JPH0927310A - 密閉型蓄電池 - Google Patents

密閉型蓄電池

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JPH0927310A
JPH0927310A JP7177043A JP17704395A JPH0927310A JP H0927310 A JPH0927310 A JP H0927310A JP 7177043 A JP7177043 A JP 7177043A JP 17704395 A JP17704395 A JP 17704395A JP H0927310 A JPH0927310 A JP H0927310A
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JP
Japan
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safety valve
valve
battery
storage battery
sealed
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JP7177043A
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Yukinobu Yao
幸伸 八尾
Tetsunori Matsuoka
哲則 松岡
Takashi Yonemura
敬 米村
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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    • H01M50/30—Arrangements for facilitating escape of gases
    • H01M50/317—Re-sealable arrangements
    • H—ELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外装缶の破裂を防止し、安全弁が開弁しても
再び使用できる密閉型蓄電池を提供する。 【解決手段】 密閉型蓄電池は、外装缶1の開口部を封
口蓋8で密閉している。安全弁2は、第1安全弁2Aと
第2安全弁2Bを備える。第1安全弁2Aの開弁する作
動圧は、第2安全弁2Bの作動圧よりも低く、第2安全
弁2Bの作動圧は、封口部3が破損する破損圧力よりも
低く設定されている。さらにまた、第1安全弁2Aは電
池内圧の上昇により弁作動後自己復帰し、第2安全弁2
Bは弁作動後に自己復帰しないものである。この構造の
密閉型蓄電池は、電池内圧が異常に上昇すると第1安全
弁2Aが開弁し、第1安全弁2Aが作動しないときに、
さらに電池内圧が上昇すると、第2安全弁2Bが開弁し
て、電池内圧の異常な上昇を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池内圧が異常に
上昇したときに開弁して、電池の破損を防止する安全弁
を内蔵する密閉型蓄電池に関する。
【0002】
【従来の技術】アルカリ蓄電池等の従来の密閉型蓄電池
は、安全弁を内蔵している。安全弁は、電池内部にガス
が発生して、内部の圧力が上昇したときに開弁されて、
電池内部のガスを外装缶の外に放出して、外装缶が破裂
するのを防止する。電池の外装缶は、内圧が異常に上昇
すると、開口部を気密に閉塞している封口部が破損す
る。高圧ガスに起因する封口部の破損は、高圧液体に起
因する破壊に比較して損傷が大きくなる。液体は圧縮性
がないので、極微量を排出して圧力を急激に低下できる
が、ガスは圧縮性があるので、微量を排出しても直ちに
圧力が低下せず、封口部に連続的に圧力が作用して破損
させるからである。
【0003】密閉型の蓄電池は、使用環境によって一時
的に内圧が上昇することがある。たとえば、大電流で放
電したり、あるいは過充電するとガスが発生して、電池
内圧が上昇することがある。このとき、安全弁が作動し
てガスを排出する。電池内圧が正常な値に低下すると、
安全弁は閉弁する。安全弁が閉弁すると、密閉型蓄電池
は再使用できる状態となる。安全弁が開弁したときに、
少量のガスが排出されて、電池性能は多少低下するが、
再使用できる状態に復元する。密閉型の二次電池は、充
電して、繰り返し使用可能であることから、安全弁を作
動後においても自己復帰させて使用可能な構造としてい
る。
【0004】自己復帰する安全弁を内蔵する従来の密閉
型蓄電池の断面構造を図1に示す。この図の密閉型蓄電
池の安全弁2は、電池内圧が上昇すると開弁し、内圧が
低下すると閉弁できるように、弾性を有するバネ6を内
蔵している。バネ6は弁体7を、封口蓋8を構成する電
極プレート8Bの下面にスポット溶接された弁座板8A
の上面に、弾性的に押圧している。弁座板8Aは貫通孔
10があり、この貫通孔10をバネ6で押圧される弁体
7で閉塞して閉弁している。この構造の密閉型蓄電池
は、電池内圧が上昇すると、弁体7が押し上げられて、
弁座板8Aの貫通孔10が開口される。貫通孔10が開
口されると、電池内のガスは、貫通孔10を通過して、
封口蓋8に開口された排気孔(図示せず)を通過して、
電池の外に排出される。電池内圧が低下すると、バネ6
が弁体7を弁座板8Aに押し付けて、貫通孔10を閉塞
し、安全弁2を閉弁する。この図の密閉型蓄電池は、バ
ネ6で弁体7を押圧しているが、バネに代わってゴムで
貫通孔10を閉塞することもできる。ゴムは弁体を使用
することなく、直接に貫通孔を閉塞する構造とすること
もできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図1に示すように、自
己復帰する安全弁を内蔵する密閉型蓄電池は、安全弁作
動後に、弾性により弁体が自己復帰してもとの位置にも
どり、電池内部を密閉状態に保持して、電池として使用
できる特長がある。
【0006】ところが、ゴムの弾性で閉弁する安全弁を
内蔵する密閉型蓄電池は、電池の過大電流によって温度
が上昇して、ゴムが溶融、硬化して弁孔を塞いで正常に
作動しなくなることがある。また、バネを内蔵する安全
弁は、さびの発生により、弁体が正常に作動しなくなる
ことがある。安全弁が正常に作動しなくなった密閉型蓄
電池は、電池内部圧力が上昇したときに、電池の封口部
が破壊されて、内部ガスを電池外に放出する。さらに、
密閉型蓄電池はつねに適正な状況で使用されず、異常な
方法で使用されることがある。このとき、安全弁のガス
排出能力を越えて電池内部圧力が急激に上昇すると、電
池の封口が破損することがある。
【0007】これらの弊害は、機械的に作動する安全弁
の故障を皆無にすれば解消できる。極めて簡単な構造
で、電池内圧が異常に上昇したときに確実に開弁する安
全弁として、外装缶に溝状の肉薄部を設けた密閉型蓄電
池が開発されている(実開平6−38155号公報、実
公平5−4204号公報)。これ等の公報に記載される
密閉型蓄電池は、外装缶の内面、あるいは外面に、安全
弁として溝状の肉薄部を設けている。外装缶の溝状の肉
薄部の部分は破損しやすいので、電池内圧が異常に高く
なったときに、この部分で破損して、ガスを放出でき
る。この構造の安全弁は、構造が極めて簡単であるため
に、確実に作動する特長がある。しかしながら、この構
造の密閉型蓄電池は、安全弁が開弁した後は、電池とし
て使用できなくなる欠点がある。安全弁が自己復帰しな
いからである。このため、この構造の密閉型蓄電池は、
外装缶の破裂を有効に阻止できるが、電池を有効利用で
きない欠点がある。
【0008】本発明は、さらにこの欠点を解決すること
を目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、外
装缶の破裂を有効に防止できると共に、電池内圧が異常
に上昇して安全弁が開弁しても、再び安全弁を閉弁して
電池として有効に使用できる密閉型蓄電池を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の密閉型蓄電池
は、前述の目的を達成するために下記の構成を備える。
密閉型蓄電池は、外装缶1の開口部を封口蓋8で密閉し
ている。外装缶1の開口部は、封口蓋8の外周をガスケ
ットを介してかしめて密閉し、あるいはレーザー溶接し
て密閉している。外装缶1は、電池内圧が異常に上昇し
たときに開弁して内圧上昇を防止する安全弁2を備え
る。
【0010】さらに、本発明の密閉型蓄電池は、安全弁
2を、第1安全弁2Aと第2安全弁2Bで構成する。第
1安全弁2Aの開弁する作動圧は、第2安全弁2Bの作
動圧よりも低く設定されている。さらに、第2安全弁2
Bの作動圧は、封口部3が破損する破損圧力よりも低く
設定されている。さらにまた、第1安全弁2Aは電池内
圧の上昇により弁作動後自己復帰し、第2安全弁2Bは
弁作動後に自己復帰しないものである。この構造の密閉
型蓄電池は、電池内圧が上昇すると第1安全弁2Aが作
動し、第1安全弁2Aに異常が起こり作動しない場合に
は第2安全弁2Bが開弁して電池内圧の上昇を防止す
る。また、第1安全弁2Aのガス排出能力を超える急激
な電池内圧の上昇が生じた場合には、第1安全弁2Aが
作動すると共に、第2安全弁2Bも開弁して電池内圧の
上昇を防止する。
【0011】さらに、本発明の請求項2に記載される密
閉型蓄電池は、第1安全弁2Aを、弾性変形する弾性体
4を内蔵する構造とし、電池内圧の上昇により弁作動す
るものとする。第2安全弁2Bは外装缶1に溝状の肉薄
部5を形成してなり、電池内圧の上昇時に溝状の肉薄部
5が亀裂することで弁作動するものである。
【0012】さらに、本発明の請求項3に記載される密
閉型蓄電池は、金属板をプレス成形して製造された外装
缶1を、非アニール処理の有底筒状とする。この外装缶
1の底面の中央から外れた部分に、第2安全弁2Bを構
成する溝状の肉薄部5を設けていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態
は、本発明の技術思想を具体化するための密閉型蓄電池
を例示するものであって、本発明は密閉型蓄電池を下記
のものに特定しない。
【0014】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施の形態に示される部材に対応す
る番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解
決するための手段の欄」に示される部材に付記してい
る。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形
態の部材に特定するものでは決してない。
【0015】図2ないし図3に示す密閉型蓄電池は、円
筒状のニッケル−カドミウム二次電池で、外装缶1に、
電極体と電解液を充填している。外装缶1は、開口部
を、封口蓋8で気密に閉塞している。図に示す密閉型蓄
電池はニッケル−カドミウム電池であるが、本発明は電
池をニッケル−カドミウム電池に特定しない。密閉型蓄
電池は、たとえば、ニッケル−水素電池やリチウムイオ
ン二次電池等とすることもできる。ニッケル−カドミウ
ム電池である密閉型蓄電池は、電極体の−極を外装缶1
に接続し、+極を封口蓋8に電気接続している。
【0016】外装缶1は、有底円筒状に成形されてい
る。この外装缶1は、開口部に封口蓋8をかしめて固定
して、気密に閉塞している。封口蓋8と外装缶1の間に
は、絶縁ガスケットを挟着している。絶縁ガスケットは
外装缶1と封口蓋8とを電気的に絶縁するとともに、こ
の間のガス漏れを防止している。
【0017】封口蓋8は、弁座板8Aの上面に電極プレ
ート8Bを気密にスポット溶接している。電極プレート
8Bは中央部を上方に突出し、弁座板8Aは中央部を下
方に突出させて、電極プレート8Bと弁座板8Aの間
に、第1安全弁2Aであるバネ6と弁体7とを配設して
いる。電極プレート8Bとバネ6と弁体7と弁座板8A
を分解した状態を図5に示している。弁座板8Aは中心
に貫通孔10を開口している。貫通孔10の外周縁に
は、弁体7を気密に密着させる凸部11を設けている。
弁体7は金属板9の下面にゴム12を積層している。弁
体7が弁座板8Aの貫通孔10を閉塞するために、弁体
7は貫通孔10の上面に、バネ6で弾性的に押圧されて
いる。貫通孔10に押圧される弁体7は、貫通孔10を
気密に閉塞して第1安全弁2Aを閉弁状態に保持する。
バネ6は、第1安全弁2Aに内蔵される弾性変形する弾
性体4であり、下方に向かって巻き径が次第に小さくな
る渦巻状のコイルバネである。
【0018】この構造の第1安全弁2Aは、電池内圧が
設定圧よりも低いときに閉弁状態に保持される。バネ6
が弁体7を弁座板8Aに押し付けて貫通孔10を閉塞し
ているからである。電池内圧が上昇すると、貫通孔10
に作用するガス圧が弁体7を押し上げて開弁する。この
状態になると、電池内のガスは、弁座板8Aの貫通孔1
0と、封口蓋8のガス抜孔13を通過して電池外に放出
される。封口蓋8の電極プレート8Bには、図2に示す
ように、凸部14との境界部分にガス抜孔13を開口し
ている。弁体7が貫通孔10から離れる電池内圧、いい
かえると第1安全弁2Aが開弁する作動圧は、たとえ
ば、ニッケル−カドミウム電池の場合は約20±5kg
/cm2に設定される。第1安全弁2Aの作動圧は、電
池の外装缶1が破裂する圧力に比較して充分に低い圧力
に設定される。
【0019】外装缶1は、鉄板等の金属板をプレスし
て、底のある円筒状、すなわち有底筒状に成形して製造
される。鉄板製の外装缶1は、プレス加工した後に、あ
るいはプレス加工する前工程で、表面にニッケル等のメ
ッキを施している。ただし、外装缶1は、プレス成形の
後に、アニール処理はしない。プレス加工に起因する加
工硬化を有効に利用するためである。金属板は、プレス
加工するときに加工硬化して脆くなる性質がある。とく
に、図3に示すように、金属板を、直径よりも長い有底
筒状にプレス加工すると、金属板が強く引き伸ばされて
加工硬化する。外装缶1の一部が脆くなることは、好ま
しいことではなくて、むしろ欠点である。しかしなが
ら、本発明の密閉型蓄電池は、外装缶1が局部的に加工
硬化し脆くなることを有効に利用して、外装缶1の破裂
を確実に防止する。
【0020】プレス成形された外装缶1を詳細に観察す
ると、加工硬化の程度は、底の中心部よりも底の周縁で
甚だしくなる。金属板をプレス成形するときに、底の中
心部に比較して外周部が強い引張応力を受けるためであ
る。したがって、アニール処理をしていない外装缶1、
すなわち非アニール処理の外装缶1は、底の周縁部が加
工硬化された状態となって脆くなっている。
【0021】図4の底面図に示す外装缶1は、加工硬化
して脆くなっている底面の外周部に第2安全弁2Bを設
けている。第2安全弁2Bは、外装缶1の底面外周部に
設けた溝状の肉薄部5で構成される。溝状の肉薄部5の
第2安全弁2Bは、外装缶1をプレス成形するときに、
一部を薄く押し潰して加工される。プレスされるときに
薄く加工された第2安全弁2Bは、電池内圧が異常に上
昇したときに、破損してガスを放出する。第2安全弁2
Bである溝状の肉薄部5が破損してガスを放出する作動
圧は、第1安全弁2Aの作動圧よりも高く、外装缶1の
開口部を密閉する封口部3が破損する圧力よりも低く設
計される。たとえば、外装缶1の封口部3が約60kg
/cm2で破損するとすれば、第2安全弁2Bの溝状の
肉薄部5は、これよりも低く、第1安全弁2Aの作動圧
である20±5kg/cm2よりも高い圧力で破損する
ように設計される。第2安全弁2Bが開弁する作動圧
は、外装缶1に設ける溝状の肉薄部5の厚さで調整でき
る。外装缶1は、第2安全弁2Bである溝状の肉薄部5
によって局部的に薄くなるが、溝状の肉薄部5を薄くす
ると、第2安全弁2Bの作動圧は低くなる。反対に溝状
の肉薄部5を厚くすると第2安全弁2Bの作動圧を高く
設定できる。
【0022】図4に示す外装缶1は、底面に、X字状の
溝状の肉薄部5を設けて第2安全弁2Bとしている。本
発明の密閉型蓄電池は、第2安全弁2Bの形状を特定し
ない。図6ないし図8は第2安全弁2Bの他の形状を示
している。図6の第2安全弁2Bは、半径方向の長溝に
交差して短い溝状の肉薄部5を設けている。図7と図8
の第2安全弁2Bは、平行に溝状の肉薄部5を設けてい
る。図に示す外装缶1は、外表面に溝状の肉薄部5を設
けて第2安全弁2Bとしている。外装缶1の内面に溝状
の肉薄部5を設けて第2安全弁2Bとすることもでき
る。
【0023】本発明の密閉型蓄電池は、第2安全弁2B
を溝状の肉薄部5に特定しない。図9に示すように、外
装缶1の底面の外周部に点状に肉薄部5を設けて第2安
全弁2Bとすることもできる。この構造の第2安全弁2
Bは、電池内圧が異常に上昇すると、点状の肉薄部5が
破損してガスを放出する。
【0024】
【発明の効果】本発明の請求項1と請求項2の密閉型蓄
電池は、自己復帰型の第1安全弁と、自己復帰しない第
2安全弁とを備え、第2安全弁の作動圧を第1安全弁の
作動圧よりも高く設定している。この構造の密閉型蓄電
池は、電池内圧が上昇した時に、通常は、第1安全弁が
開弁して、電池内圧が異常に上昇するのを防止する。し
かしながら、極めてまれな現象ではあるが、自己復帰型
である第1安全弁は正常に作動しないことがある。第1
安全弁の異常により、弁が作動しない場合、あるいは、
第1安全弁のガス排出能力を越える急激な圧力上昇が起
こった場合においても、本発明の密閉型蓄電池は、第2
安全弁が作動して、電池外に圧力を放出することが可能
である。
【0025】さらに本発明の密閉型蓄電池は、第2安全
弁の作動圧を、第1安全弁の作動圧よりも高く設定して
いるので、一時的な電池内圧の上昇によって、自己復帰
機能をもたない第2安全弁が第1安全弁より先に作動
し、以後電池が使用できなくなることを防止ができる。
【0026】電池内圧が上昇して密閉型蓄電池の封口部
が破損すると、電池内部に収容した部品が電池外に放出
される恐れがある。本発明の密閉型蓄電池は、第1安全
弁が作動しないときに、封口部が破損するよりも低い圧
力で第2安全弁が開弁する。このため、第1安全弁が作
動しないときに、電池内部の部品が破裂して放出される
ことがなく、安心して使用できる特長がある。
【0027】さらに、本発明の請求項3の密閉型蓄電池
は、金属板をプレス加工して外装缶を製造し、プレスさ
れた外装缶をアニール処理していない。このようにして
製造された外装缶の周縁部に第2安全弁を設けている。
プレスして製造された外装缶は、底部の中央部分に比較
して、底部の周辺部分が加工硬化して脆くなる。本発明
の密閉型蓄電池は、プレス加工して脆くなった外装缶の
底部の周辺部に第2安全弁を設けているので、第2安全
弁の開弁作動を確実にできる特長がある。外装缶は、ア
ニール処理して金属内の歪みを除くと、上記の効果がな
くなる。本発明の密閉型蓄電池は、外装缶に特別な処理
をして第2安全弁の部分を脆くするのではない。外装缶
を製造するときに脆くなる性質を有効に利用して、第2
安全弁を確実に作動させる。このため、製造工程を簡素
化して第2安全弁を確実に開弁して、外装缶の破裂を有
効に防止できる特長がある。さらに、本発明の密閉型蓄
電池は、第2安全弁を外装缶底部の周辺部に設けている
が、電池内圧が高くなるときに作用する応力は、中心部
よりもその周辺部に集中しやすい。このため、電池内圧
で第2安全弁をより確実に開弁できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】自己復帰する安全弁を内蔵する従来の密閉型蓄
電池の断面図
【図2】本発明の密閉型蓄電池を示す平面図
【図3】図2に示す密閉型蓄電池のA−A線断面図
【図4】図2に示す密閉型蓄電池の底面図
【図5】図2に示す密閉型蓄電池の電極プレートとバネ
と弁体と弁座板の分解断面図
【図6】本発明の他の実施の形態を示す密閉型蓄電池の
底面図
【図7】本発明の他の実施の形態を示す密閉型蓄電池の
底面図
【図8】本発明の他の実施の形態を示す密閉型蓄電池の
底面図
【図9】本発明の他の実施の形態を示す密閉型蓄電池の
底面図
【符号の説明】
1…外装缶 2…安全弁 2A…第1安全弁 2B
…第2安全弁 3…封口部 4…弾性体 5…肉薄部 6…バネ 7…弁体 8…封口蓋 8A…弁座板 8B
…電極プレート 9…金属板 10…貫通孔 11…凸部 12…ゴム 13…ガス抜孔 14…凸部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を封口蓋(8)で密閉してなる外装
    缶(1)と、この外装缶(1)に設けられて、外装缶(1)の内
    圧が異常に上昇したときに開弁して内圧上昇を防止する
    安全弁(2)とを備える密閉型蓄電池において、 安全弁(2)が第1安全弁(2A)と第2安全弁(2B)とを備
    え、第1安全弁(2A)が開弁する作動圧は、第2安全弁(2
    B)の作動圧よりも低く、かつ第2安全弁(2B)の作動圧
    は、封口部(3)が破損する破損圧力よりも低く設定され
    ており、なおかつ、第1安全弁(2A)は電池内圧の上昇に
    より弁作動後自己復帰するものであり、第2安全弁(2B)
    は弁作動後に自己復帰しないものであることを特徴とす
    る密閉型蓄電池。
  2. 【請求項2】 第1安全弁(2A)は弾性変形する弾性体
    (4)を内蔵し、電池内圧の上昇により弁作動するもので
    あり、 第2安全弁(2B)は外装缶(1)に肉薄部(5)を形成してな
    り、電池内圧の上昇時に肉薄部(5)が亀裂することで弁
    作動するものである請求項1に記載の密閉型蓄電池。
  3. 【請求項3】 金属板をプレス成形して製造された外装
    缶(1)が、非アニール処理の有底筒状で、外装缶(1)の底
    面の中央から外れた部分に第2安全弁(2B)を構成する肉
    薄部(5)が設けられてなることを特徴とする請求項2に
    記載の密閉型蓄電池。
JP7177043A 1995-07-13 1995-07-13 密閉型蓄電池 Pending JPH0927310A (ja)

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