従って、多数の表面
伝導型電子放出素子を配置した場合においても、個々の
素子に上記パルス状電圧を適宜印加すれば、入力信号に
応じて表面伝導型電子放出素子を選択し、その電子放出
量が制御でき、単純なマトリクス配線だけで個別の表面
伝導型電子放出素子を選択して独立に駆動可能となる。
特性によれば、単純マトリクス配置された表面伝導型電
子放出素子における放出電子は、しきい値電圧を超える
電圧では、対向する素子電極間に印加するパルス状電圧
の波高値とパルス幅で制御できる。一方、しきい値電圧
以下では殆ど電子は放出されない。従って、多数の表面
伝導型電子放出素子を配置した場合においても、個々の
素子に上記パルス状電圧を適宜印加すれば、入力信号に
応じて表面伝導型電子放出素子を選択し、その電子放出
量が制御でき、単純なマトリクス配線だけで個別の表面
伝導型電子放出素子を選択して独立に駆動可能となる。
【0097】単純マトリクス配置はこのような原理に基
づくもので、本発明の電子源の一例である、この単純マ
トリクス配置の電子源の構成について図9に基づいて更
に説明する。
づくもので、本発明の電子源の一例である、この単純マ
トリクス配置の電子源の構成について図9に基づいて更
に説明する。
【0098】図9において基板1は既に説明したような
ガラス板等であり、この基板1上に配列された本発明に
よる表面伝導型電子放出素子104の個数及び形状は用
途に応じて適宜設定されるものである。
ガラス板等であり、この基板1上に配列された本発明に
よる表面伝導型電子放出素子104の個数及び形状は用
途に応じて適宜設定されるものである。
【0099】m本のX方向配線102は、夫々外部端子
Dx1,Dx2,……,Dxmを有するもので、基板1
上に、真空蒸着法、印刷法、スパッタ法等で形成した導
電性金属等である。また、多数の表面伝導型電子放出素
子104にほぼ均等に電圧が供給されるように、材料、
膜厚、配線幅が設定されている。
Dx1,Dx2,……,Dxmを有するもので、基板1
上に、真空蒸着法、印刷法、スパッタ法等で形成した導
電性金属等である。また、多数の表面伝導型電子放出素
子104にほぼ均等に電圧が供給されるように、材料、
膜厚、配線幅が設定されている。
【0100】n本のY方向配線103は、夫々外部端子
Dy1,Dy2,……,Dynを有するもので、X方向
配線102と同様に作成される。
Dy1,Dy2,……,Dynを有するもので、X方向
配線102と同様に作成される。
【0101】これらm本のX方向配線102とn本のY
方向配線103間には、不図示の層間絶縁層が設置さ
れ、電気的に分離されて、マトリクス配線を構成してい
る。尚、このm,nは共に正の整数である。
方向配線103間には、不図示の層間絶縁層が設置さ
れ、電気的に分離されて、マトリクス配線を構成してい
る。尚、このm,nは共に正の整数である。
【0102】不図示の層間絶縁層は、真空蒸着法、印刷
法、スパッタ法等で形成されたSiO2 等であり、X方
向配線102を形成した基板1の全面或は一部に所望の
形状で形成され、特に、X方向配線102とY方向配線
103の交差部の電位差に耐え得るように、膜厚、材
料、製法が適宜設定される。X方向配線102とY方向
配線103は、それぞれ外部端子として引き出されてい
る。
法、スパッタ法等で形成されたSiO2 等であり、X方
向配線102を形成した基板1の全面或は一部に所望の
形状で形成され、特に、X方向配線102とY方向配線
103の交差部の電位差に耐え得るように、膜厚、材
料、製法が適宜設定される。X方向配線102とY方向
配線103は、それぞれ外部端子として引き出されてい
る。
【0103】更に、表面伝導型電子放出素子104の対
向する素子電極(不図示)が、m本のX方向配線102
と、n本のY方向配線103と、真空蒸着法、印刷法、
スパッタ法等で形成された導電性金属等からなる結線1
05によって電気的に接続されているものである。
向する素子電極(不図示)が、m本のX方向配線102
と、n本のY方向配線103と、真空蒸着法、印刷法、
スパッタ法等で形成された導電性金属等からなる結線1
05によって電気的に接続されているものである。
【0104】ここで、m本のX方向配線102と、n本
のY方向配線103と、結線105と、対向する素子電
極とは、その構成元素の一部あるいは全部が同一であっ
ても、また夫々異なっていてもよく、前述の素子電極の
材料等より適宜選択される。これら素子電極への配線
は、素子電極と材料が同一である場合は素子電極と総称
する場合もある。また、表面伝導型電子放出素子104
は、基板1あるいは不図示の層間絶縁層上どちらに形成
してもよい。
のY方向配線103と、結線105と、対向する素子電
極とは、その構成元素の一部あるいは全部が同一であっ
ても、また夫々異なっていてもよく、前述の素子電極の
材料等より適宜選択される。これら素子電極への配線
は、素子電極と材料が同一である場合は素子電極と総称
する場合もある。また、表面伝導型電子放出素子104
は、基板1あるいは不図示の層間絶縁層上どちらに形成
してもよい。
【0105】また、詳しくは後述するが、前記X方向配
線102には、X方向に配列された表面伝導型電子放出
素子104の行を入力信号に応じて走査するために、走
査信号を印加する不図示の走査信号印加手段が電気的に
接続されている。
線102には、X方向に配列された表面伝導型電子放出
素子104の行を入力信号に応じて走査するために、走
査信号を印加する不図示の走査信号印加手段が電気的に
接続されている。
【0106】一方、Y方向配線103には、Y方向に配
列された表面伝導型電子放出素子104の列の各列を入
力信号に応じて変調するために、変調信号を印加する不
図示の変調信号発生手段が電気的に接続されている。更
に、各表面伝導型電子放出素子104に印加される駆動
電圧は、当該表面伝導型電子放出素子104に印加され
る走査信号と変調信号の差電圧として供給されるもので
ある。
列された表面伝導型電子放出素子104の列の各列を入
力信号に応じて変調するために、変調信号を印加する不
図示の変調信号発生手段が電気的に接続されている。更
に、各表面伝導型電子放出素子104に印加される駆動
電圧は、当該表面伝導型電子放出素子104に印加され
る走査信号と変調信号の差電圧として供給されるもので
ある。
【0107】次に、以上のような単純マトリクス配置の
電子源を用いて構成される本発明の画像形成装置の一例
を、図10〜図12を用いて説明する。尚、図10は表
示パネル201の基本構成図であり、図11は蛍光膜1
14を示す図であり、図12は図10の表示パネル20
1で、NTSC方式のテレビ信号に応じてテレビジョン
表示を行うための駆動回路の一例を示すブロック図であ
る。
電子源を用いて構成される本発明の画像形成装置の一例
を、図10〜図12を用いて説明する。尚、図10は表
示パネル201の基本構成図であり、図11は蛍光膜1
14を示す図であり、図12は図10の表示パネル20
1で、NTSC方式のテレビ信号に応じてテレビジョン
表示を行うための駆動回路の一例を示すブロック図であ
る。
【0108】図10において、1は上述のようにして表
面伝導型電子放出素子を配置した電子源の基板、111
は基板1を固定したリアプレート、116はガラス基板
113の内面に蛍光膜114とメタルバック115等が
形成されたフェースプレート、112は支持枠であり、
リアプレート111、支持枠112及びフェースプレー
ト116にフリットガラス等を塗布し、大気中あるいは
窒素中で、400〜500℃で10分以上焼成すること
で封着して外囲器118を構成している。
面伝導型電子放出素子を配置した電子源の基板、111
は基板1を固定したリアプレート、116はガラス基板
113の内面に蛍光膜114とメタルバック115等が
形成されたフェースプレート、112は支持枠であり、
リアプレート111、支持枠112及びフェースプレー
ト116にフリットガラス等を塗布し、大気中あるいは
窒素中で、400〜500℃で10分以上焼成すること
で封着して外囲器118を構成している。
【0109】図10において、102,103は、表面
伝導型電子放出素子104の一対の素子電極4,5(図
1参照)と接続されたX方向配線及びY方向配線で、夫
々外部端子Dx1ないしDxm,Dy1ないしDynを
有している。
伝導型電子放出素子104の一対の素子電極4,5(図
1参照)と接続されたX方向配線及びY方向配線で、夫
々外部端子Dx1ないしDxm,Dy1ないしDynを
有している。
【0110】外囲器118は、上述の如く、フェースー
プレート116、支持枠112、リアプレート111で
構成されている。しかし、リアプレート111は主に基
板1の強度を補強する目的で設けられるものであり、基
板1自体で十分な強度を持つ場合は別体のリアプレート
111は不要で、基板1に直接支持枠112を封着し、
フェースプレート116、支持枠112、基板1にて外
囲器118を構成してもよい。また、フェースプレート
116、リアプレート111の間にスぺーサーと呼ばれ
る不図示の支持体を更に設置することで、大気圧に対し
て十分な強度を有する外囲器118とすることもでき
る。
プレート116、支持枠112、リアプレート111で
構成されている。しかし、リアプレート111は主に基
板1の強度を補強する目的で設けられるものであり、基
板1自体で十分な強度を持つ場合は別体のリアプレート
111は不要で、基板1に直接支持枠112を封着し、
フェースプレート116、支持枠112、基板1にて外
囲器118を構成してもよい。また、フェースプレート
116、リアプレート111の間にスぺーサーと呼ばれ
る不図示の支持体を更に設置することで、大気圧に対し
て十分な強度を有する外囲器118とすることもでき
る。
【0111】蛍光膜114は、モノクロームの場合は蛍
光体122のみからなるが、カラーの蛍光膜114の場
合は、蛍光体122の配列により、ブラックストライプ
(図11(a))あるいはブラックマトリクス(図11
(b))等と呼ばれる黒色導電材121と蛍光体122
とで構成される。ブラックストライプ、ブラックマトリ
クスが設けられる目的は、カラー表示の場合必要となる
三原色の各蛍光体122間の塗り分け部を黒くすること
で混色等を目立たなくすることと、蛍光膜114におけ
る外光反射によるコントラストの低下を抑制することで
ある。黒色導電材121の材料としては、通常良く用い
られている黒鉛を主成分とする材料だけでなく、導電性
があり、光の透過及び反射が少ない材料であれば他の材
料を用いることもできる。
光体122のみからなるが、カラーの蛍光膜114の場
合は、蛍光体122の配列により、ブラックストライプ
(図11(a))あるいはブラックマトリクス(図11
(b))等と呼ばれる黒色導電材121と蛍光体122
とで構成される。ブラックストライプ、ブラックマトリ
クスが設けられる目的は、カラー表示の場合必要となる
三原色の各蛍光体122間の塗り分け部を黒くすること
で混色等を目立たなくすることと、蛍光膜114におけ
る外光反射によるコントラストの低下を抑制することで
ある。黒色導電材121の材料としては、通常良く用い
られている黒鉛を主成分とする材料だけでなく、導電性
があり、光の透過及び反射が少ない材料であれば他の材
料を用いることもできる。
【0112】ガラス基板113に蛍光体122を塗布す
る方法としては、モノクローム、カラーによらず、沈澱
法や印刷法が用いられる。
る方法としては、モノクローム、カラーによらず、沈澱
法や印刷法が用いられる。
【0113】また、図10に示されるように、蛍光膜1
14の内面側には通常メタルバック115が設けられ
る。メタルバック115の目的は、蛍光体122(図1
1参照)の発光のうち内面側への光をフェースプレート
116側へ鏡面反射することにより輝度を向上するこ
と、電子ビーム加速電圧を印加するための電極として作
用すること、外囲器118内で発生した負イオンの衝突
によるダメージからの蛍光体122の保護等である。メ
タルバック115は、蛍光膜114の作製後、蛍光膜1
14の内面側表面の平滑化処理(通常、「フィルミン
グ」と呼ばれる。)を行い、その後Alを真空蒸着等で
堆積することで作製できる。
14の内面側には通常メタルバック115が設けられ
る。メタルバック115の目的は、蛍光体122(図1
1参照)の発光のうち内面側への光をフェースプレート
116側へ鏡面反射することにより輝度を向上するこ
と、電子ビーム加速電圧を印加するための電極として作
用すること、外囲器118内で発生した負イオンの衝突
によるダメージからの蛍光体122の保護等である。メ
タルバック115は、蛍光膜114の作製後、蛍光膜1
14の内面側表面の平滑化処理(通常、「フィルミン
グ」と呼ばれる。)を行い、その後Alを真空蒸着等で
堆積することで作製できる。
【0114】フェースプレート116には、更に蛍光膜
114の導電性を高めるため、蛍光膜114の外面側に
透明電極(不図示)を設けてもよい。
114の導電性を高めるため、蛍光膜114の外面側に
透明電極(不図示)を設けてもよい。
【0115】前述の封着を行う際、カラーの場合は各色
蛍光体122と表面伝導型電子放出素子104とを対応
させなくてはいけないため、十分な位置合わせを行なう
必要がある。
蛍光体122と表面伝導型電子放出素子104とを対応
させなくてはいけないため、十分な位置合わせを行なう
必要がある。
【0116】外囲器118内は、前述の安定化工程と同
様に、適宜加熱しながら、イオンポンプ、ソープション
ポンプなどのオイルを使用しない排気装置により不図示
の排気管を通じて排気し、10-7torr程度の真空度
の有機物質の十分少ない雰囲気にした後、封止される。
また、外囲器118の封止後の真空度を維持するために
ゲッター処理を行うこともできる。これは、外囲器11
8の封止を行う直前あるいは封止後に抵抗加熱あるいは
高周波加熱等により、外囲器118内の所定の位置に配
置したゲッター(不図示)を加熱し、蒸着膜を形成する
処理である。ゲッターは通常Ba等が主成分であり、該
蒸着膜の吸着作用により、例えば1×10-5〜1×10
-7torrの真空度を維持するためのものである。
様に、適宜加熱しながら、イオンポンプ、ソープション
ポンプなどのオイルを使用しない排気装置により不図示
の排気管を通じて排気し、10-7torr程度の真空度
の有機物質の十分少ない雰囲気にした後、封止される。
また、外囲器118の封止後の真空度を維持するために
ゲッター処理を行うこともできる。これは、外囲器11
8の封止を行う直前あるいは封止後に抵抗加熱あるいは
高周波加熱等により、外囲器118内の所定の位置に配
置したゲッター(不図示)を加熱し、蒸着膜を形成する
処理である。ゲッターは通常Ba等が主成分であり、該
蒸着膜の吸着作用により、例えば1×10-5〜1×10
-7torrの真空度を維持するためのものである。
【0117】尚、前述したフォーミング処理以降の表面
伝導型電子放出素子の各製造工程は、通常、外囲器11
8の封止直前に行われるもので、その内容は前述した通
りである。
伝導型電子放出素子の各製造工程は、通常、外囲器11
8の封止直前に行われるもので、その内容は前述した通
りである。
【0118】上述の表示パネル201は、例えば図12
に示されるような駆動回路で駆動することができる。
尚、図12において、201は表示パネル、202は走
査回路、203は制御回路、204はシフトレジスタ、
205はラインメモリ、206は同期信号分離回路、2
07は変調信号発生器、Vx及びVaは直流電圧源であ
る。
に示されるような駆動回路で駆動することができる。
尚、図12において、201は表示パネル、202は走
査回路、203は制御回路、204はシフトレジスタ、
205はラインメモリ、206は同期信号分離回路、2
07は変調信号発生器、Vx及びVaは直流電圧源であ
る。
【0119】図12に示されるように、表示パネル20
1は、外部端子Dx1ないしDxm、外部端子Dy1な
いしDyn及び高圧端子Hvを介して外部の電気回路と
接続されている。この内、外部端子Dx1ないしDxm
には前記表示パネル201内に設けられている表面伝導
型電子放出素子、即ちm行n列の行列状にマトリクス配
置された表面伝導型電子放出素子群を1行(n素子ず
つ)順次駆動して行くための走査信号が印加される。
1は、外部端子Dx1ないしDxm、外部端子Dy1な
いしDyn及び高圧端子Hvを介して外部の電気回路と
接続されている。この内、外部端子Dx1ないしDxm
には前記表示パネル201内に設けられている表面伝導
型電子放出素子、即ちm行n列の行列状にマトリクス配
置された表面伝導型電子放出素子群を1行(n素子ず
つ)順次駆動して行くための走査信号が印加される。
【0120】一方、端子Dy1ないし外部端子Dynに
は、前記走査信号により選択された1行の各表面伝導型
電子放出素子の出力電子ビームを制御するための変調信
号が印加される。また、高圧端子Hvには、直流電圧源
Vaより、例えば10kVの直流電圧が供給される。こ
れは表面伝導型電子放出素子より出力される電子ビーム
に、蛍光体を励起するのに十分なエネルギーを付与する
ための加速電圧である。
は、前記走査信号により選択された1行の各表面伝導型
電子放出素子の出力電子ビームを制御するための変調信
号が印加される。また、高圧端子Hvには、直流電圧源
Vaより、例えば10kVの直流電圧が供給される。こ
れは表面伝導型電子放出素子より出力される電子ビーム
に、蛍光体を励起するのに十分なエネルギーを付与する
ための加速電圧である。
【0121】走査回路202は、内部にm個のスイッチ
ング素子(図12中S1ないしSmで模式的に示す)を
備えるもので、各スイッチング素子S1〜Smは、直流
電圧電源Vxの出力電圧もしくは0V(グランドレベ
ル)のいずれか一方を選択して、表示パネル201の外
部端子Dx1ないしDxmと電気的に接続するものであ
る。各スイッチング素子S1〜Smは、制御回路203
が出力する制御信号Tscanに基づいて動作するもの
で、実際には、例えばFETのようなスイッチング機能
を有する素子を組み合わせることにより容易に構成する
ことが可能である。
ング素子(図12中S1ないしSmで模式的に示す)を
備えるもので、各スイッチング素子S1〜Smは、直流
電圧電源Vxの出力電圧もしくは0V(グランドレベ
ル)のいずれか一方を選択して、表示パネル201の外
部端子Dx1ないしDxmと電気的に接続するものであ
る。各スイッチング素子S1〜Smは、制御回路203
が出力する制御信号Tscanに基づいて動作するもの
で、実際には、例えばFETのようなスイッチング機能
を有する素子を組み合わせることにより容易に構成する
ことが可能である。
【0122】本例における前記直流電圧源Vxは、前記
表面伝導型電子放出素子の特性(しきい値電圧)に基づ
き、走査されていない表面伝導型電子放出素子に印加さ
れる駆動電圧がしきい値電圧以下となるような一定電圧
を出力するよう設定されている。
表面伝導型電子放出素子の特性(しきい値電圧)に基づ
き、走査されていない表面伝導型電子放出素子に印加さ
れる駆動電圧がしきい値電圧以下となるような一定電圧
を出力するよう設定されている。
【0123】制御回路203は、外部より入力される画
像信号に基づいて適切な表示が行われるように、各部の
動作を整合させる働きを持つものである。次に説明する
同期信号分離回路206より送られる同期信号Tsyn
cに基づいて、各部に対してTscan、Tsft及び
Tmryの各制御信号を発生する。
像信号に基づいて適切な表示が行われるように、各部の
動作を整合させる働きを持つものである。次に説明する
同期信号分離回路206より送られる同期信号Tsyn
cに基づいて、各部に対してTscan、Tsft及び
Tmryの各制御信号を発生する。
【0124】同期信号分離回路206は、外部から入力
されるNTSC方式のテレビ信号から、同期信号成分と
輝度信号成分を分離するための回路で、よく知られてい
るように、周波数分離(フィルター)回路を用いれば、
容易に構成できるものである。同期信号分離回路206
により分離された同期信号は、これもよく知られるよう
に、垂直同期信号と水平同期信号よりなる。ここでは、
説明の便宜上Tsyncとして図示する。一方、前記テ
レビ信号から分離された画像の輝度信号成分を便宜上D
ATA信号と図示する。このDATA信号はシフトレジ
スタ204に入力される。
されるNTSC方式のテレビ信号から、同期信号成分と
輝度信号成分を分離するための回路で、よく知られてい
るように、周波数分離(フィルター)回路を用いれば、
容易に構成できるものである。同期信号分離回路206
により分離された同期信号は、これもよく知られるよう
に、垂直同期信号と水平同期信号よりなる。ここでは、
説明の便宜上Tsyncとして図示する。一方、前記テ
レビ信号から分離された画像の輝度信号成分を便宜上D
ATA信号と図示する。このDATA信号はシフトレジ
スタ204に入力される。
【0125】シフトレジスタ204は、時系列的にシリ
アル入力される前記DATA信号を、画像の1ライン毎
にシリアル/パラレル変換するためのもので、前記制御
回路203より送られる制御信号Tsftに基づいて作
動する。この制御信号Tsftは、シフトレジスタ20
4のシフトクロックであると言い換えてもよい。また、
シリアル/パラレル変換された画像1ライン分(表面伝
導型電子放出素子のn素子分の駆動データに相当する)
のデータは、Id1ないしIdnのn個の並列信号とし
て前記シフトレジスタ204より出力される。
アル入力される前記DATA信号を、画像の1ライン毎
にシリアル/パラレル変換するためのもので、前記制御
回路203より送られる制御信号Tsftに基づいて作
動する。この制御信号Tsftは、シフトレジスタ20
4のシフトクロックであると言い換えてもよい。また、
シリアル/パラレル変換された画像1ライン分(表面伝
導型電子放出素子のn素子分の駆動データに相当する)
のデータは、Id1ないしIdnのn個の並列信号とし
て前記シフトレジスタ204より出力される。
【0126】ラインメモリ205は、画像1ライン分の
データを必要時間だけ記憶するための記憶装置であり、
制御回路203より送られる制御信号Tmryに従って
適宜Id1ないしIdnの内容を記憶する。記憶された
内容は、Id’1ないしId’nとして出力され、変調
信号発生器207に入力される。
データを必要時間だけ記憶するための記憶装置であり、
制御回路203より送られる制御信号Tmryに従って
適宜Id1ないしIdnの内容を記憶する。記憶された
内容は、Id’1ないしId’nとして出力され、変調
信号発生器207に入力される。
【0127】変調信号発生器207は、前記画像データ
Id’1ないしId’nの各々に応じて、表面伝導型電
子放出素子の各々を適切に駆動変調するための信号源
で、その出力信号は、端子Dy1ないしDynを通じて
表示パネル201内の表面伝導型電子放出素子に印加さ
れる。
Id’1ないしId’nの各々に応じて、表面伝導型電
子放出素子の各々を適切に駆動変調するための信号源
で、その出力信号は、端子Dy1ないしDynを通じて
表示パネル201内の表面伝導型電子放出素子に印加さ
れる。
【0128】前述したように、表面伝導型電子放出素子
は電子放出に明確なしきい値電圧を有しており、しきい
値電圧を超える電圧が印加された場合にのみ電子放出が
生じる。また、しきい値電圧を超える電圧に対しては表
面伝導型電子放出素子への印加電圧の変化に応じて放出
電流も変化して行く。表面伝導型電子放出素子の材料、
構成、製造方法を変えることにより、しきい値電圧の値
や印加電圧に対する放出電流の変化度合いが変わる場合
もあるが、いずれにしても以下のことがいえる。
は電子放出に明確なしきい値電圧を有しており、しきい
値電圧を超える電圧が印加された場合にのみ電子放出が
生じる。また、しきい値電圧を超える電圧に対しては表
面伝導型電子放出素子への印加電圧の変化に応じて放出
電流も変化して行く。表面伝導型電子放出素子の材料、
構成、製造方法を変えることにより、しきい値電圧の値
や印加電圧に対する放出電流の変化度合いが変わる場合
もあるが、いずれにしても以下のことがいえる。
【0129】即ち、表面伝導型電子放出素子にパルス状
の電圧を印加する場合、例えばしきい値電圧以下の電圧
を印加しても電子放出は生じないが、しきい値電圧を超
える電圧を印加する場合には電子放出を生じる。その
際、第1には電圧パルスの波高値を変化させることによ
り、出力される電子ビームの強度を制御することが可能
である。第2には、電圧パルスの幅を変化させることに
より、出力される電子ビームの電荷の総量を制御するこ
とが可能である。
の電圧を印加する場合、例えばしきい値電圧以下の電圧
を印加しても電子放出は生じないが、しきい値電圧を超
える電圧を印加する場合には電子放出を生じる。その
際、第1には電圧パルスの波高値を変化させることによ
り、出力される電子ビームの強度を制御することが可能
である。第2には、電圧パルスの幅を変化させることに
より、出力される電子ビームの電荷の総量を制御するこ
とが可能である。
【0130】従って、入力信号に応じて表面伝導型電子
放出素子を変調する方式としては、電圧変調方式とパル
ス幅変調方式とが挙げられる。電圧変調方式を行う場
合、変調信号発生器207としては、一定の長さの電圧
パルスを発生するが、入力されるデータに応じて適宜パ
ルスの波高値を変調できる電圧変調方式の回路を用い
る。また、パルス幅変調方式を行う場合、変調信号発生
器207としては、一定の波高値の電圧パルスを発生す
るが、入力されるデータに応じて適宜パルス幅を変調で
きるパルス幅変調方式の回路を用いる。
放出素子を変調する方式としては、電圧変調方式とパル
ス幅変調方式とが挙げられる。電圧変調方式を行う場
合、変調信号発生器207としては、一定の長さの電圧
パルスを発生するが、入力されるデータに応じて適宜パ
ルスの波高値を変調できる電圧変調方式の回路を用い
る。また、パルス幅変調方式を行う場合、変調信号発生
器207としては、一定の波高値の電圧パルスを発生す
るが、入力されるデータに応じて適宜パルス幅を変調で
きるパルス幅変調方式の回路を用いる。
【0131】シフトレジスタ204やラインメモリ20
5は、デジタル信号式のものでもアナログ信号式のもの
でもよく、画像信号のシリアル/パラレル変換や記憶が
所定の速度で行えるものであればよい。
5は、デジタル信号式のものでもアナログ信号式のもの
でもよく、画像信号のシリアル/パラレル変換や記憶が
所定の速度で行えるものであればよい。
【0132】デジタル信号式を用いる場合には、同期信
号分離回路206の出力信号DATAをデジタル信号化
する必要がある。これは同期信号分離回路206の出力
部にA/D変換器を設けることで行える。
号分離回路206の出力信号DATAをデジタル信号化
する必要がある。これは同期信号分離回路206の出力
部にA/D変換器を設けることで行える。
【0133】また、これと関連して、ラインメモリ20
5の出力信号がデジタル信号かアナログ信号かにより、
変調信号発生器207に設けられる回路が若干異なるも
のとなる。
5の出力信号がデジタル信号かアナログ信号かにより、
変調信号発生器207に設けられる回路が若干異なるも
のとなる。
【0134】即ち、デジタル信号で電圧変調方式の場
合、変調信号発生器207には、例えばよく知られてい
るD/A変換回路を用い、必要に応じて増幅回路等を付
け加えればよい。また、デジタル信号でパルス幅変調方
式の場合、変調信号発生器207は、例えば高速の発振
器及び発振器の出力する波数を計数する計数器(カウン
タ)及び計数器の出力値と前記メモリの出力値を比較す
る比較器(コンパレータ)を組み合わせた回路を用いる
ことで容易に構成することができる。更に、必要に応じ
て、比較器の出力するパルス幅変調された変調信号を表
面伝導型電子放出素子の駆動電圧にまで電圧増幅するた
めの増幅器を付け加えてもよい。
合、変調信号発生器207には、例えばよく知られてい
るD/A変換回路を用い、必要に応じて増幅回路等を付
け加えればよい。また、デジタル信号でパルス幅変調方
式の場合、変調信号発生器207は、例えば高速の発振
器及び発振器の出力する波数を計数する計数器(カウン
タ)及び計数器の出力値と前記メモリの出力値を比較す
る比較器(コンパレータ)を組み合わせた回路を用いる
ことで容易に構成することができる。更に、必要に応じ
て、比較器の出力するパルス幅変調された変調信号を表
面伝導型電子放出素子の駆動電圧にまで電圧増幅するた
めの増幅器を付け加えてもよい。
【0135】一方、アナログ信号で電圧変調方式の場
合、変調信号発生器207には、例えばよく知られてい
るオペアンプ等を用いた増幅回路を用いればよく、必要
に応じてレベルシフト回路等を付け加えてもよい。ま
た、アナログ信号でパルス幅変調方式の場合、例えばよ
く知られている電圧制御型発振回路(VCO)を用いれ
ばよく、必要に応じて表面伝導型電子放出素子の駆動電
圧にまで電圧増幅するための増幅器を付け加えてもよ
い。
合、変調信号発生器207には、例えばよく知られてい
るオペアンプ等を用いた増幅回路を用いればよく、必要
に応じてレベルシフト回路等を付け加えてもよい。ま
た、アナログ信号でパルス幅変調方式の場合、例えばよ
く知られている電圧制御型発振回路(VCO)を用いれ
ばよく、必要に応じて表面伝導型電子放出素子の駆動電
圧にまで電圧増幅するための増幅器を付け加えてもよ
い。
【0136】以上のような表示パネル201及び駆動回
路を有する本発明の画像形成装置は、端子Dx1〜Dx
m及びDy1〜Dynから電圧を印加することにより、
必要な表面伝導型電子放出素子から電子を放出させるこ
とができ、高圧端子Hvを通じて、メタルバック115
あるいは透明電極(不図示)に高電圧を印加して電子ビ
ームを加速し、加速した電子ビームを蛍光膜114に衝
突させることで生じる励起・発光によって、NTSC方
式のテレビ信号に応じてテレビジョン表示を行うことが
できるものである。
路を有する本発明の画像形成装置は、端子Dx1〜Dx
m及びDy1〜Dynから電圧を印加することにより、
必要な表面伝導型電子放出素子から電子を放出させるこ
とができ、高圧端子Hvを通じて、メタルバック115
あるいは透明電極(不図示)に高電圧を印加して電子ビ
ームを加速し、加速した電子ビームを蛍光膜114に衝
突させることで生じる励起・発光によって、NTSC方
式のテレビ信号に応じてテレビジョン表示を行うことが
できるものである。
【0137】尚、以上説明した構成は、表示等に用いら
れる本発明の画像形成装置を得る上で必要な概略構成で
あり、例えば各部材の材料等、詳細な部分は上述の内容
に限られるものではなく、画像形成装置の用途に適する
よう、適宜選択されるものである。また、入力信号とし
てNTSC方式を挙げたが、本発明の画像形成装置はこ
れに限られるものではなく、PAL、SECAM方式等
の他の方式でもよく、更にはこれらよりも多数の走査線
からなるTV信号、例えばMUSE方式を初めとする高
品位TV方式でもよい。
れる本発明の画像形成装置を得る上で必要な概略構成で
あり、例えば各部材の材料等、詳細な部分は上述の内容
に限られるものではなく、画像形成装置の用途に適する
よう、適宜選択されるものである。また、入力信号とし
てNTSC方式を挙げたが、本発明の画像形成装置はこ
れに限られるものではなく、PAL、SECAM方式等
の他の方式でもよく、更にはこれらよりも多数の走査線
からなるTV信号、例えばMUSE方式を初めとする高
品位TV方式でもよい。
【0138】次に、前述の梯型配置の電子源及びこれを
用いて構成される本発明の画像形成装置の一例について
図13及び図14を用いて説明する。
用いて構成される本発明の画像形成装置の一例について
図13及び図14を用いて説明する。
【0139】図13において、1は基板、104は表面
伝導型電子放出素子、304は表面伝導型電子放出素子
104を接続する共通配線で10本設けられており、各
々外部端子D1〜D10を有している。
伝導型電子放出素子、304は表面伝導型電子放出素子
104を接続する共通配線で10本設けられており、各
々外部端子D1〜D10を有している。
【0140】表面伝導型電子放出素子104は、基板1
上に並列に複数個配置されている。これを素子行と呼
ぶ。そしてこの素子行が複数行配置されて電子源を構成
している。
上に並列に複数個配置されている。これを素子行と呼
ぶ。そしてこの素子行が複数行配置されて電子源を構成
している。
【0141】各素子行の共通配線304(例えば外部端
子D1とD2の共通配線304)間に適宜の駆動電圧を
印加することで、各素子行を独立に駆動することが可能
である。即ち、電子ビームを放出させたい素子行にはし
きい値電圧を超える電圧を印加し、電子ビームを放出さ
せたくない素子行にはしきい値電圧以下の電圧を印加す
るようにすればよい。このような駆動電圧の印加は、各
素子行間に位置する共通配線D2〜D9について、夫々
相隣接する共通配線304、即ち夫々相隣接する外部端
子D2とD3,D4とD5,D6とD7,D8とD9の
共通配線304を一体の同一配線としても行うことがで
きる。
子D1とD2の共通配線304)間に適宜の駆動電圧を
印加することで、各素子行を独立に駆動することが可能
である。即ち、電子ビームを放出させたい素子行にはし
きい値電圧を超える電圧を印加し、電子ビームを放出さ
せたくない素子行にはしきい値電圧以下の電圧を印加す
るようにすればよい。このような駆動電圧の印加は、各
素子行間に位置する共通配線D2〜D9について、夫々
相隣接する共通配線304、即ち夫々相隣接する外部端
子D2とD3,D4とD5,D6とD7,D8とD9の
共通配線304を一体の同一配線としても行うことがで
きる。
【0142】図14は、上記梯型配置の電子源を備えた
表示パネル301の構造を示す図である。
表示パネル301の構造を示す図である。
【0143】図14中302はグリッド電極、303は
電子が通過するための開口、D1〜Dmは各表面伝導型
電子放出素子に電圧を印加するための外部端子、G1〜
Gnはグリッド電極302に接続された外部端子であ
る。また、各素子行間の共通配線304は一体の同一配
線として基板1上に形成されている。
電子が通過するための開口、D1〜Dmは各表面伝導型
電子放出素子に電圧を印加するための外部端子、G1〜
Gnはグリッド電極302に接続された外部端子であ
る。また、各素子行間の共通配線304は一体の同一配
線として基板1上に形成されている。
【0144】尚、図14において図10と同じ符号は同
じ部材を示すものであり、図10に示される単純マトリ
クス配置の電子源を用いた表示パネル201との大きな
違いは、基板1とフェースプレート116の間にグリッ
ド電極302を備えている点である。
じ部材を示すものであり、図10に示される単純マトリ
クス配置の電子源を用いた表示パネル201との大きな
違いは、基板1とフェースプレート116の間にグリッ
ド電極302を備えている点である。
【0145】基板1とフェースプレート116の間に
は、上記のようにグリッド電極302が設けられてい
る。このグリッド電極302は、表面伝導型電子放出素
子104から放出された電子ビームを変調することがで
きるもので、梯型配置の素子行と直行して設けられたス
トライプ状の電極に、電子ビームを通過させるために、
各表面伝導型電子放出素子104に対応して1個ずつ円
形の開口303を設けたものとなっている。
は、上記のようにグリッド電極302が設けられてい
る。このグリッド電極302は、表面伝導型電子放出素
子104から放出された電子ビームを変調することがで
きるもので、梯型配置の素子行と直行して設けられたス
トライプ状の電極に、電子ビームを通過させるために、
各表面伝導型電子放出素子104に対応して1個ずつ円
形の開口303を設けたものとなっている。
【0146】グリッド電極302の形状や配置位置は、
必ずしも図14に示すようなものでなければならないも
のではなく、開口303をメッシュ状に多数設けること
もあり、またグリッド電極302を、例えば表面伝導型
電子放出素子104の周囲や近傍に設けてもよい。
必ずしも図14に示すようなものでなければならないも
のではなく、開口303をメッシュ状に多数設けること
もあり、またグリッド電極302を、例えば表面伝導型
電子放出素子104の周囲や近傍に設けてもよい。
【0147】外部端子D1〜Dm及びG1〜Gnは不図
示の駆動回路に接続されている。そして、素子行を1列
ずつ順次駆動(走査)して行くのと同期してグリッド電
極302の列に画像1ライン分の変調信号を印加するこ
とにより、各電子ビームの蛍光膜114への照射を制御
し、画像を1ラインずつ表示することができる。
示の駆動回路に接続されている。そして、素子行を1列
ずつ順次駆動(走査)して行くのと同期してグリッド電
極302の列に画像1ライン分の変調信号を印加するこ
とにより、各電子ビームの蛍光膜114への照射を制御
し、画像を1ラインずつ表示することができる。
【0148】以上のように、本発明の画像形成装置は、
単純マトリクス配置及び梯型配置のいずれの本発明の電
子源を用いても得ることができ、上述したテレビジョン
放送の表示装置のみならず、テレビ会議システム、コン
ピューター等の表示装置として好適な画像形成装置が得
られる。更には、感光ドラムとで構成した光プリンター
の露光装置としても用いることができるものである。
単純マトリクス配置及び梯型配置のいずれの本発明の電
子源を用いても得ることができ、上述したテレビジョン
放送の表示装置のみならず、テレビ会議システム、コン
ピューター等の表示装置として好適な画像形成装置が得
られる。更には、感光ドラムとで構成した光プリンター
の露光装置としても用いることができるものである。
【0149】
【実施例】以下、具体的な実施例を挙げて本発明を詳し
く説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の目的が達成される範囲内での各要素
の置換や設計変更がなされたものをも包含する。
く説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の目的が達成される範囲内での各要素
の置換や設計変更がなされたものをも包含する。
【0150】[実施例1]本実施例では、図15(a)
に示した構成の本発明の表面伝導型電子放出素子を8素
子、及び比較用として図15(b)に示した従来の表面
伝導型電子放出素子を1素子作製し、それらの電子放出
特性等について行った実験について説明する。尚、図中
のW1は素子電極4,5の幅、W2は導電性膜3の幅、
Lは素子電極4,5の間隔を表している。
に示した構成の本発明の表面伝導型電子放出素子を8素
子、及び比較用として図15(b)に示した従来の表面
伝導型電子放出素子を1素子作製し、それらの電子放出
特性等について行った実験について説明する。尚、図中
のW1は素子電極4,5の幅、W2は導電性膜3の幅、
Lは素子電極4,5の間隔を表している。
【0151】図15にも示したように、以後、本発明の
表面伝導型電子放出素子を形成する基板を基板A、比較
用の表面伝導型電子放出素子を形成する基板を基板Bと
呼ぶ。尚、基板Aの8素子を区別するため、それぞれ基
板A1、基板A2……基板A8と呼ぶことにする。単に
基板Aと呼ぶ場合は8素子全てを対象にしていることを
意味する。
表面伝導型電子放出素子を形成する基板を基板A、比較
用の表面伝導型電子放出素子を形成する基板を基板Bと
呼ぶ。尚、基板Aの8素子を区別するため、それぞれ基
板A1、基板A2……基板A8と呼ぶことにする。単に
基板Aと呼ぶ場合は8素子全てを対象にしていることを
意味する。
【0152】以下、本実施例の各素子の製造方法の手順
を示す図である図16を用いて具体的に説明する。
を示す図である図16を用いて具体的に説明する。
【0153】1)基板1として石英基板を用い、これを
洗剤、純水および有機溶剤により充分に洗浄後、基板
A、Bにそれぞれマスクを用いてスパッタ法により、素
子電極材料としてPtを500オングストローム堆積し
た。尚、素子電極間隔Lは、基板Aでは50μm、基板
Bでは3μmである(図16(a))。
洗剤、純水および有機溶剤により充分に洗浄後、基板
A、Bにそれぞれマスクを用いてスパッタ法により、素
子電極材料としてPtを500オングストローム堆積し
た。尚、素子電極間隔Lは、基板Aでは50μm、基板
Bでは3μmである(図16(a))。
【0154】その後、基板A、Bの双方に、導電性膜3
のパターニングの目的でリフトオフ用のCr膜(不図
示)を500オングストロームの膜厚で真空蒸着した。
この時、導電性膜3の幅W2に対応するCr膜の開口部
分の寸法を100μmとした。
のパターニングの目的でリフトオフ用のCr膜(不図
示)を500オングストロームの膜厚で真空蒸着した。
この時、導電性膜3の幅W2に対応するCr膜の開口部
分の寸法を100μmとした。
【0155】2)素子電極4,5を形成した基板1上
に、有機パラジウム溶液(奥野製薬(株)製、ccp−
4230)をスピンナーにより回転塗布して放置するこ
とにより、有機Pd薄膜を形成した。この後、有機Pd
薄膜を300℃で10分間大気中で加熱焼成処理し、主
としてPdO微粒子からなる導電性膜3を形成した。
尚、基板Aの8素子及び基板Bそのぞれの素子におい
て、塗布回転及びスピンナーの回転数等を調整して各素
子の導電性膜3の抵抗値Rsを調整した。
に、有機パラジウム溶液(奥野製薬(株)製、ccp−
4230)をスピンナーにより回転塗布して放置するこ
とにより、有機Pd薄膜を形成した。この後、有機Pd
薄膜を300℃で10分間大気中で加熱焼成処理し、主
としてPdO微粒子からなる導電性膜3を形成した。
尚、基板Aの8素子及び基板Bそのぞれの素子におい
て、塗布回転及びスピンナーの回転数等を調整して各素
子の導電性膜3の抵抗値Rsを調整した。
【0156】この導電性膜3の抵抗値Rsは、基板A1
が7.2×103 Ω/□、基板A2が2.4×104 Ω
/□、基板A3が1.2×105 Ω/□、基板A4が
2.4×105 Ω/□、基板A5が3.6×105 Ω/
□、基板A6が4.8×105Ω/□、基板A7が6.
0×105 Ω/□、基板A8が7.2×105 Ω/□で
あり、基板Bでは3.0×104 Ω/□であった。
が7.2×103 Ω/□、基板A2が2.4×104 Ω
/□、基板A3が1.2×105 Ω/□、基板A4が
2.4×105 Ω/□、基板A5が3.6×105 Ω/
□、基板A6が4.8×105Ω/□、基板A7が6.
0×105 Ω/□、基板A8が7.2×105 Ω/□で
あり、基板Bでは3.0×104 Ω/□であった。
【0157】その後、Cr膜及び導電性膜3を酸エッチ
ャントによりウエットエッチングして所望のパターンを
有する導電性膜3を得た(図16(b))。
ャントによりウエットエッチングして所望のパターンを
有する導電性膜3を得た(図16(b))。
【0158】3)次に、基板A、Bとも図7の測定評価
系の真空容器55内に設置し、素子電圧Vfを印加する
ための電源51により素子電極4,5間に電圧を印加し
てフォーミング処理を行い、電子放出部2を形成した
(図16(c))。フォーミング処理には図6(b)に
示したような電圧波形(尚、三角波ではなく矩形波)を
用いた。
系の真空容器55内に設置し、素子電圧Vfを印加する
ための電源51により素子電極4,5間に電圧を印加し
てフォーミング処理を行い、電子放出部2を形成した
(図16(c))。フォーミング処理には図6(b)に
示したような電圧波形(尚、三角波ではなく矩形波)を
用いた。
【0159】本実施例では、図6(a)中のT1を1m
秒、T2を10m秒とし、矩形波の波高値を徐々に増加
させてフォーミングを行った。また、フォーミング処理
中は、同時に、T2間に0.1Vの抵抗測定パルスを挿
入し、抵抗を測定した。尚、フォーミングの終了は、抵
抗測定パルスでの測定値が、約1MΩ以上になった時と
し、同時に素子への電圧の印加を終了した。
秒、T2を10m秒とし、矩形波の波高値を徐々に増加
させてフォーミングを行った。また、フォーミング処理
中は、同時に、T2間に0.1Vの抵抗測定パルスを挿
入し、抵抗を測定した。尚、フォーミングの終了は、抵
抗測定パルスでの測定値が、約1MΩ以上になった時と
し、同時に素子への電圧の印加を終了した。
【0160】その後基板Aを蒸着装置内に設置し、不図
示のマスクを用いて、電子放出部2を含まずかつ素子電
極5側に電気的に接続した導電性膜3表面上に、スパッ
タ法によりPdを50オングストローム程度堆積した。
これにより、電子放出部2を境に素子電極5側の導電性
膜3の抵抗値を低下させた。
示のマスクを用いて、電子放出部2を含まずかつ素子電
極5側に電気的に接続した導電性膜3表面上に、スパッ
タ法によりPdを50オングストローム程度堆積した。
これにより、電子放出部2を境に素子電極5側の導電性
膜3の抵抗値を低下させた。
【0161】この処理により、導電性膜3の抵抗値は電
子放出部2から素子電極4に跨る領域のみが支配的とな
り、その抵抗値は基板A1で900Ω、基板A2で3k
Ω、基板A3で15kΩ、基板A4で30kΩ、基板A
5で45kΩ、基板A6で60kΩ、基板A7で75k
Ω、基板A8で90kΩとなった。
子放出部2から素子電極4に跨る領域のみが支配的とな
り、その抵抗値は基板A1で900Ω、基板A2で3k
Ω、基板A3で15kΩ、基板A4で30kΩ、基板A
5で45kΩ、基板A6で60kΩ、基板A7で75k
Ω、基板A8で90kΩとなった。
【0162】その後再び基板Aを測定評価系の真空容器
55に設置した。
55に設置した。
【0163】4)引き続き基板A、Bとも真空容器55
内に設置したまま、アセトンを1×10-4Torr導入
し、図6(a)に示したような電圧波形(尚、三角波で
はなく矩形波)を用いて素子を15分間駆動させて活性
化処理を行った。本実施例では、図6(a)中のT1を
1m秒、T2を10m秒とし、駆動電圧(波高値)を基
板A1に対して15V、基板A2に対して18V、基板
A3に対して30V、基板A4に対して45V、基板A
5に対して60V、基板A6に対して75V、基板A7
に対して90V、基板A8に対して105V、基板Bに
対しては15Vとした。
内に設置したまま、アセトンを1×10-4Torr導入
し、図6(a)に示したような電圧波形(尚、三角波で
はなく矩形波)を用いて素子を15分間駆動させて活性
化処理を行った。本実施例では、図6(a)中のT1を
1m秒、T2を10m秒とし、駆動電圧(波高値)を基
板A1に対して15V、基板A2に対して18V、基板
A3に対して30V、基板A4に対して45V、基板A
5に対して60V、基板A6に対して75V、基板A7
に対して90V、基板A8に対して105V、基板Bに
対しては15Vとした。
【0164】5)続いて、真空容器55内のアセトンを
排気して真空容器全体を120℃で6時間加熱し、真空
装置55内を約10-8Torrとし、安定化工程を行っ
た。
排気して真空容器全体を120℃で6時間加熱し、真空
装置55内を約10-8Torrとし、安定化工程を行っ
た。
【0165】安定化工程後も真空度をそのまま維持した
状態で、基板A、Bの各表面伝導型電子放出素子を駆動
させて素子電流If、放出電流Ieを測定した。
状態で、基板A、Bの各表面伝導型電子放出素子を駆動
させて素子電流If、放出電流Ieを測定した。
【0166】尚、測定条件は、アノード電極54と電子
放出素子間の距離Hを4mm、アノード電極54の電位
を1kV、素子電圧Vfは活性化処理における印加電圧
と等しく、基板A1に対して15V、基板A2に対して
18V、基板A3に対して30V、基板A4に対して4
5V、基板A5に対して60V、基板A6に対して75
V、基板A7に対して90V、基板A8に対して105
V、基板Bに対しては15Vとした。尚、各素子電極に
かける電位は、素子電極5の電位を素子電極4より低電
位とした。
放出素子間の距離Hを4mm、アノード電極54の電位
を1kV、素子電圧Vfは活性化処理における印加電圧
と等しく、基板A1に対して15V、基板A2に対して
18V、基板A3に対して30V、基板A4に対して4
5V、基板A5に対して60V、基板A6に対して75
V、基板A7に対して90V、基板A8に対して105
V、基板Bに対しては15Vとした。尚、各素子電極に
かける電位は、素子電極5の電位を素子電極4より低電
位とした。
【0167】その結果、基板Bの素子では、素子電流I
fは1.0mA、放出電流Ieは1.0μA、電子放出
効率は0.10%であった。尚、この時の電子放出部の
抵抗値は、駆動電圧Vf÷素子電流If=15kΩであ
った。
fは1.0mA、放出電流Ieは1.0μA、電子放出
効率は0.10%であった。尚、この時の電子放出部の
抵抗値は、駆動電圧Vf÷素子電流If=15kΩであ
った。
【0168】一方、基板Aの素子では、素子電流Ifは
8素子全てにおいてほぼ等しくそれぞれ1mA程度であ
ったが、放出電流Ieは基板A1〜基板A8でそれぞ
れ、1.1μA,2.0μA,5.0μA,7.6μ
A,9.1μA,9.8μA,10μA,10μAであ
り、電子放出効率はそれぞれ、0.11%,0.20
%,0.50%,0.76%,0.91%,0.98
%,1.0%,1.0%となった。この時の電子放出部
の抵抗に対する高抵抗領域の抵抗の比率λは電子放出部
の抵抗が基板Aの8素子全てにおいて15kΩ程度だと
すると、基板A1〜基板A8でそれぞれ、0.06,
0.2,1,2,3,4,5,6程度となり、λが0.
2以上の時放出電流Ieと電子放出効率が著しく増加し
た。尚、100V以下の駆動電圧で良好な特性を示した
のは、λが0.2〜5の範囲であった。
8素子全てにおいてほぼ等しくそれぞれ1mA程度であ
ったが、放出電流Ieは基板A1〜基板A8でそれぞ
れ、1.1μA,2.0μA,5.0μA,7.6μ
A,9.1μA,9.8μA,10μA,10μAであ
り、電子放出効率はそれぞれ、0.11%,0.20
%,0.50%,0.76%,0.91%,0.98
%,1.0%,1.0%となった。この時の電子放出部
の抵抗に対する高抵抗領域の抵抗の比率λは電子放出部
の抵抗が基板Aの8素子全てにおいて15kΩ程度だと
すると、基板A1〜基板A8でそれぞれ、0.06,
0.2,1,2,3,4,5,6程度となり、λが0.
2以上の時放出電流Ieと電子放出効率が著しく増加し
た。尚、100V以下の駆動電圧で良好な特性を示した
のは、λが0.2〜5の範囲であった。
【0169】以上のように、導電性膜3の一部、特に電
子放出部2よりも高電位側に高抵抗領域を有し、電子放
出時の電子放出部2の抵抗値に対する高抵抗領域の抵抗
値の比率λが0.2〜5倍の範囲にある本発明の電子放
出素子は、電子放出量が多く、且つ電子放出効率が高い
極めて良好な素子である。
子放出部2よりも高電位側に高抵抗領域を有し、電子放
出時の電子放出部2の抵抗値に対する高抵抗領域の抵抗
値の比率λが0.2〜5倍の範囲にある本発明の電子放
出素子は、電子放出量が多く、且つ電子放出効率が高い
極めて良好な素子である。
【0170】[実施例2]本実施例では、図17(a)
に示した構成の本発明の表面伝導型電子放出素子、及び
比較用として図17(b)に示した従来の表面伝導型電
子放出素子を作製し、それらの電子放出特性等について
行った実験について説明する。尚、図中のW1は素子電
極4,5の幅、W2は導電性膜3の幅、Lは素子電極
4,5の間隔を表している。図17にも示したように、
以後、本発明の表面伝導型電子放出素子を形成する基板
を基板A、比較用の表面伝導型電子放出素子を形成する
基板を基板Bと呼ぶ。
に示した構成の本発明の表面伝導型電子放出素子、及び
比較用として図17(b)に示した従来の表面伝導型電
子放出素子を作製し、それらの電子放出特性等について
行った実験について説明する。尚、図中のW1は素子電
極4,5の幅、W2は導電性膜3の幅、Lは素子電極
4,5の間隔を表している。図17にも示したように、
以後、本発明の表面伝導型電子放出素子を形成する基板
を基板A、比較用の表面伝導型電子放出素子を形成する
基板を基板Bと呼ぶ。
【0171】以下、本実施例の各素子の製造方法の手順
を示す図である図18を用いて具体的に説明する。
を示す図である図18を用いて具体的に説明する。
【0172】1)基板1として石英基板を用い、これを
洗剤、純水および有機溶剤により充分に洗浄後、基板
A、Bにそれぞれマスクを用いてスパッタ法により、素
子電極材料としてPtを300オングストローム堆積し
た。更に、基板Aに対しては、素子電極4をマスクし、
Ptを900オングストローム積層した(図18
(a))。
洗剤、純水および有機溶剤により充分に洗浄後、基板
A、Bにそれぞれマスクを用いてスパッタ法により、素
子電極材料としてPtを300オングストローム堆積し
た。更に、基板Aに対しては、素子電極4をマスクし、
Ptを900オングストローム積層した(図18
(a))。
【0173】素子電極の厚さは、基板Bでは、素子電極
4,5ともに300オングストロームである。一方基板
Aでは、素子電極5は1200オングストロームであ
り、素子電極4は300オングストロームである。尚、
素子電極間隔Lは、基板Aでは50μ、基板Bでは3μ
mである(図18(a))。
4,5ともに300オングストロームである。一方基板
Aでは、素子電極5は1200オングストロームであ
り、素子電極4は300オングストロームである。尚、
素子電極間隔Lは、基板Aでは50μ、基板Bでは3μ
mである(図18(a))。
【0174】その後、基板A、Bの双方に、導電性膜3
のパターニングの目的でリフトオフ用のCr膜(不図
示)を1000オングストロームの膜厚で真空蒸着し
た。この時、導電性膜3の幅W2に対応するCr膜の開
口部分の寸法を100μmとした。
のパターニングの目的でリフトオフ用のCr膜(不図
示)を1000オングストロームの膜厚で真空蒸着し
た。この時、導電性膜3の幅W2に対応するCr膜の開
口部分の寸法を100μmとした。
【0175】2)素子電極4,5を形成した基板1上
に、有機パラジウム溶液(奥野製薬(株)製、ccp−
4230)をスピンナーにより回転塗布して放置するこ
とにより、有機Pd薄膜を形成した。この後、有機Pd
薄膜を300℃で10分間大気中で加熱焼成処理し、主
としてPdO微粒子からなる導電性膜3を形成した。こ
の導電性膜3の膜厚は約120オングストローム、抵抗
値Rsは3×104 Ω/□で、素子抵抗値は基板Aで1
5kΩ、基板Bで900Ωであった。
に、有機パラジウム溶液(奥野製薬(株)製、ccp−
4230)をスピンナーにより回転塗布して放置するこ
とにより、有機Pd薄膜を形成した。この後、有機Pd
薄膜を300℃で10分間大気中で加熱焼成処理し、主
としてPdO微粒子からなる導電性膜3を形成した。こ
の導電性膜3の膜厚は約120オングストローム、抵抗
値Rsは3×104 Ω/□で、素子抵抗値は基板Aで1
5kΩ、基板Bで900Ωであった。
【0176】その後、Cr膜及び導電性膜3を酸エッチ
ャントによりウエットエッチングして所望のパターンを
有する導電性膜3を得た(図18(b))。
ャントによりウエットエッチングして所望のパターンを
有する導電性膜3を得た(図18(b))。
【0177】3)次に、基板A、Bとも図の測定評価系
の真空容器55内に設置し、真空中で加熱し、導電性膜
3のPdOをPdに還元した後、素子電圧Vfを印加す
るための電源51により素子電極4,5間に電圧を印加
してフォーミング処理を行い、電子放出部2を形成した
(図18(c))。フォーミング処理には図6(b)に
示したような電圧波形(尚、三角波ではなく矩形波)を
用いた。
の真空容器55内に設置し、真空中で加熱し、導電性膜
3のPdOをPdに還元した後、素子電圧Vfを印加す
るための電源51により素子電極4,5間に電圧を印加
してフォーミング処理を行い、電子放出部2を形成した
(図18(c))。フォーミング処理には図6(b)に
示したような電圧波形(尚、三角波ではなく矩形波)を
用いた。
【0178】本実施例では、図6(a)中のT1を1m
秒、T2を10m秒とし、矩形波の波高値を徐々に増加
させてフォーミングを行った。また、フォーミング処理
中は、同時に、T2間に0.1Vの抵抗測定パルスを挿
入し、抵抗を測定した。尚、フォーミングの終了は、抵
抗測定パルスでの測定値が、約1MΩ以上になった時と
し、同時に素子への電圧の印加を終了した。
秒、T2を10m秒とし、矩形波の波高値を徐々に増加
させてフォーミングを行った。また、フォーミング処理
中は、同時に、T2間に0.1Vの抵抗測定パルスを挿
入し、抵抗を測定した。尚、フォーミングの終了は、抵
抗測定パルスでの測定値が、約1MΩ以上になった時と
し、同時に素子への電圧の印加を終了した。
【0179】更に、酸素ガスボンベ及び窒素ガスボンベ
(不図示)から、酸素ガスと窒素ガスを分圧比1:4で
真空容器55内に大気圧まで導入後、容器内の加熱ヒー
ター(不図示)により、素子部を300℃で10分間加
熱処理した。この処理により、基板A、B双方の導電性
膜3をPdからPdOに酸化させた。
(不図示)から、酸素ガスと窒素ガスを分圧比1:4で
真空容器55内に大気圧まで導入後、容器内の加熱ヒー
ター(不図示)により、素子部を300℃で10分間加
熱処理した。この処理により、基板A、B双方の導電性
膜3をPdからPdOに酸化させた。
【0180】4)次に、実施例1と同様にして、基板
A,B双方の素子に活性化処理を行った。尚、本実施例
における素子への印加電圧は、基板Aで30V、基板B
で15Vとした。
A,B双方の素子に活性化処理を行った。尚、本実施例
における素子への印加電圧は、基板Aで30V、基板B
で15Vとした。
【0181】5)続いて、実施例1と同様に安定化工程
を行った後、基板A、Bの各表面伝導型電子放出素子を
駆動させて素子電流If、放出電流Ieを測定した。ま
た、測定後、基板A、Bとも、FE−SEMで電子放出
部2を観察した。
を行った後、基板A、Bの各表面伝導型電子放出素子を
駆動させて素子電流If、放出電流Ieを測定した。ま
た、測定後、基板A、Bとも、FE−SEMで電子放出
部2を観察した。
【0182】尚、測定条件は、アノード電極54と電子
放出素子間の距離Hを4mm、アノード電極54の電位
を1kV、基板Aの素子電圧Vfを30V、基板Bの素
子電圧Vfを18V、各素子電極にかける電位は、素子
電極5の電位を素子電極4より低電位とした。
放出素子間の距離Hを4mm、アノード電極54の電位
を1kV、基板Aの素子電圧Vfを30V、基板Bの素
子電圧Vfを18V、各素子電極にかける電位は、素子
電極5の電位を素子電極4より低電位とした。
【0183】その結果、基板Bの素子では、素子電流I
fは1.0mA、放出電流Ieは1.0μA、電子放出
効率は0.10%であった。一方、基板Aの素子では、
素子電流Ifは0.97mA、放出電流Ieは4.8μ
A、電子放出効率は0.49%となり、放出電流Ieと
電子放出効率が著しく増加した。尚、この時の基板Aの
λは1倍程度であった。
fは1.0mA、放出電流Ieは1.0μA、電子放出
効率は0.10%であった。一方、基板Aの素子では、
素子電流Ifは0.97mA、放出電流Ieは4.8μ
A、電子放出効率は0.49%となり、放出電流Ieと
電子放出効率が著しく増加した。尚、この時の基板Aの
λは1倍程度であった。
【0184】また、基板A,Bの各素子における、導電
性膜3の一部に形成された電子放出部2をFE−SEM
により観察した結果、基板Aの本発明の素子では、高い
段差部を有する素子電極5部分の近傍に、略直線状の電
子放出部が形成されていた。また、基板Bの比較用の従
来素子では、素子電極間の中央部付近に、基板Aと同様
略直線状の電子放出部2が形成されていた。
性膜3の一部に形成された電子放出部2をFE−SEM
により観察した結果、基板Aの本発明の素子では、高い
段差部を有する素子電極5部分の近傍に、略直線状の電
子放出部が形成されていた。また、基板Bの比較用の従
来素子では、素子電極間の中央部付近に、基板Aと同様
略直線状の電子放出部2が形成されていた。
【0185】以上のように、低電位側となる一方の素子
電極部分の近傍にのみ電子放出部2を有し、且つ電子放
出部よりも高電位側となる導電性膜3に高抵抗領域を有
する本発明の表面伝導型電子放出素子は、電子放出量が
多く、且つ電子放出効率が高い極めて良好な素子であ
る。
電極部分の近傍にのみ電子放出部2を有し、且つ電子放
出部よりも高電位側となる導電性膜3に高抵抗領域を有
する本発明の表面伝導型電子放出素子は、電子放出量が
多く、且つ電子放出効率が高い極めて良好な素子であ
る。
【0186】[実施例3]本実施例では、実施例2の図
17(a)示したような本発明の表面伝導型電子放出素
子の多数個を単純マトリクス配置(カラー3色を含めて
20行60列)した図9に示したような電子源を用い
て、図10に示したような画像形成装置を作製した例を
説明する。
17(a)示したような本発明の表面伝導型電子放出素
子の多数個を単純マトリクス配置(カラー3色を含めて
20行60列)した図9に示したような電子源を用い
て、図10に示したような画像形成装置を作製した例を
説明する。
【0187】複数の導電性膜がマトリクス配線された基
板1の一部の平面図を図19に示す。また、図中のA−
A’断面図を図20に示す。但し、図9、図10、図1
9、図20において同じ符号は同じ部材を示す。
板1の一部の平面図を図19に示す。また、図中のA−
A’断面図を図20に示す。但し、図9、図10、図1
9、図20において同じ符号は同じ部材を示す。
【0188】ここで、1は基板、102はX方向配線
(下配線とも呼ぶ)、103はY方向配線(上配線とも
呼ぶ)、3は導電性膜、4,5は素子電極、401は層
間絶縁層、402は素子電極4と下配線102との電気
的接続のためのコンタクトホールである。
(下配線とも呼ぶ)、103はY方向配線(上配線とも
呼ぶ)、3は導電性膜、4,5は素子電極、401は層
間絶縁層、402は素子電極4と下配線102との電気
的接続のためのコンタクトホールである。
【0189】まず、本実施例の電子源の製造方法を、図
21及び図22を用いて工程順に従って具体的に説明す
る。尚、以下の工程a〜hは、図21の(a)〜(d)
及び図22の(e)〜(h)に対応する。
21及び図22を用いて工程順に従って具体的に説明す
る。尚、以下の工程a〜hは、図21の(a)〜(d)
及び図22の(e)〜(h)に対応する。
【0190】工程a:清浄化した青板ガラス上に厚さ
0.5μmのシリコン酸化膜をスパッタ法で形成した基
板1上に、真空蒸着により、厚さ50オングストローム
のCr、厚さ6000オングストロームのAuを順次積
層した後、ホトレジスト(AZ1370・ヘキスト社
製)をスピンナーにより回転塗布、ベークした後、ホト
マスク像を露光、現像して、下配線102のレジストパ
ターンを形成し、Au/Cr堆積膜をウエットエッチン
グして、所望の形状の下配線102を形成した。
0.5μmのシリコン酸化膜をスパッタ法で形成した基
板1上に、真空蒸着により、厚さ50オングストローム
のCr、厚さ6000オングストロームのAuを順次積
層した後、ホトレジスト(AZ1370・ヘキスト社
製)をスピンナーにより回転塗布、ベークした後、ホト
マスク像を露光、現像して、下配線102のレジストパ
ターンを形成し、Au/Cr堆積膜をウエットエッチン
グして、所望の形状の下配線102を形成した。
【0191】工程b:次に、厚さ1.0μmのシリコン
酸化膜からなる層間絶縁層401をRFスパッタ法によ
り堆積した。
酸化膜からなる層間絶縁層401をRFスパッタ法によ
り堆積した。
【0192】工程c:工程bで堆積したシリコン酸化膜
にコンタクトホール402を形成するためのホトレジス
トパターンを作り、これをマスクとして層間絶縁層40
1をエッチングしてコンタクトホール402を形成し
た。エッチングはCF4 とH2ガスを用いたRIE(R
eactive Ion Etching)法によっ
た。
にコンタクトホール402を形成するためのホトレジス
トパターンを作り、これをマスクとして層間絶縁層40
1をエッチングしてコンタクトホール402を形成し
た。エッチングはCF4 とH2ガスを用いたRIE(R
eactive Ion Etching)法によっ
た。
【0193】工程d:その後、素子電極4,5と素子電
極間ギャップLとなるべきパターンをホトレジスト形成
し、真空蒸着法により、厚さ50オングストロームのT
i、厚さ500オングストロームのNiを順次堆積し
た。ホトレジストパターンを有機溶剤で溶解し、Ni/
Ti堆積膜をリフトオフした後、素子電極5を除く領域
をフォトレジストで覆い、更に、Niを1000オング
ストローム堆積して、素子電極5の厚みを1500オン
グストロームとした。尚、素子電極間隔Lは50μmと
し、素子電極の幅W1を200μmで形成した。
極間ギャップLとなるべきパターンをホトレジスト形成
し、真空蒸着法により、厚さ50オングストロームのT
i、厚さ500オングストロームのNiを順次堆積し
た。ホトレジストパターンを有機溶剤で溶解し、Ni/
Ti堆積膜をリフトオフした後、素子電極5を除く領域
をフォトレジストで覆い、更に、Niを1000オング
ストローム堆積して、素子電極5の厚みを1500オン
グストロームとした。尚、素子電極間隔Lは50μmと
し、素子電極の幅W1を200μmで形成した。
【0194】工程e:素子電極4,5の上に上配線10
3のホトレジストパターンを形成した後、厚さ50オン
グストロームのTi、厚さ5000オングストロームの
Auを順次真空蒸着により堆積し、リフトオフにより不
要の部分を除去して、所望の形状の上配線103を形成
した。
3のホトレジストパターンを形成した後、厚さ50オン
グストロームのTi、厚さ5000オングストロームの
Auを順次真空蒸着により堆積し、リフトオフにより不
要の部分を除去して、所望の形状の上配線103を形成
した。
【0195】工程f:素子間電極ギャップLおよびこの
近傍に開口を有するマスクにより、膜厚500オングス
トロームのCr膜133を真空蒸着により堆積・パター
ニングし、その上に有機Pd(ccp−4230奥野製
薬(株)製)をスピンナーにより回転塗布、300℃で
12分間の加熱焼成処理をした。このようにして形成さ
れた主としてPdOよりなる微粒子からなる導電性薄膜
3の膜厚は120オングストローム、抵抗値Rsは3×
104 Ω/□であった。
近傍に開口を有するマスクにより、膜厚500オングス
トロームのCr膜133を真空蒸着により堆積・パター
ニングし、その上に有機Pd(ccp−4230奥野製
薬(株)製)をスピンナーにより回転塗布、300℃で
12分間の加熱焼成処理をした。このようにして形成さ
れた主としてPdOよりなる微粒子からなる導電性薄膜
3の膜厚は120オングストローム、抵抗値Rsは3×
104 Ω/□であった。
【0196】工程g:Cr膜403及び焼成後の導電性
膜3を酸エッチャントによりエッチングして、所望のパ
ターン形状を有する導電性膜3を形成した。
膜3を酸エッチャントによりエッチングして、所望のパ
ターン形状を有する導電性膜3を形成した。
【0197】工程h:全面にレジストを塗布し、マスク
を用いて露光の後現像し、コンタクトホール402部分
のみレジストを除去した。この後、真空蒸着により、厚
さ50オングストロームのTi、厚さ5000オングス
トロームのAuを順次堆積し、リフトオフにより不要の
部分を除去することによりコンタクトホール402を埋
め込んだ。
を用いて露光の後現像し、コンタクトホール402部分
のみレジストを除去した。この後、真空蒸着により、厚
さ50オングストロームのTi、厚さ5000オングス
トロームのAuを順次堆積し、リフトオフにより不要の
部分を除去することによりコンタクトホール402を埋
め込んだ。
【0198】以上の工程により、絶縁性基板1上に下配
線102、層間絶縁層4011、上配線103、素子電
極4,5、導電性膜3等を形成し、複数の導電性膜3が
マトリクス配線された基板1(図19)を得た。
線102、層間絶縁層4011、上配線103、素子電
極4,5、導電性膜3等を形成し、複数の導電性膜3が
マトリクス配線された基板1(図19)を得た。
【0199】以上のようにして作製した複数の導電性膜
3がマトリクス配線された基板1(図19)を用いて画
像形成装置を作製した。作製手順を、図10及び図11
を参照して以下に説明する。
3がマトリクス配線された基板1(図19)を用いて画
像形成装置を作製した。作製手順を、図10及び図11
を参照して以下に説明する。
【0200】まず、上記複数の導電性膜3がマトリクス
配線された基板1(図19)をリアプレート111上に
固定した後、基板1の5mm上方に、フェースプレート
116(ガラス基板113の内面に画像形成部材である
ところの蛍光膜114とメタルバック115が形成され
て構成される。)を支持枠112を介し配置し、フェー
スプレート116、支持枠112、リアプレート111
の接合部にフリットガラスを塗布し、大気中で400℃
で10分焼成することで封着した。またリアプレート1
11への基板1の固定もフリットガラスで行った。
配線された基板1(図19)をリアプレート111上に
固定した後、基板1の5mm上方に、フェースプレート
116(ガラス基板113の内面に画像形成部材である
ところの蛍光膜114とメタルバック115が形成され
て構成される。)を支持枠112を介し配置し、フェー
スプレート116、支持枠112、リアプレート111
の接合部にフリットガラスを塗布し、大気中で400℃
で10分焼成することで封着した。またリアプレート1
11への基板1の固定もフリットガラスで行った。
【0201】画像形成部材であるところの蛍光膜114
は、カラーを実現するために、ストライプ形状(図1
1)参照)の蛍光体とし、先にブラックストライプを形
成し、その間隙にスラリー法により各色蛍光体122を
塗布して蛍光膜114を作製した。ブラックストライプ
の材料として、通常良く用いられている黒鉛を主成分と
する材料を用いた。
は、カラーを実現するために、ストライプ形状(図1
1)参照)の蛍光体とし、先にブラックストライプを形
成し、その間隙にスラリー法により各色蛍光体122を
塗布して蛍光膜114を作製した。ブラックストライプ
の材料として、通常良く用いられている黒鉛を主成分と
する材料を用いた。
【0202】また、蛍光膜114の内面側にはメタルバ
ック115を設けた。メタルバック115は、蛍光膜1
14の作製後、蛍光膜114の内面側表面の平滑化処理
(通常、フィルミングと呼ばれる)を行い、その後、A
lを真空蒸着することで作製した。
ック115を設けた。メタルバック115は、蛍光膜1
14の作製後、蛍光膜114の内面側表面の平滑化処理
(通常、フィルミングと呼ばれる)を行い、その後、A
lを真空蒸着することで作製した。
【0203】フェースプレート116には、更に蛍光膜
114の導電性を高めるため、蛍光膜114の外面側に
透明電極(不図示)を設けた。
114の導電性を高めるため、蛍光膜114の外面側に
透明電極(不図示)を設けた。
【0204】前述の封着を行う際、カラーの場合は各色
蛍光体122と表面伝導型電子放出素子104とを対応
させなくてはいけないため、十分な位置合わせを行っ
た。
蛍光体122と表面伝導型電子放出素子104とを対応
させなくてはいけないため、十分な位置合わせを行っ
た。
【0205】以上のようにして完成した外囲器118内
の雰囲気を排気管(不図示)を通じ真空ポンプにて排気
し、十分な真空度に達した後、容器外端子Dx1ないしD
xmとDy1ないしDynを通じ、電極4,5間に電圧を印加
し、前述のフォーミング処理を行い、電子放出部2を形
成した。
の雰囲気を排気管(不図示)を通じ真空ポンプにて排気
し、十分な真空度に達した後、容器外端子Dx1ないしD
xmとDy1ないしDynを通じ、電極4,5間に電圧を印加
し、前述のフォーミング処理を行い、電子放出部2を形
成した。
【0206】フォーミング処理には図6(b)に示した
電圧波形(但し、三角波ではなく矩形波)を用いた。本
実施例ではT1を1m秒、T2を10m秒とし、約1×
10-5Torrの真空雰囲気下で行った。
電圧波形(但し、三角波ではなく矩形波)を用いた。本
実施例ではT1を1m秒、T2を10m秒とし、約1×
10-5Torrの真空雰囲気下で行った。
【0207】このようにして形成された電子放出部2
は、パラジウム元素を主成分とする微粒子が分散配置さ
れた状態となり、その微粒子の平均粒径は50オングス
トロームであった。
は、パラジウム元素を主成分とする微粒子が分散配置さ
れた状態となり、その微粒子の平均粒径は50オングス
トロームであった。
【0208】次に、図6(a)に示した電圧波形(但
し、三角波ではなく矩形波)を用いて実施例2と同様に
活性化処理及び安定化処理を行った。本実施例ではT1
を1m秒、T2を10m秒、波高30Vで、2×10-5
Torrの真空度で、素子電流If、放出電流Ieを測
定しながら行った。
し、三角波ではなく矩形波)を用いて実施例2と同様に
活性化処理及び安定化処理を行った。本実施例ではT1
を1m秒、T2を10m秒、波高30Vで、2×10-5
Torrの真空度で、素子電流If、放出電流Ieを測
定しながら行った。
【0209】この後、不図示の排気管を通じ外囲器11
8内を10-6Torr程度の真空度とし、該排気管をガ
スバーナーで熱することで溶着し、外囲器118の封止
を行った。最後に、封止後の真空度を維持するために、
高周波加熱法でゲッター処理を行った。
8内を10-6Torr程度の真空度とし、該排気管をガ
スバーナーで熱することで溶着し、外囲器118の封止
を行った。最後に、封止後の真空度を維持するために、
高周波加熱法でゲッター処理を行った。
【0210】以上のように完成した本発明の画像表示装
置において、各電子放出素子には、容器外端子Dx1ない
しDxm,Dy1ないしDynを通じ、走査信号及び変調信号
を不図示の信号発生手段により各々電子放出素子104
に印加することにより電子放出させるとともに、高圧端
子Hvを通じてメタルバック115、透明電極(不図
示)に5kV以上の高圧を印加して、電子ビームを加速
し、蛍光膜114に衝突させ、励起・発光させることで
画像表示を行った。その結果、ハイビジョンTV画像に
対応する高輝度で高コントラストの良好な画像が表示さ
れた。
置において、各電子放出素子には、容器外端子Dx1ない
しDxm,Dy1ないしDynを通じ、走査信号及び変調信号
を不図示の信号発生手段により各々電子放出素子104
に印加することにより電子放出させるとともに、高圧端
子Hvを通じてメタルバック115、透明電極(不図
示)に5kV以上の高圧を印加して、電子ビームを加速
し、蛍光膜114に衝突させ、励起・発光させることで
画像表示を行った。その結果、ハイビジョンTV画像に
対応する高輝度で高コントラストの良好な画像が表示さ
れた。
【0211】[実施例4]図23は、前述の表面伝導型
電子放出素子を電子源として用いたディスプレイパネル
に、例えばテレビジョン放送を初めとする種々の画像情
報源より提供される画像情報を表示できるように構成し
た本発明の画像形成装置の一例を示す図である。
電子放出素子を電子源として用いたディスプレイパネル
に、例えばテレビジョン放送を初めとする種々の画像情
報源より提供される画像情報を表示できるように構成し
た本発明の画像形成装置の一例を示す図である。
【0212】図中201はディスプレイパネル、100
1はディスプレイパネルの駆動回路、1002はディス
プレイコントローラ、1003はマルチプレクサ、10
04はデコーダ、1005は入出力インターフェース回
路、1006はCPU、1007は画像生成回路、10
08及び1009及び1010は画像メモリーインター
フェース回路、1011は画像入力インターフェース回
路、1012及び1013はTV信号受信回路、101
4は入力部である。
1はディスプレイパネルの駆動回路、1002はディス
プレイコントローラ、1003はマルチプレクサ、10
04はデコーダ、1005は入出力インターフェース回
路、1006はCPU、1007は画像生成回路、10
08及び1009及び1010は画像メモリーインター
フェース回路、1011は画像入力インターフェース回
路、1012及び1013はTV信号受信回路、101
4は入力部である。
【0213】尚、本画像形成装置は、例えばテレビジョ
ン信号のように、映像情報と音声情報の両方を含む信号
を受信する場合には当然映像の表示と同時に音声を再生
するものであるが、本発明の特徴と直接関係しない音声
情報の受信、分離、再生、処理、記憶等に関する回路や
スピーカー等については説明を省略する。
ン信号のように、映像情報と音声情報の両方を含む信号
を受信する場合には当然映像の表示と同時に音声を再生
するものであるが、本発明の特徴と直接関係しない音声
情報の受信、分離、再生、処理、記憶等に関する回路や
スピーカー等については説明を省略する。
【0214】以下、画像信号の流れに沿って各部の機能
を説明する。
を説明する。
【0215】まず、TV信号受信回路1013は、例え
ば電波や空間光通信等のような無線伝送系を用いて伝送
されるTV信号を受信するための回路である。
ば電波や空間光通信等のような無線伝送系を用いて伝送
されるTV信号を受信するための回路である。
【0216】受信するTV信号の方式は特に限られるも
のではなく、例えばNTSC方式、PAL方式、SEC
AM方式等、いずれの方式でもよい。また、これらより
更に多数の走査線よりなるTV信号、例えばMUSE方
式を初めとする所謂高品位TVは、大面積化や大画素数
化に適した前記ディスプレイパネルの利点を生かすのに
好適な信号源である。
のではなく、例えばNTSC方式、PAL方式、SEC
AM方式等、いずれの方式でもよい。また、これらより
更に多数の走査線よりなるTV信号、例えばMUSE方
式を初めとする所謂高品位TVは、大面積化や大画素数
化に適した前記ディスプレイパネルの利点を生かすのに
好適な信号源である。
【0217】TV信号受信回路1013で受信されたT
V信号は、デコーダ1004に出力される。
V信号は、デコーダ1004に出力される。
【0218】TV信号受信回路1012は、例えば同軸
ケーブルや光ファイバー等のような有線伝送系を用いて
伝送されるTV信号を受信するための回路である。前記
TV信号受信回路1013と同様に、受信するTV信号
の方式は特に限られるものではなく、また本回路で受信
されたTV信号もデコーダ1004に出力される。
ケーブルや光ファイバー等のような有線伝送系を用いて
伝送されるTV信号を受信するための回路である。前記
TV信号受信回路1013と同様に、受信するTV信号
の方式は特に限られるものではなく、また本回路で受信
されたTV信号もデコーダ1004に出力される。
【0219】画像入力インターフェース回路1011
は、例えばTVカメラや画像読み取りスキャナーなどの
画像入力装置から供給される画像信号を取り込むための
回路で、取り込まれた画像信号はデコーダ1004に出
力される。
は、例えばTVカメラや画像読み取りスキャナーなどの
画像入力装置から供給される画像信号を取り込むための
回路で、取り込まれた画像信号はデコーダ1004に出
力される。
【0220】画像メモリーインターフェース回路101
0は、ビデオテープレコーダー(以下VTRと略す)に
記憶されている画像信号を取り込むための回路で、取り
込まれた画像信号はデコーダ1004に出力される。
0は、ビデオテープレコーダー(以下VTRと略す)に
記憶されている画像信号を取り込むための回路で、取り
込まれた画像信号はデコーダ1004に出力される。
【0221】画像メモリーインターフェース回路100
9は、ビデオディスクに記憶されている画像信号を取り
込むための回路で、取り込まれた画像信号はデコーダ1
004に出力される。
9は、ビデオディスクに記憶されている画像信号を取り
込むための回路で、取り込まれた画像信号はデコーダ1
004に出力される。
【0222】画像メモリーインターフェース回路100
8は、静止画ディスクのように、静止画像データを記憶
している装置から画像信号を取り込むための回路で、取
り込まれた静止画像データはデコーダ1004に入力さ
れる。
8は、静止画ディスクのように、静止画像データを記憶
している装置から画像信号を取り込むための回路で、取
り込まれた静止画像データはデコーダ1004に入力さ
れる。
【0223】入出力インターフェース回路1005は、
本表示装置と、外部のコンピュータもしくはコンピュー
タネットワークもしくはプリンターなどの出力装置とを
接続するための回路である。画像データや文字・図形情
報の入出力を行うのは勿論のこと、場合によっては本画
像形成装置の備えるCPU1006と外部との間で制御
信号や数値データの入出力などを行うことも可能であ
る。
本表示装置と、外部のコンピュータもしくはコンピュー
タネットワークもしくはプリンターなどの出力装置とを
接続するための回路である。画像データや文字・図形情
報の入出力を行うのは勿論のこと、場合によっては本画
像形成装置の備えるCPU1006と外部との間で制御
信号や数値データの入出力などを行うことも可能であ
る。
【0224】画像生成回路1007は、前記入出力イン
ターフェース回路1005を介して外部から入力される
画像データや文字・図形情報や、あるいはCPU100
6より出力される画像データや文字・図形情報に基づ
き、表示用画像データを生成するための回路である。本
回路の内部には、例えば画像データや文字・図形情報を
蓄積するための書き換え可能メモリーや、文字コードに
対応する画像パターンが記憶されている読み出し専用メ
モリーや、画像処理を行うためのプロセッサー等を初め
として、画像の生成に必要な回路が組み込まれている。
ターフェース回路1005を介して外部から入力される
画像データや文字・図形情報や、あるいはCPU100
6より出力される画像データや文字・図形情報に基づ
き、表示用画像データを生成するための回路である。本
回路の内部には、例えば画像データや文字・図形情報を
蓄積するための書き換え可能メモリーや、文字コードに
対応する画像パターンが記憶されている読み出し専用メ
モリーや、画像処理を行うためのプロセッサー等を初め
として、画像の生成に必要な回路が組み込まれている。
【0225】本回路により生成された表示用画像データ
は、デコーダ1004に出力されるが、場合によっては
前記入出力インターフェース回路1005を介して外部
のコンピュータネットワークやプリンターに出力するこ
とも可能である。
は、デコーダ1004に出力されるが、場合によっては
前記入出力インターフェース回路1005を介して外部
のコンピュータネットワークやプリンターに出力するこ
とも可能である。
【0226】CPU1006は、主として本表示装置の
動作制御や、表示画像の生成や選択や編集に関わる作業
を行う。
動作制御や、表示画像の生成や選択や編集に関わる作業
を行う。
【0227】例えば、マルチプレクサ1003に制御信
号を出力し、ディスプレイパネルに表示する画像信号を
適宜選択したり組み合わせたりする。その際には表示す
る画像信号に応じてディスプレイパネルコントローラ1
002に対して制御信号を発生し、画面表示周波数や走
査方法(例えばインターレースかノンインターレース
か)や一画面の走査線の数など表示装置の動作を適宜制
御する。また、前記画像生成回路1007に対して画像
データや文字・図形情報を直接出力したり、あるいは前
記入出力インターフェース回路1005を介して外部の
コンピュータやメモリーをアクセスして画像データや文
字・図形情報を入力する。
号を出力し、ディスプレイパネルに表示する画像信号を
適宜選択したり組み合わせたりする。その際には表示す
る画像信号に応じてディスプレイパネルコントローラ1
002に対して制御信号を発生し、画面表示周波数や走
査方法(例えばインターレースかノンインターレース
か)や一画面の走査線の数など表示装置の動作を適宜制
御する。また、前記画像生成回路1007に対して画像
データや文字・図形情報を直接出力したり、あるいは前
記入出力インターフェース回路1005を介して外部の
コンピュータやメモリーをアクセスして画像データや文
字・図形情報を入力する。
【0228】尚、CPU1006は、これ以外の目的の
作業にも関わるものであってよい。例えば、パーソナル
コンピュータやワードプロセッサ等のように、情報を生
成したり処理する機能に直接関わってもよい。あるいは
前述したように、入出力インターフェース回路1005
を介して外部のコンピュータネットワークと接続し、例
えば数値計算等の作業を外部機器と協同して行ってもよ
い。
作業にも関わるものであってよい。例えば、パーソナル
コンピュータやワードプロセッサ等のように、情報を生
成したり処理する機能に直接関わってもよい。あるいは
前述したように、入出力インターフェース回路1005
を介して外部のコンピュータネットワークと接続し、例
えば数値計算等の作業を外部機器と協同して行ってもよ
い。
【0229】入力部1014は、前記CPU1006に
使用者が命令やプログラム、あるいはデータなどを入力
するためのものであり、例えばキーボードやマウスの
他、ジョイスティック、バーコードリーダー、音声認識
装置等の多様な入力機器を用いることが可能である。
使用者が命令やプログラム、あるいはデータなどを入力
するためのものであり、例えばキーボードやマウスの
他、ジョイスティック、バーコードリーダー、音声認識
装置等の多様な入力機器を用いることが可能である。
【0230】デコーダ1004は、前記1007ないし
1013より入力される種々の画像信号を3原色信号、
又は輝度信号とI信号、Q信号に逆変換するための回路
である。尚、図中に点線で示すように、デコーダ100
4は内部に画像メモリーを備えるのが望ましい。これ
は、例えばMUSE方式を初めとして、逆変換するに際
して画像メモリーを必要とするようなテレビ信号を扱う
ためである。
1013より入力される種々の画像信号を3原色信号、
又は輝度信号とI信号、Q信号に逆変換するための回路
である。尚、図中に点線で示すように、デコーダ100
4は内部に画像メモリーを備えるのが望ましい。これ
は、例えばMUSE方式を初めとして、逆変換するに際
して画像メモリーを必要とするようなテレビ信号を扱う
ためである。
【0231】画像メモリーを備える事により、静止画の
表示が容易になる。あるいは前記画像生成回路1007
及びCPU1006と協同して、画像の間引き、補間、
拡大、縮小、合成を初めとする画像処理や編集が容易に
なるという利点が得られる。
表示が容易になる。あるいは前記画像生成回路1007
及びCPU1006と協同して、画像の間引き、補間、
拡大、縮小、合成を初めとする画像処理や編集が容易に
なるという利点が得られる。
【0232】マルチプレクサ1003は、前記CPU1
006より入力される制御信号に基づき、表示画像を適
宜選択するものである。即ち、マルチプレクサ1003
はデコーダ1004から入力される逆変換された画像信
号の内から所望の画像信号を選択して駆動回路1001
に出力する。その場合には、一画面表示時間内で画像信
号を切り換えて選択することにより、所謂多画面テレビ
のように、一画面を複数の領域に分けて領域によって異
なる画像を表示することも可能である。
006より入力される制御信号に基づき、表示画像を適
宜選択するものである。即ち、マルチプレクサ1003
はデコーダ1004から入力される逆変換された画像信
号の内から所望の画像信号を選択して駆動回路1001
に出力する。その場合には、一画面表示時間内で画像信
号を切り換えて選択することにより、所謂多画面テレビ
のように、一画面を複数の領域に分けて領域によって異
なる画像を表示することも可能である。
【0233】ディスプレイパネルコントローラ1002
は、前記CPU1006より入力される制御信号に基づ
き、駆動回路1001の動作を制御するための回路であ
る。
は、前記CPU1006より入力される制御信号に基づ
き、駆動回路1001の動作を制御するための回路であ
る。
【0234】ディスプレイパネルの基本的な動作に関わ
るものとして、例えばディスプレイパネルの駆動用電源
(図示せず)の動作シーケンスを制御するための信号を
駆動回路1001に対して出力する。ディスプレイパネ
ルの駆動方法に関わるものとして、例えば画面表示周波
数や走査方法(例えばインターレースかノンインターレ
ースか)を制御するための信号を駆動回路1001に対
して出力する。また、場合によっては、表示画像の輝度
やコントラストや色調やシャープネスといった画質の調
整に関わる制御信号を駆動回路1001に対して出力す
る場合もある。
るものとして、例えばディスプレイパネルの駆動用電源
(図示せず)の動作シーケンスを制御するための信号を
駆動回路1001に対して出力する。ディスプレイパネ
ルの駆動方法に関わるものとして、例えば画面表示周波
数や走査方法(例えばインターレースかノンインターレ
ースか)を制御するための信号を駆動回路1001に対
して出力する。また、場合によっては、表示画像の輝度
やコントラストや色調やシャープネスといった画質の調
整に関わる制御信号を駆動回路1001に対して出力す
る場合もある。
【0235】駆動回路1001は、ディスプレイパネル
201に印加する駆動信号を発生するための回路であ
り、前記マルチプレクサ1003から入力される画像信
号と、前記ディスプレイパネルコントローラ1002よ
り入力される制御信号に基づいて動作するものである。
201に印加する駆動信号を発生するための回路であ
り、前記マルチプレクサ1003から入力される画像信
号と、前記ディスプレイパネルコントローラ1002よ
り入力される制御信号に基づいて動作するものである。
【0236】以上、各部の機能を説明したが、図23に
例示した構成により、本画像形成装置においては多様な
画像情報源より入力される画像情報をディスプレイパネ
ル201に表示することが可能である。即ち、テレビジ
ョン放送を初めとする各種の画像信号は、デコーダ10
04におて逆変換された後、マルチプレクサ1003に
おいて適宜選択され、駆動回路1001に入力される。
一方、デイスプレイコントローラ1002は、表示する
画像信号に応じて駆動回路1001の動作を制御するた
めの制御信号を発生する。駆動回路1001は、上記画
像信号と制御信号に基づいてディスプレイパネル201
に駆動信号を印加する。これにより、ディスプレイパネ
ル201において画像が表示される。これらの一連の動
作は、CPU1006により統括的に制御される。
例示した構成により、本画像形成装置においては多様な
画像情報源より入力される画像情報をディスプレイパネ
ル201に表示することが可能である。即ち、テレビジ
ョン放送を初めとする各種の画像信号は、デコーダ10
04におて逆変換された後、マルチプレクサ1003に
おいて適宜選択され、駆動回路1001に入力される。
一方、デイスプレイコントローラ1002は、表示する
画像信号に応じて駆動回路1001の動作を制御するた
めの制御信号を発生する。駆動回路1001は、上記画
像信号と制御信号に基づいてディスプレイパネル201
に駆動信号を印加する。これにより、ディスプレイパネ
ル201において画像が表示される。これらの一連の動
作は、CPU1006により統括的に制御される。
【0237】本画像形成装置においては、前記デコーダ
1004に内蔵する画像メモリや、画像生成回路100
7及び情報の中から選択したものを表示するだけでな
く、表示する画像情報に対して、例えば拡大、縮小、回
転、移動、エッジ強調、間引き、補間、色変換、画像の
縦横比変換等を初めとする画像処理や、合成、消去、接
続、入れ換え、嵌め込み等を初めとする画像編集を行う
ことも可能である。また、本実施例の説明では特に触れ
なかったが、上記画像処理や画像編集と同様に、音声情
報に関しても処理や編集を行なうための専用回路を設け
てもよい。
1004に内蔵する画像メモリや、画像生成回路100
7及び情報の中から選択したものを表示するだけでな
く、表示する画像情報に対して、例えば拡大、縮小、回
転、移動、エッジ強調、間引き、補間、色変換、画像の
縦横比変換等を初めとする画像処理や、合成、消去、接
続、入れ換え、嵌め込み等を初めとする画像編集を行う
ことも可能である。また、本実施例の説明では特に触れ
なかったが、上記画像処理や画像編集と同様に、音声情
報に関しても処理や編集を行なうための専用回路を設け
てもよい。
【0238】従って、本画像形成装置は、テレビジョン
放送の表示機器、テレビ会議の端末機器、静止画像及び
動画像を扱う画像編集機器、コンピュータの端末機器、
ワードプロセッサを初めとする事務用端末機器、ゲーム
機などの機能を一台で兼ね備えることが可能で、産業用
あるいは民生用として極めて応用範囲が広い。
放送の表示機器、テレビ会議の端末機器、静止画像及び
動画像を扱う画像編集機器、コンピュータの端末機器、
ワードプロセッサを初めとする事務用端末機器、ゲーム
機などの機能を一台で兼ね備えることが可能で、産業用
あるいは民生用として極めて応用範囲が広い。
【0239】尚、図23は、表面伝導型電子放出素子を
電子ビーム源とする表示パネルを用いた画像形成装置と
する場合の構成の一例を示したに過ぎず、本発明の画像
形成装置がこれのみに限定されるものでないことは言う
までもない。
電子ビーム源とする表示パネルを用いた画像形成装置と
する場合の構成の一例を示したに過ぎず、本発明の画像
形成装置がこれのみに限定されるものでないことは言う
までもない。
【0240】例えば図23の構成要素の内、使用目的上
必要のない機能に関わる回路は省いても差し支えない。
また、これとは逆に、使用目的によっては更に構成要素
を追加してもよい。例えば、本表示装置をテレビ電話機
として応用する場合には、テレビカメラ、音声マイク、
照明機、モデムを含む送受信回路等を構成要素に追加す
るのが好適である。
必要のない機能に関わる回路は省いても差し支えない。
また、これとは逆に、使用目的によっては更に構成要素
を追加してもよい。例えば、本表示装置をテレビ電話機
として応用する場合には、テレビカメラ、音声マイク、
照明機、モデムを含む送受信回路等を構成要素に追加す
るのが好適である。
【0241】本画像形成装置においては、とりわけ表面
伝導型電子放出素子を電子源としているので、デイスプ
レイパネルの薄形化が容易であり、画像形成装置の奥行
きを小さくすることができる。それに加えて、表面伝導
型電子放出素子を電子ビーム源とする表示パネルは大画
面化が容易で輝度が高く視野角特性にも優れるため、画
像形成装置は臨場感にあふれ、迫力に富んだ画像を視認
性良く表示することが可能である。
伝導型電子放出素子を電子源としているので、デイスプ
レイパネルの薄形化が容易であり、画像形成装置の奥行
きを小さくすることができる。それに加えて、表面伝導
型電子放出素子を電子ビーム源とする表示パネルは大画
面化が容易で輝度が高く視野角特性にも優れるため、画
像形成装置は臨場感にあふれ、迫力に富んだ画像を視認
性良く表示することが可能である。
【0242】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子放出
素子は、電子放出用の膜である導電性膜内に形成した高
抵抗領域により、いわゆる下方向電界成分を横方向電界
成分へと振り分けることができるため、電子放出部から
見て高電位側の導電性膜及び素子電極への放出電子の吸
い込みを抑制することができる。このため、放出電流量
が増え電子放出効率を向上することができた。
素子は、電子放出用の膜である導電性膜内に形成した高
抵抗領域により、いわゆる下方向電界成分を横方向電界
成分へと振り分けることができるため、電子放出部から
見て高電位側の導電性膜及び素子電極への放出電子の吸
い込みを抑制することができる。このため、放出電流量
が増え電子放出効率を向上することができた。
【0243】また、多数の電子放出素子を配列形成した
大面積電子源においては、各電子放出素子の電子放出効
率の向上が実現され、上記電子源を用いた画像形成装置
においては、高輝度化と高コントラスト化が成され、画
像品位が大幅に向上した。
大面積電子源においては、各電子放出素子の電子放出効
率の向上が実現され、上記電子源を用いた画像形成装置
においては、高輝度化と高コントラスト化が成され、画
像品位が大幅に向上した。
【0244】以上のように、本発明によれば、カラー画
像に対応可能で、高輝度且つ高コントラストで表示品位
の高い大面積フラットディスプレーが実現される。
像に対応可能で、高輝度且つ高コントラストで表示品位
の高い大面積フラットディスプレーが実現される。
【図1】本発明の電子放出素子の一例である表面伝導型
電子放出素子の一例を模式的に示した平面図及び縦断面
図である。
電子放出素子の一例を模式的に示した平面図及び縦断面
図である。
【図2】本発明の電子放出素子の一例である表面伝導型
電子放出素子の他の例を模式的に示した平面図及び縦断
面図である。
電子放出素子の他の例を模式的に示した平面図及び縦断
面図である。
【図3】本発明の電子放出素子の一例である表面伝導型
電子放出素子の他の例を模式的に示した縦断面図であ
る。
電子放出素子の他の例を模式的に示した縦断面図であ
る。
【図4】本発明の表面伝導型電子放出素子の電子放出部
近傍での放出電子の軌跡を説明するための図である。
近傍での放出電子の軌跡を説明するための図である。
【図5】図1の表面伝導型電子放出素子の製造方法を説
明するための図である。
明するための図である。
【図6】フォーミング波形の例を示す図である。
【図7】本発明の表面伝導型電子放出素子の測定評価系
の一例を示す概略的構成図である。
の一例を示す概略的構成図である。
【図8】本発明の表面伝導型電子放出素子の放出電流−
素子電圧特性(I−V特性)を示す図である。
素子電圧特性(I−V特性)を示す図である。
【図9】単純マトリクス配置の本発明の電子源の概略的
構成図である。
構成図である。
【図10】単純マトリクス配置の電子源を用いた本発明
の画像形成装置に用いる表示パネルの概略的構成図であ
る
の画像形成装置に用いる表示パネルの概略的構成図であ
る
【図11】図10の表示パネルにおける蛍光膜を示す図
である。
である。
【図12】図10の表示パネルを駆動する駆動回路の一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図13】梯型配置の本発明の電子源の概略的平面図で
ある。
ある。
【図14】梯型配置の電子源を用いた本発明の画像形成
装置に用いる表示パネルの概略的構成図である。
装置に用いる表示パネルの概略的構成図である。
【図15】実施例1にて示す表面伝導型電子放出素子を
説明するための平面図である。
説明するための平面図である。
【図16】実施例1にて示す表面伝導型電子放出素子の
製造工程を説明するための断面図である。
製造工程を説明するための断面図である。
【図17】実施例2にて示す表面伝導型電子放出素子を
説明するための平面図である。
説明するための平面図である。
【図18】実施例2にて示す表面伝導型電子放出素子の
製造工程を説明するための断面図である。
製造工程を説明するための断面図である。
【図19】実施例3にて示す単純マトリクス配置の電子
源の部分平面図である。
源の部分平面図である。
【図20】図19におけるA−A’断面図である。
【図21】図19の電子源の製造工程を説明するための
断面図である。
断面図である。
【図22】図19の電子源の製造工程を説明するための
断面図である。
断面図である。
【図23】実施例4にて示す画像形成装置のブロック図
である。
である。
1 基板 2 電子放出部 3,3a,3b 導電性膜 4,5 素子電極 21 段差形成部材 50 素子電流Ifを測定するための電流計 51 電源 52 放出電流Ieを測定するための電流計 53 高圧電源 54 アノード電極 55 真空装置 56 排気ポンプ 102 X方向配線(下配線) 103 Y方向配線(上配線) 104 表面伝導型電子放出素子 105 結線 111 リアプレート 112 支持枠 113 ガラス基板 114 蛍光膜 115 メタルバック 116 フェースプレート 118 外囲器 121 黒色導電材 122 蛍光体 201 表示パネル 202 走査回路 203 制御回路 204 シフトレジスタ 205 ラインメモリ 206 同期信号分離回路 207 変調信号発生器 301 表示パネル 302 グリッド電極 303 開口 304 共通配線 401 層間絶縁層 402 コンタクトホール 403 Cr膜 1001 駆動回路 1002 ディスプレイコントローラ 1003 マルチプレクサ 1004 デコーダ 1005 入出力インターフェース回路 1006 CPU 1007 画像生成回路 1008 画像メモリーインターフェース回路 1009 画像メモリーインターフェース回路 1010 画像メモリーインターフェース回路 1011 画像入力インターフェース回路 1012 TV信号受信回路 1013 TV信号受信回路 1014 入力部
Claims (16)
- 【請求項1】 一対の電極間に、電子放出部を有する導
電性膜を備える電子放出素子において、 該導電性膜の一部もしくは全部が、電子放出時における
該電子放出部の抵抗値に対して0.2倍〜5倍の抵抗値
を有することを特徴とする電子放出素子。 - 【請求項2】 前記一対の電極が同一平面上に形成され
た平面型であることを特徴とする請求項1に記載の電子
放出素子。 - 【請求項3】 前記一対の電極が絶縁層を介して上下に
位置し、該絶縁層の側面に電子放出部を有する導電性膜
が形成された垂直型であることを特徴とする請求項1に
記載の電子放出素子。 - 【請求項4】 前記導電性膜の抵抗値が電子放出部を境
に異なっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
かに記載の電子放出素子。 - 【請求項5】 前記導電性膜の抵抗値が電子放出部を境
に異なっており、そのうち一方の抵抗値が、電子放出時
における該電子放出部の抵抗値の10分の1以下である
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子
放出素子。 - 【請求項6】 前記電子放出素子は、駆動の際、抵抗値
が低い側の導電性膜に電気的に接続している電極が低電
位側となるように電圧が印加されるものであることを特
徴とする請求項4又は5に記載の電子放出素子。 - 【請求項7】 前記一対の電極の内、一方の電極の段差
部近傍にのみ電子放出部が配設されていることを特徴と
する請求項1〜3のいずれかに記載の電子放出素子。 - 【請求項8】 前記電子放出素子は、駆動の際、前記電
子放出部が近傍に配設された側の電極が低電位側となる
ように電圧が印加されるものであることを特徴とする請
求項7に記載の電子放出素子。 - 【請求項9】 前記導電性膜内の抵抗分布が、電子放出
部に近いほど抵抗が高く、電子放出部から遠ざかるほど
抵抗が低くなるように形成されていることを特徴とする
請求項1〜8のいずれかに記載の電子放出素子。 - 【請求項10】 前記一対の電極の間隔が、数μm〜数
十μmであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか
に記載の電子放出素子。 - 【請求項11】 前記電子放出素子は、表面伝導型電子
放出素子である請求項1〜10のいずれかに記載の電子
放出素子。 - 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の電
子放出素子とその駆動手段とを有することを特徴とする
電子源。 - 【請求項13】 前記電子源は、複数の電子放出素子が
並列に結線された素子列を少なくとも1列以上有する電
子源であることを特徴とする請求項12に記載の電子
源。 - 【請求項14】 前記電子源は、複数の電子放出素子が
結線された素子列の複数列がマトリクス配置されている
電子源であることを特徴とする請求項12に記載の電子
源。 - 【請求項15】 請求項12〜14のいずれかに記載の
電子源と、該電子源から放出される電子線の照射により
画像を形成する画像形成部材とを有することを特徴とす
る画像形成装置。 - 【請求項16】 前記画像形成部材が、蛍光体であるこ
とを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19796795A JPH0927267A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | 電子放出素子、電子源及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19796795A JPH0927267A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | 電子放出素子、電子源及び画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0927267A true JPH0927267A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=16383310
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19796795A Pending JPH0927267A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | 電子放出素子、電子源及び画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0927267A (ja) |
-
1995
- 1995-07-12 JP JP19796795A patent/JPH0927267A/ja active Pending
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